JPH10171641A - ソフトウェア設計・試験支援装置 - Google Patents

ソフトウェア設計・試験支援装置

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JPH10171641A
JPH10171641A JP32880296A JP32880296A JPH10171641A JP H10171641 A JPH10171641 A JP H10171641A JP 32880296 A JP32880296 A JP 32880296A JP 32880296 A JP32880296 A JP 32880296A JP H10171641 A JPH10171641 A JP H10171641A
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software
block diagram
design
hierarchical
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JP32880296A
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Kohei Sudo
耕平 須藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア全体または大きな範囲を視覚的
に直観的に概観しながらソフトウェアを設計や試験した
り、設計されたものの大きな範囲を視覚的解読すること
ができるソフトウェア設計・試験支援装置を得る。 【解決手段】 階層構造ソフトウェア設計エディタ14
は、制御対象を制御するための複数のソフトウェアを上
位から下位階層に分けて図的階層的に表現するため、ま
ず、上位階層のソフトウェアに対する上位階層のブロッ
ク図を記述し、次に、その上位階層のブロック図中のブ
ロックの機能に対する下位のソフトウェアに対する下位
階層のブロック図を記述し、更に、上位及び下位階層の
ブロック図中のブロック間の信号のリンクを線で作画す
る処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はソフトウェアを設
計および試験するためのソフトウェア設計・試験支援装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、この種の従来のソフトウェア設
計・試験支援装置の構成を示すブロック図である。図9
において、1はプラント設備に関する情報を一元管理す
るデータベースエディタ、2は制御ソフトウェアがどん
な機能を実現しているかを表形式で実現するための機能
構成表エディタ、3は個々の機能単位に制御機能に対す
る入出力情報を定義し、各機能間のリンケージ設計を行
うための機能間リンケージエディタ、4はプログラムの
処理順序よりも算術演算処理など、データの流れおよび
変換過程を重視する機能を記述するためのアルゴリズム
MCD(Macro Control Diagra
m)エディタ、5は処理順序を明確に定義し、処理とそ
の扱うデータの構造および関係を明確に表現することを
重視する機能を記述するためのデータフローMCDエデ
ィタ、6は機械設備を予め定義された順序通りに動作さ
せていくシーケンス制御対象を記述するためのシーケン
スMCDエディタ、7は上記エディタ4,5,6および
後述のトランスレーター(言語変換手段)からの情報を
もとに図面出力するドキュメント生成手段、8はアルゴ
リズムMCDエディタ4からの描画レイアウト情報を解
析するアルゴリズムMCD解析手段、9はデータフロー
MCDエディタ5からの描画レイアウト情報を解析する
データフローMCD解析手段、10はシーケンスMCD
エディタ6からの描画レイアウト情報を解析するシーケ
ンスMCD解析手段、11はモジュール化情報を生成
し、トランスレーターに対するガイダンスを行うための
実行形式設定エディタ、12は中間コードをコントロー
ラの言語に変換するための上記トランスレーター、13
はコントローラのオンラインモニタ手段である。
【0003】ここで、MCDについて説明しておく。M
CDとは、特定機能を実現するための複数ステップの処
理を一つの命令としてマクロ化し、これを視認性向上の
ため図形化して表現したものであり、その特徴を以下に
示す。その特徴は、統一された図形化シンボルの採用に
よる要求仕様の明確化、特定機能をマクロ化することに
よるバグの進入防止、機能の視覚化によるソフトウェア
品質の向上、記述ステップ数削減による生産性の向上、
視認性向上によるメンテナンス性の向上、制御ノウハウ
をマクロ言語内に埋め込むことによるエンジニアリング
の機能化等がある。しかし、プラント等の制御機能は多
種多様にわたっており、1種類の表現方法でプラント等
の全機能を記述することは困難である。したがつて、こ
の従来のソフトウェア設計・試験支援装置では制御機能
種別ごとに3種類のMCDを用意している。この3種類
のMCDとは、図9に示すようにアルゴリズムMCDと
データフローMCDとシーケンスMCDのことである。
まず、アルゴリズムMCDは、制御を実現するに当た
り、プログラムの処理手順よりも算術演算処理等、デー
タの流れ及び変換過程を重視する機能がある。データフ
ローMCDは、通信制御等の機能では処理手順を明確に
定義する必要があり、このような場合、その処理手順を
階層的に詳細化し、処理とその扱う大量のデータの構造
及び関係を明確に表現する機能がある。シーケンスMC
Dは、機械設備を予め定義された順序通りに動作させて
いくシーケンス制御を表現する機能がある。
【0004】次に動作について説明する。図9におい
て、データベースエディタ1はプラント内に配置されて
いる設備の機械および電気情報を3階層に分け機器番号
などのマスターキーワードで一元管理している。機能構
成表エディタ2は制御システムを機能に着目することに
よって分割し、木構造3階層に構造設計して登録する。
ここで分割された最小単位(第3階層)は、この、機能
構成表エディタ2で登録されることによって初めてMC
D1シート分の記述エリアの割り当てを受ける。また、
3種類のMCD言語の選択もこの最小単位で行われる。
機能間リンケージエディタ3はソフトウェア最小単位
に、制御機能に対する入出力情報を定義し、外部入出力
(プロセス入出力)とのインタフェースはデータベース
にリンケージし、機能間入力は他の機能の出力にリンケ
ージする。定義された入出力情報は、自動的に下流のM
CDエディタに継承されるとともに、MCDエディタ側
で任意に入出力端子の追加削除を行えない機構を設ける
ことにより、制御システムの広域情報の一括管理をして
いる。
【0005】アルゴリズムMCD4、データフローMC
Dエディタ5およびシーケンスMCDエディタ6は機能
間リンケージエディタから継承した入出力情報に基づ
き、最小機能ごとに制御機能の実現方法を記述する。各
エディタ4,5,6ともコントローラの命令や命令群で
あるマクロを図形化したシンボルを線で結んでいくとい
う描画支援機能と編集機能をもっている。また、後述の
解析機構で検出されたエラー箇所をMCD上にフィード
バックさせることにより、デバック性の向上を図ってい
る。さらに、最小単位で流用を可能とする機能をもつ。
ドキュメント生成手段7は上記MCDエディタ4,5,
6およびトランスレーター12からの情報をもとにドキ
ュメント生成を行い、最小機能毎の描画内容にコントロ
ーラのリソース情報を表記したMCDレイアウト、各最
小機能の機能間、および機能とプロセス入出力とのリン
ケージ情報を一括表形式で表記したMCDコンコーダン
スおよび作業を進める過程で副次的に生成される機能構
成・モジュール構成などを表記したその外のドキュメン
トを生成する。各解析手段8,9,10は各エディタ
4,5,6からの描画レイアウト情報をそれぞれ解析
し、ソフトウェアとして変換可能かを検査するとともに
異なるコントローラ間で互換性のある中間コードに展開
する。実行形式設定エディタ11はソフトウェアの各最
小機能の組み合わせによるモジュール化情報を生成し、
ソフトウェアの実行順序を定義しトランスレーター12
に対するガイダンスを行う。トランスレーター12は上
記実行形式の情報に基づき、中間コードをコントローラ
の言語に変換する。またコントローラ特有の文法、メモ
リマッピング、ラベリング、容量などの制約条件、オプ
チマイザおよびクロスコンパイラを組み込むことでコン
トローラ用のソフトウェアの自動生成を可能としてい
る。オンラインモニタ手段13はコントローラからのリ
ソースの内容やハードウェアの状態をリアルタイムで読
み込み次の方法でモニタする。MCD上に各リソース
の状態を表示する。抽出されたリソースの一覧表に状
態を表示する。抽出されたリソースの状態遷移をグラ
フで表示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のソフトウェア設
計・試験支援装置は以上のように構成されているので、
ソフトウェア全体または大きな範囲を視覚的に直感的に
概観しながら機能間の信号のつながりを図的に見ながら
設計したり、設計されたものを読解するのが困難であっ
た。また大小さまざまな大きさのソフトウェア部品を扱
う概念、部分的に記述されていないソフトウェアを部品
にするという概念および図的かつデータ的に階層化され
たソフトウェアを部品にしたり流用したりするという概
念がなく、似ているけれども同じではない仕様のソフト
ウェアを設計する場合には、一から作るかまたは過去に
作ったソフトウェアの中から単一機能というエディタ上
の最小単位に変更箇所をさがして今回仕様にあったソフ
トウェアに変更するという手間のかかる方法でしか作れ
なかった。さらに試験するためにモニタリングする際に
も記述したソフトウェア上で各リソースの状態表示する
場合ソフトウェアの詳細ロジックの一部分(最小単位)
のみを信号の関連をたどって表示させることしかできな
かったので、関連するソフトウェア全体の動きを一度に
モニタリングするのが困難であった。そして、過去に作
ったソフトウェアやある程度標準化されている機能など
を流用しようとする場合には、保存してある記憶媒体を
持ち運ぶかまたは、保存されているであろうコンピュー
タを探してネットワーク経由でコピーまたはマウントし
て機能一覧表を見てそのタイトルから必要な部分を使う
といった手間のかかる作業が必要であった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、ソフトウェア全体または大き
な範囲を視覚的に直感的に概観しながら設計したり、設
計されたものの大きな範囲を視覚的読解することができ
るとともに、大小さまざまなソフトウェア部品を階層構
造で扱う概念、部分的に記述されていないソフトウェア
を部品にするという概念および図的かつデータ的に階層
化されたソフトウェアを部品にしたり流用したりすると
いう概念を導入し、機能的に大きな部品を使ったり似て
いるけれども同じではない仕様のソフトウェアを設計す
る場合の流用設計を容易にし、また、試験するためにモ
ニタリングする際にも、関連するソフトウェア全体の動
きを一度にモニタリングすることができ、また、ネット
ワーク上にあるソフトウェア部品庫から、過去に設計さ
れた既設ソフトウェアおよび標準化されたソフトウェア
部品を制御対象名、納入客先名、適用された時期などの
多様な検索項目から検索して部品についての説明や関連
情報を閲覧し、取り込んでソフトウェアを設計するなど
して、設計および試験作業を簡略化し時間の短縮が図れ
るソフトウェア設計・試験支援装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るソフト
ウェア設計・試験支援装置は、制御対象を制御するため
の複数のソフトウェアを上位から下位階層に分けて図的
階層的に表現し、ソフトウェアの設計及び試験作業を支
援することを特徴とするものである。
【0009】第2の発明に係るソフトウェア設計・試験
支援装置は制御対象を制御するための複数のソフトウェ
アを上位から下位階層に分けて図的階層的に表現するた
め、まず、上位階層のソフトウェアに対する上位階層の
ブロック図を記述し、次に、その上位階層のブロック図
中のブロックの機能に対応する下位のソフトウェアに対
する下位階層のブロック図を記述し、更に、上記の上位
及び下位階層のブロック図中のブロック間の信号のリン
クを線で作画する処理を行うための階層構造ソフトウェ
ア設計エディタ14を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】第3の発明に係るソフトウェア設計・試験
支援装置は、階層的に設計されたソフトウェアを階層構
造のままソフトウェアを部品化し、更に、下位階層の詳
細記述が未完の状態のソフトウェアを階層構造のまま部
品化するための部品化エディタ16を備えたことを特徴
とするものである。
【0011】第4の発明に係るソフトウェア設計・試験
支援装置は、設計したときの階層構造のまま階層ブロッ
ク図上にモニタしたいコントローラの信号状態を表示す
るモニタ装置(階層構造オンラインモニタ17)を備え
たことを特徴とするものである。
【0012】第5の発明に係るソフトウェア設計・試験
支援装置は、ネットワーク上のサーバ(ソフトウェア部
品庫18)に保管されている過去に設計されたソフトウ
ェアおよび標準化されたソフトウェア部品を制御対象
名、納入客先名、適用時期などから検索し取り込むため
のユーザーインタフェースを有する部品検索・取込み手
段19を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図に基
づいて説明する。図1は本実施の形態1に係るソフトウ
ェア設計・試験支援装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、図9に示す構成要素に対応するもの
には同一の符号を付し、その説明を省略する。図1にお
いて、階層構造ソフトウェア設計エディタ14は、制御
対象を制御するための複数のソフトウェアを上位から下
位階層に分けて図的階層的に表現するため、上位階層の
ソフトウェアに対する上位階層のブロック図を記述する
とともに、その上位階層のブロック図中のブロックの機
能に対応する下位のソフトウェアに対する下位階層のブ
ロック図を記述するブロック図エディタ14aと、最下
層のコントローラの命令や命令群であるマクロを図形化
する最下層ソフトウェア描画エディタ14cと、上位お
よび下位階層のブロック図中のブロック間の信号のリン
クを線で作画する処理を行うデータリンク手段14bと
を備えている。15は図9に示したアルゴリズムMCD
解析手段8と、データフローMCD解析手段9とシーケ
ンスMCD解析手段10に相当する解析手段である。
【0014】次に本実施の形態1の動作について図1を
参照して説明する。本ソフトウェア設計・試験支援装置
においては、ブロック図エディタ14aを用いて、ま
ず、制御対象を大きく分けた設備グループを制御するた
めのソフトウェアをどのように構成・実現するかを概要
ブロック図(上位ブロック図)で記述し、次に概要ブロ
ック図中の各ブロックの機能を下位階層のソフトウェア
として下位ブロック図で記述し、さらに下位の階層があ
れば同様にブロック図を記述する。最下位の層ではコン
トローラの命令や命令群であるマクロを図形化したシン
ボルを線で結んでいくという最下層S/W描画エディタ
14cの描画支援機能と編集機能を使って最小単位のソ
フトウェアを記述する。機能間(ブロック間)の信号の
リンクはデータリンク手段14bによりブロックからブ
ロックへ線を作画することによってリンク情報生成を実
現する。階層構造ソフトウェア設計エディタ14で設計
した階層ブロック図の例を図2に示す。図2において、
21は上位階層のソフトウェアに対する上位階層のブロ
ック図であり、22はブロック図21中の例えば計測制
御ブロック21aのソフトウェアに対する下位階層のブ
ロック図である。23はブロック図22中の計測制御入
力処理のソフトウェアに対する下位階層のブロック図で
あり、24はブロック図22中のFBK演算処理ブロッ
ク22bのソフトウェアに対する下位階層のブロック図
である。また、25はブロック図22中の濃度悪化処理
ブロック22cのソフトウェアに対する下位階層のブロ
ック図である。
【0015】このように本実施の形態1によれば、ソフ
トウェア全体または大きな範囲を視覚的に直感的に概観
しながら機能間の信号のつながりを図的に見ながらソフ
トウェアを設計や試験したり、設計されたものを読解す
るのが容易になる。
【0016】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2に係るソフトウェア設計・試験支援装置の構成を
示すブロック図である。図3において、図1に示す構成
要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明を
省略する。図3において、16は階層構造ソフトウェア
設計エディタ14で階層的に設計されたソフトウェアを
階層構造のままソフトウェア部品化し、更に下位階層の
詳細記述が未完の状態のソフトウェアを階層構造のまま
部品化するための部品化エディタ、18は部品化エディ
タ16で部品化されたソフトウェアを保管するソフトウ
ェア部品庫(サーバ)である。
【0017】本実施の形態2のソフトウェア設計・試験
支援装置においては、大小さまざまなソフトウェア部品
を階層構造で扱う概念、部分的に記述されていないソフ
トウェアを部品にするという概念および図的かつデータ
的に階層化されたソフトウェアを部品にしたり流用した
りするという概念を導入し、図4に示すように階層化ソ
フトウェアそのものを部品化する。図4において、41
はソフトウェアの最上位階層である例えば設備グループ
図であり、下位層のソフトウェア(S/W)が未記述の
フレームだけのブロック42.43,44と、下位層の
ソフトウェアが未記述のフレームと記述済みのフレーム
とが混在したブロック45.46,47と、下位層のソ
フトウェアの全てが記述済みのフレームのブロック4
8.49,50とを含んでいる。また、51はソフトウ
ェアの第2階層である例えば機能グループ図であり、下
位層のソフトウェアが未記述のフレームだけのブロック
53.54,55と、下位層のソフトウェアが未記述の
フレームと記述済みのフレームとが混在したブロック5
6.57,58と、下位層のソフトウェアの全てが記述
済みのフレームのブロック59.60,61とを含んで
いる。また、62はソフトウェアの第3階層である例え
ば個別機能図であり、下位層のソフトウェアが未記述の
フレームだけのブロック63.64,65と、下位層の
ソフトウェアが未記述のフレームと記述済みのフレーム
とが混在したブロック66.67と、下位層のソフトウ
ェアの全てが記述済みのフレームのブロック68.69
とを含んでいる。71はシンボル70等のシンボル定義
を示す。
【0018】本実施の形態2によれば、階層的に設計さ
れたソフトウェアを階層構造のまま検索に必要な名称な
どの属性情報を設定してソフトウェア部品化し、さらに
上位階層のブロック図まではできているが下位階層の詳
細記述が未完の状態でも、この状態のソフトウェアを階
層構造のまま部品化する処理を行う。したがって、大小
さまざまな大きさのソフトウェア部品を扱え、部分的に
記述されていないソフトウェアを部品にすることも可能
となる。そして図的かつデータ的に階層化されたソフト
ウェアを部品にしたり流用したりできるので、似ている
けれども同じではない仕様のソフトウェアを設計する場
合には、一から作らなくても過去に作ったソフトウェア
の部品を取り出してきて今回仕様に合ったソフトウェア
に変更する作業が簡略化される。
【0019】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3に係るソフトウェア設計・試験支援装置の構成を
示すブロック図である。図5において、図1に示す構成
要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明を
省略する。図5において、17は設計したときの階層構
造のまま階層ブロック図上にモニタしたいコントローラ
の信号状態を表示する階層構造オンラインモニタ(モニ
タ装置)であり、ブロック図モニタ手段17aと、最下
層ソフトウェア及びソースモニタ手段17bとを備えて
いる。
【0020】本実施の形態3のソフトウェア設計・試験
支援装置においては、制御機能を実現している広い範囲
のソフトウェアの全体の動作を見るためにブロック図モ
ニタ手段17aにより設計したときの階層構造のまま階
層ブロック図の上にモニタしたいコントローラの任意の
信号をアサインし信号状態をオンラインモニタ表示す
る。また従来のソフトウェア詳細ロジックおよびソース
指定によるモニタは最下層ソフトウェア・ソースモニタ
手段17bによりモニタリングする。
【0021】本実施の形態3によれば、制御機能を実現
している広い範囲のソフトウェアの全体の動作を見るた
めに設計したときの階層構造のまま階層ブロック図の上
にコントローラの任意の信号をオンラインモニタ表示す
る処理を行う。したがって、ソフトウェアを試験するた
めにモニタリングする際にも記述した階層化ソフトウェ
ア上で各リソースの状態表示することができるので、関
連するソフトウェア全体の動きを把握しやすくなり、ま
た、問題のある詳細個所と全体とのつながりが把握しや
すくなる。
【0022】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4に係るソフトウェア設計・試験支援装置の構成を
示すブロック図である。図6において、図1に示す構成
要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明を
省略する。図6において、19はネットワーク20上の
ソフトウェア部品庫(サーバ)18に保管されている過
去に設計されたソフトウェアおよび標準化されたソフト
ウェア部品を制御対象名、納入客先名、適用時期などの
情報により検索し取り込むためのユーザーインタフェー
スを有する部品検索・取込み手段である。
【0023】本実施の形態4のソフトウェア設計・試験
支援装置は、ネットワーク20上のソフトウェア部品庫
18に保管されている過去に設計されたソフトウェアお
よび標準化されたソフトウェア部品を、制御対象名、納
入客先名、適用時期などから図7に示すようなユーザー
インタフェース81を持つ部品検索・取込み手段19に
より検索して、必要であれば部品についての説明や関連
情報を図8に示すようなユーザーインタフェース82に
より閲覧し取り込んでソフトウェアを設計する。図7の
ユーザーインタフェース81では検索項目が設備名、客
先名、適用年月条件としているが、この他に部品レベル
(大きさ)、機能名、バージョン情報、変更履歴情報、
変更可否制限などデータベースに登録してあるものであ
ればなんでも検索の対象とできる。
【0024】本実施の形態4によれば、ネットワーク上
にあるソフトウェア部品庫から、過去に設計された既設
ソフトウェアおよび標準化されたソフトウェア部品を制
御対象名、納入客先名、適用された時期などの多様な検
索項目から検索して部品についての説明や関連情報を閲
覧し、取り込んでソフトウェアを設計することができる
ので、設計および試験作業を簡略化し時間短縮が図れ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、制御
対象を制御するための複数のソフトウェアを上位から下
位の階層に分けて図的階層的に表現し、ソフトウェアの
設計及び試験作業を支援するので、設計及び試験作業を
簡略化し時間の短縮を図れるという効果が得られる。
【0026】第2の発明によれば、制御対象を制御する
ための複数のソフトウェアを上位から下位階層に分けて
図的階層的に表現するため、まず、上位階層のソフトウ
ェアに対する上位階層のブロック図を記述し、次に、そ
の上位階層のブロック図中のブロックの機能に対応する
下位のソフトウェアに対する下位階層のブロック図を記
述し、更に、上記の上位及び下位階層のブロック図中の
ブロック間の信号のリンクを線で作画する処理を行うた
めの階層構造ソフトウェア設計エディタを備えたので、
ソフトウェア全体または大きな範囲を視覚的に直感的に
概観しながら機能間の信号のつながりを図的に見ながら
ソフトウェアを設計や試験したり、設計されたものを読
解するのが容易になるという効果が得られる。
【0027】第3の発明によれば、階層的に設計された
ソフトウェアを階層構造のままソフトウェアを部品化
し、更に、下位階層の詳細記述が未完の状態のソフトウ
ェアを階層構造のまま部品化するための部品化エディタ
を備えたので、大小さまざまな大きさのソフトウェア部
品を扱え、部分的に記述されていないソフトウェアを部
品にすることも可能となり、また、図的かつデータ的に
階層化されたソフトウェアを部品にしたり流用したりで
きるので、似ているけれども同じではない仕様のソフト
ウェアを設計する場合には、一から作らなくても過去に
作ったソフトウェアの部品を取り出してきて今回仕様に
合ったソフトウェアに変更する作業が簡略化されるとい
う効果が得られる。
【0028】第4の発明によれば、設計したときの階層
構造のまま階層ブロック図上にモニタしたいコントロー
ラの信号状態を表示するモニタ装置を備えたので、ソフ
トウェアを試験するためにモニタリングする際にも記述
した階層化ソフトウェア上で各リソースの状態を表示で
き、関連するソフトウェア全体の動きを把握しやすくな
り、また、問題のある詳細個所と全体とのつながりが把
握しやすくなるという効果が得られる。
【0029】第5の発明によれば、ネットワーク上のサ
ーバに保管されている過去に設計されたソフトウェアお
よび標準化されたソフトウェア部品を制御対象名、納入
客先名、適用時期などの情報により検索し取り込むため
のユーザーインタフェースを有する部品検索・取込み手
段を備えたので、過去に設計されたソフトウェアおよび
標準化されたソフトウェア部品を制御対象名、納入客先
名、適用時期などの情報により、検索し取り込んでソフ
トウェアを設計でき、これにより設計および試験作業を
簡略化し時間短縮を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るソフトウェア
設計・試験支援装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施の形態1における階層ブロックソフ
トウェアの例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るソフトウェア
設計・試験支援装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 上記実施の形態2における階層ブロックソフ
トウェアの部品のパターンを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るソフトウェア
設計・試験支援装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係るソフトウェア
設計・試験支援装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 上記実施の形態4におけるユーザインタフェ
ースの例を示す図である。
【図8】 上記実施の形態4において登録された部品の
情報閲覧の例を示す図である。
【図9】 従来のソフトウェア設計・試験支援装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 データベースエディタ、7 ドキュメントツール、
11 実行形式設定エディタ、12 トランスレータ
ー、13 オンラインモニタ手段、14 階層構造ソフ
トウェア設計エディタ、14a ブロック図エディタ、
14b データリンク手段、14c 最下層ソフトウェ
ア描画エディタ、15 解析手段、16 部品化エディ
タ、17 階層構造オンラインモニタ(表示装置)、1
7a ブロック図モニタ手段、17b 最下層ソフトウ
ェアおよびソースモニタ手段、18 ソフトウェア部品
庫(サーバ)、19 部品検索・取込み手段、21 上
位階層のブロック図、21a 計測制御ブロック、22
計測制御の下位階層のブロック図、22a 計測制御
ブロック、22b FBK演算処理ブロック、22c
濃度悪化処理ブロック、23 計測制御入力処理の下位
階層のブロック図、24 FBK演算処理の下位階層の
ブロック図、25 濃度悪化処理の下位階層のブロック
図、41 設備グループ図、51 機能グループ図、6
2 個別機能図、42〜50,53〜61,63〜69
ブロック、71 シンボル定義、81,82 ユーザ
インターフェース。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象を制御するための複数のソフト
    ウェアを上位から下位の階層に分けて図的階層的に表現
    し、ソフトウェアの設計及び試験作業を支援することを
    特徴とするソフトウェア設計・試験支援装置。
  2. 【請求項2】 制御対象を制御するための複数のソフト
    ウェアを上位から下位の階層に分けて図的階層的に表現
    するため、まず、上位階層のソフトウェアに対する上位
    階層のブロック図を記述し、次に、その上位階層のブロ
    ック図中のブロックの機能に対応する下位のソフトウェ
    アに対する下位階層のブロック図を記述し、更に、上記
    の上位及び下位階層のブロック図中のブロック間の信号
    のリンクを線で作画する処理を行うための階層構造ソフ
    トウェア設計エディタを備えたことを特徴とする請求項
    第1項記載のソフトウェア設計・試験支援装置。
  3. 【請求項3】 階層的に設計されたソフトウェアを階層
    構造のままソフトウェアを部品化し、更に、下位階層の
    詳細記述が未完の状態のソフトウェアを階層構造のまま
    部品化するための部品化エディタを備えたことを特徴と
    する請求項第2項記載のソフトウェア設計・試験支援装
    置。
  4. 【請求項4】 設計したときの階層構造のまま階層ブロ
    ック図上にモニタしたいコントローラの信号状態を表示
    するモニタ装置を備えたことを特徴とする請求項第2項
    記載のソフトウェア設計・試験支援装置。
  5. 【請求項5】 ネットワーク上のサーバに保管されてい
    る過去に設計されたソフトウェアおよび標準化されたソ
    フトウェア部品を制御対象名、納入客先名、適用時期な
    どの情報により検索し取り込むためのユーザーインタフ
    ェースを有する部品検索・取込み手段を備えたことを特
    徴とする請求項第2項記載のソフトウェア設計・試験支
    援装置。
JP32880296A 1996-12-09 1996-12-09 ソフトウェア設計・試験支援装置 Pending JPH10171641A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003263205A (ja) * 2002-03-12 2003-09-19 Fuji Electric Co Ltd 制御システムの設計支援装置及び設計支援用プログラム
JP2009015557A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp プログラム開発支援装置

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