JPH10190565A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH10190565A
JPH10190565A JP8350976A JP35097696A JPH10190565A JP H10190565 A JPH10190565 A JP H10190565A JP 8350976 A JP8350976 A JP 8350976A JP 35097696 A JP35097696 A JP 35097696A JP H10190565 A JPH10190565 A JP H10190565A
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JP
Japan
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base station
packet
channel
data
wireless
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Withdrawn
Application number
JP8350976A
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English (en)
Inventor
Katsuya Noujin
克也 農人
Minoru Namekata
稔 行方
Eiji Kamagata
映二 鎌形
Yoshinari Kumaki
良成 熊木
Masahiro Iguchi
雅博 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下りチャネルの伝送速度が上りチャネルの伝
送速度よりも高速なシステムの通信プロトコルを簡素化
する。また通信効率を向上する。 【解決手段】この無線通信システムは、双方向の無線チ
ャネルを提供する狭帯域基地局3と、この狭帯域基地局
3が提供する双方向の無線チャネルよりもデータ伝送速
度が速い下り広帯域無線チャネルを提供する広帯域基地
局4と、これらの基地局3、4と無線通信を行う無線端
末20とを有する。広帯域基地局4は、無線端末20に
パケットを送信してから所定の応答待ち時間を計時する
タイマー9と、タイマー9がタイムアウトした場合また
は無線端末20からのREJECTメッセージ(NACK)を
受信した場合のいずれかでパケットを再送する無線イン
ターフェース8を備える。無線端末20は、双方向の狭
帯域無線チャネルを利用して狭帯域基地局3にパケット
を送信してから所定の応答待ち時間を計時するタイマー
33と、タイマー33がタイムアウトした場合のみパケ
ットを再送する制御部34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上りチャネルと下
りチャネルとでデータ伝送速度が異なる無線通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】1995年からPHS(Personal Handy Pho
ne system)のサービスが開始され、32kbpsの通信速度で
のデータ伝送が可能となった。この伝送速度は、従来の
携帯電システムに比べて速くはなったものの、静止画や
動画などの伝送を行うには未だ十分とは言いがたい伝送
速度である。
【0003】そこで、現在のPHSの双方向無線チャネ
ルに加え、このPHSよりもサービスエリアが狭い高速
な下りチャネルを付加した無線通信システムが特願平7-
074059号公報に提案されている。
【0004】ここに提案されている無線通信システム
は、ユーザーからのデータ要求を伝送することを主とし
た上りチャネルと、要求されたデータをダウンロードす
ることを主とした下りチャネルとを考慮し、上りチャネ
ルの伝送速度よりも下りチャネルの伝送速度の方を高速
にした非対称通信を行うシステムである。
【0005】ここで、図6および図7を参照して非対称
通信を行うシステムの物理チャネルの送信タイミングに
ついて説明する。
【0006】図6に示すように、例えば無線端末が下り
チャネルを一人で占有している場合、無線端末から上り
チャネルを利用して 1つのパケットを送信すると、基地
局は、そのパケットを受信して下りパケットを32個送信
し、無線端末が32個の下りパケットを受信してから、上
りチャネルで 1つのパケットを送信することになる。
【0007】このように中で、例えば図7に示すよう
に、上りパケットに伝送路誤り(×部)が発生した場
合、その誤りに基地局が気付くのは次の上りパケットが
無線端末から送信され、基地局においてパケットのシー
ケンス番号が順番に受信されなかった場合である。
【0008】基地局は、シーケンス番号が正常でない場
合、NACΚのパケットを無線端末へ返信する。このN
ACΚのパケットを無線端末が受け取ると、無線端末
は、誤りのあったパケットを次の送信タイミングで再送
するが、次の送信タイミングになるまでに、基地局から
は、64個のパケットが送信されてしまうことになる。こ
こで基地局は、単にΝACKを返すだけのために32個の
パケットを送信することになる。つまり、上りパケット
の誤りが無線端末に反映されるまでと、誤りがあったこ
とを無線端末が認識してからパケットが再送されるまで
の間に遅延が生じ、この間の通信が無駄になる。
【0009】この通信の無駄について、従来は、上りチ
ャネルと下りチャネルの伝送速度が非対称であることか
ら生じる避けられないこととされていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように下りチャネ
ルの伝送速度が上りチャネルの伝送速度よりも高速な無
線通信システムでは、上りチャネルの伝送速度が下りチ
ャネルに比べて遥かに遅いため、無線端末から送信した
パケットに伝送異常が発生すると、そのパケットの再送
に非常に時間がかかり通信効率が悪いという問題があっ
た。
【0011】また、無線端末は、小型化や省力化、低コ
スト化などの点から、無線端末の通信プロトコルをなる
べく簡素化する必要があるという問題があった。
【0012】このような課題を解決するためになされた
もので、本発明の第1の目的は、下りチャネルの伝送速
度が上りチャネルの伝送速度よりも高速な無線通信シス
テムにおいて、通信効率を向上することにある。
【0013】また本発明の第2の目的は、下りチャネル
の伝送速度が上りチャネルの伝送速度よりも高速なシス
テムにおいて、通信プロトコルを簡素化することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の無線通信システムは、パ
ケット状のデータを所定伝送速度で伝送する上り無線チ
ャネルとこの上り無線チャネルよりも高速にデータ伝送
を行う下り無線チャネルとを提供する基地局と、この基
地局と前記上り無線チャネルおよび下り無線チャネルを
利用してパケット状のデータの無線通信を行う無線端末
とを有する無線通信システムにおいて、前記基地局が、
前記下り無線チャネルを利用して前記無線端末に送信し
たパケット状のデータに対して所定の応答待ち時間を計
時する第1のタイマーと、前記第1のタイマーがタイム
アウトした場合または前記無線端末からのNACKを受
信した場合のいずれかで前記パケット状のデータを再送
する第1の再送手段とを備え、前記無線端末が、前記上
り無線チャネルを利用して前記基地局にパケット状のデ
ータを送信したときから所定の応答待ち時間を計時する
第2のタイマーと、前記第2のタイマーがタイムアウト
した場合に前記パケット状のデータを再送する第2の再
送手段とを具備している。
【0015】この第1の発明では、基地局は、下り無線
チャネルを利用して無線端末に送信したパケットに対し
て第1のタイマーが所定の応答待ち時間を計時してタイ
ムアウトした場合または無線端末からのNACKを受信
した場合にパケット状のデータを再送する。一方、無線
端末は、上り無線チャネルを利用して基地局にパケット
状のデータを送信してから第2のタイマーが所定の応答
待ち時間を計時してタイムアウトした場合にそのパケッ
ト状のデータを再送する。
【0016】この場合、無線端末側に基地局からのNA
CKを受信してパケットの再送を行う手段がないことで
の通信上の不都合はなく、その分、通信シーケンスを簡
略化することができる。
【0017】請求項2記載の発明の無線通信システム
は、双方向の無線チャネルを提供する狭帯域基地局と、
この狭帯域基地局が提供する双方向の無線チャネルより
も伝送速度が速い下り広帯域無線チャネルを提供する広
帯域基地局と、この広帯域基地局の下り広帯域無線チャ
ネルと前記狭帯域基地局の双方向無線チャネルとを利用
してパケット状のデータの無線通信を行う無線端末とを
有する無線通信システムにおいて、前記広帯域基地局
が、前記下り広帯域無線チャネルを利用して前記無線端
末にパケット状のデータを送信してから所定の応答待ち
時間を計時する第1のタイマーと、前記第1のタイマー
がタイムアウトした場合または前記無線端末からのNA
CKを受信した場合のいずれかで前記パケット状のデー
タを再送する第1の再送手段とを備え、前記無線端末
が、前記双方向の狭帯域無線チャネルを利用して前記広
帯域基地局にパケット状のデータを送信してから所定の
応答待ち時間を計時する第2のタイマーと、前記第2の
タイマーがタイムアウトした場合に前記パケット状のデ
ータを再送する第2の再送手段とを具備している。
【0018】この第2の発明の場合、無線端末は、双方
向の無線チャネルを提供する狭帯域基地局と、双方向の
無線チャネルよりも伝送速度が速い下り広帯域無線チャ
ネルを提供する広帯域基地局とを利用して通信を行う
が、ここで、広帯域基地局は、パケット状のデータを送
信してからの応答待ち時間がタイムアウトした場合、あ
るいは無線端末よりNACKを受信した場合にパケット
状のデータの再送を行う。一方、無線端末は、自局から
送信したパケット状のデータの応答待ち時間がタイムア
ウトしたときのみパケット状のデータの再送を行う。
【0019】この場合、無線端末側に広帯域基地局から
のNACKを受信してパケットの再送を行う手段がない
ことでの通信上の不都合はなく、その分、通信シーケン
スを簡略化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の無線通信システムの一つの
実施形態を示す図である。
【0022】同図において、1はネットワークである。
このネットワーク1には、ネットワークアダプタ2を介
して狭帯域基地局3と広帯域基地局4とが接続されてい
る。ネットワークアダプタ2は、データリンクを終端す
るものである。
【0023】狭帯域基地局3には、双方向の狭帯域無線
チャネルを提供し、例えば数十Kbps〜数Mbps程度の伝送
速度でデータをパケット形態で無線通信する無線通信イ
ンターフェース5と、無線通信インターフェース5によ
って受信されたパケットの真偽を判断し、無線端末20
へのACKまたはNACKの送信制御を行う制御部7と
が設けられている。
【0024】広帯域基地局4には、下り方向(基地局側
から無線端末側への方向)のみの広帯域無線チャネルを
提供し、例えば10Mbps以上の伝送速度でデータをパケッ
トの形態で無線通信する無線通信インターフェース8
と、この無線通信インターフェース8によりパケットが
送信された後、応答待ち時間を計時するタイマー9と、
このタイマー9がタイムアウトした場合に無線通信イン
ターフェース8に対してパケットの再送を行わせる制御
部10とが設けられている。また制御部10は、無線端
末20からのNACK(REJECTメッセージ)を受信した
場合にも無線通信インターフェース8に対してパケット
の再送を行わせる。11は狭帯域基地局3のアンテナ、
12は広帯域基地局4のアンテナである。
【0025】20は無線端末である。この無線端末20
は、狭帯域基地局3から送信された無線信号を受信する
と共に自局からの無線信号を送信するアンテナ21と、
広帯域基地局4から送信された無線信号を受信するアン
テナ22と、上記狭帯域無線チャネルを利用しアンテナ
21を介して双方向の無線通信を行う無線送受信部23
と、上記広帯域無線チャネルを利用しアンテナ22を介
して下り方向のみの通信を行う無線受信部24と、無線
送受信部23と無線受信部24とが接続された端末アダ
プタ25と、この端末アダプタ25に接続された端末本
体部26とから構成されている。端末アダプタ25は、
データリンクを終端するものである。端末本体部26
は、キーボードおよびマイクなどの入力部30と、表示
部およびスピーカなどの出力部31と、情報記録再生部
32と、自局からパケットを送信後、応答待ち時間を計
時するタイマー33と、上記各部を制御する制御部34
とを有している。制御部34は、送信するデータを生成
したり、無線受信部24および無線送受信部23などで
受信されたデータを解析しさまざまな形態で処理するも
のである。例えば受信された画像データを出力部31の
表示画面上に表示したり、ネットワーク1に対して所望
のデータの送信(ダウンロードなど)をリクエスト(要
求)するものである。また制御部34は、無線伝送中に
誤りが生じた場合、端末アダプタ25とネットワークア
ダプタ2とのデータリンクによりパケットの再送を行
う。
【0026】次に、図2〜図5を参照してこの無線通信
システムの動作を説明する。
【0027】まず、図2に示す無線端末20のデータの
送受と再送に関する状態遷移図を参照して無線端末20
の動作を説明する。
【0028】同図に示すように、無線端末20は、パケ
ットを受信すると(ステップ201 )、そのシーケンス番
号を調べて(ステップ202 )、シーケンス番号が正しけ
れば、対応する基地局にACKのパケットを返信(送
信)する(ステップ202 )。またシーケンス番号が正し
くなければ、現在パケットを受信した以前に広帯域基地
局4から送信されたパケットが伝送異常、つまり伝送途
中でパケットに誤りが生じ廃棄されたものとみなして、
NACK、つまりREJECTメッセージなどのパケットを返
信(送信)する(ステップ204 )。このREJECTメッセー
ジは、シーケンス番号の不連続を知らせる情報である。
【0029】また、無線端末20は、REJECTメッセージ
あるいはACKなどのパケットを送信すると(ステップ
205 )、ACK待ちのタイマー33をセットし計時させ
る(ステップ206 )。このタイマー33の設定時間とし
ては、例えばスロットとスロットとの送出間隔の2倍未
満などに設定すれば、本発明の効果を確実に得ることが
できる。またタイマー33の設定時間として、例えばス
ロットとスロットとの送出間隔未満に設定することでも
本発明の効果が得られる。これは、広帯域基地局4から
のパケット送信周期よりも無線端末20からのパケット
送信周期が短く、広帯域基地局4からのACKが期待し
やすいからである。
【0030】そして、タイマー33が計時中に広帯域基
地局4側からACKが受信されると(ステップ207 )、
無線端末20は、タイマー33をリセットする(ステッ
プ208 )。
【0031】一方、広帯域基地局4からACKが受信さ
れる前にタイマー33がタイムアウトすると(ステップ
209 )、狭帯域基地局3に対してパケットの再送を行い
(ステップ210 )、このパケットに対してACKを待つ
ためにタイマー33をセットし計時させる(ステップ21
1 )。なお、広帯域基地局4からREJECTメッセージのパ
ケットが送信されることはないので、無線端末20は、
REJECTメッセージによるパケットの再送は行わない。
【0032】続いて、図3に示す基地局のデータの送受
と再送に関する状態遷移図を参照して基地局の動作を説
明する。
【0033】なお、この実施形態の場合、狭帯域基地局
3と広帯域基地局4とが存在するので、無線端末20へ
の下り方向の通信、つまりデータ送信は、広帯域基地局
4が高速に行い、無線端末20からの上り方向の通信、
つまりデータ受信は、狭帯域基地局3が通常の速度で行
うものとする。
【0034】同図に示すように、基地局、この場合、狭
帯域基地局3は、無線端末20からパケットを受信する
と(ステップ301 )、そのシーケンス番号を調べて(ス
テップ302 )、シーケンス番号が正しければ、広帯域基
地局4から対応する無線端末20にACKのパケットを
返信(送信)する(ステップ303 )。またシーケンス番
号が正しくなくても、正しくないことに対する処置(処
理)は何も行わず、基地局、つまり狭帯域基地局3はパ
ケットの受信待ちになる。
【0035】また、基地局、ここでは広帯域基地局4が
ACKのパケットを送信すると(ステップ304 )、AC
K待ちのタイマー9をセットし計時させる(ステップ30
5 )。 そして、タイマー9がタイムアウトする前に無
線端末20側からREJECTメッセージのパケットが狭帯域
基地局3で受信されると(ステップ306 )、広帯域基地
局4は、パケットを再送し(ステップ307 )、再びタイ
マー9をセットする(ステップ308 )。
【0036】一方、無線端末20側からACKが返信さ
れる前にACK待ちのタイマー9がタイムアウトすると
(ステップ309 )、広帯域基地局4は、無線端末20に
対してパケットの再送を行い(ステップ310 )、ACK
待ちのタイマー9をリセットする(ステップ311 )。
【0037】また、ACK待ちのタイマー9が計時中に
狭帯域基地局3によって無線端末20からのACKのパ
ケットが受信されると(ステップ312 )、広帯域基地局
4は、タイマー9をリセットする(ステップ313 )。
【0038】ここで、図4および図5を参照し、この無
線通信システムの基地局(狭帯域基地局3、広帯域基地
局4)と無線端末20とで行われるパケットの送受の通
信シーケンスについて説明する。図4は通常の通信シー
ケンスを示す図、図5は上りパケットに誤りが発生した
場合の通信シーケンスを示す図である。
【0039】この無線通信システムでは、図4に示すよ
うに、下りチャネルと上りチャネルとは時分割で送信さ
れ、しかも上りチャネルよりも下りチャネルの方が十分
に高速である。この都合上、無線端末20が上りチャネ
ルを利用してスロットを 1つ送出し所定間隔をおいて次
のスロットを1つ送出する間に、広帯域基地局4は、下
りチャネルを利用して32個のスロットを送出する。
【0040】また、32個のスロットに対して 1個のスロ
ットの上りチャネルは、 1ユーザが占有するが、下りチ
ャネルは、複数のユーザが分け合うことになる。
【0041】ここで、例えば図5に示すように、上りパ
ケットに伝送路誤り(×部)が生じた場合、広帯域基地
局4は、伝送路誤りが生じたスロットの次のスロットで
無線端末20から送出されたパケットを受信する。この
パケットの受信によりシーケンス番号が正常でないこと
が判り、以前のスロットで誤りがあったことを認識する
が、図3の状態遷移図で示したように、広帯域基地局4
は、そのことでの処理を何もしない。
【0042】したがって、無線端末20側では、上記パ
ケットを送信後に計時を開始したACK待ちのタイマー
33がタイムアウトし、その次のスロットでパケットを
再送する。
【0043】このようにこの実施形態の無線通信システ
ムによれば、上りチャネルのデータ伝送速度に対して下
りチャネルのデータ伝送速度が十分早い場合には、上り
パケット伝送中に伝送路誤りが生じたか否かなどには関
わりなく単に無線端末20側でタイムアウトによるパケ
ットの再送動作さえ行えば、無線端末20において従来
行われていたNACK受信によるパケットの再送を行う
必要はなく、通信が可能であり、NACK受信によるパ
ケットの再送という通信シーケンスを省略した分、通信
プロトコルを簡素化することができる。
【0044】なお、上記実施形態では、広帯域基地局4
と狭帯域基地局3とをネットワークアダプタ2に接続し
た構成について説明したが、必ずしも基地局を二つに分
ける必要はなく、上記各基地局3、4の機能を有した1
つの基地局であってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
線端末からの基地局へのデータ伝送速度に対して基地局
から無線端末へのデータ伝送が十分高速な場合は、基地
局からのNACK受信によりデータを再送するという通
信シーケンスを無線端末側に設定しなくても何等問題な
く通信が可能であり、この通信シーケンスを省いたこと
で通信プロトコルを簡略化して通信効率を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の無線通信システムの
構成を示す図である。
【図2】無線端末のデータの送受と再送に関する状態遷
移図である。
【図3】基地局のデータの送受と再送に関する状態遷移
図である。
【図4】この無線通信システムにおいて、通常の通信シ
ーケンスを示す図である。
【図5】この無線通信システムにおいて、上りパケット
に誤りが発生した場合の通信シーケンスを示す図であ
る。
【図6】従来の無線通信システムにおいて、無線端末が
下りチャネルを一人で占有している場合、通常の通信シ
ーケンスを示す図である。
【図7】従来の無線通信システムにおいて、上りパケッ
トに伝送異常が生じた場合の通信シーケンスを示す図で
ある。
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…ネットワークアダプタ、3…狭
帯域基地局、4…広帯域基地局、5、8…無線通信イン
ターフェース、9、33…タイマー、7、34…制御
部、11、12、21、22…アンテナ、23…無線送
受信部、24…無線受信部、25…端末アダプタ、26
…端末本体部、30…入力部、31…出力部、32…情
報記録再生部。
フロントページの続き (72)発明者 熊木 良成 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 井口 雅博 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット状のデータを所定伝送速度で伝
    送する上り無線チャネルとこの上り無線チャネルよりも
    高速にデータ伝送を行う下り無線チャネルとを提供する
    基地局と、この基地局と前記上り無線チャネルおよび下
    り無線チャネルを利用してパケット状のデータの無線通
    信を行う無線端末とを有する無線通信システムにおい
    て、 前記基地局が、 前記下り無線チャネルを利用して前記無線端末に送信し
    たパケット状のデータに対して所定の応答待ち時間を計
    時する第1のタイマーと、 前記第1のタイマーがタイムアウトした場合または前記
    無線端末からのNACKを受信した場合のいずれかで前
    記パケット状のデータを再送する第1の再送手段とを備
    え、 前記無線端末が、 前記上り無線チャネルを利用して前記基地局にパケット
    状のデータを送信したときから所定の応答待ち時間を計
    時する第2のタイマーと、 前記第2のタイマーがタイムアウトした場合に前記パケ
    ット状のデータを再送する第2の再送手段とを具備した
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 双方向の無線チャネルを提供する狭帯域
    基地局と、この狭帯域基地局が提供する双方向の無線チ
    ャネルよりも伝送速度が速い下り広帯域無線チャネルを
    提供する広帯域基地局と、この広帯域基地局の下り広帯
    域無線チャネルと前記狭帯域基地局の双方向無線チャネ
    ルとを利用してパケット状のデータの無線通信を行う無
    線端末とを有する無線通信システムにおいて、 前記広帯域基地局が、 前記下り広帯域無線チャネルを利用して前記無線端末に
    パケット状のデータを送信してから所定の応答待ち時間
    を計時する第1のタイマーと、 前記第1のタイマーがタイムアウトした場合または前記
    無線端末からのNACKを前記狭帯域基地局が受信した
    場合のいずれかで前記パケット状のデータを再送する第
    1の再送手段とを備え、 前記無線端末が、 前記双方向の狭帯域無線チャネルを利用して前記狭帯域
    基地局にパケット状のデータを送信してから所定の応答
    待ち時間を計時する第2のタイマーと、 前記第2のタイマーがタイムアウトした場合に前記パケ
    ット状のデータを再送する第2の再送手段とを具備した
    ことを特徴とする無線通信システム。
JP8350976A 1996-12-27 1996-12-27 無線通信システム Withdrawn JPH10190565A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135454A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Nec Commun Syst Ltd 応答確認型データ通信システム、基地局制御装置及び応答確認型データ通信方法並びにそのプログラム
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