JPH1021312A - 気象予測コンペ運営システムおよび運営装置 - Google Patents

気象予測コンペ運営システムおよび運営装置

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JPH1021312A
JPH1021312A JP19552096A JP19552096A JPH1021312A JP H1021312 A JPH1021312 A JP H1021312A JP 19552096 A JP19552096 A JP 19552096A JP 19552096 A JP19552096 A JP 19552096A JP H1021312 A JPH1021312 A JP H1021312A
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JP19552096A
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Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日常生活に密着した身近な事象を競技の対象
として、公正な、しかも大規模な競技設備や運営資金を
必要としない新たなゲーム競技を提供する。 【解決手段】 予め定められた場所日時の気象状態を複
数のコンペ参加者を募って予測させ、その当否を競う気
象予測コンペの運営システムであって、気象観測データ
を提供できる気象情報提供手段と、場所日時および気象
状態をあらわす気象要素(例えば天気、気温、湿度等)
を特定した競技内容を、通信回線を介し提供すると共
に、気象情報提供手段からの観測データに基づいて各参
加者の予測の当否を判別し、成績を公表できるコンペ運
営装置と、運営装置に通信回線を介し接続可能なコンペ
参加装置とを有する。気象情報提供手段は、例えば各地
気象台、観測所、測候所からなる。通信回線は例えばイ
ンターネットを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気象予測の当否を
競うコンペ(コンペティション)を、通信回線を通じて
開催するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、人々の感興を誘い、娯楽の機会を
提供するゲーム競技には様々なものがある。例えば競馬
(近代競馬)は、英国の貴族達が自分の馬を持ち寄って
賞金を出し合い競争させたことにその源を発するが、こ
れが盛んになるにつれ、次第に馬主とは関係のない第三
者が競争に賭けるという今日のゲーム形態がとられるよ
うになった。我国では現在、中央競馬会または地方自治
体が主催者となって各地に設置された競馬場でレースが
開催されており、主催者は勝馬投票券(馬券)を発行す
るとともに、レース結果に基づいて的中者に払戻金を交
付している。
【0003】また、競輪や競艇、オートレース等も主催
者や開催趣旨の相違はあるものの、いずれも同様のゲー
ム形態をとっており、この種の競技は、自己のレース予
測の当否に応じ配当が得られる点で、単なるスポーツ観
戦とは異なった興趣を得ることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在行われ
ている各種の競技は、それぞれファンの支持を受けては
いるものの、次のような問題があった。
【0005】第一に、競技内容が日常生活とは直接関係
のない事象・事柄であるから、投票参加者が当該競技に
興味のある一定の範囲内の者に限られてしまうことであ
る。近時、PR活動によるイメージチェンジもあって、
確かに若年者や女性にもファン層が拡大する傾向が認め
られるが、競技場に行き、あるいは場外レース券売り場
で投票を行う者は、依然、競馬ファン、競輪ファンなど
と称される一部の者である。
【0006】第二に、投票を行い、レースを観戦しても
必ずしも十分な満足感が得られないことである。競馬や
競輪等の競技には、レース結果を人為的に操作するよう
ないわゆる八百長はないとは云うものの、いずれも人間
が行うレース行為を予測の対象とするものであるから、
レース結果に納得がいかず、ある種の不満足感が残るこ
とが少なくない。とくに自分の予測が外れた場合には、
あきらめがつき難く、不快感は大きくなりがちである。
【0007】第三に、レースの開催には、大規模な競技
施設の建設・維持管理や選手・競争馬の養成等を行わな
ければならず、相当の運営資金が必要になることから、
投票者に払い戻される配当が少なくならざるを得ないこ
とである。例えば我国の競馬の場合、賞金・賞品や開催
費、中央競馬会の経営費はすべて馬券の売上金で賄われ
ているが、国庫に納められる10%を加えてこれらの費
用は全売上げの25%を占めており、残りの75%しか
投票者に払い戻すことが出来ない。
【0008】そこで本発明の目的は、日常生活に密着し
た身近な事象を競技の対象として、公正な、しかも大規
模な競技設備や運営資金を必要としない新たなゲーム競
技を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を解決するため、本発明に係る気象予測コンペ運営シス
テムは、予め定められた場所日時の気象状態を複数のコ
ンペ参加者を募って予測させ、その当否を競う気象予測
コンペの運営システムであって、前記場所日時の気象観
測データを提供できる気象情報提供手段と、場所日時お
よび気象状態をあらわす気象要素を特定した競技内容
を、通信回線を通じて提供するとともに、前記気象情報
提供手段からの気象観測データに基づいて各参加者の予
測の当否を判別し、成績を公表できるコンペ運営装置
と、該コンペ運営装置に通信回線を介し接続可能であっ
て、前記競技内容および成績を受信し表示するととも
に、自己の気象予測をコンペ運営装置に送信できるコン
ペ参加装置とを有する。
【0010】また本発明に係る気象予測コンペ運営装置
は、前記気象予測コンペを運営する装置であって、前記
場所日時および気象状態をあらわす気象要素を含む競技
内容を格納する競技内容格納部と、通信回線を通じてコ
ンペ参加者が送信する参加者個人に関するデータおよび
当該参加者が行った予測内容を格納する参加者データ格
納部と、前記場所日時の気象観測データを提供できる気
象情報提供手段からの観測データを格納する気象観測デ
ータ格納部と、参加者が行った予測の当否を該気象観測
データに基づいて判別する当否判別部と、正解項目数を
カウントする正解カウント部と、正解項目数に基づいて
各参加者の順位を決定する順位決定部とを有する。
【0011】
【作用】本発明は、気象予測の当否を競う気象予測コン
ペを開催することが出来るものである。コンペの開催は
通信回線を使用して行い、予測を行うべき具体的な場所
(例えば東京、ワシントン、パリ、ニューデリー等)、
日時(何年何月何日何時)並びに気象状態をあらわす気
象要素(例えば天気、気温、湿度、気圧、風速、風向
等)を特定し、複数のコンペ参加者を募集して当該場所
日時の気象予測の当否を競う。
【0012】予測する項目の数は、例えば「1997年
7月1日午前6時の東京の気温」と云うように単一項目
でもコンペを成立させることは可能であるが、場所、日
時および気象要素のうちの少なくとも一は複数項目とし
て各項目について予測の当否を競うものとすることが望
ましい。予測すべき項目数が増えるほど参加者間に成績
の優劣(ばらつき)が生じ、コンペの面白味が増大する
からである。例えば「1997年7月1日の午前6時、
9時および午後12時の東京の気温」と云うように日時
を複数項目としたり、「1997年7月1日午前6時、
9時、午後12時の東京、ワシントン、パリの天気、気
温および湿度」と云うように日時場所と気象要素の総て
を複数項目とするなど、様々な競技内容を構成すること
が可能である。
【0013】システム構成としては、気象観測データを
提供できる気象情報提供手段と、コンペの運営を司るコ
ンペ運営装置と、コンペ運営装置に接続可能なコンペ参
加装置とを配設する。
【0014】気象情報提供手段は、具体的には、競技対
象となる場所の気象観測データを提供できる気象機関、
例えば各地気象台や測候所、観測所、海上船舶(定点観
測船)、南北極基地、自動観測所、気象衛星等により構
成することが出来る。観測データの提供形態は問わな
い。各場所(観測点)について個別に情報を入手しても
良いし、例えば気象庁や指定法人、外国の気象機関等を
通じて複数の観測地点につきデータをまとめて入手する
ようにしても構わない。
【0015】コンペ運営装置は、前記場所日時および気
象要素を特定した競技内容を通信回線を通じコンペ参加
装置に提供するとともに、気象情報提供手段が提供する
観測データに基づいて各参加者の予測の当否を判別し、
成績を公表する。
【0016】例えば本願第二の発明に係るコンペ運営装
置では、競技内容は競技内容格納部に格納してあり、こ
の内容は通信回線を介しコンペ参加装置により参照する
ことが可能である。競技内容を確認し、コンペに参加を
希望する者は、参加者個人に関するデータと自己の予測
内容を運営装置に対し送信する。送信されたデータは、
参加者データ格納部に格納する。一方、気象情報提供手
段が提供する観測データは、気象観測データ格納部に格
納する。そして、かかる観測データに基づいて、各参加
者が行った予測の当否を当否判別部が判別する。正解項
目数は正解カウント部がカウントし、順位決定部が正解
項目数に応じて各参加者の順位を決定する。競技結果
(成績)は通信回線を介し公表する。成績優秀者には、
賞品の贈呈や賞金の支払いを行うなど、適宜表彰を行う
ことが可能である。
【0017】通信回線には、公衆電気通信回線(例えば
NTT;日本電信電話株式会社の公衆電話回線やKDD
の国際電話回線)など、既設の様々な通信回線網を使用
することが出来る。回線のハード面については、在来の
アナログ通信線のほか、ISDN回線(例えばNTTの
INSネット)や光ファイバ線など、通信網の整備に合
わせ適宜各種の回線を使用して構わない。また、インタ
ーネットや、既存の商用パソコン通信ネット、付加価値
通信網(VAN)を利用して参加者を募集しコンペを開
催することも可能である。尚、広く世界各国から参加者
を募集しコンペを開催するには、現在のところインター
ネットの使用が望ましい。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1〜図6は本発明に係る気象予測コンペ運
営システムの一例を示すものである。図1に示すように
このシステムは、コンペ運営装置1と、該運営装置1に
対し通信回線4を介して接続可能な複数のコンペ参加装
置2と、気象観測データを提供できる気象情報提供手段
3とを有する。また、この実施例では通信回線4として
インターネットを使用することとした。
【0019】気象情報提供手段3は、競技の対象となる
場所の気象観測データを提供できる気象機関(例えば気
象台、観測所、測候所等)からなり、コンペ運営装置1
とコンペ参加装置2とに観測データを提供する。参加装
置2へのデータの送信はインターネット4を通じて行
う。一方、運営装置1に対しては、インターネット経由
でデータを提供することも可能であるが、例えば衛星回
線(通信衛星)を使用するなど、別回線5を使用するこ
とも出来る。
【0020】尚、気象情報提供手段3として、例えば自
動気象観測装置をコンペ主催者が新たに設置し、これを
使用することも勿論可能である。ただし、運営コストや
コンペ(観測結果)の公正さを担保する観点からは、主
催者とは関係のない第三者機関(例えば気象庁や外国の
気象関係当局、その監督管理下にある気象機関や指定法
人等)によることが望ましい。また現在気象庁は、国内
各地をはじめ、世界気象機関(WMO)の全球通信組織
に基づいた世界各地からの気象観測データを短時間に
(観測時刻の4時間後程度)収集できる気象資料総合処
理システム(コスメッツ;COSMETS)を保有して
おり、観測データを報道機関や一般利用者にも提供して
いるから、かかるデータを利用することも可能である。
【0021】図2はコンペ運営装置の一例を示すブロッ
ク図である。同図に示すように運営装置1は、コンペの
開催内容を参加者に提示するとともにコンペへの参加に
必要なデータを受信する参加受付部11と、参加者から
の照会に応じてコンペの結果を提示する成績照会受付部
15と、気象情報提供手段3からの観測データを受信す
る気象観測データ受信部17とを有する。尚、25は通
信制御部である。
【0022】コンペの具体的な開催内容に関するデータ
は、競技内容格納部12に格納してある。コンペは一種
類に限られず、予測すべき場所や日時、気象要素を異に
する複数種類のコンペを設定しておいて構わない。参加
者は、参加受付部11を通じて競技内容格納部12内に
格納された各種の気象予測コンペの内容を参照すること
が可能で、希望するコンペを自由に選択することが出来
る。
【0023】コンペへの参加は、参加者個人に関するデ
ータ(個人登録データ)と、当該コンペで指定された場
所日時の気象予測データとを送信することにより行う。
個人登録データは例えば、参加を希望するコンペの番
号、受付日時、氏名、国籍、住所、通信番号、パスワー
ド、参加費の支払方法、観測日(予測対象日時)および
観測地(予測対象場所)等からなる。参加受付部11
は、参加者から送信されたデータのうち個人登録データ
を個人データ格納部13に、気象予測データを予測デー
タ格納部14にそれぞれ格納する。
【0024】一方、気象観測データ受信部17は、気象
情報提供手段3から観測データを受信し、このデータに
対し、観測データ変換部19を用いて所定の変換操作を
行った後、気象観測データ格納部18に格納する。かか
る観測データ変換部19は、気象情報提供手段が提供す
る観測データを統一し、気象情報提供手段同士(例えば
各国間)に存在する観測基準の相違を是正するものであ
る。観測データは通常、当該国・地域の気象関連法規に
則ったものとされるから、国を異にすれば、例えば華氏
気温と摂氏気温の相違や天気表記(快晴、晴、曇、雨等
の記号)の相違など、提供される観測データに差異が生
じる場合がある。観測データ変換部19は、所定の変換
テーブル20に基づいて各観測データを一定の基準に従
い統一する。尚、当該変換部19において観測データを
どのような基準に従い統一するかは特に問わないが、コ
ンペの公平性を確保するために、当該基準(20)は参
加者に公開しておくことが望ましい。またコンペ参加装
置2にも同様の観測データ変換部(41)と変換テーブ
ル(42)を設けてあり、各参加者からの予測データ
は、当該統一された基準に従い変換された後、運営装置
1に送信される。
【0025】図3〜図5はそれぞれ、個人登録データ、
当該参加者による予測データ、および気象情報提供手段
が提供する観測データの一例を示すものである。図示の
ようにこのコンペは、日本のH観測所、アメリカ合衆国
のK観測所、イギリスのL観測所、南極にあるフランス
のM観測所、アフリカのN観測所およびインドのP観測
所の各所における、1997年7月1日6時から18時
の各時の、天気、気温、湿度、気圧、風速並びに風向を
それぞれ予測するコンペである。尚、予測データ(図
4)と観測データ(図5)は、実際には前記各観測所に
ついてのものが存在するが、図面では日本のH観測所に
関するもののみを示した。また、当該コンペの予測日時
(1997年7月1日6時から18時)は、例えば特定
の場所(例えば運営装置所在地)の時間やグリニッジ平
均太陽時(協定世界時;UTC)等を基準とすることも
可能であるが、この例では、各観測所の所在する現地時
間(現地国標準時)によるものとする。各場所について
予測の時間帯条件(例えば日中であるとか、夜間である
など)を統一するためである。
【0026】図2を再び参照して、参加者が行った予測
の当否は当否判別部21が判別する。この当否判別部2
1は、予測データ格納部14から各参加者の予測データ
を読み出し、その当否を気象観測データ格納部18に格
納された観測データに基づいて判別する。例えば前記図
3〜図4に示した参加者の場合、日本のH観測所に関し
ては、@マークを付した12箇所について正解(図5の
観測データと一致)したことになる。尚、当否の判別を
行う場合、予測内容が数値となる項目(例えば気温、湿
度、気圧、風速等)については、正解にある程度の幅を
持たせることも可能である。例えば気温について観測値
からプラスマイナス1℃までは正解とする等である。ま
た正解(観測データ)に最も近い予測値である者から各
予測項目ごとに順位を決め、これら項目別の順位を総合
した結果により各参加者の順位を決定することも可能で
ある。
【0027】正解数は正解カウント部22がカウント
し、正解数の多少に応じて順位決定部23が各参加者の
順位を決定する。そしてこれら正解項目数と順位は、個
人登録データとともにコンペ結果格納部16に格納され
る。さらに参加登録確認部24は、コンペ結果格納部1
6、競技内容格納部12および気象観測データ格納部1
8にそれぞれ格納された個人登録データ、競技内容およ
び観測データから、各参加者が行った参加登録(予測地
や予測日時等)に誤りがないか確認を行う。
【0028】図6はコンペ参加装置の一例を示すブロッ
ク図である。同図に示すようにコンペ参加装置2は、コ
ンペへの参加申込みを行う参加申込部31と、コンペ終
了後に成績(コンペの結果)を照会するための成績照会
部36と、気象情報提供手段が提供する気象観測データ
を受信する気象情報受信部34とを備え、これら各部を
通じて入手したデータを格納するコンペ内容格納部3
2、成績格納部37および気象情報格納部35を有す
る。さらに気象予測を行うにあたって参加者に参考資料
を提供する予測分析部38と、主催者(運営装置)によ
る当否の判別に誤りがないか確認するための当否確認部
39とを備えている。尚、44はこれら各部を操作する
ための入力手段(キーボード、マウス等)、45はモニ
タ、46は入出力制御部、47は通信制御部である。
【0029】参加者は、参加申込部31を通じて運営装
置1(図2の競技内容格納部12)からコンペの開催内
容を入手することができ、コンペ内容格納部32はその
内容を保存する。コンペへの参加は、個人登録データと
予測データを入力し、主催者が定める参加申込みの締切
日時までにこれらのデータを運営装置1に送信すること
により行う。予測データの入力にあたっては、予測分析
部38を使用し、各種の情報を参照することが可能であ
る。すなわち、各国時間表示部43は世界各地の現在の
時刻に関するデータを提供する。また気象情報格納部3
5に蓄積された各地の気象情報や、予測内容格納部33
に格納された現在までに参加しているコンペの予測デー
タ、成績格納部37に格納された過去のコンペ結果等を
参照することも出来る。また、通信回線を通じて参加者
が独自に収集した様々な情報を気象情報格納部35に格
納できるようにすれば、予測にあたってかかる情報を参
照することも可能となる。
【0030】入力された予測データは、前記運営装置1
が持つ観測データ変換部19と同様の変換基準(変換テ
ーブル42)に基づいて観測データ変換部41がデータ
変換が行う。参加申込部31は運営装置1に予測データ
を送信するとともに、該予測データを予測内容格納部3
3に格納する。尚、コンペに参加しない場合であって
も、予測分析部38を使用し、気象情報提供手段が提供
する観測データを参照することが出来るから、例えば手
近な天気予測の手段として本装置を利用することが出来
る。また各種気象警報や救援情報等を受信できるように
すれば、災害時の情報入手手段として本装置を役立てる
ことも可能となる。
【0031】コンペ終了後、結果(成績)を知るには、
成績照会部36を介して運営装置1に対し成績照会を行
えば良い。照会に対し運営装置1は、成績や表彰内容に
関するデータを送信する。これらのデータは成績格納部
37に格納される。さらに参加者は、当否確認部39を
使用して主催者による当否の判別に誤りがないか、自己
のコンペ結果に対する確認を行うことが可能である。当
否確認部39は、予測内容格納部33から予測データ
を、また気象情報格納部35から観測データをそれぞれ
読み出し、当否を判別する。判別にあたっては、観測デ
ータ変換部41が観測データをテーブル42に従い変換
する。正解数は正解カウント部40がカウントし、結果
をモニタ45に表示する。尚、コンペの結果や表彰内容
の発表は、例えばデジタル衛星回線を使用して広くテレ
ビジョン放映するなど、別の発表方法をとることも可能
である。
【0032】本システムは、自然現象を予測の対象とし
た従来にない斬新なゲーム競技を開催できるものであ
り、多数の参加者が期待できる。天気(気象現象)は身
近であるうえに、その日の気分や健康状態、交通機関の
運行や行楽など日常生活に対する影響も少なくないこと
から、比較的誰もが気にとめ、関心を示す事象だからで
ある。また本コンペは在来の競技に較べ公正で、コンペ
参加者は自己の予測が外れた場合であっても、不満足感
が残りにくい。気象現象には人為的操作が介在する余地
が全くなく、結果に対しあきらめがつき易いからであ
る。また長期予報に見られるように気象予測は5日程度
以上先になると難しく、予測の日時をある程度以上先
(例えば数週間〜数カ月後)に設定すれば、気象の専門
家が格別有利ということもない。
【0033】近時、コンピュータはオフィスだけでな
く、各家庭にも次第に普及しつつあり、コンピュータ同
士を接続する通信ネットワークの整備も盛んである。本
システムはこれらを利用して気象予測という既存のゲー
ムとは異なった興趣を有するゲームを提供できるもので
あり、コンピュータや回線資源のより一層の活用を図る
ことが出来る。コンペ参加装置は汎用のパーソナルコン
ピュータを利用し構成することも出来る。また所謂ノー
ト型パソコンを使用すれば、パソコンとモデムを携帯す
るだけで、例えば旅行先でコンペを楽しむことが出来る
とともに、当該地域の気象情報を容易に入手することも
可能となる。さらに携帯型パソコンの小型化が進めば、
何時何処ででも一層気軽にコンペに参加することが可能
となる。
【0034】また本コンペは自然界において永続的に繰
り返される現象を競技対象とするものであるから、レー
スを開催するための競技施設や選手、競争馬の育成等が
不要で、多額の運営資金も必要ない。従って、例えば参
加者から参加費を徴収し、成績に応じて配当や賞金の支
払いを行う場合には、当該払戻し率を高率に設定するこ
とが出来る。尚、参加費の徴収や払戻金の支払いは、例
えば個人登録データにクレジットカード番号を含めるな
どして、銀行口座からの引き落とし或いは振り込みを行
うようにすれば良い。また在来の貨幣によらない所謂電
子マネーを利用することも可能である。さらに、払戻し
や成績発表、表彰は、全項目を合わせた総合順位による
ものだけでなく、各予測項目ごとに行うなど、様々な方
式をとることが可能である。
【0035】またこのように成績に応じて金銭の払戻し
を行うこととすれば、自己が望む気象状態と反対の気象
状態に投票を行うことで保険的に本コンペを利用するこ
とが可能となるから、単純にコンペを楽しむ者だけでな
く、例えば天候によって商品の売れ行きや客足が左右さ
れる業種(例えば仕出し弁当業、ビヤガーデン、スキー
場、屋外イベント業等)の事業者からの参加も期待でき
る。さらに気象予測を通じて自然や地球環境に対する関
心を高めることが出来るから、本コンペは環境問題を解
決する一助ともなり得るものである。
【0036】本発明のコンペにおいて予測の対象となる
気象要素は、前記実施例(天気、気温、湿度、気圧、風
速、風向)に限定されるものではない。これらの他に
も、例えば降水量や積雪量、海水温、地中温度、地表温
度、大気中の窒素酸化物濃度や二酸化炭素濃度、地震発
生の有無・震度、波の高さ、さらに桜の開花や白鳥の飛
来、流氷の接岸、富士山の初冠雪、初霜、初結氷、春一
番など、観測可能な現象であれば気象に関連起因する様
々な事象を予測の対象として構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る気象予
測コンペ運営システムおよび運営装置によれば、日常生
活に密着した身近な事象を競技の対象として、公正な、
しかも大規模な競技設備や運営資金を必要としない新た
なゲーム競技を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気象予測コンペ運営システムの一
例を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る気象予測コンペ運営装置の一例を
示すブロック図である。
【図3】参加者個人に関するデータの一例を示す図であ
る。
【図4】参加者が行った気象予測データの一例を示す図
である。
【図5】気象情報提供手段が提供する気象観測データの
一例を示す図である。
【図6】コンペ参加装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 コンペ運営装置 2 コンペ参加装置 3 気象情報提供手段 4 通信回線(例えばインターネット) 5 通信回線(例えば衛星回線) 11 参加受付部 12 競技内容格納部 13 個人データ格納部 14 予測データ格納部 15 成績照会受付部 16 コンペ結果格納部 17 気象観測データ受信部 18 気象観測データ格納部 19,41 観測データ変換部 20,42 変換テーブル 21 当否判別部 22,40 正解カウント部 23 順位決定部 24 参加登録確認部 25,47 通信制御部 31 参加申込部 32 コンペ内容格納部 33 予測内容格納部 34 気象情報受信部 35 気象情報格納部 36 成績照会部 37 成績格納部 38 予測分析部 39 当否確認部 43 各国時間表示部 44 入力手段(キーボード,マウス) 45 モニタ 46 入出力制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた場所日時の気象状態を複数
    のコンペ参加者を募って予測させ、その当否を競う気象
    予測コンペの運営システムであって、 前記場所日時の気象観測データを提供できる気象情報提
    供手段と、 場所日時および気象状態をあらわす気象要素を特定した
    競技内容を、通信回線を通じて提供するとともに、前記
    気象情報提供手段からの気象観測データに基づいて各参
    加者の予測の当否を判別し、成績を公表できるコンペ運
    営装置と、 該コンペ運営装置に通信回線を介し接続可能であって、
    前記競技内容および成績を受信し表示するとともに、自
    己の気象予測をコンペ運営装置に送信できるコンペ参加
    装置と、 を有することを特徴とする気象予測コンペ運営システ
    ム。
  2. 【請求項2】予め定められた場所日時の気象状態を複数
    のコンペ参加者を募って予測させ、その当否を競う気象
    予測コンペを運営する装置であって、 前記場所日時および気象状態をあらわす気象要素を含む
    競技内容を格納する競技内容格納部と、 通信回線を通じてコンペ参加者が送信する参加者個人に
    関するデータおよび当該参加者が行った予測内容を格納
    する参加者データ格納部と、 前記場所日時の気象観測データを提供できる気象情報提
    供手段からの観測データを格納する気象観測データ格納
    部と、 参加者が行った予測の当否を該気象観測データに基づい
    て判別する当否判別部と、 正解項目数をカウントする正解カウント部と、 正解項目数に基づいて各参加者の順位を決定する順位決
    定部と、 を有することを特徴とする気象予測コンペ運営装置。
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