JPH10182044A - エスカレータの乗降口の凍結防止装置 - Google Patents

エスカレータの乗降口の凍結防止装置

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JPH10182044A
JPH10182044A JP34304496A JP34304496A JPH10182044A JP H10182044 A JPH10182044 A JP H10182044A JP 34304496 A JP34304496 A JP 34304496A JP 34304496 A JP34304496 A JP 34304496A JP H10182044 A JPH10182044 A JP H10182044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comb
heat generating
generating body
heat
base plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP34304496A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadanobu Nagano
禎暢 永埜
Tatsuhiko Takahashi
龍彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Elevator Engineering Co filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH10182044A publication Critical patent/JPH10182044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベースプレートの下面に発熱体を取付けるもの
の、ベースプレートを介して二次的にコムを温める方法
なので、コムを温めるには無駄とも言える大量の熱量を
ベースプレート側で消費し経済的に無駄である。 【解決手段】熱伝導性の優れた素材より成るコム2の下
面の任意な位置に直接発熱体5を取付け、更に、発熱体
5とベースプレート3の間に適宜な大きさの断熱材7と
押し当て機構8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータの乗降
口の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗降口付近の床の低温下における凍結硬
化防止対策として、例えば、実開昭56−29077 号公報で
示されるように、コムを先端に支持したベースプレート
の下面に発熱体を取付けベースプレートを介して二次的
にコムを温めたり、また、実開昭56−124667号公報で示
されるように、温風吹出口を有する左右のスカートガー
ドの内側に各々温風発生装置を取付け、スカートガード
内からコムに向かって温風を吹きつけコムを温めた構造
などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年エスカレータを寒
冷地の屋外などの厳しい低温環境下に設置する場合が多
く見られるようになり、この場合には冬期、特に冬期の
夜間において低温環境下におかれることで、エスカレー
タ停止時にコムと踏段の凹凸した表面の噛み合い部が凍
結し氷着したり、また、コムや踏段の表面が凍結したり
する現象が起こる。
【0004】コムと踏段の凹凸した表面の噛み合い部が
凍結した状態でエスカレータを無理に起動しようとする
とコムが破損したり、駆動機に大きな負荷が作用し起動
できない問題もある。また、子供や年寄りなどの乗客が
エスカレータに乗込む時、一般的にコムまたはコムの近
くに最後の一歩を踏込み一時停止するが、この時、コム
の表面が凍結しているとスリップ転倒事故を誘発する問
題がある。
【0005】そこで、これらの課題を一掃するために
は、コムを直接温め凍結を防止すれば非常に効果があり
問題を解決することができる。
【0006】しかし、これまでの実開昭56−29077 号公
報は前述の構成なので、ベースプレートの下面に発熱体
を取付けるものの、ベースプレートを介して二次的にコ
ムを温める方法なので、コムを温めるには無駄とも言え
る大量の熱量をベースプレート側で消費するので経済的
に無駄である。また、コムと踏段の限られた狭い空間に
ベースプレートを温める大容量の発熱性能を有す発熱体
を配置するには場所の制限が有り非常に困難である。従
って、ベースプレートの下面に発熱体を配置した目的
は、単にベースプレートを温めたり、発熱体を取付け易
い場所と言うだけで選んだに過ぎず、コムを効率良く温
めることはなんら何ら配慮されておらず実現性に欠け、
この点に改良の余地を残している。
【0007】また、実開昭56−124667号公報は前述の構
成なので、強風時には温風が拡散しコムに届かないため
凍結防止の目的が達成されない問題がある。
【0008】本発明の目的は、これらの課題を一掃した
エスカレータの乗降口の凍結防止装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、熱伝導性の優れた素材より成るコムの下面の任意な
位置に直接発熱体を取付け、更に、発熱体とベースプレ
ートの間に適宜な大きさの断熱材と押し当て機構を設け
たことによって、無駄なくしかも確実にコム全体を昇温
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図6により説明する。
【0011】表面が凹凸した踏段1,踏段1の凹凸した
表面を梳くコム2,コム2を先端に支持するベースプレ
ート3,ベースプレート3の表面を被う意匠プレート
4,コム2を温める発熱体5,発熱体5を取付けるため
コム2の下面に設けられた溝6,コム2の放熱を防止す
るために設けられた断熱材7,コム2と発熱体5を確実
に接触させるために設けられた押し当て機構8,コム2
と発熱体5と断熱材7と押し当て機構8をベースプレー
ト3に一体固定する固定具9により構成されている。
【0012】ここで、コム2は、発熱体5の熱をコムの
先端や表面に伝達するため熱伝導性に優れた金属素材よ
り成る。
【0013】発熱体5は、良く知られているニクロム線
などを金属管に密封した外形が約3mm程度のシーズヒー
タを使用し、配置される複数個のコム2の全巾とほぼ同
一の長さとすることにより、複数個のコム2を同時に昇
温することができる。
【0014】溝6は、コム2を挿入し、かつ、接触させ
るため発熱体5の外形寸法とほぼ同一の略U字形状を成
し任意な位置に設けている。ただし、任意な位置であっ
ても複数個のコム2に対しては全て同一位置に設けられ
ており、複数個のコム2を一列に配列すると溝が一直線
につながるようにしなければ複数個のコム2に渡って一
本の発熱体5を取付けることができなくなる。
【0015】断熱材7は、発熱体5により温められたコ
ム2の熱がベースプレート3側へ伝わり放熱するのを防
止するために設けられており、良く知られているガラス
繊維材などで作られた厚みが約0.5mm 程度の薄い物を
使用している。また、断熱材7は、コム2とベースプレ
ート3の合わせ面とほぼ同じ範囲の大きさとし、予めに
固定具9と弾性体8aが貫通できるように複数個の孔を
設けてある。
【0016】押し当て機構8は、溝6の幅より小さい弾
性体8aと押さえプレート8bより成り、発熱体5の真
下のベースプレート3側に適宜の範囲出張らせた弾性体
8aを複数個埋込、その上に溝6の全幅とほぼ長さの押
さえプレート8bを配置することによって、溝6の中に
挿入された発熱体5を下側より押し上げコム2と確実に
接触させることができる。
【0017】発熱体5の電気制御回路は、エスカレータ
等の設置場所の環境温度の変化に応じて稼働できるよう
に設定されており、このために温度検知手段として温度
センサを使用しエスカレータと連動させている。
【0018】図7はその他の発明であって、金属はくな
どの発熱体をシリコンゴムなどに埋め込んだり、或いは
耐熱性合成繊維に導電性樹脂を均一に塗布して絶縁処理
した厚みが3mm程度の薄での面状発熱体10をコム2の
下面に直接取り付けても同様の効果がえられる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、熱伝導性の優れた素材
より成るコムの下面の任意な位置に直接発熱体を取付け
たことによって、少量の熱量でしかも効果的にコム全体
を温めることができるので経済的に優れている。
【0020】また、発熱体とベースプレートの間に適宜
な大きさの断熱材を取付けたことによって、ベースプレ
ート側への放熱を防止でき更なる熱量の低減が図れる。
【0021】また、弾性体と押さえプレートより成る押
し当て機構を設けたことにより、確実に熱伝達が図れ
る。
【0022】また、発熱体と断熱材と押し当て機構は、
コムとベースプレートに挾みこまれる簡単な構造で、通
常のコムの取付作業の延長線上で行え、特別な固定具を
必要としない上、交換時の脱着性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】エスカレータの乗降口の斜視図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図2のコムの付近の平面図。
【図4】乗降口における凹凸した表面の踏段とコムの部
分斜視図。
【図5】図4のA−A線の断面図。
【図6】図5のB−B線視図。
【図7】その他の一実施例の側面図。
【符号の説明】
1…踏段、2…コム、3…ベースプレート、4…意匠プ
レート、5…発熱体、7…断熱材、9…固定具。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に配列され回転移動する踏段と、前
    記踏段の凹凸した表面を梳くコムと、前記コムを先端に
    支持したベースプレートとから成る床を備えたエスカレ
    ータにおいて、熱伝導性の優れた素材より成るコムの下
    面の任意な位置に発熱体を直接取付けたことを特徴とす
    るエスカレータの乗降口の凍結防止装置。
  2. 【請求項2】前記発熱体と前記ベースプレートの間に、
    断熱材を取付けた請求項1に記載のエスカレータの乗降
    口の凍結防止装置。
  3. 【請求項3】前記発熱体を前記コムに押し当てる押し当
    て機構を設けた請求項1に記載のエスカレータの乗降口
    の凍結防止装置。
JP34304496A 1996-12-24 1996-12-24 エスカレータの乗降口の凍結防止装置 Pending JPH10182044A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34304496A JPH10182044A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 エスカレータの乗降口の凍結防止装置

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JP34304496A JPH10182044A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 エスカレータの乗降口の凍結防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH10182044A true JPH10182044A (ja) 1998-07-07

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ID=18358513

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JP34304496A Pending JPH10182044A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 エスカレータの乗降口の凍結防止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7201269B2 (en) * 2002-02-05 2007-04-10 Kone Corporation Device for heating escalators or moving walkways
WO2013026476A1 (en) 2011-08-23 2013-02-28 Kone Corporation Self-regulating heating cable for a passenger conveyor component

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CN103732523A (zh) * 2011-08-23 2014-04-16 通力股份公司 用于乘客输送器部件的自动调节的加热电缆
US8967364B2 (en) 2011-08-23 2015-03-03 Kone Corporation Self-regulating heating cable for a passenger conveyor component

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