JPH10177312A - 磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるクリーニング装置 - Google Patents
磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるクリーニング装置Info
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- JPH10177312A JPH10177312A JP33706296A JP33706296A JPH10177312A JP H10177312 A JPH10177312 A JP H10177312A JP 33706296 A JP33706296 A JP 33706296A JP 33706296 A JP33706296 A JP 33706296A JP H10177312 A JPH10177312 A JP H10177312A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 通常のプリンタとＭＩＣＲプリンタを兼用す
る画像形成装置において、定着装置のクリーニング性能
の向上を図り、磁気読み取り記号認識力の正確さ、およ
び良好な画像品質の提供。 【解決手段】 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと
一般トナープロセスカートリッジを有する定着装置のク
リーニング装置２０は、定着ロール１７０に接触してロ
ール表面をクリーニングするクリーニング部材と、クリ
ーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する位置
と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動させる
駆動装置２５とを有する。そして、制御装置がＭＩＣＲ
トナープロセスカートリッジの識別信号を認識するとク
リーニング部材の駆動装置２５にクリーニング部材を定
着ロール１７０表面に接触させた接触位置に移動させる
駆動信号を出力する。
る画像形成装置において、定着装置のクリーニング性能
の向上を図り、磁気読み取り記号認識力の正確さ、およ
び良好な画像品質の提供。 【解決手段】 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと
一般トナープロセスカートリッジを有する定着装置のク
リーニング装置２０は、定着ロール１７０に接触してロ
ール表面をクリーニングするクリーニング部材と、クリ
ーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する位置
と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動させる
駆動装置２５とを有する。そして、制御装置がＭＩＣＲ
トナープロセスカートリッジの識別信号を認識するとク
リーニング部材の駆動装置２５にクリーニング部材を定
着ロール１７０表面に接触させた接触位置に移動させる
駆動信号を出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置の定着ロー
ルのクリーニング装置、特に磁性インク記号装置(以下
ＭＩＣＲプリンタと記す)と通常的なプリンタを両立さ
せている画像形成装置の定着装置のクリーニングに関す
る。
ルのクリーニング装置、特に磁性インク記号装置(以下
ＭＩＣＲプリンタと記す)と通常的なプリンタを両立さ
せている画像形成装置の定着装置のクリーニングに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、通常プリンタとＭＩＣＲプリンタ
ではトナー特性が異なる為、定着性能の両立が困難であ
った。通常プリンタとＭＩＣＲプリンタに要求される画
像品質には以下の差がある。通常プリンタは文章、図
面、イラスト等の原稿にたいして細線再現性、および階
調性に優れ、ブラー、ゴーストの無い高画質が要求され
る。一方、ＭＩＣＲプリンタはＭＩＣＲフォトと呼ばれ
るテキストに関してのみ、磁気量が適切でＭＩＣＲによ
る磁気読み取り記号認識が正確に出来、磁気読み取りの
際の磁気ヘッドとの摺擦においても画像がとれにくい耐
久安定性が要求されるのであって、細線再現性、階調性
等への要求は低い。このように、ＭＩＣＲによる磁気読
み取り記号認識力の正確さの要求が強いＭＩＣＲプリン
タと一般的なプリンタにおいてはトナー特性が異なる。
ではトナー特性が異なる為、定着性能の両立が困難であ
った。通常プリンタとＭＩＣＲプリンタに要求される画
像品質には以下の差がある。通常プリンタは文章、図
面、イラスト等の原稿にたいして細線再現性、および階
調性に優れ、ブラー、ゴーストの無い高画質が要求され
る。一方、ＭＩＣＲプリンタはＭＩＣＲフォトと呼ばれ
るテキストに関してのみ、磁気量が適切でＭＩＣＲによ
る磁気読み取り記号認識が正確に出来、磁気読み取りの
際の磁気ヘッドとの摺擦においても画像がとれにくい耐
久安定性が要求されるのであって、細線再現性、階調性
等への要求は低い。このように、ＭＩＣＲによる磁気読
み取り記号認識力の正確さの要求が強いＭＩＣＲプリン
タと一般的なプリンタにおいてはトナー特性が異なる。
【０００３】ここで、両トナーの差は総括して現像性と
クリーニング性と定着性にある。良好な画質が得られる
通常トナーは濃度が出やすく感光体ドラムに残留する不
要なトナーのクリーニング性は優れており、安定した定
着を得るための熱量も比較的少ない。それにたいし、Ｍ
ＩＣＲトナーは濃度が出にくく安定した定着を得るため
には通常のトナーよりも多くの熱量を必要とし、感光体
ドラム、定着ロールに残った不要トナーも清掃しずらか
った。
クリーニング性と定着性にある。良好な画質が得られる
通常トナーは濃度が出やすく感光体ドラムに残留する不
要なトナーのクリーニング性は優れており、安定した定
着を得るための熱量も比較的少ない。それにたいし、Ｍ
ＩＣＲトナーは濃度が出にくく安定した定着を得るため
には通常のトナーよりも多くの熱量を必要とし、感光体
ドラム、定着ロールに残った不要トナーも清掃しずらか
った。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
通常のプリンタとＭＩＣＲプリンタを兼用する画像形成
装置において、定着装置のクリーニング性能の向上を図
り、磁気読み取り記号認識力の正確さ、および良好な画
像品質の提供を目的とする。
通常のプリンタとＭＩＣＲプリンタを兼用する画像形成
装置において、定着装置のクリーニング性能の向上を図
り、磁気読み取り記号認識力の正確さ、および良好な画
像品質の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載された本
発明のＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと一般トナ
ープロセスカートリッジを備え、一般的な画像形成と磁
性インク記録とを兼用する画像形成装置の定着装置のク
リーニング装置は、定着装置の定着ロールに接触してロ
ール表面をクリーニングするクリーニング部材と、クリ
ーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する位置
と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動させる
駆動装置と、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識
別機能を有し、識別機能からの識別信号によりクリーニ
ング部材の駆動装置に駆動信号を出力する制御装置を備
えた定着装置のクリーニング装置を有し、クリーニング
装置の制御装置はＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の識別信号が入力されたとき、駆動装置にクリーニング
部材をロール表面に接触させた接触位置に移動させる駆
動信号を出力し、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の識別信号が停止したとき、駆動装置にクリーニング部
材をロール表面から離間した非接触位置に移動させる駆
動信号を出力する構成を具備する。
発明のＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと一般トナ
ープロセスカートリッジを備え、一般的な画像形成と磁
性インク記録とを兼用する画像形成装置の定着装置のク
リーニング装置は、定着装置の定着ロールに接触してロ
ール表面をクリーニングするクリーニング部材と、クリ
ーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する位置
と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動させる
駆動装置と、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識
別機能を有し、識別機能からの識別信号によりクリーニ
ング部材の駆動装置に駆動信号を出力する制御装置を備
えた定着装置のクリーニング装置を有し、クリーニング
装置の制御装置はＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の識別信号が入力されたとき、駆動装置にクリーニング
部材をロール表面に接触させた接触位置に移動させる駆
動信号を出力し、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の識別信号が停止したとき、駆動装置にクリーニング部
材をロール表面から離間した非接触位置に移動させる駆
動信号を出力する構成を具備する。
【０００６】請求項２に記載された画像形成装置の定着
装置のクリーニング装置は、定着装置の定着ロールに接
触してロール表面をクリーニングするロール状のクリー
ニング部材と、クリーニング部材を定着ロールのロール
表面に接触する位置と、ロール表面から離間した非接触
位置とを移動させる駆動装置と、クリーニング部材を所
定の角度回転させる回転装置と、ＭＩＣＲトナープロセ
スカートリッジの識別機能とカートリッジ内のトナー有
無検知機能を有し、識別機能からの識別信号によりクリ
ーニング部材の駆動装置に駆動信号を出力し、トナー有
無検知機能からの検知信号によりクリーニング部材の回
転装置に回転信号を出力する制御装置を備え、制御装置
はＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別信号が入
力されたとき、駆動装置にクリーニング部材をロール表
面に接触させた接触位置に移動させる駆動信号を出力
し、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別信号が
停止したとき、駆動装置にクリーニング部材をロール表
面から離間した非接触位置に移動させる駆動信号を出力
すると共に、トナー有無検知機能からのトナー無し検知
信号によりクリーニング部材の回転装置に回転信号を出
力して、クリーニング部材を回転させ、ロール状クリー
ニング部材の定着ロールへ接触する面を新しい面とする
構成を具備する。
装置のクリーニング装置は、定着装置の定着ロールに接
触してロール表面をクリーニングするロール状のクリー
ニング部材と、クリーニング部材を定着ロールのロール
表面に接触する位置と、ロール表面から離間した非接触
位置とを移動させる駆動装置と、クリーニング部材を所
定の角度回転させる回転装置と、ＭＩＣＲトナープロセ
スカートリッジの識別機能とカートリッジ内のトナー有
無検知機能を有し、識別機能からの識別信号によりクリ
ーニング部材の駆動装置に駆動信号を出力し、トナー有
無検知機能からの検知信号によりクリーニング部材の回
転装置に回転信号を出力する制御装置を備え、制御装置
はＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別信号が入
力されたとき、駆動装置にクリーニング部材をロール表
面に接触させた接触位置に移動させる駆動信号を出力
し、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別信号が
停止したとき、駆動装置にクリーニング部材をロール表
面から離間した非接触位置に移動させる駆動信号を出力
すると共に、トナー有無検知機能からのトナー無し検知
信号によりクリーニング部材の回転装置に回転信号を出
力して、クリーニング部材を回転させ、ロール状クリー
ニング部材の定着ロールへ接触する面を新しい面とする
構成を具備する。
【０００７】この構成により、本発明のクリーニング装
置は定着性能の両立が困難であったＭＩＣＲトナープロ
セスカートリッジと一般トナープロセスカートリッジを
備え、一般的な画像形成と磁性インク記録とを兼用する
画像形成装置における使用されているＭＩＣＲトナープ
ロセスカートリッジと一般的なトナープロセスカートリ
ッジを識別（電気的、機械的、磁気的、光学的)する機
能を用いて、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジでは
駆動装置によりクリーニング部材を定着ロールに接触固
定させ、確実にクリーニングさせることによりＭＩＣＲ
トナーによるオフセットを防止した良好な定着、良好画
質を得る構成としている。一般的トナープロセスカート
リッジを使用時にはクリーニング部材を定着ロールに非
接触状態とし、クリーニング部材の寿命を延長すると共
にクリーニング部材による定着ロール傷などの二次障害
を低減している。
置は定着性能の両立が困難であったＭＩＣＲトナープロ
セスカートリッジと一般トナープロセスカートリッジを
備え、一般的な画像形成と磁性インク記録とを兼用する
画像形成装置における使用されているＭＩＣＲトナープ
ロセスカートリッジと一般的なトナープロセスカートリ
ッジを識別（電気的、機械的、磁気的、光学的)する機
能を用いて、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジでは
駆動装置によりクリーニング部材を定着ロールに接触固
定させ、確実にクリーニングさせることによりＭＩＣＲ
トナーによるオフセットを防止した良好な定着、良好画
質を得る構成としている。一般的トナープロセスカート
リッジを使用時にはクリーニング部材を定着ロールに非
接触状態とし、クリーニング部材の寿命を延長すると共
にクリーニング部材による定着ロール傷などの二次障害
を低減している。
【０００８】また、従来のクリーニング部材は定着装置
のライフまで数回の交換が必要とされていたが、提案の
装置は固定された(接触時回転しない)ロール状クリーニ
ング部材がＭＩＣＲトナープロセスカートリッジのトナ
ーエンプティー時点でモータ等の駆動装置により微少に
回転し、新しい面を定着ロールに接触させることによ
り、１本のクリーニングロールで定着装置のライフまで
クリーニング性能を維持することが出来る。
のライフまで数回の交換が必要とされていたが、提案の
装置は固定された(接触時回転しない)ロール状クリーニ
ング部材がＭＩＣＲトナープロセスカートリッジのトナ
ーエンプティー時点でモータ等の駆動装置により微少に
回転し、新しい面を定着ロールに接触させることによ
り、１本のクリーニングロールで定着装置のライフまで
クリーニング性能を維持することが出来る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。図５は画像形成装置の全体説明図であって、
定速度で回転する感光体ドラム１０の周囲には画像形成
プロセスに従って、帯電、露光、現像、転写部等が配設
されている。一方、光学系１１により読み取った原稿光
は反射ミラー１３により導かれて、感光体ドラム表面を
露光する。記録媒体供給部１５より供給される記録媒体
Ｐは感光体ドラム１０と転写部との間を通過途上トナー
像を転写される。記録媒体搬送路を搬送される記録媒体
上のトナー像は定着装置１７で定着され、画像を形成し
た記録媒体は排出経路からストッカー１９に排出され
る。
説明する。図５は画像形成装置の全体説明図であって、
定速度で回転する感光体ドラム１０の周囲には画像形成
プロセスに従って、帯電、露光、現像、転写部等が配設
されている。一方、光学系１１により読み取った原稿光
は反射ミラー１３により導かれて、感光体ドラム表面を
露光する。記録媒体供給部１５より供給される記録媒体
Ｐは感光体ドラム１０と転写部との間を通過途上トナー
像を転写される。記録媒体搬送路を搬送される記録媒体
上のトナー像は定着装置１７で定着され、画像を形成し
た記録媒体は排出経路からストッカー１９に排出され
る。
【００１０】定着装置１７は定着ロール１７０とプレッ
シャロール１７５よりなり、定着ロール１７０に近接し
て温度センサ１８が設置され、定着ロール１７０の温度
をコントロールしている。また、定着ロール１７０の表
面に接触可能なクリーニングロール２１を備えたクリー
ニング装置２０が配設され、定着ロール１７０にクリー
ニングロール２１が接触して定着ロール１７０のロール
表面に付着するトナーを拭取っている。
シャロール１７５よりなり、定着ロール１７０に近接し
て温度センサ１８が設置され、定着ロール１７０の温度
をコントロールしている。また、定着ロール１７０の表
面に接触可能なクリーニングロール２１を備えたクリー
ニング装置２０が配設され、定着ロール１７０にクリー
ニングロール２１が接触して定着ロール１７０のロール
表面に付着するトナーを拭取っている。
【００１１】次に、クリーニング装置２０の構成を説明
する（図１、２参照）。クリーニング装置２０はクリー
ニングロール２１と、クリーニングロール２１の駆動装
置２５、およびクリーニングロール回転装置２７を有す
る。クリーニングロール２１は芯金２１０にフエルト状
のクリーニング部材２１５を巻き付けたロール体となっ
ている。クリーニングロール２１は通常はスプリング２
３に付勢されて定着ロール１７０から離間した非接触位
置にあるが、駆動装置２５に駆動されて回動し、定着ロ
ール１７０に接触する位置となる。
する（図１、２参照）。クリーニング装置２０はクリー
ニングロール２１と、クリーニングロール２１の駆動装
置２５、およびクリーニングロール回転装置２７を有す
る。クリーニングロール２１は芯金２１０にフエルト状
のクリーニング部材２１５を巻き付けたロール体となっ
ている。クリーニングロール２１は通常はスプリング２
３に付勢されて定着ロール１７０から離間した非接触位
置にあるが、駆動装置２５に駆動されて回動し、定着ロ
ール１７０に接触する位置となる。
【００１２】クリーニングロールの駆動装置２５は先端
にクリーニングロール２１を取り付けた回動腕２５１
と、回動腕２５１をソレノイド２５５の作動に連動して
回動させる支持杆２５３とを有する。ソレノイド２５５
は制御装置に制御されて作動する。クリーニングロール
回転装置２７はモータ２７０の回転をクリーニングロー
ル２０に伝えるベルト２７１を備えている。ベルト２７
１はモータ２７０の回転軸と、クリーニングロール２１
の芯金２１０とを連結して、制御装置により制御されて
作動するモータ２７０の回転によりクリーニング部材２
１５が回転する構成となっている。
にクリーニングロール２１を取り付けた回動腕２５１
と、回動腕２５１をソレノイド２５５の作動に連動して
回動させる支持杆２５３とを有する。ソレノイド２５５
は制御装置に制御されて作動する。クリーニングロール
回転装置２７はモータ２７０の回転をクリーニングロー
ル２０に伝えるベルト２７１を備えている。ベルト２７
１はモータ２７０の回転軸と、クリーニングロール２１
の芯金２１０とを連結して、制御装置により制御されて
作動するモータ２７０の回転によりクリーニング部材２
１５が回転する構成となっている。
【００１３】次にクリーニング装置の制御装置を図４の
制御フローにより説明する。制御装置はＭＩＣＲトナー
プロセスカートリッジと一般的なトナープロセスカート
リッジを電気的、機械的、磁気的、光学的に識別する機
能を備えている。そして、以下の制御プロセスに従っ
て、クリーニング装置２０の駆動を実行する。ステップ
ＳＴ５０で電源がＯＮされた状態で、ステップＳＴ５１
でプロセスカートリッジの検出信号が出力されている
と、プロセスカートリッジが一般のプロセスカートリッ
ジかＭＩＣＲのプロセスカートリッジであるかの判定を
ステップＳＴ５２で実行する。一般のプロセスカートリ
ッジの場合はステップＳＴ５４に進み、クリーニング装
置２０のソレノイド２５５にＯＦＦ信号を出力し、ステ
ップＳＴ５５に進み通常の処理を実行する。
制御フローにより説明する。制御装置はＭＩＣＲトナー
プロセスカートリッジと一般的なトナープロセスカート
リッジを電気的、機械的、磁気的、光学的に識別する機
能を備えている。そして、以下の制御プロセスに従っ
て、クリーニング装置２０の駆動を実行する。ステップ
ＳＴ５０で電源がＯＮされた状態で、ステップＳＴ５１
でプロセスカートリッジの検出信号が出力されている
と、プロセスカートリッジが一般のプロセスカートリッ
ジかＭＩＣＲのプロセスカートリッジであるかの判定を
ステップＳＴ５２で実行する。一般のプロセスカートリ
ッジの場合はステップＳＴ５４に進み、クリーニング装
置２０のソレノイド２５５にＯＦＦ信号を出力し、ステ
ップＳＴ５５に進み通常の処理を実行する。
【００１４】ＭＩＣＲプロセスカートリッジ判定信号が
入力されたときはステップＳＴ５３に進み、クリーニン
グ装置２０のソレノイド２５５にＯＮ信号を出力する。
クリーニング装置２０はソレノイド２５５の励磁により
スプリング２３の付勢力に抗して回動腕２５１が回動し
定着ロール１７０の表面にクリーングロール２１が接触
して定着ロール１７０の表面に付着する残留トナー（Ｍ
ＩＣＲトナー）をクリーニング（除去）する。このクリ
ーニング操作はステップＳＴ５２がＭＩＣＲプロセスカ
ートリッジ判定信号を検出する間続行する。そして、ス
テップＳＴ５２にＭＩＣＲプロセスカートリッジ判定信
号が入力されなくなったとき、ステップＳＴ５４に進み
ソレノイド２５５にＯＦＦ信号を出力し、ステップＳＴ
５５に進み通常の処理を実行する。
入力されたときはステップＳＴ５３に進み、クリーニン
グ装置２０のソレノイド２５５にＯＮ信号を出力する。
クリーニング装置２０はソレノイド２５５の励磁により
スプリング２３の付勢力に抗して回動腕２５１が回動し
定着ロール１７０の表面にクリーングロール２１が接触
して定着ロール１７０の表面に付着する残留トナー（Ｍ
ＩＣＲトナー）をクリーニング（除去）する。このクリ
ーニング操作はステップＳＴ５２がＭＩＣＲプロセスカ
ートリッジ判定信号を検出する間続行する。そして、ス
テップＳＴ５２にＭＩＣＲプロセスカートリッジ判定信
号が入力されなくなったとき、ステップＳＴ５４に進み
ソレノイド２５５にＯＦＦ信号を出力し、ステップＳＴ
５５に進み通常の処理を実行する。
【００１５】さらに、制御装置はステップＳＴ５２でＭ
ＩＣＲプロセスカートリッジ判定信号を出力中、ステッ
プＳＴ５６にてＭＩＣＲプロセスカートリッジのトナー
有無判定をする。ステップＳＴ５６にてＭＩＣＲプロセ
スカートリッジトナー無判定（トナーエンプティ信号）
がなされるとトナープロセスカートリッジ交換時期と判
断して、ステップＳＴ５７に進み、クリーニングロール
回転装置２７のモータ２７０に通電、回動指令を出力
し、クリーニングロール２１５を所定の距離回転させ
る。クリーニングロール２１５は回転して、新しい面が
定着ロール１７０への接触面となる。
ＩＣＲプロセスカートリッジ判定信号を出力中、ステッ
プＳＴ５６にてＭＩＣＲプロセスカートリッジのトナー
有無判定をする。ステップＳＴ５６にてＭＩＣＲプロセ
スカートリッジトナー無判定（トナーエンプティ信号）
がなされるとトナープロセスカートリッジ交換時期と判
断して、ステップＳＴ５７に進み、クリーニングロール
回転装置２７のモータ２７０に通電、回動指令を出力
し、クリーニングロール２１５を所定の距離回転させ
る。クリーニングロール２１５は回転して、新しい面が
定着ロール１７０への接触面となる。
【００１６】このように、クリーニング装置２０は制御
装置がＭＩＣＲプロセスカートリッジの識別信号が入力
されると、ソレノイド２５５を作動させてクリーニング
部材２１５を定着ロール１７０に接触固定させてクリー
ニングし、ＭＩＣＲトナーによるオフセットを防止して
良好な画質を得ることが出来る。それ以外の一般的トナ
ープロセスカートリッジに関してはクリーニング部材を
定着ロールに非接触状態とし、クリーニング部材の寿命
を延長すると共に、クリーニング部材による定着ロール
傷などの二次障害を低減できる構成としている。さら
に、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジが操作中、ト
ナーエンプティーを検知した時点でクリーニングロール
２１５を微少に回転させ、定着ロール１７０に接触する
面を新しくする。トナーエンプテーとはトナーカートリ
ッジの交換時期を示す。このようにトナーカートリッジ
の交換時期に合わせてクリーニングロール２１５を微小
回転させ、次にカートリッジの交換時期までこの面にて
クリーニング作動を実行する。このように１本のクリー
ニングロールで定着装置のライフ期間、クリーニング性
能を維持することができる。
装置がＭＩＣＲプロセスカートリッジの識別信号が入力
されると、ソレノイド２５５を作動させてクリーニング
部材２１５を定着ロール１７０に接触固定させてクリー
ニングし、ＭＩＣＲトナーによるオフセットを防止して
良好な画質を得ることが出来る。それ以外の一般的トナ
ープロセスカートリッジに関してはクリーニング部材を
定着ロールに非接触状態とし、クリーニング部材の寿命
を延長すると共に、クリーニング部材による定着ロール
傷などの二次障害を低減できる構成としている。さら
に、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジが操作中、ト
ナーエンプティーを検知した時点でクリーニングロール
２１５を微少に回転させ、定着ロール１７０に接触する
面を新しくする。トナーエンプテーとはトナーカートリ
ッジの交換時期を示す。このようにトナーカートリッジ
の交換時期に合わせてクリーニングロール２１５を微小
回転させ、次にカートリッジの交換時期までこの面にて
クリーニング作動を実行する。このように１本のクリー
ニングロールで定着装置のライフ期間、クリーニング性
能を維持することができる。
【００１７】以上説明したように、ＭＩＣＲプリンタと
一般的なプリンタではトナー特性が異なるため、定着性
能の両立が困難であったが、ＭＩＣＲトナープロセスカ
ートリッジと一般的なトナープロセスカートリッジを識
別させることにより両立が可能となった。また、従来の
クリーニング部材は定着装置のライフまで数回の交換が
必要とされていたが、このクリーニング装置では固定さ
れた(接触時回転しない)クリーニングロールはＭＩＣＲ
トナープロセスカートリッジのトナーエンプティーを検
知した時点で微少に回転して新たな面が定着ロールに接
触するので、１本のクリーニングロールの寿命が長期化
できる。ＭＩＣＲトナーによるオフセットを防止し良好
な画質を得ることが出来る。また、この実施の形態では
モータによりクリーニング部材の回転を実行している
が、手動による回動とすることもできる。
一般的なプリンタではトナー特性が異なるため、定着性
能の両立が困難であったが、ＭＩＣＲトナープロセスカ
ートリッジと一般的なトナープロセスカートリッジを識
別させることにより両立が可能となった。また、従来の
クリーニング部材は定着装置のライフまで数回の交換が
必要とされていたが、このクリーニング装置では固定さ
れた(接触時回転しない)クリーニングロールはＭＩＣＲ
トナープロセスカートリッジのトナーエンプティーを検
知した時点で微少に回転して新たな面が定着ロールに接
触するので、１本のクリーニングロールの寿命が長期化
できる。ＭＩＣＲトナーによるオフセットを防止し良好
な画質を得ることが出来る。また、この実施の形態では
モータによりクリーニング部材の回転を実行している
が、手動による回動とすることもできる。
【００１８】以上説明したクリーニング部材はロール状
の形態であったが、図５に示すように、板状の支持部材
２２３にフエルト等のクリーニング部２２５を固着し、
取付部２２７を介して駆動装置２５の回動腕２５１に取
り付ける構成としても良い。なお、この構成のクリーニ
ング部２２５は定期的に交換する必要がある。この実施
の態用におけるクリーニング装置もＭＩＣＲプロセスカ
ートリッジの識別信号が入力されるときのみ定着ロール
１７０に接触するので、クリーニング部材の寿命が延長
でき、クリーニング部材による定着ロール傷などの二次
障害を低減できる。
の形態であったが、図５に示すように、板状の支持部材
２２３にフエルト等のクリーニング部２２５を固着し、
取付部２２７を介して駆動装置２５の回動腕２５１に取
り付ける構成としても良い。なお、この構成のクリーニ
ング部２２５は定期的に交換する必要がある。この実施
の態用におけるクリーニング装置もＭＩＣＲプロセスカ
ートリッジの識別信号が入力されるときのみ定着ロール
１７０に接触するので、クリーニング部材の寿命が延長
でき、クリーニング部材による定着ロール傷などの二次
障害を低減できる。
【００１９】
【発明の効果】本発明のクリーニング装置は、定着ロー
ル表面の的確なクリーニングによりＭＩＣＲトナーと一
般トナーの特性を両立させ、ＭＩＣＲトナーによるオフ
セットを防止して良好な画質を得る画像形成を達成させ
ると共に、一般的トナープロセスカートリッジが作動し
ている間はクリーニング部材を定着ロールに非接触状態
とし、クリーニング部材の寿命を延長すると共にクリー
ニング部材による定着ロール傷などの二次障害を防止し
ている。さらに、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の交換と同時にクリーニングロールのロール面を新しく
する構成とすることにより、１本のクリーニングロール
で定着装置のライフまでクリーニング性能を維持できる
ことができるメンテナンスフリーなクリーニング装置で
ある。
ル表面の的確なクリーニングによりＭＩＣＲトナーと一
般トナーの特性を両立させ、ＭＩＣＲトナーによるオフ
セットを防止して良好な画質を得る画像形成を達成させ
ると共に、一般的トナープロセスカートリッジが作動し
ている間はクリーニング部材を定着ロールに非接触状態
とし、クリーニング部材の寿命を延長すると共にクリー
ニング部材による定着ロール傷などの二次障害を防止し
ている。さらに、ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジ
の交換と同時にクリーニングロールのロール面を新しく
する構成とすることにより、１本のクリーニングロール
で定着装置のライフまでクリーニング性能を維持できる
ことができるメンテナンスフリーなクリーニング装置で
ある。
【図１】 クリーニング装置の構成説明図。
【図２】 クリーニング装置の構成説明図。
【図３】 クリーニングロールの一部破断正面図。
【図４】 制御装置のフローチャート。
【図５】 クリーニング部材の正面および側面図。
【図６】 画像形成装置の概要説明図。
１７ 定着装置、 １７０ 定着ロール、 １７５ プ
レッシャーロール、２０ クリーニング装置、 ２１
クリーニング部材、 ２１０ 芯金、 ２１５ フエル
ト、 ２３ スプリング、 ２５ 駆動装置、 ２５５
ソレノイド、 ２７ 回転装置、 ２７０ モータ、
２７１ ベルト。
レッシャーロール、２０ クリーニング装置、 ２１
クリーニング部材、 ２１０ 芯金、 ２１５ フエル
ト、 ２３ スプリング、 ２５ 駆動装置、 ２５５
ソレノイド、 ２７ 回転装置、 ２７０ モータ、
２７１ ベルト。
Claims (3)
- 【請求項１】 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと
一般トナープロセスカートリッジを備え、一般的な画像
形成と磁性インク記録とを兼用する画像形成装置におい
て、 定着装置のクリーニング装置は、定着装置の定着ロール
に接触してロール表面をクリーニングするクリーニング
部材と、 クリーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する
位置と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動さ
せる駆動装置と、 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別機能を有
し、識別機能からの識別信号によりクリーニング部材の
駆動装置に駆動信号を出力する制御装置を備え、 クリーニング装置の制御装置はＭＩＣＲトナープロセス
カートリッジの識別信号が入力されたとき、駆動装置に
クリーニング部材をロール表面に接触させた接触位置に
移動させる駆動信号を出力し、ＭＩＣＲトナープロセス
カートリッジの識別信号が停止したとき、駆動装置にク
リーニング部材をロール表面から離間した非接触位置に
移動させる駆動信号を出力するよう構成してなる磁性イ
ンク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるク
リーニング装置。 - 【請求項２】 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジと
一般トナープロセスカートリッジを備え、一般的な画像
形成と磁性インク記録とを兼用する画像形成装置におい
て、 定着装置のクリーニング装置は、定着装置の定着ロール
に接触してロール表面をクリーニングするクリーニング
部材と、 クリーニング部材を定着ロールのロール表面に接触する
位置と、ロール表面から離間した非接触位置とを移動さ
せる駆動装置と、 クリーニング部材を所定の角度回転させる回転装置と、 ＭＩＣＲトナープロセスカートリッジの識別機能とカー
トリッジ内のトナー有無検知機能を有し、識別機能から
の識別信号によりクリーニング部材の駆動装置に駆動信
号を出力し、トナー有無検知機能からの検知信号により
クリーニング部材の回転装置に回転信号を出力する制御
装置を備え、 クリーニング装置の制御装置はＭＩＣＲトナープロセス
カートリッジの識別信号が入力されたとき、駆動装置に
クリーニング部材をロール表面に接触させた接触位置に
移動させる駆動信号を出力し、ＭＩＣＲトナープロセス
カートリッジの識別信号が停止したとき、駆動装置にク
リーニング部材をロール表面から離間した非接触位置に
移動させる駆動信号を出力すると共に、トナー有無検知
機能からのトナー無し検知信号によりクリーニング部材
の回転装置に回転信号を出力するよう構成してなる磁性
インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置における
クリーニング装置。 - 【請求項３】 クリーニング部材はロール形状をなし、
回転装置が回転駆動したとき、クリーニング部材が回転
し、ロール状クリーニング部材の定着ロールへ接触する
面を新しい面とするよう構成されてなる請求項２記載の
磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置にお
けるクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33706296A JPH10177312A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33706296A JPH10177312A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるクリーニング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10177312A true JPH10177312A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18305078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33706296A Pending JPH10177312A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 磁性インク記録装置兼用の画像形成装置の定着装置におけるクリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10177312A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009132139A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-06-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、印刷制御方法及びプログラム |
| CN102033470A (zh) * | 2009-09-29 | 2011-04-27 | 株式会社东芝 | 定影装置、图像形成装置及残留色调剂的剥离方法 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP33706296A patent/JPH10177312A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009132139A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-06-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、印刷制御方法及びプログラム |
| CN102033470A (zh) * | 2009-09-29 | 2011-04-27 | 株式会社东芝 | 定影装置、图像形成装置及残留色调剂的剥离方法 |
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