JPH10213577A - ガス測定装置 - Google Patents

ガス測定装置

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Publication number
JPH10213577A
JPH10213577A JP3124997A JP3124997A JPH10213577A JP H10213577 A JPH10213577 A JP H10213577A JP 3124997 A JP3124997 A JP 3124997A JP 3124997 A JP3124997 A JP 3124997A JP H10213577 A JPH10213577 A JP H10213577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formaldehyde
gas
specimen
sample
collecting part
Prior art date
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Pending
Application number
JP3124997A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Noda
廣 野田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3124997A priority Critical patent/JPH10213577A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性に優れた装置で、しかも選択性よくホ
ルムアルデヒドを測定する。 【解決手段】 雰囲気空気を吸引する入口から、流路に
沿って試料捕集部8、試料分解部10、及びガス検出部
12が配置されており、試料捕集部8の上流には三方電
磁弁14により窒素ガスボンベ16が接続されている。
試料捕集部8としてはポリマー吸着剤TENAXが充填
された捕集器を用いる。試料分解部10は、試料捕集部
8から脱離したホルムアルデヒドが導かれるセル10a
と、そのセル10a内で紫外線照射を行なう水銀ランプ
10bとから構成されている。ガス検出部12はパラジ
ウム膜型の電極検知機構であるFET型ガスセンサ(P
dーMISFET)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業環境や住環境中
のホルムアルデヒドを測定するガス測定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ホルムアルデヒドを測定する方法とし
て、雰囲気ガスを採気瓶に吸引して吸収液(DNPH)
と反応させた後に、吸光光度法により、又は液体クロマ
トグラフ法によってホルムアルデヒドを検出することが
行なわれている(K. Fung, D. Grosjean, Anal. Chem.,
53, 166 (1981) 参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】吸収液に吸収させた後
にホルムアルデヒドを検出する方法は、溶液反応を利用
するので、測定装置を作業環境などに携帯して測定する
には不便である。また、反応を利用しているので、ホル
ムアルデヒドの選択性に限界があり、他のアルデヒド、
例えばアセトアルデヒドが存在すれば測定誤差となる。
そこで、本発明は、携帯性に優れ、しかも選択性にも優
れたホルムアルデヒド測定装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のガス測定装置
は、試料雰囲気ガス中のホルムアルデヒドを吸着と脱離
させることのできる捕集部と、紫外線ランプを備え、捕
集部の下流に配置されて捕集部から脱離したホルムアル
デヒドに紫外線照射を行なって水素を発生させる試料分
解部と、試料分解部の下流に配置されて水素を特異的に
検出するガス検出部と、測定系内を酸素を含まないガス
で置換するガス置換部とを備えている。
【0005】
【発明の実施の形態】ホルムアルデヒドを捕集する捕集
部は、ポリマー系充填剤(例えばTENAX(登録商
標))を充填した捕集器や、冷却により凝縮して捕集す
る冷却トラップを利用することができる。捕集部に捕集
されたホルムアルデヒドは、捕集部を加熱することによ
り脱離する。試料分解部は水銀ランプやキセノンランプ
を備えたものを用いることができる。
【0006】ホルムアルデヒドは、酸素の存在下で紫外
線照射を行なうと水素が発生しなくなる。そこで、ホル
ムアルデヒドをいったん捕集部に吸着させ、測定系内を
酸素を含まないガスで置換した後に、吸着されていたホ
ルムアルデヒドを脱離させて試料分解部へ導く。試料分
解部では酸素が共存しない状態でホルムアルデヒドに紫
外線が照射され、ホルムアルデヒドが分解して水素と一
酸化炭素が発生する。その水素がガス検出部で検出され
ることにより、試料ガス中のホルムアルデヒド濃度が測
定される。
【0007】
【実施例】図1は本発明を概略的に示したものである。
雰囲気空気を吸引する入口2から吸引ポンプ4までの流
路に沿って、入口側から順に、雰囲気ガス中の固形分を
除去するフィルター6、試料雰囲気ガス中のホルムアル
デヒドを吸着と脱離させることのできる試料捕集部8、
ホルムアルデヒドに紫外線照射を行なって水素を発生さ
せる試料分解部10、及び水素を特異的に検出するガス
検出部12が配置されている。フィルター6と試料捕集
部8の間には三方電磁弁14が設けられて酸素を含まな
いガス、例えば窒素ガスのボンベ16が接続され、この
測定系に雰囲気空気と窒素ガスとが切り換えて導入でき
るようになっている。
【0008】図2は図1の具体的な例を示したものであ
る。試料捕集部8としてはポリマー吸着剤TENAXが
充填された捕集器を用いる。この捕集器は、室温でホル
ムアルデヒドを吸着することができ、加熱することによ
りその吸着したホルムアルデヒドを脱離する。試料分解
部10としては試料捕集部8から脱離したホルムアルデ
ヒドが導かれるセル10aと、そのセル10a内で紫外
線照射を行なう水銀ランプ10bとから構成されてい
る。水銀ランプ10bは185nmや254nmの輝線
スペクトルを発する。
【0009】試料分解部10で発生した水素を特異的に
検出するために、ガス検出部12はパラジウム膜型の電
極検知機構であるFET型ガスセンサ(PdーMISF
ET)を用いる。
【0010】図2の実施例で、三方電磁弁14を雰囲気
空気側にし、ポンプ4で一定時間雰囲気空気を吸引し、
捕集部8に捕集する。その後、三方電磁弁14を窒素ガ
ス側に切り換えて測定系内に窒素ガスを導入し、それと
同時に捕集部8の温度を上昇させて吸着物質を脱離さ
せ、試料分解部10へ導く。試料分解部10では、水銀
ランプ10bを点灯してホルムアルデヒドを光分解させ
る。生じた水素はガス検出部12の電極センサでとらえ
られ、その検出強度が濃度値に変換されて表示される。
【0011】他の実施例では、図3に示される試料分解
部20のように、石英ガラスのように紫外線を透過する
材質のセル20aと、そのセル20aの外側に設けられ
た水銀ランプなどの紫外線ランプ20bにより試料分解
部を構成してもよい。ホルムアルデヒドは窒素ガスとと
もにセル20a内を通過し、その間に紫外線照射されて
光分解する。
【0012】試料捕集部8は実施例のように吸着ポリマ
ーを充填した捕集器のほか、温度を下げることにより凝
集によりホルムアルデヒドを吸着させる冷却トラップで
もよい。冷却トラップの場合、試料捕集部の温度を0℃
以下に下げてホルムアルデヒドを吸着させ、室温以上に
加熱して吸着ホルムアルデヒドを脱離させる。
【0013】
【発明の効果】本発明では、雰囲気ガス中のホルムアル
デヒドをいったん捕集した状態で、測定系内を酸素を含
まないガスで置換し、その後、脱離させたホルムアルデ
ヒドに紫外線照射を行なって光分解して水素を発生さ
せ、その水素を検出するようにしたので、溶液反応を利
用しないために携帯性に優れ、また光分解により発生し
た水素を検出するので、他のアルデヒドが干渉すること
もなく選択性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概略的に示すブロック図である。
【図2】一実施例を示すブロック図である。
【図3】他の実施例における試料分解部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
4 ポンプ 8 試料捕集部 10 試料分解部 12 ガス検出部 14 三方電磁弁 16 窒素ガスボンベ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料雰囲気ガス中のホルムアルデヒドを
    吸着と脱離させることのできる捕集部と、 紫外線ランプを備え、前記捕集部の下流に配置されて捕
    集部から脱着したホルムアルデヒドに紫外線照射を行な
    って水素を発生させる試料分解部と、 前記試料分解部の下流に配置されて水素を特異的に検出
    するガス検出部と、 測定系内を酸素を含まないガスで置換するガス置換部
    と、を備えたことを特徴とするガス測定装置。
JP3124997A 1997-01-29 1997-01-29 ガス測定装置 Pending JPH10213577A (ja)

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JP3124997A JPH10213577A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 ガス測定装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101995450A (zh) * 2009-08-17 2011-03-30 千住金属工业株式会社 锡焊用保护气测量装置
CN106053547A (zh) * 2016-04-24 2016-10-26 杭州超距科技有限公司 水产品痕量汞检测系统及其检测方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101995450A (zh) * 2009-08-17 2011-03-30 千住金属工业株式会社 锡焊用保护气测量装置
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