JPH10240884A - 個別識別システム - Google Patents

個別識別システム

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JPH10240884A
JPH10240884A JP4383197A JP4383197A JPH10240884A JP H10240884 A JPH10240884 A JP H10240884A JP 4383197 A JP4383197 A JP 4383197A JP 4383197 A JP4383197 A JP 4383197A JP H10240884 A JPH10240884 A JP H10240884A
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JP
Japan
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metal plate
color
light
identification system
receiving element
Prior art date
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Application number
JP4383197A
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English (en)
Inventor
Masateru Nose
正照 野瀬
Yasuyuki Nakamura
恭之 中村
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性が高く、高速処理が可能な個別識別シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 エッチングにより表面に結晶粒を現出さ
せた金属板1を、光源R,G,Bを同時に点灯させなが
らカラースキャナー2で読み取る。画像処理部5は、こ
の信号を順次受けて、各画素におけるR,G,Bの各デ
ータをデジタル化し、主走査方向及び副走査方向におけ
る位置情報を付加する。画像処理されたデータは、分級
部6へ与えられ、所定の画素数(例えば8×8)からな
るブロック毎に、R,G,Bの各受光量に基づいて分級
され、例えば8色に色分けされる。初期登録である場合
には、この色分けされた画像データはメモリ7へ与えら
れ、識別を行う場合には、この色分けされた画像データ
は識別部8へ与えられる。識別部8は、この画像データ
をメモリ7に記憶されている画像データと順次照合し、
識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個体情報を電子的
に識別する個別識別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】個人の属性等の情報が磁気的に記録され
たカードを使用することにより、施錠,開錠を行った
り、機器の使用を可能にしたりするIDカードシステム
が広く普及している。しかしながら、保持場所近辺での
磁石の使用、電子機器の普及に伴い、その記録情報が変
化することがあり、誤動作又は使用不能を招来すること
が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで自然界には全く
同一のものが存在し難い結晶粒のパターンを使用したI
Dカード,カードキーが提案されている。この技術は自
然の結晶パターン(結晶粒の形,大きさ)を用いるので
コピーを作成することが極めて困難であり、安全性が高
い。しかしながら結晶粒のパターンで各カードを識別す
る場合、セキュリティを高めるためにパターン認識を精
密に行わなければならず、データ量が膨大になり、処理
に時間がかかる、識別のための電子機器が高価である等
の問題がある。
【0004】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、結晶粒をカラー認識することにより、コピー
を作成することが極めて困難であり、安全性が高く、高
速処理が可能な個別識別システムを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
個体を識別する個別識別システムにおいて、結晶粒が表
面に現出した金属板と、該金属板に対して夫々所定の角
度で光を照射する複数色のカラー光源と、前記金属板に
よる反射光を所定の位置で受光する受光素子と、該受光
素子により得られた前記金属板の画像情報を個体関連情
報と対応させて記憶する記憶手段と、前記受光素子から
得られる情報を前記記憶手段に記憶されている情報と照
合して識別する手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記金属板は、担体に貼着されていることを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、個人に関連する情
報を電子的に識別する個別識別システムにおいて、結晶
粒が表面に現出した金属板と、該金属板に対して夫々所
定の角度で光を照射する複数色のカラー光源と、前記金
属板による反射光を所定の位置で受光する受光素子と、
該受光素子により得られた前記金属板の画像情報を個人
関連情報と対応させて記憶する記憶手段と、前記受光素
子から得られる情報を前記記憶手段に記憶されている情
報と照合して識別する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記金属板は、担体に貼着されていることを特徴と
する。
【0009】複数色の光源からの光が結晶粒の表面によ
って乱反射され、この反射光を受光部にて受光する。結
晶粒の結晶方位,凹凸の状態により各色の受光量が異な
り、結晶粒を色分けすることができる。また光源と受光
部との位置関係が同一でない限り同じ色データは得られ
ない。この色分けされた画像情報で各金属板を識別す
る。従ってパターンマッチングのための詳細な情報を必
要とすることがなく、各画素における色データを用いる
ため、データ量が少なくてよく、処理速度の向上が図れ
る。また識別のための機器は既存のものを使用すること
ができる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4において、前記金属板はエッチング処理されてい
ることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかにおいて、前記金属板の表面は透明膜にて被覆さ
れていることを特徴とする。
【0012】これにより結晶粒が現出した表面が保護さ
れ、疵等により結晶粒の表面状態が変化することを防止
することができる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかにおいて、前記受光素子により得られた前記金属
板の画像情報の色データを所定数の色に分級する分級手
段を備えることを特徴とする。
【0014】予め色データを分級してから記憶すること
により、データ量が削減され、処理速度の向上を図るこ
とができる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかにおいて、前記受光素子により得られた前記金属
板の画像情報の色データを、複数画素からなるブロック
毎に、所定数の色に分級する分級手段を備えることを特
徴とする。
【0016】予め色データをブロック毎に分級しておく
ことにより、さらにデータ量が削減され、処理速度の向
上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明に係
る個別識別装置の構成を示す模式図である。図中1は結
晶粒が表面に露出した金属板であり、2は金属板1のカ
ラー画像を撮像するためのカラースキャナーである。カ
ラースキャナー2は、一次元カラーイメージセンサであ
る受光部3とその周囲に配置された3色のライン光源
R,G,Bとを備える。受光部3からの信号は、公知の
画像処理を行う画像処理部5を介して分級部6へ与えら
れるようになしてあり、分級部6はメモリ7と識別部8
とに接続されている。なお受光部3としてカラーフィル
ターを取り付けた一次元白黒イメージセンサを使用して
もよい。
【0018】このような本発明装置における動作の説明
に先立ち、本発明において結晶粒のカラー画像を得る原
理について説明する。アルミニウム板に 580℃、2時間
の熱処理を施し、結晶粒を粗大化させた後、エッチング
処理を施して結晶粒を現出させることにより得たアルミ
ニウム結晶のカラー画像の略原寸大の模式図を図2に示
す。金属板をエッチングすると表面に図1に示す如き凹
凸が多数形成されるが、結晶粒(及び結晶方位)によっ
てその凹凸の,方向,大きさ,高さ,深さ,傾斜等の状
態が異なる(図3)。この金属板1の表面に対して、2
色以上(通常はR,G,Bの3原色)の光源を有するカ
ラースキャナー2でその画像を取り込むと、平坦でない
表面により乱反射した反射光は、図2に示す如くカラー
となる。即ち、光源R,G,Bは物理的に同一場所にな
いため、各光の同一結晶面での反射率が異なるので、受
光部3で得られる各光量は出射時の光量(光量比)とは
異なる。従ってカラーの画像が得られる。
【0019】反射光の強度は結晶粒の表面状態、及び光
源と受光部との位置関係に依存する。また結晶粒の表面
状態は金属板の成分、エッチング条件及び各結晶粒の方
位に大きく依存する。従って全く同一の結晶粒の表面状
態を再現し、しかも光源,受光部の位置関係が把握され
ない限り、同じ反射光強度は得られず、第三者の不正使
用は不可能である。また全く同一の結晶粒パターンを作
製すること自体困難である。結晶パターンのみを複写し
ても、結晶粒の方位、表面の凹凸までも再現することは
できないため、コピーを作製することは不可能である。
【0020】エッチング表面を透明な保護膜で被覆する
と、この結晶粒パターンを保護して半永久的に使用する
ことが可能である。透明な保護膜としては、アクリル樹
脂,フッ素樹脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,ウレ
タン樹脂,メラミン樹脂,シリコン樹脂,ビニル樹脂,
ポリイミド樹脂,ポリアミドイミド樹脂などの合成樹
脂、又はこれらの複合樹脂、さらにガラスなどの無機物
が好ましい。被覆方法としては、電着塗装(アニオン電
着,カチオン電着),スプレー塗装,ハケ塗り法,浸漬
法などにより被覆するか、又は被覆後焼き付けする方法
など、低温で処理することが好ましい。
【0021】本発明で使用する金属板1としては、結晶
粒を表面に現出することができるものであれば、その組
成、形態は問わない。例えば、Fe、Ni、Al、C
u、Cu−Al合金、Cu−Al−Ni合金、Cu−Z
n合金、Fe−Ni合金、Fe−Ni−Co合金、Fe
−Cr合金が挙げられ、またこれらに種々の元素を添加
したもの、あるいはこれらの金属又は合金を積層(クラ
ッド)したものなどを用いることができる。中でもアル
ミニウム及びアルミニウム合金はエッチングし易く、結
晶が析出し易いため、金属板1として適当である。図4
はアルミニウムに少量のマグネシウムを混入させた合金
(JIS-A5052)を使用した場合の結晶のカラー画像を示す
模式図である。不純物を混入することにより、図5に示
す如く結晶粒のパターンが複雑になり、画像の色に幅が
出ることが分かった。
【0022】次に本発明装置における動作について、そ
のフローチャートである図6を参照しながら説明する。
先ずエッチングにより表面に結晶粒を現出させた金属板
1を副走査方向へ移動させながら、これをカラースキャ
ナー2で読み取る。このとき光源R,G,Bを同時に点
灯させ、各反射光を受光部3にて光電変換する(ステッ
プS1)。画像処理部5は、この信号を順次受けて、各
画素におけるR,G,Bの各データをデジタル化し、主
走査方向及び副走査方向における位置情報を付加する
(ステップS2)。
【0023】この画像処理されたデータは、分級部6へ
与えられ、所定の画素数(例えば8×8)からなるブロ
ック毎に、R,G,Bの各受光量に基づいて分級され、
例えば8色に色分けされる(ステップS3)。初期登録
であるという入力がある(ステップS4においてYE
S)場合には、この色分けされた画像データはメモリ7
へ与えられ(ステップS5)、別途入力された個人関連
データ又は個体データと共に記憶される(ステップS
6)。初期登録でなく(ステップS4においてNO)識
別を行う場合には、この色分けされた画像データは識別
部8へ与えられる(ステップS7)。識別部8は、この
画像データから後述するデータを抽出し(ステップS
8)、メモリ7に記憶されている画像データと順次照合
し、識別する(ステップS9)。
【0024】識別部8における識別方法について詳述す
る。識別には、各個体の画像データ全体を照合してもよ
いが、処理の高速化のために一部のみを照合する。例え
ば、所定間隔の複数のラインを予め設定しておき、その
ライン上の色の順序で識別する。図2は、約15mm間隔で
4本の水平ラインL1, L2, L3, L4を設定した場合を示
す。尚、実際の照合時においては、水平ラインは結晶粒
の平均粒径以下の間隔で複数本の走査線を配置すること
が望ましい。
【0025】識別対象である画像データから抽出された
4本のラインL1, L2, L3, L4上のデータについて、同色
が並ぶブロック数からその長さを求めると、以下のよう
なデータが得られる。数値は長さ(mm)を示す。 ラインL1…黄緑 19, ピンク 6, 青 8, 緑 25, ピ
ンク 2, … ラインL2…緑 6, 黄緑 4, 水色 14, 黄 22, 黄緑
3, ピンク 13,黄緑 3, ピンク 7, 水色 5, … ラインL3…黄緑 23, 緑 4, 青 9, 黒 7, 緑 5,
水色 12,… ラインL4…黄緑 2, 黄 8, 水色 20, 黒 19, 黄緑
12, ピンク 1, … このデータを、メモリ7に記憶されている各画像データ
について、4本のラインL1, L2, L3, L4に対応するライ
ンのデータを抽出して照合し、識別を行う。
【0026】上記の識別方法において、精度を向上させ
るには、1つの結晶粒当たり複数本の水平ライン(走査
線)が走るようにその本数を増やし、また処理速度を上
げるためには、信頼性が著しく低下しない範囲で走査線
の本数を減じればよい。また上述のように各色の長さを
求めてから照合するのではなく、ブロック同士で照合す
ることもできる。識別に使用する画像のデータ領域は、
図2に示す如き、離れた複数のライン(幅は1ブロック
分)の代わりに、所定幅の(複数ブロック分の幅を有す
る)ラインとしてもよい。またラインの方向についても
縦,横等、任意に設定することができる。
【0027】さらにカラースキャナー2で所定領域の
み、例えば4本のラインL1, L2, L3,L4のみ読み取る構
成としてもよい。この場合は、メモリ7に記憶されるデ
ータはラインL1, L2, L3, L4のみであり、データの抽出
動作を省略することができ、またメモリ7に記憶してお
くデータを縮小することができる。これにより、1個体
当たりに必要なメモリ7の容量が減少し、そのデータが
メモリ7に記憶されるべき個体の数を増大させることが
可能である。
【0028】なお、画像データの全てをメモリ7に記憶
しておいた場合、結晶粒が形成された面に疵が生じたた
めに、識別のために読み取る領域を変更するとき、初期
登録を再度し直す必要が生じない。
【0029】さらにまた、上述の例では、所定数の画素
からなるブロック毎に色を分級する構成としているが、
各画素毎に分級する構成としてもよい。
【0030】上述した形態例と従来の方式とを比較す
る。従来は、平均粒径が10mm以上の結晶パターンをその
形状についてのみ識別するために、パターンマッチング
を精密に行う必要があり、少なくとも 300 dpi以上(結
晶粒の平均粒径が数mm以下である場合には 600 dpi以
上)の高精度のイメージセンサを使用する必要があっ
た。一方、本発明では、形状と色情報との組み合わせで
記憶、認識すればよいので、結晶粒サイズが数mm以下で
ある場合でも 300 dpi以下のイメージセンサを使用する
ことができ、さらにセンサの分解能以下の粗い走査で読
み取りを行っても十分に精度を確保することができる。
【0031】色データが、従来は白黒の2色の2値化デ
ータ(1ビット)であり、本発明では8色に分級したデ
ータ(3ビット)である場合、データ量は3倍に増える
が、ドット数を 600 dpiから 100 dpiへ6分の1に減ら
すと、画像データ全体を記憶する場合でもメモリ7に記
憶されるべきデータ量は、1個体当たりで2分の1に削
減される。上述したようにブロック化することにより、
さらにデータ量は削減される。データ量の削減によりメ
モリの小容量化及び処理の高速化が実現する。
【0032】しかも識別の際に使用するデータとして、
上述した如く、各ラインのデータのみを使用することに
より、識別速度は大幅に向上する。例えば、平均粒径が
10mmである結晶粒が現出する85mm×53mmの金属板を認識
する場合、従来の方式によれば、白黒で識別するため
に、一方向のみのラインでは信頼性に欠ける。そのため
パターン認識の精度を上げるために、縦横のラインで且
つ少なくとも 300 dpi以上での認識データが必要であっ
た。その際のデータ量は、 (85×53)/(10/300)=135150≒135 kbit となり、約16.9kB必要であった。これに対して、本発
明では、一方向(長手方向)のみのラインでよく、色と
その長さの情報のみで認識すると、平均粒径が10mmであ
ると仮定しても、1走査線当たり、 色(256 色)1B×(85/10)+長さ1B×(85/10)
=17B である。ここで短手方向で50本(約1mm間隔)走査する
としても850 B(17B×50)のデータ量しか必要としな
い。
【0033】また従来のように結晶のパターンを白黒で
認識する場合は、コピー機でコピーしたり、写真機で撮
影することにより、同じ模様を複写したものを使用する
ことができる。しかしながら本発明で使用するためのコ
ピーを作製するには凹凸を正確に復元する必要がある。
仮に凹凸パターンが作製されたとしても、このパターン
の色配列は、光源と受光素子との関係が全く同一のカラ
ースキャナーでない限り再現することはできないので、
セキュリティの点における信頼度が高いといえる。
【0034】
【実施例】先ず55mm×85mm×1.5mmの工業用Al板(10
70)に対し600 ℃で2時間の熱処理を行い、通常のエッ
チング液(塩酸,硝酸の混合液)を用いて1分間エッチ
ングする。これを実際に100 枚作製し、中央部の幅10mm
×長さ85mmの帯状部分の色とその長さで識別を行ったと
ころ、全く誤判定は無かった。
【0035】本発明を、例えばカードキーとして使用す
る場合、一面側の全体を結晶粒が現出した金属板(アル
ミニウム板)とし、他面側に強度保持及び印刷のための
所定のプレートを張り付ける。また全面ではなくカード
(担体)の一部に結晶粒が現出した金属板を張り付けて
もよい。さらに金属板の一部を印刷によってマスキング
し、所定部分のみ結晶を現出させる構成としてもよい。
さらにまた複数の金属板を積層(クラッド)することに
より、担体なしでもカードとして使用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係る個別識別シス
テムは、色分けされた金属の結晶粒を使用して個別識別
することにより、コピーを作製すること及び同じカラー
パターンを再現することが容易でなく、第三者による不
正使用は非常に困難であり、またデータ量が少なく高速
処理が可能であり、さらに容易に実現することが可能で
ある等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個別識別装置の構成を示す模式図
である。
【図2】アルミニウムの結晶の画像を示す模式図であ
る。
【図3】アルミニウムの結晶粒を示す写真である。
【図4】Al−Mg合金の結晶の画像を示す模式図であ
る。
【図5】Al−Mg合金の結晶粒を示す写真である。
【図6】本発明装置の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 金属板 2 カラースキャナー 3 受光部 5 画像処理部 6 分級部 7 メモリ 8 識別部 R,G,B 光源
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/06 G06K 19/00 E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個体を識別する個別識別システムにおい
    て、結晶粒が表面に現出した金属板と、該金属板に対し
    て夫々所定の角度で光を照射する複数色のカラー光源
    と、前記金属板による反射光を所定の位置で受光する受
    光素子と、該受光素子により得られた前記金属板の画像
    情報を個体関連情報と対応させて記憶する記憶手段と、
    前記受光素子から得られる情報を前記記憶手段に記憶さ
    れている情報と照合して識別する手段とを備えることを
    特徴とする個別識別システム。
  2. 【請求項2】 前記金属板は、担体に貼着されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の個別識別システム。
  3. 【請求項3】 個人に関連する情報を電子的に識別する
    個別識別システムにおいて、結晶粒が表面に現出した金
    属板と、該金属板に対して夫々所定の角度で光を照射す
    る複数色のカラー光源と、前記金属板による反射光を所
    定の位置で受光する受光素子と、該受光素子により得ら
    れた前記金属板の画像情報を個人関連情報と対応させて
    記憶する記憶手段と、前記受光素子から得られる情報を
    前記記憶手段に記憶されている情報と照合して識別する
    手段とを備えることを特徴とする個別識別システム。
  4. 【請求項4】 前記金属板は、担体に貼着されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の個別識別システム。
  5. 【請求項5】 前記金属板はエッチング処理されている
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の個別識
    別システム。
  6. 【請求項6】 前記金属板の表面は透明膜にて被覆され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれかに
    記載の個別識別システム。
  7. 【請求項7】 前記受光素子により得られた前記金属板
    の画像情報の色データを所定数の色に分級する分級手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか
    に記載の個別識別システム。
  8. 【請求項8】 前記受光素子により得られた前記金属板
    の画像情報の色データを、複数画素からなるブロック毎
    に、所定数の色に分級する分級手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜7のうちいずれかに記載の個別識別シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010821A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Wataru Yamamoto アナログチップ及び真贋判定システム
JP2008545169A (ja) * 2005-06-29 2008-12-11 イジュノシッヒ テクニッヒ ホッフシューラ チューリッヒ 識別システムまたはセキュリティシステムのための独特なラベル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010821A1 (ja) * 2003-07-28 2005-02-03 Wataru Yamamoto アナログチップ及び真贋判定システム
JP2008545169A (ja) * 2005-06-29 2008-12-11 イジュノシッヒ テクニッヒ ホッフシューラ チューリッヒ 識別システムまたはセキュリティシステムのための独特なラベル

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