JPH1022088A - ガレージ、倉庫などの照明装置 - Google Patents

ガレージ、倉庫などの照明装置

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JPH1022088A
JPH1022088A JP18679696A JP18679696A JPH1022088A JP H1022088 A JPH1022088 A JP H1022088A JP 18679696 A JP18679696 A JP 18679696A JP 18679696 A JP18679696 A JP 18679696A JP H1022088 A JPH1022088 A JP H1022088A
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JP
Japan
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battery
contact
circuit
coil
turned
Prior art date
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Application number
JP18679696A
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English (en)
Inventor
Kanji Takenaka
寛爾 竹中
Jiro Ishikawa
次郎 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Publication date
Application filed by Showa Shell Sekiyu KK filed Critical Showa Shell Sekiyu KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 太陽電池で行うための省電力設計の回路を有
する照明装置の提供。 【解決手段】 ソーラパネルで得られる電気エネルギー
を蓄えるバッテリからの直流を交流に変換し蛍光灯を点
灯させるインバータ回路と、このインバータ回路への通
電を行うタイマ回路を備え、タイマ回路はキープリレー
と、ON用押しボタンスイッチ及びキープリレーの接点
X1をONさせるセットコイルCO1が直列接続された
ON操作回路と、OFF用押しボタンスイッチ及びキー
プリレーの接点X1をOFFさせるリセットコイルCO
2が直列接続されたOFF操作回路と、キープリレーの
接点X1がONしたときタイマ動作を開始し、所定時間
経過後にキープリレーの接点をOFFさせるタイマ用集
積回路とからなり、蛍光灯インバータ回路は電源部の+
側にプッシュプル接続された1対のスイッチングトラン
ジスタ及び蛍光灯を点灯させるトランスからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業に必要な使用
時間が比較的短い場所、例えば車庫、倉庫、物置場など
を一時的に照明するのに好適な照明装置に関し、特に高
い省電力化の回路構成にするにより維持管理が容易かつ
コスト低減できるようにした太陽電池を用いた蛍光灯照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】商用電力の得られ難い場所に
設置されたガレージを夜間に利用する場合、柵,塀,柱
などの構築物、植木、置き物が見えないため、それらの
物体と車体との間隔が掴み難く車の出し入れに手間取る
ことがある。また倉庫や物置場を夜間利用する場合に
は、懐中電灯で照らしながら物を探したり、出し入れす
るなどの作業が行われている。更に、夜遅く帰宅した場
合、暗い玄関先で錠を探したり、錠穴に錠を挿入するの
に手間がかかることも経験していることである。このよ
うな場所では、長時間の作業をすることがなく、おおよ
そ5分位の短い時間で用事を済ませている。そのため、
これらの場所には照明設備が設けられていないことが多
く、夜間の利用に不便を感じていた。従来、太陽電池を
用いた照明装置は、例えば実開平1−89404号公
報、実開平3−69808号公報に提案されている。実
開平1−89404号公報に提案されているものはダイ
ヤル式タイマや固定式タイマを用いており、タイマのO
FF位置においても電力が供給され、省電力設計になっ
ていなかった。また実開平3−69808号公報に提案
されているものは消灯中にタイマ回路に給電されない構
成とし無駄な電力消費を抑えるようにした改善が図られ
ている。しかし、点灯中はリレーを自己保持するための
電流を流しておく必要があるため、更に満足できる高い
省電力化が望まれていた。本発明の目的はガレージ、倉
庫、物置場などの照明を太陽電池で行うための省電力設
計の回路を有する照明装置を提供することである。また
他の目的はタイマ回路、過放電防止回路、過充電防止回
路、バッテリ電圧表示回路などの回路を任意に組み合わ
せて蛍光灯の点灯回路を簡単に構成することができるよ
うにした照明装置を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係るガレージ、倉庫などの照明装置は太
陽エネルギーを電気エネルギーに変換するソーラパネ
ル、該ソーラパネルで変換した電気エネルギーを蓄える
バッテリからなる電源部と、バッテリから供給される電
力で点灯する蛍光灯と、バッテリの直流電圧を高周波数
の交流電圧に変換する蛍光灯インバータ回路と、バッテ
リから蛍光灯インバータ回路への通電を行うタイマ回路
とを備え、タイマ回路はバッテリから蛍光灯インバータ
への通電をON−OFFさせる接点を有するキープリレ
ーと、押し操作時のみ閉じるON用押しボタンスイッチ
及びキープリレーの接点を開から閉に動作させるセット
コイルが直列接続されたON操作回路と、押し操作時の
み閉じるOFF用押しボタンスイッチ及びキープリレー
の接点を閉から開に動作させるリセットコイルが直列接
続されたOFF操作回路と、キープリレーの接点がON
したとき通電され、該通電によりタイマ動作を開始し、
予め定めた所定時間経過後に前記リセットコイルにパル
ス通電しキープリレーの接点を閉から開に動作させるタ
イマ用集積回路とからなり、蛍光灯インバータ回路は電
源部の+側にプッシュプル接続された1対のスイッチン
グトランジスタ及び蛍光灯を点灯させるトランスを有
し、該トランスの一次側は各トランジスタのコレクタに
接続された第1コイルと第2コイルを設け、トランスの
二次側には蛍光灯を予熱するための予熱用コイルと点灯
を継続させるための主点灯用コイルが設けられた構成に
ある。
【0004】また請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、バッテリの電圧が所定電圧レベル以下になった
ときパルス電流を出力する電圧検知用集積回路と、該電
圧検知用集積回路からのパルス電流によって導通するト
ランジスタと、該トランジスタにより動作電流が流れる
キープリレーのリセットコイルからなる過放電防止回路
を備え、トランジスタの導通時にリセットコイルにパル
ス電流を流して接点を閉から開に動作させるようにした
構成にある。
【0005】また請求項3の発明は、請求項2の発明に
おいて、バッテリ電圧が所定電圧レベル以下になったと
きパルス電流を出力する電圧検知用集積回路と、該電圧
検知用集積回路からのパルス電流によって導通する第1
トランジスタと第2トランジスタと、バッテリ電圧が所
定電圧レベルを超えていることを表示するため1トラン
ジスタの導通時にOFFする発光ダイオードからなる第
1の表示手段と、バッテリ電圧が所定電圧レベル以下に
なったことを表示するため第2トランジスタの導通時に
ONする発光ダイオードからなる第2の表示手段とを備
えた構成にある。
【0006】また請求項4の発明は、請求項1,2,3
のいずれかの発明において、ソーラパネルとバッテリ間
に挿入される接点、該接点を開から閉に動作させるセッ
トコイルおよび閉から開に動作させるリセットコイルを
有し、セットコイルをソーラパルネとリレー接点との
間、リセットコイルをリレー接点とバッテリの間にそれ
ぞれ設けられるキープリレーと、バッテリ電圧を検知す
る電圧検知用集積回路と、該電圧検知用集積回路からの
パルス電流によって導通するトランジスタとからなる過
充電防止回路を備え、トランジスタの導通後の非導通時
にキープリレーのリセットコイルに流れるパルス電流に
よって接点を閉から開に動作させるようにした構成にあ
る。
【0007】上記の構成において、昼間時にソーラパネ
ルで発電された電気がバッテリに蓄えられる。夜間、O
N用押しボタンスイッチを押すと、キープリレーのセッ
トコイルに電流が流れ、接点を開から閉に動作させバッ
テリから蛍光灯インバータ回路およびタイマ回路に通電
する。バッテリから供給される直流をインバータで高い
電圧かつ周波数の交流に変換し、この交流が蛍光灯に印
加され、点灯する。この点灯動作と同時に、タイマ回路
がタイマ動作を開始し、一定時間経過後にキープリレー
のリセットコイルに通電して接点を閉から開に動作さ
せ、インバータへの直流の供給を断って消灯させる。従
って、照明装置の設置場所での通常の作業時間をタイマ
回路にセットすることにより、消灯動作を気にせずに作
業することができる。また点灯中でもOFF用押しボタ
ンスイッチを押すとキープリレーのリセットコイルに通
電され接点を閉から開に動作させ消灯することができる
ため、無駄なバッテリ消費を防ぐことができる。
【0008】好ましくはバッテリの過放電防止回路や過
充電防止回路を装備することにより過放電・過充電によ
るバッテリの劣化を未然防ぐことができる。これらの回
路はキープリレーのセットコイルによって開から閉にな
る接点を介して通電されるので、点灯中のみ電力を消費
するとともに、バッテリ電圧を検出する電圧検出ICの
出力によって動作するトランジスタによってキープリレ
ーのリセットコイルに通電するように構成しているの
で、回路自体の電力消費を必要最少限に抑えることがで
きる。更にはバッテリ電圧のレベルを発光ダイオードに
よって表示することによりバッテリ状態を目で確認で
き、照明装置の信頼性を高めることができる。
【0009】本発明によれば、夜間において比較的短い
時間使用するガレージや倉庫などを太陽光を利用した照
明装置により照明することができ、上記場所での夜間の
作業がし易くなる。またタイマ回路が設けられているた
め、一定時間点灯後に自動的に消灯され、蓄えた電気を
効率的に利用することができる。更に各回路への通電は
キープリレーの接点を介して行われ、しかもキープリレ
ーを用いたことと相俟って高い省電力設計になってお
り、照明装置の維持管理の低コスト化が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に本発明の照明装置が設置さ
れたガレージの概略構成を示す。図2に照明装置が設置
された倉庫の外観を示す。照明装置はガレージ1または
倉庫10の屋根2,10に設置されるソーラパネル3、
ガレージまたは倉庫内を照明する蛍光灯4、ソーラパネ
ル3から供給される電気を蓄えるバッテリ21、一定時
間だけ供給されるバッテリに蓄えられた電気を交流に変
換して蛍光灯4に印加する蛍光灯インバータ回路20と
を内蔵する蛍光灯操作ボックス5とから構成されてい
る。ここで、ソーラパネル3は太陽光エネルギーを電気
エネルギーに変換する光発電素子により構成されてい
る。
【0011】図3に照明装置の回路構成を示す。ソーラ
パネル3は昼間時に太陽光を受けて発電し、この電気を
バッテリ21、例えば12VのNiーCd電池に蓄え
る。バッテリ21はキープリレーのセット時に0N、リ
セット時にOFFする接点X1を介して蛍光灯インバー
タ回路20に電力を供給する。キープリレーは接点X1
を開→閉(キープセットON)に動作させるセットコイ
ルCO1と接点X1を閉→開(リセットOFF)に動作
させるリセットコイルCO2を有し、セットコイルCO
1またはリセットコイルCO2のいずれかにパルス的に
通電されたとき当該コイルによって接点X1を作動さ
せ、その後通電を止めても接点X1の開閉状態が維持さ
れるように構成されている。
【0012】バッテリと接点X1の間にはON用押しボ
タンSW1とキープリレーのセットコイルCO1の直列
回路がバッテリに並列接続されている。ON用押しボタ
ンSW1は常開接点を有し、押し操作力を加えていると
きのみ常開接点が閉じる。接点X1のセット(ON)に
より通電され所定時間のタイマ動作を行って接点X1を
リセット(OFF)し、蛍光灯インバータ回路をOFF
して消灯させるタイマ回路が設けられている。
【0013】OFF用押しボタンSW2は常開接点を有
し、押し操作力を加えているときのみ常開接点が閉じる
ように構成されており、一端は接点X1に接続されてい
る。即ち、点灯動作を行わせる為のON用押しボタンS
W1とセットコイルCO1、および消灯動作を行わせる
為のOFF用押しボタンSW2とリセットコイルCO2
のそれぞれの直列回路の間に、キープリレーの接点X1
が挿入されている。点灯時にOFF用押すボンタSW2
を押すとリセットコイルCO2に通電され接点X1を開
放し蛍光灯を強制的に消灯させることができる。即ち、
タイマ時間内に消灯させることができるため、無用な電
力消費を抑えることができる。
【0014】タイマ回路はタイマ用集積回路(タイマー
IC)、例えば単安定、無安定マルチバイブレータ等の
広範囲な使用ができるようトリガー、リセットの端子を
備えたタイミング・パルス遅延時間発生用ICが用いら
れ、外付けでRとCをつけることで安定したカウンター
を行い、設定値に達すると信号を出すタイマーとして使
用する。このタイマーICの出力端子(3)はOFF用
押しボタンSW2とキープリレーのリセットコイルCO
2の接続点に接続されている。タイマーICは接点X1
のキープセットON時に通電されて一定時間のタイマ動
作を行うもので、その出力端子(3)にはOFF用押し
ボタンSW2とリセットコイルCO2の接続点に接続さ
れている。即ち、リセットコイルCO2はOFF用押し
ボタンSW2又はタイマーICからされるパルス電流に
よって接点X1を閉→開に動作させる。
【0015】蛍光灯インバータ回路はDC/ACプッシ
ュプル・フリップフロップ型インバータで構成されてお
り、接点X1を介してバッテリから供給されるDC12
Vを30KHZの点灯周波数に変換し、6W高輝度蛍光
灯を点灯させる。+側電源には抵抗R1,R2を介して
トランジスタTR1,TR2のベースが接続され、TR
1,TR2のエミッタは−側電源に接続されている。T
R1,TR2のコレクタはトランスT1の一次側のコイ
ルW1,W2の一端に接続され、またコレクタ間にTR
1,TR2のスイッチングの切れをシャープニするため
のコンデンサC2が挿入されている。コイルW1,W2
の他端はチョークCH1を介して+側電源に接続されて
いる。TR1,TR2のベース間にはトランスT1の一
次側のコイルW3が接続されている。TR1,TR2の
逆接続防止用にダイオードを付けるとそのダイオードに
よる電圧低下が大きくなって効率が悪くなる。本回路で
は逆接続したときに流れる電流より最大定格電流を大き
いTRを使用することにより万一逆接続してもTRを破
損させることはない。ここで、トランスT1の磁束密度
がMAX2000ガウス,50KHZを用いた場合、飽
和しない60%の磁束密度で使用すると、点灯周波数は
30KHZになる。このようなトランスT1を使用する
ことにより一次巻線数を少なくできるとともに、周波数
が低い方が高周波部品を使わなく組立てられ、安価とな
る。
【0016】トランスT1の二次側はコイルW4,W
5,W6が設けられており、コイルW4とW6は蛍光灯
のフィラメントの予熱用であり、またコイルW5は主点
灯用である。コイルW5は一端がコイルW4に、他端が
コンデンサC4を介してコイルW6に接続されている。
コンデンサC4の時定数の遅れをもって連続点灯する。
このコンデンサC4の容量によりランプ点灯時の減電流
を行うことができ、入力電流の消費を抑え省エネルギー
が図られている。
【0017】次に点灯・消灯動作を説明する。図3にお
いて、ON用押しボタンSWを一瞬押すとキープリレー
セットコイルCO1にパルス的な信号が入り接点X1が
閉じ、バッテリから蛍光灯インバータに電力が供給され
蛍光灯が点灯する。同時にタイマーICがタイマ動作を
開始し、例えば5分間の所定時間動作する。所定時間経
過後、タイマーICの出力(3)端子のパルス出力をキ
ープリレーリセットコイルCO2に与え接点X1を開放
し蛍光灯インバータへの給電を止め蛍光灯を消灯させ
る。
【0018】蛍光灯インバータの動作を図4により説明
する。トランスの一次側では電源をONにするとR1,
R2を通じてTr1,Tr2へ直流電圧がかかる。Tr
1,Tr2のHfe特性の微妙な動作値の違いにより、
どちらかのTrが先にONになる。例えばTr1が先に
ONになるとそのコレクタに接続されたコイルW1に電
圧が発生する。コイルW3の帰還電圧をTr1,Tr2
に逆帰還がかかるように接続すると各TrがON−OF
Fを繰り返しコイルW1,W2に方向の異なった交番電
圧が発生する。本例では周波数約30KHZの交番電圧
である。トランスの二次側ではコイルW4,W5及びW
6に点灯用交番電圧が発生し、コンデンサC4の時定数
の遅れをもって連続点灯が開始されタイマ動作終了また
はOFF用押しボンタが押されるまで点灯が継続され
る。
【0019】次に本発明の他の実施の形態を説明する。
図5にバッテリ保護(過放電防止)回路を有する照明装
置の回路構成を示す。なお、蛍光灯インバータ回路は図
4に示す回路と同じである。バッテリ保護回路は電源部
とタイマ回路との間に配置されており、バッテリ電圧を
電圧検知用集積回路(電圧検知IC1)により検知し、
所定電圧以下になったとき電圧検知IC1から出力され
る信号によってリセットコイルCO2に通電し接点X1
を開放して蛍光灯インバータへの給電を止める。電圧検
知IC1は、例えばミツミ電機(株)製造のPST52
0を使用し、バッテリ電圧を抵抗分圧した電圧を入力
し、この電圧が予め設定した閾値以下になるとパルスを
出力する。電圧検知IC1からパルスが出力されるとT
Rが導通しこのTRを介してリセットコイルCO2に電
流が流れ、接点X1が開放されタイマ回路、蛍光灯イン
バータへの電力の供給を停止させる。バッテリ電圧が所
定電圧以下に下がっている間はON用押しボタンを押し
ても電源は入らないので、過放電によるバッテリの保護
が図られる。本実施形態のバッテリ保護回路は電圧検知
IC1を使用することにより消費電力が低く抑えられ、
しかも検知回路の部品が少なく製作調整が容易である。
【0020】図6に過放電防止回路とバッテリ電圧表示
回路を備えた構成を示す。なお、過放電防止回路は図5
と同じなので、ここではバッテリ電圧表示回路について
説明する。本実施形態のバッテリ電圧表示回路はバッテ
リ電圧が所定値より高いときと低いときをLED表示す
るものである。キープリレーの接点X1を介してバッテ
リの両端に抵抗R10と発光ダイオード(LED1)の
直列回路と抵抗R11、発光ダイオード(LED2)、
TR2の直列回路が接続されている。抵抗R10とLE
D1の接続点にはTR1のエミッタが接続されている。
またTR2のエミッタにはLED2が接続されている。
それぞれのTR1,TR2のベースは電圧検出IC2
(ミツミ電機社製造のPST520)の出力端子(3)
に接続されている。
【0021】このような構成において、電圧検出IC2
は検出したバッテリ電圧が所定電圧レベルを超えると、
出力端子(3)からTR1,TR2のベースに流す電流
をOFFし、TR1及びTR2を非導通にする。TR1
の非導通により、発光ダイオード(LED)1に電流が
流れ発光する。このLED1の発光によりバッテリ電圧
が所定電圧レベルを超えていることを知ることができ
る。この時、TR2も非導通なので、LED2には電流
が流れず、発光しない。またバッテリ電圧が所定電圧レ
ベル以下になると電圧検出IC2の出力端子(3)から
TR1,TR2のベースに電流を流しTR1,TR2を
導通させる。TR1が導通するとLED1への電流が減
少し発光を停止する。一方TR2が導通すると発光ダイ
オード(LED)2に電流が流れ発光する。このLED
2の発光によりバッテリ電圧が所定電圧レベル以下にな
っていることを知らされる。バッテリ電圧が所定値以下
になると電圧検出IC2の出力端子(3)からTRにパ
ルス電流が流され導通状態になるので、キープリレーの
リセット動作が行われ、接点X1が閉から開に動作しバ
ッテリの過放電が防止される。尚、LED1を青色、L
ED2を赤色に発光するものを用いることにより発光色
によってバッテリ電圧レベルの高低を知ることができ
る。本実施形態ではバッテリ電圧レベルの高低を表示し
ているが、LEDレベルメータ用のIC、例えばROH
M社製造のBA689を用いてバッテリ電圧をリニア表
示することもできる。
【0022】図7にバッテリの過充電防止回路の構成を
示す。本実施形態はソーラパネルとバッテリで構成され
るバッテリ充電部に配置されるバッテリ過充電防止回路
である。ソーラパネルとバッテリの間にキープリレーの
接点X1を配置し、このキープリレーのセットコイルC
O1とON用押しボタンSW1の直列回路をソーラパネ
ルと接点X1との間に並列接続され、また接点X1とバ
ッテリ間にバッテリ過充電回路が配置されている。バッ
テリ過充電回路はソーラパネル,バッテリ間の電圧を検
出する電圧検出IC3(例:ミツミ電機社製造のPST
520)、この電圧検出IC3の出力端子(3)から出
力される電流によって導通するTR3、TR3の非導通
時に接点X1を閉から開に動作させるリセットコイルC
O2からなっている。バッテリを充電する場合、ON用
押しボタンスイッチSW1を押しセットコイルCO1に
電流を流し接点X1を閉じる。ソーラパネルはバッテリ
に接続され充電を開始する。バッテリが十分充電された
後、更に充電を続けるとバッテリ電圧の所定値を超える
上昇を電圧検出IC3で検出し、その出力端子(3)か
ら出力される電流をOFFしTR3を非導通にする。す
るとリセットコイルCO2に電流が流れ接点X1を閉か
ら開に動作させソーラパネルからバッテリへの給電を止
めバッテリの過充電を防止する。
【0023】本実施形態のバッテリ充電回路、タイマ回
路、蛍光灯インバータ回路、過放電防止回路および過充
電防止回路を任意に組み合わせて構成することができる
ので、蛍光灯点灯装置の設計自由度が大きくなり、各種
用途に応じた装置構成を簡単に作り出すことができる。
その他、玄関に設置した場合には玄関ドアを開ける時間
だけ玄関先を照明することができる。夜遅く帰宅する人
のために、玄関灯をつけておくと電気の無駄使いになる
が、本実施例によれば、帰宅者が玄関前の操作スイッチ
をONすることにより、解錠する間の短い時間だけ玄関
先を照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る照明装置が設置されたガレージ
の見取図である。
【図2】 本発明に係る照明装置が設置された倉庫の外
観図である。
【図3】 タイマ回路を示す図である。
【図4】 蛍光灯インバータ回路を示す図である。
【図5】 過放電防止回路とタイマ回路を示す図であ
る。
【図6】 過放電防止回路とバッテリ電圧表示回路を示
す図である。
【図7】 過充電防止回路を示す図である。
【符号の説明】
1…ガレージ、3…ソーラパネル、4…蛍光灯、5…蛍
光灯操作ボックス、10…倉庫、20…バッテリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽エネルギーを電気エネルギーに変換
    するソーラパネル、該ソーラパネルで変換した電気エネ
    ルギーを蓄えるバッテリからなる電源部と、 前記バッテリから供給される電力で点灯する蛍光灯と、 前記バッテリの直流電圧を高周波数の交流電圧に変換す
    る蛍光灯インバータ回路と、 前記バッテリから蛍光灯インバータ回路への通電を行う
    タイマ回路とを備え、 前記タイマ回路はバッテリから蛍光灯インバータへの通
    電をON−OFFさせる接点を有するキープリレーと、 押し操作時のみ閉じるON用押しボタンスイッチ及び前
    記キープリレーの接点を開から閉に動作させるセットコ
    イルが直列接続されたON操作回路と、 押し操作時のみ閉じるOFF用押しボタンスイッチ及び
    前記キープリレーの接点を閉から開に動作させるリセッ
    トコイルが直列接続されたOFF操作回路と、 前記キープリレーの接点がONしたとき通電され、該通
    電によりタイマ動作を開始し、予め定めた所定時間経過
    後に前記リセットコイルにパルス通電しキープリレーの
    接点を閉から開に動作させるタイマ用集積回路とからな
    り、 蛍光灯インバータ回路は前記電源部の+側にプッシュプ
    ル接続された1対のスイッチングトランジスタ及び前記
    蛍光灯を点灯させるトランスを有し、該トランスの一次
    側は各トランジスタのコレクタに接続された第1コイル
    と第2コイルを設け、トランスの二次側には前記蛍光灯
    を予熱するための予熱用コイルと点灯を継続させるため
    の主点灯用コイルが設けられていることを特徴とするガ
    レージ、倉庫などの照明装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリの電圧が所定電圧レベル以
    下になったときパルス電流を出力する電圧検知用集積回
    路と、 該電圧検知用集積回路からのパルス電流によって導通す
    るトランジスタと、 該トランジスタにより動作電流が流れるキープリレーの
    リセットコイルからなる過放電防止回路を備え、 前記トランジスタの導通時に前記リセットコイルにパル
    ス電流を流して前記接点を閉から開に動作させることを
    特徴とする請求項1記載のガレージ、倉庫などの照明装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリ電圧が所定電圧レベル以下
    になったときパルス電流を出力する電圧検知用集積回路
    と、 該電圧検知用集積回路からのパルス電流によって導通す
    る第1トランジスタと第2トランジスタと、 前記バッテリ電圧が所定電圧レベルを超えていることを
    表示するため前記1トランジスタの導通時にOFFする
    発光ダイオードからなる第1の表示手段と、 前記バッテリ電圧が所定電圧レベル以下になったことを
    表示するため前記第2トランジスタの導通時にONする
    発光ダイオードからなる第2の表示手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項2記載のガレージ、倉庫などの
    照明装置。
  4. 【請求項4】 前記ソーラパネルとバッテリ間に挿入さ
    れる接点、該接点を開から閉に動作させるセットコイル
    および閉から開に動作させるリセットコイルを有し、前
    記セットコイルを前記ソーラパルネとリレー接点との
    間、リセットコイルをリレー接点と前記バッテリの間に
    それぞれ設けられるキープリレーと、 前記バッテリ電圧を検知する電圧検知用集積回路と、 該電圧検知用集積回路からのパルス電流によって導通す
    るトランジスタとからなる過充電防止回路を備え、 前記トランジスタの導通後の非導通時にキープリレーの
    リセットコイルに流れるパルス電流によって前記接点を
    閉から開に動作させることを特徴とする請求項1,2,
    3のいずれか記載のガレージ、倉庫などの照明装置。
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