JPH10222293A - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JPH10222293A
JPH10222293A JP9027061A JP2706197A JPH10222293A JP H10222293 A JPH10222293 A JP H10222293A JP 9027061 A JP9027061 A JP 9027061A JP 2706197 A JP2706197 A JP 2706197A JP H10222293 A JPH10222293 A JP H10222293A
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JP
Japan
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information
input device
information input
human body
vector
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JP9027061A
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English (en)
Inventor
Shuichi Sekiya
秀一 関谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両手を用いた作業中にも使用できるポインテ
ィングデバイスを提供する。 【解決手段】 送信ユニット10をヘッドセット等の装
着部13にて人体に装着し、相対位置検出部11にて上
記送信ユニット10の位置の変化を検出して送信部12
を通じて受信ユニット20に伝送する。受信ユニット2
0の制御部21は、上記送信ユニット10から伝送され
る信号を受信部23及びインターフェース部22を介し
て受け取り、有効な入力情報を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位置検出センサ
を利用するポインティングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、CAD、コンピュータゲ
ーム等においては、CRT、液晶パネル等の表示画面に
おける位置を指定し、上記位置において機能の選択等の
操作を行うポインティングデバイスが提供されている。
【0003】上記ポインティングデバイスとして、マウ
スが提供されている。上記マウスは、掌に収まる程度の
大きさの筐体を有し、この筐体に1〜3個程度の押しボ
タンを備える。上記マウスは、机等の平坦な面上にてこ
の面に沿って自在に移動せられ、上記表示画面において
カーソル等によって表示せられる指定位置は、上記マウ
スの移動の方向及び距離に応じて移動せられる。また、
上記マウスは、上記押ボタンを押圧されることによっ
て、機能の選択等の操作をなされる。
【0004】また、上記ポインティングデバイスとし
て、いわゆるトラックボールが提供されている。上記ト
ラックボールとしては、掌や指先にて操作するのに適当
な大きさの球が用いられ、この球は任意の方向に回転自
在な状態にて筐体に配設される。上記表示画面の指定位
置は、上記トラックボールの回転方向及び回転角度に基
づいて移動せられる。
【0005】さらに、上記ポインティングデバイスとし
ては、いわゆるトラックパッドが提供されている。上記
トラックパッドは、平坦な略々直方体の筐体の主面に配
設され、所望の位置を所定のペン等にて指定することに
より、上記表示画面の位置を指定される。
【0006】さらに、上記ポインティングデバイスとし
ては、いわゆるジョイスティックが提供されている。こ
のジョイスティックは一本のレバーをジンバル機構によ
り支持したものであり、レバーが倒れた方向と倒れた角
度に応じて、上記表示画面におけるカーソル等によって
表示される指定位置を移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記マウ
ス、トラックボール、トラックパッド等のポインティン
グデバイスは、普通は片手を用いて操作する。従って、
例えばキーボード等の操作で両手を占められている場合
には、同時に操作することは不可能である。
【0008】また、上記ポインティングデバイスは、普
通は利き腕にて操作するために、鉛筆・ボールペン等を
持って作業している最中に、同時に操作することは困難
である。
【0009】このため、上記のキーボードの操作、鉛筆
・ボールペンを持った作業等を行っている場合にポイン
ティングデバイスを操作する必要が生じた場合には、一
旦これまで継続していた作業を中断してからポインティ
ングデバイスを操作することが必要であった。
【0010】従って、上記作業等を行っている途中に、
上記ポインティングデバイスをしばしば利用する必要が
ある場合には、ポインティングデバイスの利用の度に上
記作業等を中止しなければならなかった。このように、
作業を継続して進められないので、上記作業の効率は低
下し、また、作業者の負担は大きかった。
【0011】この発明は、上述の問題点に鑑みて提案さ
れるものであって、キーボードの操作のように両手を用
いている場合、また、鉛筆、ボールペン等に利き腕を用
いている場合にも利用することができるポインティング
デバイスを利用することを目的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】この発明に係る情報入力
装置は、位置の相対的な変化を非接触にて検出する検出
手段と、上記検出手段と人体とを固着することにより上
記検出手段を人体に装着する装着手段と、上記検出手段
の検出信号から入力情報を抽出する制御手段とを有する
ものである。
【0013】上記情報入力装置は、装着手段にて人体と
固着することにより人体に装着され、検出手段にて人体
の位置の相対的な変化を非接触にて検出し、制御手段に
て上記検出手段の検出信号から入力信号を抽出するもの
である。
【0014】また、この発明に係る情報入力装置は、上
記検出手段は、ジャイロセンサを用いるものである。
【0015】上記情報入力装置は、人体の位置の相対的
な変化を非接触にて検出する検出手段としては、ジャイ
ロセンサを用いるものである。
【0016】さらに、この発明に係る情報入力装置は、
上記検出手段は、人体の頭部、肩部、または腕部のいず
れか1つに装着されるものである。また、上記装着手段
は、ヘッドバンドを用いるものである。
【0017】上記情報入力装置は、人体の位置の相対的
な位置の変化を検出する検出手段は、人体の頭部、肩
部、腕部の内のいずれか1つに装着されるものである。
また、上記検出手段を人体の頭部に装着する場合には、
上記装着手段は、ヘッドバンドを用いるものである。
【0018】そして、この発明に係る上記情報入力装置
は、上記制御手段は、上記検出手段からの検出信号が所
定範囲にあるときは、上記検出信号は有意であるとみな
して情報を抽出し、上記範囲にないときは、上記検出信
号をノイズとみなすものである。
【0019】上記情報入力装置は、検出手段は人体の位
置の相対的な変化を検出する検出信号を制御部に供給
し、制御手段は上記検出信号が所定範囲にあるときには
有意とみなして上記検出信号から情報を抽出し、上記所
定範囲にないときにはノイズとみなすものである。
【0020】また、この発明に係る上記情報入力装置
は、上記制御手段は、上記所定範囲にある上記検出信号
を所定の閾値にて分類し、それぞれ別種の情報に関する
とみなすものである。
【0021】上記情報入力装置は、検出手段は人体の位
置の相対的な変化を検出する検出信号を制御部に供給
し、制御手段は上記検出信号が所定範囲にあるときには
有意とみなし、さらにこの検出信号を所定の閾値にて分
類し、それぞれ別種の情報に関するとみなすものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明を詳細に説明する。
【0023】図1は、情報入力装置の概略的な構成を示
すブロック図である。上記情報入力装置は、送信ユニッ
ト10と受信ユニット20との対からなる。
【0024】上記送信ユニット10は、現在位置の変位
を検出する相対位置検出部11と、この相対位置検出部
から与えられる相対位置に関する信号を上記受信ユニッ
ト20に伝送するために必要な形式に変換する送信部1
2と、この送信ユニット10を人体に固着して装着する
装着部13とから構成される。
【0025】上記相対位置検出部11は、角加速度セン
サ及び/または加速度センサを備え、この相対位置検出
部11の回転角度及び/または位置の変位を検出し、こ
の検出した相対位置を上記送信部12に供給する。
【0026】ここで、ジャイロセンサと通称される角加
速度センサは、この相対位置検出部を頭部等に装着した
場合には、相対位置の角度の検出ができるので、人体の
相対位置の検出による意思の入力に適する。上記ジャイ
ロセンサは、機械式、光学式、あるいは圧電体による種
々のタイプが提供されている。
【0027】上記送信部12は、上記相対位置検出部1
1から与えられる検出信号を上記受信ユニット20に伝
送するために必要な形式に変換する。伝送の方法として
は、この送信ユニット10と受信ユニット20との間の
情報の伝達を伝送線にて行う場合には、RS−232
C、PS/2等のシリアル通信を利用することができ
る。また、IrDAに従った赤外線通信やUSB(Un
iversal Serial Bus)を利用するこ
ともできる。
【0028】上記装着部13は、この送信ユニット10
を人体の一部に固着して装着する。装着する部分は、頭
部、肩部、腕部等の人体の一部である。もっとも人体に
直接装着する必要は必ずしもなく、衣服等に装着しても
よい。
【0029】上記受信ユニット20は、この情報入力装
置の全体を統括して制御する制御部21と、この制御部
21と外部機器とを仲介するインターフェース部22
と、上記送信ユニット10から伝送される信号を受信す
る受信部23と、マウス24と、キーボード25と、デ
ィスプレイ26とから構成される。
【0030】上記制御部21は、演算を集中して行うC
PU27と、このCPU27から与えられる命令によっ
て情報を一時的に記憶するRAM28とから構成され
る。
【0031】上記インターフェース部22は、上記制御
部21と、上記受信部23等との間に介在して、情報信
号の形式の変換、タイミング調整、バッファ等の機能を
果たす。
【0032】上記受信部23は、上記送信ユニット10
から線路、光線等によって伝送される相対位置に関する
信号を受信して、受信した信号を上記インターフェース
部22に与える。
【0033】上記マウス24は、机等の平坦な面上をこ
の面に沿って自在に移動され、このマウス24の位置に
対応して上記ディスプレイ26の表示画面における位置
が指定されるポインティングデバイスである。上記マウ
ス24は、通常は1〜3個程度の押ボタンを備え、上記
押ボタンを押圧されることにより所定の機能が選択され
る。
【0034】上記キーボード25は、平坦な略々直方体
の筐体の主面にアルファベット、アラビア数字等に対応
する複数の押釦を備え、順に押圧することにより情報を
入力される入力装置である。
【0035】上記ディスプレイ26は、CRT、液晶パ
ネル等からなる表示画面を有し、この表示画面に上記制
御部21から上記インターフェース部22を介して供給
される信号を映像として表示する。
【0036】次に、図2によって上記情報入力装置の使
用の態様の一例を説明する。
【0037】図では、作業者が、ヘッドバンド202を
装着部13とする情報入力装置の送信ユニット10を頭
部に装着し、机上に設置された情報入力装置の受信ユニ
ット20のディスプレイ26の表示画面100に表示さ
れる映像を目視しながら、キーボード25を用いて情報
を入力している。机上には、マウス24が設置されてい
る。
【0038】上記表示画面100には、カーソル201
が表示されている。このカーソル201の位置は、上記
送信ユニット20によって移動することができる。
【0039】すなわち、頭部を適当に動かすことによっ
て、頭部に装着された送信ユニット10の相対位置は、
例えばジャイロセンサ等を備える相対位置検出部11に
よって検出され、この検出信号を上記受信ユニット20
に伝送される。そして、上記受信ユニット20の制御部
21にて上記検出信号から入力情報が抽出され、この入
力情報は上記表示画面100におけるカーソル201の
動きとなって現れる。
【0040】さらに、所定の方法によって頭を動かすこ
とにより、所定の機能を実行することもできる。これ
は、一連の機能を対応づけたベクトルを、予め特定の方
向のベクトルに対して設定しておくものである。
【0041】このように、上記情報入力装置は、送信ユ
ニット10と装着した頭部等の人体の一部を適当に動か
すことにより、情報を入力するものである。
【0042】図に示されているように、キーボード25
の操作には両手が占有されているので、マウス24等の
ポインティングデバイスは同時に操作できない。しか
し、上記情報入力装置は、両手が占められた状態におい
ても操作することができる。従って、上記情報入力装置
は、作業の効率を向上させるとともに、作業者の負担を
軽減する。
【0043】なお、上記ヘッドバンド202は、可撓体
にてバンド状に形成され、人体の頭部に装着する。この
ヘッドバンドは、ヘッドフォン、マイク等を備えるいわ
ゆるヘッドセットとしてもよい。
【0044】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、上記情報入力装置の相対位置検出部11にて検出し
た相対位置から、有効な入力情報を抽出するアルゴリズ
ムを説明する。
【0045】ステップS1においては、上記相対位置検
出部にて検出した所定時間ΔTにおける相対移動量を、
移動方向を向き(v)、相対移動量を大きさ(m)とす
るベクトルとして表す。この手順を終えると、次のステ
ップS2に進む。
【0046】ステップS2においては、上記ステップS
1にて得られたベクトルに応じて分岐する。すなわち、
上記ベクトルの大きさmの値が領域Mmin<mかつm
<M、にある場合には、ステップS3に進む。上記ベク
トルの大きさmの値が、領域M<mかつm<Mmax、
にあり、かつ上記ベクトルの向きvが所定の向きVにほ
ぼ等しい場合には、ステップS5に進む。他の場合に
は、ステップS7に進む。
【0047】ここで図4によって上記ベクトルの大きさ
mに関する各領域の区分を示す。図中の軸は上記ベクト
ルの大きさmである。
【0048】条件Mmin<mかつm<Mmaxは、ベ
クトルが有効であると見なされる有効制御領域A2を表
す。条件m<Mminにて与えられる領域A1、条件M
max<mにて与えられる領域A3における入力は、無
意味なノイズと見なされる。
【0049】ここで、Mminは、上記有効制御領域の
最小値であり、Mmaxは、上記有効制御領域の最大値
である。Mminは、例えば、人体の無意識の微小な動
きと、入力の意思を有する動きとを区別する閾値とな
る。すなわち、Mminより小さい動きは、入力の意思
を持って行ったものではないとして、ノイズとみなされ
る。
【0050】また、Mmaxは、席を立つときのような
人体の位置の大きな変化と、入力の意思を持って行った
動きとを区別する閾値となる。このMmaxより大きな
動きは入力の意思を持って行ったものではないとして、
ノイズとみなされる。
【0051】上記有効領域A2は、基準値Mを境界とし
て上下に2つの領域に分けられる。上記ベクトルの大き
さmに関して条件Mmin<mかつm<Mにて与えられ
る領域は、上記ベクトルが位置情報と見なされる位置情
報領域A4である。条件M<mかつm<Mmaxにて与
えられる領域は上記ベクトルが操作の指示であると見な
される動作指示領域A5である。
【0052】上記ベクトルの大きさmに関する有効制御
領域A2の上端Mmax及び下端Mmin、また基準値
Mは、この情報入力装置の目的、使用の態様その他によ
って適当に設定される。
【0053】なお、数学的には、上述の領域を定める条
件においては領域の境界を領域に含めず上記領域は開集
合となっているが、上記相対位置検出部11にて検出し
た相対位置は誤差を含むので、このことは実際上は問題
とならない。
【0054】再び図3を参照すると、上述のステップS
2における分岐の条件は、ベクトルの大きさmの値が上
記領域A4にある場合にはステップS3、ベクトルの大
きさmが上記領域A5にありかつベクトルの向きvが所
定の向きVに略々等しい場合にはステップS5、他の場
合にはステップS7に進む。
【0055】ステップS3においては、上記移動量をカ
ーソル201の位置移動情報とする。すなわち、上記移
動量を表すベクトルの大きさmと上記ベクトルの向きv
を、上記ディスプレイ26の表示画面100上に表示さ
れるカーソルの位置の移動情報とみなす。そして、次の
ステップS4に進む。
【0056】ステップS4においては、上記ステップS
3にて算出したカーソルの移動量に基づいて、上記ディ
スプレイ26の表示画面100に表示されるカーソル2
01を移動する。そして、この一連の工程を終了する。
【0057】ステップS5においては、上記相対移動量
を表すベクトルの方向vを、予め設定されたベクトルV
に対応する動作を指示しているものと判断する。例え
ば、適当に設定されたxy−平面内において、ベクトル
V1(1,1)は“Enter”と、ベクトルV2(−
1,1)は“Yes”と、ベクトルV3(1,−1)は
“No”という具合である。そして、次のステップS6
に進む。
【0058】ステップS6においては、上述のように予
め特定の方向のベクトルに対して関連付けられている動
作指示を実行する。すなわち、上記ベクトルベクトルV
1(1,1)にて指示される“Enter”の機能を実
行したり、上記ベクトルV2(−1,1)及び上記ベク
トルV3(1,−1)にそれぞれ対応する“Yes”及
び“No”に従って、ボタンの選択をエミュレートし、
また、各機能を実行する。そして、この一連の工程を終
了する。
【0059】ステップS7においては、上記ベクトルの
大きさmの値が有効制御領域A2にない、または、上記
ベクトルの大きさmの値が有効制御領域A2にあっても
上記ベクトルの方向vが所定のベクトルの方向Vから離
れているので、上記移動量は人間の意思には無関係なベ
クトル情報(ノイズ)と判断する。そして、この一連の
工程を終了する。
【0060】ここで、上述したアルゴリズムに従う情報
の入力の一例を示す。
【0061】便宜上、上記送信ユニット10の相対位置
検出部にて検出した相対位置の変化を表すベクトルの方
向を矢印にて表すこととする。
【0062】例えば、上記ベクトルの大きさが上記位置
情報領域A4にある場合には、矢印“→”、“←”、
“↑”、“↓”にて表す。また、ベクトルの大きさmが
上記動作指示領域A5にある場合には、矢印“”、
”、“”、“”にて表す。
【0063】そして、予め“”をマウス24の左ボタ
ンの“オン”と等価、“”をマウス24の右ボタンの
“オフ”と等価に規定すると、動作“→→→→→
でマウス24等によるドラッグが等価的に表現できる。
すなわち、一度速く頭を右に動かした後に、ゆっくり頭
を右に移動し、ドラッグを終了したい所で、頭を速く左
に動かすことで、マウス24によるカーソルの移動の操
作と等価の表現ができる。
【0064】続いて、上記ディスプレイ26の表示画面
100におけるカーソル201の操作について説明す
る。
【0065】図5は、上記ディスプレイ26の正面図で
ある。上記ディスプレイ26は、略々直方体状の筐体を
有し、その平坦な正面は、周縁部を除いて略々長方形状
の表示画面100となっている。
【0066】図中の点P1におけるカーソル201は、
上述したように、上記相対移動量のベクトルの大きさm
が上記位置情報領域A4にあるように上記情報入力装置
の送信ユニット10を装着した人体の一部を動かすこと
によって、上記表示画面の点P2まで移動させることが
できる。
【0067】すなわち、例えば上掲図2のように上記情
報入力装置をヘッドセット202にて人体の頭部に装着
した場合には、上記頭部を所定の閾値よりも小さい角速
度にて所望の方向に動かすことによって、上記表示画面
100に表示されるカーソル201を移動させることが
できる。
【0068】図6は、映像を表示している上記表示画面
100の一部に所定の機能を操作するためのいわゆるウ
インドウを開いている状態を示す。上記ウインドウは、
音量を増加させる“VOL+”ボタン101と、音量を
減少させる“−”ボタン102と、音量を−20dB減
少させるトグルスイッチである“MUTING”ボタン
103と、音量を縦軸方向に実時間にて表示する“イン
ジケータ”104と、このウインドウを閉じる“EXI
T”ボタン105とを有する。
【0069】上記ウインドウの所望の機能のボタンまで
上記カーソル201を移動させ、上記入力情報装置を上
記動作指定領域A5にて所定の操作をすることにより、
所定のボタンの選択をエミュレートすることができる。
【0070】図7は、オーディオビジュアルのソースを
選択するいわゆるファンクションメニュー“FUNCT
ION”を表示している。
【0071】上記“ファンクションメニュー”は、第1
のビデオを選択する“VIDEO1”ボタン111と、
第2のビデオを選択する“VIDEO2”ボタン112
と、第3のビデオを選択する“VIDEO3”ボタン1
13と、第4のビデオを選択する“VIDEO4”ボタ
ンと、ビデオディスクを選択する“VIDEODIS
K”ボタン115と、第一のテープを選択する“TAP
E1”ボタン116と、オーディオディスクを選択する
“AUDIODISK”ボタン117と、チューナを選
択する“TUNER”ボタン118と、レコードプレー
ヤを選択する“PHONO”ボタン119と、第2のテ
ープを選択する“TAPE2”ボタン120と、上記ソ
ースとの接続を全て切断する“ALL OFF”ボタン
121と、メモリに記憶された一連のコマンド実行する
“AUTO PGM1”ボタン122と、メモリに記憶
された他の一連のコマンドを実行する“AUTO PG
M2”ボタン122と、このディスプレイ26の電源を
切断する“CRT OFF”ボタン124と、諸機能の
設定を行う“SET UP”ボタン125とが配設され
ている。
【0072】上記情報入力装置の操作によって、上記ボ
タンにカーソル201を移動し、選択をエミュレートす
ることによって、各ボタンに対応する機能を実行するこ
とができる。
【0073】
【発明の効果】この発明は、従来のポインティングデバ
イスと異なって操作のために片手または両手を占有され
ることはない。すなわち、上記発明は、相対位置検出部
を人体の頭部等に装着して入力を行うにで、キーボード
の操作中や、鉛筆・ボールペン等を用いて筆記を行いな
がらでも利用することができる。従って、作業の効率の
向上を図ることができ、また、作業者の負担を軽減す
る。
【0074】この発明は、人体の微小な動きや姿勢の変
更等の、入力操作とは無関係なノイズを有効に分離す
る。このため、作業者への負担は少なく、効率よく情報
の入力を行うことができる。
【0075】また、この発明は、従来のポインティング
デバイスでは、そのポインティングデバイスの備えるボ
タンを適当に押圧することにより行っていた“オン”、
“オフ”、“クリック”、“ダブルクリック”、“ドラ
ッグ”等の各種操作を、所定のベクトル方向に対して動
作指示情報として割り付けることができる。
【0076】従って、この発明は、複雑な機能も、所定
の動作指示情報に対応するベクトルを指定することによ
り容易に実行することができる。また、これら動作指示
情報や、この動作指示情報に対応するベクトル等をカス
タマイズすることにより、個人の特性に合わせて柔軟に
システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報入力装置の概略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】情報入力装置の使用の態様を示す斜視図であ
る。
【図3】検出した相対位置から入力情報を抽出するアル
ゴリズムを示すフローチャートである。
【図4】相対位置の大きさに関する領域を示す領域図で
ある。
【図5】ディスプレイの表示画面の第1の例を示す正面
図である。
【図6】ディスプレイの表示画面の第2の例を示す正面
図である。
【図7】ディスプレイの表示画面の第3の例を示す正面
図である。
【符号の説明】
10 送信ユニット、11 相対位置検出部、12 送
信部、 13 装着部、20 受信ユニット、21 制
御部、22 インターフェース部、23 受信部、26
ディスプレイ、27 CPU、100 表示画面、2
01 カーソル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置の相対的な変化を非接触にて検出す
    る検出手段と、 上記検出手段と人体とを固着することにより上記検出手
    段を人体に装着する装着手段と、 上記検出手段の検出信号から入力情報を抽出する制御手
    段とを有することを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、ジャイロセンサを用い
    ることを特徴とする請求項1記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、人体の頭部、肩部、ま
    たは腕部のいずれか1つに装着されることを特徴とする
    請求項1記載の情報入力装置。
  4. 【請求項4】 上記装着手段は、ヘッドバンドを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報入力装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記検出手段からの検
    出信号の大きさが所定範囲にあるときは、上記検出信号
    は有意であるとみなして情報を抽出し、上記範囲にない
    ときは、上記検出信号をノイズとみなすことを特徴とす
    る請求項1記載の情報入力装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記所定範囲にある上
    記検出信号を所定の閾値にて分類し、それぞれ別種の情
    報に関するとみなすことを特徴とする請求項5記載の情
    報入力装置。
JP9027061A 1997-02-10 1997-02-10 情報入力装置 Withdrawn JPH10222293A (ja)

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JP9027061A JPH10222293A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 情報入力装置

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JP9027061A JPH10222293A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 情報入力装置

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JP9027061A Withdrawn JPH10222293A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 情報入力装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074370A3 (en) * 2005-12-29 2007-11-29 Nokia Corp Transmitter, receiver, ans system with relative position detecting functionality between transmitters and receivers
US7690994B2 (en) 2005-09-14 2010-04-06 Nintendo Co., Ltd. Storage medium storing virtual position determining program

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