JPH10234852A - 蒸発器回転体 - Google Patents

蒸発器回転体

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JPH10234852A
JPH10234852A JP10036960A JP3696098A JPH10234852A JP H10234852 A JPH10234852 A JP H10234852A JP 10036960 A JP10036960 A JP 10036960A JP 3696098 A JP3696098 A JP 3696098A JP H10234852 A JPH10234852 A JP H10234852A
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gas
evaporator
holder
connector
coaxial
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JP10036960A
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Inventor
Hans Kronekvist
クルーネクヴィスト ハンス
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Siemens Elema AB
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Siemens Elema AB
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/10Preparation of respiratory gases or vapours
    • A61M16/14Preparation of respiratory gases or vapours by mixing different fluids, one of them being in a liquid phase
    • A61M16/18Vaporising devices for anaesthetic preparations
    • A61M16/186Locking systems

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 麻酔剤の混合が回避されかつ操作者の動きの
自由度を制限しない蒸発器回転体を提供する。 【解決手段】 ガス通路系32,34,50〜58およ
び/または第1のガスコネクタ30と第2のガスコネク
タ38とが、ガス供給装置24とホルダ26との間の同
軸的なガス連結領域を形成するように形成されており、
これにより、ガス供給装置24に対するホルダ26の回
転角度に関わらずガスをホルダへまたはホルダから搬送
できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麻酔機のための蒸
発器回転体であって、少なくとも1つの蒸発器のための
ホルダと、このホルダに設けられたガス通路系と、ガス
供給装置とから成っており、このガス供給装置にホルダ
が回転式に配置されており、前記ガス供給装置が、ガス
をガス通路系へまたは該ガス通路系から搬送するための
少なくとも1つの第1のガスコネクタと第2のガスコネ
クタとから成っている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】3つの蒸発器のための回転するホルダを
備えた蒸発器回転体は、米国特許第4058120号明
細書に記載されている。各蒸発器には、1つのガス入口
と1つのガス出口(すなわち、各蒸発器のための別個の
コネクタ対)とが設けられている。ホルダは、1つのガ
ス入口と1つのガス出口とが設けられたガスマニホルド
に配置されている。これらのガス入口とガス出口とは、
ホルダが回転させられた場合に次いで各蒸発器コネクタ
対に接続することができるように配置されている。した
がって、蒸発器を流過するガスに麻酔薬を供給するため
には、一度に1つの蒸発器だけしか、ガスマニホルドの
ガス入口とガス出口とに接続することができない。ホル
ダの各接続位置のために、すなわち各蒸発器のコネクタ
対に対して、ホルダの位置はロックによってガスマニホ
ルドに対して固定される。
【0003】中空のロッドに回転可能に配置された、4
つの液体用ボトルを備えた吸入装置が、ドイツ連邦共和
国特許第255258号明細書に記載されている。ロッ
ドには半径方向のガスチャネルが配置されているので、
一度に1つのボトルにガスを供給することができる。ガ
スを収容するためのボトルは、このボトルが半径方向の
ガスチャネルに接続される位置にまで回転させられる。
この位置においてボトルはばね負荷式ピンによってロッ
クされる。
【0004】これらの装置の場合には、新たな蒸発器ま
たはボトルを接続したい場合には必ずガス流を逸脱させ
なければならず、回転部分をロック解除して、接続した
い蒸発器またはボトルのための新たな正しい位置へ回転
させ、新たな蒸発器またはボトルを新たな位置にロック
して、ガス流を戻さなければならない。蒸発器回転体の
場合には、このことは、蒸発器またはボトルが取り外さ
れたときに、ガス通路に残留していた麻酔ガスが手術室
へ脱出するおそれがあることを意味している。新たな蒸
発器が作動した場合に2種類の麻酔剤が混合すること
は、大きな危険を生ぜしめる。なぜならば、蒸発器回転
体から延びた通路には常に「古い」麻酔ガスが残ってい
るからである。このような麻酔剤の混合が患者に与える
影響は知られていないので、この状況は完全に回避され
ることが望ましい。
【0005】一旦蒸発器/液体ボトルが作動すると、蒸
発器回転体/吸入装置は回転することはできない。この
ことは、個々の系の使用時に操作者の動きの自由度を制
限する。患者に接続された大量の技術機器を使用する現
代的な手術室においては、ある条件における外科手術時
に、患者の近くの空間が著しく狭められるおそれがあ
る。したがって、たとえば患者および麻酔機の制御を行
うために麻酔手が特定の位置にずっと座らされずに、制
御を損なうことなしに麻酔機器の周囲を自由に移動可能
であれば有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、麻酔剤の混合が回避されかつ操作者の動きの自
由度を制限しない蒸発器回転体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、前記ガス通路系および/または第
1のガスコネクタと第2のガスコネクタとが、ガス供給
装置とホルダとの間の同軸的なガス連結領域を形成する
ように形成されており、これにより、ガス供給装置に対
するホルダの回転角度に関わらずガスをホルダへまたは
ホルダから搬送できるようにした。
【0008】
【発明の効果】ホルダとガス供給装置との間に同軸的な
ガス連結領域を用いることによって、ガス供給装置に対
するホルダの回転角度は問題ではなくなる。なぜなら
ば、ホルダとガス供給装置の間のガス接続は、常に開放
したままであるからである。したがって、蒸発器回転体
は、蒸発器が作動しているかどうかに関わらずにあらゆ
る方向に自由に回転することができる。したがって、ど
の蒸発器を作動させ、作動している蒸発器にどのような
濃度を設定するかという完全制御を維持しながら、麻酔
手が患者に対する位置を変更することが極めて容易であ
る。必要であれば、麻酔手は、位置の変更にも関わら
ず、濃度を便宜上再設定し得る位置に作動中の蒸発器が
達するまでホルダを回転させることによって、麻酔剤の
濃度を変更することがができる。
【0009】別の蒸発器への切換時、麻酔手は、作動中
の蒸発器を停止させ、作動させたい蒸発器へのアクセス
を得るために蒸発器回転体を回転させる。この間、ガス
は、蒸発器回転体のガス通路系を(いかなる麻酔ガスを
も搬送せずに)流れ続け、これにより、系に残っている
あらゆる第1の麻酔ガスを流出させる。これにより、引
き続き麻酔手が、別の麻酔剤を含んだ新たな蒸発器を作
動させる場合には、蒸発器回転体の下流で麻酔剤が混合
される危険性はない。
【0010】2つまたはそれ以上の蒸発器を同時に作動
させることは(蒸発器回転体に複数の蒸発器が装備され
ている場合)、所定の形式のインタロック装置によって
適切に防止される。このインタロック装置は、電子式、
機械式または電子式と機械式との組み合わせであること
ができる。前記公知の蒸発器回転体は、いかなるインタ
ロック装置をも有していない。なぜならば、一度の1つ
の蒸発器しかガス流に接続することができないからであ
る。しかしながら、インタロック装置は、複数の蒸発器
が一列に配置されているようなより一般的な蒸発装置に
しばしば組み込まれている。
【0011】本発明による蒸発器回転体の有利な構成
は、請求項1の従属請求項に開示されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
につき詳しく説明する。
【0013】図1には、ガス調整装置のためのニューマ
チック装置6Aと、電子制御装置のための電子ユニット
6Bと、電力が供給されなくなった場合に使用するため
のバッテリを備えた安全ユニット6Cとを備えたカート
4を含んだ、麻酔機2が示されている。カート4には、
ガス通路および信号通路を備えたスタンド8が取り付け
られている。スタンド8には、蒸発器回転体10が配置
されている。蒸発器回転体8には、第1の蒸発器12A
と、第2の蒸発器12Bと、第3の蒸発器12Cとが装
備されており、これらの蒸発器は、同じまたは種々異な
る麻酔薬を保持することができる。
【0014】回転制御および監視ユニット14が、スタ
ンド8に配置されており、ベローズユニット16と吸収
装置18とが、スタンド8に設けられた患者カセット2
0に結合されている。Y字形部材または同様のものによ
って患者に接続されるようになっている吸気ライン22
Aと呼気ライン22Bとは、麻酔を実施するために患者
カセットから患者にまで延びている。
【0015】図2に示したように、蒸発器回転体10
は、ガス供給装置24とホルダ26とを有している。ホ
ルダ26(蒸発器12A,12B,12Cを保持してい
る)は、ガス供給装置24に対して自由に回転可能であ
る。蒸発器12A,12B,12Cは、ホルダ26に適
当に成形された凹所(図示せず)に載置することができ
る。蒸発器回転体10のホルダ26は、図示したような
3つの蒸発器よりも多いまたは少ない蒸発器を有するよ
うに形成することができる。装置運転時に、ホルダ26
に設けられた全ての凹所を使用する必要はない。機能的
な側面では、ホルダ26は、1つの蒸発器12A(また
は12Bか12Cのいずれか)を有していれば十分であ
る。
【0016】各蒸発器12A,12B,12Cには、蒸
発器12A,12B,12Cのうちの1つを作動させ、
かつ麻酔ガスの所望の濃度を設定するための設定ノブ2
8A,28B,28Cが装備されている。
【0017】前記のように、ホルダ26は、ガス供給装
置24に対して自由に回転可能である。このことは、ホ
ルダ26とガス供給装置24との間に配置された、同軸
的なガス連結領域によって達せられる。蒸発器回転体1
0におけるガス供給装置24とホルダ26との間の同軸
的なガス連結領域の第1実施例が、図3に示されてい
る。
【0018】純粋ガス(たとえば酸素)であることも、
混合ガス(たとえば酸素と酸化窒素との混合ガス)であ
ることもできるガスは、麻酔機2(図1)に設けられた
ニューマチックユニット6Aにおいて準備され、スタン
ド8に設けられたガス通路(図示せず)内をガス供給装
置24の第1のガスコネクタ30へ搬送され、このガス
コネクタ30から、後で説明する蒸発器12A,12
B,12Cへさらに供給するために、ホルダ26に設け
られた第1のガス通路32へ搬送される。蒸発器12
A,12B,12Cを通過後、麻酔薬を含有しているこ
とができるガスが、ホルダ26内の第2のガス通路34
を通ってガス空間36へ流れ、さらに、ガス供給装置2
4内の第2のガスコネクタ38を通じて流出する。
【0019】第1のガスコネクタ30は、第1の肩部4
0に配置されており、この第1の肩部40は、ホルダ2
6とガス供給装置24との回転中心において、第1のガ
ス通路に気密に配置されている。たとえばOリングのよ
うな密封ガスケット24は、ガスがガス空間へ漏洩する
ことを防止する。ガス空間36は、ホルダ24と、ガス
供給装置24に設けられた第2の肩部44との間の空間
から形成されている。第2の肩部44は、密封ガスケッ
ト46を用いてホルダ24内に気密に配置されている。
【0020】ホルダ26を回転し易くするために、ホル
ダ26は、所定の形式の軸受48を用いてガス供給装置
24に適切に配置されている。ガス空間36が、第1の
肩部を完全に取り囲んでおり、かつ常時ガスが流れるよ
うに第2のガス通路34と第2のガスコネクタ38とに
接続されているので、ガスは、ガス供給装置24から第
1のガスコネクタ30を通じてホルダ26へ、またホル
ダ26から第2のガス通路34と、ガス空間36と、ガ
ス供給装置24に設けられた第2のガスコネクタ38と
を介して通過することができる。ホルダ26が、ガス供
給装置24に対してどのように回転させられるかは問題
ではない。なぜならば、ガス空間36により、確実に第
2のガス通路34と第2のガスコネクタ38との間に常
時ガスが流れるからである。
【0021】もちろん、その代わりに、同軸的なガス連
結領域を形成するように、ガス供給装置24内の室に配
置される2つの肩部をホルダ26に形成することができ
る。
【0022】図4には、同軸的なガス連結領域の第2実
施例が示されている。この場合、第1実施例で示した部
材に対応する部材は同じ符号で示した。原則的に、第2
実施例は第1実施例の一般化であり、第2実施例では、
より多数の同軸的なガス連結を形成することができる。
したがって、図4には、シール43を備えた第3の肩部
41が示されている。第3の肩部41は、第2のガス空
間37を形成しており、この第2のガス空間37には、
ホルダ24にガスを供給するために第3のガスコネクタ
29と第3のガスコネクタ33とが結合されている。同
様に、第3のガス空間35を形成するように、第4の肩
部45が、シール47を用いて配置されている。第4の
ガスコネクタ31と第4のガス通路39とは、ホルダ2
4からガス供給装置26にまでガスを搬送するために第
3のガス空間に結合されている。
【0023】原則的に、多数式の同軸的なガス連結領域
は、選択的な数のガスコネクタとガス通路とから成って
いることができ、それぞれ異なる経路でガスを案内する
ために使用することができる。ガスの供給と排出とを対
にする代わりに、全てのガスを1つの通路を通じてホル
ダ24に供給し、同軸的なガス連結領域に設けられた1
つまたは複数の別の通路を通じて取り出すことができ
る。
【0024】ガスコネクタ29,31,38およびガス
通路33,34,39は、互いに対して選択的な関係に
配置することができる。すなわち、ガス供給装置24お
よびホルダ26の同一半径線に沿ってそれぞれ配置する
ことも、ガス供給装置24とホルダ26との間で異なる
角度を備えた半径線に沿って配置することもできる。後
者の選択肢は、できるだけコンパクトな構造を得るため
に用いることができる。
【0025】図5には、どの蒸発器12A,12B,1
2Cにもガスを搬送するように、または全ての蒸発器1
2A,12B,12Cを迂回するようにホルダ内のガス
通路系を形成することができる方法が示されている。第
1のガス通路32は、ガス供給装置24から第1の弁5
0へガスを搬送する。この第1の弁50は、、2つの弁
入口50A,50Bと3つの弁出口50C,50D,5
0Eを備えていて第2の弁出口50Dが遮断されてい
る。第1の弁50への2つの弁入口50A,50Bは、
互いに接続させられている。第1の弁50に設けられた
第1の弁出口50Cは、第1の蒸発器12Aに接続させ
られており、第1の弁50に設けられた第3の弁出口5
0Eは、第2の弁52に接続させられている。第2の弁
52にもまた、2つの弁入口52A,52と、3つの弁
出口52C,52D,52Eとが設けられている。
【0026】第2の弁52に設けられた第1の弁出口5
2Aは、第1の弁50に設けられた第3の弁出口50E
に接続させられている。第2の弁52に設けられた第2
の弁入口52Bは、ガスコネクタ56によって第1のガ
ス通路32に直接に接続させられている。第2の弁52
に設けられた第1の弁出口52Cは、第2の蒸発器12
Bに接続されており、第2の弁52に設けられた第3の
弁出口52Eは、第3の弁54に接続させられている。
第3の弁54にもまた、2つの弁入口54A,54Bと
3つの弁出口54C,54D,54Eとが設けられてお
り、第2の弁出口54Dは遮断されている。
【0027】第3の弁54に設けられた第1の弁入口5
4Aは、第2の弁52に設けられた第3の弁出口52E
に接続させられている。第3の弁54に設けられた第2
の弁入口54Bは、ガスコネクタ56を介して第1のガ
ス通路32に接続させられている。第3の弁54に設け
られた第1の弁出口54Cは、第3の蒸発器12Cに接
続させられており、第3の弁54に設けられた第3の弁
出口54Eは、第2のガス通路34に接続させられてい
る。
【0028】全ての蒸発器12A,12B,12Cは、
出口側で第2のガス通路34に接続させられている。ガ
ス通路系をガスが誤った方向に流れることを回避するた
めに、ガス通路系にはチェック弁58A,58B,58
C,58Dが配置されている。
【0029】原則的には、弁50,52,54は、2つ
の位置を有しており、作動位置またはニュートラル位置
を占めることができる。ニュートラル位置においては、
第1の弁入口50A,52A,54Aが、第3の弁出口
50E,52E,54Eに接続され、第2の弁入口50
B,52B,54Bが、第2の弁出口50D,52D,
54Dに接続される。作動位置においては、第1の弁入
口50A,52A,54Aは、第2の弁出口50D,5
2D,54Dに接続され、第2の弁入口50B,52
B,54Bが、第1の弁出口50C,52C,54Cに
接続される。
【0030】しかしながら、弁50,52,54は、ど
の弁50,52,54が切り換えられるときにも、ホル
ダ24を通るガス流を妨害しないように形成されてい
る。その代わりに、接続された弁出口を通じて流れが徐
々に増加し、これに対して、解除された弁出口を通じて
流れが徐々に減少する。したがって、これにより、ガス
流におけるあらゆる妨害が回避される。
【0031】したがって、いずれの弁50,52,54
も作動させられていない(全ての弁50,52,54の
ためのニュートラル位置)場合には、ガス供給装置32
からの全てのガスは、第1のガス通路32を通じて流入
し、弁50,52,54と第4のチェック弁58Dとを
通過して直接に第2のガス通路34へ流れる。蒸発器1
2A,12B,12Cが作動させられた場合に生じる状
態を示すために、図5には、第2の蒸発器12Bが第2
の設定ノブ28Bによってどのように作動させられるか
が示されている。第2の弁52は、ニュートラル位置か
ら作動位置へ切り換えられている。切換えは、電気的に
行うか、または第2の設定ノブ28Bと第2の弁52と
の間の機械的連結によって行うことができる。次いで、
ガスは、第1のガス通路32から、ガスコネクタ56を
通り、第2の弁に設けられた第2の弁入口52Bにまで
流れ、さらに、第2の弁52に設けられた第1の弁出口
52Cを通って第2の蒸発器12Bにまで流れる。設定
された量の麻酔薬が、第2の蒸発器12Bにおいて蒸発
させられ、第2のチェック弁58Bを介して第2のガス
通路34にまで運ばれる。第2の蒸発器12Bが作動さ
せられる場合には、ガスが第2の蒸発器を通流している
間に第2の蒸発器が誤って解除されないように、第2の
蒸発器は蒸発器回転体10の所定の位置に自動的にロッ
クされる。
【0032】図5に示したガス通路系が設けられている
ことによって、たとえば第1の蒸発器12Aは、蒸発器
12B,12Cのうちの一方が作動させられているとし
ても、ガス漏れの危険性なしに蒸発器回転体10から取
り外すことができる。第1のチェック弁58Aは、ガス
が誤った方向、すなわち蒸発器が取り外された位置へ流
れることを効果的に阻止し、また、第1の蒸発器12A
が取り外されている場合には第1の設定ノブ28Aと第
1の弁50との間の作動リンクが解除されているので、
第1の弁50を作動させることはできない。
【0033】2つ以上の蒸発器12A,12B,12C
が同時に作動させられることを防止するために、ホルダ
26にはインタロック装置が配置されている。このイン
タロック装置は、電気的または機械的であることがで
き、本願では詳しく説明しない。
【0034】図6には、ガス供給装置24とホルダ26
との間の同軸的なガス連結領域の第3実施例が示されて
いる。前記実施例と同一の部材は同一の符号で示した。
【0035】第1のガス通路32が、ホルダ26の回転
中心に配置されている。第1の同軸的なガスチャネル6
0が、ホルダ26に配置されており、第1のガス通路3
2を取り囲んでいる。第1の同軸的なガスチャネル60
は、第2のガス通路34に接続されている。第2のガス
通路34からのガスは、破線矢印62によって示したよ
うに、すなわち第1のガス通路32を取り囲むように、
第1の同軸的なガスチャネルを通って妨げられることな
しに流れる。第1の同軸的なガスチャネル60の横断面
領域は、流れ抵抗が不必要に大きくならないように、第
2のガス通路34の横断面領域と少なくとも同じ大きさ
に形成されている。
【0036】対応した形式で、第2の同軸的なガスチャ
ネル64を、第1の同軸的なガスチャネル60の代わり
に、または第1の同軸的なチャネル60と組み合わせて
ガス供給装置24に配置することができる。第2の同軸
的なガスチャネル64は、第2のガスコネクタ38に接
続されている。ガスは、矢印66で示したように、第1
のガスコネクタ30を取り囲むように第2の同軸的なガ
スチャネル64内を妨げられずに流れることができる。
【0037】2つの同軸的なガスチャネル60,64
は、回転中心から同じ半径に沿って位置しているので、
これらのガスチャネルは、第1のガスコネクタ30およ
び第1のガス通路32と相俟って、同軸的なガス連結領
域を形成しており、このガス連結領域においては、ホル
ダ26は、ガス流を妨げることなしに、ガス供給ユニッ
ト24に対してあらゆる角度に回転することができる。
【0038】2つの同軸的なガスチャネル60,64が
用いられる場合には、これらのガスチャネルの全横断面
は、他の流路に適合させなければならない。
【0039】1つの同軸的なガスチャネル60,64、
たとえば、ホルダ26に設けられた第1の同軸的なガス
チャネルしか用いられていないならば、第2のガスコネ
クタ38が、第1の同軸的なガスチャネル60と回転中
心から同じ距離に位置している場合に同じ効果が得られ
る。
【0040】ホルダ26は、軸受76として図示された
適当な軸受またはいくつかの対応する装置によって、半
径方向にずれないように保持されている。密封ガスケッ
ト42,46は、ホルダ26とガス供給装置24との間
の接触面に配置されている。
【0041】図7には、同軸的なガス連結装置の第4実
施例が示されている。前記実施例のように、全ての同一
部材は同一の符号で示した。原則的に、図5と異なる点
は、第3の同軸的なガスチャネル68が、第1の同軸的
なガスチャネル60の内側に配置されており、第1のガ
スチャネル32が、ホルダ26の回転中心から、第3の
同軸的なガスチャネル68の半径に対応した間隔を置い
て配置されていることである、したがって、ガスは、破
線矢印70によって示したように、第3の同軸的なガス
チャネル68を通って妨げられずに流れることができ
る。対応して、ガス供給ユニット24には第4の同軸的
ガスチャネル72が設けられており、このガスチャネル
72を通って、ガスは矢印74で示したように妨げられ
ずに流れることができる。
【0042】さらに、第2実施例の記述は、第3実施例
にも適応する。
【0043】図7によれば、それぞれガスコネクタとガ
ス通路とを備えた付加的な同軸的ガスチャネルをガス連
結領域に配置することができる(図4に示した実施例と
同様である)。
【0044】前記実施例は適当な箇所で組み合わせるこ
とができる。たとえば、図6による実施例は図3による
実施例と組み合わせることができ、この場合、ガス供給
装置24に肩部が設けられていて、この肩部は、図3に
示した第1の肩部40と同様に、漏れを生じないように
第1のガス通路32に連結されている。前記のように、
ホルダ26またはガス供給装置24において、1つの同
軸的ガスチャネルが使用されるか、複数の同軸的ガスチ
ャネルが使用されるかどうかは問題ではない。主要なこ
とは、ガス供給装置24に対するホルダ26の回転角度
に関わらず、ガス供給装置24とホルダ26との間に、
ガスを通流させることができる同軸的なガス連結領域が
得られることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蒸発器回転体を備えた麻酔機の概
略図である。
【図2】蒸発器回転体を上方から見た図である。
【図3】蒸発器回転体内の同軸的なガス連結領域の第1
実施例を示す図である。
【図4】蒸発器回転体内の同軸的なガス連結領域の第2
実施例を示す図である。
【図5】蒸発器回転体内のガス通路系を示す図である。
【図6】蒸発器回転体内の同軸的なガス連結領域の第3
実施例を示す図である。
【図7】蒸発器回転体内の同軸的なガス連結領域の第4
実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 麻酔機、 4 カート、 6A ニューマチック装
置、 6B 電子ユニット、 6C 安全ユニット、
8 スタンド、 10 蒸発器カルーセル、12A,1
2B,12C 蒸発器、 14 監視ユニット、 16
ベローズユニット、 18 吸収器、 20 患者カ
セット、 22A 吸気ライン、 22B 呼気ライ
ン、 24 ガス供給装置、 26 ホルダ、 28
設定ノブ、 30,38 ガスコネクタ、 32,34
ガス通路、 36 ガス空間、40,44 肩部、
46 密封ガスケット、 48 軸受、 50,52,
54 弁、 50A,50B,52A,52B,54
A,54B 弁入口、 50C,50D,50E,52
C,52D,52E,54C,54D,54E 弁出
口、 58A,58B,58C チェック弁、 60,
64,68,72 ガスチャネル、 62,66,7
0,74 破線矢印、 76 軸受

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麻酔機(2)のための蒸発器回転体(1
    0)であって、少なくとも1つの蒸発器(12A,12
    B,12C)のためのホルダと、該ホルダに設けられた
    ガス通路系(32,34,50〜58)と、ガス供給装
    置(24)とから成っており、該ガス供給装置(24)
    にホルダ(26)が回転式に配置されており、前記ガス
    供給装置(24)が、ガスをガス通路系(32,34,
    50〜58)へまたは該ガス通路系から搬送するための
    少なくとも1つの第1のガスコネクタ(30)と第2の
    ガスコネクタ(38)とから成っている形式のものにお
    いて、 前記ガス通路系(32,34,50〜58)および/ま
    たは第1のガスコネクタ(30)と第2のガスコネクタ
    (38)とが、ガス供給装置(24)とホルダ(26)
    との間の同軸的なガス連結領域を形成するように形成さ
    れており、これにより、ガス供給装置(24)に対する
    ホルダ(26)の回転角度に関わらずガスをホルダへま
    たはホルダから搬送できるようになっていることを特徴
    とする、蒸発器回転体。
  2. 【請求項2】 ホルダ(26)への接続のために形成さ
    れた少なくとも2つの隣接した肩部(40,44)をガ
    ス供給装置(24)が取り囲んでおり、、これにより肩
    部(40,44)とホルダ(26)との間にガス密の空
    間(36)が形成されており、第1のガスコネクタ(3
    0)が、第1の肩部(40)に配置されていて、かつガ
    ス通路系(32,34,50〜58)に設けられた第1
    のガス通路(32)に接続されており、第2のガスコネ
    クタ(38)が、第2の肩部(44)に配置されてい
    て、かつガス密の空間(36)に接続されており、ガス
    通路系(32,34,50〜58)に設けられた第2の
    ガス通路(34)が、ガス密の空間(36)に接続され
    ている場合に、前記同軸的なガス連結領域が形成されて
    いる、請求項1記載の蒸発器回転体。
  3. 【請求項3】 肩部(41,45)とホルダ(26)と
    の間に第2のガス密の空間(37)と第3のガス密の空
    間とを形成するために、ガス供給装置(24)が、ホル
    ダ(26)への接続のために形成された第3の肩部(4
    1)と第4の肩部(45)とを有しており、前記第3の
    肩部(41)には第3のガスコネクタ(29)が配置さ
    れており、該第3のガスコネクタ(29)が、第2のガ
    ス密の空間(37)に接続されており、該第2のガス密
    の空間(37)には、ガス通路系(32,34,50〜
    58)に設けられた第3のガス通路(33)が接続され
    ており、第4の肩部(45)に第4のガスコネクタ(3
    1)が配置されており、該第4のガスコネクタ(31)
    が、ガス密の空間(36)に接続されており、第3のガ
    ス密の空間(35)に、ガス通路系に設けられた第4の
    ガス通路(39)が接続されている、請求項2記載の蒸
    発器回転体。
  4. 【請求項4】 ホルダ(26)および/またはガス供給
    装置(24)が、同軸的なガスチャネル(60,64)
    を有しており、該同軸的なガスチャネル(60,64)
    が、ガス通路系(32,34,50〜58)に設けられ
    た第1のガス通路(32)および/または第1のガスコ
    ネクタ(30)を取り囲んでおり、前記同軸的なガスチ
    ャネル(60,64)に、ガス通路系(32,34,5
    0〜58)に設けられた第2のガス通路(34)と第2
    のガスコネクタ(38)とが接続されている場合に、前
    記同軸的なガス連結領域が形成されている、請求項1記
    載の蒸発器回転体。
  5. 【請求項5】 ホルダ(26)および/またはガス供給
    装置(24)が、同軸的なガスチャネル(60,64)
    の内側に付加的な同軸的なガスチャネル(68,72)
    を有しており、該付加的な同軸的なガスチャネル(6
    8,72)に、前記第1のガスコネクタ(30)と第1
    のガス通路(32)とが接続されている、請求項4記載
    の蒸発器回転体。
  6. 【請求項6】 ホルダ(26)および/またはガス供給
    装置(24)が、付加的な同軸的なガスチャネルを有し
    ており、該付加的な同軸的なガスチャネルに付加的なガ
    スコネクタとガス通路とが接続されている、請求項4ま
    たは5記載の蒸発器回転体。
  7. 【請求項7】 ガス通路系(32,34,50〜58)
    が、弁系(50,52,54)を有しており、該弁系
    が、非作動位置においては、全てのガスを第1のガスコ
    ネクタ(30)から第2のガスコネクタ(38)にまで
    直接に搬送するために、また、接続された蒸発器(12
    A,12B,12C)が作動している場合には、該作動
    した蒸発器(12A,12B,12C)に設けられたガ
    ス入口にまでガスを搬送するために、配置されている、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の蒸発器回転
    体。
JP10036960A 1997-02-20 1998-02-19 蒸発器回転体 Pending JPH10234852A (ja)

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SE9700595-3 1997-02-20
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SE507899C2 (sv) 1998-07-27
DE69720185D1 (de) 2003-04-30
EP0860176A1 (en) 1998-08-26
SE9700595D0 (sv) 1997-02-20
US5921235A (en) 1999-07-13
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SE9700595L (sv) 1998-07-27

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