JPH10174304A - 充電器及び二次電池の充電方法 - Google Patents
充電器及び二次電池の充電方法Info
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- JPH10174304A JPH10174304A JP8331301A JP33130196A JPH10174304A JP H10174304 A JPH10174304 A JP H10174304A JP 8331301 A JP8331301 A JP 8331301A JP 33130196 A JP33130196 A JP 33130196A JP H10174304 A JPH10174304 A JP H10174304A
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- secondary battery
- voltage
- batteries
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、並列接続された複数の二次
電池を充電するに当り、充電時間の短縮化、満充電の誤
検出の防止、並びに全ての二次電池の充電の最適化を図
ることである。 【解決手段】 本発明は、並列接続された複数の二次電
池13、14を充電する充電器であって、相互間で充電
可能な状態に並列接続された複数の二次電池13、14
と、複数の二次電池13、14に充電電流を供給するD
C/DCコンバータ12と、二次電池13、14の電池
電圧の降下またはピーク値への到達に基づいて二次電池
の満充電を検出し、二次電池の充電を制御する1つの充
電制御回路15とを備えている。
電池を充電するに当り、充電時間の短縮化、満充電の誤
検出の防止、並びに全ての二次電池の充電の最適化を図
ることである。 【解決手段】 本発明は、並列接続された複数の二次電
池13、14を充電する充電器であって、相互間で充電
可能な状態に並列接続された複数の二次電池13、14
と、複数の二次電池13、14に充電電流を供給するD
C/DCコンバータ12と、二次電池13、14の電池
電圧の降下またはピーク値への到達に基づいて二次電池
の満充電を検出し、二次電池の充電を制御する1つの充
電制御回路15とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列接続された複
数の二次電池を充電する充電器及び充電方法に関する。
数の二次電池を充電する充電器及び充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素
電池等の二次電池の複数を急速充電するには、複数の二
次電池を直列に接続して充電する方法と、並列に接続し
て充電する方法とがある。
電池等の二次電池の複数を急速充電するには、複数の二
次電池を直列に接続して充電する方法と、並列に接続し
て充電する方法とがある。
【0003】複数の二次電池を直列接続して充電する場
合、全ての二次電池を満充電する前に、充電が終了して
しまう虞れがある。これは次の理由による。即ち、直列
接続した複数の二次電池間に容量の差があると、充電中
の電池電圧は、図3に示すように、2段階に変化する。
これは、まず、容量の大なる二次電池が満充電に達した
時点で、当該二次電池の電池電圧が降下し、その後、容
量の小なる二次電池が満充電になると、当該二次電池の
電池電圧が降下するためである。
合、全ての二次電池を満充電する前に、充電が終了して
しまう虞れがある。これは次の理由による。即ち、直列
接続した複数の二次電池間に容量の差があると、充電中
の電池電圧は、図3に示すように、2段階に変化する。
これは、まず、容量の大なる二次電池が満充電に達した
時点で、当該二次電池の電池電圧が降下し、その後、容
量の小なる二次電池が満充電になると、当該二次電池の
電池電圧が降下するためである。
【0004】ところで、二次電池の満充電検出は、二次
電池の電池電圧の降下またはピーク電圧への到達に基づ
いて行うのが一般的である。そのため、図3に示すよう
な電圧変化を示す場合には、一方の二次電池(容量の大
なる二次電池)が満充電になった時点で、全ての二次電
池が満充電になったと誤検出して、充電を終了してしま
う。従って、容量の小なる二次電池がまだ満充電されて
いないのに、充電が終了してしまう。
電池の電池電圧の降下またはピーク電圧への到達に基づ
いて行うのが一般的である。そのため、図3に示すよう
な電圧変化を示す場合には、一方の二次電池(容量の大
なる二次電池)が満充電になった時点で、全ての二次電
池が満充電になったと誤検出して、充電を終了してしま
う。従って、容量の小なる二次電池がまだ満充電されて
いないのに、充電が終了してしまう。
【0005】一方、二次電池を並列接続して充電する方
法には、スイッチを介して複数の二次電池を並列接続す
ることにより、順番に二次電池を充電する方法(例え
ば、特開昭56−107744号公報、特開昭61−5
2117号公報等)があるが、この方法では、複数の二
次電池を順番に充電するので、全ての二次電池を充電す
るのに長い時間がかかる欠点がある。
法には、スイッチを介して複数の二次電池を並列接続す
ることにより、順番に二次電池を充電する方法(例え
ば、特開昭56−107744号公報、特開昭61−5
2117号公報等)があるが、この方法では、複数の二
次電池を順番に充電するので、全ての二次電池を充電す
るのに長い時間がかかる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、並列接続さ
れた複数の二次電池を充電するに当り、満充電の誤検出
の防止、充電時間の短縮化、並びに全ての二次電池の充
電の最適化を図ることを目的とするものである。
れた複数の二次電池を充電するに当り、満充電の誤検出
の防止、充電時間の短縮化、並びに全ての二次電池の充
電の最適化を図ることを目的とするものである。
【0007】更には、誤って一次電池が充電されても、
液もれ等の劣化を生じないようにすることを目的とす
る。
液もれ等の劣化を生じないようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明は、並列接続された複数の二次電池を充電する充電
器であって、相互間で充電可能な状態に並列接続された
複数の二次電池と、当該二次電池に充電電流を供給する
充電用電源と、前記二次電池の電池電圧の降下またはピ
ーク値への到達に基づいて前記二次電池の満充電を検出
し、前記二次電池の充電を制御する1つの充電制御手段
とを備えたことを特徴とする。
発明は、並列接続された複数の二次電池を充電する充電
器であって、相互間で充電可能な状態に並列接続された
複数の二次電池と、当該二次電池に充電電流を供給する
充電用電源と、前記二次電池の電池電圧の降下またはピ
ーク値への到達に基づいて前記二次電池の満充電を検出
し、前記二次電池の充電を制御する1つの充電制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載された本発明の充電器は、
二次電池の着脱を検出する検出手段を備え、前記充電制
御手段は、前記検出手段が前記二次電池の着脱を検出す
ると、前記二次電池の満充電の検出を停止することを特
徴とする。
二次電池の着脱を検出する検出手段を備え、前記充電制
御手段は、前記検出手段が前記二次電池の着脱を検出す
ると、前記二次電池の満充電の検出を停止することを特
徴とする。
【0010】また、請求項3に記載された本発明の充電
器は、前記充電用電源の出力電圧が、所定電圧に規制さ
れていることを特徴とする。
器は、前記充電用電源の出力電圧が、所定電圧に規制さ
れていることを特徴とする。
【0011】更に、請求項4に記載された本発明の充電
器は、前記二次電池の電池電圧を検出し、設定電圧に達
すると、前記二次電池の充電を停止する充電停止手段を
備えることを特徴とするものである。
器は、前記二次電池の電池電圧を検出し、設定電圧に達
すると、前記二次電池の充電を停止する充電停止手段を
備えることを特徴とするものである。
【0012】更には、請求項5に記載されている本発明
は、並列接続された複数の二次電池を充電する充電方法
であって、装着された複数の二次電池間で充電を行い、
各二次電池の充電状態を平均化する工程と、平均化され
た前記二次電池に充電電流を供給する工程と、前記二次
電池の電池電圧の降下またはピーク値への到達に基づい
て前記二次電池の満充電を検出し、前記二次電池の充電
を制御する工程とを備えたことを特徴としている。
は、並列接続された複数の二次電池を充電する充電方法
であって、装着された複数の二次電池間で充電を行い、
各二次電池の充電状態を平均化する工程と、平均化され
た前記二次電池に充電電流を供給する工程と、前記二次
電池の電池電圧の降下またはピーク値への到達に基づい
て前記二次電池の満充電を検出し、前記二次電池の充電
を制御する工程とを備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示すブ
ロック回路図である。1及び2は電源入力端子であり、
本実施例では約6Vの直流電力を入力する。10及び2
0は同じ構成を備える充電回路であり、電源入力端子1
及び2に対して並列状態に接続されている。
ロック回路図である。1及び2は電源入力端子であり、
本実施例では約6Vの直流電力を入力する。10及び2
0は同じ構成を備える充電回路であり、電源入力端子1
及び2に対して並列状態に接続されている。
【0014】11及び21は充電経路を開閉する充電ス
イッチであり、トランジスタ、MOSFET等からな
る。12及び22は電源入力端子1、2から入力される
直流電力を、出力電圧2V及び出力電流1Aの直流電力
に変換して出力するDC/DCコンバータ、13及び1
4は所定の装着部に着脱自在に装着され、DC/DCコ
ンバータ12に対して並列状態に接続される単3サイズ
の第1及び第2の二次電池、23及び24は所定の装着
部に着脱自在に装着され、DC/DCコンバータ22に
対して並列状態に接続された第3及び第4の二次電池で
ある。
イッチであり、トランジスタ、MOSFET等からな
る。12及び22は電源入力端子1、2から入力される
直流電力を、出力電圧2V及び出力電流1Aの直流電力
に変換して出力するDC/DCコンバータ、13及び1
4は所定の装着部に着脱自在に装着され、DC/DCコ
ンバータ12に対して並列状態に接続される単3サイズ
の第1及び第2の二次電池、23及び24は所定の装着
部に着脱自在に装着され、DC/DCコンバータ22に
対して並列状態に接続された第3及び第4の二次電池で
ある。
【0015】なお、第1及び第2の二次電池13、14
と、第3及び第4の二次電池23、24とは、各々、相
互の電池間で充電可能な状態に接続される。
と、第3及び第4の二次電池23、24とは、各々、相
互の電池間で充電可能な状態に接続される。
【0016】また、15は第1及び第2の二次電池1
3、14の電池電圧を測定し、当該電池電圧がピーク電
圧から所定電圧降下したこと(即ち、−ΔV)またはピ
ーク電圧に到達したことを検出することにより、第1及
び第2の二次電池13、14の満充電を検出し、充電ス
イッチ11を制御する充電制御回路、25は第3及び第
4の二次電池23、24の電池電圧を測定し、当該電池
電圧がピーク電圧から所定電圧降下したこと(即ち、−
ΔV)またはピーク電圧に到達したことを検出すること
により、第3及び第4の二次電池23、24の満充電を
検出し、充電スイッチ21を制御する充電制御回路であ
る。
3、14の電池電圧を測定し、当該電池電圧がピーク電
圧から所定電圧降下したこと(即ち、−ΔV)またはピ
ーク電圧に到達したことを検出することにより、第1及
び第2の二次電池13、14の満充電を検出し、充電ス
イッチ11を制御する充電制御回路、25は第3及び第
4の二次電池23、24の電池電圧を測定し、当該電池
電圧がピーク電圧から所定電圧降下したこと(即ち、−
ΔV)またはピーク電圧に到達したことを検出すること
により、第3及び第4の二次電池23、24の満充電を
検出し、充電スイッチ21を制御する充電制御回路であ
る。
【0017】更に、16は第1または第2の二次電池1
3、14の着脱に連動して開閉する開閉スイッチであ
る。開閉スイッチ16が閉状態となると、充電制御回路
15は動作状態となり、開状態になると、充電制御回路
15はリセットされて動作を停止する。26は第3また
は第4の二次電池23、24の着脱に連動して開閉する
開閉スイッチである。開閉スイッチ26が閉状態となる
と、充電制御回路25は動作状態となり、開状態になる
と、充電制御回路25はリセットされて動作を停止す
る。
3、14の着脱に連動して開閉する開閉スイッチであ
る。開閉スイッチ16が閉状態となると、充電制御回路
15は動作状態となり、開状態になると、充電制御回路
15はリセットされて動作を停止する。26は第3また
は第4の二次電池23、24の着脱に連動して開閉する
開閉スイッチである。開閉スイッチ26が閉状態となる
と、充電制御回路25は動作状態となり、開状態になる
と、充電制御回路25はリセットされて動作を停止す
る。
【0018】これら開閉スイッチ16及び26は、本実
施例によれば、第1及び第2の二次電池13、14の装
着部を開閉する蓋(図示しない)と、第3及び第4の二
次電池23、24の装着部を開閉する蓋(図示しない)
の夫々に連動するように設けられており、各蓋を閉じる
と開閉スイッチ16及び26が閉状態となるようになっ
ている。なお、開閉スイッチ16及び26は、これに限
らず、各二次電池の装着部に設け、二次電池の着脱によ
って、直接開閉するようにしてもよい。
施例によれば、第1及び第2の二次電池13、14の装
着部を開閉する蓋(図示しない)と、第3及び第4の二
次電池23、24の装着部を開閉する蓋(図示しない)
の夫々に連動するように設けられており、各蓋を閉じる
と開閉スイッチ16及び26が閉状態となるようになっ
ている。なお、開閉スイッチ16及び26は、これに限
らず、各二次電池の装着部に設け、二次電池の着脱によ
って、直接開閉するようにしてもよい。
【0019】17及び27は、充電回路10及び20に
流れる充電電流を検出する電流検出抵抗である。電流検
出抵抗17、27の検出信号に基づいて、DC/DCコ
ンバータ12及び22は、出力電流を定電流(本実施例
では1A)に制御する。
流れる充電電流を検出する電流検出抵抗である。電流検
出抵抗17、27の検出信号に基づいて、DC/DCコ
ンバータ12及び22は、出力電流を定電流(本実施例
では1A)に制御する。
【0020】以下に動作について説明するが、充電回路
10及び20が同じ構成であることから、充電回路10
のみの動作について説明し、充電回路20の動作説明は
割愛する。
10及び20が同じ構成であることから、充電回路10
のみの動作について説明し、充電回路20の動作説明は
割愛する。
【0021】1個の二次電池、例えば、第1の二次電池
13を装着して装着部の蓋を閉じると、開閉スイッチ1
6が閉状態となり、充電制御回路15は動作状態とな
る。従って、充電制御回路15のCHG端子から信号が
出力されて充電スイッチ11が閉状態となり、第1の二
次電池13の充電が開始される。斯る充電は、充電電圧
2V及び充電電流1Aの条件で行われる。充電が進行
し、第1の二次電池13における電圧降下(−ΔV)ま
たはピーク電圧への到達が検知されると、充電制御回路
15は満充電を検出する。そして、充電スイッチ11を
開状態として、充電を終了する。
13を装着して装着部の蓋を閉じると、開閉スイッチ1
6が閉状態となり、充電制御回路15は動作状態とな
る。従って、充電制御回路15のCHG端子から信号が
出力されて充電スイッチ11が閉状態となり、第1の二
次電池13の充電が開始される。斯る充電は、充電電圧
2V及び充電電流1Aの条件で行われる。充電が進行
し、第1の二次電池13における電圧降下(−ΔV)ま
たはピーク電圧への到達が検知されると、充電制御回路
15は満充電を検出する。そして、充電スイッチ11を
開状態として、充電を終了する。
【0022】一方、第1及び第2の二次電池13、14
の2個を同時に装着した場合、2個の二次電池13、1
4間に容量の差があると、容量の大きい二次電池によっ
て容量の小さい二次電池が充電される。その結果、第1
及び第2の二次電池13、14間の容量が平均化、換言
すれば、第1及び第2の二次電池13、14の容量(電
池電圧)がほぼ同じ状態となる。
の2個を同時に装着した場合、2個の二次電池13、1
4間に容量の差があると、容量の大きい二次電池によっ
て容量の小さい二次電池が充電される。その結果、第1
及び第2の二次電池13、14間の容量が平均化、換言
すれば、第1及び第2の二次電池13、14の容量(電
池電圧)がほぼ同じ状態となる。
【0023】その後、装着部の蓋を閉じることに伴って
開閉スイッチ16が閉状態となり、充電制御回路15は
動作状態となる。従って、充電制御回路15のCHG端
子から信号が出力されて充電スイッチ11が閉状態とな
り、第1及び第2の二次電池13、14の充電が開始さ
れる。斯る充電は、充電電圧2V及び充電電流1Aの条
件で行われる。
開閉スイッチ16が閉状態となり、充電制御回路15は
動作状態となる。従って、充電制御回路15のCHG端
子から信号が出力されて充電スイッチ11が閉状態とな
り、第1及び第2の二次電池13、14の充電が開始さ
れる。斯る充電は、充電電圧2V及び充電電流1Aの条
件で行われる。
【0024】斯る充電においては、第1及び第2の二次
電池13、14の各容量がほぼ同じ状態となっているた
め、充電電流は、2個の二次電池13、14に対してほ
ぼ同じように供給される。一方、第1及び第2の二次電
池13、14の充電特性が異なり、一方の電池の容量の
大きく(即ち、電池電圧の高く)なると、当該電池に流
れる充電電流は低下し、容量の小さい(即ち、電池電圧
の低い)電池に流れる充電電流が増加する。このため、
第1及び第2の二次電池13、14は、容量バランスが
崩れることなく、ほぼ同じように充電されることとな
る。その結果、充電制御回路15により検出される電池
電圧は、図2に示すように推移して2段ピークが現れ
ず、充電の早切れは生じない。
電池13、14の各容量がほぼ同じ状態となっているた
め、充電電流は、2個の二次電池13、14に対してほ
ぼ同じように供給される。一方、第1及び第2の二次電
池13、14の充電特性が異なり、一方の電池の容量の
大きく(即ち、電池電圧の高く)なると、当該電池に流
れる充電電流は低下し、容量の小さい(即ち、電池電圧
の低い)電池に流れる充電電流が増加する。このため、
第1及び第2の二次電池13、14は、容量バランスが
崩れることなく、ほぼ同じように充電されることとな
る。その結果、充電制御回路15により検出される電池
電圧は、図2に示すように推移して2段ピークが現れ
ず、充電の早切れは生じない。
【0025】そして、充電が進行し、第1及び第2の二
次電池13、14における電池電圧の降下(−ΔV)ま
たはピーク電圧への到達が検知されると、充電制御回路
15は満充電を検出する。そして、充電スイッチ11を
開状態として、充電を終了する。
次電池13、14における電池電圧の降下(−ΔV)ま
たはピーク電圧への到達が検知されると、充電制御回路
15は満充電を検出する。そして、充電スイッチ11を
開状態として、充電を終了する。
【0026】更に、1個の二次電池(仮に、第1の二次
電池13とする)の充電中に、新たに二次電池(即ち、
第2の二次電池14)を装着して充電する場合、第2の
二次電池14の装着に伴い、第1及び第2の二次電池1
3、14間で充電が行われるため、充電制御回路15が
検出する電池電圧は低下する。
電池13とする)の充電中に、新たに二次電池(即ち、
第2の二次電池14)を装着して充電する場合、第2の
二次電池14の装着に伴い、第1及び第2の二次電池1
3、14間で充電が行われるため、充電制御回路15が
検出する電池電圧は低下する。
【0027】そこで、本実施例においては、第2の二次
電池14の装着に伴って装着蓋が開状態となることに伴
って、開閉スイッチ16が開状態となり、充電制御回路
15はリセットされて、その動作を停止する。従って、
第1及び第2の二次電池13、14間で充電が行われ、
電池電圧が低下しても、充電制御回路15はこれを検出
せず、満充電を誤検出することはない。第2の二次電池
14が装着され、蓋が閉状態とされると、充電制御回路
15はその時点から再び電池電圧の検出を再開する。そ
して、充電が進行し、第1及び第2の二次電池13、1
4における電池電圧の降下(−ΔV)またはピーク電圧
への到達が検知されると、充電制御回路15は満充電を
検出する。これにより、充電スイッチ11を開状態とし
て、充電を終了する。
電池14の装着に伴って装着蓋が開状態となることに伴
って、開閉スイッチ16が開状態となり、充電制御回路
15はリセットされて、その動作を停止する。従って、
第1及び第2の二次電池13、14間で充電が行われ、
電池電圧が低下しても、充電制御回路15はこれを検出
せず、満充電を誤検出することはない。第2の二次電池
14が装着され、蓋が閉状態とされると、充電制御回路
15はその時点から再び電池電圧の検出を再開する。そ
して、充電が進行し、第1及び第2の二次電池13、1
4における電池電圧の降下(−ΔV)またはピーク電圧
への到達が検知されると、充電制御回路15は満充電を
検出する。これにより、充電スイッチ11を開状態とし
て、充電を終了する。
【0028】ところで、本実施例の充電器は、単3サイ
ズの二次電池を着脱自在に装着して充電するものである
ため、誤って、同サイズのアルカリ電池等の一次電池が
装着されて充電される虞れがある。しかしながら、本実
施例においては、DC/DCコンバータ12及び22の
出力電圧を、2Vの定電圧に制限しているため、誤って
一次電池を充電しても、液漏れ等の劣化が生じることは
ない。
ズの二次電池を着脱自在に装着して充電するものである
ため、誤って、同サイズのアルカリ電池等の一次電池が
装着されて充電される虞れがある。しかしながら、本実
施例においては、DC/DCコンバータ12及び22の
出力電圧を、2Vの定電圧に制限しているため、誤って
一次電池を充電しても、液漏れ等の劣化が生じることは
ない。
【0029】なお、誤充電による一次電池の劣化を防止
するためには、DC/DCコンバータ12及び22の出
力特性を定電圧とすることに限らず、充電制御回路15
及び25等に過電圧保護回路を設け、電池電圧が2Vに
達すると、充電スイッチ11及び21を開状態として充
電を終了するようにしてもよい。
するためには、DC/DCコンバータ12及び22の出
力特性を定電圧とすることに限らず、充電制御回路15
及び25等に過電圧保護回路を設け、電池電圧が2Vに
達すると、充電スイッチ11及び21を開状態として充
電を終了するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、並列接続された複数の
二次電池を充電するに当り、充電時間の短縮化、満充電
の誤検出の防止、並びに全ての二次電池の充電の最適化
を図ることができる。
二次電池を充電するに当り、充電時間の短縮化、満充電
の誤検出の防止、並びに全ての二次電池の充電の最適化
を図ることができる。
【0031】更に、誤って一次電池が充電されても、液
もれ等の劣化を生じないようにすることができる。
もれ等の劣化を生じないようにすることができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック回路図であ
る。
る。
【図2】本発明による電圧変化を示すグラフである。
【図3】従来例による電圧変化を示すグラフである。
11 充電スイッチ 12 DC/DCコンバータ 13、14 二次電池 15 充電制御回路 16 開閉スイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 並列接続された複数の二次電池を充電す
る充電器であって、相互間で充電可能な状態に並列接続
された複数の二次電池と、当該二次電池に充電電流を供
給する充電用電源と、前記二次電池の電池電圧の降下ま
たはピーク値への到達に基づいて前記二次電池の満充電
を検出し、前記二次電池の充電を制御する1つの充電制
御手段とを備えたことを特徴とする充電器。 - 【請求項2】 前記二次電池の着脱を検出する検出手段
を備え、前記充電制御手段は、前記検出手段が前記二次
電池の着脱を検出すると、前記二次電池の満充電の検出
を停止することを特徴とする請求項1の充電器。 - 【請求項3】 前記充電用電源の出力電圧は、所定電圧
に規制されていることを特徴とする請求項1の充電器。 - 【請求項4】 前記二次電池の電池電圧を検出し、設定
電圧に達すると、前記二次電池の充電を停止する充電停
止手段を備えることを特徴とする請求項1の充電器。 - 【請求項5】 並列接続された複数の二次電池を充電す
る充電方法であって、装着された複数の二次電池間で充
電を行い、各二次電池の充電状態を平均化する工程と、
平均化された前記二次電池に充電電流を供給する工程
と、前記二次電池の電池電圧の降下またはピーク値への
到達に基づいて前記二次電池の満充電を検出し、前記二
次電池の充電を制御する工程とを備えたことを特徴とす
る二次電池の充電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331301A JPH10174304A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 充電器及び二次電池の充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331301A JPH10174304A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 充電器及び二次電池の充電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174304A true JPH10174304A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18242162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8331301A Pending JPH10174304A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 充電器及び二次電池の充電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10174304A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012044726A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-03-01 | Fdk Twicell Co Ltd | 電池の充電装置及び充電方法 |
CN102544608A (zh) * | 2010-12-31 | 2012-07-04 | 欣旺达电子股份有限公司 | 汽车锂电池充满静态平衡方法以及平衡系统 |
CN103872711A (zh) * | 2012-12-13 | 2014-06-18 | 欣旺达电子股份有限公司 | 锂电池充放电平衡系统 |
CN107533111A (zh) * | 2015-04-28 | 2018-01-02 | 高通股份有限公司 | 在多个电池充电器之间共享电流信息的电池电量计 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP8331301A patent/JPH10174304A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012044726A (ja) * | 2010-08-12 | 2012-03-01 | Fdk Twicell Co Ltd | 電池の充電装置及び充電方法 |
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CN103872711A (zh) * | 2012-12-13 | 2014-06-18 | 欣旺达电子股份有限公司 | 锂电池充放电平衡系统 |
CN103872711B (zh) * | 2012-12-13 | 2016-03-09 | 欣旺达电子股份有限公司 | 锂电池充放电平衡系统 |
CN107533111A (zh) * | 2015-04-28 | 2018-01-02 | 高通股份有限公司 | 在多个电池充电器之间共享电流信息的电池电量计 |
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