JPH10220238A - ロータリー装置 - Google Patents

ロータリー装置

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JPH10220238A
JPH10220238A JP9038617A JP3861797A JPH10220238A JP H10220238 A JPH10220238 A JP H10220238A JP 9038617 A JP9038617 A JP 9038617A JP 3861797 A JP3861797 A JP 3861797A JP H10220238 A JPH10220238 A JP H10220238A
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Japan
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rotor
main shaft
internal space
rotary device
sliding member
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JP9038617A
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Koji Akasaka
耕志 赤坂
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が容易で内燃機関として利用した場合に
冷却効率の高いロータリー装置を得ること。 【解決手段】 全体が略おむすび型に形成された内部空
間S内には略楕円形のローター3が配置され、上下のコ
ーナーシール4a、4bがこの内部空間Sの内面を摺動
するようにして配置されている。ローター3の中心部に
はローター中心かそれぞれ120°の角度で外側に展出
しているU字型溝が形成されており、この溝にはクラン
クピン9が配置れている。クランクピン9はクランクア
ーム8により主軸7に接続している。これによりロータ
ー3が内部空間S内で回転すると、クランクピン9はこ
の回転を妨げないにように各溝部を摺動しながらこのロ
ーター3の回転に従動する。従ってローター3の回転は
このクランク機構を介して主軸7側に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関として、或
いはコンプレッサとして機能可能なロータリー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ロータリー式の内燃機関として所謂バン
ケル型のロータリーエンジンが実用化されている。この
形式のロータリーエンジンは出力軸に接続しかつ軸心が
固定されている外歯歯車に対して、ローター側に設けら
れた内歯歯車が噛み合い、ローターの回転をこれら内歯
歯車、外歯歯車を介して出力軸に出力するよう構成され
ている。
【0003】またトロコイド曲線により断面が繭型に形
成されたハウジング内でのローターの摺動抵抗を少なく
するためにローターは各頂点が鋭角状に形成されたおむ
すび型に形成され、この頂点部にコーナーシールが形成
される構成となっいる。このためローターの幅方向のシ
ールはこの幅の狭いコーナーシールにより行うため、シ
ール材の選定は極めて厳格に行われ、しかもシール方法
は極めて精密に行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のロータリー
エンジンは高速回転が可能で高い出力が得られる反面、
ローターやシール材の選定は極めて厳格に行う必要があ
り、かつこれらローター、シール、歯車等の形成に関し
極めて高い工作精度が要求される。この結果当然のこと
ながら上記ロータリーエンジンは装置としては高級かつ
高価なものとなる。従ってこの装置は例えば高速、高出
力を出せる高性能車両用エンジンとしては効果的である
ものの、多くの産業用装置の駆動源等、高い出力を要求
されない分野においては主として経済的理由により採用
が困難である。
【0005】また、上記装置は外部から回転エネルギー
を加えればこの装置をコンプレッサーとして利用するこ
とが基本的に可能あるが、この場合は特に内燃機関とし
て構成した場合に比較してシール性等も低いもので十分
であるため、この従来構成をコンプレッサーとしてその
まま用いる場合には、その目的に対しては過剰な精度を
有する高価な装置となってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記点に鑑み構
成されたロータリー装置であって、ローターと主軸とを
カム機構で接続するよう構成し、回転軸心が固定されて
いる主軸に対してクランク機構を介してローターが接続
し、このローターの回転力をクランク機構を介して主軸
に伝達し、或いは主軸側に回転力が付加された場合には
このクランク機構を介してローターを回転させるよう構
成したことを特徴とするロータリー装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】ローターは側面形状が略楕円形に
形成され、かつこの楕円ローターが回転するハウジング
空間の側面形状は、側縁の各々が略円弧を描くおむすび
型に形成されている。ローターの中心にはそれぞれ12
0°の角度をもってローター外側に向かって展出するU
字状の溝が3個連設されたカム機構が構成されている。
【0008】ロータリー装置のハウジング側には主軸が
その回転軸心を固定されて配置されている。この主軸に
対してはクランクアームを介してクランクピンが設けら
れている。このクランクピンはローター側の前記カム機
構を構成するU字溝の何れかと係合しており、ローター
がハウジングの内部空間で回転する際に、このカム機構
の溝内を相対的に移動するこにより、ローター回転の際
のローターの変位を吸収しながらこのローターの回転力
をクランク機構を介して主軸側に伝達する。また主軸側
に回転力が付加された場合には、前記工程とは逆の順序
でローターを回転させ、コンプレッサーとして作動す
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。なお以下特に断らない限り本ロータリー装置
が内燃機関、即ちロータリーエンジンとして実施されて
いることを前提に説明する。
【0010】先ず図1乃至図3によりロータリー装置の
構成を説明する。図中矢印1はロータリー装置全体を示
す。符号2はこのロータリー装置のハウジングである。
なお、図示の構成では説明の都合上このハウジング2は
板材により単純に形成されているように表示されている
が、ハウジング内での圧縮、爆発による熱及び圧力に耐
えかつ放熱効果を高めるため、エンジンとして構成する
場合にはハウジング外形はかなり複雑な形状となる。
【0011】上記ハウジング2の内部空間Sの形状は図
3に示される如く、仮想正三角形P1・P2・P3に対
応し、この正三角形の各片を、同じ曲線で外側に膨出す
ることにより、各頂点P1、P2、P3から下ろした垂
線に対してそれぞれ線対称となるよう全体として略おむ
すび型に形成されている。
【0012】3はこの内部空間S内で回転運動をするロ
ーターである。このローター3の形状、及びこのロータ
ー形状と内部空間Sとの関係を主として図3を用いて説
明すると、先ずローター3は側面形状が略楕円形に形成
されている。この略楕円形に形成されたローター3の長
軸D1・D2が前記仮想正三角形P1・P2・P3の一
辺と平行の場合、ローター3の側縁が内部空間Sの一側
に密着するようローター3の形状と、内部空間の形状が
定められている。因みに図3の場合はローター3の長軸
D1・D2が仮想正三角形P1・P2・P3の一辺P1
・P2と平行の場合を示す。この場合、ローター3の側
縁は内部空間Sを規定するる曲面P1・N・P2と密着
している。なお、Nは曲面を規定すため、この曲面の適
当な位置に想定した点である。
【0013】次にこのローター3の構造を主として図1
を用いて説明する。先ず略楕円形のローター3の各頂点
部にはコーナーシール4a、4bが形成されている。ま
た、同ローター3の両側縁部にはサイドシール5a、5
bが形成され、これらコーナーシール4a、4b及びサ
イドシール5a、5bにより、ローター3の回転により
内部空間S内に生じる区画がそれぞれ気密にシールされ
るようになっている。このローター3の中心部には、ロ
ーター3の中心からそれぞれ120°の角度をもって3
つのU字型の溝6a、6b、6cが展出形成されてい
る。なお、以下この3つのU字型の溝6a、6b、6c
によって形成された溝部全体をカム溝6と称する。
【0014】一方ハウジング2側には、回転軸心7aが
内部空間Sの中心に位置するようにして主軸7が固定的
に配置されている。8はこの主軸7に設けられたクラン
クアームであって、このクランクアーム8の他端はカム
溝6内に位置するクランクピン9と接続している(図
1、図2参照)。この構成によりローター3が後述する
如く内部空間S内を回転変位する場合、クランクピン9
はカム溝6内を相対的に移動変位することによりこのロ
ーター3の回転を許容し、かつこのローター3の回転を
クランクアーム8を介して主軸7側に伝達する。図3に
示される仮想円11は主軸7を中心としてクランクピン
9が回転する軌跡を示す。
【0015】次に図4及び図5を用いてローター3が回
転する時の挙動をより具体的に説明する。先ず図4
(A)において、ローター3の長軸D1・D2は前記仮
想正三角形P1・P2・P3の一辺P1・P2と平行し
ている状態を示す。この状態ではローター3の側縁部が
内部空間Sの内壁に密着しているため内部空間Sは一つ
の空間S1のみが存在する。次に(B)ではローター3
は矢印方向に回転変位を開始し、内部空間Sはローター
3により前記空間S1と、新たに形成されたS2に区画
される。またこの回転変位により長軸の一端D1が点P
Iに近接するようローターの頂部も内部空間Sの内壁を
摺動する。
【0016】(C)において長軸D1・D2が直線P2
・P3と直交する位置で両空間S1とS2はその体積が
等しくなり、かつ長軸の一端D1は前記点P1と重な
る。また図5の(D)を経て(E)においてローター3
の他の側縁部が内部空間Sの他の側縁部に接触し内部空
間はS2のみとなり、この状態で長軸D1・D2は前記
仮想正三角形P1・P2・P3の一辺P1・P3と平行
となり1工程を終了する。この間、図からも明らかなと
おりローター3は仮想正三角形P1・P2・P3の一辺
P2・P3に沿って60°回転変位し、その間にクラン
クピン9及び主軸7は120°回転する。
【0017】上記ローター3の回転変位の間、クランク
ピン9はカム溝6の各U字溝内を摺動することによりロ
ーター3の回転変位を許容すると共に、仮想円11に示
されるようにローター3の回転に従動し、この回転はク
ランクアーム8を介して主軸7に伝達される。なお、図
4及び図5におていはクランクアーム8の表示を省略し
ている。
【0018】図6及び図7は上記装置を内燃機関、即ち
ロータリーエンジンとして構成した場合の作動状態を示
す。なお、各図中、カム溝、クランクアーム等は省略し
ている。先ず、図6の(1)から(5)までは吸気工程
であって、(1)において空間S1のみであったロータ
リーエンジンの内部空間はローター3の矢印方向への回
動により空間S2が形成され、かつこの空間S2の体積
が増加する。この空間S2に燃料及び燃焼用空気が吸入
される。
【0019】続いて(6)〜(9)において、ローター
3の回転により空間S3が生じるのに対応して前記空間
S2は減少し圧縮工程となる。図7の(10)において
図示しない点火プラグにより点火され、圧縮された燃料
が爆発して空間4を形成し、ローター3に対して回転力
を与える。(11)、(12)の順にさらにローター3
が回転することによって前記空間S2と同じ位置に新た
な空間S5が形成され、これに伴い空間S4が減少して
爆発によって発生した排ガスを(13)〜(15)の順
に排気し、排気が終了した時点で1工程が終了する。こ
の1工程終了後、(16)の如く前記空間S3の位置に
新たに形成される空間S6に対して燃料および燃焼空気
が吸気されることより次の工程が開始される。
【0020】なお、図示の工程からも明らかなとおり、
次の工程における吸気を行う空間は、前回の工程の吸気
を行う空間と相違する。即ち吸気〜排気の各工程は、エ
ンジンの一工程終了後に順次移動する。この結果特定の
空間部においてのみ爆発を行う装置に比較して、エンジ
ンの冷却効率を向上させることが可能となる。また、図
示の工程は一つのローターで行う他、主軸を共有する複
数のローターを用い、各ローターの回転の位相を相違さ
せるよう構成することによりエンジン全体の回転をより
円滑することは当然可能である。
【0021】図8は上記の工程を可能にするための吸気
弁、排気弁及び点火プラグの配置状態を模式的に示す。
即ち仮想正三角形P1、P2、P3の頂点P1近傍には
吸気弁AV1、排気弁EV1が配置され、同様に頂点P
2近傍には吸気弁AV2、排気弁EV2が、頂点P3近
傍には吸気弁AV3、排気弁EV3がそれぞれ配置され
ている。またこれら各頂点の近傍には点火プラグPL
1、PL2、PL3がそれぞれ配置されている。
【0022】上述の工程を用いてこれら各弁の開閉状態
及び点火プラグの作動を示すと、図図6の(1)〜
(5)の吸気工程においては吸気弁AV2は開、その他
の弁は全て閉とし、この状態で圧縮工程を経て、図7の
(10)において点火プラグPL3の点火により爆発す
る。更に(13)において排気弁EV3開として排気を
行い、次の工程(16)では吸気弁AV1開として吸気
を行う。このように各工程に於いて各区画の機能(圧縮
室、爆発室、吸気室等)が順次変化することに対応して
各弁の開閉を行うとともに各点火プラグを作動させる。
なお,これら弁及び点火プラグの作動はローター3の回
転に対応して順次行われるため、主軸7の回転から機械
的に伝達される分配機或いは主軸7の回転から電気的に
伝達される分配機を設置することにより容易に実現可能
である。
【0023】図9及び図10は回転力の伝達機構を別の
構成とした第2の実施例を示す。前記実施例がクランク
機構を用いていたのに対してこの実施例では摺動部材を
介在配置させる構成となっている。
【0024】符号10は摺動部材であって、ローター3
と主軸7との間に介在配置され、主軸7の回転軸7aに
対してローター3の中心が変移するのを吸収しながら当
該ローター3の回転を主軸7に伝達するよう構成されて
いる。先ず摺動部材10はローター3に形成された凹所
3a内で当該ローター3の軸心7aに対する変移による
移動が可能な大きさに形成されている。即ち、図示の構
成では摺動部材10は円形に形成されているが、その外
径は当該摺動部材10が凹所3a内で最大限変位した際
に、その周壁が凹所3aの内周壁に接触しない大きさに
なっている。但し摺動部材10を円形に形成することは
必須の要件ではない。
【0025】摺動部材10の一面には突条10aが形成
され、かつ他面には、その位置関係がこの突条10aと
ほぼ直交するよう別の突条10bが形成されている。3
bはローター3の凹所3aにおいて摺動部材10の突条
10aの全長よりもその全長が長く形成された係合溝、
7bは主軸7の端部に形成された係合溝である。摺動部
材10の突条のうち突条10aはローター3側の係合溝
3bに対して摺動可能に係合され、他の突条10bはロ
ーター7の係合溝7bに対して摺動可能に係合すること
よりこの摺動部材10はローター3と主軸7との間に介
在配置される。
【0026】以上の構成において、ローター3がその軸
心を前記軸心7aに対して変位させながら内部空間S内
を回転すると、その変位はローター3側の係合溝3bに
対する突条10aのX−X´方向への相対的摺動、及び
主軸7側の係合溝7bに対する突条10bのY−Y´方
向への相対的摺動により吸収されると共に、その回転力
が主軸7側に伝達される。この構成は摺動部材10の突
条10a、10bの各々は各係合溝3b、7b内を往復
摺動するのみであり、回転伝達機構はより単純化するこ
とが可能で、小型の装置から大出力の装置まで広く利用
可能である。
【0027】なお上記実施例において摺動部材10側に
突条を形成す構成を示したが、要するにローター3と主
軸7の摺動部材10に当接する面が当該摺動部材10と
相対的に変位可能であればよいので、ローター3或いは
主軸7の少なくとも一方に突条を形成し、これに対応す
る摺動部材10の面に係合溝を形成するよう構成するこ
とももとより可能である。またその係合も係合溝を蟻溝
にするなど各種の設計変更が可能である。
【0028】以上本発明装置を主として内燃機関として
実施した場合を例に説明したが、前記主軸7側に回転力
を加えることにより内部空間内のローターを回転させる
よう構成すれば本装置はロータリーコンプレッサーとし
て機能することは前述のとおりである。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上具体的に説明した如く、内
部空間はローターによって最大二つに区画される。従っ
てこの装置を内燃機関として用いる場合、1工程毎に爆
発する区画が順次相違するため、特定の区間においての
み爆発を行う従来装置に比較して装置の冷却効率を高め
ることができ、しかも装置を小型に構成することが可能
となる。
【0030】また楕円形ローターの接触摺動面はバンケ
ル式ロータリーエンジンに比較して内部空間と接触する
摺動面が大きく設定されているため、摺動抵抗はこのバ
ンケル式ロータリーエンジンよりも大きくなり高速型の
エンジンとしては不向きであるが、シール性が高く、シ
ール部分の精度等も従来装置程厳格にする必要がなく、
装置を安価に提供することができる。
【0031】さらに、ローターと主軸とはカム機構等の
比較的単純な構成で接続可能であり、複雑な歯車群を用
いる必要がなく、この点からも装置を安価にすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すロータリー装置の斜視図
である。
【図2】図1に示すロータリー装置の縦断面図である。
【図3】図1に示すロータリー装置のローター形状と内
部空間形状の相関関係を示す模式図である。
【図4】(A)乃至(C)はハウジングの内部空間に於
けるローターの回転状態を説明するロータリー装置の模
式図である。
【図5】(D)及び(E)は図4の(C)に続く状態を
示すロータリー装置の模式図である。
【図6】ロータリーエンジンとして用いたロータリー装
置の作動の一工程の一部を示す図である。
【図7】図6に続くローターリー装置の作動の工程を示
す図である。
【図8】ロータリー装置をロータリーエンジンとして使
用する場合の吸気弁、排気弁、点火プラグの配置状態を
示す模式図である。
【図9】本発明の別の実施例を示すロータリー装置の断
面図である。
【図10】図9に示す装置の主要部であるローター、摺
動部材、主軸の分解斜視部分図である。
【符号の説明】
1 ロータリー装置 2 ハウジング 3 ローター 3b 係合溝 4a、4b コーナーシール 5、5b サイドシール 6 カム溝 6a、6b、6c U字溝 7 主軸 7a (主軸の)回転軸心 7b 係合溝 8 クランクアーム 9 クランクピン 10 摺動部材 10a、10b 突条 D1・D2 ローターの長軸 P1・P2・P3 仮想正三角形 S 内部空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爆発に伴うローターの回転力を主軸を介
    して外部に伝達することにより内燃機関たるロータリー
    エンジンとして、或いは主軸を介して外部から付加され
    る回転力によりローターを回転させてロータリーコンプ
    レッサーとして機能する装置において、ローターは略楕
    円形に形成され、ローターが回転する内部空間は、仮想
    正三角形の一辺と前記ローターの長軸とが平行に位置す
    る時にローター側縁が内部空間に密着して当該内部空間
    は一つに区画されるよう、当該内部空間は前記仮想正三
    角形の各辺をローターの側縁に対応する形状にそれぞれ
    膨出させて略おむすび状に形成され、当該ローターの回
    転により内部空間は最大2室に区画されるよう構成した
    ことを特徴とするロータリー装置。
  2. 【請求項2】 主軸はその回転軸心が内部空間の中心に
    対して固定的に配置され、当該主軸に対してはクランク
    アームが設けられ、このクランクアームの他端にはクラ
    ンクピンが配置され、クランクピンはローターの溝部に
    配置され、かつ当該クランクピンがローターの回転を許
    容しかつローターの回転に従動するよう形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリー装置。
  3. 【請求項3】 前記ローター側の溝部は、ローター中心
    から120°の角度をもって外側に展出している3本の
    U字型の溝から構成されるカム溝であることを特徴とす
    る請求項2記載のロータリー装置。
  4. 【請求項4】 主軸は、その回転軸心がローターの回転
    する内部空間の中心に一致するよう配置され、当該主軸
    とローターとの間には摺動部材が介在配置され、摺動部
    材とローターとの接触面及び当該摺動部材と主軸との接
    触面には、これら摺動部材とローターおよび主軸との変
    位を許容し、かつローターと主軸との間の回転力の伝達
    が可能な係合手段が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のロータリー装置。
  5. 【請求項5】 前記係合手段はローターと摺動部材のい
    ずれか一方の部材に形成された突条と、この突条に係合
    するよう他方の部材に形成された係合溝とからなる第1
    の係合手段と、この第1の係合手段にほぼ直交する位置
    で、主軸と当該摺動部材のいずれか一方の部材に形成さ
    れた突条とこの突条に係合するよう他方の部材に形成さ
    れた係合溝とから成る第2の係合手段とから構成されて
    いることを特徴とする請求項4記載のロータリー装置。
  6. 【請求項6】 内部空間の仮想正三角形の各頂点近傍に
    は吸気弁と排気弁がそれぞれ配置され、かつこれら各頂
    点の間の3つの内部空間各辺にはそれぞれ点火装置が配
    置されることにより、ロータリーエンジンとして構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載のロータリー装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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