JPH10166270A - 精密砥粒流動加工方法およびその装置 - Google Patents

精密砥粒流動加工方法およびその装置

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JPH10166270A
JPH10166270A JP32983496A JP32983496A JPH10166270A JP H10166270 A JPH10166270 A JP H10166270A JP 32983496 A JP32983496 A JP 32983496A JP 32983496 A JP32983496 A JP 32983496A JP H10166270 A JPH10166270 A JP H10166270A
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pipe
abrasive
workpiece
tip
flow
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JP32983496A
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Mitsuoki Hatamoto
本 光 興 畑
Hiroshi Kondo
藤 寛 近
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥粒を分散させ流動体媒体を用いて、超精密
の局所加工として微小面積の磨き加工、形状修正加工を
可能とする精密砥粒流動加工方法およびその装置を提供
する。 【解決手段】 砥粒を分散させた流動体媒体をパイプ3
の先端と加工物の被加工面の間隙Sから吐出し、流動体
媒体を加工物の被加工面に沿って局所的に流動させてそ
の表面を加工することにより、微細な加工及び局所的な
磨き加工や形状修正加工を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密砥粒流動加工
方法およびその装置に係り、特に、微細加工に適用する
ことのできる精密砥粒流動加工方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】工作物の表面を砥粒を使って削りとり、
所望の加工面性状に仕上げる研削・研磨加工の一種とし
て、砥粒流動加工法がある。この砥粒流動加工は、工具
を使用した従来の方法では加工しにくい部分のバリ取り
や、面とり、あるいは表面仕上げができる利点があるこ
とから、各種精密部品の仕上げ加工に利用されている。
【0003】この砥粒流動加工法は、砥粒を混入した半
固体の粘弾性体を媒体として使用し、この粘弾性体を工
作物の表面に沿って流動させて工作物を研削・研磨する
加工方法であり、従来、使用する媒体は、砥粒とシリコ
ンゴム等の粘弾性体を所定の割合で混合したものが用い
られている。
【0004】また、砥粒を分散した流体を媒体とする加
工方法として、EEM加工(Elastic Emission Machini
ng)法がある。このEEM加工法は、加速した砥粒懸濁
液を工作物と工具との間に流して、砥粒を工作物の表面
に衝突させることによって工作物の表面を超仕上げ加工
する方法である。流体の加速には、媒体中に浸漬した球
体あるいは円柱体を回転させて、そのつれ回りを利用し
て砥粒懸濁液を加速させる。
【0005】このEEM加工法では、その砥粒として
は、粒度が例えば、0.1μm以下の極く微細粒の砥粒
を使用可能な上に、この砥粒自体は水のような低粘度の
液体中に懸濁していることから、通常の研磨の場合とは
異なって砥粒の工作物表面への衝突もやわらかく、従っ
て、表面性状の欠陥のないオングストロームオーダの除
去が可能な超仕上げ加工法として注目されている加工技
術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
砥粒流動加工法は、媒体が半固体の粘弾性体であり、混
入する砥粒の粒度も比較的大きなものであり、その適用
範囲は、通常の機械加工において被加工領域の比較的大
きな工作物の加工し難い部分の加工にとどまっていたの
が現状であり、微小面積の加工や、微細な磨きを行なう
精密仕上げには用いることができなかった。
【0007】他方、EEM加工法は、砥粒も微細粒であ
り、超仕上げの可能な加工方法ではあるが、砥粒懸濁液
を加速する球体や円筒体をあまり小型化できないため、
被加工領域を微小にすると、その周辺への影響が大き
く、微小面積の磨きには適用が困難であった。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、砥粒を混入した流動体媒体を用
いて、超精密の局所加工として微小面積の磨き加工、形
状修正加工を可能とする精密砥粒流動加工方法およびそ
の装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、砥粒を分散させた流動体媒体を加工物
の表面に沿って流動させることにより前記加工物の表面
を加工する砥粒流動加工方法において、砥粒を分散させ
た流動体媒体を使用し、この流動体媒体を加工物の被加
工面に対向配置されたパイプの先端と前記被加工面との
間の間隙から吐出し、前記流動体媒体を前記間隙の近傍
で加工物の被加工面に沿って局所的に流動させることに
よりその表面を加工することを特徴とするものである。
【0010】この発明の精密砥粒流動加工方法によれ
ば、加工媒体に流動体媒体を用い、これをパイプを通し
て加工物の被加工面の特定箇所に導いて該被加工面に沿
って局所的に流動させることにより、加工物に対して局
所的にねらった加工ができるので、微小粒径の砥粒によ
る微細な加工及び局所的な磨き加工や形状修正加工が可
能となる。
【0011】この精密砥粒流動加工方法では、例えば、
パイプの先端を軸に対して斜断した端面を有するパイプ
を用い、前記パイプから吐出した流動体媒体を加工物の
被加工面上で一定方向に指向させて流動させるようにす
ることができる。これによれば、加工物の被加工面を流
動する加工媒体の流動位置及び流速を特定及び安定させ
ることができ、より精密な加工を行なうことができる。
【0012】前記パイプの内径は、5mm以下であり、流
動体媒体としては、平均砥粒径5μm以下、精密に加工
を行なうためには0.1μm以下、の砥粒を分散させた
ものを用いることができ、また、流動体媒体は、砥粒を
水に分散させてなるものとすることができる。
【0013】このような精密砥粒流動加工方法を実施す
る装置は、砥粒を分散させた流動体媒体を加工物の表面
に沿って流動させることにより前記加工物の表面を加工
する砥粒流動加工装置であって、砥粒を分散させた流動
体媒体を圧送するポンプと、パイプの先端が加工物の被
加工面に接近して対向され、前記ポンプから圧送される
流動体媒体を、前記先端と加工物の被加工面との間隙か
ら吐出するパイプと、前記パイプの先端を加工物の被加
工面に対して一定の姿勢で保持する保持手段と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0014】前記パイプから吐出した流動体媒体を加工
物の被加工面上で一定方向に指向して流動させ、これに
より、加工物の被加工面を流動する加工媒体の流動位置
及び流速を安定させるために、前記パイプの先端部を軸
方向に対して斜断し、その端面を加工物の被加工面との
間隙が一定となる形状にすることが好ましい。
【0015】また、この精密砥粒流動加工装置では、前
記保持手段は、揺動可能に前記パイプを支持し、吐出流
の反動を受け、当該パイプの先端と被加工面との間の間
隙を一定に保つ手段を有する。また前記保持手段は、揺
動可能に前記パイプを支持し、吐出流の反動を受け、当
該パイプの先端と被加工面との間の間隙を調整する手段
を有するようにしてもよい。このように、前記間隙を所
定の値に保つことによって、所望の加工を行うことがで
きる。
【0016】前記パイプとしては、少なくともその内面
をステンレス鋼、セラミックス、あるいはルビーを材料
にするのが好ましく、その内径は、5mm以下、精密な加
工を行なうためには、1mm以下とすることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による精密砥粒流動
加工方法およびその装置の一実施形態について添付の図
面を参照して説明する。図1は、本発明による精密砥粒
流動加工方法を実施する基本的な態様を示した図であ
る。1は加工媒体を溜めたタンク、2はポンプ、3はパ
イプである。
【0018】加工媒体には、低粘性の流動体媒体が用い
られる。タンク1には、平均砥粒径が5μm以下、より
精密な加工を行うためには0.1μm以下の砥粒を例え
ば、水に分散させた流動体媒体としての砥粒分散液が溜
められている。タンク1は、吸込管4を介してポンプ2
と接続され、このポンプ2から所定の圧力で吐出される
砥粒分散液は、配管5を通ってパイプ3に圧送される。
【0019】このパイプ3は、ワークWの被加工表面に
対して、その軸線が一定の角度を保つように図示されな
い保持手段によって保持される。また、その姿勢でパイ
プ3の先端と被加工表面との隙間は一定に保たれる。
【0020】この実施の形態では、パイプ3は、ワーク
Wの被加工面に垂直に立てられ、その先端から吐出され
る砥粒分散液により被加工面を磨くようになっている。
なお、使用済の砥粒分散液は、戻り管5aからタンク1
に環流し、繰り返して使用される。
【0021】パイプ3の少なくとも内面に用いる材料と
しては、砥粒より硬い材料が好ましいが、耐食性を重視
すればステンレス鋼、硬度を重視すればセラミックスや
ルビーが好適である。
【0022】また、パイプ3には、局所的な加工を加工
にするとともに加工媒体の単位流量当りの加工効率など
の点から内径が5mm以下とすることが好ましく、より精
密な加工をする場合には、内径1mm以下のものが好まし
い。このように、微小径のパイプ3を用いても、加工媒
体が低粘度の流動体媒体であるために、背圧が増大する
ことなく、パイプ3の内部を流すことができ、また、そ
の加工媒体の吐出口が微小径であるから、局所的にねら
って加工媒体を流動させることができるので、微細な加
工が可能となる。
【0023】次に、図2は、パイプ3の先端部の断面を
拡大して示す図である。図2において、パイプ3の内径
をd(mm)、パイプ3の先端とワークWの被加工面との
間隙をt(mm)、ポンプ2による砥粒分散液の圧送流量
をV(mm3 /sec )とする。
【0024】パイプ3の先端の端面がパイプ軸線に垂直
であれば、砥粒混合液の流速は、吐出流の方向が被加工
面に平行となったときが最高となり、砥粒混合液は、こ
の流速で被加工面を研削することになる。
【0025】ここで、砥粒分散液の最大流速をv1 (mm
/sec )とすると、流体力学の公式から、
【0026】
【数1】 他方、パイプ3の内壁に沿った流速をv2 (mm/sec )
とすれば、
【0027】
【数2】 砥粒分散液中の砥粒は、パイプ3をその内壁に当りなが
ら移動するので、あまり流速が速いと内壁もいっしょに
削られる虞がある。したがって、少なくともパイプ3内
壁の流速v2 の方が、最大流速v1 よりも遅いことが望
ましい。
【0028】
【数3】 (4)式から、パイプ3の先端とワークWの被加工面と
の間隙tは、d/4以下としたほうがパイプ3の耐久性
の観点から好ましい。
【0029】次に、本発明の他の実施形態について図3
を参照して説明する。図1の実施の形態のように、パイ
プ3をワークWの被加工面に垂直に向けて砥粒分散液を
吐出した場合、ワークWに当った砥粒分散液は、ワーク
Wの被加工面に沿って放射状に広がっていく。
【0030】そのときの砥粒分散液の流動状態を子細に
みると、例えば、パイプ3の先端の摩耗状態、ワークW
との平行度、表面粗さ等の条件によって一様に同じ流速
で広がるのではなく、各部で流速が異なる。
【0031】したがって、ワークWの表面を仕上げ、さ
らに高精度の表面研磨を遂行するためには、砥粒分散液
の流動に方向性をもたせ、パイプ3の先端からの流出位
置すなわち流動位置を安定させるとともに、流速を安定
させることが重要となる。
【0032】図3の実施形態では、先端を斜断したパイ
プ6,8を用いた例である。このパイプ6は、図3
(a)において、軸線に対して斜断した端面7を有して
いる。この場合、パイプ6は、その母線とワークWの被
加工面に立てた法線が所定の角度θをなし、かつ、その
斜断端面7が被加工面と平行に一定の間隔sを保つよう
に保持される。
【0033】このように斜断した端面7を被加工面と平
行にすると、パイプ6から吐出された砥粒分散液は、ワ
ークWの被加工面を流れる場合に方向性をもって流出す
る。すなわち、このパイプ6では、流れの運動量からパ
イプ尖鋭部7aの方向に多く流出し、逆方向への流出は
少なくなるので、砥粒分散液の流れに方向性を付加し、
その方向に流動する砥粒分散液の流速を安定させること
ができる。
【0034】図3(b)は、ワークWの凹曲面を仕上げ
る場合の例を示す。この場合、パイプ8の先端端面9を
ワークWの凹曲面に倣った凸曲面となし、吐出された砥
粒分散液は、ワークWの凹曲面に沿って平行に、かつ、
パイプ尖鋭部9aの方向に多く流動するようにしてい
る。図3(b)は、ワークW側が凹曲面の場合である
が、凸曲面の場合は、パイプ8の先端端面9は平面、好
ましくは凹曲面が良い。なお、図1の実施形態でも、ワ
ークWの被加工面が平面でない場合は、パイプ3の先端
端面を被加工面の形状に倣った形状にすれば、砥粒分散
液の流動方向がワークWの被加工面と平行になり、より
好ましい。
【0035】次に、先端を斜断したパイプ6を適用した
砥粒流動加工装置の実施の形態について、定隙間方式と
定圧方式とを図4、図5を参照して説明する。図4は、
定隙間方式を示すものであり、ポンプ2により圧送され
た砥粒分散液は機械のコラム20に設けたテーブル21
に支持部材22を介して設けたパイプ6の先端端面7よ
り、ワークWの被加工面に吐出される。
【0036】この時ワークWの被加工面と先端端面7と
の隙間sは例えば図示しない機械のNC装置等によりコ
ラム20およびテーブル21の送りを制御することによ
り、一定に保持されるようになっており、隙間sが一定
のままパイプの先端端面7はワークWの被加工面に沿っ
て移動できる。これは曲面であっても良く、該砥粒分散
液中に分散された砥粒によりワークの被加工面は流動加
工される。そして使用後の流動体媒体はタンク1に集め
られた後、ポンプ2により再び圧送される。
【0037】定隙間方式は圧力変動には対処できない
が、隙間を小さくできるので微細砥粒でも効果的な加工
ができる。
【0038】図5は、定圧方式であり、パイプ6は、そ
の先端端面7がワークWの被加工面と間隔sでほぼ平行
となるようにパイプホルダ10によって保持されてい
る。このパイプホルダ10は、支持部材11によりヒン
ジピン12を介して回動可能に支持されている。この場
合、支持部材11は、図示されない固定手段により固定
されている。
【0039】なお、間隙sは、タンク1からポンプ2に
よって圧送された砥粒分散液がパイプ6から吐出される
ときの吐出流の圧力変動があるとパイプ6の先端端面7
が開閉しようとする力と、パイプ6を押圧する圧縮ばね
13の弾性力とのバランスによりパイプ先端端面7が開
閉し、圧力一定で保持するようになっている。この圧縮
ばね13に替代してゴムを用いるようにしてもよい。ま
た、圧縮ばね13はその背面が調整ねじ14によってバ
ックアップ支持されるようになっており、これにより、
調整ねじ14のねじ込み量eを調整することによって、
必要に応じて被加工面とパイプ6の先端端面7の間隔s
の開度を調整することができる。
【0040】この図5による実施の形態では、送り機構
を用いて、ワークWをパイプ6の先端端面7に対して、
間隔sを保ったまま平面的に送るようにしてもよく、ま
た、ワークWの面性状によっては、三次元的に自在に移
動させるようにしてもよい。この移動は、ワークWと微
小径パイプ6との相対的な移動であって、ワークWを固
定し、微小径パイプ6の方を移動させるようにしてもよ
いことはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来の半固体の粘弾性体の加工媒体に替え
て、砥粒を分散させた流動体媒体を加工媒体として使用
し、この加工媒体をパイプの先端と加工物の被加工面と
の間隙から被加工面に沿って吐出し、前記流動体媒体を
加工物の被加工面に沿って流動させてその表面を加工す
るようにしたため、微小粒径の砥粒を用いて加工物に対
して局所的にねらって加工媒体を流動させることがで
き、微細な加工及び局所的な磨き加工や形状修正加工が
可能となる。
【0042】また、パイプの先端を軸に対して斜断した
端面を有するパイプを用い、前記パイプから吐出した流
動体媒体を加工物の被加工面上で一定方向に指向して流
動させるようにすることにより、加工物の被加工面を流
動する加工媒体の流動位置及び流速を安定させることが
でき、加工精度を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による精密砥粒流動加工方法の実施の形
態を示す説明図。
【図2】パイプの先端での加工媒体の流れを示す拡大断
面図。
【図3】精密砥粒流動加工方法の他の実施の形態を示す
説明図。
【図4】図3の加工方法を実施するために使用する装置
の構成説明図。
【図5】図3の加工方法を実施するために使用する他の
装置の構成説明図。
【符号の説明】
1 タンク 2 ポンプ 3 パイプ 6 パイプ 8 パイプ 10 パイプホルダ(保持手段) 11 支持部材 13 圧縮ばね(弾性体) 14 調整ねじ(調整手段) W 加工物 S パイプ先端と加工物の被加工面との間の間隙

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥粒を分散させた流動体媒体を加工物の表
    面に沿って流動させることにより前記加工物の表面を加
    工する砥粒流動加工方法において、 砥粒を分散させた流動体媒体を使用し、 この流動体媒体を加工物の被加工面に対向配置されたパ
    イプの先端と前記被加工面との間の間隙から吐出し、 前記流動体媒体を前記間隙の近傍で加工物の被加工面に
    沿って局所的に流動させることによりその表面を加工す
    ることを特徴とする精密砥粒流動加工方法。
  2. 【請求項2】前記パイプから吐出した流動体媒体を加工
    物の被加工面上で一定方向に指向して流動させるように
    したことを特徴とする請求項1に記載の精密砥粒流動加
    工方法。
  3. 【請求項3】前記パイプの内径は、5mm以下であり、流
    動体媒体は平均砥粒径5μm以下の砥粒を分散させてな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の精密砥粒
    流動加工方法。
  4. 【請求項4】前記流動体媒体は、砥粒を水に分散させて
    なることを特徴とする請求項1、2または3に記載の精
    密砥粒流動加工方法。
  5. 【請求項5】砥粒を分散させた流動体媒体を加工物の表
    面に沿って流動させることにより前記加工物の表面を加
    工する砥粒流動加工装置であって、 砥粒を分散させた流動体媒体を圧送するポンプと、 パイプの先端が加工物の被加工面に接近して対向され、
    前記ポンプから圧送される流動体媒体を、前記先端と加
    工物の被加工面との間隙から吐出するパイプと、 前記パイプの先端を加工物の被加工面に対して一定の姿
    勢で保持する保持手段と、を備えたことを特徴とする精
    密砥粒流動加工装置。
  6. 【請求項6】前記パイプの先端部を軸方向に対して斜断
    し、その端面を加工物の被加工面との間隙が一定となる
    形状にしたことを特徴とする請求項5に記載の精密砥粒
    流動加工装置。
  7. 【請求項7】前記保持手段は、揺動可能に前記パイプを
    支持し、吐出流の反動を受け、当該パイプの先端と被加
    工面との間の間隙を一定に保つ手段を有することを特徴
    とする請求項5または6に記載の精密砥粒流動加工装
    置。
  8. 【請求項8】前記保持手段は、揺動可能に前記パイプを
    支持し、吐出流の反動を受け、当該パイプの先端と被加
    工面との間の間隙を調整する手段を有することを特徴と
    する請求項5または6に記載の精密砥粒流動加工装置。
  9. 【請求項9】前記保持手段は、揺動可能に前記パイプを
    支持し、吐出流の圧力に応じて当該パイプの先端と被加
    工面との間の間隙を可変可能に、弾性体により該パイプ
    を押圧するようにしたことを特徴とする請求項5または
    6に記載の精密砥粒流動加工装置。
  10. 【請求項10】前記弾性体をゴム或いはバネとしたこと
    を特徴とする請求項9に記載の精密砥粒流動加工装置。
  11. 【請求項11】前記パイプは、少くともその内面がステ
    ンレス鋼、セラミックス、あるいはルビーのいずれかか
    らなる管であることを特徴とする請求項5乃至9のいず
    れかの項に記載の精密砥粒流動加工装置。
  12. 【請求項12】前記パイプは、その内径が5mm以下の管
    であることを特徴とする請求項11に記載の精密砥粒流
    動加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253081A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Nachi Fujikoshi Corp 噴射ノズル及び研削加工方法
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WO2022053709A1 (de) * 2020-09-14 2022-03-17 Scheel Bodo Vorrichtung zum polieren und schleifen

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