JPH10207740A - デバッグシステム - Google Patents

デバッグシステム

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JPH10207740A
JPH10207740A JP9019800A JP1980097A JPH10207740A JP H10207740 A JPH10207740 A JP H10207740A JP 9019800 A JP9019800 A JP 9019800A JP 1980097 A JP1980097 A JP 1980097A JP H10207740 A JPH10207740 A JP H10207740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロファイラ用実行可能プログラムを実行し
たときのデバッグを、通常の実行可能プログラムの場合
と同様の容易さで行なうことができるデバッグシステム
を提供する。 【解決手段】 実行可能プログラムと共有オブジェクト
が持つ関数または命令コード及びそれらのアドレスと、
そのアドレスに対応したプロファイラ用実行可能プログ
ラム及びそれが参照するプロファイラ用共有オブジェク
トのアドレスを収集して変換テーブル15を作成する変
換テーブル作成手段14、ステップ実行において各ステ
ップ毎に、実行可能プログラム及び共有オブジェクトに
おいてメモリ値又はレジスタ値の変動があった場合に、
アドレスまたはレジスタ番号とその値の表示し、かつ変
換テーブルを参照することによりプロファイラ用実行可
能プログラム及びプロファイラ用共有オブジェクトの処
理的に同等なステップにおけるアドレスまたはレジスタ
番号とその値を表示するメモリ値変動判定手段19及び
レジスタ値変動判定手段20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバッグシステム
に関し、特に、実行オブジェクトの性能解析のために新
たに作成したプロファイラ用実行可能プログラムに対す
る命令コード評価方式に特徴を有するデバッグシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Cコンパイラなどで生成した実行
可能プログラムを機械語レベルでデバッグする場合、通
常、デバッガは、実行可能プログラム内にあるソースプ
ログラム情報、シンボル情報などを参照しながら動作す
る。
【0003】ここで、実行オブジェクトの性能を解析す
るためのプログラムであるプロファイラにより、実行可
能プログラムを入力することで新たに作られるプロファ
イラ用実行可能プログラム、プロファイラ用共有オブジ
ェクトはそれぞれ、関数呼び出し回数を計算する命令コ
ードを組み込んでプロファイラ用に変換した新しいテキ
ストと、その新しいプロファイラ用のテキストと元のテ
キストの対応付けをする命令コードアドレスの対応テー
ブルを追加し、元のデータに対して、テキストを変更し
たことにより生じた矛盾を取り除くために最低限の変更
を加えたものである。
【0004】また、従来のプログラム評価方式として
は、例えば、特開平5−150975号公報「プログラ
ム自動評価方法」に開示される技術が存在する。この特
開平5−150975号公報「プログラム自動評価方
法」においては、ソースコードから構文解析処理を用い
て構文木を生成し、繰り返し構造抽出処理を用いて繰り
返し構造を抽出し、計算時間評価処理を用いて計算時間
評価値を求め、計算時間評価値表示処理を用いて表示す
る構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方式で
は、元の実行可能プログラム及び共有オブジェクトが持
つソースプログラム情報及びシンボル情報に関して、元
の実行可能プログラム及び共有オブジェクトを構成する
命令コードと、プロファイラ用実行可能プログラム及び
プロファイラ用共有オブジェクトを構成する命令コード
間に、差異が発生するため、従来のデバッガでは、元の
実行可能プログラムと同じ動作を示すかどうかを評価し
にくいという問題点があった。
【0006】また、特開平5−150975号公報の方
法においては、ソースコードを解析することにより、実
行可能プログラムの計算時間を予測し、評価する方式を
提供しており、実行可能プログラムに対する性能評価を
より容易に行なうという点では、解決しようとする課題
は本発明と類似するものであるが、実行可能プログラム
が参照する、システムライブラリとしての共有オブジェ
クトのように、性能を評価したいオブジェクトに対応す
るソースコードが、システムとして提供されていない場
合、該当する共有オブジェクトに対する計算時間が予測
できないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、プロファイラ用実行可能
プログラムを実行したときのデバッグを、通常の実行可
能プログラムの場合と同様の容易さで行なうことがで
き、また、不都合が起きた場合、デバッグ対象となるプ
ロファイラ用実行可能プログラム及びそれが参照するプ
ロファイラ用共有オブジェクトだけの入力による原因特
定を短時間で行なうことができるデバッグシステムを提
供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、プロファイラ
用実行可能プログラムと、元の実行可能プログラムの処
理的に同等な実行ステップにおける、メモリ上の値変動
が起こる位置とその値、あるいはレジスタ値の変動が起
こる位置とその値をそれぞれ表示することにより、プロ
ファイラ用実行可能プログラムの動作と、元の実行可能
プログラムの動作に矛盾がないかどうかをデバッグする
ことのできるデバッグシステムを実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、本発明のデバッグシステムは、実行可能プ
ログラム及びそれが参照する共有オブジェクトの性能を
解析するためのコマンドにより、前記実行可能プログラ
ム及び共有オブジェクトを入力して、新たに作られるプ
ロファイラ用実行可能プログラム及びプロファイラ用共
有オブジェクトのデバッグを行なうデバッグシステムに
おいて、前記実行可能プログラムと共有オブジェクトが
持つ関数または命令コード及びそれらのアドレスと、該
アドレスに対応した前記プロファイラ用実行可能プログ
ラム及びそれが参照するプロファイラ用共有オブジェク
トのアドレスを収集して変換テーブルを作成する変換テ
ーブル作成手段と、ステップ実行コマンドの入力によ
り、各ステップ毎に、前記実行可能プログラム及び共有
オブジェクトにおいてメモリ値の変動があった場合に、
該当メモリアドレスとその値の表示し、かつ前記変換テ
ーブルを参照することにより前記プロファイラ用実行可
能プログラム及びプロファイラ用共有オブジェクトの処
理的に同等なステップにおけるメモリアドレスとその値
を表示するメモリ値変動判定手段を備えることを特徴と
する。
【0010】請求項2による本発明のデバッグシステム
は、ステップ実行コマンドの入力により、各ステップ毎
に、前記実行可能プログラム及び共有オブジェクトにお
いて命令コードで使用されるレジスタ値の変動があった
場合に、該当レジスタの番号とその値の表示し、かつ前
記変換テーブルを参照することにより前記プロファイラ
用実行可能プログラム及びプロファイラ用共有オブジェ
クトの処理的に同等なステップにおけるレジスタ番号と
その値を表示するレジスタ値変動判定手段を備える。
【0011】請求項3による本発明のデバッグシステム
は、ブレイクポイント設定コマンドによって入力された
ブレイクポイントが、関数名である場合前記変換テーブ
ルを参照して対応するアドレスを取得し、前記ブレイク
ポイントが、アドレスである場合ブレイクポイントをア
ドレスとして取得し、当該取得したアドレスを前記実行
可能プログラムまたは共有オブジェクトのブレイクポイ
ントとして設定し、かつ前記変換テーブルを参照して取
得したアドレスに対応する前記プロファイラ用実行プロ
グラムまたはプロファイラ用共有オブジェクトのアドレ
スをブレイクポイントとして設定するブレイクポイント
設定手段を備える。
【0012】請求項4による本発明のデバッグシステム
は、前記メモリ値変動判定手段は、前記実行可能プログ
ラム及び共有オブジェクトにおいてメモリ値の変動があ
った場合に、前記プロファイラ用実行可能プログラム及
びプロファイラ用共有オブジェクトの処理的に同等なス
テップにおいてメモリ値の変動がない場合に、前記メモ
リアドレス及びメモリ値と共に警告メッセージを表示す
る。
【0013】請求項5による本発明のデバッグシステム
は、前記レジスタ値変動判定手段は、前記実行可能プロ
グラム及び共有オブジェクトにおいてレジスタ値の変動
があった場合に、前記プロファイラ用実行可能プログラ
ム及びプロファイラ用共有オブジェクトの処理的に同等
なステップにおいてレジスタ値の変動がない場合に、前
記レジスタ番号及びレジスタ値と共に警告メッセージを
表示する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態によるデバッグシステムの構成を示すブロック
図である。
【0015】図1を参照すると、本実施の形態によるデ
バッグシステム10(以下、デバッガ10と称する)
は、プロファイラ用実行可能プログラム11、プロファ
イラ用共有オブジェクト12、デバッガ起動コマンド1
3、変換テーブル作成手段14、変換テーブル15、ブ
レイクポイント設定コマンド16、ブレイクポイント設
定手段17、ステップ実行コマンド18、メモリ値変動
判定手段19、レジスタ値変動判定手段20、実行可能
プログラム21、共有オブジェクト22とから構成され
る。
【0016】図2は、本実施の形態における実行可能プ
ログラム21の構造例を示した図である。なお、共有オ
ブジェクト22の構造も図2と同様である。図3は、本
実施の形態におけるプロファイラ用実行可能プログラム
11の構造例を示した図である。なお、プロファイラ用
共有オブジェクト12の構造も図3と同様である。
【0017】図4は、シンボルテーブル41及びマップ
テーブル42を参照して作成される図1の変換テーブル
15を説明する図である。
【0018】ここで、シンボルテーブル41は、実行可
能プログラム21、あるいはプロファイラ用実行可能プ
ログラム11の中にあり、関数名、関数アドレスの対応
を表すテーブルである。マップテーブル42は、プロフ
ァイラ用実行可能プログラム11の中にあり、実行可能
プログラム21におけるテキストアドレスに基づいて算
出されるテキストインデックスに対応する、プロファイ
ラ用実行可能プログラム11におけるテキストアドレス
を列挙したテーブルである。
【0019】変換テーブル15は、図示のように、関数
名、元の実行可能プログラム21のテキストアドレス、
命令コード、プロファイラ用テキストアドレスの対応関
係を表したテーブルである。
【0020】ついで、上記のように構成されるデバッガ
10の動作について図面を参照して説明する。
【0021】デバッガ10は、デバッガ起動コマンド1
3によって起動されると、まず変換テーブル作成手段1
4を呼び出す。この変換テーブル作成手段14による変
換テーブル15の作成処理の内容を図5のフローチャー
トに従って説明する。
【0022】本実施の形態では、変換テーブル作成手段
14は、プロファイラ用実行可能プログラム11を入力
し、関数名、テキストアドレス、先頭命令コード、プロ
ファイラ用テキストアドレスで構成される変換テーブル
15を作成する。
【0023】まず、プロファイラ用実行可能プログラム
11を読み込む(ステップ501)。そのプロファイラ
用実行可能プログラム11が持っているセクション情報
へッダから、実行可能プログラム21のテキスト開始ア
ドレス、終了アドレスを取得する(ステップ502)。
その取得した元のテキスト開始アドレスをテキストアド
レス“X”に代入する(ステップ503)。そのテキス
トアドレス“X”から、対応するテキストインデック
ス、対応する命令コード“Y”を取得する(ステップ5
04)。
【0024】ここで、テキストアドレス“X”に対応す
るテキストインデックスは、テキストアドレス“X”と
テキスト開始アドレスとの差分を1命令コード長(バイ
ト単位)で割ったときの商に、“1”を加えたものであ
る。このようにして求まったテキストインデックスに対
応する変換アドレス(プロファイラ用テキストアドレ
ス)をマップテーブル42を参照して求め、それに対応
する命令コードYをテキストセクションより取得する。
【0025】テキストアドレス“X”が、元のテキスト
開始アドレスの場合は、テキストインデックスは“1”
となる。マップテーブル42を参照し、上記テキストイ
ンデックスに対応する、プロファイラ用実行可能プログ
ラム11のプロファイラ用テキストアドレス(変換アド
レス)“Z”を取得する(ステップ505)。
【0026】テキストアドレス“X”が、関数アドレス
でもあるならば(ステップ506)、シンボルテーブル
41を参照してそのテキストアドレス“X”を関数アド
レスに持つ関数名“U”を取得し(ステップ507)、
そうでなければ、関数名“U”を“NULL”にする
(ステップ508)。上記ステップ503からステップ
508において取得したテキストアドレス“X”,命令
コード“Y”,プロファイラ用テキストアドレス
“Z”,関数名“U”を登録するために、変換テーブル
領域を割り付け、そこに登録する(ステップ509)。
【0027】その後、テキストアドレス“X”を1命令
コード分インクリメントする(ステップ510)。その
テキストアドレス“X”が元のテキスト終了アドレスに
達していないならば(ステップ511)、上記ステップ
504からステップ510までの処理を繰り返す。
【0028】また、プロファイラ用実行可能プログラム
11が参照するプロファイラ用共有オブジェクト12に
対しても、上と同様の処理を行なう。
【0029】デバッガ10が、ブレイクポイント設定コ
マンド16を受理したときには、ブレイクポイント設定
手段17を呼び出す。このブレイクポイント設定手段1
7による処理の詳細を図6のフローチャートに従って説
明する。
【0030】ブレイクポイント設定手段17は、変換テ
ーブル15を参照し、指定された関数名またはデバッグ
したい元のテキストアドレス(命令コードアドレス)を
求め、そのテキストアドレスと、プロファイラ用実行可
能プログラム11、あるいはプロファイラ用共有オブジ
ェクト12の対応するアドレスの両方にブレイクポイン
トを設定する。
【0031】まず、ブレイクポイント設定コマンド16
によって入力されたブレイクポイント“B”を読み込む
(ステップ601)。読み込まれたブレイクポイント
“B”が、関数名である場合には(ステップ602)、
変換テーブル15を読み込み(ステップ603)、関数
名“B”に対応するテキストアドレス“T”を取得する
(ステップ605)。ブレイクポイント“B”がアドレ
スである場合には(ステップ602)、ブレイクポイン
ト“B”をテキストアドレス“T”に設定する(ステッ
プ604)。
【0032】そして、変換テーブル15から、テキスト
開始アドレス“S”及びテキスト終了アドレス“E”を
取得し(ステップ606)、S≦T≦Eが真である場合
には(ステップ607)、テキストアドレス“T”をブ
レイクポイントとして設定する(ステップ608)。ま
た、変換テーブル15により、テキストアドレス“T”
に対応するプロファイラ用テキストアドレスをもブレイ
クポイントとして設定する(ステップ610)。
【0033】S≦T≦Eが真でない場合には(ステップ
607)、ブレイクポイント設定不可というエラーメッ
セージを出力する(ステップ609)。
【0034】デバッガ10が、ステップ実行コマンド1
8を受理したときには、メモリ値変動判定手段19、及
びレジスタ値変動判定手段20を呼び出す。メモリ値変
動判定手段19、レジスタ値変動判定手段20の詳細な
処理内容を図7、図9のフローチャートに従って説明す
る。
【0035】メモリ値変動判定手段19は、ブレイクポ
イント設定手段17により設定されたブレイクポイント
にたどり着くまでの間、各ステップ毎に、図7に示した
フローチャートに従って処理を行ない、図10に示すよ
うな画面表示を行なう。
【0036】まず、元の実行可能プログラム21と、プ
ロファイラ用実行可能プログラム11のプログラムロー
ドを行ない(ステップ701)、ブレイクポイント設定
手段17により設定されたブレイクポイント“T”に達
していない場合には(ステップ702)、実行可能プロ
グラム21の次命令コードの先読みを行なう(ステップ
703)。次命令コードにおけるアクセスメモリの位
置、値を全て読み込んだ上で(ステップ704)、ステ
ップ実行に入る(ステップ705)。
【0037】そのとき、1箇所でもアクセスメモリの値
が変動する可能性があり、ステップ実行直前、直後それ
ぞれのアクセスメモリの値が変動していた場合には(ス
テップ706)、変換テーブル15を読み込み(ステッ
プ707)、該当命令コードアドレス(テキストアドレ
ス)に対応するプロファイラ用テキストアドレスを取得
する(ステップ708)。アクセスメモリの値が変動し
ていない限りは、上記ステップ702からステップ70
5の処理を繰り返す。
【0038】上記ステップ708の処理が終わると、プ
ロファイラ用実行可能プログラム11についても同様
に、取得したプロファイラ用命令コード直前におけるア
クセスメモリの位置、値を全て読み込んだ上で(ステッ
プ709)、ステップ実行に入る(ステップ710)。
【0039】例えば、図8に示すように、“A”の次に
位置する先読み次命令コードについて、アクセスメモリ
の値が変動することが判定された場合、変換テーブル1
5によって取得された対応するプロファイラ用命令コー
ドの存在するところ(プロファイラ用テキストアドレ
ス)を“A’”とすることができる。“A’”の次に位
置するプロファイラ用命令コードについてステップ実行
を行ない、アクセスメモリの値が変動していると判定し
た場合には(ステップ711)、アクセスメモリの変動
のあった命令コードについて、元の実行可能プログラム
21、プロファイラ用実行可能プログラム11における
該当メモリの位置、値を図10のように表示する(ステ
ップ712)。
【0040】元の実行可能プログラム21では、アクセ
スメモリの変動があったにもかかわらず、プロファイラ
用実行可能プログラム11では何も変動が見られなかっ
た場合には、図10に示すような表示を行なう前に、
「アクセスメモリについて、元の実行可能プログラムと
同等な処理を行なっていません」といった警告メッセー
ジを出力する(ステップ713)。
【0041】また、レジスタ値変動判定手段20は、ブ
レイクポイント設定手段17により設定されたブレイク
ポイントにたどり着くまでの間、各ステップ毎に、図9
に示したフローチャートに従って処理を行ない、図11
に示すような画面表示を行なう。
【0042】まず、元の実行可能プログラム21、プロ
ファイラ用実行可能プログラム11のプログラムロード
を行ない(ステップ901)、ブレイクポイント設定手
段17により設定されたブレイクポイント“T”に達し
ていない場合には(ステップ902)、実行可能プログ
ラムの次命令コードの先読みを行なう(ステップ90
3)。次命令コードにおいて使用されるレジスタの番号
とその値を全て読み込んだ上で(ステップ904)、ス
テップ実行に入る(ステップ905)。
【0043】そのとき、1箇所でも使用レジスタの値が
変動する可能性があり、ステップ実行直前、直後それぞ
れの使用レジスタの値が変動していた場合には(ステッ
プ906)、変換テーブル15を読み込み(ステップ9
07)、該当命令コードアドレス(テキストアドレス)
に対応するプロファイラ用命令コードアドレス(プロフ
ァイラ用テキストアドレス)を取得する(ステップ90
8)。使用レジスタの値が変動していない限りは、上記
ステップ902からステップ905までの処理を繰り返
す。
【0044】上記ステップ908の処理が終わると、プ
ロファイラ用実行可能プログラム11についても同様
に、取得したプロファイラ用命令コード直前における使
用レジスタの番号と、その値を全て読み込んだ上で(ス
テップ909)、ステップ実行に入る(ステップ91
0)。
【0045】例えば、図8に示すように、“A”の次に
位置する先読み次命令コードについて、使用レジスタの
値が変動することが判定された場合、変換テーブル15
によって取得された対応するプロファイラ用命令コード
の存在するところを“A’”とすることができる。
“A’”の次に位置するプロファイラ用命令コードにつ
いて、ステップ実行を行ない、使用レジスタの値が変動
していると判定した場合には(ステップ911)、使用
レジスタの変動のあった命令コードについて、元の実行
可能プログラム、プロファイラ用実行可能プログラムに
おける該当レジスタの番号とその値を図11に示すよう
に表示する(ステップ912)。
【0046】元の実行可能プログラム21では、使用レ
ジスタの値変動があったにもかかわらず、プロファイラ
用実行可能プログラムでは何も変動が見られなかった場
合には、図11のような表示を行なう前に、「レジスタ
について、元の実行可能プログラムと同等な処理を行な
っていません」といった内容の警告メッセージを出力す
る(ステップ913)。
【0047】なお、メモリ値変動判定手段19、レジス
タ値変動判定手段20について、プロファイラ用実行プ
ログラム11が参照するプロファイラ用共有オブジェク
ト12に対しても、上と同様の処理を行なう。
【0048】以上好ましい実施の形態をあげて本発明を
説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態の内容に
限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデバッグシ
ステムによれば、元の実行可能プログラムの処理的に同
等な実行ステップにおける、メモリ上の値変動が起こる
位置とその値、あるいはレジスタ値の変動が起こる位置
とその値をそれぞれ表示することにより、プロファイラ
用実行可能プログラムの動作と元の実行可能プログラム
の動作に矛盾がないかどうかをデバッグすることので
き、プロファイラ用実行可能プログラムを実行したとき
のデバッグを、通常の実行可能プログラムの場合と同様
の容易さで行なうことができる。
【0050】また、不都合が起きた場合、デバッグ対象
となるプロファイラ用実行可能プログラム及びそれが参
照するプロファイラ用共有オブジェクトだけの入力によ
る原因特定を短時間で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態によるデバッグシステム
の構成を説明するブロック図である。
【図2】 図1に示す実行可能プログラムの構造を説明
する図である。
【図3】 図1に示すプロファイラ用実行可能プログラ
ムの構造を説明する図である。
【図4】 シンボルテーブル及びマップテーブルを参照
して作成される図1の変換テーブルを説明する図であ
る。
【図5】 図1に示した変換テーブル作成手段による処
理内容を説明するフローチャートである。
【図6】 図1に示したブレイクポイント設定手段によ
る処理内容を説明するフローチャートである。
【図7】 図1に示したメモリ値変動判定手段による処
理内容を説明するフローチャートである。
【図8】 元の命令コードに対応するプロファイラ用命
令コードの例を説明する図である。
【図9】 図1に示したレジスタ値変動判定手段による
処理内容を説明するフローチャートである。
【図10】 メモリ値変動判定手段による図7に示した
処理における画面表示の例を示す図である。
【図11】 レジスタ値変動判定手段による図9に示し
た処理おける画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
10 デバッグシステム 11 プロファイラ用実行可能プログラム 12 プロファイラ用共有オブジェクト 13 デバッガ起動コマンド 14 変換テーブル作成手段 15 変換テーブル 16 ブレイクポイント設定コマンド 17 ブレイクポイント設定手段 18 ステップ実行コマンド 19 メモリ値変動判定手段 20 レジスタ値変動判定手段 21 実行可能プログラム 22 共有オブジェクト 41 シンボルテーブル 42 マップテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行可能プログラム及びそれが参照する
    共有オブジェクトの性能を解析するためのコマンドによ
    り、前記実行可能プログラム及び共有オブジェクトを入
    力して、新たに作られるプロファイラ用実行可能プログ
    ラム及びプロファイラ用共有オブジェクトのデバッグを
    行なうデバッグシステムにおいて、 前記実行可能プログラムと共有オブジェクトが持つ関数
    または命令コード及びそれらのアドレスと、該アドレス
    に対応した前記プロファイラ用実行可能プログラム及び
    それが参照するプロファイラ用共有オブジェクトのアド
    レスを収集して変換テーブルを作成する変換テーブル作
    成手段と、 ステップ実行コマンドの入力により、各ステップ毎に、
    前記実行可能プログラム及び共有オブジェクトにおいて
    メモリ値の変動があった場合に、該当メモリアドレスと
    その値の表示し、かつ前記変換テーブルを参照すること
    により前記プロファイラ用実行可能プログラム及びプロ
    ファイラ用共有オブジェクトの処理的に同等なステップ
    におけるメモリアドレスとその値を表示するメモリ値変
    動判定手段を備えることを特徴とするデバッグシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 ステップ実行コマンドの入力により、各
    ステップ毎に、前記実行可能プログラム及び共有オブジ
    ェクトにおいて命令コードで使用されるレジスタ値の変
    動があった場合に、該当レジスタの番号とその値の表示
    し、かつ前記変換テーブルを参照することにより前記プ
    ロファイラ用実行可能プログラム及びプロファイラ用共
    有オブジェクトの処理的に同等なステップにおけるレジ
    スタ番号とその値を表示するレジスタ値変動判定手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載のデバッグシス
    テム。
  3. 【請求項3】 ブレイクポイント設定コマンドによって
    入力されたブレイクポイントが、関数名である場合前記
    変換テーブルを参照して対応するアドレスを取得し、前
    記ブレイクポイントが、アドレスである場合ブレイクポ
    イントをアドレスとして取得し、当該取得したアドレス
    を前記実行可能プログラムまたは共有オブジェクトのブ
    レイクポイントとして設定し、かつ前記変換テーブルを
    参照して取得したアドレスに対応する前記プロファイラ
    用実行プログラムまたはプロファイラ用共有オブジェク
    トのアドレスをブレイクポイントとして設定するブレイ
    クポイント設定手段を備えることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のデバッグシステム。
  4. 【請求項4】 前記メモリ値変動判定手段は、前記実行
    可能プログラム及び共有オブジェクトにおいてメモリ値
    の変動があった場合に、前記プロファイラ用実行可能プ
    ログラム及びプロファイラ用共有オブジェクトの処理的
    に同等なステップにおいてメモリ値の変動がない場合
    に、前記メモリアドレス及びメモリ値と共に警告メッセ
    ージを表示することを特徴とする請求項1に記載のデバ
    ッグシステム。
  5. 【請求項5】 前記レジスタ値変動判定手段は、前記実
    行可能プログラム及び共有オブジェクトにおいてレジス
    タ値の変動があった場合に、前記プロファイラ用実行可
    能プログラム及びプロファイラ用共有オブジェクトの処
    理的に同等なステップにおいてレジスタ値の変動がない
    場合に、前記レジスタ番号及びレジスタ値と共に警告メ
    ッセージを表示することを特徴とする請求項2に記載の
    デバッグシステム。
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