JPH10247125A - 電源切替制御装置 - Google Patents
電源切替制御装置Info
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- JPH10247125A JPH10247125A JP9050090A JP5009097A JPH10247125A JP H10247125 A JPH10247125 A JP H10247125A JP 9050090 A JP9050090 A JP 9050090A JP 5009097 A JP5009097 A JP 5009097A JP H10247125 A JPH10247125 A JP H10247125A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定電圧源、バックアップ電源、及び両者の出
力電位の大小関係に応じて選択的に電源電圧の供給源を
切り替える制御手段を有する電源切替制御装置におい
て、使用者による不測の操作等に対しても的確な動作モ
ードへの遷移を制御する。 【解決手段】 定電圧電源101の電源立上げ時など
に、電位検出部103による検出結果が所定電位以下で
ある場合に第1の電圧供給モード(スリープモード)を
設定し、所定時間ごとに当該電位検出を更に所定回数行
なわせ、これら全ての検出電位が前記所定電位以下であ
る場合に、前記第1の電圧供給モードよりも消費電力が
低い第2の電圧供給モード(ストップモード)に移行さ
せて、電源切替えを完了させる。
力電位の大小関係に応じて選択的に電源電圧の供給源を
切り替える制御手段を有する電源切替制御装置におい
て、使用者による不測の操作等に対しても的確な動作モ
ードへの遷移を制御する。 【解決手段】 定電圧電源101の電源立上げ時など
に、電位検出部103による検出結果が所定電位以下で
ある場合に第1の電圧供給モード(スリープモード)を
設定し、所定時間ごとに当該電位検出を更に所定回数行
なわせ、これら全ての検出電位が前記所定電位以下であ
る場合に、前記第1の電圧供給モードよりも消費電力が
低い第2の電圧供給モード(ストップモード)に移行さ
せて、電源切替えを完了させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タやオーディオ機器等に内蔵され、定電圧源とバックア
ップ電源の出力電位の大小関係に応じて電源電圧の供給
源を選択的に切り替える電源切替制御装置に関する。詳
しくは、電源プラグの短時間での連続的な抜き差しとい
った使用者による不測の操作等があっても、電圧供給モ
ードを含むバックアップ電源の完全な切替えを的確に行
なうことができるバックアップ電源の切替制御に関す
る。
タやオーディオ機器等に内蔵され、定電圧源とバックア
ップ電源の出力電位の大小関係に応じて電源電圧の供給
源を選択的に切り替える電源切替制御装置に関する。詳
しくは、電源プラグの短時間での連続的な抜き差しとい
った使用者による不測の操作等があっても、電圧供給モ
ードを含むバックアップ電源の完全な切替えを的確に行
なうことができるバックアップ電源の切替制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ等の処理装置にお
いては、半導体揮発性メモリが多用されており、これら
処理装置の多くは、処理装置の動作中にメモリへの電源
電圧供給を商用電源によって行っている。
いては、半導体揮発性メモリが多用されており、これら
処理装置の多くは、処理装置の動作中にメモリへの電源
電圧供給を商用電源によって行っている。
【0003】また、商用電源の停電時における揮発性メ
モリの保持データの消失を防止する、或いは、例えばシ
ステムデータや制御パラメータといった一部のデータは
電源オフ時でも常時保持すべきことから、処理装置内
に、上記商用電源のから電源電圧の供給を受ける定電圧
源のほかに、バックアップ電源を備えている。商用電源
の停電時、または処理装置の携帯時などにおける商用電
源からの電源供給の停止時に、少なくとも揮発性メモリ
に対してバックアップ電源からの電源電圧を供給し、揮
発性メモリのデータ保持を行なっている。
モリの保持データの消失を防止する、或いは、例えばシ
ステムデータや制御パラメータといった一部のデータは
電源オフ時でも常時保持すべきことから、処理装置内
に、上記商用電源のから電源電圧の供給を受ける定電圧
源のほかに、バックアップ電源を備えている。商用電源
の停電時、または処理装置の携帯時などにおける商用電
源からの電源供給の停止時に、少なくとも揮発性メモリ
に対してバックアップ電源からの電源電圧を供給し、揮
発性メモリのデータ保持を行なっている。
【0004】このような、商用電源から所定の直流電圧
を生成する定電圧源と電池等のバックアップ電源とを備
える処理装置は、定電圧電源の出力電位とバックアップ
電源の出力電位との何れか高い電位を揮発性メモリの電
源電圧として用いている。具体的には、例えば、定電圧
源からの電源電圧とバックアップ電源からの電源電圧を
ダイオード論理和回路を介して揮発性メモリに印加する
ように構成されている。
を生成する定電圧源と電池等のバックアップ電源とを備
える処理装置は、定電圧電源の出力電位とバックアップ
電源の出力電位との何れか高い電位を揮発性メモリの電
源電圧として用いている。具体的には、例えば、定電圧
源からの電源電圧とバックアップ電源からの電源電圧を
ダイオード論理和回路を介して揮発性メモリに印加する
ように構成されている。
【0005】このバックアップ電源は、容量に限度のあ
る電池等が用いられることが多く、電池寿命を極力延ば
し長期間にわたって電池交換の必要を無くす必要があ
る。このため、バックアップ電源への切替え時には、処
理装置内の揮発性メモリ以外の部分に対しての動作クロ
ック信号の供給を停止したり、低周波数の動作クロック
信号に変更するなどして低消費電力な電圧供給モードに
移行させ、バックアップ電源の電力消費を極力抑えるよ
うにしている。
る電池等が用いられることが多く、電池寿命を極力延ば
し長期間にわたって電池交換の必要を無くす必要があ
る。このため、バックアップ電源への切替え時には、処
理装置内の揮発性メモリ以外の部分に対しての動作クロ
ック信号の供給を停止したり、低周波数の動作クロック
信号に変更するなどして低消費電力な電圧供給モードに
移行させ、バックアップ電源の電力消費を極力抑えるよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の処理装置におい
ては、定電圧源を駆動するための商用電源の電圧供給が
されなくなったことを処理装置が検出した場合には、上
記理由から、この電源切替制御への他の処理の割込みを
禁止して低消費電力の電圧供給モード(ストップモー
ド)に移行させ、バックアップ電源による揮発性メモリ
内のデータ保持のみ行なうようにしている。
ては、定電圧源を駆動するための商用電源の電圧供給が
されなくなったことを処理装置が検出した場合には、上
記理由から、この電源切替制御への他の処理の割込みを
禁止して低消費電力の電圧供給モード(ストップモー
ド)に移行させ、バックアップ電源による揮発性メモリ
内のデータ保持のみ行なうようにしている。
【0007】しかしながら、従来の処理装置では、使用
者による不測の操作、例えばプラグの連続的な抜き差し
による商用電源への接続/遮断が連続的になされ、その
直後に定電圧源から処理装置への電源供給を行おうとす
る場合には、図7(a)に示すように、定電圧源の出力
は、通常の電源立上げよりも長い時間にわたって不安定
となっている。この場合、図7(b)に示すように、従
来の電源立上げ時のリセット処理後、通常の電源立上げ
において電位レベルが安定するまでの間に、定電圧源の
出力電位の検出が行われる。この電位検出結果が“L”
レベルであるとストップモードに移行するので、その
後、定電圧源の出力電圧が安定して5V近くの高い電位
になったとしても、処理装置はストップモードのままで
ある(図7(c),(d)参照)。つまり、電源電圧は
商用電源から供給される状態であるにもかかわらず、動
作モードがバックアップ電源側から商用電源側に切り替
わらない。このため、通常の動作モードに戻して処理装
置による処理を実行したい場合には、商用電源のプラグ
を一度抜き差しして、もう一度電源立上げ時のリセット
処理を繰り返さなければならず、操作性が悪いという不
利益があった。
者による不測の操作、例えばプラグの連続的な抜き差し
による商用電源への接続/遮断が連続的になされ、その
直後に定電圧源から処理装置への電源供給を行おうとす
る場合には、図7(a)に示すように、定電圧源の出力
は、通常の電源立上げよりも長い時間にわたって不安定
となっている。この場合、図7(b)に示すように、従
来の電源立上げ時のリセット処理後、通常の電源立上げ
において電位レベルが安定するまでの間に、定電圧源の
出力電位の検出が行われる。この電位検出結果が“L”
レベルであるとストップモードに移行するので、その
後、定電圧源の出力電圧が安定して5V近くの高い電位
になったとしても、処理装置はストップモードのままで
ある(図7(c),(d)参照)。つまり、電源電圧は
商用電源から供給される状態であるにもかかわらず、動
作モードがバックアップ電源側から商用電源側に切り替
わらない。このため、通常の動作モードに戻して処理装
置による処理を実行したい場合には、商用電源のプラグ
を一度抜き差しして、もう一度電源立上げ時のリセット
処理を繰り返さなければならず、操作性が悪いという不
利益があった。
【0008】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされ
たものであって、定電圧源およびバックアップ電源を備
え、両者の出力電位の大小関係に応じて選択的に電源電
圧の供給源を切り替える際に、使用者による不測の操作
等に対しても的確でスムーズな動作モードの遷移を可能
とし、操作性に優れたバックアップ電源の切替制御装置
を提供することを目的とする。
たものであって、定電圧源およびバックアップ電源を備
え、両者の出力電位の大小関係に応じて選択的に電源電
圧の供給源を切り替える際に、使用者による不測の操作
等に対しても的確でスムーズな動作モードの遷移を可能
とし、操作性に優れたバックアップ電源の切替制御装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電源切替制御装置は、外部電源から電源電
圧の供給を受けて一定電圧を生成する定電圧源と、少な
くとも2つの電圧供給モードの何れかによって一定電圧
を供給するバックアップ電源と、前記定電圧源の出力電
位を検出する電位検出手段と、前記電位検出手段からの
検出結果にもとづいて前記定電圧源とバックアップ電源
との間で電源電圧の供給源を切り替える制御手段と、を
有する電源切替制御装置であって、前記制御手段は、前
記電位検出手段による複数の検出結果によって前記定電
圧源の出力電位が所定電位に達していないことが少なく
とも2回続けて判断されるときは、前記バックアップ電
源の電圧供給モードのうち最も低消費電力な電圧供給モ
ードを設定する。具体的に、前記制御手段は、前記電位
検出手段の検出結果にもとづいて、前記定電圧源の出力
電位が所定電位に達していないと判断されるときは第1
の電圧供給モードを設定し、所定時間ごとに当該電位検
出手段による電位検出を更に所定回数行なわせ、最初に
所定電位以下の電位が検出されたとき以後の全ての検出
電位が前記所定電位以下である場合に、前記バックアッ
プ電源の電圧供給モードを前記第1の電圧供給モードよ
り消費電力が低い第2の電圧供給モードに移行させる。
に、本発明の電源切替制御装置は、外部電源から電源電
圧の供給を受けて一定電圧を生成する定電圧源と、少な
くとも2つの電圧供給モードの何れかによって一定電圧
を供給するバックアップ電源と、前記定電圧源の出力電
位を検出する電位検出手段と、前記電位検出手段からの
検出結果にもとづいて前記定電圧源とバックアップ電源
との間で電源電圧の供給源を切り替える制御手段と、を
有する電源切替制御装置であって、前記制御手段は、前
記電位検出手段による複数の検出結果によって前記定電
圧源の出力電位が所定電位に達していないことが少なく
とも2回続けて判断されるときは、前記バックアップ電
源の電圧供給モードのうち最も低消費電力な電圧供給モ
ードを設定する。具体的に、前記制御手段は、前記電位
検出手段の検出結果にもとづいて、前記定電圧源の出力
電位が所定電位に達していないと判断されるときは第1
の電圧供給モードを設定し、所定時間ごとに当該電位検
出手段による電位検出を更に所定回数行なわせ、最初に
所定電位以下の電位が検出されたとき以後の全ての検出
電位が前記所定電位以下である場合に、前記バックアッ
プ電源の電圧供給モードを前記第1の電圧供給モードよ
り消費電力が低い第2の電圧供給モードに移行させる。
【0010】本発明の電源切替制御装置では、電源の立
ち上げ時、すなわち電源電圧の供給源が外部電源側に切
り替えられ、最初に検出された定電圧源の出力電位が所
定電位より低いと判断されると、電源電圧の供給源が外
部電源側からバックアップ電源に切り替えられ、バック
アップ電源の電圧供給モードが第1の電圧供給モードに
移行する。その後、所定時間ごとに電位検出が行なわれ
るが、この電位検出が終了するまでのトータルの時間
を、使用者の不規則な操作によっても当該出力電位が安
定するのに十分な時間に設定することができる。この複
数回の電位検出の結果が全て所定電位以下の場合に限
り、より消費電力が低いバックアップ電源の第2の電圧
供給モードに移行させる。一方、例えば電源プラグの抜
き差しが全くされない、或いは一度の抜き差し程度等の
場合は、この電位検出の途中で所定電位より高い出力電
位が検出されるので、その時点で通常の動作モードに移
行する。
ち上げ時、すなわち電源電圧の供給源が外部電源側に切
り替えられ、最初に検出された定電圧源の出力電位が所
定電位より低いと判断されると、電源電圧の供給源が外
部電源側からバックアップ電源に切り替えられ、バック
アップ電源の電圧供給モードが第1の電圧供給モードに
移行する。その後、所定時間ごとに電位検出が行なわれ
るが、この電位検出が終了するまでのトータルの時間
を、使用者の不規則な操作によっても当該出力電位が安
定するのに十分な時間に設定することができる。この複
数回の電位検出の結果が全て所定電位以下の場合に限
り、より消費電力が低いバックアップ電源の第2の電圧
供給モードに移行させる。一方、例えば電源プラグの抜
き差しが全くされない、或いは一度の抜き差し程度等の
場合は、この電位検出の途中で所定電位より高い出力電
位が検出されるので、その時点で通常の動作モードに移
行する。
【0011】このように、当該制御装置では、使用者の
不測の操作による不安定動作をも考慮した所定の時間間
隔で定電圧電源の出力電位の検出を複数回行うことによ
って、使用者による不測の操作等に対しても的確なモー
ド遷移を行うことが可能となる。この結果、従来のよう
に再度の電源プラグの抜き差しを不要とし、操作性に優
れたバックアップ電源の切替えが実現される。
不測の操作による不安定動作をも考慮した所定の時間間
隔で定電圧電源の出力電位の検出を複数回行うことによ
って、使用者による不測の操作等に対しても的確なモー
ド遷移を行うことが可能となる。この結果、従来のよう
に再度の電源プラグの抜き差しを不要とし、操作性に優
れたバックアップ電源の切替えが実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電源切替制御装置
の一実施例について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この切替制御装置は、例えばコンピュータやオーデ
ィオ機器等に内蔵され、外部電源(例えば、商用電源)
とバックアップ電源(例えば、電池)との切替えを制御
する装置である。
の一実施例について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この切替制御装置は、例えばコンピュータやオーデ
ィオ機器等に内蔵され、外部電源(例えば、商用電源)
とバックアップ電源(例えば、電池)との切替えを制御
する装置である。
【0013】図1は本発明の一実施例に係る電源切替制
御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施例の
電源切替制御装置は、揮発性メモリであるRAM111
を内蔵するマイクロコンピュータ100、商用電源供給
検知部104を有する定電圧源101、バックアップ電
源102、電位検出部103、切換部105、発振器1
12および周波数制御部113を備えている。なお、図
1中のGNDは接地電位である。
御装置の概略構成を示すブロック図である。本実施例の
電源切替制御装置は、揮発性メモリであるRAM111
を内蔵するマイクロコンピュータ100、商用電源供給
検知部104を有する定電圧源101、バックアップ電
源102、電位検出部103、切換部105、発振器1
12および周波数制御部113を備えている。なお、図
1中のGNDは接地電位である。
【0014】マイクロコンピュータ100の内蔵RAM
111には、使用者が任意に設定する使用者固有のデー
タ、電源OFF後も保持すべきシステムパラメータおよ
び制御パラメータ等の各種パラメータ、商用電源が停電
した時のマイクロコンピュータ100内の各種レジスタ
群のバックアップデータ等が保持される。このため、本
実施例の電源切替制御装置では、商用電源の停電時にお
けるRAM111の保持データの消失を防止する等の目
的で、商用電源からの電源電圧の供給を受ける定電圧源
101のほかに、バックアップ電源102を備えてい
る。このため、商用電源の停電時などに、マイクロコン
ピュータ100の内の少なくとも内蔵RAM111に対
して、バックアップ電源102からの出力電圧Vbを供
給して、内蔵RAM111のデータを保持することがで
きる。
111には、使用者が任意に設定する使用者固有のデー
タ、電源OFF後も保持すべきシステムパラメータおよ
び制御パラメータ等の各種パラメータ、商用電源が停電
した時のマイクロコンピュータ100内の各種レジスタ
群のバックアップデータ等が保持される。このため、本
実施例の電源切替制御装置では、商用電源の停電時にお
けるRAM111の保持データの消失を防止する等の目
的で、商用電源からの電源電圧の供給を受ける定電圧源
101のほかに、バックアップ電源102を備えてい
る。このため、商用電源の停電時などに、マイクロコン
ピュータ100の内の少なくとも内蔵RAM111に対
して、バックアップ電源102からの出力電圧Vbを供
給して、内蔵RAM111のデータを保持することがで
きる。
【0015】定電圧源101は、商用電源(例えば、1
00[V]のAC電源等)からの電圧を受けて5[V]
の定電圧Vcを出力する。定電圧源101の内部には商
用電源供給検知部104を具備している。商用電源供給
検知部104は、定電圧源101への商用電源の電圧供
給の有無を、例えば入力側で検知して、商用電源の電圧
供給の有無に応じた検知信号ACTをマイクロコンピュ
ータ100に供給する。また、バックアップ電源102
としては、通常、例えばNi−Cd電池等の一次電池、
Li電池等の二次電池が用いられる。
00[V]のAC電源等)からの電圧を受けて5[V]
の定電圧Vcを出力する。定電圧源101の内部には商
用電源供給検知部104を具備している。商用電源供給
検知部104は、定電圧源101への商用電源の電圧供
給の有無を、例えば入力側で検知して、商用電源の電圧
供給の有無に応じた検知信号ACTをマイクロコンピュ
ータ100に供給する。また、バックアップ電源102
としては、通常、例えばNi−Cd電池等の一次電池、
Li電池等の二次電池が用いられる。
【0016】定電圧源101の出力電圧Vcおよびバッ
クアップ電源102の出力電圧Vbは切換部105に供
給される。切換部105では、定電圧源101とバック
アップ電源102の出力電位の大小関係に応じて選択的
に、定電圧源101の出力電圧Vcまたはバックアップ
電源102の出力電圧Vbをマイクロプロセッサ100
の電源電圧Vccとして供給する。切換部105は、例え
ばダイオード論理和回路により構成される。
クアップ電源102の出力電圧Vbは切換部105に供
給される。切換部105では、定電圧源101とバック
アップ電源102の出力電位の大小関係に応じて選択的
に、定電圧源101の出力電圧Vcまたはバックアップ
電源102の出力電圧Vbをマイクロプロセッサ100
の電源電圧Vccとして供給する。切換部105は、例え
ばダイオード論理和回路により構成される。
【0017】電位検出部103は、定電圧源101の出
力電圧Vcの電位を検出するもので、例えば出力電圧V
cを所定のリファレンス電位Vtと比較して電位検出信
号VLRを出力する演算増幅器等で構成される。出力電
圧Vcを所定のリファレンス電位Vtと比較し、この比
較結果がVc<Vtのときに“L”レベルとなり、Vc
>Vtのときに“H”レベルとなる電位検出信号VLR
をマイクロコンピュータ100に供給する。マイクロコ
ンピュータ100は、この電位検出信号VLRにもとづ
いて前記切換部105を制御し、定電圧源101の出力
電位Vcとバックアップ電源102の出力電位Vbの何
れか電位の高いほうから電源電圧Vccの供給を受ける。
力電圧Vcの電位を検出するもので、例えば出力電圧V
cを所定のリファレンス電位Vtと比較して電位検出信
号VLRを出力する演算増幅器等で構成される。出力電
圧Vcを所定のリファレンス電位Vtと比較し、この比
較結果がVc<Vtのときに“L”レベルとなり、Vc
>Vtのときに“H”レベルとなる電位検出信号VLR
をマイクロコンピュータ100に供給する。マイクロコ
ンピュータ100は、この電位検出信号VLRにもとづ
いて前記切換部105を制御し、定電圧源101の出力
電位Vcとバックアップ電源102の出力電位Vbの何
れか電位の高いほうから電源電圧Vccの供給を受ける。
【0018】ここで、マイクロコンピュータ100の動
作モードには、電源ON時に各種処理を行う通常の動作
モードのほかに、低消費電力な動作モード(電圧供給モ
ード)がある。この低消費電力な電圧供給モードとして
は、通常の処理を行なうことができないが特定な割込処
理を受け付けるスリープモード(第1の電圧供給モー
ド)と、割込処理を含めた一切の処理を禁止してマイク
ロコンピュータ100の動作そのものを停止、或いは能
力を低下させ必要な電源電圧Vccの供給のみ行なうスト
ップモード(第2の電圧供給モード)とがある。なお、
マイクロコンピュータ100の動作モードがどのモード
にあるかを示す信号は、マイクロコンピュータ100内
部で生成され、周波数制御部113に対して制御信号と
して供給される。
作モードには、電源ON時に各種処理を行う通常の動作
モードのほかに、低消費電力な動作モード(電圧供給モ
ード)がある。この低消費電力な電圧供給モードとして
は、通常の処理を行なうことができないが特定な割込処
理を受け付けるスリープモード(第1の電圧供給モー
ド)と、割込処理を含めた一切の処理を禁止してマイク
ロコンピュータ100の動作そのものを停止、或いは能
力を低下させ必要な電源電圧Vccの供給のみ行なうスト
ップモード(第2の電圧供給モード)とがある。なお、
マイクロコンピュータ100の動作モードがどのモード
にあるかを示す信号は、マイクロコンピュータ100内
部で生成され、周波数制御部113に対して制御信号と
して供給される。
【0019】上述したように、本実施例の電源切替制御
装置では、バックアップ電源102として容量に限度の
ある電池類が用いられてる。この電池寿命を極力延ばし
長期間にわたって電池交換の必要を無くす目的で、バッ
クアップ電源102による電圧供給時には、上記ストッ
プモードに移行させ、バックアップ電源102の消費電
力を極力抑える必要がある。本実施例におけるストップ
モードは、マイクロプロセッサ100内の内蔵RAM1
11等の電源OFF時にも電源電圧Vccの供給を必要と
する部分を除き、発振器112からのクロック信号CL
Kの供給を停止したり、或いは発振器112の生成クロ
ックの周波数を周波数制御部113によって低周波数に
変更するモードである。
装置では、バックアップ電源102として容量に限度の
ある電池類が用いられてる。この電池寿命を極力延ばし
長期間にわたって電池交換の必要を無くす目的で、バッ
クアップ電源102による電圧供給時には、上記ストッ
プモードに移行させ、バックアップ電源102の消費電
力を極力抑える必要がある。本実施例におけるストップ
モードは、マイクロプロセッサ100内の内蔵RAM1
11等の電源OFF時にも電源電圧Vccの供給を必要と
する部分を除き、発振器112からのクロック信号CL
Kの供給を停止したり、或いは発振器112の生成クロ
ックの周波数を周波数制御部113によって低周波数に
変更するモードである。
【0020】低消費電力な電圧供給モード(スリープモ
ードおよびストップモード)から通常の動作モードへの
移行は、例えば商用電源から電圧供給がされたことを検
知した商用電源供給検知部104からの検知信号ATC
にもとづいて行なわれる。一方、、通常の動作モードか
ら低消費電力な電圧供給モードへの移行は、前記した電
源検出部103からの電位検出信号VLRにもとづいて
行なわれる。通常の動作モードからスリープモードへの
モード切替制御、或いはスリープモードからストップモ
ードへのモード切替制御については後述する。
ードおよびストップモード)から通常の動作モードへの
移行は、例えば商用電源から電圧供給がされたことを検
知した商用電源供給検知部104からの検知信号ATC
にもとづいて行なわれる。一方、、通常の動作モードか
ら低消費電力な電圧供給モードへの移行は、前記した電
源検出部103からの電位検出信号VLRにもとづいて
行なわれる。通常の動作モードからスリープモードへの
モード切替制御、或いはスリープモードからストップモ
ードへのモード切替制御については後述する。
【0021】周波数制御部113の構成は、特に図示し
ないが、スリープモードの種類、即ち、マイクロプロセ
ッサ100内の内蔵RAM111等の特定部分以外の部
分への動作クロックCLKの供給停止により行う場合
と、発振器112の生成クロックの周波数をより低い周
波数に変更する場合とで異なったものとなる。前者のク
ロック停止の場合の周波数制御部113は、例えば、上
記動作モードを示す制御信号にもとづくストップモード
のときにクロック信号CLKの供給を停止する旨の供給
停止信号を生成する供給停止信号生成回路と、一方の入
力端子に発振器112の生成クロックを入力し、他方の
入力端子に前記供給停止信号を入力して、出力端子から
クロック信号CLKを出力する禁止ゲート回路(AND
ゲート)とから構成される。一方、後者の周波数を低下
させる場合の周波数制御部113は、例えば、発振器1
12の生成クロックを所定の分周比で分周する分周器
と、発振器112の生成クロックと分周器の出力とを選
択するセレクタとから構成される。
ないが、スリープモードの種類、即ち、マイクロプロセ
ッサ100内の内蔵RAM111等の特定部分以外の部
分への動作クロックCLKの供給停止により行う場合
と、発振器112の生成クロックの周波数をより低い周
波数に変更する場合とで異なったものとなる。前者のク
ロック停止の場合の周波数制御部113は、例えば、上
記動作モードを示す制御信号にもとづくストップモード
のときにクロック信号CLKの供給を停止する旨の供給
停止信号を生成する供給停止信号生成回路と、一方の入
力端子に発振器112の生成クロックを入力し、他方の
入力端子に前記供給停止信号を入力して、出力端子から
クロック信号CLKを出力する禁止ゲート回路(AND
ゲート)とから構成される。一方、後者の周波数を低下
させる場合の周波数制御部113は、例えば、発振器1
12の生成クロックを所定の分周比で分周する分周器
と、発振器112の生成クロックと分周器の出力とを選
択するセレクタとから構成される。
【0022】次に、以上説明したように構成された本実
施例の電源切替制御装置において、その電源切替制御に
ついて、図2、図3および図4のフローチャート、並び
に図5および図6の説明図を参照して詳細に説明する。
ここで、図2は電源切替制御全体の処理の流れを示し、
図3は図2中のリセット処理に続く電位検出処理、図4
はタイマ割り込みによる電源検出処理を示す。また、図
5はリセット処理後の連続したタイマ割込み途中で通常
の動作モードが設定される場合のタイミングチャート、
図6はリセット処理後の連続したタイマ割込み後にスト
ップモードが設定される場合のタイミングチャートであ
る。
施例の電源切替制御装置において、その電源切替制御に
ついて、図2、図3および図4のフローチャート、並び
に図5および図6の説明図を参照して詳細に説明する。
ここで、図2は電源切替制御全体の処理の流れを示し、
図3は図2中のリセット処理に続く電位検出処理、図4
はタイマ割り込みによる電源検出処理を示す。また、図
5はリセット処理後の連続したタイマ割込み途中で通常
の動作モードが設定される場合のタイミングチャート、
図6はリセット処理後の連続したタイマ割込み後にスト
ップモードが設定される場合のタイミングチャートであ
る。
【0023】この電源切替制御は、図2に示すように、
リセット処理と、これに続く電位検出処理とに大別され
る。まず、ステップ200では、マイクロコンピュータ
100のリセットが行なわれる。このリセットは、定電
圧源101が立上げられた直後に行なわれる。すなわ
ち、電源プラグが商用電源のコンセントに差し込まれ、
定電圧源101の電位が上昇し始めると、商用電源供給
検知部104から出力される商用電源の電源供給が有る
旨の検知信号ACTを受けてマイクロコンピュータ10
0がリセットされる(図5(b)及び図6(b)参
照)。このリセットの前は、通常、ストップモードが設
定されているが、このリセットと同時に通常の動作モー
ドに切り換えられる。また、電源電圧Vccの供給源がバ
ックアップ電源102から定電圧源101に切り替えら
れる。
リセット処理と、これに続く電位検出処理とに大別され
る。まず、ステップ200では、マイクロコンピュータ
100のリセットが行なわれる。このリセットは、定電
圧源101が立上げられた直後に行なわれる。すなわ
ち、電源プラグが商用電源のコンセントに差し込まれ、
定電圧源101の電位が上昇し始めると、商用電源供給
検知部104から出力される商用電源の電源供給が有る
旨の検知信号ACTを受けてマイクロコンピュータ10
0がリセットされる(図5(b)及び図6(b)参
照)。このリセットの前は、通常、ストップモードが設
定されているが、このリセットと同時に通常の動作モー
ドに切り換えられる。また、電源電圧Vccの供給源がバ
ックアップ電源102から定電圧源101に切り替えら
れる。
【0024】ステップS201では、マイクロコンピュ
ータ100の内蔵RAM111の所定アドレスに割り当
てられた電位検出カウンタNに初期値(この場合、
“4”)を設定する。この初期値は、当該リセット処理
後に一定時間間隔で発行されるタイマ割込みによる電位
検出の回数を示す。ステップS202では、割込み許可
のモードが設定され、以後、電位検出を含む種々の割込
み処理が可能となり、リセット処理が終了する。
ータ100の内蔵RAM111の所定アドレスに割り当
てられた電位検出カウンタNに初期値(この場合、
“4”)を設定する。この初期値は、当該リセット処理
後に一定時間間隔で発行されるタイマ割込みによる電位
検出の回数を示す。ステップS202では、割込み許可
のモードが設定され、以後、電位検出を含む種々の割込
み処理が可能となり、リセット処理が終了する。
【0025】つぎの、ステップS203では、定電圧源
101の出力電圧Vcを検出する電位検出処理が行われ
る(図5(b)及び図6(b)参照)。具体的には、図
3に示すように、ステップS301において、定電圧源
101の出力電圧Vcの電位検出が行われる。この電位
検出は、図2のリセット処理直後、或いは電源電圧変動
が原因と思われるエラー処理等において行われるもので
ある。続くステップ302で、検出電位(出力電圧V
c)のレベルがリファレンス電位Vt と比較され、この
比較結果によりVc<Vt(“L”レベル)と、Vc>
Vt(“H”レベル)が判定される。この最初の電位検
出は、通常、電源プラグが商用電源のコンセントにスム
ーズに差し込まれ定電圧源101の出力電圧Vcがスム
ーズに立ち上がった後となるようにタイミング設定され
る。したがって、この電源立ち上げが正常なときは、電
位検出信号VLRが“H”レベルとなる。この検出結果
(電位検出信号VLR)が“H”レベルの場合、電位検
出および検出電位の比較(ステップS301およびステ
ップ302)が十数msecといった比較的に短い時間
間隔で繰り返され、定電圧電源101の出力電圧Vcの
低下が常時監視される。
101の出力電圧Vcを検出する電位検出処理が行われ
る(図5(b)及び図6(b)参照)。具体的には、図
3に示すように、ステップS301において、定電圧源
101の出力電圧Vcの電位検出が行われる。この電位
検出は、図2のリセット処理直後、或いは電源電圧変動
が原因と思われるエラー処理等において行われるもので
ある。続くステップ302で、検出電位(出力電圧V
c)のレベルがリファレンス電位Vt と比較され、この
比較結果によりVc<Vt(“L”レベル)と、Vc>
Vt(“H”レベル)が判定される。この最初の電位検
出は、通常、電源プラグが商用電源のコンセントにスム
ーズに差し込まれ定電圧源101の出力電圧Vcがスム
ーズに立ち上がった後となるようにタイミング設定され
る。したがって、この電源立ち上げが正常なときは、電
位検出信号VLRが“H”レベルとなる。この検出結果
(電位検出信号VLR)が“H”レベルの場合、電位検
出および検出電位の比較(ステップS301およびステ
ップ302)が十数msecといった比較的に短い時間
間隔で繰り返され、定電圧電源101の出力電圧Vcの
低下が常時監視される。
【0026】一方、図5および図6に示すように、電源
プラグの連続的な抜き差し等によってステップ302の
検出結果が“L”レベルである場合は、次のステップS
303に進み、電位検出カウンタNの値がチェックされ
る。電位検出カウンタNが“0”でなければステップS
304、ステップS305と進んで、割込み許可で通常
の動作モードより低消費電力なスリープモードが設定さ
れて、電位検出処理を終了する。一方、ステップS30
3において電位検出カウンタNが“0”であれば、ステ
ップS306、ステップS307と進んで、割込み禁止
で更に低消費電力なストップモードが設定されて、電位
検出処理を終了する。なお、ステップS303までに図
4に示すタイマ割り込みによる電位検出処理がなけれ
ば、当然ながらN=4であるので、スリープモードが設
定されることとなる(図5(d)および図6(d)参
照)。このスリープモードまたはストップモードの設定
にともなって、図1の切換部105によって、電源電圧
Vccの供給源が再びバックアップ電源102に切り替え
られる。
プラグの連続的な抜き差し等によってステップ302の
検出結果が“L”レベルである場合は、次のステップS
303に進み、電位検出カウンタNの値がチェックされ
る。電位検出カウンタNが“0”でなければステップS
304、ステップS305と進んで、割込み許可で通常
の動作モードより低消費電力なスリープモードが設定さ
れて、電位検出処理を終了する。一方、ステップS30
3において電位検出カウンタNが“0”であれば、ステ
ップS306、ステップS307と進んで、割込み禁止
で更に低消費電力なストップモードが設定されて、電位
検出処理を終了する。なお、ステップS303までに図
4に示すタイマ割り込みによる電位検出処理がなけれ
ば、当然ながらN=4であるので、スリープモードが設
定されることとなる(図5(d)および図6(d)参
照)。このスリープモードまたはストップモードの設定
にともなって、図1の切換部105によって、電源電圧
Vccの供給源が再びバックアップ電源102に切り替え
られる。
【0027】つぎに、図4に示すフローチャートを参照
して、マイクロコンピュータ100におけるタイマ割り
込みによる電位検出処理を説明する。このタイマ割り込
みによる電位検出処理は、図2の割込み許可(ステップ
S202)後、図3のステップS306で割込み禁止が
されない限りいつでも行なうことができるが、一般に
は、予め決められた手順にしたがってタイミング設定さ
れる。本実施例では、図5(b)及び図6(b)に示す
ように、リセット処理が終了しステップST303で最
初に“L”レベルが検出された時点を起点として、以
後、一定時間隔(500[ms])でタイマ割込みが発
行され、このタイマ割込み処理の中で定電圧源101の
出力電圧Vcの電位検出が行われる。
して、マイクロコンピュータ100におけるタイマ割り
込みによる電位検出処理を説明する。このタイマ割り込
みによる電位検出処理は、図2の割込み許可(ステップ
S202)後、図3のステップS306で割込み禁止が
されない限りいつでも行なうことができるが、一般に
は、予め決められた手順にしたがってタイミング設定さ
れる。本実施例では、図5(b)及び図6(b)に示す
ように、リセット処理が終了しステップST303で最
初に“L”レベルが検出された時点を起点として、以
後、一定時間隔(500[ms])でタイマ割込みが発
行され、このタイマ割込み処理の中で定電圧源101の
出力電圧Vcの電位検出が行われる。
【0028】具体的には、図4のステップS401にお
いて、まず、現在の動作モードがスリープモードか否か
が判断される。スリープモードでない場合、すなわち通
常の動作モードの場合は、ステップS411に進んで電
位検出カウンタNの値がチェックされ、電位検出カウン
タNが“0”でなければ電位検出カウンタNの値をデク
リメントし、電位検出カウンタNが“0”であれば電位
検出カウンタNの値をそのままとしてタイマ割込み処理
を終了する。このため、通常の動作モードにおけるタイ
マ割込みでは、電位検出は行なわれない。このようにす
ることによって、本実施例では、タイマ割込みによる電
位検出を図2の電位検出処理(ステップ203)後に行
なうように制御している。
いて、まず、現在の動作モードがスリープモードか否か
が判断される。スリープモードでない場合、すなわち通
常の動作モードの場合は、ステップS411に進んで電
位検出カウンタNの値がチェックされ、電位検出カウン
タNが“0”でなければ電位検出カウンタNの値をデク
リメントし、電位検出カウンタNが“0”であれば電位
検出カウンタNの値をそのままとしてタイマ割込み処理
を終了する。このため、通常の動作モードにおけるタイ
マ割込みでは、電位検出は行なわれない。このようにす
ることによって、本実施例では、タイマ割込みによる電
位検出を図2の電位検出処理(ステップ203)後に行
なうように制御している。
【0029】一方、前記ステップS401でスリープモ
ードであると判断された場合は、ステップS402、ス
テップS403と進んで、定電圧源101の出力電圧V
cの電位検出と比較判定が行われる。ステップS403
において、ステップS401における定電圧源101の
出力電圧Vcの電位検出結果が“H”レベルであれば、
図2の最初のステップであるリセットの前に戻される。
この場合、スリープモードから通常の動作モードに移行
して電源電圧Vccの供給源が定電圧源101に切り替え
られ、電位検出カウンタNが初期化された後、定電圧源
101の出力電位Vcの低下が繰り返し監視される。一
方、ステップS403ステップにおいて、電位検出結果
が“L”レベルであればステップS404に進む。
ードであると判断された場合は、ステップS402、ス
テップS403と進んで、定電圧源101の出力電圧V
cの電位検出と比較判定が行われる。ステップS403
において、ステップS401における定電圧源101の
出力電圧Vcの電位検出結果が“H”レベルであれば、
図2の最初のステップであるリセットの前に戻される。
この場合、スリープモードから通常の動作モードに移行
して電源電圧Vccの供給源が定電圧源101に切り替え
られ、電位検出カウンタNが初期化された後、定電圧源
101の出力電位Vcの低下が繰り返し監視される。一
方、ステップS403ステップにおいて、電位検出結果
が“L”レベルであればステップS404に進む。
【0030】ステップS404では、電位検出カウンタ
Nの値がチェックされる。電位検出カウンタNが“0”
でなければ、ステップS405に進んで電位検出カウン
タNの値をデクリメントした後、ステップS406、ス
テップS407と進んで、割込み許可でスリープモード
を再設定して、タイマ割込み処理を終了する。なお、本
実施例では、ステップ406の割込み許可と同時に、つ
ぎのタイマ割り込み処理のタイミング(500mse
c)のリセット・スタートがかけられる。一方、ステッ
プS404において電位検出カウンタNが“0”であれ
ば、ステップS408、ステップS407と進んで、割
込み禁止でストップモードを設定して、タイマ割込み処
理を終了する。
Nの値がチェックされる。電位検出カウンタNが“0”
でなければ、ステップS405に進んで電位検出カウン
タNの値をデクリメントした後、ステップS406、ス
テップS407と進んで、割込み許可でスリープモード
を再設定して、タイマ割込み処理を終了する。なお、本
実施例では、ステップ406の割込み許可と同時に、つ
ぎのタイマ割り込み処理のタイミング(500mse
c)のリセット・スタートがかけられる。一方、ステッ
プS404において電位検出カウンタNが“0”であれ
ば、ステップS408、ステップS407と進んで、割
込み禁止でストップモードを設定して、タイマ割込み処
理を終了する。
【0031】以上説明してきた処理手順から明らかなよ
うに、本実施例では、タイマ割込みによる電位検出処理
が4回繰り返される。この4回の電位検出処理のタイミ
ングを示しものとして、図5は3回目で初めて電位検出
結果が“H”レベルとなる場合を示し、図6は4回とも
電位検出結果が“L”レベルとなる場合を示す。図5の
場合、リセット処理後の最初の定電圧源101の出力電
圧Vcの電位検出処理(図3)でスリープモードが設定
され、その後の連続したタイマ割込み処理のうち、3回
目のタイマ割込み処理における電位検出結果により電位
検出信号VLRが“H”レベルとなって、図2のリセッ
ト処理が再度行なわれ、この結果、スリープモードから
通常の動作モードに戻される。この一連の処理によっ
て、電源電圧Vccの供給源がバックアップ電源102か
ら定電圧源101に切り替えられる。一方、図6の場
合、図3の電位検出処理(図3)でスリープモードが設
定されるまでは図5の場合と同様であるが、その後の連
続した4回のタイマ割込み処理の全ての電位検出におい
て電位検出信号VLRが“L”レベルを示し、この結
果、ストップモードが設定される。この一連の処理によ
って、消費電力が低いストップモードで電源電圧Vccの
供給源をバックアップ電源102とする状態が維持され
る。
うに、本実施例では、タイマ割込みによる電位検出処理
が4回繰り返される。この4回の電位検出処理のタイミ
ングを示しものとして、図5は3回目で初めて電位検出
結果が“H”レベルとなる場合を示し、図6は4回とも
電位検出結果が“L”レベルとなる場合を示す。図5の
場合、リセット処理後の最初の定電圧源101の出力電
圧Vcの電位検出処理(図3)でスリープモードが設定
され、その後の連続したタイマ割込み処理のうち、3回
目のタイマ割込み処理における電位検出結果により電位
検出信号VLRが“H”レベルとなって、図2のリセッ
ト処理が再度行なわれ、この結果、スリープモードから
通常の動作モードに戻される。この一連の処理によっ
て、電源電圧Vccの供給源がバックアップ電源102か
ら定電圧源101に切り替えられる。一方、図6の場
合、図3の電位検出処理(図3)でスリープモードが設
定されるまでは図5の場合と同様であるが、その後の連
続した4回のタイマ割込み処理の全ての電位検出におい
て電位検出信号VLRが“L”レベルを示し、この結
果、ストップモードが設定される。この一連の処理によ
って、消費電力が低いストップモードで電源電圧Vccの
供給源をバックアップ電源102とする状態が維持され
る。
【0032】以上説明したように、本実施例の電源切替
制御装置では、定電圧源101の電源立上げ時におい
て、商用電源供給検知部104により商用電源の電圧供
給有りと検知されてから所定時間後に、電位検出部10
3による検出結果が“L”レベルである場合に割込み可
能で低消費電力なスリープモード(第1の電源供給モー
ド)に移行し、その後、一定時間間隔で発行されるタイ
マ割込みにおいて電位検出部103による定電圧電源1
01の出力電圧Vcの電位検出を繰り返し行い、連続し
た4回のタイマ割込みにおける電位検出部103の検出
結果が何れも“L”レベルである場合に割込み禁止で更
に低消費電力なストップモード(第2の電源供給モー
ド)に移行する。
制御装置では、定電圧源101の電源立上げ時におい
て、商用電源供給検知部104により商用電源の電圧供
給有りと検知されてから所定時間後に、電位検出部10
3による検出結果が“L”レベルである場合に割込み可
能で低消費電力なスリープモード(第1の電源供給モー
ド)に移行し、その後、一定時間間隔で発行されるタイ
マ割込みにおいて電位検出部103による定電圧電源1
01の出力電圧Vcの電位検出を繰り返し行い、連続し
た4回のタイマ割込みにおける電位検出部103の検出
結果が何れも“L”レベルである場合に割込み禁止で更
に低消費電力なストップモード(第2の電源供給モー
ド)に移行する。
【0033】この動作を要約すると、定電圧源101の
立上がりから十分に長い所定時間にわたって定電圧源1
01の出力電圧Vcの電位検出を行い、連続した所定回
数の電位検出結果が何れも所定電圧Vtより低い場合に
初めてバックアップ電源101への電源切替えを最も低
消費なストップモードで完了させる。このため、使用者
による電源プラグの連続抜き差し、或いは使用者が無意
識のうちに電源プラグがコンセント端子に接触/遮断が
繰り返えされるチャタリングといった使用者による不測
の操作等に対しても、的確な動作モードで電源の切り替
えを行うことが可能となる。この結果、この電源切替制
御装置を内蔵した機器について、消費電力の浪費を防止
し操作性を向上させることが可能となる。
立上がりから十分に長い所定時間にわたって定電圧源1
01の出力電圧Vcの電位検出を行い、連続した所定回
数の電位検出結果が何れも所定電圧Vtより低い場合に
初めてバックアップ電源101への電源切替えを最も低
消費なストップモードで完了させる。このため、使用者
による電源プラグの連続抜き差し、或いは使用者が無意
識のうちに電源プラグがコンセント端子に接触/遮断が
繰り返えされるチャタリングといった使用者による不測
の操作等に対しても、的確な動作モードで電源の切り替
えを行うことが可能となる。この結果、この電源切替制
御装置を内蔵した機器について、消費電力の浪費を防止
し操作性を向上させることが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電源切替
制御装置によれば、定電圧源およびバックアップ電源を
備え、両者の出力電位の大小関係に応じて選択的に電源
電圧の供給源を切り替える際に、使用者による不測の操
作等に対しても的確でスムーズな動作モードの遷移を可
能とし、操作性に優れたバックアップ電源の切替制御装
置を提供することをができる。また、この電源切替制御
装置を内蔵した機器について、消費電力の浪費を防止し
操作性を向上させることが可能となる。
制御装置によれば、定電圧源およびバックアップ電源を
備え、両者の出力電位の大小関係に応じて選択的に電源
電圧の供給源を切り替える際に、使用者による不測の操
作等に対しても的確でスムーズな動作モードの遷移を可
能とし、操作性に優れたバックアップ電源の切替制御装
置を提供することをができる。また、この電源切替制御
装置を内蔵した機器について、消費電力の浪費を防止し
操作性を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る電源切替制御装置の概
略構成を示すブロック図である。
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電源切替制御装置における電源切替制御
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図3】図2の電位検出処理を説明するフローチャート
である。
である。
【図4】タイマ割込みによる電位検出処理を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】リセット処理後の連続したタイマ割込み途中で
通常の動作モードが設定される場合の動作を説明するタ
イミングチャートである。
通常の動作モードが設定される場合の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図6】リセット処理後の連続したタイマ割込み後にス
トップモードが設定される場合の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
トップモードが設定される場合の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図7】従来の技術における解決すべき課題を説明する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
100…マイクロコンピュータ、101…定電圧源、1
02…バックアップ電源、103…電位検出部、104
…商用電源供給検知部、105…切換部、111…内蔵
RAM、112…発振器、113…周波数制御部、GN
D…接地電位、Vb…バックアップ電源の出力電圧、V
c…定電圧電源の出力電圧、VLR…電位検出信号、A
CT…商用電源供給検知部の検知信号。
02…バックアップ電源、103…電位検出部、104
…商用電源供給検知部、105…切換部、111…内蔵
RAM、112…発振器、113…周波数制御部、GN
D…接地電位、Vb…バックアップ電源の出力電圧、V
c…定電圧電源の出力電圧、VLR…電位検出信号、A
CT…商用電源供給検知部の検知信号。
Claims (7)
- 【請求項1】 外部電源から電源電圧の供給を受けて一
定電圧を生成する定電圧源と、 少なくとも2つの電圧供給モードの何れかによって一定
電圧を供給するバックアップ電源と、 前記定電圧源の出力電位を検出する電位検出手段と、 前記電位検出手段からの検出結果にもとづいて前記定電
圧源とバックアップ電源との間で電源電圧の供給源を切
り替える制御手段と、を有する電源切替制御装置であっ
て、 前記制御手段は、前記電位検出手段による複数の検出結
果によって前記定電圧源の出力電位が所定電位に達して
いないことが少なくとも2回続けて判断されるときは、
前記バックアップ電源の電圧供給モードのうち最も低消
費電力な電圧供給モードを設定する電源切替制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、少なくとも信号処理部
とデータ保持部とから構成され、前記バックアップ電源
の最も低消費電力な電圧供給モードの設定にともなって
前記信号処理部への電源電圧の供給を停止させる請求項
1記載の電源切替制御装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記電位検出手段の検
出結果にもとづいて、前記定電圧源の出力電位が所定電
位に達していないと判断されるときは第1の電圧供給モ
ードを設定し、所定時間ごとに当該電位検出手段による
電位検出を更に所定回数行なわせ、最初に所定電位以下
の電位が検出されたとき以後の全ての検出電位が前記所
定電位以下である場合に、前記バックアップ電源の電圧
供給モードを前記第1の電圧供給モードより消費電力が
低い第2の電圧供給モードに移行させる請求項1に記載
の電源切替制御装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の電位供給モ
ードの設定とともに電源電圧の供給源を前記定電圧源か
ら前記バックアップ電源に切り替え、前記最初に所定電
位以下の電位が検出されたとき以後に前記所定電位より
大きな電位が検出されたときに、電源電圧の供給源を前
記バックアップ電源から前記定電圧源に切り替える請求
項3に記載の電源切替制御装置。 - 【請求項5】 前記第1の電圧供給モードは、前記制御
手段によって制御可能な処理の種類を限定する動作モー
ドであり、 前記第2の電圧供給モードは、前記第1の低消費電力モ
ードと同じく制御可能な処理の種類を限定することに加
え、前記制御手段を駆動するクロック信号の生成または
供給を停止させるクロック停止モードである請求項3に
記載の電源切替制御装置。 - 【請求項6】 前記定電圧源への電圧供給の有無を検知
する検知手段を更に有し、 前記制御手段は、当該検知手段により電圧供給が検知さ
れたことを条件に前記所定時間ごとの電位検出の所定回
数の計数値をリセットし、前記最初に所定電位以下の電
位が検出されたときから前記所定時間をカウントする請
求項3に記載の電源切替制御装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記検知手段により電
圧供給が検知されたことを条件に、電源電圧の供給源を
前記バックアップ電源から前記定電圧源に切り替える請
求項6に記載の電源切替制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050090A JPH10247125A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電源切替制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050090A JPH10247125A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電源切替制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247125A true JPH10247125A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12849357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9050090A Pending JPH10247125A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 電源切替制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10247125A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000061457A (ko) * | 1999-03-26 | 2000-10-16 | 윤종용 | 휴대용 컴퓨터에서의 전원공급장치 및 그 방법 |
US8473763B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-06-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP9050090A patent/JPH10247125A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000061457A (ko) * | 1999-03-26 | 2000-10-16 | 윤종용 | 휴대용 컴퓨터에서의 전원공급장치 및 그 방법 |
US8473763B2 (en) | 2009-11-05 | 2013-06-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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