JPH10222785A - 監視制御システムとこのシステムを実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
監視制御システムとこのシステムを実行するためのプログラムを記録した記録媒体Info
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- JPH10222785A JPH10222785A JP34857797A JP34857797A JPH10222785A JP H10222785 A JPH10222785 A JP H10222785A JP 34857797 A JP34857797 A JP 34857797A JP 34857797 A JP34857797 A JP 34857797A JP H10222785 A JPH10222785 A JP H10222785A
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- H02J13/00006—Circuit arrangements for providing remote indication of network conditions, e.g. an instantaneous record of the open or closed condition of each circuitbreaker in the network; Circuit arrangements for providing remote control of switching means in a power distribution network, e.g. switching in and out of current consumers by using a pulse code signal carried by the network characterised by information or instructions transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated power network element or electrical equipment
- H02J13/00028—Circuit arrangements for providing remote indication of network conditions, e.g. an instantaneous record of the open or closed condition of each circuitbreaker in the network; Circuit arrangements for providing remote control of switching means in a power distribution network, e.g. switching in and out of current consumers by using a pulse code signal carried by the network characterised by information or instructions transport means between the monitoring, controlling or managing units and monitored, controlled or operated power network element or electrical equipment involving the use of Internet protocols
Abstract
クで結ぶシステムにおいて、システム内でのプログラム
モジュールの移動,各装置間の連携機能に着目し、通信
ネットワークの負荷を増大させずに、操作性,信頼性あ
るようにする。 【解決手段】 機器の状態量を入力とし、この機器の監
視あるいは制御を行なう複数の演算部10,40と、これら
演算部と通信ネットワーク30を介して接続される各演算
部の動作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表
示操作部20とからなる監視制御システムにおいて、前記
演算部は下記第1領域,第2領域を備えた。 記 第1領域:機器の監視あるいは制御を行なう前記通信ネ
ットワークに直接的に接続されてなく、予め設定された
演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の演算部からのプログラムモジュールの送受信あ
るいは前記第1領域の情報をプログラムモジュールにて
送信する。
Description
を入力とし、ディジタルデータに変換して電力系統の保
護制御を行なうディジタル形保護制御装置及び通信ネッ
トワークを介して同装置の動作や状態の運用監視のため
の表示操作を行なう表示操作装置並びにこれらを組み合
わせた監視制御システムとこのシステムを実行するため
のプログラムを記録した記録媒体に関する。
分野において既に広く運用されているが、近年では高性
能マイクロプロセッサや大容量メモリーなどの運用によ
り高機能化が進んでいる。特に同装置の運用保守の省力
化のために、遠方から広域伝送網を介して、ディジタル
形保護制御装置の動作や状態を運用監視する遠隔運用監
視システムの実現が可能となっている。
御装置の動作や運用状態に関する詳細な情報のほか、電
力系統から入力した電気量(電流,電圧などをディジタ
ルデータに変換したもの)なども伝送系を介して遠方で
表示できる。このシステムの具体例としては、例えば文
献(平成8年 電気学会全国大会 講演論文集1529
「ディジタルリレー遠隔運用監視システムの開発」)な
どに記載されている。
護制御装置の遠隔運用を目的としたシステムでは、ディ
ジタル形保護制御装置(以下、「保護制御装置」と称
す)の遠隔運用メニューに添って広域伝送網を介した遠
方のパーソナルコンピュータなどから要求を出し、これ
を受けた保護制御装置が要求に従った処理を行ない、応
答をパーソナルコンピュータなど要求を出した装置へ返
す形態をとる。図18に遠隔運用メニュー例を示す。
を例にとると、図19に示すように先ず遠隔運用メニュー
内で、通信メニューにて変電所,装置を選択し、通信接
続を行なった後、表示操作メニューを選択し、更に整定
を選択した後、変更する整定要素を選択し、変更する数
値を入力し、保護制御装置内のEEPROMへ書込要求
を出し、その後運用開始要求を出す、という手順にな
る。
ソナルコンピュータと保護制御装置間の通信経路は保持
されている必要があり、通信ネットワーク上の通信量の
増加とそれに伴なう通信の遅延や通信パケットの紛失に
よる信頼性の低下が発生するという第1の問題点があ
る。
が複数要素の場合は更に所用時間は増大する。又、前述
した遠隔運用メニューに対応した各要求をパーソナルコ
ンピュータから発生させるためには、操作者は各要求に
対応した操作をその都度行なう必要が生ずる。
雑化,多様化するに従い操作が増えることとなり、操作
者の作業量が増加する。又、複数の装置に同一の運用業
務を行なう場合、同じ作業を異なる装置に対して行なう
という煩雑さが生じ、作業量の増大と共にヒューマンエ
ラーによる信頼性の低下が生ずるという第2の問題点が
ある。
数の保護制御装置を1つのパーソナルコンピュータで運
用することとなるが、この場合、各保護制御装置の内容
(例えば保護方式が異なることによる整定要素など)の
相違を考慮した構成とする必要が生ずる。
うに、パーソナルコンピュータ側の構成は各保護制御装
置の種類に対応したものとなる。これは保護制御装置の
種類が増えるに従いパーソナルコンピュータ上に備える
べき対応ソフトウェア量が増大していくことを意味し、
そのための改造が生ずるなどして経済性,信頼性が劣る
という第3の問題点がある。
は、ローカルネットワークや広域伝送網を利用している
ことから、これらの通信ネットワークと接続できる場所
であれば容易に保護制御装置の遠隔運用が行なえるとい
うことになる。即ち、複数の地点に設置されたパーソナ
ルコンピュータから同様に遠隔運用が行なえることとな
る。
ように各保護制御装置に対応した遠隔運用ソフトウェア
を各パーソナルコンピュータへ備える必要があり、この
ための費用や保守などの経済性で劣るという第4の問題
点がある。
は複数の保護制御装置の運用監視が1つのパーソナルコ
ンピュータで可能となることから、関連する同一項目
(例えば同一系統に接続された複数の保護制御装置が取
り込む系統電気量)の比較などを行なうことができる。
としては、対象とする保護制御装置との通信接続を行な
い、図18で示す遠隔運用メニューに添って、各項目の表
示を行なう。関連する他装置の同一項目の状態を確認し
たい場合には同様に関連装置との通信接続を行ない、図
18で示す同様メニューに添って表示することとなる。
と、この操作方法では装置選択,通信接続,項目選択の
操作が各装置毎に必要となり、操作が極めて煩雑となる
こと及び関連する他装置,項目の表示画面は各装置毎独
立して表示されるが、同一画面内で関連装置,項目とし
て表示されていないことから、操作者が関連項目の比較
を行なう場合は過度の負担となるという第5の問題点が
ある。
項目毎にメニューをまとめるということも考えられる
が、装置単位で異なる項目を見たい場合には逆の煩雑さ
があり、又、装置の増設・改造などがある場合の保守性
が問題となる。又、複数の表示操作装置から同時に同一
保護制御装置をアクセスした場合、これに応答するため
に、保護制御装置の処理負荷が増大し、応答が遅くなる
という第6の問題点がある。
保護制御装置に多様な機能の実現が要求される可能性が
あり、例えば従来電力系統の保護・制御・計測などが別
装置として分離されていたが、これらの機能を同一装置
としてまとめることなどが考えられる。このような場
合、保護制御装置に収納すべき処理は増加し、経済性・
信頼性・保守性などの点で過度の負担が生ずるという第
7の問題点がある。
停止しプログラムを収納したROMを変換するのが一般
的であるが、このための装置稼働率の低下,変更作業量
の煩雑さという第8の問題点がある。
たものであり、複数の保護制御装置と表示操作装置を通
信ネットワークで結ぶ監視制御システムにおいて、通信
ネットワークに各装置が接続されていることを利用し、
システム内でのプログラムモジュールの移動,各装置間
の連携機能に着目し、通信ネットワークの負荷を増やさ
ず、操作性,経済性,保守性,信頼性に優れた監視制御
システムとこのシステムを実行するためのプログラムを
記録した記録媒体を提供することを目的としている。
監視制御システムは、機器の状態量を入力とし、前記機
器の監視あるいは制御を行なう複数の演算部と、これら
演算部と通信ネットワークを介して接続される各演算部
の動作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示
操作部とからなる監視制御システムにおいて、少なくと
も1つの前記演算部は下記第1領域,第2領域を備え
た。 記 第1領域:機器の監視あるいは制御を行なう前記通信ネ
ットワークに直接的に接続されてなく、予め設定された
演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の演算部からのプログラムモジュールの送受信あ
るいは前記第1領域の情報を送信する。
は、表示操作部より表示操作の内容に対応したプログラ
ムモジュールを通信ネットワークを介して演算部に送出
し、これを演算部内で受信して実行し、その実行結果あ
るいは受信したプログラムモジュールを表示操作部に返
送あるいは他の演算部に転送する。
システムは、電力系統の状態量を入力とし、ディジタル
データに変換して電力系統の保護制御を行なう複数の保
護制御装置と、これら保護制御装置と通信ネットワーク
を介して接続される各保護制御装置の動作や状態の運用
監視のための表示操作を行なう表示操作装置とからなる
電力系統保護制御システムにおいて、少なくとも1つの
前記保護制御装置は下記第1領域,第2領域を備えた。 記 第1領域:電力系統の保護あるいは制御を行なう前記通
信ネットワークに直接的に接続されてなく、電力系統の
保護演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の前記保護制御装置からのプログラムモジュール
の送受信あるいは前記第1領域の情報を送信する。
システムは、請求項2において、前記表示操作装置は表
示操作の内容に対応したプログラムモジュールを前記通
信ネットワークを介して前記保護制御装置に送出するプ
ログラムモジュール送出手段を備えると共に、前記保護
制御装置の第2領域として下記手段を備えた。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記保護制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の保
護制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示装置あるいは他の保護制御装置に転送する。
システムは、請求項2記載において、前記表示操作装置
は表示操作の内容に対応したプログラムモジュールを前
記通信ネットワークを介して前記保護制御装置に送出す
るプログラムモジュール送出手段を備えると共に、前記
保護制御装置の第2領域として下記手段を備えた。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記保護制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記第1領域で得られる情報を前記プログラ
ムモジュール受信手段で受信したプログラムモジュール
に受け渡す。 転送手段:前記実行手段による実行結果を記憶している
プログラムモジュールを前記表示操作装置あるいは他の
保護制御装置に転送する。
システムは、請求項2において、前記第2領域として複
数の保護制御装置の少なくとも1つには、これらの装置
内のデータの表示及び変更を行なう表示操作装置の表示
画面のレイアウト構造を制御する制御記号を当該装置の
動作や状態を表わすデータと共に送出する制御記号送出
手段を設け、前記表示操作装置には、前記制御記号送出
手段から送出されてきた制御記号を解釈してこれに応じ
たレイアウトにて前記データを表示する制御記号解釈手
段を設けた。
システムは、請求項2において、前記第2領域として複
数の保護制御装置の少なくとも1つには、前記表示操作
装置に、他の保護制御装置のデータ表示を行なう制御記
号を当該装置の動作や状態を表わすデータと共に送出す
る他装置表示制御記号送出手段と、表示操作装置からの
他装置表示の要求によって該当保護制御装置の前記デー
タを検索し、表示操作装置へ送出するデータ検索送出手
段と、前記表示操作装置内には、前記他装置表示制御記
号送出手段から送出されてきた制御信号を解釈してこれ
に応じて該当する他の保護制御装置へデータ送出要求を
行なう他装置表示制御記号解釈要求手段と、前記データ
検索送出手段からの他の保護制御装置の前記データを要
求を出した該当保護制御装置へ送出する他装置データ送
出手段を設けた。
システムは、請求項2において、前記第2領域として複
数の保護制御装置の少なくとも1つには、表示操作装置
における表示操作の内容に対応したプログラムモジュー
ルを通信ネットワークを介して表示操作装置に転送する
プログラムモジュール送出手段を設け、前記表示操作装
置には、前記プログラムモジュール送出手段からのプロ
グラムモジュールを受信する受信手段と、前記受信した
プログラムモジュールを実行するプログラムモジュール
実行手段とを設けた。
システムは、請求項2において、通信ネットワークを介
して接続され保護制御装置にプログラムモジュールを供
給するためのプログラムモジュール送出手段を有する格
納手段と、前記保護制御装置には、前記プログラムモジ
ュール送出手段からのプログラムモジュールを受信する
受信手段と、受信されたプログラムモジュールを実行す
る実行手段とを設けた。
システムは、電力系統の状態量を入力とし、ディジタル
データに変換して電力系統の保護制御を行なう保護制御
装置と、これら保護制御装置と通信ネットワークを介し
て接続され、前記保護制御装置の動作や状態の運用監視
のための表示操作を行なう表示操作装置とからなる保護
制御システムであって、少なくとも1つの前記ディジタ
ル形保護制御装置は下記領域1,2,3を備えた。 記 領域1:保護制御装置内のデータの表示及び変更を行な
う表示操作装置の表示画面のレイアウト構造を制御する
制御記号を各データと共に送出する制御記号送出手段
と、前記表示画面中に他のディジタル形保護制御装置の
データ表示を行なう制御記号を各データと共に送出する
他装置表示制御記号送出手段と、表示操作装置からの他
装置表示の要求によって該当データを検索し表示操作装
置へ送出するデータ検索送出手段と、表示操作装置にお
ける表示操作の内容に対応したプログラムモジュールを
通信ネットワークを介して表示操作装置に転送するプロ
グラムモジュール送出手段とからなり、表示操作装置へ
の情報提供を受動的に行なう領域。 領域2:表示操作装置からのプログラムモジュールを受
信するプログラムモジュール受信手段と、前記受信した
プログラムモジュールを実行する実行手段と、前記実行
手段による実行結果あるいは前記プログラムモジュール
を表示操作装置に転送する実行結果及びプログラムモジ
ュール返送・転送手段と、表示操作装置にあるプログラ
ムモジュール送出手段からのプログラムモジュールを受
信する受信手段と、前記受信したプログラムモジュール
を実行する実行手段とからなり、表示操作装置,他のデ
ィジタル保護制御装置,プログラム格納装置との情報授
受を能動的に行なう領域。 領域3:前記領域1,2のいずれにも属さず、かつ通信
ネットワークとの直接的接続もなく、電力系統の保護制
御演算処理を行なう領域。
ムは、制御対象となる機器から状態量を取込み当該機器
を制御する複数の分散制御装置と、これら分散制御装置
と通信ネットワークを介して接続され各分散制御装置の
動作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示操
作装置とからなる分散制御システムであって、前記表示
操作装置は、表示操作の内容に対応したプログラムモジ
ュールを前記通信ネットワークを介して対象の前記分散
制御装置に送出する監視プログラムモジュール送出手段
を備えると共に、少なくとも1つの前記分散制御装置
は、前記表示操作装置あるいは他の分散制御装置から送
られてきたプログラムモジュールを受信するプログラム
モジュール受信手段と、この受信したプログラムモジュ
ールを実行する実行手段と、この実行手段の実行結果に
関する情報あるいは当該分散制御装置が記憶しているプ
ログラムモジュールを前記表示操作装置あるいは他の分
散制御装置に転送する転送手段とを備えた。
器の状態量を入力とし、前記機器の監視あるいは制御を
行なう複数の演算部と、これら演算部と通信ネットワー
クを介して接続される当該演算部の動作や状態の運用監
視のための表示操作を行なう表示操作部とからなる制御
システムにおいて、少なくとも1つの前記演算部が有す
る下記第1領域,第2領域の機能を実行させる読み取り
可能なプログラムを記録した。 記 第1領域:機器の監視あるいは制御を行なう前記通信ネ
ットワークに直接的に接続されてなく、予め設定された
演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の演算部からのプログラムモジュールの送受信あ
るいは前記第1領域の情報を送信する。
力系統の状態量を入力とし、ディジタルデータに変換し
て電力系統の保護制御を行なう複数の保護制御装置と、
これら保護制御装置と通信ネットワークを介して接続さ
れる当該装置の動作や状態の動作や運用監視のための表
示操作を行なう表示操作装置とからなる電力系統保護制
御システムにおいて、少なくとも1つの前記保護制御装
置が有する下記第1領域と第2領域の機能を実行させる
読み取り可能なプログラムを記録した。 記 第1領域:電力系統の保護そして制御を行なう前記通信
ネットワークに直接的に接続されてなく、予め設定され
た演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の前記保護制御装置からのプログラムモジュール
の送受信あるいは前記第1領域の情報をプログラムモジ
ュールにて送信する。プログラムモジュール受信手段:
前記通信ネットワークを介して前記表示操作装置あるい
は他の前記保護制御装置からのプログラムモジュールを
受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の保
護制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示装置あるいは他の保護制御装置に転送する。
御対象となる機器から状態量を取込み当該機器を制御す
る複数の分散制御装置と、これら分散制御装置と通信ネ
ットワークを介して接続され各分散制御装置の動作や状
態の運用監視のための表示操作を行なう表示操作装置と
からなる分散制御システムにおいて、前記制御装置が有
する下記各手段を実行させる読み取り可能なプログラム
を記録した。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記分散制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の分
散制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示装置あるいは他の分散制御装置に転送する。
は、電力系統の状態量を入力とし、ディジタルデータに
変換して電力系統の保護制御を行なう保護制御装置にお
いて、各種データとそれを処理する手続が組み込まれた
プログラムモジュールを受信するプログラムモジュール
受信手段と、前記受信したプログラムモジュールを実行
する実行手段と、前記実行手段による実行結果あるいは
他の装置が記憶しているプログラムモジュールを他の装
置に転送する転送手段とを備えた。
は、電力系統の状態量を入力とし、ディジタルデータに
変換して電力系統の保護制御を行なう保護制御装置の動
作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示操作
装置において、表示装置の内容に対応したプログラムモ
ジュールを前記保護制御装置に送出するプログラムモジ
ュール送出手段を備えた。
置は、電力系統の状態量を入力とし、ディジタルデータ
に変換して電力系統の保護制御を行なう保護制御装置に
おいて、各種データとそれを処理する手続が組み込まれ
たプログラムモジュールを受信するプログラムモジュー
ル受信手段と、前記電力系統の状態量に基づき得られる
受信情報を実行する実行手段と、前記実行手段による実
行結果を記憶しているプログラムモジュールを他の装置
に転送する転送手段とを備えた。
は、電力系統の状態量を入力とし、ディジタルデータに
変換して電力系統の保護制御を行なう保護制御装置の動
作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示操作
装置において、表示画面のレイアウト構造を制御する制
御信号を当該装置の動作や状態を表わすデータと共に送
出する制御記号送出手段とを備えた。
ステムの実施の形態を示す構成図である。図1におい
て、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量S
1 を入力として、電力系統への保護制御出力をC1 とし
て電力系統の保護制御を行なうディジタル形保護制御装
置であり、プログラムモジュール受信手段11,実行手段
12,実行結果及びプログラムモジュール返送・転送手段
13からなる。
を介してディジタル形保護制御装置10及び同一構成の他
装置40など複数の遠隔運用を行なうものであり、プログ
ラムモジュール送出手段21を有する。ここでディジタル
形保護制御装置40は本実施の形態の説明のために記した
ものであり、本発明の基本構成要素ではない。
示操作の内容に対応したプログラムモジュールを、プロ
グラムモジュール送出手段21にて通信ネットワーク30を
介して送出する。例えば図2に示すように、前述の図18
で示した遠隔運用メニューの各項目に対応した各プログ
ラムモジュールを送出することになる。
それを処理する手続きの記述を一体化したものであり、
例えば前述の整定メニューの場合であれば、データは各
保護制御方式に対応した整定値であり、手続きはそれら
の整定値を保護制御装置の所定メモリーへ格納するまで
の手順であり、更に、保護リレー演算,制御演算,監視
処理,診断処理,表示処理及び解析処理などが考えられ
る。
を介して、ディジタル形保護制御装置10内のプログラム
モジュール受信手段11にて受信され、実行手段12にて実
行される。この場合のプログラムモジュール送出,受
信,実行処理の流れをまとめると図3に示すようにな
る。
てきた整定プログラムモジュールは整定すべき整定値デ
ータと、その手続き(例えば整定値をどのメモリーに格
納するか、保護制御装置内に常駐するどの処理に要求を
出せばよいかなど)で構成されることから、保護制御装
置内で整定処理に関する詳細な処理の実行が行なわれ
る。即ち、RAM,EEPROM(新),EEPROM
(旧)など保護制御装置内のハードウェア資源に対して
の処理が行なわれる。
置,保護制御装置間でこのようなやりとりが行なわれる
が、これらの処理を組み込んだ整定プログラムモジュー
ルが保護制御装置側に移動して実行されることから、通
信ネットワークの負荷は従来に比べ軽減される。又、操
作者も新しい整定値を表示操作装置へ与えるのみでよ
く、従来のように各要求を保護制御装置へ送出するため
の操作は必要なくなる。
された後、この実行結果あるいはプログラムモジュール
は実行結果及びプログラムモジュール返送・転送手段
(以下、返送・転送手段と言う)13にて処理される。例
えば前述の整定モジュールの場合、整定した結果として
良好であるかあるいは整定値が所定の範囲に入っておら
ず、適切でないかなどを通信ネットワーク30を介して表
示操作装置20へ返送する。
て同一内容で行なわれることも考えられる。この場合は
返送・転送手段13を用いて、整定プログラムモジュール
を他の保護制御装置40へ転送する。保護制御装置40でも
前述の保護制御装置10と同様の手段41,42,43を設けて
おき、先ずプログラムモジュール受信手段41で整定プロ
グラムモジュールを受信し、実行手段42で前述と同様に
実行し、返送・転送手段43で実行結果を表示操作装置20
へ返送、あるいは更に他の保護制御装置へ整定プログラ
ムモジュールを転送し、以下同様の処理をする。
ジタル形保護制御装置10はアナログディジタル変換部10
-1と、ディジタル演算処理部10-2と、遮断器など外部機
器との入出力インタフェース10-3と、通信ネットワーク
30と本装置とのインタフェースを行なう通信インタフェ
ース10-4と、バス10-5とから構成されている。なお、10
-1から10-4の各部はバス10-5を介して相互に接続されて
いる。
フィルタ,サンプリングホールド回路,マルチプレク
サ,アナログディジタル変換器などから構成されるもの
で、保護制御対象となる電力系統の状態量(例えば電
流,電圧)をアナログ情報として取り込み所定のサンプ
リング間隔でホールドした後、ディジタル量に変換す
る。
2-1 ,RAM2-2 ,ROM2-3 ,不揮発性メモリーEE
PROM2-4 により構成され、前述のディジタル変換さ
れた電気量データは順次RAM2-2 へ転送されて、この
データ及びEEPROM2-4に格納された保護リレーの
整定値,RAM2-2 ,ROM2-3 からのプログラムによ
り、CPU2-1 は種々の保護制御演算を行なう。
は、RAM2-2 にも一部のプログラムが通信ネットワー
クから送り込まれディジタル演算処理部内のプログラム
として処理されることである。従来であれば、プログラ
ムは固定的にROM2-3 に書き込まれていたがRAM2-
2 へ通信ネットワークからプログラムモジュールを送り
込み、又、他装置のRAMへ転送したりすることが本発
明の特徴である。又、受信されたプログラムモジュール
が有するデータを、実行手段により電力系統側へ渡すこ
とも可能である。このディジタル演算処理部10-2が前述
の実行手段12と受信手段11及び返送・転送手段13の一部
を構成するものである。
てきたプログラムモジュールに基づいてその内容を実行
するだけでなく、例えば電力系統1からの状態量S1 を
プログラムモジュールに受け渡すこともできる。例えば
前記状態量を図4のディジタル演算処理部10-2のRAM
2-2 に格納しておいて、プログラムモジュールが受信さ
れると、実行手段12はこのプログラムモジュールに対し
て電力系統の状態量を受け渡すというものである。又、
同様に、ディジタル演算部10-2で演算された保護制御出
力C1 をRAM2-2 等に一時的に格納しておき、プログ
ラムモジュールに受け渡すこともできる。
情報などの外部制御機器状態の取り込み,保護リレー動
作,復帰出力,トリップ指令などの外部機器への出力を
行なうためのインタフェースである。又、通信インタフ
ェース10-4は本発明の特徴の1つであり、例えば本図に
示すように、イーサネットLANと保護制御装置との接
続を行なう。前述のプログラムモジュール受信手段11と
返送・転送手段13の一部は本通信インタフェースで実現
される。
モジュールはここで受信され、前述のRAM2-2 へ転送
される。又、ディジタル演算処理部10-2で実行されたプ
ログラムモジュールは、この通信インタフェース10-4を
介して通信ネットワーク30へ送られ、表示操作装置20あ
るいは保護制御装置への転送が行なわれる。以上がディ
ジタル形保護制御装置の具体的構成例である。
4に示すようにイーサネットLANで変電所などローカ
ルな範囲の保護制御装置を接続するネットワークと、有
人電気所などでパーソナルコンピュータやワークステー
ションを接続するイーサネットLANなどのネットワー
クと、両者のネットワークを広域的に接続する広域ネッ
トワークで構成される。
であり説明は省略する。又、広域ネットワークとしては
電話回線などの回線交換網などを使用する。前述の表示
操作装置20は本図中のパーソナルコンピュータで実現す
る。プログラムモジュール送出手段はパーソナルコンピ
ュータ中のソフトウェア及びイーサネットLANとのイ
ンタフェース回路で実現される。
フローチャートを用いて説明する。先ず、パーソナルコ
ンピュータ側のフローチャートを説明する。前述の遠隔
運用メニューがパーソナルコンピュータの画面に表示さ
れ、操作者は該当する遠隔運用メニュー内の項目をS1-
1 で選択する。例えば整定業務が選択された場合は、S
1-2 で整定プログラムモジュールを呼び出す。
ュールに、整定変更を行なう装置名,整定変更要素名,
整定値などのデータを与える。S1-4 でこの整定プログ
ラムモジュールはこれらのデータを自身の中へ格納し、
通信ネットワークへ送出される。以上がプログラム送出
手段の詳細である。
定プログラムモジュールをS2-1 で受信し、RAM2-2
に格納する。これが受信手段11に相当する。S2-2 でこ
の整定プログラムモジュールが前述のように整定値を順
次RAM,EEPROM(新),EEPROM(旧)へ
確認を行ないながら書き込む。以上が実行手段12に相当
する。
AMと整定処理とのデータ・要求の取り合いはその都度
通信ネットワークを介していたが、このように本発明で
は全て保護制御装置内で完結している。この結果によ
り、S2-3 で実行結果を判定し、不良(例えば、EEP
ROM,RAMへの書き込みが不完全で所定の値が書き
込まれないなど)であれば、再度の整定が必要であるか
ら、S2-4 で表示操作装置20へ不良結果とプログラムモ
ジュールを返送する。
置への整定が必要でない場合は、同様にS2-6 で表示操
作装置20へ完了結果とプログラムモジュールを返送す
る。又、他装置への整定が必要な場合は、S2-7 で整定
プログラムモジュール内に記述してある他装置名を読み
取り、その装置名を宛先として整定プログラムモジュー
ルを送り出す。以上S2-3 からS2-7 が返送・転送手段
13に相当する。
業務に対応したプログラムモジュール自体を通信ネット
ワークを介して表示操作部から保護制御装置へ送り、保
護制御装置内で実行させるようにしたので、通信ネット
ワーク上の通信量を少なくでき、信頼性が向上できる。
又、従来のように各要求に対応した操作や同一業務を複
数装置に対して行なうという作業が必要となくなること
から、操作者の作業量を減らすことができ、経済性,信
頼性の高い保護制御システムを提供することができる。
御システムの実施の形態を示す構成図である。図6にお
いて、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量
S1を入力として、電力系統の保護制御を行なうディジ
タル形保護制御装置であり、制御記号送出手段14を有す
る。又、表示装置20は通信ネットワーク30を介してディ
ジタル形保護制御装置10の遠隔運用を行なうもので、制
御記号解釈手段22を有する。本請求項による発明では保
護制御装置内の種々データを表示装置20の画面上で表示
あるいは変更する際の表示画面のレイアウト構造を制御
する機構を特徴としている。
ら得た電流値の表示を行なう場合の例であり、2つの電
流値Ia,Ibの実効値を表示する。この場合、電流値
は時間と共に変化する計測数値データである。図に示す
ように、制御記号送出手段では制御記号テーブルとして
記述されたものと電流値データを組み合わせて、各デー
タ毎に制御記号を付加したフォーマットとして、表示操
作装置へ送出する。ここでは項目名として文字データI
a,Ibに対応し制御記号「文字」を付加する。又、変
化していく数値情報としてのIa,Ibの実効値には
「数値」「枠有り」「有効桁数5」「改行」という制御
記号を付加する。
受信した制御記号付きデータと自身が有する制御記号テ
ーブルとから各データを画面上にどのような形態でどの
ように配置すればよいかを解釈し画面表示を行なう。こ
の例では図に示すようにIa,Ibという項目名は制御
記号が「文字」であることから、各々文字コードとして
解釈され表示される。又、数値データは数値情報として
取り扱われ、有効桁数5桁以内で枠をつけて表示され
る。又、改行の制御記号により改行が行なわれる。この
ようにして電気量データの表示が行なわれる。
では、保護制御装置側から整定要素名として27,64
という2つの文字データを送る。これに「文字」という
制御記号を付加するのは前述の電気量の例と同様であ
る。整定値については「数値」「桁有り」「有効桁数
4」「数値指定」「改行」という制御記号を現在の整定
値データ(例えば90,35)に付加する。
画面は図で示すようになり、各整定要素毎に桁数4桁以
内で現在の整定値が表示される。又、数値指定の制御記
号により、現在整定値の部分は新しい整定値に変更でき
る。このように保護制御装置の現在のデータを表示する
のみでなく、データの書き換える場所の指定も制御記号
の付加より可能となる。
あり、図4で示したシステム構成となる。ここで上述の
制御記号送出手段はROM2-3 に書込まれたプログラム
で実現され、又、制御記号テーブルも同様にROM2-3
に格納されている。又、電気量データは表示操作装置20
からの要求でアナログディジタル変換部10-1からRAM
2-2 に転送されている電流瞬時値データを更にCPU2-
1 で実効値演算したものを用いる。
OMに格納されているものを用いる。表示操作装置20は
パーソナルコンピュータなどで実現され制御記号解釈手
段もパーソナルコンピュータのソフトウェアで実現され
る。
置を通信ネットワークを介して、1つのパーソナルコン
ピュータで遠隔運用する場合に、各保護制御装置の内容
の相違、例えば取り込んでいる系統電気量の数,整定要
素の数,桁数や枠表示などの各種レイアウトなどを考慮
してパーソナルコンピュータ側の表示ソフトウェアを構
成する必要はなくなる。
ウトのための制御記号を保護制御装置側に付加したため
であり、これを解釈するためのソフトウェアのみをパー
ソナルコンピュータ側に具備するのみで表示が行なえる
ため、パーソナルコンピュータ側のソフトウェア規模が
大きくならず経済性に優れるという利点がある。
保護制御装置の内容が変わった場合も、これと対応して
パーソナルコンピュータ側のソフトウェアの変更が必要
であったが、保護制御装置側のみの改造でよく、信頼性
が向上する。又、使用するパーソナルコンピュータが多
数の場合でも具備すべきソフトウェアは1種類であり、
保護制御装置の種類の増加などに対する保守が容易であ
り、経済性に優れるという利点がある。なお、図7,図
8に制御記号の一例を示したが、表示のレイアウト構造
を決める制御記号全てについて本発明は適用でき効果は
同じである。
御システムの実施の形態を示す構成図である。図9にお
いて、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量
S1を入力として、電力系統の保護制御を行なうディジ
タル形保護制御装置であり、本実施の形態で新たに付加
したものは、他装置表示制御記号送出手段15と、データ
検索送出手段16である。又、表示装置20は通信ネットワ
ーク30を介してディジタル形保護制御装置10及び同一構
成の装置40など複数の装置の遠隔運用を行なうものであ
り、これには他装置表示制御記号解釈手段23を有する。
は上記構成の10,40の2つの保護制御装置の遠隔運用を
1つの表示操作装置20で行なう場合で、両装置が取り込
んでいる系統電気量を同一画面上に両者の電流の大きさ
を比較できる形態で表示する際の動作を示している。
に電気量データ送出要求が出され、装置10はこれに応え
て自装置内の電気量データ(電流実効値)Ia,Ib,
Icを送出する。又、これと一緒に、他装置表示制御記
号送出手段15により、制御記号として「他装置名:装置
40」「データ識別:電流実効値」を送出する。
表示制御記号解釈手段23により解釈し、装置40へ電流実
効値を要求する。要求を受けた装置40はデータ検索送出
手段46により電流実効値データIa,Ib,Icを検索
し、これを表示操作装置20へ送出する。表示画面はこの
図のようになる。
11に示す。図11では先ずS3-1 で装置10から送られてき
たデータを逐次解釈し、S3-2 で装置10に関する電気量
データの表示を行なう。S3-3 では送られてきたデータ
に含まれる他装置表示制御記号を解釈し、装置名から該
当する装置である装置40へ要求信号を送出する。S3-4
で装置40からデータが送られてくるまで待機し、S3-5
で受信したタイミングで画面表示を行なう。
のデータを操作者から見ると、同一装置内のデータであ
るかのように表示することが可能となる。従来であれ
ば、異なる装置のデータを取得する場合は、操作者は通
信接続からやりなおさなければならず操作が煩雑であっ
たが、このようなことがなく制御記号を表示操作装置が
自動的に解釈し、他装置へ要求を出すようにしたので操
作が容易となり、信頼性,操作性の点で優れる。
に備える構成としたことから、前述の請求項2と同様な
効果が期待できる。更に対象とする保護制御装置の表示
データの中に、このように他装置の名前とデータ種別を
判別する制御記号を付加することで、複数の装置のデー
タを操作者から見ると連結した形態で表示及び操作がで
きることとなる。これは広範囲に設置された電力系統保
護制御装置のデータ収集及びデータ比較,解析をする際
に非常に有効な手段となる。
と同様であり、図4で示したシステム構成となる。ここ
で上述の他装置制御記号送出手段はROM2-3 に書込ま
れたプログラムで実現され、又、制御記号テーブルも同
様にROM2-3 に格納されている。又、電気量データは
表示操作装置20からの要求でアナログディジタル変換部
10-1からRAM2-2 に転送されているものを用いる。
などで実現され、制御記号解釈手段もパーソナルコンピ
ュータのソフトウェアで実現される。なお、上記例では
制御記号にデータ種別として電流実効値を指定したが、
データ種別を特に指定せずに他装置名のみを制御記号と
して指定した場合も効果は同じである。
確認中に他装置との接続が自動的に行なえることにな
り、操作量が従来に比べ軽減できる。又、上述のフロー
チャートでS3-3 として自動的に他装置データを取得す
ることとしたが、取得時に操作者の指示を得てから取得
するようにした場合も同様の効果が得られる。
御システムの実施の形態を示す構成図である。図12にお
いて、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量
S1を入力として、電力系統の保護制御を行なうディジ
タル形保護制御装置であり、本実施の形態で新たに付加
されたものは、プログラムモジュール送信手段17であ
る。又、表示装置20は通信ネットワーク30を介してディ
ジタル形保護制御装置10の遠隔運用を行なうものであ
り、プログラムモジュール受信手段24,プログラムモジ
ュール実行手段25を有する。
表示操作する内容(メニュー項目など)を保護制御装置
10へ送り、保護制御装置10では送られてきた項目に対応
したプログラムモジュールをプログラムモジュール送出
手段17を用いて選択して表示操作装置20へ送出する。表
示操作装置20ではこのプログラムモジュールを受信手段
24で受信し、実行手段25で実行しその結果を表示する。
例えば電圧3相,電流3相の実効値,位相を表示する場
合、遠隔運用メニューの選択項目に対応するプログラム
モジュールとしては、電気量表示プログラムモジュール
を送出手段17で選択する。どの項目に関してどのモジュ
ールを選択するかは保護制御装置内に対応テーブルを持
つものとする。
圧3相,電流3相の実効値,位相を算出して表示するも
ので、図4に示すアナログディジタル変換部10-1から得
られる電流・電圧の瞬時値から実効値,位相を算出す
る。
20へ移動し、表示操作装置側で実行するようにしたのが
本発明の特徴である。これにより図13に示すように電流
・電圧瞬時値データが表示操作装置へ送られてくると、
これを用いて実行値,位相の演算をプログラムモジュー
ルが行なって表示する。
あり、図4で示したシステム構成となる。ここで上述の
プログラムモジュール送出手段17はROM2-3 に書込ま
れたプログラムで実現され、又、選択対象となるプログ
ラムモジュールも同様にROM2-3 に格納されている。
又、表示操作装置20はパーソナルコンピュータなどで実
現され、プログラムモジュール受信手段,プログラムモ
ジュール実行手段もパーソナルコンピュータのソフトウ
ェアで実現される。
保護制御装置の内容により異なる場合がある。例えばア
ナログディジタル変換部10-1ではそのサンプリング間隔
が異なるハードウェアとなっている場合があり、電気角
30度のもの,15度のもの,7.5度のもの,3.7
5度のものなどが現在存在する。従ってこのようなサン
プリング間隔でサンプリングされた瞬時値データを用い
て実行値,位相を求める演算は当然異なったものとなる
(交流瞬時値データから実行値,位相を算出する手法に
ついては、三谷泉編 オーム社「ディジタルリレー実務
読本」などに記されている。)。
のように異なったアナログディジタル変換部が混在する
場合は、これに対応する電気量表示モジュールを全て表
示操作装置に準備することは表示操作装置が大規模とな
り経済性で問題があるが、本発明によれば必要が生じた
時にのみ関係プログラムモジュールを保護制御装置から
転送し、実行することとしたので経済性の点で優れてい
る。
の処理、例えば装置動作内容表示など装置構成,保護制
御方式に依存する処理についても本発明は同等の構成で
同等の効果がある。又、このプログラムモジュールを保
護制御装置内で実行する場合に比べ、表示操作装置内で
実行することで保護制御装置のCPUの負荷を軽減でき
ることとなる。
示操作装置から同一の保護制御装置に要求がきた場合
は、プログラムモジュールを保護制御装置上で実行する
と処理が渋滞し、十分な応答性が得られない場合がある
が本発明では各々のパーソナルコンピュータに必要なプ
ログラムモジュールを移動させて実行させるようにした
ので、保護制御装置の規模を大きくしないでシステムを
構成することが可能となる。
御システムの実施の形態を示す構成図である。図14にお
いて、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量
S1を入力として、電力系統の保護制御を行なうディジ
タル形保護制御装置であり、本実施の形態で新たに付加
されたものは、プログラムモジュール受信手段18,実行
手段19である。又、プログラム格納装置50は通信ネット
ワーク30を介してディジタル形保護制御装置10にプログ
ラムモジュールを供給するものであり、プログラムモジ
ュール送出手段51を有する。
御装置のプログラム仕様によりプログラム格納装置50の
操作者の指定により、プログラムモジュール送出手段51
にて必要なプログラムモジュールを選択して保護制御装
置へ送出する。保護制御装置10ではこのプログラムモジ
ュールを受信して実行する。
あり、図4で示したシステム構成となる。ここで上述の
プログラムモジュール受信手段18はROM2-3 に書込ま
れたプログラムで実現され、又、受信したプログラムモ
ジュールはRAM2-2 に格納される。又、プログラム格
納装置50はパーソナルコンピュータあるいはワークステ
ーションなどで実現され、プログラムモジュール送出手
段51もこのソフトウェアとして実現される。
護・制御機能以外に電力系統の状態の計測あるいは事故
点の標定などの機能も含まれる場合がある。このような
場合に、従来では使用する機能を予め全てROM2-3 に
プログラムとして格納しておき、常時これらを実行させ
る形態としていたが、本発明では必要に応じて、必要な
プログラムモジュールをプログラム格納装置から供給す
る形態とした。
2-2 に格納し、CPU2-1 はここよりプログラムモジュ
ールを呼び出し実行する。例えば、電力系統の状態の計
測が必要な場合は計測プログラムモジュールを保護制御
装置に供給して実行させる。又、事故が発生した場合は
標定プログラムモジュールを供給し事故発生個所を特定
させる形態となる。
いは機能向上でプログラムモジュールを変更,追加する
必要が生じた場合には、プログラムモジュールがROM
2-3に格納されていることから、ROM自体の交換が必
要であり、このため装置を停止し、交換作業をする必要
があった。これにより装置稼働率の低下などが生じた
が、本発明ではプログラムモジュールの変更,追加は通
信ネットワークを介して容易に行なえることとなる。
保護制御装置の機能追加,変更が可能となり、又、必要
な機能のみを保護制御装置に常駐させればよいことから
保護制御装置の規模を大きくする必要もなく、経済性,
信頼性,保守性などの点で優れたシステムを提供でき
る。
御システムの実施の形態を示す構成図である。図15にお
いて、10は保護制御対象である電力系統1からの状態量
S1を入力として、電力系統の保護制御を行なうディジ
タル形保護制御装置であり、制御記号送出手段14,他装
置表示制御記号送出手段15,データ検索送出手段16,プ
ログラムモジュール送出手段17を領域1とし、プログラ
ムモジュール受信手段11,実行手段12,実行結果及びプ
ログラムモジュール返送・転送手段13,プログラムモジ
ュール受信手段18,実行手段19を領域2とし、通信ネッ
トワークと直接的には接続されず保護制御演算を行なう
領域を領域3とした3つの領域で構成する。
たがって系統変更に拘らず、事故波及を最小限にとどめ
る必要があり、高速演算処理を行なう。又、領域2の実
行手段12は主に、領域3のバックアップを目的とする後
備保護機能であり、ネットワークに接続されている各情
報(電圧,電流,しゃ断器状態,発電機状態等)によ
り、例えば、発電所に対して事故範囲最小限にするよう
な信号を演算してネットワークを介して送信するもので
ある。
い。基本的にバックアップ用であるため、1つの後備保
護用のプログラムモジュールがネットワークを周期的に
巡回すればよい(常時、領域2に設定しても良いが、そ
れ程常時格納しておかなくても問題ない。又、常時格納
しておくとなると領域2に負担が多少でてくる。)。
きたプログラムモジュールに基づいてこれを実行するだ
けでなく、例えば、電力系統1からの状態量S1 をプロ
グラムモジュールに受け渡すこともできる。例えば、図
4のディジタル演算処理部10-2のRAM2-2 の領域に置
いといてプログラムモジュールが受信されると、実行手
段12はこのプログラムモジュールに電力系統1の状態量
を受け渡すというものである。
演算された保護制御出力C1 をRAM2-2 等に一時的に
格納しておき、プログラムモジュールに受け渡すように
することもできる。プログラムモジュールとして特に具
体的な演算について説明していないが、例えば、保護リ
レー演算,制御演算,監視処理,診断処理,表示処理,
解析処理なども可能である。
領域3のバックアップを目的とする後備保護機能を有す
る旨の説明をしたが、領域3と領域2の最低必要な関係
・機能は、互いに他の実行を妨げないで結果の授受が行
なえる点であることである。
ものではなく、保護や制御する対象物(リレーならば電
力系統、自動販売機であればコインの受け付けと販売物
の出力に対して時間遅れなく)応答する機能を備えたも
のとしてよいことは勿論である。更に、領域2はネット
ワークから受信したプログラムを確実かつ安全に実行す
る機能であり、具体的には受信したプログラムが実行で
きるか、実行しても安全かを判定すればよいものであっ
て、リアルタイム性はきびしくはない。
を介してディジタル形保護制御装置10及び同一構成の装
置40など複数の装置の遠隔運用を行なうものである。そ
して図示はしないがプログラムモジュール送出手段21,
制御記号解釈手段22,他装置表示制御記号解釈手段23,
プログラムモジュール受信手段24,プログラムモジュー
ル実行手段25を上記した保護制御装置の手段と対応して
有する。又、プログラム格納装置50は通信ネットワーク
30と接続され、図示しないがプログラムモジュール送出
手段51を有する。
めて保護制御装置を構成する場合の構成方法として上記
3領域に分離して構成することを特徴としている。即
ち、領域1では表示操作装置への情報提供を受動的に行
ない、保護制御装置内での処理の変更はない領域であ
り、領域2はこれに対して、表示操作装置,他の保護制
御装置,プログラム格納装置との情報授受を能動的に行
ない、保護制御装置内での処理の変更追加が積極的に行
なわれる領域である。又、領域3は通信ネットワークと
の直接接続がなく、通信ネットワークからの影響を受け
ない領域である。
ークを介して他装置との密な接続は少なかった。これに
比し本発明では各請求項に示したように他装置との密な
接続がある。又、電力系統の保護制御演算と保護制御装
置内のデータの表示処理を比較すると、前者のほうがよ
りリアルタイム性を要求される傾向がある。又、領域2
はプログラムモジュールがRAM上に格納又は滞在する
場合が多いことからメモリー容量は他領域に比べ大き
い。このため、各々の手段の性格に対応した構成をとる
必要がある。これが本請求項で提案しているところの3
領域である。
ログディジタル変換部10-1,入出力インタフェース10-
3,通信インタフェース10-4は図4と同じであり、本請
求項の特徴はディジタル演算処理部10-2を3つに分離し
たことである。各々領域1,2,3の処理を2−A,2
−B,2−Cのディジタル演算処理部に分担させる。
タ授受があることからディジタル演算処理部2−A,2
−Bはハードウェア的にもソフトウェア的にも通信イン
タフェースとの接続ができる形態とする。又、2−Cは
通信インタフェースとは接続されないようハードウェ
ア,ソフトウェアを考慮した構成とする。具体的には各
演算処理部内のROMに格納したプログラムの内容及び
各演算処理部とシステムバスとのインタフェース部での
制限により、各演算部と通信インタフェースとの接続を
制御できる。
離することで誤って通信ネットワークから入ってきたプ
ログラムモジュールが、領域3の保護制御演算部に影響
を与えるということはなくなって安全性が確保できる。
又、各CPUが分かれていることからリアルタイム性が
要求される領域3には高速のCPUを使用し、領域1,
2の演算処理部には低速のCPUを使用することがで
き、経済的な構成を実現できる。又、領域2には大要領
RAMを使用し、プログラムモジュールを格納すること
も可能となる。
を介して密に他装置と接続されているシステムにも拘ら
ず保護制御機能に対する安全性が確保でき、又、各手段
に最適なハードウェア資源を割り当てることができるこ
とから、信頼性,経済性において優れた保護制御システ
ムを提供することができる。
の構成に対して新たにバス10-6を設け、ディジタル演算
処理部2−Aは通信インタフェース10-4とは完全に分離
する。2−B,2−Cは通信インタフェース10-4及び10
-5の両方と接続される。これによる効果は上述の構成と
同等であるので説明は省略する。
れるものでなく、例えば、一例として、分散制御システ
ムなどのように、制御あるいは監視の対象となる機器か
らの状態量を取込み当該機器を制御あるいは監視する複
数の演算機能を有する装置と、これら各装置と通信ネッ
トワークを介して接続され各装置の動作や状態の運用監
視のための表示操作を行なう表示操作装置(あるいは各
装置上で稼働可能なプログラムモジュールを格納するプ
ログラム格納装置)とから構成されるようなシステムで
あれば実施可能である。この場合、上記実施の形態にお
いて、保護制御装置を演算機能を有する装置と読み替え
ればよい。
ル形保護制御システムによれば、通信ネットワークに各
装置が接続されていることを利用し、システム内でのプ
ログラムモジュールの移動,各装置間の連携機能に着目
し、操作性,経済性,保守性,信頼性に優れたディジタ
ル形保護制御システムを提供できる。
16,17の実施の形態である監視制御システムの構成
図。
7の画面表示メニューとプログラムモジュールの対応を
示す図。
7の処理内容を示すフローチャート。
ル形保護制御システムの構成図。
ル形保護制御システムの構成図。
ル形保護制御システムの構成図。
ル形保護制御システムの構成図。
ル形保護制御システムの構成図。
・転送手段 14 制御記号送出手段 15,45 他装置表示制御記号送出手段 16,46 データ検索送出手段 17,21,51 プログラムモジュール送出手段 20 表示操作装置 22 制御記号解釈手段 23 他装置表示制御記号解釈手段 25 プログラムモジュール実行手段 30 通信ネットワーク 50 プログラム格納装置
Claims (17)
- 【請求項1】 機器の状態量を入力とし、前記機器の監
視あるいは制御を行なう複数の演算部と、これら演算部
と通信ネットワークを介して接続される各演算部の動作
や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示操作部
とからなる監視制御システムにおいて、少なくとも1つ
の前記演算部は下記第1領域,第2領域を備えたことを
特徴とする監視制御システム。 記 第1領域:機器の監視あるいは制御を行なう前記通信ネ
ットワークに直接的に接続されてなく、予め設定された
演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の演算部からのプログラムモジュールの送受信あ
るいは前記第1領域の情報を送信する。 - 【請求項2】 電力系統の状態量を入力とし、ディジタ
ルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう複数の
保護制御装置と、これら保護制御装置と通信ネットワー
クを介して接続される各保護制御装置の動作や状態の運
用監視のための表示操作を行なう表示操作装置とからな
る電力系統保護制御システムにおいて、少なくとも1つ
の前記保護制御装置は下記第1領域,第2領域を備えた
ことを特徴とする電力系統保護制御システム。 記 第1領域:電力系統の保護あるいは制御を行なう前記通
信ネットワークに直接的に接続されてなく、電力系統の
保護演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の前記保護制御装置からのプログラムモジュール
の送受信あるいは前記第1領域の情報を送信する。 - 【請求項3】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記表示操作装置は表示操作の内容に対応
したプログラムモジュールを前記通信ネットワークを介
して前記保護制御装置に送出するプログラムモジュール
送出手段を備えると共に、前記保護制御装置の第2領域
として下記手段を備えたことを特徴とする電力系統保護
制御システム。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記保護制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の保
護制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示装置あるいは他の保護制御装置に転送する。 - 【請求項4】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記表示操作装置は表示操作の内容に対応
したプログラムモジュールを前記通信ネットワークを介
して前記保護制御装置に送出するプログラムモジュール
送出手段を備えると共に、前記保護制御装置の第2領域
として下記手段を備えたことを特徴とする電力系統保護
制御システム。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記保護制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記第1領域で得られる情報を前記プログラ
ムモジュール受信手段で受信したプログラムモジュール
に受け渡す。 転送手段:前記実行手段による実行結果を記憶している
プログラムモジュールを前記表示操作装置あるいは他の
保護制御装置に転送する。 - 【請求項5】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記第2領域として複数の保護制御装置の
少なくとも1つには、これらの装置内のデータの表示及
び変更を行なう表示操作装置の表示画面のレイアウト構
造を制御する制御記号を当該装置の動作や状態を表わす
データと共に送出する制御記号送出手段を設け、前記表
示操作装置には、前記制御記号送出手段から送出されて
きた制御記号を解釈してこれに応じたレイアウトにて前
記データを表示する制御記号解釈手段を設けたことを特
徴とする電力系統保護制御システム。 - 【請求項6】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記第2領域として複数の保護制御装置の
少なくとも1つには、前記表示操作装置に、他の保護制
御装置のデータ表示を行なう制御記号を当該装置の動作
や状態を表わすデータと共に送出する他装置表示制御記
号送出手段と、表示操作装置からの他装置表示の要求に
よって該当保護制御装置の前記データを検索し、表示操
作装置へ送出するデータ検索送出手段と、前記表示操作
装置内には、前記他装置表示制御記号送出手段から送出
されてきた制御信号を解釈してこれに応じて該当する他
の保護制御装置へデータ送出要求を行なう他装置表示制
御記号解釈要求手段と、前記データ検索送出手段からの
他の保護制御装置の前記データを要求を出した該当保護
制御装置へ送出する他装置データ送出手段を設けたこと
を特徴とする電力系統保護制御システム。 - 【請求項7】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、前記第2領域として複数の保護制御装置の
少なくとも1つには、表示操作装置における表示操作の
内容に対応したプログラムモジュールを通信ネットワー
クを介して表示操作装置に転送するプログラムモジュー
ル送出手段を設け、前記表示操作装置には、前記プログ
ラムモジュール送出手段からのプログラムモジュールを
受信する受信手段と、前記受信したプログラムモジュー
ルを実行するプログラムモジュール実行手段とを設けた
ことを特徴とする電力系統保護制御システム。 - 【請求項8】 請求項2記載の電力系統保護制御システ
ムにおいて、通信ネットワークを介して接続され保護制
御装置にプログラムモジュールを供給するためのプログ
ラムモジュール送出手段を有するプログラム格納手段
と、前記保護制御装置には前記プログラムモジュール送
出手段からのプログラムモジュールを受信する受信手段
と、受信されたプログラムモジュールを実行する実行手
段とを設けたことを特徴とする電力系統保護制御システ
ム。 - 【請求項9】 電力系統の状態量を入力とし、ディジタ
ルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう保護制
御装置と、これら保護制御装置と通信ネットワークを介
して接続され、前記保護制御装置の動作や状態の運用監
視のための表示操作を行なう表示操作装置とからなる電
力系統保護制御システムであって、少なくとも1つの前
記保護制御装置は下記領域1,2,3を備えたことを特
徴とする電力系統保護制御システム。 記 領域1:保護制御装置内のデータの表示及び変更を行な
う表示操作装置の表示画面のレイアウト構造を制御する
制御記号を各データと共に送出する制御記号送出手段
と、前記表示画面中に他の保護制御装置のデータ表示を
行なう制御記号を各データと共に送出する他装置表示制
御記号送出手段と、表示操作装置からの他装置表示の要
求によって該当データを検索し表示操作装置へ送出する
データ検索送出手段と、表示操作装置における表示操作
の内容に対応したプログラムモジュールを通信ネットワ
ークを介して表示操作装置に転送するプログラムモジュ
ール送出手段とからなり、表示操作装置への情報提供を
受動的に行なう領域。 領域2:表示操作装置からのプログラムモジュールを受
信するプログラムモジュール受信手段と、前記受信した
プログラムモジュールを実行する実行手段と、前記実行
手段による実行結果あるいは前記プログラムモジュール
を表示操作装置に転送する実行結果及びプログラムモジ
ュール返送・転送手段と、表示操作装置にあるプログラ
ムモジュール送出手段からのプログラムモジュールを受
信する受信手段と、前記受信したプログラムモジュール
を実行する実行手段とからなり、表示操作装置,他のデ
ィジタル保護制御装置,プログラム格納装置との情報授
受を能動的に行なう領域。 領域3:前記領域1,2のいずれにも属さず、かつ通信
ネットワークとの直接的接続もなく、電力系統の保護制
御演算処理を行なう領域。 - 【請求項10】 制御対象となる機器から状態量を取込
み当該機器を制御する複数の分散制御装置と、これら分
散制御装置と通信ネットワークを介して接続され各分散
制御装置の動作や状態の運用監視のための表示操作を行
なう表示操作装置とからなる分散制御システムであっ
て、前記表示操作装置は、表示操作の内容に対応したプ
ログラムモジュールを前記通信ネットワークを介して対
象の前記分散制御装置に送出する監視プログラムモジュ
ール送出手段を備えると共に、少なくとも1つの前記分
散制御装置は、前記表示操作装置あるいは他の分散制御
装置から送られてきたプログラムモジュールを受信する
プログラムモジュール受信手段と、この受信したプログ
ラムモジュールを実行する実行手段と、この実行手段の
実行結果に関する情報あるいは当該分散制御装置が記憶
しているプログラムモジュールを前記表示操作装置ある
いは他の分散制御装置に転送する転送手段とを備えたこ
とを特徴とする分散制御システム。 - 【請求項11】 機器の状態量を入力とし、前記機器の
監視あるいは制御を行なう複数の演算部と、これら演算
部と通信ネットワークを介して接続される当該演算部の
動作や状態の運用監視のための表示操作を行なう表示操
作部とからなる制御システムにおいて、少なくとも1つ
の前記演算部が有する下記第1領域,第2領域の機能を
実行させる読み取り可能なプログラムを記録した記録媒
体。 記 第1領域:機器の監視あるいは制御を行なう前記通信ネ
ットワークに直接的に接続されてなく、予め設定された
演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作部そ
して他の演算部からのプログラムモジュールの送受信あ
るいは前記第1領域の情報を送信する。 - 【請求項12】 電力系統の状態量を入力とし、ディジ
タルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう複数
の保護制御装置と、これら保護制御装置と通信ネットワ
ークを介して接続される当該装置の動作や状態の動作や
運用監視のための表示操作を行なう表示操作装置とから
なる電力系統保護制御システムにおいて、少なくとも1
つの前記保護制御装置が有する下記第1領域と第2領域
の機能を実行させる読み取り可能なプログラムを記録し
た記録媒体。 記 第1領域:電力系統の保護あるいは制御を行なう前記通
信ネットワークに直接的に接続されてなく、予め設定さ
れた演算処理を行なう。 第2領域:前記通信ネットワークを介して表示操作装置
あるいは他の前記保護制御装置からのプログラムモジュ
ールを送信する。 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記保護制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の保
護制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示操作装置あるいは他の保護制御装置に転送する。 - 【請求項13】 制御対象となる機器から状態量を取込
み当該機器を制御する複数の分散制御装置と、これら分
散制御装置と通信ネットワークを介して接続され各分散
制御装置の動作や状態の運用監視のための表示操作を行
なう表示操作装置とからなる分散制御システムにおい
て、前記分散制御装置が有する下記各手段を実行させる
読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体。 記 プログラムモジュール受信手段:前記通信ネットワーク
を介して前記表示操作装置あるいは他の前記分散制御装
置からのプログラムモジュールを受信する。 実行手段:前記受信したプログラムモジュールを実行す
る。 転送手段:前記実行手段による実行結果あるいは他の分
散制御装置が記憶しているプログラムモジュールを前記
表示装置あるいは他の分散制御装置に転送する。 - 【請求項14】 電力系統の状態量を入力とし、ディジ
タルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう保護
制御装置において、各種データとそれを処理する手続が
組み込まれたプログラムモジュールを受信するプログラ
ムモジュール受信手段と、前記受信したプログラムモジ
ュールを実行する実行手段と、前記実行手段による実行
結果あるいは他の装置が記憶しているプログラムモジュ
ールを他の装置に転送する転送手段とを備えたことを特
徴とする保護制御装置。 - 【請求項15】 電力系統の状態量を入力とし、ディジ
タルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう保護
制御装置の動作や状態の運用監視のための表示操作を行
なう表示操作装置において、表示装置の内容に対応した
プログラムモジュールを前記保護制御装置に送出するプ
ログラムモジュール送出手段を備えたことを特徴とする
表示操作装置。 - 【請求項16】 電力系統の状態量を入力とし、ディジ
タルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう保護
制御装置において、各種データとそれを処理する手続が
組み込まれたプログラムモジュールを受信するプログラ
ムモジュール受信手段と、前記電力系統の状態量に基づ
き得られる受信情報を実行する実行手段と、前記実行手
段による実行結果を記憶しているプログラムモジュール
を他の装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴と
する保護制御装置。 - 【請求項17】 電力系統の状態量を入力とし、ディジ
タルデータに変換して電力系統の保護制御を行なう保護
制御装置の動作や状態の運用監視のための表示操作を行
なう表示操作装置において、表示画面のレイアウト構造
を制御する制御信号を当該装置の動作や状態を表わすデ
ータと共に送出する制御記号送出手段とを備えたことを
特徴とする保護制御装置。
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JP8-337647 | 1996-12-03 | ||
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JPH10222785A true JPH10222785A (ja) | 1998-08-21 |
JP3296416B2 JP3296416B2 (ja) | 2002-07-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-12-03 JP JP34857797A patent/JP3296416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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