JPH1020773A - プラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法 - Google Patents

プラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法

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JPH1020773A
JPH1020773A JP19273096A JP19273096A JPH1020773A JP H1020773 A JPH1020773 A JP H1020773A JP 19273096 A JP19273096 A JP 19273096A JP 19273096 A JP19273096 A JP 19273096A JP H1020773 A JPH1020773 A JP H1020773A
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JP
Japan
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nebula
cluster
projection
transmission holes
projecting
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Pending
Application number
JP19273096A
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English (en)
Inventor
Kenji Isezaki
賢司 伊勢崎
Kazuharu Aihara
一晴 相原
Masahiro Onuki
真裕 大貫
Kazuhito Kuwata
和仁 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goto Optical Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Goto Optical Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネタリウムにおいて星雲又は星団のより
リアルな投映像を得る。 【解決手段】 投映光学系中に配される投映原板10に
おいて、透過孔1の集合により星雲又は星団の投映像の
形状を表現すると共に、星雲又は星団の形状に対応する
透過孔を通過する光を拡散させる手段14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラネタリウム
において星雲又は星団(以下、「星雲・星団」と総称す
る)を投映する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラネタリウムにおいて星空を投映した
画面に、必要に応じて星雲・星団を投映することは演出
効果上有用である。この場合、一つ一つの星が分離して
視認される恒星の投映と異なり、肉眼における観察レベ
ルにおいては、膨大な星の集合からなり一つの面積を持
ったぼやっとした雲のようにしか視認できない星雲・星
団を忠実に再現して投映することは難しかった。
【0003】通常、恒星を投映する場合には、透過性を
有する基板上に各恒星に応じて透過孔を穿設した遮光層
を施し、これを投映光学系中に配し、光源よりの光を透
過させる方法を採用している(例えば特公昭53−16
87号)。
【0004】一方、星雲・星団の場合は個々の星に応じ
た透過孔を穿設することは現実的ではなく、従来は現実
の星雲・星団の像を反射パターンとして施した投映原板
上を投映光学系中に配し、光源よりの光をこの反射パタ
ーンにより拡散反射することにより得た反射像を投映す
る方法が一般的であったが(例えば特開平6−2787
5号)、本願出願人の出願にかかわる特願平8−230
22号においては、投映光学系中に配される投映原板の
透過孔の集合により星雲又は星団の投映像の形状を表現
すると共に、孔径の大小及び透過孔同士の距離の設定に
よりこの投映像内の明暗を表現する方法を提案してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の特
願平8−23022号において提案している投映方法に
より得られる投映像をよりリアルにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の投映方
法は、投映光学系中に配される投映原板において、透過
孔の集合により星雲又は星団の投映像の形状を表現する
と共に、星雲又は星団の形状に対応する透過孔を通過す
る光を拡散させる手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図5はこの発明の投映方法の実施
例を示す図である。図中符号20は電球等の光源であ
り、この光源20よりの光はコンデンサーレンズ21に
より集光されて投映原板10の多数の透過孔を通過する
ことにより透過像を得て、この透過像は投映レンズ群2
2によりスクリーン(ドーム内面)Sに投映される。
【0008】次に図1は投映原板10の実施例を示す図
である。この投映原板10は、基板11(ここではガラ
ス基板)上に多数の透過孔を有する遮光層12を施すこ
とにより構成される。この実施例においては、恒星を投
映する原板で同時に星雲・星団を投映することを想定し
ているものであり、図中符号1は星雲・星団用の透過
孔、同じく30は恒星用の透過孔を指す。上記の透過孔
1は公知の方法、例えば、基板11上に遮光層としてチ
タン或いはクロム成膜を施し、エッチング法により遮光
層12の透過孔1部分を除去することにより施される。
この場合、透過孔1の形状としてここでは円形を例示し
ているが、これに限られず、楕円形、矩形、星型、多角
形等多様なものが想定し得ることはいうまでもない。
尚、図中符号13は遮光層11の表面に施される例えば
酸化珪素(sio)やフッ化マグネシウム(MgF2
等からなる保護膜である。尚、この実施例においては、
投映原板10は恒星投映原板と共有にしているが、両者
を独立にしてもよいことは勿論である。
【0009】以上の投映原板10において、星雲・星団
の投映像の形状は多数の透過孔1の集合により表現され
るが、視認によって観察される星雲・星団内の明暗の様
子は、透過孔の大小及び透過孔同士の距離の設定により
表現される。即ち、光源20よりの光は透過孔1を通過
することによりスクリーン面に投映される訳だが、透過
孔の有無及びその大きさにより場所ごとの透過光量が変
化し、この透過光量の変化が投映像の形状及び明暗模様
(絵柄)となって表れる。図4はこの透過孔1と透過光
量の関係を示す説明図であり、図中符号Xは投映原板1
0の星雲・星団箇所のX−X方向の透過光量の変化を示
すグラフ、同じくYはY−Y方向の透過光量の変化を示
すグラフを指す。
【0010】参考迄に、現実の星団・星雲を投映するた
めの投映原板10の実例としてオメガ星団の投映パター
ンを施したものを図6に、同じくM31星雲の投映パタ
ーンを施したものを図7に示す。
【0011】図中符号14は、星雲又は星団の形状に対
応する透過孔1を通過する光を拡散させるための拡散板
を指す。この拡散板14は片面又は両面を微細な凹凸面
を有する拡散面としたガラス又は、アクリル等の樹脂製
の板からなるものであり、透過性を有するものであれば
無色透明なものに限らず、半透明であっても、着色した
ものであってもよい。この拡散板14は図1に示すよう
に投映原板10に設けても、或いは図2に示すように投
映原板10に設けてもよい。又、拡散面を形成する手段
としては、ここでは表面を粗擦りする手段の他、表面を
腐食処理する手段や表面に拡散性のある塗料を塗布する
手段を想定しているが、これら以外の手段でもよいこと
は勿論である。
【0012】一方、この拡散板14は必ずしも微細な凹
凸面を有する拡散面を有する必要はなく、拡散物質を混
成したアクリル等の有機樹脂をもって成形したものであ
ってもよい。
【0013】図3はこの発明の異なる実施例を示すもの
である。この実施例においては、拡散板をもって星雲又
は星団の形状に対応する透過孔1を通過する光を拡散さ
せるのでなく、投映原板10の基板11上にして、星雲
又は星団の形状に対応する箇所に拡散面15を設けるこ
とにより光を拡散させている。
【0014】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の投映方法
によれば、透過孔を通過した光を拡散させることによ
り、膨大な星の集合からなり一つの面積を持ったぼやっ
とした雲のように視認できる星雲・星団を忠実に再現す
ることが可能となる。即ち、従来技術における星雲・星
団の投映像が平面的な印象しか与えなかったのに比し、
この発明の投映方法によれば立体的な印象を与え、又、
星雲・星団の周縁部のボケ味もリアルに再現できること
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の投映方法に使用する投映原板の断面
図。
【図2】同上、異なる実施例の投映原板の断面図。
【図3】同上、異なる実施例の投映原板の断面図。
【図4】この発明の投映方法に使用する投映原板の透過
光量を説明するための説明図。
【図5】この発明の投映方法に使用する光学系の側面
図。
【図6】この発明の投映方法に使用する投映原板の実例
を示す要部の平面図。
【図7】この発明の投映方法に使用する投映原板の実例
を示す要部の平面図。
【符号の説明】
1 (星雲・星団の)透過孔 10 投映原板 14 拡散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑田 和仁 東京都府中市矢崎町4丁目16番地 株式会 社五藤光学研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投映光学系中に配される投映原板におい
    て、透過孔の集合により星雲又は星団の投映像の形状を
    表現すると共に、星雲又は星団の形状に対応する透過孔
    を通過する光を拡散させる手段を設けたことを特徴とす
    るプラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  2. 【請求項2】 投映原板の表面又は裏面にして星雲又は
    星団の形状に対応する箇所に、片面又は両面を拡散面と
    したガラス又は樹脂製の拡散板を重ね合わせた請求項1
    記載のプラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方
    法。
  3. 【請求項3】 投映原板の基板上にして、星雲又は星団
    の形状に対応する箇所に拡散面を設けた請求項1記載の
    プラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  4. 【請求項4】 表面を粗擦りすることにより微細な凹凸
    面を有する拡散面とした、請求項2又は3記載のプラネ
    タリウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  5. 【請求項5】 表面を腐食処理することにより微細な凹
    凸面を有する拡散面とした、請求項2又は3記載のプラ
    ネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  6. 【請求項6】 表面に拡散性のある塗料を塗布すること
    により拡散面とした、請求項2又は3記載のプラネタリ
    ウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  7. 【請求項7】 拡散物質を混成したアクリル等の有機樹
    脂をもって拡散板を成形した、請求項2記載のプラネタ
    リウムにおける星雲又は星団の投映方法。
  8. 【請求項8】 投映原板は恒星投映原板と独立して設け
    られる請求項1から6の何れかに記載のプラネタリウム
    における星雲又は星団の投映方法。
  9. 【請求項9】 投映原板は恒星投映原板と共有して設け
    られる請求項1から6の何れかに記載のプラネタリウム
    における星雲又は星団の投映方法。
JP19273096A 1996-07-04 1996-07-04 プラネタリウムにおける星雲又は星団の投映方法 Pending JPH1020773A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003122247A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Minoruta Puranetariumu Kk プラネタリウム装置および星野投映原板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003122247A (ja) * 2001-10-17 2003-04-25 Minoruta Puranetariumu Kk プラネタリウム装置および星野投映原板

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