JPH10184439A - 発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬時失火判定方法 - Google Patents
発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬時失火判定方法Info
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- JPH10184439A JPH10184439A JP8343545A JP34354596A JPH10184439A JP H10184439 A JPH10184439 A JP H10184439A JP 8343545 A JP8343545 A JP 8343545A JP 34354596 A JP34354596 A JP 34354596A JP H10184439 A JPH10184439 A JP H10184439A
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新たなセンサを設置しないで既設機に簡単に
実施できる。 【解決手段】 系統連系時は、電気信号の降下値（Δ
ｐ）がある定数（Ｃ１）より大きく、かつ、降下勾配値
（Δｐ／Δｔ）がある定数（Ｃ２）より大きい場合に、
失火と判定し、系統分離時は、更に、出力降下の制御信
号が出力されていない場合に失火と判定する。
実施できる。 【解決手段】 系統連系時は、電気信号の降下値（Δ
ｐ）がある定数（Ｃ１）より大きく、かつ、降下勾配値
（Δｐ／Δｔ）がある定数（Ｃ２）より大きい場合に、
失火と判定し、系統分離時は、更に、出力降下の制御信
号が出力されていない場合に失火と判定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電用稀薄燃焼ガ
スエンジン瞬時失火判定方法に関する。
スエンジン瞬時失火判定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】需要所に設置された系統連系装置に、電
力会社の送電線と自家用発電機の出力線とが接続された
発電用送電装置は、公知であり、その自家発電機を稀薄
燃焼ガスエンジンで駆動する装置は、低公害のものとし
て多用されている。
力会社の送電線と自家用発電機の出力線とが接続された
発電用送電装置は、公知であり、その自家発電機を稀薄
燃焼ガスエンジンで駆動する装置は、低公害のものとし
て多用されている。
【０００３】このガスエンジンにおいて、失火を判定す
るには、従来から次の方式が採られていた。 （１） 各気筒の排気温度をモニターし、排気温度の低
下で失火を判定する。 （２） 点火プラグに流れる電流をモニターし、電流が
流れないことで失火を判定する。 （３） 排気圧力の脈動をモニターして失火を判定す
る。 （４） 実燃料指令値と実負荷とを比較して失火を判定
する。 （５） 回転数の変動により失火を判定する。
るには、従来から次の方式が採られていた。 （１） 各気筒の排気温度をモニターし、排気温度の低
下で失火を判定する。 （２） 点火プラグに流れる電流をモニターし、電流が
流れないことで失火を判定する。 （３） 排気圧力の脈動をモニターして失火を判定す
る。 （４） 実燃料指令値と実負荷とを比較して失火を判定
する。 （５） 回転数の変動により失火を判定する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の方法にお
いては、いずれも新たなセンサの設置を必要とする。
いては、いずれも新たなセンサの設置を必要とする。
【０００５】更に（１）は、瞬時失火に対応できず、
（２）は、電流は流れるが点火しないケースに対応でき
ない。また（３）は排気圧力センサの耐久性に問題があ
り、（４）は燃料の定量が困難で、ガスエンジンには適
用困難である。
（２）は、電流は流れるが点火しないケースに対応でき
ない。また（３）は排気圧力センサの耐久性に問題があ
り、（４）は燃料の定量が困難で、ガスエンジンには適
用困難である。
【０００６】本発明は、新たなセンサを設置しないで既
設機へ簡単に実施できる発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬
時失火判定方法を提供することを目的としている。
設機へ簡単に実施できる発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬
時失火判定方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【知見】本発明者は種々研究の結果、失火時における発
電出力の降下値は一定以上で、かつ、降下の勾配値は一
定以上である。これに対し、電力降下の制御信号による
降下勾配値は小さいので、発電出力の降下値と降下勾配
値とで失火を判定できることを見出した。本発明は、こ
の知見に基づいてなされたものである。
電出力の降下値は一定以上で、かつ、降下の勾配値は一
定以上である。これに対し、電力降下の制御信号による
降下勾配値は小さいので、発電出力の降下値と降下勾配
値とで失火を判定できることを見出した。本発明は、こ
の知見に基づいてなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、系統連
系時に発電出力の降下値Δｐがある定数Ｃ１より大きい
か否かを判定する降下値判定工程と、該工程でＹＥＳと
判定した場合に、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した
降下勾配値Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否か
を判定する勾配値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定し
た場合に、失火と決定する失火決定工程とを含むことを
特徴としている。
系時に発電出力の降下値Δｐがある定数Ｃ１より大きい
か否かを判定する降下値判定工程と、該工程でＹＥＳと
判定した場合に、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した
降下勾配値Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否か
を判定する勾配値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定し
た場合に、失火と決定する失火決定工程とを含むことを
特徴としている。
【０００９】また、本発明によれば、系統分離時に発電
出力の降下値Δｐがある定数Ｃ１より大きいか否かを判
定する降下値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定した場
合に、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した降下勾配値
Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否かを判定する
勾配値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定した場合に、
電力降下制御信号があるか否かを判定する制御信号判定
工程と、該判定工程でＮＯと判定した場合に、失火と決
定する失火決定工程とを含むことを特徴としている。
出力の降下値Δｐがある定数Ｃ１より大きいか否かを判
定する降下値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定した場
合に、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した降下勾配値
Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否かを判定する
勾配値判定工程と、該工程でＹＥＳと判定した場合に、
電力降下制御信号があるか否かを判定する制御信号判定
工程と、該判定工程でＮＯと判定した場合に、失火と決
定する失火決定工程とを含むことを特徴としている。
【００１０】本発明においては系統連系時は、降下値Δ
ｐがある定数Ｃ１以上で、かつ、降下勾配値Δｐ／Δｔ
がある定数Ｃ２以上の場合に、失火と判定する。
ｐがある定数Ｃ１以上で、かつ、降下勾配値Δｐ／Δｔ
がある定数Ｃ２以上の場合に、失火と判定する。
【００１１】また、系統分離時は、降下値Δｐ及び降下
勾配値Δｐ／Δｔが上記の通りで、更に、電力低下の制
御信号がない場合は、失火と判定する。
勾配値Δｐ／Δｔが上記の通りで、更に、電力低下の制
御信号がない場合は、失火と判定する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【００１３】図１には、本発明を実施する装置が示され
ている。ガスエンジン１で駆動される発電機２の出力線
Ｌ１は、系統連系装置３に接続されている。その装置３
には、電力会社Ａの送電線Ｌ２が接続されており、ま
た、配電線Ｌ３により需要所Ｂが接続されている。そし
て、各線Ｌ１、Ｌ２及びＬ３の途中個所ａ、ｂ及びｃ
は、それぞれ信号線Ｓ１、Ｓ２及びＳ３により発電機盤
４の電力計５、６及び７に接続されている。これら電力
計５、６及び７は、それぞれ制御ユニット８に接続さ
れ、その制御ユニット８には、信号線Ｓ４を介してガス
エンジン１の図示しない制御部が接続されている。この
ように構成され、信号線Ｓ１には発電電力信号が、信号
線Ｓ２には買電量信号が、信号線Ｓ３には構内負荷信号
が、信号線Ｓ４には発電制御信号がそれぞれ流れるよう
になっている。
ている。ガスエンジン１で駆動される発電機２の出力線
Ｌ１は、系統連系装置３に接続されている。その装置３
には、電力会社Ａの送電線Ｌ２が接続されており、ま
た、配電線Ｌ３により需要所Ｂが接続されている。そし
て、各線Ｌ１、Ｌ２及びＬ３の途中個所ａ、ｂ及びｃ
は、それぞれ信号線Ｓ１、Ｓ２及びＳ３により発電機盤
４の電力計５、６及び７に接続されている。これら電力
計５、６及び７は、それぞれ制御ユニット８に接続さ
れ、その制御ユニット８には、信号線Ｓ４を介してガス
エンジン１の図示しない制御部が接続されている。この
ように構成され、信号線Ｓ１には発電電力信号が、信号
線Ｓ２には買電量信号が、信号線Ｓ３には構内負荷信号
が、信号線Ｓ４には発電制御信号がそれぞれ流れるよう
になっている。
【００１４】次に、主として図２及び図３を参照して失
火判定の態様を説明する。
火判定の態様を説明する。
【００１５】図２には、系統連系時の失火判定態様が示
され、制御ユニット８は、電力計５からの電力信号Ｐ
（図４）を読み取り、降下値Δｐがある定数Ｃ１より大
きいか否かを判定する（ステップＳ１）。ＮＯ、すなわ
ち小さい場合はリターンし、ＹＥＳ、すなわち、Δｐ＞
Ｃ１の場合は、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した降
下勾配値Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否かを
判定する（ステップＳ２）。なお、制御信号による降下
勾配値は、小さい、すなわち勾配はゆるやか（図４に鎖
線で示す）であり、定数Ｃには、制御信号に対応して設
定されている。そこで、ＮＯ、すなわちΔｐ／Δｔ＜Ｃ
２の場合は、電力降下の制御信号の出力による降下なの
で、無視してリターンし、ＹＥＳ、すなわちΔｐ／Δｔ
＞Ｃ２の場合には、失火であると決定する（ステップＳ
３）。
され、制御ユニット８は、電力計５からの電力信号Ｐ
（図４）を読み取り、降下値Δｐがある定数Ｃ１より大
きいか否かを判定する（ステップＳ１）。ＮＯ、すなわ
ち小さい場合はリターンし、ＹＥＳ、すなわち、Δｐ＞
Ｃ１の場合は、降下値Δｐを降下時間値Δｔで除した降
下勾配値Δｐ／Δｔがある定数Ｃ２より大きいか否かを
判定する（ステップＳ２）。なお、制御信号による降下
勾配値は、小さい、すなわち勾配はゆるやか（図４に鎖
線で示す）であり、定数Ｃには、制御信号に対応して設
定されている。そこで、ＮＯ、すなわちΔｐ／Δｔ＜Ｃ
２の場合は、電力降下の制御信号の出力による降下なの
で、無視してリターンし、ＹＥＳ、すなわちΔｐ／Δｔ
＞Ｃ２の場合には、失火であると決定する（ステップＳ
３）。
【００１６】図３には、系統分離時の失火判定態様が示
されている。制御ユニット８は、前記Ｓ１及びＳ２と同
様なステップＳ１０及びＳ１１を行ったのち、更に、電
力降下の制御信号があるか否かを判定する（ステップＳ
１２）。ＹＥＳ、すなわち電力低下の制御信号が出力さ
れていれば、無視してリターンし、ＮＯ、すなわち電力
降下の制御信号が出力されてなければ、失火と決定する
（ステップＳ１３）。
されている。制御ユニット８は、前記Ｓ１及びＳ２と同
様なステップＳ１０及びＳ１１を行ったのち、更に、電
力降下の制御信号があるか否かを判定する（ステップＳ
１２）。ＹＥＳ、すなわち電力低下の制御信号が出力さ
れていれば、無視してリターンし、ＮＯ、すなわち電力
降下の制御信号が出力されてなければ、失火と決定する
（ステップＳ１３）。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
存の電力計の信号で失火を判定することができる。した
がって、新たなセンサを設置する必要がなく、既設機へ
簡単に実施することができる。
存の電力計の信号で失火を判定することができる。した
がって、新たなセンサを設置する必要がなく、既設機へ
簡単に実施することができる。
【図１】本発明を実施する装置の一例を示す制御ブロッ
ク図。
ク図。
【図２】系統連系時の失火判定の態様を示す制御フロー
チャート図。
チャート図。
【図３】系統分離時の失火判定の態様を示す制御フロー
チャート図。
チャート図。
【図４】電力信号を説明する図面。
Ａ・・・電力会社 Ｂ・・・需要所 Ｌ１・・・出力線 Ｌ２・・・送電線 Ｌ３・・・配電線 Ｓ１〜Ｓ４・・・信号線 １・・・ガスエンジン ２・・・発電機 ３・・・系統連系装置 ４・・・発電機盤 ５〜７・・・電力計 ８・・・制御ユニット
Claims (2)
- 【請求項１】 系統連系時に発電出力の降下値Δｐがあ
る定数Ｃ１より大きいか否かを判定する降下値判定工程
と、該工程でＹＥＳと判定した場合に、降下値Δｐを降
下時間値Δｔで除した降下勾配値Δｐ／Δｔがある定数
Ｃ２より大きいか否かを判定する勾配値判定工程と、該
工程でＹＥＳと判定した場合に、失火と決定する失火決
定工程とを含むことを特徴とする発電用稀薄燃焼ガスエ
ンジン瞬時失火判定方法。 - 【請求項２】 系統分離時に発電出力の降下値Δｐがあ
る定数Ｃ１より大きいか否かを判定する降下値判定工程
と、該工程でＹＥＳと判定した場合に、降下値Δｐを降
下時間値Δｔで除した降下勾配値Δｐ／Δｔがある定数
Ｃ２より大きいか否かを判定する勾配値判定工程と、該
工程でＹＥＳと判定した場合に、電力降下制御信号があ
るか否かを判定する制御信号判定工程と、該判定工程で
ＮＯと判定した場合に、失火と決定する失火決定工程と
を含むことを特徴とする発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬
時失火判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343545A JPH10184439A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬時失火判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343545A JPH10184439A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬時失火判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184439A true JPH10184439A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18362356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8343545A Pending JPH10184439A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 発電用稀薄燃焼ガスエンジン瞬時失火判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184439A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012092809A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Tokyo Gas Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置および失火検出方法 |
| JP2019196757A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | 制御装置、発電設備、制御方法、及びプログラム |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343545A patent/JPH10184439A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012092809A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Tokyo Gas Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置および失火検出方法 |
| JP2019196757A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 三菱重工エンジン＆ターボチャージャ株式会社 | 制御装置、発電設備、制御方法、及びプログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060227 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060306 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060630 |