JPH10191045A - 印画可能な媒体用の目視管理ストリツプ - Google Patents

印画可能な媒体用の目視管理ストリツプ

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JPH10191045A
JPH10191045A JP36181697A JP36181697A JPH10191045A JP H10191045 A JPH10191045 A JP H10191045A JP 36181697 A JP36181697 A JP 36181697A JP 36181697 A JP36181697 A JP 36181697A JP H10191045 A JPH10191045 A JP H10191045A
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field
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image
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JP36181697A
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English (en)
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Hunsel Johan Van
ヨハン・バン・フンセル
Cauwenberge Jan Van
ヤン・バン・カウウエンベルゲ
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Agfa Gevaert NV
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Agfa Gevaert NV
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2233/00Arrangements for the operation of printing presses
    • B41P2233/50Marks on printed material
    • B41P2233/51Marks on printed material for colour quality control

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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画可能な媒体のマーキングを管理し、正確
な濃度の画像を生成する。 【解決手段】 管理ストリップは、これら処理の諸変数
に比較的鈍感である少なくも1個の第2の管理フィール
ドも備える。第2の管理フィールドは容易に比較できる
ように第1の比較的鈍感な管理フィールドに直接隣接し
て置かれる。少なくも1個の第2の敏感な管理フィール
ドは、典型的に25%、50%又は75%となし得る目
標グレートー値を持つ。露光パラメーターの査定を改良
するために、鈍感なフィールドは敏感なフィールドによ
り完全に囲まれ、又はその逆である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基層に印画(imaging)
するための装置及び方法並びに基層自体に関する。特
に、本発明は、写真用フィルム及び印刷版を含んだ印画
可能な媒体を露光し現像する方法及び装置に関する。本
発明は、印刷するための装置及び方法並びに印刷された
基層にも関する。より特別には、本発明は、印画用装置
及び印画された媒体の画質を管理するための目視管理(v
isual control)ストリップに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】種々の形式の管理ストリップ
が知られている。US−A−4852485号に説明さ
れたように、リソグラフ用フィルムを印刷版に付けるよ
り前にこれに取り付けることのできるパターン付きフィ
ルム片よりなるアナログ管理ストリップが使用されてき
た。
【0003】CH−A−0681929号は、フロッピ
ーディスクのような記憶媒体又はコンピューターにデジ
タル量として記憶された試験「ウェッジ」又は管理スト
リップを説明し、ここに参考文献として組み入れられ
る。管理ストリップは種々の管理フィールドより構成さ
れる。各管理フィールドは、要素、例えば、市松模様、
線又はドットを含んだパターン、例えば星形、タイプ、
線の連続を含む。
【0004】EP−A−0518559号は、管理スト
リップを作る方法及び装置を説明し、ここに参考文献と
して組み入れられる。管理ストリップのデジタル表示が
管理ストリップの視覚アナログ表示を形成するように印
刷される。管理ストリップは、主カラー画像の再現と同
時に印刷することができる。管理ストリップは使用者が
定め得る管理フィールド及び管理フィールドの要素より
なる。
【0005】ポストスクリプト(Postscript、商標名)
は、米国カルフォルニアのアドベシステムズインク(Ad
obe Systems Inc.)により作られたプログラミング言語
であり、印刷機、イメージセッター又はプレートセッタ
ーのようなラスター印画用装置により出力される画像の
ページ、レタリング、カラー及びグラフィックスの諸パ
ラメーターを決めるためのものである。ポストスクリプ
ト(商標名)はポストスクリプトランゲージレファレン
スマニュアル(PostScript Language ReferenceManual、
2版、アディソンウェズレイ、1990(以後 AdobeRef と
呼ぶ)に説明され、ここに参考文献として組み入れられ
る。ポストスクリプト(商標名)ファイルは AdobeRef
のアペンディクスH、page 709-736 に説明されたよう
に要約ポストスクリプトファイル(EPSファイル)の
ような主画像用のファイルに組み込むことができる。
【0006】カラー再現、例えば印刷、写真フィルム、
ディスプレイ装置の一般技術が、ダブリュー・ジー・ハ
ント博士の「ザ・レプロダクション・オブ・カラー・イ
ン・フォトグラフィ・プリンティング・アンド・テレビ
ジョン(The Reproduction ofColor in Photography, P
rinting and Television)、ファウンティンプレス、英
国、1987(以後 KodakRef と呼ぶ)に説明され、こ
こに参考文献として組み入れられる。コダックの「スリ
ーアイムポイント」法が印刷版作成のためのこの書物か
ら知られ、これは画像作成又は再現のいかなるシステム
でも避け得ない画像スポット寸法偏向変数(ISSD
V)にもかかわらず一貫したトーン再現及びカラーバラ
ンスを有する結果を生むであろう。かかる変数又はパラ
メーターの一つが写真フィルムの現像時間である。コダ
ックイメージセット2000IHN(商標名)及びイメ
ージセット2000ILD(商標名)のようないわゆる
「ハードドット」写真フィルムは、現像時間に非常に敏
感である。この時間が短いと小さいスポットが形成され
る。この時間が長いと、大きいスポット又はより大きい
面積を持ったスポットが形成される。直接感熱式システ
ムのような幾つかのシステムにおいては現像は不要であ
る。直接感熱式システムにおいては、各スポットの寸法
又は面積は特定のマイクロドットに与えられたエネルギ
ーの量により影響されることがある。従って、かかるシ
ステムにおいては、ISSDVの一つが局所的に加えら
れた熱エネルギーの量である。
【0007】標準の「オリジナル」が3個のニュートラ
ル(グレー)濃度のパッチの形式で提供される。オリジ
ナルAは平均の透明又は反射プリントにおける再現可能
な最小の濃度を表し、パッチBは同様な最大の濃度のパ
ッチであり、そしてパッチMは同様な中間の濃度のパッ
チである。写真材料を処理するとき、パッチが有効な画
像に次いで置かれ、これらとともに現像される。実験の
結果として、標準値及び許容値は典型的なマスク及び個
別のネガ上のパッチA、B及びMにより作られた濃度に
対して決められた。
【0008】DE−A−19507665号は、2個の
隣接した長手方向フィールドよりなる目視管理用の管理
ストリップを明らかにする。第1のフィールドは大きい
要素を持ち、その寸法は照明の変動に対して実質的に無
関係である。大きい要素の目標濃度は位置依存性であ
る。第2のフィールドは細かい要素であり、実質的に同
じトーン値を持っている。有効トーン値は照明条件に大
きく依存する。この方法により、重要な照明変動を評価
することが可能であるが、異なったフィールドの配列の
ため、処理パラメーターの小さい変動を正確に評価する
こと及び効果を保存するための定量的な方法を得ること
はどちらかといえば困難である。
【0009】
【発明の目的】印画可能な媒体のマーキングを管理する
ため及び正確な濃度の画像を作るように印画用装置を管
理するための方法及び装置を提供することが本発明の目
的である。
【0010】印画用装置及び印画された媒体の画質の較
正又は日常の管理を単純化することが本発明の更なる目
的である。
【0011】特に、印画用装置の露光と印画された媒体
を評価し管理する手段を提供することが本発明の目的で
ある。
【0012】カラー及び白黒の画像の再現の設定及び/
試刷段階における印画された材料の廃棄を減らすことが
本発明のなお別の目的である。
【0013】印画用装置及び印画された媒体の画質の較
正又は日常の管理の信頼性を改良すること及びこの管理
の操作者敏感性を少なくすることが本発明の更に別の目
的である。
【0014】品質管理装置としての機能性を維持しつつ
目視管理ストリップの寸法を最適にすることが本発明の
更なる目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上の諸目的は特許請求の
範囲による特別な特徴により具体化される。好ましい実
施例の特別な特徴は特許請求の範囲に説明される。
【0016】本発明による目視管理ストリップはポスト
スクリプト(商標名)指令の組であるとして説明される
が、本発明はこれには限定されない。これは、コンピュ
ーター・ツー・プレート及びコンピューター・ツー・フ
ィルムのアプリケーションのような多くの印刷用アプリ
ケーションにこのストリップを組み入れる自由度を与え
る。このストリップは、印刷版又はフィルムを作る最終
段階においても使用することができる。
【0017】好ましい実施例においては、本発明による
目視管理ストリップは、印画可能の媒体の画像とは機能
的に無関係な位置に置かれる。例えば、続く印刷処理中
にインキを付けずに残っていいる印刷版上の位置に置く
ことができる。
【0018】本発明は、それぞれのストリップのISS
DV(画像スポット寸法偏向変数)に敏感な管理フィー
ルドの目標値が互いに異なる目視管理ストリップの組も
含む。敏感なフィールドは、それぞれ25%、50%及
び75%の目標値を有する3組のストリップを使い得る
ことが有利である。
【0019】本発明は、画質を評価するための印画され
た媒体及び方法も含む本発明の更なる目的、利点及び具
体例は以下の説明及び図面から明らかになるであろう。
【0020】
【定義】本発明による「有効画像(useful image)」は、
印画過程の管理のために使用できる別の画像を含んでい
る印画可能な媒体上に記録すべき画像を呼ぶ。
【0021】本発明による「マイクロドット」は、アド
レス可能な最小の空間単位、即ち、この単位における濃
度変化を生ずるために印画用装置がアドレスできる基層
又は媒体の部分を呼ぶ。マイクロドットは正方形、円、
楕円形などのような適宜適切な形状を持つことができ
る。
【0022】この説明においては、「濃度」がしばしば
引用される。「光学的濃度」の意味である。これは、光
の伝達又は反射についての光学的濃度とすることができ
る。光は白色光又は単色又は単色光とすることができ
る。「光」は、紫外線又は赤外線の光とすることもでき
る。或いは、「濃度」により「リソグラフ的な有効性」
又は「無効性」を意味することもできる。これは、イン
キに対する受入れ及び反発を意味する。
【0023】本発明による「スポット」は、印画用装置
により印画可能な媒体上に作ることのできる最小の実際
の画像である。スポットは媒体上のマイクロドットの
「レンダリング」又は「マーキング」の結果である。写
真システムにおいては、スポットは、適切な大きさの光
で写真用基層の一部分を照射することによりマークされ
る。写真用基層上に作られたスポットは、現像されたス
ポットである。写真用材料の種類に応じて、黒又は白の
スポットが形成され、或いは、より一般的には、(光の
反射又は伝達のために)大きい又は小さな光学的濃度を
持っているスポットが形成され、或いはインキを受け入
れたスポット又はインキを撥いたスポットが形成され
る。印刷された基層上に作られたスポットは印刷された
スポットである。スポットは、正方形、円形又は楕円形
のような適宜適切な形状を持つことができる。通常、ス
ポットの中心は、マイクロドットの中心と同じ位置を持
つ。各マイクロドットは、通常、1個のスポットを含む
ことができる。スポットは、これをその対応するマイク
ロドットより大きくすること、即ち、隣のマイクロドッ
トの一部分とともにこれを完全に覆うようにすることが
できる。スポットは、これをその対応するマイクロドッ
トより小さくすること、即ち、マイクロドットのある部
分しか覆わないようにすることができる。スポットは、
これを対応するマイクロドットと部分的に重なり、かつ
部分的に隣のマイクロドットと重なるようにすることが
できる。これは、例えばマイクロドットが正方形でスポ
ットが円形であり、スポットの面積とマイクロドットの
面積とが等しくかつスポットの中心とマイクロドットの
中心とが一致する場合である。マイクロドットは、これ
を「空」のまま、即ちマイクロドットにスポットが置か
れないようにすることができる。マイクロドットは仮想
的な領域であるがスポットはその隣に関して低濃度又は
高濃度を有し、或いはリソグラフ印刷版に対して(a)
「リソグラフ的に有効」であるか又は「無効(変更)」
であるか、即ちスポットがインキを受け入れるか又はイ
ンキを撥くかにいずれかである(を与える)。スポット
はその近隣に関して特別な「紫外線濃度」を持つことも
できる。実際上、紫外線光源を使用している密着システ
ムにおいては、これは密着フィルム上のスポットの「紫
外線濃度」−伝統的な「視覚濃度」ではない−であり、
これが重要である。ポジシステムにおいては、「光のス
ポット」は、対応している場所が照射されなかったとき
に形成される。ネガシステムにおいては、「黒のスポッ
ト」は、対応している場所が照射されなかったときに形
成される。明部と暗部とは、それぞれ「リソグラフ的有
効」又は「リソグラフ的無効」により置換される。
【0024】本発明による「ドット」は、像のある媒体
上の1個のスポット又はスポットの集団である。特別な
形式のドットは「網階調(halftone)」ドットであり、こ
れは可変数のスポットを含んでいるドットである。網階
調ドットの大きさの変動は、複数の「網階調」、即ち、
白と黒の間の中間グレートーンを作るために使用され
る。
【0025】網階調ドットは、1個のスポット又はスポ
ットの集団により、或いはスポット抜けの集団により形
成される。スポットが黒でかつその区域の濃度が低い場
合は、黒のスポットは、「白」の背景上で小さい網階調
ドットに集められ又は網階調ドットに薄く広げられる。
黒のスポット及び高濃度を有する区域のためには、黒の
スポットにより黒の背景が形成される。網階調ドットは
小さい又は薄く分布された白の区域である。この場合、
網階調は「スポットなし」の集団により形成される。
【0026】網階調ドットの寸法及び/又は隣接してい
る網階調ドット間の距離は、その網階調ドットの現れる
区域に対するグレートーン値に依存する。網階調ドット
の周期的格子を使用するドット寸法変調網掛け技術のた
めには、網階調ドットの寸法は要求されるグレートーン
値に依存する。ドット寸法ではなくて網階調ドット間の
距離が変動する確率的網掛け法又は周波数変調網階調法
のためには、網階調ドット間の距離が所要のグレートー
ン値に依存する。
【0027】通常、各マイクロドットは高々1個のスポ
ットを含み得るため、網階調ドットがマイクロドットの
集団として定義されることは明らかである。
【0028】本発明による「画像スポット寸法偏向変
数」(ISSDV)は、印画された媒体に形成される画
像のスポットの寸法に影響しかつ希望寸法から偏向した
スポット寸法を作るこれら印画過程の変数を呼ぶ。IS
SDVは、各ドットが1個又は複数のスポットを作りあ
げるため、ドット寸法にも影響を与えることが理解され
るであろう。しかし、ドット寸法へのISSDVの影響
はドットのデザインに依存しかつ1個のスポットへの影
響とは相当に異なることがある。
【0029】
【詳細な説明】以下、本発明はある特定の実施例に関し
て説明されるであろうが、本発明はこれによっては限定
されず特許請求の範囲によってのみ限定される。特に、
本発明は、アドベポストスクリプト(Adobe PostScrip
t、商標名)プログラミング言語及び図面を参照し説明
されるであろう。ただしこの図面は本発明を限定するも
のではない。
【0030】適切な媒体に印画する一般的な方法は、ア
ナログ、例えば密着フィルム、又はデジタルのいずれか
である。デジタル的な方法及び装置の1形式がEP−A
−0518559号に説明されるが本発明はこれに限定
されない。図1は、かかるシステム1の図式的なブロッ
ク図である。画像、或いはインターネットのようなネッ
トワーク5を経て選択的にアクセスできる既記録画像の
記憶4を走査するようにスキャナー3を使用して画像の
デジタル再現を作るために、コンピューター2又は同様
な装置が使用される。画像のデジタル再現は、クオーク
エキスプレス(Quark XPress、商標名)、アドベフォト
ショップ(Adobe PhotoShop、商標名)、アドベイラス
トレーター(Adobe Illustrator、商標名)、アルダス
ページメーカー(Aldus Pagemaker、商標名)、コーラ
ルドロウ(Coral Draw、商標名)、又は同等ソフトウエ
アのようなグラフィックスソフトウエアにより作ること
ができる。デジタル再現は、好ましくはグラフィックス
ソフトウエアにおける出力ファイル6及びポストスクリ
プト(PostScript、商標名)のような出力装置の独立プ
ログラミング言語に記憶される。本発明はこれには限定
されない。出力ファイル6は選択的にLAN又はネット
ワーク7を経て、イメージセッターのようなラスター印
画用装置10に転送される。ラスター印画用装置におい
ては、画像は、1線1線と、即ちラスターで作られる。
ラスター印画用装置10又はその他において、出力ファ
イル6を、走査変換によりラスター印画用装置10で処
理できる印画用装置の特別のラスターデータファイル9
に変える(ラスター画像処理)ためにインタープリター
8が設けられる。ラスター印画用装置10は、更に印画
可能な媒体の現像に必要な別個の又は一体の装置を含む
ことを理解すべきである。例えば、処理装置は写真フィ
ルム又は印刷版用の現像区画及び定着区画を含むことが
できる。ラスター印画用装置10の出力は印画された媒
体11、例えば写真フィルム又は印刷版である。印画シ
ステム1は、コンピューター・ツー・プレートシステム
とすることができる。
【0031】適切なラスター印画用装置10の例は、全
てカナダ、ブリティシュコロンビア、バーナビィのクレ
オプロダクツインクより供給されるプレートコンベヤ
ー、プレートプロセッサー及びプロセッサースタッカー
を有するクレオ3244プレートセッターに接続された
クレオプレートマスターコントローラーである。インタ
ープリター8には、ポストスクリプト(商標名)レベル
2と代置可能なクレオプ社製のクレオアレグロRIPス
テーションが含まれる。適切な印画可能な媒体は、ドイ
ツ、ウィースバーデンのアグファ・ゲバルトAGより提
供されるN90A印刷版、又はベルギー、モルトセルの
アグファ・ゲバルトNVにより提供されるリソスターL
AP−0 印刷版を含むことができる。印刷版は、電気
化学的に粗面にされかつ陽極酸化されたアルミニウム
(最も普通の板厚は6ミル、8ミル及び12ミル、即ち
0.15mm、0.20mm、0.30mmである)のような薄
い金属板をベースとし、又はポリエステルのようなポリ
マーベースを持つことができる。カラー印刷用には、色
別の印刷版の組、例えばシアン、黄、マゼンタ、或いは
シアン、色、マゼンタ及び黒を提供することが普通であ
る。本発明により、印刷版及び使用される色彩とは無関
係に同じ管理ストリップを使うことができる。
【0032】更なる適切なラスター印画用装置10は、
インキジェット、熱転写又は静電プリンターのようなプ
リンターとすることができる。例えば、米国ヒューレッ
トパッカードコープにより供給されるデザインジェット
(DesignJet、商標名)750C、米国サマグラフィッ
クインクにより供給されるサマクローム(Summachrome、
商標名)印画システム、又はベルギー、モルトセルのア
グファ・ゲバルトNVにより供給されるクロマプレス
(Chromapress、商標名)である。
【0033】適切なラスター印画用装置10は、米国ウ
ィルミントンのバイエルインク、アグファデビジョンに
より供給されるセレクトセットアヴァントラ44(Selec
tSetAvantra 44、商標名)のような写真フィルム用の印
画用装置とすることもできる。
【0034】印画用装置10は、関連製造業者の説明書
に従って定期的に較正することができる。かかる複雑な
手順は画質の日常的な生産管理には不適当である。本発
明による目視管理ストリップは、未熟練者の行い得る迅
速で直接的かつ信頼し得る日常的な画質の管理を提供す
るように企画された。印刷版の場合は、本発明による管
理は、印画された基層の最小部分を使って、版を使用す
る実際の印刷の開始以前に行われることが好ましい。
【0035】連続トーン画像は、デジタル装置により再
現又は再生することは容易ではない。通常は、画像は
「網掛け」される。即ち、可変サイズ又は可変空間周波
数のドットのアレイに変換される。これらのドットは十
分に小さく、人間の目では個々のドットではなくて種々
のトーンの区域として見える。典型的な通常のデジタル
ラスター印画用装置10は、画像の要素のカルテシアン
アレイに従って印画可能な媒体11上に画像を記録す
る。本発明により、マイクロドット又は画素は、印画用
装置10のカルテシアンアドレスシステムの印画可能な
媒体11上の最小のアドレス可能な空間単位である。プ
リンター、イメージセッター又はプレートセッターに対
し、これは、線又は彩色区域のような総てのその他の写
真構造を作り上げる基本的な空間単位である。出力装置
については、マイクロドットは装置画素又はREL(レ
コーダー要素)と呼ばれる。デジタルラスター印画用装
置10がイメージセッターであるときは、これは、現像
後、黒、白又はカラーのスポットのアレイよりなる媒体
11上の画像を作る。印画可能な媒体11がリソグラフ
印刷版を形成するならば、印画可能な媒体11上の現像
されたスポットは、インキを受け入れるか撥くかのいず
れかである。最終画像を印刷するために印刷版が使用さ
れるときは、この最終画像は印刷されたスポットより構
成され、各印刷されたスポットは媒体11上の現像され
たスポットに相当する。
【0036】コンピューター・ツー・フィルムのような
ネガ式の印画可能な媒体の場合は、マイクロドットを再
現している印画された媒体11上の現像されたスポット
は、光により照射されたとき、即ち高い光学的濃度を有
し、即ち、通常の写真機で作られるいわゆる「ネガ」に
ついてよく知られたいるように、白光に対して典型的に
黒いスポットを持つ。紫外線の使用により密着フィルム
が作られる場合は、濃度は、特別な紫外線についての濃
度である。ネガ式のコンピューター・ツー・プレートシ
ステムに対しては、照射された区域は、光学的な現像と
定着の後にインキ受入れ性となる。
【0037】ポジ式の物質の場合は、スポットの光学的
濃度は、光により照射されたときに低い。ポジ式のコン
ピューター・ツー・プレートシステムでは、光に照射さ
れたとき、通常、照射された区域はインキを撥くように
なる。
【0038】400 dpi(25.4mm(1インチ)あた
りドット)プリンターにおけるマイクロドットの典型的
な寸法は63.5μm、3600 dpi イメージセッター
においてはでは7μm である。このことは、解像度36
00 dpi に対しては、イメージセッター10は画像媒
体上で1mm2 あたり約20000個のマイクロドットに
アドレスすることを意味する。本発明は、ある形式の印
画可能な基層には限定されない。スポットは、これを適
宜適切な手段により、例えば感熱性基層上の熱により、
感光性基層上の紫外線又は可視光線又は赤外線により、
適切な基層に粉末、液体、インキ、顔料又はその他の物
質を適用して作ることができる。
【0039】例えば、本技術において、熱モードシステ
ム及び光モードシステムの双方が知られている。画像形
成反応は、光モード材料においては、特別の波長を有す
る光子により直接始められる。熱モード材料において
は、画像形成反応は熱により開始される。この熱は、直
熱印刷システムにおいては直接加えることができる。或
いは、光子の熱への変化により、例えば赤外線吸収染料
により間接的に加えられる。これは、例えば830から
1064ナノメーターの高出力赤外線レーザー源を有す
るイメージセッターにより達成することができる。
【0040】通常、印画用装置は各マイクロドット上に
1個のスポットを形成できる。印画された媒体11上の
マイクロドット上のスポットの実際の寸法は、印画用装
置10の設定及び印画可能な媒体の性質に依存した特別
寸法より変えることができる。例えば、印画可能な媒体
11が写真用フィルムであった場合、現像されたスポッ
トの実際寸法は、露光及び現像の時間だけでなく印画可
能な媒体11の感光度及び特性にも依存する。便宜上、
本発明は、これに限定するわけではないが、黒のスポッ
トが作られる印画可能な媒体11を参照して、以下説明
されるであろう。特に本発明は、イメージセッター10
において使用する印画可能な媒体11を参照して説明さ
れるであろう。
【0041】図2Aないし2Cに図式的に示されるよう
に、画像用装置10に使用されるレーザービームの光の
強さは、その直径を横切る方向で変化する。レーザービ
ームの強度はレーザービームの外側部分に向かって減少
する。典型的には、光の強さの分布は、円形ビームを横
切るガウス分布である。各写真フィルム又は版は光の最
小強度、或いはスポット又は画像を作るに必要な閾値を
持つ。図2Aないし2Cにおいて、イメージセッター1
0のレーザービームにより作られた印画可能な媒体11
上の現像されたスポット14は黒で示されるが、本発明
はこれに限定されず、実際の現像されたスポットは照射
光の色の補色(ネガ式材料)又は同じ色(ポジ式材料)
とすることができる。スポットは、リソグラフ的に有効
又は無効、例えばインキを受け入れ又はインキを撥くの
いずれにもすることができる。
【0042】レーザービームの直径が一定のままでレー
ザーのエネルギーが変動すると、印画された媒体上の現
像後の実際のスポットの直径14が変化する。ビームの
エネルギーが小さいとスポットの寸法が小さい、図2B
と図2Aとを比較のこと。エネルギーが大きいとスポッ
ト寸法が大きい、図2Cと図2Aとを比較のこと。現像
された媒体上の実際のスポット14の寸法、従ってこれ
により作られる印刷された画像の各部分におけるグレー
トーン値は、露光パラメーター、例えば感光材料の感光
性、レーザービームの露光強度と継続時間、及び使われ
た現像方法に依存する。
【0043】印画用装置10が印刷機である場合は、印
刷されたスポットの寸法が所望のマイクロドットの寸法
とは異なることがあり、また使用されたインキの種類並
びに印刷された基層の特性に依存するであろう。例え
ば、印刷されたスポットの寸法はドットの利得に依存す
る可能性がある。ドット利得は、ドットが印刷面上に印
刷されたときののインキの広がりに関係する。この広が
りが予測より多ければ得られた過大寸法の印刷されたド
ットの影響は、印刷基層上の現像されたスポットの寸法
が期待されるであろうより大きい画像濃度を有する画像
を作ることである。ドット利得に影響する主要な要因
は、印刷基層上のインキ層の厚さ、インキの粘度のよう
なインキの物理特性、及び例えば滑らかであるか艶消し
であるかのような基層面の性質である。
【0044】以上をまとめると、印画可能な媒体11上
の最終の画像の外見、特に色の深さ、グレートーン値又
は濃度に影響を及ぼす多数の要因がある。本発明によ
り、印画された媒体11上に作られた実際にスポットの
寸法を特定のスポット寸法から偏向させる変数の組は、
画像スポット寸法偏向変数(ISSDV)と呼ばれるで
あろう。本発明により、用語画像スポット寸法偏向変数
は、イメージセッターにおける露光条件の変化、印刷機
における印刷用基層又は印刷版用インキの変化、或い
は、写真再現に使用される異なった露光条件、感光材の
基層及び現像方法、並びに最終又は中間の画像の画像濃
度に影響するその他の変数により、画像の濃度又はスポ
ット寸法を変動させる上述の要因を含むことを理解すべ
きである。
【0045】通常の網掛け又は網階調は現像され又は印
刷されたスポット14を網階調ドットにグループ化する
ことよりなる。網階調ドットは、網階調セル内に含まれ
ている現像され又は印刷されたスポットのアレー又は集
団の有無により与えられる。網階調セルは、それ自体、
「スーパーセル」と呼ばれる大きい組織化された単位の
部分とすることができる。図3Aないし3Eに参照され
た単純な網階調ドットを説明することで十分である。図
3Aは、印画可能な媒体11上に記録された画像の一部
分を表しているマイクロドットのカーテシアンアレー1
6を示す。印画用装置10がイメージセッターである場
合は、これは、アレー16における個別的な正方形の要
素12の各を照らすように(即ち、スポット14を作る
ために)、或いは作るべき画像の要求に従って露光しな
いように予めプログラムされる。印画用装置はアレー1
6を行から行へ、又は列から列へと移動する。移動の方
向は迅速走査方向及び迅速走査方向に直角な方向として
知られる。印画用装置が印刷機である場合は、正方形要
素12の各の印刷スポット14を印刷するように、或い
は印刷される画像に応じてブランク部分を残すようにさ
れる。以下、本発明を限定するものではないがイメージ
セッターに関連して本発明を説明するであろう。同様な
原理は、印画用装置10が印刷機又はその他のデジタル
印画用装置にも適用できる。
【0046】図3Bないし3Eに示されたマイクロドッ
ト12の8×8マトリックスの各が網階調セル13に組
織化される。与えられた網階調セル13により表される
源画像は、ある空間的に一体化されたグレートーン値を
持つ。最終印刷物において主要のグレースケール値を達
成するために、印画可能な媒体11上の対応しているセ
ル13の関連マイクロドット12がレーザー光で照射さ
れ、正しいグレートーン値、例えば図3Cに示されたよ
うな明るいトーン、図3Dにおけるような暗いトーン、
又は図3Eにおけるようなほぼ黒を作るために正しい数
のスポット14を作る。「ドット百分率」は、 −網階調セル13の総面積に対する −スポットを形成するように照射されるマイクロドット
14の面積の比で与えられる。現像後、所与の百分率の
照射された媒体11は、0%(白)と100%(黒)と
の間の百分率グレートーン値により表されるあるグレー
トーン値の画像を作るであろう。印画された媒体11が
印刷版であるならば、この版はドット百分率に関連した
グレートーン値を印刷するであろうが、使用された印刷
技術及び印刷条件に依存して絶対グレートーン値におい
ては変化するであろう。印刷は、リソグラフ、グラビ
ア、フレキソ印刷で行うことができる。図3Cないし3
Eの網階調セル12内のスポット14は網階調ドット1
5を形成するように一緒に集団化される。一定寸法のス
ポット14を形成し、グレートーン値の増加とともに集
団の大きさを増加することにより、網階調ドット15の
寸法における明らかな変化が達成される。従って、網階
調ドット15の寸法は空間的に変調される。即ち、ドッ
ト15は「振幅変調」(AM)される。この形式の網掛
けは、隣接した網階調ドット15があるスクリーン角を
有する直線状に配列されかつ網階調ドット15の中点が
一定周期で間隔を空けられた場合、オートタイプ状と呼
ばれる。典型的なAM網掛け方法は、US−A−515
5599号に開示されたベルギー、モルトセルのアグフ
ァ・ゲバルトNVより供給されたアグファバランスト網
掛け(ABS)、及びドイツ、リノタイプ・ヘルAGよ
り米国アドベシステムズインクに承諾されたHQS網掛
け(商標名)とRT網掛け(商標名)である。
【0047】スクリーン角が45゜のABSが使用され
る場合は、2個の隣接セルに相当する2個のスポット間
を結んでいる想像線はセルの垂直方向軸線に対して45
゜にあり、この角度がスクリーン角として知られてい
る。もしセルの寸法が11×11=121マイクロドッ
トであるならば、2個のかかる想像線間の出力装置空間
における距離は 111/2=15.6マイクロドットで与
えられる。25.4mm(1インチ)当たりの線数で表さ
れたかかる線の周波数は、スクリーンルーリングと呼ば
れる。スクリーンルーリングは、出力装置10の解像度
に依存する。マイクロドット解像度2400 dpi を有
する出力装置では、かかるセルを使用して達成されるス
クリーンルーリングは2400/15.6=154線/
25,4mm(1インチ)である。各網階調セル13内の
マイクロドットの数を変えることにより、スクリーンル
ーリングを変えることができる。
【0048】別の網掛け方法又は網階調法は、2進出力
システムによりグレートーンを表す確率的方法又は周波
数変調(FM)方法である。この方法においては、これ
は、グレー値を決定する特定区域内の一定寸法の網階調
ドットの数であり、即ち網階調ドットの空間周波数がグ
レー値を決定する。ドットの分布は図4Aに示されるよ
うにランダム又は準ランダムであり、これらは、たまた
まグレートーン値が中間グレーないし黒の値に近接した
ときを除いて接触している集団に組織化されない。特定
区域内の一定寸法のドットの数がグレートーン値を決定
し、この場合、各ドットは数個のスポットを含むことが
ある。周波数変調網掛け方法の一例は、ベルギー、モル
トセルのアグファ・ゲバルトNVにより提供されるクリ
スタルラスター(CristalRaster、商標名)である。
【0049】本発明による適切なFM網掛け方法は準ラ
ンダム法である。例えば、論文「Anoptimum method for
two-level rendition of continuous tone pictures
(連続トーン写真の2レベル翻訳の最適方法)」、Pro
c. IEEE, Int. CommunicationConference, Vol. 26, p
p. 11-15, 1973 においてビー・イー・バイエルにより
提言されたように、網階調セル13を形成しているマイ
クロドットのアレーを満たす手順は規則的であるが、ス
ポットのランダム分布として同じ効果を達成するよう
に、即ち、規則的に成長している集団が形成されないよ
うに設計される。かかる網階調ドット15の充填手順が
図4Bに示され、この図は32個のマイクロドットを有
する8×4セル13を表している。この数は網階調セル
13の充填手順に関係する。8×4のアレーに黒の要素
がないときは、網階調セル13は純白である。網階調セ
ル13の32個の要素の全てが黒であるときは、結果は
純黒である。関連数の要素を黒にすることにより中間ト
ーンが作られる。グレートーン値の増加にともなう規則
的なドット寸法の増加はない。代わりに、スポットの集
団は小さくかつ互いに離れたままであり、そしてグレー
トーン値が増加するとドットの寸法が大きくなるのでは
なくてその数が増加する。EP−A−0740457号
に明らかにされたような混合モード網掛け技術において
は、網階調ドットの寸法は低濃度に対しては一定であ
り、網階調ドット間の平均距離は濃度又はグレートーン
値を大きくさせるように変化し、一方、ドット寸法はグ
レートーン値を更に大きくさせるように大きくすること
ができる。
【0050】イメージセッター10におけるレーザー強
度の変化はAM網掛けの網階調ドットのスポットの密集
集団には影響が少なく、このため、FM網掛け方法は、
画像スポット寸法偏向変数(ISSDV)に対してAM
網掛け方法よりも敏感である。相当な数のスポットが一
緒に集団化した場合は、集団の中央部における過大スポ
ットにより作られた重なりは集団の外側部分もグレート
ーン値も変化させない。僅かに周辺部のスポットが集団
の寸法の増加、従って画像濃度の変化に寄与するだけで
ある。スポットの寸法が20%変化したとすると、スポ
ットの面積は44%(1.2×1.2=1.44)変化す
る。20×20のスポットの集団の直径の変化は周囲の
スポットによってのみ生ずるだけである。従って、直径
の変化は1個のスポットに対するものと同じ大きさとな
るであろう。面積での最終変化は僅か2%(20.2×
20.2=408.4=1.2×最初の面積)に過ぎな
い。このため、20×20のスポットの集団は、画像ス
ポット寸法偏向変数(ISSDV)に対して実質的によ
り鈍感である。4×4集団の面積は10%(4.2×4.
2=17.64=1.1×最初の面積)変化するであろ
う。従って、4×4の集団は、20×20集団より画像
スポット寸法偏向変数(ISSDV)に対して実質的に
より敏感である。
【0051】FM網掛けは、印画された媒体11上のス
ポット寸法の変化が最終画像のグレートーン値に大きな
影響を持つように、個別的な一定寸法のスポット又はス
ポットの小集団だけを使用することが好ましい。FM網
掛け方法については、印画用装置10を正確に設置する
こと及び印画用装置、写真フィルムの画質又は印版性能
を規則的に正確にかつ容易に監視できることが特に重要
である。本発明による目視管理ストリップはこのねらい
を達成する。
【0052】本発明による目視管理ストリップ20は、
印画された媒体11上に目視管理ストリップが形成され
たとき、異なった露光レベルで図5Aないし5Cに図式
的に示される。ストリップ20は、これを印画用装置1
0により写真印版又は写真フィルム11上の印画するこ
とができる。或いは、ストリップ20は、リソグラフ版
の製造において普通である密着露光により媒体11上に
印画された写真フィルム上に記録されたストリップとす
ることができる。目視管理ストリップ20は、画像スポ
ット寸法偏向変数(ISSDV)に比較的鈍感な複数の
管理フィールド30ないし38及び画像スポット寸法偏
向変数(ISSDV)に比較的敏感な背景フィールド3
9を備える。管理フィールド30ないし39の上方又は
下方に英数字フィールド40も設けられることが好まし
い。ISSDVに鈍感な管理フィールド30−38は、
ISSDVに敏感な背景フィールド39と容易に比較観
察ができるような方法で配列される。この利点は敏感な
区域と鈍感な区域との間の接触を改良することにより達
成される。1実施例が図5A、5及び5に示される。こ
れにおいては、鈍感なフィールド30−38は敏感なフ
ィールド39により完全に囲まれる。図6においては、
同じ形状が使用される。図7においては、鈍感なフィー
ルド30−38は円形セグメントの形状を有し、一方、
敏感なフィールド39は鈍感なフィールドを完全に囲ん
でいる。図8Aによれば、円形の敏感なフィールド39
は、段階的なドット百分率の値を有する鈍感なフィール
ドにより囲まれる。図8Bは、DE−A−195076
65号による従来の管理ストリップとよく似ている。図
8Cも好ましい配列を示し、敏感なフィールド39は鈍
感なフィールド30−38により対になって囲まれる。
(境界のボッルス41により定められた)デジタル管理
ストリップ20の外側寸法は、典型的には12mm以上で
あり、幅は好ましくは10mm以下である。ISSDVに
鈍感な管理フィールド30ないし38の各は、異なった
グレートーン値を持つ。各管理フィールド30ないし3
8もまた、広い限度内でISSDVと実質的に無関係で
あるか、又は少なくもごく僅かに依存するだけのもので
ある。この独立性は、フィールド30ないし38を構成
する要素の正確な選定により達成することができる。例
えば、これらは粗い市松模様パターン又は低スクリーン
ルーリングのAM網掛け方法で作られたパターンの幾つ
かの形式とすることができる。
【0053】一方、背景39では、グレートーン値は、
画像スポット寸法偏向変数(ISSDV)に対してより
敏感であるフィールドにより与えられる。例えば、IS
SDVに敏感な背景フィールド39は、各網階調ドット
が1個または数個のスポットにより形成された小さい網
階調ドットにより構成された確率的または周波数変調網
掛け方法を使用して作られたフィールドとすることがで
きる。或いは、フィールド39は、細かい市松模様のパ
ターンを持つことができる。本発明により、背景39の
ISSDV感度は、通常は、少なくも媒体11上に置か
れる通常の画像のために使用される網掛け方法のISS
DV感度に設定される(デフォルト値)。従って、有効
な画像がアグファ・クリスタルラスター(商標名)技術
で作られた場合、敏感なフィールド39は、好ましく
は、この形式の50%ラスターフィールドとなるであろ
う。これに反し、アグファ・バランスド網掛け方法が使
われた場合はデフォルトの敏感なフィールド39は、例
えば、4×4の市松模様フィールド、又は有効画像に使
用されたスクリーンルーリングと同じスクリーンルーリ
ングを有するABS形式の50%ラスターフィールドと
することができる。
【0054】熟練者は、ISSDVに鈍感な管理フィー
ルド30−38の感度とISSDVに敏感な背景フィー
ルド39の感度との比が本発明による目視管理ストリッ
プ20の修正機能に関連することを認めるであろう。感
度の絶対値は、敏感なフィールド及び鈍感なフィールド
のISSDVに関する決まった様相の挙動とは関係が小
さい。スポット寸法の小さい偏向については、スポット
の面積Aにおける変化はその外周pに比例する(図2D
参照)。そこで、 −ISSDVに鈍感なフィールド35の感度と −ISSDVに敏感な背景39の感度との比が −34のようなISSDVに鈍感なフィールドの単位面
積(例えば1mm2又は1個の網階調セル又は1個のスー
パーセルの内部)を作る要素又は網階調ドット(集団化
されたスポット)の総周囲長と −背景39のようなISSDVに敏感なフィールドの単
位面積(例えば1mm2或いは同一面積を有する1個の網
階調セル又は1個のスーパーセルの内部)を作る要素又
は網階調ドット(集団化されたスポット)の総周囲長と
の比によりほぼ与えられる。例えば、フィールド34が
ドット百分率50%を有しかつ4×4スポットの市松模
様パターンを有し、フィールド39が1個(1×1)の
スポットを有し、同じ面積で測定したときは、背景39
のスポットの周囲長は4×4市松模様パターンの周囲長
より4倍大きい。従って、感度の比は0.25である。
本発明により、感度のこの比は好ましくは0.35より
小さく、より好ましくは0.25より小さく、そして最
も好ましくは0.125より小さい。高感度フィールド
は、 −高いラインルーリングを有するドット寸法変調された
周期的網階調スクリーン、 −1個又は僅か数個のスポット又はマイクロドットより
なり、小さい寸法の網階調ドットを使用する周波数変調
網階調スクリーン、 −小さい正方形パターンを有し、各正方形パターンが
1、2×2、3×3などのスポット又はマイクロドット
である市松模様パターン、又は −各線の太さが1個又は数個のマイクロドットに相当す
る線のパターンにより形成することができる。
【0055】低感度フィールドは −低いラインルーリングを有するドット寸法変調された
周期的網階調スクリーン、 −多数のスポット又はマイクロドットよりなり、大きい
寸法の網階調ドットを使用する周波数変調網階調スクリ
ーン、 −大きな正方形パターンを有し、各正方形パターンが例
えば16×16のスポット又はマイクロドットである市
松模様パターン、又は −各線の太さが多数のマイクロドットに相当する線のパ
ターンにより形成することができる。
【0056】ISSDVに鈍感な管理フィールド30な
いし38は、英数字フィールド40の−4から+4の数
字基準値と組み合わせられ規則的に間隔を空けられたド
ット百分率又はグレートーン値、例えば、30%、35
%、45%、50%、55%、60%、65%、70%
を持つことができる。フィールド39は、50%の目標
グレートーン値を持つように設計できる。そこで、図5
Aに示されるように、印画用装置10がフィルム11に
対して完全に較正された理想的な条件下では、0と記さ
れたフィールド34は背景39から区別できない。図5
B及び5Cは、媒体の露光が不適切な組である状況を示
す。図5Bにおいては、背景39はトーン値が50%よ
りも暗くなるように作られ、+2と記されたフィールド
36は0と記されたフィールド34よりも背景39との
区別ができない。図5Cにおいては、背景39はグレー
トーン値50%よりも明るく、従って−2と記されたフ
ィールド32が背景39から区別できない。管理ストリ
ップ20の正確度を大きくするために、ISSDVによ
り鈍感なフィールド30ないし38に、隣のフィールド
との間に、より小さなグレートーン値の差を設けること
ができる。
【0057】好ましい実施例においては、ISSDVに
鈍感な管理フィールド30−38のグレートーン値は、
グレートーンスケールが単純な線形又は規則的ではなく
て、これらは差のあるグレートーン値の生成に応答する
現像後の印画された媒体上の実際のスポットの差のある
よく定義された寸法と関係付けられる。例えば、英数字
フィールド40の数値はスポット寸法の特定の変化の効
果に直接関係付けることができる。例えば、数値−2を
有するフィールド32は、現像後の印画された媒体上の
実際のスポット寸法が、数値0の記されたフィールド3
4のグレートーンを作るに要するスポット寸法より2ミ
クロン小さいときに、フィールド39に作られるグレー
トーン値と等しいグレートーン値を持つことができる。
同様に、ISSDVに鈍感なフィールド38に相当する
+4は、現像後の媒体上のスポット寸法が、数値0の記
されたフィールド34のグレートーンを作るに要するス
ポット寸法より4ミクロン大きいときに、フィールド3
9に作られるグレートーン値と等しいグレートーン値を
フィールド38が持つことを示す。数値フィールド40
をスポット寸法の変化の効果とを関係付けることによ
り、印画用装置10への調整をより容易に行うことがで
きる。好ましい実施例においては、背景フィールド39
上で区別できない管理フィールド30−38に相当する
フィールド40の数字の印画用装置10への入力が印画
用装置10内の適切な論理回路により処理され、自動露
光調整が得られる。
【0058】本発明は、背景フィールド39に対するグ
レートーンの目標値50%には限定されず、その他の値
を選ぶことができる。特に、図6に示されたような一連
のストリップ21ないし23を使用することが有利であ
る。これにおいては、各ストリップ21−23の背景フ
ィールド39を異なったグレートーン目標値を有するよ
うに,例えば、ストリップ21は25%、ストリップ2
2は50%,そしてストリップ23は75%とすること
ができる。ISSDVに鈍感なフィールド30−38
は、関係ストリップ21−23の0と記された各フィー
ルド34がそれぞれのグレートーン目標値を有するよう
に決めることができる。即ち、ストリップ21について
は、数字0と記された関係のフィールド34がグレート
ーン値25%を有し、ストリップ22については値50
%を、そしてストリップ23については75%を持つ。
ストリップのこの組のため、使用者は、非線形の挙動を
しているシステムに対して、例えば、写真フィルムにF
M網掛け方法により記録しているときに、印画用装置1
0の露光をより容易に調整し管理することができる。ま
た、別の露光基準を選ぶこともできる。例えば、ストリ
ップ22(目標値50%)の代わりにストリップ21
(目標値25%)上の背景フィールド39と数字0と記
されたフィールド34の目視による適合を得る露光の設
定を選ぶことができる。
【0059】本発明によるISSDVに鈍感なフィール
ド30−38及び敏感なフィールド39は、図5及び6
に示されたような線形のアレーには限定されない。フィ
ールドは、これを適宜適切な2次元アレーに配列するこ
とができる。例えば、図7に示されるように、ISSD
Vに鈍感なフィールド30ないし38をISSDVに敏
感な背景39上に放射状に配列することができる。時計
の面との類似した親近さのため、かかる配列は、360
゜にわたって12個の等間隔の半径方向フィールドに形
成し、[グレートーン時計」を形成したとき、これを容
易に使うことができる。かかる時計は、特に小さい寸
法、例えば15mm×15mm のような小さい腕時計の大
きさにすることができる。このような場合は、操作者は
数字の助けなしに「時計」の1時から12時まで読むこ
とができるので、数字フィールド40を省くことができ
る。操作者は、非常に小さいことのある「時計」のアラ
ビヤ数字を読みとれなくてもよい。
【0060】本発明は、前面のフィールド30ないし3
8(図5A−5C)がISSDVに鈍感なフィールドで
あることには限定されない。本発明の更なる実施例が図
8Aに示される。管理ストリップ24は、異なったグレ
ートーン値を有する一連の背景フィールド30ないし3
8を有し、フィールド30−38の各のパターンは画像
スポット寸法偏向変数(ISSDV)に実質的に鈍感で
ある。画像スポット寸法偏向変数に敏感なフィールド3
9は、その各が前景フィールドとして背景フィールド3
0ないし38の一つの中に置かれる。各フィールド39
は前述のような目標グレートーン値、例えば25%、5
0%又は75%或いは同様な値を持つ。或いは、ISS
DVに敏感なフィールド30ないし38及び鈍感なフィ
ールド39が、図8Bに示されたように上下に配列さ
れ、或いは図8Cに示されたように互いに交替して配置
される。本発明の総ての実施例において、鈍感なフィー
ルドは、(図8A、8B及び8Cに示されたように)個
別的又は連続的に変化する値を取ることができる。
【0061】ISSDVに敏感なフィールド39(図5
ないし8)は、市松模様のフィールド、画素線のフィー
ルド、又はラスターフィールドとすることができる。本
発明による管理ストリップ20のISSDVに鈍感なフ
ィールド30−38もまた各を市松模様のフィールド、
画素線のフィールド、又はラスターフィールドとするこ
とができるが、これが好ましいのは、1個又は僅か数個
のスポットで作られた小さい網階調ドットを有するFM
網掛け方法でラスターフィールドが作られない場合であ
る。
【0062】本発明によるフィールドのこれら3種の形
式が図9ないし11に示される。図9は市松模様を示
し、図10A及びBは画素線のフィールドを、そして図
11A及びBはラスターフィールドを示す。これらのフ
ィールドの各は、1個又は複数個のマイクロドット含
む。フィールドのドット内で、線又はフィルがマイクロ
ドットのアレーで作られる。各ドット、線又はフィルが
要素を構成する。多数の要素がパターンを作る。要素
は、関係の管理フィールド30−39の区域を満たすた
めにタイリングされた繰返しパターンセルでパターンを
作ることができる。或いは、管理フィールド30−39
は、予定パターンに配列された一連の線又は大きいドッ
トを含むことができる。1個の大きなドットは、好まし
くは整数個のマイクロドット又はスポットを備える。
【0063】本発明による目視管理ストリップ20−2
4がデジタル管理ストリップである場合は、スケール可
能であることが好ましい。スケール可能とは、デジタル
管理ストリップの変形可能な能力、即ち1寸法又は2寸
法小さいか又は大きい異なった物理的寸法に寸法変更で
きる能力を指す。本発明により、ストリップは、フィー
ルド内のパターンの完全性を維持するように設計され
る。このことは、パターンの要素内のスポット数に走査
が影響を与えず、かつスポットの相対位置にも影響を与
えないことを意味する。従って、フィールドの外側寸法
が直交する2方向で異なる変化をした場合は、フィール
ドは変形されるがフィールド内の要素は変形されない。
変形されない要素が変形されたフィールドを満たす−も
しフィールドが小さくなったとすれば、フィールド内の
要素の数が減少する。本発明によるデジタルストリップ
のこの特性は、装置スペースにおけるフィールドの要素
及びユーザースペースにおけるフィールド自体の寸法を
定めることにより達成することができる。装置寸法スペ
ースは、ラスターファイル9を走査変換するためにラス
ター印画用装置10により使用される内部座標システム
であり、通常は「画素」単位で表され又は「計測」され
る。ユーザースペースは、ポストスクリプト(商標名)
のような装置非依存形言語で出力ファイル6を作成する
ために使用される内部座標システムであり、0.35mm
(1/72インチ)(AdobeRef, p.151 参照)又はミリメー
トルのようなメートル単位で表される。出力ファイル6
をラスターデータファイル9に転換するために、カレン
ト変換マトリックス(CTM)を使うことができる(Ad
obeRef, 4.3.2 Transformations, p.152-154 参照)。
このマトリックスは、ユーザースペース(装置非依存形
言語)の座標システムと装置スペース(ラスター印画用
装置10)の座標システムとの間の解像度のいかなる差
も考慮にいれて、出力ファイル6内のデータをラスター
データファイル9内のデータに変換する。従って、出力
ファイル6において定義されたユーザースペース内のX
単位の距離は、CTMにより、装置スペース内の画素の
適切な数Yに変換され、これはユーザースペースにおけ
るX単位で表されたと同じ装置スペース内の距離を生ず
る。このため、CTMの使用により、印画用装置10に
より作られる距離Xは印画用装置10の解像度とは無関
係である。
【0064】一方、装置スペース内で定義された出力フ
ァイル6内のデータはCTMにより触れられることなく
残される。そこで、出力ファイル6において定義された
X距離単位は、装置スペース内でX距離単位を生ずる。
装置スペースにおいて定義された要素の実際の寸法は、
メートル単位では装置依存性である−寸法は印画用装置
10の dpi の数(25.4mm あたりドット数)に依存
する。例えば、300dpi のプリンターで印刷された装
置スペース距離Xは、3000 dpi プリンターによる
より10倍大きい。一般に、装置スペースにおけるデー
タの特定は、データの外見が装置に依存しかつユーザー
スペースに関して変形されて見えることがあるので不具
合である。
【0065】ユーザースペース、装置スペース、パター
ン、パターンセル、タイリング、フィル、CTM、走査
変換のような用語の更なる説明は、参考文献として既に
ここに組み入れられた AdobeRef に見いだすことができ
る。
【0066】管理フィールド30−39のマイクロドッ
ト間隔及び要素間隔は装置スペースにおいて定義される
ことが好ましく、一方、本発明による管理フィールドの
寸法はユーザースペースにおいて定義される。管理フィ
ールド30−39は好ましくはスケール可能であり、そ
してその寸法はユーザーが決めることができる。その寸
法に依存して、管理フィールド30−39は要求される
ように多くの要素で満たされ、要素は管理フィールドの
境界にクリップされる。パターン要素は装置スペースに
おいて決められるので、それらの印画された媒体上の実
際の寸法は印画用装置の解像度に依存する。一方では、
フィールド自体の寸法はユーザーにより設定される。
【0067】本発明による管理フィールド30−39
は、図10A及びBを参照し次の方法でポストスクリプ
ト(商標名)で作成される。
【0068】 フラグメントをリストしているこのプログラムは、パタ
ーンOnePixelLinesVerを定義する。これは、装置スペー
スにおける8×8画素のマトリックスにおける8×1画
素である。このパターンは、装置スペースにおいて1マ
イクロドット又は1画素の幅を持った垂直線47(図1
0A又はB)より構成される。このパターンは、8×8
マトリックスにおいて、線幅を別のフィールドにおいて
幅8画素までになるように修正できるように定められ
る。2個のマトリックス間の繰返し距離 X StepL はユ
ーザースペースにおいて定められ(上には挙げられてい
ない)、従ってこの繰返し距離は出力装置とは無関係で
ある。完全なフィールドはユーザースペースにおいて定
義される。
【0069】0 0 X fieldY field 1.0 /PixelLinesVer
setpattern rectfill これがパターン OnePixelLinesVer で満たされかつフィ
ールドの境界にクリップされる所要寸法のフィールドを
作る。このフィールドは、装置スペースにおいて定義さ
れた要素 OnePixelLinesVer のパターンを変更又は変形
させることなくユーザースペースにおいてスケール可能
である点にも注意されたい。図10A及びBに示される
ように、画素線47は白で囲まれた黒線、又はその逆と
することができる、画素線のフィールドが使用される場
合は、その性能は、線が印画用装置10における迅速走
査方向と平行であるか又は直角であるかに依存する。迅
速走査方向とこれを横切る方向との間の相違の指標を提
供するために、互いに直交する画素線、即ち垂直線を有
する管理フィールドの部分と水平線を有する管理フィー
ルドの部分とを持つことが有利である。
【0070】市松模様のパターンを作るためは、上の文
字を、8×8マトリックス46(図9)において交互に
なっているX×X 黒の正方形と白の正方形を作るよう
に修正することができる。この場合、距離 X StepL は
定義されない。代わりに、8×8マトリックスがパター
ンセルとして定義され、訂正命令の手段によりフィール
ド30−39内にタイリングされる。これが、例えば寸
法が装置に依存しかつスケールできない4×4画素正方
形の黒白のパターンを作る(図9参照)。フィールド3
0−39の寸法はユーザースペースにおいてスケール可
能な寸法を使って特定される。
【0071】図9は、本発明による市松模様のフィール
ドを示す。市松模様は、Y×Y白又は透明の画素に組み
合わせられたX×X黒装置画素の要素又はパターンセル
46の繰り返しにより作ることができる。もしX=Yで
あるならば、結果は理論ドット百分率が50%であり、
50%のグレートーン値を作るであろう。
【0072】図11A及びBは、ラスターフィールドの
図式的な表現を示す。各網階調セルは1個の網階調ドッ
ト48を含む。これにより、スクリーン角で並んだドッ
ト48の規則的なアレーができる。グレートーン値は網
階調ドット48の寸法により決められる。図11Bに示
されるように、ラスターフィールドは、これを黒の背景
上の白いドットで形成することもできる。
【0073】ISSDVの敏感なフィールド39は、ベ
ルギー、モルトセルのアグファ・ゲバルトNVにより提
供されるアグファクリスタルラスター(商標名)技術、
又は上述のバイエルの網階調網掛け方法のような別形式
のISSDVに敏感な網掛け方法のような確率的又はF
M網掛け方法を有する一様なグレートーンフィールドを
使用して作ることができる。或いは、単位面Aあたり比
較的大きい周囲長Pを特徴とする市松模様、画素線又は
ラスターのフィールドを使うことができる(図2D参
照)。
【0074】印画用装置10の調整を支援するために、
下の表1に示されるような対応表を作ることができる。
解像度が2400 dpi でかつ4×4の市松模様パター
ンを有する敏感な管理フィールド39で出力装置10に
ついての値が計算された。表1のドット利得xは、図5
Aの管理ストリップ20のフィールド「0」について、
即ち理論的に50%のドット百分率についての特定の値
のスポットの半径を増加する(+x)又は減少させる
(−x)ことを指す。
【0075】50%ドット百分率は、下の表1により、
2個の正方形の網階調ドットを有する正方形のスーパー
セルを定めることにより実現される。スーパーセルの長
さ及び幅は8マイクロドットである。各網階調ドットに
寸法は4マイクロドットである。第1のマイクロドット
はスーパーセルの左上のコーナーに置かれる。第2のマ
イクロドットはスーパーセルの右下のコーナーに置かれ
る。そこで、両方のマイクロドットはスーパーセルの中
央に正しく位置したコーナー点において互いに接触す
る。
【0076】理想的な状態においては各スポットが正確
に1個のマイクロドットを満たすとする。25.4mm
(1インチ)当たり2400マイクロドット(2400
dpi )の解像度においては、理想的な正方形のスポッ
トの寸法sはマイクロドットの寸法と同じ、即ち、2
5.4mm/2400=10.58μm である。4×4の理
想的なドット又は網階調ドットで形成された市松模様パ
ターンにおける理想的な正方形網階調ドットの寸法は、
4×10.58μm=42.33μm である。この寸法は
下の表1に中央列に示されたように、ドット利得もドッ
ト損失もない網階調ドット、又はドット利得が0μm の
網階調ドットに相当する。かかる網階調ドット1個の面
積は(42.33μm)2=1792.11μm2 である。
かかる正方形の網階調ドットが2個スーパーセル内に置
かれ、8×8マイクロドットを構成する。スーパーセル
の寸法は8×10.58μm=84.66μm2 である。か
かるスーパーセルの面積Aは、A=(84.66μm)2
7168.44μm2 である。1個のかかるスーパーセル
内に置かれた2個のかかる網階調ドットのドット百分率
は、100%×2×1792.11/A=50.00%で
ある。この百分率も、下表においてドット利得0μm に
対して見いだされる。
【0077】ドット利得が、事実上1μm のドット損失
を意味する−1μm であるならば、これは、理想的な正
方形の網階調ドットの各側がその網階調ドットの中心の
方に1μm 移動することを意味する。このことは、1μ
m のドット損失を有するかかる非理想的な網階調ドット
の寸法が実効的に42.33μm−2μm=40.33μm
であることを意味する。従って、スーパーセル内の正方
形の両方の網階調ドットの面積は(40.33μm)2=1
626.77μm2 である。このとき、ドット百分率は1
00%×2×1626.77/A=45.39%に減少す
る。この百分率も下の表1に−1μm のドット利得に対
して示される。同様に、次式により他のドット損失値と
組み合わせられた理論的ドット百分率が計算される。
【0078】y=100%×2×(d0+2x)2/A 上式において、 −yは百分率で表された理論的グレートーン値であり、 −d0は μm で表された理想的網階調ドットの寸法であ
り、 −xは各個別ドットのドット利得、即ち、xが負の値で
あるときは、ハーフトーンドットの中心に向かう理想的
な網階調ドットの各側の移動であり、そして −Aは網階調ドットを2個有する網階調セル又はスーパ
ーセルの面積である。
【0079】上式は、xの正の値又はドットの成長に対
しては妥当でない。しかし、本技術の熟練者には、黒の
網階調ドットの成長は、隣接する白の網階調ドットの損
失を起こすことにより査定され、このため式が有効であ
ることが明らかである。これは、+1μm のドット利得
に対するドット百分率の見いだす方法を説明する。即ち
54.61%は、1μm のドット損失に対して見いださ
れるドット百分率、45.39%の補数である。
【0080】
【表1】
【0081】表1は、ISSDVに敏感なフィールドが
4×4市松模様パターンを有するときに使用される。I
SSDVに鈍感なフィールドのドット百分率は、基本ス
ポットの−5から+5ミクロンのドット利得により生じ
たコラムyの理論値に相当するグレートーン値に設定さ
れることが好ましい。目視管理ストリップがISSDV
に敏感なフィールドと鈍感なフィールドとの間が−2に
相当する(基本ドットの−2μm ドット利得に相当す
る)ことを示した場合は、ドット百分率50%で印画用
装置10により作られた画像は、50%の代わりに約4
1%の有効グレートーン値を持つ。得られたグレートー
ン値のこの変換された値から印画用装置10への必要な
調整を行うことができる。敏感なフィールドのスクリー
ンルーリングは有用な画像データのスクリーンルーリン
グと同じであることが好ましい。鈍感なフィールドのス
クリーンルーリングは通常はより小さい。
【0082】或いは、表1を露光オーバー又は露光不足
の程度を調整するために使用することができる。そこ
で、注意深く露光不足を使用すべき場合は、露光不足の
程度をこの表から選定し、これにより印画用装置10を
設定することができる。
【0083】本発明による目視管理ストリップ20−2
4(図5、6、7、8)は、これを次の方法で使うこと
ができる。目視管理ストリップがデジタル管理ストリッ
プである場合は、ストリップ20−24のデジタル表現
は、例えばESPファイルのようなコンピューター2の
正規のページの表現内に組み入れられる。このファイル
は印刷版の上に直接印画することができる。管理ストリ
ップは、ページレイアウトの画像的に機能的な関係のな
い部分に置かれることが好ましい。一例として、印刷機
に版を取り付けて試刷印刷物を作ることなしに、オフセ
ット印刷版の印画に使用される印画用装置の品質を調査
するために管理ストリップを使用するとき、これを版の
領域内でかつインキ付けされる区域の外側に置くことが
できる。図12に印画されたオフセット印刷版90が図
式的に示される。これは、ラスター印画装置における印
画とこれに続く現像段階の後で、その上に画像が形成さ
れる例えばアルミニウム又はポリエステルの基層91を
備える。印刷機の位置決め用又は整合用の穴92を設け
ることができる。位置決め用の穴92の範囲内に、イン
キ付けの可能な領域93が定められる。この領域93内
で普通のページ又はグラフィック画像が版90の上に印
画される。印刷版90を版胴に固定するためには、例え
ば、一例としてUS−A−4643063号(ウェブオ
フセット印刷機における版の固定)に説明されたような
多くの方法がある。インキ付けの可能な領域93は、オ
フセット印刷機に取り付けられたとき、インキローラー
を受けるであろう。インキ付け可能領域93の外部に
は、インキを付けられず印画目的には使われない周囲領
域94がある。この領域は、版を印刷機に位置決めし固
定する機械的な機能を持つが、画像自体の再現に関する
機能、即ち印画機能は持たない。この領域94に、本発
明による1個又はそれ以上の管理ストリップ20−24
が置かれることが好ましい。本発明の管理ストリップ2
0−24は、印刷用版胴の版固定用又はクランプ用の装
置内に受け入れられる版の領域94の部分内に置かれる
ことが特に好ましい。
【0084】本発明による管理ストリップ20−24
は、スケール可能であって、インキなしの領域94内の
利用可能な空間に取り付けることができることが好まし
い。フィールド要素は、スケール可能でなくてフィール
ドの寸法とは無関係に画質の管理の目的に適した状態に
留まることが好ましいので、提供されるこれらは、各が
2mm以上の最小寸法であることが好ましい。
【0085】更に、好ましい実施例においては、フィー
ルドの形式、例えば市松模様、画素の線、ラスターフィ
ールド、網掛け方法の形式及びスクリーン角は、ISS
DVの敏感なフィールドと鈍感なフィールドとの双方並
びに敏感なフィールドのデフォルト値による目標値に対
して設定される。操作者は、目視管理ストリップ20−
24を特定業務の要求に合わせるように、メニューから
これら変数のどれでも選択することができる。
【0086】本発明による目視管理ストリップ20−2
4が写真化学的網掛け又は密着照明での使用のためのア
ナログストリップである場合は、ストリップを以下の方
法で使うことができる。目視管理ストリップ20−24
はページレイアウトフィルム内に含むことのできるフィ
ルム片を備える。目視管理ストリップ20−24を含ん
だこのフィルム片は、好ましくは、レイアウトフィルム
より作られる印刷版の有効な印刷可能かつインキ付け可
能の領域の外側にあるレイアウトフィルムの一部分に置
かれる。
【0087】更に、本発明による目視管理ストリップ2
0−25は、複数のISSDVに比較的鈍感なフィール
ド及び1個のISSDVに比較的敏感なフィールドに関
して説明されたがこれには限定されない。本発明による
目視管理ストリップは、1個のISSDVに比較的鈍感
なフィールド39と複数のISSDVに比較的敏感なフ
ィールド30ないし38も含む(目視管理ストリップは
図5ないし8に示されたような外見のままであるが、敏
感なフィールドと鈍感なフィールドとが逆になる)。比
較的敏感なフィールド30ないし38は、各が異なった
グレートーン目標値、例えば、30%、35%、40
%、45%、50%、55%、60%、65%、70%
を有し、鈍感なフィールドは25%又は50%又は75
%の一つのグレートーン値を持つことができる。
【0088】本発明による目視管理ストリップ20−2
5の最も単純な形式は1個のISSDVに比較的敏感な
フィールドに隣接し、又はこれに囲まれた1個のISS
DVに比較的鈍感なフィールド、或いはこれと逆に配置
されたものである。かかる目視管理ストリップは、IS
SDVに比較的鈍感なフィールドの予定グレートーン値
がISSDVに比較的敏感なフィールドの目標グレート
ーン値と同じであるときを確認するために使用できる。
【0089】図13は、1個のISSDVに比較的敏感
なフィールド51が複数のISSDVに比較的鈍感なフ
ィールド52に隣接して置かれた管理ストリップを示
す。敏感なフィールド51は、周波数変調網階調法の1
種、アグファクリスタルラスター技術により網掛けされ
た50%グレーの平網である。実際には、図13に関連
して以下説明されるような試験による周波数変調網階調
ドットの寸法は21μmである。鈍感なフィールド52
のドット百分率は25%、30%、35%、40%、4
5%、50%、55%、60%、65%、70%及び7
5%である。これらは、US−A−5155599号に
明らかにされたアグファバランスド網掛け(ABS)技
術により網掛けされる。ABSスクリーンのラインルー
リングは120 lpi(25.4mm(1インチ)当たりの
線数)である。フィールド52は、120 lpi のAB
S網掛けの各網階調ドットの面積に関して外側の線がよ
り短いので、露光オーバー又は露光不足に対して鈍感に
なる。
【0090】図14は別の試験ストリップを示し、更に
敏感なフィールド51と同じ構造を有する敏感なフィー
ルド53、及び鈍感なフィールド52と同じ構造とドッ
ト百分率とを有する鈍感なフィールド54を示す。しか
し、図14により、鈍感なフィールド54は分離して敏
感なフィールド53内に完全に埋められ、一方、図13
においては、鈍感なフィールド52は互いに隣接して配
列されかつ敏感なフィールド51に隣接して、即ち下に
配列される。図13及び14による管理ストリップの両
者に対して一連の露光が行われた。続く露光の logHを
露光ごとに0.05大きくした。2種のオフセット印刷
版が露光された。
【0091】1.リソスターLAP−0 0.30mm、
スティンガーシステムにより2400dpi(25.4mm
(1インチ)当たりドット数)でデジタル的に露光、 2.セットプリントSET−HN−J 0.20mm、ア
グファセレクトアヴァントラ 25 システムにより2
400 dpi でデジタル的に露光。 露光されたオフセット版は、正確な露光を有する管理ス
トリップの認定のために5人の試験者に提供された。5
人の試験者の総てが図14による管理ストリップ、即ち
鈍感なフィールド54が敏感なフィールド53により完
全に囲まれたものにおけるこの評価を好んだ。図14に
よるストリップでの正確な露光の評価は、図13による
ストリップにおける評価よりもより容易、迅速かつ正確
である。図14に示される円形の区域54は、円形の区
域54が背景53と一致したとき背景53内で区別でき
なくなり易い。図13においては、鈍感なフィールド5
2と敏感なフィールド51とが一致した場合でも、光の
幻影のため、フィールド51と52との間の境界線が認
識される。従って、図14による管理ストリップの正確
な露光は、図13による管理ストリップによる露光の評
価よりもより一貫性がありかつ主観性がより小さい。
【0092】従って、本発明により、印刷版、写真フィ
ルム又は印刷用基層のような印画可能な媒体用の目視管
理ストリップが明らかにされた。この目視管理ストリッ
プは、印画可能な媒体に適用でき、そして、画像スポッ
ト寸偏向変数(ISSDV)に比較的鈍感でかつ第1の
ドット百分率値のある少なくも第1の部分を有する少な
くも1個の第1のフィールド、及び前記ISSDVに比
較的敏感なでありかつ前記第1のISSDVに鈍感な管
理フィールドに直接隣接して置かれそして前記第1のド
ット百分率値と実質的に等しい第2のドット百分率値の
ある少なく第2の部分を有する少なくも1個の第2の管
理フィールドを備え、少なくも1個の前記第1又は第2
のフィールドが異なったISSDV感度にフィールドに
より完全に囲まれる。
【0093】好ましい実施例においては、目視管理スト
リップは、異なったドット百分率値を有する複数の前記
第1の鈍感なフィールド、及び均一なドット百分率値を
有する1個の1個の前記第2の敏感なフィールドを備え
る。
【0094】目視管理ストリップの別の好ましい実施例
においては、第1の鈍感な管理フィールド及び/又は第
2の敏感な管理フィールドは、ラスター、画素の線又は
市松模様のいずれか一つをを持つ。
【0095】なお別の好ましい実施例においては、前記
第1の鈍感な管理フィールドのISSDV感度は、前記
第2の敏感な管理フィールドの感度の好ましくは1/3
より小さく、より好ましくは1/4より小さく、そして
最も好ましくは1/8より小さい。
【0096】別の好ましい実施例においては、第2の敏
感な管理フィールドが第1の鈍感な管理フィールドを取
り囲む。
【0097】なお別の実施例においては、複数の第1の
鈍感な管理フィールドの百分率は第2の敏感な管理フィ
ールドのための規則的な昇順のスポット寸法に関連付け
られ、この順は好ましくはスポット寸法間に一定スポッ
ト寸法の間隔を持つ。
【0098】別の実施例においては、目視管理ストリッ
プはデジタルな管理ストリップであって、第1及び第2
の管理フィールドの各は少なくも1個の要素を有し、前
記要素の各はスケールできず、かつ各前記管理フィール
ドは前記要素とは無関係にスケール可能である。より好
ましくは、デジタル管理ストリップの再現が出力装置と
は無関係の言語で記憶され、この場合、要素は出力装置
スペースにおいて定められ、フィールドはユザースペー
スにおいて定められる。
【0099】以上の代置可能な実施例の種々の特徴はそ
の他の実施例と組み合わせることができる。
【0100】本発明は、前述の実施例のいずれかによる
複数の目視管理ストリップであって、少なくも1個の目
視管理ストリップの第2の敏感な管理フィールドが、他
の目視管理ストリップの他のどの第2の管理フィールド
の第2のドット百分率とも異なる第2のドット百分率を
持つ前記複数の目視管理ストリップにも関係する。
【0101】本発明は、印画された媒体であって、好ま
しくは媒体の画像に関連ない部分に置かれた先行実施例
のいずれかによる少なくも1個の目視管理ストリップを
有する前記媒体にも関係する。より好ましくは、印画さ
れた媒体は印刷機用の印刷版であり、画像に関連ない部
分は印刷機の固定用装置内に置かれる。
【0102】本発明は前述されたいずれかの実施例によ
る目視管理ストリップを使用する印画用システムの画質
を評価する方法にも関連する。より特別には、この方法
により印画用システムは印画された印刷版を作るシステ
ム、又はコンピューター・ツー・プレートシステムであ
る。
【0103】本発明は印刷版、写真フィルム、又は印刷
用の基層のような印画可能な媒体上に目視管理ストリッ
プを作るための装置にも関係する。この装置は、画像ス
ポット寸法偏向変数(ISSDV)に比較的鈍感な第1
の管理フィールドであってかつ第1のドット百分率値を
有する少なくも第1の部分を有する少なくも1個の前記
第1の管理フィールドを作るための手段、及び画像スポ
ット寸法偏向変数(ISSDV)に比較的敏感な第2の
管理フィールドであってかつ前記第1のISSDVに鈍
感な管理フィールドのすぐ隣接して置かれそして前記第
1のドット百分率値と実質的に等しい第2のドット百分
率値を有する少なくも第2の部分を有する少なくも1個
の前記第2の管理フィールドを作るための手段を備えた
装置であって、更に異なったISSDV感度のフィール
ドにより完全に囲まれた少なくも1個の前記第1又は前
記第2のフィールドを作るための手段を備える前記装置
にも関係する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル印画用装置の図式的なブ
ロック図を示す。
【図2】デジタル印画用装置におけるレーザー強度の影
響を示す。
【図3】典型的な振幅変調網掛け法における網階調ドッ
トの形成を示す。
【図4】ランダム化されたスポットを有する典型的な通
常の周波数変調グレートーンスケールA、及び通常の準
ランダム網掛け法の網階調セルを満たしているスポット
の連鎖Bを示す。
【図5】ISSDVに敏感な部分39に対して異なった
ドット百分率を有する本発明による印画可能な媒体に印
画した後の目視管理ストリップを示す。
【図6】本発明による目視管理ストリップの組を示す。
【図7】本発明による更なる目視管理ストリップを示
す。
【図8】本発明による更なる目視管理ストリップを示
す。
【図9】本発明による市松模様のフィールドを示す。
【図10】本発明による画素線のフィールドを示す。
【図11】本発明によるラスターフィールドを示す。
【図12】本発明によるオフセット印刷版の図式的な平
面図を示す。
【図13】鈍感なフィールドが互いに隣接しかつ敏感な
フィールドに隣接する管理ストリップを示す。
【図14】鈍感なフィールドが互いに隣接せず敏感なフ
ィールド内に完全に埋められた管理ストリップを示す。
【符号の説明】
10 画像用装置 11 媒体 12 マイクロドット 13 網階調セル 14 スポット 16 アレー 22 ストリップ 30 管理フイールド 31 管理フイールド 32 管理フイールド 33 管理フイールド 34 管理フイールド 35 管理フイールド 36 管理フイールド 37 管理フイールド 38 管理フイールド 39 フイールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 106 B41C 1/00 // B41C 1/00 B41F 31/02 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版、写真フィルム又は印刷用基層の
    ような印画可能な媒体用の目視管理ストリップであっ
    て、前記目視管理ストリップが印画可能な媒体に適用で
    き、 −少なくも1個の第1の管理フィールドであって −画像スポット寸法偏向変数(ISSDV)に比較的鈍
    感であり、かつ −第1のドット百分率値のある少なくも第1の部分を有
    する前記第1の管理フィールド、及び −少なくも1個の第2の管理フィールドであって −前記画像スポット寸法偏向変数(ISSDV)に比較
    的敏感であり、 −前記第1のISSDVに鈍感な管理フィールドに直接
    隣接して置かれ、かつ −前記第1のドット百分率値と実質的に等しい第2のド
    ット百分率値のある少なくも第2の部分を有する前記第
    2の管理フィールドを備え、 前記第1又は第2のフィールドの少なくも一方が異なっ
    たISSDV感度のフィールドにより完全に囲まれる目
    視管理ストリップ。
JP36181697A 1996-12-11 1997-12-10 印画可能な媒体用の目視管理ストリツプ Pending JPH10191045A (ja)

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DE96203475.7 1996-12-11

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