JPH10222355A - Guiアプリケーション開発装置 - Google Patents
Guiアプリケーション開発装置Info
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- JPH10222355A JPH10222355A JP1952097A JP1952097A JPH10222355A JP H10222355 A JPH10222355 A JP H10222355A JP 1952097 A JP1952097 A JP 1952097A JP 1952097 A JP1952097 A JP 1952097A JP H10222355 A JPH10222355 A JP H10222355A
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- symbol
- event
- gui
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- control flow
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ソフトウェアの開発工数の削減、開発者の経
験や知識の補完、品質の向上を図ること。 【解決手段】 GUΙ部品、データ構造及びモジュール
を同一画面上に同時に1つ以上表記し、データフロー表
記45、コントロールフロー表記44等を用いて、これ
らをGUΙ部品、データ構造及びモジュール表記と同一
画面上に同時に表記することで、GUΙ部品、データ構
造、モジュール、データフロー及びコントロールフロー
表記を関係付け、コントロールフローの順序表記によっ
てイベント表記43と他の表記とを関連付けている。
験や知識の補完、品質の向上を図ること。 【解決手段】 GUΙ部品、データ構造及びモジュール
を同一画面上に同時に1つ以上表記し、データフロー表
記45、コントロールフロー表記44等を用いて、これ
らをGUΙ部品、データ構造及びモジュール表記と同一
画面上に同時に表記することで、GUΙ部品、データ構
造、モジュール、データフロー及びコントロールフロー
表記を関係付け、コントロールフローの順序表記によっ
てイベント表記43と他の表記とを関連付けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばGUΙアプ
リ開発に於けるGUΙ画面及びモジュール及びデータ構
造及びデータフロー及びコントロールフローと、GUΙ
部品とデータ構造とモジュールとの関連とを、同一平面
上に同時に表現するGUIアプリケーション開発装置に
関する。
リ開発に於けるGUΙ画面及びモジュール及びデータ構
造及びデータフロー及びコントロールフローと、GUΙ
部品とデータ構造とモジュールとの関連とを、同一平面
上に同時に表現するGUIアプリケーション開発装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】GUΙアプリ(「GUI:Graphi
calUserInterface」ユーザに提供する
各種情報を、コンピュータのデイスプレイに図形シンボ
ルを表示することで行い、また、ユーザからの入力を、
この図形シンボルを操作することで行う、コンピュータ
とユーザの対話的人出力方式。)の開発に於ては、従来
以下のような方式があった。
calUserInterface」ユーザに提供する
各種情報を、コンピュータのデイスプレイに図形シンボ
ルを表示することで行い、また、ユーザからの入力を、
この図形シンボルを操作することで行う、コンピュータ
とユーザの対話的人出力方式。)の開発に於ては、従来
以下のような方式があった。
【0003】1.開発装置を用いない場合 要求仕様を実装言語によって設計し、開発を行う。GU
I部品の表示、表示内容の変更、利用者の操作によって
生ずる処理なども、全て開発者が実装言語によってプロ
グラミングする。
I部品の表示、表示内容の変更、利用者の操作によって
生ずる処理なども、全て開発者が実装言語によってプロ
グラミングする。
【0004】2.一般的なGUΙアプリを開発する場合
で、特に汎用GUΙビルダ(「GUIビルダ」アプリの
GUI部分を、GUIを使った視覚的な操作によって、
描画ソフトの如く組み立てて行き、実装言語系のソース
コード、または実行可能なオブジェクトを生成するコン
ピュータ上のアプリケーシヨンソフトウェア。)を用い
る場合。
で、特に汎用GUΙビルダ(「GUIビルダ」アプリの
GUI部分を、GUIを使った視覚的な操作によって、
描画ソフトの如く組み立てて行き、実装言語系のソース
コード、または実行可能なオブジェクトを生成するコン
ピュータ上のアプリケーシヨンソフトウェア。)を用い
る場合。
【0005】(a)GUΙビルダによってGUΙ部品の
配置、色、形等の属性が編集可能な場合。
配置、色、形等の属性が編集可能な場合。
【0006】開発装置であるGUΙビルダによってGU
Ι部品の配置、色、形の属性の情報を作画、設定するこ
とで、当該設定個所と設定手順が、GUΙアプリの実装
言語のソースコードまたは実行可能なオブジェクトとし
て生成される。開発者はGUΙ部品間やGUI部品とモ
ジュール間のデータの流れ及び処理の流れ、及びイベン
トによって生ずる処理を実装言語によってプログラミン
グし、開発装置によって生成されたソースコードまたは
実行可能なオブジェクトと合成して実行可能なアプリを
開発する。
Ι部品の配置、色、形の属性の情報を作画、設定するこ
とで、当該設定個所と設定手順が、GUΙアプリの実装
言語のソースコードまたは実行可能なオブジェクトとし
て生成される。開発者はGUΙ部品間やGUI部品とモ
ジュール間のデータの流れ及び処理の流れ、及びイベン
トによって生ずる処理を実装言語によってプログラミン
グし、開発装置によって生成されたソースコードまたは
実行可能なオブジェクトと合成して実行可能なアプリを
開発する。
【0007】(b)GUIビルダによって、GUΙ部品
の配置、色、形の属性に加えて、イベントの名称、条件
等の属性を設定・編集可能な場合。
の配置、色、形の属性に加えて、イベントの名称、条件
等の属性を設定・編集可能な場合。
【0008】開発装置であるGUΙビルダによってGU
Ι部品の設定情報と、当該設定個所と設定手順と、イベ
ントによって処理内容を実行するための実行までの手続
きが、GUΙアプリの実装言語のソースコードまたは実
行可能なオブジェクトとて生成される。開発者は、開発
装置によって生成された個所に追加する形で、開発装置
が生成した手続き以降の処理内容を実装言語によって開
発する。
Ι部品の設定情報と、当該設定個所と設定手順と、イベ
ントによって処理内容を実行するための実行までの手続
きが、GUΙアプリの実装言語のソースコードまたは実
行可能なオブジェクトとて生成される。開発者は、開発
装置によって生成された個所に追加する形で、開発装置
が生成した手続き以降の処理内容を実装言語によって開
発する。
【0009】(c)GUΙビルダによってGUI部品の
配置、色、形の属性の設定・編集、イベントの設定・編
集に加えて、特定のGUΙ部品同士のデータフロー、コ
ントロールフローが設定・編集可能な場合。
配置、色、形の属性の設定・編集、イベントの設定・編
集に加えて、特定のGUΙ部品同士のデータフロー、コ
ントロールフローが設定・編集可能な場合。
【0010】GUΙ部品同士のデータフロー、コントロ
ールフローの組み合わせは、GUΙ部品同士の接続関係
によって予め開発装置によって定義されており、有限か
つ典型的な動作のみ対応する。一例を挙げれば、一覧表
部品とスクロール部品を、「表示エリアの移動」という
機能で結び付けることにより、スクロール部品の定めら
れた操作を行うことにより、スクロール部品と一覧表部
品の間にデータフローが発生し、かつ一覧表の表示エリ
アが移動するようなコントロールフローが発生するよう
に、開発装置によって定義されたとする。この場合、開
発者はスクロール部品のイベントによって実行されるデ
ータフローとコントロールフローを、実装言語で開発す
ることなく、開発装置によってGUΙアプリの実装言語
のソースコードまたは実行可能なオブジェクトが生成さ
れる。
ールフローの組み合わせは、GUΙ部品同士の接続関係
によって予め開発装置によって定義されており、有限か
つ典型的な動作のみ対応する。一例を挙げれば、一覧表
部品とスクロール部品を、「表示エリアの移動」という
機能で結び付けることにより、スクロール部品の定めら
れた操作を行うことにより、スクロール部品と一覧表部
品の間にデータフローが発生し、かつ一覧表の表示エリ
アが移動するようなコントロールフローが発生するよう
に、開発装置によって定義されたとする。この場合、開
発者はスクロール部品のイベントによって実行されるデ
ータフローとコントロールフローを、実装言語で開発す
ることなく、開発装置によってGUΙアプリの実装言語
のソースコードまたは実行可能なオブジェクトが生成さ
れる。
【0011】上述2a.〜2c.の場合、従来のGUΙ
ビルダに於ては以下のような開発方式であった。
ビルダに於ては以下のような開発方式であった。
【0012】・実行時のアプリと同じ見た目を持つGU
Ι部品を開発装置上の編集画面上に配置する ・各々のGUΙ部品毎に対して、属性値の設定画面を表
示させる。例えば表形式の編集画面によって、各々のG
UΙ部品が持つ属性値を、開発者が入力装置によって入
力するか、または属性値に対する設定値を別画面で作成
し、予め表示させておいた属性値設定画面またはGUΙ
部品に対して設定する操作を行う ・イベントの定義、データフロー、コントロールフロー
の設定・編集は、各々のGUΙ部品が持つ設定範囲情報
を一覧形式または選択形式で編集画面上に表示し、値を
選択する操作を行う 3.既存の表記法を用いる開発方式データフロー、コン
トロールフローを図形的に表記する「表記法」を用いて
開発を行うことにより、視覚的な設定・編集方式によっ
てアプリケーション・プログラム(以下、アプリ)の開
発を支援することが行われている。
Ι部品を開発装置上の編集画面上に配置する ・各々のGUΙ部品毎に対して、属性値の設定画面を表
示させる。例えば表形式の編集画面によって、各々のG
UΙ部品が持つ属性値を、開発者が入力装置によって入
力するか、または属性値に対する設定値を別画面で作成
し、予め表示させておいた属性値設定画面またはGUΙ
部品に対して設定する操作を行う ・イベントの定義、データフロー、コントロールフロー
の設定・編集は、各々のGUΙ部品が持つ設定範囲情報
を一覧形式または選択形式で編集画面上に表示し、値を
選択する操作を行う 3.既存の表記法を用いる開発方式データフロー、コン
トロールフローを図形的に表記する「表記法」を用いて
開発を行うことにより、視覚的な設定・編集方式によっ
てアプリケーション・プログラム(以下、アプリ)の開
発を支援することが行われている。
【0013】既存の表記法を用いる開発方式には以下の
事例がある。
事例がある。
【0014】(a)状態遷移図方式 状態遷移図と呼ばれる図式の表記方式を用いて、GUΙ
部品の状態、モジュールの状態を自然言語と円図形で表
し、状態間の移り変わりと移り変わる条件式を線図形に
よって接続した表記方式である。この方式により、個々
の状態間の遷移と、遷移条件が自然言語と線図形によっ
て表現される。表現した遷移図に基づき、アプリ開発を
支援するといった開発方式である。
部品の状態、モジュールの状態を自然言語と円図形で表
し、状態間の移り変わりと移り変わる条件式を線図形に
よって接続した表記方式である。この方式により、個々
の状態間の遷移と、遷移条件が自然言語と線図形によっ
て表現される。表現した遷移図に基づき、アプリ開発を
支援するといった開発方式である。
【0015】(b)DFD/CFD図方式(「DFD:
DataFlowDiagram,CFD:Contr
olFlowDiagram」 D.J.Hatle
y,I.A.Pirblhai 著、「リアルタイム・
システムの構造化分析」、日経BP社1989年、参
照) 上記の参考文献に示される通り、 ・GUΙ部品やモジュールの状態を円図形で表す ・データ領域の名称を二重線図形で表す ・データと状態の間のデータフローを自然言語と実線矢
印図形で表す ・状態間のコントロールフローを自然言語と破線矢印図
形で表す の図形表記方式を用いることによって、アプリの開発を
行う開発方式である。 (c)OMT図方式(「Object−Oriente
d Modelingand Design」 J.R
umbaugh,M.Blaha,W.Premerl
ani,F.Eddy,W.Lorensen著、「O
bject−Oriented Modeling a
nd Design」、Prentice Hall社
1991年、参照) 上記の参考文献で示される通り、システムをオブジェク
ト指向(「オブジェクト指向」S.シュレイヤー,S.
J.メラー著、「オブジェクト指向−システム分析
−」、啓学出版1990年、参考)分折・設計・開発
し、表記法によって分析・設計・開発結果を記述する開
発方式。クラス/オブジェクトの関連は、「オブジェク
ト図」と呼ばれる表記法で記述する。
DataFlowDiagram,CFD:Contr
olFlowDiagram」 D.J.Hatle
y,I.A.Pirblhai 著、「リアルタイム・
システムの構造化分析」、日経BP社1989年、参
照) 上記の参考文献に示される通り、 ・GUΙ部品やモジュールの状態を円図形で表す ・データ領域の名称を二重線図形で表す ・データと状態の間のデータフローを自然言語と実線矢
印図形で表す ・状態間のコントロールフローを自然言語と破線矢印図
形で表す の図形表記方式を用いることによって、アプリの開発を
行う開発方式である。 (c)OMT図方式(「Object−Oriente
d Modelingand Design」 J.R
umbaugh,M.Blaha,W.Premerl
ani,F.Eddy,W.Lorensen著、「O
bject−Oriented Modeling a
nd Design」、Prentice Hall社
1991年、参照) 上記の参考文献で示される通り、システムをオブジェク
ト指向(「オブジェクト指向」S.シュレイヤー,S.
J.メラー著、「オブジェクト指向−システム分析
−」、啓学出版1990年、参考)分折・設計・開発
し、表記法によって分析・設計・開発結果を記述する開
発方式。クラス/オブジェクトの関連は、「オブジェク
ト図」と呼ばれる表記法で記述する。
【0016】・クラスを矩形図形で表示し、クラス名、
メンバ名を自然言語で記述する ・クラス間の関係は、一端を ○1対多で関連する場合は多側を黒丸図形 ○継承関係は子側を三角図形 ○集約関係は親側を菱形図形 で表記し、互いの端を実線で接続する ・クラス間の関係は、自然言語で記述するオブジェクト
の内部状態は、「状態遷移図」または「DFD/CF
D」で表記する。
メンバ名を自然言語で記述する ・クラス間の関係は、一端を ○1対多で関連する場合は多側を黒丸図形 ○継承関係は子側を三角図形 ○集約関係は親側を菱形図形 で表記し、互いの端を実線で接続する ・クラス間の関係は、自然言語で記述するオブジェクト
の内部状態は、「状態遷移図」または「DFD/CF
D」で表記する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では以下の
ような問題を産み出していた。
ような問題を産み出していた。
【0018】1.開発装置を用いない場合 開発者は製品に対する全ての要求仕様を実装言語によっ
て設計し、実装言語によってプログラミングするため、
製品開発には ・多大な工数が必要 ・開発者の経験、知識が必要 ・開発者ごとに品質が異なるといった問題点が生ずる 2.一般的なGUΙアプリを設計開発する場合で、特に
汎用GUΙビルダを用いる場合 (a)GUΙビルダを用いる場合で、GUΙビルダがG
UΙ部品の配置、色、形の属性が編集可能な場合。
て設計し、実装言語によってプログラミングするため、
製品開発には ・多大な工数が必要 ・開発者の経験、知識が必要 ・開発者ごとに品質が異なるといった問題点が生ずる 2.一般的なGUΙアプリを設計開発する場合で、特に
汎用GUΙビルダを用いる場合 (a)GUΙビルダを用いる場合で、GUΙビルダがG
UΙ部品の配置、色、形の属性が編集可能な場合。
【0019】・画面配置情報、属性情報しか編集・開発
できない ・イベントによって生ずるアプリの処理を開発装置を用
いて設計・開発できないといった問題が生ずる。
できない ・イベントによって生ずるアプリの処理を開発装置を用
いて設計・開発できないといった問題が生ずる。
【0020】(b)GUΙビルダによってGUΙ部品の
配置、色、形の属性に加えて、イベントを設定・編集可
能な場合。
配置、色、形の属性に加えて、イベントを設定・編集可
能な場合。
【0021】・開発装置によってアプリの処理内容を実
行するため手続きは生成されるが、アプリの処理内容は
実装言語による開発が必要である ・モジュールへのデータフロー、コントロールフローが
明示的に記述できないといった問題が生ずる。
行するため手続きは生成されるが、アプリの処理内容は
実装言語による開発が必要である ・モジュールへのデータフロー、コントロールフローが
明示的に記述できないといった問題が生ずる。
【0022】(c)GUΙビルダによってGUΙ部品の
配置、色、形の属性の設定・編集、イベントの設定・編
集に加えて、特定のGUI部品同士のデータフロー、コ
ントロールフローが設定・編集可能な場合。
配置、色、形の属性の設定・編集、イベントの設定・編
集に加えて、特定のGUI部品同士のデータフロー、コ
ントロールフローが設定・編集可能な場合。
【0023】・特定のGUΙ部品同士のデータフロー、
コントロールフローしか設定・編集できない ・汎用的なデータフロー、コントロールフローが明示的
に記述できないため、特定のGUI部品同士以外のデー
タフロー、コトロールフロー、及びGUΙ部品とモジュ
ール間のデータフロー、コントロールフローを設定・編
集する場合は、実装言語による開発が必要である といった問題が生ずる。
コントロールフローしか設定・編集できない ・汎用的なデータフロー、コントロールフローが明示的
に記述できないため、特定のGUI部品同士以外のデー
タフロー、コトロールフロー、及びGUΙ部品とモジュ
ール間のデータフロー、コントロールフローを設定・編
集する場合は、実装言語による開発が必要である といった問題が生ずる。
【0024】また2.の場合は既存の表記法を用いず、
実装言語のソースコードまたはオブジェクトとして生成
するので、データフロー、コントロールフローを表記法
として示すことができない。したがって、 ・データフロー、コントロールフローを視覚的に一望ま
たは参照することが、開発途中または後にできない ・データ、コントロールのインタフェースが、表記法ま
たは開発方式によって統一的に定められていないため、
インタフェースの開発が、開発者のプログラム度量、経
験、理解力に依存してしまう。このため、再利用性、保
守性、品質の低下と、開発工数の増大といった事態を招
く といった問題が生ずる。
実装言語のソースコードまたはオブジェクトとして生成
するので、データフロー、コントロールフローを表記法
として示すことができない。したがって、 ・データフロー、コントロールフローを視覚的に一望ま
たは参照することが、開発途中または後にできない ・データ、コントロールのインタフェースが、表記法ま
たは開発方式によって統一的に定められていないため、
インタフェースの開発が、開発者のプログラム度量、経
験、理解力に依存してしまう。このため、再利用性、保
守性、品質の低下と、開発工数の増大といった事態を招
く といった問題が生ずる。
【0025】3.既存の表記法を用いる開発方式 既存の表記法は一般的なアプリ開発に適用されるもので
あり、GUΙアプリ開発に特化していない。このことか
ら、以下のような問題が生ずる。
あり、GUΙアプリ開発に特化していない。このことか
ら、以下のような問題が生ずる。
【0026】(a)状態遷移図方式 状態遷移図はGUI部品とモジュールの状態と、状態を
遷移する条件式のみを記述したものであり、以下の点で
表記力が不足している。
遷移する条件式のみを記述したものであり、以下の点で
表記力が不足している。
【0027】・イベント発生後常に一定の状態に復帰す
る(イベントループと呼ばれる)状態から、イベントに
よって状態を変えて処理を実行する、「イベントドリブ
ン」と呼ばれる処理方式を状態遷移図で記述する場合、
状態遷移は「イベントループ状態」→「処理状態」→
「イベントループ状態」という単純な記述となり、イベ
ント発生後のコントロールフローを正確に表現できな
い。
る(イベントループと呼ばれる)状態から、イベントに
よって状態を変えて処理を実行する、「イベントドリブ
ン」と呼ばれる処理方式を状態遷移図で記述する場合、
状態遷移は「イベントループ状態」→「処理状態」→
「イベントループ状態」という単純な記述となり、イベ
ント発生後のコントロールフローを正確に表現できな
い。
【0028】・状態遷移を起こさせるイベントを明示的
に記述する場合、同一のイベントによって生ずる複数の
遷移後の状態を関連づけて表記することができない ・同一のイベントによって複数の処理をさせる場合、複
数の状態の繋がりや処理順序を明示的に表記することが
できない ・状態の遷移とデータフロー、コントロールフローを、
明示的に区別して記述できない (b)DFD/CFD図方式 DFD/CFDをGUΙアプリ開発方式にする場合、以
下の問題点が生ずる。 ・イベントの発火原因を明示的に記述できない ・データフローとコントロールフローを同時に表現でき
ない ・状態を円図形で表すため、イベントドリブンと呼ばれ
る処理方式であるGUΙアプリでは、状態遷移図による
表記と同様の問題点を持つ ・データフロー、コントロールフローの順序が明示的に
記述できない (c)OMΤ図方式 OMT図に代表されるオブジェクト指向分析・設計・開
発によって表記する開発方式では、以下のような問題点
が生ずる。
に記述する場合、同一のイベントによって生ずる複数の
遷移後の状態を関連づけて表記することができない ・同一のイベントによって複数の処理をさせる場合、複
数の状態の繋がりや処理順序を明示的に表記することが
できない ・状態の遷移とデータフロー、コントロールフローを、
明示的に区別して記述できない (b)DFD/CFD図方式 DFD/CFDをGUΙアプリ開発方式にする場合、以
下の問題点が生ずる。 ・イベントの発火原因を明示的に記述できない ・データフローとコントロールフローを同時に表現でき
ない ・状態を円図形で表すため、イベントドリブンと呼ばれ
る処理方式であるGUΙアプリでは、状態遷移図による
表記と同様の問題点を持つ ・データフロー、コントロールフローの順序が明示的に
記述できない (c)OMΤ図方式 OMT図に代表されるオブジェクト指向分析・設計・開
発によって表記する開発方式では、以下のような問題点
が生ずる。
【0029】・オブジェクト図はオブジェクト、クラス
間の関係を表すものであり、アプリ動作時のデータフロ
ー、コントロールフローを表現していない ・オブジェクト図はイベントの発火原因を明示的に記述
できない ・オブジェクト図は処理順序を記述できない ・オブジェクト内部の表記法は状態遷移図またはDFD
/CFDを用いるため、状態遷移図、DFD/CFDを
表記法に用いる問題点が生じる 本発明は上述の従来技術の問題点を解決するために提案
されたものであり、その第1の目的は、開発方式及び開
発方式に基づく開発装置により、従来の実装言語によっ
て行うプログラミングに基づく開発方式以上の開発工数
の削減効果、開発者の経験や知識の補完効果、品質の向
上を得ることにある。
間の関係を表すものであり、アプリ動作時のデータフロ
ー、コントロールフローを表現していない ・オブジェクト図はイベントの発火原因を明示的に記述
できない ・オブジェクト図は処理順序を記述できない ・オブジェクト内部の表記法は状態遷移図またはDFD
/CFDを用いるため、状態遷移図、DFD/CFDを
表記法に用いる問題点が生じる 本発明は上述の従来技術の問題点を解決するために提案
されたものであり、その第1の目的は、開発方式及び開
発方式に基づく開発装置により、従来の実装言語によっ
て行うプログラミングに基づく開発方式以上の開発工数
の削減効果、開発者の経験や知識の補完効果、品質の向
上を得ることにある。
【0030】第2の目的は、画面配置情報、属性情報だ
けでなく、イベント情報、モジュール情報、および、イ
ベント情報とモジュール情報との関係付けを、本発明に
よって提案する表記方式に基づく開発方式によって開発
することにより、これら画面配置情報、属性情報、およ
びイベント情報とモジュール情報の関係付けを同時に設
定・編集し、これによってイベント情報等を設定・編集
することができなかった従来技術を用いたGUΙアプリ
開発方式の問題点を解決することにある。
けでなく、イベント情報、モジュール情報、および、イ
ベント情報とモジュール情報との関係付けを、本発明に
よって提案する表記方式に基づく開発方式によって開発
することにより、これら画面配置情報、属性情報、およ
びイベント情報とモジュール情報の関係付けを同時に設
定・編集し、これによってイベント情報等を設定・編集
することができなかった従来技術を用いたGUΙアプリ
開発方式の問題点を解決することにある。
【0031】第3の目的は、GUΙビルダを利用するこ
とによって従来技術では明示的に設定・編集できなかっ
たGUI部品とモジュール間のデータフロー、コントロ
ールフローを、本発明によって提案する表記方式に基づ
く開発方式によって、明示的に開発できるようにするこ
とにある。
とによって従来技術では明示的に設定・編集できなかっ
たGUI部品とモジュール間のデータフロー、コントロ
ールフローを、本発明によって提案する表記方式に基づ
く開発方式によって、明示的に開発できるようにするこ
とにある。
【0032】第4の目的は、GUI部品の種類によらな
いデータフロー、コントロールフローの設定・編集方式
を提案することにより、特定のGUI部品同士のデータ
フロー、コントロールフローしか設定・編集できない、
あるいは、GUΙ部品とモジュール間のデータフロー、
コントロールフローしか設定・編集できない、といった
従来技術のGUΙアプリ開発方式の問題点を解決するこ
とにある。
いデータフロー、コントロールフローの設定・編集方式
を提案することにより、特定のGUI部品同士のデータ
フロー、コントロールフローしか設定・編集できない、
あるいは、GUΙ部品とモジュール間のデータフロー、
コントロールフローしか設定・編集できない、といった
従来技術のGUΙアプリ開発方式の問題点を解決するこ
とにある。
【0033】第5の目的は、従来技術では困難であった
GUI画面設定状態と、データフロー、コントロールフ
ローとの関連を、開発途中に視覚的に一望できる機能ま
たは部分的に参照する機能を、本発明が提案する表記方
式に基づく開発方式により、実現することにある。
GUI画面設定状態と、データフロー、コントロールフ
ローとの関連を、開発途中に視覚的に一望できる機能ま
たは部分的に参照する機能を、本発明が提案する表記方
式に基づく開発方式により、実現することにある。
【0034】第6の目的は、第5の目的の実現により、
開発時に於けるGUΙ画面設定状態とデータ、コントロ
ールのインタフェースを、本発明が提案する開発方式に
よって統一することにより、このインタフェースを利用
するGUI部品及びモジュール及びデータ構造の再利用
性の向上、保守性の向上、品質の向上と言った目的を得
ることにある。
開発時に於けるGUΙ画面設定状態とデータ、コントロ
ールのインタフェースを、本発明が提案する開発方式に
よって統一することにより、このインタフェースを利用
するGUI部品及びモジュール及びデータ構造の再利用
性の向上、保守性の向上、品質の向上と言った目的を得
ることにある。
【0035】第7の目的は、本発明が提案するGUΙア
プリ開発方式により、実行可能なGUΙアプリのデータ
フロー、コントロールフロー、イベントの発火原因を明
示的に表記することにより、状態遷移図などの既存の一
般的なアプリ設計・開発のための表記法の問題点を解決
することにある。
プリ開発方式により、実行可能なGUΙアプリのデータ
フロー、コントロールフロー、イベントの発火原因を明
示的に表記することにより、状態遷移図などの既存の一
般的なアプリ設計・開発のための表記法の問題点を解決
することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明では、GUΙ部品、データ構
造、モジュール、データフロー、コントロールフロー、
これらの関係、イベント及びコントロールフローの順序
の各要素を同一画面上で表記する手段と、前記同一画面
上で、前記表記された各要素間の関連付けを行う手段と
を具備することを特徴とする、GUIアプリケーション
開発装置が提供される。
め、請求項1記載の本発明では、GUΙ部品、データ構
造、モジュール、データフロー、コントロールフロー、
これらの関係、イベント及びコントロールフローの順序
の各要素を同一画面上で表記する手段と、前記同一画面
上で、前記表記された各要素間の関連付けを行う手段と
を具備することを特徴とする、GUIアプリケーション
開発装置が提供される。
【0037】請求項2記載の本発明では、請求項1記載
のGUIアプリケーション開発装置であって、上記の関
連付けを行う手段が、GUΙ部品、データ構造及びモジ
ュールを同一画面上に同時に1つ以上表記し、1つ以上
のデータフロー表記、1つ以上のコントロールフロー表
記、データフロー表記とコントロールフロー表記の1つ
以上の組み合わせ、関係表記、イベント表記、コントロ
ールフローの順序表記、または関係表記とイベント表記
とコントロールフローの順序表記の1つ以上の組み合わ
せを用いて、これらをGUΙ部品、データ構造及びモジ
ュール表記と同一画面上に同時に表記することで、GU
Ι部品、データ構造、モジュール、データフロー及びコ
ントロールフロー表記を関係付け、コントロールフロー
の順序表記によってイベント表記と他の表記とを関連付
けるものであることを特徴とする、GUIアプリケーシ
ョン開発装置が提供される。
のGUIアプリケーション開発装置であって、上記の関
連付けを行う手段が、GUΙ部品、データ構造及びモジ
ュールを同一画面上に同時に1つ以上表記し、1つ以上
のデータフロー表記、1つ以上のコントロールフロー表
記、データフロー表記とコントロールフロー表記の1つ
以上の組み合わせ、関係表記、イベント表記、コントロ
ールフローの順序表記、または関係表記とイベント表記
とコントロールフローの順序表記の1つ以上の組み合わ
せを用いて、これらをGUΙ部品、データ構造及びモジ
ュール表記と同一画面上に同時に表記することで、GU
Ι部品、データ構造、モジュール、データフロー及びコ
ントロールフロー表記を関係付け、コントロールフロー
の順序表記によってイベント表記と他の表記とを関連付
けるものであることを特徴とする、GUIアプリケーシ
ョン開発装置が提供される。
【0038】請求項3記載の本発明では、請求項1また
は2記載のGUIアプリケーション開発装置であって、
前記画面上で視覚的に各表記の編集を可能とする手段を
備えることを特徴とする、GUIアプリケーション開発
装置が提供される。
は2記載のGUIアプリケーション開発装置であって、
前記画面上で視覚的に各表記の編集を可能とする手段を
備えることを特徴とする、GUIアプリケーション開発
装置が提供される。
【0039】請求項4記載の本発明では、請求項1〜3
記載のいずれかに記載のGUIアプリケーション開発装
置であって、前記要素の関連付けがされた図面またはG
UΙアプリケーションに基づきソースコードまたは実行
可能なGUΙアプリケーションを生成する手段をさらに
具備することを特徴とする、GUΙアプリケーション開
発装置が提供される。
記載のいずれかに記載のGUIアプリケーション開発装
置であって、前記要素の関連付けがされた図面またはG
UΙアプリケーションに基づきソースコードまたは実行
可能なGUΙアプリケーションを生成する手段をさらに
具備することを特徴とする、GUΙアプリケーション開
発装置が提供される。
【0040】請求項5記載の本発明では、GUΙ部品、
データ構造、モジュール、データフロー、コントロール
フロー、これらの関係、イベント及びコントロールフロ
ーの順序の各要素を同一画面上で表記する工程と、前記
同一画面上で、前記表記された各要素間の関連付けを行
う工程とを具備することを特徴とする、GUIアプリケ
ーション開発方法が提供される。
データ構造、モジュール、データフロー、コントロール
フロー、これらの関係、イベント及びコントロールフロ
ーの順序の各要素を同一画面上で表記する工程と、前記
同一画面上で、前記表記された各要素間の関連付けを行
う工程とを具備することを特徴とする、GUIアプリケ
ーション開発方法が提供される。
【0041】請求項6記載の本発明では、請求項5記載
のGUIアプリケーション開発方法であって、上記の関
連付けを行う工程が、GUΙ部品、データ構造及びモジ
ュールを同一画面上に同時に1つ以上表記する工程と、
1つ以上のデータフロー表記、1つ以上のコントロール
フロー表記、データフロー表記とコントロールフロー表
記の1つ以上の組み合わせ、関係表記、イベント表記、
コントロールフローの順序表記、または関係表記とイベ
ント表記とコントロールフローの順序表記の1つ以上の
組み合わせを用いて、これらをGUΙ部品、データ構造
及びモジュール表記と同一画面上に同時に表記すること
で、GUΙ部品、データ構造、モジュール、データフロ
ー及びコントロールフロー表記を関係付け、コントロー
ルフローの順序表記によってイベント表記と他の表記と
を関連付ける工程とを具備することを特徴とする、GU
Iアプリケーション開発方法が提供される。
のGUIアプリケーション開発方法であって、上記の関
連付けを行う工程が、GUΙ部品、データ構造及びモジ
ュールを同一画面上に同時に1つ以上表記する工程と、
1つ以上のデータフロー表記、1つ以上のコントロール
フロー表記、データフロー表記とコントロールフロー表
記の1つ以上の組み合わせ、関係表記、イベント表記、
コントロールフローの順序表記、または関係表記とイベ
ント表記とコントロールフローの順序表記の1つ以上の
組み合わせを用いて、これらをGUΙ部品、データ構造
及びモジュール表記と同一画面上に同時に表記すること
で、GUΙ部品、データ構造、モジュール、データフロ
ー及びコントロールフロー表記を関係付け、コントロー
ルフローの順序表記によってイベント表記と他の表記と
を関連付ける工程とを具備することを特徴とする、GU
Iアプリケーション開発方法が提供される。
【0042】請求項7記載の本発明では、請求項5また
は6記載のGUIアプリケーション開発方法であって、
前記要素の関連付けがされた図面またはGUΙアプリケ
ーションに基づきソースコードまたは実行可能なGUΙ
アプリケーションを生成する工程をさらに具備すること
を特徴とする、GUΙアプリケーション開発方法が提供
される。
は6記載のGUIアプリケーション開発方法であって、
前記要素の関連付けがされた図面またはGUΙアプリケ
ーションに基づきソースコードまたは実行可能なGUΙ
アプリケーションを生成する工程をさらに具備すること
を特徴とする、GUΙアプリケーション開発方法が提供
される。
【0043】本発明によれば、第1に従来の実装言語に
よって行うプログラミングに基づく開発方式以上の開発
工数の削減効果、開発者の経験、知識の補完効果、品質
の向上を得ることができる。
よって行うプログラミングに基づく開発方式以上の開発
工数の削減効果、開発者の経験、知識の補完効果、品質
の向上を得ることができる。
【0044】第2に、画面配置情報、属性情報だけでな
く、イベント情報、モジュール情報、および、イベント
情報とモジュール情報との関係付けを表記することがで
き、これによりイベント情報等を設定・編集することが
できなかった従来技術を用いたGUΙアプリ開発方式以
上の開発工数の削減効果と品質の向上を得ることができ
る。
く、イベント情報、モジュール情報、および、イベント
情報とモジュール情報との関係付けを表記することがで
き、これによりイベント情報等を設定・編集することが
できなかった従来技術を用いたGUΙアプリ開発方式以
上の開発工数の削減効果と品質の向上を得ることができ
る。
【0045】第3に、GUΙ部品とモジュール間のデー
タフロー、コントロールフローを、明示的に表記できる
ことにより、従来実装言語によって実装する必要があっ
たデータフロー、コントロールフローを図形的な表記法
によって記述することができるようになると共に、従来
技術を用いたGUIアプリ開発方式以上のGUΙアプリ
の開発工数の削減効果、品質の向上を得ることができ
る。
タフロー、コントロールフローを、明示的に表記できる
ことにより、従来実装言語によって実装する必要があっ
たデータフロー、コントロールフローを図形的な表記法
によって記述することができるようになると共に、従来
技術を用いたGUIアプリ開発方式以上のGUΙアプリ
の開発工数の削減効果、品質の向上を得ることができ
る。
【0046】第4に、開発時に於けるGUΙ画面設定状
態とデータ、コントロールのインタフェースを、本発明
が提案する開発方式によって統一することにより、この
インタフェースを利用するGUΙ部品及びモジュール及
びデータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の
向上と言った目的を得ることができる。
態とデータ、コントロールのインタフェースを、本発明
が提案する開発方式によって統一することにより、この
インタフェースを利用するGUΙ部品及びモジュール及
びデータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の
向上と言った目的を得ることができる。
【0047】第5に、GUΙアプリの開発の特徴である
イベントドリブン方式のアプリ開発に準じた図形表記的
手法を提案することにより、従来の図形表記的手法によ
る一般的なアプリ開発方式に比べて、格段に記述力が明
確になり、かつ、実装言語との親和性が向上でき、開発
者のプログラム作成工数を従来技術による開発方式以上
に削減することができる。
イベントドリブン方式のアプリ開発に準じた図形表記的
手法を提案することにより、従来の図形表記的手法によ
る一般的なアプリ開発方式に比べて、格段に記述力が明
確になり、かつ、実装言語との親和性が向上でき、開発
者のプログラム作成工数を従来技術による開発方式以上
に削減することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0049】GUIアプリの構成GUΙアプリの開発に
於ては、大きく分けて以下の要素を開発する必要があ
る。
於ては、大きく分けて以下の要素を開発する必要があ
る。
【0050】・GUI部品 ・変数 ・モジュール これらの要素を、データフローとコントロールフローに
よって結び付ける。
よって結び付ける。
【0051】これには、上記各要素に付随する ・イベント(コントロールフローの発火要因) ・データ名称 ・データ型 ・モジュールインタフェース ・データアクセスインタフェース を組み合わせることになる。
【0052】GUI部品 1つのGUΙ部品は以下の情報から構成される。
【0053】・GUΙ部品の見た目を表示するために必
要な、サイズ、線の太さ、線のべクトル等から構成され
る図形情報 ・GUΙ部品の見た目の可変部分(例えばサイズ、色
等)を表す可変部分(以下、パラメータ)の名称と、パ
ラメータの実体値を格納する変数エリア、及びパラメー
タの型、及び、パラメータにアクセスするためのアクセ
ス関数、及びパラメータがどのような条件下で読み書き
可能かどうかを表す制約条件からなる、パラメータ情報 ・GUΙ部品が受け付けることができるイベントの名
称、型、イベントを発生することができる条件、イベン
トによって実行できるメソッドの名称からなる、イベン
ト情報 「GUI部品」の実施形態の一例としては、例えば米国
マサチューセッツ工科大学の開発したX Window System
version 11(X11と略す)のウィジェットと呼ばれるモ
ジュールがある。ウィジェットは、ボタンやラベルな
ど、GUΙ部品の見た目を表示し、部品毎に固有の変数
エリア(X11ではリソースと呼ばれる)、リソースや見
た目の変更を扱うためのアクセス関数から構成されてい
る。
要な、サイズ、線の太さ、線のべクトル等から構成され
る図形情報 ・GUΙ部品の見た目の可変部分(例えばサイズ、色
等)を表す可変部分(以下、パラメータ)の名称と、パ
ラメータの実体値を格納する変数エリア、及びパラメー
タの型、及び、パラメータにアクセスするためのアクセ
ス関数、及びパラメータがどのような条件下で読み書き
可能かどうかを表す制約条件からなる、パラメータ情報 ・GUΙ部品が受け付けることができるイベントの名
称、型、イベントを発生することができる条件、イベン
トによって実行できるメソッドの名称からなる、イベン
ト情報 「GUI部品」の実施形態の一例としては、例えば米国
マサチューセッツ工科大学の開発したX Window System
version 11(X11と略す)のウィジェットと呼ばれるモ
ジュールがある。ウィジェットは、ボタンやラベルな
ど、GUΙ部品の見た目を表示し、部品毎に固有の変数
エリア(X11ではリソースと呼ばれる)、リソースや見
た目の変更を扱うためのアクセス関数から構成されてい
る。
【0054】変数 「変数」の実施形態の一例としては、GUI部品で利用
されるリソースなどの変数や、言語処理系で利用される
データ型を持つ変数や、モジュールで利用される開発者
が定義したデータ型の変数などがある。本発明に於て
は、この変数を、「バインダ・プレート(ΒPと略
す)」と称する特殊な変数で表現する。
されるリソースなどの変数や、言語処理系で利用される
データ型を持つ変数や、モジュールで利用される開発者
が定義したデータ型の変数などがある。本発明に於て
は、この変数を、「バインダ・プレート(ΒPと略
す)」と称する特殊な変数で表現する。
【0055】ΒPは、GUΙ部品同士あるいはGUΙ部
品とモジュールとのデータ、制御の流れを表現するため
の唯一の変数とする。また、ΒΡはデータの実体を確保
するデータエリアを持っており、かつ、データエリアに
アクセスするための関数インタフェースを持つ。この関
数インタフェースを、「バインダ・メソッド(メソッド
と略す)」と呼ぶことにする。
品とモジュールとのデータ、制御の流れを表現するため
の唯一の変数とする。また、ΒΡはデータの実体を確保
するデータエリアを持っており、かつ、データエリアに
アクセスするための関数インタフェースを持つ。この関
数インタフェースを、「バインダ・メソッド(メソッド
と略す)」と呼ぶことにする。
【0056】BPで扱うデータの型は、 ・文字列(コンピュータの実装上の内部符号列) ・実数型数値 ・他のΒPの集まり(C言語(「C言語」 B.W.カ
−ニハン,D.M.リッチー著、「プログラミング言語
C」、共立出版1981年)実装系では構造体と呼ぶ実
装例がある)とする。
−ニハン,D.M.リッチー著、「プログラミング言語
C」、共立出版1981年)実装系では構造体と呼ぶ実
装例がある)とする。
【0057】ΒPのアクセス関数の内部には、GUΙ部
品で扱うデータ型とΒPで扱うデータ型との型変換を扱
うメカニズムを設ける。
品で扱うデータ型とΒPで扱うデータ型との型変換を扱
うメカニズムを設ける。
【0058】例えばX11の実施形態の一例では、「Xt C
onver And Store(‥)」というC言語インタフェースの
関数を用意している。この関数は、与えられた2種類の
変数型に対して内部マトリクスを参照し、2つの変数型
から得られるマトリクス中の交点に位置する、予め用意
された変換関数を呼び出すことにより、与えられた2種
類の変数型をどちらか一方の型に変換して統一すること
が可能となっている。またオブジェクト指向言語の実施
形態では、このメカニズムは、「ポリモルフィズム」
(「ポリモルフィズム」 異るデータ型(オブジェク
ト)に同一のメッセージパッシングをした場合に各々の
オブジェクトが異る応答をすること。S.シユレイヤ
ー,S.J.メラー著、「オブジェクト指向−システム
分析−」、啓学出版1990年、参考)や「オーバーロ
ーディング」(「オーバーローディング」 1つのオブ
ジェクトに同じメッセージ・パッシングをした場合、メ
ッセージの引数(異なるデータ型)に応じた処理(応
答)を行うこと S.シュレイヤー,S.J.メラー
著、「オブジェクト指向−システム分析−」、啓学出版
1990)といった技法によって実現されている。
onver And Store(‥)」というC言語インタフェースの
関数を用意している。この関数は、与えられた2種類の
変数型に対して内部マトリクスを参照し、2つの変数型
から得られるマトリクス中の交点に位置する、予め用意
された変換関数を呼び出すことにより、与えられた2種
類の変数型をどちらか一方の型に変換して統一すること
が可能となっている。またオブジェクト指向言語の実施
形態では、このメカニズムは、「ポリモルフィズム」
(「ポリモルフィズム」 異るデータ型(オブジェク
ト)に同一のメッセージパッシングをした場合に各々の
オブジェクトが異る応答をすること。S.シユレイヤ
ー,S.J.メラー著、「オブジェクト指向−システム
分析−」、啓学出版1990年、参考)や「オーバーロ
ーディング」(「オーバーローディング」 1つのオブ
ジェクトに同じメッセージ・パッシングをした場合、メ
ッセージの引数(異なるデータ型)に応じた処理(応
答)を行うこと S.シュレイヤー,S.J.メラー
著、「オブジェクト指向−システム分析−」、啓学出版
1990)といった技法によって実現されている。
【0059】これらのメカニズムによって、異なる変数
型を、ΒP内部で用意する型で保存し、ΒPという統一
されたデータでGUΙ部品とモジュール同士を接続する
ことが可能となる。
型を、ΒP内部で用意する型で保存し、ΒPという統一
されたデータでGUΙ部品とモジュール同士を接続する
ことが可能となる。
【0060】勿論、全ての汎用的なGUΙアプリに対し
て、無限の型を用意することは事実上不可能であり、本
発明では製品のGUΙアプリに必要最大限の型と、これ
ら変数型とΒPの3種類の型に対する有限個の型変換が
予め用意され実装されたΒPを対象とするものである。
て、無限の型を用意することは事実上不可能であり、本
発明では製品のGUΙアプリに必要最大限の型と、これ
ら変数型とΒPの3種類の型に対する有限個の型変換が
予め用意され実装されたΒPを対象とするものである。
【0061】ΒPのC言語での実装の一例を以下に記
す。
す。
【0062】
【表1】 ΒPをC言語の構造体によって設計し、そのメンバの1
番目はΒPの型を表す識別子、メンバの2番目は文字列
の最大長さ、3番目は共用体と呼ばれる、データエリア
を表している。
番目はΒPの型を表す識別子、メンバの2番目は文字列
の最大長さ、3番目は共用体と呼ばれる、データエリア
を表している。
【0063】モジュール モジュールは、利用者または製品が要求する処理内容を
実現するソフトウェア機能の実装である。モジュールは
同一プロセスである必要はなく、またコンピュータネッ
トワークを介して他のコンピュータシステム上にあって
もよい。
実現するソフトウェア機能の実装である。モジュールは
同一プロセスである必要はなく、またコンピュータネッ
トワークを介して他のコンピュータシステム上にあって
もよい。
【0064】本発明では、予め典型的な幾つかのモジュ
ールがある製品に於て、モジュールのソフトウェア上の
インタフェース(関数インタフェース、変数の型)を定
めることによって、後述する図形的な表記方式と他のモ
ジュールとの接続の表記を実現することが可能となる。
本発明では、ΒPによってモジュールのインタフェース
を統一する。C言語による実装の一例を以下に挙げる。
ールがある製品に於て、モジュールのソフトウェア上の
インタフェース(関数インタフェース、変数の型)を定
めることによって、後述する図形的な表記方式と他のモ
ジュールとの接続の表記を実現することが可能となる。
本発明では、ΒPによってモジュールのインタフェース
を統一する。C言語による実装の一例を以下に挙げる。
【0065】
【表2】 型ΒPは、製品の範囲で定められた実装言語の型の何れ
かを表す。モジュールインタフェースは、実装言語上の
型を隠蔽した、便宜上の変数の指標(C言語ではポイン
タと呼ばれる)を、モジュールが必要とするΒP変数の
数だけ上記例では2行目から5行目の如く羅列すること
によって表現する。
かを表す。モジュールインタフェースは、実装言語上の
型を隠蔽した、便宜上の変数の指標(C言語ではポイン
タと呼ばれる)を、モジュールが必要とするΒP変数の
数だけ上記例では2行目から5行目の如く羅列すること
によって表現する。
【0066】従って、モジュールは、以下の情報より構
成される。
成される。
【0067】・モジュールの名称 ・モジュールの引数の型と順番と意味からなる引数情報 ・モジュールの実行結果から発生するイベントの名称
と、イベントに接続することができるメソッドの名称お
よび、接続条件からなる、イベント情報 イベント 「イベント」はコントロールフローの発火要因を示すも
のである。X11では・ポインタ(マウスなど)移動 ・ポインタボタンの押下、離し、押下中 ・キーボードの押下、離し、押下中 ・他プロセス、他モジュールからの通信呼び出し などが、画一化されたC言語のインタフェースをもつイ
ベントとして検出できるようになっている。本発明でも
イベントを、 ・GUI部品毎 ・モジュール毎 に発生させることができ、イベントの種類を記述できる
ものとする。ただし、イベントの種類は製品によって予
め定められており、かつ、イベントのインタフェースは
画一化されているものとする。メソッド 「メソッド」はΒPとGUI部品およびモジュールを、
データフローおよびコントロールフローによって結び付
けるための関数インタフェースである。
と、イベントに接続することができるメソッドの名称お
よび、接続条件からなる、イベント情報 イベント 「イベント」はコントロールフローの発火要因を示すも
のである。X11では・ポインタ(マウスなど)移動 ・ポインタボタンの押下、離し、押下中 ・キーボードの押下、離し、押下中 ・他プロセス、他モジュールからの通信呼び出し などが、画一化されたC言語のインタフェースをもつイ
ベントとして検出できるようになっている。本発明でも
イベントを、 ・GUI部品毎 ・モジュール毎 に発生させることができ、イベントの種類を記述できる
ものとする。ただし、イベントの種類は製品によって予
め定められており、かつ、イベントのインタフェースは
画一化されているものとする。メソッド 「メソッド」はΒPとGUI部品およびモジュールを、
データフローおよびコントロールフローによって結び付
けるための関数インタフェースである。
【0068】メソッドは、例えばC言語など実装言語の
関数に1対1に対応を取らせることが可能である。ま
た、制御フローによって、メソッドの実行順序を制御す
ることが可能である。
関数に1対1に対応を取らせることが可能である。ま
た、制御フローによって、メソッドの実行順序を制御す
ることが可能である。
【0069】メソッド及び制御フローと、GUI部品の
パラメータ、及びデータ構造であるBP、及びモジュー
ルとを組み合わせることにより、GUI部品のパラメー
タの操作手続き、及びΒPの操作手続き、及びモジュー
ルの処理手続きを、定められた処理手順で実行させるこ
とが可能となる。
パラメータ、及びデータ構造であるBP、及びモジュー
ルとを組み合わせることにより、GUI部品のパラメー
タの操作手続き、及びΒPの操作手続き、及びモジュー
ルの処理手続きを、定められた処理手順で実行させるこ
とが可能となる。
【0070】以下に本発明に於けるメソッドの実施形態
を記す。
を記す。
【0071】SetBP 構文 SetBP(GUI部品from,BPto) SetBP(定数値from,BPto) 内容 ・GUI部品の変数値であるGUI部品fromまたは定数
値である定数値fromのデータ値を、ΒPのデータ値に設
定する、データフローを表す CopyBP 構文 CopyΒΡ(BPfrom,BPto) 内容 ・BPfromのデータ値を、BPtoのBPのデータ値に設
定するデータフローを表す Update 構文 Update(BPfrom,GUI部品to) 内容 ・GUI部品toのデータ値を、BPfromのデータ値によ
って更新するデータフローを表す Οperate 構文 Operate(command,to) 内容 ・command で指定された動作をtoに行わせるコントロー
ルフローを表す ・command =「open」の場合 GUI画面を表示するコントロールフローを実現する。
toはGUI部品の1つ以上の集まりによって構成され
るGUI画面であり、GUI画面の表示手順はGUI部
品の1つまたは1つ以上の全ての部品またはGUI部品
を管理する別プロセスのアプリによって実現される。
値である定数値fromのデータ値を、ΒPのデータ値に設
定する、データフローを表す CopyBP 構文 CopyΒΡ(BPfrom,BPto) 内容 ・BPfromのデータ値を、BPtoのBPのデータ値に設
定するデータフローを表す Update 構文 Update(BPfrom,GUI部品to) 内容 ・GUI部品toのデータ値を、BPfromのデータ値によ
って更新するデータフローを表す Οperate 構文 Operate(command,to) 内容 ・command で指定された動作をtoに行わせるコントロー
ルフローを表す ・command =「open」の場合 GUI画面を表示するコントロールフローを実現する。
toはGUI部品の1つ以上の集まりによって構成され
るGUI画面であり、GUI画面の表示手順はGUI部
品の1つまたは1つ以上の全ての部品またはGUI部品
を管理する別プロセスのアプリによって実現される。
【0072】・command =close の場合 GUI画面を消去するコントロールフローを実現する。
toはGUI部品の1つ以上の集まりによって構成される
GUI画面であり、GUI画面の表示手順はGUI部品
の1つまたは1つ以上の全ての部品またはGUI部品を
管理する別プロセスのアプリによって実現される。
toはGUI部品の1つ以上の集まりによって構成される
GUI画面であり、GUI画面の表示手順はGUI部品
の1つまたは1つ以上の全ての部品またはGUI部品を
管理する別プロセスのアプリによって実現される。
【0073】・command =SetBP,CopyBP,
Updateの場合 当該のメソッドを実行するコントロールフローを実現す
る。toには対応するデータフローが設定される。例えば
Operate メソッドのcommand 引数がSetBPメソッド
である場合は、SetΒΡメソッドがoperate メソッド
が実行されるタイミングで実行されることになる。
Updateの場合 当該のメソッドを実行するコントロールフローを実現す
る。toには対応するデータフローが設定される。例えば
Operate メソッドのcommand 引数がSetBPメソッド
である場合は、SetΒΡメソッドがoperate メソッド
が実行されるタイミングで実行されることになる。
【0074】Request 構文 Request(要求識別子,to,要求語) 内容 ・toで指定したモジュール(例えば、クライアント・サ
ーバシステムに於けるサーバシステム、他のプロセス、
他のモジュール)に対して、定められた要求語によるト
ランザクションを指定した要求識別子で発生させるコン
トロールフローを表す ・要求語に可変データを利用する場合、可変データの内
容はΒPを通じて設定できるものとする。即ち、要求語
にΒPが設定されている場合は、BP部分が実際のΒP
の内容値に置き換わることで、要求語を構成する Calc 構文 Calc(モジュール名,BPto,BPfrom1 ,BP
from2 ,…,BPfrom i )内容 ・モジュール名で指定されるモジュールを、引数ΒP
from1 〜BPfromi で呼び出し、結果をΒPtoに設定す
るコントロールフローを表す 制御フロー コントロールフローの処理順序は次の2方式を用いる。
ーバシステムに於けるサーバシステム、他のプロセス、
他のモジュール)に対して、定められた要求語によるト
ランザクションを指定した要求識別子で発生させるコン
トロールフローを表す ・要求語に可変データを利用する場合、可変データの内
容はΒPを通じて設定できるものとする。即ち、要求語
にΒPが設定されている場合は、BP部分が実際のΒP
の内容値に置き換わることで、要求語を構成する Calc 構文 Calc(モジュール名,BPto,BPfrom1 ,BP
from2 ,…,BPfrom i )内容 ・モジュール名で指定されるモジュールを、引数ΒP
from1 〜BPfromi で呼び出し、結果をΒPtoに設定す
るコントロールフローを表す 制御フロー コントロールフローの処理順序は次の2方式を用いる。
【0075】1.「シーケンシャル」 イベントに付随するコントロールフローを表す各メソッ
ドに対して、正数で表現される順番をつける。アプリ実
行時はこの順序でメソッドが実行され、コントロールフ
ローが発生するものとする。
ドに対して、正数で表現される順番をつける。アプリ実
行時はこの順序でメソッドが実行され、コントロールフ
ローが発生するものとする。
【0076】2.「条件分岐」 構文 SWITCH(ΒP)CASE(expr1) CA
SE(expr2)… 条件・数値的同値(equal)、異値(not equal)、大(gr
eater than)、小(lessthan) ・文字列的同値(equal)、異値(not equal) 動作 ΒPのデータ値である文字列または数値と、expr
1〜exprnで用いられるBPのデータ値を数値的または
文字列的に比較し、条件に一致した時点の付随する処理
(メソッド)を実行するコントロールフローを表す GUI部品の表記 図1に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
シヨン開発方式を実現するGUI部品の表記の一例を示
す。
SE(expr2)… 条件・数値的同値(equal)、異値(not equal)、大(gr
eater than)、小(lessthan) ・文字列的同値(equal)、異値(not equal) 動作 ΒPのデータ値である文字列または数値と、expr
1〜exprnで用いられるBPのデータ値を数値的または
文字列的に比較し、条件に一致した時点の付随する処理
(メソッド)を実行するコントロールフローを表す GUI部品の表記 図1に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
シヨン開発方式を実現するGUI部品の表記の一例を示
す。
【0077】GUI部品は、本発明の開発装置に於て
は、従来技術のGUIビルダと呼ばれる開発装置で用い
られる方式と同様に、ボタンやラベルといった機能要素
毎の、実行時の表示形態と全く同じ表示形態を表記し、
GUI部品の大きさ、名称、リソース値の設定を行う。
GUI部品を表記した図形11をGUI部品シンボルと
呼ぶことにする。
は、従来技術のGUIビルダと呼ばれる開発装置で用い
られる方式と同様に、ボタンやラベルといった機能要素
毎の、実行時の表示形態と全く同じ表示形態を表記し、
GUI部品の大きさ、名称、リソース値の設定を行う。
GUI部品を表記した図形11をGUI部品シンボルと
呼ぶことにする。
【0078】手書きによって表記する場合は、二重線で
表現された矩形13と、矩形中にGUI部品の種類14
と、GUI部品固有の名称15を表す自然言語表記で表
す。例えば、「プッシュボタン第1種類の通し番号23
番」を表す場合は「プッシュボタン01−23」と表記
する。大きさや名称は、リソース値の設定で行うものと
する。リソース値は、別表に記述するものとするが、G
UI部品の表記場所と同一紙面上に記述しておく必要は
ない。
表現された矩形13と、矩形中にGUI部品の種類14
と、GUI部品固有の名称15を表す自然言語表記で表
す。例えば、「プッシュボタン第1種類の通し番号23
番」を表す場合は「プッシュボタン01−23」と表記
する。大きさや名称は、リソース値の設定で行うものと
する。リソース値は、別表に記述するものとするが、G
UI部品の表記場所と同一紙面上に記述しておく必要は
ない。
【0079】BPの表記 図2に本発明の実施形態における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するΒPの表記の一例を示す。
ョン開発方式を実現するΒPの表記の一例を示す。
【0080】ΒPは、本発明の開発装置に於ては、間隔
のある水平二重線21で表記する。二重線の中間にはΒ
Pの名称22を記述するものとする。開発装置では、B
Pの名称及びΒPの初期値、初期値の型の設定・編集が
可能である。ΒPを表記した図形をΒPシンボルと呼ぶ
ことにする。
のある水平二重線21で表記する。二重線の中間にはΒ
Pの名称22を記述するものとする。開発装置では、B
Pの名称及びΒPの初期値、初期値の型の設定・編集が
可能である。ΒPを表記した図形をΒPシンボルと呼ぶ
ことにする。
【0081】手書きによって表記する場合は、二重線と
二重線の間にΒP名称を記述する。BPの初期値、初期
値の型は別表に記述するものとするが、BPの表記場所
と同一紙面上に記述しておく必要はない。
二重線の間にΒP名称を記述する。BPの初期値、初期
値の型は別表に記述するものとするが、BPの表記場所
と同一紙面上に記述しておく必要はない。
【0082】モジュールの表記 図3に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
ション開発方式を実現するモジュールの表記の一例を示
す。
ション開発方式を実現するモジュールの表記の一例を示
す。
【0083】利用者の操作内容に従った処理を行うモジ
ュールや、外部プロセスまたはアプリが動作しているシ
ステム以外の他のシステムは、本発明の開発装置または
手書きに於ては、円図形31と円図形の内部にモジュー
ル名称32または外部プロセス処理名称または外部シス
テム処理名称を記述することで表記する。これをモジュ
ールシンボルと呼ぶことにする。
ュールや、外部プロセスまたはアプリが動作しているシ
ステム以外の他のシステムは、本発明の開発装置または
手書きに於ては、円図形31と円図形の内部にモジュー
ル名称32または外部プロセス処理名称または外部シス
テム処理名称を記述することで表記する。これをモジュ
ールシンボルと呼ぶことにする。
【0084】接続線の表記 図4に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
ション開発方式を実現する接続線の表記の一例を示す GUI部品シンボルやΒPシンボルの関係付けは、次に
説明する接続線によって表記する。
ション開発方式を実現する接続線の表記の一例を示す GUI部品シンボルやΒPシンボルの関係付けは、次に
説明する接続線によって表記する。
【0085】・GUI部品シンボル42やモジュールシ
ンボルと、イベントを表記する図形43との接続は、4
1の如く実線にて接続する ・メソッドによるコントロールフローは、44の如く処
理手順の方向に矢印を設け破線にて接続する ・メソッドによるデータフローは、45の如くデータの
格納される方向に矢印を設け実線にて接続するGUI部
品シンボルやΒPシンボルの間の接続線は、適宜直角に
折れ曲がる折れ線で表記することにより、見易さを実現
する。
ンボルと、イベントを表記する図形43との接続は、4
1の如く実線にて接続する ・メソッドによるコントロールフローは、44の如く処
理手順の方向に矢印を設け破線にて接続する ・メソッドによるデータフローは、45の如くデータの
格納される方向に矢印を設け実線にて接続するGUI部
品シンボルやΒPシンボルの間の接続線は、適宜直角に
折れ曲がる折れ線で表記することにより、見易さを実現
する。
【0086】GUI部品シンボルとの接点は、GUI部
品シンボルの外周またはGUI部品シンボルを内包する
矩形の外周である。BPシンボルとの接続は、ΒPシン
ボルの上辺または下辺である。
品シンボルの外周またはGUI部品シンボルを内包する
矩形の外周である。BPシンボルとの接続は、ΒPシン
ボルの上辺または下辺である。
【0087】イベントの表記 図5に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
ション開発方式を実現するイベントの表記の一例を示
す。
ション開発方式を実現するイベントの表記の一例を示
す。
【0088】イベントは、本発明の開発装置または手書
きによる表記に於ては、矩形の左右端を縦二重線で表記
した矩形図形51で表現する。また、矩形の中央には、
イベントが発生するGUI部品に用意されているイベン
トの名称52を記述する。開発装置はイベント名称を編
集する機能を有する。イベントを表記する図形をイベン
トシンボルと呼ぶことにする。イベントは、イベントが
発生する元であるGUI部品またはモジュールと関係す
る。この関係を、イベントシンボルとGUI部品シンボ
ルまたはモジュールシンボルとを実線の接続線によって
接続することによって表記する。
きによる表記に於ては、矩形の左右端を縦二重線で表記
した矩形図形51で表現する。また、矩形の中央には、
イベントが発生するGUI部品に用意されているイベン
トの名称52を記述する。開発装置はイベント名称を編
集する機能を有する。イベントを表記する図形をイベン
トシンボルと呼ぶことにする。イベントは、イベントが
発生する元であるGUI部品またはモジュールと関係す
る。この関係を、イベントシンボルとGUI部品シンボ
ルまたはモジュールシンボルとを実線の接続線によって
接続することによって表記する。
【0089】コントロールフローの表記 イベントによって発火するコントロールフローは、図4
の44の如く、イベントシンボルの上辺または下辺を出
発点とする破線矢印によって表記する。これをコントロ
ールフローシンボルと呼ぶことにする。
の44の如く、イベントシンボルの上辺または下辺を出
発点とする破線矢印によって表記する。これをコントロ
ールフローシンボルと呼ぶことにする。
【0090】コントロールフローの発火順序は、出発点
近傍の破線の肩に1から始まる正数値を添えることによ
って表現する。
近傍の破線の肩に1から始まる正数値を添えることによ
って表現する。
【0091】コントロールフローシンボルは適宜直角に
折れ曲がる折れ線によって表現し、見易さを確保する。
折れ曲がる折れ線によって表現し、見易さを確保する。
【0092】データフローの表記 イベントによって発火するコントロールフローによって
実行されるデータフローは、図4の符号45の如く、G
UI部品シンボルまたはΒPシンボル間を実線矢印によ
って表記する。これをデータフローシンボルと呼ぶこと
にする。
実行されるデータフローは、図4の符号45の如く、G
UI部品シンボルまたはΒPシンボル間を実線矢印によ
って表記する。これをデータフローシンボルと呼ぶこと
にする。
【0093】データフローシンボルは適宜直角に折れ曲
がる折れ線によって表現し、見易さを確保する。
がる折れ線によって表現し、見易さを確保する。
【0094】メソッドの表記 図6に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
ション開発方式を実現するメソッドの表記の一例を示
す。
ション開発方式を実現するメソッドの表記の一例を示
す。
【0095】メソッドは、コントロールフローシンボル
またはデータフローシンボルの線の近傍に、メソッド名
を記述することによって表記する。本発明の開発装置に
於ては、メソッド名を設定できる機能を有する。
またはデータフローシンボルの線の近傍に、メソッド名
を記述することによって表記する。本発明の開発装置に
於ては、メソッド名を設定できる機能を有する。
【0096】SetBP データフローシンボルで表記する。データフローシンボ
ルの出発点は、GUI部品シンボルまたはイベントシン
ボルである。データフローシンボルの到着点はΒPシン
ボルである。一例を図6(a)に示す。
ルの出発点は、GUI部品シンボルまたはイベントシン
ボルである。データフローシンボルの到着点はΒPシン
ボルである。一例を図6(a)に示す。
【0097】CopyBP データフローシンボルで表記する。データフローシンボ
ルの出発点到着点はΒPシンボルである。一例を図6
(b)に示す。
ルの出発点到着点はΒPシンボルである。一例を図6
(b)に示す。
【0098】Update データフローシンボルで表記する。データフローシンボ
ルの出発点はΒPシンボル、到着点はGUI部品シンボ
ルである。一例を図6(c)に示す。
ルの出発点はΒPシンボル、到着点はGUI部品シンボ
ルである。一例を図6(c)に示す。
【0099】Operate コントロールフローシンボルで表記する。コントロール
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、command がopenまたはclose の場合はGUI部品シ
ンボル、その他の場合はデータフローシンボルである。
一例を図6(d)に示す。
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、command がopenまたはclose の場合はGUI部品シ
ンボル、その他の場合はデータフローシンボルである。
一例を図6(d)に示す。
【0100】Request コントロールフローシンボルで表記する。コントロール
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、モジュールを表記する一例を図6(e)に示す。
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、モジュールを表記する一例を図6(e)に示す。
【0101】Calc コントロールフローシンボルで表記する。コントロール
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、モジュールを表記する。一例を図6(f)に示す。
フローシンボルの出発点はイベントシンボル、到着点
は、モジュールを表記する。一例を図6(f)に示す。
【0102】制御フローの表記 図7に、本発明の実施形態における、GUIアプリケー
ション開発方式を実現する制御フローの表記の一例を示
す。
ション開発方式を実現する制御フローの表記の一例を示
す。
【0103】シーケンシャル制御フローは、図7(a)
の如くイベントシンボルの上辺または下辺にコントロー
ルフローシンボルの出発点を接し、コントロールフロー
シンボルの近傍に1以上の正数値を添えることによって
表記する。本発明の開発装置に於ては、順序を設定でき
る機能を有する。
の如くイベントシンボルの上辺または下辺にコントロー
ルフローシンボルの出発点を接し、コントロールフロー
シンボルの近傍に1以上の正数値を添えることによって
表記する。本発明の開発装置に於ては、順序を設定でき
る機能を有する。
【0104】条件分岐の制御フローは、図7(b)の如
く次のような表記とする。
く次のような表記とする。
【0105】1.条件シンボル 条件の判断元となるBPシンボルを囲うように、菱形図
形71を表記する。これを条件シンボルと呼ぶ。イベン
トシンボルと条件シンボルの上端は破線72で接続す
る。
形71を表記する。これを条件シンボルと呼ぶ。イベン
トシンボルと条件シンボルの上端は破線72で接続す
る。
【0106】2.条件式シンボル 条件シンボルの下端から条件式の数だけ破線73を延長
させて表記し、条件式の数だけ破線矢印を枝分かれさせ
る。これを条件式シンボルと呼ぶ。
させて表記し、条件式の数だけ破線矢印を枝分かれさせ
る。これを条件式シンボルと呼ぶ。
【0107】条件式シンボルは、破線矢印で表記される
コントロールフローシンボルによって構成される。また
条件式シンボルの上方近傍には条件式74を記述し、下
方近傍にはメソッド名称75を記述する。本発明の開発
装置に於ては、条件式及びメソッド名を編集・設定でき
る機能を有する。
コントロールフローシンボルによって構成される。また
条件式シンボルの上方近傍には条件式74を記述し、下
方近傍にはメソッド名称75を記述する。本発明の開発
装置に於ては、条件式及びメソッド名を編集・設定でき
る機能を有する。
【0108】条件式シンボルを表現するコントロールフ
ローシンボルは、GUI部品シンボルまたはデータフロ
ーシンボルまたはモジュールシンボルに接続される。
ローシンボルは、GUI部品シンボルまたはデータフロ
ーシンボルまたはモジュールシンボルに接続される。
【0109】各表記シンボルを接続する方法 上述した各シンボルは、次に示す方法によって接続する
ことにより、GUI部品、変数、モジュール間の具体的
なデータフロー、コントロールフローを表記することが
可能となる。接続方法について説明する。
ことにより、GUI部品、変数、モジュール間の具体的
なデータフロー、コントロールフローを表記することが
可能となる。接続方法について説明する。
【0110】1.GUI部品シンボルからΒPシンボル
へのデータフローGUI部品シンボルからΒPシンボル
へのデータフローは、GUI部品シンボルを出発点、Β
Pシンボルを終点とするデータフローシンボルで表記す
る。この時、各シンボル間で以下のような情報を設定す
る。
へのデータフローGUI部品シンボルからΒPシンボル
へのデータフローは、GUI部品シンボルを出発点、Β
Pシンボルを終点とするデータフローシンボルで表記す
る。この時、各シンボル間で以下のような情報を設定す
る。
【0111】GUI部品シンボルとデータフローシンボ
ルとの接続方法 開発者は、各GUI部品に対して以下の情報を、予め情
報の選択肢が用意されている状態から開発者が適当な情
報を選択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定
する。
ルとの接続方法 開発者は、各GUI部品に対して以下の情報を、予め情
報の選択肢が用意されている状態から開発者が適当な情
報を選択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定
する。
【0112】・接続の対象となるGUI部品シンボルに
命名される、GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID BPシンボルとデータフローシンボルとの接続方法 開発者は、各BPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
命名される、GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID BPシンボルとデータフローシンボルとの接続方法 開発者は、各BPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
【0113】・接続の対象となるΒPシンボルに命名さ
れる、ΒPのID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒΡのID GUI部品のパラメータとBPの型の接続可能性の判定
方法 選択したGUI部品のパラメータの制約条件をGUI部
品パラメータデータベースから判定し、そのパラメータ
に格納されているデータが読み出し可能かどうか、BP
の選択された型に接続可能かどうかを判定する。
れる、ΒPのID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒΡのID GUI部品のパラメータとBPの型の接続可能性の判定
方法 選択したGUI部品のパラメータの制約条件をGUI部
品パラメータデータベースから判定し、そのパラメータ
に格納されているデータが読み出し可能かどうか、BP
の選択された型に接続可能かどうかを判定する。
【0114】データフローシンボルの表記方法 GUI部品シンボルとBPシンボルが接続可能ならばデ
ータフローシンボルを表記する。データフローシンボル
にはデータフローIDを設定する。またデータフローシ
ンボルの近傍に、「SetBP」という文字列を併記
し、「SetBP」メソッドであることを表現する。
ータフローシンボルを表記する。データフローシンボル
にはデータフローIDを設定する。またデータフローシ
ンボルの近傍に、「SetBP」という文字列を併記
し、「SetBP」メソッドであることを表現する。
【0115】接続情報保存方法 GUI部品からΒPへのデータフローは、「SetB
P」メソッドとして実現する。SetBPメソッドの引
数として、以下の情報を保存する。
P」メソッドとして実現する。SetBPメソッドの引
数として、以下の情報を保存する。
【0116】GUI部品from ・接続の対象となるGUI部品シンボルに命名される、
GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID BPto ・接続の対象となるΒPシンボルに命名される、ΒPの
ID ・接続の対象となるΒΡで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のBPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 2.BPシンボルからBPシンボルへのデータフロー ΒPシンボルからΒPシンボルへのデータフローは、Β
Pシンボルを出発点、BPシンボルを終点とするデータ
フローシンボルで表記する。この時、各シンボル間で以
下のような情報を設定する。
GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID BPto ・接続の対象となるΒPシンボルに命名される、ΒPの
ID ・接続の対象となるΒΡで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のBPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 2.BPシンボルからBPシンボルへのデータフロー ΒPシンボルからΒPシンボルへのデータフローは、Β
Pシンボルを出発点、BPシンボルを終点とするデータ
フローシンボルで表記する。この時、各シンボル間で以
下のような情報を設定する。
【0117】BPシンボルとデータフローシンボルとの
接続方法 開発者は、各ΒPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
接続方法 開発者は、各ΒPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
【0118】・接続の対象となるΒPシンボルに命名さ
れる、ΒPのID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 2つのBPの型の接続可能性の判定方法 データフローの始点と終点に位置する各BPのデータ型
の接続可能性の判定は次のように行う。データフローシ
ンボルを始点であるBPシンボルと終点であるBPシン
ボルに接続した状態で、2つのΒPシンボルに定義され
ているΒPの型を取得し、以下のいずれかの場合のみ接
続可能とする。
れる、ΒPのID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 2つのBPの型の接続可能性の判定方法 データフローの始点と終点に位置する各BPのデータ型
の接続可能性の判定は次のように行う。データフローシ
ンボルを始点であるBPシンボルと終点であるBPシン
ボルに接続した状態で、2つのΒPシンボルに定義され
ているΒPの型を取得し、以下のいずれかの場合のみ接
続可能とする。
【0119】・両者の型が同一である場合 ・他方が他のΒPの集まりを表す型の場合で、その集合
の指定されたΒPの示す型と、もう一方のΒPの型とが
同一である場合。例えば、始点が文字列型ΒPであり、
終点が文字列型ΒP3つと実数型ΒP4つの集合体であ
る場合、終点の文字列型ΒPの1番目が接続に指定され
ている場合は、始点と終点の型が同一であると判定す
る。
の指定されたΒPの示す型と、もう一方のΒPの型とが
同一である場合。例えば、始点が文字列型ΒPであり、
終点が文字列型ΒP3つと実数型ΒP4つの集合体であ
る場合、終点の文字列型ΒPの1番目が接続に指定され
ている場合は、始点と終点の型が同一であると判定す
る。
【0120】データフローシンボルの表記方法 ΒP同士の接続が可能な場合は、データフローシンボル
とその近傍に「CopyBP」という文字列を併記す
る。データフローシンボルにはデータフローIDを設定
する。
とその近傍に「CopyBP」という文字列を併記す
る。データフローシンボルにはデータフローIDを設定
する。
【0121】接続情報保存方法 データフローは、「CopyBP」メソッドとして実現
する。CopyBPメソッドの引数として、以下の情報
を保存する。
する。CopyBPメソッドの引数として、以下の情報
を保存する。
【0122】ΒΡfrom,ΒΡto共に… ・接続の対象となるΒΡシンボルに命名される、ΒPの
ID ・接続の対象となるBPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒΡの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 3.ΒPシンボルからGUI部品シンボルへのデータフ
ロー BPシンボルからGUI部品シンボルへのデータフロー
は、ΒPシンボルを出発点、GUI部品シンボルを終点
とするデータフローシンボルで表記する。この時、各シ
ンボル間で以下のような情報を設定する。
ID ・接続の対象となるBPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒΡの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID 3.ΒPシンボルからGUI部品シンボルへのデータフ
ロー BPシンボルからGUI部品シンボルへのデータフロー
は、ΒPシンボルを出発点、GUI部品シンボルを終点
とするデータフローシンボルで表記する。この時、各シ
ンボル間で以下のような情報を設定する。
【0123】BPシンボルとデータフローシンボルとの
接続方法 開発者は、各ΒPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
接続方法 開発者は、各ΒPに対して以下の情報を、予め情報の選
択肢が用意されている状態から開発者が適当な情報を選
択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定する。
【0124】・接続の対象となるΒPシンボルに命名さ
れる、ΒPのID ・接続の対象となるBPで用いる型 ・接続の対象となるBPで用いる型が他のBPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID GUI部品シンボルとデータフローシンボルとの接続方
法 開発者は、各GUI部品に対して以下の情報を、予め情
報の選択肢が用意されている状態から開発者が適当な情
報を選択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定
する。
れる、ΒPのID ・接続の対象となるBPで用いる型 ・接続の対象となるBPで用いる型が他のBPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID GUI部品シンボルとデータフローシンボルとの接続方
法 開発者は、各GUI部品に対して以下の情報を、予め情
報の選択肢が用意されている状態から開発者が適当な情
報を選択するか、もしくは開発者自ら情報の内容を設定
する。
【0125】・接続の対象となるGUI部品シンボルに
命名される、GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID GUI部品のパラメータとBΡの型の接続可能性の判定
方法 選択したGUI部品のパラメータの制約条件を判定し、
そのパラメータに格納されているデータが読み出し可能
かどうか、ΒPの選択された型に接続可能かどうかを判
定する。
命名される、GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID GUI部品のパラメータとBΡの型の接続可能性の判定
方法 選択したGUI部品のパラメータの制約条件を判定し、
そのパラメータに格納されているデータが読み出し可能
かどうか、ΒPの選択された型に接続可能かどうかを判
定する。
【0126】データフローシンボルの表記方法 接続可能である場合、ΒPシンボルからGUI部品シン
ボルヘデータフローシンボルを表記する。またデータフ
ローシンボルの近傍に、「Update」という文字列
を併記する。データフローシンボルにはデータフローI
Dを設定する。
ボルヘデータフローシンボルを表記する。またデータフ
ローシンボルの近傍に、「Update」という文字列
を併記する。データフローシンボルにはデータフローI
Dを設定する。
【0127】接続情報保存方法 ΒPからGUI部品へのデータフローは、「Updat
e」メソッドとして実現する。Up-date メソッドの引数
として、以下の情報を保存する。
e」メソッドとして実現する。Up-date メソッドの引数
として、以下の情報を保存する。
【0128】BPfrom ・接続の対象となるΒPシンボルに命名される、ΒPの
ID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID GUI部品to ・接続の対象となるGUI部品シンボルに命名される、
GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品の種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID 4.イベントシンボルからデータフローシンボルへのコ
ントロールフローイベントシンボルを出発点とし、デー
タフローシンボルを終点とするコントロールフローは、
「Operate 」メソッドで表現される。この時各シンボル
では以下のような情報を設定する。
ID ・接続の対象となるΒPで用いる型 ・接続の対象となるΒPで用いる型が他のΒPの集まり
である場合、その集合の要素の1つを表すΒPのID GUI部品to ・接続の対象となるGUI部品シンボルに命名される、
GUI部品の識別番号(以下、ID) ・接続の対象となるGUI部品シンボルが所属するGU
I部品の種類を表す、GUI部品の種類ID ・接続の対象となるGUI部品の種類が保有しているパ
ラメータ(データ)のうちの1つ及び、そのパラメータ
の型とパラメータの識別番号を表すパラメータID 4.イベントシンボルからデータフローシンボルへのコ
ントロールフローイベントシンボルを出発点とし、デー
タフローシンボルを終点とするコントロールフローは、
「Operate 」メソッドで表現される。この時各シンボル
では以下のような情報を設定する。
【0129】イベントシンボルとGUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルとの接続方法開発者は、イベン
トフローシンボルに対して以下の情報を設定する。
たはモジュールシンボルとの接続方法開発者は、イベン
トフローシンボルに対して以下の情報を設定する。
【0130】・GUI部品シンボルまたはモジュールシ
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
【0131】開発者は、これらイベントに関するイベン
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
【0132】ただし、イベント名称が存在しない場合
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
【0133】イベントシンボルとコントロールフローシ
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0134】・接続の対象となるイベントシンボルに命
名される、イベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとデータフローシンボルと
の接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとデータフロー
シンボルに対して、以下の情報を設定する。
名される、イベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとデータフローシンボルと
の接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとデータフロー
シンボルに対して、以下の情報を設定する。
【0135】・接続の対象となるデータフローシンボル
のデータフローシンボルID ・データフローシンボルに併記されるメソッド名称 メソッド名称は、データフローシンボルが既に定義され
ている場合はその情報であるメソッド名称が利用され
る。定義されていない場合は開発者が設定する。
のデータフローシンボルID ・データフローシンボルに併記されるメソッド名称 メソッド名称は、データフローシンボルが既に定義され
ている場合はその情報であるメソッド名称が利用され
る。定義されていない場合は開発者が設定する。
【0136】コントロールフローとデータフローシンボ
ルとの接続可能性の判定方法 対象となるイベントに設定可能なメソッドと、データフ
ローシンボルに設定されているメソッドとが、一致する
場合は、接続可能と判定される。不一致の場合は、接続
が不可能と判定され、対象となるイベントシンボルを始
点とするコントロールフローは、その終点であるデータ
フローシンボルと接続できない。
ルとの接続可能性の判定方法 対象となるイベントに設定可能なメソッドと、データフ
ローシンボルに設定されているメソッドとが、一致する
場合は、接続可能と判定される。不一致の場合は、接続
が不可能と判定され、対象となるイベントシンボルを始
点とするコントロールフローは、その終点であるデータ
フローシンボルと接続できない。
【0137】コントロールフローシンボルの表記方法 接続が可能な場合は、対象となるイベントシンボルを始
点、データフローシンボルを終点とするコントロールフ
ローシンボルを表記する。
点、データフローシンボルを終点とするコントロールフ
ローシンボルを表記する。
【0138】接続情報保存方法 イベントシンボルからデータフローシンボルへの接続で
は、接続を表すコントロールフローのメソッドとして
「Operate 」が設定される。この時、その引数は以下の
ように設定、情報が保存される。
は、接続を表すコントロールフローのメソッドとして
「Operate 」が設定される。この時、その引数は以下の
ように設定、情報が保存される。
【0139】command コントロールフローシンボルの終点であるデータフロー
に設定されているメソッドの種類と同一のメソッド名
「SetBP」「CopyBP」「Update」のい
ずれかが設定される。
に設定されているメソッドの種類と同一のメソッド名
「SetBP」「CopyBP」「Update」のい
ずれかが設定される。
【0140】to コントロールフローシンボルの終点であるデータフロー
シンボルIDが設定、保存される。
シンボルIDが設定、保存される。
【0141】5.イベントシンボルからモジュールシン
ボルへの「Request」コントロールフローイベントシンボ
ルを出発点とし、モジュールシンボルを終点とする「Re
quest」コントロールフローでは、以下のような情報を
設定する。
ボルへの「Request」コントロールフローイベントシンボ
ルを出発点とし、モジュールシンボルを終点とする「Re
quest」コントロールフローでは、以下のような情報を
設定する。
【0142】イベントシンボルとGUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0143】・GUI部品シンボルまたはモジュールシ
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
【0144】開発者は、これらイベントに関するイベン
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
【0145】ただし、イベント名称が存在しない場合
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
【0146】イベントシンボルとコントロールフローシ
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0147】・接続の対象となるイベントシンボルに命
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとモジュールシンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとモジュールシ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとモジュールシンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとモジュールシ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
【0148】・接続の対象となり、トランザクションを
発生させるモジュールシンボルに命名される、モジュー
ルシンボルID ・トランザクションを発生させるモジュールのトランザ
クション要求識別子と、トランザクションのための要求
語 コントロールフローとデータフローシンボルとの接続可
能性の判定方法 対象となるモジュールシンボルに対して、予め用意され
ているモジュールの引数情報、イベント情報に含まれる
接続可能なメソッド一覧の情報と、対象となるイベント
に設定可能なメソッド一覧の情報に、メソッド「Reques
t 」が含まれる場合は接続可能と判定される。
発生させるモジュールシンボルに命名される、モジュー
ルシンボルID ・トランザクションを発生させるモジュールのトランザ
クション要求識別子と、トランザクションのための要求
語 コントロールフローとデータフローシンボルとの接続可
能性の判定方法 対象となるモジュールシンボルに対して、予め用意され
ているモジュールの引数情報、イベント情報に含まれる
接続可能なメソッド一覧の情報と、対象となるイベント
に設定可能なメソッド一覧の情報に、メソッド「Reques
t 」が含まれる場合は接続可能と判定される。
【0149】コントロールフローシンボルの表記方法 接続が可能な場合は、対象となるイベントシンボルを始
点、モジュールシンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
点、モジュールシンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
【0150】モジュールシンボルとBPシンボルの接続
方法 「Request 」メソッドの引数である要求語に、ΒP内容
が含まれる場合、モジュールシンボルとΒPシンボルを
実線接続線で結び、以下の情報を設定することで、ΒP
内容が要求語の一部に変換されることを表すことができ
る。
方法 「Request 」メソッドの引数である要求語に、ΒP内容
が含まれる場合、モジュールシンボルとΒPシンボルを
実線接続線で結び、以下の情報を設定することで、ΒP
内容が要求語の一部に変換されることを表すことができ
る。
【0151】・ΒPシンボルの情報 ΒPシンボルを選択し、ΒPのIDと型を取得する。
【0152】・要求語の情報 要求語のフィールドのIDと型を取得する。
【0153】・判定 ΒPの型と要求語のフィールドの型を比較し、同一であ
るかどうかを判定する ・接続と情報の保存 同一の型であれば、ΒPシンボルとモジュールシンボル
を接続線で接続し、要求語の当該フィールドIDにはΒ
PのIDを設定し、これら2つのIDを情報として保存
する。
るかどうかを判定する ・接続と情報の保存 同一の型であれば、ΒPシンボルとモジュールシンボル
を接続線で接続し、要求語の当該フィールドIDにはΒ
PのIDを設定し、これら2つのIDを情報として保存
する。
【0154】接続情報保存方法 接続を表すコントロールフローのメソッドとして「Requ
est 」が設定される。この時、その引数は以下のように
設定され、情報が保存される。
est 」が設定される。この時、その引数は以下のように
設定され、情報が保存される。
【0155】要求識別子 モジュールにトランザクションを発生させるための識別
子であり、開発対象とするGUIアプリに唯一のIDで
ある。要求識別子は、トランザクションの結果時にも付
加され、トランザクションの発生とトランザクションの
結果を結び付ける情報となる。
子であり、開発対象とするGUIアプリに唯一のIDで
ある。要求識別子は、トランザクションの結果時にも付
加され、トランザクションの発生とトランザクションの
結果を結び付ける情報となる。
【0156】to トランザクションを発生させるモジュールのID 要求語 トランザクションの内容を記述した情報。
【0157】6.イベントシンボルからモジュールシン
ボルへの「Calc」コントロールフロー イベントシンボルを出発点とし、モジュールシンボルを
終点とする「Calc」コントロールフローでは、以下のよ
うな情報を設定する。
ボルへの「Calc」コントロールフロー イベントシンボルを出発点とし、モジュールシンボルを
終点とする「Calc」コントロールフローでは、以下のよ
うな情報を設定する。
【0158】イベントシンボルとGUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0159】・GUI部品シンボルまたはモジュールシ
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
【0160】開発者は、これらイベントに関するイベン
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
【0161】ただし、イベント名称が存在しない場合
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
【0162】イベントシンボルとコントロールフローシ
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0163】・接続の対象となるイベントシンボルに命
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとモジュールシンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとモジュールシ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとモジュールシンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとモジュールシ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
【0164】・接続の対象となるモジュールシンボルに
命名されるモジュールシンボルID ・モジュールシンボルの引数であるBPのIDの設定 コントロールフローとデータフローシンボルとの接続可
能性の判定方法 対象となるモジュールシンボルに対して、予め用意され
ているモジュールの引数情報、イベント情報に含まれる
接続可能なメソッド一覧の情報と、対象となるイベント
に設定可能なメソッド一覧の情報に、メソッド「Calc」
が含まれる場合は接続可能と判定される。
命名されるモジュールシンボルID ・モジュールシンボルの引数であるBPのIDの設定 コントロールフローとデータフローシンボルとの接続可
能性の判定方法 対象となるモジュールシンボルに対して、予め用意され
ているモジュールの引数情報、イベント情報に含まれる
接続可能なメソッド一覧の情報と、対象となるイベント
に設定可能なメソッド一覧の情報に、メソッド「Calc」
が含まれる場合は接続可能と判定される。
【0165】コントロールフローシンボルの表記方法 接続が可能な場合は、対象となるイベントシンボルを始
点、モジュールシンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
点、モジュールシンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
【0166】接続情報保存方法 接続を表すコントロールフローのメソッドとして「Cal
c」が設定される。この時、その引数は以下のように設
定され、情報が保存される。
c」が設定される。この時、その引数は以下のように設
定され、情報が保存される。
【0167】BPのID モジュールの引数であるBPのIDは、コントロールフ
ローの終点であるモジュールの情報として設定する。表
記は行わない。モジュールに付随する情報として保存さ
れる。
ローの終点であるモジュールの情報として設定する。表
記は行わない。モジュールに付随する情報として保存さ
れる。
【0168】7.イベントシンボルからGUI部品シン
ボルへのOperate(Open),operate(Close)コントロー
ルフロー イベントシンボルを出発点とし、GUI部品シンボルを
終点とする「Operate(Open),Operate(Close)」コント
ロールフローでは、以下のような情報を設定する。
ボルへのOperate(Open),operate(Close)コントロー
ルフロー イベントシンボルを出発点とし、GUI部品シンボルを
終点とする「Operate(Open),Operate(Close)」コント
ロールフローでは、以下のような情報を設定する。
【0169】イベントシンボルとGUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
たはモジュールシンボルとの関連付けの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0170】・GUI部品シンボルまたはモジュールシ
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
ンボルとイベントフローシンボルを接続線により接続す
る。この際、各GUI部品または各モジュールに予め定
義されているイベント情報が参照され、設定可能なイベ
ント名称とそのイベントに設定可能なメソッドの接続条
件の一覧が取得される。
【0171】開発者は、これらイベントに関するイベン
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
ト名称から、イベントシンボルに必要なイベント名称を
選択する。
【0172】ただし、イベント名称が存在しない場合
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
は、そのGUI部品またはモジュールは、イベントシン
ボルと接続できないことを表し、GUI部品シンボルま
たはモジュールシンボルと、イベントシンボルとの接続
は不可能となる。
【0173】イベントシンボルとコントロールフローシ
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
ンボルとの接続方法 開発者は、イベントフローシンボルに対して以下の情報
を設定する。
【0174】・接続の対象となるイベントシンボルに命
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとGUI部品シンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとGUI部品シ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
名されるイベントシンボルID ・接続の対象となるイベントシンボルに表示され、イベ
ントの属性情報であるイベント名称 ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値 コントロールフローシンボルとGUI部品シンボルとの
接続方法 開発者は、コントロールフローシンボルとGUI部品シ
ンボルに対して、以下の情報を設定する。
【0175】・接続の対象となるGUI部品シンボルに
命名されるGUI部品ID コントロールフローとGUI部品シンボルとの接続可能
性の判定方法 対象となるGUI部品に対して、イベント情報に含まれ
る接続可能なメソッド一覧に「operate(Open)」「Oper
ate(Close)」が含まれていれば、接続可能と判定され
る。
命名されるGUI部品ID コントロールフローとGUI部品シンボルとの接続可能
性の判定方法 対象となるGUI部品に対して、イベント情報に含まれ
る接続可能なメソッド一覧に「operate(Open)」「Oper
ate(Close)」が含まれていれば、接続可能と判定され
る。
【0176】コントロールフローシンボルの表記方法 接続が可能な場合は、対象となるイベントシンボルを始
点、GUI部品シンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
点、GUI部品シンボルを終点とするコントロールフロ
ーシンボルを表記する。
【0177】接続情報保存方法 接続を表すコントロールフローのメソッドとして、Oper
ate が設定される。この時、その引数は以下のように設
定され、情報が保存される。
ate が設定される。この時、その引数は以下のように設
定され、情報が保存される。
【0178】command ・画面を開く場合は「open」 ・画面を閉じる場合は「close 」 to 対象となるGUI部品IDが設定され、IDが情報とし
て保存される。
て保存される。
【0179】8.シーケンシャルコントロールフロー シーケンシャルコントロールフローは、コントロールフ
ローシンボルとイベントシンボルを接続し、イベントシ
ンボルの情報、 ・接続の対象となるイベントシンボルのID ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値
と、コントロールフローシンボルの情報、 ・接続の対象となるコントロールフローのID ・接続の対象となるコントロールフローに併記されてい
るメソッド名称 が、例えば「イベントフローID:event-124 番のコン
トロール順序1番は、コントロールフローのID:cntl
-25 番と、メソッドOperate で接続」という具合いに設
定され、保存される。
ローシンボルとイベントシンボルを接続し、イベントシ
ンボルの情報、 ・接続の対象となるイベントシンボルのID ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値
と、コントロールフローシンボルの情報、 ・接続の対象となるコントロールフローのID ・接続の対象となるコントロールフローに併記されてい
るメソッド名称 が、例えば「イベントフローID:event-124 番のコン
トロール順序1番は、コントロールフローのID:cntl
-25 番と、メソッドOperate で接続」という具合いに設
定され、保存される。
【0180】9.条件分岐の制御フロー 条件分岐の制御フローは、次のように接続する。
【0181】(a)イベントシンボルと条件シンボル イベントシンボルの ・接続の対象となるイベントシンボルのID ・接続の対象となるイベントシンボルの中で、接続され
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値の
情報と、条件シンボルの ・接続対象となる条件シンボルのIDとを接続すること
により、例えば「イベントフローID:event-24番のコ
ントロール順序3番は、条件シンボルのID:if-30 番
と接続」という具合いに設定され、保存される。
るコントロールフローが実行される順序を表す正数値の
情報と、条件シンボルの ・接続対象となる条件シンボルのIDとを接続すること
により、例えば「イベントフローID:event-24番のコ
ントロール順序3番は、条件シンボルのID:if-30 番
と接続」という具合いに設定され、保存される。
【0182】(b)条件シンボルとΒPシンボル 条件シンボルの中にBPシンボルを記述することによ
り、条件シンボルの ・接続対象となる条件シンボルのIDと、BPシンボル
の ・接続の対象となるBPシンボルに命名される、現在開
発しているGUIアプリに唯一のΒPのID ・接続の対象となるBPシンボルで用いる型・接続の対
象となるΒPシンボルで用いる型が他のΒPの集まりで
ある場合、その集合の要素の1つを表すΒPのIDの情
報が設定され、保存される。
り、条件シンボルの ・接続対象となる条件シンボルのIDと、BPシンボル
の ・接続の対象となるBPシンボルに命名される、現在開
発しているGUIアプリに唯一のΒPのID ・接続の対象となるBPシンボルで用いる型・接続の対
象となるΒPシンボルで用いる型が他のΒPの集まりで
ある場合、その集合の要素の1つを表すΒPのIDの情
報が設定され、保存される。
【0183】(c)条件シンボルと条件式シンボル 条件式シンボルは、条件シンボルの下端から条件式の数
だけ破線を表記し、条件式の数だけ破線矢印を枝分かれ
させる。
だけ破線を表記し、条件式の数だけ破線矢印を枝分かれ
させる。
【0184】条件シンボルと条件式シンボルは、条件シ
ンボルに接続するΒPのデータ値に対して、条件式シン
ボルの情報である ・条件設定式によって接続される。条件設定式は、 ・数値的同値(equal)、異値(not equal)、大(greate
r than)、小(less than) ・文字列的同値(equal)、異値(not equal)によって、
条件式の数だけ各々設定される。
ンボルに接続するΒPのデータ値に対して、条件式シン
ボルの情報である ・条件設定式によって接続される。条件設定式は、 ・数値的同値(equal)、異値(not equal)、大(greate
r than)、小(less than) ・文字列的同値(equal)、異値(not equal)によって、
条件式の数だけ各々設定される。
【0185】また、各条件式シンボルには、1つの制御
フローに上から順番に正数値の番号が付けられる。これ
を条件式シンボルIDと呼ぶことにする。
フローに上から順番に正数値の番号が付けられる。これ
を条件式シンボルIDと呼ぶことにする。
【0186】(d)条件式シンボルとコントロールフロ
ーシンボル 条件式シンボルとコントロールフローシンボルは、条件
式シンボルの1つの条件式シンボルIDに対して、1つ
のコントロールフローIDとが対になって設定され、保
存される。
ーシンボル 条件式シンボルとコントロールフローシンボルは、条件
式シンボルの1つの条件式シンボルIDに対して、1つ
のコントロールフローIDとが対になって設定され、保
存される。
【0187】これによって、例えば「条件式シンボル1
番は、ΒPのID:bp-001の文字列型変数内容と、定数
値“abc”の文字列的同値の条件設定式によって、コ
ントロールフローシンボルID:Req-030 が実行され
る」という具合に設定され、情報として保存される。
番は、ΒPのID:bp-001の文字列型変数内容と、定数
値“abc”の文字列的同値の条件設定式によって、コ
ントロールフローシンボルID:Req-030 が実行され
る」という具合に設定され、情報として保存される。
【0188】(e)コントロールフローシンボル コントロールシンボルとその終点との接続方式は、上述
のコントロールフローOperate,Request,Calcメソッドの
表記及び接続方式に則る。
のコントロールフローOperate,Request,Calcメソッドの
表記及び接続方式に則る。
【0189】本発明の開発方式によるGUIアプリのデ
ータフローとコントロールフローの表記の一例 図8に、本発明の開発方式によるGUIアプリの開発の
一例を示す。
ータフローとコントロールフローの表記の一例 図8に、本発明の開発方式によるGUIアプリの開発の
一例を示す。
【0190】次のGUIアプリの動作仕様を例題とす
る。
る。
【0191】1.GUI部品81のプッシュボタンを押
すことにより、GUI画面82が表示される 2.GUI部品83の1行入力エリアはGUI画面82
が表示されると同時に予め設定されている変数内容をG
UI部品83に表示する 3.利用者はキーボードまたは類似する入力手段によっ
てGUI部品83に文字列を入力する 4.利用者がGUI部品84を押すことにより、GUI
部品83に表示されている文字列を引数として、外部処
理モジュール86が起動される 5.GUI部品85の選択表示部品は、外部処理モジュ
ール86の応答である外部処理モジュール87からのイ
ベントによって、表示すべき内容をGUI部品85に表
示する 図8に於て、81はプッシュボタンを表現するGUI部
品シンボルである。812はGUI部品シンボル1に定
義されているイベントを表し、イベントの内容は「Pres
s 」である。イベントシンボル812にはコントロール
フローシンボル817を接続させ、817にはメソッド
「Operate(Open)」を併記する。817はGUI部品8
2に接続する。この時、82はメソッド「operate(ope
n)」が利用可能であることが予め与えられており、従
って817によって812と82が接続可能となる。8
2は、817のメソッド「Operate(open)」によって、
82の関数インタフェースの1つである、画面上に開く
処理を行う関数を実行するように情報が生成される。こ
れによって「GUI部品81を押すことによりGUI画
面(GUI部品)82が表示される」という動作仕様を
表記することができる。 イベントシンボル816は、
GUI部品82によって定義されているイベントを表
し、イベントの内容は「open」である。816はコント
ロールフローシンボル818と接続し、また818はデ
ータフローシンボル819と接続する。819はΒPシ
ンボル88と接続する。88の内容はGUI部品83の
パラメータ「表示文字列」型「文字列」に表示すべき文
字列データが、ΒΡの文字列型で設定されている。また
819のメソッド内容は「Update」が併記されており、
818のメソッド内容は「Operate(update)」が併記さ
れている。これにより、「GUI部品82が表示される
イベントによって、ΒP88のデータ内容がGUI部品
83に設定される」という動作仕様を表記することがで
きる。
すことにより、GUI画面82が表示される 2.GUI部品83の1行入力エリアはGUI画面82
が表示されると同時に予め設定されている変数内容をG
UI部品83に表示する 3.利用者はキーボードまたは類似する入力手段によっ
てGUI部品83に文字列を入力する 4.利用者がGUI部品84を押すことにより、GUI
部品83に表示されている文字列を引数として、外部処
理モジュール86が起動される 5.GUI部品85の選択表示部品は、外部処理モジュ
ール86の応答である外部処理モジュール87からのイ
ベントによって、表示すべき内容をGUI部品85に表
示する 図8に於て、81はプッシュボタンを表現するGUI部
品シンボルである。812はGUI部品シンボル1に定
義されているイベントを表し、イベントの内容は「Pres
s 」である。イベントシンボル812にはコントロール
フローシンボル817を接続させ、817にはメソッド
「Operate(Open)」を併記する。817はGUI部品8
2に接続する。この時、82はメソッド「operate(ope
n)」が利用可能であることが予め与えられており、従
って817によって812と82が接続可能となる。8
2は、817のメソッド「Operate(open)」によって、
82の関数インタフェースの1つである、画面上に開く
処理を行う関数を実行するように情報が生成される。こ
れによって「GUI部品81を押すことによりGUI画
面(GUI部品)82が表示される」という動作仕様を
表記することができる。 イベントシンボル816は、
GUI部品82によって定義されているイベントを表
し、イベントの内容は「open」である。816はコント
ロールフローシンボル818と接続し、また818はデ
ータフローシンボル819と接続する。819はΒPシ
ンボル88と接続する。88の内容はGUI部品83の
パラメータ「表示文字列」型「文字列」に表示すべき文
字列データが、ΒΡの文字列型で設定されている。また
819のメソッド内容は「Update」が併記されており、
818のメソッド内容は「Operate(update)」が併記さ
れている。これにより、「GUI部品82が表示される
イベントによって、ΒP88のデータ内容がGUI部品
83に設定される」という動作仕様を表記することがで
きる。
【0192】イベントシンボル813は、GUI部品8
3によって定義されているイベントを表し、イベントの
内容は「Activate」である。これはGUI部品83上で
文字列の確定またはリターンコードが入力されたことを
表し、83のイベント情報として予め定義されている。
813はコントロールフローシンボル820と接続し、
また820はデータフローシンボル821と接続する。
820はΒPシンボル89と接続する。89はΒPの文
字列型を表し、GUI部品83で入力された文字列デー
タが、83の「入力文字列」という文字列型のパラメー
タから、821上のメソッド「Set ΒΡ」により89の
データ格納エリアに設定される。これにより、「GUI
部品83上の文字列が確定されるというイベントによっ
て、83で入力したデータ内容がΒP89に設定され
る」という動作仕様を表記することができる。
3によって定義されているイベントを表し、イベントの
内容は「Activate」である。これはGUI部品83上で
文字列の確定またはリターンコードが入力されたことを
表し、83のイベント情報として予め定義されている。
813はコントロールフローシンボル820と接続し、
また820はデータフローシンボル821と接続する。
820はΒPシンボル89と接続する。89はΒPの文
字列型を表し、GUI部品83で入力された文字列デー
タが、83の「入力文字列」という文字列型のパラメー
タから、821上のメソッド「Set ΒΡ」により89の
データ格納エリアに設定される。これにより、「GUI
部品83上の文字列が確定されるというイベントによっ
て、83で入力したデータ内容がΒP89に設定され
る」という動作仕様を表記することができる。
【0193】イベントシンボル814は、GUI部品8
4によって定義されているイベントを表し、イベントの
内容は「Press 」である。これはボタンを表すGUI部
品84上で利用者がボタン押下の動作を行うことを表
す、という具合いに、予め84のイベント情報に定義さ
れている。814は、イベントの処理順序1番目として
コントロールフローシンボル822、2番目としてコン
トロールフローシンボル824と接続する。また822
はデータフローシンボル823と接続する。823はΒ
Ρシンボル89と810に接続し、その内容はメソッド
「CopyBP」である。89と810は共にΒPの文字列
型と設定されることにより、メソッド823が接続可能
となる。824はモジュールシンボル86と接続する。
824上に表記されているメソッドは「Request 」であ
る。86は810と関連しており、モジュール86の要
求語の特定フィールドにΒP810が利用されているこ
とが分かる。また、86には要求識別子も設定される。
これらの具体的な設定は例えば別画面または別表に文字
列で記述することで設定とする。これにより、「GUI
部品84を利用者が操作する(押す)ことにより、1番
目としてΒP89の内容がΒP810にコピーされ、2
番目としてモジュール86がBP810を引数に呼び出
される」という動作仕様を表記することができる。
4によって定義されているイベントを表し、イベントの
内容は「Press 」である。これはボタンを表すGUI部
品84上で利用者がボタン押下の動作を行うことを表
す、という具合いに、予め84のイベント情報に定義さ
れている。814は、イベントの処理順序1番目として
コントロールフローシンボル822、2番目としてコン
トロールフローシンボル824と接続する。また822
はデータフローシンボル823と接続する。823はΒ
Ρシンボル89と810に接続し、その内容はメソッド
「CopyBP」である。89と810は共にΒPの文字列
型と設定されることにより、メソッド823が接続可能
となる。824はモジュールシンボル86と接続する。
824上に表記されているメソッドは「Request 」であ
る。86は810と関連しており、モジュール86の要
求語の特定フィールドにΒP810が利用されているこ
とが分かる。また、86には要求識別子も設定される。
これらの具体的な設定は例えば別画面または別表に文字
列で記述することで設定とする。これにより、「GUI
部品84を利用者が操作する(押す)ことにより、1番
目としてΒP89の内容がΒP810にコピーされ、2
番目としてモジュール86がBP810を引数に呼び出
される」という動作仕様を表記することができる。
【0194】イベントシンボル815は、モジュールシ
ンボル87によって定義されているイベントを表し、イ
べントの内容は「Server」である。これは87のイベン
ト情報として予め定義されており、サーバ処理モジュー
ル87からの処理結果応答を表す。815はコントロー
ルフローシンボル825と接続する。また825はデー
タフローシンボル826と接続する。826はBPシン
ボル811と、GUI部品85に接続し、その内容はメ
ソッド「Update」である。811は87と関連してお
り、87によって811が設定されることを表してい
る。811のΒP型、85のパラメータについては、例
えば別画面または別表にて設定することが可能であり、
811のΒP型と885のパラメータを設定することに
より826によって811のデータが5にUpdateメソッ
ドで設定されることが示される。これにより、「モジュ
ール87の応答イベントによってΒP811の内容がG
UI部品85に設定される」という動作仕様を表記する
ことができる。
ンボル87によって定義されているイベントを表し、イ
べントの内容は「Server」である。これは87のイベン
ト情報として予め定義されており、サーバ処理モジュー
ル87からの処理結果応答を表す。815はコントロー
ルフローシンボル825と接続する。また825はデー
タフローシンボル826と接続する。826はBPシン
ボル811と、GUI部品85に接続し、その内容はメ
ソッド「Update」である。811は87と関連してお
り、87によって811が設定されることを表してい
る。811のΒP型、85のパラメータについては、例
えば別画面または別表にて設定することが可能であり、
811のΒP型と885のパラメータを設定することに
より826によって811のデータが5にUpdateメソッ
ドで設定されることが示される。これにより、「モジュ
ール87の応答イベントによってΒP811の内容がG
UI部品85に設定される」という動作仕様を表記する
ことができる。
【0195】このように、本発明の表記方法を中心とし
た開発方式を用いることにより、GUIアプリの画面及
び動作のデータフロー、コントロールフローを容易に記
述することが可能であり、従ってGUIアプリの開発す
ることが可能となる。
た開発方式を用いることにより、GUIアプリの画面及
び動作のデータフロー、コントロールフローを容易に記
述することが可能であり、従ってGUIアプリの開発す
ることが可能となる。
【0196】開発装置の構成 図9に、本発明の実施形態に於ける、GUIアプリケー
ション開発装置(以下、開発装置)の一例を示す。
ション開発装置(以下、開発装置)の一例を示す。
【0197】91は、開発装置における利用者出力装置
である。91はデータ集積結果、開発装置の利用者の操
作結果、GUI画面、GUIアプリの編集、設計、開発
状況、結果を、利用者に表示するための装置である。
である。91はデータ集積結果、開発装置の利用者の操
作結果、GUI画面、GUIアプリの編集、設計、開発
状況、結果を、利用者に表示するための装置である。
【0198】92は、開発装置におけるデータ集積演算
装置である。92は、入力装置93、94から利用者の
操作、指示内容に従い、または各データのパラメータ情
報ならびに、予め定められた手順に従い、各種データを
読み込み、集積、演算し、出力装置91に利用者が理解
できる形で表示させる情報を生成する。また92は利用
者の操作、指示に従い、編集、設計、開発状況、結果
を、図面、ソースコード、オブジェクトとして出力する
ための情報を生成する。
装置である。92は、入力装置93、94から利用者の
操作、指示内容に従い、または各データのパラメータ情
報ならびに、予め定められた手順に従い、各種データを
読み込み、集積、演算し、出力装置91に利用者が理解
できる形で表示させる情報を生成する。また92は利用
者の操作、指示に従い、編集、設計、開発状況、結果
を、図面、ソースコード、オブジェクトとして出力する
ための情報を生成する。
【0199】93、94は、開発装置における入力装置
である。93はキーボードなどの文字列を入力する装置
であり、94はマウスなど位置情報を入力する装置であ
る。95は、開発装置における各種シンボルの編集と、
利用者出力装置91上での表示のための情報を備えたデ
ータベースである。例えばBPシンボルの編集には、9
1で表示すべき情報として「幅 2ポイント、長さ15ポイ
ント、間隔10ポイントの、2本の黒色の水平直線」等の
情報が格納されている。
である。93はキーボードなどの文字列を入力する装置
であり、94はマウスなど位置情報を入力する装置であ
る。95は、開発装置における各種シンボルの編集と、
利用者出力装置91上での表示のための情報を備えたデ
ータベースである。例えばBPシンボルの編集には、9
1で表示すべき情報として「幅 2ポイント、長さ15ポイ
ント、間隔10ポイントの、2本の黒色の水平直線」等の
情報が格納されている。
【0200】96は、開発装置におけるGUI部品の各
種情報を蓄えたデータベースである。格納されている情
報はGUI部品毎に、GUI部品の説明98、91で表
示すべき情報99、アプリ実行時に必要なGUI部品の
見た目を変更する、例えば長さ、色などのパラメータ設
定のための情報910、利用者が操作することができる
イベントの名称と設定情報911である。
種情報を蓄えたデータベースである。格納されている情
報はGUI部品毎に、GUI部品の説明98、91で表
示すべき情報99、アプリ実行時に必要なGUI部品の
見た目を変更する、例えば長さ、色などのパラメータ設
定のための情報910、利用者が操作することができる
イベントの名称と設定情報911である。
【0201】97は、開発装置におけるモジュールの各
種情報を蓄えたデータベースである。格納されている情
報は、モジュール毎に、モジュールの引数912、モジ
ュールが起動するイベントの名称と設定情報913、モ
ジュールの説明914である。 915は、開発装置に
おけるデータ集積演算装置92が生成した情報を、図面
情報として生成するための図面変換装置である。変換さ
れた情報は、表記法に基づく図形によって紙面上に記述
される。
種情報を蓄えたデータベースである。格納されている情
報は、モジュール毎に、モジュールの引数912、モジ
ュールが起動するイベントの名称と設定情報913、モ
ジュールの説明914である。 915は、開発装置に
おけるデータ集積演算装置92が生成した情報を、図面
情報として生成するための図面変換装置である。変換さ
れた情報は、表記法に基づく図形によって紙面上に記述
される。
【0202】916は、開発装置におけるデータ集積演
算装置92が生成した情報を、ソースコードとして生成
するためのソースコード変換装置である。92が生成す
る情報はアプリが実行可能な環境のプログラム言語のソ
ースコードに変換される。
算装置92が生成した情報を、ソースコードとして生成
するためのソースコード変換装置である。92が生成す
る情報はアプリが実行可能な環境のプログラム言語のソ
ースコードに変換される。
【0203】917は、開発装置におけるデータ集積演
算装置92が生成した情報を、オブジェクトコードとし
て生成するためのオブジェクトコード変換装置である。
92が生成する情報はアプリが実行可能な環境のオプジ
ェクトコードに変換される。918は、変換装置によっ
て変換された各種情報を意味する。
算装置92が生成した情報を、オブジェクトコードとし
て生成するためのオブジェクトコード変換装置である。
92が生成する情報はアプリが実行可能な環境のオプジ
ェクトコードに変換される。918は、変換装置によっ
て変換された各種情報を意味する。
【0204】データ集積演算装置の構成 図10に、本発明の実施形態における、GUIアプリケ
ーション開発装置図9の92の詳細な構成を表した装置
の一例を示す。
ーション開発装置図9の92の詳細な構成を表した装置
の一例を示す。
【0205】101は図9の92を拡大したものであ
る。102は図形構成部であり制約条件判定が終了した
図形や、パラメータ入力画面、パラメータ条件判定結果
を、パラメータ抽出部より抽出したデータに基づいて構
成し、図9の91に表示するためのデータを構成する部
分である。
る。102は図形構成部であり制約条件判定が終了した
図形や、パラメータ入力画面、パラメータ条件判定結果
を、パラメータ抽出部より抽出したデータに基づいて構
成し、図9の91に表示するためのデータを構成する部
分である。
【0206】103はパラメータ条件判定部であり、パ
ラメータ抽出部によって抽出されたパラメータが、利用
者の入力した結果に応じて適切であるかどうかを判断
し、例えば「メソッドOperate(open)が指定されている
が、当該GUI部品はこのメソッドの使用が許可されて
いない」などの条件を判定する部分である。
ラメータ抽出部によって抽出されたパラメータが、利用
者の入力した結果に応じて適切であるかどうかを判断
し、例えば「メソッドOperate(open)が指定されている
が、当該GUI部品はこのメソッドの使用が許可されて
いない」などの条件を判定する部分である。
【0207】104は図9の95、96、97のデータ
ベースに格納されているパラメータを、ユーザからの指
示に応じて取捨選択して読み取り、必要なパラメータを
パラメータ条件判定部および制約条件判定部に送る部分
である。
ベースに格納されているパラメータを、ユーザからの指
示に応じて取捨選択して読み取り、必要なパラメータを
パラメータ条件判定部および制約条件判定部に送る部分
である。
【0208】105はパラメータ条件判定部で条件を満
たしたパラメータについて、利用者の入力にしたがって
パラメータの具体的な値を入力処理する部分である。
たしたパラメータについて、利用者の入力にしたがって
パラメータの具体的な値を入力処理する部分である。
【0209】106は利用者の入力を入力装置を介して
処理する部分である。
処理する部分である。
【0210】107は利用者によって入力されたパラメ
ータ同士が、制約条件を満たすかどうかを、抽出された
パラメータを元に判定する部分である。
ータ同士が、制約条件を満たすかどうかを、抽出された
パラメータを元に判定する部分である。
【0211】制約条件を満たす情報は、102の図形構
成部に送られ、図形として構成され表示される。
成部に送られ、図形として構成され表示される。
【0212】108は制約条件を満たした情報を、図9
の915、916、917の変換部の情報とするための
データ格納部であり、格納されたデータは一括して変換
部に送られる。
の915、916、917の変換部の情報とするための
データ格納部であり、格納されたデータは一括して変換
部に送られる。
【0213】編集画面例 図11に、本発明の実施形態に於ける、GUΙアプリケ
ーシヨン開発装置の利用者出力装置92に出力される編
集画面(以下、編集画面)の一例を示す。
ーシヨン開発装置の利用者出力装置92に出力される編
集画面(以下、編集画面)の一例を示す。
【0214】111は、編集画面の1画面を表す。画面
はGUΙによって利用者に表示され、マウス等のポイン
タによる視覚的かつ対話的な操作またはキーボードによ
る対話操作が可能である。
はGUΙによって利用者に表示され、マウス等のポイン
タによる視覚的かつ対話的な操作またはキーボードによ
る対話操作が可能である。
【0215】112は、編集画面111における開発装
置への処理(操作)を実行させる各種指示内容が表示さ
れているエリアである。指示内容とは例えば、編集画面
の保存116や、選択内容の複製117、等である。
置への処理(操作)を実行させる各種指示内容が表示さ
れているエリアである。指示内容とは例えば、編集画面
の保存116や、選択内容の複製117、等である。
【0216】113は、編集画面111におけるGUΙ
部品シンボルの一覧エリアである。113のエリアにあ
るGUΙ部品シンボルを選択し、作画エリア115に配
置することにより、GUΙ部品を作画する。
部品シンボルの一覧エリアである。113のエリアにあ
るGUΙ部品シンボルを選択し、作画エリア115に配
置することにより、GUΙ部品を作画する。
【0217】114は、編集画面1における表記図形シ
ンボルの一覧エリアである。例えばΒPシンボルや、デ
ータフローシンボル等が114のエリアにある。114
のエリアのシンボルを選択し、作画エリア115に配
置、または配置されているGUI部品シンボルを接続す
る操作を行うことにより、表記法に基づく作画を行う。
115は、編集画面111における作画エリアである。
利用者の編集、設計、開発内容を視覚的に表示するエリ
アであり、また、表記法に基づく作画を表現するエリア
である。 画面編集手順 図12に、本発明の実施例に於ける、GUIアプリケー
ション開発装置利用者出力装置2に出力される編集画面
の編集手順の一例を示す。
ンボルの一覧エリアである。例えばΒPシンボルや、デ
ータフローシンボル等が114のエリアにある。114
のエリアのシンボルを選択し、作画エリア115に配
置、または配置されているGUI部品シンボルを接続す
る操作を行うことにより、表記法に基づく作画を行う。
115は、編集画面111における作画エリアである。
利用者の編集、設計、開発内容を視覚的に表示するエリ
アであり、また、表記法に基づく作画を表現するエリア
である。 画面編集手順 図12に、本発明の実施例に於ける、GUIアプリケー
ション開発装置利用者出力装置2に出力される編集画面
の編集手順の一例を示す。
【0218】1.初期状態 2.GUIシンボルをGUI部品シンボルエリアから選
択する 3.選択したGUIシンボルを作画エリアに配置する 4.大きさ等のパラメータを設定する 5.表記シンボルを表記シンボルエリアから選択する 6.選択した表記シンボルを作画エリアに配置する 7.GUIシンボルまたは表記シンボルと、表記法に従
い配線する 8.表記シンボルのパラメータを設定する 9.編集結果保存などの開発装置への指示を行う 10.図面、ソースコード、オブジェクトコードの生成
指示を行う かくして、本発明のGUIアプリケーション開発に於け
る開発方式と開発装置により 1.開発方式、及び開発方式に基づく開発装置を設ける
ことにより、従来の実装言語によって行うプログラミン
グに基づく開発方式以上の開発工数の削減効果、開発者
の経験、知識の補完効果、品質の向上が得られる 2.画面配置情報、属性情報だけでなく、イベント情
報、モジュール情報、および、イベント情報とアプリ処
理であるモジュール情報との関係付けを同時に表現でき
る表記方式を用いて記述、設計、開発することができる 3.GUI部品とモジュール間のデータフロー、コント
ロールフローを、明示的に表現し、設計・開発すること
ができる。
択する 3.選択したGUIシンボルを作画エリアに配置する 4.大きさ等のパラメータを設定する 5.表記シンボルを表記シンボルエリアから選択する 6.選択した表記シンボルを作画エリアに配置する 7.GUIシンボルまたは表記シンボルと、表記法に従
い配線する 8.表記シンボルのパラメータを設定する 9.編集結果保存などの開発装置への指示を行う 10.図面、ソースコード、オブジェクトコードの生成
指示を行う かくして、本発明のGUIアプリケーション開発に於け
る開発方式と開発装置により 1.開発方式、及び開発方式に基づく開発装置を設ける
ことにより、従来の実装言語によって行うプログラミン
グに基づく開発方式以上の開発工数の削減効果、開発者
の経験、知識の補完効果、品質の向上が得られる 2.画面配置情報、属性情報だけでなく、イベント情
報、モジュール情報、および、イベント情報とアプリ処
理であるモジュール情報との関係付けを同時に表現でき
る表記方式を用いて記述、設計、開発することができる 3.GUI部品とモジュール間のデータフロー、コント
ロールフローを、明示的に表現し、設計・開発すること
ができる。
【0219】4.特定のGUI部品同士あるいはGUI
部品とモジュール間のデータフロー、コントロールフロ
ーしか設定・編集できない、といった従来技術のGUI
アプリ開発方式の問題点を解決することができる 5.GUI画面設定状態と、データフロー、コントロー
ルフローとの関連を、設計・開発途中での視覚的に一望
できる機能または部分的に参照する機能を、本発明が提
案する表記方式に基づく開発方式により、実現できる。
部品とモジュール間のデータフロー、コントロールフロ
ーしか設定・編集できない、といった従来技術のGUI
アプリ開発方式の問題点を解決することができる 5.GUI画面設定状態と、データフロー、コントロー
ルフローとの関連を、設計・開発途中での視覚的に一望
できる機能または部分的に参照する機能を、本発明が提
案する表記方式に基づく開発方式により、実現できる。
【0220】6.開発時に於けるGUI画面設定状態と
データ、コントロールのインタフェースを、本発明が提
案する開発方式によって統一することにより、このイン
タフェースを利用するGUI部品及びモジュール及びデ
ータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の向上
と言った目的が得られる 7.実行可能なGUIアプリのデータフロー、コントロ
ールフロー、イベントの発火原因を明示的に表記するこ
とにより、従来の図形表記的手法による一般的なアプリ
開発方式に比べて、格段に記述力が明確になるといった
特徴を得ることができる。
データ、コントロールのインタフェースを、本発明が提
案する開発方式によって統一することにより、このイン
タフェースを利用するGUI部品及びモジュール及びデ
ータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の向上
と言った目的が得られる 7.実行可能なGUIアプリのデータフロー、コントロ
ールフロー、イベントの発火原因を明示的に表記するこ
とにより、従来の図形表記的手法による一般的なアプリ
開発方式に比べて、格段に記述力が明確になるといった
特徴を得ることができる。
【0221】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、第
1に従来の実装言語によって行うプログラミングに基づ
く開発方式以上の開発工数の削減効果、開発者の経験、
知識の補完効果、品質の向上を得ることができる。
1に従来の実装言語によって行うプログラミングに基づ
く開発方式以上の開発工数の削減効果、開発者の経験、
知識の補完効果、品質の向上を得ることができる。
【0222】第2に、画面配置情報、属性情報だけでな
く、イベント情報、モジュール情報、および、イベント
情報とモジュール情報との関係付けを表記することがで
き、これによりイベント情報等を設定・編集することが
できなかった従来技術を用いたGUIアプリ開発方式以
上の開発工数の削減効果と品質の向上を得ることができ
る。
く、イベント情報、モジュール情報、および、イベント
情報とモジュール情報との関係付けを表記することがで
き、これによりイベント情報等を設定・編集することが
できなかった従来技術を用いたGUIアプリ開発方式以
上の開発工数の削減効果と品質の向上を得ることができ
る。
【0223】第3に、GUI部品とモジュール間のデー
タフロー、コントロールフローを、明示的に表記できる
ことにより、従来実装言語によって実装する必要があっ
たデータフロー、コントロールフローを図形的な表記法
によって記述することができるようになると共に、従来
技術を用いたGUIアプリ開発方式以上のGUIアプリ
の開発工数の削減効果、品質の向上を得ることができ
る。
タフロー、コントロールフローを、明示的に表記できる
ことにより、従来実装言語によって実装する必要があっ
たデータフロー、コントロールフローを図形的な表記法
によって記述することができるようになると共に、従来
技術を用いたGUIアプリ開発方式以上のGUIアプリ
の開発工数の削減効果、品質の向上を得ることができ
る。
【0224】第4に、開発時に於けるGUI画面設定状
態とデータ、コントロールのインタフェースを、本発明
が提案する開発方式によって統一することにより、この
インタフェースを利用するGUI部品及びモジユール及
びデータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の
向上と言った目的を得ることができる。
態とデータ、コントロールのインタフェースを、本発明
が提案する開発方式によって統一することにより、この
インタフェースを利用するGUI部品及びモジユール及
びデータ構造の再利用性の向上、保守性の向上、品質の
向上と言った目的を得ることができる。
【0225】第5に、GUIアプリの開発の特徴である
イベントドリブン方式のアプリ開発に準じた図形表記的
手法を提案することにより、従来の図形表記的手法によ
る一般的なアプリ開発方式に比べて、格段に記述力が明
確になり、かつ、実装言語との親和性が向上でき、開発
者のプログラム作成工数を従来技術による開発方式以上
に削減することができる。
イベントドリブン方式のアプリ開発に準じた図形表記的
手法を提案することにより、従来の図形表記的手法によ
る一般的なアプリ開発方式に比べて、格段に記述力が明
確になり、かつ、実装言語との親和性が向上でき、開発
者のプログラム作成工数を従来技術による開発方式以上
に削減することができる。
【図1】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するGUI部品の表記の一例であ
る。
ョン開発方式を実現するGUI部品の表記の一例であ
る。
【図2】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するΒPの表記の一例である。
ョン開発方式を実現するΒPの表記の一例である。
【図3】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するモジュールの表記の一例であ
る。
ョン開発方式を実現するモジュールの表記の一例であ
る。
【図4】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現する接続線の表記の一例である。
ョン開発方式を実現する接続線の表記の一例である。
【図5】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するイベントの表記の一例である。
ョン開発方式を実現するイベントの表記の一例である。
【図6】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現するメソッドの表記の一例である。
ョン開発方式を実現するメソッドの表記の一例である。
【図7】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発方式を実現する制御フローの表記の一例であ
る。
ョン開発方式を実現する制御フローの表記の一例であ
る。
【図8】本発明の実施例における、開発方式によるGU
Iアプリの開発の一例である。
Iアプリの開発の一例である。
【図9】本発明の実施例における、GUIアプリケーシ
ョン開発装置の一例である。
ョン開発装置の一例である。
【図10】本発明の実施例における、GUIアプリケー
ション開発装置の詳細な構成を表した装置の一例であ
る。
ション開発装置の詳細な構成を表した装置の一例であ
る。
【図11】本発明の実施例における、GUIアプリケー
ション開発装置の利用者出力装置2に出力される編集画
面の一例である。
ション開発装置の利用者出力装置2に出力される編集画
面の一例である。
【図12】本発明のGUIアプリケーション開発装置の
利用者出力装置に出力される編集画面の編集手順の一例
である。
利用者出力装置に出力される編集画面の編集手順の一例
である。
11、12 GUI部品表記 21、22 BP表記 31、32 モジュール表記 41 関係表記 43、51、52 イベント表記 44 コントロールフロー表記 45 データフロー表記
Claims (1)
- 【請求項1】 GUΙ部品、データ構造、モジュール、
データフロー、コントロールフロー、これらの関係、イ
ベント及びコントロールフロー順序の各要素のうち、少
なくとも1つの要素を表記データとして記憶する手段
と、 画面上で、前記表記データ間の関連付けを行う手段とを
具備することを特徴とするGUIアプリケーション開発
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1952097A JPH10222355A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | Guiアプリケーション開発装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1952097A JPH10222355A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | Guiアプリケーション開発装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10222355A true JPH10222355A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12001632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1952097A Pending JPH10222355A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | Guiアプリケーション開発装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10222355A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009080789A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Yokogawa Electric Corp | グラフィカルユーザインタフェースの構築のためのシステムおよび方法 |
JP2010016797A (ja) * | 2008-06-06 | 2010-01-21 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置 |
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- 1997-01-31 JP JP1952097A patent/JPH10222355A/ja active Pending
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