JPH10208422A - ヘッドユニットの検査方法および検査装置 - Google Patents
ヘッドユニットの検査方法および検査装置Info
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- JPH10208422A JPH10208422A JP9012379A JP1237997A JPH10208422A JP H10208422 A JPH10208422 A JP H10208422A JP 9012379 A JP9012379 A JP 9012379A JP 1237997 A JP1237997 A JP 1237997A JP H10208422 A JPH10208422 A JP H10208422A
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- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
の変形によるスライダの傾きを高精度に検査し、またス
ライダの傾きを確実に矯正するのは困難であった。 【解決手段】 ヘッドユニットHの板ばね1の固定部1
aを支持体12で支持し、腕部1dを押圧ピン22aで
押してスライダ4に装置に実装したときのZハイトと同
じ変位を与える。この状態でスライダ4の傾きを測定
し、さらに工具30で腕部1dを捻り、ロール方向の変
形を矯正する。装置に実装されたのと同じ状態で板ばね
1が矯正されるので、正確な矯正動作が行なわれる。
Description
などのヘッドユニットでのスライダの取付け姿勢を検査
でき、さらには検査後に姿勢の修正を可能としたヘッド
ユニットの検査方法および検査装置に関する。
媒体に磁気信号を記録し、且つ磁気記録媒体に記録され
た磁気信号を読み取るためのヘッドユニットHの構造を
斜視図で示している。符号1は板ばね(ジンバル)であ
る。板ばね(ジンバル)1の基端部は、ハードディスク
装置などの磁気記録再生装置に固定される固定部(マウ
ント部)1aとなっており、この固定部1aには、補強
板2が固定されている。板ばね1の前記固定部1aの先
は、中央に切欠き窓1bが形成された弾性変形部1cで
あり、この板ばね1は、主にこの弾性変形部1cが撓む
ようになっている。弾性変形部1cよりも先部は、腕部
(ロードビーム部)1dである。腕部(ロードビーム
部)1dでは、板ばね材料の両側部が折り曲げられてフ
ランジ1f,1fが形成され、このフランジ1f,1f
が形成されていることにより、腕部1dは弾性変形しに
くくなっている。
の支持部であり、この部分には薄い板ばねで形成された
フレキシャ3を介してスライダ4が支持されている。フ
レキシャ3は、腕部1dの先端に接着される接着片と、
スライダ4が接着固定される支持片とを有し、接着片と
支持片との間で弾性変形可能とされている。スライダ4
は、セラミック材料などで形成されているものであり、
図示下側の面が、ハードディスクなどの磁気記録媒体と
の対向面(ABS面)4aで、図示上側の面が、フレキ
シャ3の前記支持片に接着される支持面4bである。ま
た前記対向面4aには、磁気記録媒体との間での空気流
(エアーベアリング)を調整して浮上距離を設定する溝
4cが形成されている。そして、スライダ4のトレーリ
ング側の端面には磁気記録部と磁気読取り部を形成する
薄膜素子5が設けられている。
板ばね1の上面に沿って後端部の方向へ延びる。またリ
ード線6には必要に応じて保護用のチューブ7が外装さ
れている。ハードディスク装置などの磁気記録再生装置
では、図8に示すように、前記板ばね1の基端の固定部
1aが装置本体内のアーム部42の取付面42aに固定
され、スライダ4の対向面4aが磁気記録媒体(ハード
ディスク)に対面する。スライダ4が磁気記録媒体の表
面に対向した状態での磁気記録媒体と固定部1aとの高
さがZハイトである。Zハイトが与えられた実装状態で
は板ばね1の弾性変形部1cは撓みを生じ、この撓みに
よりスライダ4の対向面4aが磁気記録媒体に弾圧され
る。
ライダ4の対向面4aが磁気記録媒体の表面にほぼ全面
的に接触しており、磁気記録媒体(ハードディスク)が
始動すると、スライダ4の対向面4aが磁気記録媒体の
表面の空気流により持ち上げられ、スライダ4は磁気記
録媒体の表面に対して浮上しまたは軽く接触した状態と
なる。このときの磁気記録媒体の移動方向は、X(−)
方向であり、スライダ4のX(+)側がリーディング側
でX(−)側がトレーリング側となる。このヘッドユニ
ットHでは、磁気記録媒体(ハードディスク)がX
(−)方向へ走行しているときのスライダ4の姿勢を適
正に設定することが必要であり、このスライダ4の姿勢
は、薄膜素子5の磁気記録部および磁気読み取り部と、
磁気記録媒体とのスペーシングなどに影響を与える。最
近では、ハードディスクなどの磁気記録媒体の記録密度
が高くなっており、移動しているときの磁気記録媒体の
表面とスライダ4との距離は非常に短くなってきてい
る。このように磁気記録媒体に対してスライダ4が低浮
上距離で移動し、または軽く接触して移動するもので
は、磁気記録媒体の移動時でのスライダ4の姿勢が不安
定になりやすい。したがって、スライダ4の弾性支持状
態を安定させて、磁気記録媒体の移動中にスライダ4の
姿勢を安定させることが、高密度記録でのスペーシング
の適正化などにおいて重要となる。
り(ピッチ方向)の傾きと、X軸回り(ロール方向)の
傾きとがある。ピッチ方向は、板ばね1の腕部1dの延
びる方向に一致しているため、磁気記録媒体がX(−)
方向へ走行しているときのスライダ4のピッチ方向への
傾きの変動は、板ばね1により比較的容易に抑制でき
る。これに対し、スライダ4のロール方向の姿勢は不安
定であるため、ヘッドユニットHを製造する過程におい
て、ヘッドユニットHの単体の段階で、スライダ4にロ
ール方向の不要な傾きが生じないように予め調整してお
くことが必要である。
4の姿勢の調整作業は、例えば図9に示すように板ばね
(ジンバル)1の腕部(ロードビーム部)1dの下面
(Z(−)側の面)を測定治具40の基準面40aに当
接させて固定し、この状態でオートコリメータなどの測
定器を用いて、スライダ4の対向面4aの傾きを測定す
る。この測定の際に、スライダ4の対向面4がロール方
向(X軸回り)に傾きを生じていた場合には、腕部1d
を前記測定治具40の基準面40aに当接させた状態
で、腕部1dの先部を工具30で保持し、工具30をX
軸回りに捻り、スライダ4の対向面4aの傾斜角度の調
整を行なっていた。
整作業で調整したヘッドユニットHを実際に磁気記録再
生装置に実装し、磁気記録媒体(ハードディスク)を走
行させ、そのときのスライダ4の姿勢を観察すると、そ
のロール方向(X軸回り)の傾きが、矯正作業により完
全に調整しきれていないものが多く現れる。その理由と
しては以下の点が挙げられる。
姿勢)での板ばね1の初期捻じれは、固定部1aと弾性
変形部1cとの間の捻じれ、弾性変形部1cでの捻じ
れ、弾性変形部1cと腕部1dとの間での捻じれ、腕部
1dの捻じれ、とがあり、さらに、腕部1dの先部に対
するフレキシャ3の接着による捻じれ、フレキシャ3の
捻じれ、さらにはフレキシャ3に対するスライダ4の接
着による捻じれ、がある。したがって、板ばね1の固定
部1aを磁気記録再生装置のアーム部42に固定したと
きに、このアーム部の固定基準面(取付面42a)から
スライダ4までには、前記の全ての静的な捻り変形が累
積することになる。したがって、図8に示す従来例のよ
うに、板ばね1の腕部1dを支持し、この腕部1dを基
準としてスライダ4の傾きを測定する方法では、固定部
1aと弾性変形部1cとの間の捻じれ、弾性変形部1c
での捻じれ、弾性変形部1cと腕部1dとの間での捻じ
れ、のそれぞれの静的な捻じれに起因するスライダ4の
姿勢の狂いを加味することができない。また、腕部1d
を基準とするスライダ4のロール方向の静的な捻り変形
を工具30で矯正しても、板ばね1の固定部1aを基準
としたスライダ4の捻り変形、すなわち板ばね1の全体
としての静的な捻り変形を矯正することはできない。
Hが磁気記録再生装置に実装されて、磁気記録媒体に対
してZハイトが与えられると板ばね4がZ方向へ撓み、
スライダ4に磁気記録媒体方向の弾圧力が与えられる。
前記従来のように、板ばね1に変形を与えていない自由
状態(静姿勢)において、板ばね1の各部の捻じれを測
定する検査方法では、実際の磁気記録再生装置において
Zハイトが与えられた状態での、スライダ4の支持構造
全体の捻り変形を知ることはできない。またヘッドユニ
ットHを静姿勢の状態で支持し、スライダ4のロール方
向の捻りを矯正する作業を行なったとしても、磁気記録
再生装置に実装されてZハイトが与えられた状態でのス
ライダ4の姿勢を適正に設定できるとは限らない。
置に実装され、スライダ4が走行する磁気記録媒体に対
向した状態での前記スライダ4の姿勢に影響を与える要
因としては、Zハイトが与えられた状態のスライダ4に
対する板ばね1の弾圧力、スライダ4を支持する支持構
造全体の固有振動数、スライダ4の対向面4aと磁気記
録媒体との間の空気流、スライダ4の支持支点となるピ
ボットとスライダ4との相対位置(腕部1dに対するス
ライダ4の相対位置)などがある。しかし、静姿勢での
板ばね1の捻り変形、およびZハイトが与えられた状態
での、板ばね1の捻り変形は、磁気記録再生装置に対向
するスライダ4のロール方向の姿勢の狂いに大きな影響
を与える。したがって、従来の検査方法のように、静姿
勢での板ばね1全体の捻り変形を加味せず、またZハイ
トが与えられた状態でのスライダ4の傾斜姿勢を加味し
ていない測定および矯正工程では、スライダ4の姿勢を
安定させることが難しい。
であり、板ばね全体の捻り変形によるスライダの傾きを
測定でき、また実際に磁気記録再生装置に実装されたと
きに近い状態でのスライダの傾きを測定できるようにし
たヘッドユニットの検査方法を提供することを目的とし
ている。
およびスライダが磁気記録媒体に対向した実装状態での
板ばねの変形を矯正できるようにしたヘッドユニットの
検査方法を提供することを目的としている。
磁気読取り部の少なくとも一方を有して記録媒体に対向
するスライダと、このスライダを支持し且つ装置に固定
される固定部を有する板ばねとを備え、前記スライダが
記録媒体に対向する使用状態で前記板ばねが所定量の撓
みを生じて前記スライダに対し記録媒体方向への所定の
弾圧力が与えられるヘッドユニットを検査する検査方法
において、前記板ばねの固定部を固定し、スライダが記
録媒体に対向する使用状態に相当する撓み量を前記板ば
ねに与え、板ばねに前記撓みが与えられた状態で前記ス
ライダの記録媒体との対向面の傾き量を測定することを
特徴とするものである。
と、その先部の弾性変形部と、その先部にあって弾性変
形が抑制された腕部と、この腕部の先端部でのスライダ
の固定部とを有するものであり、前記腕部が押圧されて
前記弾性変形部に撓みが与えられるものである。
向面の傾き量を測定した後に、前記腕部を厚さ方向に隙
間を介して拘束し、この拘束した部分よりも先にて腕部
に修正力を与えて、前記スライダの傾きを矯正すること
が可能である。
ときの前記隙間の寸法は、腕部に修正力を与えたときに
前記弾性変形部に塑性変形を生じさせない大きさである
ことが好ましい。
の少なくとも一方を有して記録媒体に対向するスライダ
と、このスライダを支持し且つ装置に固定される板ばね
とを備え、前記スライダが記録媒体に対向する使用状態
で前記板ばねが所定量の撓みを生じて前記スライダに対
し記録媒体方向への所定の弾圧力が与えられるヘッドユ
ニットを検査する検査装置において、前記板ばねの固定
部を固定する支持体と、スライダが記録媒体に対向する
使用状態に相当する撓み量を前記板ばねに与える押圧部
材と、前記押圧部材で板ばねが押圧された状態での前記
スライダの記録媒体との対向面の傾き量を測定する傾き
測定手段と、が設けられていることを特徴とするもので
ある。
と、その先部の弾性変形部と、その先部にあって弾性変
形が抑制された腕部と、この腕部の先端部でのスライダ
の固定部とを有するものであり、前記押圧部材は前記腕
部を押圧できる位置に設けられているものとなる。
されて板ばねの弾性変形部に所定の撓み量が与えられた
状態で、前記腕部を厚さ方向に隙間を介して拘束する拘
束部材が設けられ、前記拘束部材によって腕部がその先
に矯正可能な部分を残して拘束されるものとすることが
可能である。
法は、拘束部材よりも先の腕部に修正力が与えられたと
きに前記弾性変形部に塑性変形を生じさせない大きさで
あることが好ましい。
ク装置などの磁気記録再生装置に実装されるものであ
る。または光磁気記録方式のディスク装置において、光
磁気ディスクに記録磁界を与えるために使用される。ス
ライダには、磁気記録部、または磁気読取り部、あるい
は磁気記録部と磁気読取り部の双方が搭載される。これ
らは、薄膜素子により形成され、または磁気コアとコイ
ルを用いたバルクタイプである。
が、本発明は図7に示すように、固定部1a、弾性変形
部1c、腕部1dを有し、この腕部1dの先部がスライ
ダ4の支持部となっているものに適している。
き量を測定する傾き測定手段としては、例えばオートコ
リメータが使用される。このオートコリメータは、スラ
イダの記録媒体との対向面に所定形状の検知光のスポッ
トを照射し、スライダに形成されたスポットの像を検出
するものである。スライダの対向面のスポットの像を光
学的に検出することにより、スライダがどの方向へどの
程度傾いているのかを測定できる。あるいは、接触式の
傾き測定手段であってもよい。
を固定して、スライダの傾き量を測定しているために、
板ばねの固定部からスライダの支持部に至る全ての捻り
変形を加味した測定ができ、またこの状態で板ばねを矯
正しているために、板ばねを固定し且つスライダの傾き
を矯正したときに、その矯正後のスライダの姿勢を最適
な状態に設定できる。
に実装されたてZハイトが与えられたときとほぼ同じ状
態の撓みを板ばねに与え、この状態で、スライダの傾き
を測定し、さらに板ばねの捻りなどの変形を矯正してい
るため、実際に装置に実装されたときのスライダの傾き
を確実に矯正できるようになる。
検査装置(検査・矯正装置)を示す正面図、図2はその
左側面図、図3は図1の一部拡大図、図4は図3の平面
図、図5は図3の左側面図である。図に示す検査装置で
は、図7に示すヘッドユニットHのスライダ4の姿勢の
傾き測定が可能であり、且つ傾き矯正が可能で、この傾
き矯正後のスライダ4の姿勢を検査できる。
ばね材料で形成された板ばね(ジンバル)1が、磁気記
録媒体(ハードディスク)の記録トラックの接線方向
(X方向)に延びるものであり、X(+)側がリーディ
ング側で、X(−)側がトレーリング側である。板ばね
1の基端部には、ハードディスク装置などの磁気記録再
生装置に固定される固定部(マウント部)1aとなって
おり、この固定部1aには、補強板2が固定されてい
る。板ばね1の前記固定部1aの先は、中央に切欠き窓
1bが形成された弾性変形部1cであり、この板ばね1
は、主にこの弾性変形部1cが撓むようになっている。
弾性変形部1cよりも先部は、腕部(ロードビーム部)
1dである。腕部(ロードビーム部)1dでは、板ばね
材料の両側部が折り曲げられてフランジ1f,1fが形
成され、このフランジ1f,1fが形成されていること
により、腕部1dは弾性変形が抑制されている。
あり、この部分には薄い板ばねで形成されたフレキシャ
3を介してスライダ4が支持されている。フレキシャ3
は、腕部1dの先端に接着される接着片と、スライダ4
が接着固定される支持片とを有し、接着片と支持片との
間で弾性変形可能とされているものである。腕部1dの
先端部にはZ(−)方向に突出する突状のピボットが形
成され、スライダ4はこのピボットを支点として傾斜で
きるようになっている。スライダ4は、セラミック材料
などで形成されているものであり、図示下側の面が、ハ
ードディスクなどの磁気記録媒体との対向面(ABS
面)4aで、図示上側の面が、フレキシャ3の前記支持
片に接着される支持面4bである。また前記対向面4a
には、磁気記録媒体との間での空気流(エアーベアリン
グ)を調整して浮上距離を設定する溝4cが形成されて
いる。そして、スライダ4のトレーリング側の端面には
磁気記録部と磁気読取り部を形成する薄膜素子5が設け
られている。
板ばね1の上面に沿って後端部の方向へ延びる。またリ
ード線6には必要に応じて保護用のチューブ7が外装さ
れている。ハードディスク装置などの磁気記録再生装置
では、前記板ばね1の基端部の固定部1aが装置本体内
のアーム部に固定され、スライダ4の対向面4aが磁気
記録媒体(ハードディスク)に対面する。スライダ4が
磁気記録媒体の表面に対向した実装状態で図8に示すZ
ハイトが与えられ、板ばね1の弾性変形部1bは撓みを
生じる。
ライダ4の対向面4aが磁気記録媒体の表面にほぼ全面
的に接触しており、磁気記録媒体(ハードディスク)が
始動すると、スライダ4の対向面4aが磁気記録媒体の
表面の空気流により持ち上げられ、スライダ4は磁気記
録媒体の表面に対して浮上しまたは軽く接触した状態と
なる。この姿勢で、薄膜素子5により、磁気記録媒体に
磁気信号が記録され、または磁気記録媒体に記録されて
いる磁気信号が読み取られる。ヘッドユニットの検査装
置(検査・矯正装置)では、図1の図示左側部分に前記
ヘッドユニットHが支持される。
10の図示左側に支持基台11が設けられ、ヘッドユニ
ットHの固定部1aが固定される支持体12が前記支持
基台11に設置される。支持基台11の上部には、前記
ヘッドユニットHの板ばね1の腕部1dに押圧力を与
え、且つ腕部1dを矯正のために拘束する押圧・拘束部
20が設けられている。また、ベース10上には、ヘッ
ドユニットHのスライダ4の傾きを測定する測定手段と
してのオートコリメータ14が設けられ、このオートコ
リメータ14は支持台13に支持されて固定されてい
る。
Z座標に相当するように各座標方向を示している。図1
と図2に示す前記オートコリメータ14は、Z(+)方
向へ検知光を照射して、ヘッドユニットHのスライダ4
の対向面4aに検知光のスポット像を形成する。このス
ポット像は例えば十字形状である。オートコリメータ1
4では、前記対向面4aに形成されたスポット像の形状
の歪みを観察することにより対向面4aの傾きを検査で
きるようになっている。
の構造を拡大して示している。図1に示すように、ヘッ
ドユニットHが固定される前記支持体12は、支持基台
11に着脱自在であり、且つ支持体12は支持基台11
に対して位置決めされて固定される。支持体12の上部
先端は、ヘッドユニットHの固定面12aであり、ヘッ
ドユニットHの板ばね1の基端の固定部1aがこの固定
面12aに密着し且つ位置決めされて固定される。すな
わち、測定すべきヘッドユニットHは、支持体12の前
記固定面12aに位置決めされて固定され、その後に支
持体12が支持基台11に対して位置決めされて固定さ
れる。
持ベース21の上部には、押圧軸22がZ軸方向へ進退
自在に保持されており、この押圧軸22の先端には、押
圧部材となる押圧ピン22aが一体に形成されている。
押圧ピン22aは先端が球面形状であり、ヘッドユニッ
トHの板ばね1の腕部1dに対し一点で当接し腕部1d
をZ(+)方向へ押圧するものである。腕部1dに対す
る押圧ピン22aによる押圧点Pは、図5に示すよう
に、ヘッドユニットHの中心線O上に位置している。前
記中心線Oは、スライダ4の幅方向の中心、および板ば
ね1の幅方向の中心線を通過している仮想線である。前
記支持ベース21上には押圧力設定部23が位置してい
る。押圧力設定部23は、押圧軸22をX(+)方向へ
弾性的に押圧する押圧体24と、押圧体支持部25とか
ら構成されている。
るように、前記支持ベース21の腕部1dに対向する面
は拘束部21aとなっている。またヘッドユニットHの
腕部1dを挟んで前記拘束部21aに対向する部分に、
拘束軸27が設けられている。この拘束軸27はY方向
へ延びるものであり、腕部1dに対向する部分が拘束部
27aとなっている。腕部1dがこの拘束部27aに当
たるとき、その接触部分はY方向に延びる直線状であ
る。図5では腕部1dに当たる部分となる直線状の拘束
部27aをL(27a)で示している。前記拘束軸27
は図4においてY(+)方向へ抜き取り自在であり、支
持体12が支持基台11に固定され、板ばね1の腕部1
dが前記拘束部21aの前方に設置された後に、前記拘
束軸27がY(−)方向へ装着され、板ばね1の腕部1
dは、拘束部21aと拘束部27aの間に位置する。
査・矯正装置)を用いたヘッドユニットの検査方法およ
び矯正方法について説明する。支持体12を支持基台1
1から外した状態で、被検査物である図7に示すヘッド
ユニットHの板ばね1の基端の固定部1aを、支持体1
2の固定面12aに位置決めして固定する。次に、この
支持体12を支持基台11に固定する。このとき、支持
体12に固定されているヘッドユニットHの板ばね1の
腕部1dは、支持ベース21の上部の拘束部21aに対
面する。次に、拘束軸27をY(−)方向へ装着する
と、腕部1dは、拘束部21aと拘束部27aの間に位
置する。
では、板ばね1のZ(−)方向への弾圧力により、腕部
1dが前記拘束部21aに圧接しようとする。しかし、
押圧体24により押圧軸22がZ(+)方向へ弾圧され
るため、押圧ピン22aが押圧点Pにて腕部1dをZ
(+)方向へ押し、板ばね1は押圧ピン22aで押され
て撓む状態となる。このとき押圧軸22のZ(+)方向
への押圧力を調節し、図6に示すように、腕部1dが拘
束部21aからわずかな距離B1だけ離れ、且つ腕部1
dのフランジ1fの先端が拘束部27aから距離B2だ
け離れるようにする。
板ばね1の主に弾性変形部1cが撓むことになるが、拘
束部21aと拘束部27aとの間で腕部1dがいずれの
拘束部にも接触しない状態となったときの、前記弾性変
形部1cの撓み量は、このヘッドユニットHが磁気記録
再生装置に実装され、スライダ4が磁気記録媒体(ハー
ドディスク)の表面に対向し、Zハイトが与えられたの
と同じかまたはほぼ同じ撓み量となるように設定され
る。この状態で、測定手段であるオートコリメータ14
からスライダ4の対向面4aに検知光のスポット像が形
成され、このスポット像を観察することにより、スライ
ダ4がいずれの方向へ傾きを生じているか検査できる。
ヘッドユニットHは、板ばね1の基端の固定部1aが固
定され、腕部1dが押圧ピン22aで押圧されて実装時
のZハイトに相当する変位量が与えられているため、ス
ライダ4の対向面4aの傾きは、磁気記録再生装置に実
装された状態での磁気記録媒体の表面に対する傾きにほ
ぼ相当する。
時点で、スライダ4のロール方向(X軸回り)の傾き量
が許容値以上であった場合には、矯正作業を行なう。こ
の矯正作業では、図3および図5に示すように、拘束部
21a,27aよりも先方に突出している腕部1dの先
端部分を工具30で挟む。この工具30は例えばピンセ
ットなどである。この工具30で腕部1dの先部を挟ん
で捻ると、腕部1dは拘束部21aと拘束部27aとで
拘束されてその先部に捻り力が与えられる。この捻り動
作により腕部1dの部分が捻り変形する。この矯正作業
を行ないながら、オートコリメータ14によりスライダ
4の対向面4aの傾き状態を観察し、対向面4aの傾き
が許容値以内となったときに矯正動作を完了する。
1の腕部1dが中心線O上にて、押圧ピン22aの先端
の一点(押圧点P)で押されて、Zハイトが与えられと
きと同等の撓みが設定される。そのため、オートコリメ
ータ14でスライダ4の傾きを測定するときの、スライ
ダ4の状態は、実際の磁気記録媒体(ハードディスク)
に対向したときとほぼ同じ条件となる。また拘束部21
a全体で腕部1dを押圧して弾性変形部1cに撓みを与
えるのではなく、腕部1dに対して一点(押圧点P)の
みで押圧力を与えて弾性変形部1cに撓みを与えている
ため、図8に示すZハイトと同じ条件を設定しやすくな
る。また工具30で腕部1dの先部に対して捻り矯正力
を与えるときには、微小距離B1とB2を介して両側に
対向する拘束部21aと27aとで腕部1dが拘束され
る。このとき前記距離B1とB2を適正に設定しておく
ことにより、腕部1dに与えられる捻り矯正力が弾性変
形部1cに影響を与えるのを防止でき、よって弾性変形
部1cに塑性変形が生じるのを防止できる。逆に、前記
距離B1とB2は、腕部1dに捻り変形を与えたとき
に、弾性変形部1cに捻り方向へ塑性変形が生じない範
囲とすることが好ましい。
きに、腕部1dは、拘束部21aと拘束部27aとで拘
束されるが、拘束部27aは断面が円形の拘束軸27の
周面の一部であるため、捻り矯正力が与えられる際に腕
部1dは、拘束部27aの外周面でY方向へ延びる直線
L(27a)にて拘束されることになる。よって、捻り
動作の際に、直線L(27a)にて支えられる腕部1d
は主にロール方向(X軸回り)に矯正されるようにな
り、腕部1dにピッチ方向(Y軸回り)の変形が生じに
くくなる。この点をさらに詳しく説明すると、仮に拘束
軸27が断面矩形状のものであり、拘束部27aが広い
面積で腕部1dを拘束するものであると、工具30で腕
部1dに捻りを与えたときに、腕部1dが拘束部27a
に対し、図5にて符号Laで示す対角線にて接触するこ
とになる。この場合、腕部1dにはロール方向への曲げ
力のみならずピッチ方向への曲げ力が作用し、腕部1d
にピッチ方向への不要な曲げが発生してしまう。
と、矯正動作の際に、腕部1dが直線L(27a)にて
拘束部27aに当たるため、腕部1dにピッチ方向への
不要な変形が発生することがない。以上の矯正方法で
は、ヘッドユニットHが磁気記録再生装置に実装され
て、スライダ4が磁気記録媒体(ハードディスク)の表
面に対面したのとほぼ同じ条件でのスライダ4のロール
方向への傾きを矯正できる。
検査方法とによる検査精度の相違を示している。図10
(A)は従来の検査方法、すなわちヘッドユニットHの
板ばね1の腕部1dを検査治具に位置決めして固定し、
板ばね1にZハイト方向の撓みを与えない状態でスライ
ダ4の対向面4aの傾きを測定した場合を示している。
図8(A)の横軸は前記方法で検査した時点での、スラ
イダ4の対向面4aのロール方向への傾き角を示し、縦
軸は検査後のヘッドユニットを磁気記録再生装置に実装
し、スライダ4を磁気記録媒体に対向させ、且つ磁気記
録媒体を走行させてスライダ4の対向面4aに空気流に
よる浮上力が与えられたときの、前記スライダ4の対向
面4aのロール方向への傾き角を示している。
の傾き角度とスライダ4が浮上したときの傾き角度とが
リニアな関係になるものが多いが、(i)で示すよう
に、検査時と浮上時とでスライダ4のロール方向の傾き
が極端に相違するものが現れる。これは板ばね1の腕部
1dを固定してスライダ4の傾き角度を測定した検査結
果は、磁気記録媒体上で浮上したスライダ4のロール方
向の傾きとかならずしも一致しないことを意味してい
る。
を用いて、板ばね1の基端の固定部1aを固定し、押圧
ピン22aで腕部1dを押し、弾性変形部1cに撓みを
与えてスライダ4に対しZハイトが与えられたときのス
ライダ4のロール方向の傾き角度の検査結果を示してい
る。また縦軸は、実際に磁気記録再生装置に実装し、ス
ライダ4が磁気記録再生装置の表面で浮上姿勢となった
ときのスライダ4のロール方向の傾き角を示している。
図10(B)では検査時でのスライダ4の傾き角と、浮
上時でのスライダ4の傾き角とがほぼ1対1に対応して
おり、図10(A)にて(i)で示すように極端に相違
するものが現れない。このように本発明での検査方法で
の測定結果は、磁気記録再生装置に実装された状態のス
ライダ4の傾きにきわめて高い精度で対応していること
が解る。
与える場合の、拘束部21a,27aの位置と、図6に
示す隙間寸法B1,B2の最適値について説明する。ま
ず、図3に示す拘束軸27や支持ベース21などの拘束
のための部材と、スライダ4との間隔Laは、ピンセッ
トなどの工具30が入ることのできる寸法であることが
必要であり、Laは3mm以上であることが好ましい。
える際、腕部1dが拘束部21aと27aとで拘束され
るため、この拘束部21aと27aの位置が板ばね1の
弾性変形部1cに接近していると、腕部1dに与えられ
る捻り力で弾性変形部1cが塑性変形する恐れが生じ
る。よって拘束部21aと27aによる拘束箇所は弾性
変形部1cから十分に離れていることが好ましい。図5
に示すように、板ばね1の固定部1aの端部に連続する
弾性変形部1cの長さをLcとし、前記端部から拘束部
21a,27aによる拘束部までの距離をLbとしたと
きに、LbはLcの2倍以上であることが好ましく、さ
らに好ましくは3倍以上である。図5に示す例ではLb
がLcの3倍以上でほぼ3.3倍に設定されている。
ンスの最適な範囲を求めた実験の結果を示している。こ
の実験では、拘束線L(27a)の部分での板ばね1の
腕部1dの幅寸法を3mm、腕部1dの両側部に折り曲
げられているフランジ1fの高さ寸法hを0.1mmと
し、前記LbをLcの3倍以上(約3.3倍)とした。
この状態で、拘束部21aと拘束部27aとの間の隙間
寸法B1とB2(図6参照)を変化させ、拘束部分より
も先に突出する腕部にピンセットで3°の捻り力を与え
た。
+B2)をmmで表し、縦軸は、磁気記録再生装置に装
填した状態で、板ばねの矯正前と矯正後でのスライダ4
に与えられる磁気記録媒体方向への弾圧力の変化率を%
で示している。隙間寸法の合計(B1+B2)が0.1
mm以下であると、フランジ1fの高さ寸法hのバラツ
キが大きい場合に腕部1dと、各拘束部21a、27a
との間に隙間が形成されなくなり、拘束軸27をX
(−)方向へ移動させて設定する際に、拘束軸27がフ
ランジ1fに接触し、ジンバルを変形させてしまう。ま
たB1+B2が0.2mmを越えると、スライダ4に与
えられる弾圧力の変化率に変動が発生し、B1+B2が
0.25mmを越えるとその変動率はさらに大きくな
る。
きくなると、腕部1dに与える捻り変形力により、弾性
変形部1cに塑性変形が発生することを意味している。
以上から、フランジ1fの高さ寸法hが0.1mmのと
き、拘束部間の隙間寸法の合計(B1+B2)は0.1
mmを越え、0.25mm以下が好ましく、さらに好ま
しくは0.2mm以下である。
ばねの全体の捻り変形に起因するスライダの傾きを測定
でき、さらに装置に実装された状態に対応したスライダ
の傾き測定が可能である。
業を行なう際には、板ばね全体の捻り変形の矯正と、Z
ハイトが与えられた状態での板ばねの変形の矯正とが可
能になる。
能になる。
を示す正面図、
説明図、
ライダの傾き角との関係を示す線図であり、(A)は従
来の検査方法、(B)は本発明の検査方法の結果を示
す、
板ばねの拘束クリアランスと板ばねの弾圧力の変化率と
の関係を示す線図、
Claims (8)
- 【請求項1】 磁気記録部と磁気読取り部の少なくとも
一方を有して記録媒体に対向するスライダと、このスラ
イダを支持し且つ装置に固定される固定部を有する板ば
ねとを備え、前記スライダが記録媒体に対向する使用状
態で前記板ばねが所定量の撓みを生じて前記スライダに
対し記録媒体方向への所定の弾圧力が与えられるヘッド
ユニットを検査する検査方法において、 前記板ばねの固定部を固定し、スライダが記録媒体に対
向する使用状態に相当する撓み量を前記板ばねに与え、
板ばねに前記撓みが与えられた状態で前記スライダの記
録媒体との対向面の傾き量を測定することを特徴とする
ヘッドユニットの検査方法。 - 【請求項2】 板ばねは、装置に固定される固定部と、
その先部の弾性変形部と、その先部にあって弾性変形が
抑制された腕部と、この腕部の先端部でのスライダの支
持部とを有するものであり、前記腕部が押圧されて前記
弾性変形部に撓みが与えられる請求項1記載のヘッドユ
ニットの検査方法。 - 【請求項3】 スライダの記録媒体との対向面の傾き量
を測定した後に、前記腕部を厚さ方向に隙間を介して拘
束し、この拘束した部分よりも先にて腕部に修正力を与
えて、前記スライダの傾きを矯正する請求項2記載のヘ
ッドユニットの検査方法。 - 【請求項4】 腕部を隙間を介して拘束するときの前記
隙間の寸法は、腕部に修正力を与えたときに前記弾性変
形部に塑性変形を生じさせない大きさである請求項3記
載のヘッドユニットの検査方法。 - 【請求項5】 磁気記録部と磁気読取り部の少なくとも
一方を有して記録媒体に対向するスライダと、このスラ
イダを支持し且つ装置に固定される板ばねとを備え、前
記スライダが記録媒体に対向する使用状態で前記板ばね
が所定量の撓みを生じて前記スライダに対し記録媒体方
向への所定の弾圧力が与えられるヘッドユニットを検査
する検査装置において、 前記板ばねの固定部を固定する支持体と、スライダが記
録媒体に対向する使用状態に相当する撓み量を前記板ば
ねに与える押圧部材と、前記押圧部材で板ばねが押圧さ
れた状態での前記スライダの記録媒体との対向面の傾き
量を測定する傾き測定手段と、が設けられていることを
特徴とするヘッドユニットの検査装置。 - 【請求項6】 板ばねは、装置に固定される固定部と、
その先部の弾性変形部と、その先部にあって弾性変形が
抑制された腕部と、この腕部の先端部でのスライダの支
持部とを有するものであり、前記押圧部材は前記腕部を
押圧できる位置に設けられている請求項5記載のヘッド
ユニットの検査装置。 - 【請求項7】 前記押圧部材で腕部が押圧されて板ばね
の弾性変形部に所定の撓み量が与えられた状態で、前記
腕部を厚さ方向に隙間を介して拘束する拘束部材が設け
られ、前記拘束部材によって腕部がその先に矯正可能な
部分を残して拘束される請求項6記載のヘッドユニット
の検査装置。 - 【請求項8】 拘束部材と腕部との隙間の寸法は、拘束
部材よりも先の腕部に修正力が与えられたときに前記弾
性変形部に塑性変形を生じさせない大きさである請求項
7記載のヘッドユニットの検査装置。
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JPH10208422A true JPH10208422A (ja) | 1998-08-07 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397013B1 (ko) * | 1999-11-01 | 2003-09-02 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 자기 기록용 헤드 스택 어셈블리에 있는 슬라이더의 롤 정지 자세 및 y 오정렬을 측정하기 위한 방법 및 장치 |
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- 1998-01-27 US US09/000,142 patent/US5959450A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100397013B1 (ko) * | 1999-11-01 | 2003-09-02 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 자기 기록용 헤드 스택 어셈블리에 있는 슬라이더의 롤 정지 자세 및 y 오정렬을 측정하기 위한 방법 및 장치 |
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---|---|
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KR19980070868A (ko) | 1998-10-26 |
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