JPH10242554A - モードロック光パルス発生回路 - Google Patents

モードロック光パルス発生回路

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JPH10242554A
JPH10242554A JP9038243A JP3824397A JPH10242554A JP H10242554 A JPH10242554 A JP H10242554A JP 9038243 A JP9038243 A JP 9038243A JP 3824397 A JP3824397 A JP 3824397A JP H10242554 A JPH10242554 A JP H10242554A
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JP
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optical
sine wave
mode
modulator
frequency
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Withdrawn
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JP9038243A
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Inventor
Akira Miyauchi
彰 宮内
Toshio Goto
俊夫 後藤
Masakazu Mori
正和 森
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Nagoya University NUC
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Nagoya University NUC
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、予備変調器を使用せずにサ
ブグループを強制的に発生させると共に、メイングルー
プとサブグループとの間でエネルギーのやり取りを行っ
て、安定な動作状態を実現することのできるモードロッ
ク光パルス発生回路を提供することである。 【解決手段】 少なくとも光増幅器及び外部光変調器を
具備したモードロック光パルス発生回路において、基本
周波数fa の高調波周波数fh =Nfa (NはN>1の
自然数)の正弦波で前記光増幅器又は外部光変調器のい
ずれか一方を駆動する第1正弦波発振器と、基本周波数
a 又はその高調波周波数fs =nfa (nはNの公約
数で且つ1≦n≦N)の正弦波で前記光増幅器又は外部
光変調器の他方を駆動する、前記第1正弦波発振器と同
期した第2正弦波発振器とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモードロック光パル
ス発生回路に関し、特に外部光変調器で共振器内を往復
又は循環している光の透過率に変調を与える強制モード
ロック光パルス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のレーザ発振では、レーザ媒質の利
得帯域が広いために、多くの周波数で同時に発振する所
謂多モード同時発振になることが多い。この広帯域な多
モード同時発振を利用して、ごく短時間のパルス発光を
得ることをレーザのモードロック(モード同期)と呼ん
でおり、強制モードロックと受動モードロックに大別さ
れる。
【0003】受動モードロックレーザは、共振器内にモ
ードロッカーとして可飽和吸収体を配置する。可飽和吸
収体というのは、光の強度が強くなるのに応じて光の透
過率が増大するような材料のことである。
【0004】受動モードロックでは、可飽和吸収体の透
過率の変化は、パルスの形にある程度追従するので非常
に早くなる。その結果、短パルス発生には通常の強制モ
ードロックレーザよりも向いている。
【0005】しかし、受動モードロックレーザでは、発
振周波数が共振器長により固定されるため、周波数を制
御して外部信号に同期させることができないという問題
がある。
【0006】一方、強制モードロックレーザは、レーザ
共振器内に発生する多数の縦モードの相対位相を固定し
て短い光パルスを作るように、共振器内に外部光変調器
を挿入することにより構成される。
【0007】図1に従来のファイバリングレーザのブロ
ック構成図を示す。ファイバリングレーザは、光増幅器
2、帯域通過フィルタ4、光分岐カプラ、偏波制御器
8、外部光変調器10及び光アイソレータ12から構成
されており、これらの各要素はシングルモード光ファイ
バ、望ましくは定偏波シングルモード光ファイバにより
互いに接続されている。
【0008】光増幅器2は、例えば希土類ドープファイ
バ又は半導体光増幅器から構成される。外部光変調器1
0は、例えばマッハツェンダ型の光強度変調器である。
光アイソレータ12は反時計回り方向の光パルスの通過
のみ許容する。これは、リング型共振器内では光パルス
は時計回りと反時計回りの両方向に巡回するため、光ア
イソレータ12の挿入により一方向の光パルスのみを形
成するようにしたものである。
【0009】帯域通過フィルタ4は所定帯域の光パルス
の通過のみを許容する。光分岐カプラ6はファイバリン
グ型モードロックレーザから光パルスを取り出すための
ものであり、偏波制御器8は光パルスの偏波面を所定の
偏波面に制御する。
【0010】14は基本周波数fa の自然数倍の高調波
周波数fh =Nfa (但し、Nは2以上の自然数)の正
弦波を発振する正弦波発振器であり、高調波周波数fh
=Nfa の正弦波で外部光変調器10を駆動する。この
ような駆動方式を高調波モードロック方式と呼び、ファ
イバリング型レーザから短光パルスを発生させる。
【0011】この方式でモードロックが安定動作するた
めには、リング内に存在するN個の光パルスの振幅が全
て等しくなければならない。しかし一般には、振動によ
る偏波方向や光路長の変動、或いは光増幅器2の利得周
波数特性の変動や雑音等によって、各光パルスの振幅が
不規則に揺らぐため、全ての光パルスの振幅を等しく保
持するのは困難である。
【0012】よって、定偏波シングルモード光ファイバ
を使用してファイバリングを構成し、且つ振動を除去す
る措置を施したり、或いはリング長を精密制御する等の
対策が必要不可欠であった。
【0013】従来の高調波モードロック方式で動作が不
安定となる原因を周波数スペクトルの観点から考えてみ
る。偏波変動や光増幅器の特性変動等によって、各光パ
ルスの振幅が不規則に揺らぐことは、光信号のスペクト
ル成分に高調波周波数fh 、及びその自然数倍以外の成
分が現れることに対応する。
【0014】これらのうち、基本周波数fa の自然数倍
のスペクトル成分(以後、サブグループと呼ぶ)は、リ
ングを一周したときの位相条件を満たすため、リングを
周回する毎に選択的に増幅される。
【0015】しかし、外部光変調器がfh =Nfa (但
し、Nは2以上の自然数)の高調波周波数で駆動されて
いるため、リングを周回する毎に±fh の側波帯を生成
しながらスペクトルは広い周波数範囲に渡って拡散して
いく。このスペクトル強度が十分に減衰するまで、偏波
変動や光増幅器の特性変動による光パルスの振幅揺らぎ
の影響が残ることになる。
【0016】一方、高調波周波数fh 及びその自然数倍
の周波数のスペクトル成分(以後、メイングループと呼
ぶ)は、リングを一周したときの位相条件を満たすと同
時に、外部光変調器による側波帯の生成が±fh の周波
数間隔で生ずるため、リングを周回する毎にメイングル
ープ内でのみエネルギーの授受が行われる。従って、リ
ング一周時のエネルギー損失を光増幅器で補えば、自己
再生させることが可能であり、安定に発振する。
【0017】以上から、従来の高調波モードロック方式
で動作が不安定となる主要原因は、偏波変動や光増幅器
の特性変動等によって、基本周波数fa の自然数倍では
あるが、高調波周波数fh 又はその自然数倍ではない周
波数のスペクトル成分(サブグループ)が発生したとき
に、サブグループとメイングループとの間でのエネルギ
ーのやり取りを行う機構がないことに起因している。
【0018】上記の問題点を解決するために、発明者等
は、図2に示すような予備変調方式の高周波モードロッ
クファイバリングレーザの構成を提案した(文献
(1):B.P.Singh, T.Tazaki, K.Ieda, M.Mori, T.Got
o, and A.Miyauchi,“Mode-Lockingof Fibre Ring Lase
rs with a Coherent-Phase Relationship among Axial
Mode Groups”, Optics and Laser Technology, Vol.2
7, No.4, pp.275-277(1995)及び文献(2):B.P.Sing
h, K.Ieka, M.Mori, T.Goto, and A.Miyauchi,“Amplit
ude Modulated Harmonic Mode-Locking Characteristic
s of Er3+ Doped Fiber Ring Laser”, The Review of
Laser Engineering, Vol.24, No3, pp.413-420(199
6))。
【0019】この方式では、予備変調器20において、
第1正弦波発振器16(高調波周波数fh =Nfa )の
出力を、予め第1正弦波発振器16に同期した第2正弦
波発振器18(高調波周波数fs =nfa 、但しnはN
の公約数で、且つ1≦n≦N)で変調する。
【0020】これによって、予備変調器20の出力に
は、例えば図3に示すように、周波数fh の近傍に周波
数間隔fs で側波帯が生じる。この信号を用いて外部光
変調器10を駆動すれば、メイングループとサブグルー
プの間でエネルギーのやり取りが生じることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した高調波モ
ードロックリングレーザの構成によって安定な動作状態
を実現することができるが、外部光変調器10の駆動信
号を生成するための予備変調器20は、高周波周波数f
s =nfa が高くなるに従って、その実現が困難になる
という欠点があった。
【0022】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、予備変調器を使用
せずにサブグループを強制的に発生させると共に、メイ
ングループとサブグループとの間でエネルギーのやり取
りを行って、安定な動作状態を実現することのできるモ
ードロック光パルス発生回路を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によると、少なく
とも光増幅器及び外部光変調器を具備したモードロック
光パルス発生回路において、基本周波数fa の高調波周
波数fh =Nfa (NはN>1の自然数)の正弦波で前
記光増幅器又は外部光変調器のいずれか一方を駆動する
第1正弦波発振器と、基本周波数fa 又はその高調波周
波数fs =nf a (nはNの公約数で且つ1≦n≦N)
の正弦波で前記光増幅器又は外部光変調器の他方を駆動
する、前記第1正弦波発振器と同期した第2正弦波発振
器とを具備したことを特徴とするモードロック光パルス
発生回路が提供される。
【0024】第1正弦波発振器は比較的周波数の高い高
調波を発振するので、外部光変調器を駆動するのが望ま
しく、第2正弦波発振器は比較的周波数の低い高調波を
発振するので、光増幅器を駆動するのが望ましい。
【0025】本発明によると、高調波周波数fh での変
調と、それに同期した基本周波数f a 又はその高調波周
波数fs での変調とを独立して外部光変調器或いは光増
幅器に与えることにより、サブグループを強制的に発生
させると同時にメイングループとサブグループの間での
エネルギーのやり取りを実現することができる。これに
より、予備変調器を必要とせずに、安定な動作状態を実
現することのできるモードロック光パルス発生回路を提
供可能である。
【0026】本発明の他の側面によると、少なくとも光
増幅器及び外部光変調器を具備したモードロック光パル
ス発生回路において、基本周波数fa の高調波周波数f
h =Nfa (NはN>1の自然数)の正弦波で前記外部
光変調器を駆動する第1正弦波発振器と、前記外部光変
調器に接続されたバイアス電源と、前記外部光変調器と
前記バイアス電源との間に接続され、基本周波数fa
はその高調波周波数f s =nfa (nはNの公約数で且
つ1≦n≦N)の正弦波で前記外部光変調器の動作バイ
アス点を変調する、前記第1正弦波発生器と同期した第
2正弦波発生器とを具備したことを特徴とするモードロ
ック光パルス発生回路が提供される。
【0027】本発明の更に他の側面によると、少なくと
も光増幅器及び外部光変調器を具備したモードロック光
パルス発生回路において、基本周波数fa の高調波周波
数f h =Nfa (NはN>1の自然数)の正弦波を発振
する第1正弦波発振器と、前記第1正弦波発振器と前記
外部変調器に接続された、周期nビット(nはNの公約
数で且つ1≦n≦N)のパルスパターンを発生するパル
スパターン発生器とを具備したことを特徴とするモード
ロック光パルス発生回路が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】図4は本発明第1実施形態のブロ
ック構成図を示している。本発明の各実施形態の説明に
おいて、図1及び図2に示した従来例と実質的に同一構
成部分については同一符号を付し、重複を避けるためそ
の説明を省略する。
【0029】本実施形態は、本発明を正弦波変調の高周
波モードロックリングレーザに適用した場合の構成例で
ある。第1正弦波発振器16の周波数は高調波周波数f
h =Nfa (NはN>1の自然数)のであり、外部光変
調器10を駆動するのに用いられる。
【0030】一方、第1正弦波発振器16に同期した第
2正弦波発振器18の周波数は、高調波周波数fs =n
a (nはNの公約数で且つ1≦n≦N)であり、光増
幅器2の利得を変調するのに用いられる。
【0031】例えば、光増幅器2が半導体光増幅器から
構成される場合には、第2正弦波発振器18により半導
体光増幅器の駆動電流を変調すればよい。一方、光増幅
器2が希土類ドープ光ファイバ増幅器から構成される場
合には、第2正弦波発振器18を用いて励起光強度を振
幅変調するか、或いは励起準位吸収を起こす波長の光を
振幅変調して注入すればよい(文献(3):田崎、栗
原、河合、森、後藤、宮内「Erドープ光ファイバ増幅器
の励起準位吸収を用いた利得制御」1993年電子情報通信
学会春季大会B-935 )。
【0032】本実施形態では、予備変調器が不要であ
り、高周波における予備変調器の複雑化の問題を解決す
ることができる。図5は本発明の第2実施形態構成ブロ
ック図を示しており、本発明を正弦波変調の高周波モー
ドロックファブリペロレーザに適用した場合の構成例で
ある。
【0033】第1反射器22と第2反射器24との間は
共振器長に設定されており、第1反射器22及び第2反
射器24の一方は全部の光を反射するミラーから構成さ
れ、他方はハーフミラーから構成される。
【0034】第1反射器22と第2反射器24との間に
は、光増幅器26、外部光変調器28、帯域通過フィル
タ30、第1及び第2偏波制御器32,34が設置され
ている。
【0035】本実施形態の第1正弦波発振器16は図4
に示した第1実施形態の第1正弦波発振器16と同一で
あり、第2正弦波発振器18も第1実施形態の第2正弦
波発振器18と同一である。
【0036】よって、第1正弦波発振器16の周波数は
高調波周波数fh =Nfa であり、外部光変調器28を
変調するのに用いられる。一方、第1正弦波発振器16
に同期した第2正弦波発振器18の周波数は、高調波周
波数fs =nfa であり、光増幅器26の利得を変調す
るのに用いられる。
【0037】本実施形態の高調波モードロックファブリ
ペロレーザにおいても、予備変調器は不要であり、高周
波における予備変調器の複雑化の問題を解決することが
できる。
【0038】第1及び第2実施形態では、第1正弦波発
振器16で外部光変調器10,28を駆動し、第2正弦
波発振器18で光増幅器2,26を駆動する構成である
が、第1正弦波発振器16の周波数が比較的低い場合に
は、第1正弦波発振器16で光増幅器2,26を駆動
し、第2正弦波発振器18で外部光変調器10,28を
駆動するようにしてもよい。
【0039】図6は本発明第3実施形態の構成ブロック
を示している。本実施形態では、外部変調器10を第1
正弦波発振器16(高調波周波数fh =Nfa )を用い
て駆動すると共に、バイアス電源36を用いて第1正弦
波発振器16に同期した第2正弦波発振器18(高調波
周波数fs =nfa 、但しnはNの公約数で且つ1≦n
≦N)により外部変調器10の動作バイアス点を変調す
るようにしたものである。
【0040】上述した第1乃至第3実施形態のいずれに
おいても、第2正弦波発振器18の周波数を基本周波数
a と等しいとすれば、即ちfs =fa とすれば、全て
のサブグループがメイングループとエネルギーのやり取
りを行うことになり、最も安定な動作が期待される。
【0041】一方、fs =nfa (n>1)の場合に
は、特定なサブグループ(安定サブグループ)のみがメ
イングループとエネルギーのやり取りを行うことにな
る。それ以外のサブグループ(不安定サブグループ)が
偏波変動や光増幅器の特性変動等によって発生すれば、
従来方式と同様に動作不安定を招くことになる。
【0042】しかし、一般に高調波周波数fh は基本周
波数fa より非常に高い周波数であるから、即ちfh
a であるから、周波数fh 及びその自然数倍の周波数
の近傍にはいくつかの安定サブグループ成分があること
になり、それらによって光増幅器の利得が十分に飽和さ
せられるために、不安定サブグループの発生は抑制され
る。この点は本発明の特徴の1つであり、光増幅器の利
得周波数特性の変動があっても安定動作を実現すること
が可能となる。
【0043】fs =nfa (n>1)の場合とfs =f
a の場合とで利得飽和の様子を比較すると、前者は後者
よりも安定サブグループの数が少ないために、周波数f
h 及びその自然数倍の周波数の近傍における利得飽和が
ゆっくりと起こることになる。
【0044】従って、高調波周波数fs =nfa の場合
には発振スペクトル幅が広がることになる。このように
本発明によって、高調波モードロック動作を安定化でき
るのみならず、発振スペクトル幅を制御することも可能
となり、誘導ブリユアン散乱(SBS)抑圧耐力を制御
して、光ファイバを通して大きなパワーを伝送可能とな
る。
【0045】前述したサブグループ発生原因の中でどれ
が支配的であるかは、現時点では明らかになっていな
い。しかし、各種の対策は提案されており、機械的振
動、偏波変動及び光路長変動については、除振台の使
用、定偏波光ファイバの使用、可変リング長による自動
制御方法等が有効であることが実証されている。
【0046】一方、光増幅器の利得周波数特性の変動に
対する対策はこれまでに提案されていない。一般に高調
波周波数fh ≫fa であるため、広帯域光増幅器を用い
た高調波モードロックでは、不安定サブグループの発生
を抑えるためには、光増幅器の利得周波数特性の変動を
抑圧することが極めて重要である。この点に関して、本
発明は極めて有効な手段を与えるものである。
【0047】図7は本発明第4実施形態の構成ブロック
図を示している。本実施形態では、正弦波発振器14
(fh =Nfa )の出力をクロック信号として、パルス
パターン発生器38により周期nビットのパルスパター
ンを発生させ、このパルスパターンにより外部光変調器
10を駆動する。
【0048】nがNの公約数で、且つ1≦n≦Nの条件
を満たせば、パルスパターン発生器38の出力のスペク
トルには、正弦波変調の場合と同様にして、周波数fh
の近傍に周波数間隔Nfa /nの側波帯が生じる。
【0049】図8には、パルスパターンとしてM系列信
号を用い、n=N=7でRZ変調の場合について、パル
スパターン発生器38の出力のスペクトル成分の概略を
示した。
【0050】このスペクトル成分を持つ信号を用いて外
部光変調器10を駆動すれば、第1乃至第3実施形態で
説明した正弦波変調の場合と同様な特性を得ることがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、基本周波
数fa のn倍及びN倍の周波数の高調波変調を外部光変
調器又は光増幅器に同時に印加することにより、予備変
調器を使用せずにモードロックレーザの動作の安定化及
び発振スペクトル幅の制御を行うことができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1従来例ブロック図である。
【図2】第2従来例ブロック図である。
【図3】予備変調方式における外部光変調器の駆動信号
の周波数スペクトルを示す図である。
【図4】第1実施形態ブロック図である。
【図5】第2実施形態ブロック図である。
【図6】第3実施形態ブロック図である。
【図7】第4実施形態ブロック図である。
【図8】第4実施形態において、パルス信号としてM系
列信号を用い、n=N=7でRZ変調の場合の、外部光
変調器の駆動信号の周波数スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
2 光増幅器 4 帯域通過フィルタ 6 光分岐カプラ 8 偏波制御器 10 外部光変調器 12 光アイソレータ 16 第1正弦波発振器 18 第2正弦波発振器 38 パルスパターン発生器
フロントページの続き (72)発明者 森 正和 愛知県名古屋市西区大野木3丁目100番レ ジオン庄内緑地公園101号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光増幅器及び外部光変調器を
    具備したモードロック光パルス発生回路において、 基本周波数fa の高調波周波数fh =Nfa (NはN>
    1の自然数)の正弦波で前記光増幅器又は外部光変調器
    のいずれか一方を駆動する第1正弦波発振器と、 基本周波数fa 又はその高調波周波数fs =nfa (n
    はNの公約数で且つ1≦n≦N)の正弦波で前記光増幅
    器又は外部光変調器の他方を駆動する、前記第1正弦波
    発振器と同期した第2正弦波発振器と、 を具備したことを特徴とするモードロック光パルス発生
    回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも光増幅器及び外部光変調器を
    具備したモードロック光パルス発生回路において、 基本周波数fa の高調波周波数fh =Nfa (NはN>
    1の自然数)の正弦波で前記外部光変調器を駆動する第
    1正弦波発振器と、 前記外部光変調器に接続されたバイアス電源と、 前記外部光変調器と前記バイアス電源との間に接続さ
    れ、基本周波数fa 又はその高調波周波数fs =nfa
    (nはNの公約数で且つ1≦n≦N)の正弦波で前記外
    部光変調器の動作バイアス点を変調する、前記第1正弦
    波発生器と同期した第2正弦波発生器と、 を具備したことを特徴とするモードロック光パルス発生
    回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも光増幅器及び外部光変調器を
    具備したモードロック光パルス発生回路において、 基本周波数fa の高調波周波数fh =Nfa (NはN>
    1の自然数)の正弦波を発振する正弦波発振器と、 前記正弦波発振器と前記外部変調器に接続された、周期
    nビット(nはNの公約数で且つ1≦n≦N)のパルス
    パターンを発生するパルスパターン発生器と、 を具備したことを特徴とするモードロック光パルス発生
    回路。
  4. 【請求項4】 前記光増幅器は光ファイバ増幅器であ
    り、該光ファイバ増幅器の励起準位吸収を利用して基本
    周波数fa 又はその高調波周波数fs =nfaにおける
    利得を前記第2正弦波発振器で変調することを特徴とす
    る請求項1記載のモードロック光パルス発生回路。
  5. 【請求項5】 高調波周波数fs =nfa のnを適切に
    設定することにより発振スペクトル幅を制御することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のモードロッ
    ク光パルス発生回路。
JP9038243A 1997-02-21 1997-02-21 モードロック光パルス発生回路 Withdrawn JPH10242554A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176218A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Advantest Corp 光増幅装置、光増幅方法及び光源装置
JP2010225688A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Olympus Corp 光パルス発生装置およびそれを含む光学システム
JP6226108B1 (ja) * 2016-12-15 2017-11-08 三菱電機株式会社 風計測ライダ装置

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