JPH10235246A - 噴霧器用手動ポンプ - Google Patents

噴霧器用手動ポンプ

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JPH10235246A
JPH10235246A JP9059966A JP5996697A JPH10235246A JP H10235246 A JPH10235246 A JP H10235246A JP 9059966 A JP9059966 A JP 9059966A JP 5996697 A JP5996697 A JP 5996697A JP H10235246 A JPH10235246 A JP H10235246A
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JP
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cylinder
side wall
valve
cap body
cylindrical
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JP9059966A
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Kenichi Asaba
賢一 麻場
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Abstract

(57)【要約】 【解決すべき課題】組立が容易で、弁体の交換も簡単な
逆止弁を持つ噴霧器用ポンプを開示する。 【課題の解決手段】シリンダ2の下端面の通気孔22を
囲んで設けた弁座23と、該弁座と同心状の円筒状側壁
24と、有底円筒形で側壁24に摺動自在に嵌合可能
で、弁棒案内筒34と通気開口35とを有するキャップ
体30とを備え、側壁の外周面に設けられた突起25
を、キャップ体の開口縁31aから軸方向に進み次いで
所定の長さだけ円周方向に屈曲するL状切欠部32aに
嵌入させることにより、該キャップ体が側壁に着脱自在
に嵌合していると共に、弁座23と弁棒案内筒34との
間に設けたバネ部材により弁体52を弁座に圧接してい
る構成を持つことを特徴とする噴霧器用手動ポンプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液タンクに装着
して、タンク内の薬液を散布する手押式噴霧器用ポンプ
の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】この種の噴霧器用ポンプには、薬液タンク
に装着され、シリンダ内のピストン(プランジャはピス
トンの特別の形態として、以下、ピストンなる語は、プ
ランジャを含むものとする)により、タンク内の薬液
を、直接密閉された空気室に圧送して加圧するタイプの
ものと、薬液タンク自体が耐圧容器によって構成されて
おり、このタンク内に空気を圧入してタンク内薬液を加
圧するタイプの2種類が知られている。
【0003】このような噴霧器用ポンプにおいては、薬
液導管の一端に噴霧ノズルを他端に開閉弁を備えた噴霧
竿を、ホースを介して加圧薬液と連通し、開閉弁を開閉
して、薬液散布を行うが、薬液タンクを携行する場合
は、一方の手で薬液タンクを携行し、他方の手で、噴霧
竿とホースとを掴んで移動しないと、作物や障害物に噴
霧竿やホースが絡んで歩きづらかったり、両手がふさが
ってしまう欠点がある。また、収納時や一時作業を休止
する場合等で、噴霧竿がホースの弾力で所定の位置から
動いてしまって始末が悪く、うっかり噴霧竿を踏んで破
損したり、不用意に足に当たってしまうなどの虞れがあ
った。
【0004】このような不具合を解消する目的で、薬液
タンクの側面下部に竿受け部材を、側面上部には挟持部
材を夫々ネジ止めしたり、プラスチック製薬液タンクと
一体成形して設け、これに噴霧竿を直立状態で保持させ
る構成の噴霧器が考案されている。しかしながら、この
ような薬液タンクに噴霧竿保持部材を設けるやり方は、
竿受け部材の取り付けに手間がかかったり、薬液タンク
が耐圧性を必要とする場合は、挟持部材のタンクとの一
体成形が難しくて、不良品が発生しやすい欠点がある上
に、本来、出来るだけ表面を滑らかに成形したいタンク
表面に、突起物を作ることは、突起物が、使用中に、衣
服や蔓、作物の誘引紐などに引っ掛かりやすく、望まし
くない。
【0005】また、前述の薬液タンク内に空気を圧送す
るタイプの手動ポンプにおいて、図7に示すように、薬
液ポンプのシリンダ70の下端面71の中央に設けた通
気孔72を囲んで、弁座73を設け、該弁座73と同心
状に、円筒状側壁74を、下端面71から垂設し、これ
に、カップ状のキャップ80を被せて、弁室81を囲
み、この弁室中に、弁体90を、上下動自在に収納し、
バネ95によって、弁体90を弁座73に圧接した形式
の逆止弁が知られている。
【0006】ところで、弁体90は、次第に薬液におか
されて、劣化してくるので、その交換の為に、キャップ
80は、側壁外周面に刻設した雄ネジ部に螺合される
か、若しくは、側壁外周面に、水平方向にリング状に設
けた突条75と、キャップ80の内周面に設けた周溝8
5とを、素材の伸縮弾性を利用してスナップ結合したも
のが用いられている。
【0007】前者のネジ止めするタイプは、加工が面倒
な上に、組み立てに手間がかかる難点がある。一方後者
は、寸法を決めるにあたって、きつく嵌まるようにする
とキャップが外れにくくなり、殆ど、離脱が困難になる
場合がある。一方、ゆるく嵌めておくと、使用中に外れ
てしまう虞れがあり、特に、キャップを構成する樹脂
が、薬液により膨潤して径が拡大すると、外れやすい傾
向が一層助長される。したがって、この径の寸法を決め
るのが難しく、品質のばらつきや、耐用期間を短くする
原因となっていた。
【0008】
【解決すべき課題】本発明の第1の目的は、噴霧竿を簡
単に着脱でき、しかも、噴霧器用ポンプと一体感のある
収納ができる噴霧器用ポンプを開示することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、噴霧器用ポンプの
逆止弁の弁体の交換が容易にでき、しかも、製品の組立
も容易で短時間にできる噴霧器用ポンプを開示すること
にある。
【0010】
【課題の解決手段】本発明の第一の要旨は、シリンダ内
を往復動するピストンロッド若しくはプランジャのシリ
ンダからの突出端に略長方形(正方形も含む)状枠体若
しくは略台形状枠体から成る把手を有する噴霧器用手動
ポンプにおいて、前記把手の側部を構成する枠体に側方
に開口する溝が形成されており、該溝中には、弾性片か
ら成り噴霧竿の管体を挟持可能な挟持片が設けられてい
ることを特徴とする噴霧器用手動ポンプにある。
【0011】挟持片は、枠体が上下方向に伸長する枠体
側部に形成されているので、噴霧竿は上下方向に把手と
一体感をもって保持され、場所を取らず邪魔にもならな
い。挟持片は、左右一対の長尺片でもよいし、断続的に
溝内に突設されたものでもよい。このような挟持片は、
プラスチックによって、容易に、把手と一体成形ができ
るので、製造も容易であり、安価に供給もできる。
【0012】本発明の第二の要旨は、薬液タンクの上部
開口に、固定可能なシリンダと、該シリンダ内に摺動自
在に収納された往復加圧手段と、及び、前記シリンダの
下端に設けられた逆止弁とを備えた噴霧器用手動ポンプ
において、前記逆止弁が、前記シリンダの下端面に開口
する通孔を囲んで前記シリンダ下端から一体的に延設さ
れた円筒状側壁と、有底円筒形部を有し前記側壁に摺動
自在に嵌合可能なキャップ体とを備え、前記側壁か又は
キャップ体かの何れか一方の周面に1以上の係止体を突
設すると共に、他方の円筒部にその開口縁から軸方向に
進み次いで所定の長さだけ円周方向に屈曲するL状切欠
溝を設けて、該切欠溝に前記突起を嵌入させることによ
り、前記キャップ体が前記側壁に着脱自在に嵌合して前
記逆止弁の弁室が形成されており、該弁室内には、キャ
ップ体底面に設けられた開口と前記シリンダに設けた通
孔とを結ぶ流体流路に介在して流体の所定方向への移動
を阻止する弁体が収納されていることを特徴とする噴霧
器用手動ポンプにある。
【0013】上記において、薬液タンクには、耐圧容器
から成る場合と、単に、薬液容器のみの場合とが含まれ
る。後者の場合は、ポンプ自体が、薬液をシリンダの周
囲に設けた蓄圧室に圧入することにより、蓄圧室中で圧
縮された空気圧を利用して、薬液を圧送する手段を備え
ている。係止体は、単なる突起でもよく、他の構成が許
せば、円筒部を直径方向に横断する棒状体でもよい。弁
体は、薬液タンク内に空気を送って、タンク内薬液を加
圧するタイプの場合は、シリンダ内へ向かう流体を防止
するように設けられ、上記蓄圧室を有するタイプでは、
弁室内の流体が、タンク内へ流出するのを防止する。
【0014】係止体は、側壁側に設けてもよいし、キャ
ップ体側に設けてもよい。また、キャップ体が、側壁に
嵌合する場合、側壁外周面に外嵌してもよいし、側壁の
内周面に、キャップ体の外周面が摺接する状態で内嵌し
てもよい。係止体は、摺接する相手側に突出するように
設ければよいだけで、側壁側あるいはキャップ体側の何
れの側に設けてもよい。キャップ体が、側壁に内嵌する
場合は、外す場合を考慮して、指をかけて容易に着脱操
作できるように、側壁からキャップ体が突出するよう
に、その形状を決める必要がある。勿論、逆止弁が、流
体の流れを許容する方向に応じて、弁室のシール性を必
要とする場合は、切欠溝を何れの側に設けるかについ
て、規制される場合がある。
【0015】本発明の第三の要旨は、耐圧容器から成る
薬液タンクの上部開口に、気、液密に固定可能なシリン
ダと、該シリンダ内に往復動自在に収納された空気加圧
手段と、及び、前記シリンダの下端面に開口する通気孔
に設けられた逆止弁とを備えた噴霧器用手動ポンプにお
いて、前記逆止弁が、前記通気孔を囲んで前記シリンダ
下端面に設けたリング状突縁から成る弁座と、該弁座の
周囲に該弁座と同心状に前記シリンダ下端面から一体的
に垂設された円筒状側壁と、有底円筒形をなし前記側壁
に摺動自在に嵌合可能で、円筒底面にその中心を軸方向
に貫通する弁棒案内筒と通気開口とを有するキャップ体
とを備え、前記側壁又はキャップ体の何れか一方の周面
に設けられた1以上の係止突起を、他方の円筒部の開口
縁から軸方向に進み次いで所定の長さだけ円周方向に屈
曲するL状切欠部に嵌入させることにより、該キャップ
体が前記側壁に着脱自在に嵌合していると共に、前記弁
座と前記弁棒案内筒との間に上下動自在に介装された弁
体がバネ部材により前記弁座に圧接されている構成を備
えていることを特徴とする噴霧器用手動ポンプにある。
【0016】上記第三要旨にかかるポンプは、前記第二
要旨において、手動ポンプが、空気加圧ポンプで、薬液
が、タンク内で加圧される場合の典型的構成を示すもの
で、その作用効果は、ほぼ同じである。
【0017】
【発明の実施形態】図1〜5は、本発明の第一実施形態
を示すものである。本願噴霧器用ポンプ1は、雄ネジ部
3を上端側面に有するシリンダ2と、該シリンダ内に往
復動自在に収納されたピストン4とこれを往復駆動する
ピストンロッド5とから成る空気加圧手段と、該ピスト
ンロッドのシリンダ上端からの突出部に設けられた略台
形の枠体から成る把手6と、シリンダ下端に設けられた
逆止弁7とを備えている。前記雄ネジ部3は、プラスチ
ック製耐圧薬液タンク90の上部開口91の内周面に設
けられた雌ネジ部92に、シール材3aにより、気、液
密に螺合する。
【0018】把手6は、ピストンロッド5とプラスチッ
ク成形により、一体成形されており、把手6の左右の側
枠61、61には、側方に開放された溝62が形成され
ている。この溝62は、前記薬液導管95の直径よりや
や幅広に形成されている。噴霧竿98は、この金属製薬
液導管95の先端に、噴霧ノズル96を、基端に、グリ
ップ付開閉弁97を、夫々有している。把手6の溝62
中には、溝の長手方向に沿って、前記薬液導管95の直
径よりわずかに狭い間隔をおいて、側枠61の内側61
a側から一体的に挟持片63、63が、溝の開口方向に
向かって所定の幅で突出するように、設けられている。
【0019】この挟持片63、63の間に、挟持片の弾
発力に抗して、噴霧竿98の薬液導管95を押し込む
と、側枠61の傾斜方向に沿って、噴霧竿を固定するこ
とができる。挟持片は、連続する2枚の弾性対向片によ
って、構成したが、これは、溝の長手方向に沿って設け
た複数の挟持片を所定の間隔をあけて設けたものでもよ
い。勿論、ピストンロッドを押圧する把手としての強度
と弾性片としての弾力性が保持できれば、挟持片と側枠
の外周部61bとが一体となった構成でもよい。
【0020】次に、逆止弁7の構成を、図2〜4によっ
て説明する。図2において、シリンダ2の下端面21の
中央部には、通気孔22が穿設されており、この通気孔
を囲んで、下端面21からリング状に下方に突出する突
縁により、弁座23が形成されている。この弁座の周囲
に、該弁座23と同心状に円筒形の弁室の側壁24が、
シリンダ下端面から一体的に延設されている。この弁室
側壁の外周面には、該側壁24のなす円筒の中心に関し
て対称位置に、略方形の係止突起25、25(図3参
照)が側壁と一体的に形成されている。
【0021】30は、円筒状側壁24に嵌合して、該側
壁と共に弁室を囲むキャップ体で、側壁24と同様にプ
ラスチック成形物である。該キャップ体30は、側壁の
外周面に摺動自在に嵌合可能な有底円筒形をなし、上端
には、フランジ部31が形成されている。このキャップ
体30の開口縁31aから、フランジ部31を残して、
下方に向かって、若干の長さだけ、前記係止突起25、
25の横幅にほぼ等しい横幅を持つ切欠溝32aが形成
されている。この縦方向の切欠溝32aの下端32bか
ら横方向に、係止突起25の上下幅よりごく僅かだけ広
い上下幅を持つ切欠溝32cが、係止突起25の左右幅
よりやや長くなるように、設けられている。
【0022】横方向の切欠溝32cの天井部には、該切
欠溝32cの最奥部32dに係止突起25を位置決め固
定するための、ごく僅かに下方に膨出する位置決め突起
32fが設けられている。この一連の縦横の切欠溝32
a、32cから成る一対のL状切欠部32、32に、前
記係止突起25、25が夫々嵌入して、位置決め突起3
2fを乗り越えて最奥部32dに到達せしめたとき、側
壁24に密接する状態で、キャップ体30が嵌合し、弁
室39が形成される。キャップ体30の円形底部33の
中心部には、前記弁座と23と同心状に弁棒案内筒34
が貫通して設けられると共に、該案内筒の周囲には、弁
室40を外部に開放する開口35、35、…が設けられ
ている。
【0023】上述のようなキャップ体30の弁室側壁へ
の取り付けに際して、弁棒案内筒34に、一端付近で摺
動自在に挿入して、弁棒36を移動自在に支持し、該弁
棒36の他端付近に設けた弁体37を、弁体37とキャ
ップ体底部33との間に介装したコイルバネ38によっ
て付勢することにより、該弁体37を弁座23に圧接す
れば、逆止弁7が形成される。弁体の交換や、掃除を行
う場合は、キャップ体30を、回して、係止突起25を
縦切欠溝の底部に移動させ、次いで、下方に引けば、キ
ャップ体は、簡単に外すことができる。係止突起とL状
切欠部とを、側壁がわ、キャップ体側の何れに設けて
も、着脱操作は、ほぼ同じである。
【0024】図6は、本発明の第二実施形態の要部を示
すものである。手動ポンプのシリンダ41中には、ピス
トン40が往復動自在に収納され、ピストンロッド40
aのシリンダからの突出端には、図示しない把手が設け
られている。シリンダ41の周囲には、シリンダと同軸
状に形成された蓄圧室42が設けられている。42a
は、蓄圧室内の下端付近に一端が開口し、他端が蓄圧室
外に開口する薬液送出管である。
【0025】シリンダ40の下端から一体的に円筒状側
壁43が垂設されており、該円筒状側壁43内とシリン
ダ41内とは、通孔44を介して連通している。45
は、側壁43に開口する流入孔43aと蓄圧室底面に開
口する吐出口42bとを結ぶL状の吐出流路で、流入孔
43aに、側壁43の外面側から吐出弁46がコイルバ
ネによって付勢されて圧接して、これを閉塞している。
流入孔43aのやや下方に、側壁43が作る円筒を、直
径方向に円筒中心を通って気、液密に貫通する係止バー
47が、設けられている。
【0026】このような円筒状側壁43の内周面に摺動
自在な外周面を持つ有底円筒形のキャップ体50が、側
壁内周面に嵌合している。このキャップ体50は、底面
に吸入口51が開口しており、該吸入口をキャップ体内
側から閉塞可能な金属球から成る球形弁52が、キャッ
プ体50の内部に収納されている。キャップ体50の上
端縁には、キャップ体の中心軸に関して対称な位置に、
該端縁から垂直に所定の長さだけ下降し、次いで、同一
円周方向に屈曲する一対のL状切欠溝53、53が形成
されている。
【0027】この切欠溝53、53の幅は、前記係止バ
ー47が嵌入可能な幅に設定されており、キャップ体を
側壁内に挿入して、切欠溝53を係止バーに嵌めて上方
に押し込むと、該係止バー47は、L状切欠溝の水平部
53a(図7参照)に当接する。このとき、キャップ体
の外周下部に形成されている突縁55の上面55aが、
側壁43の下端周縁部に介在させたOリング等のシール
部材54を押し潰すように圧接した状態となって、当接
面がシールされる。そこで、キャップ体を回して、係止
バーを切欠溝の最奥部まで到達させれば、円筒状側壁4
3とキャップ体50とは、気、液密に嵌着する。両者の
離脱は、逆の操作をすればよい。係止体としての係止バ
ーは、球形弁52が、弁室56から離脱するのを防止す
る。ピストンを往復操作すれば、タンク内の薬液は、吸
入口51から吐出口42bに至り、蓄圧室42に圧入さ
れる。
【0028】
【効果】本願噴霧器用ポンプは、噴霧竿を把手部分に簡
単に保持させることができ、運搬や収納に便利で、しか
も、そのための構成は、プラスチック一体成形により、
本体機能を損なう事なく形成でき、そのためのコスト増
も一切ない。また、本願噴霧器用ポンプの逆止弁は、メ
ンテナンスにおける着脱が容易で、樹脂素材の薬液によ
る膨潤の影響を受けることがなく確実に着脱でき、ポン
プの組立に当たっても、極めて短時間に組立ができ、コ
スト削減効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願噴霧器用ポンプの一実施形態を示す説明図
である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】図1のB−B断面方向から見た側壁とキャップ
体との組み合わせ状態を示す部分断面説明図である。
【図4】図3に示すキャップ体を正面から見た説明図で
ある。
【図5】図1のC−C断面説明図である。
【図6】本願噴霧器用ポンプの他の実施形態の要部を示
す説明図である。
【図7】図6のキャップ体の斜視図である。
【図8】従来の逆止弁の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 噴霧器用ポンプ 2 シリンダ 6 把手 62 溝 63 挟持片 7 逆止弁 22 通気孔 24 側壁 25 係止突起 30 キャップ体 32a L状切欠部 52 弁体 90 薬液タンク 98 噴霧竿

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内を往復動するピストンロッド若
    しくはプランジャのシリンダからの突出端に略長方形
    (正方形も含む)状枠体若しくは略台形状枠体から成る
    把手を有する噴霧器用手動ポンプにおいて、前記把手の
    側部を構成する枠体に側方に開口する溝が形成されてお
    り、該溝中には、弾性片から成り噴霧竿の管体を挟持可
    能な挟持片が設けられていることを特徴とする噴霧器用
    手動ポンプ。
  2. 【請求項2】薬液タンクの上部開口に、固定可能なシリ
    ンダと、該シリンダ内に摺動自在に収納された往復加圧
    手段と、及び、前記シリンダの下端に設けられた逆止弁
    とを備えた噴霧器用手動ポンプにおいて、前記逆止弁
    が、前記シリンダの下端面に開口する通孔を囲んで前記
    シリンダ下端から一体的に延設された円筒状側壁と、有
    底円筒形部を有し前記側壁に摺動自在に嵌合可能なキャ
    ップ体とを備え、前記側壁か又はキャップ体かの何れか
    一方の周面に1以上の係止体を突設すると共に、他方の
    円筒部にその開口縁から軸方向に進み次いで所定の長さ
    だけ円周方向に屈曲するL状切欠溝を設けて、該切欠溝
    に前記突起を嵌入させることにより、前記キャップ体が
    前記側壁に着脱自在に嵌合して前記逆止弁の弁室が形成
    されており、該弁室内には、キャップ体底面に設けられ
    た開口と前記シリンダに設けた通孔とを結ぶ流体流路に
    介在して流体の所定方向への移動を阻止する弁体が収納
    されていることを特徴とする噴霧器用手動ポンプ。
  3. 【請求項3】耐圧容器から成る薬液タンクの上部開口
    に、気、液密に固定可能なシリンダと、該シリンダ内に
    往復動自在に収納された空気加圧手段と、及び、前記シ
    リンダの下端面に開口する通気孔に設けられた逆止弁と
    を備えた噴霧器用手動ポンプにおいて、前記逆止弁が、
    前記通気孔を囲んで前記シリンダ下端面に設けたリング
    状突縁から成る弁座と、該弁座の周囲に該弁座と同心状
    に前記シリンダ下端面から一体的に垂設された円筒状側
    壁と、有底円筒形をなし前記側壁に摺動自在に嵌合可能
    で、円筒底面にその中心を軸方向に貫通する弁棒案内筒
    と通気開口とを有するキャップ体とを備え、前記側壁又
    はキャップ体の何れか一方の周面に設けられた1以上の
    係止突起を、他方の円筒部の開口縁から軸方向に進み次
    いで所定の長さだけ円周方向に屈曲するL状切欠部に嵌
    入させることにより、該キャップ体が前記側壁に着脱自
    在に嵌合していると共に、前記弁座と前記弁棒案内筒と
    の間に上下動自在に介装された弁体がバネ部材により前
    記弁座に圧接されている構成を備えていることを特徴と
    する噴霧器用手動ポンプ。
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