JPH10179574A - 聴診器とその耳チップ - Google Patents

聴診器とその耳チップ

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JPH10179574A
JPH10179574A JP25239897A JP25239897A JPH10179574A JP H10179574 A JPH10179574 A JP H10179574A JP 25239897 A JP25239897 A JP 25239897A JP 25239897 A JP25239897 A JP 25239897A JP H10179574 A JPH10179574 A JP H10179574A
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JP
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section
stethoscope
ear
ear tip
tip
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JP25239897A
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English (en)
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Thomas J Packard
ジェイ.パッカード トマス
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B7/00Instruments for auscultation
    • A61B7/02Stethoscopes

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 聴診器使用者が当人の耳埋め込み補聴器に対
して聴診器用の耳チップの位置をいつも調節する必要の
ないように補聴器と併せて利用することが出来、耳チッ
プの孔と補聴器との正確な整合を必要とせず、使用者に
不快感を与えず、そして種々の補聴器と併せて利用する
ことが出来る斯ゝる耳チップを提供。 【解決手段】 補聴器(42)を着けた使用者に音を提
供するために設けた聴診器用の耳チップ(24、25)
として、これが:聴診器(10)と継合するように企図
した第1セクション(26);及び当該セクションと連
絡した第2セクション(32)であって、当該第2セク
ションが該第1セクションから外方へ突出した部分(3
6)と音を通過させる出口(38)とを有し、当該出口
が少なくとも約 0.45 cm2 の最小開面積を有する斯ゝる
第2セクションを含んで成る斯ゝる構成の聴診器用の耳
チップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は聴診器用の耳チッ
プ、具体的には使用者が補聴器を着けている際に使用す
ることが出来る耳チップに関する。
【0002】
【従来の技術】聴診器は相変わらず多くのヘルスケアの
専門家が少なくとも1つは所持して、それが一様に使わ
れるものであって、医療実務で最も手広く使用されてい
る斯ゝる用具(ツール)の1つである。医療診断用の聴
診器の市販の事例はミネソタ、セントポールのMinnesot
a Mining and Manufacturing Co. (3M) によって本願の
優先日の1年以上前から市販されている 3M TM Littman
n TM Master Cardiology聴診器と 3M TM Littmann TM C
ardiology II聴診器を含む。
【0003】代表的な聴診器は患者の体から出る音を集
音するための胸ピース(chestpiece)と使用者(ユー
ザ)の耳に当該集音を供給するための双体管(binaura
l)とを有している。この双体管は2つの耳チューブを
有している。聴診器は代表的には、耳チューブの終端に
ある耳チップを含む。聴診器用の耳チップの技術は耳チ
ップの色々なタイプ、サイズ、形状で以って充実してい
る。例えば、耳チップは"Ear Tips Having a Plurality
of Ear Contacting Surfaces"の名称になる米国特許出
願第08/630,399号(Packard 他) 、並びに米国特許第
3,710,888号、第 4,852,684号、第 4,913,259号、第 5,
288,953号、第 5,449,865号に開示されている。
【0004】聴診器用の耳チップは適当な音響的シール
を提供し、従って聴診器が周囲からの干渉の無い状態で
所望の音のみを搬送する。周囲からの干渉量が小さいと
しても、それは聴診器の音伝達特性に悪影響を及ぼす。
例えば、小量の音響漏洩は全体の音響のパワーと品質の
伝達を深刻な程に阻害する可能性がある。
【0005】問題は、聴診器の使用者が或る程度の聴力
損失を有しているときに生じる。この聴力損失が補聴器
を要する程に大きなものでないならば、この問題は伝統
的に或る種の組み込み電子的増幅器を有する聴診器の技
術によって取り組まれる。しかしながら、今日の技術は
補聴器の連続的使用を求めている聴力損失を有する医療
実務者の大いなる助けとはならない。
【0006】図4は問題の1例を図解している。この図
によれば、ユーザはマッシュルーム形耳チップ3を有す
る聴診器と併せて耳埋め込み補聴器7を使用しようとし
ている。この補聴器はマイクロホン5を含む。図4に示
すように、耳チップ3の構造は聴診器からマイクロホン
5への音の伝達を遮断する。耳チップ3をマイクロホン
5と注意深く整合させ得る可能性はあるが、この整合
(アライメント)は繰り返し達成することは難しい。そ
れに加えて、耳チップが聴診器を使用している間に移動
させられるので、耳チップと聴診器の間のこような細心
の整合は速やかに失われる可能性があり、明らかに不満
足な結果に成らざるを得ない。
【0007】補聴器はサイズと形状が変動しているの
で、上述の問題解決に当らせるために耳チップとして適
正なものを指定する作業は単純ではなく、複雑である。
補聴器の異なる形状に関連して予想の付かない変転が耳
チップ技術への挑戦をことの外難しくしている。
【0008】曲げて人間の耳に合わせるように設計され
ている耳チップは更に、耳埋め込み補聴器のマイクロホ
ンを覆い、そして遮断する傾向がある。人間の耳にとっ
て滑り易い円滑な面をもたらす相対的に硬質の耳チップ
は、補聴器のマイクロホンから滑動変位するきらいがあ
り、従って耳チップから音を供給することが出来なくな
る事態を招く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は補聴器
に音を供給するための聴診器用の上記問題を解消する改
良耳チップを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の耳チップは聴診
器と継合するように企図された第1セクションと、当該
セクションと連絡した第2セクションとを含む。第2セ
クションは第1セクションから外方へ突出した部分と、
音の通過を可能にする出口とを有する。この出口は少な
くとも約 0.45 cm2 (0.07平方インチ)の最小開面積を
有し、それによって補聴器の重要な感知装置(例えば、
マイクロホン)を遮断する事態が回避出来るだけの大き
さの出口開度を確保するのに役立つようにした。
【0011】好ましくは、出口は約 0.64 cm2 (0.1 平
方インチ)と約 2.45 cm2 (0.38平方インチ)の間の値
になる最小面積を有している。
【0012】更に好ましくは、出口は約 0.84 cm2 (0.
13平方インチ)と約 1.81 cm2 (0.28平方インチ)の間
の値になる最小面積を有している。
【0013】第2セクションは好ましくは、実質的に円
弧形である。耳チップは軸線と、第1、第2セクション
の間の接合箇所(ジャンクション)とを有する。この接
合箇所から、第2セクションは好ましくは当該軸線に対
して外方へ延在する部分を有する。
【0014】第2セクションは好ましくは、聴診器によ
って与えられる軸方向負荷の下に第2セクションが不規
則面(補聴器やユーザの耳の外耳道、或いはその両方に
よって変形させられる不規則面等)に少なくとも部分的
に合致するように、聴診器と補聴器の間の音響的連絡を
遮断することなく、僅かに撓むことが出来るように材料
から作られ且つサイズと形状が設定される。好ましく
は、耳チップは少なくとも部分的に補聴器の表面を覆
い、且つ通常は聴診器のヘッドセットのバネ力によって
当該面が押圧されたときに当該補聴器面に対して少なく
とも部分的にシールする(即ち、封じる)。しかしなが
ら、耳チップは補聴器のマイクロホンを歪ませて閉塞す
る程に大きくは変形しない。
【0015】好ましくは、耳チップが 226.8 g(8オン
ス)の軸方向負荷を受けているときに、第2セクション
は約 0.13 cm (0.05インチ) 以下の量だけ圧縮する。更
に好ましくは、耳チップが 226.8 g(8オンス)の軸方
向負荷を受けているとき、第2セクションは約 0.013と
0.089 cm (0.005と0.035 インチ) の間の量だけ圧縮す
る。それよりも更に好ましくは、第2セクションは約
0.025と 0.050 cm (0.01 と0.02インチ) の間の量だけ
圧縮する。
【0016】
【実施例】図1には、本発明に係る1対の耳チップ(ea
r tip)24、25を有するバネ付勢状聴診器10を示し
ている。この耳チップ24、25が医療診療で使用され
る多様な聴診器で使用するのに適していることは注目す
べきである。耳チップと使用するのに適した聴診器の事
例は米国特許第 3,108,652号、第 3,152,659号、第3,16
8,160号、第 3,168,161号、第3,276,536 号、第 3,366,
198号、該 3,504,760号、第 4,200,269号、第 4,440,25
8号、第 4,475,619号、及び第 5,111,904号(各特許の
前内容はこゝに引用内容として組み込まれる)に開示の
聴診器を含む。具体的聴診器の例はミネソタ、セントポ
ールのMinnesota Mining and Manufacturing Co. (3M)
によって販売されている 3M TM Littmann TM Master Ca
rdiology聴診器と 3M TM Littmann TM Cardiology II聴
診器を含む。
【0017】好適な聴診器は耳チップ24、25で終端
になる双体の中空音伝達管20を具えた双聴覚具14を
有している。聴診器の使用者が1方の耳だけに補聴器の
使用を求めているならば、他方の耳チップは都合の良い
どの従来式耳チップであっても良い。
【0018】図示の聴診器10は生体に接触したときに
体音を集音するように働く胸当片(胸ピース)12を有
している。この胸ピース12は音エネルギを前記の双聴
覚具14に伝達する。双体の管である当該双聴覚具14
は都合の良い態様では、くびき(ヨーク) において二股
になり、そして1対の音伝達チューブ、即ち耳チューブ
20に接続しているプラスチック製の可撓性チューブ1
6を有している。こゝで用いる用語「双体」とは胸ピー
ス並びに耳チップ以外のあらゆる部分が二つに成ってい
ることを意味している。
【0019】プラスチック製の可撓性チューブ16はポ
リ塩化ビニールのプラスチゾルから製造するのが都合が
良く、そして耳チューブ20は中空の鋼材やアルミ材の
管体か作るのが都合が良い。聴診器用の双体管の作製に
関する追加の情報はこゝで引用内容として組み込まれる
米国特許第 5,380,182号(Packard 他)において見出さ
れる。
【0020】好ましくは、耳チップ24を耳チューブ2
0に末端22において着脱可能に付設する付設手段を設
ける。耳チップ24用の当該付設手段は好ましくは、複
数のリブと溝(グルーブ)として、両者が耳チューブ2
0の末端に設けた対応する補完形態の溝とリブ或いはフ
ランジに嵌合する斯ゝるリブと溝を含んで成る。例え
ば、この耳チップ用付設手段は米国特許第 5,449,865号
(その内容は引用内容として全部こゝに組み込まれ
る)。択一的に、この付設手段はネジ切られている音伝
達部材の末端に耳チップ24を螺結することが出来る対
応したネジ切り部分(図示省略)を含んで成るものであ
り得る。
【0021】図2には、本発明に係る耳チップ24の断
面が示される。この耳チップ24は聴診器との継合を企
図された第1セクション26を含んで成る(図5参
照)。この第1セクション26は出口11を有してい
る。
【0022】図2において、前記付設手段は実質的に米
国特許第 5,449,865号に記載の通りのリブと凹所(溝)
28を含む。当該特許で論じられているように、最末端
の凹所が直角端縁30を有し、それによって耳チューブ
20の末端22が図らずも耳チップ24の終端から突出
する不都合な事態を阻止するのが好ましい。
【0023】耳チップ24は更に、出口38を備えた第
2セクション32を有している。好ましい出口38は実
質的に円形であるが、その他の外形も本発明に従って適
用しても良い。音伝達導管或いは部室34は両端の出口
11、38の間に延在している。この導管34は音を通
すことが出来るサイズと形状に設定されていて、第1、
第2セクション26、32の音響的(アコースチック)
連絡を可能にしている。
【0024】出口38の面積は多様な市販の補聴器の感
知装置を包み込むことが出来るだけの十分な大きさであ
るべきである。或る種の補聴器では、マイクロホンを耳
管(カナル)の中心軸線から偏位させる。それ故に、出
口38の面積は少なくとも約0.45 cm2 ( 0.07 平方イ
ンチ)であるべきであり、好ましくは約 0.64 cm2 (0.
1 平方インチ)と約 2.45 cm2 (0.38平方インチ)の間
の値のものである。それより更に好ましいものは、出口
38の面積が約 0.84 cm2 (0.13平方インチ)と約 1.8
1 cm2 (0.28平方インチ)の間の値のものである。
【0025】出口38は少なくとも約 0.45 cm2 ( 0.0
7 平方インチ)の最小開面積を有するべきである。出口
38の面積が小さ過ぎるならば、耳チップ24は図4を
参照して論じられた問題に一層遭遇し易くなる。出口3
8の面積が大き過ぎるならば、耳チップ24は補聴器の
マイクロホンとの合理的な音響的(アコースチック)シ
ールを達成することが困難になり得る。それに加え、出
口38の面積が大き過ぎるならば、耳チップはこれを着
ける或る種のユーザにとっては心地良いものではない。
【0026】第2セクション32は好ましい構造として
概してカップ形構造を規定している壁36を含む。当該
壁36は実質的に円弧を描いたものであっても良い。壁
36の内面は実質的に凹状面を形成し、その外面は実質
的に凸状面を形成している。壁36は好ましくは第1セ
クション26から外方へ突出している。
【0027】耳チップ24は中心軸線Aを有している。
本発明の範囲には非対称的設計も包含されるが、好まし
くは耳チップ24はこの軸線Aに関して実質的に対称的
である。
【0028】第1、第2セクション26、32の間には
接合箇所がある。この接合箇所から第2セクション32
の円弧壁36が軸線Aに対して外方へ延在している。
【0029】聴診器によって掛けられる力、即ち入力、
は耳チップ24の軸線に平行な成分と当該軸線に直角な
成分の2種の成分に分け得る反力によって釣り合いが取
られる。両成分力の大きさは耳或いは補聴器(或いは両
者の局部)に対して耳チップの第2セクションが圧縮状
に押圧する程度に依存する。耳チップ24は反力によっ
て当該耳チップが潰される、或いはその対称軸線Aに沿
って折られることのない構造に作られる。耳チップ24
は使用条件下で安定している。これは耳チップ24を適
正に形作り、且つ適当な硬度の構造材を選定することに
よって達成される。
【0030】壁36はこれが聴診器10のバネによって
課せられる軸方向負荷の下で補聴器42或いは42Aの
マイクロホンを歪めて閉塞する程に大きく変形するべき
ではない(図3、5参照)。しかしながら、この壁36
は音エネルギ損失を最小限度に抑える程度の強さで補聴
器42或いは42Aに対して実際的なシールを実現する
ように僅かに変形するべきである。
【0031】硬度に関しては、材料を硬くすればする
程、この壁は耳チップ24がヘッドセット即ちヘッドホ
ンによる負荷の下に圧縮し、そして適正に広がるように
するために、益々肉薄にすべきである。ショア硬度の下
限は反力が第1セクションと補聴器の間の開かれた音響
的連絡が遮られる態様で第2セクションを潰す事態を阻
止することが出来る程度のものである。耳と補聴器の外
形は個人個人で変化しているが、実際上の良好な結果は
耳チップ24がショアA尺度で約30と90の間の硬度
を有するエラストマから作られた場合に達成される。例
えば、米国特許第5,449,865号に記述の材料を本発明に
おいても使用することが出来る。
【0032】耳チップ24の圧縮距離(即ち、圧縮量)
ファクタも重要である。好ましくは、第2セクション3
2は約 227.8 g (8 オンス) の軸方向負荷を掛けられて
いるときに、約 0.13 cm (0.05インチ) 以下の量だけ圧
縮すべきである。更に好ましくは、第2セクション32
は約 227.8 g (8 オンス) の軸方向負荷を掛けられてい
るときに、約 0.013と 0.089 cm (0.005と0.035 イン
チ) の間の量だけ圧縮する。更に好ましくは、第2セク
ション32は約 0.025と 0.050 cm (0.01 と0.02イン
チ) の間の量だけ圧縮する。米国特許第 5,449,865号に
示される円筒形ストップ(制止部)(当該特許の参照号
36)を含む耳チップとは違って、部室34の中に突入
する耳チップ24の表面24aは米国特許第 5,449,865
号に示されるストッパ面(36)より度合が顕著ではな
い。耳チップの部室に突入した顕著なストッパ面は当該
特許に開示の顕著なストッパ面を備えた耳チップと同じ
程には撓まないので、耳チップ24にとって望ましくな
い。
【0033】図5は本発明に係る耳チップ24Bの別に
採り得る事例を図解しており、当該耳チップは前述の耳
チップ24の構成の多くを有している。耳チップ24B
は第1、第2セクション26B、32B、壁32B、部
室34B、溝28B、面B、及び出口11B、38Bを
含む。耳チップ24とは違って、耳チップ24Bは壁3
2Bが軸方向負荷の下で撓む事態を阻止するのに役立て
る為に壁32Bの末端リブから突出したシール用リップ
(唇部)39を有している。
【0034】図3には、人間の耳の断面が耳管(カナ
ル)40の中に耳に補聴器42を挿置した状態で図解さ
れている。本発明の耳チップ24はその第2セクション
32が補聴器42のマイクロホン44を覆った状態で以
って補聴器と接触している位置にある。
【0035】耳チップ24は好ましくは、均質且つ軟質
の単独の材料から作られる。例えば、米国特許第 5,28
8,953号或いは第 5,449,865号(各内容の全てが引用情
報として、こゝに組み込まれる)に記載の材料を本発明
で利用することが出来る。或いは、耳チップ24を比較
的硬い材料で作っても良い。耳チップ24、25は圧縮
モールド成形法、トランスファ・モールド成形法、液キ
ャスト法並びに射出モールド成形法を包含する多様な従
来の方法によって作ることが出来る。
【0036】本発明の耳チップの性能は次の手順で定量
化することが出来る。先ず、検査対象の耳チップ24
を、インストロン・リバーシブル・ロードセル No.2511
-20 を用いてインストロン力試験機(Model 1122)の空
圧式可動ジョウ機素に入れた耳チューブに保持させる。
ジョウの移動速度(クロスヘッド速度)は約 50mm /分
である。試験は25°Cで実施される。
【0037】次に試験機を、耳チップ24をその軸線A
と移動方向に直角な剛体面に対して所定の力(適当な値
としては 226.8 g、即ち 8オンス或いは340.2 g 、即ち
12オンスの負荷) が生まれるまで押し付けることが出
来るようにセットする。試験機は各耳チップの軸方向移
動を読み出す。
【0038】図7は本発明に係る耳チップを試験するた
めに利用出来る試験装置100の説明図である。外径の
変化は耳チップ24を耳チューブ20に取付け、そして
耳チップ24の軸線Aに直角な平坦な剛体面123を耳
チップに対して当該軸線に平行な静的力W(適当な値は
226.8 g 、即ち 8オンス或いは340.2 g 、即ち 12 オン
ス)で以って押し付けることによって決定することが出
来る。圧縮前と圧縮の際の外径は光学式比較器を用いて
測定することが出来る。
【0039】図6は本発明に従って試験された異なる3
種の耳チップ(X、Y、Z)の形状を図解している。耳
チップXの場合は、その長さX’は約 1.40 cm (0.55イ
ンチ) である。耳チップYの場合は、その長さY’は約
1.55 cm (0.61インチ) である。耳チップZの場合は、
その長さZ’は約 1.65 cm (0.65インチ) である。耳チ
ップX、Y、Zのいずれも長さM(部室34に突出した
耳チップ24の表面24aと耳チップの末端22の間の
距離)は約 1.14 cm (0.45インチ) である。耳チップ
X、Y、Zは始めは同一製品の 3M TM Littmann TMSoft
シール機能耳チップであるが、これから図6に従って上
述の寸法に切断されて完成したものである(即ち、内位
の円筒形ストップは上記の長さMに従って切断されたも
のである)。さもなければ、 3M TM Littmann TMSoftシ
ール機能耳チップは米国特許第 5,449,865号に従って作
製された。三種の耳チップX、Y、Zの試験データは表
1に示される。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明に係る耳チップは: (a) ユーザ、即ち聴診器使用者が当人の耳埋め込み補聴
器に対して耳チップの位置をいつも調節する必要のない
ように当該補聴器と併せて利用することが出来、; (b) 耳チップの孔と補聴器との正確な整合を必要とせ
ず; (c) ユーザに不快感を与えず;そして (d) 種々のスタイルと形状の補聴器と併せて利用するこ
とが出来るという有利な効用を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1対の音伝達部材と本発明に係る1対の耳チッ
プを有する聴診器の平面図である。
【図2】弛緩、未圧縮状態の本発明に係る耳チップの断
面図である。
【図3】ユーザの耳の中に部分的に挿置された補聴器に
対して圧縮状態で示す図2の耳チップの平面図である。
【図4】或る種の先行技術の耳チップに関連して起きる
問題を図解した耳埋め込み補聴器に対して圧縮された先
行技術のマッシュルーム形耳チップの部分断面側面図で
ある。
【図5】本発明に係る耳チップの別の実施例の断面図で
ある。
【図6】本発明に係る耳チップの別に採り得る実施例の
本発明の三種の実施例の断面図であって、第1実施例は
実線で示され、第2実施例はその1部が第1セットの点
線で示され、第3実施例はその1部が第2セットの点線
で示されている。
【図7】本発明に係る耳チップを試験するために使用す
る試験機の側面図である。
【符号の説明】 3…マッシュルーム形の耳チップ(従来品) 5…マイクロホン 7…補聴器 10…聴診器 11…出口 12…胸ピース 14…双体管 16…プラスチック製の可撓性管 20…耳チューブ 22…末端 24、25、24B…耳チップ 26、26B…第1セクション 28、28B…凹所(溝) 30、30B…直角端縁 32、32B…第2セクション 34、34B…導管 36、36B…壁 38、38B…出口 39…シール用リップ 40…耳管 42、42A…補聴器 44…マイクロホン 123…平坦剛体面 A…軸線 X、Y、Z…耳チップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補聴器を着けた使用者に音を提供するた
    めに設けた聴診器用の耳チップとして、これが:聴診器
    と継合するように企図した第1セクション;及び該第1
    セクションと連絡した第2セクションであって、当該第
    2セクションが該第1セクションから外方へ突出した部
    分と音を通過させる出口とを有し、当該出口が少なくと
    も約 0.45 cm2 (0.07平方インチ)の最小開面積を有す
    る斯ゝる第2セクションを含んで成る斯ゝる構成の聴診
    器用の耳チップ。
  2. 【請求項2】 該出口が約 0.64 cm2 (0.1 平方イン
    チ)と約 2.45 cm2 (0.38平方インチ)の間の値になる
    最小面積を有している、請求項1に記載の聴診器用の耳
    チップ。
  3. 【請求項3】 該出口が約 0.84 cm2 (0.13平方イン
    チ)と約 1.81 cm2 (0.28平方インチ)の間の値になる
    最小面積を有している、請求項1に記載の聴診器用の耳
    チップ。
  4. 【請求項4】 該第2セクションが聴診器によって与え
    られる軸方向負荷の下では該第2セクションが聴診器と
    補聴器の間の音響的連絡を遮断することなく、不規則面
    に合致するために僅かに撓むように材料から作られ且つ
    サイズと形状が設定されている、請求項1に記載の聴診
    器用の耳チップ。
  5. 【請求項5】 該耳チップが 226.8 g ( 8オンス)の軸
    方向負荷を受けたときに、該第2セクションが約 0.13
    cm (0.05インチ) 以下の量だけ圧縮する、請求項4に記
    載の聴診器用の耳チップ。
  6. 【請求項6】 該耳チップが 226.8 g ( 8オンス)の軸
    方向負荷を受けたときに、該第2セクションが約 0.013
    cm と 0.089 cm (0.005と0.035 インチ) の間の量だけ
    圧縮する、請求項4に記載の聴診器用の耳チップ。
  7. 【請求項7】 該耳チップが 226.8 g ( 8オンス)の軸
    方向負荷を受けたときに、該第2セクションが約 0.025
    cm と 0.050 cm (0.01 と0.02インチ) の間の量だけ圧
    縮する、請求項4に記載の聴診器用の耳チップ。
  8. 【請求項8】 該第2セクションが実質的に円弧状であ
    り、該第1、第2セクションの間には接合箇所があり、
    当該接合箇所から該第2セクションが当該軸に対して外
    方へ延在している、請求項1に記載の聴診器用の耳チッ
    プ。
  9. 【請求項9】 補聴器に音を供給するようにした聴診器
    であって、これが:音捕集装置;該音捕集装置と音響的
    に接続した1対のチューブ;該チューブと音響的に接続
    した1対の耳チップであって、当該耳チップの少なくと
    も1方を対応するチューブと継合させるようにした第1
    セクションを有する斯ゝる1対の耳チップ;及び該第1
    セクションと音響的に接続した第2セクションであっ
    て、当該第2セクションが該第1セクションから外方へ
    延在している部分と音の通過を可能にする出口とを有
    し、当該出口が少なくとも約 0.45 cm2 ( 0.07 平方イ
    ンチ)の最小開面積を有している斯ゝる第2セクション
    を含んで成る聴診器。
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WO2022059743A1 (ja) * 2020-09-18 2022-03-24 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 集音部材

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WO2022059743A1 (ja) * 2020-09-18 2022-03-24 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 集音部材
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