JPH10192269A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Publication number
JPH10192269A
JPH10192269A JP9002980A JP298097A JPH10192269A JP H10192269 A JPH10192269 A JP H10192269A JP 9002980 A JP9002980 A JP 9002980A JP 298097 A JP298097 A JP 298097A JP H10192269 A JPH10192269 A JP H10192269A
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JP
Japan
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ray
dimensional
detector
ray detector
rays
Prior art date
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Application number
JP9002980A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Suzuki
達郎 鈴木
Hiroaki Miyazaki
博明 宮崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2次元X線検出器でチルト角傾けて複数回転の
スキャンを行う場合に、通常の再構成法を適用して任意
の断層面画像又断層立体画像を再構成する 【解決手段】天板をスライド方向Sに移動させるスライ
ド用アクチュエータ3-5及び上下方向Tに移動させる上
下動用アクチュエータ3-10 と、架台のチルト角θに応
じてスライド用アクチュエータ3-5及び上下動用アクチ
ュエータ3-10 をそれぞれによる天板の移動速度比を調
節して同期駆動制御する同期制御回路42-1とを設けた
もの。また、天板の全体又は一部をチルト角θに傾けた
状態のままスライド方向に移動させるもの。また、チル
ト角でヘリカルスキャンする時にはシングルスライスと
同じデータとするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線を対象物に
照射するX線源及び対象物を透過したX線を検出するX
線検出素子を複数個1列に並べた1次元X線検出器を複
数列並べて構成された2次元X線検出器を備え、X線源
と2次元X線検出器とを対象物を挟んで対向させると共
に対象物の周囲を回転させ、このときの2次元X線検出
器による透過X線の検出に基づいて対象物の断層画像を
解析するX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のX線CT装置の要部構成
を示す図である。X線CT装置は、被検体をX線でスキ
ャンするスキャナ本体( 架台、ガントリ)101と、被
検体をスキャナ本体101へ案内する寝台102と、高
電圧を生成してスキャナ本体101へ供給する高電圧装
置103と、寝台102を制御する寝台制御ユニット1
04と、スキャナ本体101を制御すると共にスキャナ
本体101から得られたデータを処理するコンソール1
05とから構成されている。
【0003】スキャナ本体101の略中央に円筒状の貫
通した空洞が形成されており、この空洞を被検体が挿入
又は通過するようになっている。スキャナ本体101
は、詳細は図示しないが、内部にその空洞の回りを回転
する回転部と、外観を形成し、回転部を回転自在に支持
している固定部とから構成されている。図12に示すよ
うに、回転部には、X線を被検体に照射するX線管及び
このX線管と空洞を挟んで対向する位置に被検体を透過
したX線を検出するX線検出素子を複数個1列に並べて
構成されたシングルX線検出器を、複数列並べた2次元
X線検出器106が搭載されている。
【0004】高電圧装置103からスキャナ本体101
に供給された高電圧は、まず、スキャナ本体101のX
線管へ供給される。X線検出器から出力される検出信号
は、コンソール105へ出力され、このコンソール10
5で再構成処理により断層画像が再構成され、メモリに
保存されると共に表示装置等により表示する。スキャナ
本体101は、通常、水平に移動する寝台102に対し
て垂直な状態となっている。すなわち、X線管から2次
元X線検出器106へ放射されるX線が作る面が寝台1
02の移動軸に対して垂直な状態になっている。しか
し、このスキャナ本体101は、断層画像を必要とする
臓器の形状や人体内での位置や回りの臓器との関係から
目的・用途によって、例えば図13に示すように、寝台
102の移動軸に対して傾きチルト角θを持たせること
ができる。すなわち、X線管から2次元X線検出器へ放
射されるX線が作る面が寝台102の移動軸に対して垂
直ではなく、その垂直面からチルト角θ傾くことにな
る。一般的なX線CT装置では、チルト角θを±30°
程度まで設定することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、2次
元X線検出器106によりスキャナ本体101をチルト
角θ傾けて断層画像を撮影した時、図14に示すよう
に、互いに対向したX線管と2次元X線検出器106(
スキャナ本体101の回転部 )とが回転するときの回転
軸が、寝台102による撮影対象物( 被検体 )の移動方
向に対してチルト角θ傾いているため、2次元X線検出
器106から得られる各検出器列から得られる断層画像
の中心が、図15に示すように、撮影対象物の移動方向
についてずれてしまう。
【0006】従って、撮影対象物を移動させながらヘリ
カルスキャンして、撮影対象物の3次元的立体断層画像
あるいは任意の面( 任意の位置・角度を持った傾斜面 )
の断層画像を再構成する場合に、各検出器列の回転中心
が異なるため、通常の再構成法を直接適用することがで
きない。これは、撮影対象物の移動方向について各検出
器列の回転中心が異なると、検出器列が異なる検出素子
の位置がずれているため、再構成しようとする面の逆投
影するためのデータを作成するのに、検出器列が異なる
隣接する検出素子からの検出データを補間又は重み付け
加算して求めることができないからである。
【0007】そこでこの発明は、2次元X線検出器でチ
ルト角傾けて複数回転のスキャンを行う場合に、通常の
再構成法を適用して任意の断層面画像又断層立体画像を
再構成することができるX線CT装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
X線を対象物に照射するX線源及び対象物を透過したX
線を検出するX線検出素子を複数個1列に並べた1次元
X線検出器を複数列並べて構成された2次元X線検出器
を備え、X線源と2次元X線検出器とを対象物を挟んで
対向させると共に対象物の周囲を回転させ、このときの
2次元X線検出器による透過X線の検出に基づいて対象
物の断層画像を解析するX線CT装置において、対象物
が載置される載置部材を備え、この載置部材を移動制御
して、対象物を回転するX線源から2次元X線検出器へ
照射されるX線のなす照射空間を通過させる寝台と、X
線源及び2次元X線検出器の回転軸の傾きに応じて、回
転軸に対して対象物の移動方向が平行となるように寝台
による対象物の移動方向を制御する対象物移動制御手段
とを設けたものである。請求項2対応の発明は、請求項
1対応の発明において、寝台による対象物の移動は、垂
直方向と水平方向との2軸の制御が可能に構成されてお
り、寝台制御手段は、回転軸の傾きに応じて回転軸に対
して対象物の移動方向が平行となるように垂直方向及び
水平方向の各移動量を調節して2軸同期駆動制御を行う
ものである。
【0009】請求項3対応の発明は、X線を対象物に照
射するX線源及び対象物を透過したX線を検出するX線
検出素子を複数個1列に並べた1次元X線検出器を複数
列並べて構成された2次元X線検出器を備え、X線源と
2次元X線検出器とを対象物を挟んで対向させると共に
対象物の周囲を回転させ、このときの2次元X線検出器
による透過X線の検出に基づいて対象物の断層画像を解
析するX線CT装置において、対象物が載置される載置
部材を備え、この載置部材を移動して、対象物を回転す
るX線源から2次元X線検出器へ照射されるX線のなす
照射空間を通過させる寝台と、この寝台の載置部材をX
線源及び2次元X線検出器の回転軸に対して所定の角度
に傾かせる対象物姿勢変更手段とを設けたものである。
請求項4対応の発明は、請求項3対応の発明において、
載置部材は、さらに対象物の構造に応じて複数個の部分
から構成され、寝台姿勢変更手段は、部分毎に角度を調
整することが可能な構成になっているものである。
【0010】請求項5対応の発明は、X線を対象物に照
射するX線源及び対象物を透過したX線を検出するX線
検出素子を複数個1列に並べた1次元X線検出器を複数
列並べて構成された2次元X線検出器を備え、X線源と
2次元X線検出器とを対象物を挟んで対向させると共に
対象物の周囲を回転させ、このときの2次元X線検出器
による透過X線の検出に基づいて対象物の断層画像を解
析するX線CT装置において、相対的に対象物が移動す
る方向に対してX線源及び2次元X線検出器の回転軸が
平行でない状態で、対象物の位置を変えてX線源と2次
元X線検出器とを対象物の周囲を複数回数回転させたと
き、2次元X線検出器を構成する複数の1次元X線検出
器のうちの1つの1次元X線検出器による透過X線の検
出に基づいて対象物の断層画像を解析するシングルスラ
イス変換手段を設けたものである。
【0011】請求項6対応の発明は、X線を対象物に照
射するX線源及び対象物を透過したX線を検出するX線
検出素子を複数個1列に並べた1次元X線検出器を複数
列並べて構成された2次元X線検出器を備え、X線源と
2次元X線検出器とを対象物を挟んで対向させると共に
対象物の周囲を回転させ、このときの2次元X線検出器
による透過X線の検出に基づいて対象物の断層画像を解
析するX線CT装置において、相対的に対象物が移動す
る方向に対してX線源及び2次元X線検出器の回転軸が
平行でない状態で、対象物の位置を変えてX線源と2次
元X線検出器とを対象物の周囲を複数回数回転させたと
き、1回転毎の2次元X線検出器からの検出データをデ
ータ処理して1次元X線検出器形式の検出データを得る
データ処理手段を設けたものである。
【0012】請求項7対応の発明は、請求項1、請求項
3、請求項5及び請求項6のいずれか1項対応の発明に
おいて、対象物を所定の一方向に移動させながら、X線
源及び2次元X線検出器を対象物の周囲を連続的に複数
回数回転させるヘリカルスキャン手段を設けたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図1乃至図4を参照して説明する。図1は、この発
明を適用したX線CT(computed tomography )装置の概
略の構成を示すブロック図である。このX線CT装置
は、架台1と、コンソール2と、寝台3と、電源装置4
とから構成されている。基本的には従来の技術で図11
で説明した構成とほぼ同じである。なお、従来の技術で
図11を参照して説明した、スキャナ本体が架台1に対
応し、寝台及び寝台制御ユニットが寝台3に対応し、コ
ンソールはコンソール2に対応している。前記架台1
は、回転部11とそれ以外の固定部とから構成され、前
記回転部11には、X線発生部12、高電圧発生器1
3、( 2次元 )X線検出器14、DAS( データ収集装
置 )15、データ圧縮部16、回転側データ伝送部17
等が搭載されており、固定部には、固定側データ伝送部
18、データ復元部19及び架台コントローラ20等が
設けられ、前記回転部11と固定部との間にはスリップ
リング21が設けられている。
【0014】前記電源装置4から供給された電力は、前
記架台1の固定部に入力され、この固定部から前記スリ
ップリング21を通して前記回転部11の前記高電圧発
生器13に入力される。この高電圧発生器13は、供給
された電力をX線発生に適した高電圧に昇圧して前記X
線発生部12に供給する。このX線発生部12と前記X
線検出器14とは、従来の技術で説明したように、この
架台1の略中央に形成された空洞を挟んで対向して配置
されており、互いの位置関係を保ちながら相対的に回転
するようになっている。
【0015】前記X線発生部12は、X線管やコリメー
タ等から構成され、供給された高電圧によりX線を発生
させ、このX線を制御して空洞に進入した又は空洞を通
過する被検体に照射する。前記X線検出器14は、複数
個のX線検出素子を1列に並べたシングルX線検出器を
複数列並べて構成され、被検体を透過したX線を検出
し、電気信号( 例えば蓄積電荷 )として取出すことがで
きるようになっている。
【0016】前記DAS15は、前記X線検出器14か
ら電気信号を検出データ( デジタルデータ )として取出
し( 収集し )、この検出データを前記データ圧縮部16
へ出力する。検出データは、前記X線発生部12と前記
X線検出器14との回転角度( 位相 )によるビュー毎に
X線検出器14のX線検出素子毎に得られる。前記デー
タ圧縮部16は、前記X線検出器14のX線検出素子毎
に得られるデータから差分データ等を計算してデータ圧
縮する。例えば、1つのX線検出素子( 1つのチャンネ
ル )のデータについて、収集データ( 検出データ )が2
0ビットバイナリデータであったのを、精度( 分解能 )
を低下させずに10ビットバイナリデータに圧縮する。
【0017】このデータ圧縮部16で得られた圧縮デー
タは、前記回転側データ伝送部17へ出力され、この回
転側データ伝送部17は、例えばLED(light emittin
g diode)等から構成され、その圧縮データを光信号に変
換して送信する。
【0018】前記固定側データ伝送部18は、例えばフ
ォトダイオード等から構成され、前記回転部11の回転
側データ伝送部17から送信された光信号を受信する。
この固定側データ伝送部2で受信した光信号は、電気信
号( 圧縮データ )に変換され、前記データ復元部19へ
供給される。このデータ復元部19では、圧縮データを
元の収集データに復元する処理が行われ、復元された収
集データは、前記コンソール2へ出力される。
【0019】このコンソール2には、中央制御ユニット
31、画像再構成ユニット32、データ保存ユニット3
3及び画像表示ユニット34、さらに図示しないがネッ
トワークインターフェイス等が設けられている。前記中
央制御ユニット31は、CPU(central processing un
it )、ROM(read only memory )、RAM(random acc
ess memory)、各種インターフェイス等から構成されて
おり、システムバス35を介して前記画像構成ユニット
32、前記データ保存ユニット33、前記画像表示ユニ
ット34とそれぞれ接続されている。前記架台1のデー
タ復元部19から出力された復元された収集データは、
前記画像再構成ユニット32に入力されると共に前記デ
ータ保存ユニット33に保存される。前記画像再構成ユ
ニット32では、再構成処理により断層画像データが作
成され、この断層画像データは、前記画像表示ユニット
34により断層画像として表示される。
【0020】さらに、前記中央制御ユニット31は、前
記架台1の回転部11の高電圧発生器13を制御して、
前記X線発生部12により被検体へのX線照射を制御す
るようになっている。また、前記中央制御ユニット31
は、前記架台コントローラ20を制御して、前記回転部
11の回転制御及び前記架台1の傾き( チルト角 )の角
度制御を行うようになっている。前記寝台3は、被検体
を載置する後述する天板を移動させる天板移動部41
と、この天板移動部41等を制御する寝台コントローラ
42と等から構成され、前記中央制御ユニット31は、
前記寝台コントローラ42を制御して、天板を移動さ
せ、被検体の撮影部位を架台1の空洞内へ位置決めする
制御を行うようになっている。
【0021】図2は、前記寝台3の基本的な構造( スト
ローク、寸法等は精密に記載していない )を示す正面図
及び側面図である。なお、内部構造を見易くするため、
内部構造を隠すために設けられている蛇腹カバーは削除
した。被検体を載置すると共に固定する天板3-1は、ス
ライドベース3-2上に以下に説明する部材により、水平
なスライド方向Sに移動するように支持されている。
【0022】すなわち、前記スライドベース3-2上に
は、リニア軸受けのガイドレール3-3がスライド方向S
に固定されており、前記天板3-1の下面に固定されたリ
ニア軸受けのスライダー3-4が、前記ガイドレール3-3
に取付けられている。また、前記スライドベース3-2上
には、スライド用アクチュエータ( 例えばステッピング
モータ及び各種ギア )3-5が固定され、このスライド用
アクチュエータ3-5はボールネジのシャフト3-6を回転
自在にスライド方向Sに軸支すると共に回転駆動制御す
る。前記天板3-1の下面に固定されたボールネジのナッ
ト3-7は、前記シャフト3-6に取付けられている。従っ
て、前記天板3-1は前記ガイドレール3-3に沿って、前
記スライド用アクチュエータ3-5による前記シャフト3
-6の回転によってスライド方向Sに移動する。
【0023】前記スライドベース3-2は、ベース3-8上
に以下に説明するリンク機構3-9により、垂直な上下方
向Tに移動するように支持されている。すなわち、リン
ク機構3-9は、2本の棒状の板部材の略中央を回転自在
に固定し、各板部材の一端をそれぞれ前記スライドベー
ス3-2及び前記ベース3-8に回動自在に固定し、各板部
材の他端をそれぞれ前記スライドベース3-2及び前記ベ
ース3-8に接触すると共にスライド方向Sに移動するよ
うに、前記スライドベース3の下面及び前記ベース3-8
の上面に設けられたガイドの間をスライド方向Sに滑り
的に移動するようになっている。
【0024】このリンク機構3-9を2組使用して、前記
スライドベース3-2は、前記ベース3-8上で4点的に支
持される。そのうちの1組の前記リンク機構3-9の前記
ベース3-8上で滑り的移動する他端に対して、前記ベー
ス3-8上には上下動用アクチュエータ3-10 ( 例えば油
圧ポンプ )が固定されており、この上下動用アクチュエ
ータ3-10 の駆動シャフトが前記リンク機構3-9の他端
と接触( 接続 )している。
【0025】従って、前記上下動用アクチュエータ3-1
0 のシャフトが出る( 伸びる )と前記リンク機構3-9が
上下方向Tに伸びて、前記スライドベース3-2すなわち
前記天板3-1を上下方向Tに上昇させる。また、前記上
下動用アクチュエータ3-10のシャフトが引く( 縮む )
と前記リンク機構3-9が上下方向Tに縮んで、前記スラ
イドベース3-2すなわち前記天板3-1が上下方向Tに下
降する。なお、図2では2つのリンク機構は連結してい
ないが、前記上下動用アクチュエータ3-10 のシャフト
が作用するリンク機構3-9の他端どうしを連結しても良
いものである。
【0026】図3は、前記天板移動部41及び前記寝台
コントローラ42の要部回路構成を示すブロック図であ
る。前記天板移動部41は、前記スライド用アクチュエ
ータ3-5及び前記上下動用アクチュエータ3-10 を備え
ており、前記寝台コントローラ42には同期制御回路4
2-1が備えられている。この寝台コントローラ42は、
前記スライド用アクチュエータ3-5及び前記上下動用ア
クチュエータ3-10 をそれぞれ独立して別々に駆動制御
することができると共に、前記同期制御回路42-1の機
能により前記スライド用アクチュエータ3-5及び前記上
下動用アクチュエータ3-10 を同期して( 同時に )必要
な垂直・水平の移動速度比で駆動制御することができ
る。すなわち、前記天板3-1を階段的ではなく直線的に
必要な角度で( 水平又は垂直から必要な角度だけ傾いた
方向に )移動させることができる。
【0027】このような構成の第1の実施の形態におい
ては、図4に示すように、架台1のチルト角θに対し
て、同期制御回路42-1によりスライド用アクチュエー
タ3-5及び上下動用アクチュエータ3-10 を同期駆動制
御し、そのスライド方向の移動速度Vs と上下方向の移
動速度Vt との比を、次式 ( Vt/Vs )=tanθ が成り立つようにする。すると、天板3-1は、架台1の
回転部11の回転軸に平行な方向Rに直線的に移動す
る。
【0028】このように第1の実施の形態によれば、天
板3-1をスライド方向Sに移動させるスライド用アクチ
ュエータ3-5及び上下方向Tに移動させる上下動用アク
チュエータ3-10 と、架台1のチルト角θに応じてスラ
イド用アクチュエータ3-5及び上下動用アクチュエータ
3-10 をそれぞれによる天板3-1の移動速度比を調節し
て同期駆動制御する同期制御回路42-1とを設けたこと
により、天板3-1の移動方向を架台1の回転部11の回
転軸に平行にすることができる。従って、ヘリカルスキ
ャンを行った時にも、被検体の移動方向に対して架台の
回転部11の回転中心がずれることがなく、特開平8−
242165号に記載されているように、収集された各
X線検出器列からのデータを回転軸方向に重み付け加算
し、コーン角度を考慮しないファンビームと見なして再
構成するような一般的な再構成法を適用して任意の断層
画像又は断層立体画像を再構成することができる。又
は、特開平4−224736号に記載されているよう
に、各検出素子からのデータを収集したX線パスと同じ
方向に逆投影することをヘリカルスキャンに適用した再
構成法であっても良い。
【0029】なお、この第1の実施の形態では、天板3
-1をスライド方向S及び上下方向Tに移動させるため
に、ボールネジと直線軸受けを組合せたスライドシステ
ム及びリンク機構を使用した上下動システムの例で説明
したが、この発明はこれに限定されるものではなく、そ
の他の各種移動システムを使用したものにも適用できる
ものである。この発明の要旨は架台1のチルト角に応じ
て天板3-1のスライド方向Sの移動と上下動方向Tの移
動とを同期制御すると共にその移動速度比を調整するこ
とである。
【0030】この発明の第2の実施の形態を図5乃至図
7を参照して説明する。なお、この第2の実施の形態の
構成は、ほとんど前述の第1の実施の形態と( 寝台3に
おける同期制御回路等を除いて )同様な構成なので、同
一部材には同一符号を付してその説明は省略する( 図1
参照 )。図5は、前記寝台3の基本的な構造( ストロー
ク、寸法は精密に記載していない )を示す正面図であ
る。なお、内部構造を見易くするため、内部構造を隠す
ために設けられている蛇腹カバーは削除した。リニア軸
受けの前記スライダー3-4上には天板ベース3-11 が固
定され、この天板ベース3-11 の一端部分には、後述す
るアクチュエータの高さに応じた高さを有するスペース
確保部分が形成され、このスペース確保部分の上端に角
度可変用天板3-12 の一端が回動自在に固定されてい
る。
【0031】前記天板ベース3-11 の略中央上面には、
天板チルト用アクチュエータ( 例えば油圧ポンプ )3-1
3 が固定され、この天板チルト用アクチュエータ3-13
の駆動シャフトがチルト用スライダー3-14 に固定され
ている。一方、前記角度可変用天板3-12 の下面の所定
位置に回動可能に一端が固定されたロッド3-15 の他端
が、前記チルト用スライダー3-14 に回動可能に接続さ
れている。従って、前記天板チルト用アクチュエータ3
-13 の駆動シャフトがスライド方向に伸縮することによ
り、前記チルト用スライダー3-14 が移動して、前記角
度可変用天板3-12 の傾斜角度が変化する。このチルト
用スライダー3-14 が前記角度可変用天板3-12 の前記
ロッド3-15 の固定位置の真下に位置した時の前記角度
可変用天板3-12 の傾斜角度が最大となり、傾斜角度0
°、さらに、前記天板ベース3-11 のスペース確保部分
の高さにより生じる傾斜角度−α°まで、前記角度可変
用天板3-12 の傾斜角度は調節できる。
【0032】図6は、前記寝台3の構成を示すブロック
図である。前記寝台3には、前記角度可変用天板3-1の
傾斜角度を調節するための天板傾斜角度調節機構43が
備えられている。この寝台3の各種機構を駆動する前記
天板移動部41には、前記スライド用アクチュエータ3
-5と、前記上下動用アクチュエータ3-10 と、前記天板
傾斜角度調節機構43を駆動制御する天板チルト用アク
チュエータ3-13 とが備えられている。さらに、この天
板移動部41を制御する前記寝台コントローラ42に
は、前記天板チルト用アクチュエータ3-13 を制御する
天板角度制御部42-2を備えている。この天板角度制御
部42-2は、設定されたチルト角θに応じて前記天板チ
ルト用アクチュエータ3-13 の駆動シャフトをストロー
ク量を制御する。このような構成の第2の実施の形態に
おいて、上下動用アクチュエータ3-10により角度可変
用天板3-12 は所定の高さに調整された後、図7に示す
ように、天板角度制御部42-2による制御により、天板
チルト用アクチュエータ3-13 が駆動して、角度可変用
天板3-12 が設定されたチルト角θに傾斜する。次に、
スライド用アクチュエータ3-5がにより角度可変用天板
3-12 は水平方向Tに移動して、チルト角θ傾斜した角
度可変用天板3-12 上に固定された被検体はその傾斜状
態のまま、傾いていない架台1の中央空洞を通過してX
線撮影が行われる。
【0033】このように第2の実施の形態によれば、相
対的に前述の第1の実施の形態の架台1と角度可変用天
板3-12 との位置関係と同じ位置関係で、被検体をX線
撮影することができるので、第1の実施の形態と同様な
効果を得ることができる。この第2の実施の形態では、
角度可変用天板3-12 の移動制御において同期制御等が
必要なく、ハードウエア構成のみ実施することができる
ので、制御の負担が小さいという効果を得ることができ
る。なお、この第2の実施の形態では、設定されたチル
ト角θで角度可変用天板3-12 の傾斜角度を天板チルト
用アクチュエータ3-13 で自動的に調節するようになっ
ていたが、この発明はこれに限定されるものではなく、
天板傾斜角度調節機構43にロック機構を設けて、手動
で角度可変用天板3-12 の傾斜角度を調節できるもので
も良いものである。
【0034】この発明の第3の実施の形態を図8を参照
して説明する。なお、この第3の実施の形態の構成は、
前述の第1の実施の形態と( 寝台3における同期制御回
路等を除いて )同様な構成なので、同一部材には同一符
号を付してその説明は省略する( 図1参照 )。図8は、
複数のリクライニング部を備えたリクライニング用天板
3-16 を示す図である。図8( a )〜図8( c )に示す
ように、このリクライニング用天板3-16 は、標準被検
体の首位置及び腰位置に対応する2カ所にリクライニン
グ機構51が設けられている。このリクライニング機構
51により、標準被検体の頭部( 首より上の部分 )に対
応するリクライニング用天板3-16 の部分だけ( 図8(
a )及び図8( c )参照 )、又は標準被検体の腰より上
の部分に対応するリクライニング用天板3-16 の部分だ
け( 図8( b )参照 )、傾斜角度が調節できるようにな
っている。
【0035】このような構成の第3の実施の形態におい
ては、チルト角傾けてX線CT撮影で、頭部のみを撮影
したい場合には、首位置に対応するリクライニング機構
51を駆動して、リクライニング用天板3-16 の頭部に
対応する部分の傾斜角度をチルト角に調節する。また、
頭部、胸部や腹部等を撮影したい場合には、腰位置に対
応するリクライニング機構51を駆動して、リクライニ
ング用天板3-16 腰より上の部分に対応する部分の傾斜
角度をチルト角に調節する。以上のように、リクライニ
ング用天板3-16 の所望の部分の傾斜角度をチルト角に
調節した状態のまま、寝台3のスライド用アクチュエー
タ3-5を駆動して、リクライニング用天板3-16 をスラ
イド方向Sに移動させてX線撮影を行う。
【0036】このように第3の実施の形態によれば、前
述の第2の実施の形態と同様な効果を得ることができ、
さらに、被検体( 患者、検診者 )の姿勢を負担を軽減す
ることができる。また、天板全体の傾斜角度を調節する
機構に比べてリクライニング機構は小さくできるので、
寝台従ってX線CT装置の小形化を図ることができる。
【0037】この発明の第4の実施の形態を図9を参照
して説明する。なお、この第4の実施の形態の構成は、
前述の第1の実施の形態と( 寝台3における同期制御回
路等を除いて )同様な構成なので、同一部材には同一符
号を付してその説明は省略する( 図1参照 )。図9( a
)は、前記架台1のDAS15の構成を示すブロック図
である。このDAS15は、列選択データ収集部15-1
を備えている。この列選択データ収集部15-1は、機能
の実行が設定されると、架台1がチルト角θで傾きしか
もヘリカルスキャンを行った( ヘリカルスキャンモード
を選択した )時に、自動的に前記X線検出器14の中央
列( X線が垂直に入射される列 )のX線検出素子列から
の検出データのみを選択してデータ収集し、このデータ
収集した検出データのみを前記データ圧縮部16へ出力
するようになっている。
【0038】図9( b )は、前記寝台3の寝台コントロ
ーラ42の構成を示すブロック図である。この寝台コン
トローラ42は、スライド方向ピッチ変更部42-3を備
えている。このスライド方向ピッチ変更部42-3は、架
台1がチルト角θで傾きしかもヘリカルスキャンを行っ
た( ヘリカルスキャンモードを選択した )時に、前記天
板3-1のスライド方向の移動ピッチを予め設定されたピ
ッチに変更するものである。
【0039】この場合には1列のX線検出素子列による
スライス幅( ピッチ )をPとして、例えば( P/ cosθ
)のピッチ値を設定するようになっている。このような
構成の第4の実施の形態においては、架台1がチルト角
θで傾きしかもヘリカルスキャンを行った時には、自動
的に、寝台3の天板3-1のスライド方向の移動ピッチ
が、チルト角θのシングルスライスのヘリカルスキャン
と同じピッチに変更され、DAS15はX線検出器14
の中央列のX線検出素子列からのみ検出データを収集す
る、すなわち、X線検出器14を中央列のみのシングル
X線検出器としてデータ収集を行う。従って、このよう
にして収集されたデータは、チルト角θのシングルスラ
イスのヘリカルスキャンで得られたデータと同じであ
り、画像再構成ユニット32において、シングルスライ
スのヘリカルスキャンと同じように、従来の再構成法に
より画像の再構成処理が行われる。
【0040】このように第4の実施の形態によれば、架
台1がチルト角θで傾きしかもヘリカルスキャンを行っ
たときには、チルト角θのシングルスライスのヘリカル
スキャンと同じデータを収集することができるので、通
常の再構成法が適用でき、任意の断層面画像又は断層立
体画像を再構成することができる。
【0041】この発明の第5の実施の形態を図10を参
照して説明する。なお、この第4の実施の形態の構成
は、前述の第1の実施の形態と( 寝台3における同期制
御回路等を除いて )同様な構成なので、同一部材には同
一符号を付してその説明は省略する( 図1参照 )。図1
0( a )は、前記架台1のDAS15の構成を示すブロ
ック図である。このDAS15は、束ね処理部15-2を
備えている。この束ね処理部15-2は機能の実行が設定
されると、架台1がチルト角θで傾きしかもヘリカルス
キャンを行った( ヘリカルスキャンモードを選択した )
時に、自動的に前記X線検出器14からの一部又は全部
の検出素子列から収集されたデータをX線検出素子列方
向に束ね処理し、シングルスライスのデータに変換して
前記データ圧縮部16へ出力するようになっている。な
お、この束ね処理は、前記X線検出器14の全てのX線
検出素子列で重みが同じの単純な束ね処理でも良いし、
また、各X線検出素子列で中央列からの距離により重み
の割合が異なる束ね処理でも良いものである。
【0042】図10( b )は、前記寝台3の寝台コント
ローラ42の構成を示すブロック図である。この寝台コ
ントローラ42は、スライド方向ピッチ変更部42-3を
備えている。
【0043】この場合には、前記束ね処理部15-2での
束ね処理における重み付けに対応して、前記天板3-1の
スライド方向の移動ピッチが設定される。なお、X線検
出器14の束ねる全てのX線検出素子列で重みが同じ場
合には、移動ピッチは変更されない。すなわち、束ねる
X線検出素子列のトータルの幅に相当するスライス幅を
TPとして、例えば( TP/ cosθ )のピッチ値のまま
となる。前記スライド方向ピッチ変更部42-3に設定さ
れる移動ピッチは、手動的に設定されるものでも良い
し、また、前記中央制御ユニット31により又は直接前
記束ね処理部15-2からの指令信号により自動的に設定
されるものでも良いものである。
【0044】このような構成の第5の実施の形態におい
ては、架台1がチルト角θで傾きしかもヘリカルスキャ
ンを行った時には、自動的に、寝台3の天板3-1のスラ
イド方向の移動ピッチが、束ね処理の重み付けに対応し
たピッチに変更され、DAS15はX線検出器14から
得られたデータをX線検出素子列方向に束ね処理し、シ
ングルスライスのデータに変換する。
【0045】従って、このようにして変換されたデータ
は、スライス厚は厚くなるが、チルト角θのシングルス
ライスのヘリカルスキャンで得られたデータと同じであ
り、画像差構成ユニット32において、チルト角θのシ
ングルスライスのヘリカルスキャンと同じように、従来
の再構成法により画像の再構成処理が行われる。
【0046】このように第5の実施の形態によれば、架
台1がチルト角θで傾きしかもヘリカルスキャンを行っ
たときには、束ね処理によりスライス厚が大きいチルト
角θにシングルスライスのヘリカルスキャンと同じデー
タを得ることができるので、通常の再構成法が適用で
き、任意のスライス厚の断層面画像又は断層立体画像を
再構成することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
2次元X線検出器でチルト角傾けてヘリカルスキャンを
行う場合に、通常の再構成法を適用して任意の断層面画
像又断層立体画像を再構成することができるX線CT装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のX線CT装置の概略の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態のX線CT装置の寝台の基本的な
構造を示す正面図及び側面図。
【図3】同実施の形態のX線CT装置の天板移動部及び
寝台コントローラの要部回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施の形態のX線CT装置における寝台の天
板の移動方法を示す図。
【図5】この発明の第2の実施の形態のX線CT装置の
寝台の基本的な構造を示す正面図。
【図6】同実施の形態のX線CT装置の寝台の構成を示
すブロック図。
【図7】同実施の形態のX線CT装置における寝台の天
板の移動時の傾斜角度を示す図。
【図8】この発明の第3の実施の形態のX線CT装置の
リクライニング用天板を示す図。
【図9】この発明の第4の実施の形態のX線CT装置の
架台のDAS及び寝台コントローラの構成を示すブロッ
ク図。
【図10】この発明の第5の実施の形態のX線CT装置
の架台のDAS及び寝台コントローラの構成を示すブロ
ック図。
【図11】従来例のX線CT装置の要部構成を示す図。
【図12】同従来例のX線CT装置のX線検出器の概略
の構成を示す図。
【図13】同従来例のX線CT装置のスキャナ本体のチ
ルト角θを説明するための図。
【図14】同従来例のX線CT装置のスキャナ本体のX
線管と2次元X線検出器とが回転する時の回転軸を示す
図。
【図15】同従来例のX線CT装置手えあれた断層画像
の中心のずれを示す図。
【符号の説明】
1…架台、 3…寝台、 3-1…天板、 3-3…ガイドレール、 3-4…スライダー、 3-5…スライド用アクチュエータ、 3-6…シャフト、 3-7…ナット、 3-9…リンク機構、 3-10 …上下動用アクチュエータ、 3-12 …角度可変用天板、 3-13 …天板チルト用アクチュエータ、 3-14 …チルト用スライダー、 3-16 …リクライニング用天板、 51…リクライニング機構、 14…( 2次元 )X線検出器、 15…DAS( データ収集装置 )、 15-1…列選択データ収集部、 15-2…束ね処理部、 31…中央制御ユニット、 41…天板移動部、 42…寝台コントローラ、 42-1…同期制御回路、 42-2…天板角度制御部、 42-3…スライド方向ピッチ変更部、 43…天板傾斜角度調節機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を対象物に照射するX線源及び前記
    対象物を透過したX線を検出するX線検出素子を複数個
    1列に並べた1次元X線検出器を複数列並べて構成され
    た2次元X線検出器を備え、前記X線源と前記2次元X
    線検出器とを前記対象物を挟んで対向させると共に前記
    対象物の周囲を回転させ、このときの前記2次元X線検
    出器による透過X線の検出に基づいて前記対象物の断層
    画像を解析するX線CT装置において、 前記対象物が載置される載置部材を備え、この載置部材
    を移動制御して、前記対象物を回転する前記X線源から
    前記2次元X線検出器へ照射されるX線のなす照射空間
    を通過させる寝台と、 前記X線源及び前記2次元X線検出器の回転軸の傾きに
    応じて、前記回転軸に対して前記対象物の移動方向が平
    行となるように前記寝台による前記対象物の移動方向を
    制御する対象物移動制御手段とを設けたことを特徴とす
    るX線CT装置。
  2. 【請求項2】 前記寝台による前記対象物の移動は、垂
    直方向と水平方向との2軸の制御が可能に構成されてお
    り、 前記寝台制御手段は、前記回転軸の傾きに応じて前記回
    転軸に対して前記対象物の移動方向が平行となるように
    前記垂直方向及び前記水平方向の各移動量を調節して2
    軸同期駆動制御を行うことを特徴とする請求項1記載の
    X線CT装置。
  3. 【請求項3】 X線を対象物に照射するX線源及び前記
    対象物を透過したX線を検出するX線検出素子を複数個
    1列に並べた1次元X線検出器を複数列並べて構成され
    た2次元X線検出器を備え、前記X線源と前記2次元X
    線検出器とを前記対象物を挟んで対向させると共に前記
    対象物の周囲を回転させ、このときの前記2次元X線検
    出器による透過X線の検出に基づいて前記対象物の断層
    画像を解析するX線CT装置において、 前記対象物が載置される載置部材を備え、この載置部材
    を移動して、前記対象物を回転する前記X線源から前記
    2次元X線検出器へ照射されるX線のなす照射空間を通
    過させる寝台と、 この寝台の前記載置部材を前記X線源及び前記2次元X
    線検出器の回転軸に対して所定の角度に傾かせる対象物
    姿勢変更手段とを設けたことを特徴とするX線CT装
    置。
  4. 【請求項4】 前記載置部材は、さらに前記対象物の構
    造に応じて複数個の部分から構成され、 前記寝台姿勢変更手段は、前記部分毎に角度を調整する
    ことが可能な構成になっていることを特徴とする請求項
    3記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 X線を対象物に照射するX線源及び前記
    対象物を透過したX線を検出するX線検出素子を複数個
    1列に並べた1次元X線検出器を複数列並べて構成され
    た2次元X線検出器を備え、前記X線源と前記2次元X
    線検出器とを前記対象物を挟んで対向させると共に前記
    対象物の周囲を回転させ、このときの前記2次元X線検
    出器による透過X線の検出に基づいて前記対象物の断層
    画像を解析するX線CT装置において、 相対的に前記対象物が移動する方向に対して前記X線源
    及び前記2次元X線検出器の回転軸が平行でない状態
    で、前記対象物の位置を変えて前記X線源と前記2次元
    X線検出器とを前記対象物の周囲を複数回数回転させた
    とき、 前記2次元X線検出器を構成する複数の1次元X線検出
    器のうちの1つの1次元X線検出器による透過X線の検
    出に基づいて前記対象物の断層画像を解析するシングル
    スライス変換手段を設けたことを特徴とするX線CT装
    置。
  6. 【請求項6】 X線を対象物に照射するX線源及び前記
    対象物を透過したX線を検出するX線検出素子を複数個
    1列に並べた1次元X線検出器を複数列並べて構成され
    た2次元X線検出器を備え、前記X線源と前記2次元X
    線検出器とを前記対象物を挟んで対向させると共に前記
    対象物の周囲を回転させ、このときの前記2次元X線検
    出器による透過X線の検出に基づいて前記対象物の断層
    画像を解析するX線CT装置において、 相対的に前記対象物が移動する方向に対して前記X線源
    及び前記2次元X線検出器の回転軸が平行でない状態
    で、前記対象物の位置を変えて前記X線源と前記2次元
    X線検出器とを前記対象物の周囲を複数回数回転させた
    とき、 1回転毎の前記2次元X線検出器からの検出データをデ
    ータ処理して1次元X線検出器形式の検出データを得る
    データ処理手段を設けたことを特徴とするX線CT装
    置。
  7. 【請求項7】 前記対象物を所定の一方向に移動させな
    がら、前記X線源及び前記2次元X線検出器を前記対象
    物の周囲を連続的に複数回数回転させるヘリカルスキャ
    ン手段を設けたことを特徴とする請求項1、請求項3、
    請求項5及び請求項6のいずれか1項記載のX線CT装
    置。
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