JPH1017028A - 爪楊枝包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、先端部に殺菌消毒剤を含浸させた
衛生的な爪楊枝を使用することができるので、口の中や
歯を消毒して虫歯の予防に役立ち、しかもコスト的にも
安価な爪楊枝包装体を提供しようとするものである。 【解決手段】 本発明は、同一方向に整列させた多数の
爪楊枝３を、容器本体１ａと蓋体１ｂとよりなる容器１
内に収納し、爪楊枝３の先端部が当接する位置に殺菌消
毒剤含浸シート２を設けたことを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、爪楊枝の先端部を
殺菌消毒し、衛生的に爪楊枝を使用することができる爪
楊枝包装体に関する。

【０００２】

【従来の技術】通常の爪楊枝は、容器内に収納された状
態で販売されており、容器内の爪楊枝を一本づつ取り出
して使用している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、通常の爪楊枝
では、容器を開放後は、容器内に埃等が混入して爪楊枝
の先端部が不衛生であるという問題点があった。こうし
た場合、消毒した爪楊枝を包装することも可能である
が、コストが高くならざるおえなっかた。また、例え消
毒した爪楊枝を容器内に収納して包装しても、開封後
は、容器内に埃等が混入して不衛生になるという問題は
完全に解消することができなかった。

【０００４】そこで、本発明は、先端部に殺菌消毒剤を
含浸させた衛生的な爪楊枝を使用することができるの
で、口の中や歯を消毒して虫歯の予防に役立ち、しかも
コスト的にも安価な爪楊枝包装体を提供しようとするも
のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、同一方向に整列させ
た多数の爪楊枝を、容器本体と蓋体とよりなる容器内に
収納し、爪楊枝の先端部が当接する位置に殺菌消毒剤含
浸シートを設けたことを特徴とする爪楊枝包装体を開発
し、本発明を提供するものである。

【０００６】更に、多数の爪楊枝を先端を下向に立起さ
せた状態で収納しうる容器本体と蓋体とよりなる容器
と；容器本体内底面に位置する大きさの基板に殺菌消毒
剤を含浸させた殺菌消毒剤含浸シートと；前記容器内に
収納しうる多数の爪楊枝とよりなる爪楊枝包装体を用い
る方が好ましい。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の爪楊枝包装体を具体化した実施の形態について
説明する。

【０００８】本発明の詳細を更に図示した実施例により
説明する。図１乃至図３は、本発明に係る第１実施例の
爪楊枝包装体を示した図である。爪楊枝包装体Ａは、容
器本体１ａと蓋体１ｂとよりなる容器１、殺菌消毒剤含
浸シート２、内部に収納する多数の爪楊枝３とで構成さ
れている。

【０００９】容器本体１ａは、先端を下方に向けて立起
させた多数の爪楊枝３を収納しうる大きさを有する上方
を開放した有底の円筒である。

【００１０】蓋体１ｂは、前記容器本体１ａの開口部に
外嵌しうる有底の円筒部材である。

【００１１】殺菌消毒剤含浸シート２は、吸いとり紙を
切断した円板状の基板４に、殺菌消毒剤を含浸させたも
のである。具体的に、殺菌消毒剤としては、両性界面活
性剤が好ましく、アルコール、エタノール、長鎖アルキ
ル・ジ（アミノエチル）グリシン等を希釈したものを用
いることができる。

【００１２】そして、爪楊枝包装体Ａは、図２に示すよ
うに、容器本体１ａ内に殺菌消毒剤含浸シート２を収納
し、先端部を下方に向けた状態で多数の爪楊枝３を収納
した後、容器本体１ａ上部に蓋体１ｂを嵌合してシュリ
ンク包装したものである。このように包装すると、殺菌
消毒剤含浸シート２に当接した爪楊枝３の先端から殺菌
消毒剤が浸透し、爪楊枝３の先端部が殺菌、消毒された
状態に保持されるのである。

【００１３】また、図４及び図５に示したものは、第２
実施例の爪楊枝包装体Ａ′である。爪楊枝包装体Ａ′
は、第１実施例の爪楊枝包装体Ａと同様の容器本体１ａ
及び蓋体１ｂを用いているが、図４及び図５に示すよう
に、爪楊枝３の先端部を上方に向けた状態で収納し、し
かも爪楊枝３の先端と蓋体１ｂの内面の間に殺菌消毒剤
含浸シート２を位置させて包装したものである。

【００１４】尚、上述した例では、容器１内に爪楊枝３
を収納することにより、同時に爪楊枝３の先端を殺菌消
毒剤含浸シート２に当接させて爪楊枝３の先端部に殺菌
消毒剤を浸透させているが、特に容器１を用いなくて
も、爪楊枝３の先端部に殺菌消毒剤含浸シートを当接さ
せた状態で包装したものであてもよく、包装シートを開
放し、一本づつ爪楊枝３を取り出し、使用するようにし
たものであってもよい。

【００１５】このように本実施例の爪楊枝包装体Ａによ
れば、容器本体１ａの底面内に殺菌消毒剤含浸シート２
を位置させた状態で、容器本体１ａ内に爪楊枝３を収納
し、蓋体１ｂを閉じるだけで、爪楊枝３の先端が殺菌消
毒剤含浸シート２に当接した状態に保持される。従っ
て、爪楊枝３の先端から殺菌消毒剤が浸透して爪楊枝３
の先端部が殺菌、消毒されるのである。従って、爪楊枝
３先端部を殺菌消毒剤で消毒した状態で使用することが
できるので、大変に衛生的である。しかも、本実施例の
爪楊枝包装体Ａによれば、容器本体１ａ内の底面に殺菌
消毒剤含浸シート２を設けているため、容器１を開放し
た後であっても、爪楊枝包装体Ａを机等に載置すると、
容器１内の爪楊枝３先端が殺菌消毒剤含浸シート２に当
接した状態で保持されるので、爪楊枝３の先端部が殺
菌、消毒された状態に保持されるのである。このように
先端部に殺菌消毒剤を含浸させた爪楊枝３を使用するこ
とができるので、口の中や歯を消毒して虫歯の予防に役
立つのである。

【００１６】

【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する作用及び効果を奏する。請求項１の爪楊枝包装体
によれば、多数の爪楊枝を同一方向に整列させた状態で
収納し、蓋体を閉じるだけで、爪楊枝の先端が殺菌消毒
剤含浸シートに当接した状態に保持される。従って、爪
楊枝の先端から殺菌消毒剤が浸透して爪楊枝の先端部が
殺菌、消毒されるのである。このように爪楊枝先端部を
殺菌消毒剤で消毒した状態で使用することができるの
で、口の中や歯を消毒して虫歯の予防に役立つのであ
る。

【００１７】請求項２の爪楊枝包装体によれば、容器本
体の底面内に殺菌消毒剤含浸シートを位置させた状態
で、容器本体内に先端を下方に向けて爪楊枝を収納し、
蓋体を閉じるたけで、爪楊枝の先端が殺菌消毒剤含浸シ
ートに当接した状態に保持される。従って、爪楊枝の先
端から殺菌消毒剤が浸透して爪楊枝の先端部が殺菌、消
毒されるのである。このように爪楊枝先端部を殺菌消毒
剤で消毒した状態で使用することができるので、大変に
衛生的である。しかも、容器本体内の底面に殺菌消毒剤
含浸シートを設けているため、容器を開放した後であっ
ても、爪楊枝包装体を机等に載置すると、容器内の爪楊
枝先端が殺菌消毒剤含浸シートに当接した状態で保持さ
れるので、爪楊枝の先端部が殺菌、消毒された状態に保
持されるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係る第１実施例の爪楊枝包装体の斜
視図

【図２】 第１実施例の爪楊枝包装体の分解斜視図

【図３】 第１実施例の爪楊枝包装体の縦断面図

【図４】 第２実施例の爪楊枝包装体の分解斜視図

【図５】 第２実施例の爪楊枝包装体の縦断面図

【符号の説明】

Ａ 爪楊枝包装体 １ 容器 ２ 殺菌
消毒剤含浸シート ３ 爪楊枝 ４ 基板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 同一方向に整列させた多数の爪楊枝を、
   容器本体と蓋体とよりなる容器内に収納し、爪楊枝の先
   端部が当接する位置に殺菌消毒剤含浸シートを設けたこ
   とを特徴とする爪楊枝包装体。
2. 【請求項２】 多数の爪楊枝を先端を下向に立起させた
   状態で収納しうる容器本体と蓋体とよりなる容器と、 容器本体内底面に位置する大きさの基板に殺菌消毒剤を
   含浸させた殺菌消毒剤含浸シートと、 前記容器内に収納しうる多数の爪楊枝と、 よりなる爪楊枝包装体。