JPH1018958A - バネ利用のエンジン - Google Patents
バネ利用のエンジンInfo
- Publication number
- JPH1018958A JPH1018958A JP20269596A JP20269596A JPH1018958A JP H1018958 A JPH1018958 A JP H1018958A JP 20269596 A JP20269596 A JP 20269596A JP 20269596 A JP20269596 A JP 20269596A JP H1018958 A JPH1018958 A JP H1018958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- spring body
- electric motor
- spring
- energy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はバネの反発エネルギーと電動モータ
ーの電気エネルギーとフライホイールの放出エネルギー
との複合駆動のエネルギーを用いることで内燃機関など
の燃料及び排気ガスの排除し得るようにしたものであ
る。 【解決手段】 電動機(9)の駆動をクランク軸(6)
へ伝達することにより変形ピストン(3)を上下に運動
せしめバネ体(2)に圧縮及び其の解放を行ないその放
出時に発生する反発力を電動機(9)により回転される
クランク軸(6)へ相加するよう成したものである。
ーの電気エネルギーとフライホイールの放出エネルギー
との複合駆動のエネルギーを用いることで内燃機関など
の燃料及び排気ガスの排除し得るようにしたものであ
る。 【解決手段】 電動機(9)の駆動をクランク軸(6)
へ伝達することにより変形ピストン(3)を上下に運動
せしめバネ体(2)に圧縮及び其の解放を行ないその放
出時に発生する反発力を電動機(9)により回転される
クランク軸(6)へ相加するよう成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車に最適な
エンジンに関するものである。
エンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車輸送の増大と共に其の自動車より
排出される排気ガスの量は止まる処を知らず今や大気汚
染悪化は地球規模の環境問題となっている。この対策と
して現在有望視されている電気自動車に於いても其の構
造上蓄電池の多量搭載により車輛重量の増大が走行機能
を低下させ又電欠による電源補給などが難点とされてい
る。
排出される排気ガスの量は止まる処を知らず今や大気汚
染悪化は地球規模の環境問題となっている。この対策と
して現在有望視されている電気自動車に於いても其の構
造上蓄電池の多量搭載により車輛重量の増大が走行機能
を低下させ又電欠による電源補給などが難点とされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な電
気自動車の欠点を解消すると共により効率的な機能を発
揮するバネ利用のエンジンを提供するものである。
気自動車の欠点を解消すると共により効率的な機能を発
揮するバネ利用のエンジンを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はバネの反発力を
利用する動力機構を構成して其の回転動力が電動機によ
り回転されるクランク軸へ相加する事で電気エネルギー
とバネの反発エネルギーの複合駆動のエネルギーを用い
る事で内燃機関等に於ける燃料及び排気ガスの排除を仕
得る様にしたものである。次に図面を用いて其の詳細を
説明する。第1図は本発明の原理を説明する部分断面図
第2図はバネの作用とクランクの回転を示す運動図、第
1図に於いて(1)は気筒、(2)はバネ体で気筒
(1)内に設置される。(3)は変形ピストンで、バネ
体(2)を支持する、(4)はコネクチングロット、
(5)はクランク、(6)はクランク軸である、コネク
チングロット(4)の上端は変形ピストン(3)へ軸着
され其の下端はクランク(5)の先端へ軸着される。
(7)は半円状のフライホイール、(8)はプーリーで
これらはいづれもクランク軸(6)に直結される。
(9)は動力源の電動機(10)はベルトであって、ベ
ルト(10)の代りに歯車などの動力伝達機構を用いて
もよい。又これは電動機(9)の駆動力をプーリー
(8)を介してクランク軸(6)へ伝達することにより
変形ピストン(3)を上下に運動せしめ、バネ体(2)
に圧縮及び其の開放を行い其の放出時に発生する反発力
を電動機(9)により回転されるクランク軸(6)へ相
加する様、成したもので此の電動機(9)の動力源は第
3図の様に爆発力とバネの反発力を交互に生じる内燃機
関其の他の駆動源であってもよい。次に図を参照しなが
ら其の作用を説明する。
利用する動力機構を構成して其の回転動力が電動機によ
り回転されるクランク軸へ相加する事で電気エネルギー
とバネの反発エネルギーの複合駆動のエネルギーを用い
る事で内燃機関等に於ける燃料及び排気ガスの排除を仕
得る様にしたものである。次に図面を用いて其の詳細を
説明する。第1図は本発明の原理を説明する部分断面図
第2図はバネの作用とクランクの回転を示す運動図、第
1図に於いて(1)は気筒、(2)はバネ体で気筒
(1)内に設置される。(3)は変形ピストンで、バネ
体(2)を支持する、(4)はコネクチングロット、
(5)はクランク、(6)はクランク軸である、コネク
チングロット(4)の上端は変形ピストン(3)へ軸着
され其の下端はクランク(5)の先端へ軸着される。
(7)は半円状のフライホイール、(8)はプーリーで
これらはいづれもクランク軸(6)に直結される。
(9)は動力源の電動機(10)はベルトであって、ベ
ルト(10)の代りに歯車などの動力伝達機構を用いて
もよい。又これは電動機(9)の駆動力をプーリー
(8)を介してクランク軸(6)へ伝達することにより
変形ピストン(3)を上下に運動せしめ、バネ体(2)
に圧縮及び其の開放を行い其の放出時に発生する反発力
を電動機(9)により回転されるクランク軸(6)へ相
加する様、成したもので此の電動機(9)の動力源は第
3図の様に爆発力とバネの反発力を交互に生じる内燃機
関其の他の駆動源であってもよい。次に図を参照しなが
ら其の作用を説明する。
【0005】
【考案の実施の形態】今電動機(9)によるプーリー
(8)の回転方向が第2図の矢印Aの方向とし電動機
(9)の始動によって、クランク(5)が上部死点へ達
したものとする。この時バネ体(2)は最高に圧縮され
た状態にあり、クランク(5)がこの位置を通過すると
同時に圧縮されたエネルギーは一気に開放され反発力と
なって爆発的に放出され、クランク(5)を下部死点へ
と押し下げる。そこでバネ(2)のエネルギーは零とな
るが、この回転速度に伴う、フライホイール(7)の放
出エネルギーはクランク(5)を更に回転上昇せしめ、
バネ体(2)を再び圧縮し始める。そしてフライホイー
ル(7)の放出エネルギーが零となる、とそれ以後バネ
体(2)は電動機(9)の駆動力によって上部死点まで
圧縮される。以下この動作を繰り返すがここで電動機
(9)のみによって、バネ体(2)が圧縮される位置
は、バネ体(2)の圧縮に伴う反発力がフライホイール
(7)の回転惰力と均衡する位置からであって其の範囲
は第2図中の点線で示すクランクの位置から上部死点
までの区間即ちクランク回転円周の約10%周である。
此の様に本発明は電動機(9)の瞬間的駆動力のみによ
ってバネ体(2)は圧縮から開放を行いこの反発力でク
ランク(5)を約90%まで自動的に回転せしめる事が
出来る。そこでこのクランクの全回転へ電動機(9)の
駆動力を一定に入力したとすればクランク軸(6)へ得
られる回転出力は電動機(9)の電気エネルギーとバネ
(2)の反発エネルギーを併用した複合駆動のエネルギ
ーを得ることが出来る。この様にクランク回転へ有利に
作用するバネの原理は前述の如くクランク回転前半に加
えられるバネの放出エネルギーは上部死点で最大に圧縮
されたエネルギーが一気に開放された爆発的な力であ
り、之に対してクランクが上昇する、後半行程でのバネ
に蓄積するエネルギーは下部死点で零から徐々に其の力
を増しながら最終的の上部死点に於いて最大に圧縮され
る。この様にクランクの上部死点を境として異なるバネ
の圧縮と其の開放の差を瞬間的に行う事により生じたバ
ネの反発力をクランク回転の動力に用いた結果である。
(8)の回転方向が第2図の矢印Aの方向とし電動機
(9)の始動によって、クランク(5)が上部死点へ達
したものとする。この時バネ体(2)は最高に圧縮され
た状態にあり、クランク(5)がこの位置を通過すると
同時に圧縮されたエネルギーは一気に開放され反発力と
なって爆発的に放出され、クランク(5)を下部死点へ
と押し下げる。そこでバネ(2)のエネルギーは零とな
るが、この回転速度に伴う、フライホイール(7)の放
出エネルギーはクランク(5)を更に回転上昇せしめ、
バネ体(2)を再び圧縮し始める。そしてフライホイー
ル(7)の放出エネルギーが零となる、とそれ以後バネ
体(2)は電動機(9)の駆動力によって上部死点まで
圧縮される。以下この動作を繰り返すがここで電動機
(9)のみによって、バネ体(2)が圧縮される位置
は、バネ体(2)の圧縮に伴う反発力がフライホイール
(7)の回転惰力と均衡する位置からであって其の範囲
は第2図中の点線で示すクランクの位置から上部死点
までの区間即ちクランク回転円周の約10%周である。
此の様に本発明は電動機(9)の瞬間的駆動力のみによ
ってバネ体(2)は圧縮から開放を行いこの反発力でク
ランク(5)を約90%まで自動的に回転せしめる事が
出来る。そこでこのクランクの全回転へ電動機(9)の
駆動力を一定に入力したとすればクランク軸(6)へ得
られる回転出力は電動機(9)の電気エネルギーとバネ
(2)の反発エネルギーを併用した複合駆動のエネルギ
ーを得ることが出来る。この様にクランク回転へ有利に
作用するバネの原理は前述の如くクランク回転前半に加
えられるバネの放出エネルギーは上部死点で最大に圧縮
されたエネルギーが一気に開放された爆発的な力であ
り、之に対してクランクが上昇する、後半行程でのバネ
に蓄積するエネルギーは下部死点で零から徐々に其の力
を増しながら最終的の上部死点に於いて最大に圧縮され
る。この様にクランクの上部死点を境として異なるバネ
の圧縮と其の開放の差を瞬間的に行う事により生じたバ
ネの反発力をクランク回転の動力に用いた結果である。
【0006】
【発明の効果】以上の説明で明らかな様に本発明はエネ
ルギー保存の法則に基づき、バネエネルギーを電動機に
よって駆動されるクランク軸へ相加する事で電動機の電
気エネルギーとバネの反発エネルギーとフライホイール
の放出エネルギー等のリサイクル運動による回転機構を
構成したものでこれを例えば蓄電池により電動機(モー
ター)を駆動して走行する電気自動車へ適用すれば直接
電力を消費することなく又蓄電池の多量搭載を減じ車輛
の軽量化を図り更にエンジン始動中発電機を用いれば其
の余剰エネルギーで自家発電が可能となり電源補給によ
って走行距離を延すことが出来る。尚本発明は燃料を用
いず静かで経済的な無公害エンジンにして大気汚染や環
境破壊の防止に貢献する処極めて大である。
ルギー保存の法則に基づき、バネエネルギーを電動機に
よって駆動されるクランク軸へ相加する事で電動機の電
気エネルギーとバネの反発エネルギーとフライホイール
の放出エネルギー等のリサイクル運動による回転機構を
構成したものでこれを例えば蓄電池により電動機(モー
ター)を駆動して走行する電気自動車へ適用すれば直接
電力を消費することなく又蓄電池の多量搭載を減じ車輛
の軽量化を図り更にエンジン始動中発電機を用いれば其
の余剰エネルギーで自家発電が可能となり電源補給によ
って走行距離を延すことが出来る。尚本発明は燃料を用
いず静かで経済的な無公害エンジンにして大気汚染や環
境破壊の防止に貢献する処極めて大である。
【図1】本発明の原理を説明する為の部分断面図
【図2】バネの作用とクランク回転を示す運動図
【図3】動力源に内燃機関を用いた一例である。 (1)気筒 (2)バネ体 (3)変形ピストン (4)コネクチングロット (5)クランク (6)クランク軸 (7)フライホイール (8)プーリー (9)電動機 (10)ベルト又は歯車 (11)点火栓 (12)ピストン
Claims (1)
- 【請求項1】 気筒内部へバネ体と之を支持する変形ピ
ストンを設けこの変形ピストンをコネクチングロットを
介して電動機其の他の動力源により駆動するクランクの
先端へ軸着した事を特徴とするバネ利用のエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20269596A JPH1018958A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | バネ利用のエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20269596A JPH1018958A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | バネ利用のエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018958A true JPH1018958A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16461633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20269596A Pending JPH1018958A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | バネ利用のエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018958A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4891458B1 (ja) * | 2011-09-01 | 2012-03-07 | ▲覚▼ 井上 | 原動機 |
CN103161902A (zh) * | 2011-12-09 | 2013-06-19 | 吕国清 | 反冲击力的装置 |
CN103486251A (zh) * | 2012-06-13 | 2014-01-01 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 活塞连杆组和内燃机 |
CN106704124A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-05-24 | 袁新平 | 人力机械充电器 |
US11168771B2 (en) | 2016-09-05 | 2021-11-09 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Drive force transmission device |
JP2023033037A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 照博 小牧 | 発電装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP20269596A patent/JPH1018958A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4891458B1 (ja) * | 2011-09-01 | 2012-03-07 | ▲覚▼ 井上 | 原動機 |
CN103161902A (zh) * | 2011-12-09 | 2013-06-19 | 吕国清 | 反冲击力的装置 |
CN103486251A (zh) * | 2012-06-13 | 2014-01-01 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 活塞连杆组和内燃机 |
CN103486251B (zh) * | 2012-06-13 | 2016-03-30 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 活塞连杆组和内燃机 |
US11168771B2 (en) | 2016-09-05 | 2021-11-09 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Drive force transmission device |
CN106704124A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-05-24 | 袁新平 | 人力机械充电器 |
JP2023033037A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 照博 小牧 | 発電装置 |
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