JPH10205824A - 冷媒循環式空調システム - Google Patents
冷媒循環式空調システムInfo
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- JPH10205824A JPH10205824A JP1035197A JP1035197A JPH10205824A JP H10205824 A JPH10205824 A JP H10205824A JP 1035197 A JP1035197 A JP 1035197A JP 1035197 A JP1035197 A JP 1035197A JP H10205824 A JPH10205824 A JP H10205824A
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Abstract
も冷房時に凝縮した冷媒液をスムーズに溜めて補助ポン
プで供給できるようにする。 【解決手段】 建物に室外機1と室内機2とを室外機1
の方が室内機2より上に位置するように設置すると共に
室外機1と室内機2とを冷媒配管で連結して、冷房時に
は主に室外機1で液化した冷媒液と室内機2で気化した
冷媒ガスの比重差により冷媒を循環させる冷媒循環式空
調システムである。これにおいて、室外機1の熱交換器
7と並列となるように室外機1の冷媒液配管3や冷媒ガ
ス配管4にタンク8を接続し、上記タンク8との合流点
より下流側で室外機1の冷媒液配管3に冷媒液を室内機
2側に送る補助ポンプ9を配置する。これにより、熱交
換器7とタンク8とが連通管の原理で連通しているため
に熱交換器7で凝縮した冷媒液がスムーズに溜まり、冷
媒液を補助ポンプ9でスムーズに送ることができる。
Description
源とする冷媒循環式空調システムに関し、詳しくは冷房
時における主な冷媒の循環を上部位置の室外機から流下
する冷媒液と戻りの冷媒ガスの比重差によって行う冷媒
循環式空調システムに関するものである。
としては図6に示すものがある。これは建物に室外機1
と室内機2とを室外機1の方が室内機2より上に位置す
るように設置すると共に室外機1と室内機2とを冷媒液
配管3及び冷媒ガス配管4で連結して、冷房時には室外
機1で液化した冷媒液と室内機2で気化した冷媒ガスの
比重差により冷媒を自然循環させ、暖房時には室外機1
で気化した冷媒ガスと室内機2で液化した冷媒液を建物
の下部部位に設けた循環ポンプ5により強制循環させる
ようにしたものであり、循環ポンプ5と並列に冷房時に
開き暖房時に閉じる冷暖切り替え弁6が介装されてい
る。7は室外機1の熱交換器である。この構成によれ
ば、冷房時の冷媒搬送に自然循環方式を採用しているた
めに電力費がかからず、ランニングコストを大幅に節減
できる上、騒音も低減できるという利点ある。しかし、
大型のビルや横長のビルのように1階当たりの部屋数の
多い建物では、水平方向への冷媒搬送にエネルギーが多
く消費されるために、自然循環方式の採用が困難となる
という問題がある。
人は先に図7に示すような冷媒循環式空調システムを提
案した。このシステムのものは図6と基本的に同じであ
るが、室外機1の冷媒液配管3にタンク8と補助ポンプ
9と定差圧弁10と冷暖切り替え弁11を設けた点だけ
が異なる。タンク8は熱交換器7で凝縮した冷媒液を受
けるものであって、熱交換器7の下方に配置して熱交換
器7に直列に接続してある。また補助ポンプ9は上記タ
ンク8に連続するようにタンク8と直列に接続してあ
る。また定差圧弁10や冷暖切り替え弁11はタンク8
や補助ポンプ9と並列になるように冷媒液配管3に接続
してある。しかして冷房時には室外機1で液化された冷
媒液が図7の実線の矢印に示されるように、各冷媒液配
管3を通って各室内機2に供給され、室内機2で気化さ
れた冷媒ガスが冷媒ガス配管4を通って室外機1へ還流
する。このとき冷媒液と冷媒ガスの比重差を利用して行
うことができて、冷媒の循環は主に自然循環式で行われ
るようになっているが、冷房時の冷媒液の自然循環の高
低差不足を補うために補助ポンプ9が駆動され、水平配
管が長くても送液圧力の不足を生じないようになってい
る。このとき定差圧弁10は補助ポンプ9の出口側の圧
力が所定以上になると冷媒液を戻す作用をするものであ
って、補助ポンプ9の出口側の圧力が一定以上にならな
いようにするためのものである。またタンク8は補助ポ
ンプ9が空運転しないように冷媒液を溜めるものであ
る。なお、冷房時には冷暖切り替え弁6が開かれている
と共に冷暖切り替え弁11が閉じられている。一方、暖
房時は冷暖切り替え弁6が閉じられると共に冷暖切り替
え弁11が開かれ、循環ポンプ5を駆動して図7の破線
の矢印のように室外機1で気化した冷媒ガスが降下させ
ると共に室内機2で液化した冷媒液を上昇させるように
強制循環させられる。
な図7のシステムの場合、冷房時に補助ポンプ9を駆動
することで自然循環式のヘッド不足を補って水平配管が
長くても冷媒液を送ることができるが、補助ポンプ9の
空運転を防止するタンク8に凝縮した冷媒液が落ちにく
くて補助ポンプ9により冷媒液の移送が円滑に行われな
いことがある。つまり、熱交換器7とタンク8とを直列
に接続しているために上に位置する熱交換器7と下に位
置するタンク8とに落差を設けなければ熱交換器7で凝
縮した冷媒液がタンク8に落ちてきにくく、また熱交換
器7とタンク8との距離が離れていると冷媒液がタンク
8に落ちてきにくくなる。ところが、室外機1で熱交換
器7とタンク8とに十分な落差を設けたりした場合、室
外機1が大型になるなど新たな問題が生じる。また上記
の構造の場合、冷房用の熱交換器と暖房用の熱交換器と
が同じものである場合にしか対応できないという問題も
ある。
あって、熱交換器とタンクに落差を設けたりしなくても
冷房時に凝縮した冷媒液をスムーズに溜めて補助ポンプ
で供給でき、また冷房用の熱交換器と暖房用の熱交換器
を別々のものにできるようにすることを課題とする。
に本発明の冷媒循環式空調システムは次の特徴を有して
いる。本発明の第1の特徴は、建物に室外機1と室内機
2とを室外機1の方が室内機2より上に位置するように
設置すると共に室外機1と室内機2とを冷媒配管で連結
して、冷房時には主に室外機1で液化した冷媒液と室内
機2で気化した冷媒ガスの比重差により冷媒を循環させ
るようにした冷媒循環式空調システムにおいて、室外機
1の熱交換器7と並列となるように室外機1の冷媒液配
管3や冷媒ガス配管4にタンク8を接続し、上記タンク
8との合流点より下流側で室外機1の冷媒液配管3に冷
媒液を室内機2側に送る補助ポンプ9を配置して成るこ
とを特徴とする。熱交換器7とタンク8とを冷媒液配管
3や冷媒ガス配管4に並列に接続したことにより、熱交
換器7とタンク8とに落差がなくても、熱交換器7とタ
ンク8とが離れていても、熱交換器7とタンク8とが連
通管の原理で連通しているために熱交換器7で凝縮した
冷媒液がスムーズに溜まり、冷媒液を補助ポンプ9でス
ムーズに送ることができる。これにより室外機1の熱交
換器7やタンク8の配置に制約を受けることなく、室外
機1が大型になったりする弊害がない。
室内機2とを室外機1の方が室内機2より上に位置する
ように設置すると共に室外機1と室内機2とを冷媒配管
で連結して、冷房時には主に室外機1で液化した冷媒液
と室内機2で気化した冷媒ガスの比重差により冷媒を循
環させ、暖房時には室外機1で気化した冷媒ガスと室内
機2で液化した冷媒液を建物下部部位に設けた循環ポン
プ5により強制循環させるようにした冷媒循環式空調シ
ステムにおいて、室外機1の冷媒液配管3と冷媒ガス配
管4との間に冷房用の熱交換器7と暖房用の熱交換器1
2とをこれらが並列に並ぶと共に暖房用の熱交換器12
が冷房用の熱交換器7より室内機2側の経路に位置する
ように接続し、冷房用の熱交換器7と暖房用の熱交換器
12との間でこれらと並列になるようにタンク8を室外
機1の冷媒液配管3や冷媒ガス配管4に接続し、タンク
8と暖房用の熱交換器12との間で冷媒液配管3に冷媒
液を室内機2側に送る補助ポンプ9を配置して成ること
を特徴とする。冷房用の熱交換器7とタンク8とを冷媒
液配管3や冷媒ガス配管4に並列に接続したことによ
り、熱交換器7とタンク8とに落差がなくても、熱交換
器7とタンク8とが離れていても、熱交換器7とタンク
8とが連通管の原理で連通しているために冷房時に熱交
換器7で凝縮した冷媒液がスムーズに溜まり、冷媒液を
補助ポンプ9でスムーズに送ることができる。これによ
り室外機1の熱交換器7やタンク8の配置に制約を受け
ることなく、室外機1が大型になったりする弊害がな
い。また冷房時には室内機2で気化した冷媒ガスが冷媒
ガス配管4を介して室外機1の冷房用の熱交換器7に送
られ、冷房用の熱交換器7で液化した冷媒液が室内機2
に送られものであり、暖房時には室内機2で液化した冷
媒液が冷媒液配管3を介して室外機1の暖房用の熱交換
器12に送られ、暖房用の熱交換器12で冷媒液が気化
され、気化された冷媒ガスが室内機2に送られるもので
あり、冷房時と暖房時に別々の熱交換器7,12を用い
て効果的に冷房や暖房ができる。
特徴において、補助ポンプ9からの送液流量を一定に保
つ手段を設けて成ることを特徴とする。この場合、補助
ポンプ9で冷媒液を送るとき、送液流量を一定に保つこ
とができて安定した送液をすることができる。また本発
明の第4の特徴は、第2や第3の特徴において、補助ポ
ンプ9と暖房用の熱交換器12との間で冷媒液配管3に
補助ポンプ9側から送られる冷媒液のみを通過させる逆
止弁13を設けて成ることを特徴とする。この場合、暖
房運転時、冷媒液が補助ポンプ9側に送られるのを防止
し、暖房用の熱交換器12に冷媒液を確実に送ることが
できる。
の特徴において、暖房用の熱交換器12と直列に冷暖切
り替え弁15を設けて成ることを特徴とする。この場
合、冷暖切り替え弁15の切り替えにて冷房時には冷房
用の熱交換器7のみに冷媒が流れ、暖房時には暖房用の
熱交換器12のみに冷媒が流れるようにできる。また本
発明の第6の特徴は、第2乃至第5の特徴において、暖
房運転時でタンク8に所定以上の冷媒液が溜まっている
とき補助ポンプ9を駆動するようにして成ることを特徴
とする。この場合、暖房運転時に冷媒が冷房用の熱交換
器7に流入しても補助ポンプ9にて戻すことができる。
述べる。建物には室外機1と室内機2とが室外機1が室
内機2より上に位置するように設置されている。例えば
室外機1は建物の屋上に設置されており、室内機2は建
物内の複数の部屋に設置されている。この室外機1と複
数個の室内機2とが冷媒液配管3及び冷媒ガス配管4に
て接続されている。そして冷房時には室外機1で液化さ
れた冷媒液が、図1の実線の矢印に示すように冷媒液配
管3を通って各室内機2に供給され、室内機2で気化さ
れた冷媒ガスが冷媒ガス配管4を通って室外機1へ還流
する。このとき、冷媒液と冷媒ガスとの比重差を利用で
きるので、冷媒の循環は主に自然循環方式で行われる。
一方暖房時には、図1の破線の矢印に示すように室外機
1で気化した冷媒ガスが降下し、室内機2で液化した冷
媒液を上昇させる必要があるので、冷媒の循環は建物下
部位置に設けた循環ポンプ5にて強制的に行われる。こ
のときの冷房と暖房の切り換えは冷暖切り替え弁6によ
って行われるものであり、この冷暖切り替え弁6は冷房
時に開き、暖房時に閉じるようになっている。こうして
冷房時の冷媒搬送に主に自然循環方式を採用することに
より、夏季における電力コストを節減すると共に、騒音
を低減しているのである。
4との間に冷房用の熱交換器7と暖房用の熱交換器12
とが熱交換器7と熱交換器12が並列になるように接続
してある。この熱交換器7,12は例えば熱交換コイル
にて形成されている。冷房用の熱交換器7と暖房用の熱
交換器12とは配管系で冷房用の熱交換器7より暖房用
の熱交換器12を室内機2側に位置させてある。また冷
房用の熱交換器7と暖房用の熱交換器12との間でこれ
らと並列になるように冷媒液配管3と冷媒ガス配管4と
の間にタンク8を接続してある。冷房用の熱交換器7と
暖房用の熱交換器12との間で室外機1の冷媒液配管3
に補助ポンプ9を配置してあり、この補助ポンプ9を駆
動することで補助的に冷媒液を送ることができるように
なっている。この補助ポンプ9は冷媒液を数mの高さへ
汲み上げることができる程度の小能力のもので十分であ
り、設備コストやランニングコストに殆ど影響を及ぼさ
ないものである。上記タンク8にはフロートスイッチの
ような液面計14を装着してあり、タンク8の冷媒液の
液面を検知してタンク8の液面が所定高さ以上あるとき
補助ポンプ9を駆動して冷媒液を送ることができるよう
になっている。この冷媒液配管3の補助ポンプ9の出口
側に補助ポンプ9側からは冷媒液が流れるが、逆には流
れない逆止弁13を補助ポンプ9と直列に接続してあ
る。また室外機1の冷媒液配管3には補助ポンプ9や逆
止弁13と並列になるように定差圧弁10を接続してあ
る。また暖房用の熱交換器12と直列に冷暖切り替え弁
15を接続してある。
用の熱交換器12に冷媒が流れないようにした状態で冷
房を行うのであるが、冷房時には室内機2から冷媒ガス
配管4を通って冷房用の熱交換器7に送られてきた冷媒
ガスは熱交換器7で熱交換して凝縮することにより液化
して冷媒液となり、凝縮して溜まった冷媒液が補助ポン
プ9にて送られ、補助ポンプ9による補助的な送りと、
比重差による循環にて室内機2に送られる。この場合、
補助ポンプ9にて送ることにより水平配管が長くてもヘ
ッドの不足分を補って室内機2に確実に送ることができ
る。またタンク8に冷媒液を溜め、タンク8の液面が所
定以上の液位のとき補助ポンプ9を駆動して送ることが
できるために補助ポンプ9を空運転するおそれがない。
また冷房用の熱交換器7とタンク8とを並列に接続して
熱交換器7とタンク8とが連通管の原理で連通している
ため、熱交換器7とタンク8との落差が小さくても、こ
れらの間の距離が離れていても、タンク8に凝縮した冷
媒液をスムーズに溜めることができて冷媒液の送りがス
ムーズに行われる。また補助ポンプ9と並列に定差圧弁
10を設けてあるために補助ポンプ9の出口側の圧力が
高くなると定差圧弁10を介して冷媒液が戻り、冷媒液
が必要以上の圧力に加圧されて送られることがない。ま
た冷暖切り替え弁15を開いて暖房用の熱交換器12に
冷媒が流れるようにした状態で暖房を行うのであるが、
暖房時には室内機2から冷媒液配管3を通って暖房用の
熱交換器12に送られてきた冷媒液は熱交換器12で熱
交換して気化して冷媒ガスとなり、冷媒ガスが冷媒ガス
配管4を通って室内機2に送られる。暖房時に冷媒液が
補助ポンプ9の方に流れても逆止弁13があるために流
れることがない。また冷媒ガスの一部が冷房用の熱交換
器7に流れて凝縮することがあるが、このときタンク8
の液面が所定高さ以上になると補助ポンプ9が駆動され
て冷媒液が戻される。
を一定に保つためには次の手段が用いられる。その一例
としては図2(a)に示すように補助ポンプ9の下流側
に定流量弁18を設けるものがある。この場合、定流量
弁18にて流量を一定に保って冷媒液を送ることができ
る。また他例としては図1や図2(b)に示すように補
助ポンプ9と並列に定差圧弁10を設けるものがある。
この場合、補助ポンプ9の吐出側の圧力を一定に保って
送液流量を一定に保つことができる。さらに他例として
は図3(c)に示すように補助ポンプ9の回転数を変化
させるものがある。この場合、室内機2からの負荷信号
により補助ポンプ9の回転数を制御して送液流量を一定
に保つようになっている。
る。本例も図1に示すシステムと基本的に同じであり、
同じ部分に同じ符号を付して詳しい説明は省略する。図
3に示すものは、図1の暖房用の熱交換器12、冷暖切
り替え弁15、逆止弁13をなくしたものであり、冷房
だけを専用に行うシステムである。この場合も補助ポン
プ9にて送ることにより水平配管が長くてもヘッドの不
足分を補って室内機2に確実に送ることができる。また
タンク8に冷媒液を溜め、タンク8の液面が所定以上の
液位のとき補助ポンプ9を駆動して送ることができるた
めに補助ポンプ9を空運転するおそれがない。また冷房
用の熱交換器7とタンク8とを並列に接続して熱交換器
7とタンク8とが連通管の原理で連通しているため、熱
交換器7とタンク8との落差が小さくても、これらの間
の距離が離れていても、タンク8に凝縮した冷媒液をス
ムーズに溜めることができて冷媒液の送りがスムーズに
行われる。
述べる。これらのものも、上記例のものと基本的に同じ
であり、同じ部品に同じ符号を付して詳しい説明は省略
する。この場合、さらに切り替え弁16を設け、逆止弁
13の配置を変更している。
機と室内機とを室外機の方が室内機より上に位置するよ
うに設置すると共に室外機と室内機とを冷媒配管で連結
して、冷房時には主に室外機で液化した冷媒液と室内機
で気化した冷媒ガスの比重差により冷媒を循環させるよ
うにした冷媒循環式空調システムにおいて、室外機の熱
交換器と並列となるように室外機の冷媒液配管や冷媒ガ
ス配管にタンクを接続し、上記タンクとの合流点より下
流側で室外機の冷媒液配管に冷媒液を室内機側に送る補
助ポンプを配置しているので、補助ポンプを駆動するこ
とにより主に自然循環で送る冷媒液をさらに補助的に送
ることができて水平配管が長くても室内機に冷媒液を確
実に送ることができるものであるのは勿論、熱交換器と
タンクとを冷媒液配管や冷媒ガス配管に並列に接続した
ことにより、熱交換器とタンクとに落差がなくても、熱
交換器とタンクとが離れていても、熱交換器とタンクと
が連通管の原理で連通しているために熱交換器で凝縮し
た冷媒液がスムーズに溜まり、冷媒液を補助ポンプでス
ムーズに送ることができるものであり、これにより室外
機の熱交換器やタンクの配置に制約を受けることなく、
室外機が大型になったりする弊害がないものである。
と室内機とを室外機の方が室内機より上に位置するよう
に設置すると共に室外機と室内機とを冷媒配管で連結し
て、冷房時には主に室外機で液化した冷媒液と室内機で
気化した冷媒ガスの比重差により冷媒を循環させ、暖房
時には室外機で気化した冷媒ガスと室内機で液化した冷
媒液を建物下部部位に設けた循環ポンプにより強制循環
させるようにした冷媒循環式空調システムにおいて、室
外機の冷媒液配管と冷媒ガス配管との間に冷房用の熱交
換器と暖房用の熱交換器とをこれらが並列に並ぶと共に
暖房用の熱交換器が冷房用の熱交換器より室内機側の経
路に位置するように接続し、冷房用の熱交換器と暖房用
の熱交換器との間でこれらと並列になるようにタンクを
室外機の冷媒液配管や冷媒ガス配管に接続し、タンクと
暖房用の熱交換器との間で冷媒液配管に冷媒液を室内機
側に送る補助ポンプを配置しているので、冷房時に補助
ポンプを駆動することにより主に自然循環で送る冷媒液
をさらに補助的に送ることができて水平配管が長くても
室内機に冷媒液を確実に送ることができるものであるの
は勿論、冷房用の熱交換器とタンクとを冷媒液配管や冷
媒ガス配管に並列に接続したことにより、熱交換器とタ
ンクとに落差がなくても、熱交換器とタンクとが離れて
いても、熱交換器とタンクとが連通管の原理で連通して
いるために冷房時に熱交換器で凝縮した冷媒液がスムー
ズに溜まり、冷媒液を補助ポンプでスムーズに送ること
ができるものであり、これにより室外機の熱交換器やタ
ンクの配置に制約を受けることなく、室外機が大型にな
ったりする弊害がないものであり、また冷房時には室内
機で気化した冷媒ガスが冷媒ガス配管を介して室外機の
冷房用の熱交換器に送られ、冷房用の熱交換器で液化し
た冷媒液が室内機に送られ、暖房時には室内機で液化し
た冷媒液が冷媒液配管を介して室外機の暖房用の熱交換
器に送られ、暖房用の熱交換器で冷媒液が気化され、気
化された冷媒ガスが室内機に送られるものであって、冷
房時と暖房時に別々の熱交換器を用いて効果的に冷房や
暖房ができるものである。
または請求項2において、補助ポンプからの送液流量を
一定に保つ手段を設けているので、補助ポンプで冷媒液
を送るとき、送液流量を一定に保つことができて安定し
た送液をすることができるものである。また本発明の請
求項4の発明は、請求項2または請求項3において、補
助ポンプと暖房用の熱交換器との間で冷媒液配管に補助
ポンプ側から送られる冷媒液のみを通過させる逆止弁を
設けているので、暖房運転時、冷媒液が補助ポンプ側に
送られるのを防止して暖房用の熱交換器に冷媒液を確実
に送ることができるものである。
乃至請求項4において、暖房用の熱交換器と直列に冷暖
切り替え弁を設けているので、冷暖切り替え弁の切り替
えにて冷房時には冷房用の熱交換器のみに冷媒が流れ、
暖房時には暖房用の熱交換器のみに冷媒が流れるように
できるものである。また本発明の請求項6の発明は、請
求項2乃至請求項5において、暖房運転時でタンクに所
定以上の冷媒液が溜まっているとき補助ポンプを駆動す
るようにしているので、暖房運転時に冷媒が冷房用の熱
交換器に流入しても補助ポンプにて戻すことができるも
のである。
ある。
送液流量を一定に保つ手段を示す系統図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 建物に室外機と室内機とを室外機の方が
室内機より上に位置するように設置すると共に室外機と
室内機とを冷媒配管で連結して、冷房時には主に室外機
で液化した冷媒液と室内機で気化した冷媒ガスの比重差
により冷媒を循環させるようにした冷媒循環式空調シス
テムにおいて、室外機の熱交換器と並列となるように室
外機の冷媒液配管や冷媒ガス配管にタンクを接続し、上
記タンクとの合流点より下流側で室外機の冷媒液配管に
冷媒液を室内機側に送る補助ポンプを配置して成ること
を特徴とする冷媒循環式空調システム。 - 【請求項2】 建物に室外機と室内機とを室外機の方が
室内機より上に位置するように設置すると共に室外機と
室内機とを冷媒配管で連結して、冷房時には主に室外機
で液化した冷媒液と室内機で気化した冷媒ガスの比重差
により冷媒を循環させ、暖房時には室外機で気化した冷
媒ガスと室内機で液化した冷媒液を建物下部部位に設け
た循環ポンプにより強制循環させるようにした冷媒循環
式空調システムにおいて、室外機の冷媒液配管と冷媒ガ
ス配管との間に冷房用の熱交換器と暖房用の熱交換器と
をこれらが並列に並ぶと共に暖房用の熱交換器が冷房用
の熱交換器より室内機側の経路に位置するように接続
し、冷房用の熱交換器と暖房用の熱交換器との間でこれ
らと並列になるようにタンクを室外機の冷媒液配管や冷
媒ガス配管に接続し、タンクと暖房用の熱交換器との間
で冷媒液配管に冷媒液を室内機側に送る補助ポンプを配
置して成ることを特徴とする冷媒循環式空調システム。 - 【請求項3】 補助ポンプからの送液流量を一定に保つ
手段を設けて成ることを特徴とする請求項1または請求
項2記載の冷媒循環式空調システム。 - 【請求項4】 補助ポンプと暖房用の熱交換器との間で
冷媒液配管に補助ポンプ側から送られる冷媒液のみを通
過させる逆止弁を設けて成ることを特徴とする請求項2
または請求項3記載の冷媒循環式空調システム。 - 【請求項5】 暖房用の熱交換器と直列に冷暖切り替え
弁を設けて成ることを特徴とする請求項2乃至請求項4
のいずれかに記載の冷媒循環式空調システム。 - 【請求項6】 暖房運転時でタンクに所定以上の冷媒液
が溜まっているとき補助ポンプを駆動するようにして成
ることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに
記載の冷媒循環式空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01035197A JP3884517B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 冷媒循環式空調システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01035197A JP3884517B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 冷媒循環式空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205824A true JPH10205824A (ja) | 1998-08-04 |
JP3884517B2 JP3884517B2 (ja) | 2007-02-21 |
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ID=11747778
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01035197A Expired - Fee Related JP3884517B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 冷媒循環式空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3884517B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2010216796A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Ind Technol Res Inst | 空気調和システム |
JP2013113498A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
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1997
- 1997-01-23 JP JP01035197A patent/JP3884517B2/ja not_active Expired - Fee Related
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