JPH10205485A - 遠心圧縮機 - Google Patents
遠心圧縮機Info
- Publication number
- JPH10205485A JPH10205485A JP9009195A JP919597A JPH10205485A JP H10205485 A JPH10205485 A JP H10205485A JP 9009195 A JP9009195 A JP 9009195A JP 919597 A JP919597 A JP 919597A JP H10205485 A JPH10205485 A JP H10205485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impellers
- blades
- centrifugal
- flow
- axial flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】遠心羽根車の比速度による小形高速化の制限を
解決し小形、高速化のできる遠心圧縮機を得る。 【解決手段】遠心羽根車を備える遠心圧縮機において、
遠心羽根車２、１の入口部に動翼３−ｅ、２−ｅ、静翼
３−ｆ、２−ｆなどの軸流羽根を設ける。
解決し小形、高速化のできる遠心圧縮機を得る。 【解決手段】遠心羽根車を備える遠心圧縮機において、
遠心羽根車２、１の入口部に動翼３−ｅ、２−ｅ、静翼
３−ｆ、２−ｆなどの軸流羽根を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心圧縮機に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、遠心圧縮機には機械工学便覧(日
本機械学会編)に示されるものがある。すなわち、遠心
圧縮機は比速度により２次元、３次元、さらには斜流の
遠心羽根車が用いられる。
本機械学会編)に示されるものがある。すなわち、遠心
圧縮機は比速度により２次元、３次元、さらには斜流の
遠心羽根車が用いられる。
【０００３】図３に従来の多段遠心圧縮機の後段の部分
断面図を示す。最終段の羽根車１とその前段、さらにそ
の前段の羽根車２、３を示している。全て遠心羽根車で
あり、前段にて仕事を与えられたガスはデフュ−ザ３−
ａ、２−ａを通りリタ−ン部３−ｂ、２−ｂにて外向き
（外周向き）流れを内向き（軸心向き）流れにし、リタ
−ンベ−ン３−ｃ、２−ｃにて動圧を靜圧に回収して接
線方向流れのない流れに整流する。さらに、シャフト目
玉部３−ｄ、２−ｄ部において再度、Ｕ字形に流れを変
えて次段の羽根車２、１の入口に導く。この基本構成を
繰り返すことにより多段遠心圧縮機が構成される。
断面図を示す。最終段の羽根車１とその前段、さらにそ
の前段の羽根車２、３を示している。全て遠心羽根車で
あり、前段にて仕事を与えられたガスはデフュ−ザ３−
ａ、２−ａを通りリタ−ン部３−ｂ、２−ｂにて外向き
（外周向き）流れを内向き（軸心向き）流れにし、リタ
−ンベ−ン３−ｃ、２−ｃにて動圧を靜圧に回収して接
線方向流れのない流れに整流する。さらに、シャフト目
玉部３−ｄ、２−ｄ部において再度、Ｕ字形に流れを変
えて次段の羽根車２、１の入口に導く。この基本構成を
繰り返すことにより多段遠心圧縮機が構成される。
【０００４】なお、羽根車２、１等の回転体は軸４に取
り付けされている。最終段には最終段の羽根車１から流
れ出たガスを効率的に回収するためのスクロ−ル５、全
体を囲み圧力容器としての機能をするケ−シング６、ほ
かに吐き出しノズル（図示せず）がある。
り付けされている。最終段には最終段の羽根車１から流
れ出たガスを効率的に回収するためのスクロ−ル５、全
体を囲み圧力容器としての機能をするケ−シング６、ほ
かに吐き出しノズル（図示せず）がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】遠心羽根は軸流羽根車
を用いる場合に比較し、少ない段数で圧縮することがで
きるが、比速度は軸流羽根のそれよりも小さい。このた
め、遠心羽根車では吸い込みできるようにするためには
羽根車の外径を小さくすることに制限がある。一方、軸
流羽根のみでは必要とする圧縮仕事をするためには段数
が多くなり、このため遠心羽根車に比較して高価とな
る。
を用いる場合に比較し、少ない段数で圧縮することがで
きるが、比速度は軸流羽根のそれよりも小さい。このた
め、遠心羽根車では吸い込みできるようにするためには
羽根車の外径を小さくすることに制限がある。一方、軸
流羽根のみでは必要とする圧縮仕事をするためには段数
が多くなり、このため遠心羽根車に比較して高価とな
る。
【０００６】本発明の目的は、遠心式の特徴である少な
い段数で圧縮できる利点を残しつつ、軸流の大風量を吸
い込みできる利点を生かし、小形で小径の遠心圧縮機を
提供することにある。
い段数で圧縮できる利点を残しつつ、軸流の大風量を吸
い込みできる利点を生かし、小形で小径の遠心圧縮機を
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、遠心羽根車
を備える遠心圧縮機において、前記遠心羽根車の入口部
に軸流羽根を設ける、ことによって達成される。
を備える遠心圧縮機において、前記遠心羽根車の入口部
に軸流羽根を設ける、ことによって達成される。
【０００８】遠心羽根車の前段に軸流羽根を配置するこ
とにより遠心羽根車の入口には軸流羽根にて圧縮された
ガスが流れ込み、遠心羽根車の吸込状態での風量は軸流
羽根がないときに比較して小さくなっている。使用する
遠心羽根車の比速度を同じとするとその時の回転数を上
げることができる。また軸流羽根にて仕事をすることに
より遠心羽根車にてするべき仕事は少なくなっており、
遠心羽根車のみの場合に比べ羽根車の外径を小さくする
ことができる。このため、圧縮機の回転数は遠心羽根車
の段数を同じとすると、高くすることができる。
とにより遠心羽根車の入口には軸流羽根にて圧縮された
ガスが流れ込み、遠心羽根車の吸込状態での風量は軸流
羽根がないときに比較して小さくなっている。使用する
遠心羽根車の比速度を同じとするとその時の回転数を上
げることができる。また軸流羽根にて仕事をすることに
より遠心羽根車にてするべき仕事は少なくなっており、
遠心羽根車のみの場合に比べ羽根車の外径を小さくする
ことができる。このため、圧縮機の回転数は遠心羽根車
の段数を同じとすると、高くすることができる。
【０００９】一方、羽根車の外径は回転数が上がったこ
と及び軸流羽根にて仕事をすることから小さくすること
ができ、高速、小形化にすることができる。また軸流羽
根の仕事を考慮して全体の遠心羽根車の段数を低減する
ことも可能となる。
と及び軸流羽根にて仕事をすることから小さくすること
ができ、高速、小形化にすることができる。また軸流羽
根の仕事を考慮して全体の遠心羽根車の段数を低減する
ことも可能となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図２に本発明の実施例を示す。遠
心羽根車２、１の入口部３−ｄ、２−ｄに軸流羽根を組
み込んだものである。本実施例では動翼３−ｅ、２−ｅ
の下流に靜翼３−ｆ、２−ｆを配置した構造である。
心羽根車２、１の入口部３−ｄ、２−ｄに軸流羽根を組
み込んだものである。本実施例では動翼３−ｅ、２−ｅ
の下流に靜翼３−ｆ、２−ｆを配置した構造である。
【００１１】遠心羽根車２、１の前段に動翼３−ｅ、２
−ｅ、これら動翼３−ｅ、２−ｅの下流に靜翼３−ｆ、
２−ｆなどの軸流羽根を配置することにより、遠心羽根
車２、１の入口には軸流羽根にて圧縮されたガスが流れ
込み、遠心羽根車２、１の吸込状態での風量は軸流羽根
がないときに比較して小さくなっている。使用する遠心
羽根車２、１の比速度を同じとするとその時の回転数は
上げることができる。また軸流羽根にて仕事をすること
により遠心羽根車２、１においてするべき仕事は少なく
なっており、遠心羽根車２、１のみの場合に比べ羽根車
２、１の外径は小さくすることができる。このため、遠
心圧縮機の回転数は遠心羽根車２、１の段数を同じとす
ると、高くすることができる。
−ｅ、これら動翼３−ｅ、２−ｅの下流に靜翼３−ｆ、
２−ｆなどの軸流羽根を配置することにより、遠心羽根
車２、１の入口には軸流羽根にて圧縮されたガスが流れ
込み、遠心羽根車２、１の吸込状態での風量は軸流羽根
がないときに比較して小さくなっている。使用する遠心
羽根車２、１の比速度を同じとするとその時の回転数は
上げることができる。また軸流羽根にて仕事をすること
により遠心羽根車２、１においてするべき仕事は少なく
なっており、遠心羽根車２、１のみの場合に比べ羽根車
２、１の外径は小さくすることができる。このため、遠
心圧縮機の回転数は遠心羽根車２、１の段数を同じとす
ると、高くすることができる。
【００１２】一方、遠心羽根車２、１の外径は回転数が
上がったこと、及び軸流羽根にて仕事をすることから小
さくすることができ、高速、小形化にすることができ
る。また軸流羽根の仕事を考慮して全体の遠心羽根車
２、１の段数を低減することも可能となる。
上がったこと、及び軸流羽根にて仕事をすることから小
さくすることができ、高速、小形化にすることができ
る。また軸流羽根の仕事を考慮して全体の遠心羽根車
２、１の段数を低減することも可能となる。
【００１３】図３は本発明の他の実施例を示す。同様に
遠心羽根２、１の入り口部３−ｄ、２−ｄに靜翼３−
ｇ、２−ｇ、これら靜翼３−ｇ、２−ｇの下流に動翼３
−ｈ、２−ｈを配置したものである。靜翼３−ｇ、２−
ｇはリタ−ンベ−ン３−ｃ、２−ｃの一部と合体して製
作しているが、これを目的に合わせて別体に製作しても
よい。
遠心羽根２、１の入り口部３−ｄ、２−ｄに靜翼３−
ｇ、２−ｇ、これら靜翼３−ｇ、２−ｇの下流に動翼３
−ｈ、２−ｈを配置したものである。靜翼３−ｇ、２−
ｇはリタ−ンベ−ン３−ｃ、２−ｃの一部と合体して製
作しているが、これを目的に合わせて別体に製作しても
よい。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、小形、高速化が実現で
き、製品重量の低減、製作コストの低減、基礎及びメン
テナンス用の機器の軽量化が可能となる。また軸流羽根
の組み込みにより遠心羽根車の段数を低減できる。
き、製品重量の低減、製作コストの低減、基礎及びメン
テナンス用の機器の軽量化が可能となる。また軸流羽根
の組み込みにより遠心羽根車の段数を低減できる。
【図１】本発明の実施例の縦断面図。
【図２】本発明の他の実施例の縦断面図。
【図３】従来の多段遠心圧縮機の縦断面図。
１…最終段遠心羽根車、 ２…最終段遠心羽根車の前段の羽根車、 ３…最終段遠心羽根車のさらに前段の羽根車、 ３−ａ、２−ａ…デフュ−ザ、 ３−ｂ、２−ｂ…リタ−ン部、 ３−ｃ、２−ｃ…リタ−ンベ−ン、 ３−ｄ、２−ｄ…シャフト目玉部、 ５…スクロ−ル、 ６…ケ−シング、 ３−ｅ、２−ｅ、３−ｈ、２−ｈ…軸流羽根の動翼、 ３−ｆ、２−ｆ、３−ｇ、２−ｇ…軸流羽根の靜翼。
Claims (3)
- 【請求項１】遠心羽根車を備える遠心圧縮機において、 前記遠心羽根車の入口部に軸流羽根を設けることを特徴
とする遠心圧縮機。 - 【請求項２】請求項１記載の遠心圧縮機において、 軸流羽根は動翼の下流に靜翼を配置したものであること
を特徴とする遠心圧縮機。 - 【請求項３】請求項１記載の遠心圧縮機において、 軸流羽根は靜翼の下流に動翼を配置したものであること
を特徴とする遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009195A JPH10205485A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 遠心圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009195A JPH10205485A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 遠心圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10205485A true JPH10205485A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11713738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9009195A Pending JPH10205485A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 遠心圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10205485A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521016A (ja) * | 2011-07-21 | 2014-08-25 | ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ | 多段遠心ターボ機械 |
| CN104612983A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-13 | 湖南天雁机械有限责任公司 | 单轴串联式两级压气机 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009195A patent/JPH10205485A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014521016A (ja) * | 2011-07-21 | 2014-08-25 | ヌオーヴォ ピニォーネ ソシエタ ペル アチオニ | 多段遠心ターボ機械 |
| US9568007B2 (en) | 2011-07-21 | 2017-02-14 | Nuovo Pignone Spa | Multistage centrifugal turbomachine |
| CN104612983A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-13 | 湖南天雁机械有限责任公司 | 单轴串联式两级压气机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040113 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040206 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |