JPH10193231A - 二重管ドリルロッド用ダブルレンチ - Google Patents

二重管ドリルロッド用ダブルレンチ

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JPH10193231A
JPH10193231A JP35812296A JP35812296A JPH10193231A JP H10193231 A JPH10193231 A JP H10193231A JP 35812296 A JP35812296 A JP 35812296A JP 35812296 A JP35812296 A JP 35812296A JP H10193231 A JPH10193231 A JP H10193231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
double
rod
wrench
pair
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP35812296A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Yoshimura
村 栄 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koken Boring Machine Co Ltd filed Critical Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重管ドリルロッドで削孔完了後に、内管の
みを引抜く場合に使用されていたダブルレンチは両手で
使う必要があり、かつ安全性に問題があったので、これ
を改良し、片手で使えて安全性の高い二重管ドリルロッ
ド用ダブルレンチを提供する。 【解決手段】 ダブルレンチ20の内管からの外れ防止
として、取手11bの内側に連結棒21を配設し、これ
にコイルスプリング22cにより閉方向に弾発付勢され
た把持環22を枢支し、片手で取手11bを握った状態
で、コイルスプリング22cに接するワッシャ22dを
引張ると把持環22の一文字の脚22b,22bが開い
て内管に嵌合でき、ワッシャ22dを放すと内管を把持
してロックされるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリングロッド
用の二重管ロッドの内管のみを、掘削完了後引抜く場合
に使用する、二重管ドリルロッド用ダブルレンチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の二重管ドリル用ダブルレンチは、
図3,4に示すようになっていた。11はレンチ板で、
左右一対のレンチ板11,11の間は上下一対の連結板
11a,11aで連結され、この連結板11a,11a
の間には棒状の取手11bが固定されている。レンチ板
11,11は円の片側が三日月状に切断された形状で、
三日月状の片からU字溝11c,11cが内方へ延設さ
れている。
【0003】そして、連結板11a,11aの中間に
は、脱落防止ロッド12がその基端を一方の連結板11
aに枢着された状態で取り付けられていた。脱落防止ロ
ッド12は先端近くに段部12bを有するカラー12a
がロッド12cに外挿され、スプリング12dにより先
端方向へ弾発付勢され、スプリングピン12eにより図
に示す位置で停止するようになっていた。そして、13
は他方の連結板11aに突設された係止アームで、入口
が脱落防止ロッド12のカラー12aの段部12bに適
合し、奥はそれより大径で、カラー12a外径に嵌合す
る溝13aが設けられていた。
【0004】この二重管ドリルロッド用ダブルレンチ1
0は、取手11bを片手で握り、一方のU字溝11cを
図5,図6,図7に示すクリーニングスイベル30のエ
キステンションロッド31の切欠き部31a(図7の
i,図5)に嵌合し、他方のU字溝11cを第1の内管
41の切欠き部41a(図7のi)に嵌合させるように
なっていた。但し、嵌合時には、脱落防止ロッド12が
矢印Bに示す外方へ開放された状態で行い、一方の手で
取手11bを持って切欠き部41aに嵌合させ、他方の
手で脱落防止ロッド12のカラー12aをc方向に押し
た状態でカラー12aの段部12bを介して溝13aの
入口を通過させた後に放すと、脱落防止ロッド12のカ
ラー12a外径が溝13aの奥の大径部に嵌合し、外れ
なくなるように構成されていた。
【0005】図5は、二重管ドリルロッドが取り付けら
れるクリーニングスイベル,図6,図7はクリーニング
スイベル30に取り付けられた二重管の内管のみを引抜
く動作の説明図である。図5において基端の雌ねじ部3
1bには図示しないドリルヘッドのハンマーサブが螺着
される。31c,31dはそれぞれ切削水の入口及び出
口である。クリーニングスイベル30の先端にはカップ
リング32と、エキステンションロッド31とが螺着さ
れ、前者には外管の雌ねじが、後者には内管の雄ねじが
それぞれ着脱可能に螺着される。
【0006】図6,図7に基づいて内管の引抜きの手順
を説明すると、図6の(a)は掘削完了の状態である。
次に(b)に示すように、外管42をクランプ43す
る。クランプは図示しないガイドセル端に取り付けられ
ている。次に(c)に示すように、ドリルヘッドを逆転
(クリーニングスイベル逆転)して外管42とカップリ
ング32との接続を緩める。次に(d)に示すように、
ドリルヘッドを逆転させて後退させ、外管42をカップ
リング32から切離す。次に(e)に示すように、第1
の内管41の切欠き部にスパナ44を掛けドリルヘッド
を1〜2回転逆転させ、エキステンションロッド31の
雌ねじ部から内管の雄ねじ部を緩め、第1の内管41を
少し引き出す。
【0007】次に図7の(f)に示すように、従来のダ
ブルレンチ10の取手11(b)(図3,図4)を一方
の手で持って、エキステンションロッド31の切欠き部
31aと第1の内管41の切欠き部41aにダブルレン
チ10のU溝を嵌入し、同時に他方の手で脱落防止ロッ
ド(図示せず)をセットして外れないようにする。次に
(g)に示すように、ドリルヘッドを後退させ、第2の
内管45の切欠き部(図示せず)にスパナ44を掛け
る。次に(h)に示すように、ドリルヘッドを逆転して
第1と第2の内管41,45の継目のねじを緩めて継目
を離す。次に(i)に示すように、手動で第1の内管4
1を取り外す。次に(j)に示すように、ドリルヘッド
を前進させて、エキステンションロッド31の雌ねじ部
に第2の内管45の雄ねじ部を接続し、以下(f)〜
(j)の動作を繰り返し順次内管を取り外す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の二重
管ドリルヘッド用ダブルレンチは、ダブルレンチの下側
に外れ防止用の脱落防止ロッド12が取り付けられてお
り、両手での作業となり、かつ、取り付ける際に回転す
るかもしれない内管及びエキステンションロッド(2人
で操作している場合、ダブルレンチ10を取り付けてい
ない他の1人がドリルヘッドの回転操作をする)の下に
手を入れて脱落防止ロッド12の係脱をするのは安全上
好ましくない。
【0009】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであり、片手で安全に係脱できる二重管ドリルロッ
ド用ダブルレンチを提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の二重管ドリルロッド用ダブルレンチは、円
の片側が三日月状に切断され、この三日月状の辺からU
字溝が内方へ延設された左右一対のレンチ板の間が上下
一対の連結板で連結されたものにおいて、前記上下一対
の連結板の間に配設され、前記左右一対のレンチ板間を
結ぶ棒状の取手の内方には、連結棒がレンチ板間に着脱
可能に取り付けられ、その略中間には把持環が配設さ
れ、この把持環は基端が前記連結棒に枢支され、かつテ
ーパー面を有する開閉棒と、これから延設されて上下に
分岐した半円状の一対の脚とから形成され、前記基端は
前記連結棒の略中間にコイルスプリングの一端と共に両
側のダブルナットで挾持され、前記コイルスプリングの
他端はワッシャに圧接してこれを弾発付勢し、前記ワッ
シャの孔は前記開閉棒のテーパー面に外接し、前記一対
の脚を閉方向に弾発付勢していることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態を示
す底面図、図2は図1のA−A線断面図である。図にお
いて、左右一対のレンチ板11,11と、これを連結す
る上下一対の連結板11a,11aと、棒状の取手11
bの構成は従来と同じである。本発明の構成の特徴は、
取手11bの内方に配設された着脱可能な連結棒21
と、これに取り付けられた把持環22と、これをコイル
スプリング22cとワッシャ22dにより、閉方向に弾
発付勢する構成にある。
【0012】即ち、把持環22は、基端が連結棒21に
枢支され、テーパー面22eを有する開閉棒22aと、
これから延設された半円状の一対の脚22b,22bと
から成っており、開閉棒22aは基端がコイルスプリン
グ22cの一端と共に両側のダブルナット21a,21
aで挟持されている。
【0013】コイルスプリング22cは、他端がワッシ
ャ22dをテーパー面22eにそって一対の脚22b,
22bの方向に弾発付勢しており、従ってワッシャ22
dの孔は、テーパー面22eにそって外方(矢印Dと反
対方向)に移動し、脚22b,22bを閉方向(矢印E
と反対方向)弾発付勢している。
【0014】従って、本発明のダブルレンチ20を図7
に示すように取り付けるには、片手で取手11bを握っ
た状態で、その握った指先でワッシャ22dを矢印Dで
示す基端側へ引寄せると脚22b,22bが矢印E方向
に開くので、そのまま第1の内管41とエキステンショ
ンロッド31の切欠き部に嵌入し、指先でワッシャ22
dを離すと脚22b,22bは閉止される。従って、片
手で操作でき、かつ内管側へ手を入れる必要はない。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によれば、下
記のような効果を奏するものである。 (1) 本発明のダブルレンチは片手の操作で着脱が簡単に
できる。
【0016】(2) 片手で操作ができ、従来のように内管
及びエキステンションロッドの側に手を入れて脱落防止
ロッドを係脱する必要がないので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す底面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の二重管ドリルロッド用ダブルレンチの底
面図である。
【図4】図3を一部切断した側面図である。
【図5】クリーニングスイベルの断面図である。
【図6】ダブルレンチを使用した内管の引抜き工程を示
す説明図(a)〜(e)である。
【図7】ダブルレンチを使用した内管の引抜き工程を示
す説明図(f)〜(j)である。
【符号の説明】
20 ダブルレンチ 11 レンチ板 11a 連結板 11b 取手 11c U字溝 21 連結棒 21a ダブルナット 22 把持環 22a 開閉棒 22b 脚部 22c コイルスプリング 22d ワッシャ 22e テーパー面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円の片側が三日月状に切断され、この三
    日月状の辺からU字溝が内方へ延設された左右一対のレ
    ンチ板の間が上下一対の連結板で連結されたものにおい
    て、 前記上下一対の連結板の間に配設され、前記左右一対の
    レンチ板間を結ぶ棒状の取手の内方には、連結棒がレン
    チ板間に着脱可能に取り付けられ、その略中間には把持
    環が配設され、この把持環は基端が前記連結棒に枢支さ
    れ、かつテーパー面を有する開閉棒と、これから延設さ
    れて上下に分岐した半円状の一対の脚とから形成され、
    前記基端は前記連結棒の略中間にコイルスプリングの一
    端と共に両側のダブルナットで挾持され、前記コイルス
    プリングの他端はワッシャに圧接してこれを弾発付勢
    し、前記ワッシャの孔は前記開閉棒のテーパー面に外接
    し、前記一対の脚を閉方向に弾発付勢していることを特
    徴とする二重管ドリルロッド用ダブルレンチ。
JP35812296A 1996-12-27 1996-12-27 二重管ドリルロッド用ダブルレンチ Pending JPH10193231A (ja)

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