JPH10207230A - 画像形成機 - Google Patents

画像形成機

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JPH10207230A
JPH10207230A JP9005411A JP541197A JPH10207230A JP H10207230 A JPH10207230 A JP H10207230A JP 9005411 A JP9005411 A JP 9005411A JP 541197 A JP541197 A JP 541197A JP H10207230 A JPH10207230 A JP H10207230A
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JP
Japan
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pair
housing
developing device
developing
developer
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Pending
Application number
JP9005411A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Endo
裕久 遠藤
Shinsuke Kawashima
伸介 川島
Shinichi Kodera
伸一 小寺
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムと現像スリーブとの間の間隙を
所定に値に高精度に保持することができるとともに、現
像装置を感光体ドラムに近接する押圧位置と該押圧位置
から後退せしめる押圧解除位置までの距離を大きくしな
くても現像装置の脱着に問題が生じない画像形成機を提
供する。 【解決手段】 感光体ドラムを回転自在に支持する一対
の感光体支持部材に装着された一対の当接部材と、現像
剤適用手段に装着され現像装置が押圧位置に位置付けら
れた状態で当接部材に当接する一対の規制部材とを具備
画像形成機であって、上記一対の当接部材と一対の規制
部材との当接位置が、手前側が奥側より感光体ドラム側
に位置するように一対の当接部材と一対の規制部材が構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機およ
び静電式印刷機等の画像形成機、更に詳しくは機体ハウ
ジングに現像装置を着脱可能に装着するように構成した
画像形成機および画像形成機に用いる現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機や静電式印刷機等の画像形
成機においては、機体ハウジングに配設された像担持体
としての感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーに
現像するための現像装置を備えている。静電潜像をトナ
ーに現像するための現像装置としてキャリアとトナーと
からなる所謂二成分現像剤を使用する形式のものが広く
実用化されている。このような二成分現像剤を使用する
形式の現像装置においては、現像剤を該感光体ドラムに
向けて搬送する現像剤適用手段を備え、感光体ドラムと
現像剤適用手段を構成する現像スリーブとの間の間隙を
所定の値に保持しつつ、現像スリーブの周表面に現像剤
を保持して感光体ドラムに向けて搬送し、感光体ドラム
と現像スリーブとの間に電界を形成し、感光体ドラムに
対向する現像域において現像スリーブの周表面上の現像
剤を上記電界によって感光体ドラムに形成された静電潜
像に作用せしめてトナー像に現像する。
【0003】上述した形式の現像装置においては、感光
体ドラムと現像スリーブとの間の間隙を所定の値に精度
良く保持することが重要である。感光体ドラムと現像ス
リーブとの間の間隙を所定の値に保持する方式として、
半径寸法が現像スリーブの半径寸法に上記間隙に相当す
る所定の値を加えた半径寸法に構成されたコロを現像ス
リーブの両端部における外周面に装着し、該両コロを感
光体ドラムの外周面に当接せしめることにより、感光体
ドラムと現像スリーブとの間の間隙を所定に値に保持す
るものが実用化されている。感光体ドラムと現像スリー
ブとの間の間隙を所定の値に保持する他の方式として
は、感光体ドラムを回転可能に支持する軸受部材に当接
部材を設け、該当接部材に現像スリーブを回転可能に支
持した軸受部材を当接せしめることにより、感光体ドラ
ムと現像スリーブとの間の間隙を所定に値に保持するも
のが例えば特開平5ー88538号公報に開示されてい
る。
【0004】一方、現像装置においては、所定時間稼働
すると現像装置をユニット毎に交換する方式が実用化さ
れている。現像装置の交換を容易にするためには、現像
装置を機体ハウジングに着脱可能に装着する構成となる
が、一般的には、機体ハウジングの手前側から現像装置
を装着および引き出す方式が採られている。また、機体
ハウジングに装着された現像装置は、画像形成時には感
光体ドラムに近接する押圧位置に位置付けられ、そし
て、現像装置を取り出すときには上記押圧位置から後退
した押圧解除位置に作動させる必要がある。このため、
画像形成機は現像装置を押圧位置と押圧解除位置とに位
置付ける押圧作動機構を具備している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、感光体ドラム
と現像スリーブとの間の間隙を現像スリーブの両端部に
装着されたコロによって保持する方式のものにおいて
は、感光体ドラムとコロとの間に飛散したトナーが侵入
し、この侵入したトナーが摩擦熱および押圧力によって
コロの表面に融着して、感光体ドラムと現像スリーブと
の間の間隙を変化させるという問題がある。また、この
方式においては、現像スリーブの両端部に装着されたコ
ロが感光体ドラムの周表面に圧接されているので、感光
体ドラムの削れが生じて、感光体ドラムと現像スリーブ
との間の間隙を変化させるという問題がある。
【0006】一方、現像スリーブの軸受部材を感光体ド
ラムの軸受部材に設けられた当接部材に当接せしめるこ
とにより、感光体ドラムと現像スリーブとの間の間隙を
所定の値に保持する方式のものは、精度を確保すること
ができるとともに、耐久性においても問題ないが、現像
装置を機体ハウジングの手前側に引き出す際に、上記当
接部材が干渉して邪魔になるため、現像装置の脱着時に
押圧位置から後退せしめる押圧解除位置までの距離を大
きくしないと、現像スリーブ上の現像剤が上記当接部材
によって掻き落とされるという不具合がある。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、感光体ドラムと現像スリ
ーブとの間の間隙を所定の値に高精度に保持することが
できるとともに、現像装置を感光体ドラムに近接する押
圧位置と該押圧位置から後退せしめる押圧解除位置まで
の距離を大きくしなくても現像装置の脱着に問題が生じ
ない画像形成機および画像形成機に用いる現像装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、機体ハウジングと、
該機体ハウジングに手前側および奥側に対向して配設さ
れた一対の感光体支持部材に回転可能に支持された感光
体ドラムと、現像ハウジングと、該現像ハウジングに配
設され該現像ハウジング内に収容された現像剤を該感光
体ドラムに向けて搬送する現像剤適用手段とを備え、該
機体ハウジングの手前側から該機体ハウジングに着脱可
能に装着され且つ該感光体ドラムに対して進退可能に構
成された現像装置と、該現像装置および該移動載置板を
該感光体ドラムに近接する押圧位置と該押圧位置から後
退する押圧解除位置に作動せしめる押圧作動機構と、該
一対の感光体支持部材に各々装着され該現像ハウジング
側に向けて突出する一対の当接部材と、該現像剤適用手
段に装着され該現像装置が該押圧位置に位置付けられた
状態で該当接部材に当接する一対の規制部材と、を具備
する画像形成機において、該一対の当接部材と該一対の
規制部材との当接位置が、手前側が奥側より該感光体ド
ラム側に位置するように該一対の当接部材と該一対の規
制部材を構成した、ことを特徴とする画像形成機が提供
される。
【0009】また、本発明によれば、現像ハウジング
と、該現像ハウジングに配設され該現像ハウジング内に
収容された現像剤を該感光体ドラムに向けて搬送する現
像剤適用手段とを備え、機体ハウジングの手前側から該
機体ハウジングに着脱可能に装着され且つ機体ハウジン
グに配設された感光体ドラムに近接する押圧位置と該押
圧位置から後退する押圧解除位置に進退可能に構成され
た現像装置であって、該現像剤適用手段に装着され現像
装置が該押圧位置に位置付けられた状態で、該感光体ド
ラムを回転自在に支持する一対の感光体支持部材に各々
装着された一対の当接部材に当接する一対の規制部材と
を具備し、該一対の規制部材と該一対の当接部材との当
接位置が、手前側が奥側より該感光体ドラム側に位置す
るように該一対の規制部材を構成した、ことを特徴とす
る画像形成機の現像装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の好適実施形態について、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0011】図1および図2には本発明に従って構成さ
れた画像形成機としての静電複写機が示されている。図
示の静電複写機は、直方体状の機体ハウジング2を具備
している。この機体ハウジング2の上面には、複写すべ
き原稿が載置される静止透明板4と、この静止透明板4
およびその上に載置される原稿を覆うための開閉可能な
原稿押さえ板5が配設されている。機体ハウジング2内
の略中央部には、図1に示すように感光体ドラム6が回
転自在に配設されている。この感光体ドラム6は、図示
しない駆動手段によって矢印60で示す方向に回転駆動
される。該感光体ドラム6の周囲には、矢印60で示す
回転方向に見て順次に、帯電用コロナ放電器8、現像装
置10、転写用コロナ放電器12、剥離用コロナ放電器
14、クリーニングユニット16および除電ランプ18
が配設されている。図示の静電複写機は、上記感光体ド
ラム6の上方に配設された照射ランプ20、第1のミラ
ー22、第2のミラー24、第3のミラー26、レンズ
28、第4のミラー30からなる光学系を具備してい
る。この光学系は、照射ランプ20によって静止透明板
4上に置かれた原稿に照射し、その反射光像を第1のミ
ラー22、第2のミラー24、第3のミラー26、レン
ズ28および第4のミラー30を介して上記感光体ドラ
ム8の外周面上に結像するように構成されている。図示
の静電複写機は、上記転写用コロナ放電器12と感光体
ドラム6との間の転写域に転写紙を供給するための転写
紙供給装置32を備えている。該転写紙供給装置32
は、転写紙を収納する転写紙カセット34a、34b、
転写紙送出ローラ36a、36b、さばきローラ対38
a、38b、案内路40、搬送ローラ対42および4
4、レジストローラ対46を具備している。このように
構成された転写紙供給装置32の上記各ローラ対は、図
示しない駆動手段によって各々回転駆動せしめられる。
また、上記転写域の転写紙送出側には転写紙搬送ベルト
機構48、定着装置50を構成する定着ローラ対52お
よび排出ローラ対54が配設されており、これら搬送ベ
ルト機構および各ローラは図示しない駆動手段によって
各々回転駆動せしめられる。なお、上記各部材を配設し
た機体ハウジング2の前面には、図2に示すように前カ
バー2aがその下縁を支点として開閉可能に装着されて
いる。
【0012】以上のように構成された静電複写機は、感
光体ドラム6が矢印60で示す方向に回転駆動せしめら
れる間に、帯電用コロナ放電器8が感光体ドラム6上の
感光体を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、照射
ランプ20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照
射し、その反射光像が第1のミラー22、第2のミラー
24、第3のミラー26、レンズ28および第4のミラ
ー30を介して前記感光体ドラム6上に走査露光され、
感光体ドラム6上に静電潜像が形成される。しかる後、
感光体ドラム6上の静電潜像が現像装置10によってト
ナー像に現像される。一方、転写紙供給装置32の転写
紙カセット34aまたは34bに収納された転写紙が転
写紙送出ローラ36aまたは36bから案内路40に送
り出され、レジストローラ対46で一端停止し、上記感
光体ドラム6に形成されるトナー像と同期して転写域に
搬送される。転写域に搬送された転写紙は、トナー像が
形成された感光体ドラム6と転写用コロナ放電器12の
間を通過することによってトナー像が転写される。そし
て、トナー像が転写された転写紙は、剥離用コロナ放電
器14の作用によって感光体ドラム6から剥離され、転
写紙搬送ベルト機構48によって定着装置50に搬送さ
れ、ここで加熱定着されて、排出ローラ対54から排出
トレイ56に排出される。また、上述のようにして転写
工程が終了した感光体ドラム6は、クリーニングユニッ
ト16によってその外周面に付着しているトナーが除去
され、更に、除電ランプ18によって感光体表面に除電
光が照射され、除電される。
【0013】次に、現像装置10について図3乃至図1
0を参照して説明する。図示の現像装置10は現像ハウ
ジング100を具備している。適宜の合成樹脂から成形
することができる現像ハウジング100は、底壁101
と、該底壁101の後端(図5において右端)から立設
して形成された後壁102と、底壁101の手前側端お
よび奥側端から立設して形成された前端壁103および
後端壁104と、これら底壁101と後壁102と前端
壁103および後端壁104に囲まれた空間の上方を覆
うカバー壁105を含んでいる。なお、上記前端壁10
3は、感光体ドラム6側(図6において上側)を規定す
る第1の前端壁103aと、後壁102側(図6におい
て下側)を規定する第2の前端壁103bとを備えてい
る。第1の前端壁103aは第2の前端壁103bより
奥側(内側)に位置して構成されており、第1の前端壁
103aと第2の前端壁103bとは接続壁103cに
よって接続されている。現像ハウジング100を構成す
る底壁101には、前後方向(幅方向)(図5において
紙面に垂直方向、図6において左右方向)に隔壁107
が一体形成されており、該隔壁107によって現像ハウ
ジング内が第1の搬送路100aと第2の搬送路100
bを区画形成されている。この隔壁107は、現像ハウ
ジング100の底壁101から実質上鉛直に上方に突出
せしめられており、その下端部両側面は凹円弧形状に形
成されている。隔壁107の前後方向(幅方向)両端部
には夫々現像剤移送口107aおよび107bが設けら
れ、上記第1の搬送路100aと第2の搬送路100b
が連絡されている。隔壁107が設けられた底壁101
には図4および図5に示すように前後方向(幅方向)に
延びる案内溝101aが奥側端から手前側端に渡って形
成されている。なお、案内溝101aの奥側端部(図6
において右端部)には、水平方向両側に広がる案内部1
01bが形成されている。現像ハウジング100のカバ
ー壁105の自由端側には穂切り板108がビス108
aによって装着されている。この穂切り板108は、そ
の下縁が後述する現像剤適用手段110のスリーブ部材
111の周表面に近接して位置せしめられており、スリ
ーブ部材111の周表面に保持されて現像域に搬送され
る現像剤の量を規制する所謂穂切手段として機能する。
また、カバー壁105の上面には穂切りカバー106が
装着されている。この穂切りカバー106は図5に示す
ようにカバー部106aと装着部106bとからなり、
アルミ合金等の板材を折り曲げ形成して構成されてい
る。穂切りカバー106を構成する装着部106bの端
部には、図3に示すようにその中央部に舌片部106c
が設けられている。このように構成された穂切りカバー
106は、装着部106bがビス106e、106eに
よってカバー壁105の上面に装着されている。なお、
穂切りカバー106の自由端部にはシート状シール部材
109が装着されている。このシート状シール部材10
9は、例えばポリエチレンテレフタレート(PETP)
樹脂等の可撓性を有するシート部材によって構成されて
おり、上記穂切りカバー106の自由端部に接着剤によ
って装着され、その自由端が感光体ドラム6の周表面に
軽く接触している。なお、図示の実施形態においては、
上記現像ハウジング100の手前側端には手前側端板1
45がビス等の固定手段によって取付けられている。こ
の手前側端板145は合成樹脂によって形成され、その
下端部中央に把手146が一体成形されている(図3お
よび図9参照)。
【0014】上記現像ハウジング10の最前部(図4お
よび図5において最左部、図6および図7において最上
部)には現像剤適用手段110が配設されている。この
現像剤適用手段110は、実質上水平に幅方向に延在す
るスリーブ部材111と、このスリーブ部材111内に
配設された永久磁石部材112と、該永久磁石部材11
2の軸心を通して配設され該永久磁石部材112と固着
された固定軸113とから構成されている。スリーブ部
材111はアルミニウム等の非磁性材によって構成さ
れ、その両端に圧入された端板111aおよび111b
が固定軸113に回転自在に支持されている。スリーブ
部材111の奥側端(図7において右端)に装着された
端板111bには、上記固定軸113と同一軸線上にス
リーブ軸111cが一体に設けられている。このスリー
ブ軸111cは現像ハウジング10の後端壁104を貫
通して配設され、後端壁104に装着された軸受114
によって回転自在に支持されている。スリーブ軸111
cには入力歯車111aが一体で回転するように装着さ
れているとともに、その奥側に規制部材としての規制コ
ロ115が回転自在に装着されている。上記固定軸11
3は、その奥側端部(図6において右端部)が軸受11
6を介してスリーブ部材111の奥側端板111bを回
転自在に支持し、その手前側端部(図7において左端
部)が現像ハウジング10の第1の前端壁103aを貫
通して配設されている。上記固定軸113における第1
の前端壁103aから突出する手前側端部には平面部1
13aが形成されている。固定軸113の平面部113
aを備えた手前側端部は、該手前側端部と同一断面形状
の嵌合穴117aを有し上記現像ハウジング10の前端
壁103を構成する第1の前端壁103aに装着された
回転規制部材117に嵌合されている。また、固定軸1
13における回転規制部材117より手前側には、固定
軸113の手前側端部と同一断面形状の嵌合穴118a
を有する規制部材としての規制コロ118が嵌合されて
いる。この規制コロ118の直径は、上記規制コロ11
5の直径より大径に形成されている。なお、図示の実施
形態においては、上記両規制コロ115および118と
もスリーブ部材111の直径より小径に形成されてい
る。以上のように構成された現像剤適用手段110のス
リーブ部材111は、図示しない電動モータでよい回転
駆動源に伝動連結された上記入力歯車114を介して矢
印111aで示す方向に回転駆動せしめられる。
【0015】上記現像剤適用手段110の奥側に装着さ
れた規制部材としての規制コロ115と手前側に装着さ
れた規制部材としての規制コロ118に関連して、上記
回転ドラム6を回転自在に支持する一対の感光体支持部
材を構成する軸受61および62のアウターレース61
1および621には、図6に示すように一対の当接部材
63および64が装着されている。手前側の軸受62に
装着された当接部材64は、図4に示すようにその上端
が手前側に折り曲げ形成された固定フランジ641を備
えており、この固定フランジ641を挿通して配設され
たビス65および側部を挿通して配設されたビス66に
よって機体ハウジングに装着された図示しない感光体支
持体に固定されている。なお、奥側の軸受61に装着さ
れた当接部材63も同様な構成で図示しない感光体支持
体に固定されている。このようにして一対の感光体支持
部材に装着された一対の当接部材63および64は、上
記一対の規制コロ115および118と各々当接する当
接部631および641を備えている。この一対の当接
部材63および64における当接部631および641
は、上記一対の規制コロ115および118の直径に対
応して手前側当接部641が奥側当接部631より短く
構成されている。従って、現像装置10が後述する押圧
作動機構によって図7で示す押圧位置に位置付けられる
と、一対の規制コロ115および118が一対の当接部
材63および64の当接部631および641に各々当
接する。なお、図示の実施形態においては、手前側の規
制コロ118の直径は奥側の規制コロ115の直径より
大径に形成されているので、一対の当接部材63および
64の当接部631および641に各々当接した状態に
おいて、その当接位置は手前側が奥側より感光体ドラム
6側に位置することになる。この状態で、感光体ドラム
6と現像剤適用手段110を構成するスリーブ部材11
1との間には、図7に示すように所定の間隙(s)が軸
方向に均一に形成される。
【0016】上記現像ハウジング10には、現像剤適用
手段110の後方(図4において右方、図6および図7
において下側)に現像剤攪拌搬送手段120が配設され
ている。この現像剤攪拌搬送手段120は、図示の実施
形態においては上記第1の搬送路100aに配設された
第1のスパイラルローラ121と、上記第2の搬送路1
00bに配設された第2のスパイラルローラ122と、
該第2のスパイラルローラ122と上記現像剤適用手段
110との間に配設されたパドルローラ123を含んで
いる。これら第1のスパイラルローラ121および第2
のスパイラルローラ122の各々の回転軸は、その手前
側端部が現像ハウジング10の第2の前端壁103bを
貫通して各々配設され、その奥側端部が現像ハウジング
10の後端壁104を貫通して各々後方に突出してお
り、その突出端部には各々入力歯車121aおよび入力
歯車122aが装着されている。また、パドルローラ1
23の回転軸は、その手前側端部が現像ハウジング10
の第1の前端壁103aを貫通して配設され、その奥側
端部が現像ハウジング10の後端壁104を貫通して後
方に突出しており、その突出端部には入力歯車123a
が装着されている。上記入力歯車121aと入力歯車1
22aおよび123aは互いに噛合係合し、上記スリー
ブ部材111の入力歯車114を介して図示しない回転
駆動源に伝動連結されており、各々矢印で示す方向に回
転駆動せしめられる。矢印で示す方向に回転駆動される
第1のスパイラルローラ121は現像剤を攪拌しつつ手
前側から奥側(図5において左側から右側)に搬送し、
第2のスパイラルローラ122は現像剤を攪拌しつつ奥
側から手前側(図6において右側から左側)に搬送す
る。また、パドルローラ123は現像剤を攪拌しつつ上
記現像剤適用手段110に送る。
【0017】上記現像剤適用手段110の固定軸113
の手前側端部には、スリーブ部材111にバイアス電圧
を印加するためのハーネス125の一端に接続された端
子板126が接続固定されている。この端子板126は
現像ハウジング10の第1の前端壁103aに形成され
たボス1031にビス128によって固定されている。
上記バイアス電圧印加用ハーネス125は現像ハウジン
グ10の第2の前端壁103bの側面に沿って後壁10
2に向けて配設され、第2の前端壁103bの後端で直
角に屈曲され後壁102に沿って後端壁104に向けて
配設されている。なお、第2の前端壁103bの側面に
は、前端から後端に渡ってハーネス挿通用の凹溝103
2が形成されており、該凹溝1032にハーネス125
が挿通される。ハーネス125の他端にはコネクタ12
7が接続されており、このコネクタ127が電源と接続
された図示しないソケットに接続されるようになってい
る。なお、第1の前端壁103aと第2の前端壁103
bとを有する前端壁103の側面には、後述する手前側
端板145が装着される。このように、現像剤適用手段
110のスリーブ部材111にバイアス電圧を印加する
ためのハーネス125が現像ハウジング10の第2の前
端壁103bの側面に設けられた凹溝1032に挿通さ
れるように構成されているので、前端壁103bの側面
にハーネス125を装着するための装着部品を設ける必
要がない。従って、前端壁103bの側面から突出する
部品がないため、現像装置の幅方向寸法を小さくするこ
とができ、現像装置自体の小型化を達成することができ
る。
【0018】上記現像ハウジング10を構成するカバー
壁105における上記第1のスパイラルローラ121お
よび第2のスパイラルローラ122の上方に対向する位
置には図6に示すように現像剤落下開口105aを備え
た現像剤カートリッジ装着部が設けられているととも
に、該現像剤落下開口105aよりも手前側における上
記第1のスパイラルローラ121の上方に対向する位置
にはトナー供給部130が設けられている。このトナー
供給部130は、図3に示すようにカバー壁105に立
設して形成された仕切り壁131、132、133と上
記現像ハウジング10の手前側端部に装着された手前側
端板145とによって囲まれる空間134を備えてい
る。この空間134内には、カバー壁105に立設して
形成された隔壁135、136、137と上記手前側端
板145およびカバー壁105とによって囲まれるトナ
ー供給室138が設けられている。このトナー供給室1
38を形成するカバー壁105における手前側端部には
図9に示すようにトナー落下開口105bが形成されて
いる。トナー供給室138には上記トナー落下開口10
5bを開閉する円柱状の開閉弁139が配設されてい
る。該開閉弁139と上記隔壁135との間にはコイル
ばね140が配設されており、該コイルばね140のば
ね力によって開閉弁139は上記手前側端板145に向
けて付勢されている。なお、手前側端板145には、上
記開閉弁139と対向する位置に開閉弁139の直径よ
り小さい直径を有する開口145aが形成されている。
また、上記トナー供給部130を構成する空間134内
には、該空間134を形成する仕切り壁131の下端か
ら上記トナー供給室138を形成する隔壁135の上端
に向けて傾斜する傾斜面を有するシール剥がし案内部材
141が設けられている。なお、上記トナー供給部13
0の空間134を形成する現像剤カートリッジ装着部側
の仕切り壁131には、図9に示すようにその下端部に
シール挿通口131aが設けられているとともに、その
中間部に係止開口131bが設けられている。また、ト
ナー供給部130の空間134を形成する仕切り壁13
2および133の上端部には、その各々内側に段差部1
32aおよび133aが設けられている。
【0019】上記トナー供給部130を構成する空間1
34の上側にはカバー部材142が着脱可能に配設され
る。合成樹脂によって一体成形されたカバー部材142
は、平面状のカバー部143と該カバー部143の一端
から略直角に延びる係合部144とからなり、該係合部
144の先端には係合突起144aが設けられている。
このように構成されたカバー部材142をトナー供給部
130に装着するには、カバー部143の他端部を上記
手前側端板145に設けられた係止部145bに挿入係
合し、係合部144を上記仕切り壁131の手前側の壁
面に沿って下方に押すと、係合部144は弾性変形しつ
つ下降し、係合突起144aが仕切り壁131に設けら
れた係止開口131bに係合せしめる。このとき、カバ
ー部材142の両側下面が仕切り壁132および133
に設けられた段差部132aおよび133aに当接す
る。このようにしてトナー供給部130に装着されたカ
バー部材142を外す場合は、後述する現像剤カートリ
ッジが外された状態で、仕切り壁131の奥側から係止
開口131bに例えばドライバーを差し込み、係合突起
144aを押すと係合部144が弾性変形して係止開口
131bとの係合が外れ、この状態で係合部144を上
方に持ち上げつつ奥側に移動させることにより、カバー
部143の他端部を前端壁103に設けられた係止部1
03bから抜き取ればよい。
【0020】上記現像ハウジング10を構成するカバー
壁105における現像剤落下開口105bが設けられた
現像剤カートリッジ装着部には、現像剤カートリッジ1
50が着脱自在に装着され適宜の固定手段によって固定
されている。現像剤カートリッジ150は、キャリアと
トナーとを所定の比率で混合した現像剤155を収納し
たカートリッジ本体151と、該カートリッジ本体15
1の下側に形成された開口を覆い溶着または接着剤によ
って剥離可能に装着されたシール部材152とを含んで
いる。シール部材152はナイロンフィルムの如き可撓
性を有する適宜の合成樹脂フィルムから形成され、一端
がカートリッジ本体151の手前側端部に貼着されカー
トリッジ本体151の奥側の端部まで貼着した後に折り
返されて、その他端部が上記仕切り壁131の下端部に
形成されたシール挿通口131aを通して上記シール剥
がし案内部材141の上に配設される。そして、このシ
ール部材141の他端は、上記トナー供給部130を構
成する空間134の上側を通過して上記手前側端板14
5に設けられたシール挿通口145cを通して機体ハウ
ジングの手前側に位置付けられている。なお、現像剤カ
ートリッジ150を現像ハウジング10に装着するとき
には、上記カバー部材142は外され、現像剤カートリ
ッジ150を装着してシール部材152がシール剥がし
案内部材141の上側を通過して上記手前側端板145
に設けられたシール挿通口145cを通して機体ハウジ
ングの手前側に位置付けらた後にカバー部材142を装
着する。
【0021】上記のように構成された現像装置10は、
後述するように機体ハウジング2に着脱自在に装着され
る。現像装置10の持ち運びを容易にするために、図示
の実施形態においては図3、図5および図10に示すよ
うに現像ハウジング10を構成するカバー壁105の上
面に把手構造を備えている。把手構造は可撓性を有する
合成樹脂ベルトによって構成された把手160を具備し
ている。この把手160は、その両端部に各々長穴16
0a、長穴160aが設けられており、該長穴160
a、長穴160aを挿通して配設された装着部材として
のビス161 161によってカバー壁105に取り付
けられる。なお、ビス161 161は把手160の厚
さより厚い段付き部161a、161aが設けられてお
り、従って、把手160は長穴160a、長穴160a
の範囲で移動することができる。このとき、両ビス間に
は把手160の下側に上記穂切り板106を構成する装
着部106bに設けられた舌片部106cが挿入した状
態で装着される。把手160とカバー壁105の間に舌
片部106cが介在することによって、舌片部106c
の両端上縁により把手160の中央部が浮き上げられ、
把手160と舌片部106cとの間に空隙162が形成
される。この空隙162によって把手160と舌片部1
06cとの間に指の先端を入れることが容易となり、把
手160が持ち易くなる。図示の実施形態においては、
把手160とカバー壁105の間に介在せしめる部材
は、現像装置10の構成部品である穂切り板106の一
部からなっているので、上記間隙を形成するための部材
を別途設ける必要がないため、安価な把手構造を得るこ
とができる。
【0022】次に、機体ハウジング2に装着された現像
装置10を上記感光体ドラム6に近接する押圧位置と、
該押圧位置から後退する押圧解除位置に作動せしめる押
圧作動機構について、図11乃至図14を参照して説明
する。機体ハウジング2内には、手前側側板200と奥
側側板201が互いに平行に配設されている。手前側側
板200と奥側側板201との間には固定板203がビ
ス204等の固定手段によって取り付けられている。固
定板203の下側には、2個の作動板205、205が
各々支軸206、206によって回動可能に支持されて
いる。2個の作動板205、205には、各々作動ピン
207、207が固定されている。この作動ピン20
7、207は、夫々作動板205、205に上方に突出
して取り付けられており、上記固定板203に形成され
た開口203a、203aを貫通して配設されている。
また、2個の作動板205、205には、各々ばね係止
部205a、205aが折り曲げ形成されており、該ば
ね係止部205a、205aに押圧ばね手段としての引
っ張りコイルばね208、208の各々一端が係止され
ている。引っ張りコイルばね208、208は、各々そ
の他端が上記固定板203の下面に取り付けられた支持
ブラケット209、209に係止され、夫々作動板20
5、205を支軸206、206を中心として図10に
おいて反時計方向に回動すべく付勢している。
【0023】上記2個の作動板205、205の下側に
は作動杆210が配設されている。この作動杆210に
は、長手方向(前後方向)に細長い長穴210a、21
0aが形成されている。そして、作動杆210は、長穴
210a、210aを挿通し上記固定板203に取り付
けられたブラケット211、211に固定された支持ピ
ン212、212によって前後方向に移動可能に支持さ
れている。この作動杆210には、上記作動板205、
205と各々対応する位置に長手方向(前後方向)と直
角方向に細長い長穴210b、210bが形成されてお
り、該長穴210b、210bに上記作動板205、2
05における支軸206、206とばね係止部205
a、205aの中間位置に取り付けられた作用ピン21
5、215が挿通するように構成されている。従って、
作動杆210を図11において矢印213で示す方向に
作動すると作用ピン215、215を介して作動板20
5、205が支軸206、206を中心として図11に
おいて時計方向に回動せしめられ、作動杆210を図1
1において矢印214で示す方向に作動すると作用ピン
215、215を介して作動板205、205が支軸2
06、206を中心として図11において反時計方向に
回動せしめられる。
【0024】次に、上記作動杆210を矢印213およ
び214に作動せしめる押圧作動機構について図11乃
至図13を参照して説明する。機体ハウジング2に配設
された上記手前側側板200の手前側側面における上記
作動杆210と対応する位置に、L字形の一対の支持ブ
ラケット230、230が上記固定板203を取り付け
たビス204、204によって共締めされている。この
支持ブラケット230、230には、後述する押圧レバ
ーを回動可能に支持する支持ピン231が水平に配設さ
れる。また支持ブラケット230、230には、上記支
持ピン231を中心として略90度の角度に渡って円弧
状の長穴230aが形成されている。このように構成さ
れた支持ブラケット230、230に押圧レバー240
が装着される。押圧レバー240はレバー部241と装
着部242とからなり、合成樹脂によって一体成形され
ている。押圧レバー240の装着部242が上記支持部
ラケット230、230に装着される支持ピン231に
よって回動可能に取り付けられる。押圧レバー240の
装着部242には案内ピン243が配設されており、こ
の案内ピン243が上記支持部ラケット230、230
に形成された円弧状の長穴230aに嵌合するように構
成される。従って、押圧レバー240が支持ピン231
を中心として回動すると、案内ピン243が円弧状の長
穴230aに沿って移動する。円弧状の長穴230aは
上記のように略90度の角度に渡って形成されているの
で、案内ピン243が略90度の角度範囲移動すること
ができるため、押圧レバー240は略90度の角度範囲
で回動することができる。即ち、図示の実施形態におい
ては、押圧レバー240は図11に示す垂直状態である
第1の位置と、図12に示す水平状態である第2の位置
の範囲において回動することができる。このように構成
された押圧レバー240は、連結リンク245を介して
上記作動杆210と連結される。即ち、連結リンク24
5の一端は上記案内ピン243によって押圧レバー24
0の装着部242に連結され、連結リンク245の他端
は上記作動杆210の一端と連結ピン246によって連
結される。
【0025】図示の実施形態における押圧作動機構を構
成する押圧レバー240は上記のように構成されてお
り、以下、上記支持ピン231と案内ピン243および
連結ピン246の位置関係について説明する。押圧レバ
ー240が図13に示すように水平状態である第2の位
置に位置付けられた状態においては、案内ピン243が
連結ピン246と支持ピン231とを結ぶ線より上側に
位置付けられる。従って、上記引っ張りコイルばね20
8、208のばね力によって作動板205、205およ
び作用ピン215、215を介して作動杆210を矢印
214で示す方向に作動させようとする力は、連結ピン
246および連結リンク245を介して案内ピン243
に作用するため、図13に示すように第2の位置に位置
付けられた押圧レバー240には、支持ピン231を中
心として図12において反時計方向に回動させようとす
る力が作用するので、押圧レバー240は図13に示す
水平状態、即ち第2の位置に維持される。一方、押圧レ
バー240が図12に示すように垂直状態である第1の
位置に位置付けられた状態においては、案内ピン243
が連結ピン246と支持ピン231とを結ぶ線より下側
に位置付けられる。従って、上記作動杆210に作用す
る矢印214で示す方向の力は、連結ピン246、連結
リンク245および案内ピン243を介して図12に示
すように第1の位置に位置付けられた押圧レバー240
にピン231を中心として図12において時計方向に回
動させるように作用するため、押圧レバー240は図1
2に示す垂直状態、即ち第1の位置に維持される。この
ように、図示の実施形態においては、押圧レバー240
は上記第1の位置および第2の位置に位置付けられた状
態で、上記引っ張りコイルばね208、208のばね力
によって夫々その状態が維持されるので、振動等によっ
てガタつくことはなく安定する。
【0026】上記固定板203の上側には移動載置板2
20が配設される。この移動載置板220は、図14に
示すように載置部221と、該載置部221の手前側端
部から突出して設けられ下方に折り曲げ形成された第1
の案内部222、222と、載置部221の奥側端部か
ら上方に折り曲げ形成された第2の案内部223、およ
び載置部221の後側端部から上方に折り曲げ形成され
た後壁部224を備えている。移動載置板220を構成
する載置部221には、上記作動ピン207、207を
嵌合する2個の長穴221a、221aが形成されてい
る。また、移動載置板220を構成する載置部221の
後壁部224と反対側の端縁には、幅方向に延びる案内
レール221bが設けられている。移動載置板220を
構成する第1の案内部222、222には、案内長穴2
22a、222aが形成されている。移動載置板220
を構成する第2の案内部223には、2個の案内ピン2
26、226が外方に突出して取付けられているととも
に、2個の位置決めピン227、227が内方に突出し
て取付けられている。上記移動載置板220を構成する
後壁部224の上端縁には、幅方向に延びる案内レール
224bが設けられている。このように構成された移動
載置板220は、上記第1の案内部222、222が手
前側側板200の上端に載置され、第2の案内部223
に取り付けられた案内ピン226、226が上記奥側側
板201に形成された長穴201a、長穴201aに嵌
合されて水平状態に支持される。なお、この状態で第1
の案内部222、222に形成された案内長穴222
a、222aには、各々手前側側板200に取り付けら
れた案内ピン228が嵌合される。また、移動載置板2
20を構成する載置部221に形成された長穴221
a、221aには、上記作動ピン207、207が嵌合
される。このように構成された移動載置板220の載置
部221上に上記現像装置10が着脱自在に載置され
る。現像装置10を載置部221に載置するには、現像
装置10の奥側端部を載置部221の手前側に乗せ、奥
側に押し込んでいく。このとき、現像ハウジング100
の底壁101に設けられた案内溝101aを上記作動ピ
ン207、207に嵌合しつつ現像装置10を奥側に摺
動させる。現像装置10は所定の位置まで押し込まれる
と、移動載置板220を構成する第2の案内部223に
取り付けられた2個の位置決めピン227、227に現
像装置10の奥側端壁に設けられた図示しない位置決め
穴が嵌合して、現像装置10は移動載置板220上の所
定位置に載置される。
【0027】次に、機体ハウジング2の所定位置に移動
可能に配設された移動載置板220と上記押圧レバー2
40の位置関係について説明する。図12に示すように
押圧レバー240は、垂直状態である第1の位置に位置
付けられた状態においては、その一部(図示の実施形態
においてはレバー部241)が移動載置板220の上面
(載置面)より上側に位置している。従って、押圧レバ
ー240が第1の位置に位置付けられた状態では、移動
載置板220に現像装置10を着脱することができな
い。そして、図示の実施形態においては、押圧レバー2
40が第1の位置に位置付けられた状態では、押圧レバ
ー240のレバー部241が移動載置板220に載置さ
れた現像装置10の手前側端部を構成する上記手前側端
板145に設けられた把手146と対向する位置に位置
付けられる。従って、押圧レバー240が第1の位置に
位置付けられた状態では、現像装置10を機体ハウジン
グ2から引き出ときに用いる把手146を把持すること
ができない。また、図13に示すように押圧レバー24
0は、水平状態である第2の位置に位置付けられた状態
においては、移動載置板220の上面(載置面)と略同
一高さに位置している。従って、押圧レバー240が第
2の位置に位置付けられた状態では、移動載置板220
に現像装置10を着脱することができ、押圧レバー24
0は現像装置10を着脱する際に案内テラスとして機能
する。案内テラスとして機能する第2の位置に位置付け
られた押圧レバー240は、上記のように上記引っ張り
コイルばね208、208によって第2の位置に保持さ
れるように付勢されているので、ガタつくことなく安定
し、上記現像装置10の着脱操作が簡単かつ容易とな
る。
【0028】次に、上記現像装置10にトナーを補給す
るためのトナー補給装置について、図6、図8および図
15および図16を参照して説明する。トナー補給装置
300は、機体ハウジング2内に設けられた手前側側板
200の手前側(図6、図8および図15において左
側)に配設される。図示の実施形態におけるトナー補給
装置300は、トナーカートリッジ310と、該トナー
カートリッジ310を着脱可能に装着するホッパー33
0と、該ホッパー330を収納支持するホッパー支持ハ
ウジング350と、該ホッパー支持ハウジング350を
機体ハウジング2に水平面内において回動可能に支持す
る開閉支持手段380とを具備している。
【0029】上記トナーカートリッジ310は公知の構
成でよく、トナーを収納したトナーカートリッジ本体3
11を備えている。トナーカートリッジ本体311の底
壁には開口(図示せず)が形成されており、底壁の底面
に開口を閉塞するフィルム状のシール部材(図示せず)
が剥離可能に装着されている。このシール部材は、ホッ
パー330に装着された後、図示しないシール巻取り手
段によって剥離されるように構成されている。
【0030】上記ホッパー330は、ホッパー本体33
1と、該ホッパー本体331の上部に設けられ上記トナ
ーカートリッジ310を着脱可能に装着するトナーカー
トリッジ装着部332と、ホッパー本体331の下部に
配設され上記現像装置10にトナーを搬送するトナー搬
送手段333を備えている。トナー搬送手段333は、
ホッパー本体331の下部から水平に突出して配設され
たスパイラルローラ334と、該スパイラルローラ33
4の突出部に嵌合された案内筒335を備えている。こ
の案内筒335の先端部下側にはトナー排出口335a
が形成されている。なお、トナー搬送手段333を構成
するスパイラルローラ334の回転軸334aには、後
述する駆動手段と伝動連結する入力歯車336が装着さ
れている。
【0031】上記ホッパー支持ハウジング350は、底
壁351と前壁352と後壁353および側壁354と
によって箱状に構成されている。なお、前壁352には
上記スパイラルローラ334の突出部が貫通可能な開口
が設けられている。このように構成されたホッパー支持
ハウジング350の上端には中央部に開口を有する取付
け板356が装着され、この取付け板356に上記ホッ
パー330が装着されるようになっている。ホッパー支
持ハウジング350内には、上記スパイラルローラ33
4を回転駆動するための駆動手段360が配設されてい
る。この駆動手段360は、電動モータ361と、該電
動モータ361の回転軸に装着された駆動歯車362
と、該駆動歯車362と噛み合う第1の中間歯車363
と、該第1の中間歯車363および上記スパイラルロー
ラ334の入力歯車336と噛み合う第2の中間歯車3
64とによって構成されている。
【0032】上記開閉支持手段380は、機体ハウジン
グ2内に配設された手前側側板200および後側板20
2にボルト・ナット等の固定手段381によって装着さ
れた支持部材382と、該支持部材382の上側に配設
され後側板202にボルト・ナット等の固定手段383
によって装着された開閉案内部材384を備えている。
支持部材382には機体ハウジングの前後方向(図6お
よび図16において左右方向)に細長く形成された直線
状の第1の案内穴382aが設けられている。上記開閉
案内部材384には、支持部材382に設けられた第1
の案内穴382aと平行に形成された直線部384b
と、該直線部384bの手前側端部(図6および図16
において左端部)と連続して形成された円弧部384c
とを有する第2の案内穴384aが設けられている。こ
の第2の案内穴384aと上記第1の案内穴382aと
の関係について説明すると、第2の案内穴384aを構
成する直線部384bの長さは第1の案内穴382aの
長さと同一に構成されており、第2の案内穴384aを
構成する円弧部384cは第1の案内穴382aの手前
側端部を中心とし第1の案内穴382aと第2の案内穴
384aを構成する直線部384bとの間隔寸法を半径
とする略90度の角度に渡る円弧に構成されている。
【0033】上記第1の案内穴382aには上記ホッパ
ー支持ハウジング350を構成する底壁351に装着さ
れた支持板385に取り付けられた第1の案内ピン38
6が移動可能に嵌合され、上記第2の案内穴382aに
は上記ホッパー支持ハウジング350の上端に装着され
た取付け板356取り付けられた第2の案内ピン387
が移動可能に嵌合される。そして、第1の案内ピン38
6と第2の案内ピン387は、トナー補給装置300が
図6、図8および図15に示す作用位置に位置付けられ
た状態で夫々第1の案内穴382aと第2の案内穴38
4aを構成する直線部384bの奥側端部に位置するよ
うに配設されている。従って、トナー補給装置300を
作用位置から手前側(図6、図8および図16において
左側)に引くと、第1の案内ピン386と第2の案内ピ
ン387が上記第1の案内穴382aと第2の案内穴3
84aを構成する直線部384bに沿って夫々その手前
側端部まで移動し、この状態からトナー補給装置300
を第1の案内ピン386を中心として図16において反
時計方向に回動すると第2の案内ピン387が第2の案
内穴384aを構成する円弧部384cに沿って移動
し、図15に示すように略90度の角度移動した開放位
置で該円弧部384cの端部に当接してその移動が規制
される。このように、トナー補給装置300を構成する
ホッパー330は、作用位置から機体ハウジング2の手
前側側方に所定距離移動した後に、その回動位置で水平
面内で回動することができる。なお、ホッパー330が
作用位置に位置付けられた状態で、トナー搬送手段33
3の先端部が図8に示すように上記現像装置10のトナ
ー供給部130のトナー供給室138に配設された開閉
弁139を押し退けてトナー供給室138に位置付けら
れる。
【0034】本発明に従って構成された画像形成機は以
上のように構成されており、以下その作用について説明
する。現像装置10の交換作業を行うには、機体ハウジ
ング2の前面に装着された前カバー2aを図2で示すよ
うに開放した後、トナー補給装置300を構成するホッ
パー330を図6、図8および図15に示す作用位置か
ら機体ハウジング2の手前側側方に所定距離(第1の案
内穴382aおよび第2の案内穴384aを構成する直
線部384bの長さ)移動すると、トナー搬送手段33
3の先端部が上記現像装置10のトナー供給部130か
ら抜け出す。従って、トナー搬送手段333の先端部が
上記現像装置10と干渉することなく回動することが可
能となる。トナー補給装置300を機体ハウジング2の
手前側側方に所定距離引き出した後に、第1の案内ピン
386を中心として図15において反時計方向に回動す
ると第2の案内ピン387が第2の案内穴384aを構
成する円弧部384cに沿って移動し、図16に示すよ
うに略90度の角度移動した開放位置で該円弧部384
cの端部に当接してその移動が規制される。この状態で
機体ハウジング2における現像装置10の手前側が開放
されることになる。
【0035】次に、押圧作動機構を構成する押圧レバー
240を図11および図12に示す第1の位置である垂
直状態から支持ピン231を中心として手前側下方(図
12において支持ピン231を中心として反時計方向)
に回動すると案内ピン243が円弧状の長穴230aに
沿って移動し、略90度の角度回動すると案内ピン24
3が円弧状の長穴230aの端部に当接して図12に示
す第2の位置である水平状態となる。押圧レバー240
が図13に示す第2の位置に位置付けられると、機体ハ
ウジング2内に配設された手前側側板200における現
像装置10の手前側が開放される。一方、押圧レバー2
40の第2の位置への作動に伴い、案内ピン243、連
結リンク245および連結ピン246を介して作動杆2
10が図11および図13において矢印213で示す方
向に作動せしめられる。作動杆210が図12および図
13において矢印213で示す方向に作動すると作用ピ
ン215、215を介して作動板205、205が支軸
206、206を中心として図10において時計方向に
回動せしめられる。これにより、作動板205、205
に装着された作動ピン207、207が支軸206、2
06を中心として図11において時計方向に回動するた
め、該作動ピン207、207と長穴221a、221
aおよび案内溝101aが嵌合している移動載置板22
0および現像ハウジング100を備えた現像装置10
は、図5および図11において右方に移動され、現像装
置10は感光体ドラム2から後退せしめられて押圧解除
位置(脱着位置)に位置付けられる。
【0036】この状態で現像装置10を手前側端板14
5に設けられた把手146を把持して手前側に引き出す
と、水平状態にある第2の位置に位置付けられた押圧レ
バー240に案内されて機体ハウジング2の手前側に引
き出すことができる。なお、現像装置10を現像ハウジ
ング100から引き出す際に、ある程度引き出したら現
像装置10の機体ハウジング2を構成するカバー壁10
5の上面に装着された把手160と上記舌片部106c
との間に形成された空隙162に指の先端を入れ、把手
160を持って現像装置10を容易に引き出すことがで
きる。このように、押圧レバー240を図13に示す水
平状態である第2の位置に位置付けないと、機体ハウジ
ング2内に配設された手前側側板200における現像装
置10の手前側が開放されないので、現像装置10が現
れないため、押圧レバー240を第2の位置に位置付け
て現像装置10の感光体ドラム2側への押圧を解除した
状態でないと現像装置10を引き出すことができない。
従って、現像装置10を引き出す際には、必ず現像装置
10の現像剤適用手段110を構成するスリーブ部材1
11と感光体ドラム6とは引き離されているので、感光
体ドラム6とスリーブ部材111が擦れて感光体ドラム
2およびスリーブ部材111を損傷することが未然に防
止される。また、図示の実施形態においては、現像装置
10が上記押圧位置に位置付けられているとき、一対の
感光体支持部材に装着された一対の当接部材63および
64に当接する現像剤適用手段110に装着された一対
の規制コロ115および118は、手前側の規制コロ1
18の直径が奥側の規制コロ115の直径より大径に形
成されているので、その当接位置が手前側が奥側より感
光体ドラム6側に位置することになる。従って、現像装
置10を機体ハウジング2の手前側に引き出す際に、現
像装置10の押圧位置から押圧解除位置(脱着位置)ま
での距離を大きくしなくても、現像剤適用手段110の
スリーブ部材111上の現像剤が手前側の当接部材64
によって掻き落とされるという不具合は解消される。ま
た、上記現像剤適用手段110に装着された奥側の規制
コロ115の直径は手前側の規制コロ118の直径より
小さく形成されているので、現像装置10を機体ハウジ
ング2の手前側に引き出す際に、奥側の規制コロ115
が感光体ドラム6に接触して感光層を損傷することはな
い。
【0037】機体ハウジング2に装着されていた使用済
の現像装置10を引き出したならば、新しい現像装置1
0を機体ハウジング2に配設された移動載置板220の
載置部221上に載置する。現像装置10を載置部22
1に載置するには、押圧レバー240が図13に示す水
平状態である第2の位置に維持された状態で、現像装置
10の奥側端部を載置部221の手前側に乗せ、上記案
内レール221b、224bに沿って奥側に押し込んで
いく。このとき、現像ハウジング100の底壁101に
設けられた案内溝101aを上記作動ピン207、20
7に嵌合しつつ現像装置10を奥側に摺動させる。現像
装置10は所定の位置まで押し込まれると、移動載置板
220を構成する第2の案内部223に取り付けられた
2個の位置決めピン227、227に現像装置10の奥
側端壁に設けられた図示しない位置決め穴が嵌合して、
現像装置10は移動載置板220上の所定位置に載置さ
れる。
【0038】このようにして、機体ハウジング2に配設
された移動載置板220の所定位置に新しい現像装置1
0を載置したならば、押圧作動機構を構成する押圧レバ
ー240を図13に示す水平状態である第2の位置から
支持ピン231を中心として上方(図13において支持
ピン231を中心として時計方向)に回動すると案内ピ
ン243が円弧状の長穴230aに沿って移動し、略9
0度の角度回動すると案内ピン243が円弧状の長穴2
30aの端部に当接して図12に示す垂直状態である第
1の位置となる。押圧レバー240の第1の位置への作
動に伴い、案内ピン243、連結リンク245および連
結ピン246を介して作動杆210が図11および図1
3において矢印214で示す方向に作動せしめられる。
作動杆210が図11および図12において矢印214
で示す方向に作動すると作用ピン215、215を介し
て作動板205、205が支軸206、206を中心と
して図11において反時計方向に回動せしめられる。こ
れにより、作動板205、205に装着された作動ピン
207、207が支軸206、206を中心として図1
0において反時計方向に回動するため、該作動ピン20
7、207と長穴221a、221aおよび案内溝10
1aが嵌合している移動載置板220および現像ハウジ
ング100を備えた現像装置10は、図4および図11
において右方に移動され、現像装置10は感光体ドラム
2側に押圧する押圧位置に位置付けられる。このよう
に、現像装置10が押圧位置に位置付けられた状態にお
いては、押圧レバー240は垂直状態である第1の位置
にあるため、現像装置10を押圧位置で引き出すことは
できない。
【0039】次に、トナー補給装置300を上記開放位
置から第1の案内ピン386を中心として図16におい
て時計方向に回動すると第2の案内ピン387が第2の
案内穴384aを構成する円弧部384cに沿って移動
し、略90度の角度移動した位置で第2の案内穴384
aを構成する直線部382bに当接してその回動が規制
される。この状態から、トナー補給装置300を奥側に
押すと第1の案内ピン386および第2の案内ピン38
7が第1の案内穴382aおよび第2の案内穴384a
を構成する直線部384bに沿って奥側に移動し、その
奥側端に当接した状態で図6、図8および図15に示す
作用位置に位置付けられる。トナー補給装置300が作
用位置に位置付けられる際に、トナー搬送手段333の
先端部が上記現像装置10のトナー供給部130のトナ
ー供給室138に配設された開閉弁139をコイルばね
140の力に抗して押し退けトナー供給室138に位置
付けられる。なお、トナー補給装置300を作用位置に
位置付けるに際しては、押圧レバー240を図12に示
す垂直状態である第1の位置に位置付けないとトナー補
給装置300が押圧レバー240に干渉して作用位置に
位置付けることができないため、現像装置10を感光体
ドラム2側に押圧する押圧位置への位置付け忘れを防止
することができる。このようにして、トナー補給装置3
00を作用位置に位置付けたならば、機体ハウジング2
の前面に装着された前カバー2aを図2で示すように開
放した状態から上方に回動して閉めることにより、再び
複写可能状態となる。
【0040】次に、現像剤カートリッジ150だけの交
換作業について説明する。上記のようにして、現像装置
10を機体ハウジング2から引き出したならば、現像ハ
ウジング10を構成するカバー壁105上に装着された
現像剤カートリッジ150を取り外す。そして、トナー
供給部130を構成する仕切り壁131の奥側から係止
開口131bに例えばドライバーを差し込み、カバー部
材142の係合突起144aを押すと係合部144が弾
性変形して係止開口131bとの係合が外れ、この状態
でカバー部材142のカバー部144を上方に持ち上げ
つつ奥側に移動させることにより、カバー部143の他
端部を前端壁103に設けられた係止部103bから抜
き取りカバー部材142を取り外す。
【0041】次に、現像ハウジング100を構成するカ
バー壁105の所定位置に新しい現像剤カートリッジ1
50を適宜の固定手段によって装着する。そして、該カ
ートリッジ本体151の底壁底面に装着されたシール部
材152の他端を上記仕切り壁131の下端部に形成さ
れたシール挿通口131a、上記シール剥がし案内部材
141上、上記トナー供給部130を構成する空間13
4の上側を通過して上記手前側端板145に設けられた
シール挿通口145cを通して機体ハウジングの手前側
に位置付ける。その後、カバー部材142を装着する。
【0042】上記のようにして、現像装置10の現像ハ
ウジング100に新しい現像剤カートリッジ150が装
着されたならば、上記現像装置10の交換と同様にて新
しい現像剤カートリッジ150が装着された現像装置1
0を現像ハウジング2に装着し、上記シール部材152
の他端を引っ張ってシール部材152を剥がす。そし
て、トナー補給装置300を作用位置に位置付けた後
に、機体ハウジング2の前面に装着された前カバー2a
を図2で示すように開放した状態から上方に回動して閉
めることにより、再び複写可能状態となる。以上、現像
剤カートリッジ150の交換作業について説明したが、
現像剤カートリッジ150の交換作業はユーザーではな
くサービスマンが実施する。上記シール部材152を剥
がす際に該シール部材152が通過するトナー供給部の
上側を覆うカバー部材142は、上記のように現像ハウ
ジング100を構成するカバー壁105の所定位置に装
着された現像剤カートリッジ150を取り外さないと、
係止開口131bにドライバー等をを差し込むことがで
きないので、現像剤カートリッジ150を装着した状態
で交換作業を行う現像装置2の交換時には上記カバー部
材142が外れることはない。従って、一般ユーザーは
汚れる可能性のある上記カバー部材142を外すことが
できないため、現像装置2の交換時に上記カバー部材1
42が外れることによって生ずる汚れが未然に防止され
る。
【0043】
【発明の効果】本発明による画像形成機および画像形成
機に用いる現像装置は以上のように構成されているの
で、以下の作用効果を奏する。
【0044】即ち、本発明によれば、感光体ドラムを回
転自在に支持する一対の感光体支持部材に装着された一
対の当接部材と、現像剤適用手段に装着された一対の規
制部材との当接位置が、手前側を奥側より感光体ドラム
側に位置するように一対の当接部材と一対の規制部材を
構成したので、現像装置を機体ハウジングの手前側に引
き出す際に、現像装置の押圧位置から押圧解除位置まで
の距離を大きくしなくても、現像剤適用手段上の現像剤
が手前側の当接部材によって掻き落とされるという不具
合は解消される。また、現像剤適用手段に装着された奥
側の規制部材は手前側の規制部材より小さく構成される
ので、現像装置を機体ハウジングの手前側に引き出す際
に、奥側の規制部材が感光体ドラムに接触して感光層を
損傷することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成機の一実施
形態を示す概略構成断面。
【図2】図1の画像形成機の斜視。
【図3】図1の画像形成機に装着される現像装置の平
面。
【図4】図3の現像装置と感光体ドラムとの関係を示す
側面。
【図5】図3の現像装置を移動載置板に装着した状態を
示す断面図で感光体ドラムとの関係を示す。
【図6】図1の画像形成機に装着する現像装置およびト
ナー補給装置の現像装置を破断して示す平面。
【図7】図3の現像装置と感光体ドラムとの関係を示す
要部拡大断面図。
【図8】図6に示す現像装置およびトナー補給装置の一
部を破断して示す側面。
【図9】図3におけるA−A線断面。
【図10】図3の現像装置に装着される把手の装着状態
を示す一部を破断して示す正面。
【図11】図1の画像形成機に装着する現像装置押圧手
段の一部を破断して示す平面。
【図12】図11の現像装置押圧手段の押圧状態を示す
もので一部を破断して示す側面。
【図13】図11の現像装置押圧手段の押圧解除状態を
示す側面。
【図14】図11の現像装置押圧手段に装備される移動
載置板の斜視。
【図15】図6に示すトナー補給装置の破断して示す正
面。
【図16】図6のトナー補給装置を構成するホッパーを
開放位置に作動した状態を示す平面。
【符号の説明】
2:機体ハウジング 2a:前カバー 4:静止透明板 5:原稿押さえ板 6:感光体ドラム 8:帯電用コロナ放電器 10:現像装置 12:転写用コロナ放電器 14:剥離用コロナ放電器 16:クリーニングユニット 18:除電ランプ 20:照射ランプ 22:第1のミラー 24:第2のミラー 26:第3のミラー 28:レンズ 30:第4のミラー 32:転写紙供給装置 34a、34b:転写紙カセット 36a、36b:転写紙送出ローラ 38a、38b:さばきローラ対 40:案内路 42、44:搬送ローラ対 46:レジストローラ対 48:転写紙搬送ベルト機構 50:定着装置 52:定着ローラ対 54:排出ローラ対 63:当接部材 64:当接部材 100:現像ハウジング 101:底壁 101a:案内溝 105:カバー壁 105a:現像剤落下開口 105b:トナー落下開口 110:現像剤適用手段 111:スリーブ部材 115:(規制部材)規制コロ(規制部材) 118:(規制部材)規制コロ(規制部材) 120:現像剤攪拌搬送手段 121:第1のスパイラルローラ 122:第2のスパイラルローラ 123:パドルローラ 125:バイアス電圧印加用ハーネス 127:コネクタ 130:トナー供給部 138:トナー供給室 139:開閉弁 140:コイルばね 141:シール剥がし案内部材 142:カバー部材 145:手前側端板 146:把手 150:現像剤カートリッジ 151:カートリッジ本体 152:シール部材 160:把手 200:手前側側板 201:奥側側板 203:固定板 205:作動板 206:支軸 207:作動ピン 208:引っ張りコイルばね 210:作動杆 220:移動載置板 240:押圧レバー 245:連結リンク 300:トナー補給装置 310:トナーカートリッジ 330:ホッパー 331:ホッパー本体 332:トナーカートリッジ装着部 333:トナー搬送手段 334:スパイラルローラ 335:案内筒 350:ホッパー支持ハウジング 360:駆動手段 361:電動モータ 380:開閉支持手段 382:支持部材 382a:第1の案内穴 384:開閉案内部材 384a:第2の案内穴 1032:ハーネス挿通用凹溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体ハウジングと、 該機体ハウジングに手前側および奥側に対向して配設さ
    れた一対の感光体支持部材に回転可能に支持された感光
    体ドラムと、 現像ハウジングと、該現像ハウジングに配設され該現像
    ハウジング内に収容された現像剤を該感光体ドラムに向
    けて搬送する現像剤適用手段とを備え、該機体ハウジン
    グの手前側から該機体ハウジングに着脱可能に装着され
    且つ該感光体ドラムに対して進退可能に構成された現像
    装置と、 該現像装置および該移動載置板を該感光体ドラムに近接
    する押圧位置と該押圧位置から後退する押圧解除位置に
    作動せしめる押圧作動機構と、 該一対の感光体支持部材に各々装着され該現像ハウジン
    グ側に向けて突出する一対の当接部材と、 該現像剤適用手段に装着され該現像装置が該押圧位置に
    位置付けられた状態で該当接部材に当接する一対の規制
    部材と、を具備する画像形成機において、 該一対の当接部材と該一対の規制部材との当接位置が、
    手前側が奥側より該感光体ドラム側に位置するように該
    一対の当接部材と該一対の規制部材を構成した、ことを
    特徴とする画像形成機。
  2. 【請求項2】 該一対の規制部材は各々コロからなって
    おり、手前側のコロが奥側のコロより大径に構成されて
    いる、請求項1記載の画像形成機。
  3. 【請求項3】 該一対の規制部材を構成するコロは、そ
    の直径がいずれも該現像剤適用手段の直径より小径に構
    成されている、請求項2記載の画像形成機。
  4. 【請求項4】 現像ハウジングと、該現像ハウジングに
    配設され該現像ハウジング内に収容された現像剤を該感
    光体ドラムに向けて搬送する現像剤適用手段とを備え、
    機体ハウジングの手前側から該機体ハウジングに着脱可
    能に装着され且つ機体ハウジングに配設された感光体ド
    ラムに近接する押圧位置と該押圧位置から後退する押圧
    解除位置に進退可能に構成された現像装置であって、 該現像剤適用手段に装着され現像装置が該押圧位置に位
    置付けられた状態で、該感光体ドラムを回転自在に支持
    する一対の感光体支持部材に各々装着された一対の当接
    部材に当接する一対の規制部材とを具備し、 該一対の規制部材と該一対の当接部材との当接位置が、
    手前側が奥側より該感光体ドラム側に位置するように該
    一対の規制部材を構成した、ことを特徴とする画像形成
    機の現像装置。
  5. 【請求項5】 該一対の規制部材は各々コロからなって
    おり、手前側のコロが奥側のコロより大径に構成されて
    いる、請求項4記載の画像形成機。
  6. 【請求項6】 該一対の規制部材を構成するコロは、そ
    の直径がいずれも該現像剤適用手段の直径より小径に構
    成されている、請求項5記載の画像形成機。
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