JPH10243018A - 通信装置、帯域確保方法及び端末装置 - Google Patents

通信装置、帯域確保方法及び端末装置

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JPH10243018A
JPH10243018A JP4272397A JP4272397A JPH10243018A JP H10243018 A JPH10243018 A JP H10243018A JP 4272397 A JP4272397 A JP 4272397A JP 4272397 A JP4272397 A JP 4272397A JP H10243018 A JPH10243018 A JP H10243018A
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圭介 橋本
Takeshi Tanaka
武志 田中
Satoshi Kagaya
聡 加賀谷
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晴彦 飯田
Yoshio Kataoka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信資源を平等に確保すること、通信資源を
適応的に動的に変更すること。 【解決手段】 サーバマシン100やルータ200は、
ユーザのリクエストに応じたパケットのインデックスを
用いてデータフローの評価値を算出し、この評価値を用
いて各データフローの優先度を決定し、各データフロー
の優先度から各データフローに帯域を割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネットワー
クに接続されるサーバ、ルータ、端末等の通信装置、こ
れら間での帯域確保方法及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インター/イントラネットの普及により
分散システムは急速に普及しているが、システムの複雑
化、大規模化及びコンポーネントウェアの導入により、
プログラムやシステムの全貌を把握することが非常に困
難になってきている。このため、事前のシミュレーショ
ン等の数値解析を行うためのモデル化が困難となり、シ
ステム設計/開発時の性能把握/評価が十分行えていな
い。
【0003】その性能評価を困難とする原因の内、最も
大きな原因は、複数のジョブが一つの系の資源を共有す
るということである。このような複数主体による共有が
ネットワーク資源、コンピューティング資源に対して発
生しており、その各々の管理ポリシーにおける最適化の
基準が異なるために、性能を予測することが困難になっ
ている。また、性能を評価する際にその利用者から求め
られるのが、平均的な性能だけではなく、その最悪値を
求められる。しかし、複数主体が共有する複雑系におい
ては、このような最悪値は得てしてエンジニアリング的
な経験値を超えてしまうことが多い。このため理論的解
析が意味をなさず、実際の実験においても、最悪状況を
発生させるデータが作れないために、運用上発生する最
悪状態のシミュレーションをすることが出来ず、性能評
価/予測問題をより困難にしている。
【0004】これは、例えば、従来のインターネットに
代表される多くのコンピュータ間の通信分野を捉える
と、従来は主に通信資源を複数主体が平等に共有するB
estEffort方式を採用しているため、上記する
ように、常に他の通信主体による通信に影響され、必要
な帯域を保証することが困難になっていた。このため、
データの受信側で通信速度を測定し、その情報をデータ
の送信元にフィードバックすることによって、データの
送信量を送信側で制御し、例えば、通信速度が遅いとき
は情報を削って送信することによって、一定速度のデー
タ転送を実現する方法が存在している。
【0005】しかし、この方法では、フィードバック情
報を転送するための別回線が必要となる。さらに転送さ
れるデータの内容に関わらず一様に情報が削られるとい
った問題点がある。
【0006】さらに、Best Effort方式では
なく帯域確保型の通信方式として、ATM(Async
hronous Transfer Mode)通信方
式やRSVP(Resource Reservati
on Protocol)といったプロトコルの検討が
進められている。しかし、これらの方式では、ネットワ
ーク上で扱われているデータの多様化に伴い、データの
特徴により妥当な取り扱われ方も異なるにも関わらず、
先着優先の原理に従い、早く要求をしたものから順に必
要とする通信資源(帯域)を確保しているだけである。
よって、要求する帯域を確保できない場合は要求が拒否
されるだけで、ユーザは絶えず通信資源の空くのを待っ
て再要求をすることを強いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような限られた通
信資源を不特定多数の主体により共用する場合、個々の
ユーザからの要求だけに応じて通信資源の確保を行うの
ではなく、ネットワーク全体に共通する客観的な優先度
のような指標を設け、それを用いて不特定多数のユーザ
に平等に資源を配分することが課題となる。例えば、送
受するデータが映像で報道を目的とする場合、実時間性
の保持が最も重要であり、画質は比較的重要ではないと
いえるならば、ルータやサーバの通信量の増減に呼応し
て、このデータを許容できる範囲内で省くことが課題と
なる。これによって他の通信要求を満たすことが可能と
なり、多数のユーザにサービスを提供することが可能と
なる。逆に、送受するデータが映画情報でその鑑賞を目
的とする場合は、実時間性よりも画質を重要視するなら
ば、良好な画質を提供可能となる時刻を提示された上
で、その時刻まで待つことは問題とならないと考える。
このためには、通信路の資源予約を時間軸に対して行う
ことが課題となる。
【0008】さらに、ネットワークを経由して映画情報
を鑑賞する場合は、クライマックスの場面とそれ以外の
場面のように、同じデータフローでも、そのデータの価
値を決定付けるような高い品質を要求される部分と幾分
画質が落ちても体制に影響の無い部分とが混在している
場合がある。このような情報の場合は、一様に情報を削
除することは大きな損失であり、状況に応じて動的に情
報の加工方法を変更できることが望まれる。
【0009】本発明は、このような事情に基づきなされ
たものである。
【0010】すなわち、本発明の目的は、通信資源を平
等に確保することにある。
【0011】本発明の目的は、通信資源を適応的に動的
に変更することにある。
【0012】本発明の別の目的は、災害等に迅速に対応
できるネットワークを構築することにある。
【0013】本発明のさらに別の目的は、公序良俗に反
するようなデータの侵入等を防止することにある。
【0014】本発明のまた別の目的は、ユーザの妥協を
促してユーザが納得した形で通信資源を確保することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明では、データの内容に応じた
インデックスを出力する手段と、前記データのデータ・
パケットに前記インデックスを付加する手段と、前記イ
ンデックスが付加されたデータ・パケットを送信する手
段とを具備することを特徴とする、通信装置が提供され
る。
【0016】請求項2記載の本発明では、請求項1記載
の通信装置であって、前記インデックスを出力する手段
が、前記各データの内容に応じて予め定められたインデ
ックスを記憶する手段を具備することを特徴とする、通
信装置が提供される。
【0017】請求項3記載の本発明では、データの内容
に応じて優先度を決定する手段と、前記優先度に基づい
て前記データの通信帯域を確保する手段と、上記の通信
帯域で前記データのデータ・パケットを送信する手段と
を具備することを特徴とする、通信装置が提供される。
【0018】請求項4記載の本発明では、データの内容
に応じて通信帯域を固定帯域と変動帯域とに分配する手
段と、通信路の負荷状況に応じて前記変動帯域を変動さ
せる手段とを具備することを特徴とする、通信装置が提
供される。
【0019】請求項5記載の本発明では、データの内容
に応じたインデックスを出力する手段と、前記インデッ
クスに応じて優先度を決定する手段と、前記優先度に基
づいて前記データの通信帯域を確保する手段と、上記の
通信帯域で前記データのデータ・パケットを送信する手
段とを具備することを特徴とする、通信装置が提供され
る。
【0020】請求項6記載の本発明では、請求項5記載
の通信装置であって、前記インデックスが緊急情報を示
す場合には、優先的に割り込んで前記通信帯域を確保す
る割込手段をさらに具備することを特徴とする、通信装
置が提供される。
【0021】請求項7記載の本発明では、請求項5記載
の通信装置であって、前記優先度に応じて前記データ・
パケットを廃棄する手段をさらに具備することを特徴と
する、通信装置が提供される。
【0022】請求項8記載の本発明では、データの内容
に応じたインデックスが付加されたデータ・パケットを
受信する手段と、前記受信したデータ・パケットに付加
されたインデックスに基づき当該データ・パケットにマ
スクをするか否かを決定する手段と、前記マスクをする
と決定されたデータ・パケットにマスクをする手段とを
具備することを特徴とする、通信装置が提供される。
【0023】請求項9記載の本発明では、データの内容
に応じたインデックスが付加されたデータ・パケットの
データ・フローを受信する手段と、前記受信したデータ
・フローのデータ・パケットに付加されたインデックス
に基づき当該データ・フローにマスクをするか否かを決
定する手段と、前記マスクをすると決定されたデータ・
フローにマスクをする手段とを具備することを特徴とす
る、通信装置が提供される。
【0024】請求項10記載の本発明では、端末側から
網側へ通信に必要な帯域を要求し、網側が要求された帯
域の確保ができないときには、網側が端末側に帯域に関
する代替案を提示し、端末側が網側に代替案に対して回
答し、網側が端末側からの要求及び回答に基づき帯域を
確保することを特徴とする、帯域確保方法が提供され
る。
【0025】請求項11記載の本発明では、網側へ通信
に必要な帯域を要求する手段と、前記網側が要求された
帯域の確保ができないときに網側から提示される帯域に
関する代替案に対する回答を入力する手段と、前記代替
案に対する回答を前記網側に送信する手段とを具備する
ことを特徴とする、端末装置が提供される。
【0026】請求項12記載の本発明では、データの内
容に応じたインデックスを出力する手段と、前記インデ
ックスに応じて前記送信すべきデータを加工する手段
と、前記加工されたデータトを送信する手段とを具備す
ることを特徴とする、通信装置が提供される。
【0027】本発明では、データの内容に応じて通信帯
域を確保できるようにしている。そのため、例えばデー
タの内容に応じてデータ・パケットに付加される「イン
デックス」を導入している。そして、例えば「インデッ
クス」に基づき優先度を決定し、その優先度に基づいて
通信帯域を確保している。
【0028】本発明では、データの内容に応じて通信帯
域を固定帯域と変動帯域とに分配し、通信路の負荷状況
に応じて変動帯域の方を変動可能としている。これによ
り通信資源を適応的に動的に変更できる。すなわち、例
えば情報を伝送するために確保する通信帯域を固定帯域
と変動帯域に分けて管理する。固定帯域は、削られない
ことを保証する通信帯域であり、固定帯域幅は通信を開
始する時点で決定する。また、変動帯域は、ルータやサ
ーバの負荷の変動により各通信フロー間で融通しあう。
そのような場合に、例えば上述したインデックスは、通
信を開始する時点での固定帯域を確保するときと、変動
帯域の帯域の融通のときに、通信内容やメディアの特徴
により客観的に優先度を決定するために用いる。固定帯
域や変動帯域の確保において、即時に確保できない場合
も考慮して、スケジューリングによる通信予約の機能を
実現する場合もインデックスを用いて客観的な優先度決
定を行うことができる。
【0029】本発明により、通信帯域を確保する/スケ
ジューリングを行う/緊急情報転送時の帯域確保を行う
/情報フィルタリングに用いる/端末精度をインデック
スを用いて端末精度に応じた配信サービスを行う、とい
ったサービスが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づき説明する。
【0031】図1に本発明の一実施形態に係るネットワ
ークの一例を示す。このネットワークでは、各種サーバ
マシン100、ルータ200及び端末300を有する。
一般に、いわゆるインターネットや企業内のネットワー
ク( イントラネット)等では、LANの他に専用ディジ
タル回線を介した通信が行われており、ATM交換機等
の種々の層から構成されているが、ここでは、簡単のた
めルータで代表させて説明する。なお、サーバマシン1
00のうち、DBはデータベースに関するサーバマシン
であり、MDBはマルチメディアデータベースに関する
サーバマシン、KBは知識ベースに関するサーバマシ
ン、LIBはライブラリに関するサーバマシンを示して
いる。
【0032】図2は、図1のようなネットワーク環境に
おける本発明の一実施形態に係るインデックスを用いる
通信網の構成を表すブロック図である。「インデック
ス」は、データ選択時、ネゴシエーション時、転送時、
コネクト時等の優先度の判定に用いられる。
【0033】インデックスを用いる通信網は少なくと
も、ユーザの要求にこたえてインデックス付パケットを
発信するサーバ100、そのパケットを中継・分配する
ルータ200、そのパケットを受信して復元する端末3
00からなる。また、インデックスの付加されたデータ
をサーバに供給するインデックス付データ作成部400
をネットワーク上に存在するように構成してもよい。
【0034】サーバ100は、少なくともユーザリクエ
スト窓口手段101、インデックス付データ記憶手段1
02、インデックス記憶手段103、パケットにインデ
ックスを付加するパケットインデックス付加手段10
4、変動帯域優先度決定手段105、変動帯域割り当て
手段106、パケット廃棄・復活手段107、パケット
送信手段108から構成される。あらかじめ帯域を予約
或いは確保してから送信を行うような場合は、更に、固
定帯域優先度決定手段109、固定帯域予約手段11
0、予約情報記憶手段111を構成に加えるのもよい。
また、サーバの扱うデータをユーザがブラウズして選択
する為のデータブラウズ手段112、災害時などの緊急
報道の割り込みを許す緊急報道割り込み手段113等を
構成に加えるのもよい。パケット廃棄・復活手段107
は一旦廃棄されたパケットを帯域幅の余裕のある時を利
用して復活させるもので、廃棄パケットキャッシュ手段
114が接続される。しかし、単なるパケット廃棄手段
として構成することもできる。
【0035】サーバ100において、パケットインデッ
クス付加手段104は発信されるデータをパケットに分
割しインデックス記憶手段103のインデックスを用い
て、各パケットにインデックスを付加する。変動帯域優
先度決定手段105は、このインデックスに対応する評
価値をインデックス記憶手段から検索し、各データフロ
ーの優先度を決定する。変動帯域幅割当手段106は、
各データフローの優先度から各データフローに帯域を割
り当てる。パケット廃棄・復活手段107は、割り当て
られた帯域幅に見合うだけのパケットを選択しパケット
送信手段108に渡し、それ以外のパケットを廃棄或い
は送信を見合わせる。緊急報道割り込み手段113は、
緊急報道のインデックスを持つパケットを検出し最優先
に発信するべきデータフロー或いはパケットを変動帯域
優先度決定手段105やパケット廃棄・復活手段107
等に伝える。
【0036】ルータ200は、少なくともユーザリクエ
スト窓口手段201、パケット受信手段202、インデ
ックス記憶手段203、インデックス展開手段204、
変動帯域優先度決定手段205、変動帯域割り当て手段
206、パケット廃棄・復活手段207、パケット送信
手段208から構成される。あらかじめ帯域を確保して
から送信を行うような場合は、更に、固定帯域優先度決
定手段209、固定帯域予約手段210、予約情報記憶
手段211を構成に加えるのもよい。また、受信したパ
ケットを一時的に貯えたりデータフロー間でパケットを
共有するためのパケットキャッシュ手段212、ルータ
の以下( 端末など)のネットワークにおいて不必要なデ
ータを判定するデータフィルタリング手段213、その
判定の根拠となる規則を貯えるデータマスクルール記憶
手段214、ルータによりインデックスの一部を更新す
る為のパケットインデックス更新手段215、災害時な
どの緊急報道の割り込みを許す緊急報道割り込み手段2
16等を構成に加えるのもよい。パケット廃棄・復活手
段207は一旦廃棄されたパケットを帯域幅の余裕のあ
る時を利用して復活させるもので、廃棄パケットキャッ
シュ手段217が接続される。しかし、単なるパケット
廃棄手段としてもよい。
【0037】ルータ200において、インデックス展開
手段204は受信したパケットのインデックスを用いて
インデックス記憶手段203から評価値を検索し、各デ
ータフローの評価値を算出する。変動帯域優先度決定手
段205は、この評価値を用いて各データフローの優先
度を決定する。変動帯域幅割当手段206は、各データ
フローの優先度から各データフローに帯域を割り当て
る。パケット廃棄・復活手段207は、割り当てられた
帯域幅に見合うだけのパケットを選択しパケット送信手
段に渡し、それ以外のパケットを廃棄或いは送信を見合
わせる。緊急報道割り込み手段216は、緊急報道のイ
ンデックスを持つパケットを検出し最優先に発信するべ
きデータフロー或いはパケットを変動帯域優先度決定手
段205やパケット廃棄・復活手段207等に伝える。
【0038】端末300は、少なくとも端末がネットワ
ークに接続し、所望のデータを探す為のネットワーク利
用手段301と、所望のデータの送信要求などを行うユ
ーザリクエスト発行手段302と、インデックス付パケ
ットを受信するパケット受信手段303と、受け取った
パケットからユーザの利用したい形態にデータを復元す
るデータ復元手段304とを備える。受信したパケット
をパケットのまま、或いはデータに復号した状態で一時
的に貯える必要がある場合はデータキャッシュ手段30
5を、受信するデータにフィルタを掛けたい場合は、ル
ータの構成にあるようなデータフィルタリング手段やデ
ータマスクルール記憶手段やインデックス記憶手段を構
成に加えるのもよい。また、インデックスやその評価値
を参照した処理を端末で行いたい場合もインデックス記
憶手段を構成に加えるのもよい。
【0039】インデックス付データ作成部400は、少
なくとも、インデックスがまったく付加されていないデ
ータを記憶するインデックス無しデータ記憶手段40
1、インデックス記憶手段402、データの内容をデー
タ全体に付加するコンテンツインデックス付加手段40
3、インデックスが付加されたデータを記憶するインデ
ックス付データ記憶手段404、インデックスの付加さ
れたデータをサーバなどに供給するデータ供給手段40
5からなる。データ内でシーン毎の重要度を表すシーン
インデックスを付加する必要のある場合は、シーンイン
デックスの付加されていないデータからシーンを切り出
すシーン切り出し手段406、切り出されたシーンに対
しシーンインデックスを付加するシーンインデックス付
加手段407を構成に含めてもよい。 この通信網にお
いて、予め通信帯域を予約或いは確保して通信を行う場
合の予約或いは確保の方法は、次のようになる。
【0040】・ユーザは、所望のデータのあるサーバ1
00を、端末300のネットワーク利用手段301によ
り得る。
【0041】・端末300のユーザリクエスト発行手段
302は、ルータ200のユーザリクエスト窓口手段2
01、サーバ100のユーザリクエスト窓口手段101
を通じて該当するサーバ100と接続し、データ内容(
概要解説、サイズ、料金等)を確認して、ユーザのリク
エスト( 転送開始時刻、転送レート、転送終了時刻等)
を端末300よりルータ200及びサーバ100に対し
て発行する。
【0042】・ユーザのリクエストを受け取ったサーバ
100或いはルータ200では、固定帯域優先度決定手
段109、209が、インデックス記憶手段103、2
03よりデータの評価値を検索し、固定帯域を確保する
場合の優先度を決定する。
【0043】・固定帯域予約手段110、210は、予
約情報記憶手段111、211から通信帯域の予約状況
を検索し、ユーザの要求に沿う時間の通信帯域の確保が
可能かどうかをチェックする。この結果、確保できた場
合は、その旨をユーザリクエスト窓口手段を通じてユー
ザに通知する。また、確保できなかった場合は、代替案
を作成して、その旨をユーザリクエスト窓口手段を通じ
てユーザに提示する。
【0044】・ユーザのリクエスト通りに確保できない
場合は、サーバ100及びルータ200に対しユーザリ
クエスト窓口手段を通じてネゴシエーションを行う。
【0045】・ユーザは、確保できた場合、或いは、ネ
ゴシエーションにより満足のゆく確保が可能であれば、
それを確認してユーザリクエスト窓口手段を通じてサー
バ100及びルータ200に通信帯域の確保と送信を依
頼する。
【0046】図3は、インデックスを用いる通信網にお
ける通信帯域の分割方針と、それに応じた各通信への通
信帯域の割り当て方法の一例を表す。
【0047】ここで、固定帯域とは、ある通信で削られ
ないことを保証される通信帯域のことである。その具体
的な値を固定帯域幅という。固定帯域幅は、通信開始前
の固定帯域のスケジューリング時に決定される。変動帯
域とは、ルータやサーバの通信帯域の中で、固定帯域と
して確保されている以外の帯域を、同時に行われている
各通信間に優先度により割り振られる通信帯域のことで
ある。さらに、最低転送帯域幅とは、あるデータがリア
ルタイム性を保ちつつしかもデータの持つ情報が十分伝
わる最低限の帯域幅のことである。
【0048】帯域分割の方針は、データの特性により幾
つかに別れる。ここでは、例として次の4つをあげる。
なお、本実施形態の以下の説明では、4つの例を網羅す
る「リアルタイム性優先データ( 間引き可)」を用い
る。
【0049】・リアルタイム性優先データ( 間引き可) リアルタイム性が要求されるデータであるが、ある範囲
でパケットの間引きを行っても受信側でユーザが妥協で
きる程度まで復元できるようなデータをいう。どの程度
復元されればよいかは、技術的最低限度はあるとしてそ
れ以上は、ユーザに依存する。
【0050】一般的な動画データや音声データ(電話も
含む)などがこれにあたる。帯域確保の形態としては、
固定帯域と変動帯域からなり、転送データの内容やシー
ンや重要度により固定帯域の割合や変動帯域の間引き率
を変化させることができる。固定帯域と他のデータフロ
ーとの兼ね合いで決まる変動帯域との和で通信帯域幅
(転送速度)が決まる。
【0051】・リアルタイム性優先データ(間引き不
可) リアルタイム性が要求されるデータで、かつ、データの
間引きが許されないデータをいう。
【0052】高精度を要求するような動画像、リアルタ
イム制御系の通信などがこれにあたる。
【0053】通信帯域は、リアルタイム性を維持するの
に十分な固定帯域で構成され、データの内容により通信
の帯域幅(転送速度)が決まる。
【0054】・完全性優先データ(帯域確保) データの完全性を重視し、かつ、あるスケジュールにの
っとって転送され、転送完了までの時刻を保証する必要
のあるデータをいう。企業の各支店のある期間( 日、
月、年、年度等)ごとの諸々の集計結果等のデータを本
店に転送するような場合がこれにあたる。通信帯域は、
スケジュールどおりに送られるのに十分な固定帯域から
構成され、データ量と転送に要する時間により通信帯域
の幅( 転送速度)が決まる。
【0055】・完全性優先データ( 帯域変動) データの完全性を重視するが、転送完了までの時刻はあ
まり重要でないデータ。個人の間で取り交わされる電子
メールなどがこれにあたる。通信帯域は、変動帯域のみ
により構成され、他のデータフローとの兼ね合いで通信
帯域幅(転送速度)が決まる。現在のBest Eff
ort方式に基づくTCP/IP等ではすべてのデータ
フローの帯域が優先度無しで変動する。
【0056】図4は、ネットワーク内に公開されるデー
タの種類を網羅するインデックステーブルの例を示す。
この中で、緊急報道に類するデータの取り扱いに特別な
優先方式を設定する場合は、ネットワーク管理者等の特
定の個人または公共団体等に制限する必要がある。
【0057】図4では、評価値を映像、音声、文字列等
に区別して設定した例を示しているが、これらを区別せ
ず単一の値を用いても、別の区別の仕方で値を設定して
もよい。また、接続すること自体の優先度と通信帯域の
幅を確保する時の優先度とを区別したい場合は、通信回
線を接続する時の評価値と通信時の評価値とを区別して
設定してもよい。
【0058】図5に示すシーンインデックスを設定して
もよい。このインデックスは、同じデータ内で優先度が
異なる場合の通信帯域の柔軟な融通に有効である。図4
のインデックスと図5のインデックスを用いる場合の両
インデックスの関係は例えば、図4のインデックスは通
信帯域を確保する場合の基本的な評価値として用いら
れ、図5のインデックスはそれを修飾する評価値として
用いられる。例えば、映画のクライマックスとそうでな
い部分とで評価値を変えても良い。
【0059】図6はインデックスを用いる通信で各サー
バ、ルータ、端末などが受け取るデータパケットの構成
例を表す。この構成例では、インデックスはデータパケ
ットの通常のヘッダー部分に加えられる。このインデッ
クスは、通信されているデータの内容を表す部分(コン
テンツ:図4で示される通信内容のインデックスが付加
される)に加え、データ内での重要度を表す部分(シー
ン: 図5で示されるシーンインデックスが付加され
る)、同じデータに対する同時期のリクエストの数(リ
クエスト数)等を含むのもよい。また、コンテンツによ
り送信するデータを具体的に特定できるように設定した
場合であれば、送信されるデータ全体の中でどの部分に
あたるかを表すID(データ内ID)も含むのもよい。
【0060】リクエスト数を用いることにより、各ルー
タ、サーバでこの数の大きい方を優先的に処理すること
を可能とする。これは、ルータがコピーして分配するま
では、複数のリクエストに1つのデータフローで送信で
きる為である。ここで、インデックスのコンテンツによ
り送信するデータを具体的に特定できる場合、同時に送
信されたデータでなくてもキャッシュでカバーできる程
近い時間のずれで送信が行われる場合、同じリクエスト
にカウントすることも可能である。これは、データ内I
Dを用いることでデータフロー間で共有することができ
るからである。また、固定帯域幅を大きくとったリクエ
ストのデータフローはより固定帯域を小さくとったリク
エストのデータフローを含むことができるので、ルータ
により分配されるまでは、同じリクエストに含めること
もできる。更に、ルータのキャッシュ上のパケットがユ
ーザの要求するデータを含んでおり、その品質もユーザ
の要求を満たしている(ユーザ要求以上の固定帯域幅で
転送されたデータである)場合、ルータがサーバの肩代
わりをすることができる。
【0061】図7は図1のネットワーク上で図6のイン
デックス付きパケットを用いて行う通信におけるデータ
転送手順を表す。以下、図7の各フェーズの処理を図8
〜図12を用いて示す。
【0062】1.データ選択(ステップ701) WWWのブラウザ等を用いたり、ネットワーク上のディ
レクトリ検索機構を用いるなどして、ユーザは所望のデ
ータをいくつか見つけ選択する。選択すると、サーバ
は、そのデータに関する情報(インデックス、サイズ、
転送時間、データを転送するための帯域幅、料金等)を
ユーザに提示する。例えば、あるユーザが端末からブラ
ウザを用いてマルチメディアデータベースにアクセス
し、動画データ「ジュラシック・ウォーズ」を選択す
る。すると、サーバからは、ジュラシック・ウォーズに
関する図8のような情報が送られる。図8の表の中で、
フル転送帯域幅とはデータをフルスペックで転送するた
めに必要な帯域幅を表す。
【0063】また、ユーザ要求の欄の要求固定帯域幅に
は、サーバによって最低転送帯域幅に+αした帯域をデ
フォルトの固定帯域として設定する事もできる。
【0064】2.ユーザリクエスト(ステップ702) ユーザは、サーバからの情報と自らのオプション設定を
確認して、リクエストを発行する。リクエストでは、端
末から転送開始を希望する日時を記入し、また、好みや
必要に応じてユーザ要求の欄を変更(オプション設定)
してから発行する。例えば図9のように転送開始日時を
記入したり、固定帯域幅をデフォルトでは25Kbyt
eのところを35Kbyteに変更することもできる。
この場合の選択範囲は、フル転送帯域幅が上限となり最
低転送帯域幅が下限となる。
【0065】有料でデータの配信を行う場合、データ自
体を受け取る為のライセンス料や通信量による課金情報
を同時に提示してもよい。通信量による課金を行う場
合、固定帯域の課金方法と変動帯域の課金方法を区別す
るのもよい。
【0066】3.固定帯域優先度決定(ステップ70
3) ルータやサーバは各々の帯域を仮予約する場合の優先度
を、ユーザのリクエストしたデータに対して例えば下記
の様な式1を用いて決定する。各評価値は、図4や図5
のインデックステーブルから検索して用いる。
【0067】映像、音声、文字入りの場合 ej =epj+esj+ecjj =ej /Σei (式1) 但し、epj:あるフローjの映像情報評価値 esj:あるフローjの音声情報評価値 ecj:あるフローjの文字情報評価値 ej :あるフローjの評価値 pj :優先度 4.ルータ、サーバ帯域仮予約(ステップ704、70
5) 端末、サーバ、そして端末とサーバの間のルータは、転
送開始日時から転送が終了するまでの間の通信路(デー
タフロー)を仮予約する。この際、ユーザから発行され
たリクエストにできるだけ沿う様に固定帯域を確保でき
る通信経路を探索しスケジューリングを行う。これによ
り、予約された指定開始日時より要求する品質の最低レ
ベルの通信が保証される。
【0068】帯域がユーザのリクエストどおりに確保で
きない場合は、該当するサーバ、あるいは、ルータは、
ユーザのリクエストにできるだけ沿う代替案をユーザに
提示する。代替案の例を下に示す。
【0069】代替案1:図10に示すように、開始時刻
を優先し最低限の固定帯域幅以上の帯域を確保できる中
でリクエストに最も近い時刻からデータ転送を開始す
る。
【0070】代替案2:図11に示すように、ユーザが
リクエストした固定帯域幅を優先してその帯域幅を確保
できるリクエストに最も近い時間帯からデータ転送を開
始する。
【0071】5.ネゴシエーション(ステップ706) ユーザは、提示された仮予約結果(代替案を含む)に満
足すれば、ステップ707の依頼に進むが、仮予約結果
及びその代替案に満足しない場合は、要求を例えば次の
ように変更して、再度リクエストを発行する。
【0072】ユーザ要求の変更の例としては、次のよう
なものがある。
【0073】・妥協して代替案を選択する。 ・別のオプションをつけてもう一度リクエストを発行す
る。 ・同じデータを持つ他のサーバを探す。 ・あきらめて全く別のデータを探す。
【0074】6.依頼(ステップ707) リクエストどおりのスケジュール、あるいは、妥協でき
る代替案があれば、データ転送の依頼を行う。
【0075】7.データ転送(ステップ708) インデックスに基づく通信において、各ルータにおける
データ転送は図12の手順により行われる。
【0076】7.1.パケット受信(ステップ120
1) 各ルータ、サーバはあらかじめ設定される周期毎に、各
データフロー毎のインデックスより求まる評価値に応じ
たパケット検索・操作ができるようなバッファーを持
つ。受信したパケットは、まず、このバッファに蓄積さ
れる。
【0077】7.2.インデックス展開(ステップ12
02) ある期間毎、例えば1周期毎或いは適切な数の周期毎に
各ルータ、サーバが共通に持つ図4及び図5のインデッ
クステーブルから、各データフローのパケットのインデ
ックスに対応する評価値を検索する。図5のインデック
ステーブルを用いない、すなわち、同じデータフロー内
で評価値の変化が無ければ、式2の様に図4のインデッ
クステーブルから得られる各パケットの評価値をそのデ
ータフローの評価値として一貫して用いればよい場合が
多い。また、リクエスト数を考慮する場合は式3の様に
リクエスト数に応じた関数を用いてもよい。
【0078】 efki=ei (式2) 但し、efki:ある期間kのフローiの評価値 ei :フローiのデータのインデックス表における評価
値 efki=H(ei ,ri ) (式3) 但し、ri :フローiへのリクエスト数 H:評価値にリクエスト数を加味する関数 図5のシーンインデックスの様な同じデータ内での評価
値を設定する場合は、式4の様に各フロー毎に検索され
た評価値に統計処理を行い、その統計値を各フローの評
価値とするのが望ましい。この統計値としては、各パケ
ットの評価値の合計値、平均値、正規化等、各フローを
特徴付ける或いはフロー間を比較できる値が得られれば
よい。また、リクエスト数を考慮する場合は式5の様に
リクエスト数に応じた関数を用いてもよい。
【0079】 efki=G(ei ×ski1 ,ei ×Ski2 ,…ei ×Skij ,…) (式4) 但し、efki:ある期間kのフローiの評価値 ei :フローiのデータのインデックス表における評価
値 G:各パケットの評価値を統計処理する関数 efki=H(G(ei ×ski1 ,ei ×Ski2 ,…ei ×Skij ,…),ri ) (式5) 但し、ri :フローiへのリクエスト数 H:評価値にリクエスト数を加味する関数 また、データの評価値が映像、音声、文字列等に種類別
に設定されている場合、特にメディア別に帯域幅を操作
できる場合は、各メディア毎に式2〜式5のいずれかの
処理を行うのもよい。
【0080】7.3.優先度決定(ステップ1203) 各期間での各データフローの評価値を用いて、データフ
ロー間での優先度を決定する。優先度決定関数は、評価
値の種類をどのように設定するかや、評価値の取り方に
より異なる。一つの簡単な例は、式2〜式5等の様に各
データフローの評価値を求める場合のように、評価値が
数字で表されていて、かつ、数字の大きい方が評価が高
い場合、式6に示すように全てのデータフローの評価値
の合計に占める各データフローの評価値の占める割合を
各データフローの優先度とする方法がある。
【0081】この他に、例えば、データフローの評価値
をそのまま優先度として見なすことも可能である。
【0082】 Pki=efki/Σefkn n=1,2,3……,i,… (式6) 但し、efki:ある期間kのフローiの評価値 Pki:ある期間kのフローiの優先度 また、データの評価値が映像、音声、文字列等に種類別
に設定されている場合、特にメディア別に帯域幅を操作
できる場合は、各メディア毎に式6の処理を行うのもよ
い。
【0083】7.4.通信帯域決定(ステップ120
4) 各データフローに割り当てられる通信帯域幅は、固定帯
域と変動帯域の合計となる。
【0084】固定帯域は既にルータ・サーバ帯域確保時
にスケジューリング機構によって確保されているので、
ここでは、各データフローへ変動帯域を割り当てる。そ
の割り当て方法の例としては、各データフローに対して
決定された優先度を用いて各データフローに通信帯域を
割り当てる方法がある。割り当てる方法は、優先度の取
り方により異なるが、一つの簡単な例は、式6の処理で
求められる様に全てのデータフローの評価値の合計に占
める各データフローの評価値の占める割合を各データフ
ローの優先度とする場合、式7の様に通信路の中での変
動領域全体の帯域幅と優先度の積から各データフローの
帯域幅を求める方法である。
【0085】bki=pki×bkT 但し、bki:ある期間kのフローiの優先度 bkT:ある期間kのデータ通信用総変動帯域幅 pki:ある期間kのフローiのデータ通信用変動帯域幅 7.5.パケット送信(ステップ1205) 各データフローに割り当てられた通信帯域幅に見合うよ
うにパケットを適宜廃棄しながらパケットを送信する。
廃棄のレベルとしては2つあり、1つはデータフロー間
の優先度に応じてその優先度の低いフローからパケット
を破棄する。重要度は、インデックスの評価値を用いて
判断できる。もう1つは、優先度の低さに応じて各デー
タフローからパケットを破棄して情報量を減らすことで
ある。本実施形態では後者のレベルを例に説明する。こ
の方法の例としては、例えば次のような方法がある。
【0086】画像情報のデータ化の一手法として、イン
ターレースGIFがあるが、そこでは、2次元の画像情
報を座標で言うと、(0,0),(1,0),(2,
0),..という順にデータをセーブするのではなく、
(0,0),(10,0),(20,0),...,
(1,0),(11,0),(21,0),...とい
うように、とびとびにセーブする形式をとる。従って、
最初の50%だけのデータを送っても50%相当の画質
の画像を得ることができる。
【0087】また、MPEGで採用されている画像デー
タの圧縮法では、B、P、Iの3種類のデータがある。
こうした形式のデータを扱う場合、割り当てられる帯域
が不足すると、まず、データBのパケットを帯域幅に見
合うまで廃棄する。そして、データBのパケットを廃棄
しても帯域幅に見合わない場合は、データPのパケット
を廃棄する。
【0088】更に、データPのパケットを廃棄しても帯
域幅に見合わなければ、データIのパケットを廃棄する
ことででデータ量を削減することができる。これは、B
データは、P、Iデータを用いて復号され、Pデータは
Iデータを用いて復号されるという依存関係による。よ
って換言すると、Iが欠ると、次のIまでの間のPもB
も復号されない。
【0089】Pが欠ると次のPまでのBは復号されない
という関係がある。よって、各データフローの優先度に
応じて割り当てられる帯域幅に見合うように、データ
B、P、Iの順にパケットを廃棄することによって、品
質をできるだけ落とさずに情報量を調整できる。
【0090】次に本発明を適用した例を示す。
【0091】最初は、図4における「緊急報道」を利用
した場合の、通信制御について示す。インデックスとし
て緊急報道を用いる事により、通常のスケジューリング
ルールに従わずに、特権的に情報を提供することが可能
となる。例えば、従来、地震等の災害発生時には、災害
発生箇所に対する通信要求が多発し通信回線がパンクす
るため、110番や119番による救急通信が利用でき
ないといった問題がある。このような問題に対し、イン
デックスを「緊急通信」とする事によって、他の如何な
る情報よりも優先的に処理を行うことを可能とする。こ
れは、単に優先度を最高位にするだけでは、先に述べた
スケジューリング規則に基づくと、他のサービスに必要
な固定帯域で全帯域が占有されている場合は、緊急通信
用の帯域を即確保することが出来ない。よって、他のサ
ービスの最低限度の品質を欠いても(固定帯域を削るこ
とになる)、緊急通信用の通信帯域を確保する特別なス
ケジューリング機構が必要となる。これは、固定帯域を
スケジューリングする際に、インデックスが「緊急通
信」か否かを判定することによって容易に拡張すること
が可能である。
【0092】この技術は、現在のテレビにおけるテロッ
プによって、地震情報や選挙速報が放送されていること
に対応づけることができる。例えば、VOD機構を用い
ているネットワークにおいて、帯域いっぱいに情報を提
供している時でも、必要に応じて緊急情報を放送するこ
とが可能となる。
【0093】但し、この緊急情報に関しても、後に示す
情報フィルタリングの機構を用いることにより、個人の
責任において不要な情報をマスクすることが可能であ
る。例えば、選挙速報はいらない、災害情報は関東圏に
限定する、といったことが可能である。
【0094】しかし、この技術によっても、緊急通信が
多発し、全ての緊急通信をリアルタイムで処理出来ない
(通信帯域が足りなくなる)場合が想定される。これ
は、現在の電話網でよく問題になることであり、緊急通
信といえどもその内の間欠的につながる情報のみ扱わ
れ、回線が確保されなかった要求は無視されていた。こ
のような問題への対応策として、従来無視されていた要
求も含めて全ての要求をカウントし、マクロ的に要求発
生の分布を把握することによって、救急車を出動させる
等の災害対策に利用することを可能とする。
【0095】これは、固定帯域をスケジューリングする
際に、緊急通信をリアルタイムに処理できなくなったと
き、そのスケジュールだけを行い遅延時間の評価によっ
て、発生頻度や要求の発生分布を見積もることが可能と
なる。
【0096】次の適用例として、インデックスに個人や
端末情報を付加して送る例を示す。これにより、無駄、
作業効率、プライバシー/機密保持、契約内容等の観点
から、利用する端末や個人に基づいたサービスの自動調
整が可能になる。
【0097】例えば、無駄の視点からは、 ・端末の仕様を上回る精度のデータを転送しても無駄で
ある。プリンタでは300dpi程度の速度のデータが
ほしいが、画面でしか見ない画像データであれば72d
pi程度ですむ。これを自動的に区別できれば通信量は
1/3以下となる。また、白黒端末にカラー情報を送信
したり、8bitのCRT精度しかないところに256
bitのカラー情報を送信しても無駄である。
【0098】・何らかのハンディキャップがある人に感
知できないメディアデータを転送しても無駄である。耳
の聞こえない人には、画像データと文字データを、目の
見えない人には音声データと点字データを送るような機
能を自動化できる。
【0099】このような無駄なデータ転送をなくすた
め、端末からのサービス要求時に、端末や個人に関する
情報を付加してサーバに通知する。サーバ側では、予め
端末や個人に応じたデータ精度にデータを加工した後、
通信路に加工済みデータを送出することが可能となる。
これにより、従来端末側で利用できずに捨てていた無駄
な情報の転送がなくなり、通信資源をより有効に利用可
能となる。
【0100】また、作業効率の視点からは、営業担当が
詳細な技術情報の中から営業に役立つデータを探すのは
困難であり、多面的なデータベース(データウェアハウ
ス)の構築と、その効率化が望まれている。インデック
スがデータベース検索を効率化する。
【0101】プライバシー/機密保持の視点からは、部
分的に公開される個人向けのインデックス(マシンのI
Pアドレスに類似) を配布することで、暗号通信に加え
個人認証の観点から、個人情報の不当な漏洩や、企業、
公的機関等の秘密漏洩の事柄を防ぐ手段になる。
【0102】さらに、契約内容として、幾つかのレベル
の契約内容が考えられ、契約内容インデックスによりサ
ービス内容を自動的に変えることが可能となる。
【0103】3番目の適用例として、情報フィルタリン
グに適用できる。個人、地域、国家など色々な粒度の主
体にとって、不必要な、あるいは、不利益な情報を如何
にシャットアウトするかは、インターネットのような巨
大なネットワーク環境が広がるにつれて、切実な問題と
なってきている。また、インターネット上での自由な情
報の流れの中で、個人のプライバシー、公序良俗、ある
いは、国益の保護のための法制化が遅れているという問
題もある。
【0104】インデックスに基づく通信は、こうした問
題への一つの解決策ともなる。例えば、国家、プロバイ
ダ、法人、個人等は、インターネット上に公開されてい
るデータの種類うち、取り扱う範囲、あるいは、取り扱
わない範囲をインデックスを用いて公開することで、取
り扱わない種類のデータを一方的に拒否することができ
る。これにより、風紀上好ましくない情報や、興味のな
い情報を自動的に排除する事が可能となり、必要な情報
の選択を同時に実現することが可能となる。
【0105】図13に示す統合公共情報通信網と、図1
4に示す大規模統合公共情報通信網は、以上で説明した
インデックスを用いる通信網を、ユーザの要求により、
ニュース、映画、音楽等の番組を配信するサービスやコ
ンピュータネットワークサービス、電話サービス等の公
共的なインフラストラクチャに適用する場合の例を表し
ている。
【0106】各構成要素は、少なくとも上述のインデッ
クスを用いる通信手段の各構成要素の手段を備える。
【0107】各構成要素の対応関係は、キー局1301
はサーバ100、中継局1302と中継局(小)140
3はルータ200に、家庭1304は端末300に、情
報作成局1305はインデックスデータ作成部400に
対応する。
【0108】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
不特定多数からの通信要求を、その転送情報の内容に応
じて資源配分することが可能となり、また情報内容に応
じて動的に資源配分を変更することを可能となる。さら
に、災害等に迅速に対応できるネットワークを構築で
き、また公序良俗に反するようなデータの侵入等を防止
でき、さらにユーザの妥協を促してユーザが納得した形
で通信資源を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークの一例
を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るインデックスを用い
る通信網の構成を表すブロック図である。
【図3】インデックスを用いる通信網における通信帯域
の分割方針と、それに応じた各通信への通信帯域の割り
当て方法の一例を表す図である。
【図4】ネットワーク内に公開されるデータの種類を網
羅するインデックステーブルの例を示す図である。
【図5】シーンインデックスの例を示す図である。
【図6】インデックスを用いる通信で各サーバ、ルー
タ、端末などが受け取るデータパケットの構成例を表す
図である。
【図7】インデックス付きパケットを用いて行う通信に
おけるデータ転送手順を表すフローチャートである。
【図8】サーバから端末に送られるデータ転送規定情報
の一例を示す図である。
【図9】端末からサーバに送られるユーザ要求を加味し
たデータ転送規定情報の一例を示す図である。
【図10】サーバから端末に送られる代替案としてのデ
ータ転送規定情報の一例を示す図である。
【図11】サーバから端末に送られる代替案としてのデ
ータ転送規定情報の他の例を示す図である。
【図12】ルータにおけるデータ転送の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】統合公共情報通信網の一例を示す図である。
【図14】大規模統合公共情報通信網の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 サーバマシン 200 ルータ 300 端末 400 インデックス付データ作成部 101 ユーザリクエスト窓口手段 102 インデックス付データ記憶手段 103 インデックス記憶手段 104 パケットインデックス付加手段 105 変動帯域優先度決定手段 106 変動帯域割り当て手段 107 パケット廃棄・復活手段 108 パケット送信手段 109 固定帯域優先度決定手段 110 固定帯域予約手段 111 予約情報記憶手段 112 データブラウズ手段 113 緊急報道割り込み手段 114 廃棄パケットキャッシュ手段 201 ユーザリクエスト窓口手段 202 パケット受信手段 203 インデックス記憶手段 204 インデックス展開手段 205 変動帯域優先度決定手段 207 パケット廃棄・復活手段 208 パケット送信手段 209 固定帯域優先度決定手段 210 固定帯域予約手段 211 予約情報記憶手段 212 パケットキャッシュ手段 213 データフィルタリング手段 214 データマスクルール記憶手段 215 パケットインデックス更新手段 216 緊急報道割り込み手段 217 廃棄パケットキャッシュ手段 301 ネットワーク利用手段 302 ユーザリクエスト発行手段 303 パケット受信手段 304 データ復元手段 305 データキャッシュ手段 401 インデックス無しデータ記憶手段 402 インデックス記憶手段 403 コンテンツインデックス付加手段 404 インデックス付データ記憶手段 405 データ供給手段 406 シーン切り出し手段 407 シーンインデックス付加手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 武志 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 加賀谷 聡 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 飯田 晴彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 片岡 欣夫 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 中村 人哉 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 塩谷 英明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの内容に応じたインデックスを出
    力する手段と、 前記データのデータ・パケットに前記インデックスを付
    加する手段と、 前記インデックスが付加されたデータ・パケットを送信
    する手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置であって、 前記インデックスを出力する手段が、前記各データの内
    容に応じて予め定められたインデックスを記憶する手段
    を具備することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 データの内容に応じて優先度を決定する
    手段と、 前記優先度に基づいて前記データの通信帯域を確保する
    手段と、 上記の通信帯域で前記データのデータ・パケットを送信
    する手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 データの内容に応じて通信帯域を固定帯
    域と変動帯域とに分配する手段と、 通信路の負荷状況に応じて前記変動帯域を変動させる手
    段とを具備することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 データの内容に応じたインデックスを出
    力する手段と、 前記インデックスに応じて優先度を決定する手段と、 前記優先度に基づいて前記データの通信帯域を確保する
    手段と、 上記の通信帯域で前記データのデータ・パケットを送信
    する手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信装置であって、 前記インデックスが緊急情報を示す場合には、優先的に
    割り込んで前記通信帯域を確保する割込手段をさらに具
    備することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の通信装置であって、 前記優先度に応じて前記データ・パケットを廃棄する手
    段をさらに具備することを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 データの内容に応じたインデックスが付
    加されたデータ・パケットを受信する手段と、 前記受信したデータ・パケットに付加されたインデック
    スに基づき当該データ・パケットにマスクをするか否か
    を決定する手段と、 前記マスクをすると決定されたデータ・パケットにマス
    クをする手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 データの内容に応じたインデックスが付
    加されたデータ・パケットのデータ・フローを受信する
    手段と、 前記受信したデータ・フローのデータ・パケットに付加
    されたインデックスに基づき当該データ・フローにマス
    クをするか否かを決定する手段と、 前記マスクをすると決定されたデータ・フローにマスク
    をする手段とを具備することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 端末側から網側へ通信に必要な帯域を
    要求し、 網側が要求された帯域の確保ができないときには、網側
    が端末側に帯域に関する代替案を提示し、 端末側が網側に代替案に対して回答し、 網側が端末側からの要求及び回答に基づき帯域を確保す
    ることを特徴とする帯域確保方法。
  11. 【請求項11】 網側へ通信に必要な帯域を要求する手
    段と、 前記網側が要求された帯域の確保ができないときに網側
    から提示される帯域に関する代替案に対する回答を入力
    する手段と、 前記代替案に対する回答を前記網側に送信する手段とを
    具備することを特徴とする端末装置。
  12. 【請求項12】 データの内容に応じたインデックスを
    出力する手段と、 前記インデックスに応じて前記送信すべきデータを加工
    する手段と、 前記加工されたデータトを送信する手段と、 を具備することを特徴とする通信装置。
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