JPH10255042A - 点パターン正規化方法及び装置 - Google Patents

点パターン正規化方法及び装置

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JPH10255042A
JPH10255042A JP5576397A JP5576397A JPH10255042A JP H10255042 A JPH10255042 A JP H10255042A JP 5576397 A JP5576397 A JP 5576397A JP 5576397 A JP5576397 A JP 5576397A JP H10255042 A JPH10255042 A JP H10255042A
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JP
Japan
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pattern
input pattern
point
affine transformation
likelihood
Prior art date
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Application number
JP5576397A
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English (en)
Inventor
Toru Wakahara
徹 若原
Kazumi Odaka
和己 小高
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点パターン間の任意のアフィン変換で表現さ
れる広範囲の変位・変形を扱い、該変位・変形を吸収す
るために入力パターンにアフィン変換操作を施して整形
入力パターンを生成する安定、かつ、高能率な点パター
ン正規化技術を提供する。 【解決手段】 光学的読取手段で取得された2次元平面
上の点集合で表わされる入力パターンと標準パターンの
間で、入力パターンをアフィン変換して整形入力パター
ンを生成し、標準パターンが発生する確率場における尤
度が最大となるような整形入力パターンを生成し、この
整形入力パターンを点パターン正規化結果として出力す
る点パターン正規化方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機によるパタ
ーン認識の分野において、認識処理に先だって入力パタ
ーンに含まれる多様な変位・変形を吸収するためにパタ
ーンを整形するための点パターン正規化方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、点パターン正規化技術には、点パ
ターンが属するカテゴリーが、文字認識における個々の
文字種のように、明確に定義できる場合には、大別し
て、 (1)カテゴリー独立型 (2)カテゴリー依存型 という2種類のアプローチがある。
【0003】前者は、入力パターンがいかなるカテゴリ
ーに属するかに関わらずに整形処埋を行う。代表的な技
術としては、位置及び大きさの正規化処埋がある。これ
には、点パターンの重心を原点に移動してから重心周り
の2次モーメントが一定値になるようにパターン全体を
一様に伸縮するもの、点パターンの外接矩形の中心を原
点に移動してから外接矩形が一定の大きさの正方形にな
るようにパターンを縦横それぞれ伸縮するもの、等があ
る。
【0004】また、傾きの正規化処埋として、点パター
ンの主軸が一定方向になるようにパターン全体を回転す
るものがある。これらは線形の正規化処埋である。さら
に、点パターンの水平軸及び垂直軸への投影による点分
布ヒストグラムを求めてそれらがそれぞれ一様になるよ
うに水平方向及び垂直方向にパターンを非線形に伸縮す
る、等の非線形正規化技術も報告されている(例えば、
S.-W.Lee and J.-S. Park, “Nonlinear Shape Normali
zation Methods for the Recognition of Large-Set Ha
ndwritten Characters,” Pattern Recognition, vol.2
7, no.9, pp.895-902,1994.を参照のこと)。
【0005】しかし、これらはカテゴリー独立に処埋す
るため、カテゴリー間の形状の相違が失われる危険があ
る。文字パターンを例に取ると、大きさの正規化処埋で
は「。」と「○」の区別が無くなる。また、傾きの正規
化処埋では「三」と「川」の区別ができなくなる。非線
形正規化処理は、主に縦横方向の直線群から成るパター
ンについて線間隔を均一化する効果があるため、平仮名
のような曲線を含むパターンでは不合理な整形が生じ
る。こうした難点はカテゴリー独立型では本質的に対処
不能であった。
【0006】一方、後者は、入力パターンが属するカテ
ゴリーを仮定して、当該カテゴリーの標準パターンに近
づくように入力パターンを整形処理する。代表的な技術
としては、入力パターンに含まれるアフィン変換成分
(回転・伸縮・せん断・平行移動)を吸収するため、標
準パターンと整形入力パターン間での最隣接点間距離の
和が最小となるようなアフィン変換成分を重み付き最小
2乗法により決定し、該アフィン変換成分を用いて整形
を行う手法(特願平8−139680)が提案された。
【0007】しかし、標準パターンとして該カテゴリー
の点パターンの各構成点の平均位置情報のみを用いたた
め、各構成点の位置ゆらぎに関する統計的あるいは確率
的な情報が活用されていなかった。このため、該カテゴ
リーにおける変形の確率分布を反映しない不自然な整形
処理が生じる危険があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、入
力パターンに含まれる変位・変形を認識処理に先立ち吸
収する点パターン正規化技術として、カテゴリー独立に
位置、大きさ、傾きや線間隔を画一化する手法と入力パ
ターンの属するカテゴリーを仮定して該カテゴリーの標
準パターンに近づくように整形処理を行う手法とが考え
られてきた。
【0009】しかし、それぞれに問題点が残り、広範囲
の変位・変形を扱え、かつ不自然あるいは不合理な整形
処理を生じない点パターン正規化技術は提案されるに至
っていない。
【0010】本発明の目的は、点パターン間の任意のア
フィン変換(回転・伸縮・せん断・平行移動)で表現さ
れる広範囲の変位・変形を扱い、カテゴリー毎に当該カ
テゴリーの標準パターンが発生する確率場における尤度
が最大となるような入力パターンに対するアフィン変換
成分を決定し、該アフィン変換成分を用いて合理的な整
形入力パターンを生成する安定、かつ、高能率な点パタ
ーン正規化技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその目的及び新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかに
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0013】(1)光学的読取手段で取得された2次元
平面上の点集合で表わされる入力パターン(S)と標準
パターン(R)の間で、入力パターン(S)をアフィン
変換して整形入力パターン(S’)を生成し、標準パタ
ーン(R)が発生する確率場における尤度が最大となる
ような整形入力パターン(S’)を生成し、この整形入
力パターン(S’)を点パターン正規化結果として出力
する点パターン正規化方法である。
【0014】(2)前記(1)に記載の点パターン正規
化方法において、前記入力パターンと前記標準パターン
の各構成点の間での点間距離に基づく重み係数を算出
し、前記重み係数を用いた連立一次方程式の反復法によ
り前記尤度が最大となるアフィン変換成分を決定するこ
とを特徴とするものである。
【0015】(3)光学的読取手段で取得された2次元
平面上の点集合で表わされる入力パターン(S)と標準
パターン(R)をそれぞれ構成点の位置ベクトルの集合
(S={si}:1≦i≦m及びR={rj}:1≦j≦
n)として格納しておく記憶装置と、前記入力パターン
(S)の各点をアフィン変換(Asi+b:Aは2行2
列の行列で位置ベクトルの回転・伸縮・せん断を表わ
す、bは2次元ベクトルで平行移動を表わす)するアフ
ィン変換手段と、前記標準パターン(R)が発生する確
率場における尤度を最大とするような整形入力パターン
(S’)を生成する入力パターン整形手段を備えた点パ
ターン正規化装置であって、前記入力パターン(S)と
標準パターン(R)の各構成点の間で点間距離(‖si
−rj‖:1≦i≦m,1≦j≦n)に基づくガウス関
数型重み係数を算出する点間重み係数算出手段と、前記
標準パターン(R)が発生する確率場における尤度を最
大とするような最適なアフィン変換成分(A,b)を反
復法で決定するための前記重み係数を用いた連立一次方
程式を生成するアフィン変換成分連立一次方程式生成手
段と、前記連立一次方程式を解き、アフィン変換成分を
決定するアフィン変換成分決定手段と、前記決定された
アフィン変換成分を用いて入力パターン(S)の各点
(si:1≦i≦m)をアフィン変換(Asi+b)して
整形入力パターン(S’)を生成する整形入力パターン
生成手段と、標準パターン(R)が発生する確率場にお
ける整形入力パターン(S’)の尤度L1及び整形前の
入力パターン(S)の尤度L0を算出する尤度算出手段
と、前記尤度L1とL0を比較してL1がL0から増加して
いない場合には整形入力パターン(S’)を最終的な正
規化結果として出力し、一方L1がL0から増加している
場合には整形入力パターン(S’)を改めて入力パター
ン(S)と見なして前記点間重み係数算出手段へ再び入
力し、前記アフィン変換操作による整形処理を反復させ
る収束判定手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】すなわち、本発明の点パターン正規化方法
は、2次元平面上の点集合で表わされる入力パターン
(S)と標準パターン(R)の間で、入力パ夕ーン
(S)にアフィン変換を施して整形入力パターン
(S’)を生成する正規化操作を導入し、標準パターン
(R)が発生する確率場における尤度が最大となるよう
な整形入力パターン(S’)を生成することにより、整
形入力パターン(S’)を点パターン正規化結果として
出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態の点パターン正
規化装置の概略機能構成を示すブロック構成図である。
なお、全式において、太字の斜体で表記されている
i,rj,b及び0はベクトルである。
【0019】本実施形態の点パターン正規化装置は、計
算機によるパターン認識に用いられるものであり、図1
に示すように、入力パターン構成点格納部1、標準パタ
ーン構成点格納部2、点間重み係数算出部3、アフィン
変換成分連立一次方程式生成部4、アフィン変換成分決
定部5、整形入力パターン生成部6、尤度算出部7、及
び収束判定部8で構成されている。
【0020】以下、各部の機能について具体的に説明す
る。
【0021】入力パターン構成点格納部1は、2次元平
面上の点集合で表わされる入力パターンSを構成する各
点の位置ベクトルの集合S={s1,s2,…,si
…,sm}が格納される。ここで、siはSの第i点の位
置ベクトルを表わし、X及びY座標値が格納される。但
し、点の順序づけは任意である。mはSの総点数を表わ
す。
【0022】標準パターン構成点格納部2は、同じく2
次元平面上の点集合で表わされる標準パターンRを構成
する各点の位置ベクトルの集合R={r1,r2,…,r
j,…,rn}が格納される。ここで、rjはRの第j点
の位置ベクトルを表わし、X及びY座標値が格納され
る。但し、点の順序づけは任意である。nはRの総点数
を表わす。
【0023】点間重み係数算出部3は、入力パターンS
と標準パターンRの各構成点の間での点間距離‖si
j‖に基づくガウス関数型重み係数ωijを数1の式に
より算出する。但し、θはガウス関数の拡がりを制御す
る正値パラメータである。また、‖・‖はベクトルのユ
ークリッドノルムを表わす。
【0024】
【数1】 ωij=C・exp[−‖si−rj2/(2θ2)] (1≦i≦m,1≦j≦n) …(1) 但し、C=1/(2πθ2)は正規化因子を表わす。
【0025】式(1)により算出された点間重み係数の
ωijはアフィン変換成分連立一次方程式生成部4ヘ送出
される。
【0026】アフィン変換成分連立一次方程式生成部4
は、標準パターンRの各構成点の位置ゆらぎが2次元正
規分布に従うとして発生した確率場を導入し、該確率場
における尤度を最大にするような整形入力パターンを生
成するアフィン変換成分A,bを反復法で決定するため
の連立一次方程式を生成する。ここで、Aは2行2列の
行列で位置ベクトルの回転・伸縮・せん断操作を表わ
し、bは位置ベクトルの平行移動を表わし、入力パター
ンSを構成する各点si(1≦i≦m)はAsi+bに変
換される。
【0027】まず、標準パターンRの各構成点の位置ゆ
らぎが2次元正規分布に従うとした際の点sにおける確
率場P(s)を数2の式で定義して導入する。但し、2
次元正規分布の拡がりパラメータは式(1)と同一の値
θとする。
【0028】
【数2】 P(s)=(C/n)Σjexp[−‖s−rj2/(2θ2)] …(2) ここで、Σjはj=1,2,3,…,nに関する和を表
わす。従って、入力パターンSの各点siをアフィン変
換成分A,bで変換した点Asi+bの確率密度は、数
3で与えられる。
【0029】
【数3】 Pi=(C/n)Σjexp[−‖Asi+b−rj2/(2θ2)] (1≦i≦m)…(3) 入力パターンSに該アフィン変換を施した際の全構成点
に対する結合確率密度Pは数4の式となる。
【0030】
【数4】
【0031】但し、Пiはi=1,2,3,…,mに関
する積を表わす。さらに、尤度Lは数4の式のPの対数
で定義する。但し、Σiはi=1,2,3,…,mに関
する和を表わす。
【0032】
【数5】 L=lnP=ΣilnPi =Σiln[Σjexp[−‖Asi+b−rj2/(2θ2)]]+(定数) …(5) 次に、前記数5の式の尤度Lを最大にする最適なアフィ
ン変換成分A,bを決定する手順を説明する。尤度Lを
最大化するアフィン変換成分は、数5の式のLをA、b
の各成分で偏微分した値が零になるという必要条件から
決定される。これより、数6及び数7の式からなる未知
のアフィン変換成分A,bに関する6元連立方程式が得
られる。
【0033】
【数6】
【0034】
【数7】
【0035】但し、Oは2行2列の零行列、0は2次元
の零ベクトル、tはベクトルの転置を表わす。しかし、
数6及び数7の式はA,bに関して非線形の方程式であ
り容易には解けない。そこで、数6及び数7の式に現わ
れる指数関数部でAsi+bをsiに置き換えることを行
い、数8及び数9の式に示すようなアフィン変換成分
A,bに関する6元連立一次方程式を生成する。
【0036】
【数8】
【0037】
【数9】
【0038】これにより、非線形の数6及び数7の式を
直接解かずに、後述するように線形の前記数8及び数9
の式を再帰的に解く反復法により最適なアフィン変換成
分を決定することになる。前記数8及び数9の式により
生成されたアフィン変換成分連立一次方程式はアフィン
変換成分決定部5へ送出される。
【0039】アフィン変換成分決定部5は、アフィン変
換成分連立一次方程式生成部4から送出された連立一次
方程式の数8及び数9の式を公知の数値解法、例えば、
ガウスの消去法(岩波講座 応用数学「線形計算」第1
章、岩波書店、1994を参照のこと)、により解いて
入力パターンSに対するアフィン変換成分A,bを決定
する。こうして得られたA,bは整形入力パターン生成
部6へ送出される。
【0040】整形入力パターン生成部6は、アフィン変
換成分決定部5から送出されたA,bを用いて入力パタ
ーンSの各点siを数10の式によりs’iに整形する。
【0041】
【数10】 s'i=Asi+b(1≦i≦m) …(10) 前記数10の式により整形入力パターンS’={s'1
s'2,…,s'i,…,s'm}が生成され、S’は尤度算
出部7へ送出される。
【0042】尤度算出部7は、尤度を定義した数5の式
に基づき、標準パターンRの確率場(数2の式参照)に
おける整形入力パターンS’の尤度L1を数11の式に
より算出する。
【0043】
【数11】 L1=Σiln[Σjexp[−‖s'i−rj2/(2θ2)]] …(11) 同様に、アフィン変換前の入力パターンSの尤度L0
数12の式により算出する。
【0044】
【数12】 L0=Σiln[Σjexp[−‖si−rj2/(2θ2)]] …(12) これらアフィン変換操作による整形処理前後での尤度の
値L1及びL0は収束判定部8へ送出される。
【0045】収束判定部8は、尤度算出部7から送出さ
れた2つの尤度L1とL0を比較し、L1がL0から増加し
ていない場合には整形入力パターンS’を最終的な点パ
ターン正規化結果として出力する。
【0046】一方、L1がL0から増加している場合には
整形入力パターンS’を改めて入力パターンSと見なし
て点間重み係数算出部3へ送出し、該アフィン変換操作
による整形後の尤度L1が整形前の尤度L0から増加しな
くなるまでこの操作を反復する。こうして尤度L1が単
調に増加し、収束した時点で整形入力パターンS’を点
パターン正規化結果として出力し動作を完了する。
【0047】図2は2次元平面上の手書き文字パターン
「永」を例に、(a)は正規化前の入力パターンを多数
サンプルに重ねたもの、(b)は正規北後の整形入力パ
ターンを同様に重ねたものを示す。但し、○,◎,●は
それぞれ全サンプルの12.5%未満、12.5%以上2
5.0%末満、25.0%以上が重なった点を表わす。
【0048】図2より、(a)に示すように、自由手書
きによる多様な変形のために重なりの悪かった入力パタ
ーン群が、本発明による点パターン正規化により(b)
に示すように重なりが大きく向上していることがわか
る。
【0049】以上、本発明を実施形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるもの
ではなく、要旨を変更しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでない。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0051】本発明によれば、任意のアフィン変換成分
(回転・伸縮・せん断・平行移動)を含む入力パターン
に対して、該アフィン変換成分を連立一次方程式を用い
た反復法により決定し、該アフィン変換成分を用いて整
形した整形入力パターンを出力することにより、実用的
な処理量で安定かつ高能率な点パターン正規化を行うこ
とが可能である。
【0052】特に、カテゴリー毎に標準パターンの各構
成点の位置ゆらぎが2次元正規分布に従うとして発生し
た確率場を導入し、該確率場における最尤推定により該
アフィン変換成分を決定するため、変形の確率分布を考
慮した合理的かつ汎用的な点パターン正規化がはかれ
る。
【0053】このように、広くパターン認識の分野で認
識処理に先立って行う合理的なパターン正規化が2つの
点集合間でのアフィン変換成分の吸収である以上、本発
明は点パターン間での該アフィン変換成分の最尤推定に
よる安定かつ高能率な整形処理を可能とする汎用的な点
パターン正規化方法及び装置を提供することができる。
【0054】これにより、文字・図形認識の分野のよう
に、カテゴリー毎に多数サンプルを用いて標準パターン
を作成でき、当該標準パターンの確率場が安定に発生で
きる場合に入力パターンに含まれるアフィン変換成分の
吸収に適用されると利点が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の点パターン正規化装置の
機能構成を示すブロック構成図である。
【図2】本実施形態のアフィン変換操作による点パター
ン正規化の動作を説明するための具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…入力パターン構成点格納部、2…標準パターン構成
点格納部,3…点間重み係数算出部、4…アフィン変換
成分連立一次方程式生成部、5…アフィン変換成分決定
部、6…整形入力パターン生成部、7…尤度算出部、8
…収束判定部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的読取手段で取得された2次元平面
    上の点集合で表わされる入力パターンと標準パターンの
    間で、入力パターンをアフィン変換して整形入力パター
    ンを生成し、標準パターンが発生する確率場における尤
    度が最大となるような整形入力パターンを生成し、この
    整形入力パターンを点パターン正規化結果として出力す
    ることを特徴とする点パターン正規化方法。
  2. 【請求項2】 前記入力パターンと前記標準パターンの
    各構成点の間での点間距離に基づく重み係数を算出し、
    前記重み係数を用いた連立一次方程式の反復法により前
    記尤度が最大となるアフィン変換成分を決定することを
    特徴とする請求項1に記載の点パターン正規化方法。
  3. 【請求項3】 光学的読取手段で取得された2次元平面
    上の点集合で表わされる入力パターンと標準パターンを
    それぞれ構成点の位置ベクトルの集合として格納してお
    く記憶装置と、前記入力パターンの各点をアフィン変換
    するアフィン変換手段と、前記標準パターンが発生する
    確率場における尤度を最大とするような整形入力パター
    ンを生成する入力パターン整形手段を備えた点パターン
    正規化装置であって、前記入力パターンと標準パターン
    の各構成点の間で点間距離に基づく重み係数を算出する
    点間重み係数算出手段と、前記標準パターンが発生する
    確率場における尤度を最大とするような最適なアフィン
    変換成分を反復法で決定するための前記重み係数を用い
    た連立一次方程式を生成するアフィン変換成分連立一次
    方程式生成手段と、前記連立一次方程式を解き、アフィ
    ン変換成分を決定するアフィン変換成分決定手段と、前
    記決定されたアフィン変換成分を用いて入力パターンの
    各点をアフィン変換して整形入力パターンを生成する整
    形入力パターン生成手段と、標準パターンが発生する確
    率場における整形入力パターンの尤度L1及び整形前の
    入力パターンの尤度L0を算出する尤度算出手段と、前
    記尤度L1とL0を比較してL1がL0から増加していない
    場合には整形入力パターンを最終的な正規化結果として
    出力し、一方L1がL0から増加している場合には整形入
    力パターンを改めて入力パターンと見なして前記点間重
    み係数算出手段へ再び入力し、前記アフィン変換操作に
    よる整形処理を反復させる収束判定手段とを備えたこと
    を特徴とする点パターン正規化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6658149B1 (en) 1999-01-07 2003-12-02 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Scheme for identifying gray-scale image

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6658149B1 (en) 1999-01-07 2003-12-02 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Scheme for identifying gray-scale image

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