JPH1019777A - 携帯型ガス検出装置 - Google Patents

携帯型ガス検出装置

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JPH1019777A
JPH1019777A JP8179574A JP17957496A JPH1019777A JP H1019777 A JPH1019777 A JP H1019777A JP 8179574 A JP8179574 A JP 8179574A JP 17957496 A JP17957496 A JP 17957496A JP H1019777 A JPH1019777 A JP H1019777A
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JP
Japan
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light
main body
portable gas
detection device
gas detection
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Withdrawn
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JP8179574A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Mitani
哲也 三谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/02Mechanical
    • G01N2201/022Casings
    • G01N2201/0221Portable; cableless; compact; hand-held

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な検出精度を得るのに十分な測定光の受
光量を確保でき、しかも、検出作業を安全に行うことが
できる携帯可能なガス検出装置を提供すること。 【解決手段】 小室15fの受光面15gに照射された
パルス状の測定光L1中の近赤外線領域の波長成分の大
きさに応じた値の測定信号を出力するゴーレイセル15
を用いて、被測定空間中のガスを検出するに当たり、こ
のゴーレイセル15を内部に収容する本体3の前端面3
aに伸縮ロッド23を突設し、この伸縮ロッド23の伸
縮により、入射した光をその入射光と平行な光軸の出射
光として反射する従来公知のコーナーキューブをマトリ
クス状に多数列設した反射面9aを有する光反射部材9
を、本体3の前端面3aの直前の収納位置Aと、本体3
の前端面3aから前方に既知の所定距離離間して、反射
面9aが光透過窓3bに略対向する使用位置Bとの間で
移動可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内等の被測定空
間の雰囲気中の特定のガスの存在を検出する携帯型のガ
ス検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地下の配管路等の略密閉された
空間においては、外気の導入不足により一酸化炭素(以
下、COと略記する)や二酸化炭素(以下、CO2 と略
記する)が充満し、一酸化炭素中毒や酸素欠乏で作業員
が不測の事故に巻き込まれる可能性がある。また、最近
では、半導体の製造工場において、シリコンウエハの洗
浄工程等におけるアンモニア(以下、NH3 と略記す
る)の発生が問題となっている。そこで、このような人
体に有害なガスが充満するおそれのある空間で作業を行
う場合には、作業の開始前に、或は、作業中に、空間内
のそれらのガスに関する存在の有無を検査しておくこと
が望ましい。
【0003】このようなガスを検出する従来のセンサと
しては、例えば、接触燃焼式やサーミスタ式、或は、半
導体式等のセンサが挙げられる。ところが、接触燃焼式
センサは一般に、ガス検出速度が遅いと共に消費電流が
大きく、しかも、組み立て工数が多く量産化に不向きで
コストが高いという不具合を有しており、また、サーミ
スタ式センサは、可燃性ガスの検出に効果があり、原理
的には空気の熱伝導度と異なる気体であれば全て検出で
きるものの、検出した気体の種類を特定できないという
不具合がある。さらに、半導体式センサは、自身で温度
補償を行えないため別途温度補償回路が必要となる他、
熱容量を下げる構成とする場合には、加工が困難でコス
ト高となるという不具合を有している。
【0004】そこで、COやCO2 、NH3 が近赤外線
領域や中赤外線領域の特定波長の光成分を吸収する性質
を利用して、光学的にガスの濃度を検出する光学式セン
サが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した光学式センサ
を用いて被測定空間のガスを検出する場合、被測定空間
を透過した測定光を受光する透過法の方式では、システ
ムが複雑化して比較的大型になってしまうため、検出精
度に差し支えのない限り、被測定空間内で反射した測定
光を受光する散乱法の方式を採用することが望ましい
が、それでも、被測定空間の壁面での反射光を受光する
のでは、検出に必要な測定光の光量を十分確保すること
が困難で、必要な検出精度を確保するのが難しいという
問題がある。そこで、被測定空間に光反射用のターゲッ
トを設置しそのターゲットにより反射された測定光を受
光することが考えられるが、一酸化炭素中毒や酸素欠乏
による不測の事故を引き起こしかねない有害ガスが充満
しているおそれのある被測定空間に、検査員が立ち入っ
てターゲットを設置するのは、安全上好ましいこととは
言い難い。
【0006】また、従来の光学式センサでは、測定光の
光源として、検出するガスが吸収する光成分の波長域に
近い光を出力するヘリウム−ネオン(He−Ne)レー
ザ等を用いるのが通常であったが、測定箇所が変わる度
に光学式センサを移動して持ち運べるようにするには、
そのようなレーザ光源では寸法や重量が大き過ぎるとい
う問題がある。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、必要な検出精度を得るのに十分な
測定光の受光量を確保でき、しかも、検出作業を安全に
行うことができる携帯可能なガス検出装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の携帯型ガス検出装置は、被
測定空間を通過した測定光を密閉室内に入射させて、該
密閉室内の封入気体を膨張させ、該封入気体の膨張によ
り、前記密閉室の少なくとも一部を覆う可撓膜を撓ませ
て、膜変位検出部により検出される前記可撓膜の撓み具
合を基に、前記被測定空間における特定のガスの存在を
検出する携帯型ガス検出装置であって、前記密閉室が内
部に収容された本体と、前記本体の前面に形成され、該
本体の内部で前記可撓膜を除く密閉室部分に向かう光の
前記本体の前方からの入射を可能とする光透過部と、前
記本体に設けられ、先端が前記本体に対して離間接近す
るように該本体から前方に伸縮可能な支持部材と、前記
本体及び前記支持部材の先端のうちいずれか一方に設け
られ、前記測定光を出射する測定用光源と、前記測定用
光源が出射する前記測定光を前記支持部材の先端から前
記本体の前方に向かわせる測定光光路設定手段とを備え
ることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置は、前記支持部材が蛇腹で構成されている
ものとした。さらに、請求項3に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記本体に設けられた把手をさらに
備えるものとした。
【0010】また、請求項4に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置は、前記支持部材が、複数の棒状部材の端
部どうしを連続して回転可能に連結した折り畳みアーム
により、繰り出し及び折り畳み可能に構成されているも
のとした。さらに、請求項5に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置は、前記本体に設けられた把手をさらに備
え、前記支持部材が収縮状態において前記把手の部分に
折り重ね可能に構成されているものとした。
【0011】また、請求項6に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置は、前記測定用光源が前記支持部材の先端
に設けられ、前記測定光光路設定手段が、前記測定光の
出射される前記測定用光源の出射面を前記光透過部に向
けた姿勢で前記測定用光源を前記支持部材の先端に連結
する連結機構を有しており、前記支持部材の伸縮により
前記測定用光源が、前記本体の前面から前方に間隔を置
き前記光透過部側に前記測定用光源の出射面が臨む使用
位置と、前記本体に近接する収納位置との間で移動され
るものとした。
【0012】さらに、請求項7に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記支持部材が、径が異なる筒体を
互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドで構成されている
ものとした。また、請求項8に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置は、前記伸縮ロッドを2組備え、前記連結
機構に前記各伸縮ロッドの先端がそれぞれ連結され、こ
れら伸縮ロッドの伸縮により前記出射面の向きが微調整
されるものとした。
【0013】さらに、請求項9に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記本体に設けられた把手をさらに
備えるものとした。また、請求項10に記載した本発明
の携帯型ガス検出装置は、前記支持部材が、複数組のリ
ンク部材どうしを連続して連結したパンタグラフ式のリ
ンクアームにより、伸び出し及び折り畳み可能に構成さ
れているものとした。
【0014】さらに、請求項11に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記連結機構が、前記測定用光源
を前記リンクアームに揺動可能に連結するチルト機構を
有しており、前記測定光光路設定手段が、前記本体側に
設けられた操作レバーと、該操作レバーと前記チルト機
構を接続し前記操作レバーの操作を前記チルト機構に伝
達する動力伝達機構とをさらに備え、前記操作レバーの
操作に応じて前記動力伝達機構が前記測定用光源側と前
記本体側とのうちいずれか一方側に移動して、該動力伝
達機構の移動方向に応じた向きに前記チルト機構が前記
出射面の向きを微調整するものとした。
【0015】また、請求項12に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記本体に設けられた把手をさらに
備え、前記支持部材が収縮状態において前記把手の部分
に折り重ね可能に構成されているものとした。さらに、
請求項13に記載した本発明の携帯型ガス検出装置は、
前記把手が前記本体の側面に起伏可能に取着され、前記
リンクアームが、前記把手の起立状態において該把手か
ら前記本体の前方に伸び出されるように構成されている
ものとした。
【0016】また、請求項14に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記光透過部と前記密閉室の間の前
記本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記本体内に
入射した前記測定光を前記密閉室に収束させる収束光学
系を配置するものとした。さらに、請求項15に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置は、前記収束光学系が、
前記光透過部側に凹状の反射面を向けて配置され前記光
透過部を透過して前記本体内に入射した前記測定光を一
次反射する放物面鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部
側の前記本体内箇所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を
向けて配置され、該放物面鏡で一次反射された前記測定
光を二次反射する両曲面鏡とを有するカセグレン光学系
を含んで構成され、前記両曲面鏡で二次反射された前記
測定光が、前記放物面鏡の略中央部に形成された小孔を
通過して前記本体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉
室が、前記小孔を通過した前記測定光の光路上に配置さ
れているものとした。
【0017】また、請求項16に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記可撓膜が、前記密閉室で前記測
定光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部分に配
置され、前記膜変位検出部が、前記密閉室の外側から前
記可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ光源と、
前記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密閉室の外
側の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量に応じた
電力の大きさの信号を出力する光電変換素子とを有して
いるものとした。
【0018】さらに、請求項17に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記測定用光源が前記本体に設け
られ、前記測定光光路設定手段が、光反射部材と、該光
反射部材の反射面を前記光透過部に向けた姿勢で前記光
反射部材を前記支持部材の先端に連結する連結機構とを
有しており、前記支持部材の伸縮により前記光反射部材
が、前記本体の前面から前方に間隔を置き前記光透過部
側に前記光反射部材の反射面が臨む使用位置と、前記本
体に近接する収納位置との間で移動されるものとした。
【0019】また、請求項18に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記光反射部材の前記反射面が、入
射光を該入射光と平行な光軸の出射光として反射するコ
ーナーキューブを同一平面上に多数列設して構成されて
いるものとした。
【0020】さらに、請求項19に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記支持部材が、径が異なる筒体
を互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドで構成されてい
るものとした。また、請求項20に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記伸縮ロッドを2組備え、前記
連結機構に前記各伸縮ロッドの先端がそれぞれ連結さ
れ、これら伸縮ロッドの伸縮により前記反射面の向きが
微調整されるものとした。さらに、請求項21に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置は、前記本体に設けられ
た把手をさらに備えるものとした。
【0021】また、請求項22に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記支持部材が、複数組のリンク部
材どうしを連続して連結したパンタグラフ式のリンクア
ームにより、伸び出し及び折り畳み可能に構成されてい
るものとした。
【0022】さらに、請求項23に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記連結機構が、前記光反射部材
を前記リンクアームに揺動可能に連結するチルト機構を
有しており、前記測定光光路設定手段が、前記本体側に
設けられた操作レバーと、該操作レバーと前記チルト機
構を接続し前記操作レバーの操作を前記チルト機構に伝
達する動力伝達機構とをさらに備え、前記操作レバーの
操作に応じて前記動力伝達機構が前記光反射部材側と前
記本体側とのうちいずれか一方側に移動して、該動力伝
達機構の移動方向に応じた向きに前記チルト機構が前記
反射面の向きを微調整するものとした。
【0023】また、請求項24に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記本体に設けられた把手をさらに
備え、前記支持部材が収縮状態において前記把手の部分
に折り重ね可能に構成されているものとした。さらに、
請求項25に記載した本発明の携帯型ガス検出装置は、
前記把手が前記本体の側面に起伏可能に取着され、前記
リンクアームが、前記把手の起立状態において該把手か
ら前記本体の前方に伸び出されるように構成されている
ものとした。
【0024】また、請求項26に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記光透過部と前記密閉室の間の前
記本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記本体内に
入射した前記測定光を前記密閉室に収束させる収束光学
系を配置するものとした。
【0025】さらに、請求項27に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記収束光学系が、前記光透過部
側に凹状の反射面を向けて配置され前記光透過部を透過
して前記本体内に入射した前記測定光を一次反射する放
物面鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部側の前記本体
内箇所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を向けて配置さ
れ、該放物面鏡で一次反射された前記測定光を二次反射
する両曲面鏡とを有するカセグレン光学系を含んで構成
され、前記両曲面鏡で二次反射された前記測定光が、前
記放物面鏡の略中央部に形成された小孔を通過して前記
本体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉室が、前記小
孔を通過した前記測定光の光路上に配置されているもの
とした。
【0026】また、請求項28に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記両曲面鏡よりも前記光透過部側
の前記本体内箇所に配置されているものとした。さら
に、請求項29に記載した本発明の携帯型ガス検出装置
は、前記測定用光源が、前記測定光を出射する光源本体
と、該光源本体及び前記両曲面鏡の間に配置され前記光
源本体に凹状の反射面を向けたリフレクタとを有してお
り、前記光源本体の出射する測定光のうち前記リフレク
タに向かう一部の測定光が反射面により前記光透過部側
に反射されるものとした。
【0027】また、請求項30に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置は、前記測定用光源が、白熱灯と、該白
熱灯よりも前記被測定空間側に配置されたメカニカルチ
ョッパとを有しており、前記測定用光源の放出する前記
測定光が前記メカニカルチョッパにより間欠的に遮断さ
れて前記本体の前方に出射されるものとした。
【0028】さらに、請求項31に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置は、前記可撓膜が、前記密閉室で前記
測定光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部分に
配置され、前記膜変位検出部が、前記密閉室の外側から
前記可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ光源
と、前記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密閉室
の外側の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量に応
じた電力の大きさの信号を出力する光電変換素子とを有
しているものとした。
【0029】請求項1に記載した本発明の携帯型ガス検
出装置によれば、本体から前方に支持部材を伸長させた
状態で、本体及び支持部材の先端のうちいずれか一方に
設けられ測定用光源から測定光を出射させることで、測
定用光源が本体に設けられている場合は、本体から外方
に向かった後、測定光光路設定手段により本体の前方に
向かわせられた測定光が、また、測定用光源が支持部材
の先端に設けられている場合は、測定用光源から測定光
光路設定手段により本体の前方に向かわせられた測定光
が、本体と支持部材の先端との間隔に応じた光量で、光
透過部から本体内部の密閉室内に入射される。
【0030】このため、本体と光反射部材の間隔を適宜
設定することにより、密閉室内に入射される測定光の受
光量を、必要な検出精度を得るのに十分な量だけ確保す
ることが可能となり、また、本体と、測定光光路設定手
段が測定光を本体の前方に向かわせる支持部材の先端と
の間に遮光性の障害物がなければ、本体の前面よりも後
方の装置部分を被測定空間の外においたまま、本体の前
面よりも前方の装置部分、即ち、本体の前面と支持部材
とを被測定空間に差し入れるだけで、被測定空間内のガ
スの検出作業を行えることから、検査員が被測定空間に
入って光反射用のターゲットを配置する必要がなく、従
って、被測定空間におけるガスの検出作業を安全に行う
ことが可能となる。
【0031】尚、請求項1に記載した本発明の携帯型ガ
ス検出装置における前記支持部材は、請求項2に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような蛇腹や、請求項
4に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数の棒状部材の端部どうしを連続して連結した繰り出し
及び折り畳み可能な折り畳みアームにより構成すること
が可能である。
【0032】また、請求項3や請求項5に記載した本発
明の携帯型ガス検出装置によれば、本体に設けた把手に
より、本体の持ち運びを容易にして携帯性を向上させる
ことが可能となる。しかも、請求項5に記載した本発明
の携帯型ガス検出装置によれば、本体の携帯性を向上さ
せるのに有用な把手の部分に、支持部材を構成する折り
畳みアームを収縮させた状態で折り重ねることで、被測
定空間のガスの検出を行わない非使用時に、折り畳みア
ームが本体の大きさを嵩張らせて持ち運び等の邪魔にな
るのを防ぐことが可能となる。
【0033】さらに、請求項6に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、測定光光路設定手段の連結機
構により測定用光源がその出射面を光透過部に向けた姿
勢で連結された支持部材の先端を、支持部材の伸長によ
り使用位置に置くことで、測定光が必要な検出精度を得
るのに十分な量だけ受光できる箇所に測定用光源を本体
に対して相対的に容易に配置することが可能となる。
【0034】尚、請求項6に記載した本発明の携帯型ガ
ス検出装置における前記支持部材は、請求項7に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような、径が異なる筒
体を互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドや、請求項1
0に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数組のリンク部材どうしを連続して連結した伸び出し及
び折り畳み可能なパンタグラフ式のリンクアームにより
構成することが可能である。
【0035】そして、請求項8に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置のように、支持部材を2組の伸縮ロッド
で構成すると共に、測定用光源を支持部材の先端に連結
する連結機構に各伸縮ロッドの先端を連結し、各伸縮ロ
ッドの個別の伸縮により測定用光源の出射面の向きを微
調整する構成とすれば、光透過部を通して密閉室内に入
射される測定用光源からの測定光の量を増加させ、被測
定空間のガスの検出精度をより一層向上させるための、
伸縮ロッドの捩れや撓みによる本体の前面に対する出射
面の対向度のずれを、本体側、即ち、手元で直すことが
可能となる。
【0036】また、請求項9に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置によれば、本体に設けた把手により、本体
の持ち運びを容易にして携帯性を向上させることが可能
となる。
【0037】さらに、請求項11に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置のように、本体側に設けられた操作レ
バーを操作して、測定用光源を揺動可能にリンクアーム
に連結する連結機構中のチルト機構と操作レバーとを接
続する動力伝達機構を、測定用光源側と本体側とのうち
いずれか一方側に移動させて、その移動方向に応じた向
きに測定用光源をチルト機構により揺動させて、測定用
光源の出射面の向きを微調整する構成とすれば、光透過
部を通して密閉室内に入射される測定用光源からの測定
光の量を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより
一層向上させるための、リンクアームの捩れや撓みによ
る本体の前面に対する出射面の対向度のずれを、請求項
8に記載した本発明の携帯型ガス検出装置と同様に、本
体側、即ち、手元で直すことが可能となる。
【0038】また、請求項12に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、本体の携帯性を向上させるの
に有用な把手の部分に、リンクアームを収縮させた状態
で折り重ねることで、被測定空間のガスの検出を行わな
い非使用時に、リンクアームが本体の大きさを嵩張らせ
て持ち運び等の邪魔になるのを防ぐことが可能となる。
しかも、請求項13に記載した本発明の携帯型ガス検出
装置では、さらに、把手を本体の側面に対して起伏可能
とし、この把手を本体から起立させることで、把手から
本体の前方へのリンクアームの伸び出しを構造上容易に
することが可能となる。
【0039】さらに、請求項14に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、光透過部と密閉室との間の
本体内箇所に配置した収束光学系により、光透過部を透
過して本体内に入射した測定光を密閉室に収束させるこ
とで、測定用光源が本体に設けられている場合は、本体
から外方に向かった後、測定光光路設定手段により本体
の前方に向かわせられた測定光が、また、測定用光源が
支持部材の先端に設けられている場合は、測定用光源か
ら測定光光路設定手段により本体の前方に向かわせられ
た測定光が、光透過部を通って本体内の密閉室に到達す
る度合いを増やして、密閉室内に入射される測定光の量
を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより一層向
上させることが可能となる。
【0040】また、請求項15に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、収束光学系中のカセグレン光
学系を構成する両曲面鏡で反射されて放物面鏡の小孔を
通過し本体内の後方寄り箇所に向かう測定光の光路上に
密閉室が配置されることから、カセグレン光学系を挟ん
で光透過部とは反対側の本体内箇所に密閉室が位置する
こととなり、従って、光透過部、カセグレン光学系、並
びに、密閉室を一方向に列設して、本体形状が3次元方
向に広がって大型化するのを防ぐことが可能となる。
【0041】さらに、請求項16に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、測定光が入射される密閉室
箇所とは異なる密閉室部分に配置された可撓膜にプロー
ブ光の反射光が照射されるのに応じて、光電変換素子が
プローブ光の反射光の受光光量に応じた電力の大きさで
出力する信号から、可撓膜の撓み具合を電気信号として
簡単な構成で容易に取り出すことが可能となる。
【0042】また、請求項17に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、測定光光路設定手段の連結機
構により光反射部材がその反射面を光透過部に向けた姿
勢で連結された支持部材の先端を、支持部材の伸長によ
り使用位置に置くことで、本体内に配設された測定用光
源の出射面から出射される測定光を、必要な検出精度を
得るのに十分な量だけ反射して密閉室側で受光させるこ
とができる箇所に、光反射部材を本体内の測定用光源に
対して相対的に容易に配置することが可能となる。
【0043】また、請求項18に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、反射面を光透過部側に向けた
光反射部材に測定用光源からの測定光が入射されること
で、その測定光がコーナーキューブにより反射されて、
入射の際と平行な光軸で出射されることから、光反射部
材で反射されて光透過部に到達する測定光の度合いを増
やして、密閉室内に入射される測定光の量を増加させ、
被測定空間のガスの検出精度をより一層向上させること
が可能となる。
【0044】尚、前記支持部材は、請求項19に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような、径が異なる筒
体を互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドや、請求項2
2に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数組のリンク部材どうしを連続して連結した伸び出し及
び折り畳み可能なパンタグラフ式のリンクアームにより
構成することが可能である。
【0045】そして、請求項20に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置のように、支持部材を2組の伸縮ロッ
ドで構成すると共に、光反射部材を支持部材の先端に連
結する連結機構に各伸縮ロッドの先端を連結し、各伸縮
ロッドの個別の伸縮により光反射部材の反射面の向きを
微調整する構成とすれば、光透過部を通して密閉室内に
入射される光反射部材からの反射光の量を増加させ、被
測定空間のガスの検出精度をより一層向上させるため
の、伸縮ロッドの捩れや撓みによる本体の前面に対する
反射面の対向度のずれを、本体側、即ち、手元で直すこ
とが可能となる。
【0046】さらに、請求項21に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、本体に設けた把手により、
本体の持ち運びを容易にして携帯性を向上させることが
可能となる。
【0047】また、請求項23に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置のように、本体側に設けられた操作レバ
ーを操作して、光反射部材を揺動可能にリンクアームに
連結する連結機構中のチルト機構と操作レバーとを接続
する動力伝達機構を、光反射部材側と本体側とのうちい
ずれか一方側に移動させて、その移動方向に応じた向き
に光反射部材をチルト機構により揺動させて、光反射部
材の反射面の向きを微調整する構成とすれば、光透過部
を通して密閉室内に入射される光反射部材からの反射光
の量を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより一
層向上させるための、リンクアームの捩れや撓みによる
本体の前面に対する反射面の対向度のずれを、請求項2
0に記載した本発明の携帯型ガス検出装置と同様に、本
体側、即ち、手元で直すことが可能となる。
【0048】さらに、請求項24に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、本体の携帯性を向上させる
のに有用な把手の部分に、リンクアームや折り畳みアー
ムにより構成される支持部材を収縮させた状態で折り重
ねることで、被測定空間のガスの検出を行わない非使用
時に、支持部材が本体の大きさを嵩張らせて持ち運び等
の邪魔になるのを防ぐことが可能となる。しかも、請求
項25に記載した本発明の携帯型ガス検出装置では、さ
らに、把手を本体の側面に対して起伏可能とし、この把
手を本体から起立させることで、把手から本体の前方へ
のリンクアームの伸び出しを構造上容易にすることが可
能となる。
【0049】また、請求項26に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、光透過部と密閉室との間の本
体内箇所に配置した収束光学系により、光透過部を透過
して本体内に入射した測定光を密閉室に収束させること
で、光反射部材で反射されて光透過部を通った測定光の
密閉室に到達する度合いを増やして、密閉室内に入射さ
れる測定光の量を増加させ、被測定空間のガスの検出精
度をより一層向上させることが可能となる。さらに、請
求項27に記載した本発明の携帯型ガス検出装置によれ
ば、収束光学系中のカセグレン光学系を構成する両曲面
鏡で反射されて放物面鏡の小孔を通過し本体内の後方寄
り箇所に向かう測定光の光路上に密閉室が配置されるこ
とから、カセグレン光学系を挟んで光透過部とは反対側
の本体内箇所に密閉室が位置することとなり、従って、
光透過部、カセグレン光学系、並びに、密閉室を一方向
に列設して、本体形状が3次元方向に広がって大型化す
るのを防ぐことが可能となる。
【0050】また、請求項28に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、両曲面鏡で反射面とは反対の
光透過部側に位置する面と、光透過部との間に測定用光
源が位置するため、放物面鏡の反射面で一次反射されて
両曲面鏡の反射面に向かう測定光や、この反射面で二次
反射されて密閉室に向かう測定光の光路を妨げることな
く、測定用光源を光透過部、カセグレン光学系、並び
に、密閉室と同じ方向に列設し、本体形状の大型化をよ
り一層防ぐことが可能となる。さらに、請求項29に記
載した本発明の携帯型ガス検出装置によれば、両曲面鏡
と光透過部との間に位置する測定用光源の光源本体が出
射する測定光のうち、両曲面鏡に向かう一部の測定光
を、光源本体と両曲面鏡の間に配置したリフレクタが光
透過部側に反射することから、光源本体からの光透過部
に直接向かう測定光の他に、光源本体から両曲面鏡側に
向かう測定光がリフレクタで反射されて光透過部に向か
い、従って、光透過部を通って本体の前方に出射される
測定光の光量を高めて、光反射部材で反射されて戻り光
透過部を通って密閉室内に入射される測定光の光量を増
やし、ガスの検出精度を向上させることが可能となる。
【0051】また、請求項30に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、光源としてHe−Neレーザ
等を用いる場合に比べて、光源の形状を小型化して装置
全体の小型化を図り、携帯性の向上を図ることが可能と
なり、しかも、密閉室内の封入気体の膨張に伴う可撓膜
の撓み具合の変動を膜変位検出部が周期的にサンプリン
グできるように、この周期に合わせて、連続点灯する白
熱灯の光をメカニカルチョッパによりパルス状に簡単な
構成で加工することが可能となる。さらに、請求項31
に記載した本発明の携帯型ガス検出装置によれば、測定
光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部分に配置
された可撓膜にプローブ光の反射光が照射されるのに応
じて、光電変換素子がプローブ光の反射光の受光光量に
応じた電力の大きさで出力する信号から、可撓膜の撓み
具合を電気信号として簡単な構成で容易に取り出すこと
が可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明による携帯型ガス検
出装置の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本
発明の第1実施形態について、図1乃至図5を参照して
説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る携帯型ガ
ス検出装置の概略構成を示す斜視図で、図中引用符号1
で示す第1実施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3、
把手5、蛇腹7、光反射部材9、収束レンズ系11(図
4参照)、測定用光源部13(図4参照)、及び、ゴー
レイセル15(図4参照)等を備えている。
【0053】前記本体3は、中空の円柱状を呈してお
り、前端面3a(前面に相当)でその中心よりも若干下
方にずれた箇所には、本体3の外部と内部の間での光の
透過を可能とする略円形の光透過窓3b(光透過部に相
当)が設けられ、後端面3cは閉塞されている。
【0054】前記把手5は、前後の脚部5a,5bと、
これら脚部5a,5bの上端間に掛け渡された把持部5
c(把手の部分に相当)からなり、脚部5a,5bの下
端が、前記本体3の周面3d上部の前後に間隔を置いた
箇所にそれぞれ取着されており、把持部5cを片手で握
ることで本体3を携帯できるように構成されている。
【0055】前記蛇腹7は、図2に蛇腹の伸長状態にお
ける携帯型ガス検出装置の斜視図で示すように、複数の
互いに径が異なるリング7aと、隣り合う2つのリング
7a間を接続する屈曲可能な筒体7bにより先細り状に
形成され、リング7aの径が大きい側の蛇腹7の基端
が、前記本体3で光透過窓3bの上方の前端面3a箇所
に、本体3の前方に向けて突設されている。
【0056】前記筒体7bは、図1に示すように、隣り
合う2つのリング7aが互いに接触するように蛇腹7を
収縮した状態で、それら2つのリング7aの中心側に屈
曲すると共に、図2に示すように、隣り合う2つのリン
グ7aを離間させて蛇腹7を伸長させた状態で、それら
2つのリング7a間で円筒状に展開する。そして、前記
蛇腹7は、屈曲状態と伸長状態のそれぞれの状態で筒体
7bがその状態を保持しようとする力の強度により、収
縮状態において蛇腹7の先端に本体3の前方への引張力
が多少加わっても前記収納状態を保持できると共に、伸
長状態において蛇腹7の先端に本体3の下方への荷重が
多少加わっても前記伸長状態を保持できるように構成さ
れている。
【0057】前記光反射部材9は、略円盤状を呈してお
り、一方の面が反射面9aに形成され、この反射面9a
が前記前端面3a側を向くように、光反射部材9の他方
の面、即ち、背面9bの略中央部に一端が取着された中
間支持部材17を介して、前記蛇腹7の先端に吊り下げ
支持されている。前記反射面9aには、図3に光反射部
材の要部拡大部分断面図で示すように、従来公知のコー
ナーキューブがマトリクス状に多数列設されており、反
射面9aは、入射した光をその入射光と平行な光軸の出
射光として反射するように構成されている。
【0058】そして、前記光反射部材9は、前記蛇腹7
の伸縮により、図1に示すように、蛇腹7を収縮させて
光反射部材9を本体3の前端面3aの直前に位置させた
収納位置Aと、図2に示すように、蛇腹7を伸長させて
光反射部材9を本体3の前端面3aから前方に既知の所
定距離離間して位置させた使用位置Bとの間で移動可能
に構成され、且つ、前記使用位置Bにおいて、反射面9
aが光透過窓3bに略対向するように構成されている。
【0059】前記収束レンズ系11(収束光学系に相
当)は、図4に本体内部の概略構成の説明図で示すよう
に、前記光透過窓3bに臨む本体3内箇所に配設され、
カセグレン光学系11aと凸型フレネルレンズ11gを
備えている。
【0060】前記カセグレン光学系11aは、前記光透
過窓3bから本体3内に入射した光を光透過窓3b側に
一次反射する放物面鏡11bと、この放物面鏡11bで
反射された光を放物面鏡11b側に二次反射する両曲面
鏡11eとを有している。
【0061】前記放物面鏡11bは、前記光透過窓3b
側に凹状の反射面11cを向けて配設され、前記両曲面
鏡11eは、前記放物面鏡11bよりも小さい寸法で形
成され、放物面鏡11bよりも光透過窓3b側の本体3
内箇所に、放物面鏡11b側に凸状の反射面11fを向
けて配設され、放物面鏡11bの略中央部には、両曲面
鏡11eよりも小さい寸法で略円形の小孔11dが形成
されている。
【0062】前記凸型フレネルレンズ11gは、前記光
透過窓3bと両曲面鏡11eの間の本体3内箇所に、両
曲面鏡11e側に凸状のレンズ面11hを向けて配設さ
れており、凸型フレネルレンズ11gの略中央部には、
略円形の通孔11jが形成されている。
【0063】前記収束レンズ系11は、光透過窓3bか
ら本体3内に光が入射すると、そのうち、両曲面鏡11
eの周囲を通って放物面鏡11bに達した光が、その反
射面11cで反射されて収束しつつ両曲面鏡11eに達
し、この両曲面鏡11eの反射面11fでさらに反射さ
れて収束しつつ、放物面鏡11bの小孔11dを通過し
て、本体3内の放物面鏡11bよりも後端面3c側部分
に向かうように構成されている。
【0064】前記測定用光源部13(測定用光源に相
当)は、白熱灯13aと、リフレクタ13bと、ビーム
径補正レンズ13dと、メカニカルチョッパ13eを有
している。
【0065】前記白熱灯13a(光源本体に相当)は、
前記本体3内のバッテリ(図示せず)から供給される電
力、或は、本体3の外部の電源(図示せず)から給電ケ
ーブルを介して供給される電力により点灯し、ガスの有
無を測定するための近赤外線領域を含む測定光L1を出
射するもので、前記凸型フレネルレンズ11gの通孔1
1jと両曲面鏡11eの間の本体3内箇所に配設されて
いる。
【0066】前記リフレクタ13bは、前記両曲面鏡1
1eと白熱灯13aとの間の本体3内箇所に、この白熱
灯13a側に凹状の反射面13cを向けて配置されてお
り、前記ビーム径補正レンズ13dは、白熱灯13aか
らの測定光L1のビーム径を補正し平行光とするための
もので、前記凸型フレネルレンズ11gの通孔11jの
内側に、その一面が白熱灯13aに臨むように配置され
ている。
【0067】また、前記メカニカルチョッパ13eは、
前記ビーム径補正レンズ13dよりも光透過窓3b側の
本体3内箇所に配置されており、このメカニカルチョッ
パ13eは、図中では模式的に回転羽根状に記載してい
るものの、実際には、ビーム径補正レンズ13dの光透
過窓3b側で周期的に開閉して、ビーム径補正レンズ1
3dを光透過窓3bに間欠的に露出させる従来公知のシ
ャッタ状に形成されている。
【0068】前記測定用光源部13は、白熱灯13aが
出射する測定光L1が直接、或は、リフレクタ13bの
反射面13cで反射されて、拡散しつつビーム径補正レ
ンズ13dに入射し、このビーム径補正レンズ13dの
通過により平行な光束とされた後、メカニカルチョッパ
13eの開いている間だけ光透過窓3bに達するように
構成されている。従って、測定用光源部13からは、メ
カニカルチョッパ13eの開閉周期に応じたパルス間隔
のパルス状測定光L1が出射され、このパルス状測定光
L1はさらに、光透過窓3bから本体3の前方に出射さ
れる。
【0069】前記ゴーレイセル15は、前記放物面鏡1
1bよりも後端面3c寄りの本体3内箇所に、前記小孔
11dに臨むように配置されており、図5にゴーレイセ
ルの内部構成の説明図で示すように、ゴーレイセル15
は、セル本体15aと、小室15fと、メニスカスレン
ズ15jと、格子15kと、コンデンサレンズ群15m
と、プローブ光源15rと、反射ミラー15sと、光電
変換部15vを有している。
【0070】前記セル本体15aは中空の筒状を呈して
おり、セル本体15aの一端15bが前記放物面鏡11
b側に位置し、他端15cが本体3の後端面3c側に位
置するように配置されている。前記セル本体15aの一
端15bで前記放物面鏡11bの小孔11dに臨む箇所
には、セル本体15aの内部への光の透過を可能とする
光透過窓15dが設けられており、セル本体15aの他
端15cは閉塞、密閉されている。
【0071】前記小室15f(密閉室に相当)は、前記
光透過窓15dに臨むセル本体15a内箇所に配置され
ており、この小室15fで光透過窓15dに臨む一方の
端面は、内部への光の透過を可能とする受光面15gに
形成されており、この受光面15gに対向しセル本体1
5aの他端15c側に位置する小室15fの他方の端面
には、可撓性を有する光反射膜15h(可撓膜に相当)
が張設されている。そして、前記小室15fは、外部か
ら気密された密閉室を画成しており、小室15fの内部
には、受光面15gから入射した光から近赤外線領域の
波長成分を吸収し、これにより、温度が上昇して膨張す
るキセノン(以下、Xeと略記する)ガス(図示せず)
が充填、封入されている。
【0072】前記メニスカスレンズ15jは、前記小室
15fよりもセル本体15aの他端15c側で前記光反
射膜15hに臨むセル本体15a内箇所に、その凹面を
光反射膜15h側に向けて配置されており、前記格子1
5kは、メニスカスレンズ15jよりもセル本体15a
の他端15c側箇所に配置されている。
【0073】前記コンデンサレンズ群15mは、互いの
凸面を向かい合わせた2枚のレンズ15n,15pから
なり、その光軸がセル本体15aの両端15b,15c
を結ぶ直線に沿う向きで配置されている。
【0074】前記プローブ光源15rは、例えば発光ダ
イオード等からなり、前記セル本体15aの他端15c
で支持されてセル本体15a内に配置されており、その
先端はコンデンサレンズ群15m側に向けられている。
【0075】前記反射ミラー15sは、前記プローブ光
源15rとコンデンサレンズ群15mの間で、両者の中
間部よりも若干コンデンサレンズ群15m寄りで下部寄
りのセル本体15a内箇所に、セル本体15aの上方に
至るに連れて次第にコンデンサレンズ群15mに近づく
ように、セル本体15aの一端15b及び他端15cに
対して略45°傾斜させて配置されている。そして、前
記反射ミラー15sは、上述のように傾斜させて配置し
た状態で、コンデンサレンズ群15mの略下半部を覆う
大きさで形成されており、反射ミラー15sの反射面1
5tは、コンデンサレンズ群15mの略下半部に臨み、
且つ、セル本体15aの周面下部に形成された小さな開
口(以下、開口と略記する)15eに臨む。
【0076】前記光電変換部15vは、光電変換素子1
5wと増幅回路15xを有している。
【0077】前記光電変換素子15wは、例えば、ピン
フォトダイオード等からなり、前記開口15eを通過し
た反射ミラー15sからの反射光の光路上箇所に配置さ
れており、前記増幅回路15xは、前記光電変換素子1
5wに接続され、増幅回路15xの信号出力端子15y
には、不図示のマイクロコンピュータが接続される。
【0078】前記ゴーレイセル15は、プローブ光源1
5rからのプローブ光が、反射ミラー15sで覆われて
いないコンデンサレンズ群15mの上半部に入射されて
コンデンサレンズ群15m及び格子15kの上半部を通
過し、小室15fの光反射膜15hに達して反射され、
格子15kの下半部に達して格子15kの上半部の像が
形成されるように構成されている。また、前記ゴーレイ
セル15は、格子15kの下半部に形成された格子15
kの上半部の像が、コンデンサレンズ群15mの下半部
を通過し、反射ミラー15sの反射面15tで反射され
て、開口15eを通過した後、光電変換素子15wに達
し、光電変換素子15wから受光光量に応じた電圧値
(又は電流値)の出力が増幅回路15xに出力され、こ
の出力を増幅した増幅回路15xの信号出力端子15y
から、光電変換素子15wの受光光量に応じた値の測定
信号が出力されるように構成されている。
【0079】ところで、前記ゴーレイセル15では、光
透過窓15dを透過して小室15fの受光面15gにセ
ル本体15aの外部からの光が照射されると、その光の
近赤外線成分により、受光面15gの温度が上がって小
室15f内のXeガスのガス圧が上がり、これにより、
光反射膜15hの撓み具合が変化する。従って、格子1
5kの下半部に形成される格子15kの上半部の像は、
小室15f内のXeガスのガス圧に応じた光反射膜15
hの撓み具合の変化に応じて歪み、この歪みに応じて、
格子15kの上半部の像に占める陰の部分の比率が変化
し、これにより、光電変換素子15wによる受光光量が
変化して、光電変換素子15wの出力を増幅した増幅回
路15xの信号出力端子15yからの測定出力の値が変
わる。このため、前記ゴーレイセル15は、本体3の光
透過窓3bから内部に入射される光のうち、近赤外線領
域の波長成分の大きさに応じた値の測定信号が、増幅回
路15xの信号出力端子15yから出力されるように構
成されている。
【0080】尚、第1実施形態では、前記プローブ光源
15rと光電変換部15vにより膜変位検出部が構成さ
れている。
【0081】前記不図示のマイクロコンピュータは、前
記信号出力端子15yから出力される測定信号と、前記
光反射部材9の使用位置Bにおける前記本体3の前端面
3aからの既知の前記所定距離とを基に、前記本体3の
光透過窓3bから内部に入射される光が通過した被測定
空間(図示せず)中のガスを検出し、その結果を、本体
3の例えば周面3dに設けた不図示の表示部に表示させ
るように構成されている。
【0082】次に、上述のように構成された第1実施形
態の携帯型ガス検出装置1の動作(作用)について説明
する。
【0083】前記被測定空間中のガスを検出するに当た
っては、まず、蛇腹7を伸長して光反射部材9を使用位
置Bに配置し、光反射部材9の反射面9aを本体3の前
端面3aの光透過窓3bに略対向させる。次に、携帯型
ガス検出装置1の少なくとも本体3の前端面3aから光
反射部材9までの部分を被測定空間中に配置した状態
で、測定用光源部13の白熱灯13aを点灯させると共
にメカニカルチョッパ13eを開閉させて、光透過窓3
bから本体3の前方に向けて、平行な光束のパルス状の
測定光L1を出射させる。これと共に、ゴーレイセル1
5のプローブ光源15rを点灯させ、コンデンサレンズ
群15m及び格子15kの上半部を経て小室15fの光
反射膜15hに、プローブ光源15rからのプローブ光
L3を照射させる。
【0084】すると、光透過窓3bから本体3の前方に
向けて出射されたパルス状の測定光L1が、被測定空間
中を通過しつつ光反射部材9の反射面9aに達して反射
され、光透過窓3bからの出射時と平行な光路を辿って
被測定空間中を通過しつつ光透過窓3bに戻り、ゴーレ
イセル15のセル本体15aの光透過窓15dを透過し
て小室15fの受光面15gに照射される。この時、被
測定空間を往復通過したパルス状の測定光L1は、被測
定空間中に存在するガスにより、その濃度に応じた分だ
け、近赤外線領域の波長成分が吸収される。
【0085】従って、被測定空間を往復通過して、被測
定空間中に存在するガスの濃度分だけ近赤外線領域の波
長成分が吸収されたパルス状の測定光L1が、受光面1
5gに照射されると、その受光光量に応じた小室15f
内のXeガスの膨張と、その膨張の度合いに応じた光反
射膜15hの撓み具合の変動とにより、被測定空間中に
存在するガスの濃度に応じた値の測定信号が、増幅回路
15xの信号出力端子15yから、パルス状の測定光L
1の出射周期に合わせて周期的に出力される。そして、
測定信号が信号出力端子15yから周期的に出力される
度に、この測定信号を基にマイクロコンピュータが測定
空間中のガスを検出し、その結果を表示部に表示させ
る。
【0086】このように第1実施形態の携帯型ガス検出
装置1によれば、小室15fの受光面15gに照射され
たパルス状の測定光L1中の近赤外線領域の波長成分の
大きさに応じた値の測定信号を出力するゴーレイセル1
5を用いて、被測定空間中のガスを検出するに当たり、
このゴーレイセル15を内部に収容する本体3の前端面
3aに蛇腹7を突設し、この蛇腹7の伸縮により、入射
した光をその入射光と平行な光軸の出射光として反射す
る従来公知のコーナーキューブをマトリクス状に多数列
設した反射面9aを有する光反射部材9を、本体3の前
端面3aの直前の収納位置Aと、本体3の前端面3aか
ら前方に既知の所定距離離間して、反射面9aが光透過
窓3bに略対向する使用位置Bとの間で移動可能に構成
した。
【0087】このため、蛇腹7の伸長状態における本体
3の前端面3aと使用位置Bの光反射部材9との間隔で
ある前記所定距離や、光反射部材9の反射面9aの大き
さを適宜設定することで、小室15fの受光面15gに
入射される測定光L1の受光光量を、マイクロコンピュ
ータにおける被測定空間のガスの検出に必要な検出精度
を得るのに十分な量だけ確保することができる。
【0088】また、本体3の前端面3aと使用位置Bの
光反射部材9との間に遮光性の障害物がない限り、本体
3の前端面3aから光反射部材9にかけての携帯型ガス
検出装置1部分を被測定空間に差し入れるだけで、被測
定空間内のガスの検出作業を行えることから、検査員が
被測定空間に入って光反射用のターゲットを配置するこ
となく、本体3の前端面3aよりも後端面3c側の携帯
型ガス検出装置1部分を検査員と共に被測定空間の外に
位置させたまま、被測定空間におけるガスの検出作業を
安全に行うことができる。
【0089】さらに、第1実施形態の携帯型ガス検出装
置1によれば、収束レンズ系11中のカセグレン光学系
11aを構成する両曲面鏡11eで反射されて放物面鏡
11bの小孔11dを通過し、放物面鏡11bよりも後
端面3c側の本体3内箇所に向かう測定光L1の光路上
に小室15fを配置したので、カセグレン光学系11a
を挟んで光透過窓3bとは反対側の本体3内箇所に小室
15fを位置させて、光透過窓3b、カセグレン光学系
11a、並びに、小室15fを本体3の前後方向に一直
線上に配置して、本体3の形状が周面3dの広がる方向
に大きくなるのを防止することができる。
【0090】また、第1実施形態の携帯型ガス検出装置
1によれば、小室15fの光反射膜15hにプローブ光
源15rからのプローブ光L3を照射し、光反射膜15
hで反射されたプローブ光L3を光電変換素子15wで
受光させて、その受光光量に応じた光電変換素子15w
の出力を基に、光反射膜15hの撓み具合を電気信号と
して取り出す構成としたので、プローブ光源15rと光
電変換素子15wという簡単な構成で、光反射膜15h
の撓み具合を示す電気信号を容易に得ることができる。
【0091】尚、本実施形態のように、プローブ光L3
を光反射膜15hに照射してその反射光の受光光量に応
じた電気信号を光電変換素子15wから得る代わりに、
光反射膜15hを使ってキャパシタを形成し、光反射膜
15hの撓み具合に応じてキャパシタの静電容量を変化
させる構造とし、この静電容量から、光反射膜15hの
撓み具合に応じた電気信号を得る構成としてもよく、こ
の場合にも、光反射膜15hを使ってキャパシタを形成
するだけで、光反射膜15hの撓み具合を示す電気信号
を簡単、且つ、容易に得ることができる。
【0092】次に、本発明の第2実施形態について、図
6及び図7を参照して説明する。図6は本発明の第2実
施形態に係る携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜視
図で、図6中において、図1に示す第1実施形態の携帯
型ガス検出装置1と同一の部材、箇所には、図1で付し
たものと同一の引用符号を付して重複説明を省略する。
【0093】そして、図6中引用符号1Aで示す第2実
施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3の前端面3aか
ら突設した蛇腹7と、その先端に中間支持部材17を介
して吊り下げ支持させた略円盤状の光反射部材9を、把
手5に設けた折り畳みアーム19とその先端の折り畳み
可能な光反射部材21に代えた点が、第1実施形態の携
帯型ガス検出装置1とは異なっており、その他の点は、
第1実施形態の携帯型ガス検出装置1と全て同様に構成
されている。
【0094】前記折り畳みアーム19は、図7に繰り出
し状態の斜視図で示すように、断面略凹型の複数の折り
畳みフレーム19a(棒状部材に相当)の長手方向の端
部どうしを互いに回転可能に連結したもので、繰り出し
状態で本体3側に位置する折り畳みアーム19の最も基
端側の折り畳みフレーム19aは、把手5の把持部5c
に対応する外形で形成され、且つ、その一端が、把手5
の後脚部5b寄りの把持部5c箇所に回転可能に連結さ
れている。また、各折り畳みフレーム19aは、繰り出
し状態における折り畳みアーム19の基端側から先端側
に至るにつれて断面形状が次第に小さくなるようにそれ
ぞれ形成され、さらに、折り畳みアーム19の繰り出し
状態においてそれぞれが上方に開放する向きで、隣の折
り畳みフレーム19aと回転可能に連結されている。
【0095】そして、前記折り畳みアーム19は、繰り
出し状態において先端側から折り畳みフレーム19aを
1つ基端側の折り畳みフレーム19aの内側に収めるよ
うに折り畳んで行くことで、図6に示すように、全ての
折り畳みフレーム19aが把手5の把持部5c上に折り
重なるように構成されている。
【0096】前記光反射部材21は、図7に示すよう
に、繰り出し状態における折り畳みアーム19の最も先
端側の折り畳みフレーム19aの先端に回転可能に連結
されており、この最も先端側の折り畳みフレーム19a
の内側に収まるように折り畳める外形で形成されてい
る。そして、前記光反射部材21は、略水平に延在させ
た繰り出し状態の折り畳みアーム19の最も先端側の折
り畳みフレーム19aから光反射部材21を繰り出した
状態で、この折り畳みフレーム19aの先部に形成され
た不図示のストッパ機構により、垂直に下方に吊り下げ
られた状態に保持され、この状態で、光反射部材21の
一方の面に形成された反射面21aが、本体3の前端面
3aから前方に前記所定距離離間した前記使用位置Bに
おいて、光透過窓3bに略対向するように構成されてい
る。
【0097】また、前記光反射部材21は、上述したよ
うに折り畳みアーム19を折り畳んで把手5の把持部5
c上に折り重ねた状態で、最も内側に位置する、繰り出
し状態において折り畳みアーム19の最も先端側に位置
していた折り畳みフレーム19aのさらに内側に折り畳
まれて、図6に示すように、収容位置Aに位置するよう
に構成されている。
【0098】尚、前記光反射部材21の反射面21a
は、第1実施形態の光反射部材9の反射面9aと同じ
く、多数のコーナーキューブをマトリクス状に多数列設
して構成されている。
【0099】このような構成による第2実施形態の携帯
型ガス検出装置1Aによっても、第1実施形態の携帯型
ガス検出装置1と同様の効果を得ることができる。尚、
折り畳んだ折り畳みアーム19は、把手5の把持部5c
に折り重なる構成とせず、他の携帯型ガス検出装置1A
部分に折り重なるように構成してもよい。しかし、本実
施形態のように、折り畳んだ折り畳みアーム19が把手
5の把持部5cに折り重なる構成とすれば、携帯型ガス
検出装置1Aの非使用時に、携帯性を向上させるのに有
用で略必須の構成要素とも言える把手5の把持部5c
に、持ち運び等の邪魔にならないように折り重ねて、折
り畳みアーム19が携帯型ガス検出装置1Aの大きさを
嵩張らせてしまうのを防ぐことができる。
【0100】次に、本発明の第3実施形態について、図
8及び図9を参照して説明する。図8は本発明の第3実
施形態に係る携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜視
図で、図8中において、図1に示す第1実施形態の携帯
型ガス検出装置1と同一の部材、箇所には、図1で付し
たものと同一の引用符号を付して重複説明を省略する。
【0101】そして、図8中引用符号1Bで示す第3実
施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3の前端面3aか
ら突設した蛇腹7を伸縮ロッド23に代えた点が、第1
実施形態の携帯型ガス検出装置1とは異なっており、そ
の他の点は、第1実施形態の携帯型ガス検出装置1と全
て同様に構成されている。
【0102】前記伸縮ロッド23は、図9に伸長状態の
斜視図で示すように、出没可能に収納した複数の互いに
径が異なる中空筒体23aにより、前記本体3で光透過
窓3bの上方の前端面3a箇所から本体3の前方に伸縮
可能に配設されており、伸縮ロッド23の最も先端の中
空筒体23aの先端に、これと、背面9bの略中央部と
を連結する前記中間支持部材17を介して、前記光反射
部材9が吊り下げ支持されている。
【0103】そして、前記光反射部材9は、前記伸縮ロ
ッド23の伸縮により、図8に示すように、伸縮ロッド
23を収縮させて光反射部材9を本体3の前端面3aの
直前に位置させた収納位置Aと、図9に示すように、伸
縮ロッド23を伸長させて光反射部材9を本体3の前端
面3aから前方に前記所定距離離間して位置させた使用
位置Bとの間で移動可能に構成され、且つ、前記使用位
置Bにおいて、反射面9aが光透過窓3bに略対向す
る。
【0104】このような構成による第3実施形態の携帯
型ガス検出装置1Bによっても、第1実施形態の携帯型
ガス検出装置1と同様の効果を得ることができる。
【0105】次に、本発明の第4実施形態について、図
10及び図11(a),(b)を参照して説明する。図
10は本発明の第4実施形態に係る携帯型ガス検出装置
の概略構成を示す斜視図で、図10中において、図9に
示す第3実施形態の携帯型ガス検出装置1Bと同一の部
材、箇所には、図9で付したものと同一の引用符号を付
して重複説明を省略する。
【0106】そして、図10中引用符号1Cで示す第4
実施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3の前端面3a
から突設した伸縮ロッド23に加えて、この伸縮ロッド
23の上方の前端面3a箇所から補助伸縮ロッド23A
を突設し、これら伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッド2
3Aの各先端と光反射部材9の背面9bとの間を、中間
支持部材17に代えて中間支持機構25(連結機構に相
当)により連結した点が、第3実施形態の携帯型ガス検
出装置1Bとは異なっており、その他の点は、第3実施
形態の携帯型ガス検出装置1Bと全て同様に構成されて
いる。
【0107】前記補助伸縮ロッド23Aは、前記伸縮ロ
ッド23と同様に、出没可能に収納した複数の互いに径
が異なる中空筒体23bにより、前記本体3で光透過窓
3bの上方の前端面3a箇所から本体3の前方に伸縮可
能に配設されており、しかも、補助伸縮ロッド23Aは
伸縮ロッド23よりも大きい伸長長さで形成されてい
る。
【0108】前記中間支持機構25は、図11(a),
(b)にそれぞれ示すように、中間連結部材25aと、
ストッパ片25f,25g,25j,25kと、コイル
スプリング25mを有している。
【0109】前記中間支持部材25aは、前記中間支持
部材17と同様に、その一端が光反射部材9の背面9b
の略中央部に取着され、他端側には若干太目の傾き調整
部25bが形成されている。
【0110】前記傾き調整部25bで、中間支持部材2
5aの延在方向に間隔を置いた傾き調整部25b箇所に
は、光反射部材9の反射面9aと背面9bを貫く向きに
沿う厚み方向に傾き調整部25bを貫通する通孔25
c,25dがそれぞれ形成されている。前記各通孔25
c,25dは、前記延在方向に長い長孔にそれぞれ形成
され、しかも、通孔25cは、伸縮ロッド23の先端の
中空筒体23aが緩く挿通できる大きさで形成され、通
孔25dは、補助伸縮ロッド23Aの先端の中空筒体2
3bが緩く挿通できる大きさで形成されている。尚、傾
き調整部25bで光反射部材9の反射面9a側の面の、
通孔25cと通孔25dの間の箇所には、ボス25eが
突設されている。
【0111】前記ストッパ片25fは、前記光反射部材
9の反射面9a側から通孔25cに挿通した伸縮ロッド
23の先端の中空筒体23aで、前記傾き調整部25b
から光反射部材9の背面9b側に突出する先端箇所に嵌
着され、ストッパ片25gは、前記傾き調整部25bよ
りも光反射部材9の反射面9a側に位置する前記中空筒
体23a箇所に嵌着され、これらストッパ片25f,2
5gにより、通孔25cからの伸縮ロッド23の抜落が
防止されている。尚、ストッパ片25f,25gは、傾
き調整部25bの厚みよりも大きい間隔を置いて前記中
空筒体23aに嵌着されており、ストッパ片25gに
は、補助伸縮ロッド23A側に向かう延出部25hが形
成されている。
【0112】前記ストッパ片25jは、前記光反射部材
9の反射面9a側から通孔25dに挿通した補助伸縮ロ
ッド23Aの先端の中空筒体23bで、前記傾き調整部
25bから光反射部材9の背面9b側に突出する先端箇
所に嵌着され、ストッパ片25kは、前記傾き調整部2
5bよりも光反射部材9の反射面9a側に位置する前記
中空筒体23b箇所に嵌着され、これらストッパ片25
j,25kにより、通孔25dからの補助伸縮ロッド2
3Aの抜落が防止されている。尚、ストッパ片25j,
25kは、ストッパ片25f,25gと同様に、傾き調
整部25bの厚みよりも大きい間隔を置いて前記中空筒
体23bに嵌着されている。
【0113】前記コイルスプリング25mは、前記スト
ッパ片25gの延出部25hと傾き調整部25bとの間
に介設され、コイルスプリング25mの一端は、傾き調
整部25bのボス25eに嵌装されており、このコイル
スプリング25mの弾発力により、傾き調整部25bが
ストッパ片25f,25j側、即ち、伸縮ロッド23及
び補助伸縮ロッド23Aの先端側に付勢されている。
【0114】このように構成された中間支持機構25で
は、伸縮ロッド23を完全に伸長させると共に、これと
同じ長さに補助伸縮ロッド23Aを伸長させて第1状態
とすることで、伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッド23
Aの先端のストッパ片25f,25jが、本体3の前端
面3aからそれぞれ等しい距離離間した箇所に位置す
る。従って、前記伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッド2
3Aの第1状態では、図11(a)に示すように、コイ
ルスプリング25mの弾発力により傾き調整部25bが
ストッパ片25f,25jにそれぞれ当て付けられて、
伸縮ロッド23と補助伸縮ロッド23Aのそれぞれに対
して光反射部材9の反射面9aが略直交する面内に位置
する。
【0115】また、中間支持機構25では、伸縮ロッド
23を完全に伸長させると共に、補助伸縮ロッド23A
を伸縮ロッド23よりも若干短い長さに伸長させて第2
状態とすることで、伸縮ロッド23の先端のストッパ片
25fよりも、補助伸縮ロッド23Aの先端のストッパ
片25jが本体3の前端面3aに若干近づく。従って、
前記伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッド23Aの第2状
態では、図11(b)に示すように、コイルスプリング
25mの弾発力に抗して、通孔25d寄りの傾き調整部
25b部分が、通孔25c寄りの傾き調整部25b部分
よりも、本体3の前端面3aに若干近づいて、伸縮ロッ
ド23と補助伸縮ロッド23Aのそれぞれに対して反射
面9aのなす角度が、直角よりも若干大きくなり、図1
1(a)に示す状態よりも反射面9aが若干下向きに傾
く。
【0116】さらに、中間支持機構25では、伸縮ロッ
ド23を完全に伸長させると共に、補助伸縮ロッド23
Aを伸縮ロッド23よりも若干大きい長さに伸長させて
第3状態とすることで、前記第2状態とは逆に、伸縮ロ
ッド23のストッパ片25gよりも、補助伸縮ロッド2
3Aのストッパ片25kが、本体3の前端面3aから若
干離れる。従って、前記伸縮ロッド23及び補助伸縮ロ
ッド23Aの第3状態では、図示は省略するものの、コ
イルスプリング25mの弾発力により通孔25c寄りの
傾き調整部25b部分がストッパ片25f側に付勢され
たまま、ストッパ片25に押されて通孔25d寄りの傾
き調整部25b部分が、通孔25c寄りの傾き調整部2
5b部分よりも、本体3の前端面3aから若干離れる。
これにより、伸縮ロッド23と補助伸縮ロッド23Aの
それぞれに対して反射面9aのなす角度が、直角よりも
若干小さくなり、図11(a)に示す状態よりも反射面
9aが若干上向きに傾く。
【0117】尚、前記伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッ
ド23Aの第2状態及び第3状態による反射面9aの傾
き(向き)調整は、補助伸縮ロッド23Aの伸長長さの
調整量を変えることで、ストッパ片25f,25g、及
び、ストッパ片25j,25kの間隔に応じた範囲内で
調整量を変えることができる。
【0118】このような構成による第4実施形態の携帯
型ガス検出装置1Cによれば、前記伸縮ロッド23及び
補助伸縮ロッド23Aを第1状態とすることで、第3実
施形態の携帯型ガス検出装置1Bと同様の効果、即ち、
第1実施形態の携帯型ガス検出装置1と同様の効果を得
ることができる。
【0119】また、第4実施形態の携帯型ガス検出装置
1Cによれば、前記伸縮ロッド23及び補助伸縮ロッド
23Aを前記第2状態や第3状態とすることで、本体3
の前端面3aに対する光反射部材9の反射面9aの正対
状態が微妙に狂っている場合に、反射面9aの向きを調
整し前端面3aに正対させることができる。しかも、反
射面9aの向きの調整を、補助伸縮ロッド23Aの伸長
長さの調整により行えることから、伸縮ロッド23の先
端ではなく、手元に近い本体3の前端面3a寄りの携帯
型ガス検出装置1C箇所で簡単に行うことができる。
【0120】次に、本発明の第5実施形態について、図
12及び図13を参照して説明する。図12は本発明の
第5実施形態に係る携帯型ガス検出装置の概略構成を示
す斜視図で、図12中において、図1に示す第1実施形
態の携帯型ガス検出装置と同一の部材、箇所には、図1
で付したものと同一の引用符号を付して重複説明を省略
する。
【0121】そして、図12中引用符号1Dで示す第2
実施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3の周面3d上
部に取着していた把手5を周面3d上部に対して起伏可
能な構成に変えた点と、本体3の前端面3aから突設し
た蛇腹7とその先端の中間支持部材17を、把手5に設
けたリンクアーム27とその先端の中間支持部材29に
代えた点が、第1実施形態の携帯型ガス検出装置1とは
異なっており、その他の点は、第1実施形態の携帯型ガ
ス検出装置1と全て同様に構成されている。
【0122】即ち、本実施形態では、前記把手5の前脚
部5aの下端が、ヒンジ31を介して本体3の周面3d
上部に回転可能に連結されており、また、図13にリン
クアームを伸ばした状態の斜視図で示すように、本体3
の後端面3cに設けたフック部材33と、把手5の後脚
部5bに設けた係止片35との係脱により、後脚部5b
と本体3の周面3d上部が固定、離脱されるように構成
されている。そして、前記フック部材33を係止片35
から外して後脚部5bを本体3の周面3dから上方に引
き上げることで、把手5の把持部5cが、本体3の周面
3dに対して略垂直に延在する起立状態となり、この起
立状態が、前記ヒンジ31に付設されたクリック機構
(図示せず)により仮保持されるように構成されてい
る。
【0123】前記リンクアーム27は、図13に伸ばし
た状態の斜視図で示すように、複数組のリンク部材27
aどうしを連続して連結することで伸び出し及び折り畳
み可能に構成され、全体でパンタグラフ型を呈してい
る。
【0124】即ち、前記リンク部材27aは、略同じ長
さの扁平な長尺の2本の棒材27bを横に並べ、その略
中間箇所どうしを回転可能に枢着して構成されており、
各棒材27bの両端は、隣りのリンク部材27aの対応
する棒材27bとは反対の棒材27bの端部にそれぞれ
枢着されている。
【0125】また、リンクアーム27を伸ばした状態で
本体3側に位置する、リンクアーム27の最も基端側の
リンク部材27aのうち一方の棒材27bの端部は、把
手5の前脚部5a寄りの把持部5c箇所に回転可能に連
結され、他方の棒材27bの端部は、把手5の後脚部5
b寄りの把持部5c部分に、把持部5cの前後方向にス
ライド可能で、且つ、回転可能に支持されている。
【0126】また、伸ばした状態におけるリンクアーム
27の最も先端側のリンク部材27aは、一方が他のリ
ンク部材27aの棒材27bよりも寸法が短い棒材27
cで構成され、他方が他のリンク部材27aの棒材27
bよりも寸法が長い棒材27dで構成され、前記棒材2
7cでリンクアーム27の先端側の端部が、棒材27d
でリンクアーム27の基端寄り箇所に枢着されている。
尚、本実施形態では、前記棒材27cが他のリンク部材
27aの棒材27bの略半分の長さで形成され、前記棒
材27dが棒材27bの略1.5倍の長さで形成され、
棒材27bが前記把手5の把持部5cと略等しい長さで
形成されている。
【0127】前記中間支持部材29は、その一端が、伸
ばした状態におけるリンクアーム27の最も先端側のリ
ンク部材27aの棒材27dで、リンクアーム27の先
端側の端部に取着され、他端が、光反射部材9の背面9
bの略中央部に取着されている。
【0128】そして、前記リンクアーム27は、各リン
ク部材27aを折り畳んだ状態で、図12に示すよう
に、全ての棒材27b,27c,27dが把手5の把持
部5c上に折り重なり、この状態で、前記フック部材3
3を係止片35に係合して後脚部5bを本体3の周面3
d上部に固定することで、前記棒材27dの先端が把手
5の前脚部5a乃至前端面3aよりも本体3の前方に突
出すると共に、前記中間支持部材29を介して光反射部
材9が、本体3の直前の収納位置Aに位置するように構
成されている。
【0129】また、前記リンクアーム27及び中間支持
部材29は、前記フック部材33を係止片35から外し
て把手5の後脚部5bを本体3の周面3dから上方に引
き上げ、把手5の把持部5cを起立状態とした上で、各
リンク部材27aを本体3の前方に向けて伸ばすこと
で、図13に示すように、光反射部材9が本体3の前端
面3aから前方に前記所定距離離間した使用位置Bに位
置し、しかも、光反射部材9の反射面9aが光透過窓3
bに略対向するように構成されている。
【0130】このような構成による第5実施形態の携帯
型ガス検出装置1Dによっても、第1実施形態の携帯型
ガス検出装置1と同様の効果を得ることができる。尚、
折り畳んだリンクアーム27は、把手5の把持部5cに
折り重なる構成とせず、他の携帯型ガス検出装置1D部
分に折り重なるように構成してもよい。しかし、本実施
形態のように、折り畳んだリンクアーム27が把手5の
把持部5cに折り重なる構成とすれば、第2実施形態の
携帯型ガス検出装置1Aと同様に、携帯型ガス検出装置
1Dの非使用時に、携帯性を向上させるのに有用で略必
須の構成要素とも言える把手5の把持部5cに、持ち運
び等の邪魔にならないように折り重ねて、リンクアーム
27が携帯型ガス検出装置1Dの大きさを嵩張らせてし
まうのを防ぐことができる。そして、把手5の把持部5
cをヒンジ31により本体3の周面3d上部に対して起
伏可能とすることで、把持部5cの起立状態において、
本体3の前方へのリンクアーム27の伸び出しを構造上
容易にすることができる。
【0131】次に、本発明の第6実施形態について、図
14乃至図16を参照して説明する。図14は本発明の
第6実施形態に係る携帯型ガス検出装置の概略構成を示
す斜視図で、図16中において、図13に示す第5実施
形態の携帯型ガス検出装置1Dと同一の部材、箇所に
は、図13で付したものと同一の引用符号を付して重複
説明を省略する。
【0132】そして、図14中引用符号1Eで示す第6
実施形態の携帯型ガス検出装置は、把手5の把持部5c
に折り畳み、及び、把持部5cから伸び出し可能に配設
したリンクアーム27の先端と光反射部材9の背面9b
との間を、中間支持部材17に代えてチルト機構37に
より連結した点と、このチルト機構37を介して光反射
部材9の向きを調整するための操作機構39を把手5の
把持部5cに設けた点と、この操作機構39の操作をチ
ルト機構37に伝達するワイヤケーブル41を設けた点
が、第5実施形態の携帯型ガス検出装置1Dとは異なっ
ており、その他の点は、第5実施形態の携帯型ガス検出
装置1Dと全て同様に構成されている。
【0133】前記チルト機構37は、図15に要部拡大
斜視図で示すように、上支持部材37aと、ヒンジ部材
37bと、下支持部材37cと、コイルスプリング37
eを有している。
【0134】前記上支持部材37aは、その一端が、伸
ばした状態におけるリンクアーム27の最も先端側のリ
ンク部材27aの棒材27dで、リンクアーム27の先
端側の端部に、前記中間支持部材29と同様の角度で取
着されており、この上支持部材37aの略中間箇所に、
前記ヒンジ部材37bが嵌着されている。
【0135】前記下支持部材37cは、その一端が前記
ヒンジ部材37bに連結されていて、このヒンジ部材3
7bのピン37fを中心として上支持部材37aに対し
て揺動可能に支持されており、リンクアーム27を伸ば
した状態において、上支持部材37aよりも本体3の前
端面3aから離間した箇所に延在しており、下支持部材
37cの他端は、光反射部材9の背面9bの略中央部に
取着され、下支持部材37cで上支持部材37aとは反
対側の周面箇所には、ブラケット37dが突設されてい
る。
【0136】前記コイルスプリング37eは、前記上支
持部材37aのヒンジ部材37bよりも他端側箇所と下
支持部材37cとの間に架設されている。
【0137】前記操作機構39は、図16に要部拡大側
面図で示すように、ヒンジ部材39aと、操作レバー3
9cと、角度固定ねじ39eを有している。
【0138】前記ヒンジ部材39aは、把手5の前脚部
5a寄りの把持部5c箇所で、折り畳んだリンクアーム
27が折り重ねられる面とは反対側の面箇所に設けら
れ、間隔を置いて対向する一対の側板39b,39b
と、これら側板39間に挿通されたピン(図示せず)と
で構成され、側板39b間にピンを挿通した状態で、こ
のピンの基端が一方の側板39bと係合して、軸の回り
への回転が阻止されるように構成されている。
【0139】前記操作レバー39cは、その基部が前記
一対の側板39b間に挿入されて前記不図示のピンが挿
通することで、このピンを中心として前記ヒンジ部材3
9aにより揺動可能に支持されており、操作レバー39
cの略中間箇所の周面には、ブラケット39dが突設さ
れている。
【0140】前記角度固定ねじ39eは、従来公知の蝶
ねじからなり、前記一対の側板39bと操作レバー39
cの基部を挿通した前記不図示のピンの先端に螺着され
ており、角度固定ねじ39eを締め付けることで、一対
の側板39bが互いに近づくように撓んで操作レバー3
9cの基部を挟持し、ピンを中心とした操作レバー39
cの揺動が規制されるように構成されている。
【0141】前記ワイヤケーブル41(動力伝達機構に
相当)は、図14に示すように、伸ばした状態における
リンクアーム27の全長よりも若干長い寸法で形成さ
れ、ケーブルアウタ41aとケーブルインナ41bを有
している。
【0142】前記ケーブルアウタ41aは、前記リンク
アーム27の隣り合うリンク部材27aの一方の棒材2
7bどうしを枢着した箇所付近、及び、リンクアーム2
7の最も先端側のリンク部材27aの前記棒材27cと
隣りのリンク部材27aの棒材27bとを枢着した箇所
付近において、不図示のリングにそれぞれ挿通されて吊
り下げ支持されている。
【0143】前記ケーブルインナ41bは、前記ケーブ
ルアウタ41a内にスラスト方向に移動可能に挿通さ
れ、ケーブルインナ41bの両端は、前記下支持部材3
7cのブラケット37dと操作レバー39cのブラケッ
ト39dにそれぞれ取着されている。
【0144】そして、前記チルト機構37は、操作機構
39の操作レバー39cから手を離したまま角度固定ね
じ39eを緩めて、操作レバー39cを揺動させない非
操作状態にすると、上支持部材37aと下支持部材37
cの間にコイルスプリング37eの復元力が働いて、下
支持部材37cがヒンジ部材37bのピン37fを中心
として上支持部材37aに近づくように揺動し、図15
中実線で示すように、下支持部材37cが上支持部材3
7aと略平行に延在する状態となるように構成されてい
る。
【0145】また、前記チルト機構37は、角度固定ね
じ39eを緩めたまま操作レバー39cを把手5の把持
部5cに近づく向きに揺動させた操作状態にすると、ケ
ーブルインナ41bが本体3側に引き寄せられ、これに
より、図15中想像線で示すように、コイルスプリング
37eの復元力に抗して下支持部材37cが、ヒンジ部
材37bのピン37fを中心として上支持部材37aか
ら離れるように揺動し、下支持部材37cのピン37f
寄り部分から光反射部材9寄り部分に至るにつれて、上
支持部材37aから次第に遠ざかるように傾斜して延在
し、図15中実線で示す状態よりも反射面9aが若干下
向きに傾く状態となるように構成されている。
【0146】さらに、前記チルト機構37は、操作レバ
ー39cの前記操作状態において角度固定ねじ39eを
締め付けて操作レバー39cの揺動を規制することで、
反射面9aが若干下向きに傾いた状態に保持され、この
状態から角度固定ねじ39eを再度緩めることで、コイ
ルスプリング37eの復元力により、操作レバー39c
及び光反射部材9が、図15中想像線で示す状態から実
線で示す元の状態に復帰するように構成されている。
【0147】尚、前記操作レバー39cの操作状態によ
る反射面9aの傾き(向き)調整は、操作レバー39c
の揺動量を変えることで調整量を変えることができる。
【0148】このような構成による第6実施形態の携帯
型ガス検出装置1Eによれば、前記操作レバー39cを
非操作状態とすることで、第5実施形態の携帯型ガス検
出装置1Dと同様の効果、即ち、第1実施形態の携帯型
ガス検出装置1と同様の効果を得ることができる。
【0149】また、第6実施形態の携帯型ガス検出装置
1Eによれば、前記操作レバー39cを操作状態とする
ことで、本体3の前端面3aに対する光反射部材9の反
射面9aの正対状態が微妙に狂っている場合に、反射面
9aの向きを調整し前端面3aに正対させることができ
る。しかも、反射面9aの向きの調整を、操作レバー3
9cの揺動により行えることから、リンクアーム27の
先端ではなく、手元に近い本体3の前端面3a寄りの携
帯型ガス検出装置1E箇所で簡単に行うことができる。
【0150】次に、本発明の第7実施形態について、図
17を参照して説明する。図17は本発明の第7実施形
態に係る携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜視図
で、図17中において、図9に示す第3実施形態の携帯
型ガス検出装置1Bと同一の部材、箇所には、図9で付
したものと同一の引用符号を付して重複説明を省略す
る。
【0151】そして、図17中引用符号1Fで示す第7
実施形態の携帯型ガス検出装置は、本体3内の測定用光
源部13と、伸縮ロッド23の光反射部材9とを省略
し、その代わりに、伸縮ロッド23の最も先端の中空筒
体23aの先端に、中間支持部材17と二股状の中間支
持部材20(連結機構に相当)を介して、出射面14a
を本体3の前端面3a側に向けた測定用光源14を吊り
下げ支持した点が、第3実施形態の携帯型ガス検出装置
1Bとは異なっており、その他の点は、第3実施形態の
携帯型ガス検出装置1Bと全て同様に構成されている。
【0152】前記測定用光源14は、Xeランプや水銀
ランプ等の放電管、或は、半導体レーザ等の固体発光素
子からなる光源と、その背後のリフレクタ(いずれも図
示せず)からなり、本体3内部のバッテリ(図示せず)
から供給される電力により間欠的に作動して、マイクロ
コンピュータが増幅回路15wの外部出力端子15xか
ら出力される測定信号をサンプリングする周期に合わせ
て周期的に点灯し、ガスの有無を測定するための近赤外
線領域を含むパルス状の測定光L1を、ビーム径を補正
し平行光とするための収束レンズからなる出射面14a
から出射するように構成されている。そして、前記伸縮
ロッド23の各中空筒体23aの先端上部には、ガイド
リング23cがそれぞれ突設され、これらガイドリング
23cを挿通して、本体3の前記バッテリからの給電線
43が測定用光源14に接続されている。
【0153】前記中間支持部材20は、二股状の各先端
が前記測定用光源14の両側にそれぞれ枢着されてお
り、この中間支持部材20の内面と測定用光源14の側
面との摺接摩擦により、測定用光源14の出射面14a
を任意の仰角、俯角で固定できるように上下に回動可能
に支持している。
【0154】そして、前記測定用光源14は、前記伸縮
ロッド23の伸縮により、伸縮ロッド23を収縮させて
測定用光源14を本体3の前端面3aの直前に位置させ
た収納位置(図示せず)と、図17に示すように、伸縮
ロッド23を伸長させて測定用光源14を本体3の前端
面3aから前方に前記所定距離離間して位置させた使用
位置Bとの間で移動可能に構成され、且つ、前記使用位
置Bにおいて、出射面14aが光透過窓3bに略対向す
る。
【0155】次に、上述のように構成された第7実施形
態の携帯型ガス検出装置1Fの動作(作用)について説
明する。
【0156】前記被測定空間中のガスを検出するに当た
っては、まず、伸縮ロッド23を伸長して測定用光源1
4を使用位置Bに配置し、測定用光源14の出射面14
aを本体3の前端面3aの光透過窓3bに略対向させ
る。次に、携帯型ガス検出装置1Fの少なくとも本体3
の前端面3aから測定用光源14までの部分を被測定空
間中に配置した状態で、測定用光源14を作動させて周
期的に点灯させ、本体3の光透過窓3bに向けてパルス
状の測定光L1を出射させる。これと共に、ゴーレイセ
ル15のプローブ光源15rを点灯させ、コンデンサレ
ンズ群15m及び格子15kの上半部を経て小室15f
の光反射膜15hに、プローブ光源15rからのプロー
ブ光L3を照射させる。
【0157】すると、測定用光源14の反射面9aから
出射されたパルス状の測定光L1が、被測定空間中を通
過しつつ光透過窓3bから本体3の内部に入射し、ゴー
レイセル15のセル本体15aの光透過窓15dを透過
して小室15fの受光面15gに照射される。この時、
被測定空間を通過したパルス状の測定光L1は、被測定
空間中に存在するガスにより、その濃度に応じた分だ
け、近赤外線領域の波長成分が吸収される。
【0158】従って、被測定空間を通過して、被測定空
間中に存在するガスの濃度分だけ近赤外線領域の波長成
分が吸収されたパルス状の測定光L1が、受光面15g
に照射されると、その受光光量に応じた小室15f内の
Xeガスの膨張と、その膨張の度合いに応じた光反射膜
15hの撓み具合の変動とにより、被測定空間中に存在
するガスの濃度に応じた値の測定信号が、増幅回路15
xの信号出力端子15yから、パルス状の測定光L1の
出射周期に合わせて周期的に出力される。そして、測定
信号が信号出力端子15yから周期的に出力される度
に、この測定信号を基にマイクロコンピュータが測定空
間中のガスを検出し、その結果を表示部に表示させる。
【0159】このような構成による第7実施形態の携帯
型ガス検出装置1Fによれば、本体3の前端面3aと使
用位置Bの測定用光源14との間に遮光性の障害物がな
い限り、本体3の前端面3aから測定用光源14にかけ
ての携帯型ガス検出装置1F部分を被測定空間に差し入
れるだけで、被測定空間におけるガスの検出作業を安全
に行うことができる点で、第1実施形態の携帯型ガス検
出装置1と同様の効果を得ることができる。また、第7
実施形態の携帯型ガス検出装置1Fによれば、光透過窓
3b、カセグレン光学系11a、並びに、小室15fを
本体3の前後方向に一直線上に配置して、本体3の形状
が周面3dの広がる方向に大きくなるのを防止すること
ができる点と、プローブ光源15rと光電変換素子15
wという簡単な構成で、光反射膜15hの撓み具合を示
す電気信号を容易に得ることができる点で、第1実施形
態の携帯型ガス検出装置1と同様の効果を得ることがで
きる。
【0160】さらに、第7実施形態の携帯型ガス検出装
置1Fによれば、測定用光源14を第1乃至第6実施形
態の携帯型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,
1Eのように、測定用光源14を本体3内に配設して伸
縮ロッド23の先端で反射させて、被測定空間を往復通
過した測定光L1をゴーレイセル15の小室15fに入
射させるのではなく、測定用光源14を伸縮ロッド23
の先端に配設して被測定空間を片道だけ通過した測定光
L1をゴーレイセル15の小室15fに入射させる構成
とした。このため、測定用光源14からゴーレイセル1
5までの測定光L1の光路長が短くなり、よって、測定
光L1の光量を増やさなくても、小室15fの受光面1
5gに入射される測定光L1の受光光量を、マイクロコ
ンピュータにおける被測定空間のガスの検出に必要な検
出精度を得るのに十分な量だけ、確実に確保することが
できる。
【0161】尚、上述した第1乃至第6実施形態の携帯
型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,1Eにお
いて、光反射部材9,21の反射面9a,21aは、通
常の鏡面加工したミラー面で構成してもよい。しかし、
各実施形態の携帯型ガス検出装置1,1A,1B,1
C,1D,1Eのように、入射光を反射してその光路と
平行な光路の出射光とするコーナーキューブを多数列設
して反射面9a,21aを構成すれば、使用位置Bにお
いて光透過窓3bに略対向する光反射部材9,21の反
射面9a,21aに測定用光源部13から入射される測
定光L1が、光透過窓3bに確実に戻るようになり、こ
れにより、光反射部材9,21で反射されて光透過窓3
bに戻る測定光L1の度合いを増やして、小室15f内
に入射される測定光L1の量を増加させ、被測定空間の
ガスの検出精度をより一層向上させることができる。
【0162】また、第1、第3、第4、及び、第7の各
実施形態の携帯型ガス検出装置1,1B,1C,1Fに
おいて、本体3の周面3dに設けた把手5は省略しても
よいが、この把手5を設けることにより、本体3の持ち
運びを容易にして携帯性を向上させることができ、しか
も、ガスの検出作業時の本体3の操作性を向上させるこ
とができる。さらに、第2、第5、及び、第6の各実施
形態の携帯型ガス検出装置1A,1D,1Eにおいて、
折畳アーム19やリンクアーム27を把手5の把持部5
cに折り重ねない構成とする場合には、第1、第3、第
4、及び、第7の各実施形態の携帯型ガス検出装置1,
1B,1C,1Fと同様に、把手5を省略することも可
能である。
【0163】また、上述した第1乃至第7実施形態の携
帯型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,1E,
1Fにおいて、光透過窓3bと小室15fの間の本体3
内箇所に配置した収束レンズ系11は省略してもよい
が、この収束レンズ系11を設けることにより、光透過
窓3bを透過して本体3内に入射した測定光L1を小室
15fの受光面15gに収束させて、光反射部材9で反
射された測定光L1が受光面15gに到達する度合いを
増やして、受光面15gに照射される測定光L1の光量
を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をさらに向上
させることができる。
【0164】さらに、上述した第1乃至第6実施形態の
携帯型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,1E
において、両曲面鏡11eと白熱灯13aの間に配置し
たリフレクタ13bは省略してもよいが、このリフレク
タ13bを設けることにより、白熱灯13aが出射する
測定光L1のうち両曲面鏡11eに向かう一部の測定光
L1をリフレクタ13bで光透過部窓3b側に反射させ
て、白熱灯13aから光透過部窓3bに直接向かう測定
光L1に加え、これにより、光透過窓3bを通って本体
3の前方に出射される測定光L1の光量を高めて、光反
射部材9で反射されて戻り、光透過窓3bを通って小室
15fの受光面15gに照射される測定光L1の光量を
増やし、ガスの検出精度を向上させることができる。
【0165】また、上述した第1乃至第6実施形態の携
帯型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,1Eに
おいて、測定用光源部13のメカニカルチョッパ13e
は省略してもよいが、このメカニカルチョッパ13eを
設けることで、マイクロコンピュータが増幅回路15w
の外部出力端子15xから出力される測定信号をサンプ
リングする周期に合わせて、白熱灯13aが出射する測
定光L1をメカニカルチョッパ13eにより簡単な構成
でパルス状に加工することができ、短い周期での点滅で
はパルス状の測定光L1を出射させるのが困難な応答性
のよくない白熱灯13aのような光源であっても、パル
ス状の測定光L1の光源として使用できるようにするこ
とができる。
【0166】さらに、上述した第1乃至第6実施形態の
携帯型ガス検出装置1,1A,1B,1C,1D,1E
において、測定光L1の光源は、白熱灯13aに限定さ
れず、例えば、ハロゲンランプや、Xeランプ及び水銀
ランプといった放電管、半導体に大電流を流すランプ等
の、(近)赤外光を出射するランプを用いてもよいが、
この白熱灯13aを光源に用いれば、白熱灯13a自身
の重量や、白熱灯13aを点灯駆動させるための電源の
重量を軽量化でき、携帯性をさらに向上させることがで
きる。逆に、第7実施形態の携帯型ガス検出装置1Fに
おいて、重量や大きさ等の問題がない限り、Xeランプ
や水銀ランプといった放電管に代えて、例えば、メカニ
カルチョッパと白熱灯からなる光源部やハロゲンラン
プ、半導体に大電流を流すランプ等の、(近)赤外光を
出射する他の形式のランプを用いてもよい。
【0167】また、上述した第7実施形態の携帯型ガス
検出装置1Fにおいて、伸縮ロッド23に代えて、蛇腹
7や折畳アーム19、リンクアーム27を用いる構成と
してもよく、また、伸縮ロッド23に加えて保持伸縮ロ
ッド23Aを併用したり、リンクアーム27の先端にチ
ルト機構37を付設すると共に本体3の把手5に操作機
構39を設けて、測定用光源14の出射面14aを、本
体3側から任意の上下傾きに調整できるように構成して
もよい。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の携帯型ガス検出装置によれば、被測定空間を通
過した測定光を密閉室内に入射させて、該密閉室内の封
入気体を膨張させ、該封入気体の膨張により、前記密閉
室の少なくとも一部を覆う可撓膜を撓ませて、膜変位検
出部により検出される前記可撓膜の撓み具合を基に、前
記被測定空間における特定のガスの存在を検出する携帯
型ガス検出装置であって、前記密閉室が内部に収容され
た本体と、前記本体の前面に形成され、該本体の内部で
前記可撓膜を除く密閉室部分に向かう光の前記本体の前
方からの入射を可能とする光透過部と、前記本体に設け
られ、先端が前記本体に対して離間接近するように該本
体から前方に伸縮可能な支持部材と、前記本体及び前記
支持部材の先端のうちいずれか一方に設けられ、前記測
定光を出射する測定用光源と、前記測定用光源が出射す
る前記測定光を前記支持部材の先端から前記本体の前方
に向かわせる測定光光路設定手段とを備える構成とし
た。
【0169】従って、本体から前方に支持部材を伸長さ
せた状態で、本体及び支持部材の先端のうちいずれか一
方に設けられ測定用光源から測定光を出射させること
で、測定用光源が本体に設けられている場合は、本体か
ら外方に向かった後、測定光光路設定手段により本体の
前方に向かわせられた測定光が、また、測定用光源が支
持部材の先端に設けられている場合は、測定用光源から
測定光光路設定手段により本体の前方に向かわせられた
測定光が、本体と支持部材の先端との間隔に応じた光量
で、光透過部から本体内部の密閉室内に入射される。
【0170】このため、本体と光反射部材の間隔を適宜
設定することにより、密閉室内に入射される測定光の受
光量を、必要な検出精度を得るのに十分な量だけ確保す
ることが可能となり、また、本体と、測定光光路設定手
段が測定光を本体の前方に向かわせる支持部材の先端と
の間に遮光性の障害物がなければ、本体の前面よりも後
方の装置部分を被測定空間の外においたまま、本体の前
面よりも前方の装置部分、即ち、本体の前面と支持部材
とを被測定空間に差し入れるだけで、被測定空間内のガ
スの検出作業を行えることから、検査員が被測定空間に
入って光反射用のターゲットを配置する必要がなく、従
って、被測定空間におけるガスの検出作業を安全に行う
ことができる。
【0171】尚、請求項1に記載した本発明の携帯型ガ
ス検出装置における前記支持部材は、請求項2に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような蛇腹や、請求項
4に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数の棒状部材の端部どうしを連続して連結した繰り出し
及び折り畳み可能な折り畳みアームにより構成すること
ができる。
【0172】また、請求項3や請求項5に記載した本発
明の携帯型ガス検出装置によれば、前記本体に設けられ
た把手をさらに備える構成としたので、この把手により
本体の持ち運びを容易にして携帯性を向上させることが
できる。しかも、請求項5に記載した本発明の携帯型ガ
ス検出装置によれば、本体の携帯性を向上させるのに有
用な把手の部分に、支持部材を構成する折り畳みアーム
を収縮させた状態で折り重ねることで、被測定空間のガ
スの検出を行わない非使用時に、折り畳みアームが本体
の大きさを嵩張らせて持ち運び等の邪魔になるのを防ぐ
ことができる。
【0173】さらに、請求項6に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記測定用光源が前記支持部
材の先端に設けられ、前記測定光光路設定手段が、前記
測定光の出射される前記測定用光源の出射面を前記光透
過部に向けた姿勢で前記測定用光源を前記支持部材の先
端に連結する連結機構を有しており、前記支持部材の伸
縮により前記測定用光源が、前記本体の前面から前方に
間隔を置き前記光透過部側に前記測定用光源の出射面が
臨む使用位置と、前記本体に近接する収納位置との間で
移動される構成とした。このため、測定光光路設定手段
の連結機構により測定用光源がその出射面を光透過部に
向けた姿勢で連結された支持部材の先端を、支持部材の
伸長により使用位置に置くことで、測定光が必要な検出
精度を得るのに十分な量だけ受光できる箇所に測定用光
源を本体に対して相対的に容易に配置することができ
る。
【0174】尚、請求項6に記載した本発明の携帯型ガ
ス検出装置における前記支持部材は、請求項7に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような、径が異なる筒
体を互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドや、請求項1
0に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数組のリンク部材どうしを連続して連結した伸び出し及
び折り畳み可能なパンタグラフ式のリンクアームにより
構成することができる。
【0175】そして、請求項8に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置のように、支持部材を2組の伸縮ロッド
で構成すると共に、測定用光源を支持部材の先端に連結
する連結機構に各伸縮ロッドの先端を連結し、各伸縮ロ
ッドの個別の伸縮により測定用光源の出射面の向きを微
調整する構成とすれば、光透過部を通して密閉室内に入
射される測定用光源からの測定光の量を増加させ、被測
定空間のガスの検出精度をより一層向上させるための、
伸縮ロッドの捩れや撓みによる本体の前面に対する出射
面の対向度のずれを、本体側、即ち、手元で直すことが
できる。
【0176】また、請求項9に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置によれば、前記本体に設けられた把手をさ
らに備える構成としたので、この把手により本体の持ち
運びを容易にして携帯性を向上させることができる。
【0177】さらに、請求項11に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置のように、本体側に設けられた操作レ
バーを操作して、測定用光源を揺動可能にリンクアーム
に連結する連結機構中のチルト機構と操作レバーとを接
続する動力伝達機構を、測定用光源側と本体側とのうち
いずれか一方側に移動させて、その移動方向に応じた向
きに測定用光源をチルト機構により揺動させて、測定用
光源の出射面の向きを微調整する構成とすれば、光透過
部を通して密閉室内に入射される測定用光源からの測定
光の量を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより
一層向上させるための、リンクアームの捩れや撓みによ
る本体の前面に対する出射面の対向度のずれを、請求項
8に記載した本発明の携帯型ガス検出装置と同様に、本
体側、即ち、手元で直すことができる。
【0178】また、請求項12に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記本体に設けられた把手を
さらに備え、前記支持部材が収縮状態において前記把手
の部分に折り重ね可能に構成したので、本体の携帯性を
向上させるのに有用な把手の部分に、リンクアームを収
縮させた状態で折り重ねることで、被測定空間のガスの
検出を行わない非使用時に、リンクアームが本体の大き
さを嵩張らせて持ち運び等の邪魔になるのを防ぐことが
できる。しかも、請求項13に記載した本発明の携帯型
ガス検出装置では、さらに、把手を本体の側面に対して
起伏可能とし、この把手を本体から起立させることで、
把手から本体の前方へのリンクアームの伸び出しを構造
上容易にすることができる。
【0179】さらに、請求項14に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記光透過部と前記密閉室
の間の前記本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記
本体内に入射した前記測定光を前記密閉室に収束させる
収束光学系を配置する構成とした。このため、光透過部
と密閉室との間の本体内箇所に配置した収束光学系によ
り、光透過部を透過して本体内に入射した測定光を密閉
室に収束させることで、測定用光源が本体に設けられて
いる場合は、本体から外方に向かった後、測定光光路設
定手段により本体の前方に向かわせられた測定光が、ま
た、測定用光源が支持部材の先端に設けられている場合
は、測定用光源から測定光光路設定手段により本体の前
方に向かわせられた測定光が、光透過部を通って本体内
の密閉室に到達する度合いを増やして、密閉室内に入射
される測定光の量を増加させ、被測定空間のガスの検出
精度をより一層向上させることができる。
【0180】また、請求項15に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記収束光学系が、前記光透
過部側に凹状の反射面を向けて配置され前記光透過部を
透過して前記本体内に入射した前記測定光を一次反射す
る放物面鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部側の前記
本体内箇所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を向けて配
置され、該放物面鏡で一次反射された前記測定光を二次
反射する両曲面鏡とを有するカセグレン光学系を含んで
構成され、前記両曲面鏡で二次反射された前記測定光
が、前記放物面鏡の略中央部に形成された小孔を通過し
て前記本体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉室が、
前記小孔を通過した前記測定光の光路上に配置されてい
る構成とした。
【0181】このため、収束光学系中のカセグレン光学
系を構成する両曲面鏡で反射されて放物面鏡の小孔を通
過し本体内の後方寄り箇所に向かう測定光の光路上に密
閉室が配置されることから、カセグレン光学系を挟んで
光透過部とは反対側の本体内箇所に密閉室が位置するこ
ととなり、従って、光透過部、カセグレン光学系、並び
に、密閉室を一方向に列設して、本体形状が3次元方向
に広がって大型化するのを防ぐことができる。
【0182】さらに、請求項16に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記可撓膜が、前記密閉室
で前記測定光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室
部分に配置され、前記膜変位検出部が、前記密閉室の外
側から前記可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ
光源と、前記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密
閉室の外側の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量
に応じた電力の大きさの信号を出力する光電変換素子と
を有している構成とした。
【0183】このため、測定光が入射される密閉室箇所
とは異なる密閉室部分に配置された可撓膜にプローブ光
の反射光が照射されるのに応じて、光電変換素子がプロ
ーブ光の反射光の受光光量に応じた電力の大きさで出力
する信号から、可撓膜の撓み具合を電気信号として簡単
な構成で容易に取り出すことができる。
【0184】また、請求項17に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記測定用光源が前記本体に
設けられ、前記測定光光路設定手段が、光反射部材と、
該光反射部材の反射面を前記光透過部に向けた姿勢で前
記光反射部材を前記支持部材の先端に連結する連結機構
とを有しており、前記支持部材の伸縮により前記光反射
部材が、前記本体の前面から前方に間隔を置き前記光透
過部側に前記光反射部材の反射面が臨む使用位置と、前
記本体に近接する収納位置との間で移動される構成とし
た。
【0185】このため、測定光光路設定手段の連結機構
により光反射部材がその反射面を光透過部に向けた姿勢
で連結された支持部材の先端を、支持部材の伸長により
使用位置に置くことで、本体内に配設された測定用光源
の出射面から出射される測定光を、必要な検出精度を得
るのに十分な量だけ反射して密閉室側で受光させること
ができる箇所に、光反射部材を本体内の測定用光源に対
して相対的に容易に配置することができる。
【0186】さらに、請求項18に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記光反射部材の前記反射
面が、入射光を該入射光と平行な光軸の出射光として反
射するコーナーキューブを同一平面上に多数列設して構
成されている構成とした。このため、反射面を光透過部
側に向けた光反射部材に測定用光源からの測定光が入射
されることで、その測定光がコーナーキューブにより反
射されて、入射の際と平行な光軸で出射されることか
ら、光反射部材で反射されて光透過部に到達する測定光
の度合いを増やして、密閉室内に入射される測定光の量
を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより一層向
上させることができる。
【0187】尚、前記支持部材は、請求項19に記載し
た本発明の携帯型ガス検出装置のような、径が異なる筒
体を互いに摺動可能に連結した伸縮ロッドや、請求項2
2に記載した本発明の携帯型ガス検出装置のような、複
数組のリンク部材どうしを連続して連結した伸び出し及
び折り畳み可能なパンタグラフ式のリンクアームにより
構成することができる。
【0188】そして、請求項20に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置のように、支持部材を2組の伸縮ロッ
ドで構成すると共に、光反射部材を支持部材の先端に連
結する連結機構に各伸縮ロッドの先端を連結し、各伸縮
ロッドの個別の伸縮により光反射部材の反射面の向きを
微調整する構成とすれば、光透過部を通して密閉室内に
入射される光反射部材からの反射光の量を増加させ、被
測定空間のガスの検出精度をより一層向上させるため
の、伸縮ロッドの捩れや撓みによる本体の前面に対する
反射面の対向度のずれを、本体側、即ち、手元で直すこ
とができる。
【0189】また、請求項21に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記本体に設けられた把手を
さらに備える構成としたので、この把手により、本体の
持ち運びを容易にして携帯性を向上させることができ
る。
【0190】さらに、請求項23に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置のように、本体側に設けられた操作レ
バーを操作して、光反射部材を揺動可能にリンクアーム
に連結する連結機構中のチルト機構と操作レバーとを接
続する動力伝達機構を、光反射部材側と本体側とのうち
いずれか一方側に移動させて、その移動方向に応じた向
きに光反射部材をチルト機構により揺動させて、光反射
部材の反射面の向きを微調整する構成とすれば、光透過
部を通して密閉室内に入射される光反射部材からの反射
光の量を増加させ、被測定空間のガスの検出精度をより
一層向上させるための、リンクアームの捩れや撓みによ
る本体の前面に対する反射面の対向度のずれを、請求項
20に記載した本発明の携帯型ガス検出装置と同様に、
本体側、即ち、手元で直すことができる。
【0191】また、請求項24に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記本体に設けられた把手を
さらに備え、前記支持部材が収縮状態において前記把手
の部分に折り重ね可能に構成されているので、本体の携
帯性を向上させるのに有用な把手の部分に、リンクアー
ムや折り畳みアームにより構成される支持部材を収縮さ
せた状態で折り重ねることで、被測定空間のガスの検出
を行わない非使用時に、支持部材が本体の大きさを嵩張
らせて持ち運び等の邪魔になるのを防ぐことができる。
しかも、請求項25に記載した本発明の携帯型ガス検出
装置では、さらに、把手を本体の側面に対して起伏可能
とし、この把手を本体から起立させることで、把手から
本体の前方へのリンクアームの伸び出しを構造上容易に
することができる。
【0192】さらに、請求項26に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記光透過部と前記密閉室
の間の前記本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記
本体内に入射した前記測定光を前記密閉室に収束させる
収束光学系を配置する構成とした。このため、光透過部
と密閉室との間の本体内箇所に配置した収束光学系によ
り、光透過部を透過して本体内に入射した測定光を密閉
室に収束させることで、光反射部材で反射されて光透過
部を通った測定光の密閉室に到達する度合いを増やし
て、密閉室内に入射される測定光の量を増加させ、被測
定空間のガスの検出精度をより一層向上させることがで
きる。
【0193】また、請求項27に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記収束光学系が、前記光透
過部側に凹状の反射面を向けて配置され前記光透過部を
透過して前記本体内に入射した前記測定光を一次反射す
る放物面鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部側の前記
本体内箇所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を向けて配
置され、該放物面鏡で一次反射された前記測定光を二次
反射する両曲面鏡とを有するカセグレン光学系を含んで
構成され、前記両曲面鏡で二次反射された前記測定光
が、前記放物面鏡の略中央部に形成された小孔を通過し
て前記本体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉室が、
前記小孔を通過した前記測定光の光路上に配置されてい
る構成とした。
【0194】このため、収束光学系中のカセグレン光学
系を構成する両曲面鏡で反射されて放物面鏡の小孔を通
過し本体内の後方寄り箇所に向かう測定光の光路上に密
閉室が配置されることから、カセグレン光学系を挟んで
光透過部とは反対側の本体内箇所に密閉室が位置するこ
ととなり、従って、光透過部、カセグレン光学系、並び
に、密閉室を一方向に列設して、本体形状が3次元方向
に広がって大型化するのを防ぐことができる。
【0195】さらに、請求項28に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記両曲面鏡よりも前記光
透過部側の前記本体内箇所に配置されている構成とした
ので、両曲面鏡で反射面とは反対の光透過部側に位置す
る面と、光透過部との間に測定用光源が位置するため、
放物面鏡の反射面で一次反射されて両曲面鏡の反射面に
向かう測定光や、この反射面で二次反射されて密閉室に
向かう測定光の光路を妨げることなく、測定用光源を光
透過部、カセグレン光学系、並びに、密閉室と同じ方向
に列設し、本体形状の大型化をより一層防ぐことができ
る。
【0196】また、請求項29に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記測定用光源が、前記測定
光を出射する光源本体と、該光源本体及び前記両曲面鏡
の間に配置され前記光源本体に凹状の反射面を向けたリ
フレクタとを有しており、前記光源本体の出射する測定
光のうち前記リフレクタに向かう一部の測定光が反射面
により前記光透過部側に反射されるものとした。
【0197】このため、両曲面鏡と光透過部との間に位
置する測定用光源の光源本体が出射する測定光のうち、
両曲面鏡に向かう一部の測定光を、光源本体と両曲面鏡
の間に配置したリフレクタが光透過部側に反射すること
から、光源本体からの光透過部に直接向かう測定光の他
に、光源本体から両曲面鏡側に向かう測定光がリフレク
タで反射されて光透過部に向かい、従って、光透過部を
通って本体の前方に出射される測定光の光量を高めて、
光反射部材で反射されて戻り光透過部を通って密閉室内
に入射される測定光の光量を増やし、ガスの検出精度を
向上させることができる。
【0198】さらに、請求項30に記載した本発明の携
帯型ガス検出装置によれば、前記測定用光源が、白熱灯
と、該白熱灯よりも前記被測定空間側に配置されたメカ
ニカルチョッパとを有しており、前記測定用光源の放出
する前記測定光が前記メカニカルチョッパにより間欠的
に遮断されて前記本体の前方に出射される構成とした。
このため、光源としてHe−Neレーザ等を用いる場合
に比べて、光源の形状を小型化して装置全体の小型化を
図り、携帯性の向上を図ることができ、しかも、密閉室
内の封入気体の膨張に伴う可撓膜の撓み具合の変動を膜
変位検出部が周期的にサンプリングできるように、この
周期に合わせて、連続点灯する白熱灯の光をメカニカル
チョッパによりパルス状に簡単な構成で加工することが
できる。
【0199】また、請求項31に記載した本発明の携帯
型ガス検出装置によれば、前記可撓膜が、前記密閉室で
前記測定光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部
分に配置され、前記膜変位検出部が、前記密閉室の外側
から前記可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ光
源と、前記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密閉
室の外側の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量に
応じた電力の大きさの信号を出力する光電変換素子とを
有している構成とした。
【0200】このため、測定光が入射される密閉室箇所
とは異なる密閉室部分に配置された可撓膜にプローブ光
の反射光が照射されるのに応じて、光電変換素子がプロ
ーブ光の反射光の受光光量に応じた電力の大きさで出力
する信号から、可撓膜の撓み具合を電気信号として簡単
な構成で容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯型ガス検出装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の蛇腹の伸長状態における携帯型ガス検出
装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】図1の光反射部材の反射面の概略構成を示す要
部拡大部分断面図である。
【図4】図1の本体の内部概略構成を示す説明図であ
る。
【図5】図4のゴーレイセルの内部概略構成を示す説明
図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る携帯型ガス検出装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図7】図6の折り畳みアームの繰り出し状態における
携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る携帯型ガス検出装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図9】図8の伸縮ロッドの伸長状態における携帯型ガ
ス検出装置の概略構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係り2つの伸縮ロッ
ドを伸長させた状態の携帯型ガス検出装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図11】図10の中間支持機構部分を示す要部拡大斜
視図で、図11(a)は光反射部材の向きの無調整状
態、図11(b)は光反射部材の向きの調整状態をそれ
ぞれ示す。
【図12】本発明の第5実施形態に係る携帯型ガス検出
装置の概略構成を示す斜視図である。
【図13】図12のリンクアームを伸ばした状態におけ
る携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜視図である。
【図14】本発明の第6実施形態に係りリンクアームを
伸ばした状態の携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜
視図である。
【図15】図14のチルト機構部分の概略構成を示す要
部拡大斜視図である。
【図16】図14の操作機構部分の概略構成を示す要部
拡大側面図である。
【図17】本発明の第7実施形態に係り伸縮ロッドを伸
長させた状態の携帯型ガス検出装置の概略構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 携帯型ガス
検出装置 3 本体 3a 本体前端面(本体前面) 3b 光透過窓(光透過部) 3d 本体周面(本体側面) 5 把手 5c 把持部(把手の部分) 7 蛇腹(支持部材) 9,21 光反射部材 9a,21a 光反射部材反射面 11 収束レンズ系(収束光学系) 11a カセグレン光学系 11b 放物面鏡 11c 放物面鏡反射面 11d 小孔 11e 両曲面鏡 11f 両曲面鏡反射面 13 測定用光源部(測定用光源) 13a 白熱灯(光源本体) 13b リフレクタ 13c リフレクタ反射面 13e メカニカルチョッパ 14 測定用光源 15f 小室(密閉室) 15h 光反射膜(可撓膜) 15r プローブ光源 15v 光電変換部(膜変位検出部) 15w 光電変換素子 17,20 中間支持部材(連結機構) 19 折り畳みアーム(支持部材) 19a 折り畳みフレーム(棒状部材) 23 伸縮ロッド(支持部材) 23A 補助伸縮ロッド(支持部材) 23a,23b 中空筒体(筒体) 25 中間支持機構(連結機構) 27 リンクアーム(支持部材) 37 チルト機構(連結機構) 39c 操作レバー(連結機構) 41 ワイヤケーブル(動力伝達機構) A 光反射部材収納位置 B 光反射部材及び測定用光源使用位置 L1 測定光 L3 プローブ光

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定空間を通過した測定光を密閉室内
    に入射させて、該密閉室内の封入気体を膨張させ、該封
    入気体の膨張により、前記密閉室の少なくとも一部を覆
    う可撓膜を撓ませて、膜変位検出部により検出される前
    記可撓膜の撓み具合を基に、前記被測定空間における特
    定のガスの存在を検出する携帯型ガス検出装置であっ
    て、 前記密閉室が内部に収容された本体と、 前記本体の前面に形成され、該本体の内部で前記可撓膜
    を除く密閉室部分に向かう光の前記本体の前方からの入
    射を可能とする光透過部と、 前記本体に設けられ、先端が前記本体に対して離間接近
    するように該本体から前方に伸縮可能な支持部材と、 前記本体及び前記支持部材の先端のうちいずれか一方に
    設けられ、前記測定光を出射する測定用光源と、 前記測定用光源が出射する前記測定光を前記支持部材の
    先端から前記本体の前方に向かわせる測定光光路設定手
    段と、 を備えることを特徴とする携帯型ガス検出装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は蛇腹で構成されている請
    求項1記載の携帯型ガス検出装置。
  3. 【請求項3】 前記本体に設けられた把手をさらに備え
    る請求項1又は2記載の携帯型ガス検出装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、複数の棒状部材の端部
    どうしを連続して回転可能に連結した折り畳みアームに
    より、繰り出し及び折り畳み可能に構成されている請求
    項1記載の携帯型ガス検出装置。
  5. 【請求項5】 前記本体に設けられた把手をさらに備
    え、前記折り畳みアーム材は収縮状態において前記把手
    の部分に折り重ね可能に構成されている請求項4記載の
    携帯型ガス検出装置。
  6. 【請求項6】 前記測定用光源は前記支持部材の先端に
    設けられ、前記測定光光路設定手段は、前記測定光が出
    射される前記測定用光源の出射面を前記光透過部に向け
    た姿勢で前記測定用光源を前記支持部材の先端に連結す
    る連結機構を有しており、前記支持部材の伸縮により前
    記測定用光源は、前記本体の前面から前方に間隔を置き
    前記光透過部側に前記測定用光源の出射面が臨む使用位
    置と、前記本体に近接する収納位置との間で移動される
    請求項1記載の携帯型ガス検出装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は、径が異なる筒体を互い
    に摺動可能に連結した伸縮ロッドで構成されている請求
    項6記載の携帯型ガス検出装置。
  8. 【請求項8】 前記伸縮ロッドを2組備え、前記連結機
    構に前記各伸縮ロッドの先端がそれぞれ連結され、これ
    ら伸縮ロッドの伸縮により前記出射面の向きが微調整さ
    れる請求項7記載の携帯型ガス検出装置。
  9. 【請求項9】 前記本体に設けられた把手をさらに備え
    る請求項7又は8記載の携帯型ガス検出装置。
  10. 【請求項10】 前記支持部材は、複数組のリンク部材
    どうしを連続して連結したパンタグラフ式のリンクアー
    ムにより、伸び出し及び折り畳み可能に構成されている
    請求項6記載の携帯型ガス検出装置。
  11. 【請求項11】 前記連結機構は、前記測定用光源を前
    記リンクアームに揺動可能に連結するチルト機構を有し
    ており、前記測定光光路設定手段は、前記本体側に設け
    られた操作レバーと、該操作レバーと前記チルト機構を
    接続し前記操作レバーの操作を前記チルト機構に伝達す
    る動力伝達機構とをさらに備え、前記操作レバーの操作
    に応じて前記動力伝達機構が前記測定用光源側と前記本
    体側とのうちいずれか一方側に移動して、該動力伝達機
    構の移動方向に応じた向きに前記チルト機構が前記出射
    面の向きを微調整する請求項10記載の携帯型ガス検出
    装置。
  12. 【請求項12】 前記本体に設けられた把手をさらに備
    え、前記支持部材は収縮状態において前記把手の部分に
    折り重ね可能に構成されている請求項10又は11記載
    の携帯型ガス検出装置。
  13. 【請求項13】 前記把手は前記本体の側面に起伏可能
    に取着され、前記リンクアームは、前記把手の起立状態
    において該把手から前記本体の前方に伸び出されるよう
    に構成されている請求項12記載の携帯型ガス検出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記光透過部と前記密閉室の間の前記
    本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記本体内に入
    射した前記測定光を前記密閉室に収束させる収束光学系
    を配置した請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12又は13記載の携帯型ガス検出装
    置。
  15. 【請求項15】 前記収束光学系は、前記光透過部側に
    凹状の反射面を向けて配置され前記光透過部を透過して
    前記本体内に入射した前記測定光を一次反射する放物面
    鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部側の前記本体内箇
    所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を向けて配置され、
    該放物面鏡で一次反射された前記測定光を二次反射する
    両曲面鏡とを有するカセグレン光学系を含んで構成さ
    れ、前記両曲面鏡で二次反射された前記測定光は、前記
    放物面鏡の略中央部に形成された小孔を通過して前記本
    体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉室は、前記小孔
    を通過した前記測定光の光路上に配置されている請求項
    14記載の携帯型ガス検出装置。
  16. 【請求項16】 前記可撓膜は、前記密閉室で前記測定
    光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部分に配置
    され、前記膜変位検出部は、前記密閉室の外側から前記
    可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ光源と、前
    記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密閉室の外側
    の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量に応じた電
    力の大きさの信号を出力する光電変換素子とを有してい
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14又は15記載の携帯型ガス検出
    装置。
  17. 【請求項17】 前記測定用光源は前記本体に設けら
    れ、前記測定光光路設定手段は、光反射部材と、該光反
    射部材の反射面を前記光透過部に向けた姿勢で前記光反
    射部材を前記支持部材の先端に連結する連結機構とを有
    しており、前記支持部材の伸縮により前記光反射部材
    は、前記本体の前面から前方に間隔を置き前記光透過部
    側に前記光反射部材の反射面が臨む使用位置と、前記本
    体に近接する収納位置との間で移動される請求項1記載
    の携帯型ガス検出装置。
  18. 【請求項18】 前記光反射部材の前記反射面は、入射
    光を該入射光と平行な光軸の出射光として反射するコー
    ナーキューブを同一平面上に多数列設して構成されてい
    る請求項17記載の携帯型ガス検出装置。
  19. 【請求項19】 前記支持部材は、径が異なる筒体を互
    いに摺動可能に連結した伸縮ロッドで構成されている請
    求項17又は18記載の携帯型ガス検出装置。
  20. 【請求項20】 前記伸縮ロッドを2組備え、前記連結
    機構に前記各伸縮ロッドの先端がそれぞれ連結され、こ
    れら伸縮ロッドの伸縮により前記反射面の向きが微調整
    される請求項19記載の携帯型ガス検出装置。
  21. 【請求項21】 前記本体に設けられた把手をさらに備
    える請求項17、18、19又は20記載の携帯型ガス
    検出装置。
  22. 【請求項22】 前記支持部材は、複数組のリンク部材
    どうしを連続して連結したパンタグラフ式のリンクアー
    ムにより、伸び出し及び折り畳み可能に構成されている
    請求項17又は18記載の携帯型ガス検出装置。
  23. 【請求項23】 前記連結機構は、前記光反射部材を前
    記リンクアームに揺動可能に連結するチルト機構を有し
    ており、前記測定光光路設定手段は、前記本体側に設け
    られた操作レバーと、該操作レバーと前記チルト機構を
    接続し前記操作レバーの操作を前記チルト機構に伝達す
    る動力伝達機構とをさらに備え、前記操作レバーの操作
    に応じて前記動力伝達機構が前記光反射部材側と前記本
    体側とのうちいずれか一方側に移動して、該動力伝達機
    構の移動方向に応じた向きに前記チルト機構が前記反射
    面の向きを微調整する請求項22記載の携帯型ガス検出
    装置。
  24. 【請求項24】 前記本体に設けられた把手をさらに備
    え、前記支持部材は収縮状態において前記把手の部分に
    折り重ね可能に構成されている請求項22又は23記載
    の携帯型ガス検出装置。
  25. 【請求項25】 前記把手は前記本体の側面に起伏可能
    に取着され、前記リンクアームは、前記把手の起立状態
    において該把手から前記本体の前方に伸び出されるよう
    に構成されている請求項24記載の携帯型ガス検出装
    置。
  26. 【請求項26】 前記光透過部と前記密閉室の間の前記
    本体内箇所に、前記光透過部を透過して前記本体内に入
    射した前記測定光を前記密閉室に収束させる収束光学系
    を配置した請求項17、18、19、20、21、2
    2、23、24又は25記載の携帯型ガス検出装置。
  27. 【請求項27】 前記収束光学系は、前記光透過部側に
    凹状の反射面を向けて配置され前記光透過部を透過して
    前記本体内に入射した前記測定光を一次反射する放物面
    鏡と、該放物面鏡よりも前記光透過部側の前記本体内箇
    所に前記放物面鏡側に凸状の反射面を向けて配置され、
    該放物面鏡で一次反射された前記測定光を二次反射する
    両曲面鏡とを有するカセグレン光学系を含んで構成さ
    れ、前記両曲面鏡で二次反射された前記測定光は、前記
    放物面鏡の略中央部に形成された小孔を通過して前記本
    体内の後方寄り部分に向かい、前記密閉室は、前記小孔
    を通過した前記測定光の光路上に配置されている請求項
    26記載の携帯型ガス検出装置。
  28. 【請求項28】 前記測定用光源は、前記両曲面鏡より
    も前記光透過部側の前記本体内箇所に配置されている請
    求項27記載の携帯型ガス検出装置。
  29. 【請求項29】 前記測定用光源は、前記測定光を出射
    する光源本体と、該光源本体及び前記両曲面鏡の間に配
    置され前記光源本体に凹状の反射面を向けたリフレクタ
    とを有しており、前記光源本体の出射する測定光のうち
    前記リフレクタに向かう一部の測定光が反射面により前
    記光透過部側に反射される請求項28記載の携帯型ガス
    検出装置。
  30. 【請求項30】 前記測定用光源は、白熱灯と、該白熱
    灯よりも前記被測定空間側に配置されたメカニカルチョ
    ッパとを有しており、前記測定用光源の放出する前記測
    定光は前記メカニカルチョッパにより間欠的に遮断され
    て前記本体の前方に出射される請求項17、18、1
    9、20、21、22、23、24、25、26、2
    7、28又は29記載の携帯型ガス検出装置。
  31. 【請求項31】 前記可撓膜は、前記密閉室で前記測定
    光が入射される密閉室箇所とは異なる密閉室部分に配置
    され、前記膜変位検出部は、前記密閉室の外側から前記
    可撓膜にプローブ光を直接照射するプローブ光源と、前
    記可撓膜で反射した前記プローブ光を前記密閉室の外側
    の所定箇所で受光し、該プローブ光の受光量に応じた電
    力の大きさの信号を出力する光電変換素子とを有してい
    る請求項17、18、19、20、21、22、23、
    24、25、26、27、28、29又は30記載の携
    帯型ガス検出装置。
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