JPH102031A - 目地用シール部材および目地構造 - Google Patents

目地用シール部材および目地構造

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JPH102031A
JPH102031A JP17743096A JP17743096A JPH102031A JP H102031 A JPH102031 A JP H102031A JP 17743096 A JP17743096 A JP 17743096A JP 17743096 A JP17743096 A JP 17743096A JP H102031 A JPH102031 A JP H102031A
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JP
Japan
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joint
lid
trunk
sealing member
end surface
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JP17743096A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Tamura
和俊 田村
Kiyoshi Noguchi
清 野口
Toru Otsuka
徹 大塚
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TAKECHI KOGYO GOMME KK
Original Assignee
TAKECHI KOGYO GOMME KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物の外観を向上させ得る目地用シール部
材およびこのシール部材を用いた目地構造を提供する。 【解決手段】 蓋部40と、この蓋部40から下方へ突
出する幹部41A,41Bと、この幹部41A,41B
から突出するシール部42とがゴムで一体に形成された
目地用シール部材4に関し、蓋部40と、蓋部40以外
の部分とを互いに異なる色に設定したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式の目地用シー
ル部材および目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、施工性などの観点から、ゴム製の
目地用シール部材を用いた乾式の目地構造が採用されつ
つある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴムは、圧縮
永久歪みなどの機械的性質や物性が優れたものを得よう
とすると、カーボンを混入する必要がある。そのため、
目地用シール部材の色は黒色となっており、したがっ
て、建築物の目地部分の色が限定され、意匠的に自由度
がない。
【0004】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、色彩に自由度を持たせ建築物の
外観を向上させ得る目地用シール部材およびこのシール
部材を用いた目地構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の目地用シール部材は、外観に現れる部分で
ある蓋部と、この蓋部以外の部分とを異なる色に設定し
たことを特徴とする。なお、「蓋部」とは目地の隙間を
覆う部分をいう。
【0006】本発明によれば、外観に現れる蓋部を、た
とえばパネルと同系色に設定することで、建築物の外観
を向上させることができる。一方、蓋部以外の幹部やシ
ール部については、カーボンを混入した黒色とすること
により、十分な機械的性質や物性が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1において、パネル1は方形
板状で、複数枚を縦横に近接させて配設することによ
り、外部廊下、踊り場、住宅用居室床、ベランダおよび
歩行用屋根等の一部を構成する。このパネル1は押出セ
メント材からなり、長手方向Xに直交する横断面が略一
様な断面形状を有している。パネル1の長手方向Xに直
交する横断方向Yの一側端部には、この一側端部から側
方(Y方向)に突出する突条支持部10が形成されてい
る。一方、横断方向Yの他側端部には、前記突条支持部
10が嵌合する溝部11が形成されている。前記突条支
持部10および溝部11は、長手方向Xの全長にわたっ
て長く形成されている。
【0008】突条支持部10と溝部11とは、図2
(a)のように嵌合し、突条支持部10の上方に、第1
目地12が形成される。一方、各パネル1は、図2
(b)の長手方向Xに互いに近接して配設され、パネル
1,1同士の間に第2目地13が形成される。各パネル
1は、支持具2および図示しないボルトなどを介して、
たとえば梁(図示せず)に支持されていると共に固定さ
れている。前記第2目地13の下方には、スペーサ3が
介挿されている。前記支持具2は、パネル1よりも目地
13側に突出しており、前記スペーサ3を支持してい
る。スペーサ3の上端面3aは、図2(a)の突条支持
部10の上端面10aと略同レベルに設定されている。
したがって、両目地12,13の深さは、互いに略同一
に設定されている。これらの目地12,13には、図3
に示す目地用シール部材4が装着される。
【0009】目地用シール部材4は、図4(a),
(b)に示すように、上端部の蓋部40と、この蓋部4
0から下方に突出する幹部41A,41Bと、この幹部
41A,41Bから矢羽根印状に側方に突出するシール
部42とがゴムで一体に形成されてなる。シール部42
は、図2(a),(b)のようにパネル1の各側端面1
aに接触して、パネル1,1の間を、つまり、目地1
2,13をシールする。蓋部40は、目地12,13を
上方から閉塞するものである。
【0010】前記蓋部40は、たとえばクロロスルホン
化ポリエチレン製で、灰色に設定されている。一方、前
記蓋部40以外の幹部41A,41Bおよびシール部4
2は、たとえばクロロプレンゴム製で、カーボンが混入
されて黒色に設定されている。つまり、目地用シール部
材4は、蓋部40と、蓋部40以外の部分とが互いに異
なる色および材質に設定されている。なお、図4
(a),(b)および図3において、斜線を施した部分
は、蓋部40を示しており、当該部分がたとえば灰色に
設定されている。
【0011】図2の幹部41Aおよび41Bは中実に形
成されており、その下端面41aが、それぞれ、突条支
持部10の上端面10aおよび図2(b)のスペーサ3
の上端面3aに当接している。第2目地13の幅X1
は、第1目地12の幅Y1よりも広く設定されている。
一方、第2目地13に装着される図4(b)の目地用シ
ール部材4における幹部41Bの幅X2は、第1目地1
2に装着される図4(a)の目地用シール部材4におけ
る幹部41Aの幅Y2よりも大きく設定されている。な
お、図3の目地用シール部材4は、第1目地12と第2
目地13とが交差する部分に対応した十字状の構造を有
するもので、目地用シール部材4は、必要に応じて、図
4(a)または(b)の断面を有する直線状のものをつ
なぎ合わせて用いられる。
【0012】前記構成においては、図2の目地用シール
部材4の蓋部40が灰色に設定されており、そのため、
押出セメント材であるパネル1の表面とバランスのとれ
た色になるので、建築物の外観が向上する。なお、蓋部
40の色は、灰色に限らず、建築物や好みに合わせた種
々の色を採用することができる。
【0013】また、前記蓋部40はクロロスルホン化ポ
リエチレン製であるから、色配合が容易であるうえ、耐
候性に優れている。一方、第1目地12および第2目地
13のシールを担うシール部42や、上方からの荷重を
受ける幹部41A,41Bは、カーボンを混入したクロ
ロプレンゴム製であるから、圧縮永久歪みや耐候性に優
れている。なお、本発明では、目地用シール部材4の材
質は特に限定されないが、前記実施形態の他に、以下の
2種類の組合せが好ましい。たとえば、蓋部40をシリ
コーンゴム製とし、蓋部40以外の部分41A,41
B,42をカーボン入りのエチレンプロピレンゴム(E
PDM)製としてもよい。蓋部40をシリコーンゴム製
とすれば、色配合が容易である上、艶が良く耐候性も更
に向上する。また、目地用シール部材4全体をエチレン
プロピレンゴム(EPDM)製としてもよい。このよう
にすれば、全体が同材質なので蓋部40と幹部41A,
41Bとの架橋強度が向上すると共に、色配合も容易
で、幹部41A,41Bの機械的性質も良い。この場合
も、蓋部40以外の部分41A,41B,42について
のみカーボンを混入する。
【0014】ところで、本目地構造は、パネル1につい
て用いられるので、たとえばハイヒールの踵で目地用シ
ール部材4が踏み付けられることがある。こうした局部
的な荷重を受けた場合、従来の湿式工法では、目地が窪
んでシール機能が低下するおそれがあった。これに対
し、本目地構造では、目地用シール部材4の下端面41
aをスペーサ3の上端面3aまたは突条支持部10の上
端面10aで支持しており、更に、幹部41A,41B
が中実であるから、局所的に踏み付けられても、窪みが
できない。したがって、シール機能が低下するおそれも
ない。
【0015】また、スペーサ3の上端面3aの高さを突
条支持部10の上端面10aと同程度に設定し、幹部4
1A,41Bの幅X2,Y2を目地12,13の幅X
1,Y1に応じて変えているので、第1目地12と第2
目地13とで同等のシール性能が得られるから、品質の
安定化が図られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の目地用シ
ール部材は、蓋部と蓋部以外の部分とを互いに異なる色
に設定したので、建築物の外観を向上させることができ
る。一方、蓋部以外の幹部やシール部は、カーボンを混
入した黒色とすることにより、十分な機械的性質や物性
が得られる。
【0017】なお、請求項2,3もしくは4の発明によ
れば、蓋部の色配合が容易で、かつ、シール部等につい
ては十分な機械的性質や物性が得られるなどの利点があ
る。。
【0018】また、本発明の目地構造は、目地の下方に
スペーサを設け、このスペーサによって目地用シール部
材を支持しているので、目地の部分をハイヒールなどで
踏み付けても目地が局所的に窪むおそれがないから、シ
ール機能が劣化するおそれがない。
【0019】なお、請求項6の発明によれば、第1目地
と第2目地とで、同等のシール性能が得られる。
【0020】また、請求項7の発明によれば、幹部を中
実としたから、局所的に踏み付けられた際に窪みができ
ず、そのため、シール機能が低下するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるパネルの斜視図で
ある。
【図2】目地のシール構造を示す断面図である。
【図3】目地用シール部材の斜視図である。
【図4】同側面図である。
【符号の説明】
1:パネル 10:突条支持部 10a:上端面 12:第1目地 13:第2目地 3:スペーサ 3a:上端面 4:目地用シール部材 40:蓋部 41A,41B:幹部 42:シール部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部の蓋部と、この蓋部から下方へ突
    出する幹部と、この幹部から側方に突出するシール部と
    がゴムで一体に形成された目地用シール部材において、 前記蓋部と、蓋部以外の部分とを互いに異なる色に設定
    したことを特徴とする目地用シール部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記蓋部がクロロスルホン化ポリエチレン製で、蓋部以
    外の部分がクロロプレンゴム製である目地用シール部
    材。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記蓋部がシリコーンゴム製で、蓋部以外の部分がエチ
    レンプロピレンゴム製である目地用シール部材。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 エチレンプロピレンゴムからなる目地用シール部材。
  5. 【請求項5】 方形板状のパネルを複数枚縦横に配設
    し、パネル同士の間の目地に請求項1のゴム製の目地用
    シール部材を装着した目地構造において、 前記目地の下方には、前記パネルを支持する支持具によ
    って支持されたスペーサが介挿され、 このスペーサの上端面に、請求項1の目地用シール部材
    の幹部の下端面が当接して支持されていることを特徴と
    する目地構造。
  6. 【請求項6】 方形板状のパネルを複数枚縦横に配設
    し、パネル同士の間の目地に請求項1のゴム製の目地用
    シール部材を装着した目地構造であって、 前記パネルは、長手方向に直交する横断面が略一様な断
    面形状を有し、前記長手方向に直交する横断方向の一側
    端部から側方に突出すると共に長手方向に長く形成され
    た突条支持部を有し、隣接するパネルとの間で前記突条
    支持部の上方に第1目地を形成し、 前記長手方向におけるパネル同士の間の第2目地の下方
    には、前記パネルを支持する支持具によって支持された
    スペーサが介挿され、 このスペーサの上端面が前記突条支持部の上端面と略同
    レベルに設定され、 前記第1および第2目地に装着された請求項1の目地用
    シール部材は、幹部の下端面が前記スペーサまたは突条
    支持部の上端面に当接し、前記蓋部が目地を上方から閉
    塞している目地構造。
  7. 【請求項7】 請求項5もしくは6において、前記目地
    用シール部材の幹部が中実である目地構造。
JP17743096A 1996-06-17 1996-06-17 目地用シール部材および目地構造 Pending JPH102031A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503658B1 (ko) * 2005-03-04 2005-07-26 주식회사 이엔에프월드 스틸스톤 플로어 시공방법 및 구조
JP2007239316A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Toli Corp 床材用目地部材
CN100451861C (zh) * 2005-03-14 2009-01-14 富士施乐株式会社 用于电子照相装置的显影盒
KR102117892B1 (ko) * 2019-08-05 2020-06-02 롯데건설 주식회사 비정형 외장 간격재

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