JPH1020884A - 音声対話装置 - Google Patents

音声対話装置

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JPH1020884A
JPH1020884A JP8193980A JP19398096A JPH1020884A JP H1020884 A JPH1020884 A JP H1020884A JP 8193980 A JP8193980 A JP 8193980A JP 19398096 A JP19398096 A JP 19398096A JP H1020884 A JPH1020884 A JP H1020884A
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JP8193980A
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Inventor
Atsushi Noguchi
淳 野口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザの熟練度に応じた音声ガイダンスを自
動的に選択する。 【構成】 ユーザが音声を音声入力部101から入力す
ると、音声認識部102は辞書選択部104により辞書
記憶部103から選択された認識用辞書を用いて音声認
識を行う。対話管理部106は、対話記憶部105の記
憶内容と音声認識部102の認識結果とに従い対話の流
れを管理し、熟練度検出部110は音声認識部102や
対話管理部106からの情報に基づいてユーザの熟練度
を検出する。ガイダンス選択部107は、ユーザの対話
の流れ,対話記憶部105における記憶内容および熟練
度検出部110の検出結果に従い出力する音声ガイダン
スをユーザが音声対話を行う毎に自動的に決定し、音声
出力部109はガイダンス記憶部108の記憶内容とガ
イダンス選択部107の選択結果とにより音声ガイダン
スを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声対話装置に関
し、特にユーザに対して装置の使用の熟練度を考慮した
音声ガイダンスを選択する音声対話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声対話装置において、装置の出力する
音声ガイダンスは、ユーザが装置の使用方法をあまり習
得していない場合は丁寧に行うことが望ましい。しか
し、ユーザが使用方法を熟知している場合は、丁寧な音
声ガイダンスは出力に時間がかかり、かえって作業効率
を低下させてしまう恐れがあるので不適切である。音声
ガイダンスは、必要最小限であることが望まれる。
【0003】この点を考慮した従来技術としては、例え
ば、特公平6−28028号公報に記載されている音声
データ入力装置がある。この装置では、あらかじめ初心
者用の音声ガイダンスと熟練者用の音声ガイダンスとを
用意しておき、ユーザが音声入力にていずれかの音声ガ
イダンスの選択を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術では、ユーザの音声ガイダンスの選択が不適
切であった場合やユーザがどちらの音声ガイダンスを選
択したらよいか分からない場合に関しては考慮されてい
ないという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、ユーザの熟練度に応じた
音声ガイダンスを自動的に選択できるようにした音声対
話装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
音声対話装置は、ユーザが音声を入力する音声入力部
と、この音声入力部から入力された音声を認識する音声
認識部と、この音声認識部で用いる認識用辞書を記憶す
る辞書記憶部と、装置が行う音声対話をあらかじめ記憶
しておく対話記憶部と、この対話記憶部の記憶内容と前
記音声認識部の認識結果とに従い対話の流れを管理する
対話管理部と、熟練度に応じた複数の音声ガイダンスを
記憶するガイダンス記憶部と、ユーザの熟練度を検出す
る熟練度検出部と、ユーザの対話の流れ,前記対話記憶
部における記憶内容および前記熟練度検出部の検出結果
に従い出力する音声ガイダンスをユーザが音声対話を行
う毎に自動的に決定するガイダンス選択部と、前記ガイ
ダンス記憶部の記憶内容と前記ガイダンス選択部の選択
結果とにより音声ガイダンスを出力する音声出力部とを
備えることを特徴とする。
【0007】また、本願の第2の発明に係る音声対話装
置は、本願の第1の発明に係る音声対話装置に加え、前
記熟練度検出部が、前記音声認識部が認識処理を開始し
てからユーザが音声を入力するまでの経過時間を計測す
ることを特徴とする。
【0008】また、本願の第3の発明に係る音声対話装
置は、本願の第1の発明に係る音声対話装置に加え、前
記熟練度検出部が、前記ユーザの音声入力に対し前記音
声認識部が認識結果を取得できた割合を計測することを
特徴とする。
【0009】また、本願の第4の発明に係る音声対話装
置は、本願の第1の発明に係る音声対話装置に加え、熟
練度検出部が、ユーザの対話の流れより熟練度を判断す
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態に係る音声
対話装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態
に係る音声対話装置は、ユーザが音声を入力する音声入
力部101と、入力音声を認識し認識結果を出力する音
声認識部102と、認識用辞書を記憶する辞書記憶部1
03と、対話の流れに従い認識用辞書を選択する辞書選
択部104と、装置が行う音声対話をあらかじめ記憶し
ておく対話記憶部105と、認識結果および対話記憶部
105の記憶内容よりユーザとの対話の流れを管理する
対話管理部106と、ユーザの対話の流れ,対話記憶部
105における記憶内容および熟練度検出部110の検
出結果に従い出力する音声ガイダンスを自動的に決定す
るガイダンス選択部107と、ユーザの熟練度に応じた
複数の音声ガイダンスを記憶するガイダンス記憶部10
8と、ガイダンス記憶部108の記憶内容とガイダンス
選択部107の選択結果により音声ガイダンスを出力す
る音声出力部109と、ユーザの熟練度を検出する熟練
度検出部110とから構成されている。
【0012】図2を参照すると、本実施の形態に係る音
声対話装置の処理は、初期音声ガイダンス開始ステップ
S101と、音声認識処理開始ステップS102と、音
声入力ステップS103と、音声認識・結果出力ステッ
プS104と、次対話状態決定ステップS105と、次
状態終了判定ステップS106と、音声ガイダンス種類
取得・出力ステップS107と、音声ガイダンス取得・
出力ステップS108と、音声ガイダンス出力ステップ
S109と、認識用辞書名調査・出力ステップS110
と、認識用辞書読込みステップS111と、終了音声ガ
イダンス種類取得ステップS112と、終了音声ガイダ
ンス取得・出力ステップS113と、終了音声ガイダン
ス出力ステップS114とからなる。
【0013】図3を参照すると、辞書選択部104に
は、対話の流れの中の状態と、認識用辞書名とが対応し
て格納されており、辞書記憶部103には、表記と、読
みとが対応して記憶された、アーチスト名,席の種類,
確認等の認識用辞書名で分類されている認識用辞書が格
納されている。
【0014】図4を参照すると、対話記憶部105に
は、状態と、音声ガイダンスの種類と、次の状態とから
なる内容が記憶されている。
【0015】図5を参照すると、ガイダンス記憶部10
8には、音声ガイダンスの種類と、初心者用の音声ガイ
ダンスと、熟練者用の音声ガイダンスとが記憶されてい
る。
【0016】次に、このように構成された本実施の形態
に係る音声対話装置の動作について説明する。
【0017】音声対話装置が初期音声ガイダンスを開始
すると(ステップS101)、音声認識部102が初期
の認識用辞書を読み込み、音声認識処理を開始すること
により(ステップS102)、音声入力が可能になる。
【0018】ユーザが音声入力部101に対し音声を入
力すると(ステップS103)、入力された音声は音声
認識部102に送られる。
【0019】音声認識部102は、音声認識を行い、認
識結果を対話管理部106に出力する(ステップS10
4)。
【0020】対話管理部106は、音声認識部102か
ら認識結果を受け取ると、対話記憶部105を参照し
て、状態に対する次の対話を決定し(ステップS10
5)、次の状態が終了かどうかを判定する(ステップS
106)。
【0021】ステップS106で次の対話の状態が終了
でなければ、対話管理部106は、対話記憶部105を
参照して、次の状態に対応する音声ガイダンスの種類を
取得し、ガイダンス選択部107に伝える(ステップS
107)。
【0022】一方、熟練度検出部110は、音声認識部
102および対話管理部106から送られてくる情報に
基づいてユーザの熟練度を調べ、結果をガイダンス選択
部107に出力する。ユーザの熟練度の調べ方として、
例えば以下の3つの方法が考えられる。
【0023】 音声認識部102が認識処理を開始し
てからユーザが音声を入力するまでの経過時間を計測
し、経過時間の平均値があらかじめ定められた時間より
短い場合はユーザが熟練者であるとみなし、長い場合は
ユーザが初心者であるものとみなす。
【0024】 ユーザの音声入力に対し音声認識部1
02が認識結果を取得できた回数と取得できなかった回
数(リジェクトされた場合や、入力音声が音声認識部1
02にて認識処理を行うことが可能である時間長より長
過ぎたり短過ぎた場合)をカウントし、認識結果が取得
できた割合があらかじめ定められた閾値より高い場合は
ユーザが熟練者であるものとみなし、低い場合はユーザ
が初心者であるものとみなす。
【0025】 ユーザが入力結果を取り消したり修正
したりする対話を行った場合、対話管理部106よりそ
の情報を熟練度検出部110に送る。これらの対話の出
現する割合があらかじめ設定された閾値を超えた場合
は、ユーザを初心者とみなし、そうでない場合は熟練者
とみなす。
【0026】いずれの場合でも、熟練度を熟練者と初心
者との2段階に分けずに、複数の段階で表現してもよ
い。また、〜の各方法の組み合わせでもよい。
【0027】ガイダンス選択部107は、対話管理部1
06により取得された音声ガイダンスの種類および熟練
度検出部110から送られてきたユーザの熟練度に応じ
て、ガイダンス記憶部108から音声ガイダンスを取得
して音声出力部109に出力する(ステップS10
8)。
【0028】音声出力部109は、ガイダンス選択部1
07から送られてきた音声ガイダンスをユーザに音声出
力する(ステップS109)。
【0029】次に、辞書選択部104は、音声認識部1
02の認識結果および対話管理部106内の対話の流れ
に関する情報より、次の音声入力に対して用いる認識用
辞書名を選択し、音声認識部102に送る(ステップS
110)。
【0030】音声認識部102は、辞書選択部104か
ら送られてきた認識用辞書名の認識用辞書を辞書記憶部
103から読み込み、以後の認識処理に使用するように
設定する(ステップS111)。この後、ステップS1
03に制御が戻される。
【0031】ステップS106で次の状態が終了であれ
ば、対話管理部106は、対話記憶部105を参照し
て、終了音声ガイダンスの種類を取得し、ガイダンス選
択部107に伝える(ステップS112)。
【0032】ガイダンス選択部107は、対話管理部1
06から伝えられた終了音声ガイダンスの種類および熟
練度検出部110から送られてきたユーザの熟練度に応
じて、終了音声ガイダンスを取得し、音声出力部109
に出力する(ステップS113)。
【0033】音声出力部109は、ガイダンス選択部1
07から送られてきた終了音声ガイダンスをユーザに音
声出力する(ステップS114)。
【0034】
【実施例】以下、ユーザがアーチスト名と席の種類とを
入力すると、チケットを予約できるというサービスを行
う場合を、実施例として説明する。
【0035】図6は、対話記憶部105に記憶されてい
る対話の流れの一例を示す図である。
【0036】いま、ユーザが装置の使用を開始すると、
対話管理部106は、対話記憶部105の先頭の状態1
に対応する音声ガイダンスの種類「アーチスト名入力
用」を取得し、ガイダンス選択部107にその旨を伝え
る。
【0037】ガイダンス選択部107は、ガイダンス記
憶部108から音声ガイダンスの種類が「アーチスト名
入力用」である熟練者用の音声ガイダンス『アーチスト
名をどうぞ』(または初心者用の音声ガイダンス『予約
を御希望のアーチスト名をお話し下さい』)を初期音声
ガイダンスとして音声出力部109に出力し、音声出力
部109は、ガイダンス選択部107から送られてきた
初期音声ガイダンスをユーザに音声出力する(ステップ
S101)。
【0038】次に、音声認識部102は、音声認識処理
を開始する(ステップS102)。
【0039】いま、ユーザが音声入力部101から『マ
ライア・キャリー』と音声入力したとすると(ステップ
S103)、音声認識部102は、辞書選択部104に
より辞書記憶部103から選択されたアーチスト名入力
用の辞書を使用して音声認識を行い、認識結果を対話管
理部106に出力する(ステップS104)。
【0040】また、音声認識部102は、認識処理を開
始してからユーザが音声を入力するまでの経過時間の平
均値(この場合は経過時間は1つしかないので、前述の
経過時間が平均値となる)を熟練度検出部110にて計
測し、経過時間があらかじめ定められた時間より短い場
合はユーザが熟練者であるとみなし、長い場合はユーザ
が初心者であるものとみなす。このときの計測値は、熟
練度検出部110にて記憶しておき、次回のユーザが音
声を入力するまでの経過時間の平均値を求める際に使用
する。
【0041】また、このとき、本装置にて音声ガイダン
スの出力後にユーザが一定時間音声を入力しないと音声
ガイダンスを再出力するように設定されていた場合に、
ユーザが音声入力しなかったときの経過時間があらかじ
め定められた時間より長いときには、再出力に用いる音
声ガイダンスを現時点の熟練者用のものから初心者用の
『御希望用のアーチスト名のみをお話し下さい』に変更
してもよい(再出力に用いる音声ガイダンスのみ、熟練
度検出部110の検出結果にかかわらず、全て初心者用
の音声ガイダンスにするという方法も考えられる)。
【0042】上述の熟練度の検出にユーザが音声を入力
するまでの経過時間を用いる以外にも、ユーザの音声入
力に対し音声認識部102が認識結果を取得できた回数
と取得できなかった回数(リジェクトされた場合や、入
力音声が音声認識部102にて認識処理を行うことが可
能である時間長より長過ぎたり短過ぎた場合など)とを
カウントし、認識結果が取得できた割合があらかじめ定
められた閾値より高い場合はユーザが熟練者であるとみ
なし、低い場合はユーザが初心者であるとみなすという
方法でもよい。
【0043】音声認識部102からの認識結果を受け取
ると、対話管理部106は、対話記憶部105を参照し
て、状態1に対応する次の状態2を取得し、さらに状態
2に対応する音声ガイダンスの種類「席の種類入力用」
を取得し、ガイダンス選択部107に伝える(ステップ
S107)。
【0044】ガイダンス選択部107は、熟練度検出部
110にて熟練度の検出を行った検出結果が初心者であ
ったときには、ガイダンス記憶部108から音声ガイダ
ンスの種類が「席の種類入力用」である初心者用の音声
ガイダンス『S席、A席、B席がありますが、御希望の
席の種類をお話し下さい』を取得して、音声出力部10
9に出力する(ステップS108)。
【0045】一方、熟練度検出部110にて熟練度の検
出を行った検出結果が熟練者であったときには、ガイダ
ンス選択部107は、ガイダンス記憶部108から音声
ガイダンスの種類が「席の種類入力用」である熟練者用
の音声ガイダンス『席の種類をどうぞ』を取得して、音
声出力部109に出力する(ステップS108)。
【0046】音声出力部109は、ガイダンス選択部1
07から渡された初心者用の音声ガイダンス『S席、A
席、B席がありますが、御希望の席の種類をお話し下さ
い』または熟練者用の音声ガイダンス『席の種類をどう
ぞ』を音声出力する(ステップS109)。
【0047】次に、辞書選択部104は、音声認識部1
02の認識結果および対話管理部106内の対話の流れ
に関する情報より、次の音声入力に対して用いる認識用
辞書名を選択し、音声認識部102に送る(ステップS
110)。
【0048】音声認識部102は、辞書選択部104か
ら送られてきた認識用辞書名の認識用辞書を辞書記憶部
103から読み込み、以後の認識処理に使用するように
設定する(ステップS111)。
【0049】次に、ユーザが音声入力部101から『A
席』と音声入力したとすると(ステップS103)、音
声認識部102は、音声認識を行い、認識結果を対話管
理部106に出力する(ステップS104)。
【0050】このとき、音声認識部102は、再び熟練
度検出部110にて熟練度の検出を行わせ、検出結果を
ガイダンス選択部107に出力する。
【0051】音声認識部102からの認識結果を受け取
ると、対話管理部106は、対話記憶部105を参照し
て、状態2に対応する次の状態3を取得し、さらに状態
3に対応する音声ガイダンスの種類「入力結果確認」を
取得し、ガイダンス選択部107に伝える(ステップS
107)。
【0052】ガイダンス選択部107は、熟練度検出部
110にて熟練度の検出を行った検出結果が初心者であ
ったときには、ガイダンス記憶部108から音声ガイダ
ンスの種類が「入力結果確認」である初心者用の音声ガ
イダンス『マライア・キャリーのA席でよろしけれ
ば、”はい”そうでなければ”いいえ”とお話しくださ
い』を取得して、音声出力部109に出力する(ステッ
プS108)。
【0053】一方、熟練度検出部110にて熟練度の検
出を行った検出結果が熟練者であったときには、ガイダ
ンス選択部107は、ガイダンス記憶部108から音声
ガイダンスの種類が「入力結果確認」である熟練者用の
音声ガイダンス『マライア・キャリーのA席ですね?』
を取得して、音声出力部109に出力する(ステップS
108)。
【0054】音声出力部109は、ガイダンス選択部1
07から渡された初心者用の音声ガイダンス『マライア
・キャリーのA席でよろしければ、”はい”そうでなけ
れば”いいえ”とお話しください』または熟練者用の音
声ガイダンス『マライア・キャリーのA席ですね?』を
ユーザに音声出力する(ステップS109)。
【0055】次に、辞書選択部104は、音声認識部1
02の認識結果および対話管理部106内の対話の流れ
に関する情報より、次の音声入力に対して用いる認識用
辞書名を選択し、音声認識部102に送る(ステップS
110)。
【0056】音声認識部102は、辞書選択部104か
ら送られてきた認識用辞書名の認識用辞書を辞書記憶部
103から読み込み、以後の認識処理に使用するように
設定する(ステップS111)。
【0057】ここで、もし、ユーザが音声入力部101
から『いいえ』と音声入力した場合は(ステップS10
3)、音声認識部102は、対話管理部106よりその
情報を熟練度検出部110に送る。このようなユーザが
入力結果を取り消したり修正したりする対話の出現する
割合があらかじめ設定された閾値を超えた場合は、熟練
度検出部110は、ユーザを初心者とみなし、そうでな
い場合は熟練者とみなすものとする。
【0058】一方、ユーザが音声入力部101から『は
い』と音声入力したとすると(ステップS103)、音
声認識部102は、音声認識を行い、認識結果を対話管
理部106に出力する(ステップS104)。
【0059】このとき、音声認識部102は、再び熟練
度検出部110にて熟練度の検出を行わせ、検出結果を
ガイダンス選択部107に出力する。
【0060】音声認識部102からの認識結果を受け取
ると、対話管理部106は、対話記憶部105を参照し
て、状態3に対応する次の状態「認識結果が”はい”で
あれば状態4へ、”いいえ”であれば状態1へ」を取得
する(ステップS105)。いま、認識結果が『はい』
であるので、対話管理部106は、状態4に対応する音
声ガイダンスの種類「他の予約を行うかどうかの確認」
を取得し、ガイダンス選択部107に伝える(ステップ
S107)。
【0061】ガイダンス選択部107は、熟練度検出部
110にて熟練度の検出を行った検出結果が初心者であ
ったときには、ガイダンス記憶部108から音声ガイダ
ンスの種類が「他の予約を行うかどうかの確認」である
初心者用の音声ガイダンス『他の予約を行うときには”
はい”、そうでなければ”いいえ”とお話しください』
を取得して、音声出力部109に出力する(ステップS
108)。
【0062】一方、熟練度検出部110にて熟練度の検
出を行った検出結果が熟練者であったときには、ガイダ
ンス選択部107は、ガイダンス記憶部108から音声
ガイダンスの種類が「他の予約を行うかどうかの確認」
である熟練者用の音声ガイダンス『他の予約を行います
か?』を取得して、音声出力部109に出力する(ステ
ップS108)。
【0063】音声出力部109は、ガイダンス選択部1
07から渡された初心者用の音声ガイダンス『他の予約
を行うときには”はい”、そうでなければ”いいえ”と
お話しください』または熟練者用の音声ガイダンス『他
の予約を行いますか?』をユーザに音声出力する(ステ
ップS109)。
【0064】次に、辞書選択部104は、音声認識部1
02の認識結果および対話管理部106内の対話の流れ
に関する情報より、次の音声入力に対して用いる認識用
辞書名を選択し、音声認識部102に送る(ステップS
110)。
【0065】音声認識部102は、辞書選択部104か
ら送られてきた認識用辞書名の認識用辞書を辞書記憶部
103から読み込み、以後の認識処理に使用するように
設定する(ステップS111)。
【0066】ここで、もし、ユーザが音声入力部101
から『いいえ』と音声入力した場合は(ステップS10
3)、音声認識部102は、音声認識を行い、認識結果
を対話管理部106に出力する(ステップS104)。
【0067】このとき、音声認識部102は、再び熟練
度検出部110にて熟練度の検出を行わせ、検出結果を
ガイダンス選択部107に出力する。
【0068】音声認識部102からの認識結果を受け取
ると、対話管理部106は、対話記憶部105を参照し
て、状態4に対応する次の状態「認識結果が”はい”で
あれば状態1へ、”いいえ”であれば終了へ」を取得す
る(ステップS105)。いま、認識結果が『はい』で
あるので、対話管理部106は、対話記憶部105の状
態1に対応する音声ガイダンスの種類「アーチスト名入
力用」を取得し、ガイダンス選択部107に伝える(ス
テップS107)。この結果、音声ガイダンスが最初か
らやり直される。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、音声
対話装置において、ユーザの熟練度に応じた音声ガイダ
ンスを自動的に選択することができ、作業を効率化する
ことが可能となるので、ユーザの使いやすさが向上する
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る音声対話装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る音声対話装置の処理を示す
フローチャートである。
【図3】図1中の辞書選択部の記憶内容を示す図であ
る。
【図4】図1中の対話記憶部の記憶内容を示す図であ
る。
【図5】図1中のガイダンス記憶部の記憶内容を示す図
である。
【図6】本発明の一実施例に係る音声対話装置の動作例
を説明する図である。
【符号の説明】
101 音声入力部 102 音声認識部 103 辞書記憶部 104 辞書選択部 105 対話記憶部 106 対話管理部 107 ガイダンス選択部 108 ガイダンス記憶部 109 音声出力部 110 熟練度検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが音声を入力する音声入力部と、 この音声入力部から入力された音声を認識する音声認識
    部と、 この音声認識部で用いる認識用辞書を記憶する辞書記憶
    部と、 装置が行う音声対話をあらかじめ記憶しておく対話記憶
    部と、 この対話記憶部の記憶内容と前記音声認識部の認識結果
    とに従い対話の流れを管理する対話管理部と、 ユーザの熟練度に応じた複数の音声ガイダンスを記憶す
    るガイダンス記憶部と、 ユーザの熟練度を検出する熟練度検出部と、 ユーザの対話の流れ,前記対話記憶部における記憶内容
    および前記熟練度検出部の検出結果に従い出力する音声
    ガイダンスをユーザが音声対話を行う毎に自動的に決定
    するガイダンス選択部と、 前記ガイダンス記憶部の記憶内容と前記ガイダンス選択
    部の選択結果とにより音声ガイダンスを出力する音声出
    力部とを備えることを特徴とする音声対話装置。
  2. 【請求項2】 前記熟練度検出部が、前記音声認識部が
    認識処理を開始してからユーザが音声を入力するまでの
    経過時間を計測して熟練度を検出する請求項1記載の音
    声対話装置。
  3. 【請求項3】 前記熟練度検出部が、前記ユーザの音声
    入力に対し前記音声認識部が認識結果を取得できた割合
    を計測して熟練度を検出する請求項1記載の音声対話装
    置。
  4. 【請求項4】 前記熟練度検出部が、ユーザの対話の流
    れより熟練度を判断する請求項1記載の音声対話装置。
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