JPH10212078A - ダブルデッキエレベーター群管理制御装置 - Google Patents

ダブルデッキエレベーター群管理制御装置

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JPH10212078A
JPH10212078A JP9028322A JP2832297A JPH10212078A JP H10212078 A JPH10212078 A JP H10212078A JP 9028322 A JP9028322 A JP 9028322A JP 2832297 A JP2832297 A JP 2832297A JP H10212078 A JPH10212078 A JP H10212078A
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JP
Japan
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car
double
floor
demand
control device
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JP9028322A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Matsumoto
敏明 松本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶数階と奇数階で交通需要に差が生じた場合
でも均等なサービスを行うことのできるダブルデッキエ
レベーター群管理制御装置を提供する。 【解決手段】 上かご及び下かごを1階床おきに停止さ
せるダブル運転のときに、需要偏り検出装置11により
上かごがサービスする階と下かごがサービスする階との
交通需要が一定以上の偏りとなったことを検出したとき
は、割当可能かごデータ作成装置8は、複数台のダブル
デッキエレベーターのうち所定台数につき交通需要が少
ない方をサービスするかごを使用しないように割当て可
能かごを決め、割当可能かごデータ作成装置8で割り当
てられたかごの中から、割当制御装置3は、乗場呼びに
対して最適なかごを割り当て該当するダブルデッキエレ
ベーター制御装置5に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つのかご枠内に
2つの独立したかごを連設してなる複数台のダブルデッ
キエレベーターを群管理制御するダブルデッキエレベー
ター群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダブルデッキエレベーターは、
一つのかご枠内に2つの独立したかごを連設してなり、
乗客の輸送量を増大させるものである。このダブルデッ
キエレベーターの運転方式としては、上かごを偶数階の
みに、下かごを奇数階のみに停止させるように上下かご
を1階床おきに停止させるダブル運転と、上下2つのか
ごのうち一方のかごを使用せず1つのかごのみでシング
ルデッキエレベーターのように運転するシングル運転
と、基準階でのみダブル運転と同じで偶数階と奇数階を
サービスするかごを分けて使い、出発して一度停止した
後は偶数階奇数階の区別なくサービスするセミダブル運
転の3方式がある。
【0003】ダブル運転では停止回数が半分になり、一
周時間が短縮するため高い輸送能力が得られる。このた
め偶数階と奇数階間との移動は、階段などを利用しなけ
ればならないという不便はあるものの交通需要の多いと
きに使われる。セミダブル運転は、ダブル運転より輸送
能力は低いものの偶数階と奇数階間の移動ができて便利
なため、通常の時間帯や、交通需要の多いときであって
も基準階での乗車が占める割合が多い場合に使われる。
【0004】ここで、偶数階、奇数階は、あくまで下か
ごの基準階が1階、上かごの基準階が2階で、以後、3
階、4階と続いた場合、又は停止しない急行区間が偶数
階床となっていた場合の階床名の偶数、奇数による呼び
かたである。建物によっては必ずしもこのようにならな
い場合があるが、以後、便宜上ダブル運転のときに上か
ごがサービスする階を偶数階、下かごがサービスする階
を奇数階と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ダブルデッキエレベーターでは、ダブル運転を行ってい
るときにエレベーターの交通需要が偶数階と奇数階とで
差がある場合には、交通需要が多い階の側では、輸送能
力が不足してしまいサービスが悪くなるという問題点が
あった。すなわち、偶数階及び奇数階のそれぞれの階を
サービスするかごの数が同数であるため、偶数階と奇数
階とを合わせた全体では交通需要に対して十分な輸送能
力がある場合でも、交通需要が多い階の側では輸送能力
が不足してしまうことがある。
【0006】また、セミダブル運転でも、交通需要のう
ち基準階での乗降が占める割合が多い場合には、基準階
では偶数階と奇数階とを分けてサービスしているため
に、偶数階と奇数階とで交通需要に差がある場合には、
ダブル運転と同様に交通需要が多い階の側で輸送能力が
不足してしまい、サービスが悪くなるという問題点があ
った。
【0007】本発明の目的は、偶数階と奇数階で交通需
要に差が生じた場合でも均等なサービスを行うことの出
来るダブルデッキエレベーター群管理制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
ダブルデッキエレベーター群管理制御装置は、上かご及
び下かごを1階床おきに停止させるダブル運転のときに
上かごがサービスする階と下かごがサービスする階との
交通需要が一定以上の偏りとなったことを検出する需要
偏り検出装置と、需要偏り検出装置により交通需要が一
定以上の偏りとなったことを検出したときは、複数台の
ダブルデッキエレベーターのうち所定台数につき交通需
要が少ない方をサービスするかごを使用しないように割
当て可能かごを決める割当可能かごデータ作成装置と、
割当可能かごデータ作成装置で割り当てられたかごの中
から乗場呼びに対して最適なかごを割り当て該当するダ
ブルデッキエレベーター制御装置に出力する割当制御装
置とを備えたものである。
【0009】請求項1の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、上かご及び下かごを1階
床おきに停止させるダブル運転のときに、需要偏り検出
装置により上かごがサービスする階と下かごがサービス
する階との交通需要が一定以上の偏りとなったことを検
出したときは、割当可能かごデータ作成装置は、複数台
のダブルデッキエレベーターのうち所定台数につき交通
需要が少ない方をサービスするかごを使用しないように
割当て可能かごを決め、割当可能かごデータ作成装置で
割り当てられたかごの中から、割当制御装置は、乗場呼
びに対して最適なかごを割り当て該当するダブルデッキ
エレベーター制御装置に出力する。
【0010】請求項2の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、上かご及び下かごを1階床
おきに停止させるダブル運転又は上かご及び下かごの基
準階ではダブル運転と同じとし出発して一度停止した後
は偶数階と奇数階との区別なくいずれの階をもサービス
するセミダブル運転のときに、上かごの基準階と下かご
の基準階とから乗り込む交通需要が全体の交通需要の一
定割合以上を占めかつ上かごの基準階と下かごの基準階
との交通需要の偏りが一定以上となったことを検出する
需要偏り検出装置と、需要偏り検出装置により上かごの
基準階と下かごの基準階とから乗り込む交通需要が全体
の交通需要の一定割合以上を占めかつ上かごの基準階と
下かごの基準階との交通需要の偏りが一定以上となった
ことを検出したときは、複数台のダブルデッキエレベー
ターのうち所定台数につき交通需要の少ない基準階をサ
ービスするかごに基準階へ向かう方向の乗場呼びを割り
当てしないように割当て可能かごを決める割当可能かご
データ作成装置と、割当可能かごデータ作成装置で割り
当てられたかごの中から乗場呼びに対して最適なかごを
割り当て該当するダブルデッキエレベーター制御装置に
出力する割当制御装置とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、上かご及び下かごを1階
床おきに停止させるダブル運転又は上かご及び下かごの
基準階ではダブル運転と同じとし出発して一度停止した
後は偶数階と奇数階との区別なくいずれの階をもサービ
スするセミダブル運転のときに、需要偏り検出装置によ
り上かごの基準階と下かごの基準階とから乗り込む交通
需要が全体の交通需要の一定割合以上を占めかつ上かご
の基準階と下かごの基準階との交通需要の偏りが一定以
上となったことを検出したときは、割当可能かごデータ
作成装置は、複数台のダブルデッキエレベーターのうち
所定台数につき交通需要の少ない基準階をサービスする
かごに基準階へ向かう方向の乗場呼びを割り当てしない
ように割当て可能かごを決め、割当可能かごデータ作成
装置で割り当てられたかごの中から、割当制御装置は、
乗場呼びに対して最適なかごを割り当て該当するダブル
デッキエレベーター制御装置に出力する。
【0012】請求項3の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、上かご及び下かごを1階床
おきに停止させるダブル運転のときに上かごがサービス
する階と下かごがサービスする階との交通需要が一定以
上の偏りとなったことを検出する需要偏り検出装置と、
需要偏り検出装置により交通需要が一定以上の偏りとな
ったことを検出したときは、複数台のダブルデッキエレ
ベーターのうち所定台数につき交通需要の少ない方をサ
ービスするかごを交通需要の多い方をサービスするかご
として使用するように割当て可能かごを決める割当可能
かごデータ作成装置と、割当可能かごデータ作成装置で
割り当てられたかごの中から乗場呼びに対して最適なか
ごを割り当て該当するダブルデッキエレベーター制御装
置に出力する割当制御装置とを備えたものである。
【0013】請求項3の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、上かご及び下かごを1階
床おきに停止させるダブル運転のときに、需要偏り検出
装置により交通需要が一定以上の偏りとなったことを検
出したときは、割当可能かごデータ作成装置は、複数台
のダブルデッキエレベーターのうち所定台数につき交通
需要の少ない方をサービスするかごを交通需要の多い方
をサービスするかごとして使用するように割当て可能か
ごを決め、割当可能かごデータ作成装置で割り当てられ
たかごの中から、割当制御装置は、乗場呼びに対して最
適なかごを割り当て該当するダブルデッキエレベーター
制御装置に出力する。
【0014】請求項4の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、上かご及び下かごを1階床
おきに停止させるダブル運転又は上かご及び下かごの基
準階ではダブル運転と同じとし出発して一度停止した後
は偶数階と奇数階との区別なくいずれの階をもサービス
するセミダブル運転のときに、上かごの基準階と下かご
の基準階とから乗り込む交通需要が全体の交通需要の一
定割合以上を占めかつ上かごの基準階と下かごの基準階
との交通需要の偏りが一定以上となったことを検出する
需要偏り検出装置と、需要偏り検出装置により上かごの
基準階と下かごの基準階とから乗り込む交通需要が全体
の交通需要の一定割合以上を占めかつ上かごの基準階と
下かごの基準階との交通需要の偏りが一定以上となった
ことを検出したときは、交通需要の多い基準階をサービ
スするかごが分担していた階床の一部を上下反対側のか
ごが分担するように割当て可能かごを決める割当可能か
ごデータ作成装置と、割当可能かごデータ作成装置で割
り当てられたかごの中から乗場呼びに対して最適なかご
を割り当て該当するダブルデッキエレベーター制御装置
に出力する割当制御装置と、基準階の利用者に対して上
かご及び下かごで分担が変わった階床についてどちらの
基準階から乗れば良いかを報知するサービス階表示装置
とを備えたものである。
【0015】請求項4の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、上かご及び下かごを1階
床おきに停止させるダブル運転又は上かご及び下かごの
基準階ではダブル運転と同じとし出発して一度停止した
後は偶数階と奇数階との区別なくいずれの階をもサービ
スするセミダブル運転のときに、需要偏り検出装置によ
り上かごの基準階と下かごの基準階とから乗り込む交通
需要が全体の交通需要の一定割合以上を占めかつ上かご
の基準階と下かごの基準階との交通需要の偏りが一定以
上となったことを検出したときは、割当可能かごデータ
作成装置は、交通需要の多い基準階をサービスするかご
が分担していた階床の一部を上下反対側のかごが分担す
るように割当て可能かごを決め、割当可能かごデータ作
成装置で割り当てられたかごの中から、割当制御装置
は、乗場呼びに対して最適なかごを割り当て該当するダ
ブルデッキエレベーター制御装置に出力し、サービス階
表示装置により、基準階の利用者に対して上かご及び下
かごで分担が変わった階床についてどちらの基準階から
乗れば良いかを報知する。
【0016】請求項5の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、上かご及び下かごを1階床
おきに停止させるダブル運転のときに上かごがサービス
する階と下かごがサービスする階との交通需要が一定以
上の偏りとなったことを検出する需要偏り検出装置と、
複数台のダブルデッキエレベーターのうち所定の割り当
て可能なダブルデッキエレベーターを決める割当可能か
ごデータ作成装置と、割当可能かごデータ作成装置で割
り当てられたかごの中から乗場呼びに対して最適なかご
を割り当てる割当制御装置と、割当制御装置で割り当て
られたダブルデッキエレベーターの交通需要の多い方を
サービスするかごが満員であり、かつ需要偏り検出装置
により交通需要が一定以上の偏りとなったことを検出し
たときは、他方のかごが満員か否かを問わず他方のかご
も満員として乗場呼びを通過するするようにダブルデッ
キエレベーターを制御するダブルデッキエレベーター制
御装置とを備えたものである。
【0017】請求項5の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、交通需要の多い方をサー
ビスするかごが満員であり、かつ需要偏り検出装置によ
り交通需要が一定以上の偏りとなったことを検出したと
きは、他方のかごが満員か否かを問わず他方のかごも満
員として乗場呼びを通過させる。
【0018】請求項6の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、請求項1乃至請求項5に記
載の発明において、需要偏り検出装置は、各ダブルデッ
キエレベーター制御装置からの荷重信号、乗車荷重又は
降車荷重に基づいて交通需要の偏りを検出するようにし
たものである。
【0019】請求項6の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、請求項1乃至請求項5に
記載の発明の作用に加え、需要偏り検出装置での交通需
要の偏りの検出は、各ダブルデッキエレベーター制御装
置からの荷重信号、乗車荷重又は降車荷重に基づいて行
う。
【0020】請求項7の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置は、請求項1乃至請求項5に記
載の発明において、需要偏り検出装置は、乗場呼びの発
生個数又は行先呼びの発生個数に基づいて交通需要の偏
りを検出するようにしたものである。
【0021】請求項7の発明に係わるダブルデッキエレ
ベーター群管理制御装置では、請求項1乃至請求項5に
記載の発明の作用に加え、需要偏り検出装置での交通需
要の偏りの検出は、乗場呼びの発生個数又は行先呼びの
発生個数に基づいて行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【0023】図1において、乗場呼び釦1が押される
と、乗場呼び登録装置2はその呼びを登録すると共に割
当制御装置3に乗場呼びの発生を伝える。割当制御装置
3は、割当可能かごデータ作成装置8からの割当て可能
かごデータs1で割当て可能となっているかごについ
て、ダブルデッキエレベーター制御装置5からの状能信
号s2により最適かごを判断して割当信号s3を出力す
る。
【0024】割当可能かごデータs1は割当可能かごデ
ータ作成装置8で作成され、運転方式決定装置9からの
運転方式信号s4により、予め設定されている運転方式
ごとに持っている割当可能かごデータs1から選び、需
要偏り信号s5が無い場合はそのまま割当可能かごデー
タs1となる。一方、需要偏り信号s5がある場合に
は、需要偏り信号s5の種類により需要の少ない方のか
ごのうちの一部を、割当て不可とする割当可能かごデー
タs1を作成する。
【0025】需要偏り信号s5は需要偏り検出装置12
で作成され、ダブルデッキエレベーター制御装置5から
の状態信号s2により偶数階と奇数階の乗降荷重を一定
時間積算して需要の偏りを判定して出力される。
【0026】図2は、第1の実施の形態における需要偏
り検出装置12の演算内容を示すフローチャートであ
る。この図2に示すものは、ダブルデッキエレベーター
がダブル運転のときに、所定の時間(5分間)の偶数階
と奇数階との乗車荷重の差に基づいて需要偏り信号s5
を演算する場合を示している。すなわち、5分間の偶数
階と奇数階との乗車荷重の差が全乗車荷重の30%を越
えた場合に、偶数階の需要が多い場合にはそれを意味す
るデータ2を、奇数階の需要が多い場合にはそれを意味
するデータ1を、いずれでもないときはそれを意味する
データ0を、それぞれ需要偏り信号s5として出力する
場合を示している。
【0027】まず、ダブル運転で有るか否かを確認し
(ステップ101)、ダブル運転である場合はタイマー
をクリアすると共に偶数階の荷重データA及び奇数階の
荷重データBをクリアする(ステップ102)。そし
て、かごが停止したか否かを判定し(ステップ10
3)、かごが停止したときは乗車荷重があったか否かを
判定する(ステップ104)。乗車荷重があった場合に
は偶数階か否かを判定し(ステップ105)、偶数階な
らばAに乗車荷重を加算する(ステップ106)。ま
た、奇数階ならばBに乗車荷重を加算する(ステップ1
07)。従って、かごが停止する度に偶数階の荷重デー
タA及び奇数階の荷重データBは積算されていくことに
なる。
【0028】これを複数台のダブルデッキエレベーター
の全かごについて行い(ステップ108)、また、5分
経過するまで続ける(ステップ109)。そして、5分
経過したら、偶数階と奇数階の乗車荷重の全乗車荷重に
対する割合を求め(ステップ110)、30%を越えて
偶数階のほうが大きければ(ステップ111)、データ
2を出力する(ステップ112)。逆に、30%越えて
奇数階のほうが大きければ(ステップ113)、データ
1を出力する(ステップ114)。偏りが30%以下の
場合(ステップ111、113)又はダブル運転でない
場合には(ステップ101)データ0を出力する(ステ
ップ115)。
【0029】図3は、第1の実施の形態における割当可
能かごデータ作成装置8の演算内容を示す説明図であ
る。すなわち、運転方式信号s4及び需要偏り信号s5
に基づいて割当可能かごデータs1が作成される手順の
説明図であり、ダブル運転の場合に偶数階の需要が多く
(需要偏り信号s5がデータ2である)、ダブルデッキ
エレベーターの3号機の下かごを使用しないようにする
場合を示している。
【0030】割当可能かごデータs1は予め運転方式ご
とに第1のテーブル4に設定されており、階床ごとに各
かごに対応したビットが1ならば割当て可能で、0なら
ば割当て不可となるテーブルとして格納されている。ダ
ブル運転用のテーブル50では、偶数階は上かごのみ割
当て可能で奇数階は下かごのみ割り当て可能となってい
る。また、セミダブル運転用テーブル51は、偶数階及
び奇数階ともに上下かごで割り当て可能となっている。
下かごシングル運転用のテーブル52は、偶数階及び奇
数階ともに下かごのみ割り当て可能となっている。この
中から、運転方式信号s4によりダブル運転用のテーブ
ル50がテーブル53として選ばれている場合を示して
いる。
【0031】一方、第2のテーブル6には、下かごのみ
割当て不可のテーブル54と、上かごのみ割当て不可の
テーブル55が格納されており、この第2のデータテー
ブル6から需要偏り信号s5により、ダブルデッキエレ
ベーターの3号機の下かごのみ割当て不可用のテーブル
としてテーブル56が選ばれた場合を示している。
【0032】割当可能かごデータ作成装置8において
は、これらのテーブル53及びテーブル56の論理積を
取り、テーブル57を得てそのテーブル57を割当可能
かごデータs1として出力する。この割当て可能かごデ
ータs1を使用して、各々のダブルデッキエレベーター
のかごを乗場呼びに対し割り当てる。この場合、3号機
の下かごはどの呼びに対しても割当て許可となっていな
いので、偶数階の需要が多い場合には、その3号機の下
かごは使用されずに運転することになる。
【0033】このように、第1の実施の形態によれば、
偶数階と奇数階との交通需要の偏りが大きいときに、交
通需要の小さい方の階をサービスするかごの一部を使用
しないようにしているので、需要の多い階床側の専用の
かごとすることができ、需要の少ない階床側のかごの影
響を受けずにサービスすることができる。従って、需要
の多い階床側の輸送力を大きくすることができる。
【0034】以上の説明では、1台の一方のかご(3号
機の下かご)を使用しない場合を説明したが、複数台の
一方のかごを使用しないようにしても良い。また、偏り
の判定基準として5分間の積算が30%以上としたが、
5分間とではなく過去から現在までの学習結果を用いる
ようにしても良い。
【0035】また、第1の実施の形態では交通需要を荷
重で求めたが、乗場呼びの個数や行先呼びの個数から算
出しても良い。また、乗場呼びごとに割当て可能かごの
可否を決めたデータテーブルを用いたが、乗場呼びごと
ではなく各かごが割当て可否を示したデータテーブルを
使用するようにしても良い。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は、第2の実施の形態における需要偏り検出装
置12の演算内容を示すフローチャートであり、図5
は、第2の実施の形態における割当可能データ作成装置
8の演算内容の説明図である。この第2の実施の形態
は、ダブル運転又はセミダブル運転のときに、上かご基
準階と下かご基準階の乗車荷重を積算して、双方の基準
階の需要が全体の需要の一定割合以上なり、かつ、双方
の基準階間に所定の偏りがあるがある場合に、割当可能
かごデータ作成装置8にて基準階へ向かう方向の呼びの
データを割当て不可とするようにしたものである。
【0037】図4では、ダブル運転又はセミダブル運転
のときに、5分間の上下かごの基準階の乗車荷重が全乗
車荷重の60%以上を占め、かつ、上かご基準階と下か
ご基準階の乗車荷重の差が全乗車荷重の30%を越えた
とき、上かご基準階の需要が多い場合にはデータ2を、
下かご基準階の需要が多い場合にはデータ1を、いずれ
でもないときはデータ0を、それぞれ需要偏り信号s5
として出力する場合を示している。
【0038】図4において、ダブル運転又はセミダブル
運転であるか否かを判定し(ステップ201)、ダブル
運転又はセミダブル運転である場合はタイマーをクリア
すると共に、上かご基準階の荷重データA、下かご基準
階の荷重データB、全体の荷重データCをクリアする
(ステップ202)。そして、かごが停止したか否かを
判定し(ステップ203)、かごが停止したときは乗車
荷重が有るか否かを判定し(ステップ204)、乗車荷
重がある場合にはCに乗車荷重を加算する(ステップ2
05)。つまり、かごが停止する度に乗車荷重を積算す
る。
【0039】次に、上かご基準階か否かを判定し(ステ
ップ206)、上かご基準階であるときはAに上かごの
乗車荷重を加算する(ステップ207)。上かごの基準
階でないときは下かご基準階であるか否かを判定し(ス
テップ208)、下かご基準階であるときはBに下かご
の乗車荷重を加算する(ステップ209)。つまり、上
かごや下かごの基準階に停止する度に上かごや下かごの
乗車荷重をそれぞれ積算する。
【0040】これを、複数台のダブルデッキエレベータ
ーの全かごについて(ステップ210)、また5分経過
するまで続ける(ステップ211)。5分経過したら上
下かごの基準階の乗車荷重の全乗車荷重に対する割合D
と、上かご基準階と下かご基準階の乗車荷重の差の全乗
車荷重に対する割合Eを求め(ステップ212)、Dが
60%以上でEが30%を越えて上かごに基準階の方が
大きければ(ステップ213)、データ2を出力する
(ステップ214)。逆に、Dが60%以上でEが30
%越えて下かご基準階の方が大きければ(ステップ21
5)、データ1を出力する(ステップ216)。Dが6
0%未満か上下かごの基準階の偏りが30%以下の場合
(ステップ213、215)又はダブル運転又はセミダ
ブル運転でない場合には(ステップ201)、データ0
を出力する(ステップ217)。
【0041】図5は、第2の実施の形態における割当可
能かごデータ作成装置8の演算処理内容の説明図であ
る。すなわち、運転方式信号s4及び需要偏り信号s5
に基づいて、割当可能かごデータs1が作成される手順
を示すものであり、ダブル運転の場合に上下かごの基準
階の需要が多く特に上かご基準階の需要が多く(需要偏
り信号s5のデータ2)、基準階へ向かう方向である下
方向の乗場呼びに、ダブルデッキエレベーターの3号機
の下かごを使用しない場合を示している。
【0042】割当可能かごデータs1は予め運転方式ご
とに第1のテーブル4に設定されており、階床ごと及び
乗場呼び方向ごとに、各かごに対応したビットが1なら
ば割当て可能、0ならば割当て不可となるテーブルとし
て格納されている。ダブル運転用は偶数階は上かごのみ
割当て可能、奇数階は下かごのみ割り当て可能となって
いる(テーブル60)。セミダブル運転用は偶数階及び
奇数階とも上下かごで割り当て可能となっている(テー
ブル61)。下かごシングル運転用は偶数階及び奇数階
とも下かごのみ割当て可能となっている(テーブル6
2)。この中から、運転方式信号s4によりダブル運転
用が選ばれている(テーブル63)。
【0043】一方、下かごのみ下方向の乗場呼びに割当
て不可(テーブル64)、上かごのみ下方向の乗場呼び
に割当て不可となったもの(テーブル65)が第2のテ
ーブル6に格納されており、この第2のテーブルから需
要偏り信号s5により、3号機の下かごのみ割当て不可
のものが選ばれる(テーブル66)。これらの論理積を
取ったもの(テーブル67)を割当可能かごデータs1
として出力する。この場合、3号機の下かごは、どの下
方向の呼びに対しても割当て許可となっておらず、この
割当て可能かごデータs1を使用して、乗場呼びに対し
てかごを割り当てることで、上かご基準階の需要が多い
場合に基準階へ向かう方向である下方向の乗場呼びに、
3号機の下かごを使用せず運転をすることができる。
【0044】この第2の実施の形態によれば、基準階か
らの交通需要が多く、上かご基準階と下かご基準階の交
通需要の偏りが大きいときに、交通需要の小さい方の基
準階をサービスするかごの一部を基準階に向かう方向の
乗場呼びについて使用しないので、交通需要の大きい方
の基準階をサービスするかごが基準階へ戻るときに早く
行くことができる。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図6は、本発明の第3の実施の形態における割当可
能かごデータ作成装置の演算内容の説明図である。この
第3の実施の形態は、割当可能かごデータ作成装置8
で、一部の号機の上下かご共に偶数階及び奇数階の同じ
側にサービスするようにデータを変更するようにしたも
のである。
【0046】図6は、割当可能かごデータ作成装置8に
より、運転方式信号s4及び需要偏り信号s5に基づい
て割当可能かごデータs1が作成される手順を示してお
り、ダブル運転の場合に偶数階の需要が多く(需要偏り
信号s5のデータで)、3号機を上下かご共に偶数階用
として使う場合を示している。なお、需要偏り検出装置
12は、第1の実施の形態と同様に図2に示したフロー
チャートの演算処理を行うものであり、この需要偏り検
出装置12で偶数階と奇数階の需要の偏りを検出し、デ
ータ0、データ1、データ2を出力する。
【0047】図6において、第1のテーブル4には、運
転方式ごとに設定されているダブル運転用テーブル7
0、セミダブル運転用テーブル71、下かごシングル運
転用テーブル72が格納されている。そして、その第1
のテーブル4から運転方式信号s4によりダブル運転用
テーブル70がテーブル73として選ばれているものを
示している。
【0048】一方、第2のテーブル6には、3号機の上
下かご共に偶数階のみ割当て可能を示すテーブル74、
上下かご共に奇数階のみ割当て可能を示すテーブル75
が格納されており、この第2のテーブル6から需要偏り
信号s5により3号機の上下かご共に偶数階のみ割り当
て可能のものが選ばれている(テーブル76)。
【0049】そして、割当可能かごデータ作成装置8で
は、運転方式信号s4で決まったテーブル73と3号機
のデータを作成するための前処理用の3号機のみすべて
0となったテーブル77との論理積をとり、さらに需要
偏り信号s5で決まったテーブル76と論理和をとった
テーブル78を割当可能かごデータs1として出力す
る。この場合、3号機は上下かご共に偶数階は割当て可
能、奇数階は割当て不可となっており、この割当可能か
ごデータs1を使用して、乗場呼びに対して割り当てる
ことで、偶数階の需要が多い場合に3号機は上下かご共
に偶数階をサービスすることができる。
【0050】このように、第3の実施の形態によれば、
偶数階と奇数階との交通需要の偏りが大きいときに、交
通需要の小さい方の階をサービスするかごの一部を交通
需要の大きい方の階とサービスするかごに切り替えるこ
とができるので、交通需要の大きい方のサービスを良く
することができる。
【0051】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図7は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック
構成図であり、図8は、本発明の第4の実施の形態にお
ける割当可能かごデータ作成装置8の演算内容の説明図
である。この第4の実施の形態は、割当可能かごデータ
作成装置8で、一部の階床を通常とは違う側のかごにサ
ービスするようにデータを変更すると共に、その変更を
利用者に報知するためのサービス階表示装置13を設置
したものである。
【0052】すなわち、図7に示すように、需要偏り検
出装置12からの需要偏り信号s5により、基準階に設
置したサービス階表示装置13で、一部の階床をサービ
スするかごが変り利用すべき基準階が変わったことを利
用者に報知する。また、割当可能かごデータ作成装置8
からの割当可能かごデータs1を各々のダブルデッキエ
レベーター制御装置5に出力し、ダブルデッキエレベー
ター制御装置5で上下かごそれぞれのかご呼び登録を可
能としたり不可としたりする。
【0053】図8は、割当可能かごデータ作成装置8に
より、運転方式信号s4及び需要偏り信号s5に基づい
て割当可能かごデータs1が作成される手順を示してお
り、ダブル運転の場合に上下かごの基準階の需要が多
く、特に上かごの需要が多くて需要偏り信号s5として
データ2が出力されている場合を示している。つまり、
偶数階である2n+2階を上かごがサービスせず下かご
がサービスする場合を示している。なお、需要偏り装置
12は、第2の実施の形態と同様に、図4に示した演算
処理内容により、上かご基準階と下かご基準階の需要の
偏りを検出し、データ0、データ1、データ2を出力す
る。
【0054】図8において、第1のテーブル4には、運
転方式ごとに設定されているダブル運転用テーブル8
0、セミダブル運転用テーブル81、下かごシングル運
転用テーブル82が格納されており、この第1のテーブ
ル4から運転方式信号s4によりダブル運転用のテーブ
ル80がテーブル83として選ばれている場合を示して
いる。
【0055】一方、2n+2階を上かごのみがサービス
することを示すテーブル84及びテーブル85と、2n
+2階を下かごのみがサービスすることを示すテーブル
86及びテーブル87が第2のテーブル6に格納されて
いる。この第2のテーブル6から需要偏り信号s5によ
り、2n+2階を下かごのみサービスするテーブル86
及びテーブル87がテーブル88及びテーブル89とし
てが選ばれている場合を示している。
【0056】そして、割当可能かごデータ作成装置8で
は、運転方式信号s4で決まったテーブル83と2n+
2階のデータを作成するための前処理用の2n+2階の
みすべて0となったテーブル88との論理積をとり、さ
らに2n+2階のデータを作成するテーブル89と論理
和をとったテーブル90を割当可能かごデータs1とし
て出力する。この場合、2n+2階は下かご割当て可
能、上かご割当て不可となっており、この割当可能かご
データs1を使用して乗場呼びに対して割当て、かご呼
びの登録可否を行うことで、上かごの基準階の需要が多
い場合に2n+2階を下かごでサービスさせる。
【0057】このように、第4の実施の形態によれば、
基準階からの需要が多く、上かご基準階と下かご基準階
の交通需要が大きいときに、交通需要の多い基準階をサ
ービスするかごが分担していた階床の一部を上下反対側
のかごがサービスするので、交通需要の大きい基準階の
交通需要を減らすことができる。
【0058】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図9は、本発明の第5の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【0059】図9において、乗場呼び釦1が押されると
乗場呼び登録装置2はその呼びを登録すると共に割当制
御装置3に乗場呼び発生を伝える。割当制御装置3は、
割当可能かごデータ作成装置8からの割当可能かごデー
タs1で割当て可能となっているかごについて、ダブル
デッキエレベーター制御装置5からの状態信号s2によ
り最適かごを判断して割当信号s3を出力する。
【0060】割当可能かごデータs1は、割当可能かご
データ作成装置8で運転方式決定装置9からの運転方式
信号s4により予め設定されている運転方式ごとに持っ
ている割当可能かごデータから選び割当可能かごデータ
s1となる。
【0061】需要偏り信号s5はダブルデッキエレベー
ター制御装置5からの状態信号s2により需要偏り検出
装置12で偶数階と奇数階の乗降荷重を一定時間積算し
て偏りを判定して出力される。需要偏り信号s5を受け
たダブルデッキエレベーター制御装置5は、需要偏り信
号s5の種数により一方のかごが満員となったときに他
方のかごも満員と見なし乗場呼び釦1の階床を通過す
る。なお、需要偏り装置12は、第1の実施の形態と同
様に、偶数階と奇数階の需要の偏りを検出し、その結果
をデータ0、データ1、データ2として出力するもので
ある。
【0062】図10は、第5の実施の形態におけるダブ
ルデッキエレベーター制御装置5での演算処理内容を示
すフローチャートである。すなわち、需要偏り検出装置
12からの需要偏り信号s5により、上下かごの満員を
判断するためのフローチャートを示している。
【0063】図10において、上かごが満員となった否
かを判定し(ステップ301)、上かごが満員である場
合には、ステップ302に進み下かごが満員であるか否
かを判定する(ステップ302)。そして、下かごが満
員でない場合には、需要偏り信号s5がデータ2である
か否かを判定し(ステップ303)、データが2であり
偶数階の需要が偏って大きい場合には、ステップ304
に進み下かごも満員とみなし上下かご共に乗場呼びの階
床を満員通過する。このとき、需要偏り信号s5がデー
タ2でなければ、通常通り上かごのみについて乗場呼び
の階床を満員通過する(ステップ305)。
【0064】また、ステップ301の判定で上かごが満
員でない場合には、ステップ306に進み下かごが満員
か否かを判定する(ステップ306)。そして、下かご
も満員である場合には、需要偏り信号s5がデータ1で
あるか否かを判定し(ステップ307)、データ1であ
り奇数階の需要が偏って大きい場合には、上かごも満員
とみなして上下かごとも乗場呼びを満員通過する(ステ
ップ304)。このとき需要偏り信号s5がデータ1で
なければ、通常通り下かごのみ乗場呼びの階床を満員通
過する(ステップ308)。
【0065】このように、第5の実施の形態によれば、
需要の偏りが大きい階をサービスするかごが満員となっ
た場合には、他方のかごも満員とみなし上下かごとも乗
場呼びの階床を通過するので、他方のかごの乗場呼び応
答による影響を受けなくなり、満員となったかご側の輸
送力を大きくすることができる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、偶
数階と奇数階又は上かご基準階と下かご基準階で交通需
要に差が生じた場合でも、交通需要の少ない側の輸送力
を小さくし、その分で交通需要の多い側の輸送力を大き
くすることで、あるいは交通需要の多い側の需要を減ら
すことで、均等なサービスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロ
ック構成図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態における需
要偏り検出装置の演算内容を示すフローチャートであ
る。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態における割
当可能かごデータ作成装置の演算内容の説明図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態における需
要偏り検出装置の演算内容を示すフローチャートであ
る。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態における割
当可能かごデータ作成装置の演算内容の説明図である。
【図6】図6は、本発明の第3の実施の形態における割
当可能かごデータ作成装置の演算内容の説明図である。
【図7】図7は、本発明の第4の実施の形態を示すブロ
ック構成図である。
【図8】図8は、本発明の第4の実施の形態における割
当可能かごデータ作成装置の演算内容の説明図である。
【図9】図9は、本発明の第5の実施の形態を示すブロ
ック構成図である。
【図10】図10は、本発明の第5の実施の形態におけ
るダブルデッキエレベーター制御装置の演算内容を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 乗場呼び釦 2 乗場呼び登録装置 3 割当制御装置 4 第1のテーブル 5 ダブルデッキエレベーター制御装置 6 第2のテーブル 8 割当可能かごデータ作成装置 9 運転方式決定装置 11 需要偏り検出装置 12 需要偏り検出装置 13 サービス階表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのかご枠内に2つの独立した上かご
    及び下かご連設してなる複数台のダブルデッキエレベー
    ターを各々制御する複数台のダブルデッキエレベーター
    制御装置を設置して、乗場呼びに対して効率よく前記ダ
    ブルデッキエレベーターを割り当て群管理制御を行うよ
    うにしたダブルデッキエレベーター群管理制御装置にお
    いて、前記上かご及び下かごを1階床おきに停止させる
    ダブル運転のときに前記上かごがサービスする階と前記
    下かごがサービスする階との交通需要が一定以上の偏り
    となったことを検出する需要偏り検出装置と、前記需要
    偏り検出装置により交通需要が一定以上の偏りとなった
    ことを検出したときは、前記複数台のダブルデッキエレ
    ベーターのうち所定台数につき交通需要が少ない方をサ
    ービスするかごを使用しないように割当て可能かごを決
    める割当可能かごデータ作成装置と、前記割当可能かご
    データ作成装置で割り当てられたかごの中から前記乗場
    呼びに対して最適なかごを割り当て該当する前記ダブル
    デッキエレベーター制御装置に出力する割当制御装置と
    を備えたことを特徴とするダブルデッキエレベーター群
    管理制御装置。
  2. 【請求項2】 一つのかご枠内に2つの独立した上かご
    及び下かご連設してなる複数台のダブルデッキエレベー
    ターを各々制御する複数台のダブルデッキエレベーター
    制御装置を設置して、乗場呼びに対して効率よく前記ダ
    ブルデッキエレベーターを割り当て群管理制御を行うよ
    うにしたダブルデッキエレベーター群管理制御装置にお
    いて、前記上かご及び下かごを1階床おきに停止させる
    ダブル運転又は上かご及び下かごの基準階ではダブル運
    転と同じとし出発して一度停止した後は偶数階と奇数階
    との区別なくいずれの階をもサービスするセミダブル運
    転のときに、前記上かごの基準階と前記下かごの基準階
    とから乗り込む交通需要が全体の交通需要の一定割合以
    上を占めかつ前記上かごの基準階と前記下かごの基準階
    との交通需要の偏りが一定以上となったことを検出する
    需要偏り検出装置と、前記需要偏り検出装置により前記
    上かごの基準階と前記下かごの基準階とから乗り込む交
    通需要が全体の交通需要の一定割合以上を占めかつ前記
    上かごの基準階と前記下かごの基準階との交通需要の偏
    りが一定以上となったことを検出したときは、前記複数
    台のダブルデッキエレベーターのうち所定台数につき交
    通需要の少ない基準階をサービスするかごに基準階へ向
    かう方向の乗場呼びを割り当てしないように割当て可能
    かごを決める割当可能かごデータ作成装置と、前記割当
    可能かごデータ作成装置で割り当てられたかごの中から
    前記乗場呼びに対して最適なかごを割り当て該当する前
    記ダブルデッキエレベーター制御装置に出力する割当制
    御装置とを備えたことを特徴とするダブルデッキエレベ
    ーター群管理制御装置。
  3. 【請求項3】 一つのかご枠内に2つの独立した上かご
    及び下かご連設してなる複数台のダブルデッキエレベー
    ターを各々制御する複数台のダブルデッキエレベーター
    制御装置を設置して、乗場呼びに対して効率よく前記ダ
    ブルデッキエレベーターを割り当て群管理制御を行うよ
    うにしたダブルデッキエレベーター群管理制御装置にお
    いて、前記上かご及び下かごを1階床おきに停止させる
    ダブル運転のときに前記上かごがサービスする階と前記
    下かごがサービスする階との交通需要が一定以上の偏り
    となったことを検出する需要偏り検出装置と、前記需要
    偏り検出装置により交通需要が一定以上の偏りとなった
    ことを検出したときは、前記複数台のダブルデッキエレ
    ベーターのうち所定台数につき交通需要の少ない方をサ
    ービスするかごを交通需要の多い方をサービスするかご
    として使用するように割当て可能かごを決める割当可能
    かごデータ作成装置と、前記割当可能かごデータ作成装
    置で割り当てられたかごの中から前記乗場呼びに対して
    最適なかごを割り当て該当する前記ダブルデッキエレベ
    ーター制御装置に出力する割当制御装置とを備えたこと
    を特徴とするダブルデッキエレベーター群管理制御装
    置。
  4. 【請求項4】 一つのかご枠内に2つの独立した上かご
    及び下かご連設してなる複数台のダブルデッキエレベー
    ターを各々制御する複数台のダブルデッキエレベーター
    制御装置を設置して、乗場呼びに対して効率よく前記ダ
    ブルデッキエレベーターを割り当て群管理制御を行うよ
    うにしたダブルデッキエレベーター群管理制御装置にお
    いて、前記上かご及び下かごを1階床おきに停止させる
    ダブル運転又は上かご及び下かごの基準階ではダブル運
    転と同じとし出発して一度停止した後は偶数階と奇数階
    との区別なくいずれの階をもサービスするセミダブル運
    転のときに、前記上かごの基準階と前記下かごの基準階
    とから乗り込む交通需要が全体の交通需要の一定割合以
    上を占めかつ前記上かごの基準階と前記下かごの基準階
    との交通需要の偏りが一定以上となったことを検出する
    需要偏り検出装置と、前記需要偏り検出装置により前記
    上かごの基準階と前記下かごの基準階とから乗り込む交
    通需要が全体の交通需要の一定割合以上を占めかつ前記
    上かごの基準階と前記下かごの基準階との交通需要の偏
    りが一定以上となったことを検出したときは、交通需要
    の多い基準階をサービスするかごが分担していた階床の
    一部を上下反対側のかごが分担するように割当て可能か
    ごを決める割当可能かごデータ作成装置と、前記割当可
    能かごデータ作成装置で割り当てられたかごの中から前
    記乗場呼びに対して最適なかごを割り当て該当する前記
    ダブルデッキエレベーター制御装置に出力する割当制御
    装置と、前記基準階の利用者に対して上かご及び下かご
    で分担が変わった階床についてどちらの基準階から乗れ
    ば良いかを報知するサービス階表示装置とを備えたこと
    を特徴とするダブルデッキエレベーター群管理制御装
    置。
  5. 【請求項5】 一つのかご枠内に2つの独立した上かご
    及び下かご連設してなる複数台のダブルデッキエレベー
    ターを各々制御する複数台のダブルデッキエレベーター
    制御装置を設置して、乗場呼びに対して効率よく前記ダ
    ブルデッキエレベーターを割り当て群管理制御を行うよ
    うにしたダブルデッキエレベーター群管理制御装置にお
    いて、前記上かご及び下かごを1階床おきに停止させる
    ダブル運転のときに前記上かごがサービスする階と前記
    下かごがサービスする階との交通需要が一定以上の偏り
    となったことを検出する需要偏り検出装置と、前記複数
    台のダブルデッキエレベーターのうち所定の割り当て可
    能なダブルデッキエレベーターを決める割当可能かごデ
    ータ作成装置と、前記割当可能かごデータ作成装置で割
    り当てられたかごの中から前記乗場呼びに対して最適な
    かごを割り当てる割当制御装置と、前記割当制御装置で
    割り当てられたダブルデッキエレベーターの交通需要の
    多い方をサービスするかごが満員であり、かつ前記需要
    偏り検出装置により交通需要が一定以上の偏りとなった
    ことを検出したときは、他方のかごが満員か否かを問わ
    ず他方のかごも満員として乗場呼びを通過するするよう
    に前記ダブルデッキエレベーターを制御するダブルデッ
    キエレベーター制御装置とを備えたことを特徴とするダ
    ブルデッキエレベーター群管理制御装置。
  6. 【請求項6】 前記需要偏り検出装置は、各ダブルデッ
    キエレベーター制御装置からの荷重信号、乗車荷重又は
    降車荷重に基づいて前記交通需要の偏りを検出するよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の
    ダブルデッキエレベーター群管理制御装置。
  7. 【請求項7】 前記需要偏り検出装置は、乗場呼びの発
    生個数又は行先呼びの発生個数に基づいて前記交通需要
    の偏りを検出するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項5に記載のダブルデッキエレベーター群管理
    制御装置。
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