JPH10176615A - 燃料貯蔵槽 - Google Patents

燃料貯蔵槽

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JPH10176615A
JPH10176615A JP8352876A JP35287696A JPH10176615A JP H10176615 A JPH10176615 A JP H10176615A JP 8352876 A JP8352876 A JP 8352876A JP 35287696 A JP35287696 A JP 35287696A JP H10176615 A JPH10176615 A JP H10176615A
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storage tank
fuel
liquid fuel
main storage
liquid
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JP8352876A
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English (en)
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Yukitoshi Takeshita
幸俊 竹下
Shiro Nishi
史郎 西
Shigekuni Sasaki
重邦 佐々木
Shigeyuki Tsurumi
重行 鶴見
Mikio Takeshima
幹夫 竹島
Shinji Tsuru
信二 津留
Fumio Yamamoto
二三男 山本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼効率がよく、しかも燃焼させた場合の排
ガス中における大気汚染物質の減少を図ることのできる
液体燃料の改質手段及ぴ改質液体燃料を常に安定して供
給することのできる燃料貯蔵槽を提供することを目的と
する。 【解決手段】 液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽2
と、光触媒性燃料改質部材4と、該燃料改質部材に高エ
ネルギー線を照射するための高エネルギー線源5と、改
質燃料を回収する回収パイプ8と、該回収パイプにより
汲み上げられた液体燃料を貯蔵するための副貯蔵槽9か
らなることを特徴とする。 【効果】 金属酸化物の光触媒機能を利用することによ
り液体燃料の改質を簡単に行うことができ、燃焼効率の
向上及ぴ燃費の低減が図れるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料貯蔵槽、さらに詳細
には液体燃料を改質して燃焼効率の向上を図ることによ
り、走行距離の延長及び大気汚染物質の低減を行うこと
ができ、しかも常時安定した改質液体燃料を乗用車等の
動力機関に供給することのできる燃料貯蔵槽に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の動力機関は、常時、液体燃料
を必要とするため、個別に設置した燃料貯蔵槽あるいは
ガソリンスタンド等において、液体燃料を動力機関のガ
ソリンタンクに供給する。
【0003】液体燃料は、動力機関のエンジンに噴霧状
となって酸素と共に供給され、爆発して動力を誘発す
る。
【0004】一方、乗用車、航空機を始めとした液体燃
料を必要とする動力機関の数及ぴこれら動力機関が消費
する液体燃料の量は膨大なものとなり、近年その傾向は
益々増加しつつある。
【0005】そのため、地球が埋蔵する石油を始めとし
た化石燃料の消費量及びこれら化石燃料が燃焼されるこ
とにより排出される炭酸ガス、ソックス、ノックス等の
排気ガスによる環境汚染の問題は危機的状況を迎えつつ
ある。
【0006】そのため、燃焼効率の向上や、燃焼させた
場合の排ガス中における大気汚染物質の減少を図るた
め、燃料タンク中に液体燃料改質剤を投入したり、液体
燃料中への酸素供給方法を改善したりすることにより、
液体燃料を改質する試みが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液体燃料改質方法には限界があり、燃焼効率が目立って
あがらないため走行距離がのぴず、さらに大気汚染物質
の排出量をそれほど低減させることができないという問
題点があった。また、改質液体燃料を常に安定して供給
する装置がないという問題点もあった。
【0008】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、燃焼効率がよく、しかも燃焼させた場合
の排ガス中における大気汚染物質の減少を図ることので
きる液体燃料の改質手段及ぴ改質液体燃料を常に安定し
て供給することのできる燃料貯蔵槽を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、発明者らは、液体燃料の改質手段について鋭意検討
努力を重ねた結果、金属酸化物の光触媒機能を利用する
ことにより、液体燃料中にO2 -、O-、OHといった活
性酸素種を取り込むことにより改質できることを見いだ
した。
【0010】本発明の第1の燃料貯蔵槽は、液体燃料を
貯蔵するための主貯蔵槽と、液体燃料の表面下近傍に配
された光触媒性燃料改質部材と、該燃料改質部材に高エ
ネルギー線を照射するため、前記主貯蔵槽の天井部に配
された高エネルギー線源と、液体燃料を攪拌するための
攪拌手段と、液体燃料を外部に汲み上げるため、下部末
端が開構造となっている回収パイプと、該回収パイプに
より汲み上げられた液体燃料を貯蔵するため、主貯蔵槽
外部に設置された副貯蔵槽からなることを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の燃料貯蔵槽は、液体
燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、該主貯蔵槽の内壁面
近傍に設けられ、液体燃料の内部及び外部をローラーに
より連続的あるいは一定時間毎に回転駆動するシート状
の光触媒性エンドレス燃料改質部材と、該エンドレス燃
料改質部材に高エネルギー線を照射するため、前記主貯
蔵槽の天井部に配された高エネルギー線源と、液体燃料
を攪拌するための攪拌手段と、液体燃料を外部に汲み上
げるため、下部末端が開構造となっている回収パイプ
と、該回収パイプにより汲み上げられた液体燃料を貯蔵
するため、前記主貯蔵槽の外部に設置された副貯蔵槽か
らなることを特徴とする。
【0012】また、本発明の第3の燃料貯蔵槽は、液体
燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液体燃料の表面下近
傍に配された光触媒性燃料改質部材と、該燃料改質部材
に高エネルギー線を照射するため、前記主貯蔵槽の天井
部に配された高エネルギー線源と、液体燃料を外部に汲
み上げるため、下部末端が閉構造となっている回収パイ
プと、該回収パイプにより汲み上げられた液体燃料を貯
蔵するため、前記主貯蔵槽の外部に設置された副貯蔵槽
とからなり、前記回収パイプの上下方向には、一定間隔
で燃料採取弁が設けられていることを特徴とする。
【0013】また、本発明の第4の燃料貯蔵槽は、液体
燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液体燃料の表面下近
傍に配された光触媒性燃料改質部材と、該燃料改質部材
に高エネルギー線を照射するため、前記主貯蔵槽の天井
部に配された高エネルギー線源と、前記主貯蔵槽の壁面
に隣接して設置された補助貯蔵槽と、該補助貯蔵槽に前
記主貯蔵槽から液体燃料を移送するため、主貯蔵槽壁面
の上下方向に一定間隔で設けられた燃料採取弁と、前記
補助貯蔵槽の液体燃料を外部に汲み上げるため、補助貯
蔵槽内に設置された下部末端が開構造となっている回収
パイプと、該回収パイプにより汲み上げられた液体燃料
を貯蔵するため、貯蔵槽の外部に設置された副貯蔵槽か
らなることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第5の燃料貯蔵槽は、液体
燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液体燃料を攪拌する
ための攪拌手段と、液体燃料を外部に汲み上げるため、
主貯蔵槽内に設置され、下部末端が開構造となっている
回収パイプと、該回収パイプにより汲み上げられた液体
燃料を貯蔵するため、貯蔵槽の外部に設置された副貯蔵
槽と、前記主貯蔵槽の壁面に隣接して設置され、その内
部に高エネルギー線源を具備した照射室とからなり、前
記主貯蔵槽の壁面近傍には光触媒性燃料改質部材が設け
られ、該燃料改質部材に高エネルギー線を照射するた
め、前記主貯蔵槽の壁面には光線透過窓が設けられてい
ることを特徴とする。
【0015】図1は、本発明の第1の燃料貯蔵槽の構成
を示したものである。
【0016】図1において、1は燃料貯蔵槽、2は未改
質液体燃料3を貯蔵するための主貯蔵槽、4は未改質液
体燃料3を改質するため、液体燃料の表面下近傍に配さ
れた燃料改質部材、5は高エネルギー線6を燃料改質部
材4に照射するため、主貯蔵槽2の天井部7に取り付け
られた高エネルギー線源、8は改質された液体燃料を主
貯蔵槽2から外部に設置された副貯蔵槽9に汲み上げる
ため、下部末端が開構造となっている回収パイプ、10
は液体燃料を攪拌するための攪拌手段である。
【0017】また、燃料改質部材4は、液体燃料の液面
が変化したとしても、常に液面下近傍に配されるように
なっている。
【0018】図2は、燃料改質部材4の構成を示したも
ので、11は基材、12は基材11中に所定の濃度で均
一に分散した微粒子状の光触媒性金属酸化物である。
【0019】このような構成の燃料貯蔵槽においては、
高エネルギー線源5から液体燃料の表面下近傍に配置さ
れた燃料改質部材4に高エネルギー線6が照射される
と、燃料改質部材4中の金属酸化物12は光触媒機能を
発揮し、以下に示すような効果を有するようになる。
【0020】金属酸化物12の表面近傍にある水、酸素
などから・O2 -、・O-、・OHといった活性酸素種を
生成する。液体燃料の主成分であるパラフィン系炭化水
素は、活性酸素種と化学的に反応し、その構造中にオキ
サイドイオンが取り込まれる。取り込まれたオキサイド
イオンは、燃料の燃焼時に有効な酸素供給源として働
き、燃焼効率の向上に寄与することができる。
【0021】また、分子中に取り込まれたオキサイドイ
オンは、液体燃料中に溶存している酸素や燃焼時に供給
される酸素に比較して、はるかに効率よく燃焼に寄与す
ることができる。
【0022】このようにして改質される液体燃料は、金
属酸化物12の表面近傍の未改質液体燃料3に限られる
が、攪拌手段10により未改質液体燃料3全体を常に攪
拌していれば、未改質液体燃料3を改質液体燃料に変え
ることができる。
【0023】従って、未改質液体燃料3の改質は昼夜わ
かたず行うことができ、必要に応じて回収パイプ8から
改質液体燃料を高濃度に含有する液体燃料を、主貯蔵槽
2の外部に設置された副貯蔵槽9に汲み上げることによ
り、乗用車等の動力機関に対し、常に安定した改質液体
燃料を供給することができる。
【0024】ここで、金属酸化物12としては、光触媒
作用の大きな酸北チタン(TiO2)が好適であり、そ
の他にSi、V、Nb、Cr、Zr、Sn、Bi、S
b、Mo、Mn、W、Re、Fe、Ni、Co、Ru、
Rh、Pd、Os、Ir、Ptなどの金属の酸化物及ぴ
これら金属酸化物の複合酸化物、Sc、Y、La、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ac、Th、P
a、Uなどの希土類元素の酸化物を用いることができる
が、光触媒作用を有するものであれば特に限定しない。
【0025】TiO2は物理的にも化学的にも極めて安
定であり、その粉末は0.1〜0.4μmの粒子状であ
る。
【0026】また、TiO2はその結晶形態によりルチ
ル型とアナタース型に分けられるが、光触媒作用はアナ
タース型の方がルチル型よりも大きい。
【0027】こような金属酸化物12の光触媒作用は、
金属酸化物への痕跡量のFe、Nb、Tl、Wの添加に
より促進される。
【0028】しかも、酸化チタンを中心とした金属酸化
物12の光触媒機能は数十時間程度の持続性があるた
め、夜間、燃料を供給する必要のない時間帯に活性化さ
せておけぱ、昼間、高エネルギー線源5を作動させなく
ても、金属酸化物12の光触媒機能は劣化することがな
い。
【0029】また、大きな光触媒効果を得るため、燃料
改質部材4表面における金属酸化物12の濃度を特に高
くしたい場合には、図3及び図4に示すように、金属酸
化物12を含有しない基板13の片面あるいは両面に、
光触媒層14を設けた構成にしてもよい。光触媒層14
としては、金属酸化物そのものであってもよいし、金属
酸化物を高濃度に含有した部材であってもよい。
【0030】この場合の基板13としては、金属でもガ
ラスでもプラスチックでも、液体燃料により劣化しない
ものであれば適用することができるが、透明な部材であ
れば特に好適である。
【0031】また、光触媒層14が金属酸化物そのもの
である場合には、基板13への光触媒層14の形成法と
しては、ゾルゲル法、スパッタ法、スプレー法などを適
用することができる。
【0032】ゾルゲル法を適用する場合には、金属酸化
物とアルコールとの化合物であるアルコキシドから作ら
れたゾル状物質を基板13の表面に一様に塗装した後、
乾燥・焼き付けすることにより光触媒層14を形成する
ことができる。
【0033】スパッタ法を適用する場合には、蒸着源物
質として金属酸化物を蒸着源物質としたスパッタを行え
ば、基板13の表面に光触媒層14を形成することがで
きる。
【0034】スプレー法を適用する場合には、金属酸化
物を含有する液状スプレー剤を基板13の表面に一様に
塗装した後、乾燥・焼き付けすることにより光触媒層1
4を形成することができる。
【0035】また、高エネルギー線としては紫外線が好
適である。高エネルギー線源としては、強力な紫外線ラ
ンプでも、超高圧水銀灯でも、ブラックライトでもよ
く、波長が3500Å以下の紫外線を発光するものであ
れば特に限定しない。
【0036】上述のような燃料改質部材4および項エネ
ルギー線は、以下の第2から第5の燃料貯蔵層でも同様
である。
【0037】図5は、本発明の第2の燃料貯蔵槽の構成
を示したものである。
【0038】図5において、15は燃料貯蔵槽、16は
主貯蔵槽2中の壁面近傍に設けられたシート状のエンド
レス燃料改質部材であり、液体燃料の内部及び外部をロ
ーラー17により連続的あるいは一定時間毎に回転駆動
するようになっている。
【0039】高エネルギー線源5、回収パイプ8、副貯
蔵槽9の構成は、図1に示す第1の燃料貯蔵槽と同様で
ある。
【0040】このような構成となっているため、最初、
高エネルギー線源5から液体燃料上部に位置するエンド
レス燃料改質部材に高エネルギー線6を照射して活性化
させる。
【0041】次いで、活性化されたエンドレス燃料改質
部材16を回転させることにより、未活性のエンドレス
燃料改質部材16が現れる。
【0042】活性化されたエンドレス燃料改質部材16
は、未改質液体燃料に接触してそれを改質する。
【0043】このようにしてエンドレス燃料改質部材1
6を回転駆動させ、その光触媒機能が維持される時間だ
け未改質液体燃料と接触するように回転駆動時間を調節
しておけば、活性化されたエンドレス燃料改質部材16
が広い面積に渡って長時間、未改質液体燃料と接触する
ことができ、それだけ液体燃料の改質効率を上昇するこ
とができる。
【0044】もちろん、この場合にも、攪拌手段10を
作動させておけば、活性化されたエンドレス燃料改質部
材16面に常に未改質液体燃料を供給して改質すること
ができ、その改質された液体燃料を、回収パイプ8によ
り、必要に応じて副貯蔵槽9に汲み上げて貯蔵すること
ができる。
【0045】図6は、本発明の第3の燃料貯蔵槽の構成
を示したものである。
【0046】図6において、18は燃料貯蔵槽、19は
改質された液体燃料を主貯蔵槽から副貯蔵槽へ汲み上げ
るため、下部末端が閉構造となっている回収パイプ、2
0は回収パイプ19の上下方向に一定間隔で設けられた
燃料採取弁である。
【0047】この場合も、燃料改質部材4は、液体燃料
の液面が変化したとしても、常に液面下近傍に配される
ようになっている。
【0048】燃料改質部材4、高エネルギー線源5、副
貯蔵槽9は、図1に示す第1の燃料貯蔵槽の構成と同様
である。
【0049】ここで、燃料採取弁20は、液体燃料の液
面がはるか上部にあるときは閉じており、液面が近づく
と開くようになっている。
【0050】従って、最初、高エネルギー線源5から燃
料改質部材4に高エネルギー線6を所定時間照射するこ
とにより未改質液体燃料3の改質を行った後、液面近く
の燃料採取弁20のみを開けば、回収パイプ19内はす
べて改質液体燃料を高濃度に含有した液体燃料で満たさ
れる。
【0051】この状態で改質を行いながら、回収パイプ
19により副貯蔵部9に改質液体燃料を高濃度に含有し
た液体燃料をを汲み上げ、液面の変化に応じて液面近く
の燃料採取弁20を次々に開いてゆけば、改質液体燃料
を高濃度に含有する液体燃料が、開かれた燃料採取弁2
0から回収パイプ19内に常時流れ込むため、図1及び
図5に示すような攪拌操作を行うことなしに、改質液体
燃料を高濃度に含有した液体燃料を乗用車等の動力機関
に供給することができる。
【0052】図7は、本発明の第4の燃料貯蔵槽の構成
を示したものである。
【0053】図7において、2から8は図1と同様であ
り、21は燃料貯蔵槽、22は主貯蔵槽2の壁面に隣接
して設置された補助貯蔵槽、23は補助貯蔵槽22に主
貯蔵槽2から改質液体燃料を移送するため、主貯蔵槽2
の壁面上下方向に一定間隔で設けられた燃料採取弁、2
4は主貯蔵槽2から補助貯蔵槽22に移送された改質液
体燃料である。
【0054】また、燃料改質部材4は、液体燃料の液面
が変化したとしても、常に液面下近傍に配されるように
なっている。
【0055】ここで、主貯蔵槽2の壁面に設置された燃
料採取弁23は、液体燃料の液面がはるか上部にあると
きは閉じており、液面が近づくと開くようになってい
る。
【0056】従って、最初、高エネルギー線源5から燃
料改質部材4に高エネルギー線6を所定時間照射するこ
とにより未改質液体燃料3の改質を行った後、液面近く
の燃料採取弁23のみを開けば、補助貯蔵槽22内に改
質液体燃料を高濃度に含有した液体燃料が移送される。
【0057】この状態で未改質液体燃料3の改質を行い
ながら、補助貯蔵槽22内に設置された、改質液体燃料
を補助貯蔵槽22から外部に設置された副貯蔵槽9に汲
み上げるため、下部末端が開構造となっている回収パイ
プ8により副貯蔵部9に改質液体燃料24を汲み上げ、
主貯蔵槽2内の液面の変化に応じて液面近くの燃料採取
弁23を次々に開いてゆけば、改質液体燃料が、開かれ
た燃料採取弁23から補助貯蔵槽22内に流れ込むた
め、常時、改質液体燃料24を補助貯蔵槽22から回収
パイプ8により副貯蔵部9へ汲み上げることができ、改
質液体燃料を乗用車等の動力機関に安定供給することが
できる。
【0058】図8は、本発明の第5の燃料貯蔵槽の構成
を示したものである。
【0059】図8において、25は燃料貯蔵槽、26は
主貯蔵槽2の壁面に隣接して設置され、その内部に高エ
ネルギー線源5を具備した照射室、27は燃料改質部材
4に高エネルギー線6を照射するため、主貯蔵槽2の壁
面に設けられた光線透過窓である。
【0060】このような構成となっているため、燃料改
質部材4に対し、照射室26から光線透過窓27を通し
て高エネルギー線5を照射することができ、その結果、
燃料改質部材4を構成する金属酸化物を活性化すること
ができる。
【0061】このようにして改質される液体燃料は、燃
料改質部材4の表面近傍の未改質液体燃料3に限られる
が、攪拌手段10により液体燃料3全体を常に攪拌して
いれば、燃料改質部材4面に常に新しい未改質液体燃料
3を供給することができる。
【0062】従って、未改質液体燃料3の改質は昼夜わ
かたず行うことができ、必要に応じて回収パイプ8から
改質液体燃料を高濃度に含有する液体燃料を副貯蔵槽9
に汲み上げることにより、乗用車等の動力機関に対し、
常に安定した改質液体燃料を供給することができる。
【0063】
【比較例1】図1に示す構成の内、燃料改質部材を取り
除いた構成の燃料貯蔵槽を準備した。
【0064】先ず、攪拌機を作動させることにより液体
燃料を攪拌レ、天井に設置した光源強度500W超高圧
水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外線を5
時間ほど液体燃料に照射した。
【0065】その後、回収パイプから液体燃料を副貯蔵
槽に汲み上げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0066】副貯蔵槽内の液体燃料を用いて乗用車の走
行実験を行い、排ガスから検出される炭酸ガス、ノック
ス、ソックス等の大気汚染物質の量及び走行距離を測定
した。
【0067】
【比較例2】図7に示す構成の内、燃料改質部材を取り
除いた構成の燃料貯蔵槽を準備した。
【0068】先ず、天井に設置した光源強度500W超
高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外線
を5時間ほど液体燃料に照射した。
【0069】その後、液面下近傍の燃料採取弁23を開
き、液体燃料を補助貯蔵槽22に移送した。次いで、移
送された液体燃料を回収パイプ8により副貯蔵槽9に汲
み上げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0070】この状態で乗用車の走行実験を行い、排ガ
スから検出される炭酸ガス、ノックス、ソックス等の大
気汚染物質の量及び走行距離を測定した。
【0071】
【実施例1】図1に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0072】まず、燃料改質部材として、微粒子状の酸
化チタンをシリコン樹脂に30wt%ほど練り込んだも
のを準備した。
【0073】この燃料改質部材を、液面全体がカバーさ
れる程度に金網上に設置し、これを液体燃料の液面下近
傍に浸漬した。
【0074】次いで、攪拌機を作動させることにより液
体燃料を攪拌し、天井に設置した光源強度500W超高
圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外線を
5時間ほど燃料改質部材に当たるようにして照射し、酸
化チタンを活性化させた。
【0075】その後、回収パイプから液体燃料を副貯蔵
槽に汲み上げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0076】副貯蔵槽内の液体然科を用いて乗用車の走
行実験を行ったところ、比較例1の結果と比べ、排ガス
から検出される炭酸ガス、ノックス、ソックス等の大気
汚染物質の量が10〜20%ほど減少し、また走行距離
が10%ほど延長した。
【0077】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0078】
【実施例2】図1に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0079】まず、燃料改質部材として、厚さ5mmで
1m角のガラス基板の両面に数十μmの厚さの酸化チタ
ン薄膜を形成したものを複数枚準備した。
【0080】ガラス基板への酸化チタン薄膜の形成は、
ゾルーゲル法を用いて行った。
【0081】このようにして作成した燃料改質部材を、
液面全体がカバーされる程度に金網上に設置し、これを
液体燃料の液面下近傍に浸漬した。
【0082】次いで、攪拌機を作動させることにより液
体燃料を攪拌し、天井に設置した光源強度500W超高
圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外線を
5時間ほど燃料改質部材に当たるようにして照射し、酸
化チタンを活性化させた。
【0083】その後、回収パイプから液体燃料を副貯蔵
槽に汲み上げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0084】副貯蔵槽内の液体燃料を用いて乗用車の走
行実験を行ったところ、比較例1の結果と比べ、排ガス
から検出される炭酸ガス、ノックス、ソックス等の大気
汚染物質の量が20〜30%ほど減少し、また走行距離
が20%ほど延長した。
【0085】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0086】
【実施例3】図5に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0087】まず、エンドレス燃料改質部材として、微
粒子状の酸化チタンを30wt%ほど練り込んだ5cm
幅のシリコン樹脂系のテープ材を準備した。
【0088】これをエンドレスのテープとして構成し、
燃料貯蔵槽の壁面近傍をローラーを介して回転駆動する
よう、壁面全体にわたって設置した。
【0089】次いで、攪拌機を作動させることにより液
体燃料を攪拌し、液面から露出したエンドレス燃料改質
部材に、天井に設置した光源強度500W超高圧水銀灯
(紫外線強度20mW/cm2)より、紫外線を5時間
ほど照射し、照射した部分の酸化チタンを活性化させ
た。
【0090】その後、回収パイプから液体燃料を副貯蔵
槽に汲み上げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0091】副貯蔵槽内の液体燃料を用いて乗用車の走
行実験を行ったところ、比較例1の結果と比ベ、排ガス
から検出される炭酸ガス、ノックス、ソックス等の大気
汚染物質の量が20〜30%ほど減少し、また走行距離
が20%ほど延長した。
【0092】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0093】
【実施例4】図6に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0094】まず、燃料改質部材として、厚ざ5mmで
1m角のガラス基板の両面に数十μmの厚さの酸化チタ
ン薄膜を形成したものを複数枚準備した。
【0095】ガラス基板への酸化チタン薄膜の形成は、
ゾルーゲル法を用いて行った。
【0096】このようにして作成した燃料改質部材を、
液面全体がカバーされる程度に金網上に設置し、これを
液体燃料の液面下近傍に浸漬した。
【0097】次いで、天井に設置した光源強度500W
超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外
線を燃料改質部材に当たるようにして照射し、酸化チタ
ンを活性化させた。
【0098】紫外線照射が5時間ほど経過した後、液面
直下に位置する燃料採取弁を開き、改質液体燃料を高濃
度に含む液体燃料を回収パイプ内に採取した。
【0099】更に、紫外線照射を続けながら、回収パイ
プより副貯蔵槽へ液体燃料を汲み上げ、乗用車のガソリ
ンタンクに充填した。
【0100】液体燃料を汲み上げるにつれて液体燃料の
液面が下降するため、常に液面直下の燃料採取弁が開く
ように操作した。
【0101】副貯蔵槽内の液体燃料を用いて乗用車の走
行実験を行ったところ、比較例1の結果と比ベ、排ガス
から検出される炭酸ガス、ノックス、ソックス等の大気
汚染物質の量が20〜30%ほど減少し、また走行距離
が20%ほど延長した。
【0102】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及ぴ大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0103】また、実施例1及ぴ3のような液体貯蔵槽
内での液体燃料の攪拌操作をしなくても、常に安定した
量の改質液体燃料を供給することができる。
【0104】
【実施例5】図7に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0105】まず、燃料改質部材として、微粒子状の酸
化チタンをシリコン樹脂に30wt%ほど練り込んだも
のを準備した。
【0106】この燃料改質部材を、液面全体がカバーさ
れる程度に金網上に設置し、これを液体燃料の液面下近
傍に浸漬した。
【0107】次いで、天井に設置した光源強度500W
超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外
線を5時間ほど燃料改質部材に当たるようにして照射
し、酸化チタンを活性化させた。
【0108】その後、液面下近傍の燃料採取弁23を開
き、液体燃料を補助貯蔵槽22に移送し、移送された液
体燃料24を回収パイプ8により副貯蔵槽9に汲み上
げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0109】この状態で乗用車の走行実験を行ったとこ
ろ、比較例2の結果と比べ、排ガスから検出される炭酸
ガス、ノックス、ソックス等の大気汚染物質の量が10
〜20%ほど減少し、また走行距離が10%ほど延長し
た。
【0110】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0111】
【実施例6】図7に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0112】まず、燃料改質部材として、厚さ5mmで
1m角のガラス基板の両面に数十μmの厚さの酸化チタ
ン薄膜を形成したものを複数枚準備した。
【0113】ガラス基板への酸化チタン薄膜の形成は、
ゾルーゲル法を用いて行った。
【0114】このようにして作成した燃料改質部材を、
液面全体がカバーされる程度に金網上に設置し、これを
液体燃料の液面下近傍に浸漬した。
【0115】次いで、天井に設置した光源強度500W
超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)より紫外
線を5時間ほど燃料改質部材に当たるようにして照射
し、酸化チタンを活性化させた。
【0116】その後、液面下近傍の燃料採取弁23を開
き、液体燃料を補助貯蔵槽22に移送し、移送された液
体燃料24を回収パイプ8により副貯蔵槽12に汲み上
げ、乗用車のガソリンタンクに充填した。
【0117】この状態で乗用車の走行実験を行ったとこ
ろ、比較例2の結果と比べ、排ガスから検出される炭酸
ガス、ノックス、ソックス等の大気汚染物質の量が20
〜30%ほど減少し、また走行距離が20%ほど延長し
た。
【0118】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0119】
【実施例7】図8に示す構成の燃料貯蔵槽を使用し、液
体燃料の改質を行った。
【0120】まず、燃料改質部材4として、厚さ5mm
で1m角のガラス基板の両面に数十μmの厚さの酸化チ
タン薄膜を形成したものを複数枚準備した。
【0121】ガラス基板への酸化チタン薄膜の形成は、
ゾルーゲル法を用いて行った。
【0122】このようにして作成した燃料改質部材4
を、主貯蔵槽2の壁面に設けられた光線透過窓27と対
応する位置に設置した。
【0123】次いで、照射室26に設置した光源強度5
00W超高圧水銀灯(紫外線強度20mW/cm2)よ
り紫外線を光線透過窓27を通して燃料改質部材4に照
射し、酸化チタンを活性化させ、攪拌手段10により液
体燃料を攪拌しながら未改質燃料の改質を行った。
【0124】紫外線照射が5時間ほど経過した後、改質
液体燃料を高濃度に含む液体燃料を回収パイプ8により
採取して副貯蔵槽9に汲み上げ、乗用車のガソリンタン
クに充填した。
【0125】この状態で乗用車の走行実験を行ったとこ
ろ、比較例2の結果と比べ、排ガスから検出される炭酸
ガス、ノックス、ソックス等の大気汚染物質の量が20
〜30%ほど減少し、また走行距離が20%ほど延長し
た。
【0126】以上の結果から、動力機関の作動燃料とし
て改質液体燃料を用いることにより、普通の液体燃料を
用いた場合よりも燃焼効率の向上及び大気汚染物質の削
減を図ることのできることが確かめられた。
【0127】
【発明の効果】本発明の燃料貯蔵槽は、金属酸化物の光
触媒機能を利用することにより液体燃料の改質を簡単に
行うことができ、燃焼効率の向上及ぴ燃費の低減が図れ
るという効果がある。
【0128】また、排ガス中における大気汚染物質の低
減も図ることができ、環境保護面からも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料貯蔵槽の構成を示す断面図。
【図2】本発明の燃料改質部材の構成を示す図。
【図3】本発明の燃料改質部材の他の構成を示す図。
【図4】本発明の燃料改質部材の他の構成を示す図。
【図5】本発明の燃料貯蔵槽の他の構成を示す断面図。
【図6】本発明の燃料貯蔵槽の他の構成を示す断面図。
【図7】本発明の燃料貯蔵槽の他の構成を示す断面図。
【図8】本発明の燃料貯蔵槽の他の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 燃料貯蔵槽 2 主貯蔵槽 3 未改質液体燃料 4 燃料改質部材 5 高エネルギー線源 6 高エネルギー線 7 天井部 8 回収パイプ 9 副貯蔵槽 10 攪拌手段 11 基材 12 金属酸化物 13 基板 14 光触媒層 15 燃料貯蔵槽 16 エンドレス燃料改質部材 17 ローラー 18 燃料貯蔵槽 19 回収パイプ 20 燃料採取弁 21 燃料貯蔵槽 22 補助貯蔵槽 23 燃料採取弁 24 改質液体燃料 25 燃料貯蔵層 26 照射室 27 光線透過窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴見 重行 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 竹島 幹夫 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 津留 信二 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山本 二三男 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液
    体燃料の表面下近傍に配された光触媒性燃料改質部材
    と、該燃料改質部材に高エネルギー線を照射するため、
    前記主貯蔵槽の天井部に配された高エネルギー線源と、
    液体燃料を攪拌するための攪拌手段と、液体燃料を外部
    に汲み上げるため、下部末端が開構造となっている回収
    パイプと、該回収パイプにより汲み上げられた液体燃料
    を貯蔵するため、前記主貯蔵槽の外部に設置された副貯
    蔵槽からなることを特徴とする燃料貯蔵槽。
  2. 【請求項2】液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、該
    主貯蔵槽の内壁面近傍に設けられ、液体燃料の内部及び
    外部をローラーにより連続的あるいは一定時間毎に回転
    駆動するシート状の光触媒性エンドレス燃料改質部材
    と、該エンドレス燃料改質部材に高エネルギー線を照射
    するため、前記主貯蔵槽の天井部に配された高エネルギ
    ー線源と、液体燃料を攪拌するための攪拌手段と、液体
    燃料を外部に汲み上げるため、下部末端が開構造となっ
    ている回収パイプと、該回収パイプにより汲み上げられ
    た液体燃料を貯蔵するため、前記主貯蔵槽の外部に設置
    された副貯蔵槽からなることを特徴とする燃料貯蔵槽。
  3. 【請求項3】液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液
    体燃料の表面下近傍に配された光触媒性燃料改質部材
    と、該燃料改質部材に高エネルギー線を照射するため、
    前記主貯蔵槽の天井部に配された高エネルギー線源と、
    液体燃料を攪拌するための攪拌手段と、液体燃料を外部
    に汲み上げるため、下部末端が閉構造となっている回収
    パイプと、該回収パイプにより汲み上げられた液体燃料
    を貯蔵するため、前記主貯蔵槽の外部に設置された副貯
    蔵槽からなり、前記回収パイプの上下方向には、複数の
    燃料採取弁が設けられていることを特徴とする燃料貯蔵
    槽。
  4. 【請求項4】液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液
    体燃料の液面下近傍に配された光触媒性燃料改質部材
    と、該燃料改質部材に高エネルギー線を照射するため、
    前記主貯蔵槽の天井部に配された高エネルギー線源と、
    前記主貯蔵槽の壁面に隣接して設置された補助貯蔵槽
    と、該補助貯蔵槽に前記主貯蔵槽から液体燃料を移送す
    るため、主貯蔵槽壁面の上下方向に複数で設けられた燃
    料採取弁と、前記補助貯蔵槽の液体燃料を外部に汲み上
    げるため、補助貯蔵槽内に設置された下部末端が開構造
    となっている回収パイプと、該回収パイプにより汲み上
    げられた液体燃料を貯蔵するため、貯蔵槽の外部に設置
    された副貯蔵槽からなることを特徴とする燃料貯蔵槽。
  5. 【請求項5】液体燃料を貯蔵するための主貯蔵槽と、液
    体燃料を攪拌するための攪拌手段と、液体燃料を外部に
    汲み上げるため、主貯蔵槽内に設置され、下部末端が開
    構造となっている回収パイプと、該回収パイプにより汲
    み上げられた液体燃料を貯蔵するため、貯蔵槽の外部に
    設置された副貯蔵槽と、前記主貯蔵槽の壁面に隣接して
    設置され、その内部に高エネルギー線源を具備した照射
    室とからなり、前記主貯蔵槽の壁面近傍には光触媒性燃
    料改質部材が設けられ、該燃料改質部材に高エネルギー
    線を照射するため、前記主貯蔵槽の壁面には光線透過窓
    が設けられていることを特徴とする燃料貯蔵槽。
  6. 【請求項6】請求項1から5に記載の燃料貯蔵槽におけ
    る光触媒性燃料改質部材が、光触媒作用を有する微粒状
    金属酸化物を基板中に均一に分散させた複合体であるこ
    とを特徴とする燃料貯蔵槽。
  7. 【請求項7】請求項1から5に記載の燃料貯蔵槽におけ
    る光触媒性燃料改質部材が、基板の片面あるいは両面に
    光触媒作用を有する金属酸化物による光触媒層を形成し
    たものであることを特徴とする燃料貯蔵槽。
JP8352876A 1996-12-13 1996-12-13 燃料貯蔵槽 Pending JPH10176615A (ja)

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