JPH10203508A - ストッカ - Google Patents

ストッカ

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JPH10203508A
JPH10203508A JP828997A JP828997A JPH10203508A JP H10203508 A JPH10203508 A JP H10203508A JP 828997 A JP828997 A JP 828997A JP 828997 A JP828997 A JP 828997A JP H10203508 A JPH10203508 A JP H10203508A
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partition plate
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articles
fixed
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JP828997A
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English (en)
Inventor
Masahito Kenmotsu
雅人 監物
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品を供給するための動力源が不要であると
共に、物品を所定位置で停止するための制御等も不要で
あり、しかも、工場等における設置スペースの削減を図
れると共に、設備コストの低減を図れる等の利点を有す
る物品供給用のストッカを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の傾斜板24〜26とそれらをつな
ぐガイド板44とによって、略蛇行状に傾斜した複数の
物品搬送路を形成して、多量の物品が収納されるように
すると共に、傾斜板24〜26の両側に位置する可動仕
切板31〜33を、ガイドサポートシャフト34を介し
てスライド手段により傾斜板24〜26の幅方向にスラ
イド可能にして、物品の大きさに合わせて物品搬送路の
幅を可変調整し、可動仕切板31〜33を固定手段で固
定する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶ビール、缶ジュ
ース、缶詰め類等の円柱状物やその他の物品を収納して
供給するストッカに関し、特に、ロボットにより複数種
類の物品を箱に詰める箱詰めシステム等に有効なストッ
カに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、缶ビール、清涼飲料、お茶や海苔
缶、その他の缶詰め類等の円柱状物やその他の物品のギ
フト商品等を化粧箱に詰める箱詰め作業の多くは人手に
よって行われている。このような人手による箱詰め作業
は単純であるが、多量の上にスピードを要求されるた
め、過酷な労働を余儀なくされると共に、誤作業も多く
発生する。
【0003】このような問題を解決するため、人手に変
わる機械、ロボット等の移載装置によってこの箱詰め作
業を連続的に行う箱詰めシステムが従来より提案されて
いる。図11に基づいて、この箱詰めシステムを説明す
ると、例えば、食品、菓子、医療品、化粧品等の物品7
0を詰める化粧箱71を搬送する化粧箱用コンベヤ73
と、物品70の種類毎に搬送路が異なるように複数設け
られた物品70を搬送する物品用コンベヤ74と、物品
70を箱詰めする複数の箱詰め部72とから構成され
る。
【0004】この箱詰め部72は、化粧箱用コンベヤ7
3に対して各物品用コンベヤ74がまじわる部分にそれ
ぞれ設けられており、ロボット75が配設される。この
ロボット75は、作動部75Aを天井部の駆動部75B
から懸架した天井懸架構造のものである。各物品用コン
ベヤ74には、同種類の物品がランダムに置かれて移送
される。
【0005】かかる箱詰めシステムにおいては、複数種
類の物品70を、化粧箱71内に所定の詰合わせパター
ンで詰めるため、化粧箱用コンベヤ73によって化粧箱
71を次々に移送し、各箱詰め部72において、物品用
コンベヤ74上にランダムに置かれて移送されてきた物
品70が、どの位置にあるかを画像認識装置(図示せ
ず)で判別し、判別された位置にある物品70をロボッ
ト75の作動部75Aにて化粧箱71内の所定位置に移
載して詰めるようにしている。
【0006】以上のような箱詰めシステムにおいて、物
品を供給する供給装置としては、上記のように、各化粧
箱の移送方向と直交する方向に延びる物品用コンベヤ7
4が適用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコンベヤからなる物品供給装置にあっては、物品を
供給するためにベルト等の搬送手段を走行させる必要が
あり、このためのベルト駆動用の動力源が必ず必要であ
る。また、上記のような箱詰めシステムにおいては、箱
詰め時に一旦物品の走行を停止する必要があるため、ベ
ルトの駆動制御も必要となる。例えば、物品を所定位置
で停止するためには、物品位置検出用のセンサ等を必要
とし、ベルトの駆動制御も複雑化すると共に、これによ
って設備コストがかかる。
【0008】さらに、多数の物品を収納しておく(ベル
ト上に載置しておく)ためには、それだけベルトの長さ
を長く形成する必要があり、工場等における箱詰めシス
テムの設置スペースを広く必要とする。本発明は以上の
ような従来の課題を解決するためなされたものであり、
物品を供給するための動力源が不要であると共に、物品
を所定位置で停止するための制御等も不要であり、しか
も、工場等における設置スペースの削減を図れると共
に、設備コストの低減を図れる等の利点を有する物品供
給用のストッカを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のストッカは、傾斜した物品搬
送路に物品を物品同士が接触した状態で1列に収納し、
該物品搬送路端の物品出口部で物品が取去られると、次
に収納されている物品が重力により転動または滑動して
物品出口部に供給されて物品が常に該物品出口部にある
ように供給するストッカであって、一方の端部が高位
に、他方の端部が低位となる傾斜する傾斜板と、前記傾
斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の端部に傾
斜方向に沿って配設される少なくとも1つの固定仕切板
と、前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方
の端部に傾斜方向に沿って前記固定仕切板を挟んで配設
され、該傾斜板の幅方向にスライド可能な一対の可動仕
切板と、前記可動仕切板に連結された仕切板保持部材
と、前記仕切板保持部材をスライド自由に支持するスラ
イド手段と、前記可動仕切板を、任意スライド位置で固
定する固定手段と、を含んで構成され、前記傾斜板と固
定仕切板と可動仕切板とによって、傾斜しかつ横方向に
並列する複数の物品搬送路を形成すると共に、前記一対
の可動仕切板のスライド位置調整により、可動仕切板と
該可動仕切板と隣接する固定仕切板との間の物品搬送路
の幅を可変するようにしたことを特徴とする。
【0010】かかる請求項1に係る発明において、傾斜
板の両側に位置する可動仕切板は、仕切板保持部材を介
してスライド手段により傾斜板の幅方向にスライド可能
なので、物品の大きさに合わせて物品搬送路の幅を可変
調整し、可動式仕切板を固定手段で固定する。これによ
り、物品の大きさに合わせて、物品搬送路の幅を可変調
整できると共に、複数の物品搬送路を仕切を介して一体
に形成されているので、仕切られて並んでいる物品搬送
路にそれぞれ異なる種類の物品を収納できる。そして、
傾斜した物品搬送路に物品同士が接触した状態で1列に
収納し、該物品搬送路端の物品出口部で物品が取去られ
ると、次に収納されている物品が重力により転動または
滑動して物品出口部に供給されて物品が常に該物品出口
部にあるように供給されるので、物品を供給するための
特別な動作部を設ける必要がないため、動力源が不要で
あると共に、一旦物品の供給を停止する必要がある場合
にも、容易に対応でき、物品位置検出用のセンサ等も不
要で、設備コストの低減を図れる。
【0011】かかる請求項1に係る発明において、「物
品同士が接触した状態」とは、物品全体ではなく、一部
が接触していれば良いことを含んでいる。また、「転動
または滑動」とは、物品が転がりながら移動または滑り
ながら移動することを意味する。請求項2に係る発明
は、鉛直の物品搬送路に物品を物品同士が接触した状態
で1列に収納し、該物品搬送路端の物品出口部で物品が
取去られると、次に収納されている物品が重力により転
動または滑動して物品出口部に供給されて物品が常に該
物品出口部にあるように供給するストッカであって、一
方の端部が高位に、他方の端部が低位となる鉛直の離間
する一対の鉛直板と、前記一対の鉛直板間に、該鉛直板
の一方の端部から他方の端部に鉛直方向に沿って配設さ
れる少なくとも1つの固定仕切板と、前記一対の鉛直板
間に、該鉛直板の一方の端部から他方の端部に鉛直方向
に沿って前記固定仕切板を挟んで配設され、該鉛直板の
幅方向にスライド可能な一対の可動仕切板と、前記可動
仕切板に連結された仕切板保持部材と、前記仕切板保持
部材をスライド自由に支持するスライド手段と、前記可
動仕切板を、任意スライド位置で固定する固定手段と、
を含んで構成され、前記鉛直板と固定仕切板と可動仕切
板とによって、鉛直に延びかつ横方向に並列する複数の
物品搬送路を形成すると共に、前記一対の可動仕切板の
スライド位置調整により、可動仕切板と該可動仕切板と
隣接する固定仕切板との間の物品搬送路の幅を可変する
ようにしたことを特徴とする。
【0012】かかる請求項2に係る発明において、鉛直
板の両側に位置する可動仕切板は、仕切板保持部材を介
してスライド手段により鉛直板の幅方向にスライド可能
なので、物品の大きさに合わせて物品搬送路の幅を可変
調整し、可動仕切板を固定手段で固定する。これによ
り、物品の大きさに合わせて、物品搬送路の幅を可変調
整できると共に、複数の物品搬送路を仕切を介して一体
に形成されているので、仕切られて並んでいる物品搬送
路にそれぞれ異なる種類の物品を収納できる。そして、
鉛直の物品搬送路に物品同士が接触した状態で1列に収
納し、該物品搬送路端の物品出口部で物品が取去られる
と、次に収納されている物品が重力により転動または滑
動して物品出口部に供給されて物品が常に該物品出口部
にあるように供給されるので、物品を供給するための特
別な動作部を設ける必要がないため、動力源が不要であ
ると共に、一旦物品の供給を停止する必要がある場合に
も、容易に対応でき、物品位置検出用のセンサ等も不要
で、設備コストの低減を図れる。
【0013】請求項3に係る発明は、傾斜した物品搬送
路に物品を物品同士が接触した状態で1列に収納し、該
物品搬送路端部の物品出口部で物品が取去られると、次
に収納されている物品が重力により転動または滑動して
物品出口部に供給されて物品が常に該物品出口部にある
ように供給するストッカであって、一方の端部が高位
に、他方の端部が低位となる傾斜する複数の傾斜板であ
って、上下方向に並列され、かつ上下に隣接する傾斜板
において上側に位置する傾斜板の低位側端部と下側に位
置する傾斜板の高位側端部とが近接されて、上部から下
部に略蛇行状をなすように配列された複数の傾斜板と、
一方の端部が上下に隣接する傾斜板において上側に位置
する傾斜板の低位側端部よりも上方に位置し、他方の端
部が下側に位置する傾斜板の高位側端部に連接される略
半円筒状のガイド板と、各前記傾斜板の上面に該傾斜板
の一方の端部から他方の端部に傾斜方向に沿って配設さ
れる固定仕切板と、略半円リング状に形成され、両端部
が、前記ガイド板の内側にて、上側に位置する傾斜板の
低位側端部に位置する固定仕切板端部と下側に位置する
傾斜板の高位側端部に位置する固定仕切板端部とにそれ
ぞれ連結される端部仕切板と、を含んで構成され、前記
傾斜板とガイド板と固定仕切板と端部仕切板とによっ
て、傾斜しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路を略
蛇行状に形成するようにしたことを特徴とする。
【0014】かかる請求項3において、複数の傾斜板と
それらをつなぐガイド板と複数の固定仕切板と該固定仕
切板に対応して設けられた端部仕切板とによって、略蛇
行状に傾斜した複数の物品搬送路が形成されるので、多
数の物品を収納できながら、その設置スペースは少なく
て良いため、工場等におけるスペースの有効利用が図れ
る。そして、略蛇行状に傾斜した物品搬送路に物品同士
が接触した状態で1列に収納し、該物品搬送路端の物品
出口部で物品が取去られると、次に収納されている物品
が重力により転動または滑動して物品出口部に供給され
て物品が常に該物品出口部にあるように供給されるの
で、物品を供給するための特別な動作部を設ける必要が
ないため、動力源が不要であると共に、一旦物品の供給
を停止する必要がある場合にも、容易に対応でき、物品
位置検出用のセンサ等も不要で、設備コストの低減を図
れる。
【0015】請求項4に係る発明は、傾斜した物品搬送
路に物品を物品同士が接触した状態で1列に収納し、該
物品搬送路端部の物品出口部で物品が取去られると、次
に収納されている物品が重力により転動または滑動して
物品出口部に供給されて物品が常に該物品出口部にある
ように供給するストッカであって、一方の端部が高位
に、他方の端部が低位となる傾斜する複数の傾斜板であ
って、上下方向に並列され、かつ上下に隣接する傾斜板
において上側に位置する傾斜板の低位側端部と下側に位
置する傾斜板の高位側端部とが近接されて、上部から下
部に略蛇行状をなすように配列された複数の傾斜板と、
一方の端部が上下に隣接する傾斜板において上側に位置
する傾斜板の低位側端部よりも上方に位置し、他方の端
部が下側に位置する傾斜板の高位側端部に連接される略
半円筒状のガイド板と、各前記傾斜板の上面に該傾斜板
の一方の端部から他方の端部に傾斜方向に沿って少なく
とも1つ配設される固定仕切板と、各前記傾斜板の上面
に該傾斜板の一方の端部から他方の端部に傾斜方向に沿
って前記固定仕切板を挟んで一対配設され、該傾斜板の
幅方向にスライド可能な可動仕切板と、略半円リング状
に形成され、両端部が、前記ガイド板の内側にて、上側
に位置する傾斜板の低位側端部に位置する固定仕切板端
部と下側に位置する傾斜板の高位側端部に位置する固定
仕切板端部とにそれぞれ連結される固定端部仕切板と、
略半円リング状に形成され、両端部が、前記ガイド板の
内側にて、上側に位置する傾斜板の低位側端部に位置す
る可動仕切板端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部
に位置する可動仕切板端部とにそれぞれ連結される可動
端部仕切板と、前記可動仕切板に連結された仕切板保持
部材と、前記仕切板保持部材をスライド自由に支持する
スライド手段と、前記可動仕切板を、任意スライド位置
で固定する固定手段と、を含んで構成され、前記傾斜板
とガイド板と固定仕切板と可動仕切板と固定端部仕切板
と可動端部仕切板によって、傾斜しかつ横方向に並列す
る複数の物品搬送路を略蛇行状に形成する一方、前記一
対の可動仕切板のスライド位置調整により、可動仕切板
と該可動仕切板と隣接する固定仕切板との間の物品搬送
路の幅を可変するようにしたことを特徴とする。
【0016】かかる請求項4に係る発明において、可動
可動端部仕切板は、可動仕切板に対応して一対ある。そ
して、複数の傾斜板とそれらをつなぐガイド板とによっ
て、略蛇行状に傾斜した複数の物品搬送路が形成され多
量の物品が収納される。しかも、傾斜板の両側に位置す
る可動仕切板は、仕切板保持部材を介してスライド手段
により傾斜板の幅方向にスライド可能なので、物品の大
きさに合わせて物品搬送路の幅を可変調整し、可動仕切
板を固定手段で固定することができる。これにより、多
数の物品を収納できながら、その設置スペースは少なく
て良いため、工場等におけるスペースの有効利用が図
れ、さらに物品の大きさに合わせて、物品搬送路の幅を
可変調整できると共に、複数の物品搬送路を仕切を介し
て一体に形成されているので、仕切られて並んでいる物
品搬送路にそれぞれ異なる種類の物品を収納できる。そ
して、蛇行状に傾斜した物品搬送路に物品同士が接触し
た状態で1列に収納し、該物品搬送路端の物品出口部で
物品が取去られると、次に収納されている物品が重力に
より転動または滑動して物品出口部に供給されて物品が
常に該物品出口部にあるように供給されるので、物品を
供給するための特別な動作部を設ける必要がないため、
動力源が不要であると共に、一旦物品の供給を停止する
必要がある場合にも、容易に対応でき、物品位置検出用
のセンサ等も不要で、設備コストの低減を図れる。
【0017】請求項5に係る発明は、前記仕切板保持部
材は、各可動仕切板の外側面の少なくとも前後部に、そ
の一端部がそれぞれ該外側面に対して直角に固定された
シャフトから構成され、前記スライド手段は、可動仕切
板の外側方に該可動仕切板外側面と平行に配設され、そ
の内側面に前記各シャフトの他端部がそれぞれ固定され
る可動部材と、該可動部材と相対向して配設された固定
部材と、前記可動部材と固定部材とを連結するスライド
支持手段と、を含んで構成されたことを特徴とする。
【0018】かかる請求項5に係る発明においては、各
傾斜板に対して一対設けられた可動仕切板に対応して、
前記仕切板保持部材、前記スライド手段および固定手段
は少なくとも一対設けられている。そして、傾斜板の一
方の側に位置する各可動仕切板がシャフトを介して可動
部材に一体的に固定され、該可動部材が固定部材からの
スライド支持手段で移動可能に支持されているので、可
動部材を移動させるたけで可動部材に固定されている全
ての可動仕切板が移動する。したがって、両側部の物品
搬送路の幅を簡単に調整できる。
【0019】請求項6に係る発明は、前記各スライド支
持手段は、一方の端部が固定部材に回動自由に連結さ
れ、他方の端部が可動部材に回動自由に連結された少な
くとも1つのリンク部材から構成され、該リンク部材と
固定部材または可動部材との連結部は、リンク部材と固
定部材または可動部材のうちの一方に固定されたピン
と、他方に固定されてリンク部材の回動時に該ピンがス
ライド自由となる長穴を有するピン支持部材とから構成
されたことを特徴とする。
【0020】かかる請求項6に係る発明において、可動
部材の固定部材からの移動調整が簡単なリンク機構で実
現できスライド支持が安定してなされる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明のストッカを、物品として、缶ビール、缶ジュー
ス、缶詰め類等の円柱状物の箱詰め装置における物品供
給用に適用した例である。
【0022】図1〜図3において、箱詰め装置は、箱搬
送手段と、本発明のストッカ19と、ロボット49と、
含んで構成される。前記箱搬送手段は、上方が開口した
化粧箱1を、箱搬送路に沿って移送して所定位置に略水
平状態で停止させるものであり、ローラコンベヤ11と
位置決め固定装置とを含んで構成される。
【0023】前記ローラコンベヤ11のローラが設けら
ているコンベヤ本体部11Aの両側部には、化粧箱1を
脱落することなく案内するガイド板11Bがそれぞれ設
けられている。ローラコンベヤ11の所定位置は箱停止
位置3として設定され、この箱停止位置には、移送され
てきた化粧箱1の進行方向(X方向)の位置決め固定を
行う第1の位置決め固定装置と、移送されてきた化粧箱
1の進行方向と直交する方向(Y方向)の位置決め固定
を行う第2の位置決め固定装置と、が設けられている。
【0024】第1の位置決め固定装置は、化粧箱1の進
行方向の先端面を係止させる係止板14と、化粧箱1の
後端面に当接して該化粧箱1を前記係止板14に対して
押し付ける押付装置15とから構成される。前記係止板
14は、ローラコンベヤ11のローラ間の隙間を介して
ローラ上面から突出する位置と、ローラ上面より下側に
引っ込む位置とに図示しないシリンダ装置により上下動
作される。
【0025】また、前記押付装置15は、押付板15A
と該押付板15Aを上下動する上下シリンダ装置15B
と、該上下シリンダ装置15B全体を化粧箱1の進行方
向に前後動する前後シリンダ装置15Cと、から構成さ
れる。第2の位置決め固定装置は、化粧箱1の一側面に
当接して該化粧箱1をコンベヤ11の一方のガイド板1
1B内面に押し付ける押付装置16から構成される。
【0026】この押付装置16は、押付板16Aと該押
付板16Aをロッド16Bを介して前後動する前後シリ
ンダ装置16Cと、から構成される。なお、ローラコン
ベヤ11による搬送路における箱停止位置3には、化粧
箱1が所定の位置に移送されてきたことを検出する第1
の位置センサ17が設けられており、この位置センサ1
7からの信号により前記第1の位置決め固定装置におけ
る係止板14を、ローラコンベヤ11のローラ間の隙間
を介してローラ上面から突出する位置に作動するべく、
シリンダ装置が制御される。
【0027】さらに、ローラコンベヤ11による搬送路
における箱停止位置3には、化粧箱1が所定の進行方向
位置に係止された位置に移送されたことを検出する第2
の位置センサ18が設けられており、この位置センサ1
8からの信号により前記第1の位置決め固定装置におけ
る上下シリンダ装置15Bと前後シリンダ装置15Cと
が、押付板15Aが化粧箱1を押し付ける位置となるよ
うに作動するべく制御されると共に、第2の位置決め固
定装置における前後シリンダ装置16Cを、押付板16
Aが化粧箱1を押し付ける位置となるように作動するべ
く制御される。
【0028】なお、前記第1の位置決め固定装置と第2
の位置決め固定装置の各シリンダ装置は、 全て圧力気体
を作動源とするシリンダ装置であり、一般的には圧力空
気を作動源とするエアシリンダ装置が用いられる。前記
ストッカ19は、傾斜した(または鉛直の)物品搬送路
に円柱状物2同士が接触した状態で1列に収納し、該物
品搬送路端の物品出口部で円柱状物2が取去られると、
次に収納されている円柱状物2が重力により転動または
滑動して物品出口部に供給されて円柱状物2が常に該物
品出口部にあるように供給する構成を特徴としており、
本実施形態においては、夫々箱停止位置3の近傍に至
る、円柱状物の種類毎に設けられた複数の物品搬送路2
8〜30を有した構成で、各物品搬送路28〜30によ
り種類毎に円柱状物を順次移送し、該箱停止位置3近傍
の所定位置で停止させて所定種類の円柱状物が常に前記
箱停止位置3近傍の所定の円柱状物位置にあるように供
給するものである。
【0029】この場合、ストッカ19は、各々の物品搬
送路28〜30が仕切を介して一体に形成された構成で
あって、傾斜した物品搬送路28〜30が蛇行状に上下
方向に連続して設けられた蛇行状に形成される。このス
トッカ19は2つ用意され、前記箱搬送手段のローラコ
ンベヤ11の箱停止位置3の両側近傍に各々設けられて
いる。
【0030】かかるストッカ19の詳細構造を図4〜図
6について説明する。これらの図において、ストッカ1
9は、本体フレーム20と、傾斜板24〜26と、ガイ
ド板44と、固定仕切板27と、可動仕切板31〜33
と、固定端部仕切板(図示せず)と、可動端部仕切板4
5,46と、を含んで構成される。かかる構成を詳述す
ると、本体フレーム20は、略長方体形状に形成されて
おり、その両側部は、所定の間隔をもって相対向して配
設された一対の方形枠体20Aから構成される。
【0031】各方形枠体20Aの底部の両側部には、本
体フレーム20の設置面からの高さ調節を行うためのレ
ベルアジャスタ22がそれぞれ取り付けられていると共
に、本体フレーム20を設置面上にて走行移動するため
のキャスター23がそれぞれ取り付けられている。キャ
スター23にて本体フレーム20を移動させる場合に
は、レベルアジャスタ22を設置面から引き離し、キャ
スター23を接地させれば良い。
【0032】前記傾斜板24〜26は、3つ設けられて
おり、それぞれ一方の端部が高位に、他方の端部が低位
となるように傾斜されている。かかる傾斜板24〜26
は、上下方向に並列され、かつ上下に隣接する傾斜板に
おいて上側に位置する傾斜板の低位側端部と下側に位置
する傾斜板の高位側端部とが近接されて、上部から下部
に略蛇行状をなすように配列される。
【0033】すなわち、最上段の傾斜板24は、本体フ
レーム20の後部上方位置から前部上方位置に高位から
低位に傾斜して配設される。中段の傾斜板25は、前記
最上段の傾斜板24の低側端部に近接した下側位置から
最上段の傾斜板24の高側端部と離間する後部下方位置
に高位から低位に傾斜して配設される。
【0034】最下段の傾斜板26は、前記中段の傾斜板
25の低側端部に近接した下側位置から本体フレーム2
0の前部下方位置より前方に突出する位置に高位から低
位に傾斜して配設される。前記ガイド板44は、2つ設
けられており、それぞれ略半円筒状に形成されている。
かかるガイド板44の一方の端部は、上下に隣接する傾
斜板において上側に位置する傾斜板の低位側端部よりも
上方に位置し、他方の端部は、下側に位置する傾斜板の
高位側端部に連接される。
【0035】この場合、各ガイド板44の側端部にはそ
れぞれ取付フランジ部44Aが設けられており、この取
付フランジ部44Aをもって本体フレーム20に固定取
付される。前記固定仕切板27は、各傾斜板24〜26
に対して一対ずつ設けられており、各傾斜板24〜26
の上面中央部分に該傾斜板24〜26の一方の端部から
他方の端部に傾斜方向に沿って離間してそれぞれ配設さ
れる。
【0036】前記可動仕切板31〜33は、各傾斜板2
4〜26に対して一対ずつ設けられており、各傾斜板2
4〜26の上面に該傾斜板24〜26の一方の端部から
他方の端部に傾斜方向に沿って前記固定仕切板27を挟
んで該傾斜板24〜26の両側部分に配設され、傾斜板
24〜26の幅方向にスライド可能な構成となってい
る。
【0037】なお、最上段の可動仕切板31の入口端3
1Aは外側に曲げられて傾斜形成されている。前記可動
端部仕切板45,46は、それぞれ略半円リング状に形
成され、両端部が、前記ガイド板44の内側にて、上側
に位置する傾斜板の低位側端部に位置する可動仕切板の
端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部に位置する可
動仕切板の端部とにそれぞれ連結される。したがって、
可動端部仕切板45,46は、各傾斜板24〜26に対
して一対ずつ設けられている可動仕切板31〜33に対
応して、一対ずつ設けられている。
【0038】前記固定端部仕切板は、図示しないが、可
動端部仕切板45,46と同様の構造であり、それぞれ
略半円リング状に形成され、両端部が、前記ガイド板4
4の内側にて、上側に位置する傾斜板の低位側端部に位
置する固定仕切板27の端部と下側に位置する傾斜板の
高位側端部に位置する固定仕切板27の端部とにそれぞ
れ連結される。したがって、固定端部仕切板は、各傾斜
板24〜26においては固定仕切板27の数と同数設け
られている。
【0039】そして、上記の構成の傾斜板24〜26と
ガイド板44と固定仕切板27と可動仕切板31〜33
と固定端部仕切板と可動端部仕切板45,46によっ
て、傾斜しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路28
〜30が略蛇行状に形成されるようになっている。さら
に、可動仕切板31〜33に連結された仕切板保持部材
と、仕切板保持部材をスライド自由に支持するスライド
手段と、可動仕切板31〜33を、任意スライド位置で
固定する固定手段と、が設けられており、可動仕切板3
1〜33のスライド位置調整により、可動仕切板31〜
33と該可動仕切板31〜33と隣接する固定仕切板2
7との間の物品搬送路29,30の幅を可変できるよう
になっている。
【0040】すなわち、前記仕切板保持部材は、各可動
仕切板31〜33の外側面の少なくとも前後部に、その
一端部がそれぞれ該外側面に対して直角に固定されたガ
イドサポートシャフト34から構成され、前記スライド
手段は、可動仕切板31〜33の外側方に該可動仕切板
31〜33外側面と平行に配設され、その内側面に前記
各ガイドサポートシャフト34の他端部がそれぞれ固定
される可動部材としての方形枠状のサイドフレーム35
と、該サイドフレーム35と相対向して配設された固定
部材としての方形枠体20Aと、前記サイドフレーム3
5と方形枠体20Aとを連結するスライド支持手段と、
を含んで構成される。
【0041】かかる構成を詳述すると、上段と中段の各
可動仕切板31,32の外側面の前後部並びに下段の可
動仕切板33の外側面の前後部と前後部間で前部側に近
い部位には、それぞれガイドサポートシャフト34の一
端部が該外側面に対して直角に固定されている。そし
て、各ガイドサポートシャフト34の他端部は、本体フ
レーム20の方形枠体20Aの側面の外側方に該側面と
平行に配設された方形枠状のサイドフレーム35の内側
面に固定される。
【0042】なお、前記サイドフレーム35の下桟部
は、最下段の可変仕切板33に合わせて前方向に延長さ
れており、最下段の前部のガイドサポートシャフト34
の他端部は、このサイドフレーム35の延長部35Aの
内側面に固定される。また、各サイドフレーム35の上
部と前部と後部とは、それぞれ前記スライド支持手段を
構成する一対のリンク部材としてのリンクバー36A,
36Bにより方形枠体20Aの上部と前部と後部とに連
結される。
【0043】一対のリンクバー36A,36Bは、長手
方向の中間部にてピン37により互いに回転自由に結合
されて、略十文字形状に構成され、この略十文字形状の
状態で、各リンクバー36A,36Bの両端部が方形枠
体20Aとサイドフレーム35に連結される。この場
合、リンクバー36A,36Bそれぞれの一端部が方形
枠体20Aの離間する2位置に固定取付されたブロック
38A,38Bにピン39A,39Bを介して回転自由
に連結され、リンクバー36A,36Bそれぞれの他端
部がサイドフレーム35の離間する2位置に固定取付さ
れたピン支持部材としてのブロック40A,40Bにピ
ン41A,41Bを介して回転自由に連結される。ま
た、リンクバー36Aの他端部とサイドフレーム35の
ブロック40Bとの連結およびリンクバー36Bの一端
部と方形枠体20Aのブロック38Bとの連結は、両ブ
ロック38,40に前後方向の長穴40Cが形成され、
ピン39B,40Bがその長穴40Cに沿って移動可能
となっている。なお、この長穴は、ブロック38B,4
0Bそれぞれに形成されるか、またはブロック38A,
40Aそれぞれに形成されればよく、少なくとも一方に
形成されればよいものである。
【0044】したがって、このようなリンクバー36
A,36Bにより各サイドフレーム35の上部と前部と
後部とを連結した構成により、サイドフレーム35を方
形枠体20Aに近接する方向に移動すると、可変仕切板
31〜33それぞれが内側方向にスライド移動され、サ
イドフレーム35を方形枠体20Aと離間する方向に移
動すると、可変仕切板31〜33それぞれが外側方向に
スライド移動される。
【0045】そして、このように、可変仕切板31〜3
3が内側方向、外側方向にスライド移動されることによ
って、可変仕切板31〜33と固定仕切板27との間の
搬送路29,30の幅が可変される。なお、リンク部材
としてのリンクバー36A,36Bを一対設け、これら
を長手方向の中間部にてピン37により互いに回転自由
に結合して略十文字形状に構成するようにしたが、単一
のリンクバーのみを設けるようにしても良い。
【0046】上記の搬送路幅調整構造に付随して、可動
式仕切板を、任意スライド位置で固定する固定手段と、
サイドフレーム35のスライド量を表示するスケール4
3Aが設けられている。これらの構成について図6を参
照して説明すると、本体フレーム20の外側面には、直
交する水平片部43Cと側片部43Dとを有する略L字
形の水平な固定用ブラケット43の一端部が固定されて
おり、この固定用ブラケット43の上方を向いた状態で
水平に延びている水平片部43C上面には、スケール4
3Aが張設される。また、固定用ブラケット43の側片
部43Dには、水平方向に延びる長穴43Bが開設され
ている。
【0047】かかる固定用ブラケット43は、その側片
部43Dがサイドフレーム35の外側面に接触しなが
ら、該サイドフレーム35の外側面を横断するように配
設され、サイドフレーム35が側片部43D外側面に沿
ってスライドし得るようになっている。
【0048】なお、サイドフレーム35側には、スケー
ル43A上に延びる図示しない指標ブが設けられてお
り、この指標部が指し示すスケール43Aの目盛り位置
によりサイドフレーム35のスライド量が表示される。
そして、サイドフレーム35を任意のスライド位置で固
定用ブラケット43にロックする手段として、ボルト4
2Aとナット42Bとが設けられている。
【0049】前記ボルト42Aには、回転操作用のレバ
ー42Cが設けられている。また、前記ナット42Bの
一方の面の両側部には、溝部42Dが設けられており、
この溝部42Dの間には凸部42Eが形成される。ナッ
ト42Bは、その凸部42Eを長穴43Bに挿入し、溝
部42Dを側片部43Dの長穴43B両側に位置する外
面に当接した状態で、固定用ブラケット43にセットさ
れ、長穴43Bに沿ってスライド移動できるようになっ
ている。
【0050】かかるナット42Bには、ナット42Bセ
ット側とは反対側の側片部43D外面側から長穴43B
に挿入したボルト42Aの先端部のねじ部がねじ嵌合さ
れる。したがって、ボルト42Aをナット42Bに対し
て緩めることによって、サイドフレーム35の固定が解
かれて、サイドフレーム35をスライドすることがで
き、可変仕切板31〜33と固定仕切板27との間の物
品搬送路29,30の幅を可変できる。
【0051】また、ボルト42Aをナット42Bに対し
て締め付けることによって、サイドフレーム35が固定
用ブラケット43を介して本体フレーム20に固定さ
れ、サイドフレーム35、すなわち、可動仕切板を幅調
整位置にて移動不可能に固定できる。以上の固定装置
は、物品位置での精度が上がればよいので、本実施様態
では本体フレーム20の前方両側のみに設けられてい
る。
【0052】一方、最上段の傾斜板24の後部端部は、
円柱状物の入口部として構成され、ここには、傾斜板2
4の板面に連なるテーブルフレーム43が取り付けられ
ている。さらに、最下段の傾斜板26の本体フレーム2
0より前方に突出する延長部26Aは、所定の円柱状物
位置としての出口部4(物品搬送路の終端部)をその先
端部に形成するもので、該先端部には、移送されてくる
円柱状物を停止させるエンドプレート47が立設されて
いる。
【0053】また、各段の傾斜板24〜26上面並びに
テーブルフレーム43の上面には、円柱状物の移送時に
ガタ付等の衝撃が生じないようにするためのクッション
シート48が敷設されている。以上の構成の蛇行状スト
ッカ19は、傾斜した各物品搬送路28〜30に円柱状
物同士が接触した状態で1列に収納し、箱停止位置3近
傍の所定の物品位置としての出口部4で物品が後に詳述
するロボットの駆動アーム (作動部)により取去られる
と、次に収納されている円柱状物が重力により転動また
は滑動して該出口部4にすぐに供給されて円柱状物物品
が常に前記所定の物品位置としての出口部4にあるよう
に供給する。
【0054】また、各種類毎に設けられるストッカ19
の出口部4において、それぞれの円柱状物2はその軸方
向とローラコンベヤ11の箱移送方向とが平行になるよ
うに配列され、化粧箱1においても、円柱状物2の軸方
向と箱移送方向とが平行になる向きに詰められる。次
に、ロボット49について説明する。
【0055】このロボット49は、箱停止位置3の略上
方に設けられた駆動アーム49A (作動部)と、該駆動
アーム49Aを駆動する駆動部49Bと、前記種類毎の
円柱状物位置を前もって記憶する供給位置記憶手段と、
化粧箱1に詰込む円柱状物2の種類と数量と化粧箱1内
の位置とを記憶する詰込み情報記憶手段と、該詰込み情
報記憶手段により記憶された化粧箱1に詰込む円柱状物
2の種類と数量と化粧箱1内位置に基づいて、前記供給
位置記憶手段により記憶された前記種類毎の円柱状物位
置を選択し、選択した円柱状物位置にある円柱状物2を
化粧箱1内の所定位置に順次移載する指令を前記駆動ア
ーム49Aの駆動部49Bに出力する制御手段とを含ん
で構成される。
【0056】ロボット49は、上部に駆動部49Bが配
設され、この駆動部49Bから駆動アーム49Aが懸架
され、該駆動部49Bの真下に駆動アーム49Aの動作
領域が形成される天井懸架方式のものである。前記駆動
部49Bの底部の4つのコーナ部からは下方に延びる支
持足49Cがそれぞれ設けられており、該支持足49C
は、前記箱停止位置3におけるローラコンベヤ11とス
トッカ19の出口部とを跨がるように配されて設置面に
支持される。
【0057】駆動アーム49Aは、旋回軸49a(±1
80度旋回)、自在継手49b、支持部49c、上部リ
ンクバー49d、下部リンクバー49e、支持アーム4
9fおよび円柱状物2をバキューム力で保持する保持部
から構成される。前記旋回軸49aは、駆動部49Bの
下面中央部から垂下支持される。この旋回軸49aの上
部と下部には、前記自在継手49bが介装されており、
この自在継手49b部分で屈曲可能になっている。
【0058】前記支持部49cは、4つ設けられ、駆動
部49Bの下面の旋回軸49aを取り囲む4つの位置
(90度間隔を隔てて設けられる)からそれぞれ垂下さ
れて設けられている。前記上部リンクバー49dは、4
つ設けられ、駆動部49Bの下面の支持部49cを取り
囲む4つの位置(90度間隔を隔てて設けられる)に形
成された長穴(図示せず)を通って下方に延びている。
【0059】前記下部リンクバー49eは、上部リンク
バー49dに対応して4つ設けられている。また、下部
リンクバー49e個々は、縦に細長い平行四辺形形状
(図示せず)の4つのバー部材から構成されている。す
なわち、平行四辺形の上辺と下辺に相当する上辺バー部
材と下辺バーー部材が極めて短く、左右の辺に相当する
右辺バー部材と左辺バー部材が長く構成され[図8
(A)で重なって表示されている部分]、各バー部材が
ピンにより回動自由に連結され、各バー部材で形成され
る角度が変化できるように(該平行四辺形の高さが変化
できるように)なっている。
【0060】そして、前記支持アーム49fの一端部
は、それぞれ支持部49cにピン結合により回動自由に
連結される一方、その他端部の上部側には、上部リンク
バー49dの先端部がそれぞれピン結合により回動自由
に連結され。また、支持アーム49fの他端部の下部側
には下部リンクバー49eの前記上辺バー部材の中央部
分が、該上辺バー部材が回転軸の如く、それぞれ回動自
由に保持される。また、下部リンクバー49eの前記下
辺バー部材の中央部分が、該下辺バー部材が回転軸の如
く、旋回軸49aの先端が貫通する支持部材49kの外
周部にそれぞれ回転自由に保持される。
【0061】一方、旋回軸49aの支持部材49kから
突出する先端部には、円柱状物2をバキューム力で保持
する前記保持部として、吸引部49gと、該吸引部49
g下面に固定された安定部49jと、該安定部49j下
面に固定された吸盤49hとが設けられている。前記安
定部49jは、下面に略V字形断面形状の溝部を有した
もので、吸盤49hにより保持された円柱状物2を安定
した保持状態とするものである。
【0062】前記吸引部49gには、駆動部49B内に
内蔵されたバキューム発生装置(図示せず)から導かれ
た吸引ホース49iが連通接続される。吸引ホース49
iは、支持部49c、支持アーム49fおよび下部リン
クバー49eに沿って配設され、これらに結束部材49
lによって結束される。したがって、バキューム発生装
置(図示せず)の作動により、吸引ホース49i、吸引
部49gを介して吸盤49hにバキューム力が作用し、
吸盤49hに円柱状物2を吸引保持することができるよ
うになっている。
【0063】かかる構成の駆動アーム49Aの動きにつ
いて説明すると、駆動部49Bによって、上部リンクバ
ー49dが上下動されることにより、支持アーム49f
が上下に揺動し、これにより、下部リンクバー49eが
引き上げ、あるいは、引き下げられる。したがって、例
えば、図7(A)の左側の上部リンクバー49dを上動
し、右側の上部リンクバー49dを下動すると、左側の
下部リンクバー49eが引き上げられ、右側の下部リン
クバー49eが引き下げられることによって、旋回軸4
9aが自在継手49b部分で屈曲され、旋回軸49a先
端部の吸盤49hは、図の左上部位置に移動する。
【0064】また、逆に、図7(A)の右側の上部リン
クバー49dを上動し、左側の上部リンクバー49dを
下動すると、右側の下部リンクバー49eが引き上げら
れ、左側の下部リンクバー49eが引き下げられること
によって、旋回軸49aが自在継手49b部分で屈曲さ
れ、旋回軸49a先端部の吸盤49hは、図の右上部位
置に移動する。
【0065】上部リンクバー49d、下部リンクバー4
9e、支持部49c、支持アーム49fは、周方向に9
0度間隔をもって4つ設けられているから、図示した上
部リンクバー49d、下部リンクバー49e、支持部4
9c、支持アーム49fと直交して設けられている上部
リンクバー49d、下部リンクバー49e、支持部49
c、支持アーム49fを上記と同様に動作させることに
よって、上述した左上部と右上部と直交する位置にも、
旋回軸49a先端の吸盤49hが移動する。
【0066】なお、下部リンクバー49eは、前述の如
く変形可能な平行四辺形形状に形成されているので、直
交して設けられている上部リンクバー49d、下部リン
クバー49e、支持部49c、支持アーム49fを動作
させても、該平行四辺形形状の角の角度が変わることに
よって旋回軸49a先端の吸盤49hが前後に移動てき
ると共に、該吸盤49hが常に下向きに保たれる。ま
た、旋回軸49aは、±180度旋回されるため、旋回
軸49a先端の吸盤49hに保持された円柱状物2を同
様に±180度旋回することが可能である。
【0067】なお、上記駆動アーム49Aの上部リンク
バー49dの駆動は、空気シリンダまたは電動モータ等
による。一方、前記供給位置記憶手段、詰込み情報記憶
手段および制御手段は、マイクロコンピュータ等を内蔵
したパソコン50にソフトウェア的に装備されている。
このパソコン50による制御構造および制御内容につい
ては後述する。
【0068】ここで、図8は上述の箱詰め装置の制御構
造を説明するブロック図である。すなわち、図におい
て、パソコン50内部には、装置全体の制御手段51
と、前述したロボット49の制御手段52と、供給位置
記憶手段53と、詰込み情報記憶手段54とが設けられ
ている。前記装置全体の制御手段51には、装置の起動
スイッチ55から出力される起動信号と、ストッカ19
の各出口部4に設けられて、該出口部4に円柱状物2が
位置しているか否かを検出するセンサ(図示せず)から
出力される円柱状物確認信号(出口部4の数だけある)
と、ローラコンベヤ11に設けられた前述の第1の位置
センサ17と第2の位置センサ18からそれぞれ出力さ
れる化粧箱1の位置決め固定指示信号と、化粧箱1の位
置決め固定完了信号(シリンダ装置15B,15C,1
6Cの化粧箱位置決め固定動作開始をもって位置決め完
了とする)と、がそれぞれ入力される。
【0069】さらに、この制御手段51からは、前記起
動信号に基づいて、ローラコンベヤ11を作動して化粧
箱1を移送する化粧箱移送指示信号と、前記位置決め固
定指示信号に基づいてローラコンベヤ11を停止する化
粧箱移送停止信号と各シリンダ装置をそれぞれ作動させ
て化粧箱1を位置決め固定するシリンダ装置作動信号
(複数)と、がそれぞれ出力される。
【0070】一方、ロボット49の制御手段52には、
前記位置決め固定完了信号に基づいて、前記制御手段5
1から出力される作業開始信号と、供給位置記憶手段5
3および詰込み情報記憶手段54からそれぞれ出力され
る供給位置信号および詰込み情報信号と、ストッカ19
の出口部4からの前記円柱状物確認信号(出口部4の数
だけある)と、がそれぞれ入力される。
【0071】また、ロボット49の制御手段52から
は、前記作業開始信号と供給位置信号および詰込み情報
信号とに基づいて、ロボット49の駆動アーム49Aを
具体的に作動させる箱詰め作業信号をロボット49の駆
動部49Bに出力される。次に、かかる構成の箱詰め装
置の作用と、図9および図10のフローチャートに基づ
くパソコンによる制御内容とを説明し、合わせて本発明
の箱詰め方法について説明する。
【0072】先ず、箱詰めの準備段階で、ストッカ19
に円柱状物2をストックし箱詰めに備えて待機する。こ
の場合、ストッカ19の入口部のテーブルフレーム43
から、円柱状物2の種類毎に物品搬送路が異なるよう
に、換言すれば、各物品搬送路においては同種類のもの
だけが収納される様に、各物品搬送路28〜30に円柱
状物2を収納していく。各物品搬送路28〜30におい
ては、それぞれの円柱状物2はその軸方向とローラコン
ベヤ11による化粧箱移送方向とが平行になるように配
列され、例えば、両側の搬送路29,30には軸方向長
さの長い円柱状物2が、真中の搬送路28には軸方向長
さの短い円柱状物2が、それぞれ収納される。
【0073】テーブルフレーム43に載置された円柱状
物2は、最上段の傾斜板24に沿って転がりながら中段
の傾斜板25,最下段の傾斜板26へと至り、仕切板2
7、27、31で両側を拘束され転がり出口部4のエン
ドプレート47により係止され、所定の位置にきちんと
止まる。このようにして、各搬送路28〜30に複数種
類の円柱状物2がそれぞれ多数ストックされる。
【0074】このようにストッカ19に円柱状物2をス
トックすることにより、複数種類の円柱状物2は、種類
毎に箱停止位置3近傍に至る各物品搬送路28〜30に
より順次移送され、該箱停止位置3近傍の所定位置、即
ち、出口部4のエンドプレート47により係止される位
置で停止され、所定の種類の円柱状物2が常に箱停止位
置3近傍の所定の物品位置である出口部4にあるように
供給される。
【0075】以上が、図9のステップ1(図では、S1
と略記する。以下同様)のストッカ19の準備である。
次に、ストッカ19の各出口部4に設けらた前記センサ
(図示せず)から出力される円柱状物確認信号(出口部
4の数だけある)によって、該出口部4に円柱状物2が
位置しているか否かを検出し、全部の出口部4で円柱状
物2が位置していることを確認して、ストッカ19の準
備が整ったことを判定する(ステップ2)。
【0076】ストッカ19の準備が完了したら、供給位
置記憶手段に種類毎の円柱状物位置を前もって記憶させ
るべく供給位置を設定してパソコン50に入力する(ス
テップ3)と共に、詰込み情報記憶手段に化粧箱1に詰
込む円柱状物2の種類と数量と化粧箱1内の位置とを記
憶させるべく種類と数量と位置とを設定してパソコン5
0に入力する(ステップ4)。パソコンでは、上記の各
入力が終了したか否かを判定し(ステップ5)、入力完
了であれば、箱詰め装置の起動スイッチを受け入れる状
態になる。未入力であれば、上記の各入力待ちの状態で
いる(ステップ3)。
【0077】箱詰め装置の起動スイッチを受け入れる状
態において、オペレータが起動スイッチをONにする
(ステップ6)と共に、ロボット49を起動状態にする
(ステップ7)。箱詰め作業が開始されると、化粧箱1
は、その上面を開放した状態(蓋なしの状態)で、ロー
ラコンベヤ11により、略水平に移送される(ステップ
8)。化粧箱1が箱停止位置3の直前に到達すると、第
1の位置センサ17がこれを検出する。この位置センサ
17からの位置決め固定指示信号に基づいて、パソコン
50の装置全体制御手段51は、化粧箱1が箱停止位置
3に来たと判定して(ステップ9)、シリンダ装置作動
信号を第1の位置決め固定装置における係止板14のシ
リンダ装置に出力すると共に、化粧箱移送停止信号を物
品搬送手段であるローラーコンベヤ11の駆動装置に出
力すると、係止板14がローラコンベヤ11のローラ間
の隙間を介してローラ上面から突出する位置に作動さ
れ、化粧箱1がこの係止板14に係止されて停止される
と共に、ローラーコンベヤ11が停止される。
【0078】さらに、このように化粧箱1が所定の進行
方向位置に係止されると、この位置に化粧箱1が位置し
ていることを第2の位置センサ18が検出し、この位置
センサ18からの信号に基づいて、パソコン50からの
指令により、第1の位置決め固定装置における上下シリ
ンダ装置15Bと前後シリンダ装置15Cとが、押付板
15Aが化粧箱1を押し付ける位置となるように作動す
ると共に、第2の位置決め固定装置における前後シリン
ダ装置16Cが、押付板16Aが化粧箱1を押し付ける
位置となるように作動する。これにより、化粧箱1は、
位置決め固定が完了する(ステップ10)。
【0079】シリンダ装置15B,15C,16Cの化
粧箱位置決め固定動作開始をもって位置決め完了とする
第2の位置センサ18の化粧箱1の位置決め固定完了信
号をパソコン50の装置全体制御手段51が受けると、
ロボット制御手段52に作業開始信号を送る。作業開始
信号を受けたロボット制御手段52は、今回および後述
する円柱状物2を1つ箱詰めする毎に、ストッカ19の
各出口部4に設けらた前記センサから出力される円柱状
物確認信号(出口部4の数だけある)によって、予め詰
込む円柱状物2が出口部4に位置しているか否かを判定
する(ステップ11)。円柱状物2がない場合には、ア
ラームを作動し(ステップ12)、ロボット49を停止
して、制御を終了する(ステップ13)。円柱状物2が
あると判定されると、ロボット49による円柱状物2の
箱詰めを開始する(ステップ14)。
【0080】すなわち、ロボット49の駆動アーム49
Aの制御が開始され、駆動アーム49Aがストッカ19
の出口部4、即ち、箱停止位置3近傍の所定位置に待機
している円柱状物2をバキューム力で吸盤49hに吸着
させて保持し、化粧箱1内へ移動して、化粧箱1内の所
定の位置まで移動すると、バキューム力を解きまたは吸
引ホース49iから吸盤49h内に圧力をかけ吸盤49
hの保持力を解いて、化粧箱1内に円柱状物2を詰込
む。
【0081】駆動アーム49Aは前述したようにパソコ
ン50のロボット制御手段52により制御され、該ロボ
ット制御手段52は、入力された種類毎の円柱状物2の
供給位置ならびに化粧箱1に詰込む円柱状物2の種類と
数量と化粧箱1内の位置を、それぞれ読込む(図10の
フローチャートのステップ31)。そして、記憶された
化粧箱1に詰込む円柱状物2の内、この次の操作で箱詰
めする円柱状物2の種類に基づいて、記憶された種類毎
の円柱状物位置を選択し、選択した円柱状物位置にある
円柱状物2を駆動アーム49Aにより保持し(ステップ
32)、記憶された該円柱状物2の化粧箱1内位置に基
づいて化粧箱1内の所定位置に移載して化粧箱1内に詰
込む(ステップ33)指令を駆動アーム49Aの駆動部
49Bに出力する。
【0082】この場合、化粧箱1において、円柱状物2
の軸方向と化粧箱移送方向とが平行になる向きに詰めら
れる。また、ストッカにおいては、箱停止位置近傍の所
定の円柱状物位置としての出口部4で円柱状物2がロボ
ット49の駆動アーム49Aにより取去られると、次に
収納されている円柱状物2が重力により転動または滑動
して該出口部4にすぐに供給され、円柱状物2は、常に
出口部4にあるように供給される。
【0083】これを繰返して詰込む円柱状物2の種類と
数量と該円柱状物2の箱内位置に応じて円柱状物2を順
次箱内に詰込む。すなわち、化粧箱1内に全て円柱状物
2が詰込まれたか否かを判定し(図9のステップ1
5)、完了していなければ、再び円柱状物2が出口部4
に位置しているかを確認し(ステップ11)、箱詰めル
ーチンを繰り返し行う(ステップ14、この際、ステッ
プ31は一つの化粧箱1に対して一回行えば良いので、
実施する必要はない)。
【0084】この制御プログラミングにしたがって、記
憶された円柱状物2の種類と数量と該円柱状物2の箱内
位置に応じ、各ストッカ19の各物品搬送路28〜30
の出口部4にある円柱状物2が選択され、選択された円
柱状物2が順に化粧箱1の決められた位置に詰込まれて
いく。化粧箱1内に複数種類の円柱状物2が全て詰めら
れると、ロボット制御手段52は、箱詰め作業終了指示
信号を装置全体制御手段51に出力する。装置全体制御
手段51は、係止板14のシリンダ装置とシリンダ装置
15B,15C,16Cに固定解除のシリンダ装置作動
信号を出力し、化粧箱1の固定が解除される(ステップ
16)。箱詰めが終了した化粧箱1は後段に移送され
(ステップ17)、次の化粧箱1 が箱停止位置3に移送
されて、上記と同じように、箱詰めが実行される。予め
装置全体制御手段に入力されていた数だけ箱詰め作業が
完了した場合(ステップ18)、またはオペレータが停
止と判断した場合は(ステップ18)、ローラコンベヤ
11とロボット49の作動を停止して、箱詰め作業を停
止する(ステップ19)。
【0085】上記の箱詰め動作から明らかなように、本
実施形態の箱詰め方法は、次の(A)〜(C)の工程か
らなることを特徴としている。 (A)ロボットにより複数種類の物品を箱に詰める箱詰
め方法において、移送してきた上方が開口した箱を、所
定位置に略水平状態で停止させる箱停止工程 (B)前記箱停止位置近傍に至る複数の物品搬送路を物
品の種類毎に別け、それぞれの物品搬送路において同種
類の物品を移送して該箱停止位置近傍の所定位置で停止
させ、所定の種類の物品が常に前記箱停止位置近傍の所
定の物品位置に来るように複数種類の物品を供給する物
品供給工程 (C)前記箱停止位置の略上方に作動部が設けられたロ
ボットに、箱に詰込む物品の種類と数量の指示に応じ
て、前もって記憶させた種類毎の前記物品位置を選択さ
せ、選択した物品位置にある物品を前記作動部で保持し
て前記箱内の所定位置に順次移載する箱詰め工程 かかる工程(A)〜(C)のうち、工程(B)は、スト
ッカ19による円柱状物の自動的供給によって達成され
る。
【0086】工程(A)の化粧箱搬送制御と工程(C)
のロボット制御は、前述したようにパソコンにより実行
される。以上説明した箱詰め装置におけるストッカ19
によると、箱停止位置近傍の所定の円柱状物位置として
の出口部4で円柱状物2がロボット49の駆動アーム4
9Aにより取去られると、次に収納されている円柱状物
2が重力により転動または滑動して該出口部4にすぐに
供給され、円柱状物2は、常に出口部4にあるように供
給される構成であるから、従来のコンベヤからなる物品
供給装置と比較した場合、次のような利点がある。
【0087】すなわち、物品を供給するためにベルト等
の搬送手段を走行させる必要がなく、このためのベルト
等駆動用の動力源が不要である。また、本実施形態のよ
うな箱詰め装置においては、箱詰め時に一旦物品の走行
を停止する必要がある場合にも、容易に対応でき、物品
位置検出用のセンサ等も不要で、設備コストの低減を図
れる。
【0088】さらに、本実施形態のように、傾斜した物
品搬送路が蛇行状に上下方向に連続して設けられた蛇行
状ストッカにあっては、多数の物品を収納できながら、
その設置スペースは少なくて良いため、工場等における
スペースの有効利用が図れる。特に、ストッカ19を、
実施形態の如く箱詰め装置用の物品供給装置として用い
た場合には、ストッカ19によって、所定の種類の円柱
状物2を常に箱停止位置3近傍の所定の円柱状物位置に
あるように供給できるため、ロボット49に、前もって
種類毎の円柱状物位置を記憶させておけば、化粧箱1に
詰込む円柱状物2の種類と数量の指示に応じて選択した
円柱状物位置にある円柱状物2を駆動アーム49Aで保
持して化粧箱1内の所定位置に順次移載するため、物品
搬送部側の物品位置センサ等を用いない単純なロボット
制御のみですみ、従来技術の如く、画像認識システムを
利用して、コンベヤ上にランダムに置かれた物品がどの
位置にあるかを判別する必要がないため、これによって
も設備コストの低減を図ることができ、ロボット制御の
単純化により、故障頻度も少なく、稼働率の向上も図る
ことができる。
【0089】なお、上記実施形態においては、物品とし
て、缶ビール、缶ジュース、缶詰め類の箱詰めに適用し
た例について説明したが、これら円柱状物の他の例とし
てはビールビンやペットボトル等が挙げられる。さら
に、物品として角柱状物でも構わないし、例えば、食
品、菓子、医療品、化粧品等のその他の物品の箱詰めに
適用してもよく、いずれにせよ、重力を利用して転動ま
たは滑動できる物品であればよい。
【0090】また、本実施形態においては、傾斜板とガ
イド板と固定仕切板と可動仕切板と固定端部仕切板と可
動端部仕切板によって、傾斜しかつ横方向に並列する複
数の物品搬送路を略蛇行状に形成する一方、前記一対の
可動仕切板のスライド位置調整により、可動仕切板と該
可動仕切板と隣接する固定仕切板との間の物品搬送路の
幅を可変するようにしたストッカ19について説明した
が、本発明は、次の(1),(2)構成のストッカも含
まれる。 (1)傾斜板と固定仕切板と可動仕切板とによって、傾
斜しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路を形成する
と共に、前記一対の可動仕切板のスライド位置調整によ
り、可動仕切板と該可動仕切板と隣接する固定仕切板と
の間の物品搬送路の幅を可変するようにしたストッカ。 (2)傾斜板とガイド板と固定仕切板と端部仕切板とに
よって、傾斜しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路
を略蛇行状に形成するようにしたストッカ。
【0091】また、ストッカ19の傾斜の物品搬送路に
物品同士が接触した状態で1列に収納するようにした
が、鉛直の物品搬送路に物品同士が接触した状態で1列
に収納するストッカでも良い。この場合、傾斜板に代え
て、一方の端部が高位に、他方の端部が低位となる鉛直
の離間する一対の鉛直板を設け、この一対の鉛直板間
に、該鉛直板の一方の端部から他方の端部に鉛直方向に
沿って配設される少なくとも1つの固定仕切板と、鉛直
板の一方の端部から他方の端部に鉛直方向に沿って前記
固定仕切板を挟んで配設され、該鉛直板の幅方向にスラ
イド可能な一対の可動仕切板と、をそれぞれ設けるよう
にすれば良く、一対の鉛直板間で挟まれた状態で物品が
転動または滑動するようにすればよい。
【0092】さらに、本実施形態においては、ロボット
49において、駆動アーム49Aの保持手段として吸盤
49hの例を示したが、電動またはエアシリンダ等によ
る機械的に物品を挟んで保持するものでもよい。また、
ロボットの作動部として、本実施形態においては、駆動
アーム49Aの例を示したが、これに限定それることな
く、例えば、直交型、円筒型(スカラ型)、極座標型、
鉛直多関節型等の市販のロボットが使用でき、要は対象
物品を保持し対象物を空間的に移動して離すという機能
を持ったものであればよい。
【0093】さらに、本実施形態においては、可動仕切
板31〜33の幅可変調整構造において、方形枠状のサ
イドフレーム35が方形枠体20Aに対してスライド可
能に連結する例として一対のリンクバー36A,36B
を示したが、これに代えて方形枠体20Aに複数のスラ
イドバーを設け、サイドフレーム35がこれらスライド
バーに支えられ、かつ沿うように移動させるようにして
もよい。
【0094】また、本実施形態においては、箱停止位置
3近傍の所定位置に至るストッカ19の複数の物品搬送
路28〜30を円柱状物2の種類毎に別け、それぞれの
物品搬送路28〜30において同種類の円柱状物2を移
送して該箱停止位置3近傍の所定位置で停止させ、所定
の種類の円柱状物2が常に前記箱停止位置3近傍の所定
の物品位置(ストッカ19の出口部4)に来るように複
数種類の物品を供給するようにしたが、全部の物品搬送
路全てに同種の物品が搬送されない限り、少なくとも2
種類の物品の組合せで箱詰めできるので、同種の物品が
隣の物品搬送路に在っても差支えないのはむろんであ
る。
【0095】また、本実施形態においては、化粧箱1の
位置決め固定完了信号をシリンダ装置15B,15C,
16Cの化粧箱位置決め固定動作開始をもって出力する
ようにしたが、シリンダ装置15B,15C,16Cの
化粧箱位置決め固定動作終了をもって出力するようにし
てもよい。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のストッカによれば、物品に合わせて、物品搬送路の
幅を可変調整できると共に、仕切られて並んでいる物品
搬送路にそれぞれ異なる種類の物品を収納できる。しか
も物品を供給するための特別な動作部を設ける必要がな
いため、動力源が不要であると共に、一旦物品の供給を
停止する必要がある場合にも、容易に対応でき、物品位
置検出用のセンサ等も不要で、設備コストの低減を図れ
る。
【0097】請求項2に係る発明によれば、物品の大き
さに合わせて、物品搬送路の幅を可変調整できると共
に、複数の物品搬送路を仕切を介して一体に形成されて
いるので、仕切られて並んでいる物品搬送路にそれぞれ
異なる種類の物品を収納できる。しかも、鉛直の物品搬
送路なので敷地面積も少なく、また物品を供給するため
の特別な動作部を設ける必要がないため、動力源が不要
であると共に、一旦物品の供給を停止する必要がある場
合にも、容易に対応でき、物品位置検出用のセンサ等も
不要で、設備コストの低減を図れる。
【0098】請求項3に係る発明によれば、略蛇行状に
傾斜した複数の物品搬送路が形成されるので、多数の物
品を収納できながら、その設置スペースは少なくて良い
ため、工場等におけるスペースの有効利用が図れる。し
かも、物品を供給するための特別な動作部を設ける必要
がないため、動力源が不要であると共に、一旦物品の供
給を停止する必要がある場合にも、容易に対応でき、物
品位置検出用のセンサ等も不要で、設備コストの低減を
図れる。
【0099】請求項4に係る発明によれば、略蛇行状に
傾斜した複数の物品搬送路が形成されるので、多数の物
品を収納できながら、その設置スペースは少なくて良い
ため、工場等におけるスペースの有効利用が図れ、さら
に物品の大きさに合わせて、物品搬送路の幅を可変調整
できると共に、複数の物品搬送路を仕切を介して一体に
形成されているので、仕切られて並んでいる物品搬送路
にそれぞれ異なる種類の物品を収納できる。しかも、物
品を供給するための特別な動作部を設ける必要がないた
め、動力源が不要であると共に、一旦物品の供給を停止
する必要がある場合にも、容易に対応でき、物品位置検
出用のセンサ等も不要で、設備コストの低減を図れる。
【0100】請求項5に係る発明によれば、可動部材を
移動させるたけで可動部材に固定されている全ての可動
仕切板が移動する。したがって、両側部の物品搬送路の
幅を簡単に調整できる。請求項6に係る発明によれば、
可動部材の固定部材からの移動調整が簡単な機構で実現
できスライド支持が安定してなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るストッカを物品供給装置として
用いた箱詰め装置の一実施形態を示す平面図
【図2】 その正面図
【図3】 その右側面図
【図4】 同上の箱詰め装置における本発明のストッカ
の平面図
【図5】 その正面図
【図6】 同上の箱詰め装置における本発明のストッカ
の固定手段を説明する図で、(A)は斜視図、(B)は
正面図
【図7】 同上の箱詰め装置におけるロボットの構成お
よび動作を説明する図で、(A)はロボットの正面図、
(B)は駆動アーム先端の保持部の正面図、(C)は同
保持部の側面図
【図8】 同上の箱詰め装置における制御内容を説明す
る制御ブロック図
【図9】 同上の制御内容を説明するフローチャート
【図10】 同上の制御内容を説明するフローチャート
【図11】 従来のストッカを説明する斜視図
【符号の説明】
2 円柱状物 19 ストッカ 20 本体フレーム 20A 方形枠体 24〜26 傾斜板 27 固定仕切板 28〜30物品搬送路 31〜33 可動仕切板 34 ガイドサポートシャフト 35 サイドフレーム 36A,36B リンクバー 37 ピン 40C 長穴 44 ガイド板 45 可動端部仕切板 46 可動端部仕切板 47 エンドプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜した物品搬送路に物品を物品同士が接
    触した状態で1列に収納し、該物品搬送路端の物品出口
    部で物品が取去られると、次に収納されている物品が重
    力により転動または滑動して物品出口部に供給されて物
    品が常に該物品出口部にあるように供給するストッカで
    あって、 一方の端部が高位に、他方の端部が低位となる傾斜する
    傾斜板と、 前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の端
    部に傾斜方向に沿って配設される少なくとも1つの固定
    仕切板と、 前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の端
    部に傾斜方向に沿って前記固定仕切板を挟んで配設さ
    れ、該傾斜板の幅方向にスライド可能な一対の可動仕切
    板と、 前記可動仕切板に連結された仕切板保持部材と、 前記仕切板保持部材をスライド自由に支持するスライド
    手段と、 前記可動仕切板を、任意スライド位置で固定する固定手
    段と、 を含んで構成され、 前記傾斜板と固定仕切板と可動仕切板とによって、傾斜
    しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路を形成すると
    共に、前記一対の可動仕切板のスライド位置調整によ
    り、可動仕切板と該可動仕切板と隣接する固定仕切板と
    の間の物品搬送路の幅を可変するようにしたことを特徴
    とするストッカ。
  2. 【請求項2】鉛直の物品搬送路に物品を物品同士が接触
    した状態で1列に収納し、該物品搬送路端の物品出口部
    で物品が取去られると、次に収納されている物品が重力
    により転動または滑動して物品出口部に供給されて物品
    が常に該物品出口部にあるように供給するストッカであ
    って、 一方の端部が高位に、他方の端部が低位となる鉛直の離
    間する一対の鉛直板と、 前記一対の鉛直板間に、該鉛直板の一方の端部から他方
    の端部に鉛直方向に沿って配設される少なくとも1つの
    固定仕切板と、 前記一対の鉛直板間に、該鉛直板の一方の端部から他方
    の端部に鉛直方向に沿って前記固定仕切板を挟んで配設
    され、該鉛直板の幅方向にスライド可能な一対の可動仕
    切板と、 前記可動仕切板に連結された仕切板保持部材と、 前記仕切板保持部材をスライド自由に支持するスライド
    手段と、 前記可動仕切板を、任意スライド位置で固定する固定手
    段と、 を含んで構成され、 前記鉛直板と固定仕切板と可動仕切板とによって、鉛直
    に延びかつ横方向に並列する複数の物品搬送路を形成す
    ると共に、前記一対の可動仕切板のスライド位置調整に
    より、可動仕切板と該可動仕切板と隣接する固定仕切板
    との間の物品搬送路の幅を可変するようにしたことを特
    徴とするストッカ。
  3. 【請求項3】傾斜した物品搬送路に物品を物品同士が接
    触した状態で1列に収納し、該物品搬送路端部の物品出
    口部で物品が取去られると、次に収納されている物品が
    重力により転動または滑動して物品出口部に供給されて
    物品が常に該物品出口部にあるように供給するストッカ
    であって、 一方の端部が高位に、他方の端部が低位となる傾斜する
    複数の傾斜板であって、上下方向に並列され、かつ上下
    に隣接する傾斜板において上側に位置する傾斜板の低位
    側端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部とが近接さ
    れて、上部から下部に略蛇行状をなすように配列された
    複数の傾斜板と、 一方の端部が上下に隣接する傾斜板において上側に位置
    する傾斜板の低位側端部よりも上方に位置し、他方の端
    部が下側に位置する傾斜板の高位側端部に連接される略
    半円筒状のガイド板と、 各前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の
    端部に傾斜方向に沿って配設される固定仕切板と、 略半円リング状に形成され、両端部が、前記ガイド板の
    内側にて、上側に位置する傾斜板の低位側端部に位置す
    る固定仕切板端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部
    に位置する固定仕切板端部とにそれぞれ連結される端部
    仕切板と、を含んで構成され、 前記傾斜板とガイド板と固定仕切板と端部仕切板とによ
    って、傾斜しかつ横方向に並列する複数の物品搬送路を
    略蛇行状に形成するようにしたことを特徴とするストッ
    カ。
  4. 【請求項4】傾斜した物品搬送路に物品を物品同士が接
    触した状態で1列に収納し、該物品搬送路端部の物品出
    口部で物品が取去られると、次に収納されている物品が
    重力により転動または滑動して物品出口部に供給されて
    物品が常に該物品出口部にあるように供給するストッカ
    であって、 一方の端部が高位に、他方の端部が低位となる傾斜する
    複数の傾斜板であって、上下方向に並列され、かつ上下
    に隣接する傾斜板において上側に位置する傾斜板の低位
    側端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部とが近接さ
    れて、上部から下部に略蛇行状をなすように配列された
    複数の傾斜板と、 一方の端部が上下に隣接する傾斜板において上側に位置
    する傾斜板の低位側端部よりも上方に位置し、他方の端
    部が下側に位置する傾斜板の高位側端部に連接される略
    半円筒状のガイド板と、 各前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の
    端部に傾斜方向に沿って少なくとも1つ配設される固定
    仕切板と、 各前記傾斜板の上面に該傾斜板の一方の端部から他方の
    端部に傾斜方向に沿って前記固定仕切板を挟んで一対配
    設され、該傾斜板の幅方向にスライド可能な可動仕切板
    と、 略半円リング状に形成され、両端部が、前記ガイド板の
    内側にて、上側に位置する傾斜板の低位側端部に位置す
    る固定仕切板端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部
    に位置する固定仕切板端部とにそれぞれ連結される固定
    端部仕切板と、 略半円リング状に形成され、両端部が、前記ガイド板の
    内側にて、上側に位置する傾斜板の低位側端部に位置す
    る可動仕切板端部と下側に位置する傾斜板の高位側端部
    に位置する可動仕切板端部とにそれぞれ連結される可動
    端部仕切板と、前記可動仕切板に連結された仕切板保持
    部材と、 前記仕切板保持部材をスライド自由に支持するスライド
    手段と、 前記可動仕切板を、任意スライド位置で固定する固定手
    段と、 を含んで構成され、 前記傾斜板とガイド板と固定仕切板と可動仕切板と固定
    端部仕切板と可動端部仕切板によって、傾斜しかつ横方
    向に並列する複数の物品搬送路を略蛇行状に形成する一
    方、前記一対の可動仕切板のスライド位置調整により、
    可動仕切板と該可動仕切板と隣接する固定仕切板との間
    の物品搬送路の幅を可変するようにしたことを特徴とす
    るストッカ。
  5. 【請求項5】前記仕切板保持部材は、各可動仕切板の外
    側面の少なくとも前後部に、その一端部がそれぞれ該外
    側面に対して直角に固定されたシャフトから構成され、
    前記スライド手段は、可動仕切板の外側方に該可動仕切
    板外側面と平行に配設され、その内側面に前記各シャフ
    トの他端部がそれぞれ固定される可動部材と、該可動部
    材と相対向して配設された固定部材と、前記可動部材と
    固定部材とを連結するスライド支持手段と、を含んで構
    成されたことを特徴とする請求項1,2および4のうち
    いずれか1つに記載のストッカ。
  6. 【請求項6】前記各スライド支持手段は、一方の端部が
    固定部材に回動自由に連結され、他方の端部が可動部材
    に回動自由に連結された少なくとも1つのリンク部材か
    ら構成され、該リンク部材と固定部材または可動部材と
    の連結部は、リンク部材と固定部材または可動部材のう
    ちの一方に固定されたピンと、他方に固定されてリンク
    部材の回動時に該ピンがスライド自由となる長穴を有す
    るピン支持部材とから構成されたことを特徴とする請求
    項5記載のストッカ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109110175A (zh) * 2018-10-26 2019-01-01 惠州市万顺桔企业管理服务有限公司 药瓶装箱装置及其自动化生产设备

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