JPH10203986A - 眼疾患用薬剤 - Google Patents

眼疾患用薬剤

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JPH10203986A
JPH10203986A JP926197A JP926197A JPH10203986A JP H10203986 A JPH10203986 A JP H10203986A JP 926197 A JP926197 A JP 926197A JP 926197 A JP926197 A JP 926197A JP H10203986 A JPH10203986 A JP H10203986A
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JP
Japan
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group
drug
ophthalmic
hydrate
salt
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Pending
Application number
JP926197A
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English (en)
Inventor
Tomiya Mano
富也 真野
Shunji Sogawa
俊二 十川
Eri Inoue
恵里 井上
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼疾患を処置するための新たな薬剤の提供。 【解決手段】 下記式(I) 【化1】 (式中、Xは−CO−等を示し、Yは 【化2】 等を示し、mは2〜5の整数を示し、nは1〜3の整数
を示す。)で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導
体、その塩またはそれらの水和物を有効成分とする眼疾
患用薬剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼疾患用薬剤に関
し、詳細には緑内障治療剤および眼圧降下剤に関する。
緑内障等の眼疾患は、特に超高齢化社会を迎えている先
進諸国における成人病の1つとして社会的重要性が益々
増大している。
【0002】
【従来の技術】眼疾患、例えば緑内障は眼圧異常を起こ
す病変に基づいて眼内組織、特に視神経機能が障害され
る疾患群である。一般に病変を惹起する機構について
は、眼圧の上昇を起因とする視神経乳頭における循環障
害による虚血症状および視神経軸索流障害が主因である
と考えられており、眼圧の調整を目的として諸種の薬物
療法が試みられ成果をあげている(例えば、眼科Moo
k No.9,1979,緑内障の治療、金原出版株式
会社参照)。しかしながら、眼圧上昇のメカニズムにつ
いては未だ不明であり、さらに良好な治療薬の開発が強
く望まれている。
【0003】一方、ある種のアルキレンジオキシベンゼ
ン誘導体は、血圧降下作用、抗不安作用等を有すること
が知られている(特開昭57−108088号公報、特
開平3−264528号公報、特開平4−288072
号公報、特開昭57−80379号公報、特開昭58−
192824号公報、特開昭58−219114号公
報、特開昭57−114588号公報、特開昭59−7
120号公報、特開昭56−38234号公報、特開昭
57−154182号公報、特開昭58−26881号
公報および特開昭57−154183号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、さらに優れ
た眼疾患用薬剤、例えば緑内障治療剤及び眼圧降下剤の
提供を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ある種のアルキレ
ンジオキシベンゼン誘導体が優れた眼圧降下作用を有
し、緑内障等の眼疾患の治療剤となり得ることを見い出
し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の要旨
は、下記一般式(I)
【0006】
【化12】
【0007】〔上記一般式(I)中、Xは単結合、酸素
原子、基−CO−または基−CHOH−を示し、Yは、
【0008】
【化13】
【0009】(ここで、Zはピリジル基または置換基を
有していてもよいフェニル基を示す。)または基
【0010】
【化14】
【0011】を示し、mは2〜5の整数を示し、nは1
〜3の整数を示す。〕で表されるアルキレンジオキシベ
ンゼン誘導体、その塩またはそれらの水和物を有効成分
とする眼疾患用薬剤に存する。さらに、本発明の好まし
い態様によれば、アルキレンジオキシベンゼン誘導体が
下記一般式(II)
【0012】
【化15】
【0013】〔上記一般式(II)中、Xは単結合、酸素
原子、基−CO−または基−CHOH−を示し、Yは基
【0014】
【化16】
【0015】(Zはピリジル基または置換基を有してい
てもよいフェニル基を示す。)または基
【0016】
【化17】
【0017】を示し、mは2〜5の整数を示し、nは1
〜3の整数を示す。〕で表される化合物である上記薬
剤;該眼疾患用薬剤が緑内障治療剤である上記薬剤;該
眼疾患用薬剤が眼圧降下剤である上記薬剤;該疾患用薬
剤が経口剤である上記薬剤;該眼疾患用薬剤が注射剤で
ある上記薬剤;該眼疾患用薬剤が点眼剤である上記薬剤
が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の眼疾患用薬剤の有効成分として使
用される上記一般式(I)で表されるアルキレンジオキ
シベンゼン誘導体において、Yとしては基
【0019】
【化18】
【0020】(ここで、Zはピリジル基、C1 〜C3
アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基を示
す。)または基
【0021】
【化19】
【0022】が挙げられ、好ましくは基
【0023】
【化20】
【0024】(Zは既に定義した通り。)である。また
上記のZとしては基
【0025】
【化21】
【0026】が好ましい。上記一般式(I)において、
(1)Xが単結合を示す場合、Yは基
【0027】
【化22】
【0028】が好ましく、(2)Xが酸素原子を示す場
合、Yは基
【0029】
【化23】
【0030】(ここで、Zは基
【0031】
【化24】
【0032】を示す。)または基
【0033】
【化25】
【0034】が好ましく、特に好ましくは基
【0035】
【化26】
【0036】(ここで、Zは基
【0037】
【化27】
【0038】を示す。)であり、(3)Xが基−CO−
を示す場合、Yは基
【0039】
【化28】
【0040】が好ましく、(4)Xが基−CHOH−を
示す場合、Yは基
【0041】
【化29】
【0042】が好ましい。上記一般式(I)で表される
化合物の中で、より具体的には、5−{3−(4−フェ
ニル−1−ピペラジニル)プロポキシ}−1,3−ベン
ゾジオキソール、その塩またはそれらの水和物、5−
〔4−{4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル}ブトキシ〕−1,3−ベンゾジオキソール、その
塩またはそれらの水和物、5−{4−(4−フェニル−
1−ピペラジニル)ブチリル}−1,3−ベンゾジオキ
ソール、その塩またはそれらの水和物、6−〔4−{4
−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル}ブチ
リル〕−1,4−ベンゾジオキサン、その塩またはそれ
らの水和物、6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキサン
−2−イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,4−ベ
ンゾジオキサン、その塩またはそれらの水和物、1−
〔4−{(1,4−ベンゾジオキサン−2−イルメチ
ル)アミノ}ブチル〕−3,4−トリメチレンジオキシ
ベンゼン、その塩またはそれらの水和物、5−〔3−
{4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル}プロポキ
シ〕−1,3−ベンゾジオキソール、その塩またはそれ
らの水和物、6−〔4−{4−(2−ピリジル)−1−
ピペラジニル}−1−ヒドロキシブチル〕−1,4−ベ
ンゾジオキサン、その塩または水和物、5−〔4−{4
−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル}−1−ヒドロ
キシブチル〕−1,3−ベンゾジオキソール、その塩ま
たはそれらの水和物、6−{4−(4−フェニル−1−
ピペラジニル)ブチル}−1,4−ベンゾジオキサン、
その塩またはそれらの水和物が好ましい。
【0043】上記一般式(I)で表される化合物の酸付
加塩における酸としては、塩酸、シュウ化水素酸、硫
酸、リン酸、硝酸等の無機酸;酢酸、コハク酸、アジピ
ン酸、プロピオン酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、
シュウ酸、クエン酸、安息香酸、トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。また、これ
らの化合物は任意の水和物の形もとりうる。
【0044】上記一般式(I)で表される化合物には光
学異性体が存在するが、本発明の眼疾患用薬剤の有効成
分としては、ラセミ体又はその光学分割体の一方のみの
どちらでもよい。本発明で使用される上記一般式(I)
のアルキレンジオキシベンゼン誘導体、その塩およびそ
れらの水和物は公知の化合物であり、例えば特開昭57
−108088号公報、特開平3−264528号公
報、特開平4−288072号公報、特開昭57−80
379号公報、特開昭58−192824号公報、特開
昭58−219114号公報、特開昭57−11458
8号公報、特開昭59−7120号公報、特開昭56−
38234号公報、特開昭57−154182号公報、
特開昭58−26881号公報、特開昭57−1541
83号公報等に記載の方法またはそれに準じた方法より
容易に合成することができる。
【0045】本発明の眼疾患用薬剤は、上記一般式
(I)で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導体を
有効成分として含有するものであり、それ自体既知の通
常用いられる方法により経口剤、注射剤、点眼剤または
軟膏剤等の諸種の製剤形態とすることができる。経口剤
の場合は、錠剤、カプセル剤、粉剤、液剤、エリキシル
剤等の形態で用いられる。この様な形態で用いられる場
合、固体あるいは液体の毒性のない製剤的担体が組成に
含まれ得る。
【0046】固体担体としては、例えばセルロース、マ
ニトール、ラクトース、でん粉、ポリビニルピロリド
ン、ナトリウムでん粉グリコラート等のでん粉誘導体、
ラウリル硫酸ナトリウム等が用いられる。有効成分を補
助剤と共に、或いはそれなしにゼラチンタイプのカプセ
ルに充填、打錠等による錠剤化、または粉末包装する。
これらのカプセル、錠剤、粉末は一般的に5〜95%、
好ましくは25〜90%重量の有効成分を含む。
【0047】即ち、これらの投与形式では1回の投与に
つき5〜500mg、好ましくは25〜250mgの有
効成分を含有することができる。液状担体としては、例
えば水あるいは石油、ピーナツ油、大豆油、ミネラル
油、ゴマ油等の動植物起原の、又は合成の油が用いられ
る。また、一般に生理食塩水、デキストロースあるいは
類似のショ糖溶液、プロピレングリコール、ポリエステ
ルグリコール等のグリコール類が液状担体として好まし
く、特に生理食塩水を用いた注射液の場合には通常0.
5〜20%、好ましくは1〜10%重量の有効成分を含
むようにする。
【0048】経口投与の薬剤の場合、0.5〜10%重
量の有効成分を含む懸濁液あるいはシロップが良い。こ
の場合の担体としては香料、シロップ、製剤学的ミセル
体等の水様賦形剤を用いる。点眼剤の調製には、上記一
般式(I)で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導
体を水に溶解したものに、次の添加剤を適宜添加すれば
よい。
【0049】緩衝剤としては、例えばリン酸緩衝剤、ホ
ウ酸緩衝剤、クエン酸塩緩衝剤、酒石酸緩衝剤、酢酸塩
緩衝剤、アミノ酸などが用いられる。等張化剤として
は、例えばソルビトール、グルコース、マンニトールな
どの糖類、グリセリン、プロピレングリコールなどの多
価アルコール類、塩化ナトリウムなどの塩類などが用い
られる。防腐剤としては、たとえば塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウムなどの第四級アンモニウム塩、
パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル
などのパラオキシ安息香酸エステル類、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコール、ソルビン酸およびそれら
の塩、チメロサール、クロロブタノールなどが用いられ
る。粘稠剤としては、たとえばヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースおよびそれらの塩などが用いられる。
【0050】軟膏剤は、上記一般式(I)で表されるア
ルキレンジオキシベンゼン誘導体をワセリン等の適当な
基剤と均等に混和し、必要に応じて保存剤、安定剤、ま
たはその他の適当な添加剤を加えて調製される。その他
の形態の医薬組成物も当業者に周知の方法で調製でき、
本発明の医薬の一態様である薬剤の形態は上記のものに
限定されることはない。
【0051】本発明の眼疾患用薬剤に含有される上記一
般式(I)で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導
体の投与量は、患者の年令、体重、症状、疾患の重篤度
等により変動し、最終的には臨床医によって決定される
べきものであるが、通常0.001〜10.0mg/k
g体重/日、一日あるいはそれ以上投与される。具体的
には、経口剤の場合はアルキレンジオキシベンゼン誘導
体を通常0.5〜500mg、好ましくは1〜100m
g含有させて単位投与剤型とし、それを、例えば1回5
mgとして通常一日1〜3回服用させる。注射剤の場合
はアルキレンジオキシベンゼン誘導体を通常0.5〜2
0%、好ましくは1〜10%重量含有させて単位投与剤
型とし、それを、例えば、0.03〜3mg/回、通常
一日1〜4回投与させる。点眼剤の場合は、アルキレン
ジオキシベンゼン誘導体の濃度が0.01〜1%である
点眼剤を調製し、それを1日1〜4回適用させる。
【0052】本発明の眼疾患用薬剤は前記した上記一般
式(I)で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導体
の眼圧降下作用等に基づき、広く眼科領域の疾患に適用
できる。上記一般式(I)で表されるアルキレンジオキ
シベンゼン誘導体を有効成分とする本発明の薬剤は、例
えば緑内障、高眼圧症等の眼疾患の予防および治療に有
用である。なお、緑内障には高眼圧緑内障と、正常眼圧
を示しながら緑内障性の乳頭異常や視野変化がみられる
低眼圧緑内障とがあり、本発明の薬剤はこの両者に有効
であるが、特に高眼圧緑内障に有効である。
【0053】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。しかしながら、下記の実施例は本発明の具体的
な認識を得る一助とみなすべきものであり、本発明の範
囲を何ら制限するものではない。製造例1
【0054】
【化30】
【0055】5−〔3−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)プロポキシ〕−1,3−ベンゾジオキソール 2
塩酸塩の合成 水酸化カリウム(11g)を水(10ml)に溶解し、
t−ブタノール(150ml)を加えた溶液に3,4−
メチレンジオキシフェノール(25g)および1,3−
ジブロモプロパン(152g)を加え、加熱還流下1時
間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、残渣に水を加
え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去後減圧蒸
留して、5−(3−ブロモプロポキシ)−1,3−ベン
ゾジオキソールを得た。
【0056】5−(3−ブロモプロポキシ)−1,3−
ベンゾジオキソール(2.8g)をDMF(20ml)
に溶解し、N−フェニルピペラジン(1.8g)および
トリエチルアミン(1.4g)を加え、室温下一夜放置
した。反応終了後、水(50ml)を加え、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去後、残液をアルコール
−エーテルに溶解し、20%塩化水素/エタノールを加
え、析出した結晶を濾取し、エタノールから再結晶する
ことによって、目的とする5−〔3−(4−フェニル−
1−ピペラジニル)プロポキシ〕−1,3−ベンゾジオ
キソール2塩酸塩を得た。本化合物の物性値を下記に示
す。 融点 178−182℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 58.12 6.34 6.78 実験値(%) 58.14 6.41 6.62 製造例2
【0057】
【化31】
【0058】5−〔4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブトキシ〕−1,3−ベンゾ
ジオキソール 2塩酸塩の合成 製造例1と同様にして標記化合物を得た。その物性値を
下記に示す。 融点 173−175℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 57.77 6.61 6.12 実験値(%) 57.81 6.70 6.26 製造例3
【0059】
【化32】
【0060】5−〔4−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)ブチリル〕−1,3−ベンゾジオキソール 2塩
酸塩の合成 5−(4−クロロブチリル)−1,3−ベンゾジオキソ
ール(4.0g)およびN−フェニルピペラジン(3.
0g)をDMF(25ml)に溶解し、トリエチルアミ
ン(2.2g)を加え、80℃で40時間加熱撹拌し
た。反応終了後、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残渣を酢酸エチルに溶解し、20%塩酸/エタノー
ル(6.5ml)を加え析出した結晶を濾取し、エタノ
ールから再結晶して5−〔4−(4−フェニル−1−ピ
ペラジニル)ブチリル〕−1,3−ベンゾジオキソール
2塩酸塩を得た(5.1g、68%収率)。本化合物の
物性値を以下に示す。 融点 193−197℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 59.30 6.16 6.59 実験値(%) 59.17 6.29 6.63 製造例4
【0061】
【化33】
【0062】6−〔4−〔4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチリル〕−1,4−ベンゾ
ジオキサン 2塩酸塩の合成 製造例3と同様にして標記化合物を得た。その物性値を
以下に示す。 融点 166−170℃ 製造例5
【0063】
【化34】
【0064】6−〔3−〔(1,4−ベンゾジオキサン
−2−イルメチル)アミノ〕プロポキシ〕−1,4−ベ
ンゾジオキサン塩酸塩の合成 水酸化カリウム(7.3g)を水(7ml)に溶解し、
t−ブタノール(120ml)を加えた溶液に、6−ヒ
ドロキシ−1,4−ベンゾジオキサン(16g)および
1,3−ジブロモプロパン(88g)を加え、加熱還流
下3時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、ベンゼ
ンを加え、水で洗浄した。ベンゼン層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去後、減圧蒸留し、6−(3−
ブロモプロポキシ)−1,4−ベンゾジオキサンを得
た。
【0065】6−(3−ブロモプロポキシ)−1,4−
ベンゾジオキサン(5.0g)をDMF(30ml)に
溶解し、2−アミノメチル−1,4−ベンゾジオキサン
(3.1g)およびトリエチルアミン(3.0g)を加
え、70℃で12時間撹拌した。反応終了後、水を加
え、エーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去後、残渣
をアルコールに溶解し、20%HCl/EtOHを加え
た。生成した結晶を濾取し、アルコールで再結晶するこ
とによって6−〔3−〔(1,4−ベンゾジオキサン−
2−イルメチル)アミノ〕プロポキシ〕−1,4−ベン
ゾジオキサン塩酸塩を得た。本化合物の物性値を下記に
示す。 融点 151−153℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 60.99 6.14 3.56 実験値(%) 60.88 6.11 3.46 製造例6
【0066】
【化35】
【0067】1−〔4−〔(1,4−ベンゾジオキサン
−2−イルメチル)アミノ〕ブチル〕−3,4−トリメ
チレンジオキシベンゼン塩酸塩の合成1−(4−クロロ
ブチル)−3,4−トリメチレンジオキシベンゼン
(9.8 g)、(1,4−ベンゾジオキサン−2−イルメチル)
アミン(9.1g)およびトリエチルアミン(5g)を
DMF(50ml)に溶解し、80℃で45時間加熱撹
拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去し、2N Na
OHを加え、エーテルで抽出した。エーテル層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去し、得られた残渣をエーテルに溶解し、氷冷下20%
HCl/酢酸エチルを加え、得られた結晶を濾取し、エ
タノールから再結晶することによって、1−〔4−
〔(1,4−ベンゾジオキサン−2−イルメチル)アミ
ノ〕ブチル〕−3,4−トリメチレンジオキシベンゼン
塩酸塩(10.9g、66%収率)を得た。本化合物の
物性値を下記に示す。 融点 178−179℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 65.10 6.96 3.45 実験値(%) 65.28 7.17 3.36
製造例7
【0068】
【化36】
【0069】5−〔3−〔4−(2−ピリジル)−1−
ピペラジニル〕プロポキシ〕−1,3−ベンゾジオキソ
ール3塩酸塩の合成 5−(3−ブロモプロポキシ)−1,3−ベンゾジオキ
ソール(2g)をDMF(15ml)に溶解し、N−
(2−ピリジル)ピペラジン(1.3g)およびトリエ
チルアミン(1.1g)を加え、室温下一夜放置した。
反応終了後、水(50ml)を加え、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣をアルコール−エー
テルに溶解し、20%塩化水素/エタノールを加え、析
出した結晶を濾取し、さらにエタノールより再結晶する
ことによって、目的とする5−〔3−〔4−(2−ピリ
ジル)−1−ピペラジニル〕プロポキシ〕−1,3−ベ
ンゾジオキソール3塩酸塩を得た。本化合物の物性値を
下記に示す。 融点 225−228℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 50.62 5.81 9.32 実験値(%) 50.35 5.90 9.11 製造例8
【0070】
【化37】
【0071】5−〔4−〔4−(2−ピリジル)−1−
ピペラジニル〕−1−ヒドロキシブチル〕−1,3−ベ
ンゾジオキソールの合成 5−(4−クロロブチリル)−1,3−ベンゾジオキソ
ール(4.0g)およびN−(2−ピリジル)ピペラジ
ン(3.0g)をDMF(25ml)に溶解し、トリエ
チルアミン(2.2g)を加え、80℃で40時間加熱
撹拌した。反応終了後、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留
去した。残渣を酢酸エチルに溶解し、20%塩酸/エタ
ノールを加え生成した結晶を濾取し、エタノールから再
結晶して5−〔4−〔4−(2−ピリジル)−1−ピペ
ラジニル〕ブチリル〕−1,3−ベンゾジオキソール3
塩酸塩を得た。
【0072】得られた5−〔4−〔4−(2−ピリジ
ル)−1−ピペラジニル〕ブチリル〕−1,3−ベンゾ
ジオキソール3塩酸塩(3.8g)をメタノール(50
ml)に懸濁し2N−NaOH(12.5ml)を加
え、水素化硼素ナトリウム(0.5g)を加え、室温下
10時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、残渣に
水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去しメ
タノールから結晶化して5−〔4−〔4−(2−ピリジ
ル)−1−ピペラジニル〕−1−ヒドロキシブチル〕−
1,3−ベンゾジオキソールを得た。本化合物の物性値
を下記に示す。 融点 80−82℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 67.58 7.09 11.82 実験値(%) 67.44 7.00 11.94 製造例9
【0073】
【化38】
【0074】6−〔4−〔4−(2−ピリジル)−1−
ピペラジニル〕−1−ヒドロキシブチル〕−1,4−ベ
ンゾジオキサンの合成 製造例8と同様にして標記化合物を合成した。得られた
化合物の物性値を以下に示す。 融点 78−79℃ 元素分析値 C H N 計算値(%) 68.27 7.37 11.37 実験値(%) 68.41 7.33 11.19 製造例10
【0075】
【化39】
【0076】6−〔4−(4−フェニル−1−ピペラジ
ニル)ブチル〕−1,4−ベンゾジオキサン 2塩酸塩
の合成 6−(4−クロロブチル)−1,4−ベンゾジオキサン
(2.5g)をDMF(15ml)に溶解し、N−フェ
ニルピペラジン(3.6g)を加え、室温下10時間撹
拌した。反応終了後水を加え、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去後、残渣をエーテルに溶解し20%塩
化水素/エタノールを加え、析出した結晶を濾取し、エ
タノールから再結晶して、目的とする6−〔4−(4−
フェニル−1−ピペラジニル)ブチル〕−1,4−ベン
ゾジオキサン2塩酸塩を得た。本化合物の物性値を下記
に示す。 融点 171−174℃
【0077】実施例1 体重約2kgの雄性日本白色家兎10匹を保定缶に入
れ、約2時間の馴化後、試験に使用した。馴化後、初期
眼圧を測定し、5匹の家兎の片眼に製造例2で得られた
化合物の0.5%水溶液をそれぞれ50μl点眼し、点
眼の0.5、1、2、3および4時間後に眼圧を測定し
た。眼圧の測定はアルコン社製のアプラネーション・ニ
ューマトノグラフ(Applanation Pneu
matonograph(Alcon))を用いて行っ
た。他の5匹の家兎には対照として生理食塩水を点眼し
た。下記表−1に示す製造例3、4、5、6、9および
10の化合物について、同様に眼圧を測定した。その結
果を下記表−1ならびに図1〜図9に示す。
【0078】
【表1】 最大眼圧降下:mmHg
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例2の化合物(0.5%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示す。
【図2】製造例3の化合物(0.3%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示す。
【図3】製造例4の化合物(0.1%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図4】製造例4の化合物(0.3%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図5】製造例4の化合物(0.5%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、3
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図6】製造例5の化合物(0.5%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図7】製造例6の化合物(0.5%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図8】製造例9の化合物(1.0%)の点眼による眼
圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、5
匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼圧
との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロール
群との有意差(P<0.05)を示す。
【図9】製造例10の化合物(0.5%)の点眼による
眼圧降下を示す図である。図中、測定点およびバーは、
5匹の眼圧の平均値+/−S.E.を示し、*は初期眼
圧との有意差(P<0.05)を示し、#はコントロー
ル群との有意差(P<0.05)を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/36 A61K 31/36 // C07D 317/54 C07D 317/54 317/64 317/64 319/12 319/12 321/10 321/10 405/12 213 405/12 213 407/12 317 407/12 317 319 319

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 〔上記一般式(I)中、Xは単結合、酸素原子、基−C
    O−または基−CHOH−を示し、Yは、基 【化2】 (ここで、Zはピリジル基または置換基を有していても
    よいフェニル基を示す。)または基 【化3】 を示し、mは2〜5の整数を示し、nは1〜3の整数を
    示す。〕で表されるアルキレンジオキシベンゼン誘導
    体、その塩またはそれらの水和物を有効成分とする眼疾
    患用薬剤。
  2. 【請求項2】 アルキレンジオキシベンゼン誘導体が下
    記一般式(II) 【化4】 〔上記一般式(II)中、Xは単結合、酸素原子、基−C
    O−または基−CHOH−を示し、Yは基 【化5】 (ここで、Zはピリジル基または置換基を有していても
    よいフェニル基を示す。)または基 【化6】 を示し、mは2〜5の整数を示し、nは1〜3の整数を
    示す。〕で表される化合物である請求項1記載の眼疾患
    用薬剤。
  3. 【請求項3】 フェニル基の置換基がC1 〜C3 のアル
    コキシ基である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  4. 【請求項4】 Zが基 【化7】 である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  5. 【請求項5】 Xが単結合であり、Yが基 【化8】 である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  6. 【請求項6】 Xが酸素原子であり、Zが基 【化9】 である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  7. 【請求項7】 Xが基−CO−でありYが基 【化10】 である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  8. 【請求項8】 Xが基−CHOH−を示し、Yが基 【化11】 である請求項1または2記載の眼疾患用薬剤。
  9. 【請求項9】 5−〔4−{4−(2−メトキシフェニ
    ル)−1−ピペラジニル}ブトキシ〕−1,3−ベンゾ
    ジオキソール、その塩またはそれらの水和物を有効成分
    とする眼疾患用薬剤。
  10. 【請求項10】 5−{4−(4−フェニル−1−ピペ
    ラジニル)ブチリル}−1,3−ベンゾジオキソール、
    その塩またはそれらの水和物を有効成分とする眼疾患用
    薬剤。
  11. 【請求項11】 6−〔4−{4−(2−メトキシフェ
    ニル)−1−ピペラジニル}ブチリル〕−1,4−ベン
    ゾジオキサン、その塩またはそれらの水和物を有効成分
    とする眼疾患用薬剤。
  12. 【請求項12】 6−〔3−{(1,4−ベンゾジオキ
    サン−2−イルメチル)アミノ}プロポキシ〕−1,4
    −ベンゾジオキサン、その塩またはそれらの水和物を有
    効成分とする眼疾患用薬剤。
  13. 【請求項13】 1−〔4−{(1,4−ベンゾジオキ
    サン−2−イルメチル)アミノ}ブチル〕−3,4−ト
    リメチレンジオキシベンゼン、その塩またはそれらの水
    和物を有効成分とする眼疾患用薬剤。
  14. 【請求項14】 6−〔4−{4−(2−ピリジル)−
    1−ピペラジニル}−1−ヒドロキシブチル〕−1,4
    −ベンゾジオキサン、その塩またはそれらの水和物を有
    効成分とする眼疾患用薬剤。
  15. 【請求項15】 6−{4−(4−フェニル−1−ピペ
    ラジニル)ブチル}−1,4−ベンゾジオキサン、その
    塩またはそれらの水和物を有効成分とする眼疾患用薬
    剤。
  16. 【請求項16】 緑内障治療剤である請求項1〜15の
    いずれかに記載の眼疾患用薬剤。
  17. 【請求項17】 眼圧降下剤である請求項1〜15のい
    ずれかに記載の眼疾患用薬剤。
  18. 【請求項18】 経口剤である請求項1〜17のいずれ
    かに記載の眼疾患用薬剤。
  19. 【請求項19】 注射剤である請求項1〜17のいずれ
    かに記載の眼疾患用薬剤。
  20. 【請求項20】 点眼剤である請求項1〜17のいずれ
    かに記載の眼疾患用薬剤。
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