JPH1021335A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH1021335A
JPH1021335A JP8172616A JP17261696A JPH1021335A JP H1021335 A JPH1021335 A JP H1021335A JP 8172616 A JP8172616 A JP 8172616A JP 17261696 A JP17261696 A JP 17261696A JP H1021335 A JPH1021335 A JP H1021335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字を含む画像から精度良くかつ迅速に文字
を認識する。 【解決手段】 文字を含む画像中から文字を認識する文
字認識装置10において、2値化画像生成手段20により原
画像を2値化して2値化画像を生成し、選択手段40によ
り、文字を含む画像を生成する各種装置毎の固有の文字
のテンプレート5を備えた辞書35から外部入力手段50に
より入力された認識すべき文字を含む画像を生成した装
置の情報に応じてその装置固有の文字のテンプレート5
を選択し、また、各種装置毎の固有の文字位置情報を備
えた位置情報記憶手段38からその装置固有の文字位置情
報を選択し、マッチング手段30により、この選択手段40
によって選択されたテンプレート5を用い、同様に選択
された文字位置情報に基づいて2値化画像の文字領域に
対して文字パターンマッチングさせることにより文字を
認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字を含む画像中
から文字を認識する装置に関するものであり、詳細には
テンプレートを用いた文字のパターンマッチングによる
文字認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体等の被写体をCT、MR
I等によって撮影して得られた医用画像の画像データ
を、各画像データに適切な画像処理を施した後、画像を
再生記録することが行われており、これらの画像データ
に基づき被写体の画像を写真感光材料等の記録材料、C
RT等に可視像として出力させる画像記録再生システム
がすでに実用化されている。
【0003】通常医用画像には、患者名、ID番号、撮
影日、生年月日等のID情報が付されており、これらの
ID情報は、一般に漢字、かな、英文字、数字、記号等
(以下「文字」と総称する)から構成されている。従っ
て、医用画像には絵柄と文字とが混在している。この絵
柄と文字が混在した医用画像から自動的に文字のみを識
別する、あるいは文字と絵柄を分離すること等が望まれ
る場合がある。それは、例えば以下のような場合であ
る。
【0004】通常、画像記録再生システムにおいては、
撮影された画像データが検索情報となるID情報と関連
づけてファイリング装置に記憶されている。このファイ
リング装置への画像データファイリング時の画像データ
とID情報との関連づけは、外部入力により行われてお
り操作者側の負担となっていた。そのため、撮影時に画
像中に付されたID情報を自動的に認識できるようにす
ることが望まれている。
【0005】また、画像記録再生システムにおいて、上
記のように画像データを得てこの画像データに基づいて
可視画像を再生する場合、その可視画像のうち観察対象
となる関心領域をより詳細に観察するため、その関心領
域を拡大して再生することがある。この拡大再生画像
は、原画像を読み取って得られた原画像データに対して
所定の補間演算処理を施して原画像データ数とは異なる
データ数の2次元的な画像データである補間画像データ
を求め、この補間画像データに基づいて画像再生を行う
ことにより得ることができる。画像にはID情報等の文
字と絵柄が同時に存在するが、拡大に際しては文字と絵
柄は別々の補間処理を行い、文字はより鮮鋭に、また絵
柄は絵柄の性質にあった補間方法を施して拡大補間する
ことが望ましい。この場合、まず、画像から文字を認識
して文字と絵柄を分離する必要がある。
【0006】従来、文字を含む画像から文字を認識する
ための方法としては、認識すべき文字のテンプレートを
用意し、画像と比較して認識を行うテンプレートマッチ
ングという方法が知られている。この方法は、画像上の
認識対象領域と全てのテンプレートとを順次マッチング
させ、マッチング結果が最も良いテンプレートを認識結
果とするものであり、認識対象領域が指定されていない
場合は画像上での認識対象領域を順次ずらして、画像全
面に対してマッチングをとっていく必要がある。
【0007】以下、一般的なテンプレートマッチングに
よる認識方法を説明する。画像パターンfとテンプレー
トパターンgが、それぞれ図6に示すような大きさと位
置関係にあるとき、画像の点(m,n)における画像パタ
ーンfと、テンプレートパターンgの類似度は、以下に
示す評価関数で表される。
【0008】
【数1】
【0009】ここで通常、R(m,n)は相互相関係数と呼
ばれ、領域Dは、|i-m|<M/2,|j-n|<N/2を満たす
(i,j) の範囲である。画像上でテンプレートを動か
して順次、画像とテンプレートとの類似度を上記の相互
相関係数Rにより判別する。相互相関係数Rの値は大き
いほど画像の(m,n)を中心としてテンプレートに近い
図形が存在すること、すなわち、画像とテンプレートと
の相関が強いことを示し、画像とテンプレートとが完全
一致で1の値、全くの不一致で0の値をとる。通常、最
も相互相関係数Rの大きいものを認識結果とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
テンプレートマッチング方法では、マッチング領域や位
置が決まっていないことによってマッチング処理回数が
多くなること、上記式に示されるように2乗や平方根の
計算が必要であること、また、通常多階調の画像に対し
てマッチングを行うことから、計算量が多くなり認識に
時間がかかるという欠点がある。
【0011】そこで、本発明は上記事情に鑑み、文字を
含む画像から精度良く簡単にかつ迅速に文字を認識する
文字認識装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置
は、各種装置によって生成された文字を含む画像中から
該文字を認識する文字認識装置において、前記各種装置
毎に定められている前記画像中の文字領域および文字間
隔を含む文字位置情報と前記各種装置とを対応させて記
憶している文字位置情報記憶手段と、前記画像を生成し
た装置の情報が入力され、該入力された情報に応じて前
記文字位置情報を前記文字位置情報記憶手段から選択す
る文字位置情報選択手段と、前記文字位置情報に基づい
て、前記画像中の文字領域に対して、各種、各サイズの
文字のテンプレートを用いて文字パターンマッチングさ
せることにより文字を認識するマッチング手段とを備え
てなることを特徴とするものである。
【0013】すなわち、画像全面に対してではなく、画
像中の限られた領域に対してのみパターンマッチングさ
せることにより、マッチング時の計算量を低減させるも
のである。
【0014】また、前記テンプレートを前記文字間隔分
ずつ移動させて文字パターンマッチングさせてもよい。
【0015】なお、ここで文字領域とは文字が付されう
る領域のことをいい、実際に文字が付されているかどう
かを問わない。また、文字間隔とは一文字の中心と次の
文字の中心との間隔のことをいう。
【0016】さらに、前記各種装置毎の固有の文字のテ
ンプレートを備えた辞書と、前記画像を生成した装置の
情報が入力され、該入力された情報に応じて該装置に固
有の文字のテンプレートを前記辞書から選択するテンプ
レート選択手段とを備え、前記画像中の文字に対して前
記テンプレートを用いて文字パターンマッチングさせる
ようにしてもよい。
【0017】ここで、各種装置毎の固有の文字のテンプ
レートとは、各種装置が画像撮影時に該画像にID情報
等の文字情報を付するのに用いている文字の種類、大き
さ等を含む文字フォントについてのテンプレートのこと
をいう。
【0018】なお、上述の文字位置情報選択手段とテン
プレート選択手段は別個に設けてもよいし、一つの選択
手段が両者を兼ねるものであってもよい。
【0019】また、前記画像を2値化して、2値化画像
を生成する2値化画像生成手段を備え、前記マッチング
を前記2値化画像に対してマッチングさせる形態であっ
てもよい。
【0020】なお、前記2値化画像生成手段は、画像の
輪郭を抽出する手段を含むものであることが望ましい。
特に、前記2値化画像生成手段が、前記画像の各画素毎
に該画素の所定近傍範囲中の画素濃度の最大値と最小値
との差を求める演算手段と、前記濃度差と所定の閾値と
の比較により前記各画素を2値化して画像の輪郭を抽出
する2値化手段とから成るものとするのが望ましい。こ
の場合、各画素毎に該画素の所定近傍範囲中の画素濃度
の最大値と最小値との差を所定の閾値と比較して2値化
することにより画像中の文字の輪郭を抽出し、その輪郭
に対してパターンマッチングさせて文字認識を行うこと
を特徴とするものである。
【0021】そのほか、輪郭の抽出方法としては、例え
ば一次微分フィルタ(ロバーツのフィルタ、ブレヴィッ
トのフィルタ、ソーベルのフィルタ等)あるいはラプラ
シアンフィルタ等を用いる方法が挙げられる。
【0022】なお、ここで画像とは文字および絵柄が混
在したものをいう。
【0023】
【発明の効果】本発明の文字認識装置は、画像全面に対
してパターンマッチングするのではなく、画像を生成し
た装置の情報が入力され、その情報に応じて装置固有の
文字位置情報を選択することにより、画像上の文字が付
与されている領域に対してのみマッチングすればよく、
計算量を大幅に低減することができる。
【0024】各種装置固有の文字位置情報には、文字領
域のほか文字間隔に関する情報も含むため、文字領域に
付されうる文字同志の間隔すなわちそれぞれのマッチン
グすべき文字の中心位置が明らかである。そのため、文
字領域のマッチング開始位置から文字間隔分ずつテンプ
レートを移動させてマッチングさせることにより、一画
素毎にずらせてマッチングさせる場合と比較して、高速
に処理することができる。
【0025】また、辞書の有する全てのテンプレートに
ついてマッチングするのではなく、画像を生成した装置
の情報が入力され、その情報に応じて装置固有の文字の
テンプレートを選択してマッチングさせる場合には、各
装置に対応したテンプレートについてのみマッチングさ
せることができるので、さらに計算量を低減することが
できる。
【0026】さらに、画像を2値化した後に、文字パタ
ーンマッチングを行うことにより、マッチング時になさ
れる演算を簡単化して、計算量を低減することができ
る。このため、装置を簡便化することができ、また、高
速なマッチング処理を行うことができる。
【0027】なお、2値化方法として、各画素の所定の
近傍範囲中の濃度の最大値と最小値の差と所定の閾値と
の比較による2値化を行った場合、画像中の近傍画素同
志の濃度差が大きい文字の輪郭を黒文字、白文字にかか
わらず明確に抽出することができる。このようにして抽
出された文字の輪郭とテンプレートをマッチングさせる
ことにより精度良く認識することができる。また、2値
化後にマッチングさせるため処理速度も速い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の文字認識装置の具
体的な実施の形態について説明する。
【0029】本発明の第一の実施の形態を図1に示す。
本文字認識装置10は、種々の撮影装置9からの原画像デ
ータSが入力され、該原画像データSに基づく原画像を
2値化して2値化画像を生成する2値化画像生成手段20
と、原画像を生成する各種装置の固有の文字フォントを
2値化したテンプレート5を備えた辞書35と、原画像を
生成する各種装置毎に定められている画像中の文字領域
および文字間隔等の文字位置情報を有する文字位置情報
記憶手段38と、外部入力手段50から入力された装置情報
に応じた文字フォントのテンプレート5を辞書35から選
択し、装置情報に応じた文字位置情報を文字位置情報記
憶手段38から選択する選択手段40と、2値化画像生成手
段20によって生成された2値化画像に対して、選択手段
40によって選択されたテンプレート5を用いて、同様に
選択された文字位置情報に基づいて文字パターンマッチ
ングさせることにより文字を認識するマッチング手段30
とから成る。
【0030】2値化画像生成手段20は、詳しくは原画像
の各画素毎の濃度を検出する濃度検出手段22と、該濃度
検出手段22により検出された濃度と所定の閾値との比較
により前記各画素を2値化する2値化手段24とからな
る。
【0031】次に、本発明の第一の実施の形態における
作用を説明する。
【0032】文字認識装置10は撮影装置9から原画像デ
ータSを入力され、同時に外部入力手段50により認識す
べき文字を含む原画像A(原画像データSに対応する画
像)を生成した装置の情報が入力される。まず、2値化
画像生成手段20において、原画像Aから2値化画像Bが
生成される(図3(i) )。画像の2値化は、まず、濃度
検出手段22により原画像Aの各画素の濃度を検出し、そ
の後、2値化手段24において、検出された濃度と所定の
閾値との比較により各画素を2値化することによって行
われる。例えば、濃度を表す帯グラフ8に示すbの濃度
に閾値を設け、bより濃い部分を「1」薄い部分を
「0」として2値化する。その結果2値化画像Bが得ら
れる。
【0033】次に、選択手段40によって、外部入力手段
50により入力された装置情報に応じたテンプレート、す
なわち原画像Aを生成した装置が用いている文字フォン
トのテンプレート5が辞書35から選択され、同時にその
装置情報に応じた文字位置情報が文字位置情報記憶手段
38から選択されて、マッチング手段30において、選択さ
れたテンプレート5を用いて、2値化画像Bの文字領域
6に対してマッチングが行われる(図4)。
【0034】各種装置固有の文字位置情報には、文字領
域6のほか文字間隔に関する情報も含むため、文字領域
に付されうる文字同志の間隔すなわちそれぞれマッチン
グすべき文字の中心位置が明らかである。マッチング
は、文字の中心位置とテンプレートの中心位置を一致さ
せて行えば十分であり、そのため、図4に示すように文
字領域のマッチング開始位置から文字間隔分ずつテンプ
レート5を移動させてマッチングさせればよい。これに
よって、一画素毎にずらせてマッチングさせる場合と比
較して、高速に処理することができる。
【0035】なお、選択された、すなわち非常に限られ
た数のテンプレートについてのみマッチングすればよい
ため、高速な識別が可能となる。また、2値化された画
像に対してマッチングを行うため、排他的積和(exclus
ive or)による類似度評価関数R’を用いることがで
き、計算時間をさらに短縮することができる。なおこの
時、画像上の点(m,n)における画像パターンfとテン
プレートgのR'(m,n)は、
【0036】
【数2】
【0037】で表されるものである。ただし領域Dは、
|i-m|<M/2,|j-n|<N/2を満たす(i,j)の範囲であ
る。前述の相互相関係数Rの場合とは逆に、R’が最も
小さいテンプレートが認識結果とされる。
【0038】なお、上述の2値化の際に、「1」,
「0」ではなく、「1」,「−1」に2値化して単純な
積和値を評価関数に用いてもよい。その場合の評価関数
R"(m,n)は、
【0039】
【数3】
【0040】で表され、R”が最も大きいテンプレート
が認識結果とされる。
【0041】また、患者名、ID番号、撮影日等のID
情報のうち、特定の情報のみ、例えばID番号のみを認
識させたい場合には、ID番号に使用される文字のみを
テンプレートとして有し、文字領域のうちID番号が付
された領域のみに対してマッチングさせる形態をとるこ
ともできる(他のID情報についても同様である)。
【0042】このようにして、文字の認識が行われ、認
識されたID番号等の文字情報Iは、原画像データSと
共にファイリング手段60や拡大縮小手段等の画像データ
処理手段へ出力される。
【0043】しかしながら、上記第一の実施の形態の文
字認識装置10においてなされる単なる閾値による2値化
方法では、文字と絵柄が重なった画像等において文字の
抽出がうまくいかず正確な文字認識が困難な場合があ
る。その一例として図5に示す黒文字1および白文字2
を含む原画像Dをある濃度閾値により2値化する場合に
ついて説明する。例えば、濃度を表す帯グラフ8に示す
eの濃度に閾値を設け、eより濃い部分を「1」薄い部
分を「0」として2値化する。その結果2値化画像Eが
得られる。また、fに閾値を設けて同様の処理を行うと
2値化画像Fが得られる。この時、2値化画像Eでは黒
文字1は明確に抽出されるが、白文字2はその一部が絵
柄の白い部分と重なり抽出不能になってしまう。一方、
2値化画像Fでは白文字2は明確に抽出されるが黒文字
1はその一部が絵柄と重なって抽出不能になってしま
う。このように、単に画像データを所定の濃度閾値で2
値化する従来の方法では黒文字1と白文字2を同時に明
確に抽出することができない。当然ながら、2値化によ
って画像中の文字を明確に抽出できない場合にはテンプ
レートマッチングの精度があがらず文字認識に支障をき
たすものとなる。
【0044】そこで、文字と絵柄が重なった画像や黒、
白文字を含む画像等においては、以下に説明する第二の
実施形態に係る文字認識装置が適する。
【0045】第二の実施の形態の文字認識装置10' を図
2に示す。上記の第一の実施の形態の文字認識装置10と
の相違点のみを説明する。
【0046】本文字認識装置10' の2値化画像生成手段
20' は、原画像の各画素毎に該画その所定近傍範囲中の
画素濃度の最大値と最小値との差を求める演算手段26
と、該演算手段26によって求められた濃度差と所定の閾
値との比較により各画素を2値化して画像の輪郭を抽出
する2値化手段28とから成る。
【0047】なお、辞書35’の有するテンプレートは各
種装置に固有の文字のフォントに対応する2値化された
中抜き文字のテンプレート5’である。
【0048】2値化画像生成手段20' においては、入力
された原画像データSについて、まず演算手段26におい
て画像の各画素の所定の近傍範囲中における濃度の最大
値と最小値との差が求められる。例えば注目画素を2×
2画素マスク中の左下に位置させた場合、その2×2画
素マスク(所定近傍範囲)中の計4画素における階調濃
度(原画像データS)の最大値および最小値を求め、こ
れを注目画素の濃度差とする。当然ながら、2×2とい
う範囲は一例であり、これに限る必要はない。次に、2
値化手段28において、前記演算手段26によって求められ
た前記濃度差を所定の閾値と比較して、例えば閾値より
濃度差が大きい場合を「1」、小さい場合を「0」とし
て注目画素を2値化する。この2値化を画像中の各画素
について行うことにより、画像中の近傍画素同志の濃度
差の大きい部分、すなわち画像の輪郭が抽出され、原画
像Aから2値化画像Cが生成される(図3(ii))。通
常、文字と周辺画像の濃度差は大きいため、文字の輪郭
が抽出される。
【0049】その後、選択手段40によって、外部入力手
段50により入力された装置の情報に応じたテンプレー
ト、すなわち原画像Aを生成した装置が用いている文字
フォントに対応するテンプレート5’が辞書35’から選
択され、マッチング手段30’において、2値化画像Cの
文字領域に対してテンプレート5’を用いてマッチング
が行われる。このようにして認識された文字情報Iは、
原画像データSと共にファイリング手段60へ出力され
る。
【0050】このようにして、本発明の文字認識装置に
よる文字認識結果を、CT、MRI等の医用画像データ
のファイリング等の際のID情報として用いることがで
きる。
【0051】なお、一次微分フィルタ、ラプラシアンフ
ィルタ等を用いて画像の輪郭を抽出し、抽出された輪郭
部分の画素を「1」、輪郭部分以外の画素を「0」とし
て各画素の2値化を行うことによっても、上記第二の実
施の形態において生成される2値化画像Cと同様の、輪
郭が抽出された2値化画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の文字認識装置
【図2】本発明の第二の実施の形態の文字認識装置
【図3】第一および第二の実施の形態の文字認識装置に
よって生成される2値化画像を説明する図
【図4】パターンマッチング時に文字間隔ずつテンプレ
ートを移動させてマッチングさせる様子を説明する図
【図5】第一の実施の形態の文字認識装置によって画像
の2値化を行った場合の問題点を説明する図
【図6】文字パターンマッチング方法を説明する図
【符号の説明】
5 テンプレート 10 文字認識装置 20 2値化画像生成手段 22 濃度検出手段 24 2値化手段 30 マッチング手段 35 辞書 38 文字位置情報記憶手段 40 選択手段 50 入力手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種装置によって生成された文字を含む
    画像中から該文字を認識する文字認識装置において、 前記各種装置毎に定められている前記画像中の文字領域
    および文字間隔を含む文字位置情報と前記各種装置とを
    対応させて記憶している文字位置情報記憶手段と、 前記画像を生成した装置の情報が入力され、該入力され
    た情報に応じて前記文字位置情報を前記文字位置情報記
    憶手段から選択する文字位置情報選択手段と、 前記文字位置情報に基づく前記画像中の文字領域に対し
    て、各種、各サイズの文字のテンプレートを用いて文字
    パターンマッチングさせることにより文字を認識するマ
    ッチング手段とを備えてなることを特徴とする文字認識
    装置。
  2. 【請求項2】 前記テンプレートを前記文字間隔分ずつ
    移動させて文字パターンマッチングさせることを特徴と
    する請求項1記載の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記各種装置毎の固有の文字のテンプレ
    ートを備えた辞書と、 前記画像を生成した装置の情報が入力され、該入力され
    た情報に応じて該装置に固有の文字のテンプレートを前
    記辞書から選択するテンプレート選択手段とをさらに備
    え、 前記画像中の文字に対して前記テンプレートを用いて文
    字パターンマッチングさせることを特徴とする請求項1
    または2いずれか記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記画像を2値化して2値化画像を生成
    する2値化画像生成手段を更に備え、 前記2値化画像に対して文字パターンマッチングを行う
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか記載の文字認
    識装置。
  5. 【請求項5】 前記2値化画像生成手段が、画像の輪郭
    を抽出する手段を含むものであることを特徴とする請求
    項4記載の文字認識装置。
  6. 【請求項6】 前記2値化画像生成手段が、前記画像の
    各画素毎に該画素の所定近傍範囲中の画素濃度の最大値
    と最小値との差を求める演算手段と、 前記濃度の差と所定の閾値との比較により前記各画素を
    2値化して画像の輪郭を抽出する2値化手段とから成る
    ことを特徴とする請求項5記載の文字認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012048711A (ja) * 2010-08-02 2012-03-08 Celartem Inc フォントマッチング

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