JPH10243021A - 相手選択型アドレス解決方法及びその装置 - Google Patents

相手選択型アドレス解決方法及びその装置

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JPH10243021A
JPH10243021A JP9038128A JP3812897A JPH10243021A JP H10243021 A JPH10243021 A JP H10243021A JP 9038128 A JP9038128 A JP 9038128A JP 3812897 A JP3812897 A JP 3812897A JP H10243021 A JPH10243021 A JP H10243021A
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貴弘 成田
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卓弘 谷口
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匡 伊東
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特に特定多数の通信端末間に閉じた通信を行
うための相手選択型アドレス解決方法を提供する。 【解決手段】 アドレス解決装置NHS2の判定値が1
の場合は、同一閉域通信グループ内あるいは閉域通信グ
ループ外の端末間の通信であり、アドレス解決は許可さ
れる。2の場合は、発信側端末が閉域通信グループに属
するので、許可されている場合に限り、アドレス解決要
求パケット中の発信アドレスを当該アドレス解決装置の
アドレスに書き換えることでアドレス解決を許可し、他
のアドレス解決装置にアドレス解決要求パケットを転送
する。3の場合は、閉域通信グループに属するので、許
可されている場合に限り、当該アドレス解決装置のアド
レスを回答する。4の場合は、当該端末間の通信が許可
されていないため、アドレス解決は許可されず、当該端
末間の通信は不可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発着通信端末の論
理アドレスにより、通信端末間の通信リンクを確立して
通信する通信システムに関し、特に特定多数の通信端末
間に閉じた通信を行うための相手選択型アドレス解決方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信端末間の通信リンクを確立し
て通信する通信システムにおいて、論理アドレスから物
理アドレス等の通信リンクを確立するための識別子を解
決する方法としては、IETF等で検討されている Cla
ssical IP over ATM 方式及びNHRP方式等が知られ
ている。
【0003】この Classical IP over ATM 方式では、
ある論理サブネット内のパケット発信側通信端末が、ア
ドレス解決要求パケットをアドレス解決サーパ(ATMARP
サーパ)に送信することにより、同一論理サブネット内
の着信側通信端末の論理アドレス(IPアドレス)を物
理アドレス(ATMアドレス)に変換してアドレス解決を
行っている。
【0004】また、NHRP方式では、ある論理サブネ
ット内のパケット発信側通信端末(NHC)が、アドレ
ス解決要求パケットをアドレス解決サーバ(NHS)に
送信し、当該アドレス解決サーバ(NHS)では、アド
レス解決できない場合には、アドレス解決要求パケット
を他の論理サブネット内のアドレス解決サーバ(NH
S)に転送することにより、パケット発信側通信端末
(NHC)の論理サブネットとは別の論理サブネット内
の着信側通信端末(NHC)の論理アドレスを物理アド
レスに変換するアドレス解決を行っている。
【0005】これら従来のアドレス解決プロトコルは、
アドレス解決後、パケット発信側通信端末から着信側通
信端末に対して物理レイヤの仮想パスを伝送路上に設定
し、通信を行うように設計されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のアドレス解決方法では、特定の通信端末間に閉
じた通信を行いたいという要求が生じた場合、閉域通信
グループ内の通信端末間では通信リンクを確立すること
は可能ではあるが、閉域通信グループ内のある特定の通
信端末と、閉域通信グループ外のある特定の通信端末と
の間の通信リンクを確立したい等の要求を満たせないと
いう問題が生じる。
【0007】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、同一
閉域通信グループ内の通信端末間の通信のみならず、異
なる閉域通信グループ間の通信端末間の通信、及びいず
れの閉域通信グループにも属さない通信端末と閉域通信
グループ内の通信端末との間の通信を実現する相手選択
型アドレス解決方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、複数の通信端末と、当該通
信端末間を伝送リンクで接続する通信ノードと、発信側
通信端末及び又は着信側通信端末の論理アドレスから着
信側通信端末の物理アドレス又は発着通信端末間の論理
通信リンク識別子に変換するアドレス解決装置とを伝送
リンクで接続し、任意の通信端末間で通信を行う通信シ
ステムにおける相手選択型アドレス解決方法であって、
前記発信側通信端末は、着信側通信端末間との通信を行
うために発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アド
レスが記載されたアドレス解決要求パケットをアドレス
解決装置へ送信し、該アドレス解決要求パケットを受信
したアドレス解決装置は、発信側通信端末及び着信側通
信端末の論理アドレスに基づいてアドレス解決ができな
い場合で、且つ前記通信システム上に複数のアドレス解
決装置が存在する場合は、当該アドレス解決要求パケッ
トを前記通信システム上の異なるアドレス解決装置に転
送し、前記アドレス解決要求パケットを受信したアドレ
ス解決装置において、発信側通信端末及び着信側通信端
末の論理アドレスに基づきアドレス解決が可能な場合
は、前記発信側通信端末より送信されてきたアドレス解
決要求パケットに対してアドレス解決可否判定を実施
し、該判定の結果、アドレス解決が許可された場合に
は、着信側通信端末の物理アドレス又は発着信通信端末
間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解決回答
パケットを、前記アドレス解決要求パケットの送信元で
ある発信側通信端末又はアドレス解決装置ヘ送信し、ま
た、前記判定の結果、アドレス解決が許可されない場合
には、前記アドレス解決要求パケットの送信元である発
信側通信端末又はアドレス解決装置に対して、アドレス
解決回答パケットを送信しないか、又は不許可の旨を記
載したアドレス解決拒否パケットを送信し、前記発信側
通信端末は、前記アドレス解決回答パケットを受信した
場合のみ、前記着信側通信端末の物理アドレス又は発着
信通信端末間の論理通信リンク識別子を用いて、着信側
通信端末との間に通信リンクを確立することにより、発
着通信端末間で通信を可能とする相手選択型アドレス解
決方法を提案する。
【0009】該相手選択型アドレス解決方法によれば、
発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケットを受
信した場合のみ、着信側通信端末との間に通信リンクを
有しているか又は確立することができる通信端末の物理
アドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子
を用いて通信リンクを確立することにより、発着通信端
末間で通信が可能となり、結果として、特定多数の通信
端末間に閉じた通信が実現できる。
【0010】また、請求項2では、請求項1記載の相手
選択型アドレス解決方法において、前記通信システム
が、複数の通信端末で構成された閉域通信グループを1
グループ以上有し、同一閉域通信グループに属する通信
端末間又はいずれの閉域通信グループにも属していない
通信端末間の通信には制限はないが、異なる閉域通信グ
ループに属する通信端末間及び閉域通信グループに属し
ている通信端末といずれの閉域通信グループにも属して
いない通信端末間の通信は許可されている場合のみ可能
とするときは、発信側通信端末は、着信側通信端末との
通信を行うために発信側通信端末及び着信側通信端末の
論理アドレスが記載されたアドレス解決要求パケットを
アドレス解決装置へ送信し、該アドレス解決要求パケッ
トを受信したアドレス解決装置は、発信側通信端末及び
着信側通信端末の論理アドレスに基づきアドレス解決が
可能な場合は、前記発信側通信端末より送信されてきた
アドレス解決要求パケットに対してアドレス解決可否判
定を実施し、該判定の結果、アドレス解決が許可された
ときには、発信側通信端末及び着信側通信端末が異なる
閉域通信グループにそれぞれ属しているか又は発信側通
信端末のみが任意の閉域通信グループに属している場合
で、且つ前記通信システム上に複数のアドレス解決装置
が存在する場合に、当該アドレス解決要求パケットに記
載されている発信側通信端末の論理アドレスを当該アド
レス解決装置の論理アドレスに変更し、パケット識別子
を付与すると共に、該パケット識別子と発信側通信端末
の論理アドレスとを対応付けて記憶した後、該アドレス
解決要求パケットを前記通信システム上の異なるアドレ
ス解決装置に転送し、また、前記判定の結果、アドレス
解決が許可されない場合には、前記アドレス解決要求パ
ケットの送信元である発信側通信端末又はアドレス解決
装置に対して、アドレス解決回答パケットを送信しない
か、又は不許可の旨を記載したアドレス解決拒否パケッ
トを送信し、前記アドレス解決要求パケットに対するア
ドレス解決回答パケットを受信した前記アドレス解決装
置は、当該アドレス解決回答パケットに記載されている
パケット識別子が当該アドレス解決装置で記憶している
パケット識別子と一致し、且つ発信側通信端末の論理ア
ドレスが当該アドレス解決装置の論理アドレスと一致し
た場合は、当該アドレス解決回答パケットに記載されて
いる発信側通信端末の論理アドレスを前記アドレス解決
要求パケットにおいて変更した発信側通信端末の論理ア
ドレスに記載しなおし、着信側通信端末の物理アドレス
又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を記載し
たアドレス解決回答パケットを、前記アドレス解決要求
パケットの送信元である発信側通信端末又はアドレス解
決装置へ送信し、前記発信側通信端末は、前記アドレス
解決回答パケットを受信した場合のみ、該アドレス解決
回答パケットに記載されている着信側通信端末の物理ア
ドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を
用いて、着信側通信端末との間に通信リンクを確立する
ことにより、発着通信端末間で通信を可能とする相手選
択型アドレス解決方法を提案する。
【0011】該相手選択型アドレス解決方法によれば、
発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケットを受
信した場合のみ、着信側通信端末との間に通信リンクを
有しているか又は確立することができる通信端末の物理
アドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子
を用いて通信リンクを確立することにより、発信側通信
端末及び着信側通信端末のそれぞれが異なる閉域通信グ
ループに属している場合及び発信側通信端末のみが任意
の閉域通信グループに属している場合も発着通信端末間
で通信が可能となり、結果として、特定多数の通信端末
間に閉じた通信が実現できる。さらに、アドレス解決要
求パケットに記載されている発信側通信端末の論理アド
レスを当該アドレス解決装置の論理アドレスに変更して
から送信しているため、着信側では、発信側通信端末の
論理アドレスをキャッシングすることが無い。
【0012】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の相手選択型アドレス解決方法において、前記通信シス
テムが、複数の通信端末で構成された閉域通信グループ
を1グループ以上有し、同一閉域通信グループに属する
通信端末間又はいずれの閉域通信グループにも属してい
ない通信端末間の通信には制限はないが、異なる閉域通
信グループに属する通信端末間及び閉域通信グループに
属している通信端末といずれの閉域通信グループにも属
していない通信端末間の通信は許可されている場合のみ
可能とするときは、発信側通信端末は、着信側通信端末
との通信を行うために発信側通信端末及び着信側通信端
末の論理アドレスが記載されたアドレス解決要求パケッ
トをアドレス解決装置へ送信し、当該アドレス解決要求
パケットを受信したアドレス解決装置は、発信側通信端
末及び着信側通信端末の論理アドレスに基づきアドレス
解決が可能な場合は、前記発信側通信端末より送信され
てきたアドレス解決要求パケットに対してアドレス解決
可否判定を実施し、該判定の結果、アドレス解決が許可
されたときには、着信側通信端末のみが任意の通信グル
ープに属している場合に、着信側通信端末に対して通信
リンクを有しているか又は確立することができる着信側
通信端末以外の通信端末の物理アドレス又は当該通信端
末と発信側通信端末間の論理通信リンク識別子を記載し
たアドレス解決回答パケットを、前記アドレス解決要求
パケットの送信元である発信側通信端末又はアドレス解
決装置へ送信し、また、前記判定の結果、アドレス解決
が許可されない場合には、前記アドレス解決要求パケッ
トの送信元である発信側通信端末又はアドレス解決装置
に対して、アドレス解決回答パケットを送信しないか、
又は不許可の旨を記載したアドレス解決拒否パケットを
送信し、発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケ
ットを受信した場合のみ、該アドレス解決回答パケット
に記載されている通信端末の物理アドレス又は発着信通
信端末間の論理通信リンク識別子を用いて、着信側通信
端末との間に通信リンクを確立することにより、発着通
信端末間で通信を可能とする相手選択型アドレス解決方
法を提案する。
【0013】該相手選択型アドレス解決方法によれば、
発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケットを受
信した場合のみ、着信側通信端末との間に通信リンクを
有しているか又は確立することができる通信端末の物理
アドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子
を用いて通信リンクを確立することにより、着信側通信
端末のみが任意の閉域通信グループに属している場合に
も発着通信端末間で通信が可能となり、いずれの閉域通
信グループにも属さない通信端末と閉域通信グループ内
の通信端末との間の通信を実現することができ、結果と
して、特定多数の通信端末間に閉じた通信が実現でき
る。さらに、着信側通信端末のみが任意の通信グループ
に属している場合に、着信側通信端末に対して通信リン
クを有しているか又は確立することができる着信側通信
端末以外の通信端末、例えば閉域通信グループの入口フ
ァイアウォールやルータ或いはLANに設けられたアド
レス解決サーバ等の物理アドレス又は当該通信端末と発
信側通信端末間の論理通信リンク識別子を記載したアド
レス解決回答パケットを、前記アドレス解決要求パケッ
トの送信元である発信側通信端末又はアドレス解決装置
へ送信するため、発信側では、着信側通信端末の論理ア
ドレスをキャッシングすることが無い。
【0014】また、請求項4では、複数の通信端末と、
当該通信端末間を伝送リンクで接続する通信ノードと、
発信側通信端末及び又は着信側通信端末の論理アドレス
から着信側通信端末の物理アドレス又は発着通信端末間
の論理通信リンク識別子に変換するアドレス解決装置と
を伝送リンクで接続し、任意の通信端末間で通信を行う
通信システムにおける相手選択型アドレス解決装置であ
って、発信側通信端末或いは他のアドレス解決装置か
ら、着信側通信端末間との通信を行うために発信側通信
端末及び着信側通信端末の論理アドレスが記載されたア
ドレス解決要求パケットを受信するパケット受信手段
と、該受信したアドレス解決要求パケットに記載された
発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレスに基
づきアドレス解決が可能か否かを判定するアドレス解決
可否判定手段と、該判定の結果、アドレス解決ができな
い場合で、且つ前記通信システム上に複数のアドレス解
決装置が存在する場合に、当該アドレス解決要求パケッ
トを前記通信システム上の異なるアドレス解決装置に転
送する転送手段と、前記判定の結果、アドレス解決が可
能で、且つアドレス解決を許可できる場合に、着信側通
信端末の物理アドレス又は発着信通信端末間の論理通信
リンク識別子を記載したアドレス解決回答パケットを、
前記アドレス解決要求パケットの送信元である発信側通
信端末又はアドレス解決装置に送信するアドレス解決回
答パケット送信手段とを備えた相手選択型アドレス解決
装置を提案する。
【0015】該相手選択型アドレス解決装置によれば、
発信側通信端末或いは他のアドレス解決装置からアドレ
ス解決要求パケットを受信した場合のみ、着信側通信端
末との間に通信リンクを有しているか又は確立すること
ができる通信端末の物理アドレス又は発着信通信端末間
の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解決回答パ
ケットを前記アドレス解決要求パケットの送信元である
発信側通信端末或いは他のアドレス解決装置に送信する
ため、発信側通信端末は該アドレス解決回答パケットに
記載された着信側通信端末との間に通信リンクを有して
いるか又は確立することができる通信端末の物理アドレ
ス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を用い
て通信リンクを確立することにより、発着通信端末間で
通信が可能となり、結果として、特定多数の通信端末間
に閉じた通信が実現できる。
【0016】また、請求項5では、請求項4記載の相手
選択型アドレス解決装置において、着信側通信端末或い
は他のアドレス解決装置からアドレス解決回答パケット
を受信するアドレス解決回答パケット受信手段と、該ア
ドレス解決可否判定手段の判定の結果、アドレス解決が
許可され、発信側通信端末及び着信側通信端末が異なる
閉域通信グループにそれぞれ属しているか又は発信側通
信端末のみが任意の閉域通信グループに属している場合
で、且つ前記通信システム上に複数のアドレス解決装置
が存在する場合に、当該アドレス解決要求パケットに記
載されている発信側通信端末の論理アドレスを当該アド
レス解決装置の論理アドレスに変更し、パケット識別子
を付与すると共に、該パケット識別子と発信側通信端末
の論理アドレスとを対応付けて記憶した後、該アドレス
解決要求パケットを前記通信システム上の異なるアドレ
ス解決装置に転送する第2の転送手段と、前記第2の転
送手段によって転送したアドレス解決要求パケットに対
するアドレス解決回答パケットを受信しとき、当該アド
レス解決回答パケットに記載されているパケット識別子
が当該アドレス解決装置で記憶しているパケット識別子
と一致し、且つ発信側通信端末の論理アドレスが当該ア
ドレス解決装置の論理アドレスと一致した場合に、当該
アドレス解決回答パケットに記載されている発信側通信
端末の論理アドレスを前記転送手段によって変更した発
信側通信端末の論理アドレスに記載しなおし、着信側通
信端末の物理アドレス又は発着信通信端末間の論理通信
リンク識別子を記載したアドレス解決回答パケットを、
前記アドレス解決要求パケットの送信元である発信側通
信端末又はアドレス解決装置へ送信する第2のアドレス
解決回答パケット送信手段とを備えた相手選択型アドレ
ス解決装置を提案する。
【0017】該相手選択型アドレス解決装置によれば、
発信側通信端末及び着信側通信端末のそれぞれが異なる
閉域通信グループに属している場合及び発信側通信端末
のみが任意の閉域通信グループに属している場合も、発
信側通信端末は該アドレス解決装置によって送信された
アドレス解決回答パケットを受信した場合のみ、着信側
通信端末との間に通信リンクを有しているか又は確立す
ることができる通信端末の物理アドレス又は発着信通信
端末間の論理通信リンク識別子を用いて通信リンクを確
立することにより、発着通信端末間で通信が可能とな
り、結果として、特定多数の通信端末間に閉じた通信が
実現できる。さらに、アドレス解決要求パケットに記載
されている発信側通信端末の論理アドレスを当該アドレ
ス解決装置の論理アドレスに変更してから送信している
ため、着信側では、発信側の論理アドレスをキャッシン
グすることが無い。
【0018】また、請求項6では、請求項4又は5記載
の相手選択型アドレス解決装置において、前記該アドレ
ス解決可否判定手段の判定の結果、アドレス解決が許可
され、着信側通信端末のみが任意の通信グループに属し
ている場合に、着信側通信端末に対して通信リンクを有
しているか又は確立することができる着信側通信端末以
外の通信端末の物理アドレス又は当該通信端末と発信側
通信端末間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス
解決回答パケットを、前記アドレス解決要求パケットの
送信元である発信側通信端末又はアドレス解決装置へ送
信する第3のアドレス解決回答パケット送信手段とを備
えた相手選択型アドレス解決装置を提案する。
【0019】該相手選択型アドレス解決装置によれば、
着信側通信端末のみが任意の閉域通信グループに属して
いる場合も、発信側通信端末は該アドレス解決装置によ
って送信されたアドレス解決回答パケットを受信した場
合のみ、着信側通信端末との間に通信リンクを有してい
るか又は確立することができる通信端末の物理アドレス
又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を用いて
通信リンクを確立することにより、発着通信端末間で通
信が可能となり、結果として、特定多数の通信端末間に
閉じた通信が実現できる。さらに、着信側通信端末のみ
が任意の通信グループに属している場合に、着信側通信
端末に対して通信リンクを有しているか又は確立するこ
とができる着信側通信端末以外の通信端末、例えば閉域
通信グループの入口ファイアウォールやルータ或いはL
ANに設けられたアドレス解決サーバ等の物理アドレス
又は当該通信端末と発信側通信端末間の論理通信リンク
識別子を記載したアドレス解決回答パケットを、前記ア
ドレス解決要求パケットの送信元である発信側通信端末
又はアドレス解決装置へ送信するため、発信側では、着
信側通信端末の論理アドレスをキャッシングすることが
無い。
【0020】また、請求項7では、請求項4乃至6の何
れかに記載の相手選択型アドレス解決装置において、前
記アドレス解決可否判定手段の判定の結果、アドレス解
決が可能であるがアドレス解決を許可できない場合に、
前記アドレス解決要求パケットの送信元である発信側通
信端末又はアドレス解決装置へ、不許可の旨を記載した
アドレス解決拒否パケットを送信するアドレス解決拒否
パケット送信手段を備えた相手選択型アドレス解決装置
を提案する。
【0021】該相手選択型アドレス解決装置によれば、
発信側通信端末は該アドレス解決装置によって送信され
たアドレス解決拒否パケットを受信した場合には、着信
側通信端末との間に通信リンクを確立することができな
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の原理を説明する
図である。図において、1a〜1cは伝送リンク、2は
通信ノード、3は発信側通信端末、4は着信側通信端
末、5はアドレス解決装置である。発信側通信端末3と
着信側通信端末4との間は、通信ノード2によって伝送
リンク1a〜1cを介して接続されている。
【0023】実際の通信システムにおいては、図中のア
ドレス解決装置5は通信システム内に複数配置され、ま
た、通信端末は複数の通信端末で閉域通信グループを構
成し、通信システム内には複数の閉域通信グループが存
在する。
【0024】また、アドレス解決装置5は、通信許可判
定部5a及びアドレス解決部5bを備えている。通信許
可判定部5aは、アドレス解決可能な発信側通信端末の
論理アドレスと着信側通信端末の論理アドレスが記載さ
れた判定テーブルを備え、アドレス解決要求パケットを
受信したとき、このアドレス解決要求パケットに記載さ
れている発信側通信端末の論理アドレスと着信側通信端
末の論理アドレスを判定テーブルと照合してアドレス可
否判定を実施する。
【0025】アドレス解決部5bは、通信許可判定部5
aの判定結果に基づいて、次の処理を実施する。 ・アドレス解決が許可され、発信側通信端末及び着信側
通信端末が異なる閉域通信グループにそれぞれ属してい
るか又は発信側通信端末のみが任意の閉域通信グループ
に属している場合で、且つ通信システム上に複数のアド
レス解決装置が存在する場合に、当該アドレス解決要求
パケットに記載されている発信側通信端末の論理アドレ
スを当該アドレス解決装置5の論理アドレスに変更し、
パケット識別子を付与すると共に、このパケット識別子
と発信側通信端末の論理アドレスとを対応付けて記憶し
た後、このアドレス解決要求パケットを通信システム上
の異なるアドレス解決装置に転送し、前記アドレス解決
要求パケットに対するアドレス解決回答パケットを受信
したときに、当該アドレス解決回答パケットに記載され
ているパケット識別子が当該アドレス解決装置5で記憶
しているパケット識別子と一致し、且つ発信側通信端末
の論理アドレスが当該アドレス解決装置5の論理アドレ
スと一致した場合は、当該アドレス解決回答パケットに
記載されている発信側通信端末の論理アドレスを前記ア
ドレス解決要求パケットにおいて変更した発信側通信端
末の論理アドレスに記載しなおし、着信側通信端末の物
理アドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別
子を記載したアドレス解決回答パケットを、前記アドレ
ス解決要求パケットの送信元である発信側通信端末又は
アドレス解決装置へ送信する。
【0026】・アドレス解決が許可され、着信側通信端
末のみが任意の通信グループに属している場合に、着信
側通信端末に対して通信リンクを有しているか又は確立
することができる着信側通信端末以外の通信端末の物理
アドレス又は当該通信端末と発信側通信端末間の論理通
信リンク識別子を記載したアドレス解決回答パケット
を、前記アドレス解決要求パケットの送信元である発信
側通信端末又はアドレス解決装置へ送信する。
【0027】・アドレス解決が許可され、前記以外の場
合には、着信側通信端末の物理アドレス又は発着信通信
端末間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解決
回答パケットを、アドレス解決要求パケットの送信元で
ある発信側通信端末又はアドレス解決装置ヘ送信する。
【0028】・アドレス解決が許可されない場合には、
前記アドレス解決要求パケットの送信元である発信側通
信端末又はアドレス解決装置に対して、アドレス解決回
答パケットを送信しないか、又は不許可の旨を記載した
アドレス解決拒否パケットを送信する。
【0029】前述したアドレス解決要求パケット、アド
レス解決回答パケット及びアドレス解決拒否パケットの
フォーマットの一例を図2に示す。
【0030】アドレス解決要求パケットは発信側論理ア
ドレス、着信側論理アドレス及びその他の情報から構成
され、アドレス解決回答パケットは発信側論理アドレ
ス、着信側論理アドレス、その他の情報及び着信側物理
アドレス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子
から構成されている。また、アドレス解決拒否パケット
は発信側論理アドレス、着信側論理アドレス、その他の
情報及びアドレス解決不許可の旨及び不許可の理由を表
す情報から構成されている。
【0031】ここで、本実施形態では、通信相手のアド
レスとして論理アドレスと物理アドレスとを用いる通信
網に適用されるアドレス解決プロトコルとして、論理ア
ドレスから物理アドレスを解決するNHRPを基本とし
て発展させた相手選択型アドレス解決方法及びその装置
を説明する。
【0032】本実施形態では、オープン・システム・イ
ンターコネクション(0SI)参照モデルのレイヤ3に
はIPを用い、レイヤ2にはATMを用いている。
【0033】まず、図3を参照しながら、相手選択型ア
ドレス解決の概念を説明する。図3においては、アドレ
ス解決プロトコルとしてNHRPを用いた例を示し、図
中のNHCは、通信端末であるNHRPクライアントを
示す。
【0034】ここでは、次の(1)〜(3)に場合分け
して相手選択型アドレス解決を行っている。 (1)同一閉域通信グループ内の通信端末(NHC)間
のアドレス解決は全ての通信端末(NHC)に対して許
可する。(NHC−CとNHC−D間の通信等) (2)閉域通信グループ外の通信端末(NHC)間のア
ドレス解決は関知しない。(後述するように結果的にア
ドレス解決は可能となる。)(NHC−GとNHC−H
間の通信等) (3)閉域通信グループ外ヘの発信のための、或いは閑
域通信グループ外からの着信のためのアドレス解決は特
定の通信端末(NHC)に対してのみ許可する。(NH
C−Eを発信側としNHC−Aを着信側とした通信、及
びNHC−Bを発信側としNHC−Hを着信側とした通
信等) 次に、本実施形態で説明する相手選択型アドレス解決装
置を適用する通信網構成を図4に示す。図4において
は、アドレス解決プロトコルとしてNHRPを用いた例
を示し、図中のケース1〜6は、アドレス解決パケット
の中継経路をアドレス解決要求/回答に場合分けしたケ
ースを示す。
【0035】ここでは、公衆網をパックボーン通信網と
する大規模通信網(大規模ATM網)におけるアドレス
解決サーバ(NHS)への通信許可判定機能の配置法と
して、公衆網内のアドレス解決サーバ(NHS2)にの
みに配置する配置法を前提として説明する。即ち、アド
レス解決サーバ(NHS2)が図1に示した本発明のア
ドレス解決装置5に相当する。
【0036】また、公衆網内のアドレス解決サーバ(N
HS2)において通信許可判定を行うために、アドレス
解決回答パケットの中継経路は必ず公衆網内のアドレス
解決サーバ(NHS2)を経由することとし、アドレス
解決サーバ(NHS2)では通信許可判定によって得た
判定値を用いてアドレス解決要求パケット或いはアドレ
ス解決回答パケットの処理を決定している。
【0037】以下では、図4及び図5に示す各ケース
(ケース1〜ケース6)についての問題点及びそれらに
対する対策と公衆網内アドレス解決サーバ(NHS2)
における処理機能について説明する。
【0038】ここでは、アドレス解決要求パケットの発
信側或いは着信側が閉域通信グループであるか否か、及
びアドレス解決要求時とアドレス解決回答時のアドレス
解決パケットの中継経路によりケースを分けると、図7
及び図8に示す6つのケースに分類できる。
【0039】ケース1及びケース3では、アドレス解決
要求パケット中の発信側アドレス(通信端末NHC1或
いは通信端末NHC4のアドレス)が、着信側のアドレ
ス解決サーバ(NHS3或いはNHS5)にキヤッシン
グされ、以降、通信を許可されていない他の通信端末
(NHC)からのアドレス解決要求に対して、着信側の
アドレス解決サーバ(NHS3或いはNHS5)が、こ
のキヤッシュを用いて回答してしまうという問題があ
る。
【0040】この問題は、アドレス解決要求パケット中
の発信側アドレスを公衆網内アドレス解決サーバ(NH
S2)にてアドレス解決サーバ(NHS2)自身のアド
レスに書き替えるという機能により解決できる。
【0041】ケース2及びケース4では、アドレス解決
回答パケット中の着信側アドレス(NHC3或いはNH
C5のアドレス)が、発信側アドレス解決サーバ(NH
S1或いはNHS4)にキヤッシングされ、以降、通信
を許可されていない他の通信端末(NHC)からのアド
レス解決要求に対して、発信側アドレス解決サーバ(N
HS1或いはNHS4)が、このキヤッシュを用いて回
答してしまうという問題がある。
【0042】この問題に対してケース4では、閉域通信
グループ4内のアドレス解決サーバ(NHS4)にはキ
ヤッシングを禁ずるキヤッシングの制限をすること、或
いはアドレス解決サーバ(NHS4)にはキヤッシユを
用いたアドレス解決回答を禁ずるアドレス解決回答の制
限をすることにより解決される。
【0043】また、ケース2では、公衆網内アドレス解
決サーバ(NHS2)が閉域通信グループ3の入口ファ
イアウォール/ルータ(FW/R)のアドレスを回答す
ること、或いは公衆網内アドレス解決サーバ(NHS
2)のアドレスを回答することにより、この問題は解決
される。
【0044】ここで、ケース2の場合、閉域通信グルー
プ3内の通信端末(NHC3)のアドレスは解決されな
いため、直接通信は実現できないが、閉域通信グループ
3ヘの入口ファイアウォール/ルータ(FW/R)或い
は公衆網内アドレス解決サーバ(NHS2)までの直接
通信は実現できる。
【0045】さらに、ケース1及びケース2はアドレス
解決要求及び回答として、1つのアドレス解決動作であ
るので、ケース2の対策を採用すると、ケース1におけ
る発信側通信端末(NHC1)のアドレスが着信側アド
レス解決サーバ(NHS3)にキヤッシングされる問題
は解消される。
【0046】ケース5及びケース6では、ケース1及び
ケース3と同様にアドレス解決要求パケット中の発信側
アドレス(通信端末NHC1或いはNHC4のアドレ
ス)が、着信側アドレス解決サーバ(NHS3或いはN
HS5)にキヤッシングされ、以降、通信を許可されて
いない他の通信端末(NHC)からのアドレス解決要求
に対して、着信側アドレス解決サーバ(NHS3或いは
NHS5)が、このキヤッシュを用いて回答してしまう
という問題がある。
【0047】この問題に対しては、発信側の通信端末
(NHC1或いはNHC4)が着信側のアドレス解決サ
ーバ(NHS3或いはNHS5)へ直接アドレス解決要
求を発信しているので、公衆綱内のアドレス解決サーバ
(NHS2)のアドレス書き換え等の手段では、着信側
アドレス解決サーバ(NHS3或いはNHS5)でのキ
ヤッシングを防止できない。
【0048】従って、ケース5の問題に対しては、閉域
通信グループ3内のアドレス解決サーバ(NHS3)に
はキヤッシングを禁ずるキヤッシングの制限をするこ
と、或いはアドレス解決サーバ(NHS3)にはキヤッ
シュを用いたアドレス解決回答を禁ずるアドレス解決回
答の制限をすることにより解決される。
【0049】一方、ケース6では、閉域通信グループサ
ーピスを契約していないLAN5内のアドレス解決サー
バ(NHS5)のキヤッシュについては制約できない可
能性がある。
【0050】従って、閉域通信グループ4内の通信端末
(NHC4)には、アドレス解決サーバ(NHS4)を
経由しないアドレス解決要求を禁ずることにより、ケー
ス6の問題は解決される。
【0051】次に、公衆網内アドレス解決サーバ(NH
S2)が持つ通信許可判定機能について、図3を用いて
説明する。ここで説明する通信許可の考え方は、図3に
示すように、同一閉域通信グループ内の通信端末(NH
C−C)と通信端末(NHC−D)との間の通信等は許
可し、また、閉域通信グループ2内の通信端末(NHC
−E)を発信側とし、閉域通信グループ1内の通信端末
(NHC−A)を着信側とした通信、及び閉域通信グル
ープ1内の通信端末(NHC−B)を発信側とし、閉域
通信グループ外の通信端末(NHC−H)を着信側とし
た通信は許可するものとする。
【0052】この場合の通信許可判定に用いる判定テー
ブルとして、閉域通信グループテーブル及び発着組テー
ブルを図6及び図7に示す。図6において、表中のCU
Gの列の1、2、・・・は、閉域通信グループ番号を示
し、論理アドレスの列のA、B、C、D、E、F、G、
・・・は、通信端末の論理アドレスを示す。これは、図
3中の閉域通信グループを例として表を記述している。
また、図7において、表中の発信側論理アドレスの列の
E、B、・・・は、発信側通信端末の論理アドレスを示
し、着信側論理アドレスの列のA、H、・・・は、着信
側通信端末の論理アドレスを示す。これは、図3の通信
許可形態を例として表を記述している。
【0053】この2つのテーブルを下記の通り、公衆網
内アドレス解決サーバ(NHS2)に設定する。
【0054】(a) 閉域通信グループテーブルには、
各閉域通信グループに属する通信端末(NHC)のIP
アドレスを持たせる。 (b)発着組テーブルには、閉域通信グループ外ヘの発
信時、或いは閉域通信グループ外からの着信時のアドレ
ス解決を許可する通信端末(NHC)の発信、着信の組
のIPアドレスを持たせる。
【0055】さらに図8に示すように、発着組テーブル
にグループマスクを設定することにより、IPグループ
単位でのテーブル登録及び判定が可能となり、発着組テ
ーブル量の削減を可能としている。この図8では、論理
アドレスとしてIPアドレスを用いる通信システムに対
する例を示している。
【0056】以下では、図9に示す通信許可判定フロー
チャートに従って、公衆網内アドレス解決サーバ(NH
S2)内の相手選択型アドレス解決処理の流れを説明す
る。
【0057】(1)受信したアドレス解決要求パケット
から発信側IPアドレス及び着信側IPアドレスを引き
出す。
【0058】(2)発信側IPアドレスが閉域通信グル
ープに属しているか否か、閉域通信グループテーブルを
検索し、発信側IPアドレスの閉域通信グループ番号を
記憶する。(閉域通信グループに属していない場合にも
特定の閉域通信グループ番号を与えて記憶する。) (3)着信側IPアドレスが閉域通信グループに属して
いるか否か、閉域通信グループテーブルを検索し、着信
側IPアドレスの閉域通信グループ番号を記憶する。
(閉域通信グループに属していない場合にも特定の閉域
通信グループ番号を与えて記憶する。) (4)発信側IPアドレスの閉域通信グループ番号と着
信側IPアドレスの閉域通信グループ番号とが同一であ
るか否かを上記(2)、(3)の処理の記憶を用いて判
定する。
【0059】・同一である場合は、アドレス解決を許可
する。(同一閉域通信グループ内の通信端末(NHC)
同士の通信であるので許可する、又は、閉域通信グルー
プ外の通信端末(NHC)同士の通信であるので相手選
択型アドレス解決処理として関知しない、という理由に
よる。)(判定値1) ・同一でない場合は、次の(5)の処理を続行する。
【0060】(5)発信側IPアドレス及び着信側IP
アドレスが、発着組テーブルのエントリに存在するか否
かを判定する。 ・存在する場合は、次の(6)の処理を続行する。
【0061】・存在しない場合は、アドレス解決を許可
しない。(当該発信側IPアドレス及び着信側IPアド
レスの組での通信が許可されていないという理由によ
る。)(判定値4) (6)発信側IPアドレスが閉域通信グループに属して
いるか否かを(2)の処理の記憶を用いて判定する。 ・閉域通信グループに属している場合は、アドレス解決
要求パケット中の発信側アドレスを公衆網内アドレス解
決サーバ(NHS2)のアドレスに書き換えて転送する
という条件付きでアドレス解決を許可する。(着信側ア
ドレス解決サーバ(NHS)に発信側アドレス情報がキ
ヤッシングされ、このキヤッシュを用いたアドレス解決
回答により、通信を許可されていない通信端末(NH
C)間の通信が成立してしまうという理由による。)
(判定値2) ・閉域通信グループに属していない場合は、着信側の閉
域通信グループのファイアウォール/ルータ(FW/
R)或いは公衆綱内アドレス解決サーバ(NHS2)の
アドレスを回答するという条件付きでアドレス解決を許
可する。(アドレス解決回答が中継されることにより、
発信側アドレス解決サーバ(NHS)に着信側アドレス
情報がキヤッシングされ、このキヤッシユを用いたアド
レス解決回答により、通信を許可されていない通信端末
(NHC)間の通信が成立してしまうという理由によ
る。)(判定植3) 以上で得られた通信許可判定値に基づいて、アドレス解
決パケットの処理を行うことによって、通信許可が与え
られている通信端末間に対してのみ通信リンクが設定可
能となり、本発明の目的である相手選択型アドレス解決
による通信、つまり、特定多数の通信端末間に閉じた通
信が実現される。
【0062】即ち、以下のように前記求めた判定値に従
ってアドレス解決要求パケットを処理する。判定値1の
場合、アドレス解決は同一閉域通信グループ内の通信端
末(NHC)間或いは閉域通信グループ外の通信端末
(NHC)間の通信のため、アドレス解決は許可され、
アドレス解決要求パケットの送信元にアドレス解決回答
パケットを送信する。
【0063】判定値2の場合、発信側通信端末(NH
C)が閉域通信グループに属しているので、通信が許可
されている場合に限り、アドレス解決要求パケット中の
発信アドレスを当該アドレス解決サーバ(NHS2)の
アドレスに書き換えることを条件にアドレス解決が許可
され、他のアドレス解決サーバ(NHS)にアドレス解
決要求パケットを転送する。さらに、このアドレス解決
要求パケットに対するアドレス解決回答パケットを受信
したときは、当該アドレス解決回答パケット中の発信ア
ドレスを前記発信側通信端末(NHC)のアドレスに書
き換えて発信側通信端末(NHC)に送信する。
【0064】判定値3の場合、閉域通信グループに属し
ているので、通信が許可されている場合に限り、当該ア
ドレス解決サーバ(NHS2)のアドレスを回答する。
【0065】判定値4の場合、当該通信端末(NHC)
間の通信が許可されていないため、アドレス解決を許可
せず、アドレス解決要求パケットの送信元にアドレス解
決拒否パケットを送信し、当該通信端末(NHC)間の
通信は不可能となる。
【0066】前述したように本実施形態によれば、発信
側通信端末は、アドレス解決回答パケットを受信した場
合のみ、着信側通信端末との間に通信リンクを有してい
るか又は確立することができる通信端末の物理アドレス
又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を用いて
通信リンクを確立することができ、これにより発着通信
端末間で通信が可能となり、結果として、特定多数の通
信端末間に閉じた通信が実現できる。
【0067】また、本発明のアドレス解決装置(公衆網
内アドレス解決サーバNHS2)は、閉域通信グループ
に属する通信端末の論理アドレスの管理のみではなく、
個々の発着信通信端末の組でのアドレス解決可否管理を
行っている。これにより、同一閉域通信グループ内の通
信端末間の通信のみならず、異なる閉域通信グループ内
の通信端末間の通信、及びいずれの閉域通信グループに
も属さない通信端末と閉域通信グループ内の通信端末と
の間の通信を実現する相手選択型アドレス解決を行うこ
とが可能となり、閉域通信グループに属しているか否か
に関わらず通信リンクを確立することができる。
【0068】従って、従来の技術では、同一閉域通信グ
ループ内の通信端末間の通信リンクしか確立できない
が、本発明を用いることにより、異なる閉域通信グルー
プ内の通信端末間の通信リンク、及びいずれの閉域通信
グループにも属さない通信端末と閉域通信グループ内の
通信端末との間の通信リンクが確立できるようになる。
【0069】尚、前述した実施形態は一例であり本発明
がこれに限定されることはない。例えば、公衆網内アド
レス解決サーバ(NHS2)と同等のアドレス解決装置
を複数設けた通信システムを構成しても、同様の効果を
得ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至3記載の相手選択型アドレス解決方法によれば、アド
レス解決装置で通信許可判定を行い、通信を許可された
通信端末以外からのアドレス解決要求に対してはアドレ
ス解決を許可しないので、特定多数の通信端末間に閉じ
た通信を行いたいという要求がある大規模通信網におい
ても、特定多数の通信端末間に閉じた通信を実現するこ
とができる。
【0071】また、請求項2記載の相手選択型アドレス
解決方法によれば、上記の効果に加えて、アドレス解決
要求パケットの発信側アドレスの書き換えや着信側通信
端末以外の通信端末又はアドレス解決装置の物理アドレ
ス又は論理通信リンク識別子をアドレス解決回答パケッ
トによって回答しているため、アドレス解決要求・回答
パケットを中継する他のアドレス解決装置における前記
発信側アドレスのキヤッシングを防止することができる
ので、前記他のアドレス解決装置において、通信が許可
されていない他の通信端末からのアドレス解決要求に対
して、該キャッシングアドレスを用いた回答を防止する
ことができる。
【0072】また、請求項3記載の相手選択型アドレス
解決方法によれば、上記の効果に加えて、着信側通信端
末が閉域通信グループ内に存在する通信形態において
は、通信が許可されている通信端末からのアドレス解決
要求に対してのみ閉域通信グループの入口ファイアウォ
ール又は着信側通信端末以外の通信端末の物理アドレス
又は論理通信リンク識別子を回答、或いはパックボーン
通信網内のアドレス解決装置のアドレス又は論理通信リ
ンク識別子を回答し、通信が許可されていない通信端末
に対してはアドレス解決を許可していないため、閉域通
信グループのファイアウォール又は着信側通信端末以外
の通信端末へのトラフィックによる負荷を軽減できると
いう優れた効果を奏する。
【0073】また、請求項4記載の相手選択型アドレス
解決装置によれば、通信許可判定を行い、通信を許可さ
れた通信端末以外からのアドレス解決要求に対してはア
ドレス解決を許可しないので、特定多数の通信端末間に
閉じた通信を行いたいという要求がある大規模通信網に
おいても、特定多数の通信端末間に閉じた通信を実現す
ることができる。
【0074】また、請求項5記載の相手選択型アドレス
解決装置によれば、上記の効果に加えて、アドレス解決
要求パケットの発信側アドレスの書き換えや着信側通信
端末以外の通信端末又はアドレス解決装置の物理アドレ
ス又は論理通信リンク識別子をアドレス解決回答パケッ
トによって回答しているため、アドレス解決要求・回答
パケットを中継する他のアドレス解決装置における前記
発信側アドレスのキヤッシングを防止することができる
ので、前記他のアドレス解決装置において、通信が許可
されていない他の通信端末からのアドレス解決要求に対
して、該キャッシングアドレスを用いた回答を防止する
ことができる。
【0075】また、請求項6記載の相手選択型アドレス
解決装置によれば、上記の効果に加えて、着信側通信端
末が閉域通信グループ内に存在する通信形態において
は、通信が許可されている通信端末からのアドレス解決
要求に対してのみ閉域通信グループの入口ファイアウォ
ール又は着信側通信端末以外の通信端末の物理アドレス
又は論理通信リンク識別子を回答、或いはパックボーン
通信網内のアドレス解決装置のアドレス又は論理通信リ
ンク識別子を回答し、通信が許可されていない通信端末
に対してはアドレス解決を許可していないため、閉域通
信グループのファイアウォール又は着信側通信端末以外
の通信端末へのトラフィックによる負荷を軽減すること
ができる。
【0076】また、請求項7記載の相手選択型アドレス
解決装置によれば、上記の効果に加えて、アドレス解決
が可能であるがアドレス解決を許可できない場合に、ア
ドレス解決要求パケットの送信元である発信側通信端末
又はアドレス解決装置へ、不許可の旨を記載したアドレ
ス解決拒否パケットを送信しているので、前記アドレス
解決要求パケットの送信元である発信側通信端末又はア
ドレス解決装置は通信が許可されないことを確実に認識
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図
【図2】本発明の一実施形態におけるアドレス解決パケ
ットのフォーマットを示す図
【図3】本発明の一実施形態における通信許可形態の一
例を示す図
【図4】本発明の一実施形態における大規模通信網の一
構成例を示す図
【図5】図4中のケース1〜6の問題点及び対策・要求
機能を示す図
【図6】本発明の一実施形態における通信判定テーブル
の1つである閉域通信グループテーブルを示す図
【図7】本発明の一実施形態における通信判定テーブル
の1つである発着組テーブル(グループマスクなし)を
示す図
【図8】本発明の一実施形態における通信判定テーブル
の1つである発着組テーブル(グループマスクあり)を
示す図
【図9】本発明の一実施形態における公衆網内アドレス
解決サーバ(NHS2)で行われる通信許可判定処理を
説明するフローチャート
【符号の説明】
1a〜1c…伝送リンク、2…通信ノード、3…発信側
通信端末、4…着信側通信端末、5…アドレス解決装
置、NHC−A〜NHC−H…通信端末、NHS1,N
HS3,NHS4,NHS5…アドレス解決サーバ、N
HS2…アドレス解決サーバ(本発明の相手選択型アド
レス解決装置)、FW/R…ファイアウォール/ルー
タ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末と、当該通信端末間を伝
    送リンクで接続する通信ノードと、発信側通信端末及び
    又は着信側通信端末の論理アドレスから着信側通信端末
    の物理アドレス又は発着通信端末間の論理通信リンク識
    別子に変換するアドレス解決装置とを伝送リンクで接続
    し、任意の通信端末間で通信を行う通信システムにおけ
    る相手選択型アドレス解決方法であって、 前記発信側通信端末は、着信側通信端末間との通信を行
    うために発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アド
    レスが記載されたアドレス解決要求パケットをアドレス
    解決装置へ送信し、 該アドレス解決要求パケットを受信したアドレス解決装
    置は、発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレ
    スに基づいてアドレス解決ができない場合で、且つ前記
    通信システム上に複数のアドレス解決装置が存在する場
    合は、当該アドレス解決要求パケットを前記通信システ
    ム上の異なるアドレス解決装置に転送し、 前記アドレス解決要求パケットを受信したアドレス解決
    装置において、発信側通信端末及び着信側通信端末の論
    理アドレスに基づきアドレス解決が可能な場合は、前記
    発信側通信端末より送信されてきたアドレス解決要求パ
    ケットに対してアドレス解決可否判定を実施し、 該判定の結果、アドレス解決が許可された場合には、着
    信側通信端末の物理アドレス又は発着信通信端末間の論
    理通信リンク識別子を記載したアドレス解決回答パケッ
    トを、前記アドレス解決要求パケットの送信元である発
    信側通信端末又はアドレス解決装置ヘ送信し、 また、前記判定の結果、アドレス解決が許可されない場
    合には、前記アドレス解決要求パケットの送信元である
    発信側通信端末又はアドレス解決装置に対して、アドレ
    ス解決回答パケットを送信しないか、又は不許可の旨を
    記載したアドレス解決拒否パケットを送信し、 前記発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケット
    を受信した場合のみ、前記着信側通信端末の物理アドレ
    ス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を用い
    て、着信側通信端末との間に通信リンクを確立すること
    により、発着通信端末間で通信を可能とすることを特微
    とする相手選択型アドレス解決方法。
  2. 【請求項2】 前記通信システムが、複数の通信端末で
    構成された閉域通信グループを1グループ以上有し、同
    一閉域通信グループに属する通信端末間又はいずれの閉
    域通信グループにも属していない通信端末間の通信には
    制限はないが、異なる閉域通信グループに属する通信端
    末間及び閉域通信グループに属している通信端末といず
    れの閉域通信グループにも属していない通信端末間の通
    信は許可されている場合のみ可能とするときは、 発信側通信端末は、着信側通信端末との通信を行うため
    に発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレスが
    記載されたアドレス解決要求パケットをアドレス解決装
    置へ送信し、 該アドレス解決要求パケットを受信したアドレス解決装
    置は、発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレ
    スに基づきアドレス解決が可能な場合は、前記発信側通
    信端末より送信されてきたアドレス解決要求パケットに
    対してアドレス解決可否判定を実施し、 該判定の結果、アドレス解決が許可されたときには、発
    信側通信端末及び着信側通信端末が異なる閉域通信グル
    ープにそれぞれ属しているか又は発信側通信端末のみが
    任意の閉域通信グループに属している場合で、且つ前記
    通信システム上に複数のアドレス解決装置が存在する場
    合に、当該アドレス解決要求パケットに記載されている
    発信側通信端末の論理アドレスを当該アドレス解決装置
    の論理アドレスに変更し、パケット識別子を付与すると
    共に、該パケット識別子と発信側通信端末の論理アドレ
    スとを対応付けて記憶した後、該アドレス解決要求パケ
    ットを前記通信システム上の異なるアドレス解決装置に
    転送し、 また、前記判定の結果、アドレス解決が許可されない場
    合には、前記アドレス解決要求パケットの送信元である
    発信側通信端末又はアドレス解決装置に対して、アドレ
    ス解決回答パケットを送信しないか、又は不許可の旨を
    記載したアドレス解決拒否パケットを送信し、 前記アドレス解決要求パケットに対するアドレス解決回
    答パケットを受信した前記アドレス解決装置は、当該ア
    ドレス解決回答パケットに記載されているパケット識別
    子が当該アドレス解決装置で記憶しているパケット識別
    子と一致し、且つ発信側通信端末の論理アドレスが当該
    アドレス解決装置の論理アドレスと一致した場合は、当
    該アドレス解決回答パケットに記載されている発信側通
    信端末の論理アドレスを前記アドレス解決要求パケット
    において変更した発信側通信端末の論理アドレスに記載
    しなおし、着信側通信端末の物理アドレス又は発着信通
    信端末間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解
    決回答パケットを、前記アドレス解決要求パケットの送
    信元である発信側通信端末又はアドレス解決装置へ送信
    し、 前記発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケット
    を受信した場合のみ、該アドレス解決回答パケットに記
    載されている着信側通信端末の物理アドレス又は発着信
    通信端末間の論理通信リンク識別子を用いて、着信側通
    信端末との間に通信リンクを確立することにより、発着
    通信端末間で通信を可能とする、 ことを特微とする請求項2記載の相手選択型アドレス解
    決方法。
  3. 【請求項3】 前記通信システムが、複数の通信端末で
    構成された閉域通信グループを1グループ以上有し、同
    一閉域通信グループに属する通信端末間又はいずれの閉
    域通信グループにも属していない通信端末間の通信には
    制限はないが、異なる閉域通信グループに属する通信端
    末間及び閉域通信グループに属している通信端末といず
    れの閉域通信グループにも属していない通信端末間の通
    信は許可されている場合のみ可能とするときは、 発信側通信端末は、着信側通信端末との通信を行うため
    に発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレスが
    記載されたアドレス解決要求パケットをアドレス解決装
    置へ送信し、 当該アドレス解決要求パケットを受信したアドレス解決
    装置は、発信側通信端末及び着信側通信端末の論理アド
    レスに基づきアドレス解決が可能な場合は、前記発信側
    通信端末より送信されてきたアドレス解決要求パケット
    に対してアドレス解決可否判定を実施し、 該判定の結果、アドレス解決が許可されたときには、着
    信側通信端末のみが任意の通信グループに属している場
    合に、着信側通信端末に対して通信リンクを有している
    か又は確立することができる着信側通信端末以外の通信
    端末の物理アドレス又は当該通信端末と発信側通信端末
    間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解決回答
    パケットを、前記アドレス解決要求パケットの送信元で
    ある発信側通信端末又はアドレス解決装置へ送信し、 また、前記判定の結果、アドレス解決が許可されない場
    合には、前記アドレス解決要求パケットの送信元である
    発信側通信端末又はアドレス解決装置に対して、アドレ
    ス解決回答パケットを送信しないか、又は不許可の旨を
    記載したアドレス解決拒否パケットを送信し、 発信側通信端末は、前記アドレス解決回答パケットを受
    信した場合のみ、該アドレス解決回答パケットに記載さ
    れている通信端末の物理アドレス又は発着信通信端末間
    の論理通信リンク識別子を用いて、着信側通信端末との
    間に通信リンクを確立することにより、発着通信端末間
    で通信を可能とすることを特微とする請求項1又は2記
    載の相手選択型アドレス解決方法。
  4. 【請求項4】 複数の通信端末と、当該通信端末間を伝
    送リンクで接続する通信ノードと、発信側通信端末及び
    又は着信側通信端末の論理アドレスから着信側通信端末
    の物理アドレス又は発着通信端末間の論理通信リンク識
    別子に変換するアドレス解決装置とを伝送リンクで接続
    し、任意の通信端末間で通信を行う通信システムにおけ
    る相手選択型アドレス解決装置であって、 発信側通信端末或いは他のアドレス解決装置から、着信
    側通信端末間との通信を行うために発信側通信端末及び
    着信側通信端末の論理アドレスが記載されたアドレス解
    決要求パケットを受信するアドレス解決要求パケット受
    信手段と、 該受信したアドレス解決要求パケットに記載された発信
    側通信端末及び着信側通信端末の論理アドレスに基づき
    アドレス解決が可能か否かを判定するアドレス解決可否
    判定手段と、 該判定の結果、アドレス解決ができない場合で、且つ前
    記通信システム上に複数のアドレス解決装置が存在する
    場合に、当該アドレス解決要求パケットを前記通信シス
    テム上の異なるアドレス解決装置に転送する転送手段
    と、 前記判定の結果、アドレス解決が可能で、且つアドレス
    解決を許可できる場合に、着信側通信端末の物理アドレ
    ス又は発着信通信端末間の論理通信リンク識別子を記載
    したアドレス解決回答パケットを、前記アドレス解決要
    求パケットの送信元である発信側通信端末又はアドレス
    解決装置に送信するアドレス解決回答パケット送信手段
    とを備えたことを特微とする相手選択型アドレス解決装
    置。
  5. 【請求項5】 着信側通信端末或いは他のアドレス解決
    装置からアドレス解決回答パケットを受信するアドレス
    解決回答パケット受信手段と、 該アドレス解決可否判定手段の判定の結果、アドレス解
    決が許可され、発信側通信端末及び着信側通信端末が異
    なる閉域通信グループにそれぞれ属しているか又は発信
    側通信端末のみが任意の閉域通信グループに属している
    場合で、且つ前記通信システム上に複数のアドレス解決
    装置が存在する場合に、当該アドレス解決要求パケット
    に記載されている発信側通信端末の論理アドレスを当該
    アドレス解決装置の論理アドレスに変更し、パケット識
    別子を付与すると共に、該パケット識別子と発信側通信
    端末の論理アドレスとを対応付けて記憶した後、該アド
    レス解決要求パケットを前記通信システム上の異なるア
    ドレス解決装置に転送する第2の転送手段と、 前記第2の転送手段によって転送したアドレス解決要求
    パケットに対するアドレス解決回答パケットを受信しと
    き、当該アドレス解決回答パケットに記載されているパ
    ケット識別子が当該アドレス解決装置で記憶しているパ
    ケット識別子と一致し、且つ発信側通信端末の論理アド
    レスが当該アドレス解決装置の論理アドレスと一致した
    場合に、当該アドレス解決回答パケットに記載されてい
    る発信側通信端末の論理アドレスを前記転送手段によっ
    て変更した発信側通信端末の論理アドレスに記載しなお
    し、着信側通信端末の物理アドレス又は発着信通信端末
    間の論理通信リンク識別子を記載したアドレス解決回答
    パケットを、前記アドレス解決要求パケットの送信元で
    ある発信側通信端末又はアドレス解決装置へ送信する第
    2のアドレス解決回答パケット送信手段とを備えたこと
    を特微とする請求項4記載の相手選択型アドレス解決装
    置。
  6. 【請求項6】 前記該アドレス解決可否判定手段の判定
    の結果、アドレス解決が許可され、着信側通信端末のみ
    が任意の通信グループに属している場合に、着信側通信
    端末に対して通信リンクを有しているか又は確立するこ
    とができる着信側通信端末以外の通信端末の物理アドレ
    ス又は当該通信端末と発信側通信端末間の論理通信リン
    ク識別子を記載したアドレス解決回答パケットを、前記
    アドレス解決要求パケットの送信元である発信側通信端
    末又はアドレス解決装置へ送信する第3のアドレス解決
    回答パケット送信手段とを備えたことを特微とする請求
    項4又は5記載の相手選択型アドレス解決装置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス解決可否判定手段の判定の
    結果、アドレス解決が可能であるがアドレス解決を許可
    できない場合に、前記アドレス解決要求パケットの送信
    元である発信側通信端末又はアドレス解決装置へ、不許
    可の旨を記載したアドレス解決拒否パケットを送信する
    アドレス解決拒否パケット送信手段を備えたことを特徴
    とする請求項4乃至6の何れかに記載の相手選択型アド
    レス解決装置。
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