JPH10169190A - コンクリート用軽量型枠 - Google Patents
コンクリート用軽量型枠Info
- Publication number
- JPH10169190A JPH10169190A JP32734896A JP32734896A JPH10169190A JP H10169190 A JPH10169190 A JP H10169190A JP 32734896 A JP32734896 A JP 32734896A JP 32734896 A JP32734896 A JP 32734896A JP H10169190 A JPH10169190 A JP H10169190A
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- Japan
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- concrete
- light
- lightweight
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐水性の向上、強度の向上を図ることができ
るコンクリート用軽量型枠を提供する。 【解決手段】 発泡モルタルからなる板状の心材1と、
心材1の表面2及び裏面3の双方に張設される補強材1
0、10とを備え、補強材10、10が、心材1に埋設
される金網11、11とプラスチックフィルム12、1
2とを有することを特徴とする。
るコンクリート用軽量型枠を提供する。 【解決手段】 発泡モルタルからなる板状の心材1と、
心材1の表面2及び裏面3の双方に張設される補強材1
0、10とを備え、補強材10、10が、心材1に埋設
される金網11、11とプラスチックフィルム12、1
2とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量化を図り、組
み立て、設置を容易としたコンクリート用軽量型枠に係
わり、特に、耐水性を向上することができるコンクリー
ト用軽量型枠に関する。
み立て、設置を容易としたコンクリート用軽量型枠に係
わり、特に、耐水性を向上することができるコンクリー
ト用軽量型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート用軽量型枠として
は、硬質発泡ウレタン板の表面及び裏面に紙を貼りつけ
たものがある。
は、硬質発泡ウレタン板の表面及び裏面に紙を貼りつけ
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
コンクリート用軽量型枠では、コンクリート打設時に紙
が濡れると強度が著しく低下するという不都合を有して
いる。
コンクリート用軽量型枠では、コンクリート打設時に紙
が濡れると強度が著しく低下するという不都合を有して
いる。
【0004】また、実際には、大量のコンクリートを打
設する場合などに、その曲げ強度が不足するため、多く
の補助胴縁を設けて補強しており、そのため、作業が煩
雑となっているという問題がある。
設する場合などに、その曲げ強度が不足するため、多く
の補助胴縁を設けて補強しており、そのため、作業が煩
雑となっているという問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、耐水性の向
上、強度の向上を図ることができるコンクリート用軽量
型枠を提供することを目的としている。
上、強度の向上を図ることができるコンクリート用軽量
型枠を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
軽量材料からなる板状の心材と、心材の表面及び裏面の
いずれか一方又は双方に張設される補強材とを備えてな
るコンクリート用軽量型枠であって、補強材が、プラス
チックフィルムを有することを特徴とする。
軽量材料からなる板状の心材と、心材の表面及び裏面の
いずれか一方又は双方に張設される補強材とを備えてな
るコンクリート用軽量型枠であって、補強材が、プラス
チックフィルムを有することを特徴とする。
【0007】即ち、プラスチックフィルムは、引張り強
度が高く軽量であるので、プラスチックフィルムで心材
の表面及び裏面のいずれか一方又は双方を補強すること
で、コンクリート用軽量型枠を軽量且つ高強度に形成す
ることができる。
度が高く軽量であるので、プラスチックフィルムで心材
の表面及び裏面のいずれか一方又は双方を補強すること
で、コンクリート用軽量型枠を軽量且つ高強度に形成す
ることができる。
【0008】本発明の第二の発明は、第一の発明のコン
クリート用軽量型枠において、心材が発泡モルタルであ
ることを特徴とする。即ち、発泡モルタルは、例えば、
硬質発泡ウレタンに比して圧縮強度が高いので、心材の
圧縮強度が向上される。
クリート用軽量型枠において、心材が発泡モルタルであ
ることを特徴とする。即ち、発泡モルタルは、例えば、
硬質発泡ウレタンに比して圧縮強度が高いので、心材の
圧縮強度が向上される。
【0009】本発明の第三の発明は、第二の発明のコン
クリート用軽量型枠において、補強材が心材に埋設され
る金網を有することを特徴とする。即ち、金網により、
心材の表面及び裏面のいずれか一方又は双方が更に補強
される。
クリート用軽量型枠において、補強材が心材に埋設され
る金網を有することを特徴とする。即ち、金網により、
心材の表面及び裏面のいずれか一方又は双方が更に補強
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1に示すように、コンクリート用
軽量型枠100は、軽量材料である発泡モルタルからな
る板状の心材1と、心材1の表面2及び裏面3の双方に
張設される補強材10、10とを備えてなり、補強材1
0、10は、心材1に埋設される金網11、11とプラ
スチックフィルム12、12とを有してなっている。
に基づき説明する。図1に示すように、コンクリート用
軽量型枠100は、軽量材料である発泡モルタルからな
る板状の心材1と、心材1の表面2及び裏面3の双方に
張設される補強材10、10とを備えてなり、補強材1
0、10は、心材1に埋設される金網11、11とプラ
スチックフィルム12、12とを有してなっている。
【0011】本実施形態の心材1は、発泡モルタルの調
合を調節することにより、材令7日にて、圧縮強度30
9kgf/cm2、乾燥比重1.6を有し、圧縮強度を
重量で割った値が高いものである。即ち、この心材1
は、高強度且つ軽量のものである。
合を調節することにより、材令7日にて、圧縮強度30
9kgf/cm2、乾燥比重1.6を有し、圧縮強度を
重量で割った値が高いものである。即ち、この心材1
は、高強度且つ軽量のものである。
【0012】また、図2に示すように、心材1は、その
一方の側面に溝5を有し、他方の側面に溝5に整合する
突起6を有している。
一方の側面に溝5を有し、他方の側面に溝5に整合する
突起6を有している。
【0013】本実施形態のプラスチックフィルム12、
12は、軽量で引張り強度が高く更に引張り伸びの少な
いポリエステルフィルムであり、このポリエステルフィ
ルムとしては、東レ株式会社製の商品名ルミラーという
二軸延伸ポリエステルフィルムなどが好適である。尚、
この二軸延伸ポリエステルフィルムの引張り強度及び引
張り伸びを例示すると、厚さ25μmで、引張り強度2
4kgf/mm2、引張り伸び130%程度である。ま
た、図中では、プラスチックフィルム12、12を明確
に描写するためにその厚みを極端に厚くしているが、本
実施形態での実際の厚みは、μm単位である。
12は、軽量で引張り強度が高く更に引張り伸びの少な
いポリエステルフィルムであり、このポリエステルフィ
ルムとしては、東レ株式会社製の商品名ルミラーという
二軸延伸ポリエステルフィルムなどが好適である。尚、
この二軸延伸ポリエステルフィルムの引張り強度及び引
張り伸びを例示すると、厚さ25μmで、引張り強度2
4kgf/mm2、引張り伸び130%程度である。ま
た、図中では、プラスチックフィルム12、12を明確
に描写するためにその厚みを極端に厚くしているが、本
実施形態での実際の厚みは、μm単位である。
【0014】コンクリート用軽量型枠100は以上の様
な構成を有しているので、以下の様な好適な作用効果を
発揮することができる。
な構成を有しているので、以下の様な好適な作用効果を
発揮することができる。
【0015】まず、図1の心材1を、軽量で高い圧縮強
度を有する発泡モルタルにより構成した上、その心材1
の表面2及び裏面3を、引張り強度が高く軽量なプラス
チックフィルム12、12で補強したので、コンクリー
ト用軽量型枠100は、軽量な心材1で圧縮強度が向上
され、軽量なプラスチックフィルム12、12で引張り
強度が向上され、その心材1とプラスチックフィルム1
2、12の相乗効果により、曲げ強度が向上される。よ
って、コンクリート用軽量型枠100は、軽量且つ高強
度に形成することができる。
度を有する発泡モルタルにより構成した上、その心材1
の表面2及び裏面3を、引張り強度が高く軽量なプラス
チックフィルム12、12で補強したので、コンクリー
ト用軽量型枠100は、軽量な心材1で圧縮強度が向上
され、軽量なプラスチックフィルム12、12で引張り
強度が向上され、その心材1とプラスチックフィルム1
2、12の相乗効果により、曲げ強度が向上される。よ
って、コンクリート用軽量型枠100は、軽量且つ高強
度に形成することができる。
【0016】また、本実施形態では、曲げ荷重が加えら
れた際に、圧縮力又は引張り力が加わる心材1の表面2
及び裏面3に、圧縮力に対しても強い金網11、11を
埋設して補強したので、より高強度に形成されている。
れた際に、圧縮力又は引張り力が加わる心材1の表面2
及び裏面3に、圧縮力に対しても強い金網11、11を
埋設して補強したので、より高強度に形成されている。
【0017】また、プラスチックフィルム12、12
は、水に溶けないので、コンクリート打設時に濡れて
も、強度を維持することができる。よって、このコンク
リート用軽量型枠100では、耐水性を向上することが
できる。
は、水に溶けないので、コンクリート打設時に濡れて
も、強度を維持することができる。よって、このコンク
リート用軽量型枠100では、耐水性を向上することが
できる。
【0018】また、図2に示すようにコンクリート用軽
量型枠100の心材1は、その一方の側面に溝5を有
し、他方の側面に溝5に整合する突起6を有しているの
で、複数のコンクリート用軽量型枠100を、その溝5
と突起6で連結して、容易に組み立てることができる。
量型枠100の心材1は、その一方の側面に溝5を有
し、他方の側面に溝5に整合する突起6を有しているの
で、複数のコンクリート用軽量型枠100を、その溝5
と突起6で連結して、容易に組み立てることができる。
【0019】尚、上記実施形態において、図1の金網1
1、11を省略する構成としてもよい。
1、11を省略する構成としてもよい。
【0020】また、上記実施形態において、心材1の表
面2及び裏面3のいずれか一方に張設される補強材10
に代えて、紙を貼着する構成としてもよい。
面2及び裏面3のいずれか一方に張設される補強材10
に代えて、紙を貼着する構成としてもよい。
【0021】また、本発明は、発泡モルタルよりなる上
記実施形態の心材1に代えて、他の軽量材料よりなる心
材を用いる構成を含むことは勿論である。他の軽量材料
としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレンなどの発
泡材料がある。
記実施形態の心材1に代えて、他の軽量材料よりなる心
材を用いる構成を含むことは勿論である。他の軽量材料
としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレンなどの発
泡材料がある。
【0022】また、本発明は、ポリエステルフィルムよ
りなる上記実施形態のプラスチックフィルム12、12
に代えて、他のプラスチックフィルムを用いる構成を含
むことは勿論である。他のプラスチックフィルムとは、
例えば延伸ナイロンフィルムである。
りなる上記実施形態のプラスチックフィルム12、12
に代えて、他のプラスチックフィルムを用いる構成を含
むことは勿論である。他のプラスチックフィルムとは、
例えば延伸ナイロンフィルムである。
【0023】
【発明の効果】本発明の第一の発明のコンクリート用軽
量型枠によれば、プラスチックフィルムを用いること
で、軽量且つ高強度に形成することができる。また、プ
ラスチックフィルムは水に溶けないので、耐水性を向上
することができる。
量型枠によれば、プラスチックフィルムを用いること
で、軽量且つ高強度に形成することができる。また、プ
ラスチックフィルムは水に溶けないので、耐水性を向上
することができる。
【0024】本発明の第二の発明のコンクリート用軽量
型枠によれば、上記効果に加えて、心材に軽量且つ圧縮
強度の高い発泡モルタルを用いることで、圧縮強度を向
上することができるので、更に強度の向上を図ることが
できる。
型枠によれば、上記効果に加えて、心材に軽量且つ圧縮
強度の高い発泡モルタルを用いることで、圧縮強度を向
上することができるので、更に強度の向上を図ることが
できる。
【0025】本発明の第三の発明のコンクリート用軽量
型枠によれば、上記効果に加えて、金網により、心材の
表面及び裏面のいずれか一方又は双方が更に補強される
ので、一層強度が向上される。
型枠によれば、上記効果に加えて、金網により、心材の
表面及び裏面のいずれか一方又は双方が更に補強される
ので、一層強度が向上される。
【図1】 本発明のコンクリート用軽量型枠の一実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】 図1のコンクリート用軽量型枠の斜視図であ
る。
る。
1 心材 2 表面 3 裏面 10 補強材 11 金網 12 プラスチックフィルム 100 コンクリート用軽量型枠
Claims (3)
- 【請求項1】 軽量材料からなる板状の心材と、該心材
の表面及び裏面のいずれか一方又は双方に張設される補
強材とを備えてなるコンクリート用軽量型枠であって、 前記補強材が、プラスチックフィルムを有することを特
徴とするコンクリート用軽量型枠。 - 【請求項2】 前記心材が発泡モルタルであることを特
徴とする請求項1記載のコンクリート用軽量型枠。 - 【請求項3】 前記補強材が前記心材に埋設される金網
を有することを特徴とする請求項2記載のコンクリート
用軽量型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32734896A JPH10169190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コンクリート用軽量型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32734896A JPH10169190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コンクリート用軽量型枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169190A true JPH10169190A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18198143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32734896A Withdrawn JPH10169190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コンクリート用軽量型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169190A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5970584B1 (ja) * | 2015-04-06 | 2016-08-17 | カナフレックスコーポレーション株式会社 | パネル構造体 |
JP2017106228A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | カナフレックスコーポレーション株式会社 | パネル構造体 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32734896A patent/JPH10169190A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5970584B1 (ja) * | 2015-04-06 | 2016-08-17 | カナフレックスコーポレーション株式会社 | パネル構造体 |
JP2017106228A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | カナフレックスコーポレーション株式会社 | パネル構造体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |