JPH10210443A - 暗号化装置 - Google Patents

暗号化装置

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JPH10210443A
JPH10210443A JP9011548A JP1154897A JPH10210443A JP H10210443 A JPH10210443 A JP H10210443A JP 9011548 A JP9011548 A JP 9011548A JP 1154897 A JP1154897 A JP 1154897A JP H10210443 A JPH10210443 A JP H10210443A
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JP
Japan
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key data
data
encryption
circuit
storage
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Application number
JP9011548A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Seto
浩昭 瀬戸
Norio Iwatsuki
典生 岩槻
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、暗号化装置において、送信装置を小
型化し得るようにする。 【解決手段】本発明は、読出し制御手段により、暗号化
に第1の鍵データが用いられる間、第1鍵データを第2
の記憶手段から順次読み出して第1の記憶手段に記憶さ
れた第2の鍵データと書き換えると共に、当該第1の記
憶手段から暗号化に用いる第1の鍵データを読み出し、
暗号化に第2の鍵データが用いられる間、第2鍵データ
を第2の記憶手段から順次読み出して第1の記憶手段に
記憶された第1の鍵データと書き換えると共に、当該第
1の記憶手段から暗号化に用いる第1の鍵データを読み
出して順次交互に第1の記憶手段に記憶された第1又は
上記第2の鍵データを書き換えることにより、従来の多
重化装置の第1及び第2のバツフア回路全体の大きさよ
りも第1及び第2の記憶手段全体の大きさを小さくして
多重化装置を小型化でき、かくして送信装置を小型化し
得る暗号化装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図4) 発明が解決しようとする課題(図5) 課題を解決するための手段(図1〜図3) 発明の実施の形態 (1)実施例(図1及び図2) (2)他の実施例(図3) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は暗号化装置に関し、
例えばデイジタル放送システムに適用して好適なもので
ある。
【0004】
【従来の技術】近年、映像データ及び音声データの圧縮
符号化方式としてMPEG2(MovingPicture Experts
Group Phase 2)と呼ばれる方式がある。
【0005】このMPEG2方式は、ITU−T(Inte
rnational Telecommunication Union-Telecommunicatio
n Standardization Sector:国際電気通信連合電気通信
標準化部門)等の機関によつて標準化(例えば勧告、H.
222.0 等)され、映像データ及び音声データを圧縮符号
化し、これを多重化処理して蓄積及び伝送する目的で規
格化されている。
【0006】実際にこのMPEG2方式では、圧縮符号
化した映像データ及び音声データを多重化処理するデー
タ形式としてプログラムストリーム(PS:Program Strea
m )と呼ばれるデータ形式(以下、これをPSデータ形
式と呼ぶ)と、トランスポートストリーム(TS:Transpo
rt Stream )と呼ばれるデータ形式(以下、これをTS
データ形式と呼ぶ)とが規定されている。因みにPSデ
ータ形式は、多重化処理された映像データ及び音声デー
タを所定のデイジタル蓄積媒体に蓄積する場合に適用さ
れ、TSデータ形式は、多重化された映像データ及び音
声データを伝送する場合に適用される。
【0007】ここで例えばTSデータ形式では、圧縮符
号化された映像データ及び音声データがそれぞれ所定単
位毎にパケツト(以下、これをTS(Transport Strea
m)パケツトと呼ぶ)化され、この結果得られる複数の
TSパケツトを時分割多重することによりTSパケツト
列(いわゆるトランスポートストリーム)を形成するよ
うに規定されている。なお図4に示すように、TSパケ
ツト1は、ヘツダ部及びデータ部から構成されており、
ヘツダ部には同期バイトやパケツト識別子(以下、これ
をPID(Packet IDentification )と呼ぶ)及びその
他の各種パケツト制御データが格納され、データ部には
圧縮符号化された映像データ又は音声データが格納され
る。因みに同期バイトはTSパケツト1の開始を示すデ
ータであり、PIDはTSパケツト1に格納されている
情報の内容を示すデータである。
【0008】ところで、近年、上述したようなMPEG
2方式を用いて映像データ及び音声データを圧縮符号化
して多重化処理し、これを地上波、衛星波又はケーブル
等を利用して放送するデイジタル放送システムが考えら
れている。このようなデイジタル放送システムでは、圧
縮符号化した映像データ及び音声データをTSパケツト
化して多重化処理することにより、1つの回線で複数の
テレビジヨン番組を同時に放送し得ると考えられる。
【0009】すなわちこのデイジタル放送システムを実
際にDVB(Digital Video Broadcasting)等のデイジ
タルテレビジヨン放送に適用し、例えば伝送媒体として
放送衛星を使用すると、通常、放送衛星には約20〜30程
度のトランスポンダが搭載されており、1つのトランス
ポンダ当たり約30数〔Mbps〕程度の帯域を有することか
ら、1つのトランスポンダが36〔Mbps〕程度の帯域を有
すると仮定すると共に、1つのチヤンネルのテレビジヨ
ン番組当たり4〔Mbps〕程度の帯域を使用すると仮定す
ると、1つのトランスポンダ当たり次式(1)
【0010】
【数1】
【0011】によつて表すように9つのチヤンネルのテ
レビジヨン番組を同時に放送し得ると考えられる。なお
これを多チヤンネル化(又は多重化)と呼ぶ。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで図5は、この
ようなデイジタル放送システムの送信装置5の一構成例
を示すものであり、この送信装置5では、各チヤンネル
に対応する各データ出力部6A〜6Nからそれぞれテレ
ビジヨン番組に応じた映像データD1A〜D1N及び音
声データD2A〜D2N並びに番組情報データD3A〜
D3Nを対応する符号化装置7A〜7Nに供給し、各符
号化装置7A〜7Nにおいてそれぞれ対応する映像デー
タD1A〜D1N及び音声データD2A〜D2N並びに
番組情報データD3A〜D3NをMPEG2方式で圧縮
符号化して多重化処理し、かくして得られたデータを順
次所定単位毎にTSパケツト化することによりトランス
ポートストリームD4A〜D4Nを形成してこれを多重
化装置8に供給する。
【0013】これにより送信装置5では、多重化装置8
において各トランスポートストリームD4A〜D4Nを
多重化処理することにより1つのトランスポートストリ
ームD5に変換して変調器9に供給すると共に、当該変
調器9においてトランスポートストリームD5を所定方
式で変調し、かくして得られた送信信号S1をアンテナ
14を介して放送衛星(図示せず)に向けて送信し得る
ようになされている。かくして送信装置5では、複数
(N個)のチヤンネル分のテレビジヨン番組を放送衛星
を介して同時に放送し得るようになされている。
【0014】ところでこのようなデイジタル放送システ
ムでは、実際にテレビジヨン番組を放送する場合、その
放送形態の1つとしてテレビジヨン番組を暗号化して
(スクランブルをかけて)放送すると共に、テレビジヨ
ン番組の視聴が許可(契約)された特定の視聴者に暗号
化されたテレビジヨン番組を受信して復号化する(スク
ランブルを解く)所定の受信装置を予め与えることによ
り、当該特定の視聴者のみにテレビジヨン番組を視聴さ
せることが考えられている。
【0015】実際上このようなデイジタル放送システム
では、送信装置5にMPEG2方式に規定された、TS
パケツトのデータ部のみを所定の鍵データに基づいて暗
号化する暗号化方式を適用し、各符号化装置7A〜7N
において圧縮符号化された映像データ及び音声データ並
びに番組情報データ(以下、これを圧縮符号化データと
呼ぶ)をTSパケツト化するときにTSパケツトのヘツ
ダ部にそれぞれ圧縮符号化データの暗号化に使用される
鍵データの種類を表す情報や、当該圧縮符号化データの
暗号化の制御情報等からなる暗号化情報を格納する。ま
た例えば多重化装置8において、各符号化装置7A〜7
Nからそれぞれ入力されるトランスポートストリームD
4A〜D4Nを多重化し、かくして得られるトランスポ
ートストリームD5に含まれる各TSパケツトの圧縮符
号化データをそれぞれ対応する鍵データを用いて暗号化
する。因みに暗号化情報は、デイジタル放送システムを
運用する団体毎等で異なる。
【0016】これに加えて送信装置5は、暗号化に用い
た複数種類の鍵データをTSパケツト化して放送衛星に
向けて送信する。なおこの場合送信装置5では、TSパ
ケツト化されて放送衛星に向けて送信される各種鍵デー
タを所定方式で暗号化することにより各種鍵データ等の
秘匿性を高めることができると考えられる。
【0017】一方、このデイジタル放送システムでは、
受信装置にMPEG2方式に規定された、TSパケツト
の暗号化されたデータ部を暗号化に用いた鍵データと同
じ鍵データを用いて復号化する復号化方式を適用し、当
該受信装置において、送信装置5から送信された送信信
号S1と、TSパケツト化された各種鍵データとを受信
させる。これにより受信装置は、受信した送信信号S1
を所定方式で変調し、かくして得られたトランスポート
ストリームD5に含まれる各TSパケツトの暗号化され
た圧縮符号化データ(以下、これを暗号化データと呼
ぶ)をそれぞれ対応する鍵データを用いて復号化する。
【0018】ところでデイジタル放送システムにおいて
は、受信装置において圧縮符号化データの復号化処理及
び再生に実時間処理が要求されることにより、送信装置
5からTSパケツト化された各種鍵データと、送信信号
S1を送信する場合、当該鍵データよりも送信信号S1
を優先して送信するようになされている。従つて送信装
置5では、受信装置に暗号化データの復号化を開始する
時間に合わせて各種鍵データを正確に送信し難い場合が
ある。
【0019】このためこのようなデイジタル放送システ
ムでは、MPEG2方式で規定されたODD鍵データ
と、EVEN鍵データと呼ばれる大別して2種類の鍵デ
ータに基づいて、当該ODD鍵データとして適用された
複数種類の鍵データ(以下、これを第1の鍵データと呼
ぶ)と、EVEN鍵データとして適用されて複数種類の
鍵データ(以下、これを第2の鍵データと呼ぶ)とを暗
号化及び復号化に用いる。
【0020】これにより送信装置5では、連続する所定
数のTSパケツトの圧縮符号化データを第1の鍵データ
を用いて暗号化し、この後連続する所定数のTSパケツ
トの圧縮符号化データを第2の鍵データを用いて暗号化
するように、当該第1の鍵データと、第2の鍵データと
を用いた暗号化を繰り返すと共に、第1の鍵データ(又
は第2の鍵データ)を用いて暗号化している間に、この
後暗号化に使用する第2の鍵データ(又は第1の鍵デー
タ)を送信して受信装置に設けられたメモリに記憶させ
る。このようにして送信装置5は、送信した第1の鍵デ
ータ(又は第2の鍵データ)が受信装置に確実に受信さ
れてから当該第1の鍵データ(又は第2の鍵データ)を
用いて圧縮符号化データを暗号化し、かくして送信装置
5から受信装置への第1及び第2の鍵データの送信時間
の遅延を吸収し得るようになされている。
【0021】このようなデイジタル放送システムでは、
特定の視聴者(契約した視聴者)の数に応じて暗号化及
び復号化を管理する必要があり、通常このような管理は
それぞれ複数種類の第1及び第2の鍵データを記憶する
記憶容量の比較的大きな記憶装置と、当該記憶装置に記
憶された第1及び第2の鍵データを管理し、かつこの記
憶装置から必要に応じて第1及び第2の鍵データを読み
出して多重化装置8に供給するCPU(Central Procce
ssor Unit )とを有するコンピユータを送信装置5に設
けるようにして、当該コンピユータによつて行われる。
【0022】ところで第1及び第2の鍵データは、暗号
化データの解読防止のために通常、32ビツト程度のデー
タ幅を有するように設定されると共に、解読防止をさら
に強化する場合には 128ビツト程度のデータ幅を有する
ように設定される。これに対してCPUは、通常、多重
化装置8に1回のアクセスで供給し得るデータ量が8〜
32ビツト程度でなり、上述したような第1及び第2の鍵
データを多重化装置8に供給するには複数回のアクセス
が必要となる。
【0023】このため多重化装置8には、例えば連続す
る所定数のTSパケツトの圧縮符号化データを暗号化す
るときに用いられる複数種類の第1の鍵データを記憶し
得るような所定の記憶容量を有し、各種第1の鍵データ
を記憶する第1のバツフア回路と、当該第1のバツフア
回路とほぼ同等の記憶容量を有し、複数種類の第2の鍵
データを記憶する第2のバツフア回路とが設けられ、当
該第1及び第2のバツフア回路にそれぞれCPUから供
給される各種第1及び第2の鍵データが予め記憶される
と共に、第1及び第2のバツフア回路に記憶された第1
及び第2の鍵データが読み出されて暗号化に用いられる
と、当該第1及び第2のバツフア回路にそれぞれ記憶さ
れている第1及び第2の鍵データをCPUから供給され
る新たな各種第1及び第2の鍵データと書き換えるよう
にすることが考えられる。
【0024】ところが多重化装置8の暗号化の処理と、
CPUから多重化装置8への第1及び第2の鍵データの
供給とは非同期で行われると共に、上述したようにCP
Uから多重化装置8に1つの第1及び第2の鍵データを
供給するには、複数回のアクセスが必要となることによ
り、第1のバツフア回路(又は第2のバツフア回路)か
ら第1の鍵データ(又は第2の鍵データ)を読み出して
暗号化に用いるときに当該第1のバツフア回路(又は第
2のバツフア回路)から書き換え途中(すなわち、予め
設定されたデータ幅よりもデータ幅が短い)の第1の鍵
データ(又は第2の鍵データ)を読み出す場合があり、
当該読み出した書き換え途中の第1の鍵データ(又は第
2の鍵データ)を用いて圧縮符号化データを暗号化する
と、当該暗号化された圧縮符号化データ(暗号化デー
タ)を正確に復号化し難い問題が発生する。
【0025】従つて多重化装置8では、第1の鍵データ
を用いた連続する暗号化と、第2の鍵データを用いた連
続する暗号化とを順次繰り返しするようにして、第1の
バツフア回路(又は第2のバツフア回路)から順次各種
第1の鍵データを読み出して暗号化に用いている間に第
2のバツフア回路のすでに暗号化に用いられた各種第2
の鍵データを新たな各種第2の鍵データと書き換えると
共に、第2のバツフア回路から順次各種第2の鍵データ
を読み出して暗号化に用いる間に第1のバツフア回路の
すでに暗号化に用いられた各種第1の鍵データを新たな
各種第1の鍵データと書き換えるようにする。これによ
り多重化装置8において予め設定されたデータ幅を有す
る第1及び第2の鍵データを用いて暗号化し得ると共
に、受信装置において暗号化データを確実に復号化し得
るようになされている。
【0026】ところでこのようなデイジタル放送システ
ムでは、1つのテレビジヨン番組に対して圧縮符号化さ
れた映像データのみや、圧縮符号化された音声データの
みを暗号化する等のようにテレビジヨン番組の複数種類
の要素(すなわち各種圧縮符号化データ)を暗号化する
ことが考えられる。
【0027】従つて例えば1つのテレビジヨン番組が1
つの映像データと、4つの音声データとからなり、かつ
9チヤンネル分を暗号化すると仮定すると次式(2)
【0028】
【数2】
【0029】で表されるように暗号化される要素が45
種類となり、45種類の鍵データと、当該45種類の鍵
データを記憶する所定の記憶容量を有するバツフア回路
が必要となる。
【0030】また暗号化には、上述したようにODD鍵
データとEVEN鍵データとの2種類の鍵データ形式に
基づいて2つのバツフア回路(第1及び第2のバツフア
回路)が必要となり、1つの鍵データが例えば 128ビツ
トのデータ幅を有するように設定されると、第1及び第
2のバツフア回路の全体の記憶容量は、次式(3)
【0031】
【数3】
【0032】で表されるように比較的大きな記憶容量と
なる。
【0033】ここで暗号化される要素の数と、鍵データ
に設定されるデータ幅とは、デイジタル放送システムを
運用する団体毎等によりことなることにより、上述した
式(2)と、式(3)とを一般化すると、次式(4)
【0034】
【数4】
【0035】で表される記憶容量が、通常、第1及び第
2のバツフア回路の全体の記憶容量となる。
【0036】このように多重化装置8では、圧縮符号化
データを効率良く暗号化するために比較的大きな記憶容
量を有する第1及び第2のバツフア回路が必要となり、
かくして多重化装置8が大型化する問題がある。この結
果送信装置5が全体として大型化する問題があつた。
【0037】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、送信装置を小型化し得る暗号化装置を提案しようと
するものである。
【0038】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数種類の第1又は第2の鍵デー
タを記憶する所定の記憶容量を有する第1の記憶手段
と、当該第1の記憶手段の記憶容量よりも小さい記憶容
量を有する第2の記憶手段と、所定パケツト数毎にパケ
ツトデータの暗号化に用いられる第1又は第2の鍵デー
タを第2の記憶手段に供給して記憶させる記憶制御手段
と、所定パケツト数毎にパケツトデータの暗号化に用い
る第1又は第2の鍵データを第2の記憶手段から順次読
み出して第1の記憶手段に記憶させると共に、当該第1
の記憶手段から暗号化に用いる第1又は第2の鍵データ
を読み出す読出し制御手段と、第1の記憶手段から供給
される第1又は第2の鍵データを用いてパケツトデータ
を暗号化する暗号化手段とを設けるようにした。
【0039】従つて本発明では、読出し制御手段におい
て、パケツトデータの暗号化に第1の鍵データが用いら
れる間、第1の鍵データを第2の記憶手段から順次読み
出して第1の記憶手段に記憶された第2の鍵データと書
き換えると共に、当該第1の記憶手段から暗号化に用い
る第1の鍵データを読み出し、パケツトデータの暗号化
に第2の鍵データが用いられる間、第2の鍵データを第
2の記憶手段から順次読み出して第1の記憶手段に記憶
された第1の鍵データと書き換えると共に、当該第1の
記憶手段から暗号化に用いる第1の鍵データを読み出す
ようにして順次交互に第1の記憶手段に記憶された第1
又は上記第2の鍵データを書き換えるようにしたことに
より、従来の多重化装置における暗号化の効率とほぼ同
等の効率で第1及び第2の記憶手段全体の記憶容量を、
従来の第1及び第2のバツフア回路の記憶容量よりも小
さくすることができることにより、従来の第1及び第2
のバツフア回路全体の大きさよりも第1及び第2の記憶
手段全体の大きさを小さくして多重化装置を小型化する
ことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0041】(1)実施例 図1において、20は全体としてデイジタル放送システ
ムの送信装置を示し、複数(例えばN個)のチヤンネル
にそれぞれ対応するデータ出力部21A〜21Nからそ
れぞれテレビジヨン番組に応じた映像データD10A〜
D10N及び音声データD11A〜D11N並びに番組
情報データD12A〜D12Nが対応する符号化装置2
2A〜22Nに供給される。
【0042】ここで送信装置20は、暗号化装置23の
コンピユータ23Aによつて暗号化が管理されている。
【0043】この場合コンピユータ23Aは、複数種類
の第1の鍵データ及び複数種類の第2の鍵データを記憶
する比較的記憶容量の大きい記憶装置と、当該記憶装置
に記憶された各種第1及び第2の鍵データを管理し、か
つ当該記憶装置から必要に応じて第1及び第2の鍵デー
タを読み出すCPUとからなり、当該コンピユータ23
Aは、各符号化装置22A〜22NにそれぞれTSパケ
ツトのデータ部に格納される圧縮符号化データの暗号化
に用いられる鍵データの種類(すなわち第1の鍵データ
又は第2の鍵データ)や、暗号化の制御情報等を暗号化
情報データD13として供給する。
【0044】これにより各符号化装置22A〜22N
は、それぞれ入力された対応する映像データD10A〜
D10N及び音声データD11A〜D11N並びに番組
情報データD12A〜D12NをMPEG2方式で圧縮
符号化して多重化処理し、かくして得られたデータを順
次所定ブロツク毎にTSパケツト化すると共に、各TS
パケツトのヘツダ部にそれぞれ対応する暗号化情報デー
タD13を格納することによりトランスポートストリー
ムD14A〜14Nを形成して多重化装置24に供給す
る。
【0045】この場合多重化装置24には、コンピユー
タ23から各種第1及び第2の鍵データD15及び1て
16が供給されていると共に、各TSパケツトのそれぞ
れ圧縮符号化データを暗号化に使用する暗号化情報デー
タD17が供給されている。これにより当該多重化装置
24は、それぞれ入力されたトランスポートストリーム
D14A〜D14Nを多重化処理した後、連続する所定
数のTSパケツトにそれぞれ圧縮符号化データを対応す
る暗号化情報データD17に基づき、かつ対応する例え
ば第1の鍵データを用いて暗号化すると共に、続いて連
続する所定数のTSパケツトにそれぞれ圧縮符号化デー
タを対応する暗号化情報データD17に基づき、かつ対
応する第2の鍵データを用いて暗号化するように、当該
第1の鍵データを用いた暗号化と、第2の鍵データを用
いた暗号化とを順次交互に繰り返し、かくして得られる
暗号化データが格納された複数のTSパケツトからなる
トランスポートストリームD18を変調器25に供給す
る。
【0046】変調器25は、入力されたトランスポート
ストリームD18を所定方式で変調し、かくして得られ
た送信信号S5をアンテナ26を介して放送衛星に向け
て送信する。かくして送信装置20は暗号化した複数の
テレビジヨン番組を放送衛星を介して同時に放送し得る
ようになされている。
【0047】ここで実際上図2に示すように、暗号化装
置23の多重化装置24は、各符号化装置22A〜22
Nからそれぞれ対応するメモリ30A〜30Nにトラン
スポートストリームD14A〜D14Nが供給される。
【0048】各メモリ30A〜30Nは、それぞれ供給
された対応するトランスポートストリームD14A〜D
14NをTSパケツト単位で順次記憶すると共に、当該
記憶状況を記憶状況信号S10として多重化部31の読
出し制御回路32に供給する。
【0049】読出し制御回路32は、格納状況信号S1
0に基づいて各メモリ30A〜30NのそれぞれTSパ
ケツトの格納状況を判別すると共に、当該判別結果に基
づいて各メモリ30A〜30Nにそれぞれ読出し制御信
号S11を供給することにより各メモリ30A〜30N
から例えばTSパケツトが到着した順番等のようにそれ
ぞれ所定の順番でTSパケツトをTSパケツトデータD
20A〜D20Nとして順次読み出す。このようにして
各メモリ30A〜30Nからそれぞれ読み出されたTS
パケツトデータD20A〜D20Nは、1つのTSパケ
ツト列となり時分割多重され、鍵データ管理部33のP
ID識別回路34と、暗号化処理回路35とにそれぞれ
供給される。
【0050】これに加えて読出し制御回路32は、各メ
モリ30A〜30NからそれぞれTSパケツトデータD
20A〜D20Nを読み出したタイミングで、当該TS
パケツトデータD20A〜D20NのPIDの格納位置
を示す(TSパケツトデータD20A〜D20Nの先頭
からPIDの先頭までのデータビツト数を示す)第1の
タイミング信号S12をPID識別回路34に供給する
と共に、当該TSパケツトデータD20A〜D20Nの
データ部の先頭位置を示す(TSパケツトデータD20
A〜D20Nの先頭から圧縮符号化データが格納された
データ部の先頭までのデータビツト数を示す)第2のタ
イミング信号S13を暗号化処理回路35に供給する。
【0051】PID識別回路34は、入力されたTSパ
ケツトデータD20A〜D20Nに格納されているPI
D(以下、これを格納PIDと呼ぶ)を第1のタイミン
グ信号S12に基づいて識別し、当該識別した格納PI
Dを抽出してこれを格納PIDデータD21としてPI
D比較回路36に供給する。
【0052】PID比較回路36は、格納PIDデータ
D21が入力されたタイミングで読出し制御信号S14
をPIDバツフア部37のPIDバツフア回路38に供
給する。
【0053】ここでPIDバツフア回路38は、コンピ
ユータ23AのCPU39から予め供給された暗号化情
報データD17が入力される。
【0054】この場合暗号化情報データD17は、各符
号化装置7A〜7Nにおいてそれぞれ生成された複数の
TSパケツト毎の、それぞれPID(以下、これを比較
用PIDと呼ぶ)と、暗号化に用いられる鍵データの種
類(第1の鍵データD15又は第2の鍵データD16)
を表すフラグ(以下、これを鍵データフラグと呼ぶ)、
及び暗号化に用いられる鍵データ(各種第1及び第2の
鍵データD15及びD16のうちの1つの鍵データ)が
格納されるアドレスの番号(以下、これを鍵データアド
レスと呼ぶ)、並びに暗号化の制御内容(暗号化におけ
る圧縮符号化データと、鍵データとの可逆的な数値演算
として例えば排他的論理和演算の繰り返し数等)を表す
情報等の暗号化情報とが、多重化部31において多重化
処理されて連続するTSパケツトデータD20A〜D2
0Nに応じて並べられてなる。
【0055】これによりPIDバツフア回路38は、暗
号化データD17に基づいて先頭のアドレスから順次、
多重化処理されて連続するTSパケツトデータD20A
〜D20Nと対応するように比較用PIDと、これに対
応する暗号化情報とが1組づつ記憶されている。この状
態においてPIDバツフア回路38は、PID比較回路
36から入力された読出し制御信号S14に基づいて全
てのアドレスの番号と、それぞれアドレス記憶された比
較用PID及びこれに対応する暗号化情報とを対応させ
て比較用データD22として当該PID比較回路36に
供給する。
【0056】PID比較回路36は、格納PIDデータ
D21が表す格納PIDと、比較用PIDデータD22
が表す複数の比較用PIDとを比較して当該格納PID
と一致した比較用PIDの対応するアドレスの番号をア
ドレス信号S15として鍵データ切換え回路40に供給
する。
【0057】鍵データ切換え回路40は、PIDバツフ
ア回路38の各アドレスにそれぞれ対応する1ビツトの
フラグ(以下、これを切換えフラグと呼ぶ)が設けられ
ており、各アドレスにそれぞれ格納された暗号化情報に
基づいて鍵データフラグが第1の鍵データD15を表す
場合には対応する切換えフラグを論理「L」レベルに立
ち下げると共に、当該鍵データフラグが第2の鍵データ
D16を表す場合には対応する切換えフラグを論理
「H」レベルに立ち上げる。
【0058】ここでまず多重化装置24では、第1の鍵
データD15を用いて暗号化する場合、CPU39が予
めPIDバツフア回路38の全てのアドレスのそれぞれ
鍵データフラグが第1の鍵データD15を表すように暗
号化情報を制御する。
【0059】これにより鍵データ切換え回路40は、P
IDバツフア回路38の各アドレスにそれぞれ対応する
切換えフラグを論理「L」レベルに立ち下げる。この状
態において鍵データ切換え回路40は、入力されたアド
レス信号S15に基づいて当該アドレス信号S15が表
すアドレスと対応する切換えフラグが論理「L」レベル
に立ち下げられていることを検出し、当該検出結果に基
づいて第1の切換え制御信号S16をそれぞれ第1及び
第2の切換え回路41及び42に供給すると共に、鍵デ
ータ切換え不要信号S17をPID比較回路36に供給
する。
【0060】ここでまず第1の切換え回路41は、入力
された第1の切換え信号S16に基づいて第1の接点a
に接続され、主鍵データバツフア回路43と、CPU3
9とを接続する。また第2の切換え回路42は、入力さ
れた第1の切換え信号S16に基づいて第1の接点cに
接続され、暗号化処理回路35と、主鍵データバツフア
回路43とを接続する。
【0061】またPID比較回路36は、入力された鍵
データ切換え不要信号S17に基づいて、格納PIDと
一致した比較用PIDに対応する鍵データアドレスに応
じた読出し制御信号S18を生成してこれを主鍵データ
バツフア回路43に供給すると共に、当該比較用PID
に対応する暗号化の制御内容に応じた暗号化制御信号S
19を暗号化処理回路35に供給する。
【0062】主鍵データバツフア回路43は、従来の多
重化装置に設けられた第1のバツフア回路(第2のバツ
フア回路)とほぼ同等な記憶容量を有し、予めCPU3
9から第1の切換え回路41を介して供給された複数種
類の第1の鍵データD15をそれぞれ1つのアドレスに
1つづつ記憶している。この状態において主鍵データバ
ツフア回路43は、入力された読出し制御信号S18に
基づいて、当該読出し制御信号S18に応じたアドレス
に記憶している1つの第1の鍵データD15を読み出し
てこれを第2の切換え回路42を介して暗号化処理回路
35に供給する。因みに主鍵データバツフア回路33に
記憶された各種第1の鍵データD15は、それぞれ暗号
化に一回だけ用いられるわけではなく、必要に応じて暗
号化に複数回用いられる。
【0063】暗号化処理回路35は、TSパケツトデー
タD20A〜D20Nと、これに対応する第2のタイミ
ング信号S13及び暗号化制御信号S19並びに第1の
鍵データD15とが同期して入力され、当該TSパケツ
トデータD20A〜D20Nに格納されている圧縮符号
化データを第2のタイミング信号S13に基づいて識別
して抽出する。この状態において暗号化処理回路35
は、暗号化制御信号S19に基づいて圧縮符号化データ
と、第1の鍵データD15との可逆的な数値演算を実行
して当該圧縮符号化データを暗号化し、当該暗号化した
圧縮符号化データ(暗号化データ)を再び対応するTS
パケツトデータに格納する。かくして暗号化処理回路3
5は、暗号化データが格納されたTSパケツトデータを
含むトランスポートストリームD18を変調器(図示せ
ず)に供給する。
【0064】かくして多重化装置24は、上述した第1
の鍵データD15を用いる暗号化処理を繰り返し、多重
化部31において多重化されて連続する所定数のTSパ
ケツトデータD20A〜D20Nの圧縮符号化データを
それぞれ当該第1の鍵データD15を用いて暗号化す
る。
【0065】一方、この多重化装置24では、第2の鍵
データD16を用いて暗号化する場合、CPU39がP
IDバツフア回路38の各アドレスのうち、第2の鍵デ
ータD16が用いられて暗号化される連続する所定数分
のTSパケツトデータD20A〜D20Nに応じた各ア
ドレスを選定し、当該選択した各アドレスのそれぞれ鍵
データフラグが第2の鍵データD16を表すように暗号
化情報を制御する。なのこのときCPU39は、第2の
鍵データを表す鍵データフラグが記憶された各アドレス
のうち、同じ鍵データアドレスが記憶されたアドレスが
ある場合には、当該同じ鍵データアドレスが記憶された
各アドレスのうち、先に圧縮符号化データが暗号化され
るTSパケツトデータD20A〜D20Nに対応するア
ドレスのみ鍵データフラグが第2の鍵データD16を表
すようにする。
【0066】これにより鍵データ切換え回路40は、P
IDバツフア回路38の各アドレスのうち、第2の鍵デ
ータD16を表す鍵データフラグが記憶されたアドレス
と対応する切換えフラグを論理「H」レベルに立ち上げ
る。
【0067】この状態において鍵データ切換え回路40
は、PID比較回路36から入力されたアドレス信号S
15に基づいて当該アドレス信号S15が表すアドレス
と対応する切換えフラグが論理「H」レベルに立ち上げ
られていることを検出し、当該検出結果に基づいて第2
の切換え制御信号S20をそれぞれ第1及び第2の切換
え回路41及び42に供給すると共に、読出し制御信号
S21を補助鍵データバツフア回路44に送出し、さら
に鍵データ切換え信号S22をPID比較回路36に供
給する。なお鍵データ切換え回路40は、読出し制御信
号S21等をそれぞれ出力するとアドレス信号S15が
表すアドレスと対応する切換えフラグを論理「L」レベ
ルに立ち下げる。
【0068】ここでまず第1の切換え回路41は、入力
された第2の切換え信号S20に基づいて第2の接点b
に接続され、主鍵データバツフア回路43と、補助鍵デ
ータバツフア回路44とを接続する。また第2の切換え
回路42は、入力された第2の切換え信号S20に基づ
いて第2の接点dに接続され、暗号化処理回路35と、
保持鍵データバツフア回路44とを接続する。
【0069】さらに補助鍵データバツフア回路44は、
主鍵データバツフア回路33の記憶容量よりも小さい所
定の記憶容量を有し、CPU39から暗号化に処理に間
に合うように順次供給される複数種類の第2の鍵データ
D16をそれぞれ先頭のアドレスから順次1つづつ記憶
すると共に、暗号化の途中に先頭のアドレスから順次第
2の鍵データD16が読み出されるようになされてお
り、かつ当該先頭のアドレスから読み出された第2の鍵
データD16を順次新たな第2の鍵データD16で書き
換えるようになされている。この状態において補助鍵デ
ータバツフア回路44は、入力された読出し制御信号S
21に基づいて、当該読出し制御信号S21に応じたア
ドレスに記憶している1つの第2の鍵データD16を読
み出してこれを第1の切換え回路41を介して主鍵デー
タバツフア回路43に供給すると共に、第2の切換え回
路42を介して暗号化処理回路35に供給する。なお第
1及び第2の切換え回路41及び42は、それぞれ第2
の接点b及びdに接続されてから第2の鍵データD16
がそれぞれ主鍵データバツフア回路43及び暗号化処理
回路35に供給される所定時間が経過した後、第1の接
点a及びcに接続される。
【0070】またPID比較回路36は、入力された鍵
データ切換え信号S22に基づいて、格納PIDと一致
した比較用PIDに対応する鍵データアドレスに応じた
書込み制御信号S23を生成してこれを主鍵データバツ
フア回路43に供給すると共に、当該比較用PIDに対
応する暗号化の制御内容に応じた暗号化制御信号S19
を暗号化処理回路35に供給する。
【0071】これにより主鍵データバツフア回路43
は、入力された書込み制御信号S23に基づいて、当該
書込み制御信号S23に応じたアドレスに記憶している
第1の鍵データD15を第2の鍵データD16に書き換
える。
【0072】暗号化処理回路35は、上述した第1の鍵
データDS15を用いた暗号化の場合と同様に、TSパ
ケツトデータD20A〜D20Nと、これに対応する第
2のタイミング信号S13及び暗号化制御信号S19並
びに第2の鍵データD16とが同期して入力され、当該
TSパケツトデータD20A〜D20Nに格納されてい
る圧縮符号化データを第2のタイミング信号S13に基
づいて識別して抽出する。この状態において暗号化処理
回路35は、暗号化制御信号S19に基づいて圧縮符号
化データと、第2の鍵データD16との可逆的な数値演
算を実行して当該圧縮符号化データを暗号化し、かくし
て得られる暗号化データを対応するTSパケツトデータ
に格納する。かくして暗号化処理回路35は、暗号化デ
ータが格納されたTSパケツトデータを含むトランスポ
ートストリームD18を変調器(図示せず)に供給す
る。
【0073】かくして多重化装置24は、上述した動作
を繰り返して主鍵データバツフア回路43に記憶されて
いる暗号化にすでに用いられた各種第1の鍵データD1
5をそれぞれ第2の鍵データD16に書き換えながら暗
号化し、多重化部31において多重化処理されて連続す
る所定数のTSパケツトデータD20A〜D20Nの圧
縮符号化データをそれぞれ当該第2の鍵データD16を
用いて暗号化する。因みに鍵データ切換え回路40にお
いて、入力されたアドレス信号S15が表すアドレス
と、対応する切換えフラグが論理「L」レベルに立ち下
げられている場合には、暗号化に使用される第2の鍵デ
ータD16がすでに主鍵データバツフア回路43に記憶
されていることを表しており、この場合には上述した第
1の鍵データD15を用いた暗号化と同様の動作を実行
する。
【0074】このようにして多重化装置24では、この
後上述した第2の鍵データD16を用いた圧縮符号化デ
ータの暗号化と同様にして再び第1の鍵データD15を
用いて圧縮符号化データを暗号化するように、所定数の
TSパケツトデータD20A〜D20Nにそれぞれ格納
された圧縮符号化データを各種第1の鍵データD15を
用いた暗号化と、所定数のTSパケツトデータD20A
〜D20Nにそれぞれ格納された圧縮符号化データを第
2の鍵データD16を用いた暗号化とを順次交互に繰り
返し、かくして多重化処理された全てのTSパケツトデ
ータD20A〜D20Nに対して暗号化し、かくして得
られる暗号化データが格納された複数のTSパケツトか
らなるトランスポートストリームD18を変調器25に
供給し得るようになされている。
【0075】以上の構成において、この暗号化装置23
では、まず第1の鍵データD15を用いた暗号化におい
て、多重化装置24のPID識別回路34によつて、多
重化処理されたTSパケツトデータD20A〜D20N
から格納PIDを識別して抽出し、これをPID比較回
路36に供給することにより当該PID比較回路36に
よつて、格納PIDと、PIDバツフア回路38から得
られる各比較用PIDとを比較し、当該比較結果に基づ
いて主鍵データバツフア回路43から対応する第1の鍵
データD15を読み出して暗号化処理回路35に供給す
る。これにより暗号化処理回路35が対応するTSパケ
ツトデータD20A〜D20Nに格納されている圧縮符
号化データを第1の鍵データD15を用いて暗号化す
る。このようにして多重化装置24では、多重化処理し
た連続する所定数のTSパケツトデータD20A〜D2
0Nにそれぞれ格納されている圧縮符号化データを対応
する第1の鍵データD15を用いて順次暗号化する。
【0076】次いでこの暗号化装置23では、多重化装
置24の第2の鍵データD16を用いた暗号化におい
て、主鍵データバツフア回路43の記憶容量よりも小さ
い記憶容量を有する補助鍵データバツフア回路44にC
PU39から順次供給される各種第2の鍵データD16
を記憶する。この状態において多重化装置24では、P
ID識別回路34によつて、多重化処理されたTSパケ
ツトデータD20A〜D20Nから抽出した格納PID
をPID比較回路36に供給し、当該PID比較回路3
6によつて、格納PIDと、PIDバツフア回路38か
ら得られる各比較用PIDと比較し、当該比較結果に基
づいて鍵データ切換え回路40を動作させることによ
り、当該鍵データ切換え回路40によつて補助鍵データ
バツフア回路44から対応する第2の鍵データD16を
読み出して暗号化処理回路35に供給させると共に、主
鍵データバツフア回路43に供給させる。
【0077】これにより暗号化装置23では、まず多重
化装置24のPID比較回路56により、主鍵データバ
ツフア回路43に記憶されているすでに暗号化に用いら
れた第1の鍵データD15を第2の鍵データD16と書
き換えると共に、暗号化処理回路35によつて対応する
TSパケツトデータD20A〜D20Nに格納された圧
縮符号化データを第2の鍵データD16を用いて暗号化
する。このようにして多重化装置24では、多重化処理
した連続する所定数のTSパケツトデータD20A〜D
20Nにそれぞれ格納されている圧縮符号化データを、
主鍵データバツフア回路43において第1の鍵データD
15と書き換えられる前に補助鍵データバツフア回路4
4から得られる対応する第2の鍵データD16、又は主
鍵データバツフア回路43においてすでに第1の鍵デー
タD15と書き換えられて当該主鍵データバツフア回路
43から読み出された対応する第2の鍵データD16を
用いて順次暗号化する。
【0078】この後暗号化装置23では、第1の鍵デー
タD15を補助鍵データバツフア回路44から順次読み
出して主鍵データバツフア回路43のすでに暗号化に用
いられた第2の鍵データD16と書き換えると共に、当
該主鍵データバツフア回路43からTSパケツトデータ
D20A〜D20Nに格納された圧縮符号化データを対
応する当該第1の鍵データD15を読み出して暗号化処
理回路35に供給する当該第1の鍵データD15を用い
る暗号化と、第2の鍵データD16を補助鍵データバツ
フア回路44から順次読み出して主鍵データバツフア回
路43のすでに暗号化に用いられた第1の鍵データD1
5と書き換えると共に、当該主鍵データバツフア回路4
3からTSパケツトデータD20A〜D20Nに格納さ
れた圧縮符号化データを対応する当該第2の鍵データD
16を読み出して暗号化処理回路35に供給する当該第
2の鍵データD16を用いる暗号化とを交互に繰り返
し、かくして多重化処理された全てのTSパケツトデー
タD20A〜D20Nにそれぞれ格納された圧縮符号化
データを暗号化することができる。
【0079】従つてこの暗号化装置23では、従来の多
重化装置における暗号化の効率とほぼ同等の効率で、従
来の多重化装置に設けられた第1及び第2のバツフア回
路全体の記憶容量よりも主鍵データバツフア回路43及
び補助鍵データバツフア回路44全体の記憶容量を小さ
くすることができる。これにより暗号化装置23では、
主鍵データバツフア回路43及び補助鍵データバツフア
回路44全体の大きさを、第1及び第2のバツフア回路
全体の大きさよりも小さくすることができ、かくして多
重化装置24全体を小型化することができる。
【0080】これに加えて暗号化装置23では、暗号化
に用いる主鍵データバツフア回路43及び補助鍵データ
バツフア回路44を、従来の多重化装置の第1及び第2
のバツフア回路に比べて安価にすることができる。
【0081】以上の構成によれば、TSパケツトデータ
D20A〜S20Nに格納された圧縮符号化データを第
1の鍵データD15を用いて暗号化する間、主鍵データ
バツフア回路43の記憶容量よりも小さい記憶容量を有
する補助鍵データバツフア回路44から第1の鍵データ
D15を順次読み出して主鍵データバツフア回路43の
すでに暗号化に用いられた第2の鍵データD16と書き
換えると共に、当該主鍵データバツフア回路44から暗
号化に用いる第1の鍵データD15を読み出して暗号化
処理回路35に供給し、TSパケツトデータD20A〜
S20Nに格納された圧縮符号化データを第1の鍵デー
タD15を用いて暗号化する間、補助鍵データ44から
第2の鍵データD16を順次読み出して主鍵データバツ
フア回路43のすでに暗号化に用いられた第1の鍵デー
タD15と書き換えると共に、当該主鍵データバツフア
回路44から暗号化に用いる第2の鍵データD16を読
み出して暗号化処理回路35に供給するようにして、主
鍵データバツフア回路43に記憶された第1又は第2の
鍵データD15又はD16を暗号化に用いられる第1又
は第2の鍵データD15又はD16と書き換えるように
したことにより、従来の多重化装置に設けられた第1及
び第2のバツフア回路全体の大きさよりも、主鍵データ
バツフア回路43及び補助鍵データバツフア回路44全
体の大きさを小さくして多重化装置24全体を小型化す
ることができ、かくして送信装置を小型化し得る暗号化
装置を実現し得る。
【0082】(2)他の実施例 なお上述の実施例においては、多重化処理したSTパケ
ツトデータD20A〜D20Nにそれぞれ格納された圧
縮符号化データを1つの暗号化処理回路35において暗
号化するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、図2との対応部分に同一符号化を付して示
す図3のように、暗号化装置49の多重化装置50のよ
うに各メモリ30A〜30Nからそれぞれ読み出されて
多重化処理されたTSパケツトデータD20A〜D20
Nを分配回路51を介して複数の暗号化処理回路35A
〜35Nにそれぞれ循環的に分配すると共に、各暗号化
処理回路35A〜35Nにおいてそれぞれ入力されたT
SパケツトデータD20A〜D20Nにそれぞれ格納さ
れた圧縮符号化データを鍵データ管理部33からそれぞ
れ供給される対応する第1又は第2の鍵データD15又
はD16を用いて暗号化すると共に、当該暗号化データ
が格納されたTSパケツトデータD30A〜D30Nを
統合回路52に供給することにより、統合回路52によ
り入力されるTSパケツトデータD30A〜D30Nを
統合し、かくして得られるトランスポートストリームD
18を変調器(図示せず)に供給するようにしても良
い。これにより暗号化処理回路35において暗号化によ
る演算数が多大になつた場合でも、TSパケツトデータ
D20A〜D20Nを容易に実時間処理することができ
る。
【0083】また上述の実施例においては、TSパケツ
トデータD11A〜D11Nに格納されている圧縮符号
化データと、第1及び第2の鍵データとの排他的論理和
演算のような可逆的な数値演算を実行することにより当
該圧縮符号化データを暗号化するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、素因数分解を原理
とするRSA(Rivest-Shamir-Adleman )暗号方式、ウ
イリアムス暗号方式、ラビン暗号方式及び逆数暗号方式
並びに誤り訂正符号を原理とするマクリース暗号化方式
等のように、この他種々の暗号方式を用いて圧縮符号化
データを暗号化するようにしても良い。
【0084】さらに上述の実施例においては、複数種類
の第1又は第2の鍵データD15又はD16を記憶する
所定の記憶容量を有する第1の記憶手段として、主鍵デ
ータバツフア回路43を適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、複数種類の第1又
は第2の鍵データD15又はD16を記憶することがで
きれば、メモリ等のようにこの他種々の記憶手段を適用
するようにしても良い。
【0085】さらに上述の実施例においては、第1の記
憶手段43の上記記憶容量よりも小さい記憶容量を有す
る第2の記憶手段として、補助鍵データバツフア回路4
4を適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、第1の記憶手段43の上記記憶容量よ
りも小さい記憶容量を有する第2の記憶手段として、メ
モリ等のこの他種々の記憶手段を適用するようにしても
良い。
【0086】さらに上述の実施例においては、所定パケ
ツト数毎にパケツトデータD20A〜D20Nの暗号化
に用いられる第1又は第2の鍵データD15又はD16
を第2の記憶手段44に供給して記憶させる外部記憶制
御手段として、CPU39及び記憶装置からなるコンピ
ユータ23Aを適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、所定パケツト数毎にパケツ
トデータD20A〜D20Nの暗号化に用いられる第1
又は第2の鍵データD15又はD16を第2の記憶手段
44に供給して記憶させることができれば、この他種々
の構成でなる外部記憶制御手段を適用するようにしても
良い。
【0087】さらに上述の実施例においては、所定パケ
ツト数毎にパケツトデータD20A〜D20Nの暗号化
に用いられる第1又は第2の鍵データD15又はD16
を第2の記憶手段44から順次読み出して第1の記憶手
段43に記憶させると共に、当該第1の記憶手段43か
ら暗号化に用いる第1又は第2の鍵データD15又はD
16を読み出す読出し制御手段として、PID識別回路
34、PID比較回路36、PIDバツフア回路38、
鍵データ切換え回路40、第1及び第2の切換え回路4
1及び42及びCPU39を適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、所定パケツト
数毎にパケツトデータD20A〜D20Nの暗号化に用
いられる第1又は第2の鍵データD15又はD16を第
2の記憶手段44から順次読み出して第1の記憶手段4
3に記憶させると共に、当該第1の記憶手段43から暗
号化に用いる第1又は第2の鍵データD15又はD16
を読み出すことができればこの他種々の構成でなる読出
し制御手段を適用するようにしても良い。
【0088】さらに上述の実施例においては、第1の記
憶手段43から供給される第1又は第2の鍵データD1
5又はD16を用いてパケツトデータD20A〜D20
Nを暗号化する暗号化手段として、暗号化処理回路35
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、第1の記憶手段43から供給される第1
又は第2の鍵データD15又はD16を用いてパケツト
データD20A〜D20Nを暗号化することができれ
ば、この他種々の構成でなる暗号化手段を適用するよう
にしても良い。
【0089】さらに上述の実施例においては、本発明を
デイジタル放送システムの送信装置20に用いられる暗
号化装置23に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、MPEG2方式が適用され
たこの他種々の送信装置に設けられた暗号化装置に適用
するようにしても良い。
【0090】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各種第1
又は第2の鍵データを記憶する所定の記憶容量を有する
第1の記憶手段と、当該第1の記憶手段の記憶容量より
も小さい記憶容量を有する第2の記憶手段と、所定パケ
ツト数毎にパケツトデータの暗号化に用いられる第1又
は第2の鍵データを第2の記憶手段に供給して記憶させ
る記憶制御手段と、所定パケツト数毎にパケツトデータ
の暗号化に用いられる第1又は第2の鍵データを第2の
記憶手段から順次読み出して第1の記憶手段に記憶させ
ると共に、当該第1の記憶手段から暗号化に用いる第1
又は第2の鍵データを読み出す読出し制御手段と、第1
の記憶手段から供給される第1又は第2の鍵データを用
いてパケツトデータを暗号化する暗号化手段とを設ける
ようにして、読出し制御手段において、暗号化に第1の
鍵データが用いられる間、第1の鍵データを第2の記憶
手段から順次読み出して第1の記憶手段に記憶された第
2の鍵データと書き換えると共に、当該第1の記憶手段
から暗号化に用いる第1の鍵データを読み出し、暗号化
に第2の鍵データが用いられる間、第2の鍵データを第
2の記憶手段から順次読み出して第1の記憶手段に記憶
された第1の鍵データと書き換えると共に、当該第1の
記憶手段から暗号化に用いる第1の鍵データを読み出す
ようにして順次交互に第1の記憶手段に記憶された第1
又は上記第2の鍵データを書き換えるようにしたことに
より、従来の多重化装置の第1及び第2のバツフア回路
全体の大きさよりも第1及び第2の記憶手段全体の大き
さを小さくして多重化装置を小型化することができ、か
くして送信装置を小型化し得る暗号化装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデイジタル放送システムの送信装
置の一実施例を示すブロツク図である。
【図2】実施例による多重化装置の回路構成を示すブロ
ツク図である。
【図3】本発明による暗号化装置の他の実施例を示すブ
ロツク図である。
【図4】TSパケツトの構造を示す略線図である。
【図5】デイジタル放送システムの送信装置の回路構成
を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……TSパケツト、20……送信装置、23、49…
…暗号化装置、23A……コンピユータ、24……多重
化装置、31……多重化部、32……読出し制御回路、
33……鍵データ管理部、34……PID識別回路、3
5……暗号化処理回路、36……PID比較回路、38
……PIDバツフア回路、39……CPU、40……鍵
データ切換え回路、42……第1の切換え回路、42…
…第2の切換え回路、43……主鍵データバツフア回
路、44……補助鍵データバツフア回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定データを所定単位毎にパケツト化して
    なるパケツトデータを、第1及び第2の鍵データを用い
    て、かつ所定パケツト数毎に用いる鍵データを切り換え
    ながら暗号化する暗号化装置において、 複数種類の上記第1又は第2の鍵データを記憶する所定
    の記憶容量を有する第1の記憶手段と、 上記第1の記憶手段の上記記憶容量よりも小さい記憶容
    量を有する第2の記憶手段と、 上記所定パケツト数毎に上記パケツトデータの暗号化に
    用いられる上記第1又は第2の鍵データを上記第2の記
    憶手段に供給して記憶させる記憶制御手段と、 上記所定パケツト数毎に上記パケツトデータの暗号化に
    用いる上記第1又は第2の鍵データを上記第2の記憶手
    段から順次読み出して上記第1の記憶手段に記憶させる
    と共に、当該第1の記憶手段から暗号化に用いる上記第
    1又は第2の鍵データを読み出す読出し制御手段と、 上記第1の記憶手段から供給される上記第1又は第2の
    鍵データを用いて上記パケツトデータを暗号化する暗号
    化手段とを具え、上記読出し制御手段は、上記パケツト
    データの暗号化に上記第1の鍵データが用いられる間、
    上記第1の鍵データを上記第2の記憶手段から順次読み
    出して上記第1の記憶手段に記憶された上記第2の鍵デ
    ータと書き換えると共に、当該第1の記憶手段から暗号
    化に用いる上記第1の鍵データを読み出し、上記パケツ
    トデータの暗号化に上記第2の鍵データが用いられる
    間、上記第2の鍵データを上記第2の記憶手段から順次
    読み出して上記第1の記憶手段に記憶された上記第1の
    鍵データと書き換えると共に、当該第1の記憶手段から
    暗号化に用いる上記第1の鍵データを読み出すようにし
    て順次交互に上記第1の記憶手段に記憶された上記第1
    又は上記第2の鍵データを書き換える ことを特徴とす
    る暗号化装置。
  2. 【請求項2】上記パケツトデータを複数の上記暗号化手
    段に分配する分配手段と、 各上記暗号化手段からそれぞれ得られる暗号化された上
    記パケツトデータを統合する統合手段とを具えることを
    特徴とする請求項1に記載の暗号化装置。
JP9011548A 1997-01-24 1997-01-24 暗号化装置 Pending JPH10210443A (ja)

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