JPH10235230A - 油処理剤散布装置 - Google Patents

油処理剤散布装置

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Publication number
JPH10235230A
JPH10235230A JP6192697A JP6192697A JPH10235230A JP H10235230 A JPH10235230 A JP H10235230A JP 6192697 A JP6192697 A JP 6192697A JP 6192697 A JP6192697 A JP 6192697A JP H10235230 A JPH10235230 A JP H10235230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
dispersant
storage tank
treating agent
spraying
Prior art date
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Pending
Application number
JP6192697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujii
孝 藤井
Yoshihisa Tsukino
良久 月野
Naohide Arakawa
直秀 荒川
Katsuhiro Kimura
勝弘 木村
Yoshio Sudo
義雄 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IGARASHI KOGYO KK
KAIJO SAIGAI BOSHI CENTER
Original Assignee
IGARASHI KOGYO KK
KAIJO SAIGAI BOSHI CENTER
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Publication date
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Priority to JP6192697A priority Critical patent/JPH10235230A/ja
Publication of JPH10235230A publication Critical patent/JPH10235230A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流出した油面に対し油処理剤又は油ゲル化剤
の散布を一定幅で噴霧状に均一に素早く正確に散布で
き、また、限られた時間内での大量の散布ができ、且つ
油流出量に応じて散布量を変化させることを可能にす
る。 【解決手段】 液体状の油処理剤6を貯蔵する耐圧製の
貯蔵タンク2の上部に、貯蔵タンク内に貯蔵された油処
理剤に触れないように圧縮エア−送気手段3から送られ
る圧縮エア−を導き入れるためのエア−パイプ10の先
端を接続し、エア−パイプの途中には減圧弁4を取着す
る一方、貯蔵タンクとその内部に貯蔵された油処理剤を
散布するための散布手段5とを接続パイプ12によって
接続し、この接続パイプの途中にはストップバルブ13
が取着され、接続パイプの先端は貯蔵タンク内の油処理
剤中に没入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油処理剤散布装置、
詳しくは流出油面に対し油処理剤の散布を均一に素早く
正確に噴霧状に散布することができる油処理剤散布装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】海難事故等によって油運搬船から油が漏
れだし、これによって、海の生態系が脅かされるととも
に、環境汚染に対しても大きな問題としてなげかけられ
ている。
【0003】そこで、上述のような事故によって流出し
た油に対しては、種々の方策がとられるが、油処理剤
は、油の表面に散布し、流出した油を乳化分散し、付着
力をなくすことによって影響を短期化させるとともに、
自然浄化を促進することに、また、油ゲル化剤は、油の
表面に散布し、流出した油をゲル化することにより、油
の拡散を防止し、回収しやすくすることに最大の重点が
おかれている。
【0004】ところで、流出した油の表面に油処理剤を
散布する方法としては、従来は人の手に頼って散布した
り、或いは泡消火ノズルによって散布したりさせてい
た。また、油ゲル化剤は、専ら人の手に頼って散布した
りされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、人の手に頼
って油処理剤または油ゲル化剤を散布する場合には、流
出した油面が拡大しているところでは多数の人手と時間
がかかり、したがって、なかなか対応し切れるものでは
なかった。
【0006】また、泡消火ノズルによって油処理剤を散
布する場合には、散布が棒状となり、散布した油処理剤
が流出油を突き抜けて海中に達し、海水と反応し、乳化
し、無駄になることが多かった。また、泡消火ノズルに
より散布前に海水と混合することにより、乳化し、効果
が著しく低下することが多かった。さらに、散布量が常
に一定であるため、流出した油層の厚い、薄いに対応さ
せて限られた時間内に散布量の調整を必要とするとき
に、それに応えることができない問題点があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、特に、流
出した油面に対し油処理剤または油ゲル化剤を噴霧状に
して散布することにより、無駄なく均一に正確に散布す
ることができるのに加え、一定幅を持たせた散布によ
り、限られた時間内において大量の油を処理することが
できる油処理剤散布装置を提案することをその課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る油処理剤散布装置は、液体
状の油処理剤または油ゲル化剤を貯蔵する耐圧製の貯蔵
タンクの上部に、前記貯蔵タンク内に貯蔵された油処理
剤または油ゲル化剤に触れないように圧縮エア−送気手
段から送られる圧縮エア−を導き入れるためのエア−パ
イプの先端を接続するとともに、前記エア−パイプの途
中には減圧弁を取着する一方、前記貯蔵タンクとその内
部に貯蔵された前記油処理剤を散布するための散布手段
とを接続パイプによって接続するとともに、この接続パ
イプの途中にはストップバルブが取着されており、且つ
前記接続パイプの先端は前記貯蔵タンク内の前記油処理
剤中に没入されていることを特徴とする。
【0009】また、液体状の油処理剤または油ゲル化剤
を、原液のまま一定幅で噴霧状にして散布するようにし
てもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態の一例について説明する。
【0011】図において、符号1は本発明に係る油処理
剤散布装置を示し、この油処理剤散布装置1は通常は船
舶(図示せず)の甲板に装備して使用されるもので、貯
蔵タンク2と、圧縮エア−送気手段3と、減圧弁4と、
散布手段5とによって主に構成されている。
【0012】液体の油処理剤6を貯蔵する貯蔵タンク2
は耐圧製で円筒型に形成されるとともに、その上部には
前記油処理剤6を供給するための開口部7が形成されて
いる。また、前記開口部7には蓋部材8が開閉可能に設
けられるとともに、この開口部7から投入される油処理
剤6は前記貯蔵タンク2内の上部に少し隙間を残す程度
に押えられている。
【0013】なお、油処理剤6としてはタイホ−工業株
式会社製の(商品名、新型油処理剤D−1128)を使
用しているが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、他の商品を使用してもよい。
【0014】また、必ずしも油処理剤6を使用する必要
はなく、この油処理剤6に代えて油ゲル化剤を使用して
もよい。
【0015】圧縮エア−送気手段3としてはエア−コン
プレッサ−が使用されており、この圧縮エア−送気手段
3と貯蔵タンク2とはエア−パイプ10を介して接続さ
れている。そして、前記エア−パイプ10の貯蔵タンク
2側の先端はこの貯蔵タンク2の上部に位置されてお
り、且つ貯蔵タンク2内に貯蔵された油処理剤6に触れ
ないように設けられている。
【0016】エア−パイプ10の途中には減圧弁4が取
着されるとともに、この減圧弁4によって圧縮エア−送
気手段3から送られてくる圧縮エア−を減圧して貯蔵タ
ンク2内に導き入れることができる。
【0017】次に、貯蔵タンク2と、この貯蔵タンク2
の内部に貯蔵された油処理剤6を散布するための散布手
段5とは接続パイプ12によって接続され、この接続パ
イプ12の途中にはストップバルブ13が取着されてい
る。また、前記接続パイプ12の先端は前記貯蔵タンク
2内の前記油処理剤6中に真直に没入され、且つ内底部
付近に位置されている。
【0018】接続パイプ12に取着されているストップ
バルブ13の付近のこの接続パイプ12には圧力計14
が取着されるとともに、この圧力計14は貯蔵タンク2
の外部に配置されている。
【0019】散布手段5はパイプ15とこのパイプ15
に取着された多数のノズル16とによって形成されてい
る。そして、前記パイプ15の基部は支持部材17に固
定金具18によって固定されるとともに、先端はワイヤ
−19によって張設されている。
【0020】油処理剤散布装置1は上述のように構成さ
れているので、その使用にあたっては、まず、貯蔵タン
ク2内に所定量の油処理剤6を投入するとともに、減圧
弁4のハンドルを回転させて閉塞させた状態にした後、
圧縮エア−送気手段3のエア−コンプレッサ−を作動さ
せて圧縮エア−を供給する。そして、圧縮エア−の供給
が開始されたら、前記減圧弁4のハンドルを反転させ開
放させて減圧弁4を所定の圧力に設定する。
【0021】次に、前記減圧弁4を通過した圧縮エア−
によって貯蔵タンク2内の圧力が増して、圧力計14が
前記減圧弁4で設定した所定の圧力と同じ圧力に保たれ
たなら、ストップバルブ13を開放する。これによっ
て、散布手段5の多数のノズル16から流出油面に油処
理剤6の散布を開始することができる。
【0022】上述のように油処理剤散布装置1によれ
ば、簡単な操作で流出油面に対し油処理剤2の散布を均
一に素早く正確に一定幅で噴霧状に散布することができ
る。
【0023】また、貯蔵タンク2内の圧力を変化させる
ことによって、散布手段5の多数のノズル16から散布
される油処理剤2の量を変えることができ、これによっ
て、油層の厚い薄いに対応させて散布量を調整して流出
油の処理にあたることができる。
【0024】さらに、油処理剤散布装置1はコンパクト
にまとめることができるので、船舶はもとより、陸上に
おいての使用にも適している。勿論、車両に積んで使用
するのも可能である。
【0025】
【発明の効果】前記構成のように、本発明に係る油処理
剤散布装置によれば、流出油面に対し油処理剤の散布を
均一に素早く正確に散布することができる。また、減圧
弁を介して貯蔵タンク内の圧力を自由に変化させること
ができるため、これによって、散布手段から散布される
油処理剤の量を変えられるので、油層の厚い薄いに対応
させて限られた時間内での散布量の調整を可能にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油処理剤散布装置の全体の説明図
【符号の説明】
1 油処理剤散布装置 2 貯蔵タンク 3 圧縮エア−送気手段 4 減圧弁 5 散布手段 6 油処理剤 10 エア−パイプ 12 接続パイプ 13 ストップバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝弘 千葉県市川市平田4−4−9 (72)発明者 須藤 義雄 千葉県印旙郡印西町内野2−6−38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体状の油処理剤または油ゲル化剤を貯
    蔵する耐圧製の貯蔵タンクの上部に、前記貯蔵タンク内
    に貯蔵された油処理剤または油ゲル化剤に触れないよう
    に圧縮エア−送気手段から送られる圧縮エア−を導き入
    れるためのエア−パイプの先端を接続するとともに、前
    記エア−パイプの途中には減圧弁を取着する一方、前記
    貯蔵タンクとその内部に貯蔵された前記油処理剤を散布
    するための散布手段とを接続パイプによって接続すると
    ともに、この接続パイプの途中にはストップバルブが取
    着されており、且つ前記接続パイプの先端は前記貯蔵タ
    ンク内の前記油処理剤中に没入されていることを特徴と
    する油処理剤散布装置。
  2. 【請求項2】 液体状の油処理剤または油ゲル化剤を、
    原液のまま一定幅で噴霧状にして散布することを特徴と
    する請求項1記載の油処理剤散布装置。
JP6192697A 1997-02-28 1997-02-28 油処理剤散布装置 Pending JPH10235230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509129A (ja) * 2008-11-19 2012-04-19 ジェネウェル・カンパニー・リミテッド 熱感応性組織癒着防止用組成物およびその製造方法
WO2021210192A1 (ja) * 2020-04-17 2021-10-21 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 浮遊油の回収処理装置

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