JPH10184818A - チェーン - Google Patents

チェーン

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JPH10184818A
JPH10184818A JP34391096A JP34391096A JPH10184818A JP H10184818 A JPH10184818 A JP H10184818A JP 34391096 A JP34391096 A JP 34391096A JP 34391096 A JP34391096 A JP 34391096A JP H10184818 A JPH10184818 A JP H10184818A
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plate
stress
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、チェーンを構成するアウタプレー
トやインナプレート等の最弱部位にかかる応力を低減し
てチェーンの耐久性を向上させることを課題とする。 【解決手段】本発明は、一対のインナープレート間に筒
状ブッシュを架設してなるインナーリンクと、長手方向
の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第2挿入孔を有
するアウタプレートとを備え、一のアウタプレートとイ
ンナーリンクと他のアウタプレートを交互にずらして重
ね合わせ、前記一のアウタプレートの各挿入孔、前記イ
ンナーリンクの各ブッシュの内筒にピンを挿入して形成
したチェーンにおいて、前記ピンあるいは前記ブッシュ
は、その両端部が前記アウタプレートの各挿入孔あるい
はインナープレートの各孔に圧入され、前記ピン端部圧
入時あるいは前記ブッシュ端部圧入時の応力を前記アウ
タプレートあるいは前記インナープレートの短手方向に
比べて長手方向で大きくしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンに関し、
特に、内燃機関のカムシャフトやオイルポンプ等の駆動
力を伝達するタイミングチェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、クランクシャフトの回転
力を、オイルポンプやカムシャフトに伝達する手段とし
て、タイミングチェーンが用いられる。
【0003】前記タイミングチェーンは、長手方向の一
端部に第1孔を有するとともに、他端部に第2孔を有す
る一対のインナープレートと、前記各インナープレート
の各第1孔及び各第2孔に両端部が圧入された2つの筒
状ブッシュとからなるインナーリンクを備えるととも
に、長手方向の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第
2挿入孔を有するアウタプレートを備える。
【0004】そして、一のアウタプレートとインナーリ
ンクと他のアウタプレートを交互にずらして重ね合わ
せ、前記一のアウタプレートの第2挿入孔、前記インナ
ーリンクの第1孔側ブッシュの内筒、及び前記他のアウ
タプレートの第2挿入孔を合致させてピンを挿入すると
ともに、前記ピンの両端部を前記一のアウタプレートの
第2挿入孔及び前記他のアウタプレートの第2挿入孔に
圧入したユニットが複数形成される。
【0005】さらに、一のユニットの一のアウタプレー
トの第1挿入孔、他のユニットのインナーリンクの第2
孔側ブッシュの内筒、及び前記一のユニットの他のアウ
タプレートの第1挿入孔を合致させてピンを挿入すると
ともに、前記ピンの両端部を前記一のユニットの一のア
ウタプレートの第1挿入孔及び前記一のユニットの他の
アウタプレートの第1挿入孔に圧入して前記一のユニッ
ト及び前記他のユニットを連結し、この連結を繰り返す
ことにより、タイミングチェーンが形成される。
【0006】このように形成されたタイミングチェーン
に負荷がかかると、各アウタプレートは、第1挿入孔側
(あるいは第2挿入孔側)のピンからの張力を受け、こ
の張力を第2挿入孔側(あるいは第1挿入孔側)のピン
へ伝達する。
【0007】同様に、各インナープレートが第1孔側
(あるいは第2孔側)のブッシュからの張力を受ける
と、この張力を第2孔側(あるいは第1孔側)のブッシ
ュへ伝達する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のチェ
ーンのアウタプレートの各挿入孔と短手方向の端部との
間に位置する部位やインナープレートの各孔と短手方向
の端部との間に位置する部位は、アウタプレートやイン
ナープレートのなかで短手方向の幅が最も狭く、強度上
最も弱い部位であるため、この部位に大きな引っ張り応
力が加わると、アウタプレートやインナープレートの変
形や破壊を招き、チェーンの疲労寿命や耐久性を低下さ
せるという問題がある。
【0009】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、チェーンを構成するアウタプレートやインナ
ープレートの最弱部位に加わる応力を抑制して、チェー
ンの耐久性及び疲労寿命を向上させることを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】チェーンを構成するアウ
タプレートの最弱部位に加わる応力を抑制するために本
発明は以下のような手段を採用した。
【0011】すなわち、本発明にかかるチェーンは、長
手方向の一端部に第1孔を有するとともに、他端部に第
2孔を有する一対のインナープレートと、前記各インナ
ープレートの各第1孔間及び各第2孔間に架設される筒
状ブッシュとからなるインナーリンクを備えるととも
に、長手方向の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第
2挿入孔を有するアウタプレートを備え、一のアウタプ
レートとインナーリンクと他のアウタプレートを交互に
ずらして重ね合わせ、前記一のアウタプレートの各挿入
孔、前記インナーリンクの各ブッシュの内筒にピンを挿
入して形成したチェーンにおいて、前記ピンはその両端
部が前記アウタプレートの各挿入孔に圧入され、前記ピ
ン端部圧入時の応力を前記記アウタプレートの短手方向
に比べて長手方向で大きくしたことを特徴とする。
【0012】この発明は、チェーンを構成するアウタプ
レートの各挿入孔と短手方向端部との間に位置する最弱
部位に加わる応力は、アウタプレートの第1挿入孔と第
2挿入孔との間に位置する部位に圧縮応力を蓄積してお
くことで抑制されるという発明者の知見に基づく。
【0013】例えば、アウタプレートの長手方向に沿っ
て第1挿入孔側から第2挿入孔側へ向かう応力と第2挿
入孔側から第1挿入孔側へ向かう応力が圧縮応力となっ
て前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に蓄積されて
いる場合に、アウタプレートは、張力負荷時に前記圧縮
応力を緩和することで第1挿入孔側ピンと第2挿入孔側
ピンとの間の張力伝達を行うことになり、アウタプレー
トの各挿入孔と短手方向端部との間に位置する部位への
張力伝達を抑制することができる。
【0014】本発明にかかるチェーンでは、アウタプレ
ートの各挿入孔にピン端部を圧入したときに短手方向に
比べて長手方向で大きな応力が発生するので、長手方向
の応力のうち第1挿入孔側から第2挿入孔側向かう応力
と第2挿入孔側から第1挿入孔側へ向かう応力とが圧縮
応力となって前記第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に
位置する部位に蓄積される。
【0015】一方、ピン端部圧入時の応力は、短手方向
にほとんど作用しないので、アウタプレートの各挿入孔
と短手方向の端部との間に位置する部位に不要な応力が
加わることがない。
【0016】そして、前記チェーンに負荷がかかり、ア
ウタプレートの第1挿入孔側(あるいは第2挿入孔側)
のピンからアウタプレートへ張力が伝達されると、この
張力は、前記圧縮応力を緩和しつつアウタプレートの第
2挿入孔側(あるいは第1挿入孔側)のピンへ伝達され
る。前記ピン端部圧入時の応力を前記アウタプレートの
短手方向に比べて長手方向で大きくするために、例え
ば、ピン端部がアウタプレートの各挿入孔にかしめて圧
入されるとともに、かしめ方向を短手方向とすることで
圧入時の応力を短手方向に比べて長手方向で大きくして
もよい。
【0017】また、アウタプレートの各挿入孔をアウタ
プレートの短手方向に長軸が位置する楕円状に形成する
とともに、ピンをその断面が真円状をなすよう形成して
もよい。
【0018】さらに、アウタプレートの各挿入孔を真円
状に形成するとともに、アウタプレートの短手方向に長
軸が位置する楕円状の断面を有するようピンを形成して
もよい。次に、チェーンを構成するインナープレートの
最弱部位にかかる応力を抑制するために本発明は以下の
ような手段を採用した。
【0019】すなわち、本発明にかかるチェーンは、長
手方向の一端部に第1孔を有するとともに、他端部に第
2孔を有する一対のインナープレートと、前記各インナ
ープレートの各第1孔間及び各第2孔間に架設される筒
状ブッシュとからなるインナーリンクを備えるととも
に、長手方向の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第
2挿入孔を有するアウタプレートを備え、一のアウタプ
レートとインナーリンクと他のアウタプレートを交互に
ずらして重ね合わせ、前記一のアウタプレートの各挿入
孔、前記インナーリンクの各ブッシュの内筒にピンを挿
入して形成したチェーンにおいて、前記ブッシュはその
両端部が前記インナープレートの各孔に圧入され、前記
ブッシュ端部圧入時の応力を前記インナープレートの短
手方向に比べて長手方向で大きくしたことを特徴とす
る。
【0020】この発明は、前述のアウタプレートと同様
に、インナープレートの各孔と短手方向端部との間に位
置する最弱部位に加わる応力は、インナープレートの第
1孔と第2孔との間に位置する部位に圧縮応力を蓄積し
ておくことで抑制されるという発明者の知見に基づく。
【0021】前記ブッシュ端部圧入時の応力を前記イン
ナープレートの短手方向に比べて長手方向で大きくする
ために、例えば、前記ブッシュ端部の周縁部には、イン
ナープレートの短手方向に位置する部分に間隙部を設け
るようにしてもよい。そして、前記間隙部は、前記ブッ
シュ内壁面と前記ピンとの間に潤滑油を導入するオイル
導入口として使用することもできる。本発明のチェーン
は、一のアウタプレートとインナーリンクと他のアウタ
プレートを交互にずらして重ね合わせ、前記一のアウタ
プレートの第2挿入孔、前記インナーリンクの第1孔側
ブッシュの内筒、及び前記他のアウタプレートの第2挿
入孔にピンを挿入したユニットを複数形成し、一のユニ
ットの一のアウタプレートの第1挿入孔、他のユニット
のインナーリンクの第2孔側ブッシュの内筒、及び前記
一のユニットの他のアウタプレートの第1挿入孔にピン
を挿入して前記一のユニット及び前記他のユニットを連
結し、この連結を繰り返して形成したチェーンに適用で
きる。
【0022】さらに、本発明のチェーンは、長手方向の
一端部に第1貫通孔を有し、他端部に第2貫通孔を有す
る中間プレートを更に備え、一のアウタプレートと一の
インナーリンクと中間プレートと他のインナーリンクと
他のアウタプレートを交互にずらして重ね合わせ、前記
一のアウタプレートの第2挿入孔、前記一のインナーリ
ンクの第1孔側ブッシュの内筒、前記中間プレートの第
2貫通孔、前記他のインナーリンクの第1孔側ブッシュ
の内筒、及び前記他のアウタプレートの第2挿入孔にピ
ンを挿入したユニットを複数形成し、一のユニットの一
のアウタプレートの第1挿入孔、他のユニットの一のイ
ンナーリンクの第2孔側ブッシュの内筒、前記一のユニ
ットの中間プレートの第1貫通孔、前記他のユニットの
他のインナーリンクの第2孔側ブッシュの内筒、及び前
記一のユニットの他のアウタプレートの第1挿入孔にピ
ンを挿入して前記一のユニット及び前記他のユニットを
連結し、この連結を繰り返して形成される複列式チェー
ンにも適用できる。
【0023】要は、前記アウタプレートの挿入孔にピン
を圧入する形式のチェーンや、前記インナープレートの
孔にブッシュを圧入する形式のチェーン一般に適用でき
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるチェーンの
実施の形態について図1〜図13に基づいて説明する。
【0025】本実施の形態では、チェーンとして、タイ
ミングチェーンを例にあげて説明する。前記タイミング
チェーンは、図3及び図4に示すように、第1アウタプ
レート8とインナーリンク7と第2アウタプレート9と
を交互にずらして重ね合わせて形成されるユニット14
を複数個連結して構成される。
【0026】前記第1及び第2アウタプレート8、9
は、図5に示すように、長手方向の一端部に第1挿入孔
10が形成され、他端部に第2挿入孔11が形成された
プレートである。
【0027】前記インナーリンク7は、第1インナープ
レート1と、第2インナープレート2と、2つのブッシ
ュ5、6とを備える。前記第1及び第2インナープレー
ト1、2は、図6に示すように、長手方向の一端部に第
1孔3が形成され、他端部に第2孔4が形成されたプレ
ートであり、前記第1孔3及び第2孔4は、短手方向に
位置する互いに対向する2つの縁部22が長手方向に沿
った直線で形成されるとともに、長手方向に位置する互
いに対向する2つの縁部21が前記直線状の縁部22の
各基端間及び各終端間を結ぶ円弧で形成される。
【0028】前記2つのブッシュ5、6は、図7に示す
ように、筒状に形成され、その両端部の対向する2箇所
の周縁部を削除して形成される2つの間隙部18を有す
るとともに、前記間隙部18の基端から立ち上がる突起
部19を有する。前記間隙部18の基端から終端までの
長さは、前記第1及び第2インナープレート1、2の厚
さ以下とする。
【0029】そして、前記ブッシュ5、6の両端部は、
前記間隙部18が前記第1及び第2インナープレート
1、2の短手方向に位置するとともに、前記突起部19
が前記第1及び第2インナープレート1、2の長手方向
に位置するよう圧入される。このとき、前記第1孔3及
び前記第2孔4には、図8、9に示すように、前記ブッ
シュ5、6の突起部19のみが圧入され、前記突起部1
9が前記第1孔3及び前記第2孔4の円弧状の縁部21
に圧接する。
【0030】次に、前記ユニット14は、図10に示す
ように、前記第1アウタプレート8とインナーリンク7
と第2アウタプレート9とを交互にずらして重ね合わ
せ、前記第1アウタプレート8の第2挿入孔11と前記
インナーリンク7の第1孔側ブッシュ5の内筒、及び前
記第2アウタプレート9の第2挿入孔11を合致させて
ピン13を挿入する。
【0031】続いて、一のユニット14の第1アウタプ
レート8の第1挿入孔10と、他のユニット14のイン
ナーリンク7の第2孔側ブッシュ6の内筒と、前記一の
ユニット14の第2アウタプレート9の第1挿入孔10
とを合致させてピン12を挿入する。
【0032】さらに、前記ピン12及び前記ピン13の
両端部は、図1、図2に示すように、前記第1及び第2
アウタプレート8、9の短手方向に沿って断面v字状の
溝20が形成されたダイス17でかしめられ、前記第1
及び第2アウタプレート8、9に固定される。このよう
にして前記一のユニット14と前記他のユニット14と
を連結し、この連結を繰り返すことによりタイミングチ
ェーンが形成される。以下、本実施の形態にかかるタイ
ミングチェーンの作用・効果について述べる。
【0033】各ユニット14の第1及び第2アウタプレ
ート8、9には、各挿入孔10、11にピン12、13
の端部を圧入したときの応力のうち、第1挿入孔10側
から第2挿入孔11側へ向かう応力と第2挿入孔11側
から第1挿入孔10側へ向かう応力とからなる圧縮応力
が第1挿入孔10と第2挿入孔11との間に位置する部
位に蓄積される。
【0034】さらに、前記第1及び第2アウタプレート
8、9は前記ピン12、13の端部をダイス17によっ
てかしめられたときに短手方向に比べて長手方向で大き
な応力を受けるので、この応力のうち第1挿入孔10側
から第2挿入孔11側へ向かう応力と第2挿入孔11側
から第1挿入孔10側へ向かう応力とがピン端部圧入時
に蓄積された圧縮応力と相俟ってさらに大きな圧縮応力
となり、第1挿入孔10と第2挿入孔11との間に位置
する部位に蓄積される。
【0035】また、各ユニット14のインナーリンク7
の第1及び第2インナープレート1、2は、前記第1孔
3及び前記第2孔4にブッシュ5、6の端部が圧入され
たときに、前記ブッシュ5、6両端部の突起部19から
長手方向の応力を受けるが、短手方向の応力は受けな
い。そして、前記長手方向の応力のうち、前記第1及び
第2インナープレート1、2の第1孔3側から第2孔4
側へ向かう応力と第2孔4側から第1孔3側へ向かう応
力とが圧縮応力となって前記第1及び第2インナープレ
ート1、2の第1孔3と第2孔4との間に位置する部位
に蓄積される。
【0036】このように形成されたタイミングチェーン
に負荷がかかり、各ユニット14の第1及び第2アウタ
プレート8、9が第1挿入孔側ピン12からの張力を受
けると、前記張力が前記第1及び第2アウタプレート
8、9の第1挿入孔10と第2挿入孔11との間に位置
する部位に蓄積された圧縮応力を緩和することで第2挿
入孔側ピン13へ伝達される。
【0037】同様に、各ユニット14のインナーリンク
7の第1及び第2インナープレート1、2が第1孔側ブ
ッシュ5からの張力を受けると、前記張力が前記第1及
び第2インナープレート1、2の第1孔3と第2孔4と
の間に位置する部位に蓄積された圧縮応力を緩和するこ
とで第2孔側ブッシュ6へ伝達される。
【0038】ここで、第1挿入孔及び第2挿入孔にピン
が圧入されるとともに、ピンの端部が前述の図1、2に
示すようにかしめられたアウタプレートの第1挿入孔と
第2挿入孔との間に位置する部位にかかる応力を計測し
た結果を図11に示す。この計測は、厚さ1.60mm
のアウタプレートにおいて、第1挿入孔の中心と第2挿
入孔の中心を結ぶ線分の垂直二等分線上に位置する部位
にかかる応力について行った。図中の縦軸は、第1挿入
孔の中心と第2挿入孔の中心を結ぶ線分の中間点から計
測点までの距離(mm)を表し、横軸は計測点における
長手方向(図中X方向)の応力(kg/mm)を示す。
【0039】図11において、のグラフは、アウタプ
レートに張力をかけないときの計測結果を示し、のグ
ラフはアウタプレートに80kgfの張力をかけたとき
の計測結果を示し、のグラフはアウタプレートに23
2kgfの張力をかけたときの計測結果を示し、のグ
ラフはアウタプレートに400kgfの張力をかけたと
きの計測結果を示す。
【0040】上記〜のグラフによれば、前記中間点
寄りの部位、すなわち第1挿入孔と第2挿入孔との間に
位置する部位に大きな圧縮応力が蓄積され、この圧縮応
力が張力負荷時に緩和されているのがわかる。
【0041】次に、厚さ1.60mmのアウタプレート
に400kgfの張力を加えたときに、第2挿入孔と短
手方向端部との間に位置する最弱部位にかかる長手方向
(図中X方向)の応力の振幅を計測した結果を図12に
示す。図中の横軸は前記最弱部位に作用する長手方向の
応力の振幅(kg/mm2)を示し、縦軸は、第2挿入
孔の中心から計測点までの距離Y(mm)を示す。
【0042】図12において、のグラフは、第1挿入
孔と第2挿入孔とに各挿入孔より径小なピンが挿入され
たアウタプレートについて計測した結果を示し、のグ
ラフは、第1挿入孔と第2挿入孔とにピン端部を圧入す
るとともに、圧入されたピン端部を前述の図1、2に示
すようにかしめたアウタプレートについて計測した結果
を示す。
【0043】上記、のグラフによれば、圧縮応力が
蓄積されたアウタプレートは、圧縮応力が蓄積されてい
ないアウタプレートに比べて最弱部位にかかる引っ張り
応力の振幅が小さいことがわかる。本実施の形態にかか
るタイミングチェーンによれば、アウタプレートの各挿
入孔と短手方向の端部との間に位置する最弱部位に不要
な応力を加えることなく、第1挿入孔と第2挿入孔との
間に位置する部位に大きな圧縮応力を蓄積することがで
きるので、張力負荷時に前記アウタプレートの最弱部位
に加わる応力を抑制することができる。
【0044】また、インナープレートについても、各孔
と短手方向の端部との間に位置する最弱部位に不要な応
力を加えることなく、第1孔と第2孔との間に位置する
部位に大きな圧縮応力を蓄積することができるので、張
力負荷時にインナープレートの最弱部位に加わる応力を
抑制することができる。
【0045】さらに、インナープレートの第1孔及び第
2孔は、短手方向に位置する直線状の縁部22と長手方
向に位置する円弧状の縁部21とで形成されるので、真
円状の孔を有するプレートに比べて、各孔と短手方向端
部との間に位置する部位の幅が広くなり、最弱部位の強
度を向上させることができる。
【0046】尚、インナープレートの第1孔及び第2孔
は、図13に示すように、長手方向に位置する縁部21
の両端を短手方向に延出させ、延出した端部と前記直線
状の縁部22の端部とを丸みを帯びた曲線状の縁部23
で接続した形状としてもよい。このように形成された第
1孔及び第2孔によれば、直線状の縁部22と円弧状の
縁部21との接続部分に応力が集中するのを防止するこ
とができる。
【0047】従って、本実施の形態によれば、アウタプ
レート及びインナープレートの最弱部位にかかる応力を
抑制してアウタプレート及びインナープレートの疲労寿
命及び耐久性を向上させ、タイミングチェーンの耐久性
を向上させることができる。 〈他の実施の形態〉アウタプレートにピン端部を圧入す
るときの応力を短手方向に比べて長手方向で大きくする
手段として、図14に示すように、第1及び第2アウタ
プレート8、9の第1挿入孔10及び第2挿入孔11を
その長軸が短手方向に沿うように形成された楕円状とし
てもよい。この場合、ピン12、13の両端部は、その
断面が真円状をなすよう形成する。尚、前記第1挿入孔
10及び前記第2挿入孔11の長軸の長さl1と短軸の
長さl2との差は50μm程度が好ましい。
【0048】そして、前記第1及び第2アウタプレート
8、9の前記第1挿入孔10及び前記第2挿入孔11に
前記ピン12、13の端部が圧入されると、前記第1挿
入孔10及び前記第2挿入孔11の長手方向に位置する
周縁部は、短手方向に位置する周縁部より大きな応力を
前記ピン12、13から受ける。この応力のうち、前記
第1挿入孔10側から前記第2挿入孔11側へ向かう応
力と前記第2挿入孔11側から前記第1挿入孔10側へ
向かう応力とが圧縮応力となって前記第1及び第2アウ
タプレート8、9の前記第1挿入孔10と前記第2挿入
孔11との間に位置する部位に蓄積される。
【0049】さらに、前記第1及び第2アウタプレート
8、9と同様に、第1及び第2インナープレート1、2
の第1孔3及び第2孔4をその長軸が短手方向に沿うよ
うに形成された楕円状とし、ブッシュ5、6の両端部を
その断面が真円状をなすよう形成してもよい。次に、ア
ウタプレートにピン端部を圧入するときの応力を短手方
向に比べて長手方向で大きくする他の手段として、図1
5に示すように、第1及び第2アウタプレート8、9の
第1挿入孔10及び第2挿入孔11に圧入されるピン1
2、13の両端部をその断面の長軸が前記第1及び第2
アウタプレート8、9の長手方向に沿う楕円状に形成し
てもよい。この場合、前記第1及び第2アウタプレート
8、9の第1挿入孔10及び第2挿入孔11は真円状に
形成される。尚、前記ピン両端部断面の長軸の長さl3
と短軸の長さl4との差は50μm程度が好ましい。
【0050】そして、前記第1及び第2アウタプレート
8、9の前記第1挿入孔10及び前記第2挿入孔11に
前記ピン12、13の端部が圧入されると、前記第1挿
入孔10及び前記第2挿入孔11の長手方向に位置する
周縁部は、短手方向に位置する周縁部より大きな応力を
前記ピン12、13から受ける。この応力のうち、前記
第1挿入孔10側から前記第2挿入孔11側へ向かう応
力と前記第2挿入孔11側から前記第1挿入孔10側へ
向かう応力とが圧縮応力となって前記第1及び第2アウ
タプレート8、9の前記第1挿入孔10と前記第2挿入
孔11との間に位置する部位に蓄積される。
【0051】さらに、前記第1及び第2アウタプレート
8、9と同様に、第1及び第2インナープレート1、2
の第1孔3及び第2孔4に圧入されるブッシュ5、6の
両端部をその断面の長軸が前記第1及び第2インナープ
レート1、2の長手方向に沿う楕円状に形成し、前記第
1孔3及び前記第2孔4を真円状に形成してもよい。ま
た、インナーリンク7の各ブッシュ5、6の両端部に形
成される間隙部18は、図16に示すように、その基端
から終端までの長さが第1及び第2インナープレート
1、2の厚さよりも長くなるよう形成されてもよい。こ
の場合、前記ブッシュ5、6の両端部が前記第1及び第
2インナープレート1、2に圧入されると、前記間隙部
18の終端側の一部が前記第1挿入孔10及び前記第2
挿入孔11内に位置し、前記間隙部18の基端側の一部
18aが第1挿入孔10及び前記第2挿入孔11外に位
置する。前記間隙部18の基端側の一部18aは、ブッ
シュ5、6の内筒部へ潤滑油を導入するオイル導入口と
して利用することができる。
【0052】このように形成されたブッシュ5、6によ
れば、前述の実施の形態と同様の効果が得られるととも
に、前記オイル導入口18aからブッシュ5、6内筒部
に導入された潤滑油がブッシュ5、6内筒壁面とこの内
筒に挿入されるピン12、13との間に油膜を形成し、
ピン12、13の表面及びブッシュ5、6内筒壁面の磨
耗を抑制する。以上述べた実施の形態では、本発明にか
かるチェーンとして単列式のタイミングチェーンを例に
挙げて説明したが、図17に示すような複列式タイミン
グチェーンでも構わない。
【0053】前記複列式タイミングチェーンは、第1ア
ウタプレート8と第1インナーリンク7aと中間プレー
ト15と第2インナーリンク7bと第2アウタプレート
9とから形成されるユニット16を複数個連結して形成
される。
【0054】前記第1及び第2アウタプレート8、9、
及び前記第1及び第2インナーリンク7a、7bは、前
述の実施の形態と同様に構成される。前記中間プレート
15は、長手方向の一端部に図示しない第1貫通孔が形
成され、他端部に図示しない第2貫通孔が形成されたプ
レートである。
【0055】そして、前記ユニット16は、第1アウタ
プレート8と第1インナーリンク7aと中間プレート1
5と第2インナーリンク7bと第2アウタプレート9と
を交互にずらして重ね合わせ、前記第1アウタプレート
8の第2挿入孔11と前記第1インナーリンクの第1孔
側ブッシュ5の内筒と前記中間プレート15の第2貫通
孔と前記第2インナーリンク7bの第1挿入孔側ブッシ
ュ5の内筒と前記第2アウタプレートの第2挿入孔11
とを合致させてピン13を挿入し、このピン13の両端
部を前述の実施の形態と同様に第1及び第2アウタプレ
ート8、9に固定して形成される。
【0056】続いて、一のユニット16の第1アウタプ
レート8の第1挿入孔10と、他のユニット16の第1
インナーリンク7aの第2孔側ブッシュ6の内筒と、前
記一のユニット16の中間プレート15の第1貫通孔
と、前記他のユニット16の第2インナーリンク7bの
第2孔側ブッシュ6の内筒と、前記一のユニット16の
第2アウタプレート9の第1挿入孔10とを合致させて
ピン12を挿入し、このピン12の両端部を前記ピン1
3と同様に前記一のユニットの第1及び第2アウタプレ
ート8、9に固定して、前記一のユニット16と前記他
のユニット16を連結し、この連結を繰り返すことによ
り複列式タイミングチェーンが形成される。
【0057】このように形成された複列式タイミングチ
ェーンに負荷がかかった場合、各アウタプレート8、9
は、第1挿入孔側ピン12からの張力を受けるが、この
張力が第1挿入孔10と第2挿入孔11との間に位置す
る部位に蓄積された圧縮応力を緩和することで第2挿入
孔側ピン13へ伝達されるので各アウタプレート8、9
の最弱部位に応力が加わるのを抑制することができる。
【0058】さらに、各インナープレート1、2は、複
列式タイミングチェーンに負荷がかかったときに、第1
孔側ブッシュ5からの張力を受けるが、この張力が第1
孔3と第2孔4との間に位置する部位に蓄積された圧縮
応力を緩和することで第2孔側ブッシュ6へ伝達される
ので各インナープレート1、2の最弱部位に応力が加わ
るのを抑制することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明にかかるチェーンでは、アウタプ
レートにピン端部を圧入する際、前記アウタプレートが
長手方向に作用する応力を受け、この応力のうち第1挿
入孔側から第2挿入孔側へ向かう応力と第2挿入孔側か
ら第1挿入孔側へ向かう応力とが圧縮応力となって前記
第1挿入孔と前記第2挿入孔との間に位置する部位に蓄
積される。
【0060】そして、前記アウタプレートに張力が負荷
されると、前記張力が前記圧縮応力を緩和することで第
1挿入孔側ピンと第2挿入孔側ピンとの間の張力伝達が
行われるので、アウタプレートの各挿入孔と短手方向の
端部との間に位置する最弱部位に応力が加わるのを抑制
することができる。
【0061】また、インナープレートにブッシュ端部を
圧入する際、前記インナープレートが長手方向に作用す
る応力を受け、この応力のうち第1孔側から第2孔側へ
向かう応力と第2孔側から第1孔側へ向かう応力とが圧
縮応力となって前記第1孔と前記第2孔との間に位置す
る部位に蓄積される。
【0062】そして、前記インナープレートに張力が負
荷されると、前記張力が前記圧縮応力を緩和することで
第1孔側ブッシュと第2孔側ブッシュとの間の張力伝達
が行われるので、インナープレートの各孔と短手方向の
端部との間に位置する最弱部位に応力が加わるのを抑制
することができる。
【0063】従って、本発明にかかるチェーンによれ
ば、アウタプレートやインナープレートの最弱部位に応
力が加わるのを抑制し、アウタプレートやインナープレ
ートの疲労寿命及び耐久性を向上させることができ、よ
ってチェーンの耐久性が向上される。
【0064】さらに、ブッシュ端部の周縁にオイル導入
口としての間隙部を設けることにより、ブッシュ内に潤
滑油が導入され、前記ブッシュ内に挿入されるピンとブ
ッシュ内筒の壁面との間に油膜を形成することができ、
ブッシュ及びピンの耐磨耗性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピンのかしめ方向を説明する図(1)
【図2】ピンのかしめ方向を説明する図(2)
【図3】実施の形態にかかるタイミングチェーンの平面
【図4】実施の形態にかかるタイミングチェーンの側面
【図5】アウタプレートの構成を示す図
【図6】インナープレートの構成を示す図
【図7】ブッシュの構成を示す斜視図
【図8】ブッシュ端部が圧入されたインナープレートの
断面図
【図9】ブッシュ端部が圧入されたインナープレートの
平面図
【図10】ユニットの構成を説明する図
【図11】アウタプレートの第1挿入孔と第2挿入孔との
間に位置する部位にかかる応力の分布を示す図
【図12】アウタプレートの第2挿入孔と短手方向の端部
との間に位置する部位にかかる応力の振幅を示す図
【図13】インナープレートの他の実施の形態を示す図
【図14】アウタプレートの他の実施の形態を示す図
【図15】ピンの他の実施の形態を示す図
【図16】インナーリンクの他の実施の形態を示す図
【図17】本発明にかかるチェーンの他の実施の形態を示
す図
【符号の説明】
1・・第1インナープレート 2・・第2インナープレート 3・・第1孔 4・・第2孔 5・・ブッシュ 6・・ブッシュ 7・・インナーリンク 8・・第1アウタプレート 9・・第2アウタプレート 10・・第1挿入孔 11・・第2挿入孔 12・・ピン 13・・ピン 14・・ユニット 17・・ダイス 18・・間隙部 18a ・・オイル導入口 20・・溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端部に第1孔を有するとと
    もに、他端部に第2孔を有する一対のインナープレート
    と、前記各インナープレートの各第1孔間及び各第2孔
    間に架設される筒状ブッシュとからなるインナーリンク
    を備えるとともに、 長手方向の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第2挿
    入孔を有するアウタプレートを備え、 一のアウタプレートとインナーリンクと他のアウタプレ
    ートを交互にずらして重ね合わせ、前記一のアウタプレ
    ートの各挿入孔、前記インナーリンクの各ブッシュの内
    筒にピンを挿入して形成したチェーンにおいて、 前記ピンはその両端部が前記アウタプレートの各挿入孔
    に圧入され、前記ピン端部圧入時の応力を前記アウタプ
    レートの短手方向に比べて長手方向で大きくしたことを
    特徴とするチェーン。
  2. 【請求項2】 前記ピン端部が前記アウタプレートの各
    挿入孔にかしめて圧入され、かしめ方向を短手方向とす
    ることで圧入時の応力を短手方向に比べて長手方向で大
    きくしたことを特徴とする請求項1記載のチェーン。
  3. 【請求項3】 長手方向の一端部に第1孔を有するとと
    もに、他端部に第2孔を有する一対のインナープレート
    と、前記各インナープレートの各第1孔間及び各第2孔
    間に架設される筒状ブッシュとからなるインナーリンク
    を備えるとともに、 長手方向の一端部に第1挿入孔を有し、他端部に第2挿
    入孔を有するアウタプレートを備え、 一のアウタプレートとインナーリンクと他のアウタプレ
    ートを交互にずらして重ね合わせ、前記一のアウタプレ
    ートの各挿入孔、前記インナーリンクの各ブッシュの内
    筒にピンを挿入して形成したチェーンにおいて、 前記ブッシュはその両端部が前記インナープレートの各
    孔に圧入され、前記ブッシュ端部圧入時の応力を前記イ
    ンナープレートの短手方向に比べて長手方向で大きくし
    たことを特徴とするチェーン。
  4. 【請求項4】 前記ブッシュ端部の周縁に、前記インナ
    ープレートの短手方向に位置する部分を削除して間隙部
    を設け、前記間隙部を前記ブッシュ内壁面と前記ピンと
    の間に潤滑油を導入するオイル導入口としたことを特徴
    とする請求項3記載のチェーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085424A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Tsubakimoto Meifuran Kk チェーンの連結ピン固定方法
DE102017113881B4 (de) 2016-07-27 2023-05-04 Daido Kogyo Co., Ltd. Kette und Herstellungsverfahren einer Kette

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JP2007085424A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Tsubakimoto Meifuran Kk チェーンの連結ピン固定方法
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