JPH10253001A - 排熱回収ボイラ - Google Patents

排熱回収ボイラ

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Publication number
JPH10253001A
JPH10253001A JP6037497A JP6037497A JPH10253001A JP H10253001 A JPH10253001 A JP H10253001A JP 6037497 A JP6037497 A JP 6037497A JP 6037497 A JP6037497 A JP 6037497A JP H10253001 A JPH10253001 A JP H10253001A
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JP
Japan
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drum
pressure
low
casing
evaporator
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Application number
JP6037497A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kotaka
生男 高鷹
Shigeyuki Iriki
重行 入木
Hiroshi Yoshizaki
弘師 吉崎
Atsuo Kawahara
淳夫 河原
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムからの缶水が降水管、蒸発管を経て水
と蒸気の2相流となってドラムに戻る循環系統、さらに
はドラムから過熱器に至る蒸気系統の構造を簡略化し
て、安全性および経済性を向上させた排熱回収ボイラを
提供すること。 【解決手段】 排熱回収ボイラのケーシング8’内にガ
ス流れ横断面に1列以上、ガス流れ方向に複数段の蒸発
器19が設けられ、各蒸発器19の出口ヘッダ19bか
らそれぞれ間隔をおいて複数本ずつの蒸発器上昇管19
cが設けられ、蒸発器上昇管19cを接続する集合上昇
管20を複数本設けて、該複数本の集合上昇管20がケ
ーシング8’を貫通させてドラム17と接続させる。ま
た、節炭器16からドラム17への連結管を、前記上昇
管19cに接続してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排熱回収ボイラに係
り、特に、ドラム下まわりの管の配置を簡素化し、安全
性、経済性を向上させた排熱回収ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排熱回収ボイラとして、ガスター
ビンとのコンバインドサイクルに適用した例を、図9な
いし図15を使用して説明する。図9はコンバインドサ
イクル全体を説明する図であり、排熱回収ボイラが使用
されている。排熱回収ボイラには、図9で示した高圧と
低圧からなる二重圧のものの他に、単圧のものと、高
圧、中圧および低圧からなる三重圧のものが一般に使用
されているが、従来技術の説明においては、このうち低
圧部を代表例として説明している。また、図10ないし
図15は図9の排熱回収ボイラの部分図である。
【0003】まず、図9に示されるようにコンバインド
サイクルにおいて、発電機12に対して蒸気タービン1
1とガスタービン5が同軸上に配置されている。このう
ちガスタービン5では、大気より吸入した空気を空気ダ
クト1から空気圧縮機3に導き、該空気圧縮機3で圧縮
した空気を燃焼器4に導く。該燃焼器4には燃料ガスが
燃料配管2から供給され、前記圧縮した空気により燃料
ガスを燃焼させる。次に、燃焼によって発生した高温、
高圧ガスをガスタービン5に導く。前記高温、高圧ガス
はガスタービン5内で膨張し、ガスタービン5の回転軸
を回し、発電機12によって電力が発生する。尚、ガス
タービン5のはね部の内部には焼損を防止するために冷
却用空気が流通している。
【0004】前記ガスタービン5で仕事をした排ガス
は、なおも約600℃と高温であり、ディフューザ6を
経て広がりダクト7から排熱回収ボイラに導入される。
排熱回収ボイラのケーシング8内にはガス上流側から高
圧過熱器32、高圧蒸発器29、低圧過熱器22、高圧
節炭器40、低圧蒸発器19および低圧節炭器16など
の伝熱管群が配置されている。
【0005】また、排熱回収ボイラのケーシング8外に
は高圧ドラム27と低圧ドラム17が設けられており、
前記伝熱管群との間を連絡管などの配管が、板、梁およ
び柱などの密閉された枠体構造となるケーシング8を貫
通することにより接続している。
【0006】また、排熱回収ボイラは、そのケーシング
8内部を高温のガスが流れるため、ケーシング8の内部
または外部の全面に保温材が施工された断熱構造になっ
ている。
【0007】このような構成からなる排熱回収ボイラに
おいては、前記広がりダクト7から導入された高温のガ
スは、前記伝熱管の管外を通過する間に、管内を流通す
る水または蒸気により熱吸収されて温度が低下した後、
絞りダクト9を経て最終的には煙突10より排出され
る。
【0008】次に、前記低圧節炭器16への給水は、低
圧給水ポンプ14により給水配管15を経て行われる。
前記低圧節炭器16に供給された給水は、図10に示す
ように低圧節炭器伝熱管16a、低圧節炭器出口ヘッダ
16bおよび低圧節炭器連絡管35内を、高温のガスと
の熱吸収により昇温されながら流通し、低圧節炭器16
の中でガス流れ方向の最前列に置かれたパネルの低圧節
炭器出口ヘッダ16bから、低圧給水連絡管34により
低圧ドラム17に供給され、該低圧ドラム17の下部に
接続された降水管18により低圧蒸発器19に供給され
る。また、低圧節炭器16で昇温された給水は高圧給水
ポンプ24により高圧給水管25を経由して高圧節炭器
40に送られる。
【0009】低圧蒸発器19は多数の蒸発管群からなっ
ており、高温のガスとの熱吸収により各管群で発生した
蒸気は、水と蒸気の2相流となって多数の低圧蒸発器上
昇管19cにより低圧ドラム17に戻され、汽水分離さ
れる。汽水分離によって分離された水は再び降水管18
に供給され、一方、蒸気は飽和蒸気となって複数の低圧
蒸気連絡管21により低圧過熱器22に供給され、過熱
蒸気となって前記低圧主蒸気管23から前記蒸気タービ
ン11に供給される。
【0010】また、高圧蒸発器29から高圧ドラム27
に流入する蒸気は汽水分離され、汽水分離によって分離
された高圧水は高圧降水管28に供給され、再度高圧蒸
発器29に送られる。高圧ドラム27内の蒸気は高圧蒸
気連絡管31から高圧過熱器32でさらに加熱され、高
圧主蒸気管33を経て蒸気タービン11に供給される。
【0011】さらに、該蒸気タービン11で仕事をした
蒸気は復水器13に導入され、凝縮して水となり、再び
低圧給水ポンプ14から給水配管15を経て低圧節炭器
16に供給される。
【0012】次に、図10ないし図13を使用して、従
来の排熱回収ボイラの低圧ドラム17廻りの連絡管の配
置および低圧蒸発器19の構造を説明する。このうち図
10および図11は低圧ドラム17廻りの連絡管の配置
を説明する側断面図および平面図であり、図12(a)
および図13は低圧蒸発器19の構造を説明する側断面
図および低圧蒸発器19のガス流れ方向から見た図であ
る。
【0013】まず、図12(a)に示すように、低圧ド
ラム17の下部に配置された降水管18(図示していな
いが、通常は2本ある)は低圧蒸発器連絡管19dを介
して、低圧蒸発器19を構成する多数の蒸発管19aか
らなる管群のそれぞれの低圧蒸発器入口ヘッダ19eに
連絡されており、低圧ドラム17からの缶水は降水管1
8を下降して、低圧蒸発器連絡管19dを経て低圧蒸発
器入口ヘッダ19eからそれぞれの蒸発管19aの管群
に流入する。
【0014】各蒸発管群は、ガス流れ方向に2段または
3段の複数段に配置された低圧蒸発器伝熱管19aがガ
ス流れ横断方向に隣接して配置された低圧蒸発器入口ヘ
ッダ19eおよび低圧蒸発器出口ヘッダ19bによって
集合して構成されたパネル構造になっており、このうち
低圧蒸発器伝熱管19aには熱吸収の効率を良くするた
めにフィン付き管が使用されている。
【0015】ここで、図12に示すように、低圧蒸発器
19を構成する多数の蒸発管群においては、ガス流れの
上流側から順次、ガスからの熱吸収が行われるため、上
流側が高温で下流側が低温となるガス温度勾配が生じる
ことになる(図12(b)参照)。
【0016】このため、上流側に配置される蒸発管群ほ
ど蒸発量が大きくなり、低圧ドラム17内の缶水との比
重差が大きくなるが、これに対して、下流側に配置され
る蒸発管群では蒸発量が少なくなり、缶水との比重差が
小さくなる。これにより、低圧ドラム17からの缶水
が、降水管18、低圧蒸発器連絡管19dを経て低圧蒸
発器19で蒸気を発生して蒸気と水との2相流となっ
て、低圧ドラム17へ循環される流量が、上流側に設け
られた蒸発管群に集中し、下流側に設けられた蒸発管群
ではほとんど流れないといった問題が生じることにな
る。
【0017】従来は、この問題を解消するために、上流
側の蒸発管群ほど管内部の流体の流動抵抗をつけるよう
な構造が採用されており、例えば、図13に示すよう
に、低圧蒸発器連絡管19dの本数を最上段の蒸発管群
の1本から最下段の蒸発管群の4本までガス流れ方向の
蒸発管群順に順次増加した構成や、低圧蒸発器連絡管1
9dの管の内径を上流段の連絡管から順に小さいものか
らガス流れ方向の蒸発管群順に順次大きいものとした構
成が採用されていた。従って、それらに伴って、低圧蒸
発器入口ヘッダ19eの構造は、蒸発管群毎に異なる構
造を採る必要があったりと複雑化していた。
【0018】また、図10の側面図に示すように、各低
圧蒸発器出口ヘッダ19bからの2本の低圧蒸発器上昇
管19cはケーシング8をそれぞれ貫通した後に、低圧
ドラム17の側面に接続されるが、ケーシング8の貫通
部から低圧ドラム17までの間の配管部分において、ケ
ーシング8内部と低圧蒸発器上昇管19cとの熱伸び差
を吸収する必要があることから、ケーシング8の低圧蒸
発器上昇管19cの貫通部において、図5に示すような
エクスパンション構造が採られる。図5において保温材
51、52、53が充填されており、プレート54と止
め具55によって支持されている。また、図示していな
いが、低圧蒸発器上昇管19cには熱伸び差が吸収でき
るだけのループ構造が採られる。
【0019】しかしながら、各蒸発管群はガス流れ方向
の狭い設置スペースに集中して設けられており、隣接す
る蒸発管群からの低圧蒸発器上昇管19cの貫通部が干
渉しないようにするために、従来は図11の平面図に示
すように、隣接する蒸発管群からの低圧蒸発器上昇管1
9cの低圧蒸発器出口ヘッダ19bからの取り出し位置
を、それぞれ干渉しないように配置する構造を採る必要
があり、低圧蒸発器上昇管19cのケーシング8の貫通
部から低圧ドラム17までの配管部分は非常に複雑な構
造となっていた。
【0020】次に、図14の側面図と図15の平面図を
使用して、従来の排熱回収ボイラの低圧ドラム17内部
の構造を説明する。図14に示すように、低圧ドラム1
7内には、内部装置としてサイクロン60、汽水混合室
61およびスクラバ37などが設けられており、このう
ちサイクロン60は汽水混合室61との間は連通すると
共に、サポート63によりサイクロン60は汽水混合室
61に支持されている。上昇管19cからの2相流は、
汽水混合室61に流入され、該汽水混合室61と連通し
て設けられたサイクロン60により一次の汽水分離が行
われ、分離された水は缶水となって降水管18に流入
し、蒸気はスクラバ37で完全に汽水分離されて低圧蒸
気連絡管21に流入する。
【0021】ここで、前記汽水混合室61およびサイク
ロン60はドラム17内において、低圧蒸発器19が配
置される一方の側面に集中して配置されるが、多数のサ
イクロン60が必要となるため、図15に示すように隣
接するサイクロン60が干渉しないようにドラム17の
半径方向にずらして配置されている。しかしながら、ド
ラム17内にはメンテナンス上、検査員が入るスペース
が必要であり、その高さを確保するためにはドラムサイ
ズを大型化する必要があった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の排熱回収ボ
イラは、構造を簡略化することで、安全性および経済性
を向上させる点での配慮が少なく、構造の複雑化に伴
い、安全性や経済性の面での問題があった。
【0023】すなわち、例えば図12(a)に示すよう
に低圧系において、低圧ドラム17の缶水が、低圧ドラ
ム17下部から降水管18、低圧蒸気連絡管19d、低
圧蒸発器入口ヘッダ19e、低圧蒸発管19a、低圧蒸
発器出口ヘッダ19bおよび上昇管19cを通り、水と
蒸気の2相流となって低圧ドラム17を循環するのに、
図13に示すようにガス流れ方向最上流段から最下流段
までの各蒸発管群ごとに循環経路が形成される構成とな
っていた。このため、各蒸発管群での蒸発量の差に基づ
く各循環経路の循環流量の差が生じ、蒸発効率の低下
や、循環不良から蒸発管が破損するといった問題があっ
た。また、これを防止するためには、蒸発管群ごとの流
体の流動抵抗をほぼ一定する構造差を設ける必要があ
り、製作面での困難性が増加していた。
【0024】また、図13に示すように、多数の蒸発管
群ごとの低圧蒸発器出口ヘッダ19bからは、2本づつ
の上昇管19cがそれぞれケーシング8を貫通した後、
低圧ドラム17の側面に接続される構成となっており、
ケーシング8の貫通部には、熱伸び差を吸収するための
装置が上昇管19c毎に必要となり、製作面での困難性
が増加していた。
【0025】ここで、前記ケーシング8の保温に関し
て、従来の内側を保温する内部保温型のものとケーシン
グ8の外側を保温する外部保温型のものとを比較する
と、内部保温型に対して外部保温型では、熱膨張差の吸
収構造が簡素化できることから、据え付けが比較的容易
となる。しかしながら、高温によるケーシング8の損傷
が大きいといった欠点がある。しかしいずれにしても、
ケーシング8の貫通部と低圧ドラム17との間には、熱
伸び差を吸収するためのループ構造や装置が上昇管19
c毎に必要であり、製作面での困難性が増加する。
【0026】また、低圧ドラム17においてもドラム側
面の一方から多数の上昇管19cが接続されており、そ
れに対応して設けられる内部装置が一方の側面側に集中
するために、内部装置が複雑化すると共に、検査スペー
スを確保するのにドラムサイズを大型化するなど経済性
の面でも問題があった。
【0027】本発明の課題は、ドラムからの缶水が降水
管、蒸発管を経て水と蒸気の2相流となってドラムに戻
る循環系統、さらにはドラムから過熱器に至る蒸気系統
の構造を簡略化して、安全性および経済性を向上させた
排熱回収ボイラを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、排
ガス流路となるケーシング内に配置された過熱器、蒸発
器および節炭器と、ケーシング外に配置された前記蒸発
器および節炭器で加熱された流体を一時的に貯留する一
以上のドラムと、前記過熱器、蒸発器および節炭器とド
ラムとを接続する流体流路用の連絡管を備えた排熱回収
ボイラにおいて、蒸発器からドラムへの流体流路となる
連絡管をケーシング内で集合させた集合上昇管を設け、
該集合上昇管をドラムに接続するための貫通部をケーシ
ングに設けた排熱回収ボイラである。
【0029】前記集合上昇管をドラムに接続するための
貫通部をドラム中心軸直下のケーシングに設け、この貫
通部をドラムからの降水管用のケーシング貫通部と兼用
とするかまたは該降水管用のケーシング貫通部に隣接し
て設けることでケーシングの貫通部の構造を簡素化でき
る。
【0030】また、蒸発器からドラムへの流体流路とな
る連絡管をケーシング内で集合させた集合上昇管を設
け、該集合上昇管をドラムに接続するための貫通部を排
ガス流路の最下流段の蒸発器近傍のケーシングに設ける
と、蒸発量の多いガス流れ方向上流側の流体と蒸発量の
少ない下流側の流体とが混合して、最下流段の蒸発器に
おいても流体の上昇流量を確保することができる。
【0031】また、ドラムから過熱器への流体流路とな
る連絡管を過熱器に接続するための貫通部をドラム中心
軸直下のケーシングに設けることでもケーシングの貫通
部の構造を簡素化でき、ケーシング外部の配管用に必要
な部材が不要となり、ケーシング外部の天井部での作業
空間が確保できる。
【0032】蒸発器からドラムへの流体流路となる連絡
管をケーシング内で集合させた集合上昇管に節炭器から
ドラムへの流体流路となる連絡管を接続するか、または
節炭器からドラムへの流体流路となる連絡管をドラムに
接続するための貫通部をドラム中心軸直下のケーシング
に設けることでも、ケーシング貫通部の簡素化などが可
能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下説明する。排熱回収ボイラのケーシング内には、ガス
流れ横断方向に1以上、ガス流れ方向に複数段の蒸発器
パネルが設けられ、各蒸発器の出口ヘッダからは、それ
ぞれ間隔をおいて複数本ずつの蒸発器上昇管が設けられ
ているが、本発明では、該蒸発器上昇管を接続する集合
上昇管を複数本設け、該複数本の集合上昇管がケーシン
グを貫通した後、ドラムと接続するようにした。
【0034】従来は全段の蒸発器パネルの循環力を調整
するために、各段の蒸発器パネルを上流の段ほど流動抵
抗を付与する構成にする必要があり、特に、入口側で各
段で異なる蒸発器パネル形状となっていたが、本発明に
おいては、前記蒸発器上昇管を出口側で集合する集合上
昇管を設け、該集合上昇管を経由してドラムへ内部流体
を循環する経路とは別に、蒸発器パネル間を循環可能な
経路を設けたことによって、蒸発器パネルからの循環力
を調節することができると共に、蒸発器パネル間での内
部循環ができるようにしたので、従来のような蒸発器パ
ネル形状での調節が必要なくなる。
【0035】この場合、蒸発器出口ヘッダにおける蒸発
器上昇管の接続位置も、全段で同一位置とすれば、ガス
流れ横断方向に蒸発器上昇管の列ができるので、前記集
合上昇管をガス流れ方向の各段の蒸発器上昇管と接続す
るように構成すれば、集合上昇管の据え付けが簡素化で
きると共に全段の蒸発器パネルとの接続により、全段の
蒸発器パネルからの循環力を調節することができるの
で、蒸発器パネルの形状を全段で同一にすることもで
き、製作面での経済性も向上する。
【0036】また、エクスパンション構造により複雑と
なるケーシングの貫通部の数を大幅に減少でき、ケーシ
ング構造が簡素化できる。また、ドラム下まわりの配管
数が減少できることから、配置の簡素化並びに、熱伸び
差の吸収を考慮した配管サポート、スプリングハンガー
および付帯設備などが減少でき、据え付け面での簡素化
ができる。また、作業スペースの確保ができ、安全性が
図れる。
【0037】また、降水管、蒸発器および集合上昇管内
の流体は、水と蒸気との相変化が起きているが、流体温
度としては同一温度であることから、前記集合上昇管を
ドラム下部においてケーシングを貫通させる場合に、そ
の貫通部を降水管用の貫通部と兼用とするかまたは降水
管貫通部の横並びの位置に設けることにより、貫通部構
造を簡素化することができる。この場合、前記集合上昇
管の数量は、例えば、従来の1/4と少量であり、これ
によってドラム下部への集中配置が可能となる。
【0038】前記ドラム下部への集中配置により、円筒
状のドラム内の内部装置をドラム両側壁面側に振り分け
て配置できるので、ドラム中央部の最大高さの部位(最
大直径部位)が検査スペースとして使用でき、ドラムを
コンパクトにすることができる。
【0039】また、ドラムから過熱器への蒸気連絡管に
ついても、ドラム下部を貫通させた後、ドラム下部での
ケーシング貫通部を降水管と共通の貫通部とするかまた
は、横並びの位置に設けることにより、ケーシング貫通
部構造を簡素化することができる。この場合、前記蒸気
連絡管はドラム内にある複数の気液分離装置の中の最終
気液分離装置(スクラバ)の気体滞留部内からドラム下
部を貫通させて設ける。
【0040】また、節炭器からの給水連絡管について
も、ケーシング内を降水管と横並びの位置近傍まで配管
し、さらにケーシング貫通部を降水管と共通の貫通部と
するかまたは、横並びの位置で貫通させることにより、
ケーシング貫通部構造を簡素化することができる。ま
た、この場合、前記節炭器からの給水連絡管を集合上昇
管に接続することで、ケーシングとの貫通部をなくすこ
ともできる。
【0041】
【実施例】図1ないし図6を用いて本発明の一実施例の
コンバインドサイクルに用いる排熱回収ボイラの説明を
する。図1はコンバインドサイクル全体を説明する図で
あり、このコンバイドサイクルに本実施例の排熱回収ボ
イラが使用されている。排熱回収ボイラには図1で示し
た高圧部と低圧部からなる二重圧のものの他に、単圧の
ものと、高圧部、中圧部および低圧部からなる三重圧の
ものが一般に使用されているが、本実施例においても、
このうち、低圧部を代表例として説明している。また、
図2ないし図6は図1の排熱回収ボイラの部分図であ
る。
【0042】本実施例の説明においては、冗長となるの
を避けるために、従来技術と同様の部分は同一符号を用
いて示し、その説明を省いている。コンバインドサイク
ルの構成、排熱回収ボイラのガス流れ方向の伝熱管群の
配置、ドラムの配置および保温構造は前記従来技術のも
のと同じである。
【0043】図1において、低圧蒸発器19とケーシン
グ8’の間に、低圧蒸発器19からの低圧蒸発器上昇管
19cが接続される低圧集合上昇管20が設けられてお
り、該低圧集合連絡管20はケーシング8’を低圧ドラ
ム17の下部において貫通して低圧ドラム17の下部に
接続されている。また、前記低圧集合上昇管20には、
低圧節炭器16からの低圧給水連絡管34が接続されて
いる。
【0044】また、図3に示すように低圧蒸気連絡管2
1が低圧ドラム17内のスクラバ37および低圧ドラム
17下部を貫通した後、ケーシング8’を低圧ドラム1
7の下部において貫通して、低圧過熱器ヘッダ22bに
接続されている。
【0045】また、図1に示すように高圧側では高圧蒸
発器29とケーシング8’の間に、高圧蒸発器29から
の上昇管が接続される高圧集合上昇管30が設けられて
おり、該高圧集合上昇管30はケーシング8’を貫通し
て高圧ドラム27の下部に接続されている。また、高圧
節炭器40からの高圧給水連絡管26が高圧ドラム27
の下部からケーシング8’を貫通して高圧ドラム27に
接続されている。また、高圧ドラム27の下部から高圧
蒸気連絡管31が接続されている。
【0046】このうち、低圧側を代表して説明する。図
2のケーシング8’内をボイラの縦断面方向から見て、
さらにケーシング8’外の低圧ドラム17を側面から見
た図および図3のボイラ縦断面方向から見た図に示すよ
うに、ケーシング8’内には、低圧蒸発器19のパネル
がガス流れに直交する方向に2パネル並べて設けられて
おり、さらにガス流れ方向に複数段が設けられている。
各低圧蒸発器出口ヘッダ19bからはそれぞれ間隔をお
いて2本づつの低圧蒸発器上昇管19cが設けられてお
り、ガス流れ横断方向に低圧蒸発器上昇管19cが4列
形成される。各列の低圧蒸発器上昇管19cは、それぞ
れ4本の低圧集合上昇管20に接続され、低圧ドラム1
7の下部でケーシング8’を貫通した後、低圧ドラム1
7下部に間隔をもって接続される。
【0047】また、同じく、低圧節炭器16のパネルが
ガス流れ方向に複数段設けられており、最終の低圧節炭
器出口ヘッダ16bからの低圧給水連絡管34が、ケー
シング8’で前記低圧集合上昇管20に接続されてい
る。
【0048】また、低圧過熱器22のパネルがガス流れ
方向に図示していないが複数段設けられており、低圧ド
ラム17からの低圧蒸気連絡管21が低圧ドラム17の
下部でケーシング8’を貫通した後、前記低圧過熱器2
2に接続されている。
【0049】前記本実施例によれば、低圧ドラム17か
ら缶水は、降水管18を経てそれぞれ複数段の低圧蒸発
器19に供給され、排ガスからの熱吸収により水と蒸気
の2相流となる。この場合、各段の低圧蒸発器19では
図4に示すように、ガス流れ上流段の蒸発器19ほど排
ガスと内部流体との温度差が大きいため、多量の熱吸収
が行われ、発生する蒸気量も多くなる。しかしながら、
各段の低圧蒸発器19から低圧蒸発器上昇管19cを集
合する低圧集合上昇管20を設けており、該低圧集合上
昇管20内では、それぞれの蒸発器19内で発生した蒸
気の一部が凝縮し、2相流のうち、飽和温度に達してい
ない水の昇温に使用され、各段の蒸発器19を循環する
流体の循環力が調節された後、該低圧集合上昇管20か
ら低圧ドラム17に循環する。
【0050】ここで、前記低圧集合上昇管20の後流側
には、低圧給水連絡管34が接続され(図1参照)低圧
節炭器16からの給水が供給されているため、低圧集合
上昇管20の後流側の管内流体の温度は給水の飽和温度
との差、すなわちアプローチ温度が大きくなる。従っ
て、この場合、最後段の低圧蒸発器19における排ガス
温度と管内流体温度との差、すなわちピンチポイントが
小さい場合には、最後段の低圧蒸発器19の管内流体に
おいて、低圧集合上昇管20から低圧蒸発器上昇管19
cを経ての下降流となり、伝熱管19a、入口ヘッダ1
9eを経て降水管18内に逆流することになるが、この
場合でも、降水管18内に逆流した後の流体は、缶水と
合流し、蒸発量の多い上流側の段の蒸発管19へ供給さ
れ、さらに低圧集合上昇管20を経て低圧ドラム17へ
循環する循環流が形成されることになり、低圧蒸発管1
9内での循環は確保できる。
【0051】ただし、この場合、図4(b)に示すよう
に低圧蒸発器19での上流段側と下流段側での管の温度
差が高くなることから、特に、最後段の低圧蒸発器19
の低圧蒸発器上昇管19cには、熱伸び差を吸収するた
めのループ構造を採る必要がある。
【0052】これにより、最後段の低圧蒸発器19のパ
ネルにおいても十分な循環流量を得ることができるの
で、図4(a)に示すように各段の低圧蒸発器19のパ
ネル形状を同一とすることができ、製作面での経済性が
従来品より向上する。
【0053】また、前記本実施例によれば、低圧蒸発器
上昇管19cを低圧集合上昇管20に集合して低圧ドラ
ム17下部に接続し、また、前記低圧集合上昇管20に
は、低圧給水連絡管34を接続し(図1参照)、さらに
低圧ドラム17下部から低圧蒸気連絡管21を低圧過熱
器ヘッダ22bに接続したので、図5に示すようなケー
シング8の貫通部の構造体の設置数を大幅に減少するこ
とができ、ケーシング8の構造を簡素化できる。また、
ケーシング8外部の配管に必要となるサポート、スプリ
ングハンガーおよび架構類が不要となるので、ケーシン
グ8の外部の天井面での作業空間が確保でき、例えば、
定期的に必要なドラム17などの内部装置の点検分解時
の部品仮置場とすることができるなどの有効活用が行え
る。
【0054】また、前記本実施例によれば、前記低圧蒸
発器出口ヘッダ19bからの低圧蒸発器上昇管19cの
接続位置を全部の低圧蒸発器出口ヘッダ19bにおいて
同じ位置としているので、前記低圧集合上昇管20の形
状も全く同じにすることができる。また、ガス流れ方向
に平行に配置することでケーシング8内の配管構造を簡
単にすることができ、製作コスト的に有利であると共
に、据えつけ作業を簡素化することができる。
【0055】また、前記本実施例によれば、図6に示す
ように、低圧ドラム17下部において、降水管の他に低
圧集合上昇管20と低圧蒸気連絡管21を接続している
ので、ドラム17内の内部装置である汽水混合室61お
よびサイクロン60をドラム17内の両側面側に設ける
ことができるので、サポート構造などが簡素化できると
共に、ドラム17の中央部を検査員の入る作業空間部と
して確保できるので、ドラムサイズのコンパクト化が可
能である。
【0056】本発明の他の実施例を図7を使用して説明
する。先の実施例と異なるのは、低圧節炭器16からの
低圧給水連絡管34を前記低圧集合上昇管20に接続せ
ず、低圧ドラム17下部からケーシング8’を貫通して
低圧ドラム17に直接接続したことであり、これによっ
て、低圧ドラム17下部でのケーシング8’の貫通部の
数は増加するが、前記低圧集合上昇管20後流側でのア
プローチ温度の差が大きくならないので、最後段低圧蒸
発器19からの低圧蒸発器上昇管19cに、熱伸び差を
吸収するためのループ構造を採る必要がなく、配管構造
が簡素化できる。
【0057】また、本発明の他の実施例を図8を使用し
て説明する。先の実施例と異なるのは、前記低圧集合上
昇管20のケーシング8’からの低圧ドラム17への出
口側として、低圧ドラム17下部のケーシング8’では
なく、後流側の低圧蒸発器19の上方でケーシング8’
を貫通させて低圧集合上昇管20を低圧ドラム17側面
に接続したことである。これによって、ケーシング8’
から低圧ドラム17側面への配管が必要となるが、蒸発
量の多い上流側の流体と蒸発量の少ない後流側の流体と
が混合して、最後流側段の低圧蒸発器19においても上
昇流量を確保できる利点がある。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、ドラムからの缶水が降
水管、蒸発器を経て水と蒸気の2相流となってドラムに
戻る循環系統、さらにはドラムから過熱器に至る蒸気系
統の構造を簡略化できる。特に、蒸発水管パネル、上昇
管などの形状を同一にできることと、ケーシング貫通部
を少なくして、ケーシング上面の配管、サポート、スプ
リングハンガおよび架構類を最小限にできることによ
り、安全性および経済性に優れた排熱回収ボイラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラが使
用されるコンバインドサイクルの全体を説明する図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラを説
明するための部分正面図である。
【図3】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラを説
明するための部分側面図である。
【図4】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラを説
明するための部分側面図である。
【図5】 本発明の一実施例または従来例となる排熱回
収ボイラにおけるケーシング貫通部のエクスパンション
構造を説明するための側断面図である。
【図6】 本発明の一実施例または従来例とる排熱回収
ボイラにおける低圧ドラム内の構造を説明するための断
面図である。
【図7】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラを説
明するたの部分側面図である。
【図8】 本発明の一実施例となる排熱回収ボイラを説
明するための部分側面図である。
【図9】 従来例となる排熱回収ボイラが使用されるコ
ンバインドサイクルの全体を説明する図である。
【図10】 従来例となる排熱回収ボイラを説明するた
めの部分側面図である。
【図11】 従来例となる排熱回収ボイラを説明するた
めの部分平面図である。
【図12】 従来例となる排熱回収ボイラを説明するた
めの部分側面図である。
【図13】 従来例となる排熱回収ボイラを説明するた
めの部分側面図である。
【図14】 従来例となる排熱回収ボイラにおける低圧
ドラム内の構造を説明するための断面図である。
【図15】 従来例となる排熱回収ボイラにおける低圧
ドラム内の構造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 空気ダクト 3 空気圧縮機 4 燃焼器 5 ガスタービン 6 ディフューザ 7 ダクト 8 ケーシング 9 絞りダクト 10 煙突 11 蒸気タービン 12 発電機 13 復水器 14 低圧給水ポンプ 15 給水配管 16 低圧節炭器 16a 低圧節炭器伝
熱管 16b 低圧節炭器出口ヘッダ 17 低圧ドラム 18 降水管 19 低圧蒸発器 19a 蒸発管 19b 低圧蒸発器出
口ヘッダ 19c 低圧蒸発器上昇管 19d 低圧蒸発器連
絡管 19e 低圧蒸発器入口ヘッダ 21 低圧蒸気連絡管 22 低圧過熱器 23 低圧主蒸気管 27 高圧ドラム 29 高圧蒸発器 32 高圧過熱器 34 低圧給水連絡管 35 低圧節炭器連絡管 37 スクラバ 40 高圧節炭器 51、52、53 保
温材 54 プレート 55 止め具 60 サイクロン 61 汽水混合室 63 サポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河原 淳夫 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス流路となるケーシング内に配置さ
    れた過熱器、蒸発器および節炭器と、ケーシング外に配
    置された前記蒸発器および節炭器で加熱された流体を一
    時的に貯留する一以上のドラムと、前記過熱器、蒸発器
    および節炭器とドラムとを接続する流体流路用の連絡管
    を備えた排熱回収ボイラにおいて、 蒸発器からドラムへの流体流路となる連絡管をケーシン
    グ内で集合させた集合上昇管を設け、該集合上昇管をド
    ラムに接続するための貫通部をケーシングに設けたこと
    を特徴とする排熱回収ボイラ。
  2. 【請求項2】 蒸発器からドラムへの流体流路となる連
    絡管をケーシング内で集合させた集合上昇管を設け、該
    集合上昇管をドラムに接続するための貫通部をドラム中
    心軸直下のケーシングに設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の排熱回収ボイラ。
  3. 【請求項3】 蒸発器からドラムへの流体流路となる連
    絡管をケーシング内で集合させた集合上昇管を設け、該
    集合上昇管をドラムに接続するための貫通部を排ガス流
    路の最下流段の蒸発器近傍のケーシングに設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の排熱回収ボイラ。
  4. 【請求項4】 ドラムから過熱器への流体流路となる連
    絡管を過熱器に接続するための貫通部をドラム中心軸直
    下のケーシングに設けたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の排熱回収ボイラ。
  5. 【請求項5】 蒸発器からドラムへの流体流路となる連
    絡管をケーシング内で集合させた集合上昇管に節炭器か
    らドラムへの流体流路となる連絡管を接続したことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の排熱回収
    ボイラ。
  6. 【請求項6】 節炭器からドラムへの流体流路となる連
    絡管を、ドラムに接続するための貫通部をドラム中心軸
    直下のケーシングに設けたことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載の排熱回収ボイラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103939875A (zh) * 2014-05-23 2014-07-23 山东电力建设第三工程公司 一种立式余热锅炉模块吊装施工方法
CN104359093A (zh) * 2014-10-30 2015-02-18 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种太阳能直接蒸汽产生系统
CN107289501A (zh) * 2017-08-08 2017-10-24 合肥恒暖暖通设备有限公司 一种墙围暖气片
CN113804006A (zh) * 2021-09-17 2021-12-17 华泰永创(北京)科技股份有限公司 一种焦炉烟道余热回收系统

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CN103939875B (zh) * 2014-05-23 2016-02-24 山东电力建设第三工程公司 一种立式余热锅炉模块吊装施工方法
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