JPH10198657A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH10198657A
JPH10198657A JP9001431A JP143197A JPH10198657A JP H10198657 A JPH10198657 A JP H10198657A JP 9001431 A JP9001431 A JP 9001431A JP 143197 A JP143197 A JP 143197A JP H10198657 A JPH10198657 A JP H10198657A
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signal processing
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JP9001431A
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English (en)
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Masatoshi Sekine
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/14Fourier, Walsh or analogous domain transformations, e.g. Laplace, Hilbert, Karhunen-Loeve, transforms

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーブレット変換を含む信号処理を高速に、
かつ装置の大型化やハードウェア規模の増大を伴うこと
なく実現できる信号処理装置を提供する。 【解決手段】センサ部1から入力されるアナログ情報信
号を多値データ変換部2により二値の多値データに変換
した後、ウェーブレット変換に係るスケーリング関数お
よびウェーブレット関数を生成する基本構成要素4a,
4b,4c,4d,4eを木構造の各節点に配置し、か
つ木構造の同一レベルの各節点に配置された複数の基本
構成要素から出力されるスケーリング関数の係数値を入
力して特徴抽出を行うための多値・多入力/二値出力の
しきい値素子5a,5b,5c,5d,5eを有するウ
ェーブレット変換処理部3に入力して、ウェーブレット
変換の処理結果を後処理回路6に入力して処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ情報信号
を処理する信号処理装置に係り、特にウェーブレット変
換を含む信号処理を行う信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェーブレット理論に基づく信号処理技
術は、短時間フーリエ変換とマッチドフィルタ技術が融
合して発展した技術であり、数学的な変換式が定義さ
れ、多くの利用分野で使用されるようになってきてい
る。実現法としては、ウェーブレットの変換式をプログ
ラムにより記述し、DSP(ディジタル信号処理)で実
行する方法が最も簡単である。光学的な現象を利用して
連続ウェーブレット変換を実現し、ニューラルネットに
よる特徴判断を行う方法も知られている。また、ウェー
ブレット変換を画像の圧縮/伸張に適用し、変換式を二
値化してディジタル回路で実現する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ウェーブレッ
ト変換式をプログラムにより記述してDSPにより実行
する方法は、命令を逐一実行してウェーブレット変換を
実現するため、処理時間が膨大になるという問題点があ
る。
【0004】また、光学的な現象を利用して連続ウェー
ブレット変換を実現する方法は、光学素子の存在のため
に装置が大型化するという問題点がある。さらに、ウェ
ーブレット変換式を二値化してディジタル回路でウェー
ブレット変換を実現する方法は、ハードウェア規模が膨
大なものになるという問題点があった。
【0005】本発明は、ウェーブレット変換を含む信号
処理を高速に、かつ装置の大型化やハードウェア規模の
増大を伴うことなく実現できる信号処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は入力されるアナログ情報信号に対してウェ
ーブレット変換を含む信号処理を行う信号処理装置にお
いて、アナログ情報信号を二値レベルの多値データに変
換してウェーブレット変換を含む信号処理を行うことを
基本的な特徴とする。
【0007】このように本発明の信号処理装置では、ア
ナログ情報信号を二値レベルの多値データに変換し、こ
の多値データに対してウェーブレット変換を含む信号処
理を行うため、信号処理をハードウェアで高速に、かつ
装置の大型化を伴うことなく実現できる。しかも、アナ
ログ情報信号を単純にディジタル化して得られた二値論
理の信号についてウェーブレット変換を含む信号処理を
施す方式に比較して、データ線が基本的に一本でよく、
ハードウェア規模が大きく削減される。
【0008】また、本発明の信号処理装置はこのような
基本構成において、ウェーブレット変換処理に係るスケ
ーリング関数およびウェーブレット関数を生成する基本
構成要素を木構造の各節点に配置し、木構造の末端に配
置された基本構成要素に、アナログ情報信号を二値レベ
ルの多値データに変換して入力し、該基本構成要素の出
力のうちスケーリング関数に関する出力を木構造の上位
レベルの節点に配置された基本構成要素の入力に接続
し、下位レベルの節点に配置された基本構成要素より入
力された複数のスケーリング関数に関する出力からスケ
ーリング関数およびウェーブレット関数の係数値を生成
し、基本構成要素において多値データと該スケーリング
関数またはウェーブレット関数との畳み込みを行うよう
にしたことを特徴とする。
【0009】ここで、木構造の各節点に配置された各基
本構成要素は、例えば入力される二値の多値データが有
意値の期間に発生されるクロックによってシフト動作を
行う双方向シフトレジスタをそれぞれ含んで構成され、
該双方向シフトレジスタを用いてスケーリング関数の係
数値およびウェーブレット関数の係数値をそれぞれ生成
する。
【0010】また、木構造の同一レベルの各節点に配置
された複数の基本構成要素における双方向シフトレジス
タをシリアルに接続し、これらの双方向シフトレジスタ
の内容を逐次的に読み出すようにしたことを特徴とす
る。
【0011】また、木構造の同一レベルの各節点に配置
された複数の基本構成要素から出力されるスケーリング
関数の係数値を入力して特徴抽出を行うための多値・多
入力/二値出力のしきい値素子を有することを特徴とす
る。このしきい値素子は、記憶機能を有するものが好ま
しく、具体的には浮遊ゲート電極上に絶縁層を介して複
数の入力ゲート電極を形成した浮遊ゲートMOSゲート
素子が用いられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る信号処理装置の構成を示している。同図において、セ
ンサ部1は例えば撮像素子アレイやマイクロホンアレイ
であり、アナログ情報信号(画像信号や音声信号)を出
力する。このセンサ部1から出力されるアナログ情報信
号は、図2に示すように時間毎に周波数が変化する信号
であって、多値データ変換部2に入力される。多値デー
タ変換部2は、入力されるアナログ情報信号を二値レベ
ルの多値データ、具体的にはアナログ情報信号のレベル
に対応してパルス幅が変化する図3(a)に示すような
パルス幅変調データに変換する。
【0013】多値データ変換部2からの多値データは、
ウェーブレット変換処理部3に入力される。ウェーブレ
ット変換処理部3は、多値データ変換部2からの多値デ
ータを離散化された多値データ、すなわち図3(b)に
示すような二値のパルス数変調データの形で処理するこ
とによってウェーブレット変換を含む信号処理を行うも
のであり、木構造の各節点に基本構成要素4a,4b,
4c,4d,4eを配置して構成される。
【0014】すなわち、本実施形態において木構造の最
上位レベル(根)の節点は1個、第2レベルの節点は2
個、第3レベルの節点は4個、第4レベルの節点は8
個、第5レベルである最下位レベル(末端)の節点は1
6個であり、これらの各節点に基本構成要素4a,4
b,4c,4d,4eはそれぞれ配置されている。ま
た、基本構成要素4a,4b,4c,4dにそれぞれ含
まれる同一レベルの複数の要素は、縦方向に並べられて
いる。
【0015】多値データ変換部2からの多値データは、
末端の節点の基本構成要素4aのデータ入力(IN)に
入力され、根の基本構成要素4eのデータ出力(OU
T)は後処理回路6に入力される。
【0016】基本構成要素4a,4b,4c,4d,4
eのそれぞれは、図4に示すように第1の双方向シフト
レジスタ11とクロック発生回路12および第2の双方
向シフトレジスタ13を主体として構成される。なお、
双方向シフトレジスタ11,13としてバレルシフタを
用いてもよい。クロック発生回路12は、ナンドゲート
21と、このナンドゲート21の出力側に直列に接続さ
れ、最終段の出力をナンドゲート21の一方の入力に帰
還させた3つのインバータ22,23,24とからなる
リング発振器によって構成されている。
【0017】ナンドゲート21の他方の入力はデータ入
力INであり、このデータ入力INは末端の基本構成要
素4aでは多値データ変換部2の出力に接続され、それ
以外の基本構成要素4b,4c,4d,4eではそれぞ
れ下位レベルの基本構成要素4a,4b,4c,4dに
おける第1の双方向シフトレジスタ11のデータ出力O
UTに接続される。クロック発生回路12は、データ入
力INが有意値“1”の期間にクロックを発生する。こ
れらのクロックは第1、第2の双方向シフトレジスタ1
1,13に供給され、このクロックによってシフトレジ
スタ11,13はこのクロックによってシフト動作を行
う。
【0018】第1の双方向シフトレジスタ11のシリア
ルインSINは、縦方向に並んだ基本構成要素の上側の
要素における第1の双方向シフトレジスタ11のシリア
ルアウトSOUTにそれぞれ接続され、第2の双方向シ
フトレジスタ13のシリアルインSINも同様に、縦方
向に並んだ基本構成要素の上側の要素における第2の双
方向シフトレジスタ13のシリアルアウトSOUTにそ
れぞれ接続される。そして、縦方向に並んだ基本構成要
素の下端の基本構成要素におけるシリアルアウトSOU
Tは、後処理回路6に接続される。これにより、後処理
回路6は各基本構成要素4a,4b,4c,4d,4e
における第1および第2の双方向シフトレジスタ11,
12の内容を逐次的に読み出して、元のアナログ情報信
号の復元を実時間で実現することが可能である。
【0019】第1、第2の双方向シフトレジスタ11,
13は、シフト方向切り替え入力R/Lによってシフト
方向を左右に切り替えることが可能となっている。シフ
ト方向が右側の場合をシフトアウト、左側の場合をシフ
トインとそれぞれ呼び、シフトアウトにより減算、シフ
トインにより加算を行うことができる。また、第1、第
2の双方向シフトレジスタ11,13の最終段には
“1”が与えられており、クロック発生回路12からク
ロックが入力される毎に、シフト方向切り替え入力R/
Lによってシフトインになったときに“1”をシフトイ
ンさせる。
【0020】基本構成要素4a,4b,4c,4d,4
eにおける第2の双方向シフトレジスタ13のデータ出
力OUTは、減算器14の一方の入力に接続される。基
本構成要素4a,4b,4c,4dにおける減算器14
の他方の入力には、縦方向に並んだ下側の基本構成要素
における第2の双方向シフトレジスタ13のデータ出力
OUTが接続される。
【0021】第2の双方向シフトレジスタ13のデータ
出力OUTは、末端(第5レベル)の節点の基本構成要
素4aではしきい値素子5aに、第4レベルの節点の基
本構成要素4bではしきい値素子5bに、第3レベルの
節点の基本構成要素4cではしきい値素子5cに、第2
レベルの節点の基本構成要素4dではしきい値素子5d
にそれぞれ入力される。また、しきい値素子5a,5
b,5c,5dの出力はしきい値素子5eに入力され、
しきい値素子5eの出力は後処理回路6に入力される。
【0022】このように第2の双方向シフトレジスタ1
3に蓄積された信号の処理途中の結果をしきい値素子5
a,5b,5c,5dに入力することによって、アナロ
グ情報信号の特徴抽出を即座に行うことができる。
【0023】後処理回路6は、このようにしてウェーブ
レット変換処理部3から入力される信号に対して、信号
の一致処理、加工、パターン認識、圧縮などの処理を行
うものである。
【0024】次に、本実施形態に係る信号処理装置の動
作を説明する。まず、図5を用いてウェーブレット変換
について述べる。図2に示したような時間毎に周波数が
変化するアナログ情報信号の特徴を抽出する技術とし
て、マッチド・フィルタ技術や短時間フーリエ変換(窓
付きフーリエ変換とも呼ぶ)などが古くから知られてい
るが、これらの技術を行う形で発展した技術がウェーブ
レット変換である。ウェーブレット変換では、図5に示
すように時間と周波数とに跨がった矩形領域で定義され
たウェーブレット関数によって入力信号が展開される。
ウェーブレット関数は、親となるスケーリング関数から
作られる。
【0025】図6に、ウェーブレット変換としてハール
変換を用いた場合のスケーリング関数とウェーブレット
関数を示す。ハール変換は、矩形状のスケーリング関数
とウェーブレット関数を用いるウェーブレット変換であ
り、(a)は基本となるスケーリング関数およびウェー
ブレット関数、また(b)、(c)、(d)は(a)を
1/2、1/4、1/8にそれぞれ圧縮したスケーリン
グ関数およびウェーブレット関数である。なお、本実施
形態では第5レベル(末端)の節点の基本構成要素4a
で図6(d)、第4レベルの節点の基本構成要素4bで
図6(c)、第3レベルの節点の基本構成要素4cで図
6(b)、第2レベルの節点の基本構成要素4dで図6
(a)のスケーリング関数およびウェーブレット関数が
それぞれ生成される。
【0026】このように一対のスケーリング関数とウェ
ーブレット関数を圧縮することでウェーブレット関数の
正規直交基底関数を発生させ、その基底関数で図2に示
したような信号を展開することをウェーブレット変換と
呼ぶ。展開によって得られる係数は、ウェーブレット関
数と信号の畳み込み操作によって得られる。本実施形態
では、ハール関数を用いた場合について説明するが、よ
り精度を上げるために種々のウェーブレット関数が提案
されており、ハール関数に代えて他のウェーブレット関
数を用いた場合にも本発明は有効である。
【0027】ハール関数は図6に示すように矩形状の関
数であり、一定区間で一定値であるので、入力された信
号を一定時間毎に切り出せばよく、これはサンプリング
操作に対応する。入力された信号をΔT時間毎にサンプ
リングしたときの時刻T1でのサンプリング値をf(T
1)とする。このサンプリング値は、多値の変化領域を
持つため、二値データで表現するとサンプリング値のデ
ータ転送に複数本のデータ線が必要となり、ハードウェ
ア規模が多大となる。
【0028】このような問題を避けるため、本発明では
サンプリング値を“0”,“1”の二値レベルの離散化
された多値データ、例えば図3(a)に示したパルス幅
変調データで表現する。このようにすると、サンプリン
グの転送に必要な信号線は1本で済み、またデータの加
算はパルス幅変調データのパルス幅の圧縮/伸張で実現
され、さらに加算はパルス幅が重ならないように同一の
データ線上にパルス幅変調データを乗せることで実現さ
れるため、ハードウェア規模が大きく削減される。さら
に、各節点からのパルス幅変調データが異なる時間帯に
出力されるようにすれば、パルス幅の重なり合いは発生
せず、重なり合い検出回路のような付帯回路は不要であ
る。
【0029】図1において、センサ部1から出力される
アナログ情報信号は、多値データ変換部2により図3
(a)に示すようなパルス幅変調データからなる二値レ
ベルの多値データに変換された後、ウェーブレット変換
処理部3の末端の第5レベルの節点の基本構成要素4a
におけるデータ入力INに入力され、基本構成要素4a
のデータ出力OUTからの多値データは第4レベルの縦
方向に隣接する二つの節点の基本構成要素4bにおける
データ入力INに順次入力される。
【0030】以下同様に、第4レベルの縦方向に隣接す
る二つの節点の基本構成要素4bにおけるデータ出力O
UTからの多値データは、第3レベルの節点の基本構成
要素4cにおけるデータ入力INに順次入力され、第3
レベルの縦方向に隣接する二つの節点の基本構成要素4
cにおけるデータ出力OUTからの多値データは、第2
レベルの節点の基本構成要素4dにおけるデータ入力I
Nに順次入力され、第2レベルの縦方向に隣接する二つ
の節点の基本構成要素4dにおけるデータ出力OUTか
らの多値データは、根の第1レベルの節点の基本構成要
素4eにおけるデータ入力INに順次入力される。
【0031】このように、各レベルの節点の基本構成要
素4a,4b,4c,4d,4eにおいては、多値デー
タ変換部2から出力される多値データ、または下位レベ
ルの節点の基本構成要素4a,4b,4c,4dのデー
タ出力OUTから出力される多値データがデータ入力I
Nに順次入力される。クロック発生回路12は、図3
(b)に示すようにデータ入力INに入力される多値デ
ータが有意値“1”の期間にクロックを発生し、このク
ロックを第1、第2の双方向シフトレジスタ11,13
に供給する。
【0032】このとき、双方向シフトレジスタ11,1
3では、シフト方向切り替え入力R/Lによってシフト
方向が左方向に設定され、クロックが供給される毎に
“1”をシフトインすることによって、多値データのパ
ルス幅を同一の重みの“1”の数、つまりパルス数変調
信号に符号化して記憶する。この場合、末端の基本構成
要素4aにおいては、多値データは第1、第2の双方向
シフトレジスタ11,13に最大の分解能で符号化され
て記憶される。クロック発生回路12をカウンタによっ
て構成すれば、“1”をカウントして2進重みで符号化
することも可能である。クロック発生回路12をどのよ
うに構成するかは、扱う信号の取り得る値で適宜選択す
ればよい。
【0033】ここで、末端以外の節点の基本構成要素4
b,4c,4d,4eにおいては、第1の双方向シフト
レジスタ11およびクロック発生回路12によって、下
位レベルの節点の基本構成要素4a,4b,4c,4d
のデータ出力OUTから出力される多値データのうち、
縦方向に隣接する二つの節点の基本構成要素におけるデ
ータ出力OUTからの多値データを加算する。例えば、
基本構成要素4bの上から第1番目の基本構成要素にお
いては、下位レベルの基本構成要素4aの上から第1番
目および第2番目の基本構成要素におけるデータ出力O
UTからの多値データを加算する。
【0034】具体的には、基本構成要素4bの第1番目
の基本構成要素においては、まず基本構成要素4aの上
から第1番目の基本構成要素におけるデータ出力OUT
からの多値データをデータ入力INに入力してクロック
発生回路12に取り込み、この多値データが“1”の期
間中にクロック発生回路12からクロックを発生させ、
このクロックで第1の双方向シフトレジスタ11をシフ
トインさせて、多値データのパルス幅をシフトレジスタ
11中の“1”の数に符号化して記憶する。
【0035】次に、基本構成要素4aの第2番目の基本
構成要素におけるデータ出力OUTからの多値データを
データ入力INとしてクロック発生回路12に取り込
み、同様にこの多値データが“1”の期間中にクロック
発生回路12からクロックが発生され、このクロックで
第1の双方向シフトレジスタ11をシフトインさせるこ
とにより、多値データのパルス幅をシフトレジスタ11
中の“1”の数に符号化して記憶する。
【0036】このとき第1の双方向シフトレジスタ11
には、末端の基本構成要素4aの第1番目および第2番
目の基本構成要素におけるデータ出力OUTからの多値
データの加算値が“1”の数として記憶されたことにな
る。この第1の双方向シフトレジスタ11の内容は、シ
フトレジスタ11をシフトアウトさせることにより読み
出され、上位の基本構成要素4cの第1番目の基本構成
要素におけるデータ入力INに取り込まれる。基本構成
要素4bの第3番目以降の基本構成要素および上位の基
本構成要素4c,4d,4eにおいても、同様の動作が
行われる。
【0037】こうして第1の双方向シフトレジスタ11
に記憶された加算値は、当該基本構成要素をL−1レベ
ル、それより一つ下位の基本構成要素をLレベルとし、
Lレベルの基本構成要素の縦方向に隣接する二つの基本
構成要素をi番目、i+1番目とすれば、次式に示すス
ケーリング関数の係数値を表している。 φL-1 (2x)=(φL (xi )+φL (xi+1 ))/2 (1) このように多値データとスケーリング関数との畳み込み
を行うことにより、スケーリング関数の係数値が求めら
れる。このようにして求められたスケーリング関数の係
数値は、図1中に実線で示す経路により木構造の根に向
かって伝播してゆき、最終的に後処理回路6に入力され
る。
【0038】なお、式(1)における1/2はダウンサ
ンプリングで実行される。この場合のダウンサンプリン
グは、Lレベルの基本構成要素の縦方向に隣接する各々
二つの基本構成要素から出力されるスケーリング関数の
係数値の組がL−1レベルの一つの基本構成要素に入力
されることにより、サンプリング周波数が1/2に減少
することをいう。
【0039】さらに、末端以外の節点の基本構成要素4
b,4c,4d,4eにおいては、第2の双方向シフト
レジスタ13および減算器14により、下位レベルの節
点の基本構成要素4a,4b,4c,4dのデータ出力
OUTから出力される多値データのうち、縦方向に隣接
する二つの節点の基本構成要素におけるデータ出力OU
Tからの多値データの減算を行う。例えば、基本構成要
素4bの上から第1番目の基本構成要素においては、下
位レベルの基本構成要素4aの上から第1番目および第
2番目の基本構成要素におけるデータ出力OUTからの
多値データの減算を行う。
【0040】具体的には、基本構成要素4bの第1番目
の基本構成要素においては、まず基本構成要素4aの上
から第1番目の基本構成要素におけるデータ出力OUT
からの多値データをデータ入力INとしてクロック発生
回路12に取り込み、この多値データが“1”の期間中
にクロック発生回路12から発生されるクロックで第2
の双方向シフトレジスタ12をシフトインさせて、多値
データのパルス幅をシフトレジスタ12中の“1”の数
に符号化して記憶する。
【0041】次に、基本構成要素4aの第2番目の基本
構成要素におけるデータ出力OUTからの多値データを
取り込むと同時に、第2の双方向シフトレジスタ13を
シフトアウトさせて先に記憶されたデータを読み出し、
これらを減算器14に入力する。これによって、減算器
14からは基本構成要素4aの第1番目および第2番目
の基本構成要素におけるデータ出力OUTからの多値デ
ータの減算値が出力される。
【0042】減算器14の出力は、上位レベルの基本構
成要素4cの第1番目の基本構成要素におけるデータ入
力INに取り込まれる。基本構成要素4bの第3番目以
降の基本構成要素および上位レベルの基本構成要素4
c,4d,4eにおいても、同様の動作が行われる。
【0043】こうして減算器14から出力される減算値
は、当該基本構成要素をL−1レベル、それより一つ下
位レベルの基本構成要素をLレベルとし、Lレベルの基
本構成要素の縦方向に隣接する二つの基本構成要素をi
番目、i+1番目とすれば、次式に示すウェーブレット
関数の係数値を表している。 φL-1 (2x)=(φL (xi )−φL (xi+1 ))/2 (2) なお、式(2)における1/2は式(1)と同様にダウ
ンサンプリングで実行される。この式(2)に示される
ように、多値データとウェーブレット関数との畳み込み
を行うことにより、ウェーブレット関数の係数値が求め
られる。
【0044】このようにして求められたウェーブレット
関数の係数値は、アナログ情報信号の特徴を表してお
り、図1中に破線で示す経路により多値・多入力/二値
出力のしきい値素子に入力され、最終的に後処理回路6
に入力される。
【0045】すなわち、末端の第5レベルの基本構成要
素4aで求められたウェーブレット関数の係数値はしき
い値素子5aに、第4レベルの基本構成要素4bで求め
られたウェーブレット関数の係数値はしきい値素子5b
に、第3レベルの基本構成要素4cで求められたウェー
ブレット関数の係数値はしきい値素子5cに、第2レベ
ルの基本構成要素4dで求められたウェーブレット関数
の係数値はしきい値素子5dにそれぞれ入力される。さ
らに、しきい値5a,5b,5c,5dの出力はしきい
値素子5eに入力され、しきい値素子5eの出力は後処
理回路6に入力される。
【0046】しきい値素子5a,5b,5c,5d,5
eは、入力される複数のデータをしきい値処理して特徴
抽出を行うためのものである。これらのしきい値素子5
a,5b,5c,5d,5eの複数の入力に対する重み
付けは固定であっても可変であってもよく、ニューラル
ネットの学習規則により調整することもできる。
【0047】図7に、多値・多入力/二値出力しきい値
素子の具体例を示す。このしきい値素子は、特公平5−
3173号公報に記載されたpチャネルのPROM構造
を利用した3入力のプログラマブルMOSゲート素子で
あり、図7(a)は平面図、(b)はA−A′線に沿う
断面図である。
【0048】このMOSゲート素子の構造を製造工程に
従って説明すると、素子分離されたn型シリコン基板1
01を用い、第1層絶縁層である第1ゲート酸化膜10
4を介して第1層多結晶シリコンからなる浮遊ゲート電
極105を形成する。次に、浮遊ゲート電極105をマ
スクとして不純物拡散を行って、p+ 型のソース102
およびドレイン103を形成する。この後、浮遊ゲート
電極105上に第2絶縁層である第2ゲート酸化膜10
6を介して第2層多結晶シリコンからなる複数の入力ゲ
ート電極107,108,109を形成する。最後に、
図では省略しているが層間絶縁膜で全面を覆い、コンタ
クトホールをあけて金属配線を形成して完成する。
【0049】この例では入力ゲート電極107,10
8,109をチャネルと直交する方向に配列したが、こ
れらは浮遊ゲート電極105と一定の容量結合をすれば
よいので、チャネル方向に配列してもよい。
【0050】ここで、入力ゲート電極107,108,
109の電位をそれぞれV1,V2,V3、入力ゲート
電極107,108,109と浮遊ゲート電極105と
の間の静電容量をそれぞれC1,C2,C3とし、これ
らのトータル容量をCtotalとすれば、浮遊ゲート電極
105の電位Vtは次式で表される。
【0051】Vt=(C1・V1+C2・V2+C3・
V3)/Ctotal このMOSゲート素子の動作特性は、複数の入力ゲート
電極107,108,109の電位に依存してしきい値
が変化するものであり、この特性を利用してしきい値素
子として用いることができる。さらに、浮遊ゲート電極
105に電荷注入を行う機構を付加すれば、容易にニュ
ーラルネットによる重み付けの学習が可能である。
【0052】なお、しきい値素子5a,5b,5c,5
d,5eとして、このような浮遊ゲート電極上に入力ゲ
ート電極を設けたゲート素子に代えて、論理ゲートで構
成した論理素子を用いてもよい。
【0053】次に、本実施形態に係る信号処理装置の作
用効果について説明する。センサ部1からのアナログ情
報信号は、多値データ変換部2によって最大の分解能で
二値の多値データに変換された後、ウェーブレット変換
処理部3に入力され、ウェーブレット変換を含む処理が
行われる。すなわち、多値データ変換部2からの多値デ
ータは、木構造の各節点に配置された基本構成要素4
a,4b,4c,4d,4eを末端から根に向かって統
合されてゆく。
【0054】この際、アナログ情報信号の特徴は、各節
点で基本構成要素4a,4b,4c,4d,4eにより
スケーリング関数およびウェーブレット関数の係数値で
表現される。ウェーブレット関数の係数値の分布パター
ンは、さらにしきい値素子5a,5b,5c,5d,5
eに入力されて判定される。
【0055】一方、アナログ情報信号の個々の微細な特
徴は、基本構成要素4a,4b,4c,4d,4eを末
端から根に向かって統合されつつ、大まかではあるが広
範囲にわたる特徴として実時間で抽出される。これらの
特徴抽出は、木構造の各節点の基本構成要素4a,4
b,4c,4d,4eとしきい値素子5a,5b,5
c,5d,5eとの結線でプログラムされる。この場
合、しきい値素子5a,5b,5c,5d,5eの各入
力に付加される重みを可変にすることで、動的に個々の
特徴に対する感度を変更することも可能である。
【0056】さらに、特徴抽出後にアナログ情報信号の
波形を復元することも、各節点の基本構成要素4a,4
b,4c,4d,4eをシリアル接続する結線を通して
各節点でのウェーブレット関数の係数を逐次的に呼び出
して波形合成を行うことで実現できる。このとき得られ
る波形を操作して、標準的な波形へと成形したり、分化
したりすることも容易に実現可能である。
【0057】このような処理を行う後処理回路6は、論
理回路で構成した多値データ処理回路で実現できる。す
なわち、本実施形態ではパルス幅変調データやパルス数
変調データのような二値の多値データの形で信号を処理
しているため、論理回路との整合性がよい。このように
後処理回路6を構成するすることにより、従来からある
マイクロプロセッサ等のディジタル信号処理システムへ
と滑らかに接続することができる。また、膨大な計算を
必要とする信号の微細部分に対する特徴抽出をハードウ
ェア回路により高速に行うことができ、統合された高度
の特徴、すなわちデータ量としては大幅に減少した特徴
のみをソフトウェアで実現することが可能である。
【0058】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、次のように種々変形して実施することが可
能である。 (1)本発明は、ウェーブレット変換処理部3を構成す
る基本構成要素をスケーリング関数およびウェーブレッ
ト関数のスケーリング値、ウェーブレットの変位値、ス
ケーリング関数およびウェーブレット関数の振幅値を一
組の符号として多値データで表現して扱うように構成し
た場合にも適用することができる。
【0059】(2)本発明は、短時間フーリエ変換を含
む信号処理を行う装置にも適用が可能である。その場
合、基本構成要素において窓関数の識別番号、周波数
値、該周波数値でのエネルギー・スペクトルの振幅値を
一組の符号として多値データで表現して処理するように
してもよい。
【0060】(3)上記実施形態では、多値データ変換
部2によりアナログ情報信号を二値レベルの多値データ
に変換する際、図3(b)に示すようなパルス幅変調デ
ータに変換したが、図3(c)に示すようなパルス幅変
調データの前縁部と後縁部に対応するパルスのみからな
る多値データに変換してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号処理
装置によれば、アナログ情報信号をパルス幅変調データ
のような二値レベルの多値データに変換し、この多値デ
ータに対してウェーブレット変換を含む信号処理を行う
ため、信号処理をハードウェアで高速に、かつ装置の大
型化を伴うことなく実現でき、しかもアナログ情報信号
を単純にディジタル化して得られた二値論理の信号につ
いてウェーブレット変換を含む信号処理を施す方式に比
較して、データ線が基本的に一本でよく、ハードウェア
規模を大きく削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る信号処理装置の構成
を示すブロック図
【図2】同実施形態に係る信号処理装置に入力されるア
ナログ情報信号の一例を示す波形図
【図3】本実施形態で用いる離散化された二値の多値デ
ータの説明図
【図4】同実施形態における基本構成要素の詳細な構成
を示すブロック図
【図5】ウェーブレット展開の基底関数の定義領域を示
す図
【図6】スケーリング関数およびウェーブレット関数の
説明図
【図7】同実施形態におけるしきい値素子の具体例を示
す平面図およびA−A′線に沿う断面図
【図8】図7のしきい値素子の等価回路図
【符号の説明】
1…センサ部 2…多値データ変換部 3…ウェーブレット変換処理部 4a〜4e…基本構成要素 5a〜5e…しきい値素子 6…後処理回路 11…第1の双方向シフトレジスタ 12…クロック発生回路 13…第2の双方向シフトレジスタ 101…シリコン基板 102…ソース 103…ドレイン 104…第1ゲート酸化膜 105…浮遊ゲート電極 107,108,109…入力ゲート電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるアナログ情報信号に対してウェ
    ーブレット変換を含む信号処理を行う信号処理装置にお
    いて、 前記アナログ情報信号を二値レベルの多値データに変換
    して前記信号処理を行うことを特徴とする信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】ウェーブレット変換処理に係るスケーリン
    グ関数およびウェーブレット関数を生成する基本構成要
    素を木構造の各節点に配置し、 前記木構造の末端に配置された基本構成要素に、前記ア
    ナログ情報信号を二値レベルの多値データに変換して入
    力し、 該基本構成要素の出力のうちスケーリング関数に関する
    出力を木構造の上位レベルの節点に配置された基本構成
    要素の入力に接続し、 下位レベルの節点に配置された基本構成要素より入力さ
    れた複数のスケーリング関数に関する出力からスケーリ
    ング関数およびウェーブレット関数の係数値を生成し、 前記基本構成要素において前記多値データと該スケーリ
    ング関数またはウェーブレット関数との畳み込みを行う
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】前記木構造の各節点に配置された各基本構
    成要素は、入力される二値の多値データが有意値の期間
    に発生されるクロックによってシフト動作を行う双方向
    シフトレジスタをそれぞれ含み、該双方向シフトレジス
    タを用いてスケーリング関数の係数値およびウェーブレ
    ット関数の係数値をそれぞれ生成することを特徴とする
    請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】前記木構造の同一レベルの各節点に配置さ
    れた複数の基本構成要素における前記双方向シフトレジ
    スタをシリアルに接続し、これらの双方向シフトレジス
    タの内容を逐次的に読み出すようにしたことを特徴とす
    る請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 【請求項5】前記木構造の同一レベルの各節点に配置さ
    れた複数の基本構成要素から出力されるスケーリング関
    数の係数値を入力して特徴抽出を行うための多値・多入
    力/二値出力のしきい値素子を有することを特徴とする
    請求項2に記載の信号処理装置。
  6. 【請求項6】前記しきい値素子は、記憶機能を有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】前記しきい値素子は、浮遊ゲート電極上に
    絶縁層を介して複数の入力ゲート電極を形成した浮遊ゲ
    ートMOSゲート素子であることを特徴とする請求項6
    に記載の信号処理装置。
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