JPH10178935A - 施設園芸に設置する多目的微霧システム - Google Patents

施設園芸に設置する多目的微霧システム

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JPH10178935A
JPH10178935A JP35976096A JP35976096A JPH10178935A JP H10178935 A JPH10178935 A JP H10178935A JP 35976096 A JP35976096 A JP 35976096A JP 35976096 A JP35976096 A JP 35976096A JP H10178935 A JPH10178935 A JP H10178935A
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JP
Japan
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fine mist
fine
mist
spray
house
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Pending
Application number
JP35976096A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Tsukuda
康正 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANYO ENJI KK
Sanyo Enji KK
Original Assignee
SANYO ENJI KK
Sanyo Enji KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 施設園芸の微霧システムを低価格にして
普及させること。微霧(粒径10〜70ミクロン)での
噴霧をする事で、作物の葉面を必要以上に濡らさず、霧
の滞空時間を長くしてムラなく噴霧し無農薬有機栽培を
可能にして少しでも環境と健康に貢献すること。 【構 成】 複数の(4)微霧供給ノズルを(3)作
物の列に対し直列、同方向に等間隔で取り付けることに
より各(4)微霧供給ノズルにおける噴霧圧力の相乗効
果で微霧の飛距離を伸ばすことにより、(4)微霧供給
ノズルの取付け個数を減少させ、配管ヘッダーを園芸ハ
ウスのパイプに止め、施設ハウスの補強材の役目をさ
せ、サポートは低い場所の補強材に止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本発明は、施設園芸
に微霧冷房、高温期障害防止、暖房、加湿、湿度保持、
葉面散布、作物を病気、害虫から守る防除の多目的微霧
システムと固定配管システムに関するものである。
【0002】[従来技術及びその課題]従来、施設園芸
の多目的細霧システム(配管固定)はあるが、霧の粒径
(100〜300ミクロン)が大きいため滞空時間が短
く、作物の葉面が必要以上に濡れ、葉面の裏まで霧が届
かない。細霧供給ノズルの取付個数が多く商品価格に大
きく 影響を与えている。その上施設園芸の作物の中央
を散布していないので作物に噴霧ムラができる。配管に
無駄があり、配管システムの取付及びサポートの取付が
困難で危ない。
【0003】[発明が解決しようとする課題]本発明
は、従来の施設園芸の多目的細霧(100〜300ミク
ロン)システム(配管固定)を改善して作物の葉面を必
要以上に濡らさず、噴霧コントロールの微調整ができ、
霧の滞空時間を長くして葉面の裏まで霧を届かせる。そ
して、作物にムラなく噴霧する。微霧供給ノズルの取付
け個 数を少なく、又、配管システム及びサポートの取
付方法に改善を加え、配管を簡素化し、配管及びサポー
トの取付けを容易にする。
【0004】[課題を解決するための手段]上記目的を
達成するには、まず多目的細霧(粒径100〜300ミ
クロン)システムではなく多目的微霧(粒径10〜70
ミクロン)システムにすることであるが、微霧は粒径が
小さく軽いので、単体の微霧供給ノズルでの噴霧の範囲
は直径1.5m長さ2.5m位で、ノズルの取付個数が
多くなり経済的に困難とされていたが微霧供給ノズルの
取付方法を変えることで解決できる。複数の微霧供給ノ
ズルを作物の列に対して直列、同方向に等間隔で取付け
ることにより、各微霧供給ノズルにおける噴霧圧力の相
乗効果で微霧の飛距離を伸ばすのである。そして、微霧
供給ノズルの取付個数も減少することができる。これ
は、微霧の粒径が小さく軽いため滞空時間が長くなると
いう特徴を活用した技術である。配管は、配管ヘッダー
を施設ハウスのパイプに直接クロスワンでワンタッチで
取付け、施設ハウスの補強材の役目もさせ、サポートは
低い場所の補強材にクロスワンで取付ける。クロスワン
は施設ハウスのパイプの止め金具で流通品である。
【0005】[作用]施設ハウスに多目的システムを用
いることにより霧は、粒径が小さく(10〜100ミク
ロン)軽いため滞空時間が長くなるので、高性能の噴霧
システムとして活用できる。図2、図3に基づき説明す
ると、液は(10)送水ポンプから(9)ストレーナー
を介して(6)配管ヘッダーへ、そして(5)枝配管に
送られる。(5)枝配管には作物列の数だけ(4)微霧
供給ノズルが並列に取付けてあり、各(4)微霧供給ノ
ズルから圧力により液が微霧となって噴霧される。
(5)枝配管は並列に等間隔で配置され、(6)配管ヘ
ッダーと接続されている。この多目的システムの特徴を
説明すると、(4)微霧供給ノズルは(3)作物の列に
対し直列に同方向に等間隔で複数の各(5)枝配管に水
平に取付け配置することにより、(4)微霧供給ノズル
が同時に噴霧されると各(4)微霧供給ノズルにおける
噴霧圧力の相乗効果で(3)作物の列に沿って微霧の飛
距離が伸び(単体での(4)微霧供給ノズルの約2倍の
飛距離)、(3)作物にムラなく噴霧することが出来
る。(4)微霧供給ノズルの取付個数も霧の飛距離が伸
びることにより減少させることができる。この微霧の利
点としては、滞空時間が長いことにより(1)園芸ハウ
ス内部を速くムラなく霧で包みこみ、葉面の裏まで霧を
届かせることができる。特に防除に効果を発揮する。
又、霧の粒径が小さいので作物の葉面を必要以上に濡ら
さず噴霧コントロールの微調整が広範囲になり適度の噴
霧をすることができる。配管システムは(6)配管ヘッ
ダーを(1)園芸ハウスのパイプに直接止め金具(7)
クロスワンでワンタッチで取付け、(1)園芸ハウスの
作業の容易な高さの(1−2)補強材の役目をしてい
る。(8)配管サポートは、(1)園芸ハウスの(1−
2)補強材に直接止め金具(7)クロスワンで取付け安
全な取付作業にする。(5)配管サブヘッダー及び
(6)配管ヘッダーは、勾配をつけて取付け、一番配管
の低い(9)ストレーナーの下部のバルブで配管内残留
液を放出する。
【0006】[実施例]図2、図3に基づいて実施例
(ナス栽培ハウス)を説明する。(1)園芸ハウスの各
(3)作物((2)畦)の中央に(4)微霧供給ノズル
を(3)作物の列に平行に設置されている。(5)枝配
管は、各(3)作物の中央に(4)微霧供給ノズルを並
列に取付けている。そして複数の(5)枝配管は、
(6)配管ヘッダーに接続している。(6)配管ヘッダ
ーは、(9)ストレーナーを介して(10)送水ポンプ
に接続されている。(10)送水ポンプには、目的に応
じた液体タンクを接続する。システムの運転は(10)
送水ポンプの圧力15kg/cmに設定しており、液
体は水圧により(9)ストレーナーを介して(6)配管
ヘッダーに送られ、そして複数の(5)枝配管に送ら
る。(5)枝配管には各(3)作物の中央位置に(4)
微霧供給ノズルが(5)枝配管に対して直角そしてほぼ
水平に(5゜〜10゜上向)取り付けてある。(5゜〜
10゜上向するのは配管内残留液のボタ落ち防止)複数
の(4)微霧供給ノズルより液体が同時に微霧となり噴
霧されると(4)微霧供給ノズルは(3)作物の列に対
し直列に取付けてあるので、微霧が各(4)微霧供給ノ
ズルにおける噴霧圧力の相乗効果で微霧の飛距離を伸ば
し、1.5〜2.5mの幅で5m以上の長さ(単体での
(4)微霧供給ノズルの約2倍の飛距離)に噴霧され
る。微霧は霧の粒径(10〜70ミクロン)が小さく軽
いため滞空時間が長いので複数の(4)微霧供給ノズル
の噴霧圧力によって起こる風に乗って噴霧の飛距離をの
ばす(4)微霧供給ノズルの噴霧方法で、本発明の多目
的微霧システムが実現した。配管システムは、(6)配
管ヘッダーを(1−1)園芸ハウスのパイプに直接止め
金具(7)クロスワンでワンタッチで取付け(1)園芸
ハウスの(1−2)補強材の役目をしている。(8)配
管サポートは、(5)枝配管の末端のプラグにパイプを
溶接してそのパイプを(1)園芸ハウスの作業の容易な
高さの(1−2)補強材に直接止め、金具(7)クロス
ワンで取付安全な作業にしている。(5)枝配管及び
(6)配管ヘッダーは、勾配をつけて取付け、一番配管
の低い(9)ストレーナーの下部のバルブで配管内残留
液を放出する。この発明は次のような実施態様をとるこ
とができる。 1)(5)枝配管に(4)微霧発声ノズルを各(3)作
物の列に平行に上下に2個取付けて速く噴霧作業をする
こともできる。 2)施設園芸の他畜産、キノコ施設ハウス、倉庫等の室
内の施設にも適用する。 3)(5)枝配管及び(6)配管ヘッダーの材質は限定
しない。
【0007】[発明の効果] 1)この発明の施設園芸に設置する多目的微霧システム
は冷却、高温期障害防止、暖房、加湿、湿度保持、葉面
散布作物を病気害虫から守る防除を広範囲に使われ、微
霧(粒径10〜70ミクロン)にして噴霧する効果は大
きい。 2)微霧(粒径10〜70ミクロン)にして噴霧する事
により作物を必要以上に濡らさない噴霧コントロールの
微調整が広範囲になり作物に適度の噴霧ができるので葉
面を活性化させ作物の成長に大きな効果をもたらす。 3)微霧は細霧に比べて霧が軽く滞空時間が長いので葉
面の裏まで霧が裏まで届くし噴霧にムラができないので
これまで手で噴霧していた分野も省略化できる。 4)短時間で園芸ハウスの内部が微霧に包まれ作物を害
虫から守る防除には害虫が兼作物を活性化させる液で効
果を発揮し園芸ハウスでの有機無農薬栽培が可能にな
る。 5)多目的微霧システムの配管及び配管サポートの取付
けが短時間でできる。 6)多目的微霧システムが安価にできる。 7)園芸ハウスの補強パイプを配管ヘッダーが兼ねるの
でハウスが格安にできあがる。 8)微霧供給ノズルが少なくてすみ配管が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の多目的細霧システムの平面図(細霧発
声ノズルの配置)
【図2】 本発明の多目的微霧システムの平面図
【図3】 本発明の多目的微霧システムの断面拡大図
【符号の説明】
(1)… 園芸ハウス (1−1)… 園芸ハ
ウスのパイプ (1−2)… 補強材 (1−3)… 園芸ハ
ウスのビニール (2)… 畦 (3)… 作物
(4)… 微霧供給ノズル (5)… 枝配管 (6)… 配管ヘッダー
(7)… クロスワン (8)… 配管サポート (9)… ストレーナー
(10)… 送水ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の微霧供給ノズルにおける噴霧圧
    力の相乗効果で微霧の飛距離を伸ばす微霧供給ノズルの
    噴霧方法
  2. 【請求項2】 施設園芸に設置する多目的微霧システ
    ムで枝配管に微霧供給ノズルを取付け各作物の列に対し
    て平行に設置した配管システム
  3. 【請求項3】 施設ハウスに設置する噴霧システムで
    配管ヘッダーを施設ハウスの補強材として使う配管シス
    テム
JP35976096A 1996-12-23 1996-12-23 施設園芸に設置する多目的微霧システム Pending JPH10178935A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180081044A (ko) * 2015-11-10 2018-07-13 가부시키가이샤 이케우치 식물 재배실의 방제 장치

Cited By (3)

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KR20180081044A (ko) * 2015-11-10 2018-07-13 가부시키가이샤 이케우치 식물 재배실의 방제 장치
CN108347914A (zh) * 2015-11-10 2018-07-31 株式会社池内 用于控制植物栽培室中的害虫的装置
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