JPH10242868A - メディア情報送信装置およびメディア情報受信装置 - Google Patents

メディア情報送信装置およびメディア情報受信装置

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JPH10242868A
JPH10242868A JP4541397A JP4541397A JPH10242868A JP H10242868 A JPH10242868 A JP H10242868A JP 4541397 A JP4541397 A JP 4541397A JP 4541397 A JP4541397 A JP 4541397A JP H10242868 A JPH10242868 A JP H10242868A
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Yoshiaki Kato
嘉明 加藤
Michiyo Fujikawa
実智代 藤川
Atsumichi Murakami
篤道 村上
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  • Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の放送システムは、映像や音声に対して
決められた符号化方式に対応したH/Wで構成されてい
た。これに対し、新たな符号化方式を採用する場合でも
H/Wを新たな装置に入れ替えずに済むことが望まれ
る。また、従来は受信機側で復号できる符号化方式しか
使用できないが、映像、音響等のメディア情報が複数の
オブジェクトで構成される場合、各オブジェクト毎に適
した符号化方式を適宜使用できることが望まれる。 【解決手段】 メディア情報を構成する符号化対象を、
それぞれの符号化対象に応じた符号化方式により符号化
し、この符号化データを処理する受信側用ソフトウエア
と、メディア情報に対応する付加情報と、上記符号化デ
ータとを多重化するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタル
化された映像信号、音響信号、ソフトウエアを含むその
他データ等のメディア情報を多重化し、配信するデジタ
ル放送システムなどのメディア情報送信装置/受信装置
に関するものである。ソフトウエアには、符号化された
符号化データを復号するデコード用ソフトウエア、各メ
ディア情報を提示するための提示用ソフトウエアなどが
ある。
【0002】
【従来の技術】図28は、例えば郵政省 電気通信審議
会答申 諮問第74号:「『デジタル放送方式に係る技
術的条件』のうち12.2〜12.75GHzを使用す
る衛星デジタル放送方式(27MHz帯域幅を使用する
もの)の技術的条件」(1995年7月)に示された従
来のデジタル放送システムの機能ブロック図である。
【0003】図28において、1は映像符号化部、2は
音響符号化部、3はデータ符号化部、4は多重化部、5
は伝送符号化部、6は受信装置である。郵政省 電気通
信審議会答申 諮問第74号において、映像符号化部1
で使用する映像符号化方式としてはMPEG−2 Vi
deoを、音響符号化部2で使用する音響符号化方式と
してはMPEG−2 Audioをベースとするよう規
定している。また、データ符号化方式については、既存
サービスとの整合性を考慮し、一定の種類毎に適切なプ
ロトコルおよびインタフェースの基準を設けるとしてい
る。
【0004】次に、従来のデジタル放送システムの動作
について説明する。映像符号化部1、音響符号化部2及
びデータ符号化部3において、映像信号、音響信号、各
種データ信号をそれぞれ情報源符号化する。多重化部4
では、情報源符号化処理によって生成した映像符号化デ
ータ103、音響符号化データ104及びデータ符号化
データ105をパケット単位に多重化して多重化ビット
列106を生成する。伝送符号化部5では、多重化ビッ
ト列106に対して伝送路に応じた符号化を行い伝送信
号107を生成する。
【0005】受信装置6では、前記の送信装置側の処理
の逆処理を行い、映像信号、音響信号、各種データ信号
を復元する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の放送システムは
以上のように構成され、映像や音声に対する符号化方式
が規定されていることもあり、一般に、符号化/復号処
理は高速処理の行えるH/Wで実現されていた。そのた
め、より効率の良い符号化/復号方式が開発され、それ
を採用することになった場合、従来の放送システムで
は、送信装置、受信装置ともに新たな装置と入れ替えな
ければならなかった。また、映像、音響、データ等の複
数のメディア情報において、各メディア情報がさらにそ
れぞれ複数の符号化対象物(オブジェクト)で構成され
る場合、オブジェクトそれぞれに適した符号化方式が存
在したとしても、受信装置側で復号できる符号化方式し
か使用することができなかった。
【0007】また、従来のデジタル放送システムでは、
配信したメディア情報を様々な表現を用いて提示しよう
としても、送信装置側の意図を受信装置側へ伝えること
が出来なかった。さらに、送信装置側でデコード用S/
Wや提示用S/Wを配信するようにした場合、S/Wが
環境(H/W構成、OS)に依存した言語で記述されて
いると、同一処理を行うS/Wを複数の異なる環境毎に
用意し、配信しなければならない。また、デコード用S
/Wや提示用S/Wを取り込む受信装置側では、配信さ
れたS/Wを全て取り込んだ場合、非常に大容量の記憶
手段が必要となる。
【0008】この発明は前記のような問題点を解消する
ためになされたもので、受信装置側で符号化データの処
理を行う受信側用ソフトウエア(デコード用S/Wや提
示用S/W)を送信装置側で用意し、それを衛星、地上
波、ケーブル等で受信装置に配信することにより、メデ
ィア情報やオブジェクト毎に対応した符号化方式や提示
方法を提供でき、また、容易に符号化方式の追加や変更
が行えるようにすることを目的とする。
【0009】また、受信装置側において、送信装置側で
用いられる符号化方式の変更や追加によるシステムの入
れ替えを不要とすることを目的とする。さらに、デコー
ド用S/Wおよび提示用S/Wをバーチャル・マシン・
コード(VMコード)で記述することにより、ソフトウ
エア配信の効率化を図ることを目的とする。また、受信
装置側において、配信されたソフトウエアは必要なもの
だけ取り込み、不要となったものは消去することによ
り、メモリ等の記憶手段の有効利用を図ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメディア
情報送信装置は、メディア情報を構成する複数の符号化
対象を、それぞれの符号化対象に応じた符号化方式によ
り符号化する符号化手段と、この符号化手段で符号化さ
れた符号化データを受信側で処理する受信側用ソフトウ
エアを保持するソフトウエア管理手段と、上記メディア
情報に対応する付加情報を生成する付加情報生成手段
と、この付加情報生成手段で生成された付加情報と上記
ソフトウエア管理手段に保持された受信側用ソフトウエ
アと上記符号化手段で符号化された符号化データとを多
重化する多重化手段とを備えたものである。
【0011】そして、上記ソフトウエア管理手段で保持
する受信側用ソフトウエアを、上記符号化手段で用いる
符号化方式に対応するデコード用ソフトウエアとし、上
記付加情報生成手段で生成する上記付加情報を、上記メ
ディア情報に対して上記符号化手段で使用される符号化
方式を示す情報としたものである。
【0012】また、上記ソフトウエア管理手段で保持す
る受信側用ソフトウエアを、上記メディア情報を受信側
で提示するための提示用ソフトウエアとし、上記付加情
報生成手段で生成する上記付加情報を、上記メディア情
報の提示方法を指定する提示情報としたものである。
【0013】そして、上記符号化手段で符号化中のメデ
ィア情報に対応した受信側用ソフトウエア、あるいは、
上記符号化手段で符号化する予定のメディア情報に対応
した受信側用ソフトウエアを上記多重化手段に出力する
よう制御する制御手段を備えたものである。
【0014】また、上記符号化手段における符号化処理
が行なわれていないときに上記受信側用ソフトウエアを
上記多重化手段に出力するようにしたものである。
【0015】また、上記受信側用ソフトウエアをシステ
ム環境に依存しないバーチャル・マシーン・コード(V
Mコード)で記述するようにしたものである。
【0016】また、上記メディア情報を構成する上記複
数の符号化対象が複数のオブジェクトで構成される場
合、上記ソフトウエア管理手段で保持する受信側用ソフ
トウエアを、それぞれのオブジェクトに対応する受信側
用ソフトウエアとし、上記付加情報生成手段で生成する
上記付加情報を上記それぞれのオブジェクトに対応する
付加情報とするものである。
【0017】また、この発明に係るメディア情報受信装
置は、入力した多重化ビット列を、符号化データとこの
符号化データに対応する受信側用ソフトウエアと上記符
号化データに対応する付加情報とに分離する分離手段
と、上記上記受信側用ソフトウエアを保持するソフトウ
エア管理手段と、このソフトウエア管理手段に保持され
た受信側用ソフトウエアを上記付加情報に基づき実行
し、上記符号化データの処理を行う処理手段とを備えた
ものである。
【0018】そして、上記ソフトウエア管理手段で保持
する受信側用ソフトウエアは送信側で用いる符号化方式
に対応するデコード用ソフトウエアとし、上記処理手段
は上記付加情報により規定されるデコード用ソフトウエ
アを上記ソフトウエア管理手段から入力して上記符号化
データを復号する復号手段で構成したものである。
【0019】また、上記ソフトウエア管理手段で保持す
る受信側用ソフトウエアは上記メディア情報を受信側で
提示するための提示用ソフトウエアとし、上記処理手段
は、上記付加情報により規定される提示方法に基づき提
示用ソフトウエアを上記ソフトウエア管理手段から入力
して上記符号化データからメディア情報を提示する提示
手段で構成したものである。
【0020】さらに、上記ソフトウエア管理手段におい
て、上記分離手段で分離された受信側用ソフトウエアの
うちの保持する必要があるものを判断し、必要があるも
のだけを取り入れるようにしたものである。
【0021】また、上記ソフトウエア管理手段におい
て、保持している受信側用ソフトウエアのうちの不要と
なったものを判断し、不要となったものを削除するよう
にしたものである。
【0022】また、VMコードで記述された受信側用ソ
フトウエアを実行できるバーチャル・マシーン(VM)
を備えたものである。
【0023】また、VMコードで記述された受信側用ソ
フトウエアを受信側のOSに対応したコードに変換する
コード変換手段を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図1を
用いて説明する。図1はこの発明のメデイア情報送信装
置の実施形態として、デジタル放送システムの送信装置
を構成した場合の構成図である。
【0025】図1において、1は映像信号100を符号
化する一つ以上の符号化部からなる符号化手段としての
映像符号化部、7はこの映像符号化部1内の各符号化部
で符号化された映像符号化データ103を復号できる一
つ以上のデコード用S/Wを管理するソフトウエア管理
手段としてのデコード用S/W管理部、8は各符号化部
で使用される符号化方式や配信されるデコード用S/W
などの情報(付加情報119)を生成する付加情報生成
手段としての付加情報生成部、9は上記映像符号化部1
に対して各符号化部で使用する符号化方式を指示した
り、デコードS/W管理部7に対してデコード用ソフト
ウエアの転送指示を行ったり、付加情報生成部8に対し
て映像符号化部1内の各符号化部で使用される符号化方
式や配信されるデコード用S/Wに関する情報を通知す
る制御手段としての符号化方式制御部である。また4は
映像符号化データ103やデコード用S/Wビット列1
17、付加情報119を多重化する多重化手段としての
多重化部、5は伝送符号化部である。
【0026】次に動作について説明する。符号化方式制
御部9には、映像符号化部1内の符号化部毎に使用すべ
き符号化方式を示す情報、例えば、図2に示すような内
容の符号化方式指示108が入力される。図2に示す符
号化方式指示では、プログラム(番組)p1000を放
送する際には、映像符号化部a、映像符号化部b、映像
符号化部cがそれぞれ、動画Enc1、静止画Enc
2、動画Enc1なる符号化方式により、入力された映
像信号を符号化することを指示している。符号化方式制
御部9では、映像符号化部1に対して、各符号化部が使
用する符号化方式を映像符号化方式制御情報109によ
り指示する。
【0027】また、符号化方式制御部9では、デコード
用S/W管理部7に対して、配信すべきデコード用S/
WをS/W転送制御情報112により指示する。例え
ば、符号化方式制御部9では、図2に示すような内容の
符号化方式指示108が入力された場合、プログラムp
1000を放送する際には、動画Enc1、静止画En
c2、動画Enc1なる符号化方式に対応するデコード
用S/Wの配信を指示する。さらに、符号化方式制御部
9では、例えば、図3に示すような、映像符号化部1の
各符号化部と各符号化部で使用している符号化方式を関
連づけた情報や、デコード用S/W管理部7から多重化
部4へ出力されているデコード用S/Wの種別、等の情
報を符号化方式情報113として付加情報生成部8へ出
力する。
【0028】一つ以上の符号化対象物から構成されるメ
ディア情報として、図4に示すように、一画面が背景、
人物等の一つ以上の符号化対象物(オブジェクト)から
構成されている場合、映像符号化部1には、オブジェク
ト別の映像信号100が入力される。映像符号化部1内
の各符号化部は、符号化方式制御部9からの映像符号化
方式制御情報109で指定された符号化方式により入力
された映像信号100のそれぞれのオブジェクトを符号
化し、符号化データ103を多重化部4へ出力する。
【0029】またデコード用S/W管理部7では、符号
化方式制御部9からのS/W転送制御情報112で指定
されたデコード用S/Wを多重化部4へ出力する。な
お、デコード用S/Wを配信する必要が無い場合はS/
W転送制御情報112でデコード用S/Wの種別が指定
されず、デコード用S/W管理部7はデコード用S/W
を多重化部4へ出力しない。また付加情報生成部8で
は、符号化方式制御部9から入力された符号化方式情報
113に基づき、付加情報を生成し、多重化部4へ出力
する。
【0030】多重化部4では、映像符号化部1から入力
される映像符号化データ103と、デコード用S/W管
理部7から入力されるデコード用S/Wビット列117
と、付加情報生成部8から入力される付加情報119と
を多重化し、多重化ビット列106を出力する。伝送符
号化部5では、従来例と同様に、伝送路に応じた符号化
を行い、伝送信号107を生成する。
【0031】このように、デジタル放送システムの送信
装置でデコード用S/Wを用意し、これを受信側へ配信
することにより、送信装置では、一画面を構成する一つ
以上のオブジェクトを、それぞれに適した符号化方式で
符号化することができ、容易に符号化方式の変更や追加
が行える。また、現時点で必要なデコード用S/Wを配
信することにより、符号化部で使用する符号化方式をい
つでも変更できる。
【0032】実施の形態2.上記の実施の形態では、複
数のオブジェクトから構成される一つのメディア情報と
して映像情報を取り上げて説明したが、メディア情報に
は映像の他、音響やデータと様々な種類があり、また、
これらのメディア情報が複数種類まとまっている場合も
ある。そして、例えば音響のメディア情報は、音声やオ
ーケストラ音、効果音、視覚障害者のための副音声など
を別々のオブジェクトとしてとらえると、音響情報も一
つあるいは複数のオブジェクトから構成されることが考
えられる。また、データ情報にも文字(テキスト)情
報、グラフィック情報、写真データ、MIDI(Musica
l Instrument Digital Interface)データ、ファクシミ
リデータ、S/Wプログラムデータ等の種々の異なった
オブジェクトが考えられる。このように映像、音響、デ
ータのメディア情報それぞれが、一つ以上のオブジェク
トから構成されている場合は、図5のような構成の送信
装置とすればよい。
【0033】図5において、1は映像信号100を符号
化する複数の符号化部からなる映像符号化部、2は音響
信号101を符号化する複数の符号化部からなる音響符
号化部、3はデータ信号102を符号化する複数の符号
化部からなるデータ符号化部である。7は上記映像符号
化部1、音響符号化部2、データ符号化部3内の各符号
化部で符号化された符号化データを復号できるデコード
用S/Wを保持し管理するデコード用S/W管理部、8
は各符号化部で使用される符号化方式や配信されるデコ
ード用S/Wなどの情報(付加情報)を生成する付加情
報生成部、9は上記映像符号化部1、音響符号化部2、
データ符号化部3に対して各符号化部で使用する符号化
方式を指示したり、デコードS/W管理部7に対してデ
コード用S/Wの転送指示を行ったり、付加情報生成部
8に対して各符号化部で使用される符号化方式や配信さ
れるデコード用S/Wに関する情報を通知する符号化方
式制御部である。
【0034】4は映像符号化データ103、音響符号化
データ104、データ符号化データ105、デコード用
S/Wビット列117、および付加情報119を多重化
する多重化部、5は伝送符号化部である。なお、この例
では映像符号化部1、音響符号化部2、データ符号化部
3はそれぞれ複数の符号化部から構成されているが、一
つの符号化部で構成されてもよい。
【0035】次に動作について説明する。符号化方式制
御部9には、映像符号化部1、音響符号化部2、データ
符号化部の符号化部毎に使用すべき符号化方式を示す情
報を含む符号化方式指示108が入力される。符号化方
式制御部9は、映像符号化部1、音響符号化部2、デー
タ符号化部3に対して、それぞれの中の各符号化部で使
用される符号化方式を、それぞれ映像符号化方式制御情
報109、音響符号化方式制御情報110、データ符号
化方式制御情報111により指示する。また、符号化方
式制御部9はデコード用S/W管理部7に対して、配信
すべきデコード用S/WをS/W転送制御情報112に
より指示する。さらに、付加情報生成部8に対して、映
像符号化部1、音響符号化部2、データ符号化部3の各
符号化部で使用されている符号化方式を示す情報や、デ
コード用S/W管理部7から多重化部4へ出力されてい
るS/Wの種別に関する情報等の情報を符号化方式情報
113として出力する。
【0036】映像符号化部1、音響符号化部2、データ
符号化部3の各符号化部は、符号化方式制御部9からの
符号化方式制御情報で指定された符号化方式により入力
信号を符号化し、それぞれ、映像符号化データ103、
音響符号化データ104、データ符号化データ105を
多重化部4へ出力する。デコード用S/W管理部7で
は、符号化方式制御部9からのS/W転送制御情報11
2で指定されたデコード用S/Wを多重化部4へ出力す
る。なお必要の無い場合は、S/W転送制御情報112
でデコード用S/Wの種別が指定されず、デコード用S
/Wを多重化部4へ出力しない。
【0037】付加情報生成部8では、符号化方式制御部
9から入力された符号化方式情報113に基づき、付加
情報を生成し、多重化部4へ出力する。多重化部4で
は、映像符号化部1、音響符号化部2、データ符号化部
3から入力される映像符号化データ103、音響符号化
データ104、データ符号化データ105と、デコード
用S/W管理部7から入力されるデコード用S/Wビッ
ト列117と、付加情報生成部8から入力される付加情
報119とを多重化し、多重化ビット列106を出力す
る。伝送符号化部5では、従来例と同様に、伝送路に応
じた符号化を行い、伝送信号107を生成する。
【0038】このように、送信装置でデコード用S/W
を用意し、これを配信することにより、送信装置におい
て、メディア情報(映像、音響、データ)の種類あるい
はメディア情報を構成するオブジェクトそれぞれに適し
た符号化方式で符号化を行うことができ、いつでも符号
化方式の変更や追加が行える。
【0039】実施の形態3.上記の実施形態において、
符号化方式制御部9は映像符号化部1、音響符号化部
2、データ符号化部3に指示した符号化方式、すなわち
現在使用されている符号化方式に対応するデコード用S
/Wの配信を、デコード用S/W管理部7に対して指示
していたが、今後使用予定の符号化方式に対応するデコ
ード用S/Wの配信を指示してもよい。例えば、符号化
方式制御部9に対して、図2に示すような符号化方式指
示108が入力されたとすると、プログラムp1000
を放送してる時には、今後使用予定の符号化方式である
動画Enc1、静止画Enc2、背景Enc1に対応す
るデコード用S/Wの配信を指示してもよい。
【0040】あるいは、現在必要とされるデコード用S
/Wと共に、今後使用予定のデコードS/Wとを同時に
配信するよう指示してもよい。さらに、映像符号化部
1、音響符号化部2、データ符号化部3で符号化処理が
行われていない場合に、デコード用S/Wの配信を指示
してもよい。
【0041】このように、前もってデコード用S/Wを
送信しておけば、受信装置側における符号化データの復
号処理を少ない遅延で行うことができる。また、現在必
要とされるデコード用S/Wと今後使用予定のデコード
S/Wとを同時に配信すれば、送信側では、符号化部で
使用する符号化方式をいつでも変更できるし、受信装置
側では、受信した符号化データの復号処理を少ない遅延
で行うことができる。さらに、映像符号化部で符号化処
理が行われていないときにデコードS/Wを送信すれ
ば、短時間で多量のデコード用S/Wを配信でき、効率
がよい。
【0042】実施の形態4.上記の実施形態において、
デコード用S/Wが装置環境(H/WやOS)に依存し
た言語でかかれている場合、ある符号化方式に対するデ
コード用S/Wを複数の異なる受信側の環境毎に用意
し、配信しなければならない。そこで、デコード用S/
W管理部7では、環境(H/W構成、OS)に依存せず
実行できるバーチャル・マシン・コード(VMコード)
で記述されたソフトウエアを管理する。
【0043】このように、送信装置側でデコード用S/
WをVMコードで記述することにより、一つの復号方式
に対してデコード用S/Wを一つだけ持てばよく、受信
装置側に複数種類のシステム環境があることを意識せず
にデコード用S/Wの配信ができる。また、同じ復号方
式を実現する複数のデコード用S/Wを配信する必要が
ないので、効率良いS/Wの配信が行える。特に放送の
ような一対多の通信の場合にはデコード用S/Wの配信
を有効に行える。
【0044】実施の形態5.次に、上記のようなデジタ
ル放送システムの送信装置からの多重化ビット列を受信
する受信装置について説明する。図6はこの発明のメデ
ィア情報受信装置の一実施形態であるデジタル放送シス
テムの受信装置の構成図である。図6において、10は
伝送信号107を復号する伝送復号部、11はこの伝送
復号部10から出力される多重化ビット列106を、一
つ以上の映像符号化データ103と、一つ以上のデコー
ド用S/Wビット列117と、映像符号化データおよび
デコード用S/Wに関する情報(付加情報)119とに
分離する分離手段としての分離部である。
【0045】12はこの分離部11で分離された符号化
データ103の処理を行う処理手段としての映像復号部
であり、データ処理とは具体的には符号化データ103
の復号処理である。この映像復号部12は一つ以上の復
号部から構成されている。15は送信装置から送信され
たデコード用ソフトウエアを取り込み、管理するソフト
ウエア管理手段としてのデコード用S/W管理部、16
は送信装置から送信された付加情報を解析する付加情報
解析部である。
【0046】次に動作について説明する。受信した伝送
信号107は、伝送復号部10へ入力される。伝送復号
部10では、伝送路に応じて符号化された伝送信号10
7を復号し、多重化ビット列106を分離部11へ出力
する。分離部11では、多重化ビット列106を、一画
面を構成する一つ以上の符号化対象物に対する映像符号
化データ103、一つ以上のデコード用S/Wビット列
117、および付加情報119に分離する。分離された
一つ以上の映像符号化データ103は、映像復号部12
へ出力される。また、デコード用S/Wビット列117
はデコード用S/W管理部15へ出力され、付加情報1
19は付加情報解析部16へ出力される。
【0047】付加情報解析部16では、付加情報119
を解析し、映像復号部12内の各復号部に入力される映
像符号化データに施された符号化方式の種別を含む映像
符号化方式情報114を映像復号部1へ出力し、デコー
ド用S/Wビット列117の種別を含むデコードS/W
情報118をデコード用S/W管理部15へ出力する。
デコードS/W管理部15では、入力されたデコード用
S/Wビット列117を取り込み、デコードS/W情報
118に示されるS/Wの種別等と関連づけてデコード
用S/Wとして保持し管理する。
【0048】映像復号部12内の各復号部は、映像符号
化方式情報114により指示された符号化方式に対応す
るデコード用S/Wを各復号部内部にダウンロードする
ために、デコード用S/W管理部15へS/W指定情報
120を出力する。ただし、すでに復号部内部に所望の
デコード用S/Wが存在するときは、復号部がS/W指
定情報を出力する必要はない。デコード用S/W管理部
15では、S/W指定情報120で要求されたデコード
用S/Wを映像復号化部1へ転送する。映像復号部12
内の各復号部はこの転送されたデコードS/Wを用い
て、入力された符号化データ103を復号し、映像信号
100を出力する。
【0049】このように、デジタル放送システムの送信
装置から配信されたデコード用S/Wを取り込み、これ
を用いて復号することにより、様々な種類の符号化方式
により符号化された映像符号化データを復号することが
できる。また、送信装置側で符号化方式の変更や追加が
行われたとしても、受信装置側でシステムの入れ替えを
する必要がなくなる。
【0050】実施の形態6.上記のような受信装置の実
施形態では、複数のオブジェクトから構成される一つの
メディア情報として映像情報を取り上げて説明したが、
メディア情報には映像の他、音響やデータと様々な種類
があり、また、これらのメディア情報が複数種類まとま
っている場合もある。そして、例えば音響のメディア情
報は、音声やオーケストラ音、効果音、視覚障害者のた
めの副音声などを別々のオブジェクトとしてとらえる
と、音響情報も一つあるいは複数のオブジェクトから構
成されることが考えられる。このように映像、音響、デ
ータのメディア情報それぞれが、一つ以上のオブジェク
トから構成されている場合は、図7のような構成の受信
装置とすればよい。
【0051】図7において、10は伝送信号107を復
号する伝送復号部、11はこの伝送復号部10からの多
重化ビット列106を、一つ以上の映像符号化データ1
03、一つ以上の音響符号化データ104、一つ以上の
データ符号化データ105、一つ以上のデコード用S/
Wビット列117、付加情報119に分離する分離部で
ある。なお、付加情報119には、映像/音響/データ
符号化データとデコード用S/Wに関する情報が含まれ
ている。
【0052】12は映像符号化データ103を復号する
複数の復号部からなる映像復号部、13は音響符号化デ
ータ104を復号する複数の復号部からなる音響復号
部、14はデータ符号化データを復号する複数の復号部
からなるデータ復号部である。15は送信装置から送信
されたデコード用ソフトウエアを取り込み、管理するデ
コード用S/W管理部、16は送信装置から送信された
付加情報を解析する付加情報解析部である。なお、この
例では映像復号部12、音響復号部13、データ復号部
14は複数の復号部からなる構成を示しているが、一つ
の復号部で構成してもよい。
【0053】次に動作について説明する。受信した伝送
信号107は、伝送復号部10へ入力される。伝送復号
部10では、伝送路に応じて符号化された伝送信号10
7を復号し、多重化ビット列106を分離部11へ出力
する。分離部11では、多重化ビット列106を、映像
符号化データ103、音響符号化データ104、データ
符号化データ105、デコード用S/Wビット列11
7、および付加情報119に分離する。分離された映像
符号化データ103は映像復号部12へ、音響符号化デ
ータ104は音響復号部13へ、データ符号化データ1
05はデータ復号部14へ出力される。また、デコード
用S/Wビット列117はデコード用S/W管理部15
へ、付加情報119は付加情報解析部16へ出力され
る。
【0054】付加情報解析部16では、付加情報119
を解析し、映像復号部12、音響復号部13、データ復
号部14の中の各復号部に入力される符号化データに施
された符号化方式の種別を含む映像符号化方式情報11
4、音響符号化方式情報115、データ符号化方式情報
116をそれぞれ映像復号部12、音響復号部13、デ
ータ復号部14へ出力するとともに、デコード用S/W
ビット列117の種別を含むデコードS/W情報118
をデコードS/W管理部15へ出力する。デコードS/
W管理部15では、入力されたデコード用S/Wビット
列を取り込み、デコードS/W情報118に示されるS
/Wの種別等と関連づけてデコード用S/Wとして保持
し管理する。
【0055】映像復号部12、音響復号部13、データ
復号部14内の各復号部は、映像符号化方式情報11
4、音響符号化方式情報115、データ符号化方式情報
116により指示された符号化方式に対応するデコード
用S/Wを各復号部内部にダウンロードするために、デ
コード用S/W管理部15へS/W指定情報120を出
力する。ただし、すでに復号部内部に所望のデコード用
S/Wが存在するときは、復号部は、S/W指定情報を
出力する必要はない。デコード用S/W管理部15で
は、S/W指定情報120により要求されたデコードS
/Wをそれぞれ復号化部へ転送する。映像復号部12、
音響復号部13、データ復号部14は、それぞれ入力さ
れた符号化データを内部にあるデコード用S/Wにより
復号し、それぞれ映像信号100、音響信号101、デ
ータ信号102を出力する。
【0056】このように、デジタル放送システムの送信
装置から配信されたデコードS/Wを取り込み、これを
用いて復号することにより、様々な種類の符号化方式に
より符号化された、一つ以上の符号化対象物から構成さ
れるメディア情報(映像、音響、データ)の各符号化デ
ータを復号することができる。また、送信側で符号化方
式の変更や追加をしても、受信側でシステムの入れ替え
をする必要がなくなる。
【0057】実施の形態7.上記のような受信装置の実
施の形態において、例えば既にデコード用S/W管理部
15に保持しているデコード用S/Wと同じものが重複
して送信側から送られた場合、このデコード用S/Wを
保持する処理を行う必要が無い。このように、送信側か
ら送られるデコード用S/W全てをデコード用S/W管
理部15に保持する必要が無い場合がある。ここでは、
デコード用S/W管理部15に保持するS/Wの管理を
行う場合を説明する。例えば、図8のようなS/W管理
情報テーブルによりソフトウエアの管理を行うことがで
きる。このS/W管理情報テーブルは例えばデコード用
S/W管理部15内に保持しておく。
【0058】このときのデコード用S/W管理部15に
おけるソフトウエア取り込み処理について図9のフロー
チャートを用いて説明する。付加情報解析部16から入
力されるデコードS/W情報118には、送信側からの
付加情報として図10(a)(b)に示すような情報が
含まれている。図10(a)は分離部11から入力され
るデコード用S/Wビット列117の符号化方式種別や
バージョンの情報、図10(b)は送信装置側における
放送プログラムの開始/終了時刻や、送信側の符号化部
で使用される符号化方式を放送プログラムごとに示した
情報を示している。
【0059】まずステップS91でデコード用S/W管
理部15はデコードS/W情報118を読み込む。この
とき、デコード用S/W情報118の中の図10(a)
に示す内容により、分離部11からは、符号化方式v1
に対するバージョン2のデコード用S/Wと符号化方式
d3に対するバージョン1のデコード用S/Wが入力さ
れていることがわかる。また、デコード用S/W情報1
18の中の図10(b)に示す内容により、現在プログ
ラムp1000が放送されているとすると、符号化方式
v2、符号化方式a1、符号化方式d3、・・・が今後
使用されることがわかる。
【0060】次にステップS92では未保有でかつ使用
予定「あり」のS/Wがあるかを判断する。デコードS
/W情報118と図8(a)のS/W管理情報テーブル
とから、符号化方式d3に対するバージョン1のデコー
ド用S/Wが未保有でかつ使用予定があることがわかる
ので、この場合はステップS93で、入力されている二
種類のデコードS/Wのうち、符号化方式d3に対する
バージョン1のソフトウエアだけ取り込む。そしてステ
ップS94では、図8(a)のS/W管理情報テーブル
を図8(b)のように更新する。
【0061】このように、受信装置のデコード用S/W
管理部15において、入力されたS/Wを保有している
かどうか、使用する予定があるかどうかを調べ、未保有
でかつ使用される予定のあるデコード用S/Wのみを取
り入れることにより、無駄な取り込みの処理を省くこと
が出来る。
【0062】実施の形態8.上記実施形態では送られた
S/Wをデコード用S/W管理部15に取り込む必要が
あるか否かを判断する場合を説明したが、以下は既に保
持しているS/Wの必要性を判断する場合を説明する。
受信装置を使用していけば利用するS/Wも増えてい
き、必然的に保持していくS/Wが増えていくが、保持
しているS/Wについても必要性を判断し、使用しなく
なったS/Wを削除するようにしておくことがメモリや
ディスクなどの装置資源を有効活用する上で望ましい。
これは、例えば図11のようなS/W管理情報テーブル
をデコード用S/W管理部15に保持することにより管
理を行うことができる。このときのデコード用S/W管
理部15におけるソフトウエアの削除処理について図1
2のフローチャートを用いて説明する。デコード用S/
W管理部15では、例えば、一日に1回、このようなソ
フトウエアの削除処理を行う。
【0063】まず、ステップS121でS/W管理情報
テーブル(図11)からチェック対象のデコード用S/
Wの使用頻度を読み出す。この使用頻度は、例えば、最
近2か月の使用時間の合計を使用日数で割った一日平均
の使用時間とする。ステップS122で使用頻度が基準
値(例えば1時間)を越えていれば、なにもせずにステ
ップS124へ進む。ステップS122で使用頻度が基
準値を越えていなければ、ステップS123で蓄積され
ているデコード用S/Wをメモリから削除するとともに
S/W管理テーブルを更新し、ステップS124へ進
む。ステップS124では、蓄積されているすべてのデ
コード用S/Wのチェックが終了したかどうかを判定
し、終了していなければステップS1に戻って、次のS
/Wのチェックを開始し、終了していれば、ソフトウエ
アの削除処理を終了する。
【0064】このように、受信装置のデコード用S/W
管理部15において、使用頻度の低い、不要なデコード
用S/Wを削除することにより、効率よくメモリを使用
することができる。
【0065】実施の形態9.以上のようなソフトウエア
取り込みおよび削除処理において、必要性の判断をより
細かく行うこともできる。例えば、MPEG−2準拠の
ビデオ復号方式は、MPEG−1準拠のビデオ符号化方
式で符号化された符号化データも復号できる。すなわ
ち、MPEG−2準拠のビデオ復号方式は、MPEG−
1およびMPEG−2準拠のビデオ符号化方式で符号化
された符号化データを復号できる。このとき、受信側で
はMPEG−2準拠のビデオ復号方式を実現するデコー
ド用S/Wを保有していれば、MPEG−1準拠のビデ
オ復号方式を実現するデコード用S/Wを保有する必要
がない。
【0066】図6や図7に示した受信装置において、デ
コード用S/W管理部15は、例えば、図13のような
S/W管理情報テーブルによりソフトウエアの管理を行
うことができる。なお、デコード用S/W管理部15
は、付加情報解析部16から入力されるデコードS/W
情報118により、図14に示すようなデコード用S/
Wの復号能力を示す情報を取得しているものとする。図
14の例では、例えば、ソフトウエア名「復号方式v
2」というデコードS/Wでは「符号化方式v1」と
「符号化方式v2」の符号化方式で符号化された符号化
データを復号できることを示す。このときのデコード用
S/W管理部15におけるソフトウエア取り込みおよび
削除処理について図17のフローチャートを用いて説明
する。
【0067】まずステップS151で、付加情報解析部
16から入力されるデコードS/W情報118を読み込
む。これにより、現在、分離部11からデコード用S/
W管理部15に入力されているデコード用S/Wがどの
ようなものかが示される。ここでは例えば、現在、分離
部11からデコード用S/W管理部15に入力されてい
るデコード用S/Wビット列117が「復号方式v2」
と「復号方式a1」であるものとする。ステップS15
2では、ステップS151で読み込んだデコードS/W
情報118と図13(a)に示す現在のS/W管理情報
テーブルとから、未保有のS/Wがあるかどうかを調べ
る。この例では図13(a)からわかるように、「復号
方式v2」と「復号方式a1」のうち「復号方式v2」
がないと判定し、ステップS153に進む。
【0068】ステップS153では、この現在未保有の
S/Wを保有すると復号可能な符号化方式が増加するか
を判断する。この例では「復号方式v2」を保有すれ
ば、「符号化方式v2」で符号化された符号化データを
新たに復号できるようになると判断される。そして、ス
テップS154で、入力されている二種類のデコードS
/Wのうち、「復号方式v2」のソフトウエアのみを取
り込み、S/W管理情報テーブルに取り込んだソフトウ
エアの情報を追加する。
【0069】さらに、ステップS155では、新たに取
り込んだデコードS/W「復号方式v2」により、不要
となるソフトウエアがあるかどうかを調べる。デコード
S/W「復号方式v2」は、「符号化方式v1」と「符
号化方式v2」の符号化方式で符号化されたビット列を
復号できるので、デコードS/W「復号方式v1」は不
要であることがわかる。ステップS156では、不要な
デコードS/W「復号方式v1」を削除し、また、S/
W管理情報テーブルから削除する。このようなソフトウ
エア取り込みおよび削除処理が終了したときのS/W管
理情報テーブルは、図13(b)のようになる。
【0070】このように、受信装置のデコード用S/W
管理部15において、入力されたS/Wを保有している
かどうかを調べ、未保有のデコード用S/Wのみを取り
入れることにより、無駄なダウンロード処理を省くこと
が出来る。また、デコード用S/Wの取り込みにより、
不要となったデコード用S/Wを削除することにより、
効率よくメモリを使用することができる。
【0071】実施の形態10.配信されたデコードS/
Wが装置のH/WやOS等の環境に依存しないバーチャ
ル・マシン・コード(VMコード)で記述されていれ
ば、1つの符号化方式に対して1種類のデコードS/W
を配信すればよいことは上述したが、このような場合の
受信装置の実施形態を説明する。
【0072】VMコードで記述されたデコード用S/W
を使用する映像復号部は、図16に示すように、VMコ
ードを理解できるバーチャル・マシン(VM)をOS(O
perating system)の上に持ち、送信側から配信された
デコード用S/WをVM上で実行する。
【0073】あるいは、図17(a)のように分離部1
1とデコード用S/W管理部15の間に、VMコードを
受信装置のOSに依存したコードに変換するコード変換
部17を設ける。デコード用S/W管理部15では、O
S依存のコードでかかれたデコード用S/Wを管理し、
映像復号部では、図17(b)で示すようにOS依存の
コードを直接OS上で実行する。
【0074】このように、復号手段にVMを備えること
により、VMコードで記述されたソフトウエアを実行で
きるようになる。また、ソフトウエア実行前に、VMコ
ードをOS依存のコードに変換しておくことにより、V
M上でS/Wを起動するより効率よくS/Wを実行でき
る。
【0075】実施の形態11.以上の全ての実施形態で
は、受信装置で符号化データ処理を行うために送信装置
から受信装置へ送るソフトウエア(受信側用ソフトウエ
ア)として、符号化方式に対応するデコード用ソフトウ
エアを送るものを説明したが、受信側用ソフトウエアは
これに限られない。ここではメディア情報を受信装置側
で提示するために使用される提示用ソフトウエアを送る
場合を説明する。
【0076】図18はこのような実施形態としてのデジ
タル放送システムの送信装置を示す構成図である。図1
8において、1は映像符号化部、2は音響符号化部、3
はデータ符号化部である。多重化部4、伝送符号化部5
は図5に示したものと同様のものである。18は映像や
音響やデータ等のメディア情報の提示方法に関する情報
(提示情報)や提示用S/Wに関する情報(提示用S/
W情報)を生成する付加情報生成手段としての提示情報
生成部、21はメディア情報を受信装置側で提示するた
めに使用されるソフトウエアを管理するソフトウエア管
理手段としての提示用S/W管理部、20は上記提示情
報生成部18に対して提示方法情報や提示用S/W情報
等を通知したり、上記提示用S/W管理部21に対して
ソフトウエアの転送指示を行う制御手段としての提示方
法制御部である。
【0077】次に動作を説明する。映像信号100、音
声信号101、データ信号102はそれぞれ映像符号化
部1、音響符号化部2、およびデータ符号化部3に入力
される。各符号化部では一つ以上の入力信号を符号化
し、符号化された符号化データを多重化部4へ出力す
る。
【0078】提示方法制御部20では、提示方法指示1
30に従い、映像や音声およびデータの提示位置や提示
時間等を指定する提示方法情報や提示に使用するソフト
ウエアに関する提示用S/W情報等を提示指定情報12
3として提示情報生成部18へ出力する。また、提示用
ソフトウエアの転送指示をS/W転送指示124として
提示用S/W管理部21へ出力する。
【0079】提示情報生成部18では、提示指定情報1
23に基づき提示情報を生成し、これを多重化部4へ出
力する。提示用S/W管理部21では、S/W転送指示
124に従い、提示用S/Wを多重化部4へ出力する。
なお、S/W転送指示124は常に入力されるわけでは
ないので、指定されたときのみ提示用S/Wを多重化部
4へ出力する。
【0080】多重化部4では、各符号化部から入力され
る符号化データ103、104、105と、提示用S/
Wビット列126と、提示情報122とを多重化し、多
重化ビット列106を出力する。伝送符号化部5では、
伝送路に応じた符号化方式により符号化し、伝送信号1
07を生成する。
【0081】このように、デジタル放送システムの送信
装置からメディア情報の提示に関する情報と提示用S/
Wを送信することによって、送信側の意図するさまざま
な提示方法を受信側に指示することができる。
【0082】実施の形態12.上記のような提示用ソフ
トウエアを送信する場合に実施の形態において、提示方
法制御部20の入力である提示方法指示130の内容
と、提示方法制御部20から提示情報生成部18へ通知
される提示指定情報123の内容、および、提示方法制
御部20から提示用S/W管理部21へ通知されるS/
W転送指示124の内容についてはいろいろなパターン
が考えられる。
【0083】例えば、提示方法制御部20の入力である
提示方法指示130の内容が、図19に示すような、使
用する提示用S/Wの種類とそのソフトウエアへの入力
値、およびソフトウエアの使用開始/終了時間との対応
を示す情報であってもよい。このとき、例えば、プログ
ラムp1000に対するメディア情報が各符号化部で符
号化されているとき、提示方法制御部20は、メディア
情報の提示の際に使用するS/Wの種類(提示用S/W
1)とS/Wの入力値(映像信号1、データ信号1、文
字の表示位置)とを提示指定情報123として、提示情
報生成部18へ出力する。また、提示用S/W管理部2
1から出力されるS/Wの種別を受信装置側へ通知する
ために、S/W転送指示124により提示用S/W管理
部21へ指示する提示用S/Wの種別を提示指定情報1
23として、提示情報生成部18へ出力する。
【0084】また、提示方法制御部20は、提示用S/
W管理部21に対して、転送するS/Wとして、提示用
S/W1の転送をS/W転送指示124により指示す
る。あるいは、プログラムp1000のメディア情報を
送信する前に、プログラムp1000で使用する提示用
S/W1を前もって配信しておき、プログラムp100
0のメディア情報を送信する時には、これより後に使用
される提示用S/W2を指定してもよい。あるいは、提
示用S/W1と提示用S/W2を同時に指定してもよ
い。さらに、各符号化部で符号化処理が行われていない
場合でも、提示用S/Wの配信を指示してもよい。
【0085】このように、デジタル放送システムの送信
装置において、現時点で符号化されているメディア情報
の提示に必要な提示用S/Wを送信することにより、提
示方法をいつでも変更することができる。また、前もっ
て提示用S/Wを送信しておくことにより、受信側にお
ける提示までの遅延時間を少なくすることができる。
【0086】また、現時点で符号化されているメディア
情報の提示に必要な提示用S/Wと今後使用予定の提示
用S/Wとを同時に配信することにより、送信側では提
示方法をいつでも変更することができ、また、受信側で
は提示までの遅延時間を少なくすることができる。さら
に、メディア情報の符号化処理が行われていないときに
提示用S/Wを送信することにより、短時間で多量の提
示用S/Wを配信でき、効率がよい。
【0087】実施の形態13.上記実施形態において、
提示用S/Wが環境に依存した言語でかかれている場
合、提示用S/Wを複数の異なる環境毎に用意し、配信
しなければならない。そこで、図18の提示用S/W管
理部21では、環境に依存しないバーチャル・マシン・
コード(VMコード)で記述されたソフトウエアを管理
する。
【0088】このように、送信装置側で提示用S/Wを
VMコードで記述することにより、一つの提示方法に対
するS/Wを一つだけ持てばよく、複数ある受信装置の
システム環境を意識せずに提示用S/Wの配信ができ
る。また、同機能を実現する複数の提示用S/WをOS
別に用意し、配信する必要がないので、効率良いS/W
の配信が行える。
【0089】実施の形態14.次に、上記のようなデジ
タル放送システムの送信装置から提示用ソフトウエアを
送信する場合の受信装置を図20の構成図により説明す
る。図20において、12は映像復号部、13は音響復
号部、14はデータ復号部である。伝送復号化部10と
分離部11は図7に示したものと同様のものである。2
2は送信装置から送信された提示用S/Wを取り込み、
管理する提示用S/W管理部、23は分離部11で多重
化ビット列106から分離された提示情報122を解析
する提示情報解析部である。19は提示用S/Wを用い
て映像信号や音響信号およびデータ信号を提示する提示
部である。この実施形態では、受信側用ソフトウエアを
付加情報に基づき実行し、メディア情報の処理を行う処
理手段は、この提示部19により構成されている。
【0090】次に動作について説明する。受信した伝送
信号107は、伝送復号部10へ入力される。伝送復号
部10では、伝送路に応じて符号化された伝送信号10
7を復号し、多重化ビット列106を分離部11へ出力
する。分離部11では、多重化ビット列106を一つ以
上の映像符号化データ103、一つ以上の音響符号化デ
ータ104、一つ以上のデータ符号化データ105、一
つ以上の提示用S/Wビット列126、提示情報122
に分離する。分離された各符号化データは、それぞれ、
映像復号部12、音響復号部13、データ復号部14へ
出力される。各復号部は、入力された符号化データを復
号し、それぞれ、映像信号100、音響信号101、お
よび、データ信号102を提示部19へ出力する。
【0091】分離部11で分離された提示情報122は
提示情報解析部23へ出力される。提示情報解析部23
では、提示情報122を解析し、提示用S/W管理部2
2に対して、入力されている提示用S/Wの種別を提示
用S/W情報127として出力する。また、提示情報1
22を解析し、提示部19に対して、各復号部から入力
される映像や音声及びデータ等のメディア情報の提示方
法を提示方法情報125として出力する。
【0092】分離部11で分離された提示用S/Wビッ
ト列126と提示用S/W情報127が提示用S/W管
理部22へ入力される。提示用S/W管理部22では、
入力された提示用S/Wビット列126を取り込み、提
示用S/W情報127に示されるS/Wの種別等と関連
づけて提示用S/Wとして保持し管理する。
【0093】提示部19には、映像信号100、音響信
号101、およびデータ信号102の他に、提示情報解
析部23から提示方法情報125が入力される。提示部
19では、提示方法情報125で指定された提示用S/
Wを保有していないときは、提示用S/W管理部22に
対して、必要な提示用S/WのダウンロードをS/W指
定情報128により要求する。提示用S/W管理部22
では、要求されたS/Wが存在するならば、提示用S/
Wを提示部19へダウンロードする。提示部19では、
提示方法情報125で指定される提示時間、提示位置、
使用する提示用S/Wの指示等に従い、各メディア情報
の提示を行う。
【0094】このように、デジタル放送システムの送信
装置から配信された提示用S/Wを取り込み、これを用
いて受信したメディア情報を提示することにより、様々
な効果的な提示を容易に行うことができる。
【0095】実施の形態15.上記実施形態において、
提示用S/W管理部22は、例えば、図21のようなS
/W管理情報テーブルによりソフトウエアの管理を行う
ことができる。このときの提示用S/W管理部22にお
ける、ソフトウエア取り込み処理について図22のフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップS221で、提
示用S/W管理部22は、提示用S/W情報127を読
み込む。このとき、現在、分離部11から入力されてい
る提示用S/Wビット列126のプログラム名が「提示
007」と「提示008」であること、また、「提示0
01」、「提示007」が今後使用されことを、提示用
S/W情報127が示していたとする。
【0096】ステップS222で、提示用S/W情報1
27と図21のS/W管理情報テーブルから、「提示0
07」のソフトウエアが未保有でかつ使用予定「あり」
であることがわかる。ステップS223で、入力されて
いる二種類の提示用S/Wのうち、提示007のソフト
ウエアだけを取り込む。ステップS4では、S/W管理
情報テーブルに提示007を追加する。
【0097】このように、受信装置の提示用S/W管理
部22において、入力されたS/Wを保有しているかど
うか、使用する予定があるかどうかを調べ、未保有でつ
使用される予定のある提示用S/Wのみを取り入れるこ
とにより、無駄なダウンロード処理を省くことが出来
る。
【0098】実施の形態16.また、図21のS/W管
理情報テーブルにより不要なソフトウエアの削除するよ
うな管理を行うことができる。このときの提示用S/W
管理部22におけるソフトウエアの削除処理について図
23のフローチャートを用いて説明する。提示用S/W
管理部22では、例えば、一日に1回、ソフトウエアの
削除処理を行う。まず、ステップS231でS/W管理
情報テーブルからある提示用S/Wの使用頻度を読み出
す。使用頻度は、例えば、最近2か月の使用時間の合計
を使用日数で割った一日平均の使用時間とする。
【0099】ステップS2で使用頻度が基準値(例えば
1時間)を越えていなければ、ステップS3で蓄積され
ている提示用S/Wをメモリから削除し、S/W管理テ
ーブルを更新後、ステップS4へ進む。ステップS2で
使用頻度が基準値を越えてれば、なにもせずにステップ
S4へ進む。ステップS4では、蓄積されているすべて
の提示用S/Wのチェックが終了したかどうかを判定
し、終了していなければステップS1に戻って、次のチ
ェックを開始し、終了していれば、ソフトウエアの削除
処理を終了する。
【0100】このように、受信装置の提示用S/W管理
部22において、使用頻度の低い、不要な提示用S/W
を削除することにより、効率よくメモリを使用すること
ができる。
【0101】実施の形態17.上記実施の形態14にお
いて、配信された提示用S/Wが環境に依存しないバー
チャル・マシン・コード(VMコード)で記述されてい
たとする。VMコードで記述された提示用S/Wを使用
する提示部19は、図24に示すように、VMコードを
理解できるバーチャル・マシン(VM)をOS(Operati
ngsystem)の上に持ち、送信側から配信された提示用S
/WをVM上で実行する。
【0102】あるいは、図25(a)のように分離部1
1と提示用S/W管理部22の間に、VMコードを受信
装置のOSに依存したコードに変換するコード変換部1
7を設ける。提示用S/W管理部22では、OS依存の
コードでかかれた提示用S/Wを管理し、提示部19で
は、図25(b)で示すようにOS依存のコードを直接
OS上で実行する。
【0103】このように、復号手段にVMを備えること
により、VMコードで記述されたソフトウエアを実行で
きるようになる。また、ソフトウエア実行前に、VMコ
ードをOS依存のコードに変換しておくことにより、V
M上でS/Wを起動するより効率よくS/Wを実行でき
る。
【0104】実施の形態18.以上の実施形態では、受
信装置で符号化データ処理を行うために送信装置から受
信装置へ送るソフトウエア(受信側用ソフトウエア)と
して、符号化方式に対応するデコード用ソフトウエア、
あるいはメディア情報を受信装置側で提示するために使
用される提示用ソフトウエアを送る場合を説明したが、
これらを一緒に送ってもよい。このような場合を図26
を用いて説明する。図26はデジタル放送システムの送
信装置の構成図である。図26において、24は一つ以
上の符号化対象物を符号化する一つ以上の符号化部から
なる符号化部、25は符号化部24内の各符号化部で符
号化された符号化データを復号できる一つ以上のデコー
ド用S/Wと一つ以上の符号化対象物を受信装置側で提
示するために使用する提示用S/Wとを管理するS/W
管理部である。
【0105】25は各符号化部で使用される符号化方式
に関する符号化方式情報と、符号化対象物の提示方法に
関する提示方法情報と、配信されるデコード用S/Wや
提示用S/Wに関するS/W情報等を含む付加情報を生
成する付加情報生成部である。27は符号化部24に対
して各符号化部で使用する符号化方式を指示したり、S
/W管理部7に対してデコード用S/Wや提示用S/W
の転送指示を行ったり、付加情報生成部8に対して付加
情報生成のための情報を通知する方式制御部である。4
は符号化データやS/Wビット列、付加情報を多重化す
る多重化部、5は伝送符号化部である。
【0106】次に動作について説明する。方式制御部2
7には、符号化部24内の符号化部毎に使用すべき符号
化方式を示す情報や提示方法に関する情報等を含む方式
指示202が入力される。方式制御部27は、符号化部
24に対して、各符号化部が使用する符号化方式を符号
化方式制御情報203により指示し、S/W管理部25
に対して、配信すべきS/WをS/W転送制御情報20
3により指示し、付加情報生成部26に対して、符号化
部24の各符号化部で使用している符号化方式を示す情
報や、S/W管理部25から多重化部4へ出力されてい
るS/Wの種別、提示方法に関する情報等の情報を方式
情報205として出力する。
【0107】符号化部24内の各符号化部は、方式制御
部27からの符号化方式制御情報203で指定された符
号化方式により入力信号を符号化し、符号化データを多
重化部4へ出力する。S/W管理部25では、方式制御
部27からのS/W転送制御情報204で指定された一
つ以上のデコード用S/Wおよび提示用S/Wを多重化
部4へ出力する。なお、S/W転送制御情報204でS
/Wの種別が指定されていない場合は、S/Wを多重化
部4へ出力しない。
【0108】付加情報生成部26では、方式制御部27
から入力された方式情報205に基づき付加情報を生成
し、多重化部4へ出力する。多重化部4では、符号化部
24から入力される符号化データ201と、S/W管理
部25から入力されるS/Wビット列206と付加情報
生成部26から入力される付加情報207を多重化し、
多重化ビット列106を出力する。伝送符号化部5で
は、伝送路に応じた符号化を行い、伝送信号107を生
成する。
【0109】このように、デジタル放送システムの送信
装置でデコード用S/Wを用意し、これを配信すること
により、送信装置では、一つ以上の符号化対象物を、そ
れぞれ適した符号化方式で符号化することができ、いつ
でも符号化方式の変更や追加が行える。また、デジタル
放送システムの送信装置で提示用S/Wを用意し、符号
化対象物の提示に関する情報と提示用S/Wを配信する
ことにより、送信側の意図する様々な提示方法を受信装
置側に指示することができる。
【0110】実施の形態19.次に、上記のようなデジ
タル放送システムの送信装置からデコード用ソフトウエ
アと提示用ソフトウエアを送信する場合の受信装置を図
27の構成図により説明する。図27において、10は
伝送信号を復号する伝送復号部、11は一つ以上の符号
化データと、各符号化部で使用される符号化方式に関す
る符号化方式情報と、符号化対象物の提示方法に関する
提示方法情報と、配信されるデコード用S/Wや提示用
S/Wに関するS/W情報等を含む付加情報とが多重化
された多重化ビット列を分離する分離部、19は提示用
S/Wを用いて映像信号や音響信号およびデータ信号を
提示する提示部である。
【0111】28は符号化データを復号する一つ以上の
復号部からなる復号部、29は送信装置から送信された
デコード用ソフトウエアおよび提示用S/Wを取り込
み、管理するS/W管理部、30は送信装置から送信さ
れた付加情報を解析する付加情報解析部である。この実
施形態では、受信側用ソフトウエアを付加情報に基づき
実行し、符号化データの処理を行う処理手段は、各復号
部12、13、14と提示部19により構成される。
【0112】次に動作について説明する。受信した伝送
信号107は、伝送復号部10へ入力される。伝送復号
部10では、伝送路に応じて符号化された伝送信号10
7を復号し、多重化ビット列106を分離部11へ出力
する。分離部11では、多重化ビット列106を、一つ
以上の符号化データ201、一つ以上のデコード用S/
Wビット列および提示用S/Wビット列206、およ
び、付加情報207に分離する。分離された一つ以上の
符号化データ201は、復号部28へ出力される。ま
た、デコード用S/Wビット列および提示用S/Wビッ
ト列206はS/W管理部29へ、付加情報207は付
加情報解析部30へ出力される。
【0113】付加情報解析部30では、付加情報119
を解析し、復号部28内の各復号部に入力される符号化
データに施された符号化方式の種別を含む符号化方式情
報208を復号部28へ出力し、S/Wビット列117
の種別を含むS/W情報209をS/W管理部15へ出
力し、復号部28から出力される符号化対象信号200
の提示方法を示す提示方法情報125を提示部19へ出
力する。S/W管理部29では、入力されたS/Wを取
り込み、S/W情報209に示されるS/Wの種別等と
関連づけて管理する。
【0114】復号部28内の各復号部は、符号化方式情
報208により指示された符号化方式に対応するデコー
ドS/Wを各復号部内部にダウンロードするために、S
/W管理部29へS/W指定情報120を出力する。た
だし、すでに復号部内部に所望のデコードS/Wが存在
するときは、復号部は、S/W指定情報を出力する必要
はない。S/W管理部29では、要求されたデコードS
/Wを復号部28へ転送する。
【0115】復号部28内の各復号部は、入力された符
号化データを内部にあるデコードS/Wにより復号し、
符号化対象信号200を出力する。提示部19には、符
号化対象信号200と提示方法情報125が入力され
る。提示部19では、提示方法情報125で指定された
提示用S/Wを保有していないときは、S/W管理部2
9に対して、必要なS/WのダウンロードをS/W指定
情報128により要求する。S/W管理部29では、要
求されたS/Wが存在するならば、提示用S/Wを提示
部19へ向けてこれを転送する。提示部19では、提示
方法情報125で指定される提示時間、提示位置、使用
する提示用S/Wの指示等に従い、符号化対象信号の提
示を行う。
【0116】このように、デジタル放送システムの送信
装置から配信されたデコードS/Wを取り込み、これを
用いて復号することにより、様々な種類の符号化方式に
より符号化された符号化データを復号することができ
る。また、送信装置側で符号化方式の変更や追加が行わ
れたとしても、受信装置側でシステムの入れ替えをする
必要がなくなる。また、デジタル放送システムの送信装
置から配信された提示用S/Wを取り込み、これを用い
て受信したメディア情報を提示することにより、様々な
効果的な提示を容易に行うことができる。
【0117】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、メディ
ア情報を構成する複数の符号化対象を、それぞれの符号
化対象に応じた符号化方式により符号化し、この符号化
データを受信側で処理する受信側用ソフトウエアと、上
記メディア情報に対応する付加情報とを符号化データと
多重化するようにしたので、メディア情報をそれぞれに
適したデータ処理を行っても受信側で対応することがで
き、容易に処理のしかたの変更や追加が行える。
【0118】そして、受信側用ソフトウエアをデコード
用ソフトウエアとすれば、様々な符号化方式を用いた
り、適宜変更したりすることができる。
【0119】また、受信側用ソフトウエアを上記メディ
ア情報を受信側で提示するための提示用ソフトウエアと
すれば、送信側の意図する様々な効果的な提示方法を受
信側に指示することが容易に行える。
【0120】そして、符号化手段で符号化中のメディア
情報に対応した受信側用ソフトウエアを多重化すれば、
符号化データの受信時に必要な受信側用ソフトウエアを
受信側が得られるので、データ処理のしかたを適宜変更
でき、あるいは符号化手段で符号化する予定のメディア
情報に対応した受信側用ソフトウエアを上記多重化すれ
ば、受信側における符号化データの復号処理を少ない遅
延で行うことができる。
【0121】また、符号化手段における符号化処理が行
なわれていないときに受信側用ソフトウエアを多重化手
段に出力するようにしたので、短時間で多量の受信側用
ソフトウエアを配信でき、効率がよい。
【0122】また、上記受信側用ソフトウエアをシステ
ム環境に依存しないバーチャル・マシーン・コード(V
Mコード)で記述するので、一つの復号方式に対して受
信側用ソフトウエアを一つだけ持てばよく、受信側に複
数種類のシステム環境があることを意識せずに受信側用
ソフトウエアの配信ができる。また、同じ復号方式を実
現する複数の受信側用ソフトウエアを配信する必要がな
いので、効率良い受信側用ソフトウエアの配信が行え
る。
【0123】また、メディア情報を構成する複数の符号
化対象が複数のオブジェクトで構成される場合には、そ
れぞれのオブジェクトに対応する受信側用ソフトウエア
を管理するようにしたので、オブジェクトそれぞれに適
したデータ処理を行うことができ、かつ受信側で対応す
ることができるので容易にデータ処理の変更や追加が行
える。
【0124】また、メディア情報受信装置において、受
信側用ソフトウエアを付加情報に基づき実行し、符号化
データの処理を行うようにしたので、様々な種類のデー
タ処理を用いても受信側で対応することができ、送信側
で処理のしかたの変更や追加が行われたとしても、受信
側でシステムの入れ替えをする必要がない。
【0125】そして、受信側用ソフトウエアをデコード
用ソフトウエアとすれば、様々な符号化方式を用いた
り、適宜変更したりしても対応することができる。
【0126】また、受信側用ソフトウエアを上記メディ
ア情報を受信側で提示するための提示用ソフトウエアと
すれば、送信側の意図するさまざまな提示方法を実現で
きる。
【0127】さらに、送られた受信側用ソフトウエアの
うちの保持する必要があるものを判断し、必要があるも
のだけを取り入れるようにしたので、受信側で無駄な取
り込みの処理を省くことが出来る。
【0128】また、保持している受信側用ソフトウエア
のうちの不要となったものを判断し、不要となったもの
を削除するようにしたので、メモリやディスクなどの装
置資源を有効活用できる。
【0129】また、VMコードで記述された受信側用ソ
フトウエアを実行できるバーチャル・マシーン(VM)
を備えたので、VMコードで記述されたソフトウエアを
実行できるようになる。
【0130】また、VMコードで記述された受信側用ソ
フトウエアを受信側のOSに対応したコードに変換する
コード変換手段を備えたので、VM上でS/Wを起動す
るより効率よくS/Wを実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態としてのデジタル放送シ
ステムの送信装置の構成図。
【図2】 この発明の実施の形態における符号化方式の
指示内容を示す説明図。
【図3】 この発明の実施の形態における符号化方式情
報の内容を示す説明図。
【図4】 この発明の実施の形態における映像符号化部
への入力映像の例を示す説明図。
【図5】 この発明の実施の形態としてのデジタル放送
システムの送信装置の構成図。
【図6】 この発明の実施の形態としてのデジタル放送
システムの受信装置の構成図。
【図7】 この発明の実施の形態としてのデジタル放送
システムの受信装置の構成図。
【図8】 この発明の実施の形態におけるS/W管理情
報テーブルの例を示す説明図。
【図9】 この発明の実施の形態におけるデコードS/
W取り込み処理のフローチャート。
【図10】 この発明の実施の形態におけるデコードS
/W情報の例を示す説明図。
【図11】 この発明の実施の形態におけるS/W管理
情報テーブルの例を示す説明図。
【図12】 この発明の実施の形態におけるソフトウエ
ア削除処理のフローチャート。
【図13】 この発明の実施の形態におけるS/W管理
情報テーブルの例を示す説明図。
【図14】 この発明の実施の形態におけるデコードS
/W情報の例を示す説明図。
【図15】 この発明の実施の形態におけるソフトウエ
ア取り込みと削除処理のフローチャート。
【図16】 この発明の実施の形態における映像復号部
の構成図。
【図17】 この発明の実施の形態における映像復号部
の構成図。
【図18】 この発明の実施の形態におけるデジタル放
送システムの受信装置の構成図。
【図19】 この発明の実施の形態における提示方法制
御部の入力である提示方法指示の例を示す説明図。
【図20】 この発明の実施の形態におけるデジタル放
送システムの受信装置の構成図。
【図21】 この発明の実施の形態におけるS/W管理
情報テーブルの例を示す説明図。
【図22】 この発明の実施の形態における提示用S/
W取り込み処理のフローチャート。
【図23】 この発明の実施の形態におけるソフトウエ
ア削除処理のフローチャート。
【図24】 この発明の実施の形態における提示部の構
成図。
【図25】 この発明の実施の形態における提示部の構
成図。
【図26】 この発明の実施の形態におけるデジタル放
送システムの受信装置の構成図。
【図27】 この発明の実施の形態におけるデジタル放
送システムの受信装置の構成図。
【図28】 従来のデジタル放送システムの機能ブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 映像符号化部 2 音響符号化部 3 データ符号化部 4 多重化部 7 デコード用S/W管理部 8 付加情報生成部 9 符号化方式制御部 11 分離部 12 映像復号部 13 音響復号部 14 データ復号部 15 デコード用S/W管理部 16 付加情報解析部 17 コード変換部 18 提示情報生成部 19 提示部 20 提示方法制御部 21 提示用S/W管理部 22 提示用S/W管理部 23 提示情報解析部 24 符号化部 25 S/W管理部 26 付加情報生成部 27 方式制御部 28 復号部 29 S/W管理部 30 付加情報解析部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディア情報を構成する複数の符号化対
    象を、それぞれの符号化対象に応じた符号化方式により
    符号化する符号化手段と、この符号化手段で符号化され
    た符号化データを受信側で処理する受信側用ソフトウエ
    アを保持するソフトウエア管理手段と、上記メディア情
    報に対応する付加情報を生成する付加情報生成手段と、
    この付加情報生成手段で生成された付加情報と上記ソフ
    トウエア管理手段に保持された受信側用ソフトウエアと
    上記符号化手段で符号化された符号化データとを多重化
    する多重化手段とを備えたことを特徴とするメディア情
    報送信装置。
  2. 【請求項2】 上記ソフトウエア管理手段で保持する受
    信側用ソフトウエアは上記符号化手段で用いる符号化方
    式に対応するデコード用ソフトウエアであり、上記付加
    情報生成手段で生成する上記付加情報は、上記メディア
    情報に対して上記符号化手段で使用される符号化方式を
    示す情報であることを特徴とする請求項1記載のメディ
    ア情報送信装置。
  3. 【請求項3】 上記ソフトウエア管理手段で保持する受
    信側用ソフトウエアは上記メディア情報を受信側で提示
    するための提示用ソフトウエアであり、上記付加情報生
    成手段で生成する上記付加情報は上記メディア情報の提
    示方法を指定する提示情報であることを特徴とする請求
    項1記載のメディア情報送信装置。
  4. 【請求項4】 上記ソフトウエア管理手段に対して、上
    記符号化手段で符号化中のメディア情報に対応した受信
    側用ソフトウエアを上記多重化手段に出力するように制
    御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し3いずれかに記載のメディア情報送信装置。
  5. 【請求項5】 上記ソフトウエア管理手段に対して、上
    記符号化手段で符号化する予定のメディア情報に対応し
    た受信側用ソフトウエアを上記多重化手段に出力するよ
    うに制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし3いずれかに記載のメディア情報送信装置。
  6. 【請求項6】 上記ソフトウエア管理手段に対して、上
    記符号化手段における符号化処理が行なわれていないと
    きに上記受信側用ソフトウエアを上記多重化手段に出力
    するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項1ないし3いずれかに記載のメディア情報送信装
    置。
  7. 【請求項7】 上記受信側用ソフトウエアをシステム環
    境に依存しないバーチャル・マシーン・コード(VMコ
    ード)で記述することを特徴とする請求項1ないし6い
    ずれかに記載のメデイア情報送信装置。
  8. 【請求項8】 上記メディア情報を構成する上記複数の
    符号化対象が複数のオブジェクトで構成される場合、上
    記ソフトウエア管理手段で保持する受信側用ソフトウエ
    アはそれぞれのオブジェクトに対応する受信側用ソフト
    ウエアであり、上記付加情報生成手段で生成する上記付
    加情報は上記それぞれのオブジェクトに対応する付加情
    報であることを特徴とする請求項1ないし7いずれかに
    記載のメデイア情報送信装置。
  9. 【請求項9】 入力した多重化ビット列を、符号化デー
    タとこの符号化データに対応する受信側用ソフトウエア
    と上記符号化データに対応する付加情報とに分離する分
    離手段と、上記上記受信側用ソフトウエアを保持するソ
    フトウエア管理手段と、このソフトウエア管理手段に保
    持された受信側用ソフトウエアを上記付加情報に基づき
    実行し、上記符号化データの処理を行う処理手段とを備
    えたことを特徴とするメディア情報受信装置。
  10. 【請求項10】 上記ソフトウエア管理手段で保持する
    受信側用ソフトウエアは送信側で用いる符号化方式に対
    応するデコード用ソフトウエアであり、上記処理手段は
    上記付加情報により規定されるデコード用ソフトウエア
    を上記ソフトウエア管理手段から入力して上記符号化デ
    ータを復号する復号手段で構成されることを特徴とする
    請求項9記載のメディア情報受信装置。
  11. 【請求項11】 上記ソフトウエア管理手段で保持する
    受信側用ソフトウエアは上記メディア情報を受信側で提
    示するための提示用ソフトウエアであり、上記処理手段
    は、上記付加情報により規定される提示方法に基づき提
    示用ソフトウエアを上記ソフトウエア管理手段から入力
    して上記符号化データからメディア情報を提示する提示
    手段で構成されることを特徴とする請求項9記載のメデ
    ィア情報受信装置。
  12. 【請求項12】 上記ソフトウエア管理手段において、
    上記分離手段で分離された受信側用ソフトウエアのうち
    の保持する必要があるものを判断し、必要があるものだ
    けを取り入れることを特徴とする請求項9ないし11記
    載のメデイア情報受信装置。
  13. 【請求項13】 上記ソフトウエア管理手段において、
    保持している受信側用ソフトウエアのうちの不要となっ
    たものを判断し、不要となったものを削除することを特
    徴とする請求項9ないし11いずれかに記載のメデイア
    情報受信装置。
  14. 【請求項14】 上記処理手段において、VMコードで
    記述された受信側用ソフトウエアを実行できるバーチャ
    ル・マシーンを備えたことを特徴とする請求項9ないし
    13いずれかに記載のメデイア情報受信装置。
  15. 【請求項15】 VMコードで記述された受信側用ソフ
    トウエアを受信側のオペレーティングシステムに対応し
    たコードに変換するコード変換手段を備えたことを特徴
    とする請求項9ないし13いずれかに記載のメデイア情
    報受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010532649A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 コーヒレント・ロジックス・インコーポレーテッド 移動体テレビジョン放送システム

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